平成15年6月号 - TOK2.com

『LA RANDONNEE』
会山行報告
創立 20 周年記念山行「日本オートルート」
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2003 年6月号
『LA RANDONNEE』
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2003 年6月号
『LA RANDONNEE』
立山〜太郎平小屋
2003 年6月号
創立 20 周年記念山行「日本オートルート」
2003 年4月26日〜29日 参加者 2名 村上静志(リーダー 記録)
中山幹夫
20周年記念山行が薬師岳から双六となったので、立山から槍ヶ岳の計画を提案しました。
数名の参加希望の方がでましたが、休暇や家庭の事情で参加できない方がでて、私と中山さん
の2名で行くことになりました。
計画は26日〜30日、内予備日1日の5日間としました。中山さんは初めてのコースでし
たが、横浜の山の会で山登りもされていると聞きましたので、完走するために、多少荷物が重
くなりましたが、寝具・食料持参で営業小屋以外でも泊れるようにして先に進むことにしまし
た。他に、長坂さんと奥村さんの各パーティーが同じコースに入るそうです。
4月26日
予定どおり同じコースを進む長坂パーティーと室堂に入りましたが、視界不良と風のため、
とりあえず一ノ越に進んで様子を見ることにしました。お昼過ぎ、多少視界もでてきたので進
むことに。獅子岳手前で、巻いて進む長坂パーティーと別れ、我々は稜線伝いに進むことにし
ました。視界は有りませんが最後のコブを面倒になってスキーで巻くことにしました。が、50m
ぐらい下り過ぎてしまい、方角を修正してザラ峠の下降地点に登り返しました。
この時、雲の切れ間から御山谷側の斜面を登る長坂パーティーが見えました。夕暮れ前、五
色小屋に着き素泊まりすることに。小屋の人に8時半まで明かりをつけてもらいましたが、長
坂パーティーは到着せず、ビバークした模様でした。
4月27日
小雪の降る朝で始まりました。昨日到着したのは我々だけでしたから、GW 最初のパーティ
ーです。6時過ぎ視界はまだ有りませんが、本日の行程が長いので出発することに。今年は稜
線の雪が少なく、コース取りに多少手間取りましたが、正午前、スゴ乗越しに到着。天気も回
復し、中山さんもこの時点では元気だったのでゆっくり休んで薬師岳に進みました。
間山辺りで中山さんに疲れがでたらしく、ペースが落ちはじめましたが、時間も有るので先
に進むことに。しかし、北薬師を越える辺りから、スキーを着けたり外したりが始まり、時間
がかかりました。稜線での泊まりはさけたかったので、先に進みましたが、その時点では遅く
とも 20 時ぐらいには太郎平に着けるつもりでした。
薬師岳山頂手前200m ぐらいの所で中山さんの疲労がピークにきたらしく、雪のくぼみに
ツエルトを張り泊まることにしました。中山さんはツエルトに入ると緊張の糸が切れたようで
した。食欲がなく、お湯を欲しがったので湧かして与えましたが、暫くしてほとんど水分でし
たが戻してしまいました。
その時点で胃の痛みを訴えましたが、胃液に血が混じるようなこともなかったので、極度の
疲労と思い、胃薬を飲んで休ませました。風も弱く、気温もそれほど下がらなかったのは幸い
でした。
4月28日
中山さんは眠っていたようでした。朝疲れが多少回復したようなので、太郎平小屋まで下る
ことに。荷物を軽くして無理に歩かせました。滑っている時は緊張で忘れているそうですが、
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休むとかなり胃が痛むようです。
お昼前、太郎平小屋に着き、横になっていると少し回復したらしく、小屋のお粥を食べて、
もらった薬を飲んでからは、夕刻到着した長坂パーティーと談笑するぐらいに回復しましたの
で、予定を変更して明日、北ノ俣岳から飛越トンネルに下ることにしました。
4月29日
中山さんは夜中、胃の痛みがでて眠れなかったそうです。本人からの時点で胃の痛みを訴え
ましたが、自力で下山できないのでヘリコプターを呼んでほしいと言われたので、小屋に連絡
を頼むことにしました。
双六に向かう長坂パーティーを見送ったあと、30分ぐらいの警察との携帯電話のやり取り
を。8時過ぎ、快晴微風だったので問題なくヘリコプターが飛んできました。中山さんと同伴
してほしいと警察の要請が有り、私も荷物と一緒に乗り込みました。15分ぐらいで富山市民
病院に、しかし風が強く降りられず富山中央病院に。検査の結果、急性の胃痙攣だそうで点滴
後容態も回復したので、その日の内に東京に戻りました。
今回の原因としては、30日天候が崩れるようなので、その日の内に薬師を越えたいと無理
をさせてしまった事。
コース状態も悪く、
荷物も重たかった事などが原因しているみたいです。
メンバーが多ければ多少緊張感も和らぎますが、2人だけで自然にストレスがたまったのか
もしれません。限られた日数で完走を目指すと無理をする場合もありますが、リーダーとして
は反省の残る山行になりました。
ヘリコプター要請については退院後、警察に連絡を入れましたら、小屋にお礼を言って下さ
いとの事で、警察に立ち寄ることは有りませんでした。ヘリコプターが来る前に警察と小屋の
人が詳しく話をしました。小屋の人は、警察は最近うるさくなったと言っていましたが、個人
で要請するのと、小屋の人に要請してもらうのでは多少違うのかもしれません。
------------------------------------------------------------------------------会山行計画
鳥海山 5月 31 日(土)〜6月1日(日)
北岳 6月14日(土) 前夜発日帰り
天候不順のため、中止しました。
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7月5日(土)は
ラ・ランドネ 定期総会
2003 年7月5日(土) 13〜17 時
渋谷区立勤労福祉会館 電話 03‑3462‑2511
6月例会欠席の方には、議案書を会報と一緒に郵送しています。
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新穂高温泉から双六岳
「日本オートルート」ミニミニバリエーション
2003 年4月 26 日(土)〜28 日(月)
……シール登高/歩行 〜〜滑降
参加者 2人 杉原鉄夫(リーダー 記録) 深井信治(ゲスト)
26 日(曇り) 還暦目前のリーダーは夜行が苦手のため、深井さんのマイカーで新穂高温泉に入
るだけにした。中央道は渋滞もなく、昼前に温泉着。前日までの大雨で、蒲田川の水量が多い。
登山指導センターに「右俣・左俣とも、増水で登渉できません」との貼紙。登山者用駐車場に
いた山スキーヤーの中には、諦めて白馬岳へ目的地を変更する人もいた。
