Juniper Networks社製 EX2200 L2スイッチ ベンチマークテストレポート

Juniper Networks 社製 EX2200
イーサネットスイッチ
ベンチマークテストレポート
DUT(テスト対象装置: Device Under Test)
EX2200-24T (L2 スイッチ機能)
2015/02/12
SW_RT-00013
2015/02/12
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目次
■DUT(テスト対象装置: Device Under Test):ジュニパーネットワークス社製 EX2200-24T ... 2
■ベンチマークテスト内容と結果 ............................................................................ 2
1. RFC 2544 準拠スループットテスト ..................................................................... 2
2. RFC 2544 準拠レイテンシテスト ....................................................................... 3
3. MAC アドレスキャパシティテスト .......................................................................... 4
4. マイクロバーストテスト .................................................................................... 4
■ベンチマークテスト機材 .................................................................................... 6
■リファレンス ................................................................................................. 6
■EX2200-24T 設定 ..................................................................................... 6
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■DUT(テスト対象装置: Device Under Test):ジュニパーネットワークス社製 EX2200-24T
・DUT 概要
EX2200-24T は、10/100/1000BASE-T ポートを 24 ポート、SFP を 4 ポート装備したインテリジェ
ント L2/3 24 ポートスイッチ。 SFP ポートはアップリンクポートとして利用可能であり、バーチャルシャーシ
インタフェースとして利用することも可能。
・EX2200 製品 URL
http://www.juniper.net/jp/jp/local/pdf/datasheets/1000307-jp.pdf
・OS Version
12.3R3.4
・ポート構成
10/100/1000BASE-T ×24, SFP ×4
■ベンチマークテスト内容と結果
EX2200-24T の各イーサネットポートのレイヤ 2 トラフィック転送性能を評価するため、次の項目について
テストを行った。
1. RFC 2544 準拠スループットテスト
RFC 2544*1 に準拠したスループットテストを行い EX2200-24T のパフォーマンスを確認した。テストトラ
フィックのフレーム長は 64Bytes から 1,518Bytes までの固定長としテスト時間は 60 秒とした。また、実
通信環境では様々なフレーム長が混在したトラフィックが流れるため、トラフィックに iMIX*2 パターンを用い
たテストも合わせて行い、結果をマージして表記する。iMIX パターンは次のフレーム長の組み合わせとした。
テスト時間は同じく 60 秒とした。
iMIX パターン
iMIX
Distribution
Short
Mid
Long
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Ethernet Size (byte)
Weight Percentage
(%)
64
7
58.33
594
4
33.33
1518
1
8.33
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テスト構成
テスト結果
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2. RFC 2544 準拠レイテンシテスト
EX2200-24T に負荷をかけた状態でのレイテンシテストを行った。入力するトラフィック負荷は、"1. RFC
2544 準拠スループットテスト”で測定したスループットを用いた。レイテンシ測定モードはカットスルーに相
当する FIFO(フレーム先頭の送信からフレーム先頭の受信までの間隔)を用い、テスト時間は 60 秒と
した。“1. RFC 2544 準拠スループットテスト”と同様、トラフィックに iMIX*2 パターンを用いたテストも合
わせて行い、結果をマージして表記する。iMIX パターンとテスト時間は“1. RFC 2544 準拠スループッ
トテスト”と同じである。
テスト構成
テスト結果
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3. MAC アドレスキャパシティテスト
スイッチはフレームの MAC アドレスを学習してフレーム転送処理を行う。 テストでは EX2200-24T が学
習できる MAC アドレス数の上限を測定する目的で、多数の MAC アドレスを試験機から送信する。すぐ
にスイッチが学習した MAC アドレス宛にトラフィックを送信し、フラッディングなく適切に転送されるかどうか確
認した。
テスト構成
EX2200-24T のポート 3 ポートを使用し測定した。EX2200-24T の#0 ポートに接続した試験機から、
すべて異なる送信元の MAC アドレスを持つフレームを送信し EX2200-24T に MAC アドレスを学習さ
せた。その後 EX2200-24T の#2 ポートに接続した試験機から、先に学習させた MAC アドレス宛のトラ
フィックを送信し、試験機の#4 ポートでフラッディングフレームの有無をモニタした。
テスト結果
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4. マイクロバーストテスト
イーサネットのような多対多通信メディアでは、宛先ポートが同一のトラフィックが集中すると輻輳が発生す
る可能性がある。輻輳状態ではフレームは廃棄されるが、装置内でバッファ処理されることによって転送が
可能となる。本テストではEX2200-24Tのポート間での通信で輻輳が同時発生した場合を想定し、輻
輳状態でトラフィックを受信した際の転送状態を確認した。
テストではEX2200-24Tの3ポートに接続した試験機のポート#1,2からそれぞれ10,000 フレーム(計
20,000フレーム)を100%負荷で同時送信し輻輳させ、受信側試験機のポート#3にて受信フレーム
数を測定した。測定結果から次の計算式によりバッファを算出した。
Tx Frames=試験機1 ポートからの送信フレーム数×送信ポート数
Rx Frames=試験機が受信したフレーム数
Expected Frames=試験機1 ポートからの送信フレーム数
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Buffered Frames=Rx Frames – Expected Frames
なおマイクロバーストの定義とテスト手法については現在 IETF 提案中のドラフト*4 を参考とした。
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テスト結果
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■ベンチマークテスト機材
本ベンチマークテストには下記の試験機を用いた。
・Spirent Communications 社トラフィックジェネレータ
Spirent TestCenter Version 4.45
■リファレンス
*1
http://tools.ietf.org/html/rfc2544
ネットワーク装置のベンチマーク手法
Benchmarking Methodology for Network Interconnect Devices
*2
http://tools.ietf.org/html/rfc6985
IMIX ゲノム:追加テストのための混合パケット長仕様
IMIX Genome: Specification of Variable Packet Sizes for Additional Testing
*3
http://tools.ietf.org/html/rfc2889
LAN スイッチのベンチマーク手法
Benchmarking Methodology for LAN Switching Devices
*4
http://tools.ietf.org/html/draft-bmwg-dcbench-methodology-02
データセンタベンチマーク手法
Data Center Benchmarking Methodology
■EX2200-24T 設定
http://at-benchmark.com/config/SW_RT-00013_config.txt
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免責
本テストレポートは@benchmark 会員よりテスト申請を受けて株式会社東陽テクニカがテストを実施し
ております。 テストに際し、DUT の設定はレポート内の設定ファイルで記載しており、この設定、テスト環
境における実測値を記載しており、DUT の性能を保証するものではありません。
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