情報公開 - パリ総合美容専門学校 柏校

平成 26 年度
保護者様もお読み下さい
◆情報公開◆
公開1 本部に関する情報…財務諸表(2校合算)
以下 パリ総合美容専門学校柏校のみ
公開2 教育課程編成委員会Ⅰの開催記録
公開3 教育課程編成委員会2の開催記録
公開4 学校関係者評価委員会の評価結果報告書
公開5 平成22年度開始・実践教育「坂巻ゼミ」の詳細
公開6 基礎・基本教育の成果を試す「美容師国家試験」の結果
(平成26年度・新卒)
公開7 業務独占資格「美容師」の求人情報の詳細
公開8 自己評価表
◆本校の特長◆
就
基礎・基本
職
学費支払支援
技術と学科の基礎・基本の
本校の総合美容科は、美容
本校独自の学費長期分割
修得度をテストするのが、美
師養成課程でありますが、美
納付制度は、最長 5 年間で
容師は美容関係唯一の「業務
す。保護者様の経済的事情
独占の国家資格」でありま
が変われば契約の変更もで
す。
きるユニークな制度があり
美容界の美容師不足を反映
ます。
容師国家試験であります。本
校及び姉妹校の千葉校は、千
葉県内でトップクラスの成
績をおさめています。
してサロンから寄せられる
求人数は卒業生の数十倍に
もなります。毎年就職希望者
全員が就職しています。
学校法人 パリ美容国際学園
パリ総合美容専門学校柏校
-1-
公開1
本部に関する情報公開
財務の公開
本部・ パリ総合美容専門学校千葉校 パリ総合美容専門学校柏校 合算
私立学校振興助成法第 14 条第 3 項の規定による「公認会計士監査報告書
独立監査人の監査報告書
平成 27 年 6 月 8 日
学校法人パリ美容国際学園
理事会
御中
東京都荒川区西日暮里1丁目4番7号
公認会計士松本香事務所
公認会計士
松本
香
印
私たちは、私立学校振興助成法第 14 条第 3 項の規定に基づく監査報告を行うため、昭和 51 年 7 月 13 日付
文部省告示第 135 号に基づき、学校法人パリ美容国際学園の平成 26 年度(平成 26 年 4 月 1 日から平成 27 年
3 月 31 日まで)の計算書類、すなわち、資金収支計算書(人件費支出内訳表を含む。)、消費収支計算書、貸借対
表(固定資産明細表、借入金明細表及び基本金明細表を含む。)、重要な会計方針及びその他の注記について監査
を行った。
計算書類に対する理事者の責任
理事者の責任は、学校法人会計基準(昭和 46 年文部省令第 18 号)に準拠して計算書類を作成し適正に表示する
ことにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない計算書類を作成し適正に表示するために
理事者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
監査人の責任
私たちの責任は、私たちが実施した監査に基づいて、独立の立場から計算書類に対する意見を表明することに
ある。私たちは、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基
準は、私たちに計算書類に重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得るために、監査計画を策
定し、これに基づき監査を実施することを求めている。
監査においては、計算書類の金額及び開示について監査証拠を入手するための手続が実施される。監査手続は、
私たちの判断により、不正又は誤謬による計算書類の重要な虚偽表示のリスクの評価に基づいて選択及び適用
される。監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、私たちは、リスク評
価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、計算書類の作成と適正な表示に関連する
内部統制を検討する。また、監査には、理事者が採用した会計方針及びその適用方法並びに理事者によって行
われた見積りの評価も含め全体としての計算書類の表示を検討することが含まれる。
私たちは、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
監査意見
私たちは、上記の計算書類が、学校法人会計基準(昭和 46 年文部省令第 18 号)に準拠して、学校法人パリ美容
国際学園の平成 27 年 3 月 31 日をもって終了する会計年度の経営の状況及び同日現在の財政状態をすべての
重要な点において適正に表示しているものと認める。