27 日(晴れ) 新穂高温泉 0800……1430 大ノマ乗越 1500〜〜……1700 双六小屋 穴毛
谷分岐からシールで登れた。左俣の水量は多いが、登渉するようなところもなく、昨日の貼紙
はどうして、と思う。ワサビ平小屋手前から秩父沢まで、大きなデブリが何カ所もあり、思い
のほか時間がかかった。大ノマ乗越が見えてから、登り着くまでが長い。乗越から振り返ると、
穂高から槍の稜線が素晴らしい。急斜面を双六谷に向け、標高 2300m 付近へ滑り降り、緩い
傾斜の開けた谷をシール登高で双六小屋へ。結局、9時間も要した。双六小屋は数日来の雨で
荷揚げができず、本日、開いたばかり。でも、賄いの夕食はきちんと出来た。泊まり客は 20
人ほどだった。
28 日(晴れ) 双六小屋 0800〜…大ノマ乗越〜〜〜1400 新穂高温泉 モミ沢や双六岳カー
ルを滑り、再び大ノマ乗越へ。乗越への登り返しでは、後半が急傾斜のため、シール登高をあ
きらめ、スキーを担いだ。秩父沢へのくだりは、重い雪質だったものの、それなりに楽しめた。
ワサビ平小屋に立ち寄り、コーヒーをご馳走になる。予め申し込んでおけば、素泊まりができ
るとのこと。2004 シーズンのゴールデンウィークには、初日にワサビ平小屋で自炊泊まり、
2 日目は軽い荷で双六小屋へ入って 2 食付き宿泊、最終日に今回と同様に下山して帰京、とい
うスケジュールで再度、山スキー入門コースを計画したい。
大ノマ乗越で、槍ケ岳を背に深井さん
帰路、シール登高を諦めて・・
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鳥 海 山
20周年記念「再会」山行
2003 年 5 月 1 日(木)−5 日(月)
メンバー:木村彰(L)
、岡安トキ(記録)
、布目和子(会計)
、奥山修司、内野了子
ゲスト:早川二郎(報告書)
、佐野耕栄(友好個人、飛込参加)
期待、不安、現実、感動、感謝
鉾立コースを滑る
5月2日 湯の台コース
飛島の行き帰りに遠望した、日本海より湧き上がったような独立峰「鳥海山」
、そんな山に登
って滑れる。思っただけでも期待が膨らむ。
一方、持病の腰痛の再発で昨年1年運動ができず、医者の「緩斜面程度のスキーなら OK」
というわけのわからない言葉に背中を押され、2回の実技講習を受けただけの者がメンバーに
ついて行けるか、特に登りが苦手で足を引っ張らなければよいがと思いつつ、2日の朝、湯の
台の鳥海荘で皆と合流。
程なく、ワンボックスカーから勢いよく降りてきた佐野さん、
「新潟の佐野でーす、急に参加
することになりました。よろしく」 との大きな声と笑顔に今までの不安がいっぺんに吹き飛
んだ気がした。
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2003 年6月号
前回よりも大分手前で下車、ザックにスキーを取り付け歩くが荷が重い。樹林帯よりシール
登行で分け入るがペースがついていけない。特に斜度が増すと、すぐにスリップを繰り返し、
膝をしたたか板に打ち付けてしまう。
フラフラ状態で滝の小屋に到着、昼食後、リーダーの小屋に残ってもよいとの助言だが小屋
裏の大斜面を見るともう少し登ってみようかと思い,各々のペースで OK と言うことで買った
ばかりで名前もまだ書いていないスコップとゾンデ等を大丈夫かと心配しながらデポし、稜線
を目指す。案の定すぐに足がつりだし皆に先を譲る。
奥山さんがゆっくりのペースをつくってくれ、大助かり。二人で広い大斜面のハイマツの陰
で待機。先行メンバーが稜線の先に行くのを見送った。
大雪原、青い空とハイマツの緑、他に人影が見当たらない。そうか小生を皆が追い抜いてい
ったのか、でも気持ちがいい。
よく足の痛みを耐えてここまで登ってきた。感動した。自分をほめてあげたい。アレ!! 稜
線直下の急斜面に人影が見えたと思ったらあっという間に5人が豪快に気持ちよさそうなシュ
プールを描いて降りてきた。小生たちの位置から下の大斜面も快適に我々だけで独占し爽快で
あった。スコップもちゃんと残っていたし道路わきのフキノトウも摘めたし、でも、車までの
道路歩きは遠かった。
夕食は、
今日の反省と登行技術のアドバイスを受けながら、
天ぷらそばと越乃寒梅飲み放題。
でも小生下戸。
5月3日 祓川コース
今日は GW で駐車場が満車。道路わきに駐車。頂上まで他のパーティが登っていくのが見える。
今日も先頭は佐野さん、足の運びや手の使い方、また板を斜面に合わせてしっかり踏みつける
等アドバイスを受ける。
昨日よりは少しなれた気がしたが、七ツ釜避難小屋を過ぎ斜度が急になってクライミングポ
イントを高くするとすぐ足がつり出してしまうので何回か調整を繰り返し、メンバーのペース
を狂わせてしまった。
クトウを装着し、この辺より奥山さんが先行し、小生にも楽に登れるペースを作っていただい
た。全員、七高山・2229.7m に登頂することができた。メンバーに感謝。犬も2匹登頂成功。
下りはところどころビデオ撮影をしながら下降する。昨日と違って、大勢が入山のため斜面
が荒れていて滑りにくかったが大満喫した。夕食はすきやき風なべとサラダ。食担なのに手際
が悪く女性陣に手伝ってもらい見学のほうが多かった。でも大変おいしく楽しかった。
5月4日 鉾立コース
早朝5時半出発で百宅コースへ 向かうが目的地手前 13 キロで雪に阻まれ走行不能。
引き返
し、鉾立コースへ向かう。
駐車場より登山道をザックにスキーを付けて 1 時間ほど登りそこからシール登行を始める。
本日も大分人が入山していて特に登山者が多いように感じた。このコースはゆるやかな斜面と
長いトラバースが続き、
御浜小屋に近づくにつれて山足がつりだし小生はここで待機を決める。
奥山さんと 2 人で残ることにしたが結局2人にあわせて全員で下山することになった。また
また、感謝。
いざ下山という時に、思わぬトラブルが発生してしまった。小生の板の滑走面にシールの糊
がべったり残ってとれなくなってしまい困惑していると、すかさず木村さんと佐野さんが手助
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けしていただき事なきを得た。
降りは斜面を選びつつ、
ブルーラインの道路わきの雪壁に 1.5m ぐらいザイルを張って下山。
宿に早く着き、おやつは天ぷらそば、夕食はビール、ワイン、越乃寒梅、イチゴミルクとカレ
ーライス、サラダの酒池肉林(?)の大宴会。ただただ楽しかったという3日間であった。
木村さん、重い荷物をものともしない滑り方、お手本にしたいです。リーダーとして何事も
臨機応変に即断し皆から信頼されている様子は頼もしいと思いました。
シェフ木村のカレーもおいしかった。ただ、入部試験で2種類のおにぎりの結び方は保留にし
てください。オネガイ
内野さん、あんな痛々しい大きな靴ずれでよく2日間も行動できたものだと感心しました。
でも、1升ビンを横に立て、飲んでる顔が本当に本当に幸せそうでした。
