告発状 - 産総研の不正疑惑

告 発 状
平 成 26年 11月 13日
東京地方検察庁 御中
告発人
あああああああああああああ
(あああああああああああああ)
被告発人 金
山
敏
彦
(産 業 技 術 総 合 研 究 所 副 理 事 長 )
福
岡
徹
(産 業 技 術 総 合 研 究 所 理 事 )
松
井
俊
浩
(産 業 技 術 総 合 研 究 所 企 画 本 部 審 議 役 )
岸
本
道
弘
(産 業 技 術 総 合 研 究 所 総 務 本 部 人 事 部 長 )
中
村
吉
明
(産 業 技 術 総 合 研 究 所 企 画 副 本 部 長 )
菊
地
正
寛
(産 業 技 術 総 合 研 究 所 イノベーション推 進 本 部 )
宮
本
晃
之
(産 業 技 術 総 合 研 究 所 広 報 部 )
緒
方
雄
二
(産業技術総合研究所コンプライアンス推進本部リスク管理室長)
大
川
裕
之
(産 業 技 術 総 合 研 究 所 コンプライアンス推 進 本 部 総 括 主 幹 )
大
塚
玲
(産 業 技 術 総 合 研 究 所 セキュアシステム研 究 部 門 研 究 員 )
今
福
健 太 郎
(産 業 技 術 総 合 研 究 所 セキュアシステム研 究 部 門 研 究 員 )
第 1 告 発 の趣 旨
被 告 発 人 らの下 記 各 行 為 は、それぞれ背 任 罪 (刑 法 247条 )を構 成 すると思 われる
ので、刑 事 上 の処 罰 を求 める。
記
【告 発 事 実 】
被 告 発 人 大 塚 玲 、今 福 健 太 郎 は、平 成 18年 4月 から平 成 22年 3月 までの期 間 、文
部 科 学 省 委 託 事 業 、経 済 産 業 省 委 託 事 業 、運 営 費 交 付 金 等 の複 数 の予 算 から、浜
松 ホトニクス株 式 会 社 、DCGシステムズ社 、ルネサステクノロジ社 (現 ルネサスエレクトロ
ニクス社 )に対 して、不 正 な利 益 供 与 の裏 取 引 を行 っていたものであるが、その不 正 に
関 する平 成 22年 8月 5日 の内 部 通 報 において、通 報 者 の上 司 にあたる被 告 発 人 金 山
敏 彦 、松 井 俊 浩 が調 査 を担 当 し、杜 撰 な調 査 を行 っただけでなく、松 井 俊 浩 は内 部 通
報 者 である告 発 人 佐 藤 証 に対 して、平 成 23年 1月 21と同 年 10月 6日 に不 正 隠 蔽 を教
唆 する圧 力 をかけ、その会 話 を録 音 した佐 藤 証 が平 成 24年 8月 1日 に再 度 内 部 通 報
を行 ったところ、被 告 発 人 福 岡 徹 、菊 地 正 寛 、宮 本 晃 之 、緒 方 雄 二 が調 査 にあたるも
本 来 あるべき調 査 ・聴 取 を行 わずに16ヶ月 の間 放 置 し、平 成 25年 11月 15日 に形 式 を
整 えただけの調 査 報 告 書 を送 付 された佐 藤 証 からの再 三 の説 明 要 求 に応 じず、同 年 1
2月 3日 に佐 藤 証 が経 済 産 業 省 産 総 研 室 を通 じて改 善 を求 めたのに対 しても何 ら行 動
を起 こさなかったが、佐 藤 証 の情 報 提 供 により民 主 党 蓮 舫 議 員 が平 成 26年 2月 21日
に不 正 のあった委 託 事 業 の原 課 経 済 産 業 省 商 務 情 報 政 策 局 情 報 セキュリティ政 策 室
へ再 調 査 の申 し入 れを行 ったところ、被 告 発 人 福 岡 徹 、岸 本 道 弘 、中 村 吉 明 、大 川 裕
之 が調 査 にあたるが、都 合 の 悪 い事 実 を隠 ぺいし、佐 藤 証 の提 出 していた録 音 ・メー
ル・資 料 の証 拠 を合 理 性 を欠 く理 由 で否 定 し、被 告 発 人 大 塚 玲 、今 福 健 太 郎 らの記
憶 がないといった供 述 を基 に、正 しい行 為 であったことは説 明 できないものの不 正 の事
実 は無 いと報 告 書 をまとめる一 方 で、同 年 5月 23に経 済 産 業 省 に委 託 事 業 費 の一 部
34,710,891円 を返 納 し、不 正 の教 唆 はないが不 適 切 な発 言 があったと松 井 俊 浩 を
懲 戒 処 分 としながら、それらについて説 明 の義 務 はないと佐 藤 証 に情 報 を提 供 せず、
その後 に佐 藤 証 が産 業 技 術 総 合 研 究 所 に情 報 開 示 請 求 を行 い、同 年 8月 28日 に一
部 開 示 された資 料 において新 たに研 究 不 正 が発 覚 し、産 業 技 術 総 合 研 究 所 が不 正 の
事 実 は無 いと報 告 していた経 済 産 業 省 と文 部 科 学 省 に佐 藤 証 が新 たな不 正 の情 報 を
提 供 したことで両 省 でさらに事 実 確 認 が行 われるに至 り、被 告 発 人 は、自 己 の責 任 およ
び過 去 の杜 撰 な調 査 や不 正 隠 蔽 教 唆 の責 任 を回 避 することに終 始 し、責 務 である公
正 な調 査 の実 施 または調 査 協 力 を怠 ったばかりでなく、ビジネス誌 FACTAのインタビュ
ーに対 して不 合 理 な回 答 を繰 り返 し、それが同 年 5月 20日 発 売 のFACTA6月 号 に掲
載 されたことで産 業 技 術 総 合 研 究 所 に対 する社 会 的 信 頼 を著 しく失 墜 させ、経 済 産 業
省 および文 部 科 学 省 からの信 用 も失 わせ、国 庫 返 納 による34,710,891円 の金 銭 的
な損 害 を与 え、さらに監 督 官 庁 である経 済 産 業 省 の責 任 も問 われることになるなどの背
任 行 為 を行 ったものである。
第 2 罪 名 及 び罰 条
背 任 罪 刑 法 247条
第 3 告 発 の経 緯
1
平 成 17年 4月 から平 成 24年 3月 までの時 限 の研 究 組 織 である産 業 技 術 総 合 研
究 所 (以 下 、産 総 研 )情 報 セキュリティ研 究 センター(以 下 RCIS)は、23年 3月 まで千
代 田 区 外 神 田 の秋 葉 原 ダイビル内 にオフィスを構 え、平 成 23年 3月 につくば市 梅 園
の産 総 研 つくばセンターの情 報 技 術 共 同 研 究 棟 (以 下 、情 報 棟 )に移 転 し、平 成 24
年 4月 に恒 久 的 な研 究 組 織 であるセキュアシステム研 究 部 門 (以 下 、RISEC)に改 組
された。RCISのセンター長 は中 央 大 学 今 井 秀 樹 教 授 が非 常 勤 として週 一 日 程 度 勤
務 していた。被 告 発 人 大 塚 玲 と今 福 健 太 郎 は当 時 RCISのチーム長 であったが、そ
の立 場 を利 用 し、センター長 が不 在 で目 の届 かないことを利 用 し以 下 の様 々な不 正
行 為 を繰 り返 した。また、常 勤 の渡 辺 創 副 センター長 は今 井 センター長 に代 わり、不
正 にかかわる以 下 の事 案 の決 済 をそのまま通 していた。
① 浜 松 ホトニクス社 との非 違 行 為
浜 松 のピコ秒 時 間 分 解 エミッション顕 微 鏡 (以 下 、TriPHEMOS)は、LSI動 作 中 の
発 光 現 象 を解 析 するおよそ3約 億 円 の装 置 である.LSIの専 門 家 でもないにもかかわ
らず大 塚 ・ 今 福 チー ム長 はこの装 置 を入 手 するため、表 1のように経 済 産 業 省 や 文
部 科 学 省 の異 なる委 託 事 業 と産 総 研 の運 営 費 交 付 金 から複 数 年 に渡 り計 2億 1千
万 円 余 を松 ホトニクス社 (以 下 、浜 ホト)に支 払 った。これらの支 払 いにおいて、認 めら
れていない分 割 発 注 を隠 すために、実 験 によって消 耗 した高 額 消 耗 品 の追 加 発 注
という形 を取 っているが、全 ての納 品 は年 度 末 ぎりぎりとなっており、実 験 データや実
験 ノートは存 在 せず、委 託 事 業 報 告 書 にも記 載 がないなど実 験 の形 跡 がない。この
装 置 は平 成 18年 3月 から平 成 21年 8月 までの3年 半 、浜 松 の浜 ホト本 社 内 に置 か
れていた。平 成 20年 3月 19日 の83,988,502円 の検 収 は行 われておらず、虚 偽 の
報 告 であったことも出 張 記 録 から明 らかになっている。
表 1 TriPHEMOSに関 する産 総 研 から浜 ホトへの支 払 い
② ルネサステクノロジ社 との非 違 行 為
平 成 20年 の大 型 補 正 予 算 が組 まれ、産 総 研 は企 業 からの共 同 研 究 費 に対 して
2倍 の予 算 を配 分 する制 度 (追 加 的 支 援 )を開 始 した。大 塚 ・今 福 チーム長 は、この
追 加 的 支 援 を目 的 にルネサステクノロジ( 現 ルネサ スエレクト ロニクス、以 下 、ルネサ
ス)社 に対 し、2億 4千 万 円 の共 同 研 究 費 を支 出 させる見 返 りに、同 経 費 で8人 (×3、
000万 円 )の出 向 職 員 を雇 用 したうえ、ルネサスの内 製 ソフトを平 成 21年 秋 から2年
半 の経 済 産 業 省 委 託 事 業 6億 5千 万 円 の中 から2億 6千 万 円 で購 入 し、高 額 なリー
ス品 を持 ち返 せるという利 益 供 与 を持 ちかけた。平 成 21年 5月 にルネサス出 向 者 8
人 のチームが発 足 した形 となるが、半 年 間 はルネサス本 社 へ出 張 の形 、それ以 降 も
共 同 研 究 とは形 ばかりで産 総 研 つくばセンターにおいてルネサスの仕 事 を継 続 した。
経 済 産 業 省 が大 塚 ・今 福 チーム長 の非 違 行 為 を問 題 視 し、株 式 会 社 電 子 商 取
引 安 全 技 術 研 究 所 (現 、株 式 会 社 ECSEC Laboratory、以 下 、ECSEC)からの6億 5
千 万 円 の委 託 事 業 への提 案 が採 択 される公 算 が高 くなると、大 塚 ・今 福 チーム長 は
ルネサスと共 に ECSEC にルネサス内 製 ソフトを委 託 事 業 費 で購 入 するよう執 拗 に脅
しをかけた。ECSEC が事 業 を受 託 し、追 加 的 支 援 も打 ち切 りとなった平 成 23年 度 に
ルネサスは共 同 研 究 を終 了 し、多 くのリース品 を持 ち帰 った。一 方 、ツケによる自 転
車 操 業 状 態 であった RCIS は事 業 を委 託 できなかったことで大 きな借 金 を抱 え込 ん
だ。
③ DCGシステムズ社 との非 違 行 為
平 成 21年 に大 塚 ・今 福 チーム長 は、DCG システムズ社 (以 下 、DCG)と密 約 を結
び、同 社 入 札 できない調 達 仕 様 書 を作 成 し、LSI加 工 装 置 FIBを2億 円 で購 入 。し
かし、その装 置 もつくばセンター2-12棟 実 験 室 に放 置 され、ほとんど使 われていな
い。さらに、DCG の1億 6千 万 円 LSI解 析 装 置 LVIを購 入 しようとしたが、予 算 が不 足
していたため、TriPHEMOSと同 様 にツケでの購 入 を画 策 。8千 万 円 で購 入 したこと
にし、残 りは共 同 研 究 を締 結 し、その追 加 的 支 援 の中 で次 年 度 にキックバックを約 束
した。今 井 センター長 はLVIの購 入 に反 対 したが、渡 辺 副 センター長 が調 達 の決 済
を勝 手 に進 めていたものの、最 終 的 に調 達 は止 められた。
④ 東 京 センチュリーリースとの非 違 行 為
委 託 事 業 は単 年 度 契 約 であるにもかかわらず、大 塚 ・今 福 チーム長 は東 京 セン
チュリーリース社 (以 下 、東 京 CL)と平 成 20年 度 から23年 度 にかけて、複 数 年 度 のリ
ースの裏 取 引 を結 び、その単 年 度 の分 の金 額 で入 札 を行 わせることにより他 社 の落
札 を排 除 する契 約 を行 っている。平 成 21年 1月 20日 にレーザーカッターシステムと
簡 易 照 射 装 置 のリース計 3,150万 円 を調 達 請 求 しているが、納 品 の納 期 は年 度 最
終 日 3月 31日 と一 日 だけのリースとなっている。つまり、装 置 の利 用 が目 的 ではなく、
最 終 的 に消 耗 品 としてルネサスに買 い上 げさせるための支 払 いを目 的 としていた。ま
た、事 務 机 を帯 電 防 止 用 実 験 デスクと称 して数 百 万 円 でリースし、その検 収 のための
偽 装 写 真 を撮 影 するなどの不 正 を行 った。
2
1の非 違 行 為 に対 し、平 成 22年 8月 5日 に告 発 人 佐 藤 証 チーム長 (当 時 )は産 総
研 コンプライアンス推 進 本 部 に一 回 目 の内 部 通 報 を行 った。平 成 20年 4月 に産 総
研 は内 部 の不 正 で19名 を処 分 し内 1名 の自 殺 者 を出 していたが、それとは比 較 にな
