CSRレポート2015 - JTEKT 株式会社ジェイテクト

CSR レポート 2015
CSR Report 2015
メッセージ
CO N TE NTS
より良 い 未 来 へ
冊 子 / ウェブサイト
ともに 、
メッセ ー ジ
CSR レポート 2015
社長メッセージ
1
より良い未来に向かって、
常に環境変化を見据えながら、
より力強く歩んでまいります
コンプライアンス
3
コンプライアンス徹底の取り組み
ジェイテクトのCSRの考え方
4
ジェイテクトらしい CSRを
社会へ広げていくために
JTEKT GROUP VISION実現に向けて
中期経営計画を推進し、
PICK UP 2014
5
多くの成果を生むことができた2014年度。
期待を超える価値づくり
これからもステークホルダーのみなさまとの
グローバル
12
コミュニケーションを大切にしながら、
労働安全
14
CSR社内浸透
15
地球温暖化防止
16
災害復興支援
17
世界が本当に求めているものを追求し、
「価値づくり」
「モノづくり」
「人づくり」を軸に
活動に取り組んでいきます。
18
実績一覧
ともに、より良い未来へ向かうために。
6
過去3年間のCSR活動の実績データ
企業概要
事業領域/企業概要/沿革
売上高の推移/経常利益の推移
従業員数の推移
編集方針
●
本レポートは、
ジェイテクトのCSRに対する考え方や活動について、
本レポートは
「メッセージ」
(本冊子)
と、
「メッセージ」
「詳細・データ」
を
合わせたフルレポート
(ウェブサイト)
という、
二つの媒体により構成されています。
●
関連記事マークのアルファベットについて
詳 細・デ ー タ
みなさまにわかりやすくお伝えする目的で発行されています。
●
20
M = CSRマネジメント S = 社会性報告 E = 環境報告
2014年度(2014年4月∼2015年3月)
対象期間
※一部の項目については対象期間外の内容も含みます。
対象組織・範囲
ウェブサイト
対象期間および対象組織・範囲
M CSRマネジメント
CSR方針/CSR推進体制
CSRを支える基礎
S 社会性報告
お客様とともに/取引先様とともに
従業員とともに/地域社会とともに
株主・投資家のみなさまとともに
株式会社ジェイテクトの全活動
ジェイテクトグループ統一基準での環境データ計測・管理など、
グループ全体でのマネジメントを進めてお
E 環境報告
り、一部の項目については国内外のグループ会社の実績も記載しています。なお、集計範囲に変更が生じ
環境マネジメント/環境に配慮した開発・設計
た場合は、原則過去にさかのぼり、
データの修正を実施しています。
地球温暖化防止/資源の有効利用
参考にしたガイドライン 環境負荷物質の管理・低減
◎ GRI
(グローバル・リポーティング・イニシアティブ)
生物多様性保全/補足資料
「サスティナビリティ・リポーティング・ガイドライン2013
(G4)」
◎ 環境省「環境報告ガイドライン
(2012年版)」
◎ ISO26000
(組織のための社会的責任国際規格)
New!
2014 年度に始まった新しい取り組みと、今回のレポートで初めて公開した情報
には、
このマークがついています。
※本冊子P6∼11については、
すべての内容が新しい取り組みであるため、
このマークを省略しています。
本冊子と詳細・データは、ジェイテクトのウェブサイトでご覧いただけます 第三者意見
「CSRレポート2 0 15」に対する第三者意見
第三者意見を受けて
事業所別環境データ
国内工場・事業場/グローバル事業所
h t t p : / / w w w. j t e k t . c o . j p / c s r /
CSR レポート 2015
社長メッセージ
Message from the President
考えております。この考えに則り、モノづくりに取り組む企業と
より良い未来に向かって、
して、安全・品質・環境・コンプライアンスといった経営基盤の
常に環境変化を見据えながら、
まず、従業員の安全を守ることは何よりも重要な使命でありま
より力強く歩んでまいります
働災害が発生し、
その多くが再発でした。これを危機的状況と
強化に取り組んでおります。
す。
しかしながら、昨年度は歩行中の転倒などを含め多くの労
認識し、本年度は、安全ビジョン「Safety First 」No.1 JTEKT
ー全ての災害は必ず防ぐことができる!ー を策定し、全役員を
株式会 社ジェイテクト 取 締 役 社長
安 形 哲夫
Te tsuo Ag a t a
筆頭に、全職場のリーダーが災害は必ず防ぐことができるとい
う強い信念を持ち、労働災害撲滅に向け、安全・安心、明るく
きれいな職場づくりの活動をさらに強化しております。
経営基盤のさらなる強化に向けて
次に、お客様から信頼され、安心を感じていただけるブランドを
さらなる品質強化のためのトップ直轄組
目指し、2014 年 9月、
当社では、企業理念「モノづくりを通じて、人々の幸福と豊か
織を新設いたしました。品質管理の仕組みとして、企画、開発、
な社会づくりに貢献する」の実現に向け、
ステークホルダーと
設計、生産準備、生産に至る各段階での節目管理や製造現
の和を大切に誠実な事業活動を実践し、企業価値の持続的
場でのフロアマネジメントのさらなる改善を図り、スピード感を
向上に努めていくことが、企業の社会的責任(CSR)
であると
持って活動を展開しております。
CSR Report 2 015
1
CSR レポート 2015
社長メッセージ
地球環境保全については、当社グループの各拠点における
げたいと考えております。価値の創造者は従業員一人ひとりで
環境異常撲滅に向け、
グローバルでの管理体制強化を推進
あり、
グローバルでの多様な文化をお互いが理解し合うことで
しております。CO 2 排出量削減については、2016 年度から
生まれる信頼関係を礎に、
チームで共通の価値観を持ち、一
2 0 2 0 年 度までの新たな目標を設 定し、国 際 社 会が目指す
人ひとりが生き生きと働くことが競争力の最大の源泉であると
「温室効果ガスの排出量を2050 年までに半減」の実現に貢
当社は考えております。現在、
グローバルで意見交換を行い、
献したいと考えております。
共有すべき価値観の明確化に取り組んでおりますが、
これが
また、
コンプライアンスについては、すべての取締役・執行役
当社グループに広く、深く浸透することで、容易には真似できな
員および従業員に徹底させる取り組みを継続し、定期的にそ
い当社らしさを確立し、当社の企業価値向上と人々の幸福と
の状況を点検することで全員の意識向上を図っております。
豊かな社会づくりへの貢献につながるものと信じております。
従業員一人ひとりが大切にする価値観
中期経営計画を着実に推進
「ジェイテクトウェイ」の明確化
昨年度の世界経済は、新興国での成長鈍化が見られたもの
2
2016 年 1月に設立 10 周年という節目の年を迎えるにあたり、
の、米国では堅調な回復を維持し、欧州でも緩やかな回復が
当社グループ共通の思想的な基盤ともいえる
「ジェイテクトウ
続くなど、総じて底堅い動きを示しました。日本経済において
ェイ」
を新たに策定いたします。目指す姿であるジェイテクトグ
は、総じて堅調に推移しましたが、当社においては、消費税増
ループビジョン「 No.1 & Only One ーより良い未来に向かっ
税に伴う駆け込み需要の反動により、下期に自動車業界から
てー 」の実現に向けて、当社の前身である光洋精工株式会
の需要減が顕在化しました。このような状況の中で、
グループ
社と豊田工機株式会社の両社で脈々と受け継がれてきた良
一丸となって中期経営計画を推進してまいりました。2014 年
き伝統、文化を積極的に取り入れ、新しいDNAとしてまとめ上
度末には、計画に対する進捗状況の評価と外部環境の変化
CSR Report 2 015
Message from the President
コンプライアンス徹底の取り組み
を織り込んで次年度以降の計画を更新いたしました(※)。
このように、変化に左右されない磐石な基盤を早期に確立し、
今後も真のグローバル企業としてさらに成長を続け、豊かな社
会づくりに貢献してまいりたいと思います。みなさまにおかれま
しては、
これからも変わらぬご支援をお願い申しあげます。
当社グループでは、2011 年 7月に公正取引委員会
による立入検査を受け、
その後、独占禁止法違反の
認定を受けたことを厳粛に受け止め、
コンプライアン
ス体制の強化を図るとともに、従業員一人ひとりが
意識を向上できるような施策に取り組んでおります。
また、各施策の運用状況について定期的に把握し、
※[中期経営計画の概要]
現場の意見を反映した改善を積み重ねております。
自動車部品事業(ステアリング・駆動系部品)
取り組み状況
[目指す姿]
“世界 No.1”
“
、Only One”
へのこだわりを持ち、
お客様への価値を提供し
続けることで、市場をリードする存在として進化し続ける
【コンプライアンス点検】
コンプライアンスに関するマネジメントの状況を定期的
[主な事業戦略]
①グローバル商談対応力のさらなる強化
に点検し、各職場やグループ各社での課題を明確にす
②基幹部品戦略の加速(コラム/MCU )
るとともに全員の意識向上を図る。
③下流アシストタイプの電動パワーステアリング事業の拡大
④次世代高付加価値商品開発
⑤北中米の工場再編
【コンプライアンス違反事例の集約と展開】
毎月、当社グループ内で発生したコンプライアンス違
軸受(ベアリング)事業
反事例
(事故・ヒヤリ)
を集約し、経営会議で報告。
グル
ープ会社へも展開し、
グループ全体で再発防止を図る。
[目指す姿]
グローバル市場の伸びに追随し、体質の強化を図る
[主な事業戦略]
【教育・啓発活動】
役員コンプライアンス研修
(2回/年)
や、
昇格者を対象
①構造改革の加速 ● 国内工場再編 ● 海外工場再編(欧州 / 中国)
とした階層別教育、全営業担当者を対象とした巡回教
②生産力/生産技術力の確立
育などを実施。
また、全従業員を対象に、身近な法律問
③次世代高付加価値商品開発
④産機・市販分野の拡販体制整備
題を事例やクイズに落とし込んだ
「コンプライアンス通
信」
を毎月発行し、
各職場での啓発活動に活用している。
工作機械・メカトロニクス事業
【法令遵守の宣誓書取得】
[目指す姿]
当社および当社グループの全営業担当者から、法令、
お客様から信頼される真の総合生産システムインテグレータ
∼モノづくりすべてのフェーズでバリューを提供∼
[主な事業戦略]
社内規程などを遵守する旨の宣誓書を2011 年 11月
以降毎年取得。2014 年度は当社の全従業員が法令
遵守の宣言実施。
①画期的な原価低減 ②狙いを定めた受注活動と販売店との連携強化
③次世代高付加価値商品開発
④グローバルカスタマーサポート強化
【同業他社との接触に関する報告】
同業他社と接触する場合の事前申請・事後報告を
2011 年 11月以降、全営業に対し義務づけ
(現在は、
機 能軸
全従業員にも義務づけ)
。
コンプライアンス推進室が報
財務基盤
有利子負債削減・戦略資金確保へ
告を受け、都度、
その状況を確認している。2014 年度
①グローバル資金平準化
は報告手続きの効率化のためのワークフロー化を実施。
②滞留資産・低採算事業資産の整理
③棚卸資産最適化
④投資原単位削減
【腐敗行為(贈収賄)防止】
2014 年 6月に社内規程「腐敗行為(贈収賄)防止規
業務改革
①グループ全間接部門で日常業務の標準化/レベルアップ
準」
を施行し、2015 年 1月には「腐敗行為(贈収賄)防
止ガイドライン」
を発刊。
トップメッセージの発信や、各
人材育成
①グローバルサクセッションプランの策定(後継者育成)
種研修での周知など、全従業員への徹底を図っている。
②社内教育体制の整備
M_05 関連記事
CSR Report 2 015
3
CSR レポート 2015
ジェイテクトのCSRの考え方
ジェイテクトらしい
M_01∼08 関連記事
ジェイテクトは「モノづくりを通じて、人々の幸 福と豊かな社 会づくりに貢 献する」という
企 業 理 念のもと、誠実な事業活動により、社会・地球の持続可能な発展に貢 献するこ
C S Rを社会へ
とを目指しています。各ステークホルダーとのコミュニケーションを大切にすることで、社
会 的 課 題の発 見に努める。そしてその解 決に向けて何ができるかを考え、実 践するこ
広げていくために
とで、
ジェイテクトらしいCSRを社会へ広げていきたいと考えています。
社 会・地 球 の 持 続 可 能 な発 展 へ の貢 献
コミュニケーションを通じて
社 会 的 課 題を発 見し、
解 決を目指す
従業員
官公庁
マスコミ
地域社会
誠実な
事業活動
グローバル
社会
取引先
顧客
株 主・投 資 家
CSRを
支える基 礎
M_04∼08
コーポレートガバナンス
コンプライアンス
リスクマネジメント
CSR 方針
企業理念
企業行動規準
役員倫 理 規 則 社員の行 動 指 針
4
CSR Report 2 015
M_01・02
期 待を超える
価値づくり
P
グローバル
12
6
P
CSR レポート 2015
災 害 復 興 支援
PI CK UP
2014
労働安全
14
P
2014年度の活動と成果から代表的なものをご紹介します。
17
P
JTEKT GROUP VISIONを軸にピックアップし、
継続的に重視している災害復興支援を加えました。
地球温暖化 防止
16
15
P
JTEK T GROUP VISION
CS R社内 浸 透
P
No.1 & Only One −より良い未 来に向かって−
お客様の期待を超える
世界を感動させる
自らが考動する
価 値づくり
モノづくり
人づくり
商品・サービスを通じて、
匠の技を極め、
ジェイテクトグループの一員として、
お客様の期待を超える価値を
ダントツ品質のモノづくりを
自信と誇りと情熱を持ち、自ら考え
提供します
追求し続けます
行動する人を育てます
CSR Report 2 015
5
期待を超える価値づくり
PI C K U P 2 0 14
冗長設計コラムタイプ電動パワーステアリング(C-EPS)
システム
価 値づくり
JTEKT GROUP VISION
機能安全規格ISO26262に
さらなる安 全を追 求し、
準拠したプロセスで開発
E P S 世 界初の冗 長 設 計を採用
ジェイテクトは、車載電子制御システムの
国際的な機能安全規格 ISO26262に準
自動車部品事業本部
中部テクニカルセンター
第1設計室 第4設計グループ
自動車部品事業本部
第3電子技術部
第1開発室 第1設計グループ
拠した開発プロセスを2011 年に構築。安
川合 達也
村瀬 司
全監査を、設計・開発部門とは独立した社
Tatsuya Kawai
Tsukasa Murase
内監査機関で実施できる体制も整え、
グロ
ーバルに展開しています。今回の C-EPS
システムはその体制のもとで開発・量産化
を実施した最初の製品。
トヨタ自動車株式
会社の新型アルファードと新型ヴェルファ
イアに採用され、以降も国内外の自動車メ
ーカーに展開される予定です。
「 年々高まる安全性への要求に応えなが
ら、
さらなる小型・軽量化、快適性も追求し、
今後もより優れた製品を世界に届けたい。
そうすることで未来のクルマ社会に貢献し
ていきたいと考えています」
(村瀬)
今や世界中のクルマに搭載されている電
冗長設計により高度な安全性を確保
動パワーステアリング
(EPS)。ジェイテクト
は1 9 8 8 年に世 界で初めてコラムタイプ
冗長設計とは、同じ役割を持つものが 2 系
EPS(C-EPS)の開発・量産に成功し、現
統あり、
もし片方を失っても、
もう一方の系
在もグローバルシェアでトップを誇ります。
統で役割を果たし続けられる設計のこと。
パイオニアだからこそ、そしてリーディング
ドライバーの
開発したC-EPSシステムは、
カンパニーだからこそ、
さらなる安全性の向
操作を検出するトルクセンサーと、
アシストト
上を常に重要な課題と捉え、技術・製品の
ルクを発生させるモータ駆動部に、EPS 世
進化に取り組んできました。そして2 0 1 4
界初の冗長設計を採用。もし運転中に片
年、より高度な安全レベルを実現するため
方の系統に問題が生じてもハンドル操作を
に、冗長設計を採用したC-EPSシステムを
アシストし続けられる、高度な安全性を確保
開発。2015年1月に量産を開始しました。
しています。
開発プロジェクトメンバー
]ZgZ
さらに、集積化したモータ駆動回路を立体
的に配置するなどして、小型・軽量化も実
現。静粛性も、新たなモータ設計を採用す
ることで向上させています。
「 電気設計とメカ設計が互いに知恵を出
し、融合することで、製品全体での最適化
を図り、高い静粛性と快適性の実現につな
げられました」
(川合)
* C-EPSは株式会社ジェイテクトの登録商標です。
6
CSR Report 2 015
故障時アシスト継続率
体積
従来品より
静粛性(ケース振動)
従来品より
55 28 40 約
従来品より
約
約
増加
小型化
低減
期待を超える価値づくり
PI C K U P 2 0 14
燃料電池自動車用 高圧水素供給バルブと減圧弁
JTEKT GROUP VISION
価 値づくり
じ、水素を外部に漏らさないようにする安全
独自の技術で、
対策も施されています」
一 般向け
供給された圧力の高い水素を、発電装置
一方、減圧弁は、高圧水素供給バルブから
の燃料電池スタックで使用可能な圧力に
燃 料 電 池自動 車
まで減圧するための製品です。
誕 生に貢 献
トヨタ自動車から
プロジェクト賞を受賞
自動車部品事業本部
FC部品事業部
FC設計室 第1技術グループ
既存の製品の改良ではなく、
まったく新しい
鈴木 琢也
製品の開発だけに、量産化に至るまでには
Takuya Suzuki
相当な試行錯誤が重ねられました。
「先行技術がないため、常に手探りでした。
化石燃料への過度な依存、地球温暖化な
ました。そのMIRAIに、ジェイテクトの開発
関連する分野を研究している研究者に話
どの環境問題が深刻化する中、水素を燃
した高圧水素供給バルブと減圧弁が搭載
を聞きに行ったこともあります。大変でした
料に走り、CO 2や大気汚染物質も排出し
されています。
が、
エンジニアとしては最先端分野に取り
ない燃料電池自動車は、究極のエコカーと
組めて楽しかったですね。何よりジェイテク
して期待されています。2014年12月、
トヨ
700気圧の高圧水素を封止するために
トにとって新たな製品を生み出すことができ
タ自動車株式会社が一般向け燃料電池
高い密閉性を実現
たことが感慨深い。チームであきらめずに取
自動車MIRAIを発売し、大きな話題となり
り組んだ結果です」
高圧水素供給バルブは、燃料の高圧水素
高圧水素供給バルブと減圧弁は、
トヨタ自
が貯蔵されているタンクに装着され、水素を
動車から独自の技術でMIRAIの商品力向
封止・供給する役割を担います。
上に貢献したことが評価され、
プロジェクト
「水素は最も小さい元素ですから、
わずかな
トヨタ MIRAI
賞(技術の部)
を受賞しました。
隙間も通り抜けてしまいます。700 気圧とい
「燃料電池自動車は今後、人々にとってさ
う高圧で充てんされる水素を封じ込めるた
らに身近なクルマになっていくと思います。
めに、高い密閉性を実現しました。また、衝
私たちも製品をさらに進化させることで、普
突など万一の際には電磁弁が自動的に閉
及に貢献していきます」
高圧水素タンク
減圧弁
高圧水素を、燃料電池スタッ
クで使用可能な圧力にまで減
モータ
圧します。
高圧水素供給バルブ
高圧水素タンクに充てんされ
トヨタFCスタック
(燃料電池)
た水素を、封止・供給する役割
を担います。
* MIRAIはトヨタ自動車株式会社の登録商標です。
CSR Report 2 015
7
期待を超える価値づくり
PI C K U P 2 0 14
耐熱仕様常時摺動インターミディエイトシャフト
コーティング材
ました。そして2015 年 3月、
に耐熱樹脂を採用した新たな製品を開発
自動車部品事業本部
要素開発部
第2開発室 第2開発グループ
し、量産を開始しました。
東 賢司
Kenji Higashi
エンジンルーム内でも使用可能に
静 粛 性 、快適 性への
ニーズに
さらに広く、深く、
応えます
スライド部に耐熱樹脂を採用
新製品に採用した樹脂は、研究、設計、製
造など各部門が連携して独自開発したも
の。耐熱性を高めたことで、FR 車やSUVな
どエンジンルーム内にインターミディエイトシ
ャフトを配置するクルマにも使用可能となり
部品です。室内空間の静粛性や運転の快
適性へのニーズが高まる中、
ジェイテクトは
インターミディエイトシャフトは、ハンドル側と
スライド部に樹脂をコーティングすることで、
タイヤ側をつなぐ中間軸で、ハンドル操作
音の発生を抑え、操舵フィーリングを高めた
力をステアリングギヤに伝える役割を担う
製品を開発。改良を重ねながら量産してき
製造:光洋機械工業株式会社
高速回転プラネタリ用針状ころ軸受
E_10 関連記事
分にだけ厚みを持たせることで重量を抑え、
A Tのコンパクト化に
つながる
進 化に向けて
課題を解決。製造方法の開発にあたって
は、
グループ会社の宇都宮機器株式会社
と連携し、独自の加工技術を活用しました。
「小さな製品ですが、ATで数多く使われる
ため、
その分大きな効果につながります。今
後も進化を追求していきます」
軸受事業本部
軸受技術部
NRB技術室
小谷 一之
Kazuyuki Kotani
グループ会社と連携して課題解決
ンパクト化できるため、
クルマの燃費向上に
つながります。
8
ジェイテクトは2014 年、
オートマチックトラン
プラネタリギヤの軸受には、遠心力による負
スミッション
( AT )内のプラネタリギヤで使
荷がかかります。
しかし高速回転に対応す
用される針状ころ軸受の新製品を開発しま
るために保持器の素材の板を厚くして強度
した。従来以上の高速回転に対応できる
を高めると今度は重くなり、
さらに大きな遠
強度を持ち、
さらに小型化も実現。ATをコ
心力がかかってしまいます。そこで必要な部
CSR Report 2 015
]ZgZ
期待を超える価値づくり
PI C K U P 2 0 14
価 値づくり
JTEKT GROUP VISION
ハイパーカップリング(トルクリミッタ)
品質ともに優れたものをこれからも世界に
展開していきたいですね」
軸受事業本部
産業機器技術部 駆動軸技術室
Akihide Nagayama
クルマ社会に与える影響も大きい。機能・
永山 彰英
「ナンバーワンのシェアだからこそ、製品が
お客 様 密 着の姿 勢 を
大 切 に し なが ら
鉄鋼業界を
支 え ていき ま す
ました。
また、従来のタイプと比べて軽量化も
実現し、
クルマの低燃費化にも貢献します。
価値づくり
JTEKT GROUP VISION
]ZgZ
耐久性
50 18 高温時回転方向ガタ増加量
従来品より
約
質量
軽量化
約
従来品より
低減
過負荷を瞬時に遮断する安全装置
これまでにも同装置の中小駆動軸用を開
発しており、今回の開発ですべての駆動軸
回転する上下のロールの間に圧延材を通
サイズへの対応が可能となりました。
し、薄く延ばしていく鉄鋼圧延機。圧延材の
多重かみ込みなどが発生すると、瞬間的に
鉄鋼設備用駆動軸でトップシェア
過大なトルクが装置全体にかかり、特に原
JTEKT GROUP VISION
価 値づくり
宇都宮機器株式会社
生産技術部
生産技術グループ
栗木 初
Hajime Kuriki
今回の保持器形状は「つくり」を考慮した製造側
動機やその回転を伝達する駆動軸の破損
