共同研究項目 「下の町乳児保育園太陽光発電新技術等フィールドテスト

共同研究項目
「下の町乳児保育園太陽光発電新技術等フィールドテスト事業」
平成17年度共同研究業務成果報告書
平成18年5月15日
共同研究者:社会福祉法人つくし福祉会
理事 多和 史彦
目
次
1.まえがき
2.研究の成果と達成状況
(1)
研究の成果
(2)
目的に照らした達成状況
3.研究発表・講演、文献、特許等の状況
(1)
研究発表
(2)
文献
(3)
特許等
(4)
その他の公表(プレス発表等)
4.あとがき
[添付資料]
1
システムデータ
1-1 基本データ
1-2 設備データ
1-3 コストデータ
2
完成写真
3
単線結線図
4
発注形態
5
共同研究費(実績額)内訳書
1.まえがき
社会福祉法人つくし福祉会
下の町乳児保育園では地球温暖化問題を憂慮し、太陽光発電シ
ステムを導入し運転状況及び運転データを保育園関係者及び父兄等に開示することで、新エネ
ルギーへの理解を深め、環境問題への意識を啓発・喚起していければと考え導入を決定した。
2.研究の成果と達成状況
(1)研究の成果
①
要約
平成18年3月より下の町乳児保育園の既築屋根を利用し 20kW の多結晶太陽光発電
システムを設置して、実際の負荷の下で電力会社と連系し長期運転を行い、各種データを
収集する。
②
本文
下の町乳児保育園の既築傾斜屋根約200m2を利用し 20kWの太陽光発電システムを
設置した。設置場所を既存の屋根傾斜面とすることで傾斜確保するための特殊な架台が必
要でないため架台を簡素化でき、コストダウンと屋根への荷重を軽減ができた。また、太
陽光発電設備に関する電気配線の設計ルートについて、効率面を考慮して可能な限り電線
の電圧降下が起きないよう短く設計し、最小限のロスにすると同時に配線工事におけるコ
ストダウンができた。
なお、システムデータを添付資料1に、完成写真を添付資料2に示す。
(2)目的に照らした達成状況
既築屋根を利用することで取付に関する部材に普及品を用い架台を簡素化することで、
当初の計画通り太陽光発電設備の導入に関するコストダウンが実現できた。本システムは
住宅用でも普及している多結晶タイプの太陽電池モジュールと標準化された変換システ
ムを採用しており、今後の小規模施設の導入パターンの参考例になると期待できる。現在
は施設で使用される商用電力の約7割を太陽光発電システムでまかなっており、順調に各
種データの収集が行われている。
3.研究発表・講演、文献、特許等の状況
(1)
研究発表
なし。
(2)
文献
なし。
(3)
特許等
なし。
(4)
その他の公表(プレス発表等)
なし。
4.あとがき
収集した太陽光発電システムの運転データ及び利用状況をより多くの保育園関係者及び父
兄に示し、地球温暖化等の環境問題も含めて、太陽光発電などの自然エネルギーの利用の重要
性の理解を深めてもらうと同時に、太陽光発電システムの普及も含めた環境問題への意識を啓
発・喚起することに取り組んでいく所存である。
採択番号
7909301
添付資料1
システムデータ
1. 基本データ
(採択番号 7909301)
項 目
事業年度
事業名
設備
名称
概要
システム種別
データ
備考
平成17年度
太陽光発電新技術等フィールドテスト事業
下の町乳児保育園太陽光発電システム
新型モジュール
採用型
建材
一体型
新制御方式
適用型
効率向上
追求型
CIS型・粒状型・両面発電型・
その他(
)
屋根材一体型・壁材一体型・ガラス一体型・
その他(
)
防災型・ピークカット型・融雪型・
その他(
)
計画時予想システム効率
70.0
設備容量
20kW
設置方式
地上架台・屋上架台・屋根架台・屋根直付・建材一体
電灯用等
用途
PV完成日
平成 18年3月8日
運転開始日
平成 18年3月8日
PV設備価格
14.9百万円
説明
説明文
設置
名称
下の町乳児保育園
場所
住所
岡山県
成果報告書本文参照
倉敷市児島下の町四丁目4番10号
位置
北緯
34度28分
東経133度48分
用途
庁舎・学校・工場・倉庫・病院・老人福祉施設・公民館・
図書館・博物館・事務所・店舗・駐車場・その他(
構造
新築・既築
鉄筋コンクリート造・鉄骨造・プレハブ・木造・その他(
規模
写真
設置者 共同研究者名
住所
)
延床面積
750㎡
階数
地上1階
太陽光発電システムの設置状況写真
社会福祉法人つくし福祉会
岡山県
倉敷市児島下の町四丁目4番10号
)
添付資料2参照
2. 設備データ
(採択番号 7909301)
項 目
データ
備考
単線結線図
(図面)
添付資料3参照
メーカ
シャープ株式会社
型式
ND-Q7L3K
種類
単結晶、多結晶、a-Si、(
太陽電池モ
T%
ジュール
最大出力
外形寸法
12.40%
167W
1323mm×1004mm×46mm
重量
16.5kg
モジュール数
120 枚
モジュール構成
アレイ
)
10直列× 12並列
最大出力
20.04kW
設置角度
20度
(日射計の設置角度:0度)
設置方位
東・南・西
16分割方位
(日射計の設置方位:南)
製作メーカ
架台
株式会社屋根技術研究所
材質
アルミ
総重量
メーカ
株式会社ジーエス・ユアサパワーサプライ
型式
LBSE−4.5−S3C
運転入力電圧範囲
DC 100∼250 V
連系点電圧
三相 202 V
連系運転範 電圧
囲
周波数
200±20 V
