甲府市新庁舎建設基本設計 市民ワークショップ報告書 <概要版> 2010年3月 Ⅰ.検討の経過 Ⅰ.検討の経過 1.概要 甲府市新庁舎建設基本設計市民ワークショップは新庁舎の基本設計に際し、市民が利用する機会 の多い施設について、利用者の視点からの意見を広く反映し、 「開かれた施設」 「親しみやすい施設」 とするために設置しました。 委員は一般公募により選ばれた市民及び各種団体代表者の方など27人で構成され、公募市民に ついては広報及びホームページで募集を行い、11人にご参加いただきました。 検討に際しては、山梨学院大学法学部政治行政学科 丸山正次教授にご協力いただき、コーディネ ーターとして進行及びまとめを行っていただきました。 ●検討方法 2つのグループによるグループ会議を中心に検討を進めました。 Aグループ 委 員 ◎ 木 村 定 則 委員 北 村 幾 三 委員 神 戸 義 久 委員 齋 藤 伸 右 委員 功 刀 美 穂 委員 牛 奥 久 代 委員 伊 藤 洽 子 委員 飯野 登止男 委員 渡 邉 太 郎 委員 藤 田 尚 晋 委員 石 原 清 水 明 委員 輿 石 治 夫 委員 宮 澤 由 佳 委員 長 坂 善 雄 委員 佐 野 寿 一 委員 宮 城 栄 子 委員 稲 﨑 昇 一 委員 角 田 河 西 高 原 幹 夫 委員 小池 由紀夫 委員 百瀬 絵里奈 委員 真 委員 後 藤 真 彦 委員 ◎リーダー Bグループ ○ 今 泉 彩 委員 ○ ◎ 浅 川 健 一 委員 修 委員 区 委員 小 林 優 子 委員 ○サブリーダー ●検討事項 「満足度の高いサービス提供のあり方」及び「市民が関わることにより庁舎への愛着や利用の増 加が見込まれる施設等の性格、機能、運営」に関して検討を行いました。 Aグループ Bグループ 共通テーマ 市民広場、ポケットパーク、緑地のあり方 (建物外部) 市民プラザのあり方 総合案内・ワンストップ 学習コーナー グループテーマ 窓口 (建物内部) 関係 サービスのあり方 甲府紹介コーナー 多目的空間の使い方 物販等コーナー 授乳室や相談室などのサービス向上策 その他 Ⅰ.検討の経過 2.経過 ■委嘱式[平成 21 年 10 月3日(土) 甲府市役所4階北会議室] 第 1 回ワークショップの前に行われた委嘱式では、 宮島市長より委員に委嘱状が交付されました。 宮島市長より委員に委嘱状が交付されまし た。 宮島市長より挨拶がありました。 ■第 1 回ワークショップ[平成 21 年 10 月 3 日(土) 甲府市役所4階会議室] 新庁舎の基本計画やそれをもとに設計 者が作成した検討原案を理解することか ら始めました。最初に甲府市よりこれま での経過、基本計画の概要、山梨県の動 向について説明が行われ、次に設計者よ り検討原案の説明が行われました。その 後グループに分かれ、自己紹介及びグル ープリーダー・サブリーダーの選出を行 いました。 検討原案のパース 設計者より検討原案の説明がありました。 グループごとに自己紹介とグループリーダ ー・サブリーダーの選出を行いました。 Ⅰ.検討の経過 ■第 2 回ワークショップ[平成 21 年 10 月 24 日(土) 甲府市中央公民館] ●共通テーマ(建物外部施設) 「建物外部施設のあり方について」 テーマの検討に際して設計者より建物外部施設についての他都市事例の紹介が行われ、その後グ ループごとに検討を行いました。グループ会議では「環境」 「景観」 「バリアフリー」 「アクセス」 「イ ベント」のキーワードを手がかりに委員が各自の意見をカードに記入し、それらの意見が建物外部 施設のどの場所に反映できるか、カードを配置図に貼っていきながらグループ意見の集約を行いま した。