利害関係
学校法人と私たちとの間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
-2-
以
上
学校法人パリ美容国際学園
消 費 収 支 計 算 書 平成26年4月1日から
平成27年3月31日まで
(単位 円)
消費支出の部
消費収入の部
科 目
科 目
決算
人件費
207,899,290
学生生徒等納付金
教育研究経費
163,520,985
手数料
2,040,000
90,449,138
補助金
25,596,690
管理経費
2,052,097
借入金等利息
470,914,298
資産運用収入
9,536,581
徴収不能引当金等繰入額
-
事業収入
1,926,403
資産処分差額
-
雑収入
4,378,214
消費支出合計
463,921,510
当年度消費収入超過額
前年度繰越消費支出超過額
514,392,186
41,340,676
基本金組入額合計
△9,130,000
△102,631,410
消費収入の部合計
505,262,186
-
基本金取崩額
翌年度繰越消費支出超過額
帰属収入合計
△61,290,734
貸 借 対 照 表 平成27年3月31日
(単位 円)
資産の部
科 目
固定資産
有形固定資産
本年度末
1,202,319,865
1,117,539,461
その他の固定資産
84,780,404
流動資産
現金預金
その他流動資産
377,827,112
331,970,805
45,856,307
資産の部合計
1,580,146,977
負債の部
科 目
固定負債
長期借入金
その他固定負債
103,514,500
81,740,000
21,774,500
流動負債
前受金
その他流動負債
224,402,539
164,616,031
59,786,508
負債の部合計
基本金の部
科 目
基本金
消費収支差額の部
327,917,039
※ 翌年度繰越消費支出超過額の△は、学校法人 ※ 翌年度繰越消費支出超過額
会計独特な会計処理によるもので企業会計の損益を
正味財産
表わすものではありません。基本金合計から△を控
負債の部、基本金の部及び
除した金額が正味財産を現しています。
消費収支差額の部合計
-3-
本年度末
本年度末
1,313,520,672
△61,290,734
1,252,229,938
1,580,146,977
公開2
柏校教育課程編成委員会Ⅰ
1.開催日時
2.場
所
3.委
員
委 員
平成27年8月26日 午後6時から8時
パリ総合美容専門学校柏校1階
所属企業・団体名
役職名
任 期
横田 剛一
株式会社エル
代表取締役
2年
山場 研二
株式会社レッシュブ
代表取締役
2年
概 要
首都圏に美容室 15 店舗経営・講
師でも活躍
首都圏に美容室 20 店舗経営・講
師でも活躍
有限会社ビューティサロンかん
神田 範子
千葉県美容講師会
会長
2年
だ代表
千葉県美容講師会
佐々木
純
高橋 修
中田 裕之
赤海 英輝
4.議案
千葉県高等学校PTA
連合会
学校法人パリ美容国際
学園
パリ総合美容専門学校
柏校
パリ総合美容専門学校
柏校
事務局長
2年
参与
2年
校長
2年
副校長
2年
着付講師
千葉県県立高等学校
校長など
歴任
千葉県県立高等学校
校長など
歴任
柏校同窓会事務局長
① 実践坂巻ゼミを総括する
※ 赤海委員が開催記録を取り纏め
配付資料
① 学則の別表「教育課程 専門課程総合美容科」
② 坂巻ゼミ修了証
③ 在校生による坂巻ゼミのアンケート
④ 委員名簿
【開催記録】
坂巻ゼミを実施して5年になることから、今回の委員会はこの坂巻ゼミを総括することを
テーマとする。議長は坂巻ゼミの統括責任者である赤海委員が議長となって進行した。
1.ゼミ主宰者・坂巻哲也氏プロフィール
1998 年 apish(原宿)設立、2001 年移転拡張(青山)、その後 apishRita(表参道)、apishjeno
-4-
(表参道)、apishginZa(銀座)、apishcherie(銀座)をオープン。サロンワークの他、独自の
技術理論を用いて、全国各地でのセミナー、ヘアショーなどに出演。
薬剤、美容機器の研究、開発にも携わり、スタイリング剤、メイクアップブラシなどの商品の
プロデュースでも数々のヒット商品を生み出している。TV、ビューティーコロシアムなどに
出演。
近年、コンサルティングでもその発想が好評を得ている。
2.ゼミのスタート時(平成22年4月)の坂巻哲也氏のコメント
・あなたの夢はなんですか?