ジェイテクトの開発した安全装置は、油圧
につながります。
拡張式を採用しており、従来の方式に比べ
ジェイテクトでは2014 年、大型駆動軸の鉄
て「部品の定期交換が不要」
「復旧時間を
鋼圧延機向けに、過負荷の発生時、
その
短縮できる」
「復旧部品を縮小できる」など
負荷を瞬時に遮断する安全装置を開発。
のメリットがあります。
1967 年に国内駆動軸メーカーでは初めて
の提案と設計側の性能アップのニーズが合致し、
鉄鋼設備用駆動軸を生産・納入し、現在も
形となりました。今回のような提案がお客様の喜
国内トップシェアを維持しています。
びにつながることを誇りに思っています。これから
もより良い製品を世に送り出せるよう精進してい
きます。
いると考えています。今後もお客様の声に
製造 宇都宮機器株式会社
耳を傾けながら高品質の製品を提供し、鉄
本社
栃木県宇都宮市雀宮町585
設立年月日
1953年10月1日
従業員数
274人(2015年3月末現在)
事業内容
針状ころ軸受の製造・販売
高速性
従来品より
軸受幅
従来品より
「お客様密着の姿勢がシェアにつながって
鋼業界の発展に貢献していきます」
製造 光洋機械工業株式会社
5∼15 10 本社 大阪府八尾市南植松町2-34
設立年月日
1961年8月8日
従業員数
1,209人(2015年3月末現在)
事業内容
自動車部品、工作機械、精密機器、
FAシステムの製造・販売
向上
約
縮小
復旧作業工数
ピンのせん断破壊を利用した
従来方式の装置と比較して
1/4
* ハイパーカップリングは株式会社ジェイテクトの登録商標です。
CSR Report 2 015
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期待を超える価値づくり
PI C K U P 2 0 14
横 形マシニングセンタ FH630SX-i
E_10 関連記事
価 値づくり
JTEKT GROUP VISION
つが、
リアルタイム熱変位補正機能です。
金属部品加工では、工場内の温度変化や、
研究開発本部
先端プロセス研究部
プロセス要素研究室
機械から出る熱が、加工精度に大きな影響
佐々木 雄二
を及ぼします。そのため加工現場では、暖機
Yuji Sasaki
運転や空調によって温度を安定させる、作
業後に補正加工を行うなどして精度を確保
しています。追加した機能は、
こうした手間を
工作機械・メカトロ事業本部
工作機械開発部
標準機開発室 切削グループ
不要にするものです。機体各部の温度セン
サーで計測した温度データと機体の3Dモデ
岡 祐司
ルをもとに、熱変形をCNC(コンピュータ制
Yuji Oka
御)
装置内部で解析。工具先端変位を算出
し、
リアルタイムに位置制御を行うことで、熱
による加工誤差を画期的に低減しました。
世 界のモノづくりに貢 献
暖機運転や補正加工が不要
より高精度な加 工を、より簡 単に
生産効率向上と省エネも実現
より大きな工作物を、より効率良く、より高
は、年々多様化・高度化しています。ジェイ
機械仕様、加工精度、作業性ともに、従来
精度に、より簡単に──クルマ、航空機、
テクトはこうしたニーズに応え、2013年、従
機と比較して大きく向上したFH630SX-i 。
農機・建機、エネルギー関連装置などに使
来機FH630SXをベースに加工エリアと積
さらに、暖機運転や補正加工が不要になる
用される中型部品の加工設備へのニーズ
載質量を大幅に拡大、そして生産性、作
ことから、生産効率の向上と省エネも実現
業性も向上させたFH630SX-iを開発し、
しました。
販売開始。さらに2014年、同製品に新た
「 温度変化の大きな工場環境でも、
また、
な機能を追加し、より高精度に、より簡単
補正加工などの熟練技術を持たない作業
に、加工ができるよう進化させました。
者でも、安定して高精度加工を行うことが
できます。これからも、
モノづくりに携わる世
独自の技術で
界中の人々に貢献できる工作機械を開発
熱による加工誤差を画期的に低減
していきます」
(岡)
「今までにないアイデアで、機械の複雑な
2014 年に追加した新たな機能のうちの一
熱変形を高速に解析する技術を開発し、
熱による加工誤差の低減を実現しました。
● リアルタイム熱変位補正システム
これにより、高精度な加工が簡単にできる
温度センサー
ジェイテクト独自の高速演算プログラム
インターフェイス
●熱変位推定ロジック
簡単にモノづくりのできる工作機械を目指
●位置制御ロジック
していきます」
(佐々木)
データ
主軸変位センサー
室温変化による加工誤差
光学式スケール
リアルタイム位置制御
10
CSR Report 2 015
ようになりました。これからも、誰にでもより
従来品より
CNC内部で解析
複雑な熱変形をFEM解析
ロジックを用いてリアルタイ
ムに解析
消費電力
従来品より
約
88 19 約
低減
削減
期待を超える価値づくり
PI C K U P 2 0 14
生産マネジメントシステム TIPROS-Es100
JTEKT GROUP VISION
価 値づくり
工作機械・メカトロ事業本部
メカトロ制御技術部
メカトロ制御システム技術室
第1グループ
加藤 聖
Satoshi Kato
レイアウト表示のアンドン
工場全体を見える化することで、
弱点があるかを分析できる、遠隔オフィス
で生産現場の状態を把握して計画の見直
生産 性向上をサポートします
しに活用できる、
などの特長があります。生
産ライン全体、工場全体を見渡して弱点を
ジェイテクトは、設備の動きを制御するプ
見えなかった弱点が見える
見える化、対策することで無駄を削減でき
ログラマブルコントローラ
(PLC)、設備の
対策することで無駄を削減できる
ます。
さらに、
それぞれの生産設備の能力を
最大限に引き出し、生産性向上に貢献し
状態を見える化するダイレクトモニタ、安
全性の向上に特化したPLC、加工工程を
なぜか想定より生産数が少ない。設備が
コンピュータで数値制御するCNC装置な
頻繁に停止するが、原因は不明。モノづく
ど、
さまざまな制御システム機器を開発し、
りの現場では、
こうした解決への糸口がつ
工作機械と制御システム機器、
モノづくりの現場を支え続けてきました。そ
かめない問題にも直面します。その解決を
両方を開発している強みを生かして
して2 0 1 4 年 、生 産マネジメントシステム
サポートするために、生産マネジメントシス
TIPROS-Es100を開発。個々の設備の
テムTIPROS-Es100は開発されました。
ジェイテクトは部 品メーカーであると同 時
見える化だけでなく、生産ライン全体、工場
どの設備で何が起きているかをレイアウト
に、工作機械メーカーであり、
さらに制御シ
全体の見える化を実現し、
さらなる生産性
表示のアンドンですぐに確認・対応できる、
ステム機器も開発・製造しています。
向上に貢献します。
PLCのデータをサーバーに蓄積してどこに
ます。
「制御システム機器を開発している私たち
にとって、工作機械も自社内で開発・製造
● システム構成イメージ
していることは、大きな強みだと感じていま
す。工作機械メーカーの生の声を、
ダイレク
ネットワーク
トに、
きめ細かに、聞くことができるわけです
事務所
クライアント
PC
工場事務所
サーバー
PC
工場生産ライン
PL C
から。この強みを生かし、
これからもよりお客
様に満足と信頼を得られる生産マネジメン
トシステムを開発し、
モノづくりの現場をしっ
かりと見守っていきたい。設備異常に即座
可動モニタ
設備状態分析
計画の見直し
生産性向上の取り組み
設備データ収集
問題点への即応
に対応できるだけでなく、異常そのものの発
レイアウト表示の
アンドン
そんなシステムへの進化を目指し
生を防ぐ、
ていきます」
* TIPROSは株式会社ジェイテクトの登録商標です。
CSR Report 2 015
11
グローバル
PI C K U P 2 0 14
会社数
24社
従業員数
7,135人
売上高
2,114億円
欧州
Europe
会社数
39社
従業員数
17,791人
売上高
5,590億円
日本
Japan
北米
North America
会社数
16社
従業員数
6,300人
売上高
3,031億円
アジア・オセアニア・
その他
Asia,Oceania,Other
会社数
57社
従業員数
12,686人
売上高
2,823億円
グローバル人事
第2回グローバル人事会議を開催
国・地域を越えて、
今後の施策について議論
多様な人 材が活 躍できる仕組みの整備へ
12月11・12日、海外主要 6 地域と日本の人
グローバルサクセッションプランの
世界各拠点の主要ポストについて
導入と推進
ヒアリングをベースに調査
N ew!
事担当者が一堂に会し、前年 12月以来 2
回目のグローバル人事会議を愛知県刈谷
市で開催しました。グローバルサクセッショ
12
ジェイテクトはグループ全体で国内外合わ
最初のステップとして、2014 年度は各海
ンプランの進捗、今後の施策などについて
その
せて約 4 万 4,000 人の従業員を擁し、
外拠点の主要ポストがどのような役割を担
議論が展開されました。
うち約 6 割が海外で働いています。国籍・人
っているか、現地での対話や電話会議を通
種を問わず、意欲あふれる人材、能力ある
じて調査し、明確化しました。
人材が国・地域を越え、自身にとって最適
次のステップとして、主要ポストに現在つい
な環境で活躍できる──そんな仕組みを整
ている従業員や後継者候補となり得る従業
えるために、
グローバルな人事マネジメント・
員のキャリア・能力などの情報を整理・把握
育成体制の構築を目指しています。この取
し、各ポストの後継者となる人材の発掘・育
り組みの一つとしてグローバルサクセッショ
成・適正配置につなげていきます。そのため
ンプランを導入し、実践していく予定です。
の委員会も各地域で立ち上げる予定です。
CSR Report 2 015
第 2 回グローバル人事会議
グローバル
PI C K U P 2 0 14
グローバルマネジメント体制
所在地別売上構成
モノづくり
JTEKT GROUP VISION
(2014年度連結売上高)
アジア・
オセアニア・
その他
20.7%
ジェイテクト品質を世界中に展開
日本
41.3%
欧州
15.6%
海外主要6地域に
応するため、各国で生産能力を増強。6月
ジェイテクトの役員を配置
に中国でピニオンタイプ電動パワーステア
北米
22.4%
の現地生産を開始、7月に
リング
( P-EPS )
(2015年3月末現在、連結)
欧州
16.3%
北米で自動車向けハブユニットの生産体
アセアン、
インド、中南米の海外主要 6 地
制を強化しました。
域にジェイテクトの役員を配置し、
グローバ
所在地別従業員構成
アジア・
オセアニア・
その他
28.9%
ジェイテクトグループは、北米、欧州、中国、
ルでのマネジメント体制を整備しています。
電動パワーステアリングの
また、
日本で培った、生産ラインのつくり方
グローバル累計生産台数が
や運営の仕組みを海外に展開。お客様が
1億台を突破
New !
期待する品質・コストを確保したモノづくりを
日本
世界各地で行っています。
40.5%
の 電 動 パワーステアリング( E P S )が 、
各国で生産能力を増強
北米
14.3%
JTEKT GROUP VISION
2015 年 4月、
グローバル累計生産台数 1
億台に到達しました。
お客様に迅速・安定的に製品をお届けでき
世界各国の自動車メーカーに採用されて
る体制を整えることは、
メーカーとして重要
おり、各社の需要に迅速に、
きめ細かに応
な責任の一つであると考えています。2014
えるため、世界 10カ国に14のEPS 生産拠
年度は、世界的に旺盛な自動車需要に対
点を設けています。
人づくり
中国でピニオンタイプ電動パワーステアリングの現地生産を開始
グローバル人材育成の一環として
英語力向上をサポート
1988 年に開発・量産開始したジェイテクト
New !
New!
自動車産業の最大市場となった中国では近年、需
要の多様化が進んでいます。従来のコラムアシストタ
グローバルに活躍できる人材の育成に向
イプ
(上流)
に加え、
ラックアシストタイプ
(下流)
であ
け、2014 年度は問題解決能力を強化する
り、静粛性や操舵性に優れるピニオンタイプ電動パ
の生産を、中国のグルー
ワーステアリング
(P-EPS)
研修を導入しました。
また、従業員全体の英語力向上にも力を
プ会社JSSXで6月より開始しました。今後も生産品
目の充実と生産能力の増強に取り組んでいきます。
注いでいます。TOEIC 社内試験を年 2 回
実施し、定期的に英語力を測ることのでき
北米で工場を拡張し、ハブユニット生産・供給能力を強化
New !
る機会を提供。2014 年度は4月の試験で
672 人、10月の試験で928 人が受験しま
米国のグループ会社 KBNA のリッチランド工場で
した。
7月、工場拡張を実施しました。同工場は、北米の
さらに、自己啓発講座の英語通信教育を
ハブユニット生産における中核拠点です。敷地・
受講して目標点を達成した従業員に対し、
建屋を拡張し、新ラインを導入することで、生産能
力を約 2 倍に向上させました。今後も、優れた製品
受講費の 30%を補助する制度も導入。英
の供給を通じて、北米の旺盛な自動車需要に応
語学習へのモチベーションアップを図って
えていきます。
います。
S_03・08 関連記事
* P-EPSは株式会社ジェイテクトの登録商標です。
CSR Report 2 015
13
PI C K U P 2 0 14
安 全文化の構築
S_11・12・13 関連記事
全従業員を対象に
「 全ての災 害は必ず防ぐことができる!」
安全意識調査を実施
New !
という信念を共 有
ジェイテクトでは、労働災害が増加傾向に
ある現状を危機的状況と捉え、災害の背景
に何があるのかを究明するために、2014 年
10月より米国デュポン社のコンサルティン
グを導入。全従業員を対象とした安全意識
調査や工場点検を実施しました。
調査の結果、
ジェイテクト従業員の安全意
識に課題があることが判明。現在は、各工
場・事業場におけるさまざまな取り組みを通
じて、従業員同士で相互に指摘し合い、感
謝し合える相互啓発の状態にまで引き上げ
ることを目指しています。
全役員出席のもと、
役員安全研修で、安全への思いを語る安形哲夫社長
安全研修を実施
労働災害へのさらなる対策が急務
New !
進。2013 年度に全工場で設置を完了し、
事務職も含めて工場に入る可能性のある
安全文化の構築に向け、経営層が強力な
ジェイテクトでは、従業員の安全を守ること
従業員全員への教育を行いました。その結
リーダーシップを発揮するために、2015 年 1
を、何よりも重要な使命であると考えていま
果、止めず災害については、2013
す。2011 年度以降は特に、機械を止めず
年度 15 件から2014 年度 10 件へと
全災害件数の推移
に異常処置などの作業や修理を行う中で
減 少させることができました。
しか
50
発生する
「止めず災害」への対策を最重要
し、
まだ撲滅には至っていません。
40
課題とし、撲滅に注力してきました。そのた
また、全労働災害件数については、
30
めの施策として、実際の機械で災害を疑似
2014 年度 46 件発生し、36 件と多
体験し、作業ルール遵守の大切さを体で感
かった2013 年度よりさらに増加し
じてもらう教育の場、安全道場の設置を推
てしまいました。
重大
準重大
休業
不休
20
10
0
(件数)
2010
2011
2012
2013
2014 (年度)
安全に対する取り組み事例
ポケテナシ活動
「ポケットに手を入れて歩かない 」
「 携 帯 電 話を操 作しながら歩かな
い」
「 手すりを持って階段を昇降す
自主保全・4S活動
頻発停止の改善活動
安全の番人活動
毎週火曜日の朝の30 分間、工場一
作業者から頻発停止についてヒア
責任者を決めて、安全への取り組
斉に自主保全と4S(整理・整頓・清
リングし、
マップ化することで計画的
みを毎月点検しています。労使一体
各職場のミーティング結果を一覧表
潔・清掃)
を実施しています。
に改善しています。
となり、当事者意識を持って安全を
に集約して掲示。全職場にフィード
守っています。
バックし、情報を共有するとともに、
る」
「 斜め横 断はしない 」
「指差呼
称」
を徹底。
新たな気づきを促します。
全社展開
14
CSR Report 2 015
安全ミーティングの
キャッチボール活動
田戸岬工場
東京工場
豊橋工場
豊橋工場
労働安全
JTEKT GROUP VISION
CSR社内浸透
PI C K U P 2 0 14
人づくり
月21日、全役員出席のもとで安全研修を実
施。
「ジェイテクトが目指す安全ビジョン」
「経営幹部としての安全文化構築のための
浸透活動の継続
人づくり
JTEKT GROUP VISION
仕 事とCSRのつながりを、
一 人ひとりが考えるための機会づくり
コミットメント」について研修・討議を行い、
各役員からは「『 現地現物 』で周知を徹底
する」
「安全へのモチベーション向上に取り
浸透ツールを全従業員に配布
ひとりがどう関わっているかを考える内容と
なっています。勉強会の結果報告では「職
組む」
などの強い意思表示がなされました。
ジェイテクトでは2011 年度から
「 CSRレポ
ジェイテクト安全ビジョンを策定
New!
ート」
を全従業員に配布し、各職場で勉強
場にもビジョンが必 要なことがわかった」
「定期的に議論していくことが大切」
などの
会を開 催しています 。2 0 1 4 年 度 は 、
声がありました。
ジェイテクトの安全に対する基本的な考え
JTEKT GROUP VISIONの目指す姿と
方として 、2 0 1 5 年 度 、安 全 ビジョン
CSRの考え方は同じであることを伝えるた
「 Safety First 」No.1 JTEKT −全ての災
めに、
リーフレット
「 CSR+YOU あなたが担
害は必ず防ぐことができる!− を策定。この
う社会的責任について考えるノート」の第 2
職場マネジメントアンケートの中で実施した
ビジョンのもと、労働災害撲滅に向け、各
弾を、
「 CSRレポート」
とともに全従業員に
CSR 方針理解度調査の結果、2014 年度
工場・事業場において、安全人間づくり、安
配布しました。
リーフレットは、社会の変化・
は基幹職以上で86%、一般従業員で47%
全職場づくりを強化しています。2015 年度
進化に対応する能力が企業には求められ
から、CSR 方針について理解したという回
はまず、止めず災害ゼロ、歩行災害ゼロの
ていることや、JTEKT GROUP VISION
答が得られました。
実現を目指します。
の三つの柱について、職場や従業員一人
CSR方針の理解度調査を継続
S_10 関連記事
安全ビジョン
「Safety First」
No.1 JTEKT
全ての災害は必ず防ぐことができる!
● 安全は全てに優先する
● ゼロ災害に対するこだわり
CSR方針について「十分理解した」
「かなり理解した」の上位2回答(全6択)の比率
2012年度
2013年度
2014年度
基幹職以上
79%
82%
86%
一般従業員
36%
38%
47%
全従業員
43%
45%
53%
● 危険ゼロの会社を目指す
CSR+YOU あなたが担う社会的責任について考えるノート
従業員と家族が幸せで
誇りの持てる会社になる
安全人間
①自分の身体は自分で守る
②周りの仲間にもケガをさせない
③不安全行動・状態を改善する
安全職場
①本質安全設備になっている
②明るく4Sが継続されている
2013 年度に第 1 弾を作成。各職場で行われるCSRの勉強会で活用されています。
③職場が日々改善され続ける
CSR Report 2 015
15
地球温暖化防止
PI C K U P 2 0 14
地 球温暖化防止活動のあゆみ
E_03・04・11・12・13 関連記事
JTEKT GROUP VISION
現 場 との対 話 を
Hiromu Takeuchi
大 切 に し なが ら 、
竹内 弘
さ ら なる改 善 策 を
と も に 追 求 し ていき ま す
生産技術本部
環境管理部
モノづくり
目標値を定め、計画的・体系的に
ーメーターを設置し、
そのデータを生かして
います。また、逆にジェイテクトの各工場が
省エネ化を推進
停止時の待機電力削減や原単位の管理
考案した改善事例についても工業会に情
に取り組みました。特に熱処理炉は多くの
報提供し、業界全体で効果的な手法を共
ジェイテクトでは5 年ごとに環境取り組みプ
エネルギーを必要とするため、重点的に省
有しながらCO 2 削減に取り組んでいます。
ランを策定し、明確な方針と目標値のもと、
エネ化を推進。各工場において計画的に
さまざまな環境対策を進めています。CO 2
改造・補修、新型炉の導入などを進めてい
さらに高い
排出量削減についても社会情勢や政策動
ます。
目標の達成に向けて
物流など全プロセスにわたって省エネ化を
省エネマトリックスを作成し
2015 年度は、第 5 次環境取り組みプラン
計画的・体系的に推進してきました。
効果的な改善事例を展開
向に応じて目標値を設定し、製品の生産や
N ew!
の最終年度。2020 年度を目標年度とす
る、第6次プランの策定が始まっています。
エネルギーの見える化により
ジェイテクトが所属している工業会やオール
「どの工場もすでにさまざまな対策を導入し
無駄を把握・改善
トヨタグループの改善事例から、
ジェイテクト
ているため、
さらにCO 2 排出量を削減する
にとって効果的と思われるものを
「原動力・
のは、簡単なことではありません。私たち全
CO 2 削減の大きな柱として、2011 年度か
照明」
「 熱処理・鋳造」
「 加工・組み付けライ
社事務局としては、各現場に足を運んで対
らエネルギーの見える化を推進。全工場の
ン」の 3 分野を軸にピックアップし、全工場
話を重ねながら、
ともに改善策を追求してい
主要ラインに電力を自動計測するエコパワ
に展開。これを省エネマトリックスと呼んで
きたいと考えています」
新型炉の導 入により、品質向上と省エネを実現
香川工場では、
ころ
(軸受の転動体)
の熱処理工程におい
て、
さらなる品質向上を実現するとともに、
エネルギーの使
用量も削減できる新型炉を導入。消煙装置も設置し、環境
工程能力値
従来炉より
に配慮しています。仕様の選定にあたっては香川工場だけ
でなく、軸 受 生 産 技 術 部 や 熱 処 理 B R( B u s i n e s s
Revolution )部と連携して検討。これまで積み重ねてきた
改善の経験を生かし、最適な仕様を選定しました。
16
CSR Report 2 015
New !
7.6 改善
CO 2 1カ月あたり
従来炉より
22.6 削減
災害復興支援
PI C K U P 2 0 14
被災地支援チャリティキャラバン
S_21 関連記事
寄付贈呈式を開催した気仙沼向洋高等学校の仮設校舎
気仙沼向洋高等学校へはネット支柱カバーとチームバックを贈呈
気持ちを届ける
想いがつながる
STINGSサインボールも贈呈
合言葉は「再生にエールを」
金を増額するマッチングギフト制度も、前年
て寄付金総額は262 万 525 円となり、前年
2013年度に引き続いて実施
同様取り入れました。
より約30万円多く集めることができました。
食堂メニューや自動販売機を活用した全
全工場・事業場・支社で実施
従業員参加型の支援活動「 被災地支援
独自企画もより活発に
寄付
金額
2013年度 → 231万4,976円
2014年度 → 262万 525円
2 0 1 5 年 度も継 続 中!