布目さん、豪快に登り滑走する姿からは、最後の雪の壁を降りるとき、コワイ、コワイと飛
び降りられずに他へまわると言い出していたのはチャーミングでした。
岡安さん、鉾立コースの登山道で小生がヒイヒイ言っているのにスキーを担いでぐんぐん登
っていく後姿はランドネ女性陣の力強さをまざまざと見せ付けられましたが、メンバーに対し
てやさしく常に心配りをしていた様子はうれしく思いました。
奥山さん、講習会以来、何かと言葉をかけていただき今回参加するきっかけになりました。
ペースも合わせていただき、楽に登ることができました。これからの小生のスロー山スキーに
安心して入っていけるような気がします。
佐野さん、いつもトップを引いていただき又、適切なアドバイスをいただき2日目3日目は
あまりスリップもせず、ついていくことができました。常に明るさと元気さに勇気付けられ助
けられました。ミルクイチゴ、大変おいしかったです。越乃寒梅、次の機会には飲めるように
努力しておきます。
PS
帰路3台に分乗し鶴岡バイパスで7号線と山形道の分岐点をそれぞれ大きく手を振って別れま
したが、前日の夜、皆で作ったおにぎりを食べながら確かに体は疲れているが何か心に豊かな
ものが残ったという感謝の気持ちを実感しました。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
5月1日 木村、布目、内野、奥山、岡安
西国分寺8時発==鶴泉荘16:53着
21:40 佐野到着
5月2日
宿7:00=インターネット湯の台・鳥海荘8:10 早川合流
680m 8:30 雪でストップ 徒歩
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820m 9:45 シールで歩く
1269m 11:30 滝の小屋到着、昼食、
12:00〜14:50 2126m 伏拝岳
15:40〜16:35 奥山、早川と合流
スキー下降
16:35〜17:00 徒歩〜 宿着 19:15
5月3日
宿8:18〜祓川駐車場9:20
9:35 シール登行〜11:15 七ツ釜避難小屋
2229,7m 13:58 七高山着
14:20 〜15:20 スキー下降 〜宿着 16:30
5月4日
宿5:31〜百宅登山口13km手前で雪のため通行不可、引き返し鉾立に向かう
9:30 鉾立駐車場着
9:50 〜10:30 登山道登る
10:30〜12:17 御浜小屋着
昼食
13:05〜13:50 スキー下降
鉾立ブルーライン300m大平側道路にザイル
で降りる
5月5日
宿 5 時 20 分発 鶴岡で早川車は仙台へ。他の二台は新潟佐野宅経由 東所沢着 14 時
(記:早川 二郎)
リーダー報告
宿での、本年度、残雪状況では、5 月 1 日現在で、今年は例年より雪が少ないが、極端に
少なかった昨年よりは多いとのことだった。
中島台コース、百宅コースは、下調べもせずに現地の状況で決行の判断とのことだったが、
両コースとも断念。リーダーの責任だなぁ・・・・
中島台コースは、雪不足。当日早朝、一人で下山口の状況を下調べ。宿の脇を走る県道を
「中島台レクの森」まで行く。道はここまで。その先は冬季通行禁止の立て看板がある。
7‑8 年前に来た時は、ここですでに雪があり、シールを着けスキーで登れたが、今年は雪
がまったくない。道路から少しキャンプ場へ入ったところに駐車(標高 470m)
。ここから
散策路が整備されていて、前回、赤川を越えるのに一寸苦労したが、この散策路の整備で
橋が掛けられていた。一番奥の「出つぼ」
(標高 540m)まで行くが、雪が殆どなく、これ
から先の藪漕ぎが大変そうなのと、どこまで続くのかが不明だった。ただ、以前と違って、
ここまで来ることが出来れば、後は藪漕ぎをせずに道路までいけることは確かだ。が、断
念を決める。後日、このコースを滑ったグループがいたことを宿の温泉風呂で、佐野さん
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が聞いてきた。800m まで滑ったとのことだった。結論は 540m までの藪漕ぎさえ厭わなけ
れば、容易になったということだ。散策路は「出つぼ」と「獅子が鼻」の間も続いており
そのまま「鳥越川」沿いの道から県道へと行っている。鳥越川側も自動車である程度、入
れる(14 年前確認済み)が、どこまでかなのかは、今回は確認していない。
百宅コースは、最後の集落(上百宅)のバス停「中村」から少し入った、林道の入り口(民
家の脇の舗装が終わった地点)ですでに雪が現れ断念。林道歩き 13kim は一寸・・・。
前日、七高山で、百宅口方面へ滑り降りるグループも目撃していたので期待していたのだ
が・・・・。彼らはおそらく「大清水小屋」に泊まって、翌日登り返したのかもしれない。
後日情報で、ここの除雪は 5 月中旬だとのことだ。GW での実行方法を再度練り直さね
ば・・・14 年前は、林道歩きが一時間だったのだが・・・・一案は、自動車を下山口に
回し、登山口と、下山口を分ける方法。もう一案は、大清水小屋で泊まって登り返す。
湯ノ台コースは、除雪が行われてなく、680m の道路が大きく蛇行している地点から道路
歩きを強いられた。最終日に回したほうが、道路歩きが少なくて済んだことは確かだ(下
山時、ジープが上ってきていた)
。
鉾立コースは、百宅への3時間以上のドライブで時間を浪費。岡安さんの千蛇谷から新山
の希望がかなわなくなってしまった。リーダーの責任だなぁー・・・
天候には恵まれた。最終日は、少し悪くなってきてはいたが、問題となるような天気では
なかった。他に二日は、逆に暑すぎるくらいであった。が、山頂付近は結構風があったが、
凍結していることも無く、湯ノ台(伏拝岳)、祓川(七高山)と、二回も山頂に登れ、滑
れた。
全員50歳以上の中高年グループ。今回で5回目(すべて GW)だが、いつも最年少グル
ープでリーダー(一回目も除く)
。
最後に。ラ・ランドネ結成後最初の GW の山行は「岩木山」から「鳥海山」だった。その
時、一緒に登ったメンバーは「矢口、布目、佐野、木村」
(岩木山は+佐田、関)だった。
今回はそのうちの3人が揃った。これこそ、「ラ・ランドネ20周年記念山行(再会:鳥
海山と仲間との)
」であった。
常に先頭を登り、皆のペースに合わせて登っていただいた佐野さんに感謝。三日間の移動
時は常に運転をしていただいた佐野さん、早川さんに感謝。毎日、美味しい料理を考案し
作っていただいた岡安さん、布目さん、内野さんに感謝(フキノトウと月山竹のタケノコ
のてんぷらは美味でした)
。特に岡安さんは、テキパキと指示をしていただいた。料理が
ちっとも出来ない男性陣に不感謝。いい加減なリーダーを非難もしないメンバーに感謝。
でも、(きっと)碌なコース調べをしないリーダーに、メンバーから不感謝!!!!(で
しょう)
。
(木村彰 記)
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立 山