らない大 きな不 正 であったため、佐 藤 チーム長 は一 部 の証 拠 のみを提 出 し、コンプラ
イアンス推 進 本 部 に解 決 策 の提 示 を求 め、必 要 に応 じて残 りの証 拠 を提 出 する準 備
のあることを伝 えた。しかしその後 、証 拠 の提 出 を求 められることはなく、平 成 23年 1
月 24日 に、不 正 の事 実 はなく、研 究 者 間 のコミュニケーションに問 題 があり不 正 疑 惑
を生 んだと調 査 報 告 書 がまとめられた。
しかしこの調 査 において、コンプライアンス推 進 本 部 は 、佐 藤 チ ーム長 の 直 系 の
上 司 でRCISを監 督 する立 場 の被 告 発 人 金 山 敏 彦 理 事 ・研 究 統 括 (現 副 理 事 長 )を
リーダーとするチームを組 織 しており、同 じくRCISを監 督 する立 場 の被 告 発 人 松 井
俊 浩 副 研 究 統 括 (現 企 画 本 部 審 議 役 )とともに関 係 者 の聴 取 を行 わせていた。調 査
報 告 書 が出 る3日 前 の平 成 23年 1月 21日 に、松 井 副 研 究 統 括 はその地 位 を利 用
し佐 藤 チーム長 に、裏 取 引 など問 題 なく、大 塚 ・今 福 チーム長 のやっていることに目
をつむれと不 正 隠 蔽 の教 唆 を行 った。同 年 10月 6日 に松 井 副 研 究 統 括 が佐 藤 チー
ム長 に電 話 で不 正 隠 蔽 を再 び教 唆 。これを佐 藤 チーム長 は録 音 していた。
3
平 成 24年 4月 1日 にRCISは、松 井 俊 浩 部 門 長 のRISECに改 組 され、佐 藤 チー
ム長 はRISECに部 下 を残 してナノエレクトロニクス研 究 部 門 に一 人 で研 究 員 として
異 動 した。松 井 俊 浩 部 門 長 の元 を離 れた佐 藤 チーム長 は、同 年 8月 1日 に前 回 提
出 しなかった証 拠 と前 年 10月 6日 の録 音 を合 わせ、二 回 目 内 部 通 報 を行 った。この
通 報 に対 し、コンプライアンス推 進 本 部 は被 告 発 人 福 岡 徹 理 事 、菊 地 コンプライアン
ス推 進 本 部 リスク管 理 室 長 (当 時 、現 在 所 属 不 明 )、宮 本 晃 之 コンプライアンス推 進
本 部 リスク管 理 室 長 (当 時 、現 、広 報 部 )、緒 方 雄 二 コンプライアンス推 進 本 部 リスク
管 理 室 長 、大 川 裕 之 コンプライアンス推 進 本 部 総 括 主 幹 らが調 査 にあたるも、委 託
事 業 報 告 書 すら入 手 せず、関 係 者 への聴 取 も怠 り、16ヶ月 後 の25年 11月 15日 に
根 拠 を示 さずに不 正 を否 定 する形 ば かりの調 査 報 告 書 を作 成 した。既 に産 総 研 を
退 職 し、国 立 学 校 法 人 電 気 通 信 大 学 に赴 任 していた佐 藤 証 教 授 は、産 総 研 コンプ
ライアンス推 進 本 部 に報 告 書 の間 違 いを指 摘 し、説 明 の場 を何 度 も求 めるが無 視 を
続 けられた。
4
平 成 25年 12月 3日 に産 総 研 を管 轄 する経 済 産 業 省 産 総 研 室 に、産 総 研 コンプ
ライアンス推 進 本 部 の不 正 隠 蔽 について報 告 し、改 善 を求 める。経 産 省 は産 総 研 に
対 し佐 藤 教 授 への説 明 の場 を持 つように要 請 したとのことだが、コンプライアンス推 進
本 部 からのコンタクトは一 切 なかった。
5
平 成 26年 2月 21日 に佐 藤 教 授 から情 報 提 供 を受 けた民 主 党 蓮 舫 議 員 が、経 産
省 情 報 セキュリティ政 策 室 に対 して産 総 研 の不 正 疑 惑 について調 査 を要 求 。これに
対 し産 総 研 は福 岡 徹 理 事 、岸 本 道 弘 総 務 本 部 人 事 部 長 、中 村 吉 明 企 画 副 本 部 長 、
大 川 裕 之 コンプライアンス推 進 本 部 総 括 主 幹 らは慌 てて調 査 を実 施 、 初 め て委 託
事 業 報 告 書 等 を調 べ始 める。その一 方 で、同 年 2月 26日 に 松 井 部 門 長 は元 佐 藤
教 授 の部 下 のRISEC研 究 員 らに、「佐 藤 がまた暴 れ出 した。佐 藤 とコンタクトをしたら、
お前 たちをスパイと見 なす。」と箝 口 令 を敷 く。同 日 、前 年 1月 に部 屋 に監 視 カメラを
設 置 されていた元 部 下 は、佐 藤 教 授 に電 話 で「オフィスの電 話 もメールも監 視 されて
いると思 ってください。」と伝 える。
同 年 2月 28日 に福 岡 理 事 と大 川 総 括 主 幹 が佐 藤 教 授 を訪 問 。福 岡 理 事 は平 成
25年 11月 15日 の調 査 報 告 書 は最 終 的 に自 分 が取 りまとめたが、自 分 は同 年 6月
にコンプライアンス担 当 に就 任 したばかりで事 情 がわからないと佐 藤 教 授 に不 正 の説
明 を求 める。同 日 の夜 、大 川 総 括 主 幹 が平 成 25年 11月 15日 の報 告 書 に記 載 の誤
りを佐 藤 教 授 にメールで謝 罪 。佐 藤 教 授 が正 しい文 書 の提 示 と、過 去 の調 査 に対 す
る質 問 の説 明 の期 限 提 示 を求 めるが、一 ヶ月 を経 過 しても音 沙 汰 はなかった。
そこで、佐 藤 教 授 は情 報 誌 FACTAに情 報 提 供 し、FACTAは平 成 26年 4月 3日
に産 総 研 に質 問 状 を送 付 。産 総 研 は同 年 4月 8日 と4月 25日 にFACTAとのインタ
ビューに応 じ、佐 藤 教 授 も同 席 。コンプライアンス推 進 本 部 は不 正 疑 惑 を全 て事 実
誤 認 とするものの、その根 拠 は佐 藤 教 授 の提 出 した録 音 やメール等 について当 事 者
に記 憶 がないため事 実 が確 認 できないとするものであった。また、購 入 が目 的 で利 用
実 績 がないと指 摘 された装 置 に対 しても、事 業 報 告 書 に目 的 を達 成 したと書 かれて
いるので問 題 ないと返 答 。それに対 して実 験 データ等 の物 証 の提 示 を求 めると、4つ
の委 託 事 業 にまたがり2年 半 かけた予 備 実 験 のデータはハードディスクが壊 れて消 え
てしまった、実 験 ノートは存 在 しない、報 告 書 にも記 載 されていない、論 文 は機 密 な
ので出 していない、大 塚 ・今 福 チーム長 (現 、研 究 員 )の浜 松 への出 張 記 録 は2年 半
で各 1回 と2回 しかないが車 などで出 張 し実 験 を行 ったと本 人 たちが話 していると返
答 。これらインタビューを基 に、同 年 5月 20日 発 刊 のFACTA 6月 号 に産 総 研 の不
正 疑 惑 の記 事 が掲 載 される。
同 年 5月 22日 、福 岡 理 事 ,岸 本 人 事 部 長 ,中 村 副 本 部 長 ,大 川 総 括 主 幹 が佐
藤 教 授 を訪 問 し、物 証 の裏 付 けがない疑 問 だらけの調 査 結 果 を報 告 。時 間 切 れで
今 日 はここまでとしたが、それ以 降 説 明 の場 は持 たれていない。産 総 研 のページで松
井 部 門 長 が異 動 になったことから、佐 藤 教 授 が処 分 の有 無 を問 うと、人 事 上 のことな
ので説 明 の義 務 は ないと拒 否 。 不 正 の解 明 に 不 可 欠 な委 託 事 業 報 告 書 の 提 示 を
求 めると、見 たければ情 報 開 示 請 求 するように、にそれでも見 せられないものは見 せ
られないとこれも拒 否 。佐 藤 教 授 が同 年 5月 に情 報 開 示 請 求 を行 い、同 年 8月 28日
に公 開 された資 料 から、松 井 部 門 長 は5月 15日 に戒 告 の懲 戒 処 分 となり、5月 23日
に経 産 省 に委 託 事 業 費 の一 部 34,710,891円 が返 納 されたことが明 らかとなった。し
かし、産 総 研 コンプライアンス推 進 本 部 は、返 納 は正 しいことが説 明 できないからであ
って、不 正 の事 実 はなく、松 井 部 門 長 (現 、相 談 役 )は発 言 を覚 えておらず、不 正 隠
蔽 の意 図 はないものの不 適 切 な発 言 であったと説 明 している。さらに、情 報 開 示 請 求
によって、異 なる委 託 事 業 の報 告 書 において、引 用 ではなく流 用 ・盗 用 が新 たに発
見 された。
6
これらの経 緯 と事 実 に鑑 み、大 塚 玲 、今 福 健 太 郎 は不 正 調 査 に協 力 することなく
虚 偽 の証 言 を続 け、金 山 敏 彦 、松 井 俊 浩 は自 己 の監 督 責 任 を回 避 するため調 査 の
責 務 を放 棄 し、松 井 俊 浩 は加 えて通 報 者 である佐 藤 証 に不 正 隠 蔽 を教 唆 した。福
岡 徹 、宮 本 晃 之 、緒 方 雄 、大 川 裕 之 は、その後 の内 部 通 報 に対 して、責 務 である調
査 や聴 取 を怠 ったばかりでなく、不 正 および不 正 隠 蔽 教 唆 をさらに隠 蔽 すべく、新 た
に提 出 された証 拠 を無 視 し,数 々の非 違 行 為 が刑 事 訴 追 を受 けることを避 けるべく
形 ばかりの調 査 を行 い、16ヶ月 もの長 期 にわたり引 き延 ばした。さらに、虚 偽 に満 ち
た報 告 書 を作 成 し、それに対 する通 報 者 の質 問 にも無 視 を続 けた。その後 、国 会 議
員 の再 調 査 の要 請 に慌 てた福 岡 徹 、岸 本 道 弘 、中 村 吉 明 、大 川 裕 之 は、不 正 疑 惑
は全 て事 実 誤 認 と いう結 論 のもと、説 明 にならない説 明 を繰 り返 し、 さらなる不 正 の
隠 ぺい工 作 を続 けたことは、産 総 研 のコンプライアンスを預 かるものとして極 めて悪 質
な行 為 である。その結 果 として、「第 3 告 発 の経 緯 1 ①~④」に記 載 した非 違 行
為 に加 えて産 総 研 コンプライアンス本 部 の不 正 隠 蔽 行 為 に関 する告 発 記 事 が雑 誌
FACTAに掲 載 され、産 総 研 の信 用 を著 しく失 墜 させると同 時 に、委 託 事 業 元 であ
る文 部 科 学 省 および経 産 省 の信 頼 も大 きく損 ない、経 済 産 業 省 の監 督 責 任 も問 わ
れる事 態 となっている。さらに、非 違 行 為 の当 事 者 である大 塚 、今 福 を追 及 せずに擁
護 したことで、委 託 事 業 費 34,710,891円 の返 納 の責 任 を産 総 研 に課 すなど金 銭
的 な損 害 も与 えた、このような組 織 ぐるみの悪 質 な不 正 隠 蔽 工 作 が産 総 研 および経
済 産 業 省 に与 えた被 害 は甚 大 であり、背 任 罪 として告 発 するに至 った。
第 4 非 違 行 為 の根 拠
第 3に記 載 の非 違 行 為 を立 証 する録 音 、メール、書 類 等 の物 証 は下 記 のWebサイト
「産 総 研 の不 正 疑 惑 」に詳 細 な説 明 と共 に多 数 掲 載 されている。
http://www.aist.miraiserver.com/
その中 でも特 に明 白 な非 違 行 為 の根 拠 を示 し、それに対 する産 総 研 コンプライアンス
推 進 本 部 の欺 瞞 に満 ちた主 張 を示 す。なお、図 1はRCISの不 正 の全 容 を示 したもの
で、2009年 8月 12日 に佐 藤 チーム長 が中 央 大 学 にRCIS顧 問 の横 浜 国 立 大 学 松 本
勉 教 授 と共 に今 井 教 授 (兼 RCISセンター長 )を訪 問 し、大 塚 ・今 福 の不 正 を説 明 する
ために用 いたもので、コンプライアンス推 進 本 部 にも提 出 されている。
図 1 RCISにおける不 正 の全 容
1 浜 松 ホトニクスとの非 違 行 為
① 不 正 を認 める今 福 チーム長 の発 言 について
平 成 21年 7月 23日 、今 井 センター長 はRCISの幹 部 を集 め、TriPHEMOSの問 題
について今 福 チーム長 に問 いただした。その録 音 を佐 藤 チーム長 は二 回 目 の内 部
通 報 で提 出 したが、その調 査 報 告 書 では一 切 触 れられていなかった。
今 井 : (TriPHEMOS の)経 緯 の問 題 はもう片 付 いてるの?
今 福 : 種 明 かしをすると.3億 円 位 するんですけど.まず,いろんな機 械 をとっぱらっ
てもらって.かなり安 くしてもらって.それから,まぁ,これは大 っぴらに言 える話 じ
ゃないんですけど.本 来 パーツとして分 かれていない物 を,今 回 はこの部 分 買 わ
せてくださいって.年 度 をまたいでお支 払 いするっていう.去 年 ほぼ完 済 してま
す.
