第16回 山口県介護保険研究大会 開 どうつくる? 催 要 項 地域包括ケアシステム! ~高齢者が住み慣れた地域で安心して生活を継続していくために~ 1 趣 旨 今年4月に介護保険法が改正され、高齢者が住み慣れた地域で生活を継続できる ようにするため、地域包括ケアシステムの構築に向け、関係機関・サービス提供事 業者による在宅医療・介護連携、多様な生活支援・介護予防サービスの提供が求め られている。 今回の制度改正を通して、本制度が利用者にとってよりよいものとなっていくた めには、医療、保健、福祉の関係機関・サービス提供事業者をはじめ、行政機関や 地域住民が連携・協働し、それぞれの地域にあったサービス提供体制を構築し、重 層的に支援を行っていくことが必要となっている。 そこで、医療、保健、福祉のサービス事業者等が一堂に会し、施行から16年目 を迎える本制度がよりよいものとなるために、さらにはサービスの質の向上と職員 のスキルアップに向けて論議、研究することを目的とし、「第16回介護保険研究 大会」を開催する。 2 主 催 山口県介護保険関係団体連絡協議会 山口県医師会、山口県歯科医師会、山口県薬剤師会、山口県看護協会、山口県栄 養士会、山口県医療ソーシャルワーカー協会、山口県理学療法士会、山口県作業 療法士会、山口県老人保健施設協議会、山口県老人デイ・ケア協議会、山口県訪 問看護ステーション協議会、山口県国民健康保険団体連合会、山口県老人福祉施 設協議会、山口県地域包括・在宅介護支援センター協議会、山口県ホームヘルパ ー連絡協議会、山口県デイサービスセンター協議会、山口県介護福祉士会、山口 県介護支援専門員協会、山口県社会福祉士会、山口県福祉用具協会、山口県宅老 所・グループホーム協会、山口県社会福祉協議会 【22団体で構成】 3 後 援 山口県、山口県市長会、山口県町村会 4 日 時 平成27年11月29日(日)午前10時から午後3時35分まで (終了時間は、研究発表・実践報告の題数により変更になります。) 5 会 場 山口県総合保健会館 〒753—0814 山口市吉敷下東3丁目 1-1 TEL:083-934-2200 FAX:083-934-2209 〈全体会〉 山口県総合保健会館「多目的ホール」 〈研究発表・実践報告〉 山口県総合保健会館「多目的ホール」「第1研修室」 山口県医師会「会議室」(山口県総合保健会館 6階) ※ 研究発表・実践報告会場は、会場ごとの申込み人数により決定いたしますので、 当日の資料で確認してください。 6 定 員 300人 7 内 時 容・日 程 間 内 容 9:00 受 付 10:00 開 会 10:15 基調講演 「どうつくる 地域包括ケアシステム!~高齢者が住み慣れた地 域で安心して生活を継続していくために~」(仮題) 〈講師〉 株式会社ケアーズ 代表取締役 白十字訪問看護ステーション 統括所長 秋山 正子 氏 12:00 昼食・休憩 研究発表・実践報告 13:00 1つあたりの発表、報告を15分、質疑、助言を5分とします。 1会場あたり6から7の発表、報告を予定。 時間内に休憩15分、まとめ15分とします。 15:35 閉 会 8 研究発表内容 【助言者】山口大学大学院 医学系研究科 教授 山根 俊恵 氏 【司 会】山口県地域包括・在宅介護支援センター協議会 理事 山髙 正義 氏 「連携・協働に関すること」 山口県訪問看護ステーション協議会 発表者:百 生 めぐみ 「医療的ケアの認識に関するアンケート調査」 ショートステイ看護職員と訪問看護師を対象にしたアンケート調査を実施。 医療依存度の高い在宅療養者の、医療的ケアに対する認識、不安の有無や程度、また連携の 現状を知り、より良好な関係作りに活かす。 山口県介護福祉士会 発表者:藤 澤 幹 「入院をきっかけに低下した意欲と機能を取り戻すための取組」 入院を機に心身ともに低下した方への色々な角度からの支援の取組、そして、本人の思いを 大切に他職種との連携も図っての機能回復への経過、身体と精神の繋がりの大切さを発表しま す。 