最後に全体でグループ意見の発表を行いました。 設計者より建物外部施設について他都市事 例の紹介が行われました。 キーワードを手がかりに多くの意見が出さ れました。 グループ会議の様子。 意見が書かれたカードを配置図に貼ってい きながらグループ意見の集約を行いました。 検討に使用した配置図。 最後に全体で集約したグループ意見の発表 を行いました。 Ⅰ.検討の経過 ●グループ意見 A グループの意見!! 1.緑化するのはよいが、維持整備をしっかりすべき。 2.広場を細分化するのであれば一つ一つに対しての利用目的をはっきりと。 イベントありきではなく市民の憩いの場として建物と一体化した広場の活用を。 3.駐車場や車寄せについてはしっかりと調査し、位置を決定すべき。 その結果によっては入り口の複数化や車寄せの位置を変える必要がある。 Bグループの意見!! 1.人と車のアクセスを多方面から。 2.市民広場はいつでも多目的に利用できるように。 3.県庁舎との調和を図るように。 Ⅰ.検討の経過 ■第 3 回ワークショップ[平成 21 年 11 月 28 日(土) 甲府市中央公民館] ●グループテーマ(建物内部施設) ・Aグループ「窓口関係について」 ・Bグループ「多目的空間等の使い方について」 テーマの検討に際して設計者より建物内部施設についての他都市事例の紹介が行われ、その後グ ループごとに検討を行いました。グループ会議では「分かりやすい」 「使いやすい」「安心・安全」 「居心地がよい」 「甲府らしい」のキーワードを手がかりに、委員が自分の立場からの意見、または 自分とは違う立場になった場合を想定した意見をカードに記入し、それらの意見が建物内部施設の どの場所に反映できるか、カードを施設別分類シートに貼っていきながらグループ意見の集約を行 いました。最後に全体でグループ意見の発表を行いました。 設計者より建物内部施設についての他都市 事例の紹介が行われました。 キーワードを手がかりに、多くの意見が出さ れました。 活発な意見交換が行われました。 意見が書かれたカードを施設別分類シート に貼っていきながらグループ意見の集約を 行いました。 検討に使用した施設別分類シート。 最後に全体で集約したグループ意見の発表 を行いました。 Ⅰ.検討の経過 ●グループ意見 Aグループの意見!! 総合案内:誰もが使いやすく分かりやすい場所に。 窓口カウンター:市の特色を活かしたデザインで、短時間で用事が済み誰もが使いやす い配置を。 多目的トイレ・授乳室:安全・安心に利用できる場所に配慮してもらいたい。 待合スペース:防災コーナーなどの市民生活に必要なものの設置と、宝石や水など甲府 らしいものを利用したスペースの設置を。 記載台スペース:高齢者や障害者が記載しやすい高さ、座ってかける記載台の設置を。 相談室:相談スペースはプライバシーに配慮し、落ち着いて相談できるよう予約制とし たり、相談員の男女比を同じにするなどの配慮を。 Bグループの意見!! 甲府紹介コーナー:観光情報、NPO・市民活動の情報、市の内部の情報を知りたい。 学習コーナー:学習コーナーは必要ないが、図書館にない情報は紹介コーナーに欲しい。 NPO・市民活動コーナー:NPO・市民活動と限定せず、多目的に使用できるように する。 物販コーナー:必要なし。 飲食コーナー:最小限で必要。 その他:子供、お年寄りの方、体の不自由な方のためのスペースと打合せのできる場所 が必要。 Ⅰ.検討の経過 ■第 4 回ワークショップ[平成 22 年 1 月 24 日(日) 甲府市中央公民館] ●「基本設計途中経過をうけて」 最初に設計者より第2・3回ワークショップで寄せられた意見をどのように基本設計に反映した のかについて、ここまでの検討状況の報告が行われ、その後グループごとに検討を行いました。