チャリティキャラバン」
を前年に引き続き、
2014 年度も全工場・事業場・支社で実施
「期間中、すべてのメニューで東北米を使
しました。キャッチフレーズは「被災地に行
用」
「期間以外にも、工場フェスティバルで
かなくてもできる支援があります。4 年目の
コーヒーチャリティを実施」
など、趣向を凝ら
今、再生にエールを送ろう」。従業員からの
した企画も各地で活発に行われました。こ
寄付と同額をジェイテクトが支援して寄付
れらの独自企画とマッチングギフトを合わせ
気仙沼市で贈呈式
「希望の光となるように」
2月6日、宮城県の気仙沼向洋高等学校に
気仙沼市での「STINGS」バレーボール教室も引き続いて開催
9月13日、
ジェイテクトのバレーボールチーム「 STINGS 」
が、本吉響高等学校にてバレーボール
て寄付贈呈式を実施。6高校10チームのバ
レーボール部に現金と希望物品を贈呈しま
教室を開催しました。STINGSは2011 年 6月、被災地を励まそうとかねてから縁のあった気仙沼
した。気仙沼向洋高等学校は震災で校舎
市でバレーボール教室を開催。以来、2013年7月にも開催し、今回が3回目
が全壊し、現在も仮設校舎で授業を行って
となります。6高校から90人が参加し、元気に汗を流しました。
いますが、生徒のみなさんは復興を目指して
小 松未来さん
着実に歩みを進めています。男子バレーボ
本吉響高等学校
女子バレー部部長
ール部主将の齊藤一磨さんからは「私たち
丁寧に教えていただき、
うまくできると一緒
に喜んでくれて、すごくうれしかったです。
の活躍が地域の希望の光となるようにがん
ばります」
という力強い声をいただきました。
ジェイテクトのみなさん、いつも支援してく
ださり、本当にありがとうございます。
ジェイテクトは今後も被災地の力になれる
よう、
この取り組みを継続実施します。
2014年度義援金
◎中国雲南省大地震被害の義援金として、
ジェイテクトと国内・中国のグループ会社は、総額450万円
(約27万元)
を寄付しました。
◎広島市集中豪雨被害の義援金として、
ジェイテクトは100万円を寄付しました。
S_22 関連記事
CSR Report 2 015
17
CSR レポート 2015
実績一覧
※1 ジェイテクトが設計した製品の台数で算出するため、海外生産の製品を半分程度含みます。
※2 集計ミスが発見されたため、数値を訂正しています。
※3
過去3年間のCSR活動の
前年まで記載していた環境ヒヤリ件数については、2014年度から報告を全社的に強化・徹底したことでデータに
連続性がなくなったため今回は削除し、環境法令違反件数のみの報告とさせていただきます。
実績データを取りまとめて掲載します。 ※4
一般管理費および当期製造費用に含まれる研究開発費。
※5
2012年度、2013年度は女性従業員の人数、2014年度は男女合計の人数です。
※6 集計ミスが発見されたため、数値を訂正しています。
領域
※7
算出範囲を見直したため、数値が前年までの報告と異なっています。
※8
職場マネジメントアンケート
(全6択)
より。
項目
製品
環境設計による製品の使用段階でのCO 2削減量
[ 単独 ]
製品群事例
モノづくりを通じた貢献
地球温暖化防止
466.0
176.0
184.0
296.0
79.9
87.0(※2)
89.5
230,896
240,024
237,147
147.7
148.1
147.7
13,994
14,330
14,301
t/億円
2.25
2.24
2.20
t/億円
6.92
6.71
6.86
t
42.1
39.9
40.4
件
0
2
2
363
401
413
7,045
8,475
8,514
12
13
13
万t
自動車向け
テーパーローラ
ベアリング
生産におけるCO2排出量
2014年度
457.1
ステアリング(※1) コラムタイプ
軸受
2013年度
415.5
合計
電動パワーステアリング
システム
環境
2012年度
単位
t
[ 単独 ]
原単位
物流におけるCO2排出量
t
原単位
資源の有効利用
廃棄物原単位
環境負荷物質の管理・低減
PRTR法対象物質排出・移動量
環境法令違反件数(※3)
研究[ 連結 ] 研究開発費(※4)の総額
地域貢献
t/億円
億円
工場フェスティバル 来場者数
人
[ 単独 ]
従業員
地域懇談会開催拠点数
箇所
地域清掃活動 総動員数
人
3,676 4,879
4,927
工場見学 受入人数
人
1,189
1,051
1,344
0.80
0.82
0.97
1.78
2.36
2.60
女性管理職の割合
基幹職
%
[ 単独 ]
主任
磐石な経営基盤の確立
障がい者雇用率
%
1.94
2.11
2.17
障がい者雇用人数
人
247
278
292
育児休業取得者(※5)
人
25
24
38
介護休職取得者
人
4
3
5
休業度数率
%
0.14
0.27(※6)
0.34
日数
日
4,398
4,022
5,061
人数
人
65
50
59
BMI基準値オーバー率
%
24.9
25.0
25.5
喫煙者率(※7)
%
36.9
37.4
36.9
精神系疾患による新たな休業
従業員数
(内、
期間従業員・パート・再雇用・嘱託の合計)
14,232
(3,688) 14,696(3,803) 14,842(3,724)
合計
男
人
女
平均年齢
男
歳
女
勤続年数
男
年
女
入社3年以内の離職率[ 正社員、定期入社、自己都合退社 ]
18
CSR Report 2 015
%
12,952
(3,148) 13,322(3,203) 13,442(3,157)
1,280
(540)
1,374(600)
1,400(567)
38.9
38.9
38.9
39.0
38.9
39.0
38.1
37.9
37.8
15.5
15.3
15.3
15.8
15.6
15.6
12.2
11.7
11.2
2.03
3.01
3.68
領域
項目
従業員
採用人数[ 定期採用 ]
2012年度
単位
合計
2013年度
2014年度
326
316
309
306
289
283
20
27
26
38
44
47
26
27
26
女
12
17
21
合計
85
94
89
81
90
89
女
4
4
0
合計
203
178
173
199
172
168
4
6
5
人
[ 単独 ]
男
人
女
事務
合計
男
技術
男
技能
男
人
人
人
女
財務
磐石な経営基盤の確立
定年退職後再雇用適用率
%
100
100
100
自分の成長を
「十分実感できている」
「かなり実感できている」従業員の割合(※8)
%
29
32
32
仕事にやりがいを
「十分感じている」
「かなり感じている」従業員の割合(※8)
%
32
34
36
会社に
「十分満足している」
「かなり満足している」従業員の割合(※8)
%
21
24
27
合計
10,675
12,601
13,559
日本
5,419
5,560
5,590
1,393
1,983
2,114
北米
1,836
2,475
3,031
アジア・オセアニア・その他
2,025
2,581
2,823
合計
291(△18.2)
582(99.6)
741(27.4)
日本
179
333
328
△53
△20
48
北米
17
68
113
アジア・オセアニア・その他
177
229
260
売上高
欧州
営業損益
(営業利益増減率 % )
欧州
億円
億円
当期純利益
億円
138
233
425
株主資本
億円
3,626
3,807
4,111
総資産額
億円
10,269
10,664
11,262
純資産額
億円
3,842
4,188
4,997
自己資本当期純利益率[ ROE ]
%
4.0
6.2
9.8
1株あたり配当額
円
16
18
34
1,096
764
684
合計
139
140
136
日本
41
40
39
26
26
24
北米
17
17
16
アジア・オセアニア・その他
55
57
57
合計
41,714(4,971) 43,456(5,412) 43,912(5,432)
日本
17,215
17,651
17,791
7,150
7,262
7,135
北米
5,503
5,881
6,300
アジア・オセアニア・その他
11,846
12,662
12,686
28
33
39
設備投資額
(ジェイテクトを含む)
グローバル 会社数
展開
億円
欧州
従業員数
(外、
平均臨時雇用人員)
欧州
ガバナンス 内部通報件数[ 単独 ]
社
人
件
CSR Report 2 015
19 CSR レポート 2015
企業概要
より良い
未来に向かって
私たちジェイテクトグループは、お客様、サ
プライヤー、従業員との和を大切にし、
「価
値づくり」
「モノづくり」
「人づくり」を通じて
ナンバーワン、オンリーワンの商品・サービ
スをお届けします。
ク
ル
ジェイテクトの
3ブランドが紡ぐハーモニーで
人・モノ・社会を動かす。
新たな価値を創造する。
自動車部品
ル
ク
ジェイテクトの三つのブランド、
JTEKT、Koyo、TOYODAは、それぞれが
互いに共鳴し、高め合いながら、自動車関
連から、鉄鋼、鉄道、航空・宇宙、建設機
械・農業機械、風力発電など、
さまざまな領
域で社会を支えています。
No.1 & Only One
ジェイテクトの持つNo.1 & Only Oneの技
術・商品を紹介するシリーズ広告を2014年
度、展開しました。
S_04 関連記事
20
CSR Report 2 015
軸受
(ベアリング)
で軸受をつくる
機械
工作
機械の部品として
工作
自動車
して
品と
部
の
バック
マ
ード
ィ
フ
マ
の
部
フ
ィー
ドバ
ック
品を
つく
る
工作機械
メカトロニクス
一般産業
売上高の推移
企業概要
株式会社ジェイテクト JTEKT Corporation
社名
本 店所在地
大阪市中央区南船場 3 丁目5 番 8 号
本 社所在地
名古屋本社
名古屋市中村区名駅 4 丁目7 番 1 号
ミッドランドスクエア15 階
大阪本社
大阪市中央区南船場 3 丁目5 番 8 号
代 表者
取締役社長
安形 哲夫
資 本金
455 億円( 2015 年 3月末現在)
従 業員数
( 2015 年 3月末現在)
43 , 912 人(5,432人)[ 連結]
(外、平均臨時雇用人員)
売 上高
経 常利益
連 結子会社
14,000
10,000
8,000
6,000
4,000
2,000
(億円)
'11
13 , 559 億円
[ 連結]
( 2014 年度)
800
6 , 494 億円
[ 単独]
( 2014 年度)
793 億円
[ 連結]
( 2014 年度)
316 億円
[ 単独]
( 2014 年度)
'12
単独
連結
600
500
400
300
200
100
2005年
光洋精工株式会社と豊田工機株式会社が合併契約書締結
2006年
株式会社ジェイテクト誕生
2007年
風力発電機用大形絶縁セラミック軸受の開発・量産
50,000
2008年
軽量低トルクハブユニット軸受開発
40,000
2009年
米国ティムケン社のニードル軸受事業を買収
'10
'11
'12
'14 (年度)
'13
従業員数の推移
単独
20,000
高精度複合研削盤を発売
10,000
(人)
'10
'11
'12 '13 '14 (年度)
5軸横形マシニングセンタを発売
2011年
インドネシアで電動パワーステアリングの生産を開始
2012年
伊賀試験場開所
読者の
企業の社会的責任への関心が高まる中、
ジェイテクト
みなさまへ
も社会の動向を常に見つめ、CSRの取り組みと報告
お読みいただき、
あ り が とうご ざ い まし た
ご意見を
お 待 ちして います
内容を進化させてきました。企業価値向上に向けて、
今後もみなさまからのご意見を参考にしながら取り組
みと報告をさらに充実させていきたいと考えています。
ウェブサイトの詳細・データもご覧いただき、ぜひ率直
なご意見をお寄せいただければ幸いです。
連結
30,000
高級スポーツカー用トルク感応型差動制限装置
(トルセン)
の開発
インドで電動パワーステアリングの生産を開始
'14 (年度)
'13
700
-50
(億円)
2010年
'10
経常利益の推移
沿革
連結
12,000
( 2015 年 3月末現在)
11 , 227 人(2,495人)[ 単独]
135 社(国内 38 社、海外 97 社)
単独
CSR レポート 2015
メッセージ
発行部署
経営企画部
お問い合せ先
TEL 052-527-1905
発行
2 015年8月
次回発行予定
2 016年8月
FAX 052-527-1912
ht tp://www. jt ekt. co.j p/csr/
CSRマネジメント | CSR Management
CSR Report 2015
詳 細・デ ータ
CSR 方針
C SR
マネジメント
ジェイテクトでは 、
CSR Management
企業理念
メッセージ P4 関連記事
企 業行動規準
役 員倫 理 規 則 社 員 の 行 動 指 針
を総 称して
C SR 方針 と
位 置 づ けて い ます。
●
本レポートは、
ジェイテクトのCSRに対する考え方や
活動について、みなさまにわかりやすくお伝えする目的
で発行されています。
●
本レポートは「メッセージ」
(冊子)
と、
「メッセージ」
「詳細・データ」
を合わせたフルレポート
(ウェブサイト)
と
いう、二つの媒体により構成されています。
●
詳細・データは、客観性・網羅性・継続性を重視した
内容になっています。
●
企業理念
関連記事マークのアルファベットについて
M = CSRマネジメント S = 社会性報告 E = 環境報告
●
本項目
「 CSRマネジメント」
では「 CSR方針」
をはじめ
とした、
ジェイテクトのCSRの考え方と、企業統治にお
ける重要項目をまとめました。
企業行動規準
New!
2014年度に始まった新しい取り組みと、今回のレポートで
初めて公開した情報には、
このマークがついています。
C SR 方針
M _ 01
企 業 理念 / 企 業 行 動 規 準 /
役員倫 理 規 則 / 社員の行 動指針
C SR 推 進体制
M _ 03
C S R を支える基 礎
M _ 04
役員
倫理規則
社員の
行動指針
コーポレートガバナンス
コンプライアンス
リスクマネジメント
M _ 01
CSR レポート 2015 _ 詳細・データ
CSRマネジメント | CSR Management
CSR 方針
CSR 方針
ジェイテクトグループは、
「モノづくりを通じて、人々の幸福と豊かな社会づくりに貢献する」
という使命の実現に
向けて、
「経済」
「社会」
「環境」のそれぞれの関係において、調和した事業活動を実践します。良き企業市民とし
て、
ステークホルダーからの信頼をより一層強固なものとし、社会・地球の持続可能な発展に貢献する取り組み
を実践してまいります。取引先においても、
この趣旨を共有し、
それに基づいて行動することを期待します。
企業 理念
企業目的
経営姿勢
を提供する
1. 新たな価値を創造し、広く社会に「喜びと感動」
私たちジェイテクトは、
社会の信頼に応え、
モノづくりを通じて、
人々の幸福と豊かな社会づくりに貢献する
2. グローバルで革新的な経営により、社会との調和ある成長を目指す
3. 人間尊重を基本に、明るく活力ある企業風土をつくる
4. 安全で豊かなくらしの実現に取り組む
企業行動規準
1. 遵法精神に基づき、公正、透明、
自由な競争ならびに適正な取引を行う
2. マーケットから発想し、最高の品質・技術・サービスを提供し、
お客様の満足と信頼に応える
3. 地球環境問題への取り組みは、企業の重要な使命のひとつであることを深く認識し、
自主的・積極的に行う
4. 社員の人格と個性を尊重し、可能性と働きがいを大切にする職場を作り、一人ひとりの豊かさを実現する
5. 株主はもとより、広く社会とのコミュニケーションを図り、企業情報を公正に開示する
6. 「良き企業市民」
として社会貢献活動を積極的に推進する
7. 国際ルール、各国各地域の法律・文化・慣習を尊重し、
その発展に貢献する
役員倫理規則
「役員倫理規則」の構成(抜粋)
取締役、執行役員にとっての行動指針に相当するものとして2008年4月、
「役
第5条
誠実かつ倫理的な行動
員倫理規則」
を制定しました。
「誠実かつ倫理的な行動」
「法令遵守」
など、全
第6条
法令遵守
11条により構成し、法令遵守の担保としています。また、役員が模範となること
第8条
違法行為・非倫理的行為の報告
で、従業員の法令遵守への取り組みを強固にすることも目的としています。
第9条
倫理規則の遵守責任
社員の行動指針
ジェイテクトの企業理念の実践、会社の目指す姿の実現に向けて、従業員が
「社員の行動指針」の構成
第1章
会社との関係
第2章
会社での活動
員への浸透を図るため、各項目の表現を簡潔にしました。指針は、社内イントラ
第3章
社会との関係
ネットに掲載。
また、携帯できる
「ポケット版」
を配付し、全従業員への徹底・浸
第4章
私的行為
活動していくときの基本的な心構え、指針をわかりやすくまとめたものです。
2006 年 4月に制定し、2008 年 6月、2012 年 11月、2014 年 8月に改訂。従業
透を図っています。
M _ 02
CSR レポート 2015 _ 詳細・データ
CSRマネジメント | CSR Management
CS R 推 進 体 制
体制の概要
体系的にCSR活動を推進
全社一体・グループ一体となって、体系的にCSR活動を推進し
ていくために、社長が議長を務める
「CSR推進委員会」
で定期
取締役会
的にCSR活動推進状況を点検しています。
また、
「企業理念の
実現」
「CSR活動によるリスクのコントロール」
という使命を果た
統括
CS R 推 進 委員会
ワーキンググループ
(CSR、
リスク)
すためにどのような取り組みを進めるべきかを、
さまざまな面から
検討しています。
また、
ジェイテクトグループでは2014年4月に
事務局
コンプライアンス
を策定。
その
JTEKT GROUP VISIONと中期経営計画(※1)
中でCSRを経営基盤の一つとして改めて位置づけました。
※1 中期経営計画 常に5年先を見据え、毎年、実績評価と計画更新を実施。2014
年度の計画は2018年度、2015年度の計画は2019年度までを対象としています。
二つの会議を新設
ワーキンググループ
全社安全衛生管理委員会
安全保障輸出管理
委員会
地球環境保全委員会
New!
知的財産委員会
貿易管理
「CSR推進委員会」
を支える体制をより充実させるため、生産
ワーキンググループ
品質機能会議
機能会議と情報システム機能会議を2014年度に新設。生産
機能会議では生産復旧準備・生産復旧段階における実施項
機密管理
技術マネジメント会議
ワーキンググループ
目について、情報システム機能会議ではジェイテクトグループ
調達機能会議
におけるITガバナンス確立に向けて、議論を展開しています。
BCP推進
生産機能会議
ワーキンググループ
各種専門ワーキンググループ
人事機能会議
重要なテーマであるコンプライアンス、貿易管理、機密管理、
BCP
(事業継続計画)
推進、
社会貢献については、
専門ワーキン
社会貢献
ワーキンググループ
情報システム機能会議
ググループを設けて、
活動計画をそれぞれに立案・推進しています。
●
統括ワーキンググループ
CSR活動全般の企画・進捗管理、定期的なリスクマネジメントの状況把握とリスク評価
●
コンプライアンスワーキンググループ
法令や社内ルール、倫理の遵守意識の浸透と徹底
●
貿易管理ワーキンググループ
輸出入における国際ルール適合性確保のための対策を起案・推進
●
機密管理ワーキンググループ
ガイドラインによる評価・改善を行い、情報セキュリティに関する仕組み・体制を強化
●
BCP推進ワーキンググループ
人命・ライフラインの確保、災害に備えた建物・設備の補強、早期復旧マニュアルの作成・見直しなど
●
社会貢献ワーキンググループ
社会貢献活動とボランティア活動の推進
全社各部門におけるCSR活動の実践
CSR推進委員会
ジェイテクトでは「CSR推進委員会」に属する専門委員会と専
門ワーキンググループによってCSR活動を推進しています。
さ
達成状況の評価を
集約・確認
CSR活動項目設定
らに、全社それぞれの部門においても年度目標にCSRに関す
を回すことで計画的に
る目標を織り込み、PDCAサイクル(※2)
各部門
CSR活動を推進しています。
このような体制を構築することで、
ジェイテクトとジェイテクトグループ全体におけるCSR活動の活
性化と充実を目指しています。2014年度もCSRを重視した項
目をグローバル会社方針に入れ、
それぞれの部門が年度実施
計画の中で取り組みました。
部門方針・
年度目標の立案
P
Plan
課題は
翌年方針へ
織り込み
A Action
Do D
目標達成
活動の推進
Check
C
期央・期末での
点検
※2 PDCAサイクル 計画
(Plan)
、
実行
(Do)
、
評価
(Check)
、
改善
(Action)
を繰り
返すことで継続的に業務改善していく管理手法。
M _ 03
CSR レポート 2015 _ 詳細・データ
CSRマネジメント | CSR Management
C S R を 支える 基 礎
誠実な事業活動を支える三つの柱
ジェイテクトでは、誠実な事業活動を継続的に実践することが、
CSR推進につながると考えています。誠実な事業活動に欠か
誠実な
事業活動
せないのが、法令と社会的規範を遵守した、透明性の高い健
全な経営。そのために「コーポレートガバナンス」
「コンプライア
ンス」
「リスクマネジメント」、
この三つの柱を重要な基礎と位置
づけています。いずれも近年、
あらゆる企業において重視され
ていますが、大切なのは確実に運用されているかどうか。
ジェイ
テクトでは、三つの柱を有効に機能させるために、推進体制を
継続的に見直すなどの改善を重ねています。
コーポレートガバナンス
M _ 04
コンプライアンス
M _ 05
リスクマネジメント
M _ 07
コー ポレ ートガ バ ナンス
充実を図るとともに、
執行役員の業務執行を監督しています。
基 本的 な考え方
経営を監視する仕組みとして、監査役会設置会社制度を採用
持続的な成長と中長期的な価値向上のために
New!
し、社外監査役3人を含む5人の監査役が、取締役の職務執行
企業の社会的責任を果たし、
企業価値を持続的に向上させるた
を監査しています。
め、
内部統制システムを整備。
あらゆるステークホルダーに対して
内部監査については、
各業務執行とは独立したグローバル監査
経営の透明性を高め、
十分な説明責任の確保に努めています。
部により管理・手続きの妥当性、遵法性など業務全般の監査を
(2015年6月適用)
を実施し、
企
また、
コーポレートガバナンスコード
行っています。監査役、会計監査人、
グローバル監査部は、定
業体質の変革に取り組んでいきます。
期・随時に協議し、相互連携を図っています
(下図参照)
。
また、
ジェイテクトでは、会社法、金融商品取引法が要求する内
部統制の体制を整備・運用しています。2014年度は、特に海外
推進体制
グローバルでのガバナンスのために
グループ会社主席クラスに対する経営管理の啓発を目的に経
営管理ガイドラインを改訂し、国内外の子会社で説明会を開催
New!
ジェイテクトでは、取締役会を毎月開催し、経営上の意思決定を
しました。北米、欧州、
アセアン、
インド、中国、中南米の各地域
行うとともに、
取締役の職務執行を監督しています。
さらに、取締
監査室は、
グローバルでの監査を実施し、
グループとしての内部
役会の監督機能を強化するため、2015年6月に2人の独立社
統制強化に努めました。
外取締役を選任しました。
また、取締役会の下部機構として常
※ 全社登録会議 専門的かつ十分な審議を行い、意思決定の適正化とスピードアッ
プを図ることを目的に、役員会
(取締役会、常務会、経営会議)
から審議・承認の権限
を委譲された会議体。
を設け、
個別事項の審議の
務会、
経営会議、
全社登録会議(※)
株 主 総会
選任・解任
選 任・解 任
会計監査
取 締役会
常 務会
( 代 表 取 締役 )
( 取 締役 )
(社外取締役)
経 営会議
業 務 執行
執 行役員
内部
監査
監査役
監査
全 社 登 録 会議
グローバル監 査 部
会 計監 査人
連携
監 査 役( 会 )
連携
監査役室
各機能・事 業部門
M _ 04
CSR レポート 2015 _ 詳細・データ
CSRマネジメント | CSR Management
C SR を 支える 基 礎
コンプライアンス
メッセージ P3 関連記事
務活動を推進する役割を担うコンプライアンスオフィサーを執行
基 本的 な考え方
役員中心に任命。担当する本部・機能において定期的にコンプ
一人ひとりが企業倫理に則った正しい判断・行動を
ライアンス点検を実施するとともに、
コンプライアンスの浸透状況、
ジェイテクトは、
コンプライアンスを
「CSRを支える前提・基礎であ
リスクや課題を把握し、
改善につなげる取り組みを実施しています。
り、企業理念を実現するために不可欠なもの」
と位置づけていま
す。
コンプライアンスを単なる法令遵守にとどまらず、企業倫理
グループ会社の推進体制
や社会的責務を果たしていくことと捉え、
「 役員倫理規則」
「社
国内外のグループ会社においても同様の推進体制を整え、各
員の行動指針」
「コンプライアンス規則」
などを制定しています。
国・地域・企業の特性に応じて活動を展開しています。
教育・啓発活動
推進体制
経営トップへの適時・適切な報告
全従業員の意識への浸透、徹底を図る
経営トップが参加する経営会議で、
ジェイテクトグループで発
あらゆる階層の従業員が日頃からコンプライアンスを意識した
生したコンプライアンス違反について、
ヒヤリ事例も含めて定
行動をとることを目標とし、
日々活動しています。
期的に報告。
コンプライアンス事故発生後の対応遅れを回避
するため、
コンプライアンス違反(ヒヤリ事例も含む)
の発生を
◎腐敗行為防止の取り組み
N ew!
2014年度は、昨今、国際的な問題として取り上げられている腐敗行為
(贈
把握した際は、原則24時間以内に報告するよう、バッドニュー
収賄)
について、防止に向けた取り組みを重点的に行いました。2014年6月
スファーストを徹底しています。
に社内規程「腐敗行為
(贈収賄)
防止規準」
を施行。2015年1月には同規
程の解説と具体的な事例を想定したQ&A集からなる
「腐敗行為
(贈収賄)
防止ガイドライン」
を発刊し、社内に展開しました。
コンプライアンス違反 報告の流れ
併せて、役員、従業員を対象とする研修において、腐敗行為に関する基礎
事故・ヒヤリが発生・発覚した部署の部署長(グループ会社社長)
経営会議
的知識、最新の社会情勢、注意すべき事項について周知徹底しています。
◎コンプライアンス強化月間
毎年7月を
「コンプライアンス強化月間」
と定め、
全従業員を対象に啓発活動
報告
報告先1
担当コンプ
ライアンス
オフィサー
報告先2
報告先3
報告先4
本部統括
機能主管
コンプライアンス
部署
部署
推進室
を実施しています。2014年度は、
国内外グループ会社を含め、
オールジェイテ
クトで推進。全従業員対象のe-ラーニン
グ教育
(PC未貸与者は紙媒体)
や役員
対象のコンプライアンス教育をはじめ、
社内報やPC起動時における周知活動、
啓発ポスターの掲示や卓上ポップの設
再発防止に向けた取り組みの監督
情報展開
置など、多面的な啓発活動により、全従
業員の意識を高めました。
全部署・全グループ会社
7月に実施した役員コンプライアンス研修
◎コンプライアンス通信
毎月20日を
「コンプライアンス対話の日」
と設定し、身近なコンプライアンス
CSR推進委員会による進捗管理
問題について各職場で話し合い、理解を深めました。
年2回開催されるCSR推進委員会で、
コンプライアンス推進
◎コンプライアンス事故・ヒヤリ事例集の展開
活動の取り組み状況や半期ごとの活動計画、
コンプライアン
コンプライアンス事故の再発防止のため、
ジェイテクトおよびジェイテクトグ
N ew!