山口県介護支援専門員協会 「職種や所属の違いにおける多職種連携についての意識調査」 医療職や介護職に対して、多職種連携の意識調査アンケートを実施し、連携の妨げとなって いる要因などを所属や職種の違いごとで検証する。 「介護サービスの質の向上に関すること」 山口県老人保健施設協議会 介護老人保健施設 しまた川苑 発表者:嶋 田 直 美 「主体性を持った“リハビリ”を目指したデイケアでの取組について」 当苑では、介護サービスを見直す目的で、全職員を対象に利用者を想定した疑似体験を行っ た。リハビリ部門では、職員の感想を参考に、デイケアのプログラムを変更し、新たな反応が 見られたので、その経過を報告する。 「介護予防・生活支援に関すること」 医療法人社団 李朋会 老人保健施設 王喜苑 発表者:中 村 博 子(看護師) 「口腔ケアの習慣がもたらす効果~口もとから笑顔~」 歯科医及び歯科衛生士の介入により、職員の意識改革や毎食後の口腔ケアを充実させること で入所者の歯磨きが習慣になったことや、発熱状況に変化が現れたり、引きこもりからの脱却 が見られたなどの効果を、症例を通し分析する。 ※ 大会当日の発表の順番は改めて決定します。 9 実践報告内容 【助言者】山口県立大学 社会福祉学部 講師 長谷川 真司 氏 【司 会】山口県作業療法士会 理事 木原 涼子 氏 「地域包括ケアに関すること」 公益社団法人 山口県歯科医師会 地域保健委員会 報告者:表 川 実 哉(委員長) 「後期高齢者歯科健診事業について」 後期高齢者の口腔機能低下の予防を図り、誤嚥性肺炎等の疾患予防に繋げるための歯科健 康診査に関して、山口県後期高齢者医療広域連合と委託契約を締結し、7月より登録歯科医院 にて開始したので、経過を報告する。 NPO法人 抱撲 抱撲館下関 報告者:山 田 耕 司 (事業本部 本部長・ホームレス自立支援センター北九州施設長) 「抱撲館下関における実践」 抱撲館下関は、生活に困っている人(ホームレスなど)の自立を支援する活動の拠点です。 施設では、伴走型支援で入所の受け入れや退所後のフォローに取り組んでいます。施設での取 組と、とりわけ高齢者への支援の状況について報告します。 社会福祉法人 萩市社会福祉事業団 救護施設つばき 報告者:藤 井 哲 治(社会福祉士) 「救護施設に入所する高齢者の社会的処遇について」 救護施設は生活保護法に基づく施設です。近年、他に支援の手立てがなく、最後の砦として 救護施設に入所される高齢者が増えています。こうした高齢者の状況や高齢福祉サービスに 期待することについて報告します。 社会福祉法人 岩国市社会福祉協議会 錦支部 報告者:中 村 克 敏(支部長) 「地域完結型の新たなネットワークづくり~にしき安心サポートチームの取組~」 岩国市錦地域では、行政、事業所、施設、地域包括支援センター、病院などが協働する「錦 地域住民支援連携会議(にしき安心サポートチーム)」を社協が設置しています。地域の課題 を調査により明らかにし、解決の仕組みを創っていく取組を報告します。 美祢東地域包括支援センター 報告者:福 田 敏 彦(社会福祉士) 「買い物アンケートを通して見えてきた現状と課題」 地域にある商店が相次ぎ閉店・撤退する中で、買い物の現状について高齢者がどのように感 じているのかアンケート調査を実施、地区ごとに話し合いを行い、その後見られた変化や残さ れた課題等について報告する。 ※ 大会当日の発表の順番は改めて決定します。 【助言者】合同会社 和の会 代表者 久保田トミ子 氏 【司 会】山口県薬剤師会 理事 戸田 康紀 氏 「連携・協働に関すること」 山口県老人福祉施設協議会 特別養護老人ホーム 山口あかり園 報告者:井 上 務(主任生活相談員兼施設ケアマネジャー) 「特別養護老人ホームにおける精神障害の高齢者ケア」 幻覚や妄想など、様々な精神症状に悩まされた利用者は、なぜ落ち着いたのか…。