グレーター・ナゴヤ・イニシアティブ、欧米の自動車部品メーカー10 社を招聘

平成17年1月14日
グレーター・ナゴヤ・イニシアティブ
グレーター・ナゴヤ・イニシアティブ、欧米の自動車部品メーカー10 社を招聘
=日本貿易振興機構との共同プロジェクトで、現地企業との個別商談会、
トヨタ工場訪問、グレーター・ナゴヤ各地域への視察ツアーを実施=
グレーター・ナゴヤ・イニシアティブ(以下、GNI)は、日本貿易振興機構(ジェトロ)と共同で、グレー
ター・ナゴヤへの対日投資促進を目的に、1 月 20 日(木)
、21 日(金)の 2 日間、欧米の自動車部品関連企
業 10 社(米国 4 社、ドイツ 2 社、ベルギー、フランス、英国、ルクセンブルク、各 1 社)を当経済圏に招聘
します。
本招聘プログラムでは、トヨタ自動車株式会社への訪問、圏内各地域へのインダストリアルツアーや「日
欧米自動車フォーラム」といったプログラムを通じて、招聘海外企業に対し、投資対象としての当経済圏の
魅力を紹介します。
【インダストリアルツアー】
招聘海外企業は、自動車産業動向の現状把握を目的に、圏内の代表的企業であるトヨタ自動車株式会社を訪問し
ます。ここではトヨタ自動車より、概況説明がなされると共に、同社の堤工場(愛知県豊田市堤町)訪問が予定さ
れています。さらに GNI の賛同自治体である愛知県、岐阜県、三重県が各々の地域や投資環境を紹介する、インダ
ストリアルツアーを企画しており、招聘海外企業は3つのグループに分かれ、各地域の企業訪問、インフラ視察等
を行います。
【日欧米自動車フォーラム】
海外企業と圏内の日本企業とのビジネス・マッチング・サービスの一環として、
「日欧米自動車フォーラム」を 1
月 20 日(木)に開催します。招聘海外企業は、各社の製品やサービスを紹介するプレゼンテーションをフォーラ
ムに参加する圏内日本企業に対して実施するとともに、双方の製品・サービスの詳細に関する紹介や、具体的な業
務提携の機会を発掘するために、招聘海外企業とフォーラム参加圏内企業との間で個別商談会が行われます。
なお、今回のフォーラム開催にあたり、GNI では「GNI パートナーズ・クラブ」
(1月6日現在の会員数は237)
の会員企業に参加を呼びかけ、海外企業に関する情報提供や個別商談会の案内といった、ビジネス・マッチング・
サービスを提供しています。
※日程は別紙をご参照ください。
(お問い合せ先)
【グレーター・ナゴヤ・イニシアティブ事務局】
中部経済産業局
グレーター・ナゴヤ・イニシアティブ推進チーム 担当:瀬賀、中島
電話:052−951−0547
FAX:052−961−7829
E-mail:[email protected]
URL:http://www.greaternagoya.org
【別紙】
(日 程)
1月 19 日(水)
1月 20 日(木)
夜
福岡から名古屋へ移動
(午 前)
9:30〜11:30
・トヨタ自動車による概要説明
・トヨタ自動車堤工場見学
〜(昼 食)〜
(午 後)
13:30 ブリーフィングセミナー
・投資環境紹介 「GNI」
(20 分)
(中部経済産業局 大滝地域経済部長)
・既進出外資系企業等によるプレゼンテーション
(10 分×2 社)
・質疑応答
豊田市内
KKR ホテル名古屋
蘭の間
14:30 受付開始
1 月 21 日(木)
15:00 日欧米自動車フォーラム (セミナー、懇談会)
・基調講演 「トヨタの技術開発」
(40分)
(トヨタ自動車㈱ 常務役員 山科 忠氏)
・海外企業プレゼンテーション(7 分×10 社)
17:45 セミナー参加企業との懇談会
19:30 終了
終日 3グループに分かれてGNIインダストリアルツアー
企業訪問、個別商談会、企業交流会等の開催
①インダストリアルツアー Gifu
ソフトピアジャパン視察、自動車関連企業訪問
②インダストリアルツアー Aichi
サイエンスパーク視察、自動車関連企業訪問
③インダストリアルツアー Mie
自動車関連企業訪問
夕方 名古屋市にて解散
「日欧米自動車フォーラム」会場案内
KKRホテル名古屋(名古屋市中区三の丸1−5−1)
KKR ホテル名古屋
芙蓉の間
岐阜県内
愛知県内
三重県内
招聘企業一覧
Stratos Audio, Inc
http://www.stratosaudio.com(米国)
International Electronics & Engineering S.A.