また、蓮 舫 議 員 の要 請 による3回 目 の調 査 報 告 書 には次 のような記 述 がある。
なお、このような疑 義 の理 由 となった部 内 会 議 での録 音 記 録 については、そもそも、
パーツとして分 かれていないという点 において事 実 と異 なる内 容 の発 言 であるが、当
該 発 言 があったと指 摘 されている会 議 の複 数 の出 席 者 に確 認 したところ、各 者 とも、
この発 言 については明 確 に記 憶 しておらず、もしそのような発 言 があったとしても、研
究 者 間 の軋 轢 のある状 況 の中 であり、その場 をなだめようとしたものではなかったかと
のことであった。また、いずれの出 席 者 も、予 め約 束 した不 当 な分 割 発 注 が行 われて
いたとの認 識 は有 していないとのことであった。 以 上 の調 査 を踏 まえれば、通 報 者 が
指 摘 するような不 当 な分 割 発 注 は行 われていなかったものと考 えられる。
大 塚 ・今 福 チーム長 を中 心 とするRCISの組 織 ぐるみの不 正 を告 発 しているにもか
かわらず、その組 織 の誰 も発 言 を記 憶 しておらず、分 割 発 注 の認 識 がないので不 正
はなかったと考 えられるとしており、覚 えていないと主 張 すれば録 音 は証 拠 にならない
とあからさまな不 正 隠 蔽 を行 っている。また、この発 言 の前 後 だけでなくミーティングを
通 して、佐 藤 チーム長 は場 を乱 すような発 言 はしておらず、今 井 センター長 が静 かに
尋 ねたことに対 する返 答 である。分 割 発 注 の不 正 を認 める発 言 は、場 をなだめるため
にしたもので真 実 でないとするコンプライアンス推 進 本 部 の説 明 は、著 しく合 理 性 を
欠 くものである。
また、表 1の数 千 万 円 ×11回 にわたり計 2億 1千 万 円 を支 払 うという極 めて不 自 然
な発 注 の説 明 も行 われていない。表 1にある「ピコ秒 時 間 分 解 エミッション顕 微 鏡 用
個 浸 レンズ」の発 注 を佐 藤 チーム長 がキャンセルさせたときに、今 福 チーム長 は「借
金 が返 せなくなったので、浜 ホトに謝 りにいかなくちゃいけなくなった。」と話 している。
これは上 記 の今 井 センター長 の質 問 に対 して、今 福 チーム長 が「ほぼ完 済 してます」
と、まだ完 済 していない旨 の発 言 をしていることと符 合 する。しかし、この点 に関 しては
聴 取 が行 われていない。
「そもそも、パーツとして分 かれていないという点 において事 実 と異 なる内 容 の発 言
である」とする根 拠 は、全 てパーツとして分 かれているものを(「時 間 分 解 2次 元 検 出
器 」は本 体 付 属 品 もあわせて4つ)調 達 していることを根 拠 とするものであるが、分 割
発 注 は制 度 的 にできないのであるから、そのような形 で発 注 するしか方 法 はなく、架
空 発 注 と考 えるのが妥 当 である。特 に、平 成 20年 3月 19日 の83,988,502円 の納
品 検 収 手 続 きは行 われず虚 偽 報 告 であったことが一 回 目 の内 部 通 報 の調 査 で判 明
している。したがって、現 在 その消 耗 品 が残 っていたとしても、不 正 隠 蔽 の帳 尻 を合
わせのため、後 になって浜 松 ホトニクスから中 古 品 部 品 などを密 かに入 手 した可 能 性
を否 定 することはできない。
② TriPHEMOS利 用 の形 跡 がないこと
コンプライアンス推 進 本 部 は、TriPHEMOS装 置 が浜 松 に置 かれていた平 成 19年
3月 から平 成 21年 8月 の2年 半 、以 下 の4つの事 業 から装 置 購 入 費 に約 2億 円 を拠
出 し、予 備 実 験 を行 っていたとする。
1. 平 成 17年 度 ~19年 度 経 済 産 業 省 新 世 代 情 報 セキュリティ研 究 開 発 事 業
ビキタスネットワーク向 けセキュアアセットコントロール技 術 に関 する研 究 開 発
(以 下 、経 産 省 新 世 代 (1))
2. 平 成 19年 度 ~21年 度 経 済 産 業 省 新 世 代 情 報 セキュリティ研 究 開 発 事 業
組 込 みシステムに対 するセキュリティ評 価 技 術 の研 究 開 発 (以 下 、経 産 省 新
世 代 (2))
3. 平 成 18年 度 ~20年 度 経 済 産 業 省 暗 号 モジュールの実 装 攻 撃 の評 価 に
関 する調 査 研 究 (以 下 、経 産 省 暗 号 モジュール)
4. 平 成 18年 度 ~ 20年 度 文 部 科 学 省 科 学 技 術 振 興 調 整 費 重 要 課 題 解
決 型 研 究 組 込 みシ ステム 向 け 情 報 セ キ ュ リ ティ 技 術 ( 以 下 、 文 科 省 科 振
費)
しかし、その実 験 データは装 置 のハードディスクが壊 れて消 えてしまったと主 張 。実
験 データを解 析 していれば外 部 取 り出 したデータのコピーが存 在 するはずであるがそ
れも存 在 せず、実 験 ノートもなく、論 文 発 表 は事 業 の性 格 上 出 すことができないとし、
報 告 書 にもデータが載 っておらず、さらに浜 松 への出 張 記 録 が数 えるほどしかない。
この事 実 を踏 まえた上 でコンプライアンス推 進 本 部 は平 成 26年 4月 25日 のFACTAと
のインタビューの中 で、予 備 的 な実 験 であり、本 実 験 ではないので実 験 データ自 体 に
はあまり意 味 がなく、暗 号 モジュールの解 析 に 使 えるかどうか確 認 するステップが重
要 であったと主 張 した。
しかし、平 成 19年 3月 23日 に運 営 費 交 付 金 (約 5,600万 円 )で購 入 した装 置 本
体 に付 属 していたとする「時 間 分 解 2次 元 検 出 器 」を各 事 業 の予 備 実 験 に使 うことな
く、平 成 20年 3月 19日 には2つ(約 3,000万 円 )、平 成 21年 2月 27日 にも1つ(約 1,
500万 円 )追 加 で購 入 している。いずれも年 度 末 の購 入 であり、なぜ年 度 初 めに購
入 して実 験 しないのかについて福 岡 理 事 は、その年 度 に使 って消 耗 したので次 年 度
のために買 っておくことはおかしくないと弁 明 する。しかし、たとえそれが事 実 だとして
も、委 託 事 業 は単 年 度 契 約 ・決 済 であるから、次 年 度 の消 耗 品 を購 入 することは不
正 行 為 であり、コンプライアンス担 当 の福 岡 理 事 が自 らそのような不 正 行 為 を認 めて
いることになる。加 えて、次 年 度 が存 在 しない最 終 年 度 に、少 なくとも2回 の消 耗 品 の
発 注 をかけており、これも福 岡 理 事 の弁 明 と符 合 しない。今 井 センター長 の質 問 に対
して今 福 チーム長 が分 割 して多 年 度 にわたるツケで購 入 していたことを認 める発 言 を
しているのであるから、実 験 をすることが目 的 ではなく、借 金 の返 済 が目 的 であること
は明 白 である。
下 記 は、佐 藤 証 教 授 の情 報 開 示 請 求 により、平 成 26年 8月 28日 に開 示 された産
総 研 内 部 文 書 「情 報 セキュリティ研 究 センター等 における事 業 の調 査 報 告 (平 成 26
年 4月 4日 )」中 の文 章 である。i)ii)の経 産 省 暗 号 モジュールと経 産 省 新 世 代 (1)で
購 入 された「時 間 分 解 2次 元 検 出 器 」が実 験 に使 用 された形 跡 はまったくないにもか
かわらず、「実 験 を実 施 したとの証 言 が得 られた」と大 塚 ・今 福 チーム長 の根 拠 のない
主 張 を支 持 し、不 正 ではなく、不 適 切 であったで済 ませている。特 に、暗 号 モジュー
ルは佐 藤 チーム長 が平 成 20年 度 ~21年 度 に委 託 事 業 をマネージしていたもので、
その佐 藤 チーム長 が委 託 事 業 においてTriPHEMOSを使 ったことは一 度 もなく、今
福 チーム長 から計 画 や実 験 等 について報 告 を受 けたことはなく、事 業 報 告 書 にも一
切 書 いていないため、不 正 分 割 発 注 という以 前 に不 正 流 用 であると主 張 しているにも
かかわらず、今 福 チーム長 の主 張 を支 持 する根 拠 は何 もない。コンプライアンス推 進
本 部 は、不 正 はないとしながらも、平 成 26年 5月 23日 に、i)ii)の「時 間 分 解 2次 元
検 出 器 」約 3,471万 円 を経 産 省 へ返 納 し、事 業 報 告 書 を修 正 している。
i)
「 暗 号 モジ ュー ルの 実 装 攻 撃 の 評 価 に 関 する 研 究 」(2007(H19) 年 度 委 託 事 業
分 )については、研 究 者 からのヒアリングにおいて、当 該 委 託 事 業 により当 該 年 度
に2次 元 検 出 器 (約 1500万 円 の高 額 な消 耗 部 品 。以 下 同 じ。)を購 入 して実 験 を
実 施 したとの証 言 が得 られた。しかし、当 該 年 度 に係 る報 告 書 に実 験 の実 施 及
び成 果 についての記 載 は確 認 できなかつた。
ii)
「新 世 代 情 報 セキュリティ研 究 開 発 事 業 」(2008(H20〉年 度 委 託 事 業 分 )につい
ては、研 究 者 からのヒアリングにおいて、当 該 委 託 事 業 により当 該 年 度 に2次 元
検 出 器 を購 入 して実 験 を実 施 したとの証 言 が得 られた。しかし、その成 果 に係 る
観 察 データは保 存 されておらず、また、当 該 年 度 に係 る報 告 書 に実 験 の実 施 及
び成 果 についての記 載 は確 認 できなかった。
iii) 文 部 科 学 省 の 委 託 事 業 ( 組 込 み シ ス テ ム 向 け 情 報 セ キ ュ リ テ ィ 技 術 )(2006 ~
2008(H18~20)年 度 )については、当 該 委 託 事 業 により毎 年 度 、それぞれ別 の付
加 装 置 を購 入 して実 験 を実 施 したところであり、その内 容 は、各 年 度 の委 託 契 約
書 における計 画 書 、報 告 書 にそれぞれ記 載 されている。
以 上 のとおり、トライフィーモスの2次 元 検 出 器 については、i)とii)の委 託 事 業 に
おいてそれぞれ購 入 された事 業 年 度 に使 用 されていたか否 かが記 録 や文 書 によ
って確 認 できず、この点 は不 適 切 であったと考 えられる。
iii)の文 科 省 科 振 費 では付 加 装 置 を購 入 して実 験 を実 施 したと計 画 書 ・報 告 書
に記 載 があるため適 切 と判 断 しているが、Webに公 開 されている
( http://scfdb.tokyo.jst.go.jp/pdf/20061690/2008/200616902008rr.pdf ) 文 科 省
科 振 費 の 事 後 評 価 報 告 書 の 32頁 に 下 記 の 記 載 があるだけで、それに 関 する 実 験
結 果 は一 切 示 されていない。そして各 年 度 で「開 発 と連 結 」と書 かれているが、コンプ
ライアンス推 進 本 部 は「他 企 業 にも同 等 の価 格 で販 売 されているものを購 入 したので
あるから分 割 発 注 ではない」との弁 であるから、「開 発 」要 素 は一 切 なく、単 に部 品 を
購 入 して付 加 しただけであり、明 らかに虚 偽 の記 述 である。
H18年 度 上 記 装 置 と連 結 可 能 な高 分 解 能 レーザー画 像 取 得 装 置 の開 発 と連 結
H19年 度 上 記 装 置 と連 結 可 能 な中 長 時 間 測 定 用 の冷 却 ヘッド装 置 の開 発 と連 結
H20年 度 上 記 装 置 と連 結 可 能 な光 学 分 解 能 を超 えた測 定 を可 能 にするシリコンレ
ンズシステムの開 発 と連 結
これらの改 修 、機 能 追 加 を進 めつつ、暗 号 学 的 対 タンパー性 解 析 として基 本 性 能 を
確 認 する実 験 を遂 行 、また対 照 実 験 として別 の手 段 による実 験 も実 施 しその結 果 か
ら、求 めている性 能 が得 られていることを確 認 した。
また、平 成 23年 4月 付 でWebに公 開 されている経 産 省 委 託 事 業 における事 後 評
価 報 告 書 ( http://www.meti.go.jp/policy/tech_evaluation/e00/03/h22/402.pdf )
にも実 験 データや解 析 結 果 は一 切 載 っておらず、ベンチマークとして外 部 発 表 件 数
