関連資料 - 京都市

広 報 資 料
平成26年1月20日
(経 済 同 時 )
産
業
観
光
局
(担当:商工部伝統産業課 222-3337)
京都市伝統産業技術後継者育成資金の交付対象者募集について
京 都 市 で は , 伝 統 産 業 に携 わ る 若 手 技 術 後 継 者 の確 保 と 養 成 を 目 的 に, 技 術 習 得 の た
めの資 金 を交 付 する「京 都 市 伝 統 産 業 技 術 後 継 者 育 成 制 度 」を実 施 しています。
この度 , 京 都 市 指 定 の伝 統 産 業 製 品 7 3品 目 ( ※近 日 中 に74 品 目 に変 更 予 定 ) に携 わる
若 手 技 術 後 継 者 を対 象 にした,平 成 26年 度 の後 継 者 育 成 資 金 の交 付 について, 次 のとお
り募 集 しますのでお知 らせします。
1 対 象 者
京 都 市 内 で伝 統 産 業 製 品 (京 都 市 伝 統 産 業 活 性 化 推 進 条 例 に基 づき
京 都 市 が指 定 している73品 目 【(※近 日 中 に74品 目 に変 更 予 定 )】)の制
作 に携 わる若 手 技 術 後 継 者 で以 下 の要 件 を全 て満 たす方 。
(平 成 26年 4月 1日 を基 準 日 とします。)
・事業所等に雇用されており,伝統産業の技術を継承する従業者
・従 事 期 間 が2年 以 上 10年 以 下
・年 齢 44歳 以 下
・基 本 給 月 額 18万 円 以 下
・勤 務 先 従 事 者 数 が20人 以 下
・京 都 市 内 の事 業 所 に勤 務 する方 で,将 来 原 則 として京 都 市 内 において,
伝 統 産 業 に従 事 する意 思 のある方
・その他 類 似 の資 金 を受 給 されていない方
2 交付期間
平 成 26年 度 ~27年 度 (27年 度 分 については再 度 審 査 を行 います。)
3 募集人数
約 15名
4 選
受 付 終 了 後 ,書 類 審 査 ・現 地 調 査 ・面 接 審 査 を経 て,京 都 市 伝 統 産 業
考
活 性 化 推 進 審 議 会 審 査 選 考 部 会 において交 付 対 象 者 を決 定 します。
5 申請方法
所定の申 請 用 紙 (申 請 書 ,推 薦 書 等 )を京 都 市 産 業 観 光 局 商 工 部 伝 統
産 業 課 に直 接 持 参 されるか,若 しくは郵 送 で受 付 期 間 内 に提 出 してくださ
い 。 申 請 用 紙 は , 京 都 市 産 業 観 光 局 商 工 部 伝 統 産 業 課 内 にあり ま す 。 以
下 のホームページからもダウンロードできます。
http : //www.ci ty.kyoto .lg.j p/sankan/page/00000 81676.html
6 受付期間
平 成 26年 2月 3日 (月 )~2月 28日 (金 )(必 着 )
7 交付金額
2年 間 で上 限 40万 円 を交 付 (1年 の限 度 額 は20万 円 )
※育成資金の交付に当たっては,京都市会で予算が可決されるこ
とが前提となります。
222-3337)
8 問合せ先
京都市産業観光局商工部伝統産業課(
9 そ の 他
後 継 者 育 成 制 度 等 の資 金 受 給 者 を対 象 とした交 流 組 織 「京 の伝 統 産
業 わかば会 」において,若 手 技 術 者 の技 術 習 得 に資 する講 習 会 ,研 修 会
等 を実 施 しています。
(参 考 京 都 市 指 定 の伝 統 産 業 製 品 73品 目 )【(※近 日 中 に74品 目 に変 更 予 定 )】)
業種
№
№
業種
業種
№
1
西陣織
26
北山丸太
51
京和傘
2
京鹿の子絞
27
京版画
52
截金
3
京友禅
28
京袋物
53
嵯峨面
4
京小紋
29
京すだれ
54
尺八
5
京くみひも
30
京印章<印刻>
55
三味線
6
京繍
31
工芸菓子
56
調べ緒
7
京黒紋付染
32
京竹工芸
57
茶筒
8
京仏壇
33
造園
58
提燈
9
京仏具
34
清酒
59
念珠玉
10
京漆器
35
薫香
60
能面
11
京指物
36
伝統建築
61
花かんざし
12
京焼・清水焼
37
額看板
62
帆布製カバン
13
京扇子
38
菓子木型
63
伏見人形
14
京うちわ
39
かつら
64
邦楽器絃
15
京石工芸品
40
金網細工
65
矢
16
京人形
41
唐紙
66
結納飾・水引工芸
17
京表具
42
かるた
67
和蝋燭
18
京房ひも・撚ひも
43
きせる
68
珠数
19
京陶人形
44
京瓦
69
京菓子
20
京都の金属工芸品
45
京真田紐