グ ループ会議では委員が各自の意見をカードに記入し、それらの意見が「建物外部」 「窓口関係」 「多目 的空間」 「テーマ以外」のどの場所に反映できるか、平面図にカードを貼っていきながらグループ意 見の集約を行いました。最後に全体でグループ意見の発表を行いました。 設計者よりここまでの検討状況の報告が行 われました。 グループ会議の様子。 模型を見ながら検討が進められました。 活発な意見交換が行われました。 意見が書かれたカードを平面図に貼ってい きながらグループ意見の集約を行いました。 最後に全体で集約したグループ意見の発表 を行いました。 Ⅰ.検討の経過 ●グループ意見 Aグループの意見!! 1.駐車場と多目的広場の兼用は良い考え。しかし災害時のトイレやイベント時の駐車 場確保等に工夫が必要である。 2.児童育成課と障害福祉課などその関連する場所(授乳室やトイレなど)の設置に検 討が必要である。 3.1階の総合受付で案内も受けられるようスムーズな利用方法にして欲しい。 Bグループの意見!! 1.太陽光発電パネル「ブドウ棚」の愛称にふさわしい工夫を希望。 2.市民プラザ・カフェなど多目的スペースは開放的に明るく。 多目的空間は使用目的に合わせて仕切りなど変えられるようフレキシブルな設計 を希望。 3.児童関係の窓口は子供連れを前提に安全性(階段から遠いとか) 、利便性(授乳室 に近いとか)を考慮した位置で。 Ⅰ.検討の経過 ■第 5 回ワークショップ[平成 22 年 2 月 27 日(土) 甲府市中央公民館] 設計者よりこれまでのワークショップ で寄せられた意見の整理とそれをどのよ うに基本設計に反映したのかについて報 告がありました。その後、委員から質問 やこれからの期待などのご意見をいただ きました。続いて丸山コーディネーター よりワークショップのまとめとして挨拶 をいただき「ワークショップの意見によ って設計案が変わっていく様子が実感す ることができ、非常に有意義なワークシ ョップであった。 」と高い評価をいただき 意見を反映した基本設計案の模型 ました。 最後にワークショップを終えるにあたり宇野副市長より挨拶があり、 「使う側の立場に立ったご意 見をたくさん寄せていただいて大変参考になった。これからの実施設計や運営の段階で反映してい くべきご意見もたくさんあったので、それらを大事にしながら新庁舎建設に取組んでいきたい。」と 委員へのお礼が述べられました。 設計者より意見をどうのように基本設計に 反映したのかについて報告がありました。 模型を使って具体的な説明が行われました。 丸山コーディネーターよりまとめの挨拶を いただきました。 ワークショップを終えるにあたり宇野副市 長より挨拶がありました。 Ⅱ.意見の整理と基本設計への反映 Ⅱ.意見の整理と基本設計への反映 1.建物外部施設 ■広場・ポケットパーク ●祭りやミニコンサート、ヴァンフォーレ甲府の応援ができる広場が欲しい。 ●イベントをするならまとまった大きな広場が必要だ。 ●内も外も一体化して人が集まるスペースを確保して欲しい。 ↓ 商店街に近い南東に市民広 場を配置します。休日は来 庁者用駐車場も多目的広場 として活用し、市民広場、 市民アーケードと一体とし て使うことで大小さまざま なイベントに対応できます。 さまざまなイベントに対応できる市民スペース 内部市民プラザとも一体と して使用できるようにしま す。 内部と一体として使用できる市民スペース Ⅱ.意見の整理と基本設計への反映 ●ひとやすみできるベンチが欲しい。 ↓ 商店街に近い東側には市民 アーケードを設けます。ウ ッドデッキの上にテーブル や椅子、ベンチを配して、 市民の縁側を作り出します。 市民の縁側となる市民アーケード ●雨の日にもイベントができる場所が欲しい。 ●ピロティ下の駐車場は暗くならないようにして欲しい。 ●見通しがよく、防犯対策されたスペースとして欲しい。 ↓ 駐車場を地下ではなく地上 に設け、多目的広場として 計画することで、見通しの 良い防犯性の高い空間とな ります。 また、建物の下なので雨の 日も濡れずにイベントが出 来ます。 天井を高くし、中庭からの 効果的な採光で明るい空間 を実現します。 雨の日のイベントにも対応する明るい多目的広場 Ⅱ.意見の整理と基本設計への反映 ●災害時の広場の使い方を。 ↓ 多目的広場は災害時も屋根 つきの災害拠点として機能 します。 災害時も機能する多目的広場 ■緑化 ●緑が多く欲しい。 ●樹種は甲府らしさや季節を感じさせるものが良い。 ●屋上緑化はしないのか。 ●緑化を重視しすぎると夏は木が成長しすぎて邪魔になるので、ある程度見通しの良い計画をして 欲しい。 ↓ 緑豊かな計画とし、街に潤 いを与えます。 樹種に関しては甲府らしい ものを検討中です。 街に潤いを与える緑化計画 Ⅱ.意見の整理と基本設計への反映 低層部を屋上緑化すること で、市役所で働く人からも 緑が見え快適に仕事が出来 ます。 また、熱負荷も低減します。 働く人と環境に配慮した屋上緑化 ●芝生は維持が問題である。 ↓ 今後も検討していきます。 ■車の出入り口・車寄せ・駐車場・駐輪場 ●駐車場の出入り口を複数にしてもらいたい。 ↓ 平和通りの出入り口に加え て、南の城東通りにも出入 り口を設けました。 車社会に対応した複数の車の出入り口 Ⅱ.意見の整理と基本設計への反映 ●車寄せをしっかり作って欲しい。 ●雨に濡れないアプローチにして欲しい。 ↓ 平和通りに面して車寄せを 設けます。 庇を出すので雨に濡れずに アプローチできます。 平和通りに面した車寄せ ●甲府は車社会。十分な駐車台数を確保してもらいたい。 ↓ 来庁者用駐車場は145台確保しています。 交通量調査で十分足りることを確認済みです。 ●駐輪場も十分な数を確保して欲しい。 ↓ 敷地北側にバイク・自転車 置き場を集約し、十分な台 数の確保をいたします。 十分な台数を確保したバイク・自転車置き場 Ⅱ.意見の整理と基本設計への反映 ■歩行者出入り口 ●いろいろな方向から自由にアクセスできるようにして欲しい。 ●各進入路すべてベビーカー、車椅子に対応して欲しい。 ↓ いろいろな方向から歩いて 来る方を想定し、複数の出 入り口を設けます。 また、敷地内は全て出来る 限り段差をなくしたバリア フリーとします。 多方向からアクセスできる複数の歩行者出入口 Ⅱ.意見の整理と基本設計への反映 2.建物内部施設 ■総合案内 ●分かりやすい場所に総合案内を設置して欲しい。 ↓ 1階の総合受付はどの入り 口からも分かりやすい場所 に配置します。 エレベーターやエスカレー ターにも近いので、各階へ の案内がスムーズになりま す。 分かりやすい1階総合受付の配置 2階の総合案内もエレベー ターやエスカレーターの近 くに配置します。 分かりやすい2階総合案内の配置 ●1階と2階にそれぞれ総合受付と総合案内があるが、ひとまとめに出来ないのか。スムーズな対 応をお願いしたい。 ↓ ワンストップサービスとともに今後も検討していきます。 ●視覚障害者のために音声サービス、点字の配置図を設けて欲しい。 ●各入り口に職員を呼び出せるヘルプブザーを設置して欲しい。 Ⅱ.意見の整理と基本設計への反映 ↓ 設置いたします。 ●ベビーカーや車椅子が借りられるようにして欲しい。 ↓ 1階総合受付で貸し出します。 ■窓口カウンター ●どこにどの課があるか分かりやすいサイン表示にして欲しい。 ↓ 視認性を高めるために中庭、 吹抜けの周りにロの字型に 窓口を配置します。 視認性の高い窓口の配置 また、色と大きな文字を用 いて分かりやすいサインと します。 分かりやすいサイン計画 Ⅱ.意見の整理と基本設計への反映 ●なるべく低層階に障害福祉課を配置して欲しい。 ↓ 障害福祉課は2階に配置し、 エレベーターや総合案内に 近い位置に設けます。 障害者に配慮した障害福祉課の配置 ●子育て関係の課は、子供連れの場合が多いので授乳室やトイレの近くに配置して欲しい。 ↓ 子育て支援室は3階の授乳 室やトイレに近い位置に配 置します。 近くにキッズコーナーも設 けます。 子供連れの方に配慮した子育て支援室の配置 ●サインに菱形、ワインカラー、クリスタルなイメージを入れて甲府らしさを出して欲しい。 ↓ サインのデザインは実施設計で行いますので参考にいたします。 ●宝石・市有林材を内装や家具に取り入れて欲しい。 ↓ 宝石・市有林材の活用は検討・実験中です。 実施設計で詳細を決定いたします。 Ⅱ.意見の整理と基本設計への反映 ●ワンストップサービスは是非取り入れて欲しい。 ↓ ライフイベントに関わる部門でワンストップサービスを行う予定です。 ■待合スペース・記載台・相談室 ●高齢者を考慮して、待合の椅子の配置をバランスよくお願いしたい。 ●現在の庁舎は待合スペースが1階のみなので、各階に待合スペースが欲しい。 ●座って書ける記載台を用意して欲しい。 ↓ 待合スペースは各窓口の前 にバランスよく各階に配置 します。 記載スペースは総合案内の 近くで、いつでもアドバイ スを受けることが出来ます。 利便性を考慮した待合スペース・記載スペースの配置 記載台は高齢者や車椅子の 方に配慮し、座って書ける 低いものを用意します。 高齢者や車椅子の方に配慮した記載台 Ⅱ.意見の整理と基本設計への反映 ●プライバシーに配慮して相談室は間仕切りを設置して欲しい。 ●落ち着いて相談できる環境をつくってほしい。 ↓ 各課に相談室を設けます。 簡単な相談用は低い間仕切 りの相談ブース、プライバ シー性の高い相談には壁が 天井まである相談室と、二 種類用意します。 各課に設けられた相談室や相談ブース ■多目的トイレ・授乳室 ●多目的トイレや授乳室は個室となるので、総合案内に近い場所など人目につきやすい位置のほう が良い。 ↓ 縦動線や総合案内に近い位 置に多目的トイレ、授乳室 を配置します。 防犯に配慮した多目的トイレ・授乳室の配置 Ⅱ.意見の整理と基本設計への反映 ●1階はイベント時に人が来るのでトイレを多く設置して欲しい。 ↓ 1階のトイレを増やしまし た。 イベント時等を考慮した1階トイレの計画 ●一般用の男女トイレにも、幼児用椅子を設置して欲しい。 ↓ 窓口のある低層階では多目的トイレに加え、一般用男子・女子トイレにもひとつずつ、幼児用椅子 を設置した個室を設けます。 ●エレベーターは障害者が利用しやすいものにして欲しい。 ↓ 聴覚障害者のためのエレベーター内鏡やエレベータードアの小窓の設置、視覚障害者のための音声 案内の設置、車椅子利用者のための十分な広さの確保をします。 Ⅱ.意見の整理と基本設計への反映 ■甲府紹介・各種展示スペース ●防災展示をして欲しい。 ●甲府について知る情報センターを置いて欲しい。 ●甲府紹介コーナー・物産コーナーは観光協会や商店街と協力し、市街地の活性化につなげて欲し い。 ↓ 各種展示スペースはメイン エントランス近くに設置し ます。 内容の詳細はこれから検討 していきます。 