ロシアに向けたビジネス展開支援業務委託仕様書

中海・宍道湖・大山圏域のロシアに向けたビジネス展開支援業務委託仕様書
1 委託業務名
中海・宍道湖・大山圏域のロシアに向けたビジネス展開支援業務委託
2 目的
北東アジアゲートウェイ機能を活用した中海・宍道湖・大山圏域(以下「本圏域」と
いう。)内企業のロシア連邦(以下「ロシア」という。)へのビジネス展開の支援等を通
じて、ロシアとの経済交流の促進に向けた機運及び環境を創出するとともに、圏域内企
業のロシア市場への販路拡大及び定着による外貨獲得とインバウンド観光の推進を図る
ことを目的とする。
3 委託期間
契約締結の翌日から平成29年3月31日まで
4 委託業務内容
(1)国内商談会及びロシア国内での本圏域PR活動の実施
(ア)国内商談会の実施及び輸出入手続き
本圏域内にロシア側バイヤーを招へいし、ロシアへの販路展開を希望する本圏域
内企業との商談会を実施する。商談会に招聘するバイヤーについてはロシア国内で
の常設店舗による継続的な販売が見込まれるロシア企業1社以上とすること。商談
会には、通訳(日本語、ロシア語におけるコミュニケーションが円滑にできること。
)
を配置し、商談会で使用する参加企業の商材説明等の翻訳も実施すること。必要に
応じて、本圏域内企業に対する情報提供及びフォローアップを行うこと。
また、商談会は、参加企業数によって調整が必要となるが、少なくとも出雲市、
米子市、松江市の3会場のうち2会場にて実施し、2~3日間の開催とする(商談
会会場は、出雲市、松江市、米子市の市役所を日程調整により使用する場合は、そ
の費用は委託料に含めないものとする)
。商談時間は、1企業あたり45分程度を想
定するものとする。
商談会実施後、ロシア側バイヤーと協議、調整したうえで、各商材についての輸
出手続を行う。
なお、北東アジアゲートウェイ機能である境港を活用することも目的に含まれる
ことから、商材のロシアへの輸出に際しては、境港を発着する環日本海定期貨客船
航路を利用すること。
(イ)ロシア国内での本圏域PR活動
ロシア国内にて、外貨獲得に向けて、販売展示会の開催など販路拡大、定着に向
けた取り組み及び境港を発着する環日本海定期貨客船航路等を活用した本圏域への
インバウンド観光推進の取り組みを行い、本圏域の商材及び観光をPRすること。
なお、本圏域の商材は、外貨獲得に向けて有効なものであれば、商談会の商材に限
らない。
この取り組みにかかる準備、実施など一式を提案者が本市長会と協議し行い、開
催場所、備品レンタル、現地移動車両、現地通訳、現地広報、および必要な書類等
のロシア語翻訳など必要な経費は委託料に含めるものとする。観光のPRを実施す
る際には、提案者において、本圏域観光PRのためのチラシ等をロシア語へ翻訳、
印刷、編集等を実施するものとする。
(ウ)その他
現地バイヤー、関連機関等から必要な情報を収集し、本圏域PR、販路拡大および
定着に必要となる現地情報を必要に応じて本市長会及び本圏域内企業に対して提供
すること。商談会実施後に、参加企業に対して今後の見込みを説明するとともに、本
市長会に対しても3月末までに事業報告及び今後の展開見込みを説明すること。
なお、上記業務の遂行に当たり必要となる旅費、事務費、諸手続にかかる経費は、
すべて委託料に含めるものとする。
(2)委託事業報告業務
ア 本業務の実施状況報告
イ 本業務の事業効果報告
(3)その他
(1)
、
(2)に掲げるもののほか、本業務に関連する提案(任意)
5 成果品
(1)本業務の実施状況報告書及び事業効果報告書
15部
(2)ロシアでの本圏域PR活動にて使用したチラシ等
15部
6 その他
(1)受託者は、委託者と綿密に連絡を取りながら、委託業務を実施しなければならない。
(2)契約金額には、委託契約の履行に必要となる一切の経費を含む。
(3)本仕様書に定める事項等に疑義が生じた場合は、速やかに、受託者及び委託者で協
議して決定する。