日程 : 2003 年 5 月 24 日(土) − 26 日(月)
宿泊 : みくりが池温泉 富山県中新川郡立山町室堂平 TEL(076)465-4595
メンバー : 合田英興(L)、大竹達朗(SL)、辻美紀子(ゲスト)、押川亜紀子(ゲスト・記録)
◇◆この山行の詳細画像等は以下をご覧ください◆◇
http://photo.www.infoseek.co.jp/AlbumPage.asp?un=119465&key=784417&m=0
<<ルート図は Garmin GPS&カシミール 3D にて作成>>
◇◆ 立山 全行程ルート図 ◇◆
2003/5/24(土)
8:00 扇沢 ---<<トロリーバス等>>--> 10:00 室堂 ---> 10:20 みくりが池温泉
11:30 みくりが池温泉 ---> 15:00 真砂岳中腹(途中休憩 20 分含む)---> 15:30 真砂岳中腹
---> 16:05 雷鳥荘 ---> 16:35 みくりが池温泉
前日夜中に、扇沢駐車場に到着後、テント泊。翌日 24 日、大竹さんと合流後、室堂へ。
私は生まれて初めての立山で見るもの全てが新鮮で、天気も良く、ワクワクした気持ちで向かいました。
昼前にみくりが池温泉に到着。休憩後、東京スキー協の方々と合流して、真砂岳へ向かいました。
シールが不得手な私を先頭に、スキー協の後から登りだしました。が、まもなくして板が滑り出し、全く滑っ
て登れなくなり、大竹さんと、辻さんに先に歩いてもらう事になりました。
合田さんに助けて頂き、途中からは何とか登り続ける事が出来ましたが、非常にご迷惑をお掛けしてし
まいました。雪面は、多少割れている所もあり、そのような箇所は避けつつ慎重に登りました。
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結局大竹さん達は真砂岳の上部まで行っていましたが、私達は途中で終了。30 分ほど素晴らしい景
色を堪能後、滑走開始。登るのにあれだけ時間がかかったのに降りるのはあっという間でした。
シール登行のあまりの下手さ(センスの無さ)に、情けなく、ほとほとショックを受けた1日でした。
宿では、土曜日ということもあり、食事も2回入替えがあるほど大盛況。
温泉も良く、食事も山の食事とは思えないほど美味しく、楽しく過ごせました。
2003/5/25(日)
7:15 みくりが池温泉 ---> 8:10 雷鳥平 ---> 10:20 別山乗越 10:50 ---> 11:10 剣御前下部
---> 11:30 剣沢小屋 12:05 ---> 13:05 剣御前小屋 13:30 ---> 14:00 雷鳥平 ---> 14:55 み
くりが池温泉
朝は若干雲・風があり、雪面はガリガリアイスバーン。雷鳥荘から滑り下りるだけでも、四苦八苦。これか
らが思いやられます。私は昨日のこともあり、登れなくなったらツボ足で行く事にして、皆と行動を同じくする
事にしました。クトーがないと登れない位の斜度の場合は、即ツボ足に切り替えるつもりでしたので、クトー
を宿に置いてきてしまっていました(皆は持ってきていた!)。そのため、最初から私だけツボ足で登る事に・・。
ツボ足だとザックは重いのですが、皆と同じペースで登れる(シールより断然早い・・)為、少し気分が楽でし
た。
約2時間で剣御前小屋に到着。その頃になると、空は晴れ渡り、風も全くなく、前日同様素晴らしい
景色を満喫しながら休憩。雪も適度に緩んでいました。
その後、剣沢小屋まで滑り下り、剣岳等素晴らしい景色を眺めながら、お昼休憩となりました。
剣沢の斜面は、普段はもう少し斜度がキツいらしいのですが、平成元年以来の大雪の為、中程度の斜
度で、気持ちよく滑走できました。
昼食後、剣御前小屋まで登りかえし(今度は何とかシールで登りました・・)、雷鳥沢を滑り下りました。
雷鳥沢は正味 15 分程で滑り終わり、あっという間でした。
T バー、雷鳥荘を経由して宿に戻りましたが、日曜の為か、昨日とは違って空いていました。夜は4人で
結構遅くまで話が盛り上がり、楽しい夜を過ごしました。
2003/5/26(月)
9:30 みくりが池温泉 ---> 11:10 一ノ越山荘(途中休憩 10 分含む) 11:15 ---> 11:25 御山谷
2,600 ㍍付近 ---> 12:20 東一ノ越 12:55 ---> 13:45 黒部平
最終日。少しゆっくり目の出発です。みくりが池から浄土山を巻いて、一ノ越山荘へ。
その後、御山谷方面へ一旦 200m 程滑り下り、夏道を通って、お昼過ぎに東一ノ越へ到着。そこでの
んびりお昼を取った後、いよいよ最後の滑走。黒部平まで一直線です。
斜面はかなり洗濯板状態で、滑りづらく、足を取られます。左側へトラバース気味に滑り下り、最後少しだ
け登り返して無事、黒部平到着。はぁ〜怪我がなくてホントに良かった・・・。
下山後、何故か一般の観光客に珍しがられ、声を掛けられたり、一緒に写真を撮って欲しいと言われ
たり。なかなか不思議な体験をしました。
3日間お天気にも恵まれ、4人と言う小人数でしたので和気あいあいと、のんびり今シーズンの最後の滑
りを楽しむ事が出来ました。(シール登行は、来シーズンの最重要課題である事を痛感しました・・・。)
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<< 雄山 >>
<< 浄土山と雷鳥 >>
<< 東一ノ越にて >>
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会山行以外の報告
白馬・杓子沢
個人山行
2003 年5月17日(土)〜18日(日)
参加者 3名
土屋(L)
・曽我部・猪俣(記録)
5月17日(土) 晴れ
埼玉グループ?の地の利を生かして川越5:45集合、IC 至近とあって長野 IC からオリン
ピック道路を経て猿倉へ9:00着。いつもながらノンストップの曽我部車はさすがに早い!
かなりの数が駐車してあったが、すでに日も高く、ほとんどのパァティはすでに出発済。前
週は駐車場から即シールで上まであがれたが林道はもう限界という感じだった。で、案の定、
今週は数カ所スキーを担がなければならなかった。2週続けて大雪渓を登ることになろうとは
思ってもみなかったが、雪解けの早さには改めて驚かされる。
白馬尻ではもう小屋設営の準備か除雪を始めていた。金山沢にとりついているパァティもい
る。大雪渓に入るとはるか上部にたくさんの先行者が見えた。斜度が強まる手前でクトーを装
着する。いいペースで高度を上げていき、気が付くと追いつき追い越せの勢い。葱平の手前の
急登はほとんどの人が歩行アイゼンになる。前週シールで上がりきったので今回はアイゼンに
してみたが、時間的にそんなに差はないようだった。
小屋は自炊にして、曽我部シェフ初チャレンジの豚シャブとガーリックライスという豪華
版!バテたのはこの重荷のせいに違いない。おかげで楽しい一夜となったので感謝!