が集 計 されているが、経 産 省 新 世 代 (1)の86頁 表 3-3で、TriPHEMOSに関 する
「侵 襲 型 攻 撃 に対 抗 する耐 タンパー技 術 」の件 数 は0、経 産 省 新 世 代 (2)に対 応 する
129頁 表 3-1および130頁 表 3-2も全 て0件 となっている。
さらに同 文 書 の230頁 には下 記 の記 述 があり、論 文 が1件 もなく、定 性 的 なデータ
も示 されず、事 業 成 果 が不 十 分 との意 見 が外 部 評 価 委 員 から出 されている。これに
先 立 ち、平 成 23年 1月 21日 に開 かれた産 総 研 自 身 による外 部 評 価 委 員 会 におい
ても、TriPHEMOSを含 めた複 数 事 業 に大 きな税 金 を投 入 しながら結 果 が見 えず
外 部 発 表 がないことが問 題 視 され、また産 総 研 はルネサスに利 益 供 与 していると取 ら
れてもしかたがないのではという意 見 も出 される。このようにコンプライアンス推 進 本 部
が内 部 調 査 で不 正 の否 定 に終 始 する一 方 、第 三 者 による評 価 委 員 会 では、不 正 の
調 査 でないにもかかわらず多 くの疑 問 が呈 されており、このような事 実 からもコンプライ
アンス推 進 本 部 が内 部 調 査 結 果 は信 用 するに値 しない。
特 に、③組 込 システムに対 するセキュリティ評 価 技 術 の研 究 開 発 における「組 込 みシ
ステムのセキュリティ評 価 に必 要 となるハイエンドな技 術 開 発 」においては、欧 州 にお
ける評 価 手 法 のキャッチアップからスタートしているため、他 の事 業 と比 べても十 分 な
インパクトを与 えることができていないと評 価 した。
・ 事 業 化 については、オープンソースとしての公 開 にとどまっていたり、企 業 との共 同
研 究 が進 行 中 で事 業 化 は将 来 というものがほとんどで、ものたりない。
波 及 効 果 についても、「研 究 成 果 が業 界 標 準 になったら」などの条 件 付 きのものが
多 く、「期 待 」の水 準 にとどまっている。
「組 込 みシステムのセキュリティ評 価 に必 要 となるハイエンドな技 術 開 発 」に関 し て
は、特 許 出 願 だけでなく、論 文 が1件 もないことには疑 問 がある。
・ いずれのテーマについて、費 用 対 効 果 については、定 量 的 な成 果 が示 されていな
いことが、大 変 残 念 である。億 単 位 の国 民 予 算 を活 用 していることから明 確 な成 果 を
定 量 的 に、目 標 を定 め、評 価 が必 要 であったのではないか。
③ 成 果 の流 用 と盗 用
平 成 26年 8月 28日 に開 示 された文 書 からは、新 たに研 究 の流 用 ・盗 用 が見 つか
っている。図 2は左 から、前 出 の文 科 省 振 費 事 後 評 価 36頁 、中 央 が経 産 省 新 世 (1)
の平 成 19年 度 報 告 書 15ページ、経 産 省 新 世 代 (2)の平 成 20年 度 報 告 書 7-8頁
の部 分 で、全 て異 なる委 託 事 業 である。中 央 と右 の図 とその説 明 文 はまったく同 一 で
あるが、新 世 代 (2)の報 告 書 で、他 事 業 である新 世 代 1の報 告 書 からの引 用 とは書 か
れておらず、「国 内 チップベンダのチップをサンプルとして基 礎 データの取 得 に着 手 し
た。」と書 かれている。したがって、図 に示 されているのがその基 礎 データであるととる
のが妥 当 であろう。また、左 にも同 じTriPHEMOS(エミッション顕 微 鏡 )の写 真 があり、
本 文 中 に「データバス上 に200nsごとに流 れるデータを発 光 により同 定 」と記 されてい
る。経 産 省 新 世 代 の図 の説 明 には「200nsごとにデータバス上 を流 れるデータの発
光 強 度 による同 定 」とあり、まったく同 じ内 容 が各 委 託 事 業 の成 果 として示 されている
ことがわかる。
なお、発 光 現 象 でバス上 のデータを同 定 することは、TriPHEMOSで容 易 にでき
る(そのための解 析 装 置 )ことは、メーカーのカタログやWebに示 されており、なんら新
しい結 果 ではない。それでいながら平 成 19年 3月 から平 成 21年 8月 の2年 半 の浜 松
での予 備 実 験 に関 して、開 示 された報 告 書 には他 にはデータらしきものは一 切 掲 載
されておらず、さらに経 産 省 新 世 代 (1)(2)いずれの報 告 書 もわずか20頁 程 であり、そ
こに流 用 が見 られる中 、この結 果 をもって計 2億 円 をかけた装 置 で実 験 が行 われ、そ
れに見 合 う成 果 があったなどという大 塚 ・今 福 研 究 員 の説 明 、それを全 面 的 に支 持 し
ながら佐 藤 教 授 へのこの報 告 書 の提 示 を頑 なに拒 んだコンプライアンス推 進 本 部 の
行 為 は不 正 隠 蔽 工 作 以 外 の何 物 でもない。
図 2 異 なる委 託 事 業 間 でのTriPHEMOSの成 果 流 用
また、TriPHEMOSではないが、経 産 省 暗 号 モジュールH20報 告 書 の成 果 が、
経 産 省 新 世 代 (2)において産 総 研 から中 央 大 学 に出 された再 委 託 の報 告 書 におい
て盗 用 されていることもこの情 報 開 示 請 求 で明 かになった。再 委 託 先 の中 央 大 学 今
井 研 究 室 は、RCISの今 井 センター長 の研 究 室 であり、大 塚 チーム長 がそこを仕 切
っていた。また、今 井 研 究 室 の秘 書 の給 与 もRCISから直 接 支 出 されているなどの問
題 が、一 回 目 の内 部 通 報 の調 査 で明 らかになっている。つまり、再 委 託 と言 っても実
質 は内 部 への委 託 事 業 費 の拠 出 と言 える状 態 である。
図 3 解 析 ソフトウェアおよび実 験 環 境 に関 する成 果 の盗 用
図 3左 は佐 藤 チーム長 がマネージしていた経 産 省 暗 号 モジュール平 成 20年 度 報
告 書 の183頁 で、事 業 で開 発 した解 析 ソフトウェアと、ハードウェアSASEBOボード
を含 む動 作 環 境 としてRCISのオフィスで撮 影 された写 真 である。このSASEBOボー
ドは国 際 標 準 評 価 プラットフォームとして開 発 されたもので、文 科 省 科 振 費 において
も、横 浜 国 立 大 学 、東 北 大 学 、情 報 通 信 研 究 機 構 が有 効 に活 用 している。しかし、
中 央 大 学 の再 委 託 報 告 書 ではそれらを活 用 したという記 載 はなく、6頁 には図 3右 上
に示 したように図 がほぼそのままコピーされ、その説 明 として4頁 には下 記 のようにこの
「ソフトウェアを開 発 した。」と虚 偽 の記 載 がある。なお、このソフトウェアの実 行 コード
は一 般 に公 開 されていない。さらに、研 究 の目 的 も経 産 省 暗 号 モジュールからそっく
りそのまま盗 用 している。これは今 井 研 究 室 で委 託 事 業 を仕 切 っていた大 塚 チーム
長 が指 示 したと推 測 される。これらの新 たな事 実 からも、大 塚 ・今 福 チーム長 は、研 究
と称 して大 きな予 算 をつぎ込 みながら何 もせず、流 用 ・盗 用 などを繰 り返 し、デタラメ
な報 告 書 を作 成 していたことが裏 付 けられる。
本 研 究 では,予 備 的 な設 計 としてAES暗 号 回 路 への電 力 解 析 攻 撃 の1つであるCP
Aを実 施 し,秘 密 鍵 を自 動 的 に導 出 するソフトウェアを開 発 した.図 5にソフトウェアの
動 作 時 の表 示 画 面 を示 す.
図 6に測 定 環 境 の写 真 を示 す.
2 ルネサステクノロジとの非 違 行 為
大 塚 ・今 福 チーム長 は、共 同 研 究 費 に対 して産 総 研 から拠 出 される追 加 的 支 援
(インセンティブ)を目 的 に、ルネサスは形 ばかりの共 同 研 究 を結 び2億 4千 万 円 (8千
万 円 ×3年 )の研 究 費 を拠 出 させ、平 成 21年 度 ~23年 度 の経 産 省 委 託 事 業 高 度
大 規 模 半 導 体 集 積 回 路 セキュリティ評 価 技 術 開 発 (以 下 、経 産 省 集 積 回 路 セキュリ
ティ)を受 託 することで、その中 からルネサスの内 製 ソフトを2億 6千 万 円 で購 入 して研
究 費 をキックバックするという裏 取 引 を結 んでいた。さらに、ルネサス社 員 8名 を招 聘
型 研 究 員 として産 総 研 に移 籍 させ、その人 件 費 (8千 万 円 ×3年 )も産 総 研 が支 払 う
ことになっていた。
大 塚 ・今 福 チーム長 は、RCIS内 でプロジェクトの内 容 は一 切 秘 密 としていたが、
平 成 21年 初 頭 の幹 部 ミーティングで唯 一 出 されたのが図 4の資 料 である(赤 の説 明
文 は後 から佐 藤 チーム長 が追 記 )。なおこの後 に、自 民 党 麻 生 政 権 が景 気 刺 激 対
策 として大 型 補 正 予 算 を組 み、産 総 研 の運 営 費 交 付 金 が増 額 されたため、追 加 的
支 援 は共 同 研 究 費 の100%から200%に増 額 された。この資 金 を得 ることを目 的 に、
両 チーム長 は複 数 の企 業 に共 同 研 究 を持 ちかけ、図 4にあるように複 数 社 が確 約 を
したとミーティングで発 言 したが、実 際 に契 約 を結 んだのはルネサステクノロジー(RT)
と大 日 本 印 刷 (DNP)二 社 だけであった。また、ルネサスの研 究 費 8,274万 円 に対 し
て、ソフトウェア開 発 費 として8,000万 円 をキックバックするという約 束 を読 み取 とること
ができる。
文 科 省 も含 めるとすでに10億 円 以 上 の投 資 が行 われていたため、大 塚 ・今 福 チ
ーム長 は新 規 委 託 事 業 がRCISに来 ないわけがないと高 をくくり、裏 取 引 による予 算
の濫 用 に拍 車 がかかった。しかしTriPHEMOSの問 題 で監 査 を行 っていた経 産 省
は、RCISに事 業 を受 託 させなかったため、この後 にRCISの運 営 が立 ちいかなく な
る。
図 4 大 塚 ・今 福 チーム長 による幹 部 ミーティング資 料
図 5は大 塚 ・今 福 チーム長 が平 成 21年 7月 に、ICチップセキュリティ関 連 企 業 をまと
めるECSECの植 村 理 事 に提 示 した経 産 省 回 路 セキュリティ事 業 の予 算 計 画 である。
総 事 業 費 6億 5千 500万 円 のうち、赤 く囲 んだ部 分 のルネサスに支 払 うソフトウェアの
合 計 金 額 は2億 6千 万 円 となっている。しかし、これを認 めないECSECは別 途 に委 託
事 業 計 画 書 を策 定 し、旗 色 の悪 くなった大 塚 ・今 福 チーム長 はルネサスと共 に植 村
理 事 に揺 さぶりをかける。また、佐 藤 チーム長 のSASEBOプロジェクトも、何 の相 談 も
なしに勝 手 に予 算 に組 み込 んでいる。
図 5 ECSECに提 出 された経 産 省 回 路 セキュリティの予 算 計 画
平 成 21年 7月 31日 、ルネサスから出 向 の山 梨 研 究 員 は、佐 藤 チーム長 と森 祥 子
事 務 マネージャーにルネサスの考 えとして次 のメールを出 している.
1) 2 憶 6 千 万 円 をあきらめることは決 してない。
2) 昨 日 の大 塚 、今 福 両 名 と増 村 の打 合 せで、
・予 算 の都 合 上 9 月 までに払 える財 源 がない
・METI の公 募 受 注 で払 うことができる
・10 年 3 月 に 40M+70M の 1 憶 1 千 万 円 払 わせてほしい
という内 容 に合 意 。
3) 現 時 点 のスタンスとして産 総 研 の内 部 の問 題 には関 与 しない。(財 源 、利 益 相 反
など)
4) 状 況 から、産 総 研 が METI の公 募 を受 諾 できるようにルネサスとして最 大 限 動 く。
そのことが、ルネサスにとって客 観 的 な損 害 が最 も低 い。
5) METI の公 募 を産 総 研 が受 注 できなかった場 合 、ルネサスは ECSEC に協 力 するこ
となく、今 回 のプロジェクトから一 切 降 りる。
さらに平 成 21年 8月 3日 の山 梨 研 究 員 はメールで次 のように述 べている。
>> 1) 2 憶 6 千 万 円 をあきらめることは決 してない。
> 最 悪 の場 合 ,訴 訟 も辞 さないということでしょうか.
