求人のための大学案内2017 PDF版

2017
め
求
が
代
材
時
人
る
え
超
を
時代
す
ま
て
っ
育
求人のための大学案内
「人間的な科学 技術」の開拓者
サイエンスとテクノロジーの最前 線で活躍できる人材をお探しの
企業の皆さま、どう ぞご期待ください。
目次
本学の理念
3
就職支援
4
学生数
5
進路状況
6
教員一覧・就職担当教員室
7
教育・研究組織
9
■大学院工芸科学研究科
応用生物学専攻
11
材料創製化学専攻
13
材料制御化学専攻
15
物質合成化学専攻
17
機能物質化学専攻
19
電子システム工学専攻
21
情報工学専攻
23
機械物理学専攻
25
機械設計学専攻
27
デザイン経営工学専攻
29
建築学専攻
31
デザイン学専攻
33
先端ファイブロ科学専攻
35
バイオベースマテリアル学専攻
37
博士後期課程(博士) 39
■工芸科学部
生命物質科学域
41
設計工学域
42
造形科学域
43
学部共通(夜間主コース) 44
芸術的創造性との協働、そして
自然環境との共生のために
本学の理念
就職支援
京都工芸繊維大学は、遠く京都高等工芸学校及び京都蚕業講習所に端を発し、
時代の進展とともに百有余年にわたり発展を遂げてきた。本学は、伝統文化の源
ち
び
わざ
である古都の風土の中で、知と美と技を探求する独自の学風を築きあげ、学問、
芸術、文化、産業に貢献する幾多の人材を輩出してきた。本学は、
自主自律の大
学運営により国立大学法人として社会の負託に応えるべく、
ここに理念を宣言
する。
基本姿勢
京都工芸繊維大学は、未来を切り拓くために以下の指針を掲げ、教育研究の成
果を世界に向けて発信する学問の府となることを使命とする。
●人類の存在が他の生命体とそれらを取りまく環境によって支えられている
ことを深く認識し、人間と自然の調和を目指す。
●人間の感性と知性が響き合うことこそが、新たな活動への礎となることを
深く認識し、知と美の融合を目指す。
●社会に福祉と安寧をもたらす技術の必要性を深く認識し、豊かな人間性と
高い倫理性に基づく技術の創造を目指す。
研 究
京都工芸繊維大学は、建学以来培われてきた科学と芸術の融合を目指す学風を
発展させ、研究者の自由な発想に基づき、深い感動を呼ぶ美の探求と卓越した知
の構築によって、人類・社会の未来を切り拓く学術と技芸を創成する。
教 育
京都工芸繊維大学は、千年の歴史をもつ京都の文化を深く敬愛するとともに、変
貌する世界の現状を鋭く洞察し、環境と調和する科学技術に習熟した国際性豊か
な人材を育成する。
そのため、
自らの感動を普遍的な知の力に変換できる構想力と表現力を涵養する。
社会貢献
京都工芸繊維大学は、優れた人的資源と知的資源とを十分に活かし、地域にお
ける文化の継承と未来の産業の発展に貢献するとともに、
その成果を広く世界に
問いかけ、国際社会における学術文化の交流に貢献する。
運 営
京都工芸繊維大学は、資源の適正で有効な配置を心がけ、高い透明性を保ちつ
つ、機動的な判断と柔軟かつ大胆な行動をもって使命を達成する。
3
本学学生の進路の特徴は、学部学生のうち約74%が大学院博士前期課程に進学し、
その博士前期課程の就職
率は約93%で、
就職先の大半が製造業であることです。
本学では、学生に対して総合的に支援を行う
「学生支援センター」に、学生の進路指導及び就職支援について総
合的に企画・立案・実施する
「キャリアサポート室」
を設置し、
専門の相談員による就職相談、
各種就職ガイダンス・講座、
OB
・OGによる就職活動体験報告会、
キャリアミーティングⅠ
・Ⅱなどの就職支援事業を展開しています。
求人等に関する情報は、基本的には各課程・専攻に寄せられ、就職担当教員を通じて学生に提供されます。
また、
学生サービス課就職支援室へ届けられた求人等の情報は、
Web上での「求人票・掲示板閲覧システム」や就職支援
室での掲示等により学生に提供されます。
●就職担当教員(2016年11月1日現在)
工芸科学部
課 程
生体分子応用化学課程
高分子機能工学課程
物質工学課程
機械システム工学課程
デザイン・建築学課程
デザイン・建築学課程
デザイン・建築学課程
先端科学技術課程
職名
担当教員
電話番号
教 授 堀内淳一 075
(724)
7539
准教授 山雄健史 075
(724)
7780
教 授 高廣克己 075
(724)
7507
教 授 西田秀利 075
(724)
7325
教 授 鈴木克彦 075
(724)
7613
教 授 野口企由 075
(724)
7653
准教授 角田暁治 075
(724)
7670
教 授 秋富克哉 075
(724)
7277
メールアドレス
[email protected] 12-410
[email protected]
[email protected]
[email protected]
[email protected]
[email protected]
[email protected]
[email protected]
工芸科学部・工芸科学研究科
課程・専攻
応用生物学課程・専攻
電子システム工学課程・専攻
情報工学課程・専攻
デザイン経営工学課程・専攻
職名
教
教
教
教
授
授
授
授
担当教員
電話番号
宮田清司
小林和淑
稲葉宏幸
川北眞史
075
(724)
7796
075
(724)
7452
075
(724)
7499
075
(724)
7761
建物−室番
(号館)
メールアドレス
[email protected]
[email protected]
[email protected]
[email protected]
2-N525
12-208B
10-508B
E2-512
E2-408
E1-518
E1-508
建物−室番
(号館)
1-206
5-303
7-406
1-507
工芸科学研究科
専 攻
職名
担当教員
電話番号
材料創製化学専攻
材料制御化学専攻
物質合成化学専攻
機能物質化学専攻
機械物理学専攻
機械設計学専攻
建築学専攻
建築学専攻
デザイン学専攻
先端ファイブロ科学専攻
バイオベースマテリアル学専攻
准教授
教授
教授
教授
山雄健史
高廣克己
原田俊郎
堀内淳一
075
(724)
7780
075
(724)
7507
075
(724)
7514
075
(724)
7539
[email protected]
[email protected]
[email protected]
[email protected]
2-N525
12-208B
12-413B
12-410
教授
西田秀利
075
(724)
7325 [email protected]
10-508B
教 授 鈴木克彦 075
(724)
7613
准教授 角田暁治 075
(724)
7670
教 授 野口企由 075
(724)
7653
教 授 桑原教彰 075
(724)
7494
教 授 浦川 宏 075
(724)
7567
メールアドレス
[email protected]
[email protected]
[email protected]
[email protected]
[email protected]
E2-512
E1-518
E2-408
8-319
14-S107
●京都工芸繊維大学学生サービス課 就職支援室
〒606-8585 京都市左京区松ヶ崎橋上町1番地
URL : http://www.kit.ac.jp
TEL : 075
(724)7149
(ダイヤルイン)
FAX : 075(724)
7140
E-mail: [email protected]
就職支援室長 早川 信司
就職支援係 河野浩之
4
学 部
(2016年5月1日現在)
■工芸科学部
学域・課程
1年次
男子
女子
コース
生命物質科学域
応用生物学課程
応用化学系
生体分子工学課程
生体分子応用化学課程
高分子機能工学課程
物質工学課程
設計工学域
電子システム工学課程
情報工学課程
機械システム工学課程
機械工学課程
デザイン経営工学課程
造形科学域
造形工学課程
デザイン・建築学課程
3学域共通
(学部共通)
先端科学技術課程
夜間主
合 計
28
137
26
39
2年次
男子
女子
3年次
男子
女子
28
21
27
28
35
44
49
14
7
19
41
47
51
10
5
22
61
51
8
11
58
53
4
5
77
21
14
22
78
20
8
18
67
51
56
66
61
88
2
8
7
23
57
21
54
67
4年次
男子
女子
29
27
44
18
52
65
13
18
92
78
107
22
95
72
442
25
446
171
6
159
29
487
10
180
42
640
男子
生命物質科学域
応用生物学専攻
生体分子工学専攻
高分子機能工学専攻
物質工学専攻
材料創製化学専攻
材料制御化学専攻
物質合成化学専攻
機能物質化学専攻
設計工学域
電子システム工学専攻
情報工学専攻
機械システム工学専攻
機械物理学専攻
機械設計学専攻
デザイン経営工学専攻
造形科学域
造形工学専攻
デザイン科学専攻
建築設計学専攻
建築学専攻
デザイン学専攻
(独立専攻)
先端ファイブロ科学専攻
バイオベースマテリアル学専攻
合 計
1年次
17
女子
男子
17
2年次
男子
122
2,724
計
39
1
2
2
60
50
51
43
38
0
0
0
13
7
11
26
77
1
2
2
73
57
62
69
0
11
0
1
0
7
94
95
4
70
57
24
4
17
0
3
0
12
98
112
4
73
57
36
22
1
2
2
29
29
24
22
21
0
0
0
4
1
6
12
31
21
27
21
9
6
5
14
50
45
4
6
36
32
11
2
0
5
44
50
4
34
25
13
49
14
37
13
1
0
1
47
13
1
1
0
44
22
1
0
1
96
27
1
1
0
81
35
2
1
1
177
62
27
12
393
5
4
127
33
16
412
12
11
154
60
28
805
17
15
281
77
43
1086
1年次
8
6
1
3
3
0
8
8
37
女子
男子
5
2
0
0
3
2
1
4
5
4
4
2
3
20
学年暦(2017年度予定)
1
1
20
2
39
2年次
女子
男子
5
1
0
0
1
15
7
15
3
1
15
4
60
2
2
7
2
20
3年次
女子
男子
6
18
10
7
5
15
15
7
2
43
14
136
2
12
4
2
5
0
31
学位記授与式
卒業証書・
春季休業
後学期授業終了
9月27日
(水)
∼2018年3月31日
(土)
冬季休業
後学期
後学期授業開始
夏季休業
前学期授業終了
大学創立記念日
前学期授業開始
入学宣誓式
学部オリエンテーション
春季休業
2017年4月1日
(土)
∼9月26日
(火)
日
4
5
167
352
(2016年5月1日現在)
生命物質科学専攻
バイオテクノロジー専攻
物質・材料化学専攻
電子システム工学専攻
設計工学専攻
造形科学専攻
建築学専攻
デザイン学専攻
先端ファイブロ科学専攻
バイオベースマテリアル学専攻
合 計
4
297
273
209
177
183
合計
男子
■博士後期課程
1∼4
214
176
62
100
168
224
6
進学
5
7
8・9
9
31
26
8/6∼9/26
27
12・1
12/24∼1/6
1
2・3
3
31
2/13∼3/31
26
計
女子
合計
11
6
2
0
3
12
10
8
14
5
71
29
16
9
5
18
27
17
10
57
19
207
420
410
合計
女子
女子
月
5
10
199
420
就職
研究生・その他
100
(人)
90
85
80
74
70
65
60
50
46
40
52
49
47
44
38
30
28
20
8
7
0
6
2
応用生物学
課程
5
1
0
物質工学
課程
生体分子工学 高分子機能工学
課程
課程
13
10 2
4
情報工学
課程
14
10 3
0
電子システム
工学課程
14
14 14
0
機械システム
工学課程
デザイン経営
工学課程
造形工学
課程
5.1%
1.0%
13.1%
大学院
博士前期課程
(420名)
工芸科学部
(137名)
38.7%
69.3%
9.5%
出身地別2017年度卒業・修了見込学生数
北海道
青森
岩手
宮城
秋田
山形
福島
茨城
栃木
群馬
埼玉
千葉
東京
神奈川
新潟
富山
6
1
0
1
1
0
2
2
1
1
2
2
5
4
1
5
石川
福井
山梨
長野
岐阜
静岡
愛知
三重
滋賀
京都
大阪
兵庫
5
3
1
7
6
11
14
11
97
321
276
106
奈良
和歌山
鳥取
島根
岡山
広島
山口
徳島
香川
(2016年5月1日現在)
愛媛
高知
福岡
佐賀
長崎
熊本
大分
宮崎
鹿児島
沖縄
64
18
3
1
14
16
4
3
5
3
3
11
1
1
4
2
1
0
2
北海道
青森県
京都府
秋田県
滋賀県
兵庫県
石川県
大阪府
山形県
富山県
広島県
島根県
鳥取県
佐賀県
長崎県
熊本県
大分県 愛媛県
高知県
群馬県
長野県
岡山県
香川県
徳島県
新潟県
福井県
山口県
福岡県
博士前期
課程
9.3%
4.8%
6.9%
12.4%
3.6%
5.1%
5.8%
18
3.1%
3.3%
2.4%
6.6%
15
大学院
業種別就職状況(2015年度卒業者・修了者)
■建設業
■製造業
■運輸・通信業
■卸売・小売業
■金融・保険業
■不動産業
■サービス業
■公務
■その他
11
先端科学
技術課程
工芸科学部
(2016年5月1日現在)
学域・専攻
専攻
進路状況(2015年度卒業者・修了者)
10
■博士前期課程
前学期
6
6
7
36
大学院工芸科学研究科
行事
京都工芸繊維大学で培った実践力と応用力が、
産業界に新しい波をひきおこす。
学生数
奈良県
和歌山県
宮城県
福島県
栃木県
茨城県
埼玉県
東京都
千葉県
神奈川県
山梨県
岐阜県
三重県 愛知県
岩手県
静岡県
宮崎県
鹿児島県
沖縄県
6
高度な専門技術者、独創性豊かな研究者を輩出しています。
教員一覧
2016年10月1日現在(☆は2017年3月末定年退職予定。)
応用生物学
森 肇 副学長/昆虫分子生物学、蚕糸・昆虫利用学
伊藤 雅信 教授 /遺伝学、分子進化学、ゲノム科学
☆遠藤 泰久 教授 /細胞生物学、神経内分泌学
片岡 孝夫 教授 /細胞生物学、細胞工学
鈴木 秀之 教授 /微生物学、応用微生物学、応用酵素科学
野村 照夫 教授 /生体行動科学、スポーツ科学、バイオメ
カニクス、
測定評価
原田 繁春 教授 /構造生物学
半場 祐子 教授 /植物生理生態学・安定同位体生態学
宮田 清司 教授 /神経科学・神経内分泌学
山口 政光 教授 /分子遺伝学、染色体工学、細胞生物学
井沢 真吾 准教授/食品工学、発酵醸造学
北島佐紀人 准教授/植物分子生物学
来田 宣幸 准教授/スポーツ科学、バイオメカニクス、運 教授 /高分子化学、機能物質化学、機能材料・デバイス
楠川 隆博
佐々木 健
☆清水 富男
足立 馨
准教授/機能物質化学、
有機化学
准教授/細胞生物学、
解剖学、
組織学
准教授/昆虫生理学、
遺伝子工学
准教授/昆虫生理学、
昆虫生化学
准教授/構造生物学
助教 /動物細胞工学、
細胞生物学、
分子生物学
助教 /遺伝学、
染色体工学、
ゲノム科学
助教 /昆虫分子生物学・蚕糸・昆虫利用学
助教 /昆虫生理化学、昆虫分子生物学、昆虫発
生・生殖
濱田 和成
吉田 英樹
吉村 亮一
助教 /分子生物学
助教 /分子遺伝学、
細胞生物学、
染色体工学
助教 /神経科学
材料創製化学
堤 直人 副学長/光電子機能高分子材料・非線形光学材料
池田 憲昭 教授 /有機材料、超分子の光物理化学、時間分
解レーザー分光
一ノ瀬暢之 教授 /物理化学、反応機構・中間体
角野 広平 教授 /機能材料・デバイス、無機材料・物性、
無機工業材料
若杉 隆 教授 /無機材料プロセス、高温物理化学、無機
材料物性
浅岡 定幸 准教授/有機合成化学、高分子化学、有機光化学
坂井 亙 准教授/高分子材料化学、高分子劣化反応
塩野 剛司 准教授/無機材料化学・セラミック材料工学
塩見 治久 准教授/無機材料工学、粉体工学
町田真二郎 准教授/機能性高分子、光物理化学
山雄 健史 准教授/有機機能材料の光・電子物性の評価
湯村 尚史 准教授/無機化学、物理化学、ナノ構造科学
稲田 雄飛 助教 /有機/カーボン機能材料の創製と構造・
光電子物性
岡田 有史
木梨 憲司
助教 /ナノ構造化学、
ナノ構造物理学、
表面科学
鈴木 智幸
永原 哲彦
助教 /高分子・繊維材料、高分子化学、複合材料・物性
助教 /光物理化学、フォトクロミズム、有機合
成化学
助教 /物理化学
材料制御化学
浦山 健治
☆小林 久芳
猿山 靖夫
高廣 克己
田中 克史
藤原 進
教授 /レオロジー
教授 /触媒化学・表面科学、
計算化学
教授 /熱物性物理学、
高分子物理学
教授 /放射線物性、
原子分子物理化学
教授 /エレクトロレオロジー
教授 /高分子・生体分子の自己組織化に関す
る理論・シミュレーション研究
PEZZOTTI,G
教授 /セラミック物理学、破壊力学、ナ
ノスケール応力解析、
ラマン分光学
宮田 貴章
髙﨑 緑
竹内 信行
教授 /高分子多相系の時空間的挙動の制御
准教授/ナノファイバー、
バイオマス
准教授/無機材料・物性、無機工業材料、リサイ
クル工業
西川 幸宏
則末 智久
橋本 雅人
八尾 晴彦
准教授/3次元画像解析による構造解析
准教授/多相系の高分子構造解析
准教授/高分子結晶の高次構造と光散乱
准教授/液晶、脂質膜、蛋白質などのソフトマ
ターの物理
小林 治樹
助教 /ナノフィラー分散系材料の力学的性質
辰巳 創一
寺澤 昇久
助教 /生物物理・化学物理、
物理化学
中西 英行
水口 朋子
助教 /ナノ材料化学
の評価
助教 /原子・分子・量子エレクトロニクス・
プラズマ、
物理化学
助教 /計算科学、
ソフトマター物理学
物質合成化学
今野 勉
教授 /有機フッ素化学、有機金属化学、有機工
清水 正毅
☆塚原 安久
教授 /有機合成化学、
有機材料化学
中 建介
原田 俊郎
教授 /有機無機ナノ材料化学、
応用錯体化学
業化学
教授 /界面・表面物質化学、高分子材料・複
教授 /有機合成化学、
有機金属化学、
有機化学
倉本 到
准教授/ヒューマンインタフェース、CSCW、エ
ンタテインメントコンピューティング
教授 /高分子合成化学、
重合化学
准教授/ヘテロ原子化学、
有機化学、
分離化学
准教授/有機工業材料、ナノ材料・ナノバイオ
サイエンス、
有機化学
准教授/有機合成化学、生物有機化学、錯体触媒化学
平田 博章 准教授/コンピュータアーキテクチャ、並列処理
福澤 理行 准教授/多次元信号の計測と画像化
水野 修 准教授/ソフトウェア工学
森 禎弘 准教授/制御工学、生体ネットワーク情報処理
西崎友規子 講師 /認知心理学、認知工学、認知情報処理の
個人差とインタラクション
准教授/無機材料・デバイス、
有機化学
助教 /界面・表面物質化学、高分子材料・複
杜 偉薇
助教 /機械学習、画像処理および検索、パター
合材料科学、
機能材料・デバイス
井本 裕顕
鎌田 徹
本柳 仁
森末 光彦
山田 重之
助教 /高分子化学、合成化学、元素化学、錯体化学
助教 /合成化学、
有機工業化学、
環境関連化学
助教 /機能材料・デバイス、
有機化学
助教 /界面科学、