http://www.iee.lu/(ルクセンブルク)
無線放送のコンテンツ・宣伝・番組・消費者の行
動データなどと、リアルタイムでインタラクティブ
なやり取りを可能にするメディア・サービスを提供
する会社。自動車用・携帯用・家庭用無線システム
の簡単なボタン操作などにより、ミュージック・宣
伝・リスナー投票などをインタラクティブに行うこ
とができる技術を有する。"StratosAudio、Hyundai
Autonet およびモトローラは 2004 年1月、世界初
の双方向自動車用ラジオで CES のモバイル部門に
おいて「ベスト・オブ・イノベーション」賞を受賞。
ラジオは RDS、Bluetooth、ワイヤレス・リターン・
チャンネルを搭載。Stratos は現在、製品を市場に
出そうとしている。
乗用車乗員センサーにおける世界のトップ企業。ヨ
ーロッパ、北アメリカ、アジア太平洋地域(日本、
韓国、台湾、中国、オーストラリア)など、基本的
に世界中の全自動車製造業者に販売を行う。同社が
設計・開発・製造を行う乗員探知センサー/システ
ムの例を次に挙げる。乗員にシートベルト装着を促
すシートベルト・リマインダー(SBR)、座席に乗客
が着席していない場合のエアバッグ作動を防止す
る乗客存在検知(PPD)システム、乗用車の助手席
に装備されたチャイルドシートにおける、子供のエ
アバッグによる死亡・重症を防ぐチャイルドシート
存在・方向検知(CPOD)システム, 乗用車の座席に
着席している人に応じて(チャイルドシート着席の
子供、非着席の子供、大人)エアバッグを起動させ
る乗員分類(OC)システム及び身体感知システム、
前部2座席着席の乗客またはチャイルドシートの
タイプを同時に認識する3D CMOS カメラ、前部
座席ワイヤレス・シートベルト・リマインダー用カ
メラ、歩行者保護システム(PPS)等。同社はまた、
携帯電話、コンピューター、医療用など、他用途の
センサー製造も行っている。
Preco Electronics, Inc.
http://www.preco.com(米国)
1947 年、エンジン部品の再構築事業を開始。1962
年に Reverse alarm を開発して以来、業績は劇
的に伸びている。 Reverse alarm が市場に受け入
れられて以降は、R&D や他社への投資に力を入れ
るなど、多角的なビジネス展開をしてきたところ。
現在、同社は2カ所(アイダホ州、イリノイ州)に
工場を有し、アイダホ州のボイジーでは、 Reverse
alarms 、 Amber warning lights
Radar object
detection systems
GPS tracking /monitoring
systems などの有標製品の開発に注力している。
Atlantic Tool & Die Co.
http://www.atlantictool.com(米国)
1937 年に自動車用スタンピング部品の金型メーカ
ーとして設立されたが、その後、中小スタンピング
部品の製造も手掛けるようになり、現在では、部品
売上が 90%を占める。プログレによる中小部品の
製造が得意である。オハイオ、テキサス、アラバマ
に工場があり、メキシコ工場建設計画中。上海、深
仙、シンガポールに提携パートナーを持ち、グロー
バルな戦略を展開している。米国ホンダ操業以来の
取引先で、Honda Award を連続受賞するなど、そ
の技術、品質、納期ともに高い評価を得ており、30
社を超える米国内日系企業との取引がある。米国ホ
ンダから徹底的に品質管理の手法(Poka-Yoke)を学
び、同社製造のスタンピング部品は、品質、納期と
もに高い評価を得ている。
KIRCHHOFF
http://www.kirchhoff-gruppe.de (ドイツ)
100 年以上前から、自動車産業の金属構造材を製
造・供給している。部品製造からスタートし、現在
は国際的サプライヤーに発展しました。金属成形、
クリンチング、組立、表面加工が弊社の中核事業で
す。2200 人にのぼる従業員を抱え、ドイツ(5カ
所)、ポーランド(2カ所)、スペイン、ポルトガル
(2カ所)、ハンガリー、ブラジル、メキシコ(2
カ所)
、アイルランドの生産設備で 26 億フランの世
界売上をあげている。同社は自動車産業向け金属構
造材分野における、リーダー的サプライヤー。金属
成形、クリンチング、組立、表面加工が弊社の中核
事業。製造部品、コンポーネント、モジュールの生
産開発は、社内の建築部門、試作品部門、設備部門
で行っている。すべての組立、コンポーネントを社
内で管理している。ドイツ、アイルランド、ポーラ
ンド、スペイン、ハンガリー、メキシコ、ブラジル
への世界的な進出により、無駄のない中規模企業の
体制を保ちつつ、顧客にコスト面、物流面における
便宜を提供することが可能。
SEPTENTRIO nv/sa
http://www.septentrio.com/(ベルギー)
欧州有数のIT(半導体技術)インキュベーショ
ンセンター、IMEC(www.imec.be)のスピンオフ企
業として 2000 年に設立。自動車用カーナビのほか、
船舶用などプロフェッショナルユースの衛星測位機
のマイクロチップとソフトウェアのOEM生産を主
に行っている。既存システムのGPSのほか、先ご
ろ欧米間で技術導入の相互協調利用が決まった欧州
独自の衛星測位システム、
「ガリレオ」システムの技
術を持つ。従来のGPSシステムよりも精度が高い
欧州独自の衛星測位技術、ガリレオの技術を持つ。
同技術を持つのは仏・THALES 社と同社の 2 社のみ。
Cooper-Standard Automotive, Inc.
