観 光 課 【総括】 平成24年度は、翌年に神宮式年遷宮を控え、伊勢志摩地域に対して全国から注目が集まる絶好の 機会を活かしていくため、鳥羽市を全国に情報発信し、誘客につなげていく様々な事業を展開しまし た。 主な取り組みとしては、鳥羽市の魅力を全国にPRするため、「鳥羽市観光キャンペーンガール」と して三世代海女の中川さん母娘に委嘱し、首都圏などにPRを行いました。三世代海女はメディアから の注目も高く、数多くの新聞や雑誌、テレビで取り上げられ、大きな反響がありました。また、鳥羽 の離島が持つ独自の歴史や風習、食文化などの魅力を高め、これからも大切に守っていくため「島遺 産100選」を選定、登録しました。さらに、宿泊産業活性化推進事業をきっかけに、菅島町では伊 勢神宮からの西の風が干物にも最適であると伝えられていることから、高級食材である伊勢海老を干 物にする新たな取り組みが始まっています。 そのような中、平成24年の観光客数は4,120千人となっており、前年度から約2%減少して います。観光客数が減少した要因としては、東京スカイツリー開業や交通網整備による日帰り客の増 加が予測されます。また、鳥羽市の持つ魅力や地域資源に磨きをかけ、訴求力のある情報発信が課題 です。さらに、これまで島むすび会議など地域のネットワーク化が図られてきましたが、育成した人 材が地域の魅力を発掘し、それらを活用した商品企画に結びつくような支援が必要です。 次年度は、鳥羽への誘客につなげるため、注目をあびている海女文化や食文化を活かしつつ、様々 な資源をより魅力的に発信していく予定です。特に首都圏をターゲットとしたプロモーション強化は 重要であることから、鳥羽から東京へ海女着姿100人のPRなど、鳥羽らしいストーリー性を持った インパクトのある取り組みを進め、鳥羽市の認知度を高めていきます。 【新たに実施した事業】 翌年に式年遷宮を控え、鳥羽ならではの効果的でインパクトのある情報発信を行う「御遷宮誘客宣 伝事業」や宿泊事業者を中心とした滞在プログラム造成事業である「御遷宮周遊滞在プログラム造成 事業」などを実施しました。これらの事業は、次年度も継続して実施します。 離島体験滞在交流促進事業費補助金(県補助 補助率1/2)を活用し、神島・監的哨耐震補強及 び改修工事、潮騒公園整備工事を行いました。 国の緊急経済対策により新たに創設された補助メニューである離島活性化事業費補助金(国庫補助 補助率1/2)において、島遺産ガイドブック制作や離島の魅力創出事業が交付決定を受けました。 また、過疎集落等自立再生緊急対策事業(国庫補助 補助率10/10)において菅島町内会の「風 の島(菅島)PR事業」が採択を受けました。それぞれの事業を予算計上し、翌年度へ繰り越しました。 【予算執行を伴わない事業】 海女文化による観光振興を図ることを目的に、全国的にも珍しい三世代にわたり現役で海女をして いる相差町の中川さん母娘を鳥羽市観光キャンペーンガールとして任命し、首都圏を中心にPRを行い ました。 また、観光地における震災対策のひとつとして、観光客の方が安全に避難できるよう避難看板の設 置場所等を検証するため、答志・和具地区において島民や観光事業者、旅館組合などが連携し、フィ ールドワークを実施し、住民だけでなく、観光事業者の防災意識の醸成につなげました。 -201- 2 総務費 (項) 1 総務管理費 (目) 5 財産管理費 (款) 予算現額 事業 区分 財 源 内 訳 決算額 123,605 (単位:千円) 地方債 県支出金 国庫支出金 繰入金 その他 一般財源 113,506 113,506 3 基金積立金 113,506 観光振興事業 千円 事項別明細書 P 58 ∼ 予算現額 123,105 千円 決算額 113,506 千円 0 千円 翌年度繰越額 まちづくりの目標 2-1【観光交流】自然の恵みと出あう感動をわかちあおう (前年度決算額) 121,264 千円 将来にわたる観光の振興、環境衛生施設の整備、消防施設その他消防活動に必要な施設の整備 費用の財源として、鳥羽市観光振興基金を積み立てました。 ・平成22年度積立金 129,628,170円 ・平成23年度積立金 121,263,309円 ・平成24年度積立金 113,506,207円 6 商工費 (項) 1 商工費 (目) 4 観光総務費 (款) 予算現額 事業 区分 財 源 内 訳 決算額 64,362 (単位:千円) 国庫支出金 県支出金 地方債 63,070 繰入金 その他 1,197 1 観光給与等管理費 56,209 観光一般管理経費 まちづくりの目標 2-1【観光交流】自然の恵みと出あう感動をわかちあおう 1,129 千円 一般財源 60,744 事項別明細書 P 170 ∼ 予算現額 56,567 千円 決算額 56,209 千円 翌年度繰越額 0 千円 (前年度決算額) 55,960 千円 職員人件費9名分(うち伊勢志摩観光コンベンション機構へ2名派遣)のほか、一般事務経費と して、パンフレット発送、統計調査事務費、公用車維持管理など観光関連の事務を円滑に進め、 効率化につなげました。また、嘱託職員1名を雇用し、市内外からの鳥羽観光への問い合せやメ ディア対応、国際観光文化都市としての情報発信や外国人観光客受け入れの強化を行いました。 観光客数 宿泊者数 旧基準(人) 新基準(人) 旧基準(人) 新基準(人) H19 5,134,960 ― 2,128,192 ― H20 ― 4,672,479 ― 2,164,334 H21 ― 4,296,618 ― 1,941,362 H22 ― 4,540,049 ― 1,975,363 H23 ― 4,207,570 ― 1,789,634 H24 ― 4,120,230 ― 1,718,443 -202- 観光一般管理経費 ※平成19年観光統計調査より三重県が全国観光統計基準に完全移行したことに伴い、鳥羽市にお いても、平成20年より全国観光統計基準による統計調査を採用しました。 事業 区分 2 観光基本計画管理事業 1,113 観光基本計画管理事業 千円 事項別明細書 P 172 ∼ 予算現額 1,212 千円 決算額 1,113 千円 0 千円 翌年度繰越額 まちづくりの目標 2-1【観光交流】自然の恵みと出あう感動をわかちあおう 471 千円 (前年度決算額) 後期アクションプログラムを実行するための管理事務を円滑に行いました。 平成23年度から実施している後期アクションプログラムの実施状況や観光関係各団体との情報 共有と意見交換を図るため、平成24年5月9日と7月10日に「伊勢神宮式年遷宮に向けた観光対策 会議」を実施しました。会議では、関係団体の意見や市観光アドバイザーによる助言や提案を 受け、伊勢神宮式年遷宮に向けた観光振興の方向性の確認、また、三重県から三重県キャンペー ンの説明を受けるなど観光戦略について協議を行いました。 ○主な財源 観光振興基金 1,103千円 事業 区分 3 コンベンション誘致事業 5,747 観光コンベンション機構 まちづくりの目標 2-1【観光交流】自然の恵みと出あう感動をわかちあおう 千円 事項別明細書 P 172 ∼ 予算現額 6,583 千円 決算額 5,747 千円 翌年度繰越額 0 千円 (前年度決算額) 8,739 千円 伊勢志摩観光コンベンション機構 5,747千円 伊勢志摩周辺の市町と三重県および管内商工会議所、観光協会、旅館組合、交通機関、民間団 体などで構成され、伊勢志摩広域での集大会誘致と観光振興や官民一体となった広域連携による スケールメリットを活かした情報発信や誘客促進、観光基盤整備等の様々な事業に取り組む同機 構へ負担金の支出と職員の派遣を行いました。 平成24年度では全国公開映画やテレビドラマのロケ誘致と各種サポートによる情報の発信と拡 散、SNSの活用による発信の取り組み、当地域の自然・歴史・文化・暮らし・人をテーマにし た着地型ツーリズムの商品化、プラットフォーム化を目標にした取り組み、「和食検定」の団体 受験による人材育成事業、インバウンド事業ではFIT層(個人旅行者)への訴求を目的に着地 型旅行商品を中心にしたモニターツアーを実施・フィードバックを行いました。 □情報発信事業 伊勢志摩地域広域でのスケールメリットを活かし、テレビやラジオ、パンフレットなどの他、 フェイスブック・ツイッター等のSNSなど、様々な媒体を利用した情報発信を行うほか、専門 誌、新聞等へ広告協賛等を行い伊勢志摩地域全体をPRしました。 □観光基盤整備事業 地域の垣根を超えておもてなしを向上させ、調整と連携及び実態を把握するため、おもてなし 向上研修会の開催や各種団体との連携、アンケートによる観光客実態調査を行いました。 -203- 観光コンベンション機構 □フィルムコミッション推進事業 映像を通した地域の魅力の再発見、伊勢志摩地域の魅力のPRを図るため、映像作品の誘致の ための窓口業務や制作会社等からの問合せ対応や取材及び撮影へのサポート件数は46件(テレビ 24、映画7、CM8、雑誌・書籍2、ポスター・Web等5)となっています。また、6件に延べ300 名のエキストラを派遣しました。 また、各種イベントへの共同・参画、FC事業推進委員会を2回開催しました。 □伊勢志摩WAONカード発行事業 イオンリテール株式会社と当機構の包括協定により、流通ビジネスによる観光振興事業の一環 として、イオン店舗内のPR会場を無償で提供していただき、伊勢志摩のPRをかねてWAON カードの販売を行いました。WAONカード利用総額の0.1%である840,040円がコンベンション 機構に寄付され広域観光振興事業に活用されます。 □観光地域づくりプラットフォーム支援事業 伊勢志摩地域観光圏にて着地型旅行商品の販売等を行うワンストップ窓口として観光地域づく りプラットフォームが持続的に機能していくため、各市町の着地型観光商品を取り扱っている事 業者を対象にアンケートを実施しました。そして、伊勢志摩観光圏内における着地型旅行資源の 取りまとめとしてテーマ別に「伊勢志摩 森・まち・海は恋人地旅」を作成し、各事業者と情報 共有を行い、圏内事業者を対象にしたプラットフォーム推進事業説明会を2回開催し、プラット フォーム事業運営の初期段階に向けて検討を進めました。 6 商工費 (項) 1 商工費 (目) 5 観光振興費 (款) 予算現額 決算額 331,177 事業 区分 299,517 (単位:千円) 財 源 内 訳 国庫支出金 県支出金 0 44,378 地方債 24,600 1 観光振興事業 繰入金 その他 125,127 118,605 観光振興推進事業 366 千円 観光パンフレット制作 105,046 事項別明細書 P 172 ∼ 予算現額 128,573 千円 決算額 117,777 千円 5,000 千円 翌年度繰越額 まちづくりの目標 2-1【観光交流】自然の恵みと出あう感動をわかちあおう 一般財源 (前年度決算額) 144,992 千円 5,040千円 平成19年以降増刷を続けていた総合観光パンフレットのデザイン等を一新し、60,000部を制作 しました。鳥羽市にある観光資源を幅広く紹介し、当地を訪れたお客様が必要とする情報を盛り 込むなど、より利便性の高いパンフレットの制作を行うことで、鳥羽市へ来訪する動機付けや滞 在時間の延長をはかるとともに、現地でより楽しめる情報を掲載するなど効果的な情報発信を行 うパンフレットとしました。また、表紙にはインパクトのある「真珠の耳飾りの海女」、背表紙 には「三世代海女」を使用することで、広く脚光を浴びるパンフレットに仕上がりました。パン フレットは様々なPRキャラバンで配布される他、全国からの電話依頼に対して観光課から郵送 を行うなど幅広い場面での情報発信に活用しています。 ○主な財源 観光振興基金 5,040千円 -204- 観光振興推進事業 7,885千円 鳥羽市観光案内所運営業務 鳥羽市および伊勢志摩地域の観光施設、交通機関、旅館、食事場所、土産品店舗等の案内及び 外国人観光客への対応を行いました。 平成24年10月に観光案内所が日本政府観光局(JNTO)が定める外国人観光案内所へ認定さ れました。外国人観光案内所としてサービス(日本政府観光局による電話通訳サービスや観光案 内所の機能向上のための研修会への参加など)を最大限に活用し、利用者の向上に努めました。 年度 利用者数 H22 66,632人 H23 77,789人 H24 80,786人 <負担金> 3,000千円 三重の観光営業拠点運営協議会 三重県・9市2町・三重県観光連盟・伊勢志摩観光コンベンション機構から構成される当協議会 では、三重県内各地域の観光資源の磨き上げや、地域が主体となって企画する旅行商品化への取 り組み及びその流通促進、観光と物産の情報発信等を図ることを目的とし、県内への一層の誘客 や県内での消費拡大等の促進に努めました。 ・地域企画型旅行商品発信による「周遊性」「滞在性」の促進事業 独自の宿泊ネットワークを持つ雑誌「じゃらん」とタイアップし、観光情報、グルメ、イベン トの3コンテンツでの展開を行い、発地でのより具体的な旅行プランの組み立てを実現させること に努めました。 じゃらん関西版 108,000部発行 ・マーケティング&セールス事業 食に関する魅力をPRするため、「日本の祝い魚」や「三世代海女」の情報とあわせ、「願い を固めるところてん作り&海女小屋プラン」を提案しました。また、25年度に向けて「干す文 化」がつなぐ鳥羽と伊勢神宮のイメージを発信するため、「HOSUプロジェクト」に関する協 議を行いました。 ・中京圏へのPR事業 「桜通りカフェ」での展開や東急ハンズ名古屋店との連携による三重県物品の展示・販売を行 いました。 ・関西圏へのPR事業 関西圏から三重県への誘客に繋げるため、日本旅行と連携した単独パンフレット「なっ得スペ シャル・伊勢志摩三重の旅」を作成しました。 発行部数 60,000部 ・大都市圏での説明会の実施 大都市圏(東京・大阪・名古屋)の旅行会社担当者に対し、三重県観光キャペーン、式年遷 宮、世界遺産熊野古道及び関連企画商品の説明を行いました。 600千円 「さっぽろ雪まつり」誘客事業参加 伊勢、鳥羽、志摩、南伊勢町の3市1町と伊勢志摩観光コンベンション機構と合同で、平成25年2 月4日∼11日の期間さっぽろ雪まつりに出展し、式年遷宮の周知と観光PRを実施しました。 -205- 観光振興推進事業 会場ではブースを設け、伊勢志摩のガイドブック・式年遷宮のチラシとあわせて鳥羽市のパン フレットを配布したほか、観光ポスター及びパネルの展示や旅行アンケートなど実施し、効果的 なPRを行うことができました。また、さっぽろ雪まつりを象徴する雪像では、伊勢神宮をモチ ーフとした雪像が展示され多くの来場者に伊勢志摩のイメージを印象付けることができました。 期間中来場者数 2,367,000人 伊勢志摩キャンペーン事業 4,500千円 平成24年度の第8回伊勢志摩キャンペーンは、第62回式年遷宮の諸行事で注目度が高まっている 「神宮」をメインテーマに、「参る。泊まる。めぐる。伊勢志摩。」をサブテーマとし、「食」 「自然」「文化」などの伊勢志摩の強みを生かしたイベントや参加型プログラムを展開しながら 伊勢市・鳥羽市・志摩市・三重県・近畿日本鉄道株式会社などが一体となって伊勢志摩への誘客 促進を図りました。 ・情報発信事業 ガイドブックの作成(A4 20ページ 215,000部) ポスターの作成(B1:2,200枚 B2:1,700枚 B3:28,000枚 計31,900枚) 広告媒体は新聞やタウン誌、雑誌などを活用(延べ掲載部数4,553,488部) プレスキャラバンを9月14日に行い新聞社8社、FMラジオ局1社、テレビ局1社訪問 ホームページの作成や携帯電話への情報発信の実施 アクセス件数64,447件 中部国際空港セントレアでのイベントの展開 伊勢志摩を旅して当たる!