平成23年度 公益財団法人栃木県国際交流協会事業報告書 多文化共生の社会づくり、国際交流、国際協力及び国際理解を推進するため、次の事業を実施した。 Ⅰ 多文化共生の社会づくりに関する事業 1 情報収集提供事業 (1)ホームページ運営事業 ◇ 当協会及び県内の国際交流団体の活動内容など地域国際化関連の情報を中心に県内外の さまざまな情報を収集して県民に提供するとともに、在住外国人に多言語により最新の生活 関連情報を提供した。 * ホームページ内容 ・ 国際交流・国際協力活動情報(TIA、県内国際交流団体、イベント情報など) ・ 国際理解関連情報 ・ 日本語ボランティア関連情報 ・ 外国人のための生活関連情報(日本語、英語、中国語、ポルトガル語、スペイン語)など (2)機関紙発行事業 ◇ 当協会行事、国際交流情報、地域における交流活動情報を紹介する機関紙「TIAニュー ス“やぁ!” 」を発行した。 * 発行回数: 年4回(4半期毎) * 発行部数: 1,500部(各回) * 配 布 先: 国際交流団体、市町、教育機関、出捐団体、賛助会員など (3)携帯メール多言語情報提供事業 ◇ 携帯電話のメールサービス及び携帯サイトを活用し、より多くの在住外国人へタイムリー で役立つ生活情報やイベント、防災情報などを多言語でスピーディーに提供した。 * 配 信 方 法: メール配信(登録者) * 配 信 言 語: ポルトガル語、中国語、スペイン語、英語、日本語(5か国語) * 配 信 回 数: 136回 * メール登録者: 1,125名(平成24年3月31日現在) 2 相談事業 (1)相談事業 ◇ 国際交流相談員を常時配置し、県民や在住外国人からの各種相談を多言語で応じるととも に、専門機関との連携による外国人のための専門相談を行った。 ① 総合相談 * 相 談 日: 毎週火~土曜日 9:00~16:00 * 場 所: とちぎ国際交流センター * 対 応 者: 相談員、通訳協力者など * 対応言語: 英語・スペイン語・ポルトガル語など * 相談件数: 1,618件 ② 精神保健相談 相 談 日: 場 所: 対 応 者: 対応言語: 相談件数: * * * * * ③ 毎月第1・3火曜日 15:00~16:00 とちぎ国際交流センター 医師(栃木県精神保健福祉センター) 英語・スペイン語・ポルトガル語など 4件(総合相談における精神保健相談:34件) 法律相談 * 相 談 日: 毎月第1火曜日(当日が祝日の場合は、第3火曜日) 10:00~12:00 * * * * 場 所: 対 応 者: 対応言語: 相談件数: とちぎ国際交流センター 弁護士(栃木県弁護士会) 、相談員、通訳協力者 英語・スペイン語・ポルトガル語など 59件 ④ 在留資格・ビザ相談 * 相 談 日: 毎月第2水曜日(当日が祝日の場合は、第4水曜日) 10:00~12:00 * 場 所: とちぎ国際交流センター * 対 応 者: 行政書士(栃木県行政書士会) 、相談員、通訳協力者 * 対応言語: 英語・スペイン語・ポルトガル語など * 相談件数: 32件 ⑤ 外国人のための無料法律相談 相 談 日: 平成23年11月8日(火) ~ 11月12日(土) 10:00~12:00 * 場 所: とちぎ国際交流センター * 対 応 者: 弁護士(栃木県弁護士会) 、相談員、通訳協力者 * 対応言語: 英語・スペイン語・ポルトガル語・中国語・タイ語など * 相談件数: 18件 * 共 催 者: 栃木県弁護士会 * ⑥ 巡回相談(出前相談) * 内 容: 地域からの要請による相談員の派遣 * 巡回件数: 実績なし 年度別相談区分別件数一覧 相 談 区 分 ビザ・在留・旅券 結婚・離婚・家族・DV 医療・病院・心理 福祉・医療費・生活費 雇用・契約・労災 税金・年金・保険 警察・検察・法務局 調停・裁判・弁護士 消費・金銭貸借 交通事故・違反・免許 