70
京漬物
21
京象嵌
46
京足袋
71
京料理
22
京刃物
47
京つげぐし
72
京こま
23
京の神祇装束調度品
48
京葛籠
73
京たたみ
24
京銘竹
49
京丸うちわ
25
京の色紙短冊和本帖
50
京弓
222 3337
rooms
Di scover Japan
(補足資料)
後継者育成事業について
1
京都市伝統産業技術後継者育成制度
(1)これまでの事務事業の見直し内容
①昭和 42 年度に制定した「京都市伝統産業技術後継者育英制度」に基づき,若手後継
者に育英資金を支給。
②しかし,伝統産業の後継者を取り巻く環境は,依然として厳しい状況にあるため,平
成 15 年度から,より事業効果の高い内容への大幅な見直しを行い,新たに「京都市
伝統産業技術後継者育成制度」として発足。
③その際,対象者の支給要件の緩和を中心とする見直しを行ったが,従事期間について
は「1 年以上 3 年未満」から「2 年以上 10 年以下」に変更した。これは従事期間の短
い人が受給後すぐに辞めるケースが多かったことから,従事期間の最低年数の引き上
げを行い,真に伝統技術を継承する意欲を持った者を支援していくこととした。
④平成 19 年度から育成資金の選考・交付方法の見直し。
・これまでは「京都市伝統産業技術後継者育成審査委員会」において審査選考を行って
きたが,今後は「京都市伝統産業活性化推進審議会」の下に設置した「審査選考部会」
に諮り,育成資金受給者を決定することとした。
・育成資金交付時期を 2 ヶ月早めることにより,余裕のある育成資金使用期間を確保
した。
・これまで原則として一括支給(限度額 40 万円)していたものを,2 箇年において分割
支給(1 箇年当たりの限度額 20 万円)し,育成資金を有効かつ計画的に使用できるよう変更し
た。
・また,2 回目の支給前に中間報告を提出してもらい,支給後の検証を行うととも
に,本市から適切なアドバイス等を行う機会を作った。
⑤旧育英資金及び育成資金の受給者らで「京の伝統産業わかば会」を組織し,作品展や研
修会,見学会等の事業を実施し,育成資金支給後についても技術の継承,発展に努めてい
る。
(2)実績等
①事業開始当時からの受給者数の推移
平成 26 年度に 13 名の若手後継者に育成資金を支給し,累計で 1,249 名(うち育英制度
1,075 名)となっている。京都市伝統産業技術後継者育成資金受給者の推移は以下のとお
り。
年度
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
受給者数
12
15
15
15
15
15
15
15
15
14
15
13
②事業開始当時からの伝統産業の年齢別の従事者数の推移
上記の統計は取っていない。
③受給者のうち,現在も伝統産業に従事している者の人数(割合)の推移
上記の統計は取っていない。
④当該事業により販路開拓につながった具体的な実績(件数,金額等)
→
育成資金の交付は,販路開拓を目的としているものではなく,伝統産業技術の習得や
技術向上を目的として実施しているものである。なお,育成資金受給者の中から,京もの
ユースコンペティション受賞者が出るなど,本制度をステップとして,間接的に販路開拓
につながっている。
2
京ものユースコンペティション
(1)これまでの事務事業の見直し内容
特になし。
(2)実績等
①事業開始当時からの受給者数の推移
年度
25
26
受給者数
3
3
②事業開始当時からの伝統産業の年齢別の従事者数の推移
年度
25
26
30代
3
2
40代
0
1
③受給者のうち,現在も伝統産業に従事している者の人数(割合)の推移
→受給者全員が,現在も伝統産業に従事している。
④当該事業により販路開拓につながった具体的な実績(件数,金額等)
・京ものユースコンペティションにおいては,様々な催事に出展し売上を上げ,かつ
販路開拓に取り組んでいる。
・平成27年2月28日~3月31日の期間,京都駅ビル内にあるギャラリーカフェ
「京都茶寮」で開催した受賞者の展示・販売会において,総額 374,204 円(173 点)の
売上実績があった。
・平成27年2月13日(金)
,14日(土)の期間,東京で開催した BrandNewKyoto に
おいて受賞者3名の商品を展示・販売し,総額 194,112 円(31 点)の売上実績が
あった。
・受賞者以外も,審査会後に審査員と交流することで,渋谷ヒカリエにおける販売が
実現したり(陶器の招き猫等)
,大型展示会 rooms の看板(ロゴ入り京提灯)を発注
いただくことができた。
・審査員が経営する会社の商品として売り出す商談があった(西陣織爪掻本綴織の
バレッタ)
。現在商品化に向けて,商談継続中。