・僕達にあなたの夢をかなえるお手伝いをさせてください
・成功の反対はけして失敗ではありません。
・失敗は成功の途中経過であり成功の反対は『無』なのです
・人の笑顔が好き
・人からの‘ありがとう’と言う言葉が気持ちいい
・楽しく生きていたい
・常に変化、そして進化のある人生を歩みたい
この中の1つにでも共感できるなら、是非『美容師』をおすすめします。
美容師の長く辛い下済み時代は終わりです。学生生活をより楽しくそして卒業してからす
ぐにサロンで実践できる技術を一緒に勉強していきましょう。そのためにパリ総合美容専
門学校と apish は刺激的でユーモアのある学園生活をお約束します。
apish 坂巻 哲也
さらに坂巻ゼミについて
>本年(平成22年)4月からパリ総合美容専門学校において apish 代表 坂巻哲也
そしてトップレベルのスタイリスト講師陣による二年間にわたる特別カリキュラムを実
施します。
Apish オリジナルの教育カリキュラムを基に、あくまでも現役の第一線美容師から見た目
線で、卒業後すぐにサロンで実践できる美容技術、そしてプロフェッショナルとしての心
構えを学んでいただける教育システムです。
「赤海委員」坂巻ゼミ開始から5年かを経過したのを機に、その評価を総括します。
教員を代表する見解として、私が提出したものは概ね下記のとおりです。
① サロン側からは「あのカリスマ美容師のゼミを開催していることは素晴ら
しいこと」と高く評価されています。学生の就職を有利にするためにも今
後も継続すべきであります。
② このことは広報戦略上も必要なことであります。
③ スタート時のシャンプー重視から、最近はカット重視に変わり軸がぶれて
いるので、目標を明確に定める必要があると思います。
④ 検定を実施したり、雑誌等の外部コンテストに出品させることがモチベー
ションを高める上で効果があるように思います。
「中田委員」在校生全員から坂巻ゼミについてアンケートを取ったので以下に主なものを紹
介します。
坂巻哲也氏監修の「坂巻ゼミの評価」在校生184名のアンケート
・授業はわかりやすく楽しかった
・現場の内容が分かり就職したときに役立つと思う
・実践カットを初めてしたけど楽しかった
・色んな実践カットを丁寧に教えてもらって分かりやすかった
・実際に有名サロンで働いている方からの直接指導というのは凄いことだと思
-5-
う
・色んな方のゼミを受けたい
・人間モデルでもっとやってみたい
・実践カットは難しいけど楽しいと感じた
・アピッシュの先生たちは面白くて優しい、キャラが濃い
・個人個人にちゃんと教えてくれるから凄くいい
・もっと色んな実践カット技法が知りたい
・現場に出てからの実践カットを教えてもらえるので楽しい。
・色々な髪型にチャレンジできてうれしかった
・実践カットは授業ではあまりやっていないので、ゼミは全てが楽しく勉強に
なる
・実践カットなら全部楽しい
・普段経験できないことを教えてもらえるので毎回楽しみである
・第一線のサロンの方から、今流行のカットやカラーを教えてもらえるのはと
ても嬉しい
◆ 在校生全員が「坂巻ゼミはすばらしい」と評価しています。
◆ アピッシュのトップスタイリストたちで構成する講師陣の評価は「講師の
皆さん素晴らしい」と評価しています。
・教え方がうまく分かりやすい ・毎回、坂巻ゼミが楽しみ
・最新の技術を教えてくれるので凄いと思う
・一人一人分からないところは個別で優しく教えてくれる
「中田委員」中田校長から見た坂巻ゼミの評価
1.生徒全員が素晴らしいと評価しているので、坂巻ゼミは時間を若干減らし
ても継続すべきと考えます。
2.サロンも「坂巻ゼミは素晴らしい試み」と評価しているので、就職のプラ
ス面を考えても評価できる。
3.カリスマ美容師・坂巻哲也氏は年に数回しか来校されないが、坂巻イズム
を受け継ぐ講師たちは「坂巻ゼミ」で坂巻イズムの授業を行っていること
がアンケートからもよく分かるので、坂巻さん自身が授業に出られないと
いって問題にすべきではないと考えます。
4.ある卒業生から、「在学中、坂巻ゼミを真剣に学ぶべきであった。サロン
に就職して始めて坂巻ゼミの素晴らしさが分かった。」という情報もあり
ますから卒業生も高く評価しているものと思います。
「高橋委員」坂巻ゼミを補完する現場(サロン)の実習について、どのようなやり方が良い
かについて各委員の意見を述べてください。
次回の開催予定日を 平成27年9月9日(水)18:00 とし、閉会した。
-6-
公開3
柏校教育課程編成委員会Ⅱ
1.開催日時
2.場
所
3.委
員
委 員
平成27年9月9日 午後6時から8時
パリ総合美容専門学校柏校1階
所属企業・団体名
