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みんなが幸せな社会を
男性の家事や、子育てなどへの参画を
育児や介護、家事労働などの女性が日常的に行っている活動の多くは、賃金労働のように経済的には評価されて
いませんが、これらの活動は人間の生命や生活維持などに関わるもので、実は多くの経済的価値をもっています。
このような労働の事をアンペイド・ワーク(無償労働)といいこれらの大半は女性が担っており、女性だけでな
く男性も子どもも家族みんなで分担していくことが求められています。
夫婦の生活時間
共働き世帯
夫が有業で妻が無業の世帯
(時間:分)
10
:14
(時間:分)
7
:45 0
:25 5
:36
10
:15
■睡眠・食事等
夫
7
:44 0
:32 5
:28
夫
■仕事・通勤
10
:02
4
:54 4
:12 4
:53
妻
■家事・育児・介護等
■余暇活動
10
:18 0
:04 6
:59
6
:37
妻
(備考)総務省「社会生活基本調査」(平成13年)より作成。
男性の(家事・育児・介護等)時間は女性と比べ著しく短く、共働きでも家事はやはり妻が
行うという性別役割分担の実態がうかがえます。
●男性が家事、子育てや介護などに参画するために必要なこと
0
10
20
30
40
(%)
50
・夫婦の間で家事などの分担をするように十分に話し合うこと
・男女の役割分担についての社会通念、習慣、しきたりを改める
・労働時間を短縮したり、休暇制度を普及させること
・企業中心という社会全体の仕組みを改めること
・家事などを男女で分担するようなしつけや育て方をすること
・男性が、家事などに参画することによるライフスタイルの変化に対する抵抗感をなくすこと
・男性の男女共同参画に対する関心を高めること
・男性の企業中心の生き方、考え方を改めること
・仕事と家庭の両立などの問題について相談できる窓口を設けること
・自宅でも仕事ができるように在宅勤務等を普及させること
・妻が、夫に経済力や出世を求めないこと
・その他
・わからない
資料出所:「総理府男女共同参画社会に関する
世論調査平成12年」
幸せの感じ方は人それぞれ違いますが、人に押し付けられず、自分のやりたいことをするのが一番。も
し女性だから、男性だから、という理由で、やりたいことができなかったり、特定の役割が女性にかたよ
っているとしたら・・・・・。
女性も男性も自分の意思で社会に参画し、やさしく支えあい、喜びも責任も分かち合う、そんな社会づ
くりが、みんなの幸せにつながります。
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川 柳:夫婦とは 言わねばならぬこともあり 言ってはならぬこともあり