医療機関 や施設内多職種間の連携・調整はどう行われ、職員の支援に対する考え方はどう変化したのか、 施設ケアマネの視点で報告する。 「介護サービスの質の向上に関すること」 山口県ホームヘルパー連絡協議会 報告者:出戸端 真由美(会長) 「利用者の生活を支えていくための工夫~ヘルパーの知恵袋~」 住み慣れた地域、住み慣れた家で暮らしたいという利用者を支えるために、訪問介護員が日々 工夫していることをアンケート調査の結果をもとに報告する。 山口県デイサービスセンター協議会 デイサービス幸せの種 報告者:今 田 千恵美(管理者) 「デイサービス幸せの種における口腔ケアと糖尿病対策」 施設利用者のうち、糖尿病罹患者4例を対象に、口腔ケアと食べる順番療法(簡易版) 、玉ね ぎスープの飲用を一年半実施した。その結果、対象者のHbA1cが0.6~1.4低下した ので、その内容を報告する。 ※HbA1c(ヘモグロビン・エイワンシー) ヘモグロビンとブドウ糖が結合したものの中で、糖尿病と密接に関係を有するもの 山口県作業療法士会 報告者:鈴 木 健 朗 「御本人の『行ってみたい』という希望実現に向けて~生活行為向上マネジメント事例報告~」 生活行為向上マネジメントを活用して、本人のしたい、できるようになりたい事を作業療法 士と共に確認。改善に向けての方法はどうだったか、事例を通して御紹介します。 「介護予防・生活支援に関すること」 山口県栄養士会 光市地域活動栄養士会 「光市地域活動栄養士による地域の高齢者支援『栄養調理教室』の取組について」 光市介護予防事業の一環である「食生活改善事業」として、高齢者等を対象に、高齢期の食 について正しく学ぶ機会を提供するとともに、食生活の自立を促すことを目的とした教室の活 動報告。 医療法人社団生和会 徳山リハビリテーション病院 在宅支援センター 報告者:久 隅 亜由美 「右手が動かなくてもできることは沢山ある!!主婦業の再獲得・外出支援に向けて~活動・ 参加にアプローチし成功した例~」 入院中は麻痺した手足が動くようになることへ希望が強く、退院後、意欲低下、閉じこもり 生活となったが、訪問・通所リハビリを利用することで主婦業を再獲得し、外出ができるよう になった経過について報告する。 ※ 大会当日の発表の順番は改めて決定します。 10 参 加 費 2,000円〈資料代〉【大会当日、受付でお支払いください。】 11 参加申込方法 「第16回 山口県介護保険研究大会参加申込書」に必要事項を記入し、下記へ FAX又は郵送でお申込みください。 12 申込締切日 平成27年11月9日(月)必着 13 留意事項 (1)昼食については、会場で「赤い羽根弁当(お茶付・税込み600円)」を斡旋い たします。 必要な方は、大会当日の受付時間内(午前9時から午前10時まで)に食券を購入して ください。【参加費に昼食代は含まれていません。】 (2)研究発表会場の座席数には限りがありますので、発表時間により立見となるこ ともあります。 (3)会館敷地内の駐車場につきましては、関係者専用となっています。来場者の方 は下記「会場周辺地図」の専用駐車場及び臨時駐車場等を利用してください。 (4)駐車場のスペースに限りがありますので、参加にあたっては、公共交通機関の 御利用や自動車の相乗りの御協力をお願いします。 14 申込み・問い合わせ先 山口県介護保険関係団体連絡協議会 〒753-0072 山口市大手町 9 番 6 号(山口県社会福祉協議会 地域福祉部 内) TEL(083)924-2828 FAX(083)924-2847 E-mail [email protected] URL http://yg-kaidankyo.jp/ 【会場周辺地図】
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