学校教育 留学・奨学金 日本語・外国語学習 講師紹介依頼 通訳・翻訳依頼 交流・協力者バンク 情報提供・その他 計 21年度 外国人 日本人 170 120 128 40 187 67 10 56 56 28 19 1 35 0 92 3 295 1,307 23 30 7 3 3 3 1 5 3 1 3 1 3 3 172 4 73 338 22年度 計 外国人 日本人 193 150 135 43 190 70 11 61 59 29 22 2 38 3 264 7 368 1,645 174 122 145 18 106 60 15 51 44 34 17 2 29 0 99 1 319 1,236 28 17 4 3 5 1 0 8 1 0 2 1 7 2 149 9 71 308 23年度 計 外国人 日本人 202 139 149 21 111 61 15 59 45 34 19 3 36 2 248 10 390 1,544 224 162 114 36 155 86 18 28 48 53 30 4 24 1 80 4 230 1,297 15 25 5 1 1 1 2 3 3 7 5 6 9 12 161 7 58 321 計 239 187 119 37 156 87 20 31 51 60 35 10 33 13 241 11 288 1,618 (2)通訳・翻訳協力事業(協力者バンク運営事業) ◇ 外国からの来訪者や在住外国人との交流などを通じて友好親善と相互理解を促進するた め、広く一般県民などから協力者を募集・登録し、ボランティア活動を行うバンクを運営した。 * ホストファミリーバンク ・ 活動件数: 実績なし ・ バンク登録者: 11名(平成24年3月31日現在) * トランスレーターバンク ・ 内 容: 公的機関への提出書類の翻訳、接見や診療時の通訳など ・ 活動件数: 167件 ・ バンク登録者: 117名(平成24年3月31日現在) 3 人材育成事業 (1)災害時外国人サポーター養成セミナー ◇ 災害発生時に外国人を支援するサポーターや通訳・翻訳ボランティアとの連携、スキルア ップを図るセミナーを開催するとともに、災害時外国人サポーターバンクを運営した。 また、県内の市町国際交流協会とのネットワークによる防災訓練「多言語翻訳シミュレー ション」を実施した。 ① 災害時外国人サポーター養成セミナー * 日 時: 平成23年9月3日(土)10:00~15:00 * 場 所: とちぎ国際交流センター * テーマ: 東日本大震災をふりかえって * 内 容: TIA及び真岡市が行った外国人支援活動報告、パネルディスカッション、 翻訳シミュレーション * 参加者: 42名 * バンク登録者: 86名(平成24年3月31日現在) ② 栃木県県内市町国際交流協会防災訓練「多言語翻訳シミュレーション」 * 期 間: 平成24年3月13日(火)~15日(木) * 方 法: メーリングリストを活用した多言語翻訳シミュレーション * 言 語: ポルトガル語、スペイン語、中国語、タガログ語、タイ語、英語、ベト ナム語、やさしい日本語 * 内 容: M7.8の直下型地震が発生し、真岡市が被災したと想定。真岡市で設 立された災害多言語支援センターからの翻訳要請により、TIA及び市 町国際交流協会が連携して多言語に翻訳。 * 参 加 者: 市町国際交流協会15団体(翻訳協力者37名)、災害時外国人サポー ターバンク登録者12名 (2)医療通訳ボランティアセミナー ◇ 在住外国人と医療機関の双方が安心して受診、診療を行えるようにするため、医療通訳に について広く一般に紹介する講演会を開催するとともに、医療機関から要請の多い通訳言語 に絞り、通訳ボランティアを対象にしたワークショップを開催した。 ① 医療通訳講演会 * 日 時: 平成23年11月26日(金)13:00~16:00 * 場 所: とちぎ国際交流センター * テーマ: 医療通訳ってどんなもの?