状 況 によると思 いますが RCIS が払 えない場 合 でも産 総 研 には払 ってもらう方 向 に動
くと思 います。また、共 同 契 約 を解 除 すれば、支 払 予 定 金 額 相 当 額 の減 額 は交 渉
可 能 と思 いますが、1.1 億 円 を年 度 末 に遅 らせたことにより、恐 らく 10 月 に次 の共 同
研 究 費 は支 払 われ、追 加 的 支 援 金 は回 ることになります。
82.5*8 人 *6 ヶ月 =3960 万 円 (=共 同 研 究 費 )
ルネサスとの裏 取 引 の物 的 証 拠 であるこのメールに対 し,コンプライアンス推 進 本
部 は第 三 回 目 の調 査 における内 部 調 査 報 告 書 (平 成 26年 4月 4日 )の中 で次 のよう
に主 張 している。
ルネサスの解 析 ツールの取 扱 について、ルネサスから出 向 していた研 究 員 からのヒア
リングによると、ルネサスは共 同 研 究 開 始 に当 たってルネサス以 外 の民 間 企 業 の参
画 と、それらの民 間 企 業 からルネサスの解 析 ツールのライセンス料 として約 2.6億 円
を得 ることを想 定 していたと述 べている。また、ルネサス及 び産 総 研 の関 係 者 からのヒ
アリングによると、双 方 とも産 総 研 がルネサス製 品 を購 入 するという約 束 はなかったと
確 認 された。そのような約 束 があった事 実 を伺 わせる関 係 書 類 も確 認 できなかった。
明 確 に産 総 研 に2億 6千 万 円 の要 求 をしているこのメール、そのように解 釈 すること
は常 識 的 には考 えられない。しかも、裏 取 引 を行 っている当 事 者 への聴 取 で、裏 取
引 はなかったことが確 認 されたとしている。さらに、上 記 裏 取 引 のメールや、後 述 の
ECSEC植 村 理 事 のメールがあるにもかかわらず、事 実 を伺 わせる関 係 書 類 は確 認 で
きなかったとしている。このように、コンプライアンス推 進 本 部 は初 めから裏 取 引 はない
という結 論 ありきで、不 正 を否 定 する証 言 であればどんなに合 理 性 に欠 けたものであ
っても全 面 的 に採 用 し、不 正 を立 証 する物 証 はいかなるものでも否 定 するという許 さ
れざる不 正 隠 蔽 を行 っていることがわかる。
植 村 理 事 は佐 藤 チーム長 に宛 てた平 成 21年 8月 4日 で、産 総 研 とルネサスの裏
取 引 について触 れている。
ところで今 日 も多 数 びっくりしたことが起 きました。
・ 昨 夜 、みずほが「頭 を取 らせるから、AIST の言 うとおりの公 募 提 案 を出 してくれない
か」と持 ちかけられたこと
・ R 社 では、AIST のマッチングファンドの共 同 研 究 スキームがそのままチップテストラボ
に移 行 すると思 っていて、ECSEC が参 加 してこないのをかねがね不 思 議 に思 ってい
たとか言 っています。ICSS-RT,JC の議 事 経 緯 から言 うと、こっそり AIST と R 社 だけ
が裏 で別 の路 線 を進 めていたと言 うことでしょうかね。(当 方 は、これまで AIST に来
てほしいか、来 ませんかと持 ちかけられたことは一 度 もない)
・ R 社 以 外 のベンダには、表 向 きの条 件 通 りの共 同 研 究 を持 ちかけていて、一 部 の社
では、「なにか R 社 には特 別 な条 件 があるのでは」と疑 問 に思 っていたこと
などなどです
さらに下 記 の翌 8月 5日 のメールは、大 塚 ・今 福 チーム長 が裏 取 引 でルネサスのツ
ールを2億 6千 万 円 で買 わせようとしており、そうしなければルネサスは委 託 事 業 を降
りると脅 していることも裏 付 けている。ルネサス一 社 への利 益 供 与 と、でたらめな装 置
購 入 を続 けた使 い物 にならないつくばの実 験 室 にさらに大 金 をつぎ込 むことで、国 内
企 業 で組 織 した組 でICカード評 価 体 制 を確 立 するという本 来 の事 業 が暗 礁 に乗 り上
げることとなり、植 村 理 事 は辞 任 し組 合 を解 散 せざるを得 ないとメールは伝 えている。
私 はかなり悲 観 的 です。
METI が R 社 のツール購 入 による「後 始 末 」を認 めているのなら、ECSEC が応 募 しても
勝 てないでしょうね。
また R 社 がおりてしまえば、この事 業 はできないでしょうから。METI は大 塚 、今 福 の提
案 を取 らざるを得 ません。
私 の想 像 では、大 塚 、今 福 の提 案 が通 り、でも彼 らが悪 いことをしたのは、これだけ多
数 の人 を巻 き込 んだ大 騒 ぎになっていますから、ばれて彼 らは静 かに外 され、その後
の廃 墟 に佐 藤 さんが「降 臨 する」。
ECSEC 組 合 は解 散 、ECSEC.Lab はしぶしぶ R 社 と窓 口 のかわった AIST について
行 く。
ということになりそうだな、思 っています。
ICSS-RT も JC もおそらくは解 散 して、きっと IPA あたりが、官 主 導 のコンソーシアムで
も作 って JHAS に臨 むのでは。
わたしはそろそろクビを洗 う準 備 をしています。
最 終 的 に委 託 事 業 は ECSEC が受 託 したが、後 始 末 として、ECSEC は委 託 事 業
費 の中 からルネサスのツールを数 億 円 で購 入 した。このツールはルネサスの IC に関
係 するところは全 て削 除 されたため、そのままではまったく動 かないものであったが,
国 産 の優 れたソフトでなければならないため,何 とか動 かすべく多 くの労 力 がつぎ込
まれることとなった。
これについて、産 総 研 コンプライアンスは内 部 調 査 報 告 書 (平 成 26年 4月 4日 )の
中 の中 で次 のように述 べている。また植 村 理 事 に本 人 にメールの件 についてもヒアリ
ングしたが記 憶 になく確 認 できなかったと口 頭 で佐 藤 教 授 に説 明 。当 時 の生 々しいメ
ールや録 音 は一 切 取 り上 げず、クビを洗 う覚 悟 までしていたことをすっかり忘 れてしま
ったので不 正 の事 実 はないなどと、通 常 では考 えられない理 由 を付 け、ここでも不 正
隠 蔽 を行 っている。
一 方 、研 究 センターにおいて、経 済 産 業 省 の委 託 事 業 を受 託 した場 合 にルネサスの
解 析 ツールを購 入 することを計 画 していたことは事 実 であったが、これは、新 たな攻 撃
手 法 に対 する解 析 ツール開 発 のベースとなる国 産 のソフトウェアとして、ルネサスの解
析 ツールが最 適 と考 えられたためであったと産 総 研 の当 時 の関 係 者 は述 べている。
なお、その経 済 産 業 省 の委 託 事 業 を ECSEC が受 託 した後 に、ECSEC はルネサスの
解 析 ツールを購 入 しているが、産 総 研 が当 該 ツールの購 入 を ECSEC に働 きかけたと
の事 実 は無 いことを ECSEC の当 時 の責 任 者 から確 認 した。
コンプライアンス推 進 本 部 の聴 取 で不 正 について知 らないと答 えた人 物 に、佐 藤
教 授 が事 実 関 係 を問 い合 わせると、聴 取 された記 憶 はないと答 えた。さらに、時 期 を
指 定 して電 話 等 がなかったかを尋 ねると、そう言 えば別 件 で電 話 があったときに、ちら
っと聞 かれたがまったく意 図 がわからなかったので知 らないと答 えたとのことであった。
平 成 26年 5月 22日 に佐 藤 教 授 がこれを指 摘 すると岸 本 人 事 部 長 は、「調 査 してい
ることを悟 られないように言 ったのだと思 う。そういうことを言 ってるのはたった一 人 なん
でしょ?」と、不 正 の有 無 は多 数 決 で決 め無 視 しようとするかのような問 題 発 言 。その
後 、佐 藤 教 授 が別 の人 物 に連 絡 を取 ると、つくばでTriPHEMOSを使 ったかどうか
は聞 かれたが、不 正 については特 に聞 かれておらず、自 分 はもう関 係 ないからと語 っ
た。
3 DCGシステムズとの非 違 行 為
①
不 必 要 な仕 様 のFIBの購 入 と放 置
大 塚 ・今 福 チーム長 はDCGと裏 取 引 をし、同 社 しか入 札 できない調 達 仕 様 書 を作
成 した。コンプライアンス推 進 本 部 は内 部 調 査 報 告 書 (平 成 26年 4月 4日 )の中 で次
のように仕 様 を満 たしたのがたまたまDCG一 社 であったと主 張 している。
裏 面 ( シリコン面 ) から加 工 してメタル配 線 層 への接 続 ができることが必 要 である と
考 えられたため、「裏 面 からの加 工 」と「イオンビームでの加 工 と同 時 に加 工 状 況 を光
学 的 に観 察 できること」が求 められていたものである。
当 初 は当 該 2社 が応 札 の意 思 を有 していたと考 えられる。しかしながら、うち1社 の製
品 は上 記 の仕 様 のうち「加 工 と同 時 に加 工 状 況 を観 測 できる」機 能 を有 しておらず、
加 工 と観 測 を交 互 に切 り替 えて行 う機 能 しか有 していなかった。このため、技 術 審 査
においてこの社 の製 品 は不 適 格 となったことから、DCG社 の国 内 代 理 店 のー者 入 札
となったものである
しかし、FIB装 置 は加 工 情 報 を入 力 し自 動 で長 時 間 加 工 を行 うもので、観 測 しなが
ら手 動 で逐 次 操 作 するものではなく、「加 工 と同 時 に加 工 状 況 を観 測 できる」機 能 は、
「裏 面 から加 工 してメタル配 線 層 への接 続 ができること」に特 に必 要 はない。佐 藤 チ
ーム長 はこの密 約 の情 報 をDCGの営 業 と、仕 様 書 の作 成 を依 頼 されたLSIが専 門 で
ない企 業 から出 向 の研 究 員 の双 方 から聞 いており、事 前 情 報 の通 り2億 円 でDCGの
一 社 落 札 となった。つまり、仕 様 を満 たしたのがDCG一 社 だったのではなく、DCG一
社 が落 札 できる仕 様 を作 成 したことが事 実 であり、コンプライアンス推 進 本 部 はDCG
一 社 落 札 の原 因 である調 達 仕 様 書 に記 載 の「加 工 と同 時 に加 工 状 況 を観 測 できる」
機 能 の必 要 性 を一 切 説 明 できていない。
このように研 究 に不 可 欠 という機 能 を有 したFIBであるがなかし,つくばに設 置 され
た平 成 22年 初 頭 から東 日 本 大 震 災 で破 損 するまでの1年 数 ヶ月 ,図 6の使 用 記 録
にあるように立 ち上 げとトレーニングの他 ,練 習 の加 工 が一 回 行 われただけでまったく
利 用 されていないことがわかる。
図 6 FIB使 用 記 録
これに対 して平 成 23年 11月 15日 の第 二 回 調 査 報 告 書 は下 記 のように、1回 の実
験 で十 分 と主 張 した。
FIB使 用 記 録 簿 では、トレーニングを含 めて、実 験 目 的 で使 用 されていることを確 認
しました。使 研 究 開 発 では、1回 の実 験 で必 要 なデータを取 得 できる場 合 もあり、実
験 の回 数 が重 要 ではありません。
DCGを含 めFIBを保 有 し時 間 貸 し(数 ~数 十 万 円 のオーダー)を行 うサービスは
あるので、その1回 のために2億 円 で購 入 するなど許 されるものではない。それ以 上 に
おかしいのは、FIBは加 工 装 置 で計 測 装 置 ではないのでデータ取 得 はできない。佐
藤 教 授 がこの点 を含 め、報 告 書 の疑 問 点 に対 する回 答 をコンプライアンス推 進 本 部
に何 度 求 めても連 絡 は一 切 なかった。しかし、蓮 舫 議 員 が再 調 査 を求 めた直 後 の平
成 26年 2月 28日 に、大 川 リスク管 理 室 総 括 主 幹 はFIBに関 してメールで次 のように
回 答 した。
Fib装 置 につき解 析 業 務 が行 われていたとの記 載 は、トライフィーモス装 置 の解 析 業
務 の結 果 を誤 って記 載 したものですので、訂 正 いたします。
これに対 し、佐 藤 教 授 はさらに、本 来 の記 載 すべき文 書 を教 えるよう求 めたがこれ
ま で と 同 様 に 無 視 さ れ た 。 TriPHEMOS の 部 分 を 誤 っ て 記 載 し た と い う が 、
TriPHEMOSは平 成 18年 3月 からに2年 半 の浜 松 で予 備 実 験 の後 につくばで本 実 験
を行 っていたと説 明 しているのであるから、今 になって“トレーニング”を行 う必 要 など
ない。したがって、第 二 回 調 査 報 告 書 の文 章 はFIB使 用 記 録 にあるオペトレ(オペレ
ーショントレーニング)を指 していることは明 白 である。これらのやりとりから、コンプライ
アンス推 進 本 部 は内 部 通 報 をたなざらしにして16ヶ月 まともに調 査 せず、FIBを計 測
装 置 だと思 い込 みいい加 減 な回 答 をし、それを繕 うためさらに矛 盾 を生 じる回 答 をし
てしまっている。このことから、不 正 調 査 の責 務 を放 棄 しただけでなく、回 答 を引 き延
ばして不 正 をうやむやにしようというコンプライアンス推 進 本 部 の意 図 は明 らかである。
平 成 26年 4月 6日 のFACTAとのインタビューにおいて、コンプライアンス推 進 本 部
はFIBは67日 利 用 されたと主 張 を変 えた。しかしその根 拠 は、部 屋 への入 退 出 記 録
から推 察 されるというもので、実 験 ノートや解 析 レポート等 の具 体 的 な証 拠 は一 切 な
いとのことであった。また使 う人 が決 まっていたので、使 用 記 録 簿 への記 入 をやめたこ
とから、FIB使 用 記 録 には1日 の加 工 しか記 載 されていないと説 明 した。数 億 円 の高
額 装 置 を使 う場 合 ,メンテナンスや故 障 時 の対 応 のために利 用 記 録 を残 すのは常 識
である。実 験 記 録 や実 験 ノートなどは何 もないが実 験 したのは間 違 いないと、
TriPHEMOSのときとまったく同 様 の言 い訳 に終 始 している。しかし、平 成 26年 8月 28
日 に開 示 された内 部 調 査 報 告 書 (平 成 26年 4月 4日 )に,通 報 者 への報 告 書 やイン
タビューでは隠 されていた下 記 の記 載 が見 つかった。
保 存 され ている撮 影 データから半 導 体 チップの裏 面 加 工 の作 業 に少 なくとも5日 間
利 用 されていたことを確 認 した。加 えて、当 時 の研 究 員 からのヒアリングにおいて、
「10個 程 度 の半 導 体 チップを加 工 してサンプル作 成 を行 い、実 験 を実 施 した。」と確
認 した。
つまり,入 退 出 記 録 は67日 間 であるが、加 工 が確 認 されたのはわずか5日 間 である。
図 6の使 用 記 録 から、少 なくともオペトレ(チップ加 工 のオペレーショントレーニング)×
3回 ,表 面 加 工 ×1回 の4回 の加 工 があったと考 えられ、他 にも立 ち上 げ以 外 の長 時
間 利 用 が2回 あるので、「保 存 されている撮 影 データ」はこの計 6回 の操 作 によるものと
も考 えられる。なお、いつの撮 影 データかについては一 切 言 及 されていない。もし67
日 間 で10個 程 度 の半 導 体 チップを加 工 したとのであれば、1チップあたり7日 を要 し
たことになり、通 常 は数 十 分 から長 くて数 時 間 の加 工 のFIB装 置 に対 してありえない
数 字 である。状 態 を観 察 しながら同 時 に加 工 できる機 能 が不 可 欠 で、それを満 たし
たのがDCGシステムズ一 社 であったと主 張 しているが、1チップあたり7日 間 つきっきり
で観 察 しながら加 工 したという主 張 は通 らない。
さらに、維 持 費 がかかり使 い道 のないFIBはお荷 物 になり、佐 藤 チーム長 の異 動 先
であるナノエレクトロニクス研 究 部 門 を含 め,複 数 部 門 にFIBの引 き取 りを打 診 したが、
それに応 じるところはなかった。
以 上 の新 事 実 からも研 究 に不 可 欠 なのではなく、浜 松 ホトニクスのTriPHEMOS購
入 と同 じく、DCGシステムズからの購 入 が目 的 であったことは明 白 である。それでいな
がら、様 々な事 実 を隠 し、歪 曲 した理 由 を付 け、不 正 はないとするコンプライアンス推
進 本 部 は倫 理 が欠 如 していると言 わざるを得 ない。
② 共 同 研 究 によるキックバック
大 塚 ・今 福 チーム長 は,平 成 21年 7月 14~16日 に米 DCG systems社 を訪 問 し,
1億 6千 万 円 のLVIの購 入 を独 断 で約 束 。しかし、2-12棟 の施 設 整 備 費 はLVIの
価 格 の半 分 の8千 万 円 程 度 しか残 っていなかった.そこで,DCG社 と共 同 研 究 を結
んで共 同 研 究 費 の代 わりに装 置 等 を提 供 させ、それに対 する追 加 的 支 援 から8千 万
円 をキックバックする密 約 を結 んだ。その一 方 、今 福 ・大 塚 チーム長 は平 成 21年 9月
25日 、RCISの幹 部 に対 して,LVIは共 同 研 究 相 手 のルネサスが欲 しがっており,自
分 たちのアイディアに惚 れ込 んでDCGが共 同 研 究 を申 し込 んできていると説 明 した。
しかし、招 聘 型 研 究 員 としてルネサスから出 向 していた山 梨 研 究 員 は同 年 10月 5日 、
RCISのマネージメントに次 のメールを送 っている。
LVIという装 置 は以 前 DCG社 にFIB装 置 を見 学 に行 った際 に紹 介 を受 けました。その
時 点 で私 としてはセキュリティ評 価 への応 用 に懐 疑 的 な意 見 を述 べました。 大 塚 、
今 福 両 名 で渡 米 。帰 国 後 「買 ってきちゃいました」と説 明 されました。
佐 藤 チーム長 は,DCGの営 業 からの情 報 としてLVIの裏 取 引 を今 井 センター長 に
報 告 し、センター長 は調 達 を止 めると佐 藤 チーム長 に伝 えるが、大 塚 ・今 福 チーム長
そして渡 辺 副 センター長 が勝 手 に調 達 を進 めていた。また調 達 仕 様 書 は、DCGから
提 供 されたLVIのスペックに沿 って作 成 された。そのため不 必 要 に詳 細 な数 字 や、下
記 のように「~とする」ではなく「~となっている」とLVIの説 明 文 であることが明 らかな記
述 が散 見 される。
3-1.レーザーイメージ部
レーザーイメージ部 は,波 長 1064nmのレーザー光 を用 いてLSIチップの回 路 へビ
ームを照 射 し,視 野 内 の任 意 のトランジスタブロックについて,その動 作 状 態 を最 大
周 波 数 500MHz/3dBバンド幅 までの任 意 に選 択 した周 波 数 においてイメージ化 を行
うものである.特 定 周 波 数 で動 作 しているトランジスタブロックを可 視 化 することにより,
視 野 内 のどのブロックで,トランジスタが指 定 した周 波 数 で動 作 しているかが確 認 でき
る.