分子集合体科学
助教 /有機フッ素化学、有機合成化学、機能材
料化学
動生理学
蔵本 博史
小谷 英治
齋藤 準
志波 智生
市川 明
加藤 容子
高木 圭子
長岡 純治
合材料科学、
機能材料・デバイス
7
箕田 雅彦
宮本 真敏
池上 亨
老田 達生
機能物質化学
池田 裕子 教授 /ゴム・エラストマー科学、高分子化学、
機能材料
亀井加恵子 教授 /生物化学、生物有機化学、タンパク質化学
柄谷 肇 教授 /生物物理化学、生物発光・化学発光
田嶋 邦彦 教授 /磁気共鳴、生物物理化学
田中 直毅 教授 /蛋白質工学、高分子化学
堀内 淳一 教授 /生物化学工学、バイオプロセス工学、環
境生物工学
前田 耕治 教授 /分析化学、電気化学、溶液化学
金折 賢二 准教授/磁器共鳴、構造生物学、核酸化学
北所 健悟 准教授/タンパク質結晶学、生物物理化学
熊田 陽一 准教授/生物化学工学、生物分離工学、タンパク質
工学
小堀 哲生 准教授/核酸化学、有機合成化学
吉田 裕美 准教授/電気化学、分析化学
福山 真央 助教 /マイクロ分析、界面化学
三宅 祐輔 助教 /磁気共鳴分光、ラジカル反応
和久 友則 助教 /生体高分子化学、バイオマテリアル
電子システム工学
吉本 昌広 副学長/半導体工学、電子物性論
大柴小枝子 学長補佐/光通信工学、光エレクトロニクス、情報
通信ネットワーク
粟辻 安浩 教授 /応用光学、光情報処理、画像工学
一色 俊之 教授 /ナノ構造科学、材料科学、電子顕微鏡学
裏 升吾 教授 /光波電子工学、光デバイス工学、集積光学
門 勇一 教授 /無線通信工学
小林 和淑 教授 /集積回路工学
武田 実 教授 /ナノ構造デバイス、プロセス工学
野田 実 教授 /電子デバイス工学、センサ工学、誘電体
薄膜工学
林 康明 教授 /電子物性工学、プラズマ科学
政宗 貞男 教授 /核融合エネルギー科学、プラズマ理工学
萩原 亮 教授 /磁性物理学、超伝導物性、物理学一般
☆播磨 弘 教授 /新規電子材料の探索・光物性
上田 哲也 准教授/電磁波工学、マイクロ波工学
島崎 仁司 准教授/電磁波工学、高周波回路
園田 早紀 准教授/物性物理学
高橋 和生 准教授/プラズマ物性工学、微粒子プラズマ、半
導体プラズマプロセス
比村 治彦 准教授/プラズマ科学、プラズマエレクトロニ
クス、
核融合工学
ン認識
布目 淳
野宮 浩揮
山本 景子
助教 /コンピュータアーキテクチャ、並列処理
助教 /知能情報学、画像の認識・理解、機械学習
教授
/ディジタル通信システム、制御ネット
ワーク
岡 夏樹 教授 /人工知能、認知科学
澁谷 雄 教授 /ヒューマンインタフェース
辻野 嘉宏 教授 /HCI、計算機言語、ソフトウェア工学
寶珍 輝尚 教授 /マルチメディアデータ工学、データ
ベースシステム、感性工学
若杉耕一郎 教授 /情報通信工学・情報ネットワーク・信
号処理
荒木 雅弘 准教授/音声対話処理
飯間 等 准教授/システム工学、知能情報学、ソフトコン
ピューティング
●材料制御化学専攻・物質工学課程
図書館
●物質合成化学専攻
東3号館
東1号館
●機能物質化学専攻・生体分子応用化学課程
2号館 北棟
12-410号室 堀内淳一
(教授)
15号館
廃棄物
集積場
E2‐512号室 鈴木克彦
(教授)
E1‐518号室 角田暁治
(准教授)
●先端科学技術課程
E1-508号室 秋富克哉
(教授)
東門
5号館
環境科学
センター
10号館
7号館
西部講義室
情報科学
センター
9号館
8号館
学生食堂
助教 /材料力学、
マイクロメカニックス
●電子システム工学専攻・
電子システム工学課程
4号館
造形工房
准教授/計算熱流体力学、
流体工学
5-303号室 小林和淑
(教授)
6号館
学修支援施設
助教 /計算工学、
計算流体力学
●情報工学専攻・情報工学課程
7-406号室 稲葉宏幸
(教授)
助教 /流体工学、
医用生体工学
助教 /構造工学・地震工学・維持管理工学
教授 /機械力学、
知的構造システム学
大学会館
教授 /ロボティクス、
知能機械システム
教授 /システム制御理論、確率最適制御、メカ
●バイオベースマテリアル学専攻
●機械物理学専攻・機械設計学専攻・
機械システム工学課程
西実験棟
(ものづくり教育研究センター)
10-508B号室 西田秀利
(教授)
●デザイン経営工学専攻・
デザイン経営工学課程
14-S107号室 浦川 宏
(教授)
●先端ファイブロ科学専攻
西門
トロニクス
教授 /機械計測、
光応用計測、
流体計測
8-319号室 桑原教彰
(教授)
1-507号室 川北眞史
(教授)
学生サービス課
就職支援室
教授 /材料加工、
機械要素
准教授/塑性加工、
塑性力学、
材料加工プロセス
准教授/機械力学・振動工学、
安全工学
准教授/マイクロ加工、
特殊加工
准教授/計画数理
(OR)
、
離散最適化
准教授/機械材料学、
材料強度学、
材料力学
助教 /光計測工学、計測システム工学、流体計測
助教 /機械要素、
表面改質
助教 /ロボティクス、
メカトロニクス
助教 /マイクロ・ナノ加工、研削加工、研磨加工
デザイン経営工学
教授 /技術経営、ベンチャー企業を含めた経
営戦略、
産業構造論
教授 /ユニバーサルデザイン、ブランドデザ
イン、
サスティナブルデザイン
教授 /応用睡眠学
(睡眠環境)
、時間生物学、生
体計測
教授 /色彩工学、
感性工学、
繊維工学
教授 /建築計画、ワークプレイスデザイン、情
報環境デザイン
森迫 清貴
小野 芳朗
石田潤一郎
木村 博昭
小坂 郁夫
鈴木 克彦
田原 幸夫
中川 理
長坂 大
西田 雅嗣
米田 明
大田 省一
角田 暁治
金尾 伊織
●建築学専攻・デザイン・建築学課程
3号館
(法人本部/事務局)
11号館
創造連携
センター南棟
E2-408号室 野口企由
(教授)
美術工芸
資料館
13号館
東部講義室
●デザイン学専攻・デザイン・建築学課程
センターホール
12号館
創造連携
センター北棟
中央 60周年
東門 記念館
プラザKIT
14号館
准教授/熱工学、
燃焼工学、
エネルギー変換学
増田 新
村田 滋
森脇 一郎
飯塚 高志
射場 大輔
江頭 快
軽野 義行
森田 辰郎
田中 洋介
中村 守正
東 善之
山口 桂司
佐藤 哲也
仲 隆介
アイソトープ
センター
2号館 南棟
准教授/環境熱流体力学、
伝熱学
教授 /マイクロ・ナノ加工、
表面機能創成加工
小山 恵美
中央
西門
実習棟
西北門
機械設計学
久保 雅義
1号館
北部講義室
馬橋門
東2号館
2-N525号室 山雄健史
(准教授)
要素
太田 稔
木村 浩
澤田 祐一
トレーニング室
武道場
旧本部棟
●材料創製化学専攻・高分子機能工学課程
森西 晃嗣 教授 /流体工学、希薄気体力学、数値解析学
北川 石英 准教授/輸送現象制御学
高木 知弘 准教授/計算力学、材料力学、材料組織学、機械
保健管理センター
バイク置場
12-413B号室 原田俊郎
(教授)
力学
川北 眞史
体育館
北駐車場
12-208B号室 高廣克己
(教授)
荒木 栄敏 教授 /材料力学、マイクロメカニックス
岡本 達幸 教授 /燃焼工学、ふく射伝熱、光学粒子計測
曽根 彰 教授 /機械力学、振動工学、耐震工学
西田 秀利 教授 /計算工学、計算力学、計算流動工学
萩原 良道 教授 /伝熱学、輸送現象制御学、バイオ熱流体
田中 満
西田 耕介
山川 勝史
小野 裕之
田尻 恭平
福井 智宏
三浦奈々子
水泳プール
文化系
サークル
弓道場
共同利用施設
グラウンド
ベンチャー
ラボラトリー
建築学
画像計測
梅原 大祐
1-206号室 宮田清司
(教授)
助教 /HCI、
デザイン支援環境
宮里 勉 教授 /ヒューマンインタフェース、バーチャ
グ、
CAD
ルリアリティ
三浦 良雄 准教授/計算物理学、磁性物理学、電子材料工学
山下 馨 准教授/マイクロデバイス工学、センサシステム Li,Andrew I-Kang 准教授/コンピューテーショナルデザイン
山下 兼一 准教授/光エレクトロニクス、光機能性材料・ 勝本 雅和 准教授/技術経済学
木谷 庸二 准教授/デザイン計画、デザイン論、デザインマ
デバイス
ネジメント
北村 恭子 講師 /光量子電子工学
北口 紗織 講師 /色彩画像工学、感性工学、繊維工学
三瓶明希夫 講師 /プラズマ物理学
松本 裕司 助教 /空間デザインコンピューティング/建
井上 純一 助教 /応用光学、集積光デバイス工学
築設計コラボレーション支援環境
田村 安彦 助教 /電磁界理論、計算機ソフトウェア
西尾 弘司 助教 /ナノ構造科学、回折物理学、電子顕微鏡学 三村 充 助教 /高分子構造学、文化財科学、情報科学
入江信一郎 助手 /経営学、マーケティング、科学論
西中 浩之 助教 /結晶工学、電子材量物性
蓮池 紀幸 助教 /電子材料工学、半導体工学、光物性
稲葉 宏幸 教授 /情報理論、情報セキュリティ、符号理論、
テニスコート
●応用生物学専攻・応用生物学課程
機械物理学
廣木 彰 准教授/半導体工学、半導体デバイスモデリン
情報工学
就職担当教員室
副学長/造形力学、
建築構造解析、
木構造
副学長/環境史、
水環境学
教授 /近代建築史、
都市環境史
教授 /建築設計、
西欧近代建築史
教授 /建築構造学、
耐震工学
教授 /環境デザイン、
住環境計画
教授 /環境デザイン、
住環境計画
教授 /近代建築史、
近代都市史
教授 /建築設計
阪田 弘一 准教授/建築・都市計画、都市設計
芝池 英樹 准教授/建築物理、建築設備、都市環境工学
清水 重敦 准教授/日本建築史・文化遺産学
高木 真人 准教授/建築空間論・建築計画論
矢ケ崎善太郎 准教授/日本建築史、日本庭園史
岩本 馨 講師 /日本中近世都市史、空間論
佐々木厚司 講師 /建築計画、都市環境計画・設計、
村本 真
赤松加寿江
笠原 一人
北尾 聡子
木下 昌大
中村 潔
中山 利恵
松田 剛佐
三宅 拓也
講師 /建築構造
(木構造・計算力学)
助教 /都市空間論、近代建築史、近代都市史
西村 寛之
教授 /工業製品や複合材料の長期耐久
横山 敦士
教授
性評価に関する研究
大谷 章夫
准教授/連続繊維強化複合材料の設計、
成
教授 /ヴィジュアルコミュニケーショ
教授 /日本美術史、
美術館学
教授 /インテリア空間のデザイン/イ
ンテリアエレメントのデザイン
池側 隆之
岡田 栄造
永井 隆則
准教授/映像デザイン、メディアデザイン
准教授/現代デザイン論
准教授/西洋美術史、デザイン史、近代美
術史
中坊 壮介
西村 雅信
准教授/プロダクトデザイン
准教授/パッケージデザイン、
ヴィジュ
アルデザイン、
新製品開発など
三木 順子
市川 靖史
多田羅景太
畔柳加奈子
准教授/美学・芸術学
助教 /映像学
助教 /インテリアプロダクトデザイン
助手 /プロセスデザイン
先端ファイブロ科学
☆森本 一成
副学長/ユーザビリティ評価法に関する
教授 /建築設計
フェースの設計と評価
桑原 教彰
教授
/メディア技術を用いた高齢者・
障害者の工学的支援の研究
准教授/建築設計
佐久間 淳
井野 晴洋
教授 /テキスタイルデザイン、ファブ
リケーションに関する研究
羽藤 由美
林 千恵子
の開発、繊維材料のリサイクル
教授 /現代アメリカ文化・文学、北米
助教 /人間の知覚・認知機能に関する
心理計測及び脳計測
山田 和志
先住民族文化・文学、
環境文学
日本文学、
翻訳学
(translation studies)
水野 義道
教授 /社会言語学、日本語と中国語と
の対照言語学的研究
竹井 智子
准教授/アメリカ文学、語り、ヘンリー・
浦川 宏
小原 仁実
櫻井 伸一
山根 秀樹
教授 /ソフトマテリアル物理、染色化学
教授 /生物工学、
化学工学、
高分子化学
教授 /高分子材料の構造と物性
教授 /バイオベースポリマーの繊維化
とその構造・物性
青木 隆史
准教授/微生物工学、
環境微生物学
准教授/高分子科学、
染毛科学
助教 /植物系バイオマス・木質材料学
准教授/認知言語学、
英語学
現代芸術
講師 /会話分析、
日本語教育
教授 /数論、基本群、ガロア表現、写像
類群
一色 俊之
教授 /ナノ構造科学、材料科学、電子顕
井川 治
岩塚 明
教授 /等質空間の微分幾何学
微鏡学
教授 /数理物理に関連する作用素のス
ペクトル理論
☆大倉 弘之
武田 実
塚本 千秋
教授 /確率論、
確率解析学
教授 /ナノ構造デバイス、プロセス工学
教授 /微分幾何学、大域解析学、コンパ
クト・リー群の表現論
萩原 亮
教授 /複合系超伝導体や磁性体の物性
実験、
精密計測技術
☆播磨 弘
矢ヶ崎達彦
教授 /新規電子材料の探索・光物性
芳田 哲也
磯﨑 泰樹
奥山 裕介
教授
教授 /微分位相幾何学、多様体の微分
同相群
教授 /哲学、
宗教学、
倫理学
教授 /現代哲学、造形思想、日本近代精
神史
澤田美恵子
塩屋 葉子
准教授/日仏文化交流史、
仏文学
副学長/視覚心理学、視覚情報処理論、視
覚神経科学
秋富 克哉
伊藤 徹
深田 智
吉川 順子
伊藤 翼斗
朝田 衞
助教 /高分子構造解析
基盤科学系
大谷 芳夫
准教授/ドイツ文学、近代哲学現代思想、
助教 /木質科学・複合材料学
助教 /糖鎖工学
教授 /認知言語学、
伝統工芸
教授 /近代建築史、
建築設計論
准教授/近代美術史、現代美術論、博物館学
情報科学センター
桝田 秀夫
永井 孝幸
森 真幸
教授 /分散処理システム
准教授/教育学習支援情報システム
助教 /教育工学
山田 悦
教授 /環境計測学、環境科学、廃棄物・
岩崎 仁
布施 泰朗
准教授/環境材料学、環境科学、画像情報学
リサイクル化学
/環境・運動生理学、
人間工学
助教 /環境化学、
分析化学、
有機化学
昆虫先端研究推進センター
【ショウジョウバエ遺伝資源研究部門】
高野 敏行
都丸 雅敏
教授 /集団遺伝学
助教 /進化遺伝学
【生物資源フィールド科学研究部門】
秋野 順治
一田 昌利
中元 朋実
堀元 栄枝
教授 /動物生理・行動、
応用昆虫学
教授
/蚕糸学
教授 /作物学、
資源植物学、
植物生産学
准教授/作物学、
雑草学
【昆虫バイオメディカル研究部門】
井上 喜博
准教授/発生生物学、
分子細胞生物学
ものづくり教育研究センター
増田 新 教授 /機械力学、振動工学、知的構造
システム学
伝統みらい教育研究センター
濱田 泰以 教授 /テキスタイルコンポジットに関
准教授/確率論、数理物理の確率的モデル
する研究、複合化成形加工に関
准教授/数論力学系、ネヴァンリンナ理
する研究
論、
複素力学系
三浦 良雄
准教授/計算物理学、磁性物理学、電子材
峯 拓矢
准教授/関数解析、
関数方程式、
数理物理
教授 /教育経営学、教育方法学、教育臨
床学
美術工芸資料館
環境科学センター
准教授/
南 剛
准教授/有機化学・有機合成化学
准教授/材料構造科学
助教 /電子材料工学、
光物性
応用言語学、
TESOL
准教授/機能性高分子、生体機能類似高
分子膜、
生医科学材料
麻生 祐司
安孫子 淳
佐々木 園
安永 秀計
岡久 陽子
清水美智子
田中 知成
綿岡 勲
ジェイムズ
坪田 康 准教授/外国語学習(ICT)
HEALY SANDRA CATHERINE
助教 /高分子のナノ構造制御および高
分子材料の長期寿命特性評価
蓮池 紀幸
松隈 洋
人見光太郎 教授 /計量経済学、統計学
PEVERELLY, Julie Brock 教授 /比較文学、 平芳 幸浩
に関する研究
近藤 あき
助教 /ナノ構造科学、回折物理学、電子
顕微鏡学
教授 /応用言語学
助教 /繊維を用いた複合材料と機能紙
バイオベースマテリアル学
教授 /プロダクトデザイン、インタラ
ンデザイン
並木 誠士
野口 企由
術を用いた繊維の機能加工
助教 /建築史、
博物館史
クションデザイン
中野 仁人
准教授/超臨界流体および電子線照射技
助教 /建築保存・修復技術史
デザイン学
櫛 勝彦
奥林 里子
西尾 弘司
文法研究
形、
加工に関する研究
助教 /建築設計
助教 /日本建築史
教授 /語用論・意味論、英語の語法・
/人体による使用を考慮した構造
部材の数値解析法に関する研究
助教 /建築構造学
助教 /建築設計、
室内設計
田中 廣明
体の特性評価と設計
講師 /イタリア都市史、
西洋都市史
研 究、バ リ ア フ リ ー イ ン タ
准教授/建築構造解析
教授 /視感と触感にかかわる繊維集合
地球環境学
教授 /西洋建築史、
建築論・建築意匠、
計量史
准教授/アジア建築史・都市史
鋤柄佐千子
料工学
8
教育・研究組織
本学は、工芸科学部と大学院工芸科学研究科(博士前期課程、博士後期課程)
で構成される工科系大学です。
バイオ、材料、情報、環境などの先端科学技術分野から造形・デザインまでの幅広い分野において、
ものづくり
に重点を置いた「実学」を目指した教育・研究を行うとともに、特に実験・実習・演習を重視した少人数教育によ
りその効果を高めています。また、豊富な附属教育研究施設には専任教員を配置し、教育・研究における多種
多様な要請に応える支援を行っています。
バイオテクノロジー専攻
生体分子応用化学課程
材料創製化学専攻
材料制御化学専攻
物質合成化学専攻
物質・材料化学専攻
京都工芸繊維大学
大学院
工芸科学研究科
機能物質化学専攻
電子システム工学専攻
機械物理学専攻
調和するテクノロジ−の顕在
機械設計学専攻
建築学専攻
建築学専攻
デザイン学専攻
デザイン学専攻
デザイン・建築学課程
∼先見性・専門性と判断力・独創力∼
地域創生 Tech Program
繊維学域
9
10
●応用生物学専攻
就職担当教員から
バイオテクノロジーで未来を拓く
宮田清司 教授
主な研究
*昆虫ゲノムの解析と応用
ショウジョウバエやカイコのゲノムの構造と機能解析
応用生物学課程・専攻では、生物学
と生物化学を基礎に生命現象を解明
し、その知見を新たなバイオテクノロ
ジー技術の開発に結びつける研究を
行っています。本課程・専攻の研究は、
昆虫モデルによるヒト疾患の原因解
明、脳疾患・癌・感染症の新たな治療法
開発、微生物・ウィルスなどが生産する
有用物質と構造解析、植物の環境応答
や生産性改良、有用昆虫の応用などバ
ラエティーに富んでいます。本課程・専
攻では、生体分子・酵素・遺伝子・細胞の
構造と機能に関する基礎教育と昆虫・
動植物・微生物を用いたバイオテクノ
ロジーの応用教育を行うことで、先端
的技術者・研究者として活躍できる人
材を育成しています。本課程・専攻の卒
業生・修了生は、医薬品、食品、繊維、化
学などの幅広い業種の企業・研究機関
に就職しており、それぞれの分野で活
躍しております。採用ご担当者各位に
は、引き続きご支援を賜りますようお
願い申し上げます。
現代生物学とその応用であるバイオテクノロジーに関しての研究、さら
ベターライフ/ベターリビングに関わる技術の開発へ
に地球環境と人間生活との調和を図った生物生産技術の開発・評価を研
バイオテクノロジーが現代社会に果たした役割は大きなものがあります。
究しています。
生物に関連した実利的学問である農学・医学・薬学などと、
基礎的生物学と
多様な生命に満ち溢れた地球環境、それと調和した社会の実現を目指し、
の間に横たわっていた大きな溝は、
バイオテクノロジーによって急激に埋
ゲノム研究と連動したバイオテクノロジーを活用して、生命現象の本質
められ、
両者は互いに刺激し合いながら発展をたどっているからです。
の解析、環境と健康の向上に寄与する最先端技術の開発を目指します。
この喜ばしき現象の中で、
わたしたちはバイオテクノロジーを存
また、生物・化学・物理などの基礎はもちろん、生命と自然への豊かな感
分に活用して、