スペシャルプレゼントの実施(応募総数15,445通) アンケート調査の実施 回答総数14,000件 ・誘客事業 旅行会社パンフレットでのキャンペーン告知を関西圏、中部圏、関東圏 旅行会社パンフレット掲載部数 約1,552部 旅行会社店頭キャンペーンの実施(891店舗) ・イベントの開催 参宮の木札を活用した、おもてなしを実施 計10,000個配布 ・企業とのタイアップ事業 キリンビール株式会社三重支社とタイアップ事業を行い、同社提供のFMラジオ番組において 旬の情報発信と、バスツアーやグルメプレゼント企画を展開しました。この結果、1,200件の応募 がありました。 ・地域の魅力を高める事業として、鳥羽では「おおきんな祭りIN鳥羽」、「ぐるとば秋の食 祭」「かきむき体験と簡単かき料理」等の事業と連携しました。 伊勢神宮の式年遷宮が高まりを見せる中、3市の官民、三重県、近鉄などで行う観光キャンペー ンは、スケールメリットが大きく、伊勢志摩への誘客では、効果が高く、特に旅行会社、広告宣 伝などで、伊勢神宮の高い認知度を活用した食の魅力の訴求は引き続き実施します。 伊勢志摩国立公園協会 1,447千円 伊勢志摩国立公園協会への負担金を支出し、伊勢志摩国立公園の維持管理・情報発信、ビジ ターセンターの運営管理を行いました。 -206- 観光振興推進事業 ・伊勢志摩エコツーリズム推進の広報事業 伊勢志摩復刻版カレンダーを200部、「海女」をテーマにしたクリアファイルを200部、計400部 を作成しました。 ・清掃活動事業(国立公園グリーンワーカー事業) ボランティア団体の協力を得て、各地域での清掃活動を行い、自然環境の保全・整備に努めま した。鳥羽市においては、鳥羽駅前佐田浜一円を対象として行いました。 年度 ビジターセンター利用者数 H22 6,192人 H23 6,186人 H24 7,097人 テレビ番組制作 1,500千円 鳥羽市、伊勢市、志摩市、南伊勢町の各市町の負担金と民間企業の共催により、地元で活躍す る人に焦点をあて、人とふれあいながらその町の魅力に迫る三重テレビの番組「ええじゃない か」を制作し、3市1町の魅力的な資源や旬の情報発信を行い、誘客促進を図りました。 番組は毎週水曜日の午後7時からの55分間の放送で、年間13回の放送分の内、鳥羽市枠として4 回放送しました。また、三重テレビ放送だけではなく広範囲で放送されており、県外では関東 (テレビ埼玉、千葉テレビ、テレビ神奈川)、関西(奈良テレビ、サンテレビジョン、KBS京 都)、中部(岐阜放送)の8局で放送され、地上放送エリア内世帯数としては25,166,000世帯 (対全国世帯比:48.7%)となりました。 視聴者プレゼントでは、関東から関西(1都2府9県)にわたり、合計183,250件の応募がありま した。 三重県観光連盟 552千円 三重県観光の振興のため、情報発信等の事業を中心に積極的な事業展開を進めました。 ・観光情報提供事業 ホームページ「かんこうみえ」やメールマガジンによる情報提供を行いました。 ホームページアクセス件数 31,885,464件 メールマガジン配信件数 16,808件 ・季刊観光情報紙「観光三重」の発行 作成部数 年4回 夏号・秋号・冬号23万部、春号24万部 配布先 会員・主要駅・サービスエリア・全国旅行代理店・マスコミ等 約2,850件 ・三重県PR冊子(三重の観光ガイド)作成 作成部数 A4版 64P 10万部 ・産業観光スタンプラリー パンフレット作成部数 ガイドブック 33,000部 ラリーカード 70,000部 ポスターB3作成部数 452枚 三重県内参加施設数 64施設 ・三重県観光情報提供会への参加 平成24年10月25日 大阪国際会議場 参加者61名 平成25年1月18日 六本木・東京ミッドタウン 参加者318名 平成25年3月19日 帝国ホテル大阪 参加者70名 -207- 観光振興推進事業 伊勢志摩学生団体誘致委員会 600千円 小・中・高校を含め、年間約77,000人の教育研修旅行客が訪れる鳥羽市において、更なる学生 団体の誘致を行うため、伊勢志摩地域における教育研修旅行の継続を図り、新規に訪れる学校数 を増やすことを目的とした同団体へ負担金を支出しました。 平成24年度は横浜を中心とした首都圏の公立中学校219校と神戸などの関西圏の公立小学校257 校をターゲットに誘致活動を展開した他、ガイドブックやパンフレットの作成、旅行エージェン トの視察招聘を行いました。 ・誘致実績 学校数:23校 人数:3,205名 ・伊勢志摩学生団体旅行ガイドブック「伊勢志摩へおいないさぁ」3,000部作成 ・伊勢志摩修学旅行体験学習発表会の開催(兵庫県神戸市) ・伊勢志摩現地視察招聘事業の実施 ・旅行エージェント(JATA静岡地区委員会)の伊勢志摩現地視察招聘事業の実施 <補助金> 48,645千円 鉱泉源保護管理整備費 鉱泉源を生かした観光振興及び鉱泉源の保護管理、施設整備を図るため、鉱泉浴場の適正な保 護・管理のための費用や温泉を利用した誘客宣伝事業等に係る費用について、鳥羽市温泉振興会 に補助金を支出しました。 湯槽水質調査(計2回)・湯量調査(計2回)の実施による温泉の品質保持に努め、また、温泉 まちづくり研究会への参画、先進地研修(東京、湯布院)や宿泊産業活性化推進事業への参画に よる観光振興を図りました。 また、キャラクター手ぬぐい製作や、宣伝活動(メディア交流会、東京セールス)を行うなど 情報発信に努めました。 平成24年度における鳥羽市温泉振興会会員施設の宿泊客数は1,098千人で、前年度対比3.7%の 減少となりました。今後も鉱泉源の品質保持のため施設水質検査等を継続し「安心・安全」のイ メージ確立に努め「鳥羽温泉郷」の認知度向上と誘客促進に努めます。 7,000千円 地域観光圏整備促進事業 広域型の滞在型観光地を目指す「観光圏」の形成を促進するため、国が認定した「観光圏整備 実施計画にかかる観光圏整備事業」について、平成20年度から平成24年度まで、伊勢志摩観光コ ンベンション機構が行った観光振興事業計画で、鳥羽市の事業実施主体及び拠点として、南鳥 羽、海女文化や離島文化の魅力づくりを行う鳥羽商工会議所への支援を行いました。 平成23年度から事業仕分けにより国からの補助は無くなったものの、平成24年度までの事業計 画で伊勢神宮式年遷宮と重なることもあり、継続して事業を行い、この地域の魅力づくりと誘客 促進に努めています。 主な実施事業 ・観光地域づくりプラットフォーム支援事業 ・滞在魅力創出事業自立支援体制づくり事業(地域資源活用事業) ・青都とばミュージアム・海女文化PR事業 ・新成長戦略 計画策定事業 ・おもてなし促進事業 -208- 観光振興推進事業 鳥羽みなとまつり大会 6,700千円 第57回鳥羽みなとまつりは鳥羽マリンターミナルを会場とし、金刀比羅宮鳥羽分社の神事のほ か、明野航空学校のヘリによる祝賀飛行、鳥羽市内団体による和太鼓演奏など行いました。 花火は約4,000発で、鳥羽名物の水中花火や斜め撃ちなどを駆使し、鳥羽湾一面を華やかに彩り ました。花火大会と各イベントを盛大に行い、約11万人の来場者で賑わいました。年々趣向を凝 らした花火の打ち上げや会場を盛り上げるステージでの演出は来場者の方々にも好評を得ており 伊勢志摩を代表する夏のイベントに成長しました。 ○主な財源 観光振興基金 700千円 伊勢志摩地域・鳥羽市外国人観光客誘致促進協議会 1,971千円 インバウンド事業は国の重点施策の一つであり、伊勢志摩地域で外国人誘客のための中心的役 割を担う伊勢志摩地域・鳥羽市外国人観光客誘致促進協議会への支援を行いました。 鳥羽市を含む伊勢志摩地域における国際観光・外国人観光客受入を促進することを目的とし、 外国人観光客誘致のためのミッションの派遣、旅行商品の造成、効果的なプロモーション活動や 受け入れ体制の整備を行いました。 ブロガー及びメディア招聘事業としては、外国人観光客の中で今後大きな増加の可能性のある 中国をターゲットとし、中国富裕層向けの旅行商品の販売促進や在日中国人との交流や台湾・中 国・韓国のブロガーを招聘し、当地域の知名度向上に努めました。 