ス点検の結果を報告。浸透状況を把握し、推進する方向性を
ループで発生したコンプライアンス違反を参考に、4コママンガを使用したわ
明確化させています。
かりやすい事例集を作成しました。
◎階層別教育におけるコンプライアンス教育
コンプライアンスオフィサーによる啓発・点検
役員・新任部署長・基幹職昇格者などに対して、
グループディスカッション方
各本部・機能、
海外各地域においてコンプライアンスに則った業
式の研修を実施しました。
M _ 05
CSR レポート 2015 _ 詳細・データ
CSRマネジメント | CSR Management
C SR を 支える 基 礎
内部通報制度
内部通報制度の仕組み
相 談者
相談内容に応じた三つの窓口を設置
相談案件ごとにきめ細かな対応ができるよう
「企業倫理相談
窓口」
「独禁法相談窓口」
「ハラスメントヘルプライン」の三本
柱で運用しています。
企業倫理相談窓口には、社内で対応する
「社員の意見箱」
「ハラスメントヘルプライン」
と、社外弁護士が対応する
「企業
倫理ヘルプライン」
があります。
窓口の積極的な周知
ハラスメント
ヘルプライン
独禁法相談窓口
企業倫理相談窓口
パワハラ・セクハラ
同業他社との
コンプライアンス
などの被害に関する
接触など独禁法に
全般に関する
相談に応対。
関する相談に応対。
相談に応対。
New!
内部通報窓口の周知を図るため、卓上ポップやポスターを作
※ 内部通報制度の仕組みは、海外を含むグループ会社へも展開しています。
成し、全社的に展開。目に入りやすい場所に掲示し、認知度
向上に努めました。その結果、相談件数が増加し、従来は届か
2014年度内訳
なかった声も拾い上げることができました。今後もより相談しや
すい環境を整え、認知度100%を目指していきます。
私の
C SR
原田 慈
ハラスメントヘルプライン
独禁法相談窓口
セクハラ 1件
パワハラ 11件
合計 12件
同業他社との接触
11件
情報収集・取り扱い
人事・総務機能 法務部
海外法務グループ
5件
16件
合計 ※ 通報に相当する案件はなし
お互いのコミュニケーション
を心がけて
法律・ルール違反
4件
人事制度
10件
職場コミュニケーション
法務の業務では、各部署・各グループ会社との双方向コ
企業倫理相談窓口
4件
パワハラ
ミュニケーションが重要だと考えています。依頼元のニーズ
安全衛生
を把握し、
お互いに適切な解決策を考えることで、
コンプライ
その他
アンスをベースに健全な事業の発展を支えることを目指して
合計
10件
3件
8件
39件
います。
また、海外法務グループは現在、
グローバル法務体
制の推進に重点を置いていますが、担当同士の積極的な
コミュニケーションを通じて相互理解を図り、現地に合わせ
た支援を行うことで、信頼されるようになりたいと思います。
過去5年の企業倫理相談窓口通報件数
2010年度
2011年度
2012年度
2013年度
2014年度
29件
21件
28件
33件
39件
M _ 06
CSR レポート 2015 _ 詳細・データ
CSRマネジメント | CSR Management
C SR を 支える 基 礎
リスクマネジメント
リスクマネジメントの継続的な見直し
基 本的 な考え方
2013年度実施
● リスクマネジメントの仕組み・運用の見直し。
社会の期待に応えるために
● CSR上の問題と対策を定期的に経営会議へ報告。
ジェイテクトは「経済」
「社会」
「環境」のそれぞれにおいて、調
和した事業活動を実践していくために、
それらを妨げるリスクの
未然防止や事故・事件発生時の被害を最小限にとどめるため
のマネジメントを強化しています。
● 防災推進体制の整備に向けた専任組織を設置。
2014年度実施
● ジェイテクトグループへの経営管理ガイドライン展開。
● ジェイテクトグループBCP基本方針の制定。
2015年度計画
● 経営管理ガイドラインに基づく子会社のリスク管理強化。
推進体制
● 大規模災害における減災・初動対策
(ハード面・ソフト面)
の推進。
全社横断組織のもとで対策を推進
全社横断的な組織であるCSR推進委員会において、事業活
動や社会・環境に影響をおよぼす可能性のあるリスクを選定し、
各部門でのリスク視点を強化
各ワーキンググループやリスク管理部署でリスク発現への予
ジェイテクトでは、各部門・本部単位でグローバル会社方針に
防・対策・復旧計画を策定しています。
基づいた年度実施計画を策定し、達成状況を定期的に点検
また、外部環境の変化を捉えた見直しを継続的に行い、
レベル
する方針管理制度を採用しています。2013年度からは年度実
向上に努めています。
ジェイテクトグループ各社でも同様に推
施計画の中で計画を阻害する要因をリスクとして明記し、
リスク
進しています。
発現時の対策を計画段階で検討する取り組みを開始しました。
大規模災害対策の推進
定期報告
C S R 推 進 委 員会
リスク管理の
P D C Aサイクル
統括
ワーキンググループ
コンプライアンス
●
リスク対策方針と
重点取り組み項目
●
リスク管理部署主導での
対策実施
●
事件・事故、再発防止の報告
●
リスク評価と項目の見直し
ワーキンググループ
貿易管理
国内を三つのブロックに分け、発災時に各ブロックが自律的に
動くことができるよう、減災・初動対策を推進します。
ジェイテクトグループ防災推進体制
大規模災害対策推進会議
ジェイテクトグループBCP基本方針
ワーキンググループ
機密管理
ワーキンググループ
BCP推進
ワーキンググループ
ジェイテクトグループ
BCP推進
ワーキンググループ
工場・支社
大規模災害対策連絡会
【減災・初動対策】
● 人命・ライフライン
● 建屋・設備
国内関係会社
大規模災害対策連絡会
【生産復旧準備・復旧対策】
リスク管理部署
ブロック防災体制
ジェイテクト・国内グループ会社
西日本ブロック
中日本ブロック
東日本ブロック
M _ 07
CSR レポート 2015 _ 詳細・データ
CSRマネジメント | CSR Management
C SR を 支える 基 礎
安全保障輸出管理の推進
New!
私の
国際社会の平和と安全を維持するために、主要国では、軍事
C SR
転用可能な製品や技術が、安全保障上懸念のある国家やテ
土肥 恒太朗
人事・総務機能
総務部 本社総務室
総務企画グループ
ロリストの手に渡らないよう、協調して輸出などの管理を行って
います。日本では外国為替及び外国貿易法(外為法)
に基づ
全社一丸となって、
情報漏えいを防ぎます
き、管理・規制されています。
ジェイテクトでは、安全保障輸出管理を確実に遂行するために、
専門組織「輸出管理室」
を設置し、
グループにおける外為法の
モノづくりの企業にとって技術、生産、営業情報などの機密
情報は大切な財産です。これらの機密情報が社外に漏え
遵守を徹底しています。
いすると、企業は多大な損害を被り、競争力を失うことにな
機密管理の推進
ります。総務部では機密情報が社外へ漏えいしない仕組み
New!
ジェイテクトでは、機密管理のために遵守すべきことを具体的
に解説した「セキュリティーガイドライン」
を制定し、国内外のグ
づくりを進めています。外部環境が変化する中で、
これから
も機密管理体制を維持できるよう、社内・グループ会社で取
り組みを展開していきます。
ループ会社に展開。機密漏えいの防止に取り組んでいます。
TOP I CS
安全保障輸出管理についての講習会を実施
N ew!
ジェイテクトのグループ会社、
日本ニードルローラー製造株式会社では、軸受用のニー
ドルローラー、
シリンドリカルローラーなどを製造しています。
リスト規制(※)の上ではすべ
て非該当品ですが、製品が軍事などに転用されないよう、6月9日、安全保障上の輸出
管理について実務担当者向けに講習会を開催しました。
※リスト規制 輸出に際して経済産業大臣の許可が必要な物・技術が定められています。
講習会風景
M _ 08
社会性報告 | Social Report
CSR Report 2015
詳 細・デ ータ
お客 様とともに
社 会性報告
Social Report
社会背景
ISO26000で「消費者課題」が中核主題の一つとして取り上
でも
「製品責任」
という項
げられ、GRIガイドライン第4版(G4)
目が設けられているように、消費者の権利への意識が世界的
に高まっています。
また、社会との持続可能な関わり方を経営
●
本レポートは、
ジェイテクトのCSRに対する考え方や
活動について、みなさまにわかりやすくお伝えする目的
戦略に組み込むことが企業に求められる中、
ステークホルダー
との対話がより重視される傾向にあります。
で発行されています。
●
本レポートは「メッセージ」
(冊子)
と、
「メッセージ」
ジェイテクトの 考え方
「詳細・データ」
を合わせたフルレポート
(ウェブサイト)
と
社会全体をお客様と捉えて
いう、二つの媒体により構成されています。
●
詳細・データは、客観性・網羅性・継続性を重視した
内容になっています。
●
ジェイテクトはお客様に対して、
より高品質な商品を提供する
「サプライヤーとしての価値」の探求はもちろん、頼れる
「パート
関連記事マークのアルファベットについて
ナーとしての価値」
を感じていただくことを目指しています。
また、
M = CSRマネジメント S = 社会性報告 E = 環境報告
ジェイテクトの商品は、
クルマ、鉄鋼、鉄道、航空、宇宙など、
さ
本項目「社会性報告」では、2014 年度の活動全般
まざまな産業で使用されており、社会や環境問題と広く深く関
について、
ステークホルダーごとにまとめました。継続的
わっています。
ジェイテクトは、
その社会的責任を強く自覚し、直
●
にご覧いただきやすいように、
「 CSRレポート2008 」か
ら、一貫してこの構成としています。
接お取引のあるお客様はもちろん、社会全体までもお客様と
考え、常に技術と品質の向上に努めています。
メッセージ P6∼11 関連記事
対象期間および対象組織
対象期間
2014年度(2014年4月∼2015年3月)
※一部の項目については対象期間外の内容も含みます。
対象組織・範囲
株式会社ジェイテクトの全活動
ジェイテクトグループ統一基準での環境データ計測・管理など、
グループ
品質方針と品質保証体制
資料 - 01
「お客様第一」
を念頭に品質方針を定め、
さまざまな品質向上
活動に取り組んでいます。
また、
この方針に基づいて品質保証
全体でのマネジメントを進めており、一部の項目については国内外のグル
体制を整備し、
さらに改善しています。
ープ会社の実績も記載しています。
なお、集計範囲に変更が生じた場合
2013年に品質方針の文言を一部変更。
それまで
「商品品質」
は、
原則過去にさかのぼり、
データの修正を実施しています。
としていた箇所を
「設計品質、製造品質」
とより具体的な表現
参考にしたガイドライン に変更しました。設計と製造、
それぞれの段階における品質を
◎ GRI
(グローバル・リポーティング・イニシアティブ)
追求することが、商品品質全体の向上と、お客様からの信頼
「サスティナビリティ
・
リポーティング・ガイドライン2013
(G4)
」
◎ 環境省「環境報告ガイドライン
(2012年版)
」
◎ ISO26000
(組織のための社会的責任国際規格)
New!
獲得につながると考えています。
品質方針 私たちは品質第一に徹し、
お客様の信頼と満足を得る魅
力ある商品を提供する。
2014年度に始まった新しい取り組みと、今回のレポートで
初めて公開した情報には、
このマークがついています。
● お客様の立場に立った判断とスピードある行動
● 全員の創意と工夫による設計品質、
製造品質のつくり込み
お客様とともに
S _ 01
取引 先様とともに
S _ 05
従業員とともに
S _ 07
地 域 社会とともに
S _ 17
株 主・投 資家のみなさまとともに
S _ 23
S _ 01
CSR レポート 2015 _ 詳細・データ
社会性報告 | Social Report
お客 様とともに
2015年5月の品質月間では、
「 品質第一」
「お客様第一」につ
2 0 1 4 年 度 の 主な活 動
[ 品質 ]
品質BR室を設置
いて意識高揚を図ることと、
「 現場力
(フロアマネジメント)
の向
上」
を掲げ、
さらなる品質向上に取り組みました。
New!
2 0 1 4 年 9月にトップ 直 轄 組 織として品 質 B R( B u s i n e s s
製品における化学物質の管理・低減
E_18 関連記事
Revolution)
室を立ち上げ、重要品質問題の根絶と仕組みの
見直しを目指しています。2015年はフロアマネジメントのあるべ
き姿の確立と展開、風土改革に重点を置いて取り組んでいます。 [ 教 育 ]
ジェイテクトの発展を自ら考える技術者集団
New !
QG(※)-20活動(マイルストーン管理)を実施
ジェイテクトでは2012年度に「ジェイテクト技術会」
を発足させ、
企画から、開発、設計、生産準備、生産に至る各段階において
社会が抱える課題の解決に向けた技術力・リーダーシップ力を
20の節目
(マイルストーン)管理会議を実施。要求品質を確実
向上させるため、社内の各分野の技術者同士がお互いに切
に商品へ反映させています。
磋琢磨する場を提供しています。
※ QG Quality Gatesの略。
3年目を迎えた2014年度は、東部、中部、西部の国内三支部
を新設し、技術者相互のコミュニケーションの場として、
さらに
充実した取り組みを推進しました。
定期審査を通じて改善
第三者機関による審査を経た品質マネジメントシステム認証
「ジェイテクト技術発表会」
も毎年開催しており、2014年度は
取得を積極的に推進。年1∼2回の定期審査を通じて品質管
従来の刈谷事業場から変更し、初めて国分事業場にて12月1
理の仕組みを常に改善し続けています。
日に開催。電気・電子部会、材料・
トライボロジ・機械要素部会、
主な取得済み認証
加工・生産技術部会の三つの専門領域に分かれてのセッショ
ンでは、各事業場を中継し、合計17テーマ、全社で約500人が
● ISO9001
( 品質マネジメントシステムの国際規格)
参加して討議を行いました。
● TS16949
( 自動車産業向け品質マネジメントシステム)
● AS9100
( 航空宇宙産業向け品質マネジメントシステム)
品質月間による意識高揚
ジェイテクトでは毎年5月と11月を品質月間と定
め、品質に対する意識高揚を図ることを目的
に、
ポスター・品質標語の募集・掲出や、改善に
向けた各部署における討議など、
さまざまな活
動を実施しています。
2015年5月の第19回品質月間ポスター
資料 - 01
ジェイテクト技術発表会
品質保 証体制
仕組みの改善
品質機能会議
(方針管理)
品質監査改良会議
緊急対策 委員会
設計部門
生産技術部門
工場 各部門
調達部門
各 工場
品 質会議
地域別
品質保証責任者
取締役会・常務会・経営会議
グローバル展開
グローバル品質会議
海外工場
品質会議
取引先様展開
グループ会社
取引先様
S _ 02
CSR レポート 2015 _ 詳細・データ
社会性報告 | Social Report
お客 様とともに
問題解決研修を開始
Auto China 2014
( 北京モーターショー2014)
ジェイテクトでは、
すべての仕事において基本となる問題解決
4月20日∼29日に中国国際
の考え方を全社的に浸透させるため、2014年度から問題解決
展覧センターで開催された北
研修を開始。お客様のための問題解決を実践できる力の習得
京モーターショーにて、中国市
を目指しています。2014年度はライン長を対象に実施しました。
場ニーズに対応した商品群を
2015年度以降はライン長以外の基幹職や国内・海外出向者
紹介しました。
を対象に行う予定です。
メッセージP13 S_08 関連記事
各現場における技術・品質向上への取り組み
TQM活動の推進、SQC手法の導入などにより、各現場にお
いて技術・品質向上に取り組んでいます。
S_08・09 関連記事
[ コミュニ ケ ー ション ]
お客様満足度調査の実施
主要顧客を中心に毎年行う満足度調査を2014年度も実施。
①品質、②デリバリー、③技術対応力、④コスト対応力、⑤技
術・営業サービスの5項目の満足度が向上するよう、浮かび上
日本国際工作機械見本市
(JIMTOF)
がった課題を全社で共有し、
より早く的確に解決するよう努め
1 0 月3 0日∼ 1 1 月4日に 東 京ビッグサイトで開 催された
ています。
お客様のモノづくり力向上に貢献するた
JIMTOF2014にて、
めの提案、工作機械・メカトロ
光洋販売株式会社を吸収合併
New!
事業の新商品をはじめ、
ジェイ
ジェイテクトは、10月1日、光洋販売株式会社(連結子会社)
を
テクトグループ各社の商品を
吸収合併しました。軸受、精密機器を販売する光洋販売と一
紹介しました。ギヤスカイビン
体化することにより、国内におけるグループすべての商品の販
グセンタは多くの来場者から
売において、両社の拠点の活用および重複機能の解消を実
注目を集めました。
現。営業体制の最適化、即納体制の強化、品揃えの充実によ
り、お客様のご要望にお応えするとともに、困りごとの解消を
図っていきます。
国内外の展示会に出展
毎年、国内外の多数の展示会に出展し、普段お取引いただい
ているお客様だけでなく、
より幅広いお客様とコミュニケーショ
ンを深めるための機会を設けています。
ジェイテクトの技術・商
品をより多くのお客様に紹介するとともに、市場ニーズをより深
く把握することに努めています。
S _ 03
CSR レポート 2015 _ 詳細・データ
社会性報告 | Social Report
お客 様とともに
企業広告の実施
お客様各社から表彰
新聞を中心とした複数のメディアでの企業広告を通じて、
ジェ
さまざまな品質向上活動の成果として、
ジェイテクトはお客様各
イテクトのNo.1 & Only Oneの技術や商品を紹介。企業イ
社から賞をいただいています。愛知機械工業株式会社からの
メージ調査の結果、
ご覧いただいた方々から
「インパクトがあ
品質優秀賞は5年連続受賞です。
る」
「グローバルなイメージが伝わる」
との評価をいただきました。
2014年度の主な表彰
新聞広告
お客様名
表彰名
受賞企業
JTEKT GROUP VISIONの策定を受け、
ジェイテクトの持つ
トヨタ・キルロスカ・オートパーツ社
品質賞・デリバリー賞
KBIN
(インド)
No.1 & Only Oneの技術・商品を紹介するシリーズ広告を掲
プジョー・シトロエン社
サプライヤー・アワード
JEU
(フランス)
載しました。自動車部品事業、軸受事業、工作機械・メカトロ事
愛知機械工業株式会社
品質優秀賞
株式会社ジェイテクト
業、
それぞれのNo.1 & Only Oneを誇る商品・技術の特長をわか
ジャガー・ランドローバー社
品質賞
KBE
(イギリス)
りやすく説明しながら、社会やお客様の生活に貢献している姿
を紹介しています。
KBNA
(アメリカ)
KBCA
(カナダ)
メッセージ P20 関連記事
ゼネラルモーターズ社
Supplier Quality
KRA
(ルーマニア)
Excellence Award
JTC
(タイ)
株式会社ジェイテクト
ダイベア株式会社
森澤 一徳
営業本部 営業統括部
第2統括室
人事・総括グループ
私の
C SR
お客様満足を目指して
営業統括部は「お客様第一の精神で営業本部の課題を
見える化し、本部内の仕組みや体制を確立することでサ
テレビCM
N ew!