3-2.試 料 室 部
試 料 室 部 は評 価 対 象 となるLSIチップを据 えるところである.外 部 電 源 ,外 部 波 形
発 生 装 置 などにより動 作 状 態 になったLSIチップボードを保 持 できる機 構 を備 える.ま
た,マニュピレータなどの針 あて装 置 も装 着 できる機 構 となっている.
これの不 正 に対 して、内 部 調 査 報 告 書 (平 成 26年 4月 4日 )には下 のような記 載 が
あり、大 塚 ・今 福 研 究 員 はここでも「記 憶 はない」と述 べている。裏 取 引 がないのであ
れば、「言 っていない」あるいは「約 束 していない」と証 言 するのが普 通 ではないだろう
か。裏 取 引 があるためウソにならないよう「記 憶 にない」としていることは、TriPHEMOS
の不 正 を認 める発 言 の録 音 に対 する言 い訳 と同 じである。
大 塚 研 究 員 、今 福 究 員 は、2009(H21)年 7月 に米 国 のDCG本 社 の研 究 者 を訪 問 し
た際 に、LVIの購 入 を約 束 したという記 憶 はないと述 べている。また、米 国 DCG社 で
応 対 した社 員 も「会 議 において産 総 研 からLVIを購 入 するという話 は出 なかった」と述
べ て い る 。 DCG 日 本 支 社 か ら も 、 「 LVI の 購 入 を 産 総 研 が 約 束 し た と い う 記 録 は な
い。」との点 が確 認 された。
当 時 の研 究 センター長 のヒアリングによれば、センター長 自 身 はLVIの購 入 を反 対 し
たわけではないので、同 研 究 員 が研 究 センター長 の指 示 に反 したという認 識 はないと
の証 言 が得 られた。
関 係 者 からのヒアリ ングや関 係 書 類 に より、2009(H21) 年 9月 以 降 、EBテスター等 の
装 置 と人 材 の提 供 をDCG社 から受 けてLVIを使 用 した共 同 研 究 を行 うことが協 議 さ
れていたのは事 実 で、あると確 認 された。このような共 同 研 究 の協 議 が、LVI 調 達 手
続 と並 行 して進 められたことについては、LVIの調 達 の公 正 性 に疑 念 を生 じさせかね
ない行 為 であったと考 えられたため、契 約 審 査 委 員 会 においてコンブライアンスの観
点 から指 摘 がなされ、共 同 研 究 の手 続 は停 止 された。また、その後 、研 究 センターの
予 算 が不 足 したことからLVIの調 達 も停 止 されたことが確 認 された。
DCG社 との間 で、EBテスター等 の提 供 を受 けつつ共 同 研 究 を行 うことが協 議 されて
いたのは、FIBの仕 様 書 案 が公 表 された7月 14日 の後 の時 期 に当 たると判 断 されるた
め、指 摘 されたような問 題 はないものと考 える。
また、DCG日 本 支 社 に記 録 はないとしているが、裏 取 引 なのであるから記 録 がある
方 が不 自 然 であり、たとえ記 録 があったとしてもそれを提 出 するはずもない。コンプライ
アンス推 進 本 部 これまでと同 様 に、常 に不 正 を隠 そうとする当 事 者 の主 張 を全 面 的
に採 用 していることがわかる。
さらに、共 同 研 究 の裏 取 引 に関 しても「EBテスター等 の装 置 と人 材 の提 供 をDCG
社 から受 けてLVIを使 用 した共 同 研 究 を行 うことが協 議 されていたのは事 実 」と認 め
ている。これは佐 藤 チーム長 がDCGの営 業 から聞 いていた、装 置 等 を提 供 させてそ
れを共 同 研 究 費 と見 なし、それに対 する追 加 的 支 援 でキックバックするという密 約 と
符 合 している。またこの調 査 報 告 書 から、ルネサスの共 同 研 究 と同 様 に、DCG社 員 を
招 聘 研 究 員 として共 同 研 究 費 で雇 用 しようとしていたことも伺 える。さらに当 時 、この
共 同 研 究 が産 総 研 内 でコンプライアンス的 に問 題 と認 識 されていたことまで明 らかに
されている。それでいながら、コンプライアンス推 進 本 部 は、共 同 研 究 の協 議 はFIBの
仕 様 書 案 公 表 後 なので問 題 ないとした。共 同 研 究 の追 加 的 支 援 からLVIの費 用 をキ
ックバックするという不 正 と、FIBの一 社 入 札 の密 約 は別 の案 件 であり、なぜその後 だ
と問 題 にならないのかまったく理 解 に苦 しむ論 理 である。
また、大 塚 ・今 福 チーム長 が渡 米 し米 DCGとLVI購 入 を約 束 してきたことについて、
平 成 26年 4月 25日 のFACTAとのインタビューの中 で福 岡 理 事 は
「山 梨 さんの勘 違 いじゃないですか?止 めたのかもしれないけど、実 際 に買 ってな
いし。」
との発 言 を繰 り返 した。また岸 本 人 事 部 長 は
「もし仮 に買 っていて、そういう話 があったのなら大 問 題 。」
と発 言 。コンプライアンス本 部 は未 遂 も犯 罪 で、処 罰 の対 象 であるという認 識 がない。
大 塚 ・今 福 チーム長 は、今 井 センター長 にLVIはルネサスの要 求 であると説 明 し、
購 入 を認 めさせようとしたが、上 記 平 成 21年 10月 5日 のメールに続 き山 梨 研 究 員 は、
同 年 10月 8日 に、共 同 研 究 費 をルネサスが必 要 ない装 置 の購 入 に費 やさないよう、
今 井 センター長 を含 めた複 数 任 意 下 記 のメールを送 っている。その中 に、METIの担
当 者 (TriPHEMOSの不 正 で産 総 研 に監 査 を入 れた下 里 課 長 と思 われる)が、産 総
研 の不 正 をほのめかす発 言 をしていることまで書 かれている。
Tri-Phemosの今 後 の運 用 費 をふくめ、共 同 研 究 費 が見 込 まれているとすれば共 同
研 究 参 加 企 業 の合 意 がある程 度 必 要 と考 えます。
少 なくとも、ベーシックな解 析 装 置 も1年 がかりでやっとそろうかどうかという状 況 で、連
日 小 平 に出 張 している中 、Tri-PhemosやLVIといった夢 の研 究 に費 やすリソースも予
算 も検 討 できません。
現 在 METIの公 募 に 対 してMETIとルネサスが会 話 しているという状 況 自 体 、若 干 違
和 感 を覚 えずにはいられませんが、METIサイドでは今 回 のプロジェクトについてAIST
(RCIS)が何 をしたいのかが一 切 見 えないと言 っているようです。(ルネサスがどうした
いかではなくRCISが)
*口 の悪 いMETIの担 当 者 からはAISTは努 力 もせずに共 同 研 究 費 で 自 分 の懐 を肥
やそうとしているだけでしょう、などと聞 いています。
これらの事 実 に加 えて、佐 藤 チーム長 は研 究 費 のキックバックに関 するDCG営 業 と
の電 話 での会 話 を録 音 している。佐 藤 チーム長 は外 部 の人 との会 話 も保 険 のために
録 音 しているが、これまでどこにも提 出 していない。しかし、DCG営 業 とのキックバック
の裏 取 引 の会 話 の録 音 があることはコンプライアンス推 進 本 部 に伝 えており、これを
提 出 したらどうするかを尋 ねたところ、岸 本 人 事 部 長 は「仮 定 の話 には答 えられない」
と返 答 した。DCGの営 業 はLVIの調 達 が止 まった後 すぐに退 社 している。よって録 音
を提 出 したとしても、当 人 と連 絡 が取 れないので発 言 の真 意 がわからないと逃 げること
は間 違 いないと考 え、佐 藤 教 授 は現 在 もその録 音 を渡 していない。
不 正 が行 われていた当 時 の録 音 やメールは、不 正 の当 事 者 に記 憶 がない、真 意 が
わからない、勘 違 い、など全 て否 定 するコンプライアンス推 進 本 部 の体 質 は極 めて悪
質 であり、断 罪 されるべきである。
4 東 京 センチュリーリースとの非 違 行 為
① 帯 電 防 止 仕 様 実 験 用 デスクの偽 装 工 作
RCISのオフィスが平 成 20年 に秋 葉 原 ダイビル11階 から10階 に移 動 した際 、広 く
なったスペースに入 れる事 務 机 を東 京 CLからリースした。しかし、大 塚 ・今 福 チーム
長 はそれを“帯 電 防 止 仕 様 実 験 用 デスク”と偽 り、経 産 省 委 託 事 業 の研 究 開 発 予 算
から不 正 に支 出 した。さらに経 産 省 の中 間 検 査 をすり抜 けるために,佐 藤 チーム長 が
別 事 業 で開 発 したSASEBOボードや計 測 機 器 等 を上 に置 、実 験 デスクのように偽 装
した写 真 を撮 影 した。図 7はそのうちの2枚 の写 真 である。撮 影 を行 ったのは森 祥 子
事 務 マネージャーと佐 々木 實 チーム長 である。
図 7 帯 電 防 止 仕 様 実 験 用 デスクの偽 装 写 真
この机 は秘 書 の一 角 にあったもので、左 の写 真 では場 所 がオフィスであることがわ
かるロケーションマップの写 っていたため、これを取 り直 している(右 )ことがわかる。ま
たこの撮 影 時 に佐 藤 チーム長 が何 をしているのかを尋 ねたところ、「この事 務 机 は帯
電 防 止 仕 様 実 験 用 デスクという名 目 で経 産 省 委 託 事 業 費 でリースしているので、そ
の偽 装 写 真 を撮 ってるんです。これで佐 藤 さんも共 犯 です。」と佐 々木 チーム長 が話
した。この点 についてコンプライアンス推 進 本 部 は聴 取 しておらず、福 岡 理 事 は平 成
26年 5月 22日 に佐 藤 教 授 に「冗 談 で言 ったんじゃないですか?」と話 している。
平 成 25年 11月 15日 の第 二 回 調 査 報 告 書 では、この偽 装 写 真 について次 のよう
に書 類 上 のチェックだけで済 ませ、偽 装 工 作 については一 言 も触 れていない。
仕 様 書 どおりのものが調 達 されていることにつき、検 収 時 に第 三 者 の検 収 員 が確 認
していることを確 認 しました。
また、写 真 については、外 部 資 金 の検 査 時 の参 考 写 真 として当 該 デスクのサイズ感
がわかるように撮 影 され、検 査 時 に提 示 されたものであることを確 認 しました。
佐 藤 教 授 はこの点 を含 めて説 明 の場 を何 度 も求 め質 問 状 を出 すが,コンプライア
ンスは次 の返 答 のみで完 全 無 視 を決 め込 んだ。
内 部 通 報 受 付 管 理 者 です。
当 方 といたしましては、貴 殿 からの通 報 に対 し、幅 広 い所 内 関 係 者 への確 認 作 業 を
経 て、先 般 の調 査 結 果 を取 りまとめたところです。 以 上 、念 のため、再 度 ご連 絡 申 し
上 げます。
しかし,平 成 26年 2月 21日 に蓮 舫 議 員 が経 産 省 に再 調 査 を求 めるとコンプライア
ンスの態 度 は一 変 。すぐに面 談 したいと電 話 を受 けた佐 藤 教 授 は、帯 電 防 止 仕 様 実
験 用 デスクについては、確 認 した写 真 とリース契 約 の資 料 を持 参 するようリクエスト。2
月 28日 に福 岡 理 事 と大 川 総 括 主 幹 は佐 藤 教 授 を訪 問 するが、調 査 報 告 書 の説 明
ではなく,自 分 たちはよくわからないので逆 に説 明 を聞 きたいと話 し、佐 藤 教 授 はこれ
まで何 度 も繰 り返 した不 正 の説 明 を二 人 に対 して行 う。佐 藤 教 授 が約 束 のデスクの
写 真 を求 めるとそのようなものはなく、調 査 報 告 書 の文 章 の趣 旨 は、「中 間 検 査 では
写 真 を確 認 したということを確 認 した。」という意 味 で、写 真 を確 認 したわけではなく誤
解 を生 む表 現 であったと苦 しい言 い訳 を行 った。また4月 8日 のFACTAのインタビュー
では、当 時 の担 当 者 は覚 えておらず、確 定 検 査 資 料 の中 に写 真 がないことを確 認 し
たとまた話 が変 わる。
定 価 で一 台 5万 円 弱 からの内 田 洋 行 社 製 の事 務 机 のリース代 合 計 が、図 8にある
ように何 故 527万 円 もするのかとの質 問 には,単 品 ではなく棚 や椅 子 等 のセットだから
と説 明 。その資 料 を大 川 総 括 主 幹 が取 り出 そうとすると,福 岡 理 事 が制 止 する。また
セットであるなら,第 二 回 調 査 報 告 書 で「デスクのサイズ感 がわかるように撮 影 され」と
述 べ、偽 装 写 真 にもデスクの一 部 しか写 っていない事 実 と矛 盾 する。
図 8 帯 電 防 止 仕 様 実 験 用 デスクのリース計 画
FACTAとのインタビューにおいて福 岡 理 事 は、「研 究 者 を地 べたに座 らせるわけに
はいかないので、デスクと椅 子 が必 要 。実 験 用 ではなく研 究 用 としてリースした。」「佐
藤 さんをはじめ他 の研 究 者 の方 々が使 っていた。」と述 べたが、佐 藤 チーム長 はその
ような机 の存 在 を認 識 しておらず、またそれは委 託 事 業 内 での利 用 に限 定 されるの
で、事 業 に関 係 ない人 の使 用 も禁 止 されるはずである。
さらに「偽 装 写 真 と言 われるものは、佐 藤 さんをはじめ他 の研 究 者 の方 々が使 って
おり,いろいろ物 が置 いてあったので机 のイメージを撮 るには適 切 ではなかったため、
同 じ型 番 の事 務 作 業 用 にリースしていた別 のデスクを撮 影 したと。」福 岡 理 事 は説 明
を続 けた。それならば何 故 、佐 藤 チーム長 の装 置 を上 に載 せて実 験 机 に見 せかけた
写 真 が必 要 なのか、何 も載 せていない机 のイメージを撮 るべきではないのか。これに
対 しては、実 験 用 デスクとしても使 えることを示 すためと答 えた。つまり、研 究 者 が研