役職名
任 期
横田 剛一
株式会社エル
代表取締役
2年
山場 研二
株式会社レッシュブ
代表取締役
2年
概 要
首都圏に美容室 15 店舗経営・講
師でも活躍
首都圏に美容室 20 店舗経営・講
師でも活躍
有限会社ビューティサロンかん
神田 範子
千葉県美容講師会
会長
2年
だ代表
千葉県美容講師会
佐々木
純
高橋 修
中田 裕之
赤海 英輝
4.議案
千葉県高等学校PTA
連合会
学校法人パリ美容国際
学園
パリ総合美容専門学校
柏校
パリ総合美容専門学校
柏校
事務局長
2年
参与
2年
校長
2年
副校長
2年
着付講師
千葉県県立高等学校
校長など
歴任
千葉県県立高等学校
校長など
歴任
柏校同窓会事務局長
① 美容師養成の実務実習について
【開催記録】
本会の議長を高橋修委員とする
●美容師養成の実務実習について
横田:実務実習について美容室側は学校からの許可があれば多くの事を体験させてあげたい
と考えているが、学校側はいかがでしょうか。
中田:以前、学校付属サロンに保健所の立入検査があった際、厚生労働省から人頭実習の実
務実習の許可をいただいている旨を伝えたが、お店では免許の無い者は絶対にお客の
髪に触れてはいけないと言われました。しかし、後日保健所の方から厚生労働省の許
可どおりで結構ですと訂正の連絡を受けた事がありますので、本校としては人頭に触
れた実習を行っても問題は無いと考えています。
-7-
山場:自分たちのお店ではスタイリストの近くでより実践に近い形で体験してもらっていま
す。やはり以前に同じような問題があったので、弁護士に調べてもらったことがあり
ますが、お客様に触れてはいけないという文言はなかった。結局のところ保健所の裁
量になっている。現場に出てそうじだけで単位の認可ではかわいそう。なるべく実践
に近い形で行わせてあげたい。
高橋:あれはダメ、これはダメばかりではかわいそう。保健所の考えも理解しながらサロン
と連携を取って行きたい。
神田:以前、自分のお店で実習体験に来た学生にワインディングをやらせてあげたら、学校
からクレームがきて生徒を送ってくれなくなってしまった事があった。現場としては
ダメならダメとはっきりして欲しい。
横田:自分の知っている限り、実務実習を単位に入れている学校は増えてきているように感
じます。
神田:ワインディングをやらせたら怒られてしまったので、はっきりと単位認定にしてもら
えれば助かります。
高橋:他の項目につきましては、個々に目を通していただき、気になる点がございましたら
後日ご連絡をいただきますようよろしくお願い申し上げます。
中田:坂巻ゼミは、Apish(青山・銀座・表参道等)のトップスタイリスト達が講師を務め、
学校に居ながらにして日本の最先端の美容技術を学ぶゼミですが、学生達は「現場の
雰囲気」で学ぶことも必要と考えています。今後委員の皆様のご協力をお願いするこ
とになると思いますので何卒宜しくお願いいたします。
次回の開催予定日を 平成 28 年 3 月頃とし、閉会した。
-8-
公開4
学校関係者評価委員会
1.開催日時
2.場
3.委
所
員
委 員
評価報告書
第1回 平成27年8月26日 午後6時から8時
第2回 平成27年9月9日
午後6時から8時
パリ総合美容専門学校柏校1階
所属企業・団体名
役職名
任 期
横田 剛一
株式会社エル
代表取締役
2年
山場 研二
株式会社レッシュブ
代表取締役
2年
概 要
首都圏に美容室 15 店舗経営・講
師でも活躍
首都圏に美容室 20 店舗経営・講
師でも活躍
有限会社ビューティサロンかん
神田 範子
千葉県美容講師会
会長
2年
だ代表
千葉県美容講師会
佐々木
純
高橋 修
中田 裕之
赤海 英輝
千葉県高等学校PTA
連合会
学校法人パリ美容国際
学園
パリ総合美容専門学校
柏校
パリ総合美容専門学校
柏校
事務局長
2年
参与
2年
校長
2年
副校長
2年
4.学校関係者評価結果
項目
着付講師
千葉県県立高等学校
校長など
歴任
千葉県県立高等学校
校長など
歴任
柏校同窓会事務局長
評価・意見
1.教育理念・目的・育成人材像
評価について、委員から意見が出なかった。
2.学校運営
「⑦教育活動等に関する情報公開が適切になされているか」
の評価については、一部HP上で公開されているので、前年
に比べ改善がされていることを確認した。
3.教育活動
「⑧職業教育に対する外部関係者からの評価を取り入れ
ているか」については、外部関係者の評価に関する事項
を具体的に作成することを決定した。
「⑪人材育成目標の達成に向け授業を行うことができる要
件を備えた教員を確保しているか」については、高橋参与が