生命現象そのものの解析に向か
受性、様々な自然現象への深い関心と、興味に根差した探求心・
うことはもちろん、人間のベターラ
観察力で、未だ解明
イフやベターリビングに関わ
されていない
る技術を目指しています。
生命現象へ
本専攻では、
この目的に
の 飽くなき
向かって進むために、
エピゲノム制御の仕組みの解明
昆虫モデルを開発しヒト疾患の研究にアプローチ
*タンパク質などの生体分子の構造解析と応用
哺乳類、微生物、
ウイルスなどのタンパク質の機能・構造
解析
有用物質の生産、
ヒトや家畜の病気の新規治療法や予
防法の開発
創薬に有用なリード化合物の発見
追求を目指
します。
(1)脊椎動物・昆虫・
植 物・微 生 物などを
対象に、個体・細胞レ
主な就職先(2016年4月)
ベルにおいて生命現
アークレイ
アシスト
象を解 析し、それらの
イオンリテール
もつ生産機能の利用を目
栄研化学
エムエス機器
大原薬品工業
的に、新しい生体機能分子の開
共和薬品工業
発・創出を図っています。また、生物環
クインタイルズ・
トラディショナル・ジャパン
境の保全、生物生産の数量的解析も研究
クミアイ化学工業
佐藤薬品工業
スペースタイム
積水樹脂
ゼクシス
WDB
中外製薬工業
中野製薬
日澱化學
日本曹達
坂角総本舗
不二製油
富士通システムズ゙・ウエスト
マリンフード
丸大食品
有楽製菓
ローム
ワールドインテック
11
人間の行動や健康科学の分野に細胞分子レベルの情報
を応用
いて生命現象を解析します。そしてそれらの人工的操作技術の開発・応用
住友ゴム工業
生晃栄養薬品
神経再生、癌、
感染症の新たな治療法開発
(2)生体分子・遺伝子・細胞などを対象に、分子レベルにお
シミック
成基学園
脳神経系のネットワークにおける細胞機能制御
しています。
三栄源エフ・エフ・アイ
JMS
住江織物
*細胞間および細胞内の機能制御機構を分子レベルで解明
を図ります。また、農・医・薬学への応用、基本的生命現象(増殖・発生・分化・
就職内定者のメッセージ
情報・信号など)の解析も行います。
内定先:グリコ栄養食品株式会社
吉田 亜矢加
「バイオテクノロジー技術を
用い、社会に貢献したい」と高
校生の頃から考え、本学に入学
しました。卒業研究と大学院の
修士研究では、マウスを用いて
唐辛子の辛味成分であるカプ
サイシンの脳への作用機構に
ついて研究を行っています。カ
プ サ イ シ ン は 、温 度 や 痛 み 受 容 蛋 白 質 で あ る
TRPV1に作用することが知られています。
しかし、
カ
プサイシンがどのように体に作用しているか明らかに
なっていませんでした。私は、摂取されたカプサイシ
ンが脳の脳室周囲器官にあるTRPV1に作用し、炎症
性のメディエーターであるSTAT3を活性化すること
で、体温を変化させることを見つけました。私のこの
研究は、Scientific Reports誌に掲載され、
自分の
研究が世界の人に紹介された喜びを知りました。そし
て、情報を集め、取捨選択しながら研究に応用すると
いった科学者としての基礎を身に付けることができま
した。生命が持つ可能性を引き出し、人々の豊かな暮
らしに貢献することが私の目標です。今後は、大学院
での研究生活から得た経験を活かし、安全で機能性
に富んだ食品を開発できるように会社でも活躍した
いと思います。
*植物・昆虫の機能解明と応用
(3)人間のベターライフやベターリビングに関わる技術の実現のために、
現代生物学・バイオテクノロジーと人間生活・社会との関係を捉える生命
倫理や法規などを含む広い視野に立って、研究を進めます。
応用生物学
昆虫工学
昆虫生理機能学
生体分子機能学
細胞機能学
生体機能学
植物の生理生態や環境応答、
栽培系による植物生産、
植物・昆虫間の相互作用、
有用植物・有用昆虫の活用
研究成果を自然環境の保全や農生態系の維持、安全な
食作りなどへ応用
応用ゲノミクス
細胞分子工学
微生物工学
染色体工学
植物分子工学
構造生物工学
生体行動科学
12
●材料創製化学専攻
就職担当教員から
山雄健史 准教授
材料創製化学専攻では、様々な材
料の創製を目指して教育研究を推進
しています。本専攻の学生は、講義お
イノベーションの 創 出を求めて
主な研究
光電子機能性有機材料の創製と有機オプティカルデバイス
現在、
自動車産業分野、
電子電気製品分野、
建築分野、
土木分野などい
本専攻は、有機材料、高分子材料、
セラミックスなどの無機材料、
さらに
ずれの分野においても、
イノベーションが求められており、その起爆剤と
はそれらの複合材料をベースとして、高次集積化のアプローチにより実
なるのが革新的な新材料の創製であり、
これにより更に大きなイノベー
用レベルのイノベーティブな材料開発を目的とする教育研究を推進して
ションが連鎖的に起こることが期待されています。
「材料」は、原子・分子
に関する研究
高分子材料の劣化反応解析
光機能性色素を用いた新しい高分子・繊維材料の開発
高機能デバイスを目指した単一分子分光法およびナノサイ
ズ分光測定
います。
光・温度応答性高分子ミセルの研究
よび各研究室での各自の課題の取り
レベルの構成要素が階層的に集合することにより構成されています。従
組みを通して、種々の材料における機
って、要求される性能・機能を持つ新材料の創製を実現するためには、そ
能発現の仕組みを理解し、新物質の
の構成要素である原子・分子ばかりでなく、それらの集合体、凝集体、更
創出に展開できる能力を身につけ、社
には高度な結晶など上位の階層構造を十分に理解した上で、実用レベル
会に大きく羽ばたくことのできる人材
パルスレーザーの化学への応用
における世界水準の性能・機能を目指す総合力が不可欠です。
レーザ分光学とその分子分光への適用
に育っていると確信しております。採
精密分子設計による機能性ナノ材料の創製
新規有機−無機複合気体分離膜の創製
有機レーザーの開発
有機結晶を用いた光・電子デバイス開発
セラミックスの変形
(弾性と塑性)
セラミック材料のプロセスと機械的特性評価
用ご担当者様各位におかれましては、
機能性ガラス材料創製のための基礎的研究
引き続き、今後ともご支援を賜ります
表面ナノ構造の作製と走査プローブ顕微鏡を用いた解析
ようにお願い申し上げます。
ガラスと金属の接合機構
量子化学計算を用いた新規材料の理論設計
低環境負荷型セラミック成形プロセスに関する研究
主な就職先(2016年4月)
IHI
TDK
アイカ工業
会津オリンパス
カケンテストセンター
京セラドキュメントソリューションズ
シキボウ
松風
信越化学工業
タイガー魔法瓶
東洋紡
東レ
日亜化学工業
パナソニック
村田製作所
ローム
就職内定者のメッセージ
内定先:パナソニック株式会社
福井 謙一朗
材料創製化学専攻
機能高分子設計
高分子フォトニクス
応用高分子化学
高分子物理学
励起分子工学
高温材料学
アモルファス工学
無機材料物理化学
微粒子プロセス工学
13
小学生の頃、
環境問題が深
刻化しているこ
とを知った私は、
環境を守りたい
という想いを抱きました。太陽電池
など有機エレクトロニクスの研究を
行っている高分子物理学研究室は
そんな私にとってぴったりの研究室
でした。中でも私は従来の無機太陽
電池では実現し得ない、窓やカーテ
ンなど様々な場所に設置可能な有
機薄膜太陽電池の研究を行ってい
ます。
日々の研究では研究内容に関す
る知識はもちろんのこと、結果が出
ないときも何度も実験を行う粘り強
さ、実験を行う上で直面する問題を
解決するための考察力やコミュニケ
ーション力を学びました。また国内
だけではなく海外での学会発表の
機会にも恵まれ、学会を通じてプレ
ゼンテーション能力、英語能力を身
に付けることができました。就職活
動では自信をもってこの学びを話す
ことができ、高い評価を頂くことが
できました。卒業後は本学、本研究
室で学んだことを活かし、技術者と
してよりよい社会の実現に貢献した
いと思っています。
14
●材料制御化学専攻
創造性豊かに材料開発のできる
就職担当教員から
人材の育成
主な研究
・高分子物質の動的熱力学過程
・ソフトマターの物理
高廣克己 教授
材料制御化学専攻では、物理・
物理化学、高分子物性科学、無機
物性科学、高分子化学等の大学
学部レベル教育の基礎を前提と
し、その上に高分子及び無機物質
の物性発現の基盤・原理を理解す
るための教育を行っています。本
専攻の学生は、講義で材料化学に
関する広範囲の知識を習得する
と同時に、各研究室での研究を通
して、研究を遂行する際に求めら
れる研究計画や実験・計算技術、
データ解析・考察などの能力を養
い、
さらに専門分野の研究成果を
グローバルな視点で捉え且つ発
信する素養を身につける訓練を
積んでいます。本専攻の修了生は、
材料、化学、電気、機械など多彩な
分野で活躍しています。引き続き、
今後ともご支援を賜りますようお
願い申し上げます。
・高分子・生体分子の自己組織化に関する理論・シミュ
社会で使われる材料は、その全てと言って過言ではないほど、多くの「構
組み合わせる
「構成要素」は有機物、無機物を問わず多彩です。
「集合体」
成要素」から成る
「集合体」です。
「集合体」の性質は、個々の「構成要素」
となったためにどのような性質を持つことができたか、詳細に調べる必要
の性質からは予想もできない、多様で複雑なものです。材料が発揮する
があります。そのために、本専攻では、電磁波や超音波による高分子材料
・エレクトロレオロジー
様々な機能は、
この多様で複雑な性質が源になっています。
したがって、
の構造解析、高速イオンビームなど量子ビームを用いた無機材料表面構
・高分子の緩和現象、開放条件下における高分子の時空
高い機能を持った材料を開発するためには、
「集合体」
となって初めて現
造解析、顕微鏡下での微小領域光学測定、精密微細構造解析、高分子の
れる性質があることを認識し、それを利用しなくてはなりません。そのた
レオロジーや緩和現象などの高度な実験技術を駆使し、
さらに材料の動
めには、材料としての構造と性質を理解した上で、創造的な応用研究が
的過程の解明、自己組織化の理論モ
できる人材の育成が求められます。
デルの創出、
量子力学による理論解析、
レーション
・高分子結晶の高次構造
的挙動
・電磁波および超音波を用いた高分子材料の構造解析
・高分子系ソフトマテリアルの物性・高分子レオロジー
・高分子多相系の構造と物性及び3次元顕微鏡法
・イオンビーム・固体相互作用に関する研究
・機能性セラミックス表面における固相−気相反応の研究
分子動力学をはじめとする計算機シミ
・セラミック材料の破壊及び変形の物理
ュレーションなどの基礎科学的方法に
・生体セラミックの in vivo と in vitro における反応の分
よるアプローチを行って、総合的かつ
光学的評価
明確な目的を持った教育・研究を行っ
ています。
主な就職先(2016年4月)
USEN
エア・ウォーター
エイアイシー
大阪府立学校教員
(高等学校)
コニシ
住友ゴム工業
タカラベルモント
ディスコ
東洋ゴム工業
東洋紡
東レ
日清紡ホールディングス
ニッタ
ハリマ化成グループ
バンドー化学
三井化学
15
就職内定者のメッセージ
内定先:住友電装株式会社
馬場 宏輔
研究は成功ばかりではなく、失
敗の方が多くあります。そこで直
面した問題について先生とのディ
私が在籍
スカッションや考察を重ねること
して い る高
で、課題に対する取り組み方を身
温反応工学
につけることができました。また
研 究 室はセ
発表する機会も多くあり、研究へ
ラミックス材
の熱意が高まるだけでなく、
プレ
料の合成と評価に関する研究や
ゼンテーション能力も養うことが
それに伴う理論計算を行っており、
できました。
実験と計算を二つの軸として研
大学院修了後は研究活動を通
究を日々取り組んでいます。その
して学んだ知識や経験を活かし
中で、私はチタン酸バリウムにつ
て社会に貢献することができる
いての研究を行っており、現在の
技術者になれるように努力してい
使用されている材料に代わる環
きたいと考えています。
境に優しい材料を作製することを
目標として研究しています。
材料制御化学専攻
高分子学際
多相系材料学
高分子物性工学
繊維高分子力学
物性物理学
繊維高分子材料
繊維製品設計
バイオナノファイバー
(繊維科学センター)
(協力研究)
分子認識学
原子分子物理化学
無機材料開発学
セラミック物理学
高温反応工学
16
●物質合成化学専攻
高度な機能、性能を有する
有機物質を創成する 研究者・技術者の輩出
就職担当教員から
革新的材料の創成には、
“原子・分子”
という物質の基本構成単位を、そ
具体的には、医薬品、農薬、発光素子、液晶分子、界面活性物質、繊維改
の利用目的に沿っていかに合理的かつ効率的に設計・合成するかが極め
質剤、繊維加工用助剤などの分子機能材料創成のために必要な有機合
て重要な意味を持っています。階層的理念に基づいて相互連携する応用
成化学、
キラル分子合成化学、ヘテロ元素化学、遷移金属触媒化学、有機
化学系4専攻の中で、物質合成化学専攻は、原子・分子から高度な機能と
材料化学ならびに関連する分野を柱とする低分子系グループと、高次機
拓を基礎にして、新素材や先端機
性能を有する材料に向かうボトムアップのアプローチに基づいて、分子レ
能や複合機能を発現する先端高分子材料化学や高分子合成化学、精密
能材料の開発を目的とした教育・
ベルの材料設計と精密有機合成、
さらには、分子の構造変換や組織化に
重合化学、分子集積化学、超分子化学、高性能分離材料学ならびに関連
研究を行っています。物質合成に
関わる教育・研究を総合的に展開しています。
原田俊郎 教授
物質合成化学専攻は、有機物
質の基本構成単位である分子の
設計原理の解明や合成手法の開
強い興味と関心を持ち、化学に関
する幅広い基礎知識を備え、環境
・医療診断用蛍光発光センサーの開発
・炭素―フッ素結合の活性化に基づく立体選択的フル
オロアルケンの合成と応用開発
・テトラフルオロエチレン骨格の新規導入法の開発と
その応用展開
・遷移金属触媒を用いるジメタル化合物の二重交差カ
ップリング反応の開発
・機能発現を指向したハンドリング性に優れる有機ヒ素
化合物の開拓
・新規界面活性剤の合成と物性に関する研究
プとに分類されます。
・含フッ素系表面改質剤の合成と物性に関する研究
・マクロモノマー、マクロイニシエーター、
テレケリックス
などの反応性オリゴマーの設計と応用に関する研究
分子材料化学などを基礎として、有機
・分岐構造・環状構造などの特殊構造と高分子の分子
て新しい機能性物質の創成に取
低分子化合物、高分子化合物および
特性・自己組織化構造・バルク物性に関する研究
り組むことのできる学生を育てて
各種ハイブリッド化合物の分子設計・
います。また、研究活動や成果発
材料設計指針を理解し、新物質の創出
表を通じて、自ら考え行動する積
を実践できる能力を涵養すること、そ
子レベルの深い洞察を基盤にし
極性、創造性、そして国際性が身
してそれら化合物や材料の効率的な
につくよう指導しています。
三菱電線工業
日立化成
長瀬産業
第一工業製薬
エアー・ウォーター社
牛乳石鹸共進社
マツイカガク
村田製作所
ダイセル工業
日本合成化学工業
日本エイアンドエル
JSR
コニシ
藤本化学製品
片山製薬所
東洋インキSCホールディングス
ベルクシープラス
京セラ
ローム
パナソニック
三木理研
共和
・表面機能性コア―シェル型ポリマー微粒子の創製と
応用研究
による階層的表面構造からなる機能性ポリマーシー
ト材料の創製
・グラフト型一次元パイ共役ポリマーの合成と発光特
性に関する研究
則の理解のみならず、実際に各種化合
・固体状態で発光する新規パイ共役系分子の創製と応用
物を合成するための実戦的な技術・方
・かご型シルセスキオキサンを基盤とした固体機能材料
の開発
・有機と無機を元素レベルで融合させた材料創製
機会を数多く経験させることにより、
・環境調和型プラスチックの新規合成に関する研究
的確な構成力・判断力・プレゼンテーシ
・人工レセプター・人工酵素を指向した分子認識機能
ョン能力等の向上を目指しています。
を有する巨大分子システムの構築
・ポルフィリン系超分子の精密構造制御に基づく分子技術
の開発
内定先:藤本化学製品株式会社
私達の身の回
りには、医薬品や
プラスチック、生
き物など様々な
有機物であふれていることから、有
機化合物の計り知れない可能性を
感じて私は有機化学の世界に入り
ました。
私の所属する分子合成化学研究
室では、
キラル分子の選択的な合成
法の開発と蛍光発光性分子を用い
た分子認識という2本を軸にして研
する研究
けることを目標にして教育を実施して
法を体得し、
さらに学内・学外での発表
赤井 淳一郎
する研究
・外部刺激応答性ポリマーの精密合成と機能設計に関
・ナノインプリンティングと制御グラフト重合との併用
験することによって、科学的な原理・原
就職内定者のメッセージ
・高分子を用いた物質の表面・界面の制御と機能に関
合成方法を提案できる能力を身に付
います。講義に加えて、研究・演習を経
主な就職先(2016年4月)
17
・キラルルイス酸触媒を用いた不斉合成法の開発
する分野を柱とする高分子系グルー
本専攻では、有機化学、高分子化学、
との調和を考えながら、原子や分
主な研究
究活動を行っています。中でも私は、
キラル分子の合成に用いる触媒を
シリカゲルに固定化することによっ
て触媒の再利用性を高め、
より実用
性のある触媒の開発を行っていま
す。日々の研究生活においては、研
究メンバーと共に知識を高めあうだ
けでなく、先生方とのディスカッショ
ンを繰り返すことによって物事に対
して論理的に考える力を身につける
ことが出来ました。
社会人になってからは大学で得た
知識や考え方を活かし、社会に貢献
できるような研究者になれるよう努
力していきます。
・生体分子の効率的な分離精製を指向した HPLC 用
高性能担体の開発研究
物質合成化学専攻
機能合成化学
高分子有機化学
分子合成化学
有機フッ素化学
機能性高分子材料学
精密有機材料学
界面材料学
応用錯体化学
18
●機能物質化学専攻
機能物質化学の未来を拓く高度 研究技術者の育成
就職担当教員から
主な研究
・分子構造化学:生体分子が関与する生理機能の
起源を分子構造と電子状態から解明するために、
堀内淳一 教授
化学を基盤として生体機能を分子レベルで解析し、その特性を生かした
規物質の機能解析にかかる基盤の高度化を目指した生体分子化学、分析
生体分子の3次元構造の高精度解析ならびに生
機能性物質を創製し活用する新しい研究領域には、次世代の基盤技術の
化学、分子構造化学、生体高分子化学及び生物化学工学などの大学院レ
体内酸化還元反応機構の精密解析を目指す。
本学学生の就職に関し、日頃から格別の
一つとして大きな期待が寄せられています。特に今日人類が対峙するエ
ベルの教育を展開しています。
ご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
ネルギー、医療、食料、環境に関わる諸問題の解決に繋がる、生体機能に
さらに各研究室において教員の緻密な指導の下、先端的研究テーマに主
タンパク質による生命現象および環境情報の光
基づいた高機能性物質の創製と先端計測技術の確立が強く求められて
体的に取り組むことにより、高度な研究能力・問題解決能力を養うとと
シグナル変換とダイナミクスを研究している。ま
います。
もに、学会発表等によりプレゼンテーション能力を磨き、高い情報発信能
機能物質化学専攻では、このような課題の解決に貢献できる人材の育成
力を身につけます。
ています。本専攻の学生は、