PRキャンペーン実施事業としては、これまでのキャンペーンを継続・強化し、「グルメ王 国」というコンセプトをもとに、来訪者の増加を目標として行いました。 しかし、年度の途中で尖閣諸島問題による日中関係の悪化により、継続的なプロモーションが 一時的に途切れ、キャンペーン再開時の出足は良くありませんでしたが、春節前後から実績を伸 ばす結果となりました。 特に、ツアーに関しては個人旅行者(FIT)マーケットにターゲットを絞ったことで、昨年 度以上の実績をあげる結果となりました。 ○主な財源 観光振興基金 500千円 佐田浜駐車場観光対策支援事業 12,500千円 各離島の旅館へ宿泊する観光客及び団体旅行客を受け入れるため鳥羽市開発公社へ補助金を支 出し、離島観光の交通アクセスにおけるハンディを補完し、また大型観光バス受入体制を強化す ることで誘客を行いました。 離島宿泊者分 大型バス分 H22 11,077台 1,310台 H23 10,241台 1,110台 H24 9,871台 1,272台 -209- 観光振興推進事業 10,260千円 市観光協会 鳥羽市観光協会が行う観光振興事業を支援し、市内における誘致・交流イベントの開催や、受 入れ体制づくり、県内外における観光PRなどを実施しました。真珠婚首都圏PR事業では、首 都圏へのプロモーションを強化し、式年遷宮に向けた誘客促進を図りました。遷宮対策事業で は、伊勢IC∼内宮への23号線沿いに「お伊勢参りの後は鳥羽でゆっくり」という看板を設置 し、鳥羽への誘客促進につなげました。また、ホームページを更新し、小規模の宿泊施設もお客 様の目に入るよう見やすく分かりやすいものへ変更し、情報発信と誘客促進を図りました。 年間を通して多彩なイベントの開催を行うことで、直接の誘客のみならず、鳥羽観光のイメー ジ発信の役割を担っています。 主なイベント 真珠婚式 42組参加 真珠婚パック商品 65組参加 鳥羽ビルフィッシュトーナメント 46艇167名参加 鳥羽クラフト展 88ブース出店 のべ6,000名来場 鳥羽のおいしいハイキング 556名参加 グラウンドゴルフ大会 448名参加 ディスクドッグジャパンカップ 5,000名来場 鳥羽フィルムフェスティバル2012 応募数20作品 しろやま嘉隆まつり 1,000名来場 伊勢海老解禁 おおきんな祭りIN南鳥羽 157名来場 鳥羽魚魚まつり 10,000名来場 ポケモンスタンプラリーin鳥羽 10,333名参加 ○ 主な財源 観光振興基金 2,700千円 過疎集落等自立再生緊急対策事業(繰越) 5,000千円 国の緊急経済対策により新たに創設された補助メニューである過疎集落等自立再生緊急対策事 業(国庫補助 補助率10/10)において、菅島町内会の「風の島(菅島)PR事業」が採択 を受けたことから、予算計上を行い、翌年度へ繰り越しました。 ○主な財源 国庫補助 過疎集落等自立再生緊急対策事業 5,000千円 鳥羽市ユニバーサル観光サービス促進事業 予算現額 628 千円 決算額 628 千円 0 千円 翌年度繰越額 まちづくりの目標 2-1【観光交流】自然の恵みと出あう感動をわかちあおう NPO法人伊勢志摩バリアフリーツアーセンター観光客サポート事業 (前年度決算額) 598 千円 628千円 高齢者や障がい者の方々により快適に過ごしていただけるよう、ユニバーサル観光サービスを 提供するため、NPO法人伊勢志摩バリアフリーツアーセンターが実施する事業に対して補助を 行いました。 -210- 鳥羽市ユニバーサル観光サービス促進事業 「移動円滑化」事業として、障がい者及び高齢者等の移動を円滑にするため、車椅子(155件) ベビーカー(113件)を貸し出し、また高齢者や障がい者の視点になった情報発信を行うための HPの更新及び状況確認のための調査を行いました。また、「らくらく快適たび事業」として、 防災や旅行時のアクティビティに使用する自助具、補助具を購入しました。 「防災意識向上対策事業」では、バリアフリー防災セミナーの開催や、三重県・鳥羽市一斉津 波避難訓練へ参加し車椅子補助具を使った避難のレポートを行い、車いすの市民や観光客がどの ように避難するかを検討しました。 鳥羽市観光駐車場対策事業 予算現額 200 千円 決算額 200 千円 0 千円 翌年度繰越額 まちづくりの目標 2-1【観光交流】自然の恵みと出あう感動をわかちあおう (前年度決算額) 鳥羽市観光交通対策協議会 200 千円 200千円 5月の大型連休(GW)、8月のお盆、年始の観光繁忙期に臨時駐車場の開設や交通規制等を 行い、市内の駐車場不足の解消と渋滞緩和、またシャトルボートの運航による観光客の利便性向 上を図りました。シャトルボートを活用した送客については、鳥羽の地形を活かした手法であ り、渋滞緩和がなされるだけでなく乗船できることで家族連れを中心とした利用客に好評です。 平成25年度のゴールデンウイークに乗客2,000人の大型客船コスタビクトリア号の入港が決まっ たことから、佐田浜エリアの交通対策についてツアーを催行する事業者や三重県、鳥羽警察など と協議を行いました。さらに、神宮式年遷宮がある平成25年度の交通対策の方針について協議を 行いました。 市民の森臨時駐車場 GW 5月 4日(金) 458台 5月 5日(土) 229台 お盆 8月12日(日) 148台 8月13日(月) 307台 8月14日(火) 343台 マリンパーク臨時駐車場 GW 4月28日(土)∼5月 6日(日)うち7日間 272台 お盆 8月11日(土)∼8月19日(日) 9日間 459台 年始 1月 1日(火)∼1月 3日(木) 3日間 121台 事業 区分 2 観光施設維持管理事業 11,758 観光施設維持管理事業 まちづくりの目標 2-1【観光交流】自然の恵みと出あう感動をわかちあおう 公衆便所維持管理(清掃業務) 千円 事項別明細書 P 174 ∼ 予算現額 6,666 千円 決算額 6,612 千円 翌年度繰越額 0 千円 (前年度決算額) 5,455 千円 1,465千円 公衆トイレ(佐田浜、ミニパーク、安楽島海水浴場、答志椿公園、樋の山、相差千鳥ヶ浜、 国崎、面白展望台)の定期的な清掃活動、浄化槽保守点検などの維持管理を行い、観光客の方々 が快適・安全に利用していただけるよう努めました。 -211- 観光施設維持管理事業 近畿自然歩道パトロール員業務 622千円 神島、菅島、答志島、青峯山・朝熊山の近畿自然歩道について、歩くことの楽しさを体験して もらうため、安心・安全に利用していただける歩道として、維持管理・清掃を行いました。 パトロール員による委託区間における定期的なパトロール(年6回)と台風・豪雨その他の災 害の直後におけるパトロールを実施しました。また、台風の影響により、数ヶ所にわたって倒木 が道をふさぐ事態が起こりましたが、いずれも各パトロール員が倒木の切断・除去作業を行い ました。 ○主な財源 三重県からの委託料475千円 安島海水浴場維持管理業務 1,383千円 海水浴場の開設に伴い、海浜や施設の清掃等の維持管理を実施し、安心して安全に利用できる 海水浴場の運営を行いました。 利用客は対前年比減少しましたが、海浜や施設の清掃等の維持管理業務や廃棄物処理を行い、 安心して利用できる海水浴場の運営を図りました。 開設期間 7月1日∼8月31日 利用人数 H22 12,608人 H23 7,421人 H24 6,228人 鳥羽展望台維持管理事業 まちづくりの目標 2-1【観光交流】自然の恵みと出あう感動をわかちあおう 予算現額 5,147 千円 決算額 5,146 千円 翌年度繰越額 0 千円 (前年度決算額) 12,232 千円 箱田山園地(鳥羽展望台)に係る維持管理業務 4,287千円 パールロードのドライブイン機能として箱田山園地(鳥羽展望台)の利用促進及び自然保護を 行いながら、周辺施設であるトイレ、駐車場広場の清掃、木の剪定や光熱水設備保守管理など箱 田山園地施設の維持管理に努めました。 