共同研究項目 「こてはし台幼稚園太陽光発電新技術等フィールドテスト事業」 平成17年度共同研究業務成果報告書 平成18年5月16日 共同研究者:学校法人 広田学園 理事長 広田 実 目 次 1.まえがき 2.研究の成果と達成状況 (1) 研究の成果 (2) 目的に照らした達成状況 3.研究発表・講演、文献、特許等の状況 (1) 研究発表 (2) 文献 (3) 特許等 (4) その他の公表(プレス発表等) 4.あとがき [添付資料] 1 システムデータ 1-1 基本データ 1-2 設備データ 1-3 コストデータ 2 完成写真 3 単線結線図 4 発注形態 5 共同研究費(実績額)内訳書 1.まえがき 学校法人広田学園こてはし台幼稚園は、昭和46年9月、住宅地こてはし台の誕生と共に創 立し、創立以来、飾りなくシンプルに子供本来の姿を考え、取り組んできました。平成17年 に本幼稚園が自然環境豊かな広大な地へ移転するに当たり、幼いころから環境問題への関心度 を高めることを期待し、太陽光発電を導入して環境問題に十分配慮した園舎を建築した。 2.研究の成果と達成状況 (1)研究の成果 ① 要約 太陽光発電の設置を前提として建築した園舎は、園舎を真南に向け、切妻の屋根に 40k Wの太陽電池モジュールを載せた。効率向上追求型太陽光発電システムで、システム効率 70%の達成を目的とする。 ② 本文 発電した電力が一目でわかるようにと玄関・昇降口にモニターを設けることにより、子供 たち、保護者、来訪者が関心を寄せている。保育の中では、自然エネルギーについて、幼 児にとってわかりやすい紙芝居を製作し、私たちが生活するうえで必要不可欠なエネルギ ーをどのようにつくりだしているか等、有限な資源を利用している現状や地球環境悪化の 問題等を伝え、電気を大切にする気持ち、太陽光発電等の自然エネルギー利用の重要性を、 将来を担う子供たちに訴える。 なお、システムデータを添付資料1に、完成写真を添付資料2に示す。 (2)目的に照らした達成状況 園庭や前の道路からから園舎を望むと、切妻の屋根に整然と並んだ 40kWの太陽電池は 見る人の目を引き寄せている。通行する人が、どのくらいの電気を発生しているのか等の 質問があることに関心度が高まっていることを実感する。 また、当園の HP にも掲載したことから、問い合わせが多くある。中でも財団法人千葉 県環境財団編集の第 17 号(平成 18 年 3 月発行) 「環境リポートちば」の表紙に当園の設置 した状況の写真が載っている。 尚、最大限のシステム効率を考え設置したことにより、当初のシステム効率 70%は達成 できると考えられる。 3.研究発表・講演、文献、特許等の状況 (1) 研究発表 なし。 (2) 文献 なし。 (3) 特許等 なし。 (4) その他の公表(プレス発表等) なし。 4.あとがき 天候・温度・気温・大気の状態によって発生電力の様子を調査したい。今後 1 年間を通した 観測データーを考察し、システムの有効性を実証して、太陽光発電システムの普及のために 情報提供に努めたい。 採択番号 7266101 添付資料1 システムデータ 1. 基本データ (採択番号 7266101) 項 目 事業年度 事業名 設備 名称 概要 システム種別 データ 平成17年度 こてはし台幼稚園 太陽光発電新技術等フィールドテスト事業 こてはし台幼稚園 太陽光発電システム 新型モジュール 採用型 建材 一体型 新制御方式 適用型 効率向上 追求型 CIS型・粒状型・両面発電型・ その他( ) 屋根材一体型・壁材一体型・ガラス一体型・ その他( ) 防災型・ピークカット型・融雪型・ その他( ) 計画時予想システム効率 0.7 設備容量 40kW 設置方式 地上架台・屋上架台・屋根架台・屋根直付・建材一体 用途 備考 空調機器、照明 用 PV完成日 平成 17年 8月 31日 運転開始日 平成 17年 8月 31日 PV設備価格 32.34百万円 説明 説明文 設置 名称 こてはし台幼稚園 場所 住所 千葉県 成果報告書本文参照 千葉市花見川区横戸町857 位置 北緯 35度42分 東経140度7分 用途 庁舎・学校・工場・倉庫・病院・老人福祉施設・公民館・ 図書館・博物館・事務所・店舗・駐車場・その他( 幼稚園 ) 構造 新築・既築 鉄筋コンクリート造・鉄骨造・プレハブ・木造・その他( 規模 写真 設置者 共同研究者名 住所 延床面積 1805.26㎡ 階数 地上3階、地下0階 太陽光発電システムの設置状況写真 学校法人 広田学園 千葉県 千葉市花見川区横戸町857 ) 添付資料2参照 2. 