しっかりとした
を目指し、右に示す幅広い分野の教育研究体制を整え、生命活動に関わ
このような充実した基礎教育と先端的な専門教育を組み合わせた実践
有機化学・物理化学・分析化学など基礎化学
る多様な生体関連物質の構造と機能を計測・解析し、その知見を基にし
的な教育研究により、活発な問題意識と高い問題解決能力を備えた機能
の上に、遺伝子工学、生化学、生体高分子化
て物質の機能性を制御し、さらには機能物質の創成と応用および先導的
物質化学の未来を拓く高度研究技術者の育成を行っています。
機能物質化学専攻では、化学を基盤として
多様な生体関連物質の構造・機能を解析・分
析し、新たな機能性物質を創製できる研究
者・技術者の育成を目指し教育・研究を進め
学などの生体分子化学の深い知識を持ち、
かつ化学工学、環境技術などものづくりに
関わる幅広い教育を受けており、ライフサ
イエンス分野をはじめとして、社会における
・生物物理化学:独自の発光関連遺伝子・発光関連
分析計測法の開発を指向した教育研究を実践しています。
た、X線結晶解析の手法を用いてタンパク質の
構造と機能を解明を目指す。
・物質分析学:生命・環境・エネルギー問題などの
幅広い分野を対象とした電気化学的分離・分析
法の開発と、それを通した自然科学の原理・法則
の発見を目指す。
・化学工学:化学と工業生産をつなぐ役割を担う
本専攻では物理化学、分析化学、有機化学、高分子化学、生化学、化学工
化学工学的手法を基盤として、生体機能を活用
学等の大学学部レベル教育の基礎の上に、生体機能物質の創製及び新
した高度診断・分離精製技術や微生物機能を活
様々な課題に対し柔軟に対応できる素養を
用した有用物質生産に関する研究開発を進めて
有しています。修了生は、
これまで化学・医
いる。
薬・食品・環境など幅広い企業にご採用いた
・天然高分子材料学:ゴム・エラストマー科学の基
だき、それぞれの分野で活躍しております。
礎研究を行っている。
“天然ゴム”
“
、加硫”
“
、補強”
、
今後とも引き続きご支援賜りますようお願
“機能化”
をキーワードとして、新規高性能ゴムの
い申し上げます。
材料設計に役立つ研究を展開している。
・生体高分子化学:蛋白質工学と高分子科学を組
み合わせた新たなバイオテクノロジーを創成し、
その成果を生化学・医学から材料開発までの幅
主な就職先
アークレイ
アークレイファクトリー
味の素ゼネラルフーズ
ADEKA
アンズコーポレーション
上村工業
エア・ウオーター
エスケー化研
奥野製薬工業
片山製薬所
カネカ
キューピー
京セラ
コタ
サイトサポート・インスティチュート
阪本薬品工業
沢井製薬
三洋化成工業
ジーエス・ユアサコーポレーション
昭和産業
住友重機械工業
住江織物
積水化学工業
大王製紙
ダイキン工業
大成建設
ダイソー
中日新聞社
テルモ
東亜薬品
日華化学
日揮
日清食品ホールディングス
19
広い領域で応用する研究を行なっている。
日本写真印刷
日本電気硝子
日本品質保証機構
日立製作所
藤沢市
藤本製薬
ベトナム国州政府研究所
マツイカガク
三菱商事ケミカル
ミルボン
LIXIL
レイス
労働者健康福祉機構
・生体高分子情報:ゲノムケミストリーのメディカ
ルサイエンスへの応用展開。遺伝子の発現機構
の解析から、遺伝子を制御する人工核酸の開発
および新規概念の治療薬・治療法開発を目指す。
・生体分子機能化学:生物が作り出す多様な機能
性生体分子の中から、医療、農業、環境分野等に
役立つ生体分子を探索。その構造や機能の解析
就職内定者のメッセージ
内定先:日揮株式会社
川口 恭昂
私が所属する化
学工学研究室では、
化学工学を基礎と
し、培 養 工 学やア
フィニティ分離工
学、生物化学工学
分野における技術
を利用して医療診断技術の向上やエネ
ルギー問題の解決に有効な基盤技術の
開発を目指しています。私は主に実験動
物を用いて生産される抗体を代替する
安価な低分子抗体の高効率なスクリー
から、治療薬や生物農薬等への応用展開を目指
ニング方法を検討し、選定した低分子抗
体に機能性をもたせる研究を行ってい
ます。研究室では、研究に必要な知識を
身につけるだけではなく、報告会など、
自
分の研究をプレゼンし、議論するための
機会があります。私自身、研究を通じて
壁にぶつかり悩んだこともありましたが、
その度に議論を重ね、試行錯誤を繰り返
し、粘り強く研究を続けることができまし
た。この経験は就職活動の際にも自信を
もって伝えることができたと考えていま
す。就職後は、
この経験を活かしてさら
に成長し、社会に貢献できるように努力
したいです。
す。
機能物質化学専攻
分子構造化学
生物物理化学
物質分析学
化学工学
天然高分子材料学
生体高分子化学
生体高分子情報
生体分子機能化学
環境計測学
環境材料科学
〈環境科学センター〉
・環境計測学:環境計測技術の開発、環境動態解
析、環境影響評価を行い、琵琶湖など閉鎖性水
域での難分解性有機物増加や低酸素化の影響、
PM2.5など大気環境問題の解明を目指す。
・環境材料科学:窒化ガリウムや酸化チタンをベ
ース物質として、水分解水素生成光触媒、光・電
気エネルギー変換など、地球環境改善に寄与す
る材料や システムを研究している。
20
●電子システム工学専攻
現代社会の基幹技術
就職担当教員から
小林和淑 教授
電子システム工学課程・専攻では、
グリーンエレクト
ロニクスを中核に据え、様々な分野の教育・研究を
行っています。学部では電気回路、電磁気、電子回路
を軸に、通信、情報に至る幅広い教育を行い、
さらに2
担当教員の研究テーマ
光通信システム・ネットワークに関する研究
電子材料からシステムまで
専攻では、
企業の研究開発部門や研究教育機関において高度専門技術者・
無線通信によるボディエリアネットワーク及び電力
ルーティング技術の研究
電子システム工学専攻では、
次世代の電子システムを構築するための様々
研究者として活躍できるよう各専門に関する最新の講義を開講し、同時
マイクロデバイス工学とセンサシステムへの応用
な要素技術、設計・解析理論、
システム技術を中心とした教育研究を行っ
に体験的学習のための実験・演習に力点を置いています。また、修士研
3次元画像システム
ており、材料・プラズマ・デバイス・回路・電磁波・光・信号処理・通信・システム
究では、設計・解析・計測・制御などの道具としてのコンピュータに習熟
信頼性の高い集積回路システム
するよう指 導しています。さらに、
の領域をカバーしています。
年後期から3年後期の1年半にわたる実験により、手
知的財産権などの社会的視点を
の動かせる学生の養成を行っています。大学院試験
涵養するための専攻共通科目
を3年の終了時に実施する3x3の導入により、4年の
の受講を推奨しています。
1年間と大学院の2年間を研究にあてることにより、
学
生のスキルの向上、
研究内容の充実を図っています。
高周波回路および無線伝送系・デバイスに関する研究
電磁メタマテリアルとマイクロ波回路・アンテナへの
応用に関する研究
半導体および関連材料の創製と電子・光デバイス応用
大学院では、機械工学とのコラボレーション、企業へ
電子システム工学専攻には、
のインターンシップを実施することで、広範囲かつ深
知能化ナノ材料エレクトロニクス
淵な知識を得らえるようなカリキュラムを組んでいま
現在大学院生1年生が50
光機能材料およびデバイスに関する研究
す。3x3による単位取得の前倒しとクオーター制の
名在籍しており、各研究室
ナノ構造デバイス・プロセスの研究
に分属して修士研究に取
機能性窒化物薄膜の開発
導入により、海外留学の機会も与えています。
電子システム関連企業だけではなく幅広い分野の
企業へ卒業生を送り出し、そのリーダーシップを取る
り組んでいます。これら学
ことを目指しておりますので、今後ともご支援をよろ
生の研究指導は、電気電子
しくお願いいたします。
工学系所属の教員
(29名)
が
担当しています。教員には、国
際的に著名な研究者も多く、
また
主な就職先(2016年4月)
いすゞ自動車
エスユーエス
エネゲート
沖電気工業
オムロンソーシアルソリューションズ
科学情報システムズ
カネカ
クボタ
GSユアサ
積水化学工業
ダイキン工業
大日本印刷
ダイハツ工業
デンソーウェーブ
東芝
トヨタ自動車
豊田自動織機
西日本旅客鉄道
日亜化学工業
日産自動車
日新イオン機器
日新電機
日本電気
パナソニック
HI
LL TOP
ファナック
堀場製作所
三菱電機
村田製作所
横河電機
リコー電子デバイス
ローム
21
次世代光電子融合回路の創成
民間企業との共同研究も積極的に推
進しています。
核融合プラズマ科学およびプラズマ応用工学
プラズマ科学とエレクトロニクスへの応用
半導体プラズマプロセスの研究
半導体デバイスモデリングとシミュレーション
スピンエレクトロニクス材料・デバイスの理論設計
複合系超伝導体や磁性体の物性実験、精密計測技術
微細構造解析および電子材料開発への応用
半導体レーザによる光制御とセンシングデバイスへ
の応用
シリコンウェファ上に作製した集積回路
就職内定者のメッセージ
内定先:ルネサスシステムデザイン
梅原 成宏
の信頼性の評価を行なっています。大学院では
今の私たちの生活に
日々の研究を進めていくために必要な基礎的・
は半導体製品が必要不
専門的な知識を身に付けるだけでなく、先生や
可欠となっているほど普
共同研究先の方々との議論や学会発表などを
及してきています。私の
通して、
コミュニケーション能力やプレゼンテー
研究室では半導体集積
ション能力を身につけることもできました。就職
回路の信頼性の評価や現在注目されているパ
後は研究室で培った知識と経験を活かして、社
ワーデバイスについての研究をしています。こ
会に貢献できる技術者となりたいと考えていま
の中で私はシミュレーションを用いて集積回路
す。
22
●情報工学専攻
ヒューマンオリエンテッド(人間優
就職担当教員から
稲葉宏幸 教授
情報工学専攻では、我が国の基幹産業を支え
るICT産業等で活躍できる人材育成のため、理
論と実践両面のバランスに配慮した教育を行っ
ています。
また、2015年度から専攻内に設置したイン
タラクションデザイン学コースでは、デザイン学
等の学生と共に演習を行うことで、異なる背景を
持つ人材とのコミュニケーション能力を醸成して
います。さらに、2016年度からは国際インター
ンシップ等の体験先、参加者数を大幅に増やし、
グローバルな視野を持つ学生の育成に努めてい
ます。
本専攻の修了生は、社会に出ても学生時代に
培った能力を十分に発揮し、優秀な技術者、研究
者として活躍できると期待しています。
情報工学専攻における教育の一層の向上のた
め、
忌憚のないご意見とご協力をお願いします。
ラプラス・システム
J
I
EC
パウレック
イシダ
日本電気
京信システムサービス
ヤフー
関電システムソリューションズ
堀場製作所
JRCエンジニアリング
ガイアックス
NTTデータ・アイ
オムロンソフトウェア
富士通
エムティーアイ
パナソニック
ケイ・オプティコム
サイバーエージェント
リクルートホールディングス
グローリー
富士通テン
オムロン
AJS
三菱電機
アドヴィックス
ウイングアーク1s
t
エムティーアイ
リンクレア
古野電気
アイテック阪急阪神
23
主な研究
現代の豊かな情報社会を支えるために、ICT(Information and Communication
学習習慣を持ち、ICTを活用した効率的な情報収集や情報分析を行うこ
そのために情報工学専攻では
Technology) の維持・発展は必要不可欠です。
とができる。
ICT 分野における最新技術について、高度な知識と技能をバランスよく修得
(5)研究技術者教養・倫理:
します。
また、講義・演習に加えて配属研究室における最先端の研究活動を
日本および諸外国の文化理解に基づいて、研究技術者の社会的責任を認識
通して教員から指導を受け、実践的な問題発見・解決能力を修得します。
そ
し、倫理的に行動できる。また、自己意識・自己肯定力を持ち、率先的に行
して、専門分野での研究・開発を自立的に行う研究技術者として、国内外で
動できる。
活躍できる能力を修得します。
広い視野と専門性を有する研究技術者の育成のため、以下の科目群でカリ
本専攻では、以下の能力を有し、国内外で活躍できる人材の輩出を目指して
キュラムを構成しています。
います。
●
限られた人的、物的、時間的資源の制約の下で、社会の要求を解決す
●
異分野の学生とチームを組むことを特徴とする
プロジェクト型演習科目群
るために、リーダーシップを持って他者と協働し新しいシステムを創
出することができる。
情報工学の幅広い学問領域をカバーする専門
講義科目群
(1)エンジニアリングデザイン能力:
●
教員の指導の下、各自が研究テーマを決め、そ
れらを計画・遂行する特別研究
(2)専門知識と応用力:
コンピュータ科学(CS)およびコンピュータ工
●
外国語による高いコミュニ
学(CE)分野の高い専門知識をもち、それに基
ケーション能力や、専門
づいて、自立的にあるいは他者と協働して、
分野以外の知識を幅広
ハードウェアやソフトウェアを分析、構築す
く修得できる専攻共通
科目群
ることができる。
主な就職先(2016年4月)
先)な情報技術を
(3)コミュニケーション能力:
文化や背景の異なる他人や組織を相手に、専
門的な内容について論理的な文章の記述、口
頭発表および討論ができ、また、背景の異な
る他人や組織を相手に自分の意見を的確に伝
えることができる。
(4)学習習慣と情報収集・分析力:
将来の社会変化に適応できるための継続的な
就職内定者のメッセージ
内定先:三菱電機株式会社
茅野 遥香
め、専門的な考え方を得るだけでなく、主体的に行動する力を
身につけることができたと感じています。
講義科目は主に第1、第3クォーターに開講し、第2、第4クォーターは、
インターン
また、大学院ではインタラクションデザイン学コースに進み、
シップあるいは短期留学に利用することを想定したプログラム編成としています。
情報工学では、学部時代にネットワークや
デザイン学専攻・デザイン経営工学専攻の学生と共に議論を
システム、インターフェース等、
コンピュー
交わしつつ、ものづくりを行いました。異なる考え方を持つ者
なお、社会人学生に対しては特定課題型コースも用意しています。
タに関する様々な知識を習得します。その
同士の議論を通して、
グループワークの難しさや皆で試行錯誤
後研究室に所属し、
より専門的な考え方を身につけていきます。
してものづくりを行う方法、新たな視点を知る楽しさを学びま
私はヒューマンインターフェース研究室に所属し、人とシス
した。
テムとの関わりに焦点を置いて日々研究を行っています。研究
就職後も、本専攻で学んだ知識や経験を活かし、社会に必要
では、学生自らが現状の問題点を見つけ出し、それに対する提
とされる製品をつくれる技術者、研究者となれるよう努力して
案手法を考案し、
システムを作らなくてはなりません。そのた
いきたいと思います。
○情報知能システム
1. 知能情報処理の理論とシステム設計、制御への応用
2. 強化学習法の理論とロボットの行動制御などへの応用
3. 各種システムの知能的なモデリング・解析・設計法の開発
4. 進化生物学、
生態学にヒントを得た最適化法とその応用
5. 群知能を用いた情報処理と最適化
6. マルチエージェントシステムの理論とその応用
○知能制御
1. ロバスト制御:不確かさを含む制御システムの解析と設計
2. 特性が切換わるシステムの解析と設計
3. 生体システムの解析・設計法
○画像工学
1. データの可視化:医用画像の形成,
数値データの可視化
2. 画像の解析・計測:製品の欠陥検査システム
3. 高速画像取り込みおよび処理システムの開発
4. 多次元信号(3次元画像など)のビューアの開発
5. 多次元信号に対する高速処理アルゴリズムの開発
6. コンピュータ支援対象物検出システムの開発
○情報通信システム
1. ブロードバンド通信に関する信号処理の研究
2. 無線アドホックネットワークに関する研究
3. ワイヤレス通信における複雑ネットワークの研究
4. ワイヤレス通信における信号合成技術に関する研究
5. 組み込み機器制御ネットワークに関する研究
6. 低消費電力型ランダムアクセスプロトコルの研究
○情報セキュリティ
1. ネットワーク・セキュリティ
2. コンテンツ保護方式
3. 個人認証方式
○コンピュータシステム
1. コンピュータの心臓部である高性能プロセッサの設計
2. 多数のプロセッサを結合する並列コンピュータの設計
3. 複数のコンピュータで大規模計算を行う分散処理技術
4. ユニークな機能をもつ1チップコンピュータの設計手法
5. インターネット技術の中核となる通信制御方式
6. 実行環境に適応するコンピュータシステムの実現方式
○インタラクティブ知能
1. 赤ちゃんのように言葉を覚えるメカニズムの研究
2. 発達するロボットのためのインタラクション・デザイン
3. ヒトの認知モデルを取り入れたロボットの学習
4. マルチモーダル対話記述言語の設計と処理系の実装
5. ロボットを用いた音声対話
6. 音声対話システムの開発方法論
○人間情報技術
1. 快適性向上のためのアウェアネスの応用
2. デュアルタスク環境に適応したインタフェース
3. 仕事を魅力的にするエンタテインメントシステム
4. 個人学習を支援するインタフェース
5. 個人的タスク管理支援
○ヒューマンインタフェース
1. モバイルインタラクション
2. インタラクションにおける遅延時間の影響と効果的利用
3. ネットワークコミュニティ支援
○認知行動科学
1. 安全で快適な機器操作のための人の認知能力支援の研究
2. 人と自動運転車の信頼構築に関する研究
3. 身体化認知特性を活かしたインタフェース設計指標の研究
○マルチメディアデータ工学
1. 感性に基づくマルチメディアデータ検索
2. マルチメディアデータベースシステム
3. 感情認識に基づくシーン検索
○ソフトウェア工学
1. テキスト分類に基づくソフトウェア中の不具合予測手法の
研究
2. ソフトウェア開発プロジェクトの混乱を予測する手法の研究
3. ソフトウェア開発プロセスのシミュレーション手法の研究
○分散システム
1. インターネット運用管理技術
2. 分散システム運用管理技術
3. e-Learning
○教育情報システム
1. 仮想学習環境に関する研究
2. 教育学習データの収集・分析に関する研究
3. 教育用情報システム基盤に関する研究
24
●機械物理学専攻
∼探究的価値創造∼ 限界を
就職担当教員から
機械物理学専攻(旧機械システム工学専攻)
で
は、高度な専門性に立脚して問題に取り組み旧
来の限界を突破することのできる「探究的価値
創造力」を持ち、世界をリードする先進的な「も
のづくり」の一翼を担える人材の育成を目指して
います。個人として高度な能力を有するのみなら
ず、それを組織の中で生かす術も備え、さらに、
国際的な環境で活躍できる自己発信能力や行動
力と倫理観を兼ね備えた人材を輩出すべく、教
育・研究に取り組んでいます。本専攻の母体とな
った旧機械システム工学専攻の修了生は、
これ
まで我が国の基幹産業である自動車・電機・電子
機器・産業機械・精密機械などの製造業を中心に、
数多くの企業に採用いただいてきました。これは
修了生諸氏の社会における活躍が認められてい
るためであると認識しています。
今後とも求人・採用においてご高配を賜ります
とともに、本専攻における教育の一層の向上の
ため、忌憚のないご意見とご協力を賜りますよう
宜しくお願い申し上げます。