究 用 に使 っているので好 ましくないイメージだったので、経 産 省 には“帯 電 防 止 仕 様
実 験 用 デスク”として請 求 するため実 験 用 デスクのような写 真 を撮 影 したということに
なり、これはまさに偽 装 そのものである。
同 じ型 番 だからと納 品 されたものではない机 の写 真 を撮 り,納 品 確 認 とするのは問
題 ではないのか、それが許 されるなら納 品 されていなくても、別 の物 を撮 影 することで
検 収 を通 すこが許 されてしまうではないかとの質 問 に、産 総 研 コンプライアンスは何 が
問 題 なのかとした。そもそも納 品 検 査 用 の写 真 は,納 品 された時 にそれらを単 体 で撮
影 すべきであり、他 の物 と一 緒 のイメージ写 真 を撮 るなどということは常 識 としてあり得
ない。
このように数 百 万 円 の税 金 を投 じた研 究 用 デスクは、リース終 了 後 に買 い上 げられ
たが、平 成 23年 3月 にRCISが秋 葉 原 からつくばに移 転 した際 ,オフィススペースが狭
くなったため、その多 くをすぐに廃 棄 処 分 にしている。
このようなデタラメな手 続 きによる国 費 の不 正 流 用 と浪 費 を、コンプライアンス本 部
は追 及 するどころか、不 正 者 側 に立 って擁 護 するという許 されざるべき行 為 に及 んで
いる。
② 予 算 措 置 のない裏 取 引 による複 数 年 契 約
帯 電 防 止 仕 様 実 験 用 デスクを含 むリース契 約 は、平 成 20年 度 と21年 度 の経 産
省 新 世 代 (2)の中 で行 われたが、委 託 事 業 の契 約 は単 年 度 であり、複 数 年 度 に渡 る
リースはできない。しかし、今 後 も経 産 省 の委 託 事 業 はRCISに落 ちて来 ると考 えてい
た大 塚 ・今 福 チーム長 は、東 京 CLに他 社 が落 札 できない3年 リース時 の単 年 の金 額
で入 札 させた。コンプライアンス推 進 本 部 は裏 の3年 リース契 約 について、計 画 を立
てただけで裏 取 引 はないと否 定 。しかし、6.5億 円 の経 産 省 回 路 セキュリティ事 業 を
ECSECが受 託 したため、自 転 車 操 業 ができなくなり裏 取 引 による借 金 を含 め、RCIS
は大 きな借 金 を負 うことになる。図 9は平 成 22年 3月 9日 のRCIS幹 部 ミーティングで
出 された22年 度 の予 算 執 行 計 画 で、1億 2,600万 円 の赤 字 が見 込 まれている。
図 9 RCISの平 成 22年 度 の赤 字 見 込
この借 金 を減 らすため、チームの活 動 費 (交 通 費 なども全 て含 む)をゼロにし,非 正
規 の研 究 員 解 雇 といった議 論 まで行 われた。その一 方 で図 10に示 したように、福 岡
理 事 が研 究 員 を雇 うには地 べたに座 らせるわけにはいかないと説 明 した研 究 用 デス
クは、研 究 員 を解 雇 してもリース(72万 円 /年 )の継 続 が必 要 という状 態 にあり、これは
複 数 年 リースの裏 取 引 があったからに他 ならない.
図 10 裏 取 引 により削 ることのできない予 算
1,200万 円 という大 きなTriPHEMOSの維 持 費 も削 られていないが、工 事 を請 け負
わせる約 束 で実 験 室 の再 設 計 をタダでさせながら、他 企 業 が工 事 を落 札 して被 害 を
受 けた沖 エンジニアリングへ補 償 と見 られる。大 塚 ・今 福 チーム長 がICカードの評 価
に 極 め て有 用 だ と 2億 も の 巨 費 を投 じ たTriPHEMOSの 維 持 費 に は 、 200%の 追 加
的 支 援 がついているルネサスのICカードのセキュリティの共 同 研 究 費 を充 てるのが常
識 的 な考 えである。しかし、ルネサスはマッチングファンドのキックバックの約 束 のもと
共 同 研 究 を結 んでいるので、その予 算 は聖 域 化 し手 を付 けることができないでいた。
③ リース品 の持 ち帰 り
評 価 施 設 構 築 の一 環 としてリースしたはずの実 験 装 置 を,ルネサスに持 ち帰 らせ
るという裏 取 引 があるとの指 摘 に対 し、内 部 調 査 報 告 書 (平 成 26年 4月 4日 )では下
記 のように、安 く持 ち帰 った可 能 性 があると裏 取 引 を認 めるかに見 える記 述 がある。し
かしそれは、レンタル事 業 者 とルネサスの間 の話 であり、産 総 研 は関 係 ないと片 づけ
ている。リース品 持 ち帰 りによる利 益 供 与 の裏 取 引 と符 合 するこの文 章 は、外 部 への
第 三 回 調 査 報 告 書 (平 成 26年 5月 22日 )からは削 除 され、口 頭 での説 明 もない。こ
こでも、まずい事 実 は隠 そうというコンプライアンス推 進 本 部 の意 図 がはっきりと読 み
取 れる。
レンタル事 業 者 においては、前 述 のとおり、産 総 研 が購 入 しなかつたレンタル期 間 終
了 後 のレンタル品 の処 分 は自 由 であつたが、ルネサスに販 売 する場 合 は、迅 速 な処
分 が可 能 となることや品 質 保 証 、メンテナンス等 の費 用 が不 要 であることから、安 価 に
販 売 することが可 能 であるため、結 果 的 に安 価 で販 売 された可 能 性 はあるが、価 格
を含 めた取 引 条 件 は、レンタル事 業 者 とルネサスの契 約 によって決 定 されたものであ
る。
5 不 正 隠 蔽 と操 作 妨 害
① 第一回調査
RCISの組 織 ぐるみの不 正 の内 部 通 報 に対 し,産 総 研 コンプライアンスは図 11の組
織 図 に示 したように、そのRCISを監 督 する立 場 の金 山 理 事 と松 井 副 研 究 統 括 を中
心 とする不 正 調 査 チームを組 織 した。松 井 副 統 括 は内 部 通 報 を行 った佐 藤 チーム
長 に、裏 取 引 は証 拠 がないから何 の問 題 もない、私 と金 山 理 事 は不 正 調 査 をディフ
ェンドする立 場 だ、和 を乱 したあなたは処 分 の対 象 だ、などと圧 力 をかけて隠 ぺいを
図 った。佐 藤 チーム長 はそれを録 音 し、第 二 回 調 査 でコンプライアンスに提 出 したが、
コンプライアンスは弁 護 士 と相 談 したが発 言 内 容 はパワハラでも不 正 隠 蔽 でもないと
否 定 した。
図 11 第 一 回 調 査 時 の組 織 図
産 総 研 は平 成 19~20年 度 に特 許 生 物 寄 託 センターの不 正 やナノテクノロジー研
究 部 門 等 の業 者 への預 け金 の問 題 が発 覚 。その後 も続 いていたRCISの桁 違 いの不
正 は問 題 があまりに大 きいため、佐 藤 チーム長 は証 拠 を全 て提 出 する前 に解 決 策 を
考 えるようコンプライアンス推 進 本 部 に要 求 した。しかし半 年 間 連 絡 がなく、平 成 23
年 1月 21日 に松 井 副 統 括 から不 正 隠 ぺいの圧 力 を受 け、その3日 後 の1月 24日 に、
佐 藤 チーム長 は下 記 のように不 正 疑 惑 はコミュニケーション不 足 が生 んだ誤 解 である
と締 めくくった報 告 書 を受 け取 った。
今 回 の調 査 結 果 等 を踏 まえ、危 機 対 策 チームは、情 報 セキュリティ研 究 センターに
おいて研 究 経 営 、組 織 力 、コンプライアンス、職 員 の間 のコミュニケーション(上 下
間 、横 間 )等 の観 点 において問 題 があり、これが今 般 の非 違 行 為 疑 義 の遠 因 ・背 景
となっているとの結 論 に至 りました。
またこの報 告 書 では、メインの不 正 ではない部 分 での問 題 が指 摘 され、下 記 のよう
に懲 戒 審 査 委 員 会 を開 くことが書 かれている。
なお、当 該 関 係 者 に係 る懲 戒 事 由 にあたる事 実 等 については、人 事 部 に情 報 を提
供 し、懲 戒 審 査 委 員 会 の判 断 に委 ねることとしました。
しかし実 際 には、懲 戒 委 員 会 も開 かれていなかったことなどが4年 後 の第 三 回 調 査
で明 らかになった。このことからも、当 初 より様 々な不 正 のもみ消 しを行 っていたことが
伺 える。
第 1回 目 の通 報 の対 応 において、契 約 職 員 の勤 務 地 に係 る問 題 について、懲 戒 審
査 委 員 会 の判 断 に委 ねると回 答 していたが、実 際 には懲 戒 審 査 委 員 会 の事 務 局 で
ある人 事 部 の判 断 で懲 戒 審 査 委 員 会 の開 催 が行 われなかった。それにも関 わらず、
回 答 内 容 を修 正 し通 報 者 に連 絡 することが行 われていなかった。
② 第二回調査
平 成 24年 7月 に他 部 門 に異 動 した佐 藤 研 究 員 は、松 井 副 研 究 統 括 の不 正 隠 蔽
教 唆 を含 むRCISの不 正 について、録 音 、書 類 、メール等 多 数 の証 拠 を添 付 して2度
目 の内 部 通 報 (正 式 受 理 は8月 1日 )を行 った。佐 藤 研 究 員 は録 音 の要 点 と証 拠 資
料 の対 応 などを数 日 でまとめ、調 査 への積 極 的 な協 力 を申 し出 ていたにもかかわら
ず、コンプライアンス推 進 本 部 は16ヶ月 もの間 通 報 者 に連 絡 をせず、調 査 ・ヒアリング
をまともに行 わず、その後 に出 された第 二 回 調 査 報 告 書 に対 する通 報 者 からの質 問
も無 視 し続 けた。これは下 記 の第 3回 調 査 報 告 書 にも記 されており、「緩 慢 であった」
で片 付 けている。
第 2回 目 の通 報 の対 応 において、追 加 的 に提 出 された資 料 を踏 まえ、本 来 行 うべき
調 査 やヒアリングなどが十 分 に行 われず、通 報 者 への回 答 文 書 においても一 部 に内
容 が不 正 確 なものがあった。
第 2回 目 の通 報 に係 る通 報 者 への回 答 に際 し、所 内 規 程 上 必 要 な理 事 長 への事 前
の報 告 が行 われず、事 後 報 告 となっていた。
また、第 2回 目 の通 報 については、大 量 の記 録 や文 書 が提 出 されたという事 情 はある
が、回 答 までに1年 4ヶ月 の期 間 を要 したことは緩 慢 であったと考 えられる。
また、平 成 23年 10月 6日 に、松 井 副 研 究 統 括 から電 話 で再 び不 正 隠 蔽 の圧 力
を受 けた佐 藤 チーム長 は、この会 話 を録 音 し提 出 した。しかし、第 二 回 調 査 報 告 書
はそのことには何 も触 れず、副 統 括 の不 正 隠 蔽 に関 しては次 の記 載 だけであった。
御 指 摘 の資 料 については、元 副 研 究 統 括 は貴 方 から提 出 を受 けていたことを確 認 し
ました。しかしながら、その資 料 の提 出 を受 けた時 点 は、平 成 23年 1月 の内 部 通 報
最 終 調 査 結 果 の通 知 後 であったため、元 副 研 究 統 括 は精 査 するべき対 象 とは認 識
していなかったものです。
しかし、蓮 舫 議 員 の要 請 による調 査 によって、平 成 26年 5月 15日 にRISEC部 門
長 となっていた松 井 俊 浩 は懲 戒 処 分 となり、部 門 長 を解 任 された。しかし、コンプライ
アンス推 進 本 部 は内 部 通 報 者 である佐 藤 教 授 に不 正 隠 蔽 でもパワハラでもないこと
は弁 護 士 と相 談 して確 認 した、処 分 について説 明 の義 務 はないと伝 えた。下 記 は、
情 報 開 示 請 求 によって入 手 した松 井 俊 浩 に対 する懲 罰 委 員 会 における、電 話 の録
音 を書 き起 こした資 料 の一 部 抜 粋 である。これが不 正 隠 蔽 でないとするコンプライア
ンス推 進 本 部 こそ、不 正 隠 蔽 を推 進 していることは明 白 である。
副 統 括 :送 ってもらった物 はちょっと見 ましたけれども、あんなものは大 した物 ではない
と思 いますけれどもね。
副 統 括 :法 に触 れることは何 もしていない.処 分 になることはしてないと思 ってますよ。
不 都 合 なことがあったのは知 ってますが、裏 取 引 があったってそれは何 の問 題 もない
し。
S
氏 :裏 取 引 があって問 題 がないことじたいがちょっとおかしいしと思 うんですよ。
副 統 括 :何 の証 拠 もないんだから。何 も障 害 になっていないんだから問 題 じゃないで
すよ。
S
氏 :分 からなければいいといっていますよね。
副 統 括 : 結 果 的 に は そう かも 知 れ ま せ ん ね 。 それ は 、 私 に は 分 かりよ う が ない ん だ か
ら。
S
氏 :それに対 して、私 はいろんな所 からメールをもらっているのでちゃんと履 歴 が
ありますよと話 しをしております。
副 統 括 :だからそれは、コンプラ本 部 にだしたでしょ。コンプラ本 部 とか監 査 室 と かに
出 したんでしょ。
S
氏 :出 していないです。それは個 人 名 が入 っていますし、相 手 の企 業 もあるので
だしていません。私 の見 た目 のことしか出 していなくて、実 際 に証 拠 となるようなものと
かは出 していないです。
副 統 括 :もういいよ。もう終 わったんだから。見 たくもないわけだからそんなもの。
副 統 括 :あなただけは、チームリーダーにまだしてやっているわけですよ。
S
氏 :何 で私 が処 分 されるんですか。
副 統 括 :こういう問 題 起 こしている訳 じゃないですか。
S
氏 :起 こしたのはわたしじゃなくて、私 は止 めようとしたんですよ。
副 統 括 :そうじゃなく、もめ事 をおこしているといってんの。
S
氏 :もめ事 じゃなくて、不 正 をやっている人 達 を止 めようとしたのがもめ事 なんです
か.