これだけは知っておきたいルールとスキル * 講 師: 押味貴之氏(日本大学医学部助教、医療通訳トレーナー) * 参加者: 38名 ② 言語別ワークショップ * 日 時: 平成23年12月3日(土)・12月10日(土) 10:00~15:00 * 場 所: とちぎ国際交流センター * 対象言語: 中国語、ポルトガル語、スペイン語 * 内 容: 講義、通訳実習ワークショップ、TIAトランスレーターバンク制度、 医療通訳自主学習システムの紹介 * 講 師: 岩本弥生氏(MICかながわ医療通訳) * 参 加 者: 延べ35名 (3)日本語学習支援事業 ◇ 在住外国人の日本語学習を支援するため、 日本語指導ボランティアを対象とした日本語教室 の運営や教え方を学ぶ情報交換会を開催するとともに、 日本語教育の現状と全国的な流れを知 るセミナーを開催した。 ① 日本語ボランティア情報交換会 [第1回] * 日 時: 平成23年8月26日(金)10:00~16:00 * 場 所: とちぎ国際交流センター * テーマ: 防災のためのやさしい日本語 * 講 師: 金子正子氏(宇都宮大学講師) * 参加者: 29名 [第2回] * 日 時: 平成24年2月24日(金)10:00~16:00 * 場 所: とちぎ国際交流センター * テーマ: 日本語学習者の会話力アップ * 講 師: 金子正子氏(宇都宮大学講師) * 参加者: 28名 ② 日本語教育セミナー 日 時: 平成23年11月4日(金)13:00~16:00 場 所: とちぎ国際交流センター テーマ: 本当のコミュニケーションを目指した日本語支援 講 師: 品田潤子氏(国際日本語普及協会専任講師) 参加者: 31名 * * * * * (4)相談員・通訳協力者実務研修会 ◇ 外国人関連の相談員や通訳協力者を対象に、外国人に関わる相談や通訳などの実務に関す る研修会を開催した。 [第1回] * 日 時: 平成23年11月5日(土) 13:00~16:30 * 場 所: とちぎ国際交流センター * テーマ: ストレスと上手に付き合うためのセルフマネジメント * 講 師: 山岡祥子氏(栃木県カウンセリング協会臨床心理士) * 参加者: 29名 [第2回] * 日 時: 平成24年3月7日(水)13:30~16:00 * 場 所: とちぎ国際交流センター * テーマ: 家事事件の手続き、外国人法律相談の現状と問題点 * 講 師: 秋枝和子氏(宇都宮家庭裁判所書記官) 、山下雄大氏(栃木県弁護士会弁 護士) * 参加者: 28名 (5)内地留学語学指導事業 【県教育委員会委託事業】 ◇ 外国人児童生徒教育拠点校における日本語指導教員の語学向上を図るため、栃木県教育委 員会が内地留学として派遣した教員にポルトガル語の習得指導を行った。 * 期 間: 平成23年 4月~平成23年9月(前期) 週2回 計49回 平成23年10月~平成24年3月(後期) 週2回 計48回 * 場 所: とちぎ国際交流センター * 対象者: 教員4名(前期2名、後期2名) (6)県民外国語講座 ◇ 地域の国際化の担い手の養成と県民の異文化コミュニケーション能力の向上を図るため、 外国語講座を開催した。 ① はじめての韓国語1 * 日 時: 平成23年9月17日(土)~11月26日(土) 10:30~12:00(全10回) * 場 所: とちぎ国際交流センター * 講 師: キム・ヒョンジュン氏(韓国出身) * 参加者: 24名 ② はじめての韓国語2 * 日 時: 平成24年1月14日(土)~3月31日(土) 10:30~12:00(全10回) * 場 所: とちぎ国際交流センター * 講 師: ウ・ヒョンテク氏(韓国出身) * 参加者: 21名 ③ はじめての中国語 * 日 時: 平成23年10月15日(土)~12月17日(土) 