適任者であるので、具体的なカリキュラムを策定することに
決定した。
「⑭職員の能力開発のための研修等が行われているか」につ
いては、すでに関連団体の研修会には参加しているが、今後
-9-
は外部講師による校内での研修会を検討する。
4.学修成果
「④卒業生・在校生の社会的な活躍及び評価を把握している
か」については、同窓会を設立したので、今後は会員の評価
を把握することに努める。
「⑤卒業後のキャリア形成への効果を把握し学校の教育活
動の改善に活用されているか」については、同窓会で収集し
た情報を基に学校の教育活動の改善に活用していく。
5.学生支援
「③学生に対する経済的な支援体制は整備されているか」に
ついて、特に「学費長期分割納付制度」について、このよう
な制度は、リスクを回避して他校では見られないが、本校で
実施している「長期分割納付制度」は高く評価されるもので
ある。
「⑤課外活動に対する支援体制は整備されているか」につい
ては、美容師養成課程の教育課程は2年間で2,000時間
を超えるものとなっているので、時間的余裕は少ないが、何
か支援を考えたい。
6.教育環境
評価について、委員から意見が出なかった。
7.学生の受入募集
評価について、委員から意見が出なかった。
8.財務
「④財務情報公開の体制整備はできているか」については、
現在HPで公開されているので、改善が適正にされていると
評価できる。
9.法令等の遵守
「①法令、専修学校設置基準等の遵守と適正な運営がなされ
ているか」について、女性の多い職場であるので、出産休暇
・育児休暇・職場でのセクシャルハラスメント等については、
現場に責任者を決めて、法律を遵守していることが確認でき
る。
「③自己評価の実施と問題点の改善を行っているか」につい
ては、改善を行っていることが確認できる。
「④自己評価結果を公開しているか」現在HPで公開されて
いるので、改善が適正にされていると評価できる。
10.社会貢献・地域貢献
「地域に対する公開講座・教育訓練(公共職業訓練等を含む)
の受託等を積極的に実施しているか」については、中学生・
高校生の職場体験の受け入れや高校への職業訓練の出張指
導は既に行っているが、今後一層回数を増やすことが望まし
いと意見が出された。
次回の学校関係者評価委員会は平成28年3月に開催予定とする。
- 10 -
公開5
平成22年度から実施の実践教育「坂巻ゼミ」を評価する。
1.講師契約したサロン
apish
代表 坂巻 哲也
1998 年 apish(原宿)設立、2001 年移転拡張(青山)、その後 apishRita(表参道)、apishjeno(表参道)、
apishginZa(銀座)、apishcherie(銀座)をオープン。サロンワークの他、独自の技術理論を用いて、全
国各地でのセミナー、ヘアショーなどに出演。
薬剤、美容機器の研究、開発にも携わり、スタイリング剤、メイクアップブラシなどの商品のプロデュ
ースでも数々のヒット商品を生み出している。TV、ビューティーコロシアムなどに出演。
近年、コンサルティングでもその発想が好評を得ている。
2.学生 1 人当たりの授業時間数
1年生
2年生
シャンプー
14時間
シャンプー
22時間
カット
16時間
カット
14時間
ブロー
10時間
ブロー
8時間
パーマ
10時間
パーマ
8時間
カラー
10時間
カラー
8時間
計
60時間
計
60時間
3.カリキュラム
(1)Cut プログラム
1 年生
①
ワンレングス ボブ
ボブベースで作るフリースタイル
旬なタレントのスタイルなどをカットすることで学生にカットする楽しさを伝えます
② グラデーション
グラデーションで作るフリースタイル
2年生
① レイヤースタイル
- 11 -
レイヤーベースで作るフリースタイル
似合う前髪理論(チークゾーン)
モデルでのフリースタイル
(特進クラス)
Apish オリジナルのステップカット、カービングカットなど。
1 人1人にあった最強の似合わせ理論&技術
卒業と同時にスタイリストとして働ける実力に
(2)ブロープログラム
内容としては、ハンドブロー、デンマン、ロール、パーマスタイルに対してのブロー(自
然乾燥)の理論からテクニックを教えていく。
アイロンテクニックで輪郭に合わせたスタイル作り。
流れとしてはカットチーム、パーマチームの進みについて行く感じ。
1 年生
① ハンドブロー、デンマンブロー理論、サロンベースでのブローの考え
実際、カットチームで作ったウィッグを使ってやってみよう
② モデルに対してハンドブロー、デンマンブローを使っての組み合わせ
2年生
① ロールブラシのブロー理論、テクニック。カットチームのレイヤーウィッグを使って