5月18日(日)
予報に反して好天に明ける。まずは頂上を往復する。稜線上は夏道が出ている。先週あった
主稜のトレースは消えて今週は誰も入っていないようだ。毛勝山から剣岳への稜線が圧巻だ。
槍ケ岳まで遠望される。
杓子岳へは夏道を行く。ツアー組を追い越して、白馬鑓との鞍部から黒部側の雪渓に降りて
シールで登り始める。当初、この鞍部に戻り反対側の杓子沢へ滑降との予定だった。けっこう
な斜度があり、曽我部さんはシールでは無理と最初から「待っていてもいいですか」とかなり
弱気の発言。
「ガンバレ!」と土屋リーダー。振り返ると旭岳から雪渓が続いていて、次回は是
非あっちからという話になった。白馬鑓ケ岳直下で雪渓がきれスキーをデポして歩き始める。
やはり夏道の方が早いのかツアー組と一緒になった。頂上は大勢の人で賑わっている。皆、鑓
温泉の方へ下るようだ。
上から覗くと直下からいい斜面が続いていて、リーダーはここから滑ろうと言う。曽我部さ
んの姿はない。携帯で呼びかけても反応がない。結局リーダーが迎えに行って1時間後、いよ
いよ目的の杓子沢滑降スタートとなった。
結構な斜度だが雪面の状態が良く、快適な滑りが楽しめる。がすぐに幅が狭まり岩塔が高く
迫るようになると落石が雪面を覆うようになり、避けようがなく宙に浮きたい気分。もちろん
浮くはずもなく、衝撃は板だけでなく心までボロボロに・・・。
帰ったら速攻チューンナップ行きと、リーダーは涼しい顔。でも、振り返り見た杓子沢はす
ごい迫力で思わずヤッターとガッツポーズ。おつりがくるほどの感激を味わった。双子尾根を
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『LA RANDONNEE』
2003 年6月号
いっきに上り返すのはやはり無理でトラバースのあとシールで越える。眼下の槍温泉付近に降
りてくるスキーヤーの姿が見えた。長走沢への下りもなかなかの斜面で楽しい。が沢底は雪崩
砂礫で詰まっていて思わずぎょっと立ち止まった。
そこからは右側の斜面をトラバースで進み、
難なくクリア。目標の台地に乗った。ここからは一般ルートでトレースがたくさんあり迷うこ
となく、夏道をたどる。林道合流手前で雪が切れツアーは終わりを告げた。
大雪渓もなかなか楽しい滑りだったが、杓子沢はもっとリスキーでおもしろく、スキーシー
ズン終盤にこんなに充実したツアーに参加できるなんて、本当に幸せだと感謝だった。エコー
バレーの塩の道温泉で一浴後、となりで十割そばで打ち上げ帰京した。
猿倉9:00〜10:00―小屋(泊)16:20〜8:00―杓子鞍部下降点9:30
―白馬槍ケ岳11:00〜12:40−猿倉15:00
針の木
個人山行
日程:2003 年 5 月 17 日(土)-18 日(日)
メンバー:上林裕之(L,記録)、石黒裕二、荻原純子、中原正人(ゲスト)
5 月 17 日(土) 針の木雪渓 天候:晴れ
会の針の木山行が悪天の見込みで中止になったが予報が好転してきたため、4 名で針の木に
行くことにした。石黒さんに上林、中原、荻原をピックアップしていただき、関越自動車道--上信越自動車道 経由でアルペンルートの扇沢駅へ。
途中信濃大町方面への左折の看板を見逃し、
五竜遠見経由の扇沢到着となった。支度をして 10:15 扇沢駅 駐車場を出発。右岸の雪が繋が
っているように見えたのですぐに右岸に渡りシールを着けたがこれは裏目に出た。雪をたどっ
て斜面を上がると雪が切れる というのを何度か繰り返して時間をロスし、11:40 大沢小屋の
前に到着。ここからはひたすら雪渓歩きとなる。シール登行慣れしていない荻原さんが後ろに
滑って少し苦労しており、しかも途中で ひどい靴擦れになってしまう。マヤクボ沢を少し登っ
た所で、靴擦れの痛みが耐えられないとの事で待ってもらう事にする。天候も視界も良く風も
無いため問題無いと判断した。3 名でマヤクボ沢の急斜面をがんばってシールで上がる。標高
2500m 付近の岩場の手前の這松帯を越えて 15 時 大岩のある平らな場所に到着し大休止。
荻原さんを待たせているので、
針の木岳の山頂までは行かず右側のコルまでとして最後の一登。
15:40 2635m のマヤクボ沢の最上部のコルに到着。目の前の立山連峰と黒部湖の景色を堪
能する。16 時に滑走を開始し快適な斜面を飛ばしてどんどん降りる。途中 夏毛に生え変わる
途中の雷鳥 2 羽に出会った。荻原さんと合流し扇沢まで快調に滑るが、所々斜面に小石が散ら
ばっており時々エッジと滑走面が悲鳴をあげる。大沢小屋から少し下った所で左岸に渡り板を
背負って林道を歩いて 17:10 無事扇沢駅到着。大町温泉で風呂に入り、近くの食堂で夕食を
食べ、コンビニで酒と食料を買出しして再び扇沢方面へ戻り、爺ガ岳の登山口の扇沢の駐車場
にテントを張って楽しい夜を過ごす。
5 月 18 日(日) 蓮華大沢 天候:晴れ
6 時前に起床し、朝食のラーメンを食べて扇沢駅の駐車場へ移動。支度をして 8 時出発。昨日
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『LA RANDONNEE』
2003 年6月号
の反省から途中まで登山道と林道を歩き、大沢小屋の手前で右岸に渡りシールを付けて歩き出
す。9 時 大沢小屋の前に到着。荻原さんが はやり靴擦れの痛みが耐えられないとの事で大沢
小屋で待っていてもらう事にし、3 名で蓮華大沢を登る。1850m から右俣に入ると急に斜度
がきつくなる。2000m あたりで板を背負ってツボ足で急斜面を登る。2200m 付近のノドの
あたりは落ちた土と石が散らばっており、下りがやっかいそうだ。2400m 付近で雪渓が二股
に分かれるが、下から見て右側の方が横幅が広く滑りやすそうなので右側を登る事にする。斜
度はさらに上がり 35 度はありそうな急斜面。12 時丁度 2515m 付近で斜度が緩くなった尾
根状の場所に出たので登りはここまでとする。(帰ってから地図を見ると 2650m 付近の地形
と思われるため、昨日からの気圧の変化で高度が少し低めに出ていたかもしれない)少し休ん
で 12:25 滑走開始。滑り出しの急斜面は久しぶりに一瞬躊躇したが、雪が柔らかいため滑り
出すと快適な斜面だった。雪渓の幅が狭く両側が岩場であるため針の木雪渓より慎重に滑らな
いといけないが、すべり応えのある素晴らしい斜面だった。大沢小屋の前で荻原さんと合流し
て扇沢駅に下りフィニッシュ。充実した一日だった。
荻原さんが大沢小屋で休んでいる時、下山してきた中年の登山者に、靴擦れで休憩している
事を激しく非難され、無理やりスキーをはかされて登らされたそうです。しかも登ってい間監
視さていたそうで、話を聞いてあきれ果てました。他人のパーティーの行動に対して(危険な行
動を注意するような場合は別として)余計な口出しをしないよう気をつけたいものです。
--------------------------------------------------------------->Subject:
富士山のお礼
>
矢 口
政 武
様
>
富士山滑降参加の会員 様
>
>群馬スキー協 前橋スべロークラブの堀越と申します。
>富士山滑降の事故では、矢口様参加の皆様には
>大変ご迷惑おかけいたして申し訳ございませんでした。
>本当にお世話になりました。
>何とか、当日に群馬に帰ることができました。
>皆様の、優しい心使い大変うれしかったです。