土地賃借料 859千円 箱田山園地(鳥羽展望台)の浄化槽用地、公衆トイレ用地、駐車場用地、として土地を借り上 げました。 ○主な財源 ふるさと創生基金 1,439千円 事業 区分 3 観光基本計画推進事業 152,515 観光案内サイン整備事業 まちづくりの目標 2-1【観光交流】自然の恵みと出あう感動をわかちあおう 観光案内サイン整備事業 千円 事項別明細書 P 176 ∼ 予算現額 14,740 千円 決算額 12,951 千円 翌年度繰越額 0 千円 (前年度決算額) 13,263 千円 12,951千円 東日本大震災の津波被害の教訓を活かし、海岸沿いの地域で土地勘のない観光客が安全に避難 場所へ行けるように津波避難誘導看板を設置しました。 -212- 観光案内サイン整備事業 設置した看板はピクトグラムを採用し、多言語対応や太陽光発電照明の設置、距離、海抜の表 示や他方向から見ることができるよう、ピクトのみ垂直付設を行うなど鳥羽市独自のものを設置 しました。 看板の設置にあたっては答志町において旅館組合や島の旅社と連携し、図上訓練やフィールド ワークを行い、設置後も検証するなど離島地域の防災意識の向上を図り、活動内容をPRするこ とで、安心、安全のまち鳥羽のイメージアップに努めました。 また、平成21年度に策定した鳥羽市観光案内サイン整備事業計画に沿い、来訪者や沿道利用者 の利便性と満足度を向上させ、滞在時間の延長を図ることを目的に案内サインの整備を行いまし た。サインの設置にあたっては、災害時に土地勘のない観光客の方が速やかに避難ができるよう 津波避難誘導看板の併設を行い、観光客の安全確保につなげました。 津波避難誘導看板 30基(答志町、神島町、鳥羽一丁目・三丁目、安楽島町、相差町、石鏡 町、国崎町) 総合観光案内板 2基(答志町、神島町) 観光案内サイン 8基(安楽島町、神島町) 撤去 2基(鳥羽一丁目) ○主な財源 県補助 地域減災力強化推進補助金 2,641千円 観光振興基金 9,688千円 ホスピタリティ戦略事業 予算現額 570 千円 決算額 562 千円 0 千円 翌年度繰越額 まちづくりの目標 2-1【観光交流】自然の恵みと出あう感動をわかちあおう (前年度決算額) 鳥羽駅ボランティアガイド事業 847 千円 562千円 GWや夏の繁忙期に鳥羽駅を利用する観光客の満足度向上を目的とし、ボランティアガイドに よる観光案内や車いす、ベビーカーの貸し出しを行うため、ガイドボランティアを募り人材育成 に努めました。延べ124名による観光案内や車椅子・ベビーカーの貸し出しを8日間実施するとと もに、駅ボラの様子をマスコミが紹介したことにより、鳥羽市のイメージアップに効果がありま した。 ○主な財源 観光振興基金 562千円 旅行商品・プロモーション戦略事業 まちづくりの目標 2-1【観光交流】自然の恵みと出あう感動をわかちあおう 予算現額 49,123 千円 決算額 49,107 千円 翌年度繰越額 0 千円 (前年度決算額) 33,037 千円 旅行商品・プロモーション戦略事業 首都圏戦略旅行商品事業 16,958千円 首都圏をターゲットとした効果的な誘客を図り、伊勢志摩地域の周遊型旅行商品の造成による 宿泊客増加を目的に広告宣伝戦略の取り組みと連携し、旅行商品の開発・販売促進を展開し ました。 今後においても首都圏の客層のニーズから効果が得られる旅行商品の開発を引き続き考案し ていきます。 -213- 旅行商品・プロモーション戦略事業 主な旅行商品は以下の通りです。 ・新幹線に重点を置いた商品展開 女子旅Shupoへのミキモトコスメセット特典付きプランの展開 1,273名 ミキモトエッセンマスクを現地での引き換えとし、鳥羽市内への来訪数の増加が図れました 東海旅客鉄道「女子旅Shupo」サイトでの告知 ・JR東海と連携した旅行商品造成 女子旅Shupo「伊勢・鳥羽・志摩」の他7種類のパンフレット延べ39万部 ・首都圏地区における旅行会社誌面を活用した情報発信及び誘客 JTB「伊勢志摩」メインパンフレット下期の他1種類のパンフレット延べ28万部 2,739名 Knt!「伊勢志摩」専用他2種類のパンフレット延べ16万部 1,072名 日本旅行「伊勢・南紀」メインパンフレット10万部 199名 JR東海ツアーズ「伊勢志摩・南紀」専用パンフレット4万部 ・大手宿泊サイトを活用した宿泊施設のPR じゃらん、るるぶトラベル、日本旅行、楽天トラベルサイト内告知 じゃらんnet「鳥羽祝い魚」プラン3,208名 誘客実績数 計10,749名 ・都内の大学と連携した旅行商品の造成 立教大学観光学部の協力により旅行商品化を進めました。学生が主体となり現地を訪れ、フィ ールドワークを行い、鳥羽の観光資源や観光形態などの調査・研究を重ね、近畿日本ツーリス トとのコラボレーションにより学生らしいオリジナル旅行プランが完成しました。2月には東 京でプレス発表を行い、店頭販売が実現しました。今後も立教大学と連携を図り若者の視点を 活かした誘客促進の強化を図ります。 ○主な財源 観光振興基金 16,958千円 着地型旅行商品造成事業 3,549千円 鳥羽市内の観光素材を活用した着地型旅行商品を造成することで鳥羽市への誘客を図るため 着地型商品の企画・旅行商品化しました。(告知展開;パンフレット) 発行部数 期間 願いを固めるところてん作り&海女小屋体験 5万部 25.4.1∼9.30 八見!答志島夜の海ほたる鑑賞プラン 5万部 25.4.1∼9.30 恋する鳥羽パワースポット三女神めぐり 512万部 25.4.1∼9.30 海女小屋体験プラン 514万部 24.10.1∼25.9.30 実績数 135人 「鳥羽オプショナルプラン(25.4.1∼9.30)」専用パンフレットを作成し、企画した商品の 現地販売を行いました。 また、継続している商品の情報発信及び企画管理として ・美し国周遊バス 石神さん参拝プラン 1,205人 ・美し国周遊バス 夫婦岩参拝と鳥羽行きプラン 518人 ・伊勢⇒鳥羽タクシー「二見浦御利益」「伊勢志摩スカイライン」コース 234人 ○主な財源 観光振興基金 3,549千円 -214- 旅行商品・プロモーション戦略事業 内宮鳥羽直通バス実証実験事業 9,800千円 式年遷宮に向かい増加する神宮参拝客を鳥羽への誘客につなげることを目的に、内宮から鳥羽 駅周辺、そしてパールロードを経由して相差町までバスを運行し、併せて利用者の予約管理及び 誘客・宣伝をする実証実験をしました。 ・旅行会社誌面を活用した情報発信 JTB「鳥羽へ行こう」3万部、「三重県キャンペーン」7月号1万部 近畿日本ツーリスト「伊勢志摩」4月から9月号5万部、「ハートフル伊勢・鳥羽の旅」3万部 日本旅行「鳥羽へ行こう」11万部、「伊勢志摩」6万部 ・「恋する鳥羽す」専用ホームページを作成し、地元の施設及び宿泊施設にセールスを行い、 ホームページ内にてバナー掲載を依頼(20件) ・都市圏でのチラシ配付箇所89箇所3万部、内宮前でのチラシ配付回数210回実施 ・旅行雑誌「じゃらん」での告知、「じゃらん」ネットでの告知 ・1日1便のバスの運行。併せてバス利用者予約管理 6月から3月まで253日間運行。実質運行224台、乗車人員1,709名 ・鳥羽市内で使用できる500円分の金券「恋する鳥羽クーポン」を付け、店舗への誘客 実証実験の結果、10月から旅行商品販売(下期)に合わせた効果が1月から3月にあらわれ、特 に3月にはほぼ満席状態の運行日もありました。このことから、平成25年度における本格運用を 検討しましたが、同時期に伊勢志摩地域に三重交通「CANばす」が増便運行する方針を立てた ことや、大手旅行会社が平成25年10月から翌年3月までの休祝日に伊勢、鳥羽、志摩の周遊バスを 運行する計画を打ち出したことから、鳥羽内宮直通バスを鳥羽市が主体的に本格運用することは 見送ることとしました。 ○主な財源 観光振興基金 9,800千円 鳥羽市広告宣伝戦略事業 18,500千円 鳥羽市広告宣伝戦略委員会を組織し、柔軟な発想、アイディアを出し合い、鳥羽市の観光関係 団体が方向性を一つにした効果的な広告宣伝活動を展開し、鳥羽市への誘客促進を図りました。 ・三世代海女中川さん母娘キャラクター化 鳥羽の天恵の海が育んだ豊かな海の幸と日本一海女が多いまちであることをPRしていくた め、全国的にも珍しい三世代にわたり現役で海女をしている相差町の中川さん母娘(寿美子 さん、早苗さん、静香さん)を鳥羽市観光キャンペーンガールとして9月に任命しました。 また、9月26日、27日に東京のメディアへ市長トップセールスを実施し、新聞や業界紙に掲載 されました。その後も三世代海女はメディアからの注目も高く、様々なテレビや雑誌に取り上 げられるなど、大きな反響があり、鳥羽観光のイメージ向上に効果がありました。 ・連携広告 三重県や近鉄などのステークホルダーと連携し、全国媒体等で「神宮」「伊勢志摩」などの 認知度の高い情報に合わせて鳥羽宿泊訴求を継続することで、鳥羽の認知度向上、広告展開を 図りました。 ザ・近鉄さんぽ名古屋∼伊勢志摩編(11/19発売)、Hanako(1/4発売)、るるぶ伊勢志摩14 (3/13発売) -215- 旅行商品・プロモーション戦略事業 ・首都圏PR展開 恋する鳥羽HPのリニューアルを中心にパブリシティへの露出を目指したPR展開を行いま した。 ホ−ムページリニューアル、PR展開、SNS(Twitter,Facebook)、WEBアクセス数の 把握、またWEBアンケートを行い、1,139通の応募・回答から鳥羽の認知は80%と高く、HP 閲覧後の来訪意欲は、ほぼ全員が「行きたい」と回答しています。 ・市内及び関西・中京圏での展開 着地での広告展開を積極的に行うことで来訪者のリピーター化を図りました。 とばマリンナイトポスター・チラシ制作、第二伊勢道路用看板デザイン制作、三世代海女 中川さん母娘ポスター制作、広報とばロゴ運用開始ページ制作、三世代海女中川さん母娘 パネル制作、離島ポスター制作 ・ロゴの運用 鳥羽の一体感、おもてなし感の醸成に向けたロゴマークの波及を図りました。 ロゴマニュアル作成、ロゴ申請ページ作成、「日本の祝い魚」商標登録 ○主な財源 観光振興基金 18,500千円 エコツーリズム推進事業 300千円 市内の各産業の持続と活性化を目指し、豊かな自然や歴史・文化など地域固有の資源について 地域内の合意形成を図りながら効果的な活用と保護の両立を進めるエコツーリズムを推進する ため、鳥羽市エコツーリズム推進協議会の活動支援を行いました。 平成24年度の事業は、様々な主体が参画する鳥羽市エコツーリズム推進協議会を4回開催しまし た。また、具体的に事業を推進するため「循環・連携部会」と「普及啓発部会」の2部会をそれ ぞれ2回開催しました。 エコツーリズム推進法に基づき、地域のエコツーリズム推進構想である「全体構想」の策定を 目指し、環境省の側面的支援として日本エコツーリズム協会の協力を得て、策定に向けた協議を 行いました。今後、国への提出と認定を目指します。 そのほか、エコツーリズムを紹介するホームページの開設、エコツーリズムを知るきっかけと なるセミナーとして「エコツーカフェin鳥羽」や地域連携・産業連携で世界を魅了する伊勢志摩 をテーマに「エコツーリズムシンポジウムin鳥羽」を開催するなど普及定着を図りました。 ○主な財源 観光振興基金 300千円 アクションプログラムマネジメント事業 まちづくりの目標 2-1【観光交流】自然の恵みと出あう感動をわかちあおう 市観光アドバイザー 予算現額 7,500 千円 決算額 7,499 千円 翌年度繰越額 0 千円 (前年度決算額) 7,907 千円 499千円 鳥羽市観光基本計画を効果的かつ効率的に推進するため、宿泊産業活性化を中心とした観光分 野におけるアドバイス等の支援を受け、観光振興に努めました。 -216- アクションプログラムマネジメント事業 後期アクションプログラム重点戦略の一つである宿泊産業活性化推進事業において、各地域で 宿泊事業者や地域の方々とのワークショップや観光振興全般の助言や提案を受けました。多様化 する女性市場、シニア層を狙い「旺盛なプレゼント消費」「アニバーサリー消費」が進む中、地 域の財産から生まれた商品企画の全体像が共通認識となり、「ぐるとば」「日本の祝い魚」「真 珠の海七草」「島むすび」「食旅事業」等の新しい感覚の商品ラインナップができ、平成25年度 の伊勢神宮式年遷宮の受け皿づくりの基本策定となりました。 ○主な財源 観光振興基金 499千円 宿泊産業活性化推進事業 7,000千円 「宿と地域が一体となってつくる品質重視の滞在型宿泊観光地」を目指し、市内宿泊事業者の 方とのワークショップ等を通じた資源の掘り起こしや資源を活用した体験型の新しい旅の構築を 行い、宿泊事業者だけではなく地域全体で観光客を歓迎する周遊型・滞在型の宿泊観光地づくり に取り組みました。 宿泊産業と地域の活性化に向けた魅力づくりのため地区別に会議を行い、メニューづくりや体 制づくりの支援を行いました。 また、このワークショップで造成された体験型宿泊プランの中から、新しくインパクトのある 食資源として「伊勢えびの干物」が開発されました。これは島遺産100選に選定されたことを皮切 りに、TVや雑誌等で紹介されるなど注目を浴びています。 そのほか、各宿自慢の料理や特徴的な方法で提供される一品を「一宿逸品」として募集を行い 「一宿逸品」サイトを新たに設置し、情報発信を行いました。 秋には各地区ならではの食を5感で楽しめるメニューを期間限定で提供する「ぐるとば秋の食 祭」を開催しました。 ○主な財源 観光振興基金 7,000千円 食品・土産品戦略事業 まちづくりの目標 2-1【観光交流】自然の恵みと出あう感動をわかちあおう 予算現額 3,427 千円 決算額 2,867 千円 翌年度繰越額 0 千円 (前年度決算額) 2,200 千円 731千円 ご当地グルメ推進事業 地元食材を活用したご当地グルメの推進と定着を目標に「とばーがー」の認定を行ったほか、 認定した「とばーがー」、「鳥羽弁当」についてはパンフレットなどにより、観光客への周知に 努めました。 とばーがーは3店舗5種類の認定を行い、認定数はとばーがーが18店舗で27種類となりました。 また、鳥羽弁当については、12店舗で16種類となっております。 また、とばーがーのマスコットキャラクター「トーバ」「トパティ」の着ぐるみを使用し、パ ンフレットの配布などを行い、認知度の向上やイメージアップを図りました。 ○主な財源 観光振興基金 731千円 -217- 食品・土産品戦略事業 2,136千円 食の魅力開発事業 鳥羽の料理人に焦点をあてた「食」の魅力づくりとして、専門講師を招いた料理研究会、認定 審査会を行いました。認定審査会では、3事業者3種類の料理人弁当が認定されました。また、情 報発信として、ポスター及びチラシを作成し、東京、大阪方面へのセールス活動を行いました。 平成25年度以降においても、料理人研究会及び認定審査会の回数を重ねることで、鳥羽料理人 弁当の種類及び質を向上させていくことを目指します。 ○主な財源 観光振興基金 2,136千円 旅行会社企画造成者セールス事業 予算現額 391 千円 決算額 386 千円 0 千円 翌年度繰越額 まちづくりの目標 2-1【観光交流】自然の恵みと出あう感動をわかちあおう (前年度決算額) 529 千円 式年遷宮を契機として多くの観光客が伊勢志摩地域を訪れることを見込み、鳥羽への更なる誘 客と、来訪されるお客様の満足度向上を目指し、東京・名古屋・大阪を中心としたメディア及び 旅行会社に向けたセールスを展開しました。 主なセールス ・市長トップセールス 「三世代海女」及びフェルメールを模した「真珠の耳飾りの海女」ポスターを持参し、海女を 中心とした鳥羽の魅力のセールスを実施しました。