1-B-12 13th JC州( N o v .1993) 第 13回 医 療 情 報 学 連 合 大 会 宮崎医科大学総合医療情報システム(PHOENIX)の増強と そのパフォーマンス 0田下j 関、吉原博幸 宮崎医科大学医療情報部 ReinforcementofPHOENIXandi t sperformance JunTanoshimo,HiroyukiYoshihara MiyazakiMedicalC o l l e g e ,DepertmentofMedicalI n f o r m a t i c s Abstract: Undert h ePHOENIXs y s t e m ,weh a v es t a r t e dw i t hap a t i e n tmovements y s t e mandam e a lo r d e re n t r ys y s t e ms i n c eJ u l y ,1 9 8 9 ; 町ys y s t e m .Ours y s t e m sh a v eb e e nr e e v a l u a t e dw h i l e 4y e a r sh a v ep a s s e ds i n c ea l ls y s t e m sw e r eonw i t ht h ee x c e p t i o no fa ni n j e c t i o no r d e re n 滋n sw e r eb e i n gd o n e .H o w e v e r ,w i t ht h ea c c u m u l a t i o no fd a t aa n dp e r f o r m a n c e s ,t h er e s p o n s et i m eh a ss l o w e ddown e x t e n s i v et u n i n go fp r o g r a r o u n d1 0a . m . ,t h eb u s i e s tt i m eo fo u rh o s p i t a l ,b e c a u s eb a t c h e sh a v et or u n .Ani n c r e a s ei nt h er u n n i n gc o s th a sb e e na p p r o v e dbyt h e l i t y .Wew i l lr e p o r tt h ef u n c t i o n a lr e i n f o r c e m e n to fp e r f o r m a n c e m a n a g e m e n t ,andwei n t r o d u c e dac o m p u t e r ,f o u rt i m e st h ep r e v i o u so n ei nめ i 口紅ys y s t e m sa n dt h e i rp e r f o r m a n c e . ont h es e c o n do r d e re y s低限, f u n c t i o n a lr e i n f o r m e n to fo r d e re n t ys y s t e m ,p e r f o r m a n c eo fo r d e re n t r ys y s t e m Keywords: o r d e r田 町ys 3 .ソフトウェア 1 .はじめに 宮崎医科大学総合医療情報システム(PHOENIX)が ホストのOSも富士通(株)のOS4/FSPから OS4/XSPへレ ベルアップし、リレーショナルデータベースシステムに 1 9 8 9 年1月に稼働して以来4年目をむかえた。その問、医事 >にi I 買 システムのイ塩、主にオーダエントリーシステムを中, t よる扱いやすいデータ処理システムを実現している。ま 次システムを拡張してきた。現在ほとんどのシステムが稼 た、パソコンについても増強し、ホスト集中型の方式で はなく、パソコン側でのユーザインターフェイスを重視 働しており、残るは注射薬品オーダシステムのみとなった。 1992 年12月で第一次の開発計画は終了した。 1993年1月にハ ードウェア・ソフトウェアのレベルアップを行い、現夜第 二次オーダリングシステムを構築中であり、今後は底師及 し、マスター類はなるべくパソコン側に置くように設計 し、ホストの負荷軽減とレスポンスの向上を闘っている。 しかしなが。ら、ノ Tソコンに関しては、あくまでもお1 S ”D OS び看護婦に対する参照系サービスや、総合的な意味での操 作性の向上が必要であると考えている。