>本当にありがとうございました。
>怪我も順調に回復に向かっています。
>今後も、よろしくお願い致します。
>
*******************************
>
群馬スキー協
前橋スべロークラブ
>
堀 越
光 彦
>
E‑meil:h‑[email protected]
>
*******************************
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『LA RANDONNEE』
2003 年6月号
蓮華大沢・針の木マヤクボ沢
日 程 2003 年 5 月 17 日(土)〜18 日(日)
参加者 木村彰(L) 金井多計子(SL) 成瀬恵美子(記録) 深井信治(ゲスト)
西国分寺南口午前 6 時40 分小雨がぱらつくなか木村婦人の見送りで出発。最近は出掛けに
雨の歓迎を受ける。しばらく走りトンネルを抜けると青空だった。金井さん曰く「私、晴れ女な
の」なるほど。
車は一路信濃大町へ go―。
ところが高速の出口を間違え 20 分ほどロスタイム。
扇沢に 10 時25到着。上林さんグループはもうすでにスタートしているだろう。今夜は木村
さんのお陰で超格安一泊二食¥3900 木崎湖河畔の宿が取れた。実は大町到着寸前までお宿が
決まっていなかった。車を走らせながら携帯でチャレンジ確保できたのでした。
17 日(日)<蓮華大沢>
身支度を整えてスタート。車のゲート横を通り抜け車道を少し歩くと左手に登山道入り口が
ある。道が荒れて兼用靴ではなおさら歩きづらい。もうこの道を歩く登山者が少ないのだろう
か廃道のような感じだ。一昨年は快調に歩けた記憶がある。岩はゴロ々木が通路を遮る。シー
ル装着地点に着いた時身体はガタ々。悪条件になるとバランスが崩れ足の筋力が落ちているの
が一目瞭然だ。筋トレ々じゃい ごまかし は利かないお年です。
出だしから沢を渡る。広いスノーブリッジは雪がササクレ立ちえぐれている。ここを縫うよ
うに歩き対岸へ渡る。しばらくトラバースすると蓮華大沢入り口に到着。今年は大沢がよく見
える。木が伐採された為なのか大沢入り口12時 20 着 15 分ほど休んで出発。
数組の山屋さんグループが滑落停止訓練をしている。そこを横目に緩やかな斜度を稼いで行
く。1950m 二股 1 時 20 分着。この辺りから金井、深井の先行組みと後方の木村、成瀬組み
の差が出始める。最近足がよくツルのです。トレーニング不足の付けですね。2005m ここで
成瀬はリタイヤ。上部から滑り降りて来た話し好き?のおじさんを金井さんはうまくかわした
が木村さんが捕まってしまった。長話おじさんに付きあわされ少々時間をロス。見上げると上
部は沢が狭まり斜面は急だ。二人はぐいぐい登って行く。金井さん曰く もう少し頑張れば斜
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『LA RANDONNEE』
2003 年6月号
度がゆるくなる所までいけたのに と残念がっていた。私は先に二股付近まで滑り降り皆を待
つ。3 人は 2150m ほど登り時間切れで滑り降りてきた。大きなスプーンカットもなく滑りや
すいザラメだ。最近はスプーンカットが出来にくい状況なのだろうか。一昨年も滑りやすかっ
た。
数年前は滑ると板はガタビシ振動が激しく腿が笑ったほどだった。
温暖化のせいだろうか。
大沢を滑り終わった所から対岸に数張りのテントが見える。上林さんグループを探しに木村
さんと金井さんが偵察に行くが見つからない。後で聞くとなんと扇沢の駐車場付近にテントを
張っていたとか、見つからないはずじゃ!4 時にシール装着点到着。今日はこれにて終了。
一路木崎湖畔の超格安宿へ車を走らせる。柔らかい緑が気持ちいい。温泉付きで食事の量も
ありこんな格安料金で申し訳ない。話好きのご主人の首には粋に?巻かれたスカーフが、なぜ
か印象に残ったのは私だけだろうか。
18 日(日) <針の木マヤクボ沢>
朝食はおにぎりを作ってもらい午前 6 時に宿をスタート。今日は針の木マヤクボ沢だ。今日
は歩きずらい登山道をさけ木村さん以外は車道を歩く。シール着想 7 時 20 出発
大沢出会いを過ぎる辺りから右岸をトラバースする金井、深井組みと夏道通しに行く木村、
成瀬組に分かれて歩き出す。沢の中ほどにデブリの山が出来ている。金井組のトラバースルー
トの方は効率よく登って行く。少しずつ先行者との距離が開き始める。マヤクボと針の木沢二
股 10 時 10 着/20 発このころには先行者二人と完全に離れてしまう。
こちらはぼちぼち進む。
二股から見上げると針の木沢を登る人の方がマヤクボより多い。斜度も距離もやさしいから
だろう。ここからマヤクボの急斜面に差し掛かる。雪は緩んでいるので転んでも止まってくれ
そうだ。なのにターンの苦手な私は一時進行が止まる。木村さんの一喝でやっと回転。昔は難
なく行けた所が 何だろな〜 になってしまいました。この時点で木村さんには先に登っても
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『LA RANDONNEE』
2003 年6月号
らい。私はここから先行者の踏み跡を頼りに板を担いで歩き出す。2550m地点で木村さんは
しばらく待てくれていたようだ。しかし登り出す気配のない私を確認して一人で上部左側の急
斜面を登り出す。私は 2550m地点で今日の最終地点と決め込みザックを下ろす。トップで登
っていた金井さんはもう滑り降りて来た。日ごろから鍛えている彼女はさすがだ。マヤクボ上
部に 11 時 50 分に到着したそうだ。滑り降りて私と合流したのが 12 時 10 分。金井さんと
二人で木村さんと深井さんが滑り降りてくるのを待つ。暑くもなく寒くもなく程よく青空も広
がり良い天気だ。
金井さんをスケッチしながらのんびり待つことにする。
木村さんが滑り出す。
中間点でなぜか止まっている。山頂の深井さんから携帯が入ったようだ。深井さんは右側のコ
ルから足場の悪い岩場を歩いて山頂をゲットした。
コル 1 時 28 分着山頂へは 12 時 50 分着。
山頂付近一帯ガスが広がり始めた。深井さんは滑降モードに入るところで心配したが山頂付近
はまもなくガスが切れた。彼は急斜面を豪快に滑り降りてきた。その振動で彼の足元から表層
雪崩が発生した。雪崩を避け狭い急斜面を難なく滑降して来たうまい。下方はガスがかかり視
界が利かない。雪崩がどの辺まで行ったか見えない。しばらく音が途切れないほど長く流れ落
ちていった。しかし幸いにも雪崩下には誰もいなかったようでよかった。4 人合流して 1 時
35 分滑り始める。深井さんを先頭に金井、成瀬、ラスト木村さんと快適に滑る。大沢出会 1
時 55 分着
シール装着地 2 時 8 分到着。無事終了。これで今期の滑り収めか。
鳥海山 祓川コース
2003 年4月25日〜27日
参加 4名 平野裕也 身内等
行程
4月25日 22時発
4月26日
雨のため、明日の行動とし、釣りなどで時間をつぶす。昼過ぎ、祓川ヒュッテ付近車中泊の
予定で食料を買い込み出発。途中、矢島町郊外の鳥海高原花立牧場公園で入浴可の看板を見て
立ち寄ったところ、11,000 円で布団、厨房設備、食器付のロッジ(5人用)有りとのことで
ここに泊まることに決め、至って極めて快適な一夜を過ごす。祓川まで30分の距離だがお薦
めの宿泊場所。
4月27日