人目につきやすい位置に設置した各種展示スペース ●甲府紹介コーナーでは宝石を壁や床に埋め込んで甲府らしさをアピールしてはどうか。 ↓ 水晶のかけらを床に散りばめることが出来ないか、またワインボトルのガラスを骨材とした床材が 出来ないか、現在実験中です。 Ⅱ.意見の整理と基本設計への反映 ■市民活動スペース ●明るく開放的な場所にして欲しい。 ●売店・カフェ、市民活動スペースと多目的広場が往来できるようにしてほしい。イベント時に有 効活用できるのではないか。 ●市民活動室は個室で区切るにしても、ガラス張りなど何をしているかアピールできるものである と、より効果的で交流に繋がる気がする。 ●市民活動室とプラザのスペースを仕切り可能なスペースとしたらどうか。 ↓ それぞれのスペースが活動 に応じてつながり、それが 街へも広がっていくような 開放的で使いやすい場所を 計画します。 さまざまな活動に対応した開放的な市民活動スペース 市民プラザは吹抜けで2階 と視線がつながります。 市民アーケードや市民広場 とは視線も動線もつながり ます。 他のスペースとつながる市民プラザ ●イベントには欠かせない飲食サービスができる、電気・ガスなどの光熱が取れる配慮が欲しい。 ↓ IHを設置いたします。 Ⅱ.意見の整理と基本設計への反映 ■売店・喫茶スペース ●軽食・ドリンク程度の喫茶スペースは必要。 ●売店では福祉やリサイクルに力を入れて欲しい。 ●売店・カフェの出店は市内商店街に委託してはどうか。 ●1階にATMの設置をして欲しい。 ↓ 簡単な売店、カフェの設置を予定しています。 売店運営はこれから検討していきますので、意見を参考にさせていただきます。 売店のイメージ カフェのイメージ ■展望室 ●山並みが見える場所が欲しい。 ●甲府の夜景を楽しめる展望室が欲しい。 ●将来周辺も高層化するため、展望室を設けても何も見えないのではないか。 ●夜景は盆地周辺の山から見るほうが美しい。展望室は不要である。 ↓ 最上階議場の傍聴ロビーを 展望にも配慮した計画とし ます。 「展望できる傍聴ロビー」 を設置いたします。 展望できる傍聴ロビー Ⅱ.意見の整理と基本設計への反映 ■セキュリティ ●1階スペースの警備を強化して欲しい。 ●多目的スペースの夜間のセキュリティをしっかりして欲しい。 ↓ セキュリティシステムについては実施設計で詳細を検討いたします。 ●会議室も市民が使えるようにして欲しい。 ↓ 明快なセキュリティライン によって夜間や休日の会議 室の貸出が可能になります。 明快なセキュリティライン Ⅱ.意見の整理と基本設計への反映 3.建物外観 ■建物外観 ●夜の景観が美しくなるデザインの検討をして欲しい。 ↓ 舗装や照明での工夫を考えております。 実施設計で進めていきます。 ●シンプルで甲府らしい外装を。 ↓ 南 面:冬季の自然光取り入れ、真夏の日射遮蔽に配慮した庇を設けます。 腰部分に太陽光パネルを設け、環境へ配慮します。 東西面:東西日射遮蔽に配慮した外装とします。歴史を感じさせる落ち着いた外観とします。 低層部:1階は透明感のあるファサードとし、中心市街地に賑わいを感じさせる外観とします。 屋 上:太陽光発電や屋上緑化によって環境への貢献をします。 甲府市新庁舎建設基本設計 市民ワークショップ報告書 <概要版> 2010 年 3 月 編集・発行:甲府市庁舎建設部 〒400-0034 甲府市宝二丁目 26 番 5 号 電話 055237-5651 製 作:日本設計・竜巳・山形・進藤・馬場設計 甲府市新庁舎建設設計共同企業体
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