設備データ (採択番号 7266101) 項 目 データ 備考 単線結線図 (図面) 添付資料3参照 メーカ シャープ株式会社 型式 ND-Q7L3K 種類 太陽電池モ 変換効率 ジュール 最大出力 外形寸法 重量 モジュール数 モジュール構成 アレイ 多結晶 12.6% 167W 1323mm×1004mm×46mm 16.5kg 240枚 15直列× 16並列 最大出力 30.06kW 設置角度 24度 (日射計の設置角度:24度) 設置方位 南南西 16分割方位 (日射計の設置方位:南南西) 製作メーカ 架台 材質 アルミ 総重量 1.2t メーカ 山洋電気株式会社 型式 運転入力電圧範囲 三相 210 V 連系運転範 電圧 囲 周波数 202±20 V 過負荷耐量 電力変換効率 インバータ設置場所 外形寸法 重量 接続箱内蔵・TD内蔵 等 データ計測装置 設置台数 材質 50Hz±1%以内 10 kVA × 4台 110 % 連続 92%以上 屋内用 W1100mm×D600mm×H1125mm 270kg 計測通信出力 2台 屋内用鋼板製 PCメーカ DELL PC型式 GX520 計測ソフトメーカ・型式 表示盤 P73E103 DC 200~500V 連系点電圧 インバータ 定格容量および台数 接続箱 株式会社屋根技術研究所 メーカ・型式 仕様 (株)ラプラス・システム、SolarLink Ver3.40 シャープ株式会社・LC32GD6 液晶ディスプレイ 連系方式 高圧配電線に連系 逆潮流検出リレー設置の有無 無 売電用メーター設置の有無 有 契約種別 業務用電力 契約電力 63kW 連系箇所及び交流出力電圧 3. コストデータ(消費税は除く) 項 目 土木建築 工事費 (採択番号 7266101) データ [百万円] 備 考 基礎関係工事費 0.0 装置据付等工事費 3.8 (3.7) ・( )内は、 試験調整費 0.5 (0.4) 電気配線配管等工事費 2.3 表示装置関連工事費 0.3 小 計 計測装置関係を除いた額 6.9 機械装置 太陽電池本体 等製作・ インバータ 4 購入費 アレイ架台 4.2 キュービクル 0.0 システム保護装置等 0.4 データ計測装置等 1.1 表示装置 0.6 小 計 ・ 詳細は添付資料5に記載 13.6 23.9 FT事業対象設備の設置費用合計 30.8 同(計測・表示装置除く) (28.6) (A)・・・PV設備価格 添付資料2 完 成 写 真 写真1.システム全景 写真2.パワーコンディショナ・気象信号変換箱 添付資料2 完 成 写 真 写真3.接続箱 写真4.日射計 添付資料2 完 成 写 真 写真5.気温計 写真6.データ収集装置 添付資料2 完 成 写 真 写真7.表示装置 写 真 8 . OVGR・ ZPD 添付資料3 単線結線図 表示装置 3φ3W6600V50Hz PAS 300A ZCT 方向性 VT内蔵 TC 表示用信号 AC100V,E付 I 電源 (最寄りコンセントより) AC100V (変換器あり) 接続箱A データ収集装置 電源(AC100V) 最寄分電盤より CH CP 傾斜面日射強度 気 温 インバータ入力電力 V/TD 日射計(傾斜面) R/TD 外気温センサー インバータ出力電力 6KVCVT38 表示用ケーブル 表示用信号 AC100V,E付 電源 (最寄りコンセントより) CH (KPEVS0.75゚-3P) Wh 買電用メ-タ- VCT 3φ3W 40kW(10kW×4ユニット) パワーコンディショナ(インバータ+連系保護装置) Wh 売電用メ-タ- VCT #1 傾斜面日射強度 #A (インバータ入力・出力電力,日射強度、気温) #2 気 温 制御回路 (CVVS2sq-4C) LBS 200A ストライカ-式 PF×3 40A RC12.5KA以上 連系保護装置へ インバータユニット MCCB MC CTx2 MC MCCB W/TD PC×3 50A F 10A PC×2 30A F 15A PC×3 50A Fなし PC×3 50A F 30A OVGR(太陽光発電設備より支給) ZPD U AC100V SR 1.6kvar SC(6%) 26.6kvar (放電抵抗内蔵) TR 3φ 75KVA 6.6KV/ 210V TR 1φ 75KVA 6600 /210 /105V F CT×2 400/5A F V A CT×2 300/5A EA 連系保護機能 UV・OV OF・UF 