5時15分発。上空はまだガスが巻いているが回復の兆し。祓川6時発、7時に七ツ釜避難
小屋を通過し、七高山頂上に9時30分着。すっかり晴れ上がった青空と日本海を堪能し、1
0時山頂発。ビデオを撮りながら快適に滑走、11時40分に祓川着。帰りは象潟で温泉に入
り酒田で海の幸を楽しんだ後、ひたすら東北道を南下、0時30分帰宅。
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『LA RANDONNEE』
2003 年6月号
北海道 暑寒別岳・利尻岳
2003 年 4 月 26 日 - 5 月 1 日(木)
メンバー : 上林裕之(L,記録) 、金井多計子
暑寒別岳
4 月 26 日(土) 天候:曇りのち晴れ
羽田 7:30 発 JAL503 便で千歳空港 9:00 到着。札幌の ICI 石井スポーツでガスとアルフ
ァ米を購入し、ラーメンを食べて 札幌 12:00 発 特急スーパーホワイトアロー11 号に乗り
13:02 深川到着。 13:23 発の留萌本線に乗り 15 時 増毛到着。2 晩利用する暑寒荘の管理
が駅前の多田商店から増毛ユースホステルに変ったことを駅前の観光案内所で知り、電話をす
ると既に人が入っているとの事。駅前で通りかかった留萌から来たタクシーを拾い暑寒荘まで
入る。札幌の ICI 石井スポーツで、まだゲートが開いていないため小屋まで 1 時間程歩く必要
があると言われたが小屋の前の駐車場まで入れた。暑寒荘は大賑わいだったが、個室を 1 つ確
保できた。
鉄筋の立派な小屋で薪ストーブが燃えてとても暖かい。
夕食は豚バラ肉でみそ味鍋。
各部屋にマットや布団も有り快適な夜を過ごす。夜は満点の星空。おびただしい数のカメムシ
とてんとう虫がいて、寝ている間に頭や顔の上を歩き回るのが難点。
4 月 27 日(日) 天候:快晴
5 時半起床。アルファ米の朝食を食べて、7 時 25 分出発。快晴無風の素晴らしい天気。夏
道沿いにシールで登るが、
森林限界まで細かく番号札がついており 全く迷う心配は無いが面白
みは無い。北海道らしいなだらかな尾根を歩いていると、ぞくぞくと後から上がって来るのが
見える。気温が上がり汗をかきかき歩く。森林限界を超え、最後の急斜面にとりかかると急に
風が出始めた。11 時 1491m の山頂に到着。風が強く結構寒いため長居はできず、直ぐに滑
走の準備をして 11 時 20 分滑走開始。最初の急斜面を快適に滑るが あっと言う間に終わり、
あとは尾根沿いにゆるい斜面を夏道沿いに滑ると 1 時間程で暑寒荘に到着。以前から行きたか
った山だがちょっと物足りない面もあった。明日の朝出発の予定なので、余った時間をお茶を
飲みながら過ごす。今晩は我々の他は札幌から来た 1 パーティーのみで静かな夜を過ごす。夕
食は豚バラ肉でポン酢味鍋
利尻岳
4 月 28 日(月) 天候:曇り
5 時起床。行きに乗った留萌のタクシーに 7 時に迎えに来てもらい増毛に戻る。7 時 46 分
の留萌本線で深川に出て、宗谷本線の特急スーパー宗谷 1 号に乗り換えて稚内へ。稚内まで約
4 時間の旅だが車内が異常に暑く気分が悪くなる程。稚内に 13 時 28 分到着。宗谷地方は強
風波浪注意報が出ており、稚内も強い風が吹いている。14 時 20 分の利尻島 鴛泊行きのフェ
リーに乗る。鴛泊到着 15 分前に島を見ようと甲板に出ると、強風で体が飛ばされそうになり
あわてて船内に戻る。16 時に鴛泊港に到着するが、板をかついで外に出ると真っ直ぐ歩けな
い程の強風。タクシーで登山口のある北麓野営場に行き、しばらく登山道を歩いて雪が出てき
た標高 300m 付近でスキーを履き、
シールで歩き出す。
数日前のトレースを頼りに標高 430m
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『LA RANDONNEE』
2003 年6月号
付近まで登り、風を避けるために沢の中にテントを設営する。テントに入って一安心するが、
明日も強風だと とても森林限界より上は登れないし、天気が確実に下り坂で、日程的にチャン
スは明日一日しかないため少し暗い気分になる。夕食はジフィーズの中華丼。就寝前にうその
ように風が止み一時本格的に降り出した雨も夜半に止んだ。
4 月 29 日(火) 曇/雪/雨
4 時起床で食事を取り直ぐに出発の準備。天候は下り坂で午前中が勝負である。GPS でテ
ント場の位置を確認してから 5 時 50 分出発。曇っているが視界は良く、森林限界を抜けると
利尻岳の山頂まで望める。気温が低いため雪面が固く、沢状の急斜面の登りですぐにクトーを
付ける。シールがあまり効かないため長官山までの急斜面は、沢ではなくやや西よりの尾根経
由で登る事にする。風はあまり吹いていないが雪も降り出した。尾根上も雪が固いため、帰り
に安全に滑る事を考え、標高 1130m 付近で早々とスキーをデポして歩行アイゼンに履き替え
て登る。金井さんはピッケル+ストックで万全の体制。上林はストックのみで登る。目の前に
真っ白な利尻岳がそびえ立ち圧巻。これを見ただけでもここまで来た甲斐があった。雪面も固
く下から見上げる利尻岳はととても頂上までは行けそうにないように見える。
8 時 25 分 長官
山 1218m に到着。尾根を少し下って、長官小屋を過ぎると本格的な急斜面の登り。長官小
屋から上の斜面の雪が思った程硬くなく、数日前のトレースをたどり 12 本爪アイゼンの前爪
を使いどんどん高度をかせぐ。天候は下り坂で視界もだんだん悪くなるが風がほとんど無いの
が幸運。途中で山頂まで行けるのでは と期待感が頭をよぎる。10 時 雪が降りしきる利尻岳
の山頂(北峰)1719m に到着。視界はほとんど無いが念願がかない本当に嬉しかった。天候が
急変すると怖いので写真を撮って直ぐに下山にかかる。滑落すると本当にやばい個所も何箇所
か有るため、下りは登りよりはるかに神経を使う。数歩でアイゼンのかかとの部分に雪が詰ま
りアイゼンが効かなくなるため 2-3 歩毎に雪を取るのが煩わしい。
急斜面のかなりの部分を後
ろ向きになってアイゼンの前爪を使い、スコップをピッケル代わりに雪面に刺してクライムダ
ウンした。長官小屋までの標高差 500m を約 1 時間で一気に下って一安心。長官山を登り返
してスキーデポ地に到着。いよいよ最後のスキー滑走だ。樹林帯に入ると携帯電話が通じない
事を確認していたため、鴛泊の富士ハイヤーに電話して北麓野営場までタクシーを予約しよう
とするが、なんと下山中に予約は受け付けないという。北麓野営場の少し上の甘露泉で繋がる
はずだから、そこで電話してくれと押し切られた。北海道の最北端の島で なんと冷たい対応だ
と思い、怒りが込み上げる。12 時滑走開始。朝はかちかちだった斜面の雪が少し緩み、上に
新雪が数 cm 積もって快適な斜面になっていた。森林限界あたりから雨に変わる。森林限界ま
ではフィナーレを飾るにふさわしい滑走ができて大満足だったが、
これで気がゆるみ テント場
よりも 150m も下まで下ってしまい、雨の中シールで登り返すはめになる。テントをたたみ
汚れた沢の中をどんどん下って甘露泉に到着してここから板を担ぐ。携帯電話は繋がらず、氷
雨の中フェリーターミナルまで約 1 時間歩くことになった。ザックの中まで雨がしみこみ、濡
れ鼠のような状態で 15 時 30 分鴛泊港のフェリーターミナルに到着。1712m の山頂から海
