富北コミュニティ・スクールだより平成２６年６月６日第１８号発行：奈良市立富雄北小学校学校運営協議会 http://www.naracity.ed.jp/tomiokita-e/ ことばの贈り物を子ども達の心にとどけたい ―昔話手遊び絵本子ども達の読書活動をさらに充実させ、ＰＴＡ保護者の皆さんからの要望にも応えたいと、昨年詩― 度からコミスクと学校で準備を進めてきた「おはなし会」が５月２７日、１年生児童を対象に各クラスで開催されました。事前に６人の語り手さんからプログラムとお手紙が各クラスに届けられ、子ども達は聞かせてもらうお話や手あそびに思いをはせながら楽しみにしていました。コミスク委員６名と図書ボランティア４名も各教室で一緒にお話を聞きました。語り手さんをお出迎え「１年〇組です。お迎えに来ました。私たちがご案内します。今日はお話を楽しみにしています。」としっかりした声で迎えに来た１年生。本やろうそくなど荷物も引き受けて教室まで語り手さんを案内しました。教室はカーテンが引かれ、少し薄暗い雰囲気・・・何かの期待感で子ども達はお話の時間を待っていました。１組『屋根がチーズでできた話』では、女トロルに食べられないように知恵を絞る兄妹にガンバレーと心の中で応援。『おこだでませんように』では、どこでもいつでも怒られてばっかり、でも頑張っている〈１年生のぼく〉の心のつぶやきに自分を重ね合わせていました。最後はお待ちかねの『じゅげむ』。あの長い名前の大合唱！！ ♪寿限無寿限無、五劫のすりきれ、海砂利水魚の水行末～♪ ２組のはらみんなの〈へびいちのすけ〉の挨拶で始まり始まり。『赤ずきん』は１０分を超えるお話でしたが、オオカミにハラハラ。『ギーギードア』では皆、体中で声を出して楽しみました。語り手の皆さん－野の花ぶんこ主宰藤井幸子さんーイズミヤ南隣のマンションの自宅で文庫を開かれて３８年目。本が好きで、子どもが好きな１０人余りのお仲間とともにお話を届けておられる。毎週土曜日午後、自由に絵本を読むことができ、お話を語ったり、本の貸し出しを無料で開催。お子さんは本校卒業生。カラスの親子を披露する藤井さん３組詩『かたつむり』『しおちゃんとこしょうちゃん』など、絵本もお話も楽しそうに聞いていました。のはらうた『てんてんてんなんじゃらほい』は大反響、「もう一回！」の声が上がりました。４組大人の男性の声に、みんな引き込まれました。『ちゃっくりがきふ』『あいうえどうぶつおしごとなあに』の絵本に身を乗り出して、声を出し、イランの昔話『まめたろう』と一緒に冒険の旅も楽しみました。ぼくたちわたしたち１年生より〇ろうそくって、ふしぎなかんじがしてよかったよ。ろうそくのねがいごと、かなうといいなあ。〇てあそびがたのしかった。てあそびの「からすのおやこ」がたのしかったです。〇まめたろうは、ちいさいのに、しんぞうがおおきいのがおもしろかった。まめたろうがやっつけられなくてよかった。〇「ぎーぎーどあ」がおもしろかった。またよんでね。・お話の中へ誘い込まれるように聞き入りました。・子どもの興味を引き付け、楽しい時間でした。・また、絵本を読みたい気になりました。・声を出してお話に参加したり、想像力を掻き立てられた子どもたちの反応がとても楽しそうでした。これをきっかけに本やお話へ関心を持つ子どもが増えそうです。（図書ボランティア）＝お話の会に参加して＝ローソクの炎が揺らめく１年生の教室、今日は「お話の会」、私も子どもたちと一緒に教室に座る。子どもたちは実に素直に笑い、叫び、周りの子と情報をやりとりする。ところが講師のお話が始まると、今までとは打って変わって、恐るべき集中力が教室に充満する。講師のかたの巧みな話術、身振り、そして何よりも一生懸命さ、言ってみれば「本物」とでもよぶべきものの持つ力が子どもたちをそうさせるのであろう。上質のものは、年齢の多少を問わず、すべての人の心に届く力を有している。いいものを子供たちに提供する責任が大人にはあると再認識させられた一日であった。富北コミスク学校運営協議会理事委員 ◆ お話会で読まれた本は学校で購入し、図書室で読めるようになります。谷垣暁弘ろうそくに灯りをともし、始まったお話会、くまの指人形が子どもたちをお話の世界に連れて行ってくれました。身を乗り出し、目を輝かせて話を聴いていた子どもたち、絵本もありましたが、話し手さんのお話だけの時はどんなイメージがそれぞれの子どもたちの頭の中に広がっているのか、見てみたい気がしました。少し集中力が切れてきたなと思うと、すぐに手遊びや手品が登場し、またまた楽しませていただきました。最後はお願い事をしながらろうそくを消しました。野の花ぶんこの皆様本当にありがとうございました。またの機会を楽しみにしております。一年担任一同