ポートしていく」
ことを使命として業務に取り組んでいます。
ジェイテクトが世界で初めて開発・量産に成功した電動パワー
直接、
お客様と接することはありませんが、満足度向上を目
ステアリングが、今や世界中で当たり前の存在になっていると
指し、品質、価格、納期、商品開発などすべての面から、お
いうことをキーメッセージとした、15秒のテレビCMを制作。学生
客様に喜んでいただくための施策を追求しています。
をメインターゲットに、
日本国内のテレビ局で2∼3月に放映し、
採用活動の活性化を目指しました。
S _ 04
CSR レポート 2015 _ 詳細・データ
社会性報告 | Social Report
取 引 先 様とともに
社会背景
グリーン調達への取り組み
ジェイテクトでは、持続可能な循環型社会の構築を目指し、全
世界的規模でCSRへの関心が高まる中、従来のQCD
(品質・
社をあげてグリーン調達活動に取り組んでいます。その推進に
価格・納期)
に加え、
グローバルでの法令遵守、労働環境、購
向けて「グリーン調達ガイドライン」
を発行し、取引先様へ協力
入する材料・部品の環境・安全への配慮、
さらにはバリュー
をお願いしています。
チェーンも考慮した調達活動を実践することが企業に対して期
待されています。
取引先様へお願いするポイント
グリーン調達ガイドラインで取引先様へ要請するポイントは次の通りです。
● ISO14001などの外部認証取得を基本とした
ジェイテクトの 考え方
「環境マネジメントシステムの構築」
● 環境関連法規制の遵守・徹底
公正・公平な取引を推進
● 環境負荷物質の使用禁止または制限
ジェイテクトは、取引先様をパートナーとして尊重し、相互信頼
● CO 2 排出量の低減など環境パフォーマンスの向上
に基づいた発展・成長を目指しています。
● 生物多様性保全の取り組みの推進
「企業行動規準」
「調達理念」において、国籍、企業規模、取
引実績の有無を問わず、
オープンでフェアな取引を実践する方
針を明文化。また、公正かつ公平な参入機会を提供するため
に、
ウェブサイトに取引開始までの手順を公開しています。
2014年度の主な活動
調達方針説明会
2015年4月19日にホテルニューオータニ大阪で開催し、253社、
遵法精神に基づき、公正、透明、自由な競争ならびに
277人に参加いただきました。2015年度の調達方針として、
ビ
適正な取引を行う
ジネスの大前提である
「CSRの強化」
「安全の徹底」
をお願い
(ジェイテクト企業行動規準より)
するとともに、年度重点実施事項を説明。
また年間を通して品
質、技術、原価改善において優れた実績をあげられた取引先
調達理念
様の表彰を行いました。
オープンでフェアな 国籍、企業規模、取引実績の有無を問わず、
取引
オープンで公正かつ公平な参入機会を提供します。
2015年度重点実施事項
● 重要品質問題への取り組み強化
● 卓越した国際コスト競争力の強化
調達基本方針
相互信頼
● グローバル最適調達への対応
取引先様との密接なコミュニケーションにより
相互の信頼関係を構築します。
品質管理大会
共存共栄
取引先様との相互信頼に基づく
相互繁栄を実現します。
2014年11月12日に大阪市の松下IMPホールにて開催し、
ジェイテクト協力会(※)会員全210社から約360人にご参加い
長期安定的取引
継続取引を行うことで品質、価格、量、納期を満足する
安定調達を実現します。
グローバル調達
グローバル視点での最適調達を実現します。
また強固なサプライチェーンで国際競争力の
向上を図ります。
ただきました。
6社の改善事例と、香川工場のQCサークルの
招待事例のほか、QCサークルをテーマにした講話や、外部講
師による講演会を行いました。
※ ジェイテクト協力会 取引先様210社
(2014年度時点)
で構成。品質管理大会、
研修会、講演会などの活動を通して、会員相互の信頼関係の構築と、企業基盤の向
上を目的としています。
S _ 05
CSR レポート 2015 _ 詳細・データ
社会性報告 | Social Report
取 引 先 様とともに
ジェイテクト協力会研修会
ジェイテクト協力会よりご参加いただき、2015年1月29日に名
古屋市のミッドランドホールにて開催されました。
「労務コンプ
ライアンス」
「安全管理」
「BCP(事業継続計画)」の三つの
テーマについて研修を実施しました。
「CSR活動項目ガイドライン」
ジェイテクトCSR方針の趣旨を取引先様と共有するために、取
引先様向け「CSR活動項目ガイドライン」
を発行し、取引先様
に遵守していただきたい事項を明確化しています。このガイド
ラインは、取引先様の上流に遡った展開も要請しています。
1. マネジメント上の取り組み
● 法令遵守
●リスクマネジメント
2. ステークホルダーへの取り組み
● 品質確保
● 適正取引
● 良好な労使関係
● 人権擁護・多様性の尊重
● 企業倫理の遵守
● 地域社会への取り組み
3. 地球環境への取り組み
● 環境マネジメント
● 環境に配慮した事業活動
紛争鉱物問題への取り組み
取引先様への説明会にて、紛争鉱物問題に関する啓発を行
いました。また、引き続きサプライチェーンをさかのぼった調査
を、取引先様のご協力を得ながら推進しました。
新葉 大樹
調達本部 調達企画部
グローバル企画室
管理グループ
私の
C SR
グリーン調達の啓発に
取り組んでいます
調達本部では、取引先様に環境負荷物質規制への対応
や、環境マネジメントシステムの取得要請を行い、
グリーン
調達の遵守を目指しています。今後も取引先様への啓発
活動を通じて、持続可能な社会の構築に貢献していきたい
と考えています。
S _ 06
CSR レポート 2015 _ 詳細・データ
社会性報告 | Social Report
従 業 員とともに
人 事 面 の 取り組 み
人材育成の方向性
下記の3点を基本に、従業員一人ひとりが達成感を得ながら
社会背景
成長できるよう、体系的な人材育成制度を構築しています。
社会における企業の役割や、持続可能な経営への関心が高ま
1. 企業理念を理解し、経営目標を達成できる高い専門性・創造性、
卓越した技術を持ち合わせた人材を育成する。
る中、国連グローバル・コンパクトの10原則やISO26000、GRI
さまざまなルールづくりが活発
のG4や<IR>フレームワークなど、
に行われています。多くのルールにおいて人権・労働に関する
記述の補強が相次いでいることからもわかるように、企業には
今、人権尊重をより重視した事業活動が強く求められています。
ジェイテクトの 考え方
2. ジェイテクトグループの一員として自信と誇りと情熱を持ち、
自ら考え、行動する人材を育成する。
3. 人権を尊重し、環境との調和に努め、
社会ルールを遵守する国際性豊かな良識ある人材を育成する。
高いモチベーション維持と能力向上
人材育成、評価、処遇の三要素を有機的に結びつけ、入社か
一人ひとりが働きやすい環境づくり
ら退社まで高いモチベーションを維持しながら能力向上を図れ
ジェイテクトは経営姿勢の一つとして「人間尊重を基本に、明
るよう、各種人事制度を関係づけて構築しています。
るく活力ある企業風土をつくる」
を掲げています。人材育成や
配置(ローテーション)
多様性の尊重、安全衛生などさまざまな面から従業員一人ひ
人材育成
力
能
能力
支援
支援
資格を
中心として
福利厚生
評価
組織
共有することが、今後さらに重要になると考えています。
モチベーション
を進める中、人権への理解を深め、国内外のグループ会社で
退職
支援
とりが働きやすい職場づくりを推進しています。
グローバル展開
人権の尊重と多様な人材の活用
ジェイテクトは「企業行動規準」
「社員の行動指針」において、
「社員の人格と個性を尊重し、可能性と働きがいを大切にする
処遇
入社
職場をつくり、一人ひとりの豊かさを実現する」
と定め、人種、
職位
給与
賞与
勤続
性別、年齢、国籍などによる不当な差別の禁止を明文化する
とともに、国内外のグループ会社で共有し、徹底を図っていま
す。その上で多様な人材の活用を図るため、
さまざまな取り組
みを進めています。
2014年度の主な活動
[ 労 使 関 係と雇 用 ]
労使間のコミュニケーションを重視
主な取り組み
● 外国人従業員の採用
● 女性従業員の活躍支援 ジェイテクトは労使間のコミュニケーションを重視しており、各
● 障がい者雇用
● 期間従業員の正社員化
種懇談会・協議会など、全社および工場・事業場単位で、労使
● 育児・看護介護をする従業員への就労支援 が直接対話する機会を数多く設けています。企業の発展と従
● 時間外労働の削減と有給休暇取得の推進
業員の生活安定・向上を目指して労使で意見を交換し、相互
● 定年後の継続雇用
信頼・相互理解を深め、
より強固な労使関係を築いています。
● 人権に関する各種啓発 など
労使の対話の場( 2014年度開催)
● 中央生産分科会
( 1回 )
● 労使研修
( 1回 )
● 中央労使懇談会
( 1回 )
● 工場生産分科会
( 毎月・各工場 )
● 労使協議会
( 4回 )
● 事業場労使懇談会
(毎月・各事業場)
● 労使委員会
( 9回 )
● 職場懇談会
(随時・各職場)
S _ 07
CSR レポート 2015 _ 詳細・データ
社会性報告 | Social Report
従 業 員とともに
有給休暇消化率向上への取り組み
技能職従業員の人材育成
ジェイテクトでは有給休暇を取得しやすい環境づくりに取り組
全社教育、職場教育、
自己啓発の三つの柱で構成。全社教育
んでいます。労使で協力して有給休暇の消化状況を定期的に
では、
高等学園(※1)での教育を基礎とするキャリア開発プログラ
チェックし、消化率向上を推進しています。
ム
(階層別)
のほか、監督者研修、10コースの専門技能研修、
労働状況の推移(労働組合員一人当たりの平均)
TWI監督者訓練員養成講習(※2)、TWI10時間講習を実施。職
2010
総労働時間(時間)
2011
2012
2013
2,170.6 2,077.2 2,074.7 2,115.3
2014(年度)
場教育では、技能伝承に必要な専門技能のOJT教育(※3)、業
2,107.2
務上必要な資格取得の特別教育・技能講習などを行っていま
す。自己啓発では、国家技能検定、QC検定、
自主保全士などの
時間外労働時間(時間) 306.1
321.8
316.0
351.7
345.7
58.6
62.1
63.2
65.6
67.4
有給休暇消化率(%)
N ew!
取得に挑戦できるよう支援しています。2015年度からはフロアマ
ネジメント教育を立ち上げ、
リーダー、監督者クラスの従業員を対
雇用の維持
象に研修を実施し、2016年度からは海外展開する予定です。
2014年度もリソースの有効活用の観点で配置転換などの対
※1 高等学園 愛知県知事の認可を受けた認定職業訓練を実施。優秀な技能
系人材の育成に力を注いでいます。
※2 TWI監督者訓練員養成講習 Training Within Industryの略。監督者のた
めの企業内訓練。
※3 OJT On the Job Trainingの略。実際に仕事をしながら教育する方法。
策を講じ、雇用の維持に努めました。期間従業員の雇用管理
は、関係法令・社内規程を遵守して行っています。2014年度は
99人の期間従業員を正社員に登用しました。
期間従業員から正社員への登用
2011
2012
2013
205
167
184
2014(年度)
99
従業員の構成(2015年3月末現在)
男性
正社員(人)
期間従業員など(人)
(*1)
10,285
833
11,118
3,157
567
3,724
13,442
1,400
14,842
男性
女性
平均
15.6
11.2
15.3
勤続年数(年)
離職率(*2 )
0.8%
入社3年以内の離職率(*3)
3.6%
*1 期間従業員・パート・再雇用・嘱託の合計 *2 自己都合退社率
自己都合退社
*3 正社員、定期入社、
技 能職
[ 人材育成 ]
職種別・階層別に教育を実施
事技職従業員向けの教育、技能職従業員向けの教育ともに、
研修名
主な内容
新任部署長・
製造課長研修
CSR、職場マネジメント
受講人数
31
新任基幹職R3研修 CSR、方針管理と日常管理
合計
事 技職
合計(人)
女性
基 幹職
登用人数(人)
階層別教育の一覧と主な内容
116
新任事技職R4研修
CSR、
リーダーシップ、
計画的な業務遂行
195
事技職R5研修
業務に必要なコミュニケーション能力
209
事技職R6研修
問題解決の手法と考え方
201
キャリア入社者研修
CSR、
ジェイテクト社員としての
基礎知識と心構え
24
事技職新入社員
研修
CSR、
ジェイテクト社員としての
基礎知識と心構え
145
新任生産課長研修
社内人材育成の仕組みと
JPS(※4)生産システムの習得
10
新任CL研修
CSR、
マネジメントの基本と
計画的な業務遂行
57
新任GL研修
QCの考え方に基づいた
問題解決手法
139
技能職新入社員
研修
CSR、
ジェイテクト社員としての
基礎知識と心構え
107
研修制度のさらなる充実に取り組んでいます。
※4 JPS JTEKT Production System
(ジェイテクト生産方式)
。
事技職従業員の人材育成
TQM活動の推進
階層別教育、機能別教育、職場別教育の三つの柱で構成。資
「お客様第一」
「絶え間ない改善」
「全員参加」
を基軸とした
格取得・自己啓発に対する支援にも力を注いでいます。2014年
TQM
(Total Quality Management)
活動を推進。
また、現場
度からは問題解決力を強化する特別研修を階層別に実施して
の第一線では、小集団活動(QCサークル活動)
を通じて相互
います。数年間は社外講師による研修を行いながら社内トレー
啓発、固有技能および人材育成の伝承を図っています。
ナーを育成し、
その後は社内トレーナーによる研修に切り替えて
11月21日には東京ビッグサイトで開催された「第44回全日本
いく計画です。将来はこの研修プログラムを世界各地域の拠点
選抜QCサークル大会」に国分工場「ひかりサークル」、香川
に展開する予定です。
工場「カートリッジAサークル」
が出場しました。
メッセージ P13 S_03 関連記事
S_03 関連記事
S _ 08
CSR レポート 2015 _ 詳細・データ
社会性報告 | Social Report
従 業 員とともに
SQC(※)改善事例全社発表大会を開催
女性の活躍を支援
研究・開発、設計、生産など実務において、材料・部品、特性の
ジェイテクトでは、
これまでも両立支援制度の整備などの取り
バラつきを考慮し、
データに基づく科学的な判断ができるよう、
組みを進めてきましたが、
さらに女性の活躍推進を加速させる
SQC手法を積極的に取り入れています。
ため、2014年度は、全女性従業員および全管理職を対象とし
実践活用した事例を全社で共有し、相互研鑽するために、毎
た実態調査を実施。女性従業員を取り巻く環境、女性従業員
年「SQC改善事例全社発表大会」
を開催。2014年度は467
の仕事に対する意識、上司の部下育成・評価に対する考え方
人が聴講しました。
を調査しました。調査結果で見えてきた課題に基づき、取り組
S_03 関連記事
※ SQC Statistical Quality Controlの略。統計的品質管理。
創意工夫提案展示会を開催
み方針を立案し、以下の四つの柱で取り組みを推進します。
女性従業員の育成指導・マネジメント方法習得を目的と
New!
11月から2月にかけて、創意工夫提案の事例展示会を全12工
1. 意識改革
女性向け研修実施
科学大臣表彰創意工夫功労者賞を受賞した優秀な提案を紹
点や創意工夫のポイントを詳しく説明しました。
2014年度は全工場合計29人が、文部科学大臣表彰創意工
夫功労者賞を受賞しました。
制 約がある中で働く従 業 員の 継 続 就 労を可 能とする
2. 両立支援
制度・環境づくり
女性のキャリア形成支援を目的とした制度の導入
3. 採用強化
4. 風土醸成
[ 多様性の尊重 ]
ダイバーシティの推進
した管理職研修実施
キャリア意識醸成、長期的なキャリアデザインを目的とした
場で開催し、約6,700人が参加しました。展示事例には、文部
介。自分の担当する仕事の改善に生かしてもらえるよう、着眼
N ew!
キャリア意識の高い女性の積極的な採用
全従業員向けダイバーシティ教育などによる、女性がより
活躍できる風土醸成およびダイバーシティマインドの浸透
女性採用・基幹職登用の実績
グローバル化をはじめとする経営環境の変化が年々激しくなる
中で、企業が成長するためには、多様な価値観や個性を持つ
人材を受け入れ、活用することが不可欠です。
ジェイテクトでは、
ダイバーシティ推進を、JTEKT GROUP VISION実現への重
要な経営戦略と位置づけ、
さまざまな取り組みを進めています。
女性定期採用人数
2011
2012
2013
2014(年度)
6
20
20
27
26
(全定期採用人数) (175) (289) (326) (316) (309)
女性基幹職人数
8
11
12
13
16
(全基幹職人数) (1,386)
(1,446)
(1,491)
(1,577)(1,645)
女性主任(*)人数
(全主任人数)
TOP I CS
2010
20
20
21
29
34
(1,204)
(1,240)
(1,183)
(1,228)(1,304)
* 係長相当
「第2回QCサークル改善事例
グローバルブロック大会」を開催
9月4日、愛知県刈谷市のジェイテクト企業年金基金会館「うい
私の
C SR
川村 智行
人事・総務機能
高等学園
ず」にて
「第2回QCサークル改善事例グローバルブロック大会」
を開催。欧州・北米・中南米・中国・アセアン・インドの6地域、合
計49の海外グループ会社より選抜された6サークルが、
日頃の
活動成果を発表しました。参加サークルそれぞれが、
この大会で
得た気づきを持ち帰り、地域全体に展開するとともに、
さらなるQ
Cサークル活動の活性化を誓う有意義な大会となりました。
技能検定を通じて、
人材育成を!
技能検定事務局として、
検定の運営・支援を担当しています。
現在ジェイテクトでは技能検定受験者が減少し、
また合格率
も低下しつつあります。技能検
定を通じて人材育成に関わる中
で、合格を目指して一生懸命に
練 習する受 験 者を支えるため
最優秀 中国地域代表
(JSSX)
正能量
(プラスエネルギー)
サークル
発表者の黄起超(左)
と、
通訳の肖立芳(右)
に、
事務局としてできることを日々
考えて業務に取り組んでいます。
配電盤・制御盤組立競技風景
S _ 09
CSR レポート 2015 _ 詳細・データ
社会性報告 | Social Report
従 業 員とともに
両立支援制度の充実
障がい者の雇用
New!
性別に関わらず、
すべての従業員を対象に、育児・介護と仕事
障がい者向け合同採用説明会などに積極的に参加し、
より多
の両立が可能になるよう、制度の充実、
および制度を利用しや
くの方に面談・応募の機会を提供できるよう努めています。現
すい職場環境づくりに力を入れています。
在、障がい者の方には現場作業補助員や一般事務員などを
育児休業取得者数と介護休職取得者数
中心に活躍いただいています。
さらに職域の拡大など取り組み
2010
2011
2012
2013 2014(年度)
育児休業取得者数(人)
26
19
25
24
38
介護休職取得者数(人)
2
4
4
3
5
高齢者の再雇用
定年退職後も高い就労意欲や豊富な知識・経験を持った従
業員が継続して働けるよう、2006年4月より定年退職後再雇
を充実させています。
障がい者の雇用状況(2014年度 平均)
障がい者雇用人数(人)
292
法定雇用人数(人)
270
雇用過不足人数(人)
+22
2.17%
雇用率
*雇用人数は、法に基づき重度障がい者をダブルカウント
( 二人)
しています。
ジェイテクトと国内外のグ
用制度を導入。2015年3月末現在、
さまざまな職場で
ループ会社を合わせて759人の再雇用者が、
引き続きその能力を発揮するとともに、次代を支える担い手の
育成にあたっています。
[ 従業員満足の向上 ]
職場マネジメントアンケートを実施
毎年1月から2月にかけて、全従業員を対象に職場マネジメント
2014年度の定年後再雇用制度適用状況
対象者数(人)
219
「上位
アンケートを実施。2014年度も「職場の使命の理解」
希望者数(人)
[a]
181
方針の共通認識」
「上位方針と自身のテーマのつながりに関
再雇用者数(人)
[ b]
ジェイテクト
する理解」
などの設問を通じて、各職場において管理職・被管
166
181
グループ会社
15
再雇用適用率[ b /a]
100%
理職それぞれの声を集め、
日常業務の進捗管理が適切に行わ
などのマネ
れているか、会社方針が着実に展開されているか、
ジメント状況を把握しました。見つかった課題を次年度の計画
「資産形成検討労使委員会」の設置
New!
に反映させることで、
より良い職場づくりを目指しています。
従業員が60歳以降も生き生きと前向きに働けるよう、2011年
メッセージ P15 関連記事
を通じて、労使で諸施策を検討。そ
度より
「いきいき60委員会」
の成果として、2014年度から期待・役割を明確にした再雇用
モラールサーベイによる満足度の確認
制度を運用開始しました。
組織・施策に対する従業員の満足・不満足のレベルと、
その要
また、
「 資産形成検討労使委員会」
を新たに設置。安心して定
因を確認するための調査「モラールサーベイ」
を毎年1月から2
年を迎えられるよう、定年前からの資産形成のあり方について、
月、職場マネジメントアンケートと併せて実施しています。結果を
労使で議論を重ねています。
次年度の計画に反映させることで、従業員の満足度向上につ
なげています。
メッセージ P19 関連記事
ライフキャリアプラン研修の内容を拡充
定年後を含めた自身のキャリア、人生設計を考える機会を提
福利厚生にカフェテリアプランを採用
供するため、50歳と55歳を迎えた全従業員を対象にライフキャ
ジェイテクトでは、選択型福利厚生制度
(カフェテリアプラン)
を
リアプラン研修を従来より実施してきました。2014年度からは
採用。従業員は、食事、旅行、介護など、
さまざまな福利厚生メ
さらに、健康についても改めて考える機会を提供しています。
ニューの中から、
あらかじめ付与されたポイントに応じて自由に
ライフキャリアプラン研修 受講者数(2014年度)
選ぶことができます。2014年度のポイント消化率は96%でした。
50歳 キャリア50研修受講者数(人)
115
55歳 キャリア・ライフ55研修受講者数(人)
202
合計(人)
317
また財形貯蓄制度や社員持株会、独身寮や体育館などさまざ
まな制度・施設を通じて、従業員が充実した生活を送ることが
できるよう支援しています。
S _ 10
CSR レポート 2015 _ 詳細・データ
社会性報告 | Social Report
従 業 員とともに
安 全・衛 生 面 の 取り組 み
労働安全衛生マネジメントシステムについての認定「JISHA
方式適格OSHMS認定」の取得は、2007年度までに11工場
と東刈谷事業場で完了しています。以降、
マネジメントシステム
社会背景
に従って活動を継続しています。2014年度に狭山工場で新
ISO26000の中核主題の一つ「労働慣行」の中で
「労働にお
規認定を取得しました。
ける安全衛生」が課題としてあげられ、企業の安全衛生管理
JISHA方式適格OSHMS認定の状況
について詳細に設定されています。
また、厚生労働省によると、
2014年度
国分工場、香川工場、亀山工場で計画通り更新を実施。
狭山工場で新規認定取得。
2015年度
岡崎工場、東京工場、刈谷工場で更新予定。
仕事中のケガや病気で4日以上仕事を休んだ人は年間11万
人に達し、企業に対してより実効的な対策が求められています。
労働災害ゼロを目指して
ジェイテクトの 考え方
資料 - 02
メッセージ P14・15 関連記事
国内各工場・事業場において、労働災害ゼロを目標にさまざま
安全で快適な職場環境づくりを目指して
な安全衛生活動を継続して推進。中でも死亡・障がいにつな
ジェイテクトでは全社安全衛生方針のもと、
全従業員が一体となっ
(※1)
とし、安全道場の設置
がりやすい災害を
「重点6災害」
て安全衛生活動や快適な職場環境づくりに取り組んでいます。
(※2)、
作業・設備の改善による防止を図ってきました。2011年
( ※ 3 )対策を最重要課題とし、
度以降は特に「 止めず災害 」
一元管理体制のもと、活動を推進
資料 - 01
2014年度も撲滅に注力してきました。その結果、2013年度15
安全で快適な職場環境づくりを計画的・体系的に推進するた
件に対し、2014年度は10件と減少したものの、非常に残念な
めに、全社安全衛生管理委員会を設置し、国内外グループ会
ことに、撲滅には至っていません。
また、歩行災害が増加傾向
社を含めた一元管理体制を構築。
グローバルな安全衛生活動
にあり、全災害件数・休業災害件数としては前年比増となって
を展開しています。
しまいました。これらの災害の背景に何があるのかを徹底的に
究明し、安全ビジョン
「Safety First」No.1 JTEKT −全ての
資料 - 01 安全・衛生の管理体制
災害は必ず防ぐことができる!−を体現するために、安全人間
全社安全衛生管理委員会
[ 2回 /年 9、3月 ]
経営会議で
毎月報告
グローバル展開
JTEKTグループ安全連絡会
[ 1回 / 2カ月 ]
海外現法安全連絡会
[ 2007年度∼ ]
JTEKT取引先様への
情報展開
[ 2007年度∼]
設備安全設計委員会
[ 1回 / 3カ月 ]
づくり、安全職場づくりを加速させます。2015年度は、止めず
災害ゼロ、歩行災害ゼロの実現を目指します。
※1 重点6災害
挟まれ・巻き込まれ、
重量物、車両、墜落、感電、高熱物による災害。
※2 安全道場
実際の機械で災害を疑似体験し、
作業ルール遵守の大切さを体で感じてもらう教育の場。
事業本部別
設備安全設計部会
※3 止めず災害 機械を止めずに異常処置などの作業や修理を行う中で発生する災害。
2015年度からの安全活動の柱「安全ビジョン」 N ew!
労災問題検討会議
「Safety First」 No.1 JTEKT
安全衛生推進会議[ 1回 /月 ]
各工場安全衛生委員会[ 1回 /月 ]
−全ての災 害は必ず防ぐことができる!−
● 安全は全てに優先する ● ゼロ災害に対するこだわり
● 危険ゼロの会社を目指す
従業員と家族が幸せで誇りの持てる会社になる
2 0 14 年 度 の 主な活 動
[ ジェイ テ クトの 安 全 活 動 ]
労働安全衛生マネジメントシステムに基づく活動
安全人間
安全職場
①自分の身体は自分で守る
①本質安全設備になっている
②周りの仲間にもケガをさせない
②明るく4Sが継続されている
③不安全行動・状態を改善する
③職場が日々改善され続ける
中央労働災害防止協会による、
リスクマネジメントを軸にした
S _ 11
CSR レポート 2015 _ 詳細・データ
社会性報告 | Social Report
従 業 員とともに
[ 国 内グ ル ー プ 会 社 の 安 全 活 動 ]
2カ月ごとに安全連絡会を開催 N e w !
資料 - 02
[ 海 外グ ル ー プ 会 社 の 安 全 活 動 ]
北米の全グループ会社に安全道場を設置
資料 - 02
New!
2カ月ごとに国内グループ会社輪番で安全連絡会を開催し、各
海外グループ会社においても、国内同様、
リスクアセスメントを
種情報の共有を進めました。会場企業では、安全パトロールに
推進。日本からの情報も積極的に取り入れ、安全道場の整備
よる危険箇所の指摘、改善までの追跡を実施。また、過去の
すべ
を進めました。2014年度、災害多発傾向だった北米では、
災害分析結果から、段替作業中の災害が多発していることを
てのグループ会社において、安全道場の設置を完了しました。
突き止め、全社統一取り組みとしてすべての段替作業の把握
また、
「 現地現物」での状況把握と支援活動を実施するため、
と作業手順書の見直しを進めました。その結果、対象の993作
北米のグループ会社6社を海外業務担当者が訪問し、積極的
業、
すべて完了しました。
な意見交換と安全の価値の共有を行いました。
災害多発企業に特別支援活動を実施
グローバルで安全レベル向上へ
New!
N ew!