http://www.cooperstandard.com (米国)
ACTech GmbH
(ドイツ)
従来の型を使用しない迅速なプロトタイピング技術
により、新開発鋳物向けの砂型鋳物試作品と小ロッ
トの生産・開発をほぼ連続的に行っている。骨材、
パワートレイン、構造材に使用される高負荷部品を
専門にしている。逐次的な航空宇宙産業適用に向け
た複雑な砂物鋳型部品の生産。重量 400Kg、大きさ
数メートルまでのアルミニウム、マグネシウム、鉄、
スティール合金の生産。自動車産業向け製品(例:
シリンダーヘッド/ブロック、インテーク/エグゾ
ーストマニフォールド、タービンハウジング、オイ
ルパン、ギア/クラッチハウジング、シャーシと構
造部品、油圧アロケータ等)
、航空宇宙関連(飛行機
のタービンハウジング、ヘリコプターのメインギア
ハウジング等)製品を製造。
SBD Ltd
Cooper-Standard Automotive は Cooper Tire and
Rubber Company の 経 営 グ ル ー プ の ひ と つ 。
Automotive Group は自動車 OEM 向けの製品およ
びシステムの世界的プロバイダ。流体システム、シ
ーリングシステム、
NVH コントロールシステムの 3
つの部門から成り立っている。排気、ヒーティング
およびクーリング、燃料およびブレーキ、パワース
テアリングを制御するサブシステムおよび部品の
設計・開発を専門とする流体システム部門の代表者
が参加。流体システム部門は、排気(EGR バルブ
/クーラーなど)
、ヒーティングおよびクーリング
(ラジエーター/ヒーター・ホース/サーモスタッ
トのサブアセンブリーなど)
、燃料とブレーキチュ
ーブおよびホースのサブアセンブリー、パワーマネ
ージメント(パワーステアリングチューブおよびホ
ースのアセンブリー、油圧式ルーフ・ラインなど)
を制御するサブシステムおよび部品の設計・開発を
専門としている。
http://www.actech.de
http://www.sbd.co.uk
(イギリス)
同社は、車両メーカー、一流サプライヤー及びネ
ットワークオペレーターと緊密に協力し、車両安全
と車両テレマティックス分野における優良製品の開
発を促進する独立企業。強力な自動車エンジニアリ
ング知識と経験に裏打ちされた同社は、ヨーロッパ
市場への顧客技術の実際の応用についてアドバイス
することが可能。主なサービスは以下のとおり。
①市場及び技術レポートによる情報の提供。これ
らのレポートは世界中で販売。
②具体的なプロジェクトにおける大企業との協力
(例:日本のレクサスのエンジニアと緊密に協
力し、世界レベルの安全システムを開発。この
システムは5年間連続で第一位を達成)
③コンサルタント・サービスによる、さらに広範囲
の企業支援(例:数社の日本メーカーと戦略レベ
ルで協力し、費用効率の高い第一級製品をヨーロ
ッパ向けに開発した。)
ONETOO http://www.one-too.com/
(フランス)
同社は包括的サービスという理念の下、分析的コン
サルティング、システム構築、ビジネス・モニタリ
ングの実施によって、顧客である自動車製造業者に
解決策を提供する。分析的コンサルティングとは、
顧客が望む課題を最適化するための共同生産と定義
づけることができる。同社のシステム構築は、製品
の設計、テスト、プロトタイプ製作、一括請負、ま
たはサービス(出張導入、委託、訓練、メンテナン
スなど)に分類できる。主な顧客として(取引額の
大きい順)
、シトロエン、プジョー、ルノー、フォー
ド、ゲイツ(自動車用部品ベルトの最大手)
、日産。
売上げの 20-30%は輸出によるものである。ドイツ、
イタリア、日本には代理店を通じて販売しており、
今後、イギリス、スペインにも輸出開始予定。