ブローしましょう
② パーマチームのパーマデザインウィッグを使って、基礎的な自然乾燥理論&テクニッ
ク
③ アイロンアレンジでスタイルを作り、撮影会、コンテストなど
(3)カラープログラム〈サロンベースで考えるカラーテクニック〉
簡単でわかりやすいカラー理論からお客様のお肌の色、生活スタイルに合ったカラー提
案。
【酸化と還元の関係】
①
リタッチ 全頭カラー 理論とタイムコントロール
②
相モデルでカラー実習
③
ウィービングとスライシング
④
ブリーチ大会「カラーコンテスト」
⑤
チップでとるホイルワーク
セクションカラー(陰影をつけたデザインワーク)
Point 制にして1日と年間の順位を競います。
個性や感性を伸ばすカラー講習
感性を伸ばすカラー講習
- 12 -
(特進クラス)
カウンセリングからお客様の希望色を見つける
オーバーカラー理論と技術
(4)シャンプープログラム
アピッシュオリジナルのマッサージシャンプーからすぐに現場で使えるサイドシャンプ
ーまで講習します。
お客様に満足していただく接客マナーなど入社後、即戦力になるスタッフ育成をしていき
ます。
スパの要素を取り入れながらツボの効果や呼吸に合わせたマッサージなども・・
- 13 -
公開6
美容師国家試験の結果
美容師試験は、基礎基本が修得されているかを試す重要な試験です。
平成26年美容師試験の合格率(新卒) 本校
全国平均
100%
88.9%
公開7
就職状況の公開
1.平成26年度の求人情報
○法人数 326社 ○店舗数 3580店舗 ○社会保険加入率 78%
美容師
エステティシャン
2,903名
ネイリスト
1,038名
アイリスト
94名
その他(ブライダル・販売
189名
419名
63%
22%
2%
4%
9%
※サロンは複数校に「求人票」を出しているので実数は不明ですが、ネット上では
新卒美容師1人に対して実質5倍位の求人数と言われています。
千葉県
茨城県
東京都
その他
求人票地域割合
26%
9%
50%
15%
就職地域割合
28%
15%
35%
22%
※千葉県の美容学校だと「東京に就職する場合に不利」と思っている生徒さんがいますが、上記の通り
求
人の半分が東京からです。全く不利はありません。
2.就職者数
科
卒業者数
就職希望者数
就職者数
総合美容科・美容師
86
82
82
トータルエステ科
14
13
13
トータルネイル科
9
7
7
3.就職ガイダンスの実施状況
学校主催 平成26年5月27日
平成26年5月28日、2日間実施 サロン参加数59社
美容師紹介事業の企業主催の校内ガイダンス 1回実施
4.平成26年4月に本校の創立10周年を記念して柏校同窓会を結成した。姉妹校の千葉
校は認可以来卒業生は1万人に達している。千葉校・柏校の同窓会は就職でも協力関係を
持ちます。
- 14 -
自己評価表
【教育理念】
本学園の校是「若き日に基礎・基本を鍛えよ、若き
日に知識・技術を鍛えよ、若き日に精神力を鍛えよ」
を開校以来の基本的教育理念とする。
この基本の上に即戦力となるための応用技術・知識を
修得し加えて心身を鍛え美容界に貢献できる人材の育
成を目的とする
【教育方針】
1.美容師養成課程における授業がまさに教育理念の
「基礎・基本」である。この基礎・基本を試すのが
美容師国家試験であり、本校の合格率はその成果を
表している。
2.応用技術・知識の修得で本校独自のものとして誇
れるのは、都心の有名美容室のトップスタイリスト
たちが最新の美容技術を教えるゼミナール(職業実
践教育)である。
- 15 -
公開8
H26年度
パリ総合美容専門学校柏校
自己評価表
1.教育理念・目的・育成人材像
適切・・4 ほぼ適切・・3 やや不適切・・2 不適切・・1
評価項目
評価
① 学校の理念・目的・育成人材像は定められているか
4
(専門分野の特性が明確になっているか)
② 学校における職業教育の特色は何か
4
③ 社会経済のニーズ等を踏まえた学校の将来構想を抱いているか
3
④ 学校の理念・目的・育成人材像・特色・将来構想などが学生・保護者等 3
に周知されているか
⑤ 各学科の教育目標・育成人材像は、学科などに対応する業界のニーズに 4
向けて方向付けられているか
● 現状
・②については、平成22年から坂巻ゼミを行っており、学生全員のアンケートでも高い
評価を得ている。
・即、美容技術が行える基礎と応用技術・知識、ニーズ(心)をつかむセンスを持った人
材とトータルビューティーに精通できる知識・技術を持った人材の輩出に努めている。
● 課題と今後の改善策
・④について、保護者等に対して周知等を目指す。今年度からパリ美ニュースを配布する。