60±0.6 Hz
インバータ 定格容量および台数
4.5 kVA × 4台
過負荷耐量
110 % 連続
電力変換効率
93.5 %以上
インバータ設置場所
外形寸法
屋内
580mm×290mm×160mm
重量
接続箱
16kg
接続箱内蔵・TD内蔵 等
なし
設置台数
2台
材質
鋼板性
PCメーカ
データ計測装置
PC型式
計測ソフトメーカ・型式
表示盤
A6063S−T5
0.8t
メーカ・型式
デル
OPTIPLEX GX520
株式会社ラプラス・システム
シャープ株式会社・LC−32GD6
仕様
屋内壁掛け型
連系方式
電灯配電線に連系
逆潮流検出リレー設置の有無
無し
売電用メーター設置の有無
有り
契約種別
一般電灯
契約電力
22kW
連系箇所及び交流出力電圧
3. コストデータ(消費税は除く)
項 目
土木建築
工事費
(採択番号 7909301)
データ [百万円]
基礎関係工事費
0.0
装置据付等工事費
1.5
(1.4)
試験調整費
0.3
(0.2)
電気配線配管等工事費
1.7
表示装置関連工事費
小 計
・ 詳細は添付資料5に記載
・( )内は、
計測装置関係を除いた額
0
3.5
機械装置
太陽電池本体
7.2
等製作・
インバータ
1.6
購入費
アレイ架台
1.4
キュービクル
0.0
システム保護装置等
0.0
データ計測装置等
0.8
表示装置
0.5
小 計
備 考
11.5
FT事業対象設備の設置費用合計
15
同(計測・表示装置除く)
(10.3)
(A)・・・PV設備価格
添付資料2
完
成
写
真
写真1.システム全景
写真2.システム全景
写真3.18kWパワーコンディショナ
写真4.接続箱
写真5.日射計
写真6.気温計
写真7.データ収集装置
写真8.表示装置
添付資料3
単線結線図
添付資料4
発
[共同研究者]
注
[元
形
請]
態
[元請けからの発注先]
社会福祉法人
装置据付等工事
つくし福祉会
機械装置等製作費
太陽電池本体
八洲電機
シャープ
株式会社
株式会社
インバータ
株式会社
ジーエスユアサ
パワーサプライ
太 陽 電 池 ア レ イ 架台
株式会社
屋根技術
研究所
デ−タ計測装置
株式会社
ラプラス
システム
計測用センサ
英弘精機株式
株式会社
牧野
応用測器
研究所
添付資料5
共同研究費(実績額)内訳書
共同研究項目: 下の町乳児保育園新技術等フィールドテスト事
採択番号: 7909301
区分
金額(円)
(共同研究者: 社会福祉法人つくし福祉会
)
内 訳 (円)
【 工 数 】
【 金額(円)】
Ⅰ.
14,900,000 1.土木・建築工事費
機械装
(1)基礎関係工事費
置等費
[
<
・基礎工事費[架台、キュービクル 等]
1 式=
・屋根修復工事費
1 式=
(2)装置据付等工事費
3,460,000 ]
0>
0
0
<
3,450,000 >
(
1,460,000 )
460,000
○装置据付工事費
・太陽電池据付工事費
1 式=
・インバータ据付工事費
1 式=
30,000
1 式=
580,000
・架台組立工事費
・キュービクル据付工事費
・システム保護装置等組立配線費
・データ計測装置据付工事費
・運搬費
・諸経費 他
○試験調整費
・システム保護装置試験費
・インバータ試験費
・計測装置調整費
・システム調整試験費(含む検査費)
○電気配線配管等工事費
・電気配線配管等工事費
・配線配管材料費
(3)表示装置関連工事費
1 式=
式=
式=
式=
式=
(
1
1
1
1
合 計 15,645,000
注1)網掛けの欄に入力してください。
注2)共同研究費(実績額)内訳書は、丸めず円単位まで記入する。
式=
式=
式=
式=
(
1 式=
1 式=
1 式= <
2.機械装置等製作・購入費
(1)太陽電池本体
360 千円/kW×
91 千円/kW×
(2)インバータ(インバータ保護装置含)
(3)付帯設備
○太陽電池アレイ架台
・パネル用架台
45 千円/kW×
・H鋼(ベースチャネル)
使用鋼材:
トン
・接続箱
使用数量:
2個
○キュービクル
使用数量:
架
○システム保護装置等
・連系保護装置
・直流電源装置
容量:
0 Ah
・収納盤等(含むブレーカ等)
○蓄電装置
0 Ah
(4)データ計測装置等
・データ計測装置(含、トランスジューサ等)
・無停電電源装置
容量:
Ah
(5)表示装置
Ⅲ.
その他
0 2.旅費
経費
小 計 14,900,000
Ⅳ.
0 一般管理費 一般管理費率= %
総経費 14,900,000
消費税
745,000
上記の5%
0
1
1
1
1
14,900 千円×
20 kW
18 kW
20
1
1
1
kW
式=
式=
式=
1
1
1
1
式=
式=
式=
式=
1 式=
1 式=
1 式=
0
40,000
120,000
230,000
300,000 )
100,000
100,000
100,000
0
1,690,000 )
1,120,000
570,000
10,000 >
[ 11,440,000 ]
< 7,200,000 >
< 1,640,000 >
< 1,360,000 >
( 1,360,000 )
900,000
0
460,000
(
0)
(
0)
0
0
0
(
0)
<
760,000 >
720,000
40,000
<
480,000 >
1 式= [
0]
0.0 %= [
0]