ジェイテクトと同様に、国内グループ会社においても止めず災
海外グループ会社の労働災害発生状況については、2011年
害が最大の課題であり、2012年度以降増加の一途をたどって
に全災害合計で96件発生していましたが、2014年は43件ま
います。
しかし、止めず災害を含めて災害の多いグループ会社
で減少しています。
しかし、止めず災害は2012年以降増加傾
を特定して特別支援活動を
「現地現物」で実施し続け、対象
向にあり、
日本国内と同じ問題を抱えていることがわかりました。
のグループ会社において災害は減少しています。
積極的に「現地現物」での状況把握と支援活動を実施し、
グ
ローバルで安全レベルを引き上げ、
オールジェイテクトとして災
害ゼロの実現を目指します。
資料 - 02
労働災害発生頻度の推移
重点6災害の推移
[休業度数率]*2014年度についてはジェイテクトの休業度数率のみを掲載しています。
1.2
その他
(件)
全製造業
1.0
玉軸受・ころ軸受製造業
20
金属工作機械製造業
15
0.8
輸送用機械器具製造業
0.6
止めず
ジェイテクト単独
10
5
ジェイテクト
0.4
0
'10
0.2
'11
'12
'10
'11
'12
'13
'14
'14(年度)
止めず
国内グループ19社
0.0
'13
その他
(年度)
(件)
休業災害(※)件数
休業度数率 = × 100万
のべ労 働 時 間
※ 休業災害
ジェイテクトでは、休業1日以上の労働災害を休業災害
と定義しています。
20
15
10
5
0
全災害件数の推移
'10
休業
国内グループ19社
不休
(件)
50
(件)
150
40
120
30
90
20
60
10
30
0
'10
'11
'12
'13
'14(年度)
休業
海外グループ48社
0
不休
'11
'12
'13
'14(年度)
止めず
海外グループ48社
その他
(件)
20
15
10
5
0
'10
'11
'12
'13
'14(年度)
'10
*安全衛生活動の報告と環境報告とでは、連結マネジメント対象範囲が異なります。
そのため、
各グラフのグループ会社数も異なっています。
'11
'12
'13
'14(年度)
S _ 12
CSR レポート 2015 _ 詳細・データ
社会性報告 | Social Report
従 業 員とともに
2 0 1 4 年 度の安 全活動サマリー
職場の安全衛生活動における最も重要な要件の一つとして、
重点推進事項
①頻発停止設備の撲滅活動 ②ゼロ災を誓う日(メモリアルデー)活動 ③ポケテナシ(※1)の徹底
④止めてよし活動の徹底
やりにくい作業の改善と標準化
頻発停止設備に対する異常処置作業の把握と対策
→1,210の登録設備に対し、922の設備において対策、
作業の標準化完了/残りは2015年度上期完了予定
安全意識の共有化と不安全行動を注意し合える職場づくり
●
主な教育としては、職位に応じた階層別教育、職種に応じた特
感訓練、技能反復訓練などを行っています。
※5 KYT基礎4R訓練 KYTとは危険
(キケン)
のK、予知
(ヨチ)
のY、訓練
(トレーニン
4ラウンドのこと。危険予知訓練を四つの段階を経て、
進めていくものです。
グ)
のT。4Rとは、
主な教育(2014年度受講人数)
階層別教育
実施率100%を目標に、指差呼称による安全確認を徹底
● ヒヤリハッ
ト
(※3)
提案の推進
●
教育と訓練を計画的に実施しています。
別教育など、主な訓練としてはKYT基礎4R訓練(※5)、危険体
⑤赤設備(※2)対策
●
安全衛生教育による意識・知識の向上
→ 102,093件の提案に対し、
全数対策完了
特別教育
安全強化月間の取り組み
→ 年2回、従業員の約半数ずつアンケート形式で安全意識調査を実施/
アンケート結果を分析して各工場にその内容を展開
●
安全道場、
ショップ別安全道場(※4)の整備完了
●
デュポン社の安全診断による実態把握
グローバル展開
●
国内展開事項を海外グループ会社に展開
→ 災害発生時の調査と、対策推進/月度安全テーマ活動推進/
安全自主監査の実施/安全道場の設置推進
※1 ポケテナシ 「ポケットに手を入れて歩かない」
「携帯電話を操作しながら歩かな
その他
安全管理者教育
118
職長(GL)教育
153
新入社員教育
142
学園生教育
79
研削砥石取り替え
77
低電圧取り扱い
77
全豊田外来工事作業責任者教育
406
全豊田工事責任者教育
156
高所作業教育
837
感電防止教育
705
リスクアセスメント教育
17
2,767
[ 快 適 な 職 場 環 境 づくり ]
職場の騒音対策
騒音第Ⅲ管理区分
(法令上改善が必要な作業場)
をゼロにする
ことを目標に改善に取り組んできました。
しかし、一旦改善がみら
い」
「 手すりを持って階段を昇降する」
「 斜め横断はしない」
「指差呼称」の頭文字。
れた職場において、後に騒音第Ⅲ管理区分になった事例が発生
※2 赤設備 カバーが無く、手が挟まれてしまうような危険が残っている設備。
したため、改めて計画を作成し直し、改善活動を推進しています。
※3 ヒヤリハット 事故が起きそうな状況に遭遇した事例を収集・共有し、未然防止を
図る安全衛生活動。
※4 ショップ別安全道場
職場単位またはライン単位に特化した危険源や設備を対
象とした安全道場。
高齢者や女性の働きやすい職場環境づくり
高齢者や女性の働きやすい職場環境づくりを推進するために、
新設ラインにおいて、腰痛になる危険度を数値で評価する姿
より評
勢重量点評価を実施してきましたが、2015年度からは、
酒井 克 彦
経営トップ直轄
安全衛生管理部
私の
C SR
価を実施しやすい独自のエルゴノミクス評価を導入し、国内各
工場に展開します。
グループ会社への
特別重点支援活動
暑熱職場の改善
私はグループ会社とジェイテクトを結ぶ、安全活動の窓口を
ジェイテ
WBGT(※6)による評価を2010年度から開始しました。
担当しています。1年前まで生産現場にいた経験を生かし、
グ
Cを指標としています。2014年度の評価では、
クトはWBGT30°
ループ各社を支援していきたいと考えています。各社とも実
8 工 場で改 善が必 要な職 場があるという結 果が出たため、
態、困りごとはさまざまで、
それを一つひとつ「現地現物」
で確
2015年度も継続して対策を進めます。
認・把握し、一緒に悩みながら解決に結びつけることができた
ときにやりがいを感じます。
「安全第一」
を真剣に訴え、
「 全て
の災害は必ず防ぐことができる!」
という信念を持って、
ジェイ
テクトグループ全従業員と、
その家族の幸福に貢献します。
作 業 者 保 護の観 点から、作 業 環 境の測 定 規 準を改 訂し、
※6 WBGT
(湿球黒球温度)人体の熱収支に影響の大きい湿度、
輻射熱、
気温の三
つを取り入れた指標です。乾球温度、
湿球温度、
黒球温度の値を使って計算します。
WBGT(湿球黒球温度)の算出方法
屋外:WBGT=0.7×湿球温度+0.2×黒球温度+0.1×乾球温度
屋内:WBGT=0.7×湿球温度+0.3×黒球温度
S _ 13
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従 業 員とともに
健 康 面 の 取り組 み
2014年度の主な活動
[ 心 の 健 康 づくり ]
メンタルヘルス対策を継続して推進
社会背景
資料 - 01
厚生労働省によると、仕事への強い不安やストレスを感じる人
うつ病の発症予防を主眼としたメンタルヘルス対策を2014年
が増えており、職場におけるメンタルヘルス対策の重要性が高
度も推進しましたが、結果としては残念ながら高ストレス者は増
まっています。2014年6月には労働安全衛生法の一部が改正
え、精神系休業者数・日数も増加しました。
され、
ストレスチェックの実施が事業者に義務づけられました。
特に20∼30歳代の休業者が増え、中でも入社3年未満の発
症が、2013年度の12人から21人に増加しました。その背景に
ジェイテクトの 考え方
は、職場に馴染めない、
ストレスへの対処がうまくできない、
など
の個人的な要因もありますが、
ストレス耐性が弱い人や適応不
一人ひとりの心と体の健康づくり
全を起こしやすい人が、職場に適応できるようなサポート体制
従業員一人ひとりが健康を大切にし、楽しく生き生きとした毎日
を整備する必要があると考えています。
を送ることができるよう支援するために、健康管理活動を行っ
2015年度以降はメンタルヘルス対策として、職場体制整備に
ています。心と体の健康づくりの取り組みとして、
メンタルヘル
重点を置いた対応を展開していきます。
ス活動や生活習慣病予防活動を積極的に推進しています。
資料 - 01
精神系疾患による新たな休業者の状況
新休業日数
平均ストレス度(※1)の年次推移
前年比0.2ポイント増
(点)
前年比1,043日増
(日)
5,065
40
35
32.7
32.7
32.7
32.5
32.7
30
4,000
25
15
3,683
'10
'11
4,022
1,000
5
'10
'11
'12
'13
前年比0.84ポイント増
(%)
3.44
0
'14 (年度)
'13
'14(年度)
3.35
前年比9人増
( 人)
4.06
3.66
'12
新休業者数
高ストレス者比率(※2)の年次推移
3.22
100
80
3
60
2
61
57
65
50
59
40
1
0
3,870
2,000
10
4
4,398
3,000
20
0
5,000
20
'10
'11
'12
'13
'14(年度)
0
'10
'11
'12
'13
'14(年度)
年代別新休業者数と要因
ストレス度
(人)
70
50∼59歳 人間関係
(上司・家族との関係に問題あり)
60
50
高ストレス者
40 50
80
40∼49歳 仕事の負荷
(管理監督者の発症が多い)
40
30
30∼39歳 適応不全
(仕事や職場への不適応)
20
10
0
健康群
(点) 20
'11
'12
'13
'14 (年度)
∼29歳
個人要因
(ストレス耐性の弱さ)
※1 ストレス度 抑うつ尺度。調査時のストレスと心の状態を表してい
ます。ストレス度50点以上の者を高ストレス者と呼んでいます。60点以
上の場合、
うつ病の疑いがあります。
※2 高ストレス者比率 ストレス調査票を提出した従業員数に対する、
高ストレス者数の割合。
S _ 14
CSR レポート 2015 _ 詳細・データ
社会性報告 | Social Report
従 業 員とともに
ストレス調査の実施
精神系疾患による休業者の復職支援
自己のストレスへの気づき、心理的負担の程度を把握する目
厚生労働省の「労働者の心の健康の保持増進のための指
的で、健康診断時にストレス調査を実施しています。この調査
針」に基づき、精神系疾患で休業した従業員の職場復帰を支
は、2014年6月に成立した改正労働安全衛生法(通称ストレ
援しています。職場復帰支援プログラムは再発防止に主眼を
スチェック義務化法)
に対応しています。
置き、障がい者職業センターなどの外部機関と連携して実施し
ています。2009年度0.34%だった再発率は、2014年度0.21%
メンタルヘルス職場診断の実施
に減少しました。
全従業員を対象に、
メンタルヘルス職場診断を8月∼9月に実施し、
(非常に良い)
回収率は75%でした。2013年度に比べてAランク
「一人一言」活動の実施
職場が増加し、
Eランク
(非常に悪い)
職場がやや減少しました。
各職場で朝礼・昼礼時に月ごとのテーマに沿って
「一人一言」
コンプライアンス活動の全社展開により情報が伝わりやすく
発言する活動を展開しました。職場内でお互いの気持ちや考
なったことや、人材育成プランにより従業員が教育を受ける機
え方を共有し、支え合うきっかけをつくることを目的としています。
会が増えたことなどが、仕事のやりがいにつながり、職場環境
各職場から
「職場が明るくなった」
「海外支援の部署なので英
が改善されたと考えています。
語でスピーチし、語学力アップに役立てている」
「職場のコミュ
ニケーションが良くなった」
「お互いを知るきっかけになってい
る」
などのコメントが寄せられています。
メンタルヘルス職場診断結果
2013年度と2014年度の比較 N e w !
過重労働対策を推進
組織運営・教育
80%
長時間労働者の健康管理のために、医師による面接指導が事
60%
上司・同僚の支援
作業・業務の改善
40%
20%
業者の義務となっています。面接の場面では、産業医が疲労の
状態や仕事の状況を確認し、疲労が蓄積していると判断された
裁量・権限・やりがい
場合には、
翌月の残業制限や生活面での指導を実施しています。
対人関係
13年度
勤務時間・休憩
(%)
100
80
12%
11%
26%
26%
23%
21%
40
0
14年度
周知活動の実施
過重労働により脳血管障害や虚血性心疾患を招く可能性が
60
20
職場環境
26%
23%
高いため、長時間労働は健康阻害リスクと考え
「多残業、休日
ランクについて
A 非常によい(職場改善の必要はない)
'13
18%
遵守事項に掲げて周知活動に取り組みました。
B よい(職場改善が必要な項目が2カ所未満あり)
しかし、2014年度は残念ながら、基幹職、一般従業員ともに、
C 普通(職場改善が必要な項目が4カ所未満あり)
長時間労働者健診の受診者数が増加してしまいました。2015
D 悪い(職場改善が必要な項目が6カ所未満あり)
14%
出勤、連続出勤の是正」
「労働時間の把握と管理の徹底」
を
E 非常に悪い(すべての項目で職場改善が必要である)
'14 (年度)
年度は業務の効率化、平準化対策や長時間労働職場の管
理方法の改善に取り組んでいきます。
長時間労働者健診を受けた従業員数の推移
メンタルヘルス教育の実施
階層に合わせた内容のメンタルヘルス教育を実施しました。
基幹職
一般従業員
2010年度 2,558人
(平均213人/月)
2010年度 1,898人
(平均158人/月)
2011年度 2,511人
(平均209人/月)
2011年度 2,231人
(平均186人/月)
2012年度 2,523人
(平均210人/月)
2012年度 1,563人
(平均130人/月)
2013年度 2,767人
(平均231人/月)
2013年度 1,753人
(平均146人/月)
2014年度 3,004人
(平均250人/月)
2014年度 2,312人
(平均193人/月)
R4メンタルヘルス教育
テーマ
「メンタル不全者の予防と対応について」
●
講義形式
(TV会議)
で実施
●
約1,800人が受講
内容
1. 最近のメンタルヘルスの状況
2. メンタル不全者とは
3. 職場メンバーがメンタル不全に陥った場合の対応
*長時間労働者健診は、基幹職・一般従業員ともに、残業時間が3カ月連続で45 時
間を超えた従業員、
または、単月で70時間を超えた従業員が対象。
S _ 15
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社会性報告 | Social Report
従 業 員とともに
第1回ウォーキングキャンペーン
[ 体 の 健 康 づくり ]
健康管理を積極的にサポート
N ew!
従業員にウォーキングのきっかけを提供し、健康の保持増進に
生活習慣病をはじめとする疾病の予防、早期発見・早期治療
つなげてもらうことを目的に「 国内事
を重視し、従業員の健康管理を積極的にサポートしています。
業所めぐりウォーキング 愛知・静岡
編」
を3月1日から25日に実施しました。
特定保健指導
これは、1日平均1万歩以上を目標に
2008年4月よりスタートした特定健診・特定保健指導は、従業
歩くことで、25日間で名古屋本社から
員の中に定着しつつあり、
「 脱メタボリックシンドローム」
を目指
東海支社・中日本支社への道175km
して積極的に取り組んでいます。
を仮想ウォーキングするキャンペーンで
2014年度は健康ハイリスク者(40歳未満のメタボリックシンド
す。232人が175kmの完歩を達成し
ローム該当者)
に教育を実施しました。
ました。
2014年度保健指導の実施状況
特定保健指導
健康ハイリスク者教育
対象者(人)
[a]
1,148
176
受診者・受講者(人)
[ b]
1,137
176
実績[ b /a]
99%
100%
目標値
80%
100%
受診率・受講率
森本 菜都子
人事・総務機能 人事部
人事室 健康推進グループ
私の
C SR
健康は充実した
毎日を送るための根幹です
私自身は家庭に戻れば一児の母ですが、家庭・仕事の両
禁煙チャレンジ
立のためにはまず、
自分自身が健康であることが大前提で
禁煙チャレンジは、産業医と看護職のきめ細かな支援により、
す。従業員一人ひとりが生き生きと毎日を過ごし、最大限に
禁煙したい人をサポートする活動です。2014年度は39人が参
能力を発揮できるよう、健康推進活動に尽力していきたいと
加し、禁煙達成率は51%でした。従業員全体の喫煙者率につ
思います。
いては36.9%となり、37.4%だった前年より0.5ポイント減少し
ました。今後も禁煙をサポートする取り組みを続けていきます。
喫煙者率の
推移
(%)
従業員喫煙者率(※1)
日本の喫煙者率
(男性)
(※2)
50
40
30
20
'10
'11
'12
'13
'14(年度)
※1 算出範囲を見直したため、数値が前年までの報告と異なっています。
※2 JTによる調査より
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社会性報告 | Social Report
地 域 社 会とともに
社会背景
2014年度の主な活動
ISO26000では、地域コミュニティに参画・貢献することの重要
地 域 に 根ざした活 動
性が、七つの中核主題の一つとしてあげられています。GRIガ
(G4)
においても
「地域コミュニティのニーズに
イドライン第4版
基づく地域コミュニティ開発プログラム」についてふれられてい
ます。企業は「企業市民」
として、多彩な面から地域社会に貢
献することが期待されています。
全国の各工場・支社において、地域と対話しながら社会貢献活
動に取り組んでいます。2014年度は、工場458件、支社164件、
(うち新規166件)
の活動報告がありました。
合計622件
[ コミュニ ケ ー ション ]
ジェイテクトは、周辺の方々とのふれあいを通じてニーズを掘り起
ジェイテクトの 考え方
こすことが、地域に根ざした活動の第一歩と考えています。各工
企業行動規準の一つに「社会貢献活動」
場・事業場で
「地域懇談会」
「工場フェスティバル」
などを開催
ジェイテクトは、企業行動規準の7項目の一つに「良き企業市
し、地域とのコミュニケーションを深めています。
民として社会貢献活動を積極的に推進する」
を掲げています。
「CSR推進委員会」の下部組織である社会貢献ワーキンググ
全工場で「地域懇談会」を開催
ループが主体となり、
「 地域に根ざした活動」
「一人ひとりが積
各工場・事業場において、定期的に周辺地域や行政の方をお
極的に活動する風土づくり」
「東日本大震災被災地支援活
招きして「地域懇談会」
を開催。環境保全活動に関する実績
動」
を柱に、
さまざまな社会貢献活動を展開しています。
報告や意見交換、工場見学などを通じて地域との良好な関係
を築いています。2014年度も全12工場と東刈谷事業場で開
資料 - 01
目指す姿
催しました。
E_19 関連記事
ジェイテクトは「良き企業市民」
として社会貢献活動を推進し、
親睦を深める「工場フェスティバル」
地域とともに発展していくことを目指しています。
従業員と家族、地域のみなさまとの親睦を深めるために、毎年、
「ジェイテクトらしい活動」
として、各工場・事業場が、
それぞれ
各工場・事業場が企画・開催し、
ステージショー、
ゲーム、従業員
の地域と積極的に対話し、
ニーズを掘り起こし、
「 地域に根ざし
による模擬店販売などを行っています。2014年度は全12工場と
た活動」に取り組みます。
東刈谷事業場で開催し、
合計8,514人の参加がありました。
資料 - 01
ジェイテクトの考える「良き企業市民」
コミュニケーションにより
地域の問題に取り組み、
さらにジェイテクトらしい
活動を行うことで、事業
③
活動など、
より深く地域
ジェイテクト
らしい活動
の方に共感していただき、
「モノづくりを通じて、人々の幸福と豊かな社会づくりに貢
献する」
という理念の実現に向けてジェイテクトらしい活
動をジェイテクトグループで取り組み、実践する。
● 企業理念に沿った活動
●グループ全体での
取り組み
信頼され、愛される企業
を目指す。
● 地域懇談会
誠実な事業活動、
コンプ
ライアンス遵守が、
コミュ
②
地域の一員としてその地域社会とコミュニ
コミュニケーション
地域課題の認識、取り組み
ケーションをとり、地域の課題を認識し、
その
解決に向けて地域と協力して取り組んでいく。
ニケーションを円滑に進
● 事業場イベント
● 地域団体役員の引き受け
● 地域行事へ協賛、
参加
● 工場見学受け入れ
● 苦情対応など
める前提条件。
①
ジェイテクトのCSR
(基本的CSR)
従業員一人ひとりが「ジェイテクトの
CSR」
「社会貢献活動の意義」
を
理解し、地域社会の一員として自覚
を持ち、
誠実な事業活動を実践する。
● 誠実な事業活動
●コンプライアンス
● マナー向上
● 地域社会の一員の自覚
(企業、個人)
S _ 17
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社会性報告 | Social Report
地 域 社 会とともに
活動紹介
地域懇談会を開催
国分工場
(大阪府柏原市)
活動紹介
地元工業会の50周年記念イベントに参加
New !
狭山工場
(埼玉県狭山市)
国分工場では2015年2月14日、周辺地域の住民8人を招き、地
狭山工場は9月28日、川越狭山工業会50周年記念式典と記
域懇談会を開催。工場見学や意見交換・質疑応答を行い、
ジェ
念イベントに参加しました。記念イベントでは、
からあげの模擬
イテクトへの理解を深めていただきました。環境に関する苦情・
店販売のほか、
ジェイテクトの製品や歴史を紹介するブースを
申し入れもありませんでした。
出展し、地域とのコミュニケーションを深めました。
活動紹介
ファミリーフェスティバルに350人以上がご来場
亀山工場
(三重県亀山市)
活動紹介
地域イベントで多くの方とふれあい
N ew!
伊賀試験場
(三重県伊賀市)
ファミリーフェスティバルを開催し、従業員とご家族、関係者、合
11月3日、地域イベント
「けんずいまつり2014」に参加。製品を
ご当地アイドルのミニライブ、
大
わせて350人を超える方が来場。
展示するブースと、VTRでジェイテクトと伊賀試験場を紹介す
じゃんけん大会、職場対抗アームレスリング大会、手づくりのボ
るブースを出展しました。
ジェイテクトロゴ入りクッキーなども配
ルダリングなど、多彩な企画で楽しんでいただきました。バザーの
布しながら、多くの地域の方とふれあいました。
売上はすべて東日本大震災の被災地支援として寄付しました。
[ 青少年育成 ]
モノづくり教室、
スポーツイベントなどにより、地域社会の青少
年育成に貢献しています。
私の
C SR
東森 哲也
軸受事業本部 国分工場
工務部
地域とともに
発展する国分工場
活動紹介
地域の中学校で出前授業を実施
N ew!
徳島工場
(徳島県板野郡)
徳島工場の従業員が2月16日、徳島市の応神中学校で2年
生を対象に出前授業を実施。軸受の働き、役割についてわか
りやすく紹介するとともに、軸受を組み立てる作業を体験しても
らいました。徳島県教育委員会からは
「学ぶ意欲を高める貴重
大阪府の南東部柏原市に位置する国分工場は、1938年に
な機会となりました」
と書かれたお礼状をいただきました。
創業し、70年以上の歴史があります。年に一度のファミリー
フェスティバルに地域住民の方をご招待したり、
また地元の
夏祭りへのお誘いをいただいたりと、昔から地域との関わりが
深く、地域の方々と協力し合いながらともに発展してきました。
今後もさらに地域との共生を大切にしながら、
ともに発展して
いきたいと考えています。
S _ 18
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社会性報告 | Social Report
地 域 社 会とともに
活動紹介
小学校の衛生環境改善への取り組み
N e w!
活動紹介
JRDC
(中国)
児童養護施設での除草ボランティア活動
New !
花園工場
(愛知県岡崎市)
JRDCは、無錫市濱湖区主催の社会貢献活動に参画し、貴州
花園工場では、定期的に岡崎市の児童養護施設「岡崎平和
省の小学校の衛生環境改善に取り組んでいます。2014年は小
学園」にてボランティア活動を行っています。9月21日の活動で
12月に開催された落成
学校にシャワールームと洗面所を寄贈し、
はグラウンド・花壇の除草を実施。除草後の花壇には、寄付した
式典に従業員が出席しました。
花苗を子どもたちとともに植えました。
また除草後のグラウンドで
小学校の声|洗面所が水洗式となり、衛生環境が向上しまし
も従業員が子どもたちと一緒に走り回り、笑い声の絶えない充
た。また、
これまでたらいや川で
実した一日となりました。
体を洗っていましたが、
シャワー
ルームのおかげで便利に衛生
的になりました。大変うれしいこと
で感謝しています。
[ 交 通 安 全・防 火 対 策 ]
交通安全立哨をはじめとしたさまざまな交通安全活動を積極的
に推進。
また、地域から信頼される企業であり続ける上で防火は
重要な活動と位置づけ、
徹底した防火対策を実施しています。
活動紹介
[ 福祉支援 ]
子どもと高齢者の事故を防止するために
東刈谷事業場
(愛知県刈谷市)
春、夏、秋、年末、
それぞれの交通安全運動の取り組みの一環
障がいを持つ方、病気の方など、社会的弱者とされる方を、
さま
として、
子どもと高齢者の事故防止を目的とした交通立硝を行い
ざまな形で支援しています。
ました。4回の交通立硝
活動紹介
岡崎聾学校でバレーボール教室を開催
New!