2.学校運営
適切・・4 ほぼ適切・・3 やや不適切・・2 不適切・・1
評価項目
評価
① 目的等に沿った運営方針が策定されているか
3
② 運営方針に沿った事業計画が策定されているか
3
③ 運営組織や意思決定機能は、規則等において明確化されているか、有効 3
に機能しているか
④ 人事、給与に関する規程等は整備されているか
4
⑤ 教務・財務等の組織整備など意思決定システムは整備されているか
4
⑥ 業界や地域社会等に対するコンプライアンス体制が整備されているか
3
⑦ 教育活動等に関する情報公開が適切になされているか
3
⑧ 情報システム化等による業務の効率化が図られているか
4
● 現状
・①、②、③については、学則および諸規定によって明確化されており、有効に機能し
ている。また、教職員による運営組織については組織図、校務分掌を毎年作成すること
で明確化している。
・⑤について、法人全体の重要事項は、理事会・評議員会が組織され、定期的な運営状況
の報告を行っており、理事会・評議員会を開催し意思決定がなされている。
・④については就業規則並びに諸規定よって規定されている。
● 課題と今後の改善策
・⑦については、一部HP等で公開している。
- 16 -
3.教育活動
適切・・4 ほぼ適切・・3 やや不適切・・2 不適切・・1
評価項目
評価
① 教育理念等に沿った教育課程の編成・実施方針等が策定されているか
4
② 教育理念、育成人材像や業界のニーズを踏まえた学科の修業年限に対応 4
した教育到達レベルや学習時間の確保は明確にされているか
③ 学科等のカリキュラムは体系的に編成されているか
4
④ キャリア教育・実践的な職業教育の視点に立ったカリキュラムや教育方 4
法の工夫・開発などが実施されているか
⑤ 関連分野の企業・関係施設等や業界団体等との連携により、カリキュラ 3
ムの作成・見直し等が行われているか
⑥ 関連分野における実践的な職業教育(連携による実習)が体系的に位置 4
づけられているか
⑦ 授業評価の実施・評価体制はあるか
4
⑧ 職業教育に対する外部関係者からの評価を取り入れているか
3
⑨ 成績評価・単位認定、進級・卒業判定の基準は明確になっているか
4
⑩ 資格取得等に関する指導体制、カリキュラムの中での体系的な位置づけ 4
はあるか
⑪ 人材育成目標の達成に向け授業を行うことができる要件を備えた教員を 2
確保しているか
⑫ 関連分野における業界等との連携において優れた教員(本務・兼務含む) 4
を確保するなどマネジメントが行われているか
⑬ 資質向上のための取組が行われているか
3
⑭ 職員の能力開発のための研修等が行われているか
2
● 現状
・④について、平成 22 年度から開始の「坂巻ゼミ」では、一流美容師による「実践美容
技術」と「坂巻哲也 ism」で最新の技術を学ぶプログラムを実施している。
・⑧について、美容所経営者を招き、学生に対し講話を開催している。他に各種コンテス
トに参加し、一般的評価を受けている。
・⑨については明確に定められている。
● 課題と今後の改善策
・⑤について、関連業界と連携を深め、カリキュラムに反映させる。
4.学修成果
適切・・4 ほぼ適切・・3 やや不適切・・2 不適切・・1
評価項目
評価
① 就職率の向上が図られているか
4
② 資格取得率の向上が図られているか
4
③ 退学率の低減が図られているか
4
④ 卒業生・在校生の社会的な活躍及び評価を把握しているか
3
⑤ 卒業後のキャリア形成への効果を把握し学校の教育活動の改善に活用さ 3
れているか
● 現状
・①については、平成26年度の求人数4,643人(求人先のサロンは複数校に求人票を送っ
ているので、実数は分からない。)、毎年就職希望者全員就職が決定している。
- 17 -
・②については、平成26年度の総合美容科卒業生86名の全員が美容師資格を取得した。美
容師資格以外でも「ネイル」「メイク」「まつ毛エクステンション」「エステ」など、
各種検定試験の取得を奨励している。
● 課題と今後の改善策
・④、⑤については平成26年4月に同窓会を結成し、各学年より1名の幹事を配置し名簿の
作成や卒業生の動向の把握を図っている。今年度については、坂巻ゼミについての評価
を募集中である。
5.学生支援
適切・・4 ほぼ適切・・3 やや不適切・・2 不適切・・1
評価項目
評価
① 進路・就職に関する支援体制は整備されているか
4
② 学生相談に関する体制は整備されているか
4
③ 学生に対する経済的な支援体制は整備されているか
4
④ 学生の健康管理を担う組織体制はあるか
3
⑤ 課外活動に対する支援体制は整備されているか