抜 0 まで下った事になる。16 時 20 分の稚内行きのフェリーに乗り、ビールで乾杯して喜び
を再度噛み締めた。この日は稚内で一泊し、翌日電車とバスを乗り継いで札幌に移動し、スス
キノで打ち上げをして旅を終えた。移動が多く正味 3 日間だったが念願がかなって充実した山
行だった。
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2003 年6月号
ツェルマット オフピステ スキーで
救助のヘリが飛来し、ウィンチ等の器材を設置した
中山茂樹ガイドが 救出のためクレヴァスに降りる (2003 年4月3日)
関連記事 会報5月号 15 ページ「クレヴァスに落下するの記」
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『LA RANDONNEE』
2003 年6月号
夕暮れの剱岳 (剱沢小屋にて
室堂乗越から馬場島へ立山川を滑る (2003 年5月5日)
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2003 年5月3日)
『LA RANDONNEE』
2003 年6月号
5月例会報告
2003 年5月 14 日(水)
出席: 32 名
矢口、倉崎、榊、大坪、杉原(記録)、池田、合田、中山、大竹、奥山、
上林、木村彰、朝飛照夫、小林、岡安、森、布目、土屋、奥村、中館、内野、杉村
成瀬、曽我部、猪俣、荻原、細田
ゲスト:中原、佐藤直由、野村、深井、中川
山行報告
日本オートルート 矢口:個人のやりたい山行を伸ばしたい。無理して一本化することはない
と思う。結果論になるが、今シーズンは縦走に適さない残雪の状況だった。合田:本隊(薬
師→双六)は、車2台が役立った。難しい部分を捨てて良かった。森:獅子岳の雪崩事故は、
弱層の上の雪が浅かった。両足とも滑って尻餅をつき、雪崩を誘発。30 度強の斜面を計 350
㍍、流された。見通せたので、危険は感じなかった。ストックを紛失。1時間探しても不明。
御山谷を滑って黒部湖へ出た。ベテランでも、ストックなしでは滑れないとわかった。来シ
ーズン、再度行きたい。杉村:トラバースが下りになったところで、斜面が動き出し、表層
雪崩が発生。いつまでも止まらず、横滑りのように流された。厚さ 10〜15 センチの二次雪
崩にストックが埋もれてしまった。6月号に1ページで報告する。中山:太郎兵衛平からヘ
リで病院へ運ばれた。悔し涙も出たが、良い経験だった。矢口:「太郎平小屋の宿泊者が急
病」としてヘリを依頼。小屋へは御礼済。
「山岳遭難事故」にはならなかった。貴重な経験
こそ、ぜひ山行報告を。書ける範囲で結構です。全パーティーの記録を。奥村:獅子岳の下
りは午後、必ず雪崩が発生する。大坪:30 日は悪天で全く動けず、西鎌は断念。立山からの
コースでは、太郎平小屋3階と双六小屋 100 ㍍上しか、携帯電話は通じない。トランシーバ
(アマチュア無線機)必携。深井:新穂高温泉〜双六岳を往復。天気も景色も良く、楽しめた。
鳥海山 内野:今年初の山スキーで、マメが。でも、楽しかった。布目:私も初山スキー。と
ても良かった。木村:20 周年再会山行の趣。岡安:新潟の佐野さんが参加してくれた。
仙丈ヶ岳 合田:南アルプス 3000m、雪と緑のコントラストの中、滑りを楽しめた。佐藤:ス
キーを担いだのはしんどかったが、充実感あった。
スキー協・富士山(5/11) 朝飛:5時間で頂上まで行けた。矢口:150 人がエントリー、27
パーティーが参加。負傷者を標高差 600 ㍍搬送。ヘリは「気流が悪い」とのことで、出なか
った。長坂氏が大奮闘。第1回としては、成功と言えるだろう。
会報訂正 6月 18 日例会は大向で、7月5日の定期総会は渋谷区立勤労福祉会館で。
御前谷→御山谷
ゲストが外科手術:3 月 16 日の講習会でボーダーと衝突。4 月 22 日に硬膜・・・手術。
個人山行報告 上林:4/27〜 北海道・暑寒別岳。小屋は快適。利尻富士は、山頂まで登れた。
歩行アイゼン使用。下りは、恐かった。滑りは快適だった。土屋:剱へ。大窓の予定だった
が、三ノ窓から戻った。御前沢から黒部平へ出た。
個人山行計画 三ツ峠 岩登りトレーニング リーダー:長坂 第1回 6/14〜15 または 6/21
〜22
第2回 6/28〜29 または 7/5〜6
入会挨拶 荻原純子さん:来シーズンはがんばります。
総会アンケート:ぜひ提出してください(会報係)
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『LA RANDONNEE』
2003 年6月号
運営委員会報告
2003 年6月4日(水)19時〜21時30分 ルノアール渋谷東急ハンズ前店
出席者:7名 矢口、倉崎、大坪、杉原(司会)、合田、池田、榊(記録)
池田(事務局):(1)8月の例会は休会とし、会報は8/9月合併号を9月に出す旨提案し了承さ
れた。(2)入会申込、潟見隆さん(59)、佐藤直由さん(52)、藤城茂さん(57)、藤城弥栄子さん(57)
以上 4 名の入会申込書が回覧され、審議の結果入会が了承された。なお、入会の期日は本年 7
月 1 日付とする。
関連して榊より、土井宗史会員が会費未納のまま音信不通であることが報告さ
れ、改めて期日指定の上連絡をとり今月 18 日までに連絡がなければ退会として扱うことが了承
された。
大坪(記録誌):(1)記録誌 No.4 の進行状況が説明され、10 月 1 日には上梓される予定であること
が報告された。(2)総会資料に含まれる「山行報告書」の形式として、必須項目は必ず記載する
が、記載方法は自由にしたい旨提案され了承された。(3)山行計画書の扱いについて、提出先は
従来どおり、代表と山行係りとするが、参加者は計画書と連絡網を家人の見える場所に置き、万
一事故などの場合、代表や山行係りが不在でも、参加者の家族間で連絡し合えるよう会員に周知
徹底させる。
倉崎(渉外):(1)総会資料「東京スキー協」関連記事は、当会を主体に書いていただく。(2)東京
スキー協の総会(6 月 22 日(日))代議員として当会から 2 名出席(1 名は小松さんにお願いし、
も
う 1 名は 18 日の例会で決める)。(3)東京スキー協の理事として当会から 1 名出す。今回は小松
さんに継続をお願いする。
合田(山行):2003 シーズン行事参加実績表で掲載すべき山行に関して討議した結果、会山行に加
えて、当会として記録に留めるべき価値のある個人山行等も加える方針が決定されたので、こ
れに基づき実績表を作成する。
榊(会計):総会資料の 2003 シーズンの決算案および 2004 シーズンの予算案について説明した。
主な点は、会費に例外を設けない、家族会員の会費は一般会員の徴収会費の半額とする、ことな
どである。
これらを決めた経緯を 2004 シーズンの予算案の末尾に記し記録として残す。
その他、
強化費を増やし入門講習会の準備等に当てる、実技講習会は独立採算方式でいく、20 周年記念
行事に予算を組む、などの意見に基づいて予算案を修正する。
杉原(会報):本日の審議に基づき修正した総会資料原稿を 6 月 14 日までに事務局まで届けるこ
とが要請された。
次回予定:6 月 25 日(水)19 時〜
ルノアール 渋谷東急ハンズ前店
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