燃料噴霧の群燃焼挙動の詳細に関する研究
機械物理学専攻では、21世紀の持続可能な「ものづくり」を担う研究者・
探究的アプローチによる新たな価値創造
電磁気学からのアプローチ
技 術 者 の 育 成 を 目 的 として 、S u s t a i n a b i l i t y ( 持 続 可 能 性 ) 、
機械工学は「ものづくり」を担う基幹分野であり、機械物理学専攻では熱
燃料電池シミュレータの開発と単セルの発電特性解析
Intelligence(知性)、Robustness(堅牢性)をキーワードとした教育・研
力学・流体力学・材料力学・機械力学のいわゆる4力学を基礎とし、力学的
究を行っています。専攻に所属する学生には、力学分野を中心に様々な
視点から物理現象の本質を解明することを目指しています。さらに、そ
物理現象を理解するための理論的、実験的及び数値的解析手法を修得
の過程で得られた知見を「ものづくり」にフィードバックすることにより、
させるだけではなく、研究活動を通じて修得した知識を実際の工学的問
旧来の限界を超えるブレークスルーを実現するための教育・研究を行っ
題に如何に応用するのか、
さらに、
プロジェクトを如何に遂行するのかを
ています。
体験させることにより、探究的価値創造力を有する機械技術者・研究者と
なれるよう指導しています。
水中生物にヒントを得た柔軟壁による摩擦抵抗低減
■熱力学系
機能面上での液滴による熱伝達変化
燃焼の基礎現象、
ディーゼル噴霧燃焼、放射伝熱などの熱エネルギー
高速移動物体周りの流れのシミュレーションと空力性能評価
に関わる研究、
燃料電池・水素エネルギーシステムなどの新エネルギー
非構造格子法に関する研究
計算空気力学の応用に関する研究
■流体力学系
流動現象のコンピュータシミュレーション技術の開発、
流体と構造体の
連成運動の解析、計算流体力学の生体工学への応用、高精度・高効率・
高汎用性シミュレーション手法の開発、及び環境シミュレーションなど
に関する教育研究を行っています。
エンジン・圧縮機の流動シミュレーション
流体-構造連成シミュレーション手法に関する研究
■材料力学系
マイクロメカニックス解析手法の開発,
微視的材料構造が材料強度に
大動脈弁周りの血液流れに関する研究
及ぼす影響評価、有限要素法解析技術の開発、
コンピュータによる材
料組織予測技術の開発、
マルチフィジックス問題のモデル化などに関
する教育研究を行っています。
■機械力学系
就職内定者のメッセージ
中小路 隼人
顕微鏡と分子動力学による不凍タンパク質機能の研究
どに関する教育研究を行っています。
パナソニック
日立造船
富士ゼロックス
富士通ゼネラル
富士電機
マツダ
三菱電機
三菱日立パワーシステムズ
村田機械
ヤンマー
YKK
内定先:株式会社小松製作所
燃料電池セル内における水分管理と計測評価技術の開発
マイクロバブル・固体粒子を含む流れの熱伝達
の技術開発、熱・物質輸送現象の制御法やエネルギー機器への応用な
主な就職先(2016年度内定先)
25
主な研究
レーザー応用粒子計測及び散乱を伴う放射伝熱への計算
西田秀利 教授
クボタ
川崎重工業
小松製作所
GSユアサ
ジェイテクト
SCREENホールディングス
住友電気工業
積水化学工業
ダイキン工業
多摩川精機
東レ
日本ガイシ
超える
自分の考えのもとに研究を進めることができる機
会は今だけだというアドバイスを頂き、
大学院への
多入力配管系の地震応答解析、マルチボディダイナミックスによる構
デカルト格子アプローチによる複雑流動解析に関する研究
造物の振動解析、
高層構造物の制振手法の開発、
構造物の信頼性解析、
琵琶湖内流れ等の環境シミュレーションに関する研究
建物や設備機器の地震応答制御、振動発電装置の開発などに関する
教育研究を行っています。
固体粒子を含む乱流解析手法の開発
複合材料特性のマイクロメカニックス解析手法の開発
材料の強度・剛性の実験的評価
進学を決めました。
有限要素法に関する解析技術の開発
私は以前工業高等専門学
研究室では報告・連絡・相談を大切にするよう気
コンピュータによる材料組織予測技術の開発
校に所属し、設計や加工など
を付けています。月に2度以上は必ず担当の教授
ものづくりについて学び、将
にレポート形式で中間報告を行い、今後の進め方
来はエンジニアとして働くこ
を話し合う機会を設けるようにしている他、週に1
とを決めていました。
しかしプロフェッショナルとし
度研究室内での発表会を行い、研究方針などの意
て活躍するにはより幅広い知識と技術を習得する
見交換や、
より相手に伝わりやすいプレゼンテーシ
ことが必要であると考え、本学学部に編入学いた
ョンの作り方を模索しています。
しました。そこで研究室に所属し、現在は地震対策
担当教授との密なやり取りや研究室に所属する
機器に関する研究を行っています。
学生・留学生の協力などによって国際学会などへ
大学院への進学を考える際同じ研究室の先輩
の論文投稿・発表を行い、
世界で活躍する技術者に
たちとも相談し、
社会に出るとチームで仕事を行う
なることに繋がる貴重な経験をしていることを
場合がほとんどで、
チームではなく自分で主導して
日々感じています。
熱力学系
流体力学系
熱エネルギー工学
輸送現象制御学
エネルギー変換輸送工学
流体エネルギーシステム学
計算工学
マルチフィジックス問題のモデル化
マルチスケール問題のモデル化
がた・摩擦を有する多入力配管系の地震応答解析
マルチボディダイナミックスによる構造物の振動解析
高層構造物の長周期地震による挙動解析と制振方法
機械物理学専攻
多入力による構造物の弾塑性応答
地震と津波の荷重を受ける構造物の挙動解析
材料力学系
材料力学
数値材料デザイン
機械力学
建物や設備機器の地震応答制御
防振システム工学
26
●機械設計学専攻
∼ 実 践 的 価 値 創 造 ∼ 「ものづ
就職担当教員から
西田秀利 教授
機械設計学専攻(旧機械システム工学専攻)で
は、高度な工学的知識を横断的に駆使してイノベ
ーションをデザインすることのできる「実践的価
値創造力」を持ち、世界をリードする先進的な「も
のづくり」の一翼を担える人材の育成を目指して
います。個人として高度な能力を有するのみなら
ず、それを組織の中で生かす術も備え、
さらに、国
際的な環境で活躍できる自己発信能力や行動力
と倫理観を兼ね備えた人材を輩出すべく、教育・研
究に取り組んでいます。本専攻の母体となった旧
機械システム工学専攻の修了生は、
これまで我が
国の基幹産業である自動車・電機・電子機器・産業
機械・精密機械などの製造業を中心に、数多くの
企業に採用いただいてきました。これは修了生諸
氏の社会における活躍が認められているためで
あると認識しています。
今後とも求人・採用においてご高配を賜ります
とともに、本専攻における教育の一層の向上のた
め、忌憚のないご意見とご協力を賜りますよう
宜しくお願い申し上げます。
くり」のイノベーション
主な研究
三次元プリンター製チタン合金の先進型複合処理法の確立
機械設計学専攻では、機械物理学専攻と協働しながら、21世紀の持続
実践的アプローチによる新たな価値創造
能 な「 も の づ くり 」を 担 う 研 究 者・技 術 者 の 育 成 を 目 的 とし て 、
機械工学は、我が国が「ものづくり」で世界をリードしていくための基幹
Sustainability(持続可能性)、Intelligence(知性)、Robustness(堅
分野です。機械設計学専攻では、先端材料・加工法・計測法・システム構築
牢性)をキーワードとした教育・研究を行っています。専攻に所属する学生
のような実際の工学的問題に即した実践的なアプローチによるものづく
には,
高度な機械工学の専門知識を修得させるだけでなく、幅広い先端
りのイノベーションを目指しています。さらに、その過程で得られた知見
的テクノロジーに精通し、
これらの工学的知識を横断的に駆使すること
を実際の「ものづくり」にフィードバックすることにより、旧来の限界を超
により、
イノベーションをデザインする能力を有し、国際的に活躍できる
えるブレークスルーを実現するための教
「実践的価値創造力」を持つ機械技術者・研究者となれるよう指導してい
アイシンAW
沖電気工業
神戸製鋼所
住友精密工業
積水化学工業
JR東海
ダイハツ工業
寺崎電気産業
デンロコーポレーション
トプコン
長浜製作所
ニチユ三菱フォークリフト
日本精工
日立製作所
育・研究を行っています。
内定先:積水化学工業株式会社
竹内 和也
高能率歯切り法に関する研究
■材料・材料加工学系
三次元プリンター製金属材料、
チタンの
摩擦撹拌接合および各種先端材料の表
面改質、塑性加工を中心とした金属薄板
や木材などの新しい材料加工プロセス、
ダーの微細加工や表面機能創成加工、
生産システムの設計・運用アルゴリズム
などに関する教育研究を行っています。
減衰係数励振を利用した構造物のセミアクティブ制御
CPGを利用したアクティブ動吸振器の制御手法
高性能機械要素を実現するダイヤモンドライクカーボン膜の開発
微細放電・微細レーザー加工による高機能表面創成
マイクロフォーミングによる自由曲面微細テクスチャリング
超多機能多工程集約複合加工機の開発
各種加工法による最小サイズ加工の挑戦
超小型工具の実現とそれを用いたマイクロマシニング
紫外光支援研磨法によるダイヤモンド,
次世代半導体材料の鏡面加工
組立製造ラインのスケジューリング
■計測・制御工学系
就職内定者のメッセージ
環境調和型木材及び木材プラスチック複合材料の実用的加工法
歯車用高強度材料の新たな強度評価法に関する研究
ます。
ティブ振動制御手法、マイクロナノオー
堀場製作所
三菱電機
村田機械
村田製作所
新しい薄板成形技術の開発
プラスチック歯車の耐久性能評価
歯車等の設計・評価・解析・表面処理、
アク
主な就職先(2016年度内定先)
各種チタンの先進的摩擦撹拌接合プロセスの確立
組合せ計量システムの最適化モデリングとアルゴリズム設計
柔軟構造物を含む機械システムやロボッ
トの制御、移動ロボットやロボットナビゲ
柔軟マニピュレータのモデリング・制御・衝突検出に関する研究
遠隔制御系の設計と安定性に関する研究
陸空複合環境下を移動可能なロボットの研究
ーション、光や画像による空間計測・流体
ディジタルホログラフィを用いた非定常現象の空間計測法
計測等の新しい計測法、
振動力学を基盤
スペックル干渉法を用いた材料内部の非侵襲計測法
とした賢い構造システムなどに関する教
私の研究テーマはUAV
を用いた橋梁等のヘルスモ
育研究を行っています。
ニタリング技術の開発を行
っています。研究を進めていく中で、指導教員の
先生はいろいろなアドバイスや学会発表、
論文投
動画像計測による非定常はく離流れの流動解析
稿のチャンスを与えてはくれますが、自ら手をあ
げ挑戦しないと先には進めません。
この環境の中
で私はチャレンジ精神・行動力を養う機会になっ
マイクロフォンアレイを用いた音場計測法の研究
機械設計学専攻
非線形波動変調法をベースとする新しい損傷検出技術
老朽化社会インフラ強化システムおよび迅速検査システムの開発
ていると考えています。また学会発表や論文投稿
の準備をしていく中で、
どのように説明すれば相
手に伝わるのか、納得してもらえるかを突き詰め
ることになります。これらの能力は就職後でも必
須の能力であると考えているので学生の間に少
しでも磨くことができればと考えています。
27
非線形振動子を利用した振動発電デバイスの研究
材料・材料加工学系
先端材料学
塑性工学
精密加工
マイクロ・ナノ加工学
生産システム情報学
計測・制御工学系
ロボティクス
計測システム工学
知的構造システム学
ロボットロコモーション
28
●デザイン経営工学専攻
工学と社会を融合しながら、生活 環境づくりの新たな方向を目指して
就職担当教員から
川北眞史 教授
デザイン経営工学専攻・同課程では、ものづ
くりなどを広い視野で、企画・運営できる人材、
すなわち、単に製品や施設などをデザインする
のではなく、工学的知識を持ち、ものづくりの
仕組みやビジネスの全体をデザインし、運営で
きる人材を、座学だけでなく演習などの実践的
授業や研究活動などを通して育成しています。
多くの企業の皆様から、
このような人材を知っ
ていただく機会を賜りたいと願います。ご訪問
をお待ち申し上げます。
人間の創造活動の重要な 3 分野といってもいい、デザイン、工学、経営
高価値人工物を構想し、
を有機的に結びつけることによって、生活環境や社会環境に調和した
「人
その実現プロセスをマネジメントする力を
工物」を創り出すことを第一義としています。
「人工物」
とは製品、施設、
社会システム、環境など人間のライフスタイルを創造する要素を含意し
ます。
そこには複眼的発想が必要です。新しい生活環境の構想と創造に結び
つくことが肝要です。それを為し得る人材を、わたしたちは「デマジニア」
と呼びたいと思います。Designer であり、Manager であり、Engineer
を兼ねる人間です。
産業界を中心に注目されている技術を活用した経営を目指す MOT
(Management of Technology; 技術経営)教育をい
主な就職先
アイシーエル
アシックス
葵デジタルクリエーション
イオンリテール
イトーキ
インテージ
インテック
Intel Japan
内田洋行
エスケー化研
NECネッツエスアイ
NTTファシリティーズ
エヌワイアソシェイツ
岡村製作所
オムロンヘルスケア
カワシマデザインコロセアム
キヤノンソフトウェア
麒麟麦酒
キョーテック
京都機械工具
近鉄百貨店
クリスタルアミューズ
KCCSマネジメントコンサルティング
KDDI
コクヨ
コニカミノルタ
コンビ
三機工業
サンクライム
三洋電機
GMS
GK京都
ziba tokyo
JSP
島津製作所
シマノ
シャープ
セーレン
セコム
千趣会
ソニー
softdevice
ダイキン工業
ダイセキ
29
ち早く取り入れ、環境・エコロジー問題、資源・エ
ダイハツ工業
大和ハウス工業
タカラスタンダード
タカラベルモント
竹中工務店
タナックス
丹青社
電通
東芝ライテック
TOTO
トステム
トヨタ紡織
トランスコスモス
名古屋電機工業
西松屋チェーン
日建設計
日産自動車
ニッセン
日本IBM
日本写真印刷
日本電気
日本ミシュランタイヤ
野村工芸
乃村工藝社
パナソニック
パナソニック電工
日立製作所
bit design studio
フジシール
富士通デザイン
富士通ビジネスシステム
本田技研工業
マクロミル
マツザワ
マツダ
三橋製作所
三菱自動車工業
三菱重工業
三菱電機
モリタ製作所
USJ
リリカラ
YKK AP
ワコールホールディングス
ネルギー問題、情報化や高齢社会の問題、生
かたでは追いつかない、世界の変化・進展に対して、志の高い構想力を
もって対応することが求められています。そのような「新しい時代を生
み出す価値の高いイノベーション
(革新的アイディア)」は、
インタディシ
プリナリ
(学際的)
です。
わたしたちは、イノベーションを担う新しい知識の体系を「デ
と位置付けます。それは、
マジニアリング Demagineering」
1.機能をふまえた、価値性の高い人工物の構想・設計・プ
ロデュース力
「人工物」をデ
ザ インし、生
製造業を中心とした産業構造変化
新ビジネスモデル
技術経営
ヒューマンインターフェース
情報学
色彩工学
色彩認知
2.社会のニーズや動向をリードする企業マネジメント
やマーケティング力
3.工学技術・科学知識に裏付けられた実証実験
たる問題を解決しながら、生活
来の社会に必要な
プロダクトデザイン
デザインマネジメント
建築計画
デザイン情報学
施設経営
国際化・情報化そして地球環境保全、高齢社会への対応など従来のやり
産活動の国際化の問題など、多岐にわ
に寄与する「人工物」、将
主な研究
能力
のことです。これは、新しい「ものづくり」
・
「製品開発」に
おいては不可欠の要素であり、異分野の結合からしか生まれて
こないものです。
生理学的視点によるQOL向上
生活空間環境制御による
「睡眠・覚醒」良質化
ワークプレイスデザイン
生活空間環境制御による生体リズム調整
ユニバーサルデザイン
ブランドデザイン
産し、管理運
営する研究
を 行 って
います。
就職内定者のメッセージ
内定先:ジョーンズ ラング ラサール株式会社
北山 善一
も使うことを活動の中で意識しています。これ
は、設計や空間提案までに、企業の経営につい
て考え、調査・分析・ワークショップ等を行い、
プ
デザイン経営工学
製品デザイン計画
環境デザイン経営
市場環境経営学
製品産業経営学
情報環境工学
生理環境工学
材料評価工学
私 の 所 属 する研 究 室
ロジェクトとして全体をマネジメントするという
では、ワークプレイスを
ことを行っているからです。現実の課題に取り
研究しています。厳しい
組む際、単一分野の知識や考え方だけでは、
ど
社会環境の中で企業が競争力を維持するに
うしても限界があると考えています。複数の分
は、
どのような「働き方」や「働く場」が必要か考
野に跨って考える感覚は、総合的な知識や共同
えてきました。そういった研究活動の中では、
作業を前提とした演習やプロジェクトに数多く
設計や空間提案を行うことがよくあり、経歴と
取り組む中で得たものです。本専攻で学んだ
しての専攻分野は空間デザインです。
しかし、
人間の
“らしさ”
でもあると思います。今後もこ
私自身は、空間デザインの分野だけにとどまる
の感覚を大切にし、社会に貢献できる人材に
ことなく、企業経営などの分野の知識や考え方
なっていきたいと考えています。
30
●建築学専攻
居住、生産、環境、歴史あらゆる側 面から捉え直し、新しい建築を創造する
就職担当教員から
建築学専攻は、
名称は古くからの
■建築設計学研究室
建築設計に関わる有形無形の諸要素や現象についての理
「建築学」ですが、その教育内容は
論的研究を行うとともに、実践的な設計を通してその具体
全く新しいものになっていると思い
的な展開を検証しています。着想したアイデアを建築とし
ます。単に与えられた条件を処理す
フロー社会からストック社会へ。建築や都市空間をめぐる状況
二つの領域とその融合
て成立可能なものとするために、幅広い視点から問題を捉
る能力ではなく、
社会や文化の状況
は大きく変わろうとしています。その変化に対応すべく、高等教
新たに構築した建築学教育には、二つの領域を設けています。一つは、
え、自らの意図を正しく第三者に伝えるための修練を行っ
育としての建築教育の改革に大胆に取り組んでいます。本学の
建築設計学領域です。これは建築設計をベースにして、そこに必要とな
建築学教育は、本学草創の「工芸」を基とした長い歴史の中で
る設計マネジメント学、住環境学、建築構造学、建築史学などを集結し、
います。また、学外(とりわけ海外)
着実な成果を挙げてきました。設計、計画、構造、歴史などに多
実際の設計課題にその成果を総合させようとするものです。もう一つ
の先生を招聘し学んだり、
学外のフ
くの実績を持っています。それらを大胆に再構築し、新しい建築
は、都市・建築再生学領域です。これは、都市空間や建築物を再生させる
学を構築しようとしています。本学が文部科学省の大学機能強
ために必要となる、文化財学、都市論・都市史学、保存技術学、サスティ
化事業のもとで社会的課題の発見と解決に取り組むために発
ナビリティ計画学などを集結し、新しい建築学教育として体系化したも
足した、建築学とデザイン学を中心としたKYOTO
Design
のです。ただし、二つの領域は実際の教育の中で融合したものとして捉
Lab.(D-lab.)