STINGS
で、
のべ259人の従業員
が参加しました。
ジェイテクトのバレーボールチーム
「STINGS」の選手5人が8月
1日、岡崎聾学校でバレーボール教室を行いました。最初に選
手が手話で挨拶すると、参加した中学部・高等部のバレーボー
ル部員31人から大きな拍手が
沸き起こりました。選手はゆっ
くり話したり、
ゼスチャーを使う
などして指導。それを生徒たち
は真剣なまなざしで受け止め、
私の
C SR
時 岡 良一
研究開発本部 先進技術創生研究部
先進モビリティ研究室
セーフティー &
エコドライビングで
交通社会に貢献
全身で思いを伝え合いました。
奈良工場のモータースポーツクラブ・ジェイテクト
(MSCJ)
では、
部員一人ひとりが安全な交通社会の一員である自覚を持ち、
安全運転の技能向上に切磋琢磨しています。安全運転はもち
ろんのこと、
ムリ・ムダ・ムラのないエコドライビングによる交通流
円滑化にも取り組んでいます。
また、
部車の整備作業を通じて、
モノを長く大切に使う精神を培っています。今後は部内だけで
なく社内、
社外へと活動の輪を広げていきたいと思います。
S _ 19
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地 域 社 会とともに
活動紹介
岡崎市へ交通安全グッズを寄贈
New!
岡崎工場
(愛知県岡崎市)
[ 環境保全 ]
環境分野における社会貢献は、
ジェイテクトにおいて大切なテ
「岡崎工場友遊フェスティバ
ーマの一つです。各工場・事業場で近隣の方々とともに、多彩
ル」の売上の一部を、岡崎市
な環境保全活動を実施しています。
へ寄付。岡崎市市民生活部
活動紹介
より交通安全グッズのリクエス
地元の小学生とともに海岸清掃
豊橋工場
(愛知県豊橋市)
トがあったため、
リフレクター
10月18日、田原市の百々海岸にて、前年に引き続き
「砂浜ふ
(反射板キーホルダー)530個
れあいウォーキング」
を開催。今回は豊橋工場従業員とそのご
を寄贈しました。岡崎市内でお年寄りの事故が増加しているこ
家 族に加え、地 元の富 士 見
とから、
お年寄りに好まれる柄のものを4種類選定しました。
小 学 校の生 徒とご家 族にも
参加いただき、総勢150人で
海岸清掃を行いました。清掃
[ 地 域 清 掃・美 化 ]
後は地引網体験やウミガメ講
従業員の環境意識の向上を目的とした地域美化活動を毎年
座を実施しました。
実施。工場周辺の清掃活動に従業員が積極的に参加し、地
参加した小学生の保護者の声|息子は海岸清掃で集めたゴ
域との共生を図っています。2014年度も全12工場、東刈谷事
ミの山を見て
「ウミガメがかわいそう」
と言っていました。自然環境
業場、7支社と名古屋本社で実施しました。
の大切さに気づいたと思います。
活動紹介
地域住民と協働で清掃活動
New!
田戸岬工場
(愛知県高浜市)
田戸岬工場では、2014年3月
から毎月第3水曜日に工場周
辺の清 掃 活 動を行っていま
す。12月の地域懇談会でこの
取り組みを紹介したところ、翌
月から田戸町内会の方と合同
で行うことになりました。2015年1月21日の清掃活動では、町内
会役員4人とジェイテクト従業員7人で5kgのゴミを拾いました。
活動紹介
小学校にリサイクルプランターを寄贈
N ew !
刈谷工場
(愛知県刈谷市)
刈谷工場では1999年度から毎年、工場内の廃材を再利用し
私の
C SR
た従業員手づくりのプランターを刈谷市内の小学校2校に寄
馬渕 和成
軸受事業本部 東京工場
工務部 総務課
夏まつりの
警備ボランティアに参加
贈しています。2014年度は3月12日に双葉小学校へ20個、朝
日小学校へ18個を寄贈。両校とも卒業式を控えていたため
「早速花を入れて、生徒の巣立ちの花道に添えることができま
す」
と喜んでいただけました。今後も継続実施する予定です。
東京工場のある羽村市では、毎年「はむら夏まつり」
が行わ
れ、警備のボランティアに参加しています。東京工場では労
使が協力して参加者を募り、
2014年は総勢56人が参加しま
した。羽村駅前のメインストリートで行われるサンバカーニバル
は大盛況で、
その警備も大変重要な任務となっています。祭
りからもらうパワーを生かして、今後も地域に密着した活動を
続けていきたいと考えています。
S _ 20
CSR レポート 2015 _ 詳細・データ
社会性報告 | Social Report
地 域 社 会とともに
一 人 ひとりが
積 極 的 に 活 動する風 土 づくり
活動紹介
使用済み割り箸を紙の原料に
N ew!
豊田支社
(愛知県豊田市)
豊田支社では2014年9月から
一人ひとりが活動しやすい環境づくりに向け、全従業員を対象
使用済み割り箸の回収活動
に個人ボランティア活動に関するアンケート調査を毎年実施
に取り組んでいます。回収した
しています。調査結果は、活動を促進する制度構築への参考
割り箸は、王子製紙株式会社
にしています。2014年度は5,362件のボランティア活動参加
に送 付し、紙の原 料となりま
を把握しました。
(は
す。2014年度は合計40kg
を送付しま
がき2,664枚相当)
[ 回収活動 ]
資料 - 01
した。
誰もが参加しやすい活動として、書き損じはがき、使用済みイン
クカートリッジなどの回収活動に力を注いでいます。
東日本 大 震 災 被 災 地 支 援 活 動
活動紹介
回収活動により、
タイの中学生を奨学金支援
N ew!
全社
東日本大震災から4年が経ちましたが、被災地は今も復旧・復
年末年始の回収キャンペーンで回収した
興の途上にあります。
ジェイテクトは被災地支援を社会貢献活
使用済みインクカートリッジ、書き損じはが
動の柱の一つとして位置づけ、従業員参加型の取り組みを続
きの寄贈により、2014年度はタイの中学
けています。
また、2014年度は広島市土砂災害の被災地に対
生3人への奨学金支援が実現しました。3
しても、
さまざまな支援を行いました。
人はタイ北東部にあるウドンターニー市に
住み、高校への進学を希望して学業に励
活動紹介
んでいます。
被災地支援チャリティキャラバン
全社
食堂メニューや自動販売機を活用した募金の仕組みをつくり、
前
年に引き続き、国内すべての工場・事業場・支社で実施。各工
場などにおける独自チャリティ企画と合わせて、総額262万525
円の寄付金を集め、宮城県気仙沼市内・南三陸町にある6高校
10チームのバレーボール部に現金と希望物品を贈りました。
メッセージP17 関連記事
資料 - 01
キャンペーン
二豊会
東日本復興支援物品回収
年末年始回収
実施時期
8月∼10月
12月∼1月
回収内容
回収実績
書き損じはがき、ベルマーク、
未使用切手、各種金券
換算
42万8,572円相当
使用済みインクカートリッジ
5,984個
書き損じ・未使用はがき
950枚
当選はがき・切手シート
切手シート26枚
寄贈先
二豊会
2万330円相当
3万7,313円相当
公益財団法人
民際センター
S _ 21
CSR レポート 2015 _ 詳細・データ
社会性報告 | Social Report
地 域 社 会とともに
活動紹介
「東北大学・カタールサイエンスキャンパス」に参画
研究開発本部 研究企画部・先端プロセス研究部
参 加し た 従 業 員 の 声
N ew!
被災地復興に向けて、
その担い手となる子どもたちへの継続的
寄り添う気持ちを忘れず、活動を継続していきたい
な教育支援が必要とされています。
「東北大学・カタールサイエ
技術本部 奈良工場 技術管理部 技術管理室 伊 東
ンスキャンパス」
は、
カタール国の支援を受け、東北大学大学院
陸前高田市で牡蠣養殖の手伝いや、
自転車レース「ツール・
工学研究科・工学部が、宮城県の小学生・中学生・高校生を対
ド・三陸」の誘導補助を行いました。最終日には仮設住宅を訪
象に、
モノづくりや科学実験に関連するイベントを行うプロジェク
問し、入居者の方と一緒に蕎麦収穫を手伝いました。この蕎
邦彦
トです。
麦は夏にトヨタグループのボランティアメンバーが種まきをした
「ミニ四駆(※)競争から学ぶ!」
と題した
ジェイテクトは8月23日、
ものです。今後も現地に寄り添う気持ちを忘れず、活動を継続
体験型科学教室を開催し、小学5∼6年生34人に「考えながら
していきたいと思います。
つくることの楽しさ」
を伝えました。
(期間:10月31日∼11月3日)
※ ミニ四駆は株式会社タミヤの登録商標です。
活動紹介
活動紹介
トヨタグループの復興支援ボランティア活動への参加
広島市土砂災害への支援
N ew!
広島支社・西日本支社
(広島県広島市)
広島市内で発生した大雨による土砂災害に対し、
ジェイテクト
従業員
トヨタグループでは従業員による復興支援ボランティア活動を
は100万円の義援金を寄付。9月19日に広島市役所にて目録
ジェイテクトからは2人の従業員が参
行っています。2014年度、
の贈呈を行いました。また、9月12日には従業員3人が被災地
加しました。
でのボランティア活動に参加しまし
た。広島支社・西日本支社では、今
後も機会があれば支援活動に参加
参 加し た 従 業 員 の 声
していきます。
日頃の危機管理の大切さを再認識しました
自動車部品事業本部 岡崎工場 工務部 総務課 鷲 尾
勝次
2011年に続き、2回目の参加です。3年ぶりの被災地でまず感
参 加し た 従 業 員 の 声
じたのは、復興が非常に遅れているということでした。また、大
広島・可部地区の公園や住宅の土砂を搬出しました。現地は
船渡津波伝承館の館長や陸前高田市の語り部の方から話を
想像していた以上にひどいものでした。これほどの土砂災害が
伺い、災害時に何が必要か、何をすべきか、考えさせられまし
一夜の間に起こったと考えると、
そこにいたときの不安がどれほ
た。いつ起こるかわからない災害に対して、
日頃からの危機管
どのものだったのかと胸が痛みます。大勢のボランティアと一
理が重要だと再認識しました。
緒に活動して、一人の小さな力でも大きな力になることを感じ、
(期間:10月31日∼11月3日)
助け合うことの大切さを実感しました。
今後も多くの人が力を合わせることで、被災したみなさんが少し
でも早く元気を取り戻し、元通りの生活を送れるようになること
を願います。
S _ 22
CSR レポート 2015 _ 詳細・データ
社会性報告 | Social Report
株 主・投 資 家 の み なさまとともに
を実施し、2019年度までの中期経営計画を発表しまし
グ(※2)
社会背景
た。活発かつ厳しい質疑応答が行われ、
ジェイテクトの現状と
経営の透明性が重視される中、企業はタイムリーかつ正確に
今後への理解を深めていただくことができました。
情報を開示すること、説明責任を果たすことがますます重要と
※2 ローリング 経営環境の変化に応じて、定期的に計画を見直すこと。
なっています。また、金融市場においても、企業価値を評価す
主なIR活動
る上でESG(※1)情報を重視する考え方が広がっており、収益
● IR決算説明会・スモールミーティングの開催 ● 個別取材
● 個人株主・投資家向け企業説明会 ● 工場見学会
性だけでなく事業のサスティナビリティ
(持続可能性)
との両立
● アニュアル・
レポートの発行 ● ホームページでの情報開示
が重要となっています。
※1 ESG Environment(環境)、Social(社会)、Governance(ガバナンス)
の頭
文字。企業が事業活動を展開するにあたり、企業責任として配慮が求められる項目。
株式保有者の状況
2015年3月末現在の発行済株式総数は3億4,328万6,307
株で、株式保有者の内訳は以下の通りです。
株式保有者の分布状況
ジェイテクトの 考え方
個人その他
自己株式
7.2%
0.1%
透明性の高い経営を目指して
ジェイテクトは、企業行動規準の一つとして「株主はもとより、
広く社会とのコミュニケーションを図り、企業情報を公正に開
外国法人
など
24.6%
示する」
ことを掲げています。
この考え方のもと、経営の透明性
101,860 千株
証券会社
8,753 千株
123,336 千株
金融機関
その他国内法人
29.7%
外国法人など
84,336 千株
個人その他
24,734 千株
その他
国内法人
を確保し、株主・投資家のみなさまとの長期的な信頼関係の構
金融機関
264 千株
自己株式
35.9%
証券会社
2.5%
築に努めています。
343,286
合計
千株
2015年3月末時点(千株未満切捨て)
業績と利益還元
2 0 14 年 度 の 主な活 動
資料 - 01
2014年度の連結売上高は、1兆3,559億円と、前年比7.6%
情報開示とIR活動
の増収となりました。連結営業利益は741億円、連結経常利
経営に関する情報開示については、法定開示や適時開示の
益は793億円、連結当期純利益は425億円となりました。その
ルールの遵守はもちろん、経営の透明性をより高め、株主・投
結果、年間配当は1株につき34円と、前年度より16円増配と
資家のみなさまにジェイテクトおよびジェイテクトグループへの
させていただきました。
理解を深めていただくために、
さまざまなIR活動を通じて、公平
2015年度の世界経済は総じて堅調に推移する見込みの中、
新
で適時・適切な自主的開示に積極的に取り組んでいます。
興国においては依然先行き不透明な状況にありますが、2014
年4月より取り組みを始めたJTEKT GROUP VISIONで掲げた
期末IR決算説明会で中期経営計画の進捗状況を説明
の実現に向
「No.1 & Only One ーより良い未来に向かってー 」
2015年5月に開催したアナリスト・機関投資家向け期末IR決
け、
さらにグループ事業連携を強化し、環境変化に左右されない
算説明会で、2014年度の評価・反省とともに、第1回ローリン
磐石な経営基盤・収益基盤の確立に取り組んでまいります。
資料 - 01
株価・売買高の推移
1株当たりの配当額の状況
2,400
2,200
2,000
1,800
1,600
1,400
1,200
1,000
800
600
400
200
0
売買高
(千株)
月間最高値
月初始値
月末終値
月間最安値
株価
(円)
2012/4
2012年度
2013/4
2013年度
2014/4
2014年度
月間最高値
月末終値
月初始値
月間最安値
85,000
80,000
75,000
70,000
65,000
60,000
55,000
50,000
45,000
40,000
35,000
30,000
25,000
20,000
15,000
10,000
5,000
0
(円)
35
20
25
20
15
10
5
0
34
16
16
16
9
9
9
18
年間配当
20
期末配当
中間配当
11
7
7
7
7
14
'10
'11
'12
'13
'14
(年度)
社債格付
格付機関
日本格付研究所
格付投資情報センター
長期格付 短期格付
J−1
A+
A
S _ 23
環境報告 | Environmental Report
CSR Report 2015
詳 細・デ ータ
環 境 マネジメント
環境報告
Environmental Report
社 会背景
●
本レポートは、
ジェイテクトのCSRに対する考え方や
活動について、みなさまにわかりやすくお伝えする目的
で編集されています。
●
本レポートは「メッセージ」
(冊子)
と、
「メッセージ」
「詳細・データ」
を合わせたフルレポート
(ウェブサイト)
と
世界的規模の企業にとって、
その企業活動が地球環境に与え
(G4)
にある
る影響は広範にわたります。GRIガイドライン第4版
ように、企業にはプラス・マイナス両面からの情報開示と、総合
的な視点からの環境配慮が一段と求められています。
いう、二つの媒体により構成されています。
●
詳細・データは、客観性・網羅性・継続性を重視した
ジェイテクトの考え方
内容になっています。
●
地球の持続可能な発展のために
関連記事マークのアルファベットについて
M = CSRマネジメント S = 社会性報告 E = 環境報告
ジェイテクトグループは、
「モノづくりを通じて、人々の幸福と豊か
本項目「環境報告」では、2 014 年度の環境的な側
な社会づくりに貢献する」
という企業理念の実現に向け、環境
面を、
ジェイテクトの 2015 年環境行動計画に基づいて
を経営の重要課題の一つとして位置づけ、社会・地球の持続
まとめました。
可能な発展に貢献する取り組みを進めています。企業活動が
●
環境に与える影響を広く把握するとともに、重要性の高い項目
対象期間および対象組織
対象期間
2014年度(2014年4月∼2015年3月)
対象組織・範囲
株式会社ジェイテクトの全活動
に積極的に取り組んでいきます。
※一部の項目については対象期間外の内容も含みます。
ジェイテクトグループ環境ビジョン
ジェイテクトグループ統一基準での環境データ計測・管理など、
グループ
全体でのマネジメントを進めており、一部の項目については国内外の
資料 - 01
ジェイテクトはCSR方針に基づいて、地球環境保全に対する
グループ会社の実績も記載しています。なお、集計範囲に変更が生じた
取り組み内容を定めた「環境理念」
「環境方針」
からなる
「ジェ
場合は、原則過去にさかのぼり、
データの修正を実施しています。
イテクトグループ環境ビジョン」
を策定しています。持続可能な
社会の実現を目指し、
目標達成に向けた行動計画を策定し、
参考にしたガイドライン 活動を推進しています。
◎ GRI
(グローバル・リポーティング・イニシアティブ)
「サスティナビリティ
・リポーティング・ガイドライン2013
(G4)
」
◎ 環境省「環境報告ガイドライン
( 2012年版)
」
ジェイテクトグループ環境ビジョン = 環境理念 + 環境方針
◎ ISO26000
(組織のための社会的責任国際規格)
◎ GHGプロトコル・イニシアチブが定める算定基準
◎ 環境省および経済産業省「サプライチェーンを通じた
推進体制
温室効果ガス排出量算定に関する基本ガイドライン」
New!