13:30~15:00(全10回) * 場 所: とちぎ国際交流センター * 講 師: 張 恵文氏(中国出身) * 参加者: 12名 ④ はじめての英会話 日 時: 平成24年1月19日(木)~3月22日(木) 10:30~12:00(全10回) * 場 所: とちぎ国際交流センター * 講 師: マーク・マコーマック氏(イギリス出身) * 参加者: 26名 * (7)英語能力試験協力事業 【公益団体委託事業】 ◇ 財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会が実施するTOEICテスト(国際コミュ ニケーション英語能力テスト)の県内試験会場の運営業務を行った。 * 実 施 日: 平成23年5月29日(日)・7月24日(日) ・9月11日(日)、 平成24年1月29日(日)・3月18日(日)(年5回) * 実施場所: 宇都宮大学峰キャンパスほか * 受験者数: 延べ1,897名 4 外国人支援事業 (1)留学生支援事業 ◇ 県内の大学などで学ぶ留学生に就学の支援を行うため、各大学担当者との連絡会議や新規 留学生ガイダンスを開催した。また、県民との交流を図り、相互理解を促進するためのホー ムステイを実施した。 ① 留学生等担当者会議 * 日 時: 平成23年4月21日(土)14:00~15:00 * 場 所: とちぎ国際交流センター * 参加者: 県内大学の留学生担当者など13名 ② 新規留学生ガイダンス * 日 時: 平成23年5月28日(土)13:30~16:30 * 場 所: とちぎ国際交流センター * 参加者: 県内大学の留学生、大学関係者など61名 * 協力者: 栃木県地域留学生交流推進協議会 ③ ホームステイ * 日 時: 平成23年12月10日(土)~11日(日) * 場 所: 各ホストファミリー宅 * 参加者: 留学生30名 * 協力者: 市町国際交流協会、国際交流団体、栃木県地域留学生交流推進協議会など (2)地域在住外国人支援事業 【県委託事業】 ◇ 雇用状況の悪化により、失職した在住外国人と子弟に対して、就労・生活支援を行うため、 「栃木県外国人地域支援室」を継続運営し、各種支援事業を実施した。 ① 外国人の再就職に向けたセミナーの開催 * 就職活動のための集中日本語講座: 6コース(各10回) 、延べ参加者数66名 * 日 本 の 生 活 習 慣 講 座: 3コース(各8回) 、延べ参加者数108名 * 仕事に役立つパソコン講座 ・ 「 入 門 」 コ ー ス: 6コース(各2回)、延べ参加者数68名 ・ 「 ワ ー ド 」 コ ー ス: 3コース(各10回) 、延べ参加者数194名 ・ 「エクセル」コース: 3コース(各10回) 、延べ参加者数153名 ② 雇い止め外国人の子弟への日本語学習などの支援 * 子 ど も 日 本 語 教 室: 6コース(各2回)、延べ参加者数86名 * 保護者懇談の言語支援: 2件 ③ 市町の外国人相談窓口などへの支援 市町の外国人相談窓口への支援: 2市(鹿沼市、矢板市) 市町国際交流イベントでの相談窓口の設置支援など: 3件 * * (3)ガイドブック等作成事業 【県委託事業】 ◇ 在住外国人が生活に必要な情報を掲載した「生活情報ガイドブック」と日本語能力が十分 でない外国人が緊急時に活用することができる「指さし会話帳」を7言語(英語、中国語、 スペイン語、ポルトガル語、タイ語、韓国語、タガログ語)で作成した。 ① 生活情報ガイドブック * 発行部数: 14,200部 * 配 布 先: 市町、国際交流協会など ② 指さし会話帳 * 発行部数: * 配 布 先: 56,800部 市町、消防本部、警察本部、医療機関、観光協会など 5 多文化共生推進事業 (1)多文化共生推進事業 ◇ 国際交流・国際協力活動を行う国際交流団体などに活動の場を提供するため、とちぎ国際 交流センターの施設を無料で貸し出した。