は、
まさにその改革の拠点となるものです。そこ
えられており、いずれも、建築をめぐる課題をかかえる実際のフィールド
での教育研究事業と強力に連携しながら、世界中から第一級の
に出向いて、その課題に向き合うきわめて実践的な実習を中心とした
建築家や建築学関連研究者を中長期にわたって招致し、
本学の
ものとしています。
を深く理解し、その中で新しい時代
を切り開く建築や都市空間を的確
鈴木 克彦
教授
に提案できる能力を育てようとして
ィールドに出向いた実習に数多く取
り組んでおり、国際性と実践力にお
いて高い能力を備えるように鍛え
角田 暁治
准教授
ています。
主な就職先(2016年4月)
アール・アイ・エー
淺沼組
梓設計
イトーキ
イリア
NTTファシリティーズ
大林組
海遊館
鹿島建設
京都市
京都府
近鉄不動産
熊谷組
建築研究社
コーナン建設
国土交通省中国地方整備局
JR西日本不動産開発
JR東日本ビルテック
清水建設
スペース
積水ハウス
船場
ダイビル
大和ハウス工業 高松建設
竹中工務店
谷口工務店
デザインアーク
奈良県
奈良県教育委員会
日総研
日鉄住金テックスエンジ
日本設計
野村不動産
平和不動産
北條建築構造研究所
前田建設工業
松井建設
三菱地所設計
ミラノ工務店
文部科学省
安井建築設計事務所
類設計
内定先:株式会社 日建設計
江里口 宗麟
建築学専攻では、設計課
題を中心として日々、設計の
研鑽を積みつつ、一方で、修
士計画(論文)
と修士設計を
通して、問題設定・仮説・設計
と繰り返しながら学んでいます。
その中で強く感じるのは、私たちは非常に恵ま
れた環境下で建築を学ぶことができているという
ことであり、特に、一昨年度から始まったKYOTO
Design Lab.によって、
建築をより多角的に捉え、
考える機会を頂いています。例えば、
国内外を問わ
ず、先生やゼミを招聘し、
より広い視野と発想力を
もってWSを行うことで、国際感覚と実践力を鍛え
る場に赴くことができるようになりました。私も
ETHとの共同プロジェクトを通して、
本学にいなが
ています。
■現代建築研究室
モダニティの本質は、現時点での過去の超克と未来に向
けた創造です。私たちはその可能性を持つ建築を現代建
築と定義します。この研究室では、現代建築の設計を方向
づける理念の創出、方法の開発、過去データベースの再解
教員と共同しながら、新しい社会
建築学
変革に対応する建築のあり方を模
索し、その成果として、新しい職能
建築設計学
設計マネジメント学
住環境学
建築構造学
建築史学
教育について実践しています。
釈を研究します。さらにそうした超越の原動力となる一方
で身体や環境や歴史へと再帰する構想力を養います。
■建築計画・住環境計画研究室
地球環境や地域コミュニティに配慮したサスティナブルな
社会に向けての住環境デザイン手法と法制度の運用手法、
及びそれらを導き出すためのマネジメント手法など幅広
い研究活動を展開しています。近年はストック活用時代を
視野に入れ、高度経済成長期に大量に建設された住宅団
都市・建築再生学
文化財学
都市論・都市史学
保存技術学
サスティナビリティ計画学
就職内定者のメッセージ
31
主な研究
地の再生プロジェクトにも取り組んでおり、住民を交えた
ワークショッフを実践したり、実在する団地をリノベーショ
ンすることにもチャレンジしています。
■都市史・都市論研究室
近代の建築の歴史研究を発展させて、建築を成り立たせ
る都市空間の歴史と論理の研究に取り組んでいます。都
市には、政治、経済、文化、生活とあらゆるものが積層して
ら、
これまでになかった新たな体験や出会いに大き
な刺激を受けました。
そして、所属している研究室では、
ほぼ毎週エス
キスが開かれ、ゼミ生どうしも含めた意見交換を
行っています。ここでも、色々な角度から指摘され
ることで、新たな発想が浮かんだり、
自身の力不足
に気付いたりと、お互いに切磋琢磨できる環境下
にあると感じています。さらに、
大学COC
(Center
of Community)
事業で自治体と連携しながら、
課
題解決に取り組むことで、机上の勉強だけでなく、
実際に社会との繋がりを持つ実感を得ることもで
きました。
とはいえ、私自身、
まだまだ努力が必要ですし、
そんな私も未熟ながら来年度からは、一社会人と
して働くことになります。その中で恐らく、
多くの壁
が立ちはだかることもあるかもしれませんが、
これ
までの経験や本学で学んだことを生かして、一人
でも多くの人が笑顔になれるような建築を目指し
て設計に携わっていきたいと思います。
います。都市の空間に着目し調査することで、その状況を
分析し、都市を構成するさまざまな要素と、その関係を明
らかにしていきます。分析対象として取り組むフィールドは、
主にアジアと日本の都市です。
■都市・建築遺産論研究室
本研究室では、歴史的な建築物、町並み、都市、文化的景
観を「都市・建築遺産」
と呼び、行政や建物の所有者等から
委託を受けた具体的なプロジェクトを通して、その歴史的、
社会的、文化的価値を読解し、
さらには保存再生の設計提
案に踏み込む活動を行っています。 日本建築史及び都市
史を基盤としながら、それ自体の研究から一歩を踏み出し、
現実の町や建築物にアプローチをしていきます。
■建築構造技術研究室
ベルサイユ建築大学との交換ワークシ
ョップにて、パリ・ラヴィレット地区を対
象として計画された学生の作品
本研究室では、建築物の強さや壊れ方を確認するために、
コンピュータ・シミュレーションを用いて構造設計を支援す
る技術を開発しています。建築骨組がほぼ崩壊に至るまで
の挙動を予測できる解析法の基礎理論の構築からプログ
ラムの開発を研究対象としています。また、伝統建築物の
保存・補強へのシミュレーション技術の展開も視野に入れ、
木造軸組接合部の実験や京町家・数寄屋の土壁実験など
も行っています。
32
●デザイン学専攻
2つの 領 域・4つの 視 点からの
就職担当教員から
Social Interaction Design
主な研究
【デザイン学領域】
■情報デザイン研究室
野口企由 教授
デザイン対象は、実体的なモノだけでなくサービスや社会の仕組みにまで及んで
きましたが、ニーズ発見と創造的解決が基本的デザイン行為であることに変わりあ
IT化、グローバル化、高齢化、、、といった世界的社会潮流によ
■価値創造学領域
モノや空間をデザインする能
り人類は未経験の様々な課題に直面しています。その中、デザイン
美術、デザイン、建築などの作品・作者について、作品分析と文
力を養うことは、技術者として大
という「実践知」にこれまで以上に期待が高まっています。
つまり、
献資料の解読、そして深い洞察により歴史的・理論的な価値づけ
切なことです。しかし、同時に人
デザインという思考方法を用いて新たな価値の創出、ひいては人・
間性や道徳、倫理という側面が
社会の新たな関係性を生み出すことが求められています。我々は、
デザインの一部として実践され
それをソーシャルインタラクションデザイン(Social Interaction
なければ、社会は乱れていきま
す。例えばせっかく緻密にデザイ
Design)の創造と理解し、2つの学問領域とそれに対応する4つ
ンされた製品でも、それらが不
のデザイン対象領域を設定して教育・研究を行っています。
社会悪になってしまうのです。私
たちデザイン学専攻では、この
しています。そのために、学内の美術工芸資料館と密接に連携して、
美術工芸資料館の展示企画に関する PBL をカリキュラムに組み
「生活」を「環境・モノ・情報」でとらえた上で、視覚デザインの分野から商品開発デ
ザイン、
パッケージデザイン、
ブランド構築デザインを専門とし、
「価値の伝達」を核に、
検討、実践を行い、
今日的視覚デザインの営為の本質を解明し、
世に問いかけます。
■メディアデザイン研究室
送り手と受け手の相互作用に基づくコミュニケーションの総体を俯瞰しながら、映
と 京 都 独 自 の フ ィ ー ル ド を 活 か し た PBL(Project Based
像を中心としたメディアデザインの可能性について考察します。研究室では特に、映
像メディアを用いたヴィジュアル調査とコンテンツ・クリエーション双方に重きを置い
Learning)が デ ザ イ ン 学 領 域 の 特 徴 で す。さ ら に、KYOTO
ています。
Design lab. との一体的運営による、国内外の企業・団体・研究
■映像デザイン研究室
本研究室は、視覚メディアと映像の実践的研究を行っています。カメラ映像には、
機関との連携プロジェクトは、教育・研究の質を飛躍的に高める
常に記録性と表現性という一見相容れない要素が重層的に関係しています。映像制
と共に常に社会に公開されており、そのオープンな環境が、ソーシ
作の技術的属性をふまえながら、
この関係の今日的位相について考察・実践を行って
います。
ャルインタラクションデザインの創造に寄与できるデザイナーの
■インテリアデザイン研究室
輩出に繋がると考えています。
「便利さ」
「美しさ」
「豊かさ」の在り方をデザイン倫理や環境保全の面からも問い
直し、物理的、
かつ心理的に長持ちする室内環境を追求します。そして我々の住環境
をストック型社会に適応させていく役割も、
インテリアデザイナーの重要な資質と位
置づけています。
【価値創造学領域】
■美術史・美術館学研究室
中心的な研究テーマは、
日本の絵画、彫刻、工芸品などについての歴史的、芸術学
的な分析と絵画や工芸品を展示するという行為を通して、それらの作品の魅力や意
就職内定者のメッセージ
研 究 室では、実 際 の
ユーザーと環境の観察
や分析を大切にしたデ
ザインプロセスを学ん
できました。産学連携プ
ロジェクトやKYOTO Design Lab主催の
ワークショップ等に参加するうちに、多様な視
点によってより深いニーズが発見でき、解決
方法が広がることに感動しました。そこで、
フィンランドのアールト大学に交換留学し、多
分野多国籍チームでのデザイン活動を実践
告、
エディトリアル、商品企画やブランディングを軸に、京都の伝統をキーワードにし
たデザインにも積極的に取り組み、商品開発とともに展覧会等も随時開催していま
■伝達デザイン研究室
られる技術や知識はより柔軟で明解なものとなります。この観点
楢崎 洋子
■視覚デザイン研究室
す。
(Space)といった切り口でデザイン対象を捉え直すことで、求め
内定先:日本電気株式会社(NEC)
上に求められていくと考えられます。事物への深い観察と分析を行い、社会の仕組
みと製品の関係を明らかにしていきます。実製品のプロジェクトなど、実践的に研究
ソーシャルインタラクションデザインは、自ら見いだした社会
能ではなく、メディア(Media)
、システム(System)
、スペース
京セラ
島津製作所
ソニー
ニプロ
パナソニック
富士通
富士フイルム
三菱電機
スズキ
ダイハツ
マツダ
三菱自動車
ヤマハ発動機
複雑化していく社会の中で、その仕組みに無理なく収まるデザインがこれまで以
視覚デザインの役割を検証しながら、実践的なデザイン活動をおこないます。広
多角的かつ相互作用的な視野か
高島屋スペースプロダクツ
タカラスタンダード
TOTO
LIXIL
電通
NHK
博報堂プロダクツ
読売広告社
凸版印刷
カヤック
任天堂
サンリオ
日本メナード化粧品
モンベル
エレコム
キーエンス
■プロダクトデザイン研究室
インの構築に貢献できる学芸員の育成に取り組んでいます。
グラフィック、プロダクト、インテリアといった現在のデザイン職
主な就職先
的に関わることによって、社会的な課題やニーズに応えるためのデザイン手法の開
発を進めています。
価値創造と捉え、新たな時代のソーシャルインタラクションデザ
ながら教育を実践し、常に社会を
成に努力しています。
本研究室では主に立体物のデザインを対象として社会とデザインの関係を研究し
ています。過去あるいは現代の事例を分析するとともに、製造や流通の現場に実践
■デザイン学領域
的課題に対する科学技術と文化価値の適確な接合として現れます。
田辺市立美術館
兵庫陶芸美術館
富山県立近代美術館
三重県立美術館
長崎県美術館
鳥取県産業技術センター
京都府庁
特許庁
イトーキ
イリア
遠藤照明
カリモク家具
河淳
コクヨ
コトブキ
大和ハウス工業
する、つまりキュレーション(Curation)のできる人材育成を目指
■現代デザイン研究室
を進めます。
ような点にも十分な配慮を行い
ら捉えることのできる人材の育
をおこなうと同時に、その成果を「展示」というかたちで価値づけ
論構築を目指しています。
込んでいます。ストック社会において、価値の再定義こそが新たな
正に製造されたり、宣伝、販売さ
れたりすれば、それは紛れもない
りません。情報収集・分析における論理性、直観・体験の感覚性を組み合わせた方法
的に学んできました。ウガンダの学校のトイ
レの問題を解決するために、現地調査を含む
UNICEFのプロジェクトにデザイン・経営・工
学・人類学等を学ぶアールト大学とウガンダ
の大学の学生達とともに取り組み、チーム内
での役割や新たなコミュニケーション方法を
学びました。また、チャレンジを乗り越えるこ
とで精神的な強さを獲得し、視野を広めるこ
とができたと考えています。自分の体を動か
し、現地に飛び込んでゆく行動力と、
チームメ
ンバーと共にデザインしてゆく人との関係性
を軸にして、自らを成長させながらこれから
もデザインに取り組んでゆきたいです。
デザイン学
義、価値を多くの人びとに伝えることです。学生には、大学内の美術工芸資料館での
調査研究や展示活動にも積極的にかかわってもらい、
美術・工芸作品のあらたな価値
の創造を目指します。
■美学・芸術学研究室
SOCIAL
INTERACTION
DESIGN
MEDIA
SYSTEM
SPACE
CURATION
芸術の諸ジャンルを省み、そこで、人間の想像力や、時間や空間や身体についての
意識が、
どのように変容し成熟していくのかを考察しています。そうした考察は、
「感
性」
というものを備えた人間の「生き方」そのものの探求へと深まっていくこととなり
ます。
■造形史研究室
西洋美術史、
日欧の近代美術史・デザイン史、現代デザイン研究を志す研究者を養
成します。文献を頼りとする主知主義的研究だけではなく、制作も同時に行いながら、
制作の中で思考した成果を論文としてアウトプットできる人材も育成します。
■現代芸術論研究室
既成の価値観を問い直し新しい価値を創造する
「現代芸術」
について、
多角的な研
究を行います。芸術創造の背景には、歴史的・地理的・文化的・政治的文脈が存在しま
す。それゆえ、
現代芸術についての研究は、
現代文化や社会全般について考察するこ
とでもあるのです。
33
34
●先端ファイブロ科学専攻
人と環境に優しいものづくりで明日 を切り拓く人材
就職担当教員から
(1)
テキスタイルサイエンス・エンジニアリング
・ 肌触りに影響を及ぼす布の物性評価 桑原教彰 教授
①ファイブロとは・・・何?