副 統 括 :止 めて良 いですよ。それは止 めて良 いですよ。そのことは怒 っていません
よ。・・・結 束 、和 を乱 しているじゃないですか。
S
氏 :結 束 を乱 しているというのは、それは不 正 とか変 なことをしている人 達 を注 意
するのが和 を乱 すといっているのですか。
副 統 括 :それは一 向 に構 いませんよ。その後 のことを言 っているんですよ。
副 統 括 :借 金 がでてきたものは・・払 わなければなければないだから、・・しょうもない話
しですよ。
S
氏 :しかも、しかも、聖 域 化 しているプロジェクトが、聖 域 化 しているプロジェクトが
不 正 の 裏 取 引 が あっていく ら払 うから来 てくれと か、そうい うことを言 っているの で、
手 をつけられないんですよ。わかりますか。
副 統 括 :わかる気 もないですよ。別 に、インセンティプを使 うことに関 しては何 も問 題 な
いと言 っているだけですよ。
副 統 括 :センターの中 の問 題 を言 っているだけで、それは、私 にも任 命 責 任 はあった
と思 いますよ。
S
氏 :監 督 責 任 もありますよね。
副 統 括 :監 督 責 任 もありますけども、わかんなかったわけだから、あなたがその問 題 を
起 こすまでは何 もなかったわけですし、
S
氏 :私 が起 こしたんじゃなくて、
S
氏 :それはそちらの都 合 で、理 事 長 が一 声
副 統 括 :なあにそれ。・・・ってなわけ。
S
氏 :そうですよ。
副 統 括 :こちらの勝 手 より、そっちの勝 手 を優 先 させろと言 っているわけね、
S
氏 :ベースになっているのが、不 正 だからですよ。不 正 を何 とも思 わない人 達 だか
らですよ。
副 統 括 :伺 とも思 わないなんてことはないですし。不 正 は基 本 的 にはなかったわけなん
で、・・・誰 が言 って・・
S
氏 :ないわけないじゃないですか。あそこに書 いてあるのは私 の妄 想 だとおっしゃ
るんですか。
副 統 括 :ルネサスは物 を売 って儲 けたんでしょ。文 句 言 うわけないじゃないですか。
S
氏 :違 います。彼 らは、もっと、200%つきましたよね、インセンティプが。そのために
もっと、金 を出 せと。金 を持 ってこいといって出 させて、それで足 りない分 は、経 産 省
の委 託 事 業 が落 ちてくるからそれで、あんたんところのツールを買 うよと、いったわけで
すよ。ところが、それがECSECに取 られてしまって、どうにもならなくなったんですけれ
ど も 、 経 産 省 は 、 ル ネ サ ス が こ の 事 業 か ら 抜 け る と 言 わ れ たの で、 仕 方 が なく な っ て
ECSECに買 わせたんですよ。そういうひどいこと一 杯 しているんですよ。で、他 にもで
すね
副 統 括 :ま、ひどいことかもしれんけども、別 に、それは罪 にも何 にもならんわね。まあ、
それは悪 かったね、っていうか、・・・場 合 によっては
S
氏 :・・取 引 とか、事 前 に契 約 とか通 さないで、口 約 束 で、口 約 束 も契 約 ですよ。
副 統 括 :いや。そんな物 証 拠 残 らない
S
氏 :証 拠 に残 らないって、ルネサスは
副 統 括 :・・・摘 発 するわけにいかんじゃないですかそんなもの。
S
氏 :ですから、彼 らも堀 さんも、片 下 さんもセキュリティはやりたくないと、ここは出
て行 きたいということを言 っているわけで
副 統 括 :それは、あなたが洗 脳 したんでしょ
③ 第三回調査
このような状 況 を踏 まえ、平 成 25年 12月 3日 に佐 藤 教 授 は、経 産 省 産 総 研 室 に
産 総 研 コンプライアンスの不 正 隠 ぺい工 作 について告 発 するが、不 正 は産 総 研 内 部
の問 題 であるから当 事 者 で解 決 すべき、とされ事 態 は進 展 しなかった。
しかし平 成 26年 2月 21日 に蓮 舫 議 員 が,経 産 省 に対 し産 総 研 の不 正 疑 惑 につ
いて調 査 を要 求 したことで再 び調 査 (経 産 省 の平 成 21年 4月 の監 査 も含 めると4回
目 の調 査 )が始 まった。これに対 して松 井 部 門 長 は調 査 に協 力 するどころか、「また佐
藤 が暴 れ出 した。佐 藤 とコンタクトしたら、お前 たちをスパイと見 なす。」と部 門 内 に箝
口 令 を敷 く。平 成 26年 2月 26日 、佐 藤 教 授 に元 部 下 は個 人 の携 帯 電 話 から「オフィ
スの電 話 もメールも監 視 されていると思 ってください。」と連 絡 をした。なお平 成 25年 1
月 には、松 井 部 門 長 は元 部 下 の部 屋 に監 視 カメラを設 置 している。これに対 して福
岡 理 事 は、「今 は録 画 を止 めている」(平 成 26年 2月 28日 )→「セキュリティの研 究 と
いう性 格 上 全 ての部 屋 にカメラを設 置 している」(同 年 4月 5日 )→「全 ての部 屋 に設
置 したというのは間 違 い」(同 年 5月 22日 )と、発 言 を二 転 三 転 させている。
下 記 はこの件 に関 する内 部 調 査 報 告 書 (平 成 26年 4月 4日 )で、「佐 藤 とコンタクト
したら、お前 たちをスパイと見 なす。」と伝 えたものが、「通 報 者 と連 絡 を取 るな」との発
言 となり、外 部 への調 査 報 告 書 (同 年 5月 22日 )では「連 絡 の取 り方 に関 する発 言 」
とさらにあいまいな表 現 にしている。また、しかも特 許 出 願 の取 り扱 いについてのこと
であれば、元 上 司 との連 絡 を禁 止 する必 要 があるはずもなく、まったく説 明 にならない
苦 しい言 い訳 をしている。
一 方 、「通 報 者 と 連 絡 を取 るな」との発 言 については、松 井 部 門 長 は、海 外 特 許
出 願 の扱 いについて述 べたものであるとしており、その発 言 を聞 いた者 に確 認 したと
ころ、当 該 発 言 は海 外 特 許 出 願 の扱 いに関 する発 言 であったと受 け止 めているとの
証 言 であった。
以 上 を踏 まえると 、松 井 部 門 長 の 発 言 は 通 報 者 の 受 け 止 めとは 異 なった意 図 で
行 われた可 能 性 があるが、通 報 者 との会 話 における一 連 の発 言 は、ハラスメントない
しは不 正 の容 認 または隠 ぺいと通 報 者 に受 け止 められ、また、一 般 的 にもそのように
認 識 される可 能 性 がある表 現 であり、不 適 切 なものであったと考 えられる。
佐 藤 教 授 から情 報 提 供 を受 けたFACTAは、平 成 26年 4月 3日 に産 総 研 に質 問
状 を送 付 し文 章 での回 答 を求 めるが、文 章 では真 意 が伝 わらないとコンプライアンス
推 進 本 部 は弁 護 士 を出 席 させた上 で,同 年 4月 8日 に福 岡 理 事 が口 頭 で回 答 。疑
義 は感 情 のもつれから佐 藤 チーム長 が言 いがかりをつけたことによる、研 究 成 果 は出
ているが研 究 の性 格 上 一 切 公 表 できないなど、不 正 は事 実 誤 認 と繰 り返 し,時 間 切
れとなる。また福 岡 理 事 は、不 正 の根 拠 もないのに 「裏 取 引 は問 題 ない.不 正 の証
拠 など見 たくない」といった,副 統 括 の言 葉 尻 を一 語 一 句 とらえるのはいかがなものか
と逆 にFACTAを非 難 した、しかし産 総 研 側 こそ不 正 を否 定 する証 拠 を示 さず、不 正
の当 事 者 らが覚 えていない、記 録 がないという以 上 の説 明 はなかった。
同 年 4月 25日 にファクタが産 総 研 に再 インタビューを行 うが、コンプライアンス推 進
本 部 は文 書 での回 答 を再 度 拒 否 し、福 岡 理 事 同 席 した佐 藤 教 授 の質 問 すら遮 ろう
とする。コンプライアンス推 進 本 部 は全 ての疑 惑 を否 定 するが、不 正 の告 白 や隠 ぺい
強 要 の録 音 は本 人 が覚 えていない、不 正 を認 める発 言 があるからといって不 正 があ
ったとは判 断 できない、メールは出 した人 の勘 違 いなど根 拠 に欠 け,不 正 を否 定 する
物 証 は何 も示 されない。当 事 者 と佐 藤 教 授 を対 峙 させるべきとのFACTAの提 案 に
は、内 部 通 報 ではそのようなことはしないと拒 否 。内 部 通 報 の域 を超 えており、第 三
者 委 員 会 を立 ち上 げるのが普 通 ではないかの要 求 にも応 じず、またも時 間 切 れとな
った。
このため、FACTAがインタビューを通 じて佐 藤 教 授 と 対 立 したコンプライアン ス推
進 本 部 に、双 方 の主 張 をまとめた対 比 表 を送 付 したが確 認 ・修 正 の要 求 は無 視 され
た。
第5 結論
上 記 の経 緯 及 び、それに付 随 する様 々な証 拠 により、RCISにおいて数 々の非 違 行 為
が行 われてことが明 らかなのにもかかわらず、被 告 発 人 らは不 正 を追 及 する立 場 にありな
がら、その責 務 に反 したばかりでなく、逆 に立 場 を利 用 して内 部 通 報 者 に圧 力 をかけ、不
正 の隠 蔽 を画 策 し、形 ばかりの調 査 を4回 も繰 り返 し、RCISの非 違 行 為 が公 訴 時 効 とな
るよう5年 にもわたり引 き延 ばした行 為 は極めて悪 質 であり、いかなる理 由 を持 っても正 当
化 できるものではない。これにより、公 的 機 関 の研 究 不 正 の問 題 が大 きな社 会 問 題 となる
中 、良 識 ある研 究 者 を含 めた産 業 技 術 総 合 研 究 所 全 体 の信 用 を大 きく失 墜 させ、経 済
産 業 省 および文 部 科 学 省 の委 託 事 業 制 度 の信 頼 も損ない、産 業 技 術 総 合 研 究 所 に34,
710,891円 の国庫返納による金銭的被害を与えたことにも鑑み、被告発人の背任行為
を告発し、本 告 発 事 実 について、 早 急 に捜 査 を遂 げた上 、厳 正 な処 分 を行 うことを求
めるものである。
第6 添付資料
証 拠 1 第 一 回 調 査 報 告 書 (平 成 23年 1月 24日 )
証 拠 2 第 二 回 調 査 報 告 書 (平 成 25年 11月 15日 )
証 拠 3 第 二 回 調 査 報 告 書 に対 する質 問 状 (平 成 25年 11月 28日 )
証 拠 4 内 部 報 告 書 (平 成 26年 4月 4日 )
証 拠 5 第 三 回 調 査 報 告 書 (平 成 26年 5月 22日 )
証 拠 6 第 52回 懲 戒 審 査 委 員 会 資 料 (平 成 26年 5月 12日 )
証 拠 7 平 不 正 疑 惑 に対 する双 方 の主 張 (平 成 26年 5月 22日 )
証 拠 8 FACTA-産 総 研 インタビュー(平 成 26年 4月 4日 )
証 拠 9 FACTA-産 総 研 インタビュー(平 成 26年 4月 22日 )
証 拠 10 FACTA6月 号 記 事 (平 成 26年 5月 20日 )
第7 告発人目録
〒あああーああああ
あああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああ
電 話 番 号 あああああああああああ
以上