【オレオレ詐欺の主な騙しの手口】 【振り込め詐欺にだまされないために】

【オレオレ詐欺の主な騙しの手口】
予兆電話で息子等からの電話と信じ込ませ、後にトラブルの発生を口実に金銭を要求!!!
オレオレ詐欺の犯人は、電話帳や卒業生名簿を始めとした各種名簿などを元に、息子な
どの親族を装って電話をかけてきます。
その口実は、「携帯電話の番号が変わった」、「会社の携帯電話だから登録しておいて」
などと言って、連絡先を犯人グループの電話に誘導します。
この時、相手は、声が違うことを怪しまれないように「カゼをひいて喉の調子が悪い」
などと言って、息子などの声とは異なることを不自然に思われないようにします。
後日、再び犯人から電話があった場合には、本物の息子等からの電話と思い込んでしま
います。
そして「電車に会社のお金が入ったカバンを置き忘れた」
「女性を妊娠させた」
「会社のお金を使い込んだ。監査でばれるとクビになる」
「友人の借金の保証人になった」
「株で失敗した」
など、トラブルが発生したことを口実にして、「自宅まで取りに行くからお金を用意
して」などと言って、至急お金が必要であることを持ちかけます。ところが、「自分は
行けなくなったので、同僚を行かせる」などと言って、現金受取役のいわゆる「受け子」
が現金を自宅等に取りに来て、だまし取られるのです。
【振り込め詐欺にだまされないために】
息子や孫等をかたるオレオレ詐欺犯人からの電話を見破り、被害に遭わずにすんだ人の多
くは、犯人と見破った理由として、
「本物の息子(孫)とは声や話し方が違った」
「話の内容
に矛盾があった」などと話しています。
このことからも、普段の家族間の連絡頻度や、共有する情報、信頼関係等がオレオレ詐欺
等の被害防止と密接に関係していることが分かります。
オレオレ詐欺被害者の約9割は、60 歳以上の高齢者です。
特に、高齢者の子や孫世代(概ね 20 歳代から 50 歳代)にあたる方は、自分から両親と頻
繁に連絡をとるなどして、両親が被害者にならないように注意をしてあげてください。
また、オレオレ詐欺等について家族で話し合い、事前に、「電話での呼び掛け方」や「合
言葉」、あるいは「電話で『お金を貸して』などと頼んだりしない」ことを約束しておくな
どして、犯人からの電話に備えてください。
●「私は絶対大丈夫」と思っている人ほどだまされやすい!
オレオレ詐欺は、子や孫に対する親愛の情を利用した犯罪であり、誰でもだまされる可能
性があります。
●電話の声だけで犯人と見破るのは困難!
犯人は、あらかじめ、「風邪をひいて声がおかしい」などと、普段と声が違う理由を伝え
てきます。また、だまされずに見破った人でも、その多くが、「電話の声は、実の息子と似
ていた」との感想を抱いています。