インタフェース、
(4)
サステイナビリティ
(テキスタイルのリサイクル、劣
20世紀に主流を成した物を中心とする工業産業観は行き詰まりを見せ、
化、寿命)
に関する専門教育を行っています。そのほか、産学連携インタ
人間を重視した産業へと移行しています。こうした新しい産業分野では、
ーンシップ、学生が主体的に運営するセミナー、社会の中の科学技術、
重視し、柔軟な発想で世の中の動きに敏感に対応
物と人間との整合を目指すことが必要となり、そのためには感性や環
企業化演習、
さらにこれからの技術者にとって不可欠な国際化コミュニ
でき、なおかつ社会に貢献できる学生を育てるよ
境といった分野を取り入れた科学や工学を開拓することが重要です。
ケーションに関する科目も取り入れています。
このような産業構造の変化を敏感に受け止め、先端ファイブロ科学専
研究では、人間と地球に優しく快適な生体や生活に適合し、高機能を備
攻は工芸科学研究科の独立専攻として1998年4月に設置されました。
えたファイブロ材料の開発・設計・評価、天然ファイブロ資源の有効利用、
専攻名のファイブロは、
「ファイバー状の」という意味の連結語であり、
ファイブロ廃棄物のリサイクルなど、環境調和型ファイブロ材料の開発・
本専攻はファイブロ科学を核として様々な分野
の研究を押し進めています。人や環境との調和を
う努力しています。是非、一度ご訪問ください。お
待ちしています。
主な就職先
出光ライオンコンポジット
エア・ウォーター
カネカ
川崎重工業
関西電力
京セラ
クボタシーアイ
栗田工業
栗本鐵工所
グンゼ
島田商事
新明和工業
ジーエス・ユアサコーポレーション
スズキ
鈴木金属工業
住友化学
住友ケミカルエンジニアリング
住友ゴム工業
住友重機械工業
住友電装
住江織物
セイコー化工機
積水化学工業
ダイニック
大日本スクリーン
大八化学工業
タクマ
TMIマシナリー
DIC
ディスコ
デルタ工業
東洋ゴム工業
豊田合成
トヨタ自動車
日揮
日新電機
日清紡ホールディングス
日本発条
パナソニック
日立電線
富士ゼロックス
富士電機
船井総合研究所
ポリプラスチックス
本荘ケミカル
本田技研工業
三菱電機
村田機械
村田製作所
明成化学工業
ヤマハ発動機
LIXIL
ローム
YKK AP
ワコール
内定先:日本ガイシ株式会社
・ 視・触覚情報に基づく布の感性評価
・ 超臨界流体や電子線を利用した繊維の機能化
布の触感を考慮した評価機器
(2)
テキスタイルデザイン・ファブリケーション
科学と連結した「ファイブロ科学」はファイブロ材料およびその応用分
設計・評価を中心に行っています。さらに、人間の感性に直接訴える情
野を研究対象とし、本学が開学以来貢献してきた繊維産業における新
報メディアや製品の設計、感性特性の情報工学的視点からの分析、肌触
しい学際的科学分野を発展させることをひとつの目的としています。
りのデジタル設計テクノロジーを駆使した生地素材の開発、
能動的に機
・ 数値シミュレーションによる肌触りの評価・開発
能を発揮する綿素材の開発など、先進材料の創製にむけて研究を行っ
・ 能動的に機能する線素材のメカニカルデザイン
②テキスタイルの基礎から応用、そして・・・
ています。
Ⅰ : テキスタイル材料
Ⅱ : テキスタイル・プロセス
をさらに推し進め、
ファイバー状の材料、
ファイブロ材料を出発として成
工学を中心に教育研究を行っています。カリキュラムでは、テキスタイ
ルサイエンス・エンジニアリングを基礎とし、
(1)
コンポジット・マニュフ
ァクチュアリング、
(2)ナノエンジニアリング、
(3)感性工学・ヒューマン
吉田 春香
私が先端ファイブロ科学専攻に進学するにあたり、
決め手となった点は大きく二つあります。1つ目は積
極的に企業と共同研究を行っている点です。企業と共
に具体的な目標に向け研究を行うことで、漠然と知識
を学ぶのではなく、実際に社会に役立つ取り組みがで
きるという点に魅力を感じました。
2つ目は海外を身近
に感じながら研究を行える点です。この専攻は留学の
受け入れ、送り出しを積極的に行っています。研究室では諸外国からの
留学生と共に研究を行い、さらに私自身も研究留学を予定しています。
さまざまな国の仲間との交流はグローバルな視野や語学力が得られる
機会を多く与えてくれると考えました。
現在、私は超臨界二酸化炭素を用い素材を発泡させることで吸音材
を作る研究に取り組んでいます。さらに、
この技術を用いた染色加工法
は従来よりも環境にやさしく近年注目を浴びています。
しかし実用化に
向けてはまだまだ改善すべき点も多く、
これらを改善・進展させる研究に
は非常にやりがいを感じています。
また、文部科学省「大学間連携共同教育推奨事業」の繊維ファイバー
工学コースでは、海外教員による授業や商品開発をする合同研修、
さら
に国内インターンでは信州大学の研究室で感性評価に関する実験も体
験しました。これにより自身の研究分野以外の研究もじっくり学ぶ機会を
多く得ることができたことは当専攻で得た大きな財産です。
就職してからは今の研究とは異なる分野に挑むことになりますが、本
専攻で学んだグローバルで多角的な視野、
課題設定力と解決力を生かし、
社会の役に立つ製品をつくれる技術者になれるよう努力していきたいと
思います。
テキスタイルエンジニアリング
Ⅰ:
Ⅱ:
Ⅲ:
Ⅳ:
テキスタイル設計
テキスタイル物性・計測
感性設計
寿命・劣化
今西 一希
本専攻において、私は伝統工芸分野に関する研究を
おこなっています。3Dモデルと実際の作品に触れな
がら、伝統工芸における美しさや技法を科学的な視点
・コンポジット、マニュファクチュアリング設計
・ナノエンジニアリング設計
・Kansei-Human 設計
・サスティナビリティ設計
ています。これにより、後継者の減少問題や稽古の効
率化などにつなげることが期待できると考えています。
また、私の所属する研究室では福祉事業にも力を入れており、
自分の技
術を活かせる場があることに対して非常に魅力を感じています。参加した
パイル素材のストラクチャー評価
(3)感性工学・ヒューマンインタフェース
企業化演習
・ 感性表現に富んだノンバーバル言語や手話などのコン
国際化コミュニケーション
・ 高齢者、障害者のための低負荷支援システムの開発
ピュータやネットワークを媒体とするコミュニケーション
・ 歩行困難者用ビークルの基礎研究
・ e-テキスタイルのヘルスケア・ウェルネスへの応用
③どんな人になれるか・
・
・
(4)
リサイクル・未利用資源の活用・機能紙
テキスタイルサイエンス・エンジニアリングを学ぶことにより、人と環境
に優しいものづくりができ、かつ未知のものに向かって自らの考えでア
プローチができる姿勢を身につけた人材養成を目指しています。本専
障がい者の方々
(利用者)
とコラボレーションし、
自分の価値観と利用者の
攻で培われた研究姿勢はどのような業種、職種に対しても柔軟に対応
目標は利用者の工賃アップや地域活性化などでありますが、本プロジェク
触感の数値シミュレーションによる評価
・ヒューマンインタフェースの設計と評価
福祉・地域貢献プロジェクトでは、地方の作業所に在籍しておられる精神
独特な価値観をおりまぜながら、販売目的の商品を作り上げました。最終
のデザイン
ファイブロ科学セミナー
で解析することにより、従来では数値化できなかった
技の形や現象を分かりやすく説明できることを目指し
・ 新たな産業を創れる高機能な織物の構造および製品
産学連携インターンシップ
社会の中の科学技術
内定先:株式会社ニトリ
・ヒト肌の特性を反映した生地素材の開発手法の研究
・ 肌触りの心理的効果を考慮したデザイン技術の研究
テキスタイルサイエンス
とする機能やシステムを探求する教育研究を行っています。近年、それ
形・加工を経て得られる素材であるテキスタイル材料に関わる科学と
・ 触感デザインに向けた肌触りの数理的分析
・ 肌触りを創出する繊維・織物のストラクチャー評価
・ 特産性の分析・評価による製品デザイン手法の研究
本専攻は、
ファイブロ材料を用いて人間との調和、環境との調和を可能
就職内定者のメッセージ
35
主な研究
できるものと確信しています。
・ 繊維廃材のリサイクルシステムの開発
・ 天然繊維を用いた環境調和型材料の開発
・ ゴム/ナイロン、石膏粉/パルプ、など様々な混合廃材
のリサイクル
・ 天然材料を利用したグリーンコンポジットの開発
・ 紙の特性評価、機能紙の開発
(5)
長もちの科学
・ インフラ設備の耐久性評価
トのスターティングメンバ―として、大きな功績を上げることができたと
・ 植物由来樹脂の複合化技術の開発
実感しています。
・ 高機能複合材料の信頼性、
耐久性評価
私は、人の価値観というものに非常に興味があり、
こうして研究課題や
・ FRPの劣化機構の解明、
非破壊検査法の確立
プロジェクトに参加して様々な人や、
作品などに触れあうことができるとこ
(6)繊維強化複合材料
(FRP)
の活用
ろに日々のやりがいを感じています。就職はホームファッションを中心に
事業を展開するニトリに決めました。就職してからはこれまでの経験や自
・ FRPを用いた自動車軽量化に関する研究
分の磨いてきた価値観を駆使して、人の暮らしを豊かにし、人それぞれの
・ FRPの接合に関する研究
価値観にあった商品をつくっていけるような人物になりたいと考えていま
・ FRPの難燃性向上に関する研究
す。
やわらかなパイル素材
パイル素材のやわらかさ評価
・ 高性能FRPのハイサイクル成形に関する研究
36
●バイオベースマテリアル学専攻
就職担当教員から
浦川 宏 教授
本専攻は、バイオの文字で始まりますが、バイ
オ中心の専攻ではありません。これからの時代に
地球と人間に優しい「ものづくり」 と
「新しい材料科学」を支える人材の育成
主な教育・研究分野と内容
バイオベースマテリアル化学
バイオマスから生物操作によってえられた原素材を、化学
人類が今直面している大きな課題は、地球環境の保全と物質的に豊か
③コストの代表される経済的要素の克服、
な社会の継続の両立であると考えています。ものを作る立場からは、地
④バイオベースマテリアル素材ならびに製品に対する人々の理解、
球環境を守るために、石炭・石油を出発原料とする非循環型工業材料か
⑤バイオベースマテリアル素材の利用拡大、
的手法によって高分子化し、実用可能な高分子材料とで
きるまでの化学触媒、反応設計(ケモバイオ変換)を行う
とともに、現在最も応用されている生医学材料として用
いる場合に要求される諸要件をクリアするための方策を
研究します。さらに、高分子化した材料をモノマーにまで
リサイクルする手法について、合成手法の設計を生かし
必要な「材料科学」に関する教育・研究を行う専攻
ら生物資源由来とする循環型の生産へと転換することが急務です。その
などを総合的に進め、それらに対応できる人材の育成が必要です。本専
です。修了生には、
バイオマテリアル分野はもとよ
ため、生物資源を基にする循環型工業材料(バイオベースマテリアル素
攻では、
これらに意欲的に取り組める人材を、独自カリキュラムを作成し、
材)について、世界中で熾烈な開発競争が行われており、電気製品や輸
育成します。
新しい専攻です。社会から、産業界から、本専攻に
送部品などにも利用され始め、その用途が一気に広がりつつあります。
世界的レベルにある本学のバイオベースマテリアル技術を基盤とした
対する教育・研究に関するご意見、
ご要望をいただ
しかしながら、バイオベースマテリアル素材に対する社会的認知はまだ
教育研究を展開し、
これからの世界で主力となるバイオベースプロダク
適手法を開発するとともに、バイオベースマテリアルが地
ければ幸いです。
まだ低く、
これらを啓蒙する人材も不足しているのが現状です。
トに対する深い知識を持ち、実用的な再生可能材料の開発、そして得た
るための、生物学的、環境科学的課程について研究しま
これらの課題に対応・解決できる人材の育成が本専攻の教育目的です。
教育・研究成果を国際的社会において活かせるための方向性を理解し
バイオベースマテリアル素材の分野で、我が国が世界をリードするため
た人材育成を目指します。
り、
これからのものづくりに必要な素養と技術を
身につけ、社会で活躍することが期待されます。
主な就職先(2016年4月)
オイレス工業
京都医療設計
クオリカプス
倉敷紡績
松風
東京ファブリック工業
東洋紡
日立造船
日立マクセル
三菱樹脂
ミマキエンジニアリング
L
I
X
I
L
て研究します。
生物資源システム工学
生バイオマス資源、あるいはリサイクルバイオマス資源か
ら、微生物工学的手法(発酵)
によって、次のステップに利
用できる素材を生産するための、生物学的、化学工学的最
球環境において循環資源として閉環サイクルを形成でき
す。
バイオ機能材料
多糖系を中心に、バイオベースマテリアルの特性解析と
化学的・生物学的機能化反応について研究し、バイオベー
には、
①バイオベースマテリアルに関する基礎ならびに応用研究の推進、
②バイオベースマテリアルに関する我が国独自の技術開発、
ス材料の高機能化・高付加価値化のための新規加工方法
を開発する。また、従来のバイオマスや天然産物を高度
に有効利用する方法について研究します。
ナノ材料物性
バイオベースマテリアルの微細構造と発揮される機能と
の関係、
とくにナノ構造と機能の解析を研究し、生産・調製
条件が構造を通じていかに材料の機能・性能に結びつく
かを明らかにするとともに、その成果を最適な生産・加工
プロセス設計に還元します。
バイオナノファイバー
バイオベースマテリアルの内、繊維性材料(バイオベース
ファイバー)について、ナノサイズのファイバー形成とそ
の得られる集合体物性の特性について研究するとともに、
その成果を材料開発に還元します。
応用バイオテクノロジー
就職内定者のメッセージ
タンパク質の構造機能性相関を研究し、その成果に基づ
いて、主に膜タンパク質工学的手法を用いて植物素材等
内定先:日本ペイントホールディングス株式会社
をバイオベースマテリアルの原素材とするための、高効
中元 円理
アルや繊維について深く学ぶこ
とができたと考えています。
私は進路選択にあたり、今まで
私は天然材
に学んできたことを企業で更に
料を用いた染
活かしていきたいと考え就職の
色加工に興味
道を選びました。中でも、繊維や
があり、大学院
塗料のような材料分野に興味を
で現在の研究
持ち就職活動を進めました。選
室を選びました。天然材料を用い
考過程では、他研究室の学生に
て、材料の光劣化を抑える保護
質問するといった自ら積極的に
膜の開発について研究していま
研究に取り組む姿勢や英語によ
す。本専攻では、バイオマテリア
る研究発表の経験は評価が高い
ル分野について基礎から学ぶこ
と感じました。研究内容と合致す
とができ、他大学から入学した学
る会社は少ないにも関わらず、
ど
生や留学生のような化学以外の
の企業も環境保全を重視してお
様々なバックグラウンドを持つ人
り研究に興味を持ってもらえるこ
と知り合うことができます。学外
とが多くありました。本専攻で得
から先生を招いての授業も多く、 られた経験によって、就職活動も
中には英語で研究内容について
有利に進めることができたと考
発表する機会もあります。また、 えています。入社してからも大学
私は繊維・ファイバーコースに参
院で得た経験を活かし更に見識
加し、他大学の学生と共に繊維に
を広げることで、技術者として環
ついて学んできました。大学院で
境にやさしいものづくりに貢献し
は、研究だけでなくバイオマテリ
たいと考えています。
37
率生産や機能構造最適化法を教育研究します。
バイオナノファイバー
38
工芸科学研究科博士後期課程(博士課程)
バイオベースマテリアル学専攻
先端ファイブロ科学専攻
2独立専攻
デザイン学専攻
建築学専攻
設計工学専攻
電子システム工学専攻
物質・材料化学専攻
バイオテクノロジー専攻
6専攻
工芸科学研究科博士後期課程(博士課程)
大学院博士課程の後期三年が博士後期課程と呼ばれています。この課程は、二年間の博士前期課程の教育
京都工芸繊維大学
工芸科学部
を受けた学生が、特定の分野について高度の専門性と豊かな創造力を育成し、幅広い視野に基づく先見性
や判断力を養うための最終で最高の段階と位置づけられています。
バイオテクノロジー専攻
主な就職先(2016年4月)
博士後期課程
AMAZON
池坊総務所
UCHIDA
(既職)
E-TEC
(既職)
大阪ガス
(既職)
大阪大学教員
(既職)
岡墨光堂
京都医療設計
(既職)
京都光華女子大学教員
(既職)
京都工芸繊維大学
(ポスドク)
京都工芸繊維大学技術補佐員
京都市立高等学校教員
(既職)
京都造形芸術大学教員
(既職)
京都府
(既職)
キングモンクート工科大学トンブリ校教員(既職)
KOYO熱練
(既職)
国立情報学研究所
(ポスドク)
国立文化財機構奈良文化財研究所
小松精練
(既職)
SCREENホールディングス
スーパーコート
(既職)
住友重機械工業
(既職)
住友電気工業
積水化学工業
ティオクリエート
(既職)
テキスタイルデザイナー
(既職)
帝塚山大学教員
(既職)
電気通信大学教員
天理大学教員
(既職)
東京工科大学教員
(既職)
東雄技研
(既職)
東洋ゴム工業
(既職)
東レ
(既職)
徳島大学
(ポスドク)
鳥取大学教員
酉島製作所
(既職)
日産自動車
(既職)
ハノイ歯科大学
福井工業大学教員
(既職)
富士フイルム
(既職)
堀内電機製作所
丸八
(既職)
マレー大学教員
(既職)
ミズノテクニクス
(既職)
三菱化学
Myanmar Textile Industries, Ministry of Industry(既職)
ラジャマンガラ工科大学教員
(既職)
ラジャマンガラ大学教員
(既職)
Rangsit University教員
39
バイオテクノロジー専攻は、21世紀の維持可能な社会を可能とするテクノロジーを探求し、生命科学の非常
に幅広い領域に立脚した理論と応用に関する教育研究を行っています。
物質・材料化学専攻
物質・材料化学専攻は21世紀の維持可能な社会を可能とするテクノロジーを探求し、次代を担う革新的な
物質・材料の開発研究において理論および応用の両面での先導的な役割を果たす教育研究を行っています。
「技術知」と「デザイン知」の遭遇
電子システム工学専攻
電子システム工学専攻は、材料、プラズマ、デバイス、回路、電磁波、光、信号処理、通信、システムの領域をカ
バーしています。本専攻では、電子システム工学に関する高度な専門性を基盤として、俯瞰的視野に立って課
題を発見し解決する能力を有する人材を育成します。
設計工学専攻
設計工学専攻は、
「工学」
に関する知識を
「設計」で始める
「ものづくり」