また、センター内の施設などを開放するとともに、 各種情報を提供し、県民の国際交流・国際協力活動や在住外国人を支援した。 ① ボランティア活動の施設提供 * センター来館者数: 年間19,022人(一般来館者、会議・研修等参加者) * 企画展示室利用状況 ・ 利用件数: 6件(常設展示を除く) * 会議室等利用状況(企画展示室、友好交流室を除く) ・ 利用件数: 914件(うちTIA使用169件) ・ 稼 動 率: 52.6% ② 県民等への施設開放 * 図書閲覧室 ・ 図書貸出件数: 379件 ・ ビデオ・DVD等貸出件数: 40件 ・ 国旗貸出件数: 15件 * メッセージボード ・ 掲示件数: 28件 ・ 掲示内容: 外国語・日本語教授、物品売買、友人募集など * インターネットコーナー利用件数: 411件 (2)やさしい日本語の普及による多文化共生の推進事業 【県委託事業】 ◇ 多文化共生社会を推進するため、日本語の不自由な外国人に、必要な情報を分かりやすく 伝える「やさしい日本語」の普及啓発事業の実施に向けて、外国人に対する県内各種窓口の 対応状況などについて事前調査を実施した。 * 期 間: 平成24年2月1日(水)~3月13日(火) * 対 象: 行政機関、医療機関、民間店舗など * 内 容: 窓口等における外国人利用者への対応実態調査 * 標本数: 950件(回収率26.2%) Ⅱ 国際交流に関する事業 1 国際交流推進事業 (1)国際交流団体連携推進事業 ◇ 協会ホームページに県内の国際交流団体の活動状況などを掲載するとともに、国際交流団 体相互の連携と情報交換を図るための会議を開催した。 また、国際交流団体などの行催事の後援及び広報に協力した。 ① 国際交流団体との連携活動支援 * 国際交流団体掲載数: 128団体(TIAを含む) * 市町国際交流協会連絡会議 ・ 日 時: 平成23年11月30日(土)13:30~15:30 ・ 場 所: とちぎ国際交流センター ・ 参加者: 市町国際交流協会9団体 ② 国際交流団体などの行催事に対する協力 * 後援件数: 33件 * 広報協力: 随時(TIAホームページのイベントカレンダー掲載など) (2)とちぎインターナショナルフェスティバル2011 ◇ 県民の国際交流・国際協力の意識の高揚と地域の多文化共生の一層の推進を図るため、国 際交流団体、在住外国人、県民などが集うイベントを開催した。 * 日 時: 平成23年10月1日(土) 10:00~16:00 * 場 所: わくわくグランディ科学ランド(栃木県子ども総合科学館) * 内 容: 外国文化の体験・紹介、日本文化体験、国際交流団体活動紹介など * 来 場 者: 約5,000名 * 協 力 者: 国際交流団体など46団体 * 共 催 者: JICA地球ひろば * 協 賛 者: あしぎん国際交流財団 (3)海外交流支援事業 【県委託事業】 ◇ 在外県人会の子弟である高校生を受け入れ、県内の高校生との交流やホームステイなどを 通じて両国の交流を深めた。また、在外県人会に運営費を助成するともに、県民手帳、県広 報誌などを送付した。 ① 南米等県人会短期研修生の受入れ * 受 入 者: 3名(短期研修生2名・在ペルー及び在伯栃木県人会、引率者1名・ 在伯栃木県人会) * 研 修 期 間: 平成24年1月15日(日)~平成24年1月29日(日) 15日間 * 体験通学高校: 栃木県立烏山高等学校 ② 県人会活動の支援 * 在外県人会 ・ 在伯栃木県人会(1958年7月設立) ・ アマゾン栃木県人会(1967年4月設立) ・ 在アルゼンチン栃木県人会(1967年4月設立) ・ 在パラグアイ栃木県人会(1978年4月設立) ・ 在ペルー栃木県人会(1982年1月設立) ・ 南加栃木県人会(ロサンゼルス栃木県人会) (1992年3月設立) (4)日仏青少年短期研修事業(事業主体:栃木県日仏青少年短期研修事業実施委員会) ◇ 本県の友好交流先であるフランス共和国ヴォークリューズ県との交流を図るため、次世代 を担う青少年を相互に派遣し、フランス及び日本の文化に触れるとともに、体験通学やホー ムステイなどを通じて国際理解・国際親善を一層推進した。 * 派 遣 者: 6名(県内の高校生5名、引率者 1 名) * 派 遣 期 間: 平成23年11月2日(水)~11月15日(火) * 体験通学高校: ヴェゾン・ラ・ロメーヌ高校(ヴェゾン・ラ・ロメーヌ市) Ⅲ 国際協力に関する事業 1 国際協力推進事業 (1)海外技術研修員受入事業 【県委託事業】 ◇ 南米の在外県人会から技術研修員1名を受け入れ、研修機関における技術研修のほか、日 本語研修、ホームステイ・プログラム、国際交流団体との交流などを実施した。 * 研 修 員: 大貫 ヴェロニカ ゆり(ブラジル、在伯栃木県人会) * 研修期間: 平成23年9月1日から平成24年1月26日(約5か月間) * 研修機関: graphicman (2)国際協力機構(JICA)協力事業 ◇ 独立行政法人国際協力機構(JICA)が県内国際協力の窓口として配置している栃木デス クの設置・運営を支援した。 * 場 所: TIA事務室 * 栃木デスク: 1名(国際協力推進員) Ⅳ 国際理解に関する事業 1 国際理解推進事業 (1)国際理解教育促進事業 ◇ 小・中学校や高等学校または地域などで、 国際理解教育や国際理解講座の開催要請に応じて、 TIA職員、青年海外協力隊OB・OG、在住外国人などを講師として派遣した。 また、とちぎ国際交流センターを活用して職場体験・社会体験の実施に協力した。 * 講 師 派 遣: 33件 * 職場体験受入: 1名(中学生) * 社会体験受入: 2名(教員) (2)とちぎグローバルセミナー ◇ 県内で国際理解や国際協力の活動を行う民間団体が集まり、それぞれに特徴を活かしたセ ミナーを集中開催し、県民の活動促進を図った。 * 期 日: 平成23年7月9日(土)・7月10日(日) ・7月23日(土)・ 7月24日(日)(全4回) * 場 所: とちぎ国際交流センター * 内 容(実施団体) [7月9日] ・ 新聞を活用したメディアリテラシー(TIA、JICA地球ひろば) ・ 草原の国モンゴルまるかじりサロン by モンゴル留学生(いっくら国際文化交流会) ・ 地球の果てまでイッテキター!ソロモン&ベナン編(栃木県青年海外協力隊OB会) [7月10日] ・ どうなってるの?世界と日本(TIA、JICA地球ひろば) ・ 欧米人は日本人とどう違う?(栃木県産業労働観光部国際課) [7月23日] ・ インドネシアの人々の暮らし―今日からあなたもお友達―(交流会「仲間」 ) ・ 非暴力でコミュニケーション(アムネスティ・インターナショナル宇都宮グループ) ・ 民族音楽をたずねて(グローバル・グループ) [7月24日] ・ バングラデシュの衣料工場で働く女工たち(シャプラニールとちぎ架け橋の会) ・ あなたはチョコレート探偵団!(開発教育ネットワーク) ・ あなたはこんなときどうしますか?(とちぎYMCA) * 参加者: 延べ266名 * 共催者: JICA地球ひろば (3)国際理解教育実践セミナー ◇ 国際理解教育に関する実践セミナーを開催し、国際理解教育の担い手となる人材育成を図 るとともに、本県における国際理解教育を促進した。 * 日 時: 平成24年2月26日(日)13:30~16:00 * 場 所: とちぎ国際交流センター * テーマ: 国際理解教育について考えるための10のポイント * 講 師: 山西優二氏(早稲田大学文学学術院教授) * 参加者: 29名 * 共催者: JICA地球ひろば
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