ダニエル 9 章 24 節-26 節 スタディーガイド

配信日:2014/09/01
ダニエル 9 章 24 節-26 節 スタディーガイド
黙示録 6 章 2 節
私は見た。見よ。白い馬であった。それに乗っている者は弓を持っていた。彼は冠を
与えられ、勝利の上にさらに勝利を得ようとして出て行った。
彼は冠を与えられ=「冠」はギリシャ語の「ステファノス」
イエス様の冠は「ディアデム(Diadem)」
勝利の上にさらに勝利を得ようとして出て行った=この「白い馬」をサタンの働きに当て
はめる神学者や「白い馬」を教会に当てはめる神学者もいます。
■教会に当てはめる 8 つの理由■
白はイエス様に関連した象徴(黙示録の箇所)
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1:14 の、その頭の髪の毛は、白い羊毛のよう。
2:17 で、勝利を得る者は、白い石を受ける。
4:4 で、24 人の長老が、白い衣を着ていた。
6:11 で、殉教した人々に白い衣が与えられている。
7:9 と 13 で、大勢の群衆が白い衣を着ている。
14:14 で、白い雲の上に、人が乗っている。
19:11 と 14 で、白い馬に乗って来る主と軍勢。
20:11 の、白い御座。
■白い馬を反キリストに当てはめる理由■
この後に出てくる三頭の馬が、戦争、ききん、疫病の象徴。
どれも人間を苦しめる象徴的馬。
ダニエル書 9 章 24 節
あなたの民とあなたの聖なる都については、七十週が定められている。それは、そむ
きをやめさせ、罪を終わらせ、咎を贖い、永遠の義をもたらし、幻と預言とを確証し、
至聖所に油をそそぐためである。
あなたの民とあなたの聖なる都について=ユダヤ人とエルサレムのことです。
黙 17-1
あなたの民とあなたの聖なる都について=ユダヤ人とエルサレムのことです。
エルサレムで、特に神殿の丘。
七十週が定められている
■70 週が終わると、六つのことが起こる■
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そむきをやめさせる=そむきの単語は単数になっています。
罪を終わらせる=罪悪や 犯罪を終わらせる。
咎を贖い=先祖代々続く因縁を帳消しにする。
永遠の義をもたらし=神の御国以外では起こり得ない。
幻と預言とを確証=聖書に書かれている預言を成就させる。
至聖所に油をそそぐ=油注がれた者、イエス様がメシア王国での神殿に現
れることと考えられる。
ヘブライ語で週の複数を「シャブオット」
。
原文は、週の複数ではなく 7 の複数である「シェビイーム」
。
70 週は、7 が 70 回。この 7 は 7 年を指しています。70 週=490 年。
ダニエル書 9 章 25 節-26 節
それゆえ、知れ。悟れ。引き揚げてエルサレムを再建せよ、との命令が出てから、油
そそがれた者、君主の来るまでが七週。また六十二週の間、その苦しみの時代に再び
広場とほりが建て直される。その六十二週の後、油そそがれた者は断たれ、彼には何
も残らない。
引き揚げてエルサレムを再建せよ、との命令が出てから、油そそがれた者、君主の来るま
でが七週
油そそがれた者、君主の来るまでが七週。また六十二週=7 週+62 週=69 週の後にメシア
の到来。
その苦しみの時代に再び広場とほりが建て直される=近隣の人々に妨げられ、苦しい時を
通りました。
その六十二週の後、油そそがれた者は断たれ=メシアが断たれる十字架。
彼には何も残らない=口語訳では「自分のためではありません」と訳されています。
イエス・キリストは自分のためではなく、私たちの罪のためにご自分の命を捧げられました。
「エルサレムを再建せよ」の命令が出てから「メシアが断たれる」までの期間が、483 年に
当てはまっています。
それゆえ最後の 70 週目は、成就していないまま 7 年が残っています。
黙黙17-2
17-3