に実際に適用・応用して、情報・通信、
機械システム、デザインマネジメントの各分野で、いろいろなものを設計・制作・評価する総合的な技能を
修得した高度専門職業人を育成しています。
建築学専攻
建築学専攻は、建築・都市・デザインに関する歴史的な幅広い知識と判断能力の上にたって、課題発見能力、
課題解決能力の涵養を目指し、人間の美的感性に基づく歴史・理論・方法の解明、及び将来の建築・住都
市空間の機能やデザインの望ましいあり方に関する教育研究を行っています。
デザイン学専攻
デザイナー・学芸員としての実践的高度技能に加え、よりマクロな視点から創造の仕組み自体をデザインす
るプロデュース能力を身につけること、そして、独自の方法論を自ら起ちあげたデザインプロジェクトや展示
で検証することを課しており、それらを通し、新たな時代の実践的研究者の養成を行っています。
先端ファイブロ科学専攻
先端ファイブロ科学専攻は、ファイブロ材料を用いて人間との調和、環境との調和を可能にする機能やシ
ステムを探求し、創成するとともに、その分野を発展させる人材を育成することを目的として教育・研究
を行っています。専攻名のファイブロは、
「ファイバー状の」という意味の連結語で、科学と連結した「フ
ァイブロ科学」はファイブロ材料及びその応用分野を研究対象とします。
バイオベースマテリアル学専攻
バイオベースマテリアル学専攻は、有機材料の化石資源依存からの脱却を目指し、再生可能資源から出発
し、生化学的・化学的プロセスを経て創出される材料並びにそれらの応用に関して造詣を深めるとともに
KYOTO INSTITUTE of TECHNOLOGY
School of Science and Technology
バイオベースマテリアルのさらなる展開を目指す強い意志をもつ、国際的な人材を育成するための教育・
研究を行っています。
40
生命物質科学域
生命科学と物質科学の境界はますます低くなってきています。世界中で展開されてきたゲノムプロジェクトの成果に見られるように、
生命体・生物の物質的な基盤とその働きのしくみが日々明らかにされ、生命科学の研究成果の工学的展開、物質科学研究への生命科学的
視点の導入および生命科学研究における物質科学的方法論の駆使が今日の重要な課題になっています。このような背景の下、この学域は、
生命科学と物質科学それぞれの基盤を学習しながら、もう一方の視点を十分に身に付けた人材の養成を担います。
この学域は、生物科学・農学を基盤とする応用生物学課程と化学・工学を基盤とする応用化学系の 3 つの課程(生体分子応用化学、高
分子機能工学、物質工学)から構成されています。ここでは、1 年次および 2 年次において、自然科学(化学・物理学・生物学・数学・情
報など)の基盤(実験を含む)を共通して履修し、広く自然科学の基礎知識を身につけます。応用生物学課程では入学時から課程への分属
を行い、上記に加えてフィールド系実習科目の履修を開始しますが、化学系の 3 課程では、学域共通教育において培った専門指向性と各
自の進路設計に基づき、2 年次において 3 つの課程のいずれかを選択し、専門性の深化を図ります。
いずれの課程でも、4 年次には各研究室において少人数指導の下、高度な最先端の研究の一端を卒業研究として実践することにより、
研究技術者として必須の素養を涵養します。
応用生物学課程
●生物学と生物化学を基礎として生命現象を研究し、生命、生物資源、地球環境に関わる重要課題の解明にバイオテクノロジーを的確に
活用できる人材の育成を目指します。
●現代生物学とその応用であるバイオテクノロジーに関する教育を行います。
生体分子・酵素・遺伝子・細胞の構造と機能に関する教育
のほか、動植物・昆虫・微生物などの機能と応用に関する教育が中心となっています。
さらに、グローバル環境と持続的人間生活との調
和を図るために言語・文化・倫理・発達・行動などに関する人文科学系の専門教育にも力を入れています。
課程専門科目には中心となるコア科目があり、細胞、生理、微生物、遺伝など主として生物の機能に対する理解を深める講義や、生物化
学、分子生物学、生物工学など主として生物構成成分に対する理解を深める講義があります。
専門実験と演習は 2・3 年次に集中的に設
定されています。
生体分子応用化学課程
●生体関連物質の化学と工学に関して十分な基礎的知識と技術を身につけ、研究技術者として人間的に広く深い素養と自覚を併せもつ
人材の育成を目指します。
●将来の社会、環境を支える科学技術の創造、人文社会科学と自然科学における基礎的素養、プロの研究技術者としての能力と倫理的判
断力、
ならびにそれらを基本とする応用化学の高度な能力を保証できる国際的レベルの教育を展開します。
生体分子工学の 4 つの分野:1. 生体分子の機能解析 2. 生体由来分子の応用化学 3. 人工分子の生体応用工学 4. 生体の知恵を実現
する化学に関して、主として、有機化学、物理化学、生体関連化学および高分子化学の基盤の上に展開される専門科目を履修し、また、
実験・演習を通して、
原理だけでなく技術・方法を体得し、
判断力・説明力を身につけます。
高分子機能工学課程
●高分子のもつ多彩な構造や機能の解明ならびに今世紀の材料、環境、社会を支える新しい科学技術の教育・研究を通して、国際性と主
体性を併せもつ人材の育成を目指します。
●急速な技術革新と社会環境の変化に的確に対応し得る創造性豊かで、応用力、ならびに国際性と主体性を併せもつ人材の育成を主眼
とする国際的レベルの教育を展開します。
化学、物理学、数学などに関する基礎知識に立脚し、高分子物質の機能に関する化学および工学の専門的知識を修得します。
これらの
知識をもとに、次元性材料の持つ多彩な機能やその発現機構を理解し、応用することができる能力を身につけます。
高分子の合成から
材料創成、
物性評価までの一連の過程を学習します。
物質工学課程
●原子・分子の特性から新素材・新材料の開発までの幅広い教育と最先端の研究を通じて、人間・社会・自然との調和を意識した広い視野
をもち、チャレンジ精神に富んだ、21世紀の豊かで持続性のある社会を担える人材の育成を目指します。
●化学(有機化学・無機化学・分析化学・物理化学)
を基盤に、物質工学の基礎から応用を学ぶ体系的な教育プログラムを通して、人間・社
会・自然との調和を意識した創造力ある人材の育成を図っています。
特に実験・演習を重視するとともに、分子物質工学(分子レベルの構造、反応、物性に関する基本の法則を探究する)
と材料物質工学(特
別な機能・性質を持つ物質を合成する原理・方法および技術開発法などを探究する)のいずれかの分野に重点を置き、それぞれの専門
科目を中心に履修します。
41
設計工学域
工学は、数学や物理学、化学、生物学などの基礎理論や自然原理の理解をもとに、社会に役立つ事物や安全で快適な環境を構築する
ことを目的とする学問です。いま、グローバル化と都市化が進み、エネルギーや資源の問題、地球温暖化、超高齢化社会、災害に強い社
会の構築など課題が顕在化しています。工学はこれらの課題解決のためにますます重要になりつつあります。
社会に役立つ事物や安全で快適な環境を企画・設計するためには、課題を発見し目的を明確にする必要があります。要求されてい
る事項を理解せずには前に進めません。次に、実際に事物や環境を構築するには、どんな方法が使えるかを知ることが重要です。原理
的な限界を理解しておくことも必須です。加えて、その方法が最善のものか、あるいは、むやみに複雑化していない自然な方策である
かという視点を常にもつ必要があります。個々の事物や環境の構築だけでなく、総合的な判断ができることが重要です。
設計工学域では、事物や環境を構築するための具体的な手法を修得し、有用さや安全性、快適さの視点で総合的な判断ができる技能
をもつ高度専門技術者を育成します。本学域は、電子システム工学、機械工学、情報工学、デザイン経営工学の4つの分野から構成され
ています。学部では、入学生は入学時に、電子システム工学、情報工学、機械工学、デザイン経営工学の 4 つの課程に分属し、それぞれ
の分野で核となる専門知識を学び、実験や演習を通じて、専門知識の基盤を形成します。
この学域の卒業者は、さらに高度な設計工学者や開発技術者を目指して大学院に進学したり、開発技術者として様々な分野の企業
へ就職します。
電子システム工学課程
●電子、通信、電気、制御工学分野に関する知識と技術について理論と実践の両面からバランス良く習得し将来の基幹産業で活躍する
人材の育成を目指します。
●電磁気学、電気回路、物理学、数学などの基礎科目を重視したカリキュラムにより、デバイス、エレクトロニクス、通信、エネルギー、制
御、プログラミングと、広範囲にわたる電子システム工学分野の基礎から応用までを系統的に習得できる力を身につけられる教育プ
ログラムを提供します。
また、講義、演習および学生実験を密接に関連させ、理論と実践の両面から理解を深めることができる相補的
教育を実践します。
●習得した知識を実際に研究開発の現場へ適用させる能力を、
1年間にわたる卒業研究を通して修得させます。
情報工学課程
●製造・サービスなどのさまざまな産業の根幹を支える ICT 分野でリーダーシップを取って活躍する人材、および、ICT を活用したシス
テムの開発やサービスの創出・提供によって豊かな情報社会の構築に貢献する人材の育成を目指します。
●情報とコンピュータを理論的・体系的に扱うコンピュータ科学(CS)とともに、応用的な分野を扱うコンピュータ工学(CE)もカバー
した教育プログラムを提供します。
また、講義と実験・演習を密接に連携させ、ハード/ソフト両面において基礎的理論と実践技術の
習得に重点をおいた教育を実践します。
機械システム工学課程
●人と地球にやさしい21世紀の実現に向け、最先端の科学・技術を用いて、新しい機械の開発やシステムの構築ができる人材の育成を
目指します。
●急速に進歩する科学技術をさらに深く探求し、それらの高度な専門知識を総合的に組み合わせ、我々の実生活に不可欠なさまざまな機
械・機器あるいはシステムを実現していくことのできる創造力豊かな人材の育成を基本理念とし、個々の学生のスキルアップとプロジ
ェクトの遂行能力を重視した教育プログラムを実施しています。この教育プログラムは、JABEE(日本技術者教育認定機構)から認定
を受けています。
デザイン経営工学課程
●ものづくりなどを広い視野でプロデュースできる人材、つまり、単に製品や施設などをデザインするのではなく、ものづくりの仕組みや
ビジネスなどを工学的な知識や知見を活かしてデザインできる人材の育成を目指します。
●デザイン、マネジメントとエンジニアリングの幅広い領域を講義と演習を通して学びます。
演習は、創造力を高めることはもちろんです
が、講義などで身に付けた知識を活用し、感知力、思考力、表現力の 3 つの基本的能力をのばす効果も狙っています。
これらにより、変化
の激しい社会の多様なニーズに対応できる専門性と幅広い視野を持った人材を育成できると考えています。
42
造形科学域
本学域は、本学草創の「工芸」を基とし発展してきました。平成 26 年度に新たに設置された学問領域は、未来に起点をおき、空間
と感性と事象を先導的に変革させていく新たな建築学とデザイン学で構成されます。地球規模で考えながら、京都という場でしか
掴み得ない能力を磨くこと、これを<KYOTO デザイン>と銘打っています。<KYOTO デザイン>とは、① 生きた伝統と先進的
マインドで生活を革新するデザインカ (Hybrid)、② 持続する京都で構想される未来起点の再生、価値創造力 (Regeneration)、③
グローバルな知が揺筐される京都で可能なボーダーを超越した起業力 (Catalysis) の能力開発を目指すものです。このデザイン
マインドにより、環境における空間的広がりと時間的厚みを未来に向けて高次元に統合し構想する人材を育成しています。
その基礎となる課程においては、実習課題は、1 年次前学期には、共通のデザイン・建築学基礎教育を受け、デザイン学・建築学
の全体的な視野を獲得し、1 年次後学期からは、デザイン実習と建築設計実習とに分かれ、それぞれの専門分野での基礎的な知識・
技能を学ばせています。課題の内容は、デザイン・建築ともきわめて幅広いものですが、いずれも実習による作業が伴うものとし
ています。
なお、この学域の大学院博士前期課程には、デザイン制作と学芸員養成を主とするデザイン学専攻、建築設計と都市・建築再生
の方法研究をする建築学専攻の 2 専攻があります。建築学専攻の修了生の一部については、インターンシップ等の単位の修得を実
務経験とみなし、単位修得状況により、専攻を修了した時点、または実務経験年数 1 年で、一級建築士試験の受験資格が与えられて
います。大学院博士後期課程は、2014 年より前期課程 2 専攻の上にそれぞれデザイン学専攻、建築学専攻が設置されています。
学部共通
(夜間主コース)
本学では、昼間に働く社会人学生のために夜間主コースとして先端科学技術課程を設けています。
この教育プログラムは、理工学の
基礎と本学で教育研究されている科学技術の全貌を把握することができるような授業科目、および、これからの産業社会に不可欠であ
る知的財産に関する知識を得るための授業科目によって構成されています。
授業は 17 時 50 分から 21 時までの夜間を主たる開講時間として行われます。
可能であれば、昼間に開講されている他課程の授業
科目
(講義科目に限る)
を受講し単位を取得することができます。
先端科学技術課程
1∼2 年次においては、人間教養科目を中心に本学の個性的なマインド
(KIT マインド)の醸成を図り、国際性の修養を目指す英語教
育などを効果的に行うとともに、専門基礎科目群である数学、物理学、化学、生物学などを学習し、理工学系の基礎学力を身につけます。
2∼4 年次では応用生物、生体分子工学、高分子機能工学、物質工学、電子システム工学、情報工学、機械システム工学、デザイン経営
工学、造形工学の他、ファイブロ科学やバイオベースマテリアル学などの本学で教育研究されている科学技術が把握できる講義科目が
提供され、先端科学技術の知識を総合的に得ることを目標とします。
さらに、3 年次からは知的財産に関係する授業科目も提供されます。
4 年次には一つの専門分野をより深く学ぶため、
教員の個別指導による演習科目が提供されています。
造形工学課程
デザイン学と建築学を主な内容とした課程です。
デザイン学については、デザイン理論とデザイン実習を通して、生活をデザインの力
によって形成していく広範な知識と技術を修得させています。建築学においては、建築をとりまく住環境・都市環境・自然環境、その共
生に向けた生態学的知識や、環境コントロール技術をマネジメントするとともに、それらをより高い芸術性の中で取りまとめられる能力
を修得させています。我が国の一級建築士資格のみならず建築実務における職能の国際推奨基準に対応しつつ、高度な職能教育カリ
キュラムを編成しています。
いずれも、1 年次から学生個人の実習スペースが確保されており、学生は自ら課題に取り組みつつ、他課題を選択した学生の実習プ
ロセスも間近で経験させています。課程で定める所定の科目を所定の単位数以上修得し卒業すれば、二級建築士試験および木造建築
士試験の受験資格が与えられています。
また、加えて卒業後 2 年の建築に関する実務経験を経れば、一級建築士試験の受験資格が与
えられています。
さらに、美術工芸資料館との連携と所定科目の履修によって学芸員資格を取得する者もいます。
卒業時に期待される人物像としては、デザイン・建築の制作・製作に関わる基本工学技術を踏まえ、生活環境、文化の充実に寄与で
きる専門技術者、
デザイナー、建築家が想定されています。
43
44
サステイナブルキャンパス
+
環境安全マインド
アクセス
地下鉄
「松ヶ崎」駅
出口1
四つ目の
信号
北山通
高
野
川
環境への取り組み/ISO14001 認証取得
川
端
通
京都工芸繊維大学
高野泉町
環境安全マネジメントシステムの運用を通じて
環境安全マインドを持った人材を育てます
ISO14001
ENVIRONMENTAL
SAFETY
MANAGEMENT
SYSTEM
京都工芸繊維大学では、
地球環境や地域環境の保全や改善のための教育・研究を
推進し、
また、それに伴うあらゆる活動において環境との調和と環境負荷の低減に
努める等、サステイナブルキャンパスの展開に取り組んでいます。
● 独自の環境マネジメントシステム(EMS)を構築し、EMSの国際規格である
ISO14001を理工系大学では全国に先駆けて2001年に正式認証取得しました。
その後、
3年毎に更新を受け、
2016年9月に5回目の認証更新を行いました。
● 2016年4月には環境方針を環境安全方針へと改め、環境と安全を統合した環
境安全マネジメントシステム(ESMS)を構築し、運用しています。
「環境安全マ
インドの育成」
、
「キャンパス環境の保全」
、
「環境負荷の低減」
、
「安全・安心な教
育研究活動」
、
「周辺地域・社会との交流」
の五つを環境安全目標としました。
● 大学に適用される法規制の順守のために、化学物質の管理や構内排水管理、
廃棄物の管理を、学生を含めた全構成員の努力で実施しています。
烏丸御池駅
● 環境負荷を低減する努力だけでなく、21世紀の持続可能な科学技術の発展
に貢献することを責務と考え、
「環境安全教育の充実」、
「環境安全関連研究
の推進」を目標として掲げ、環境安全にプラスに作用する教育・研究活動を積
極的に推進しています。
烏丸駅
祇園四条駅
● 2013年には京都市の「ごみ減量・3R活動優良事業所」に認定され、2014年には
第 6 回エコ大学ランキングにおいて、
最高評価
(5つ星)
を獲得し、
「5つ星エコ
大学」
に選ばれ表彰されました。
至大阪
至名古屋
◎JR「京都」駅、近鉄「京都」駅、阪急「烏丸」駅、市営地下鉄「烏丸御池」駅から:
エコ大学ランキング 表彰式
環境安全報告書
本学の環境への取り組みは、
大学ホーム
ページに掲載するとともに、2006年から
「環境報告書」
を発行しています。2016年
からは
「環境安全報告書」
としています。
市営地下鉄烏丸線「国際会館」行に乗車、
「松ヶ崎」駅下車、東南へ約400m。
(「松ヶ崎」駅「出口1」から右(東)
へ、四つ目の信号を右
(南)
へ約50m)
編集・発行 京都工芸繊維大学学生支援センター
〒606−8585 京都市左京区松ヶ崎橋上町1番地
TEL(075)724−7149 FAX(075)724−7140
ホームページ http://www.kit.ac.jp/
●用紙:適切に管理された森林の木材を利用したFSC®認証用紙
●インキ:大豆油インキを含む植物油インキ
●印刷:有害な廃液を排出しない水なし印刷