単独運転検出 能動的方式 受動的方式 #3 #4 #A V A MA- 3 動 力 負 荷 L A M A MCCB MCCB #1、2、3、4 計測回路 接続箱A 太陽光発電 (40.0kW) 225/175 電 灯 負 荷 MCCB W/TD 太陽電池アレイ MCCB D MCCB ZNR DS (15直列×4並列) E EA・D EB (10kW) (10kW) E ×2 O (15直列×4並列) 接続箱B 太陽電池アレイ MCCB D MCCB ZNR DS (10kW) (15直列×4並列) E (10kW) こてはし台幼稚園 単線結線図 (15直列×4並列) 添付資料4 発 [元 [共同研究者] 学校法人 広田学園 注 装置据付等工事 機械装置等製作費 形 態 請] シャープ アメニティ [元請けからの発注先] 太陽電池本体 表示装置 シャープ 株式会社 システム 株式会社 インバータ システム保護装置 山洋電気 株式会社 太陽電池アレイ架台 株式会社 屋根技術研究所 接続箱 気象信号変換箱 株式会社 イー・ エム・ エンジニアリング デ-タ計測装置 株式会社 ラプラス・ システム 添付資料5 共同研究費(実績額)内訳書 共同研究項目: 平成17年度太陽光発電新技術等フィールドテスト事業 (採択番号 7266101) 区分 金額(円) (共同研究者: 学校法人 広田学園 内 訳 (円) 【 工 数 】 【 金額(円)】 Ⅰ. 30,800,000 1.土木・建築工事費 機械装 (1)基礎関係工事費 置等費 ) [ < ・基礎工事費[架台、キュービクル 等] 1 式= ・屋根修復工事費 1 式= (2)装置据付等工事費 6,960,000 ] 0> 0 0 < 6,660,000 > ( 3,828,000 ) 1,080,000 ○装置据付工事費 ・太陽電池据付工事費 1 式= ・インバータ据付工事費 1 式= 240,000 1 式= 1,320,000 ・架台組立工事費 ・キュービクル据付工事費 ・システム保護装置等組立配線費 ・データ計測装置据付工事費 ・運搬費 ・諸経費 他 ○試験調整費 ・システム保護装置試験費 ・インバータ試験費 ・計測装置調整費 ・システム調整試験費(含む検査費) ○電気配線配管等工事費 ・電気配線配管等工事費 ・配線配管材料費 (3)表示装置関連工事費 1 式= 式= 式= 式= 式= ( 1 1 1 1 合 計 35,574,000 注1)網掛けの欄に入力してください。 注2)共同研究費(実績額)内訳書は、丸めず円単位まで記入する。 式= 式= 式= 式= ( 1 式= 1 式= 1 式= < 2.機械装置等製作・購入費 (1)太陽電池本体 340 千円/kW× 100 千円/kW× (2)インバータ(インバータ保護装置含) (3)付帯設備 ○太陽電池アレイ架台 ・パネル用架台 940 千円/kW× ・H鋼(ベースチャネル) 使用鋼材: 0 トン ・接続箱 使用数量: 2個 ○キュービクル 使用数量: 0架 ○システム保護装置等 ・連系保護装置 ・直流電源装置 容量: 0 Ah ・収納盤等(含むブレーカ等) ○蓄電装置 0 Ah (4)データ計測装置等 ・データ計測装置(含、トランスジューサ等) ・無停電電源装置 容量: 0 Ah (5)表示装置 Ⅲ. その他 0 2.旅費 経費 小 計 30,800,000 Ⅳ. 3,080,000 一般管理費 一般管理費率= % 総経費 33,880,000 消費税 1,694,000 上記の5% 0 1 1 1 1 30,800 千円× 40 kW 40 kW 4 1 1 1 kW 式= 式= 式= 1 1 1 1 式= 式= 式= 式= 1 式= 1 式= 1 式= 192,000 120,000 200,000 676,000 504,000 ) 120,000 144,000 96,000 144,000 2,328,000 ) 1,608,000 720,000 300,000 > [ 23,840,000 ] < 13,600,000 > < 4,000,000 > < 4,590,000 > ( 4,200,000 ) 3,760,000 0 440,000 ( 0) ( 390,000 ) 300,000 30,000 60,000 ( 0) < 1,050,000 > 1,000,000 50,000 < 600,000 > 1 式= [ 0] %= [ 3,080,000 ] 10.0
© Copyright 2024 Paperzz