今回は、レスポン ベースで業務が稼働しており、 G咽 1 i c a lUserI n t e r f a c ε( GUl) のレベルからみると、まだまだ問題点が残されており、 ス等のデータをもとに第二次オーダリングシステムの機能 的な増強とそのパフォーマンスについて報告する。 今後多くの改善が必要であると思われる。 4 .レベルアップがもたらしたもの 2 .機器構成 現在の電算システムでは、ホストに電送されるデータ 中央処理装置として大型汎用コンピュータ FACOM は膨大な最であり、レスポンスの優劣はホストコンピュ f i l > / 8を導入した。これは前のコンピュータのFACOM Ml ータの処理能力にかかっていると雷ってよい。本院の場 M 7 0 0 / 4に比較して約 4倍の能力を持つホストコンピュータ 合、ホスト・端末開の分散処理を行っていることから、 侶から 1281 届へ約2 . 7 f 音メモリア である。主記’憶容量は481 端末独自で処理を行う場合は、パソコンとしての機能が 幽 ップを行い、磁気ディスクは 17GBから 45GBへ2.6倍の容量 フルに発揮されるため業務でも問題は少ないが、データ アップを行い業務量及びデータ最の増加に備えている。ま 転送に際してはデータ量の増加に伴ってレスポンスの劣 化をまねいている。思 lのようにトランザクション量に関 た、パックアップ系の充実を留り、 M T 装置からカートリ 装置を導入した。このことにより運用を行う担当 ッジM T しては、 10時から 12時の間でピークになる。この時間帯 者としては、日計処理等の自動化が実現し、かなりの省力 化が図られた。また、日本語プリンタも笈削印M 2台のう は、外来のオーダリング処理と再診受付処理及び診療会 計処理が重なる。この間は、検査歴等の参照も活発に行 台 的 側 四M と入れ替え、レセプト処理などの帳表類 ち1 われているが、レベルアップに関わらずトランザ、クショ の出力関係の高速化を実現した。ワークステーションには、 ン量は変化していない。 CPU能力に関しては、図2のとお 日 銀70 既 2を配備し、 CPU 性能は前のパソコンの約3倍の能 り前のコンピュータでは日中ほとんど75%以上の高稼働 力を持っており、メモリも40MBから IOOMBへ大幅にアツ 率であり、負荷が高くなっている。しかし、レベルアッ プした。台数は232台から 363台へと 130台ほど増やしている。 プしてからはかなり余裕のある状態で運用されており、 t 月 A A 1 3 t h JC附( N o v .1993) 第 13国 医 療 情 報 学 連 合 大 会 診療現場からもレスポンスに関する苦f 宥はほとんど無くな っている。図3は医事外来診療会計のレスポンスを新|日の コンピュータで比較したものであるが、医事会計システム 5 .おわりに 宮崎医科大学総合医療情報システム(PHOENIX)の増強 を行ってから約 10ヶ月が経過したが、これまでは旧シス テムの移行作業が中心であり、これから現行システムの ブラッシュアップを行うとともに、新規システムの追加 及び先進分野への取り組みを行い、総合毘療情報システ ムの充実を図り、病院業務が円滑に運用できるよう努力 したいと考えている。 はホスト直結の端末処理であるため、明らかに処理時間が 短縮されている。また、図4は1日のレスポンスの推移をそ れぞれ!日ホスト・!日端末、旧ホスト・新端末、新ホスト・ 新端末で計測したものであるが、これによるとレスポンス は、端末の能力を上げただけでかなり短縮されている。ま た、ホストのレベルアップはレスポンスに関しては、あま り影響が出ておらず、ホストの能力よりもネットワークの 回線速度と、ハードディスクのI / O が大きな影響を与えると いうことが言えそうである。 ( 秒 ) 4 3000 園田噌山田|隠ホストコンピュータ 3 . 7 1 園|臼ホストコンビュー合 図新ホストコンピュ一歩 _..._…新ホストコンどュータ 2000 1000 口一 h 口一的 。いの 寸 一 。 。 オーダJ N込 保険滋択 図1 . トランザクション量 オーダ∼保険 診療行為 計算審出力 診療会計 図3 .医事外来診療会計レスポンス ( 秒 ) ( % ) 100 ト十十十ペーーオ i 80 −i ー『伽… 日ホスト・ I E l童話末機 !日ホスト・新緩末機 ” 。 . ” 新ホスト・新総末機 一 一ι 60 40 事 一一曲芸 一 ー 十…十一丸∼→一……→…………高 室 20 8 σ3 8 . ・ ~ 8 .・ ; : 8 .・ 8 1 ~ σF ) ~ココ 8 8 ~コ" 寸 ~ ~ F ミ 0 ト F . ・ 1~ 14 1€ 、 菌4 .1 8のレスポンスの推移 菌2.CPU 稼働率 ( 跨 ) OO A A
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