セールス直後には多くの問合せがあり、注目 されるきっかけとなりました。 ・首都圏旅行会社セールス 大手旅行会社におけるセールス活動を実施する中で、女子旅や遷宮関連の旅行商品の需要が高 く、次年度事業でも展開の必要性を確認しました。 三世代海女を鳥羽市観光キャンペーンガールとして任命し、海女と鳥羽の魅力を合わせたセー ルス展開や、「日本の祝い魚」や「真珠の海七草」など鳥羽の食資源を活かした宿泊プランな ど、メディア等が興味を引くセールスをし、鳥羽の旅行商品造成を促しました。 ○主な財源 観光振興基金 386千円 カモメの散歩道水中ライトアップ事業 まちづくりの目標 2-1【観光交流】自然の恵みと出あう感動をわかちあおう 予算現額 2,250 千円 決算額 2,249 千円 翌年度繰越額 0 千円 (前年度決算額) 2,242 千円 カモメの散歩道付近の海を水中ライトアップすることで、佐田浜周辺の海の自然景観と夜の魅 力アップを図り、夜間の賑わいを創出し鳥羽市へのさらなる誘客と、宿泊客の滞在時間の延長を 図りました。 期間 7月21日∼8月31日 19時∼21時30分 6基の水中照明とBGMで演出をし、毎週土曜日にはプロのカメラマンによる写真撮影と子供向 けにお菓子のつかみ取りなどを行い、ドルフィン公園のイルミネーション会場からの導線確保の ために、カモメの散歩道の植え込み付近にビン玉ライトアップを設置し会場の賑いづくりを行い ました。 -218- カモメの散歩道水中ライトアップ事業 鳥羽の夜の魅力の一つとして、イルミネーションや鳥羽旅館事業協同組合が行う毎夜連続花火 との相乗効果があり、アンケート調査では、全体の約8割の方からプラス評価をいただいているな ど、満足度の高い事業となっています。 ○主な財源 観光振興基金 2,249千円 夜の観光魅力アップ事業 まちづくりの目標 2-1【観光交流】自然の恵みと出あう感動をわかちあおう 予算現額 4,000 千円 決算額 3,357 千円 翌年度繰越額 0 千円 (前年度決算額) 3,754 千円 宿泊客誘致のための夜の魅力アップ事業 3,357千円 鳥羽旅館事業協同組合「とばマリンナイト 出会い交流事業」160万円、「クリスマスウィーク スペシャル 冬の音楽とパフォーマンス交流事業」100万円、浦村旅館組合「浦村町かきの国ト ワイライト事業」30万円、答志島旅館組合「よさ、来い night IN 答志島」456,500円 の補助金を支出しました。 鳥羽湾で打ち上げられる連続花火やイルミネーション、水中ライトアップとの相乗効果で鳥羽 旅館組合の事業へ延べ3,000人、クリスマスウィークスペシャルでは5日間で約350人、答志島旅 館組合では夜の花火や散歩をするお客様が増え、夜に宿泊施設から外へ出て散策することで地域 経済の活性化につながりました。 ○主な財源 観光振興基金 3,357千円 イルミネーション整備事業 まちづくりの目標 2-1【観光交流】自然の恵みと出あう感動をわかちあおう 予算現額 15,000 千円 決算額 14,994 千円 翌年度繰越額 0 千円 (前年度決算額) 5,239 千円 佐田浜東公園付近や沿岸部歩道にイルミネーションを設置することで、鳥羽の夜の魅力の一つ として宿泊客の増加や観光客の滞在時間の延長を図ることを目的にイルミネーションの整備を行 いました。 点灯期間 7月21日から1月14日 整備内容 鳥羽の海の宝石「真珠」が生まれ育つ海中世界をイルミネーションで表現しま した。佐田浜東公園の噴水にスポットライトで照射。周囲の低木にストリング球 (青・ 白・水色)、フルカラーLEDによる「真珠」イルミネーションを設置し、 また、沿岸部にも長い歩道を飽きさせない散歩道にするための工夫を施しました。 会場来訪者にアンケートを実施し、利用評価・改善要望の把握をし、今後の観光地づくりに役 立てる取り組みも行いました。 アンケート結果については、感想として「キレイ」、「ずっと続けてほしい」、「よい散歩 道」などプラス評価が76%、マイナス評価が2%であり、高い評価が得られました。 ○主な財源 観光振興基金 14,994千円 -219- 離島の魅力創出事業 予算現額 62,097 千円 決算額 52,693 千円 7,622 千円 翌年度繰越額 まちづくりの目標 2-1【観光交流】自然の恵みと出あう感動をわかちあおう (前年度決算額) 神島・監的哨耐震補強及び改修工事、潮騒公園整備工事 - 千円 49,323千円 平成23年度に実施した耐震診断結果を踏まえ、監的哨の耐震化による保存と活用のため、耐 震補強計画の策定及び耐震補強・改修工事を離島体験滞在交流促進事業を活用し、実施しまし た。1階の壁の一部を撤去し、新たにコンクリートの壁を新設する耐震化に併せ、天井や壁面の 改修、屋上部には安全面を考慮した手摺りの設置等を行いました。 また、潮騒文学の保存と活用による交流促進や魅力づくりのため、神島の定期船乗り場付近に 交流広場として「潮騒公園」の整備を行いました。公園内には、島民や観光客が休憩できるベン チをはじめ、潮騒関連の紹介パネルを設置しました。また、「三島文学・潮騒の地」と刻まれた モニュメントを設置し、潮騒文学の保存・活用を図りました。 監的哨、潮騒公園ともに4月1日より供用を開始し、来訪者や島民に利用されています。 監的哨 耐震補強計画策定及び改修設計業務 1,764千円 耐震補強及び改修工事 26,902千円 潮騒公園 潮騒公園設計業務 1,259千円 潮騒公園整備工事 15,929千円 モニュメント設計業務 500千円 モニュメント設置工事 2,969千円 ○主な財源 県補助 離島体験滞在交流促進事業費補助金 24,661千円 辺地債 24,600千円 離島の魅力創出事業 2,972千円 地域と連携した離島観光資源の発掘や魅力創出による離島周遊観光の促進を目指し、「島遺産 100選」の選定・登録を行いました。 「島遺産」の選定にあたっては、専門家による地域資源の評価・分析を踏まえ、離島全世帯への アンケート調査を実施し、食、自然景観、風物詩、祭などの区分により108つの「島遺産」を登録 しました。登録した「島遺産」はツイッターやフェイスブック、ホームページ等を活用して情報 発信し、島遺産を巡る離島ハイキングが近鉄の旅行商品として企画・販売されるなど、離島観光 の促進に繋がっていますが、「島遺産」を活用した更なる旅行商品の展開や、島民の「島遺産」 に対する意識醸成が今後の課題です。 島遺産選定内訳 郷土料理・名物料理・特産品など 15件 食材 15件 自然景観や町並み、風景など 23件 祭り・イベント、風物詩 22件 歴史・文化、史跡など 33件 ○主な財源 観光振興基金 2,972千円 -220- 離島の魅力創出事業 島遺産100選ガイドブック制作及び離島の魅力創出事業(繰越) 7,622千円 国の緊急経済対策により新たに創設された補助メニューである離島活性化事業費補助金 (国庫補助 補助率1/2)を活用し、島遺産ガイドブック制作や離島の魅力創出事業が交付決 定を受けました。予算計上を行い、翌年度へ繰り越しました。 ○主な財源 国庫補助 離島活性化事業費補助金 2,978千円 観光振興基金 4,644千円 予算現額 5,875 千円 決算額 5,851 千円 0 千円 遷宮対策事業 翌年度繰越額 まちづくりの目標 2-1【観光交流】自然の恵みと出あう感動をわかちあおう (前年度決算額) 御遷宮誘客宣伝事業 - 千円 2,835千円 式年遷宮により伊勢志摩地域への注目が高まり、多くの観光客・来訪者が予測されます。この 好機を捉え鳥羽ならではの魅力ある資源を活用した周遊型・滞在型の観光地づくりを目指し、三 重県や伊勢志摩観光コンベンション機構との広域キャンペーン等の広告宣伝事業と連携し、効 果的でインパクトのある情報発信を図りました。 ・広告宣伝 紹介チラシ作成 A4カラー両面 10万部 雑誌での情報発信 週刊文集3/14号 ポスター増刷 「日本の祝い魚」3種類各100枚 ・広告宣伝普及イベント 干し伊勢えびの商品開発 ・PR 干し伊勢えびの商品開発に新聞社、テレビ取材が増加傾向にあります。 近鉄鳥羽駅歓迎看板制作「真珠の耳飾りの海女」 ○主な財源 観光振興基金 2,835千円 首都圏戦略事業 1,762千円 式年遷宮により、伊勢志摩地域に注目が高まる中、来訪者のニーズに合わせてJR東海と連携 した首都圏での旅行商品の造成や情報発信を図りました。また鳥羽市内の宿泊と飲食店・土産 店・入場施設を連動した旅行商品の造成と誘客を図りました。 ・恋する鳥羽クーポンを活用した展開 JTBが展開する「遷宮」パンフレット及び「女子旅Shupo」パンフレット内でプラン利 用者へ鳥羽市内の指定店舗で使えるクーポン券(500円)の特典設定を行い、鳥羽への集客及 び鳥羽市内施設への誘客を図りました。 「遷宮」パンフレット8万部 「恋する鳥羽クーポン500円」特典設定し募集展開。また鳥羽市のロゴマーク及びホームペー ジURLを紹介 -221- 遷宮対策事業 ・メインパンフレットによる鳥羽の観光情報発信 発行部数及び流通が多いメインパンフレット内にて鳥羽の観光情報掲載を図りました。 JTBが展開する「遷宮」パンフレット及び「女子旅」パンフレット内でプラン利用者への 「伊勢志摩」メインパンフレット10万部 告知掲載サイズ1/6P 観光情報掲載「ぐるとば」 ○主な財源 観光振興基金 1,762千円 御遷宮周遊滞在プログラム造成事業 1,254千円 宿泊産業活性化の推進を目的に来訪者の周遊性・滞在性を向上させる取り組みとして宿泊事業 者を中心に周遊滞在プログラム造成を支援しました。 魅力ある企画や体験型メニューを提供するため宿泊事業者をはじめ、飲食店や観光事業者など 観光に携わる人たちと連携し、各地域の資源を活かした魅力あるプログラムの造成における話し 合いやワークショップを行いました。 ・市内を周遊していただくための魅力づくり検討会議開催(8地区) 浦村、石鏡、国崎、相差・畔蛸、答志島、菅島、鳥羽エリア(小浜・鳥羽・安楽島)、神島 ○主な財源 観光振興基金 1,254千円 事業 区分 4 地域雇用創出事業 16,639 観光PR隊事業 まちづくりの目標 2-1【観光交流】自然の恵みと出あう感動をわかちあおう 千円 事項別明細書 P 176 ∼ 予算現額 6,857 千円 決算額 3,647 千円 翌年度繰越額 0 千円 (前年度決算額) 6,253 千円 3,647千円 観光PR隊事業 緊急雇用創出事業を活用し、法被や着ぐるみを着用して、市内、市外、県外にて、鳥羽のパン フレット、チラシを配るなどのPR活動を行うことで、鳥羽の認知度を高めました。 また、鳥羽市内の観光素材を調査し情報発信することで、鳥羽への誘客を図りました。 ・観光施設等でPR(JR・近鉄鳥羽駅構内・鳥羽水族館・マリンターミナルなど)43回 ・市外、県外キャラバン(伊勢市内宮前PR活動・長野県飯島町いいちゃん産業祭り・埼玉 ゆるきゃらサミットin羽生・北海道さっぽろ雪まつりなど) 53回 ・メディア交流会にてPR(東京・大阪)2回 ・観光HPブログ、恋する鳥羽ツイッター、恋する鳥羽フェイスブックの更新 毎日 市内外での着ぐるみを使ったPR活動は、着ぐるみのゆるきゃら人気もあり、鳥羽の周知に大 きな効果がありました。旅行会社や地元観光団体からの着ぐるみでのPRのオファーも増えてお り、他市で同様の取り組みが少ないため、有利にPRできる状況になっています。 また、様々なメディアでもPR隊の名称で出演し、堅苦しさのないPRができ効果的でした。 さらに、HPブログ、ツイッター、フェイスブックの情報発信を常に行い、見ていただく人た ちも増加してきています。フェイスブックなどを常に更新することにより確実にファンを増やし ており、PR事業として効果がありました。 ○主な財源 緊急雇用創出事業補助金 3,618千円 -222- 離島の魅力創出事業 予算現額 4,143 千円 決算額 3,520 千円 0 千円 翌年度繰越額 まちづくりの目標 2-1【観光交流】自然の恵みと出あう感動をわかちあおう (前年度決算額) - 離島の魅力創出事業 千円 3,520千円 地域と連携した離島観光資源の発掘や、魅力創出による離島周遊観光の促進を目指し、「島遺 産」を活用したフォトコンテストの開催や旅行商品の企画、4島の観光関係者のネットワークづ くりを行いました。 島と島をつなぐネットワーク会議として、「島むすび会議」を定期的に開催し、島の食素材を 使ったおむすび「島むすび」の開発を行い、離島間の連携強化と同時に、離島への観光誘客を図 りました。 ・島遺産フォトコンテストの開催 期間 平成24年10月4日∼平成25年1月7日 応募点数 109点 ・島むすび会議開催 7回 ○主な財源 緊急雇用創出事業補助金 3,511千円 海の幸「海藻」活用拡大事業 予算現額 7,608 千円 決算額 6,583 千円 0 千円 翌年度繰越額 まちづくりの目標 2-1【観光交流】自然の恵みと出あう感動をわかちあおう (前年度決算額) - 海の幸「海藻」活用拡大事業 千円 6,583千円 委託先:財団法人東海水産科学協会 雇用1名 鳥羽における新しい海藻の活用方法の創出を図ることを目的に、海藻の過去の利用調査や他地 域での利用調査を実施し、海藻の有効性を見直し、刊行本「海藻」の制作を行いました。 また、調査結果報告会の開催や刊行本を市内観光事業者等へ配布するなど、市内における海藻 の活用拡大を図りました。 県外における調査等(福岡県、長崎県、静岡県、徳島県、石川県、熊本県、山口県、兵庫県) ・市場、スーパーや旅館等で販売や利用されている海藻の調査等を実施しました。 市内外における調査等(鳥羽市、志摩市) ・低利用、未利用の海藻について調査や海中写真の撮影などを実施し、今後の活用に向けた提案 をしました。 ・刊行本「海藻」の制作 カラーP48 2,000部 ○主な財源 緊急雇用創出事業補助金 6,583千円 -223- 予算現額 4,461 千円 決算額 2,828 千円 0 千円 鳥羽の食素材を活かしたPR事業 翌年度繰越額 まちづくりの目標 2-1【観光交流】自然の恵みと出あう感動をわかちあおう (前年度決算額) 鳥羽の食素材を活かしたPR事業 - 千円 2,828千円 委託先:鳥羽商工会議所 雇用1名 鳥羽の漁師や海女が獲る魚介類や海藻などの食素材を活用し、「地元の漁師や海女が獲った食 素材」というブランド確立を図るため、商品開発企画と情報発信を行いました。 商品開発企画 ・海女が水揚げする海藻類(ひじき、あらめ、わかめ)の商品開発企画及び試作等を行い、「塩 ふきあらめ」を商品化しました。 ・海女が水揚げする魚介類(うに、さざえ、ひじき、あらめ、わかめ)を使用した弁当等の試作 やレシピの作成を行い、アンケート調査を実施し改善等を行いました。 情報発信 ・市内外のイベント時における食材提供や、食材パンフレット作成による鳥羽のPRを実施しま した。 当事業による商品開発企画や試作を実施した結果を踏まえ、土産物店での販売を実施した後、 宿泊施設等での販売やレシピ活用の拡大を図り、地元漁師や海女の価値を高めます。 ○主な財源 緊急雇用創出事業補助金 2,828千円 予算現額 遷宮対策情報発信強化事業 決算額 翌年度繰越額 まちづくりの目標 2-1【観光交流】自然の恵みと出あう感動をわかちあおう 遷宮対策情報発信強化事業 (前年度決算額) 1,921 千円 61 千円 0 千円 - 千円 61千円 式年遷宮に向け、伊勢神宮をきっかけとした鳥羽への誘客促進を図るため、情報発信ツールの 作成や活用及び伊勢神宮と合わせたPR活動などを行うため二人の臨時職員を雇い入れました。 また、ハローワークを通じ求人の案内を掲出していましたが、結果的に短期での採用となって しまったため、決算額が減少しました。 ○主な財源 緊急雇用創出事業補助金 61千円 -224-
© Copyright 2024 Paperzz