2
⑥ 学生の生活環境への支援は行われているか
2
⑦ 保護者と適切に連携しているか
3
⑧ 卒業生への支援体制はあるか
3
⑨ 高校・高等専修学校等との連携によるキャリア教育・職業教育の取組が 3
行われているか
● 現状
・①、②について、クラス担任制を実施しており、進路・就職相談のみならず、学生の生
活上の諸問題等について、必要に応じて個別面談等を実施している。
・多数の美容室が参加し学生とディスカッションできる就職ガイダンスを毎年校内で実施
している。
・③については、本校独自の「学費長期分割納付制度」や遠距離からの入学者に対して「家
賃補助制度」を整備している。また、事務局に担当窓口を設け、学費納付の相談を受け
付けている。
● 課題と今後の改善策
・⑤については、支援体制を整備する。
・⑥については、美容室でアルバイトをしている学生は少なくないので、その学生の職業
体験談を活用することを検討している。
6.教育環境
適切・・4 ほぼ適切・・3 やや不適切・・2 不適切・・1
評価項目
評価
① 施設・設備は、教育上の必要性に十分対応できるよう整備されているか 4
② 学内外の実習施設、インターンシップ、海外研修の場等について十分な 4
教育体制を整備しているか
③ 防災に対する体制は整備されているか
3
● 現状
・②について、毎年2年次に希望者が参加するパリを中心にヨーロッパ研修旅行を実施し
ており、提携するフランス国立フロリアン高等技術学校との技術交流を行っている。
・③については、毎年防災計画に基づき、避難訓練を実施している。
● 課題と今後の改善策
- 18 -
・災害等の停電時に地下水を汲み上げる自家発電装置を整備する。
・②のインターンシップについては、美容室でアルバイトをする場合に、学校とオーナー
と連携して、職業体験に位置づけできないか、今後の課題とする。
7.学生の受入募集
適切・・4 ほぼ適切・・3 やや不適切・・2 不適切・・1
評価項目
評価
① 学生募集活動は、適正に行われているか
4
② 学生募集活動において、資格取得・就職状況等の情報は正確に伝えられ 4
ているか
③ 学生納付金は妥当なものとなっているか
4
● 現状
・①、②については、パンフレット・募集要項を毎年作成し、入学希望者に配布している。
また、3月から10月まではオープンキャンパスを開催し、オープンキャンパスでは授業
体験を実施する等して当校に対する理解を深めてもらっている。その他、県内及び隣接
県に学生募集活動も実施している。
・③については、理事会・評議員会において、千葉県の他の美容学校の学費の平均額を上
回らない額で、決定している。
● 課題と今後の改善策
8.財務
適切・・4 ほぼ適切・・3 やや不適切・・2 不適切・・1
評価項目
① 中長期的に学校の財務基盤は安定しているといえるか
② 予算・収支計画は有効かつ妥当なものとなっているか
③ 財務について会計監査が適正に行われているか
④ 財務情報公開の体制整備はできているか
● 現状
・監事の監査並びに独立監査人による法定監査が行われている。
● 課題と今後の改善策
・財務の情報公開については、毎年監査が終了したら速やかに公開する。
評価
4
4
4
4
9.法令等の遵守
適切・・4 ほぼ適切・・3 やや不適切・・2 不適切・・1
評価項目
評価
① 法令、専修学校設置基準等の遵守と適正な運営がなされているか
4
② 個人情報に関し、その保護のための対策がとられているか
4
③ 自己評価の実施と問題点の改善を行っているか
3
④ 自己評価結果を公開しているか
4
● 現状
・美容師法及び関連法令、専修学校設置基準に基づいて適正に運営している。
● 課題と今後の改善策
・③については、一部改善の遅れているものもある。
- 19 -
<以下は任意>
10.社会貢献・地域貢献
適切・・4 ほぼ適切・・3 やや不適切・・2 不適切・・1
評価項目
学校の教育資源や施設を活用した社会貢献・地域貢献を行っているか
学生のボランティア活動を奨励、支援しているか
地域に対する公開講座・教育訓練(公共職業訓練等を含む)の受託等を積極
的に実施しているか
① 現状
②
評価
4
2
2
課題と今後の改善策
11. 国際交流(必要に応じて)※H26から自己評価では評価は行っていません。
評価項目
評価
留学生の受入れ・派遣について戦略を持って行っているか
留学生の受入れ・派遣、在籍管理等において適切な手続き等がとられている
か
留学生の学修・生活指導等について学内に適切な体制が整備されているか
学習成果が国内外で評価される取組を行っているか
① 現状
②
課題と今後の改善策
- 20 -