「地球環境保全委員会」のもとに
2014年度に始まった新しい取り組みと、今回のレポートで
初めて公開した情報には、
このマークがついています。
資料 - 02
ジェイテクトでは社長を委員長とする
「地球環境保全委員会」
を設置し、環境マネジメントに取り組んでいます。事業活動に関
環境マネジメント
E _ 01
わる課題に柔軟に対応すべく、現在は五つの環境専門部会を
環 境 に配慮した開発・設 計
E _ 10
設置。全社方針に基づいて目標値を設定し、方策の審議・決
地 球 温 暖化 防止
E _ 11
定および進捗状況の管理を行っています。
資源 の有効利用
E _ 14
環 境 負荷物質の管理・低減
E _ 18
生 物 多様 性 保全
E _ 20
補足資 料
E _ 22
グローバル環境マネジメントの推進
国内グループは21社、海外グループは38社を対象に、環境
マネジメントの一層の強化に取り組んでいます。
E_22 補足資料 -01
ジェイテクトグループ各事業所の環境データは、
ジェイテクトのウェブ
サイトで公開しています。
http://www.jtekt.co.jp/csr/env_data.html
E _ 01
CSR レポート 2015 _ 詳細・データ
環境報告 | Environmental Report
環 境 マネジメント
資料 - 01 ジェイテクトグループ環境ビジョン
資料 - 02 組織図
環境理念
地球環境保全委員会
委員長:取 締 役 社 長
ジェイテクトグループは、地球環境が将来にわたり、健全に保全され、
持続可能な社会の実現と共生のために、
自らの事業活動および製
品のライフサイクルを通しての環境負荷をゼロにすることを目指します。
内部環境監査員チーム
環境方針
環 境 管 理責任者
ジェイテクトは、軸受,駆動,ステアリング,工作機械,メカトロの事業活
動を通して、地球環境保全の重要性を深く認識し、工場並びに本社、
営業支社を含めた当社の全従業員の総力を挙げて、
自主的かつ積
極的に地球環境保全活動を推進する。
1. 事業活動と環境を調和させるために、環境マネジメントシステムの継続
的改善を図る。
また、原材料等の供給者との協力を推し進める。
2. 事業活動にかかわる環境法令・条例・協定およびその他の要求事項
グローバル
ジェイテクトグループ
環境連絡会
①環境対応製品対策部会
国内
②温暖化対策省エネ部会
国内ジェイテクトグループ
環境連絡会
を順守するとともに積極的に環境汚染の予防に努める。
また、地球環
海外
境保全上の技術的ニーズを的確に把握し、
これらに対応する商品を
海外ジェイテクトグループ
環境連絡会
開発提供することで社会に貢献する。
環境専門部会
③物流部会
④資源循環部会
⑤環境リスク社会貢献部会
3. 全社員の環境意識を高揚して、事業活動・製品及びサービスに関する
環境管理重点テーマとして次の項目に取り組む。
(1)環境配慮型製品の開発及び設計
環 境 推進会議
(2)消費エネルギーの有効活用によるCO2削減
(3)廃棄物の削減 (4)化学物質管理の徹底及び環境負荷物質の低減
(5)主資材・副資材の削減 各工場
工場環境 保全委員会
(6)物流に関するCO2削減
(7)地域環境の維持及び改善
4. 環境保全体制の整備と環境保全活動の目的と目標を定め、定期的な
レビューを行い、
全従業員が協業して環境保全活動を推進する。
5. 各事業場の立地条件を認識し、関係諸官庁・地域住民とのコミュニ
ケーションを図る。
また必要に応じて、環境管理活動の実施状況につ
いて公開する。
E _ 02
CSR レポート 2015 _ 詳細・データ
環境報告 | Environmental Report
環 境 マネジメント
目標と実績
ジェイテクト環境取り組みプラン
2015年環境行動計画
ジェイテクト単独のCO 2 排出量原単位は目標未達となりました。
資料 - 01
2015年度は環境行動計画の最終年度にあたり、
すべての取
ジェイテクトでは、
ジェイテクトグループとサプライヤーのみなさま
り組み項目での目標達成に向けて活動を推進します。同時に
も含めた環境保全活動を推進するために、取り組み方針およ
2020年度を目標とした次期中期計画を、国際社会が目指す
を策定して
び具体的な目標を定めた
「2 015年環境行動計画」
「2050年までに温室効果ガス排出量半減」の取り組みに向
います。
けた中長期の道筋として設定し、
ジェイテクトグループ全体で
2014年度は、
ジェイテクトグループ全体のグローバルCO 2 排出
温室効果ガスを削減していきます。
メッセージ P16 関連記事
目標を達成しましたが、
量原単位を2012年度比 3.1%改善し、
資料 - 01 2015年環境行動計画
区分
取り組み項目
(1)
連結環境マネジメントの
強化、推進
目標・取り組み方針
(1)
ジェイテクトグループ環境ビジョンの共有化
2 014年度活動実績
評価
関連ページ
環境経営
(1)
国内外グループ会社とともに活動継続
(2)
ジェイテクトグループ環境連絡会の開催
E_01
E_02
E_07
(1)
グリーン調達ガイドラインの展開
S_05
(2)
ビジネスパートナーと
連携した環境活動の推進
(1)
グリーン調達の一層の推進
(3)
サスティナブルプラント
活動の推進
(1)
再生可能エネルギーの導入
(2)
工場の森づくりの推進
(1)
香川工場に太陽光発電:465kWを導入
E_13
(4)
環境教育活動の推進
環境意識の向上を目的とした教育の推進
(1)
環境月間での環境教育
(1)
(2)
階層別教育
E_09
(2)
環境に配慮した調達ガイドラインの取引先様への展開
○
トップランナーの
(1)
環境負荷低減を推進する
新技術・新製品の開発
環境配慮型製品の
開発・設計
(2)
資源使用量の削減
(1)
環境効率の基本式による新製品の環境負荷低減
(2)
リサイクル設計の推進
ライフサイクルアセスメント
(LCA)
の取り組み推進
(3)
資源の有効利用に配慮した (3)
リサイクル設計の推進
高速回転プラネタリ用針状ころ軸受
(1)
(2)
横形マシニングセンタ FH 630SX-i
○
メッセージ
P8∼10
E _10
(4)
設計・開発段階での
環境アセスメントの展開
( 5)
製品に含有する
環境負荷物質の管理・削減
(1)
化学物質規制対応の推進
(1)
各国の化学物質規制への対応
E _18
E _ 03
CSR レポート 2015 _ 詳細・データ
環境報告 | Environmental Report
環 境 マネジメント
[ ]
は対基準年比
取り組み項目
区分
目標・取り組み方針
2 014年度活動実績
評価 関連
ページ
生産(1)
低CO2 生産技術の開発・導入と日常改善活動による
CO2 削減活動の推進
省エネ改善事例の横展開 (3)
エネルギーの見える化推進
(2)
項目
CO2 排出量
排出量の削減
(1)生産・物流活動における
CO 2 の削減
● グローバルなCO 2の削減
● 物流活動のCO 2 削減
CO2
2015年度目標
2015年度原単位目標×生産量
235,343 t-CO2
E_06
実績
2014年度目標値
237,147 t-CO2
[−]
内製生産高当たり排出量 145.2t/億円 2008年度比7%減 146.6t/億円
147.7t/億円
[ 5.4%減]
グローバル内製生産高
当たり排出量
167.0t/億円
[ 3.1%減]
167.1t/億円 2012年度比3%減 169.0t/億円
△ E_11
∼ 13
物流(1)
運送便の改善によるCO2削減
項目
2015年度目標
CO2 排出量
13,300 t-CO2
1990年度比16%減 13,430 t-CO2
14,301 t-CO2
[10%減]
売上高当たり排出量
2.39t/億円
2006年度比15%減 2.42t/億円
2.20t/億円
[22%減]
(1)
香川工場に太陽光発電
再生可能エネルギーの導入
再生可能エネルギーの推進 (1)
( 2)
生産
実績
2014年度目標値
:465kWを導入
△ E_13
○
E_13
○
E_14
E_15
○
E_16
−
E_14
E_17
○
E_18
生産
発生源対策による排出量削減 (2)
有価物化の推進
(1)発生源対策による徹底的 (1)
減量化、
再使用による排出量削減
( 3)
な廃棄物削減の推進
廃棄物の削減
(2)ジェイテクトグループすべ
ての工場でゼロエミッショ
ンの達成(ジェイテクト本
体は直接埋立廃棄物の
ゼロ化を2009 年度に達
成、
ゼロ化を継続)
物流
(1)梱包の簡素化、
リターナブ
ル容器の拡大などによる
梱包資材使用量の削減
資源の
有効利用
(1)生産における排出物、
水使用量の削減と
資源の有効利用
項目
2015年度目標
2014年度目標値
内製生産高当たり排出量 7.1t/億円 2008年度比15%減
7.27t/億円
ゼロ
直接埋立廃棄物
実績
6.86 t/億円
[18%減]
ゼロ
物流 (1)
リターナブル化 (2)
荷姿変更による梱包の簡素化
2015年度目標
2014年度目標値
0.84t/億円 2006年度比15%減
0.85t/億円
項目
売上高当たり排出量
排出物
(1)
取代削減、設計や工法の変更による歩留り向上
(2)
発生源対策、
減量化
水使用量 (1)
再利用の推進、節水、
ムダの削減
化学物質管理の徹底
および
環境負荷物質の低減
地域環境の維持および改善、
コミュニケーションの構築
(1)生産活動における
環境負荷物質の低減
(1)
PRTR対象物質非含有製品への代替化
(1)環境問題の未然防止の
徹底と法基準の遵守
(1)日常管理業務の強化による環境法違反、
住民からの苦情のゼロ継続
(2)地域住民との
良好な関係の構築
(1)工場周辺の環境保全活動の推進
自治体との良好な関係づくり
(2)地域住民、
実績
0.81 t/億円
[18%減]
内製生産高
当たり排出量
内製生産高
当たり水使用量
実績
実績
37.3 t/億円
1.58 t/億円
(1)
PRTR対象物質排出・移動量
40. 4t
E_08
環境事故 2 件
E_19
S_17
∼ 20
(1)工場周辺の清掃活動
(2)環境に関する
地域懇談会の実施
×
(3)環境情報の積極的な開示と
(1)CSRレポートの充実と継続発行
コミュニケーション活動の
(2)環境情報提供の充実
充実
(1)CSRレポート2014の発行
S_17
(4)生物多様性への取り組み
(1)
里山保全活動
植樹活動
(2)
E_20
E_21
S_20
(1)
「生物多様性保全行動指針」
に基づく活動の推進
E _ 04
CSR レポート 2015 _ 詳細・データ
環境報告 | Environmental Report
環 境 マネジメント
資源・エネルギー投入量と環境負荷物質排出量
事 業 活 動 にともなう環 境 への 負 荷
資料 - 01
下記の表は2 014年度の資源・エネルギー投入量と環境負荷
すべての段階での環境負荷低減
物質排出量を表しています。ジェイテクトでは事業活動による
ジェイテクトでは、資源・エネルギー投入量
(インプット)
と環境へ
温暖化への影響を最小化するために、鋳造、
鍛造、
熱処理、機
の排出量(アウトプット)の全体像を定量的に把握し、事業活
械加工工程などのエネルギー使用量の削減に取り組むととも
動すべての段階での環境負荷低減に取り組んでいます。
に、
よりエネルギー効率の良い電気や都市ガスへのエネルギー
転換を進めています。
資料 - 01 資源・エネルギー投入量と環境負荷物質排出量
I N PUT
OUT PUT
資源・エネルギー投入量
原材料(金属、非鉄金属)
合計
■
362 千t
23.5 千t
エネルギー
17,699,220
電力
都市ガス
■
■
GJ
1,474,416 MWh
57,000 千Nm 3
■
5,015 t
■
灯油
1,128 kℓ
■
849 kℓ
■
A 重油
鍛 造
熱処理
機械加工
3.6 t
■
NOx
97 t
■
トルエン・キシレン
73 t
■
その他 PRTR法対象物質排出量
11 t
■
4,405 千m3
■
COD
19 t
■
窒素
11 t
■
りん
0.3 t
■
PRTR法対象物質排出・移動量
0.1 t
■
水域・下水への排出
塗 装
社外排出物
831
千m 3
化学物質(PRTR法対象物質取り扱い量)
114 t
■
■
製 品
工作機械
物流
メカトロ製品
5 千t
廃棄物
30 千t
■
逆有償リサイクル
17 千t
■
159 千t
■
売却リサイクル
自動 車 部 品
軸 受
包装梱包材
■
■
8,145 千m 3
水再生利用量
769 千t-CO 2
SOx
排水量
組 立
水
合計
大気への排出
鋳 造
■
L PG
合計
環境負荷物質排出量
CO 2
資源循環量
合計
製 造
■
PRTR 法対象物質移動量
7 t
■
物流
製品輸送に関わるCO2
14 千t -CO 2
■
■ ジェイテクトおよび国内グループ21社・海外グループ38社の集計
■ ジェイテクトおよび国内グループ21社の集計
■ ジェイテクト単独
A重油 …A・B・Cの3種類に分類される重油の中で、最も軽油に成分が近く、ボイラーや暖房の燃料として利用されます。
GJ…ギガジュール
(熱量を表す単位) G =10 9
PRTR法 …環境汚染物質排出・移動登録(Pollutant Release and Transfer Register)
の略で、化学物質の環境への排出移動量を行政に報告し、行政が公表する制度。
COD…化学的酸素要求量(水質汚濁の度合いを表す指標)
逆有償リサイクル …処理費を支払ってリサイクルすること。
E _ 05
CSR レポート 2015 _ 詳細・データ
環境報告 | Environmental Report
環 境 マネジメント
サプライチェーン全体のCO 2 排出量
資料 - 02
ジェイテクトは、環境省および経済産業省ガイドライン(※1)に
資料 - 03
環境保全コスト
サプライチェーンも含めたジェイ
基づいてCO 2 排出量を算出し、
テクトの事業活動、および販売した製品の使用・廃棄による
CO 2 排出量の削減に取り組んでいます。下記の表はジェイテ
クトグループ全体の2014年度の実績です。
E_11 関連記事
E_ 22 補足資料 -02
※1 環境省および経済産業省ガイドライン サプライチェーンを通じた温室効果ガス
排出量の算定に関する基本ガイドライン。
資料 - 02 サプライチェーン全体のCO 2 排出量
スコープ(※ 2 )
排出量
(千t-CO2)
備考
スコープ 1
(自社での直接排出)
116
自社での都市ガスなどの
燃料使用による排出
スコープ 2
(自社でのエネルギー起源の
間接排出)
653
自社が購入した電気の
使用に伴う排出
スコープ 3
(その他の間接的な排出)
6,794
原材料調達・廃棄・流通
などの関連活動からの排出
※2 スコープ 温室効果ガス排出の算定・報告の世界的なガイドラインを作成する
GHGプロトコル・イニシアチブが定める、温室効果ガス排出量の算定範囲。
(単位:百万円)
分類
主な内容
[1]事業エリア内コスト
● 環境関連設備の
保守・維持管理費用
①公害防止コスト
173
244
143
103
②地球環境保全コスト
● 省エネルギー対策費用
③資源循環コスト
● 廃棄物処理、
リサイクル等の費用
58
391
[2]上・下流コスト
● グリーン購入費用
−
37
[3]管理活動コスト
● 環境監視、
測定費用など
4
153
[4]研究開発コスト
● 環境配慮型製品の研究開発費用
[5]社会活動コスト
● 環境情報公表、
緑化などの費用
−
78
[6]環境損傷コスト
● 地下水、
土壌浄化のための費用
−
0
1,010 2,612
合計
1,389 3,618
総額
5,007
環境保全対策にともなう
経済効果
(単位:百万円)
効果の内容
経済効果
1,044
リサイクル材の売却益
省エネによるエネルギー費用の削減
558
環境保全対策にともなう
物量効果
効果の内容
物量効果
エネルギー消費量
(千t-CO 2 )
廃棄物排出量(t)
63
廃棄物処理費用の削減
20.7
3,133
1,664
合計
環境保全対策にともなうコストと効果
環境会計
(億円)
50
コストと効果の把握
投資 費用
資料 - 03
40
ジェイテクトでは、環境保全に関わるコストと効果を定量的に把
30
握し、効果的かつ効率的な改善を継続しています。
また、
ステー
20
クホルダーのみなさまに、
ジェイテクトの環境保全活動をご理解
いただくために環境会計を活用し、
その情報を開示しています。
集計は環境省の「環境会計ガイドライン」に準拠しています。
2014年度環境会計集計結果
2014年度の環境保全コストは、投資が13.9億円、経費が36.2
41.0
16.9
42.7
46.9
49.3
18.4
17.3
12.9
コスト
50.1
効果
16.6
10
0
'10
'11
'12
'13
'14
(年度)
環境保全対策にともなう経済効果については、製品付加価値への寄与、環境リスク回避、
企業イメージの向上などの効果は算出していません。省エネ効果など、確実に把握できる範
囲で集計しています。
また、
減価償却費は含んでいません。支出目的が複合する費用については、
按分集計しています。
集計範囲:株式会社ジェイテクト
(事業場内の一部グループ会社を含む)
(2 014年4月∼2 015年3月)
集計期間:2 014 年度
億円の計50.1億円となり、前年度比0.8億円
(1.6%)
の増加と
なりました。油類の地下浸透防止対策や省エネ対策などへの
投資が主な内容となっています。
E _ 06
CSR レポート 2015 _ 詳細・データ
環境報告 | Environmental Report
環 境 マネジメント
2 014 年度 の主 な活 動
影響を低減する改善策を報告しました。
また、3カ月ごとに各事
業場のCO 2 排出量、廃棄物、水使用量削減の推進策につい
ジェイテクトグループ環境連絡会
て進捗を確認してきたMESHチームは、北米地域全体の環境
2 014年度、国内および海外のグループ会社によるジェイテク
問題の現状を議論。
さらに環境法規制の変更点、
ジェイテクト
トグループ環境連絡会を開催しました。毎年、
グループ全体で
方針と目標を共有し、取り組みを強化しています。
グループの環境目標、改善事例を展開しました。
今後も北米のグループ会社とともに、環境法規制の遵守を徹
底し、
ジェイテクトグループの環境目標達成と操業にともなう
環境への影響の低減に取り組んでいきます。
国内ジェイテクトグループ環境連絡会
国内グループ21社で、環境連絡会を年3回開催し、CO 2 削減・
廃棄物削減・環境異常防止の活動を推進しています。
中国安全衛生環境(EHS)分科会
2014年4月には、国内グループ会社の環境担当役員による連
2014年8月と2015年1月に、中国で安全衛生・環境に関する
絡会を開催し、
「 2015年環境行動計画」の2015年目標達成
会議を開催しました。中国のグループ各社の環境活動や課題
に向けた取り組み方針を共
を報告し、改善事例を全社へ展開。工場内外の現場巡視を実
有しました。2014年7月・12
施することで、専門知識と技能のレベルアップ、相互の環境
月には、
これまでの実績と今
意識向上を図りました。
後 の 取り組みにつ いて報
告・審議したほか、工場見学
では環境設備などのリスク
対策を確認し、環境保全対
策の向上に努めています。
7月22日開催、
国内ジェイテクトグループ環境連絡会
海外ジェイテクトグループ環境連絡会
2015年3月、
海外グループ会社の代表者が出席し、
環境連絡会
1月29日開催、中国EHS分科会
を開催しました。国内と同じく2015年目標達成に向けて改善活
動を推進するとともに、
連結ベースの環境監査体制を継続し、
コ
Michael H. Hobbs
ンプライアンスの一層の徹底に努めています。
また、2020年を目
JNA
(アメリカ)
標とする次期中期計画案を展開し、
目標の共有化を図っています。
労働災害ゼロと
環 境影響ゼロ達 成に
向けて!
北米安全衛生・環境・保全(MESH)会議
New!
私の
C SR
北米のグループ会社では 2 013年に保全・環境・安全衛生
(MESH)
に関する会議体を立ち上げ、2014年10月にMESH
会議を開催しました。
会議には各事業場の環境チームメンバーが出席し、環境への
北米統括会社のJNAでは、従業員の健康と地域環境を守
るために、保全・環境・安全衛生を担うMESHチームを立ち
上げました。チームは各工場の方針と計画を確認し、安全
と環境および法的要求事項への適合、ISO14001 認証の
維持、環境への影響を低減する活動を進めています。
私はチームの一員として目標達成に向けた活動を支援する
ため、北米の全工場を巡回。
「現地現物」で活動すること
で、労災ゼロや環境影響ゼロを実現する最善案が見つかり
ます。安全や環 境に関わる危険因子すべてを作業環境か
ら取り除き、北米地域の従業員6 , 200人の意識を向上・維
持できれば、
目標を達成できると考えます。今後もチームは、
従業員の幸せと健康を守り、環境への影響を低減・除去す
る活動を支援していきます。
MESHチームの会議 KBNA(アメリカ)リッチランド工場
E _ 07
CSR レポート 2015 _ 詳細・データ
環境報告 | Environmental Report
環 境 マネジメント
環境リスク低減
含めた管理状態および
環境事故防止活動
過去のパトロールでの
環境事故防止のため、社内・社外の発生事例をもとに類似設
指摘事項の是正状況に
備への対策を社内で共有し展開しています。また、環境法令・
ついて確認しました。
条例・協定値を遵守するために、法規制値より厳しい自主基
準値(※1)を設定し、管理を徹底しています。
※1 自主基準値例 放流水の自主基準値は、法規制値の80%に設定しています。
環境パトロール( 狭山工場)
環境法令の遵守状況
緊急事態訓練
2014 年度、
ジェイテクトの敷地境界付近の配管から生活排
さまざまな環境事故発生に備えて、緊急事態訓練を各工場で
水が漏れ、敷地外に流出する事故が発生。
さらに、汚水系統
定期的に実施しています。2 013年度に引き続き2 014年度も、
から隣接した雨水系統へ工業排水が漏えいする事故が発生
夜間の緊急事態発生を想定し、夜勤時の緊急事態訓練を行
しました。これらについては、行政に報告するとともに原因究
いました。
明と対策を実施。他工場およびグループ会社へも情報を共
有し、対策内容を展開することで同様の事故の再発防止を
図っています。
環境異常・ヒヤリ相互研鑽会
New!
環境事故以外に発生した環境ヒヤリ(※2)事例を吸い上げ、
全社で対策内容と展開事項を徹底するために、2014 年度、新
たに「環境異常・ヒヤリ相互研鑽会」を組織しました。2カ月に
緊急事態訓練(奈良工場)
1度、開催する相互研鑽会では、全工場の環境担当者が発生
工場に集まり、
「 現地現物」
で環境ヒヤリ事例を確認。その上
環境監査
で、対策の有効性を確認し、全社での展開事項を全員で協議
内部監査
して再発防止に努めています。
ジェイテクトでは、環境マネジメントシステムの運用状況や法令
※2 環境ヒヤリ 環境への影響は軽微で敷地内で処置できたもの。
遵守状況を確認するため、年1回、内部監査を実施しています。
指摘事項については、
すべて是正を完了しています。
外部審査(ISO14001)
2015年4月にISO14 0 01更新審査を受審しました。結果、不
適合は0件で、環境マネジメントシステムが規格要求事項に適
合し、有効に実施されていると判断されました。なお、改善の余
地として6件の提言事項があったため、対応部署を決めて是正
しています。
相互研鑽会(東京工場)
工場長による環境パトロール
毎年6月の環境月間の取り組みとして、全工場で工場長による
環境パトロールを実施しています。2014年度は、台風・大雨な
ど異常気象に対する準備状況、危険物置場の法遵守を含め
た管理状態、製造部などが保管・使用する副資材の法遵守を
ISO14001外部審査
E _ 08
CSR レポート 2015 _ 詳細・データ
環境報告 | Environmental Report
環 境 マネジメント
海外グループ会社の環境監査
New!
環境教育
ジェイテクトグループでは、連結ベースの環境監査体制を構築
環境自覚教育
しており、2014年度からは環境異常・苦情の防止を目的に、遵
2014年 6月の環境月間には、全従業員を対象にe -ラーニング
法活動を中心とした海外グループ会社の環境監査を実施し
を活用した環境自覚教育を実施しました。今回のテーマは
「エコ
ています。2014年度はアセアン 3拠点、中国1拠点、北米 3拠
チェンジ!自ら考働し、自ら挑戦(環境コンプライアンスの徹
点の監査を行いました。2015年度以降も、海外グループ会社
底)」
で、約6,100人が受講しました。
の環境監査を計画的に実施していきます。
環境監査
(JAMY:マレーシア)
環境監査(KBNA:アメリカ)
V O I CE
廃棄物を貴重な資源に
は
2014 年 4月、JID(インドネシア)
ISO14001認証を取得しました。認
証取得に向け、各部署の責任者に
よる特別チームを設置。環境マネジ
メントプログラムの成功を目指して
協力し合い、
6カ月の活動で目標を
達成しました。今後も、
この活動を
通じて得られた知 識や経験をもと
JID
(インドネシア)
Saiful Bahri
に、取り組みを継続していきます。
環境に関する取り組みは、一人ひ
とりが自分自身で考え、
自己の能力
を高めることで改善できると考えて
います。今後は、
日常業務と環境の
関わりについて全員に教 育を行
い、各自の意識と能力向上を図っ
ていきます。
ISO14001登録証
E _ 09
CSR レポート 2015 _ 詳細・データ
環境報告 | Environmental Report
環 境 に 配 慮した 開 発・設 計
社 会背景
評価方法
ジェイテクトでは、製品の環境負荷低減効果を数値で評価でき
製品の使用による環境への影響は、製品の開発・設計段階と
るように、
「 環境効率の基本式」
を独自の指標として定めていま
深く関わっています。企業は環境負荷を低減するため、資材調
す。数値が高いほど環境負荷低減の効果が大きく、年度ごと
達からお客様の製品使用、廃棄までを見据え、環境に配慮し
に、
より高い環境効率値を目標とし、
その達成度を評価しなが
た技術開発、再生利用・再資源化しやすい設計に取り組んで
ら製品開発に取り組んでいます。
いく必要があります。
環境効率の基本式と環境効率値の算出
環境効率は、軽量化、小型化、省エネな
ジェイテクトの 考え方
各製品をあらゆる角度から改善
製品の性能
境効率値は、評価製品における環境効
製品の環境負荷
くりに貢献する」
という企業理念に則り、環境に配慮した開発・
環境負荷低減効果として、環境負荷低
設計を進めています。
ジェイテクトの製品・技術は、
お客様の製
減率を環境効率値より求めることができ
ます。
たとえば環境効率値が1.25であれ
環境効率値
評価製品の環境効 率
基準製品の環境効 率
環境負荷低減率
ば、
その製品の環境負荷低減効果は
術による環境貢献は大きいと考えます。
そのため製品ライフサイ
20%となります。低減した環境負荷は、
クル全体を通じて各製品の環境性能向上に取り組み、地球温
環境効率値の逆数として求められます。
1−
「メッセージ」に掲載の2製品の評価
開発製品名
推 進体 制
W2+T2 +E2
W:質量項 T:損 失項 E:エネルギー項
割って算出します。
環境負荷低減効果の算出
暖化防止や資源の有効活用などにつながる成果をあげています。
1
=
率を、基 準とする製 品 の環 境 効 率で
ジェイテクトは、
「モノづくりを通じて、人々の幸福と豊かな社会づ
品や製造プロセスの環境対策に結びつくものであり、製品・技
環境効率
どの度合いから算出される数値です。環
1
環境効率値
× 100
メッセージ P 8∼10 関連記事
環境負荷低減率
高速回転プラネタリ用針状ころ軸受
4.0 %
横形マシニングセンタFH630SX-i
15.0 %
環境対応製品対策部会による推進
全社の環境保全活動を統括する
「地球環境保全委員会」の
もと、環境対応製品対策部会では国内グループ会社も含めて
グループ会社の取り組み
環境配慮型製品の開発を推進しています。開発・設計段階で
ジェイテクトは各事業本部・グループ会社一丸となって、
環境設計
の技術革新によって、小型化・軽量化、効率化、使用原料や
活動を進めています。
こうした設計段階からの創意工夫により、
環境負荷物質の削減などを実現し、製品を通じた環境保全を
ジェイテクトグループの製品は地球環境に貢献しています。
世界規模で展開しています。
主な実施内容
私の
C SR
岡島 正樹
技術本部 技術管理部 製品環境管理グループ
環境対応製品の
開 発活動 の推進
国 内グループ 会 社
豊田バンモップス株 式会社
ホイールベース再利用によるCO 2 削減
ビトリファイドCBNホイールは高能率
研削加工に使用される超砥粒ホイー
ジェイテクトでは、開発の構想段階から製品のライフサイク
ルです。豊田バンモップス株式会社で
ル全体を考慮して製品開発を進めています。その中で私た
は、
このビトリファイドCBNホイールの
ちは技術部門の統括部署として、製品含有環境負荷物質
ホイールベース再利用を継続的に推進しており、再生品の高
削減ワーキング活動や環境対応製品対策部会を運営し、
精度、経費削減メリットが広く認知いただけるようになりました。
CO 2 削減、3 R(リデュース・リユース・リサイクル)活動を推
進。同時に、技術教育講座を通じてCO 2 削減を意識した設
計を浸透させることで、環境に良い製品をより多く世の中
に送り出せるよう、各技術部門とともに活動しています。
2014年度は、超砥粒ホイールの全生産数のうち再生品の比率
が58.6%を占め、再利用対象ホイールの中で実際に再利用を
この結果、
材料である鉄の
行った割合は98.5%に達しています。
157.6t/年の削減となりました。
削減量をCO2 量に換算すると、
E _ 10
CSR レポート 2015 _ 詳細・データ
環境報告 | Environmental Report
地球温暖化防止
動の継続を図るとともに、購買電力の需要を抑え、需給の安
社 会背景
定化にも貢献していきます。
2 014 年、国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の
※ 自家発電比率 自家発電能力/2010年度のピーク電力。
第 5次報告書が公表され、CO 2 の総累積排出量と世界平均
地上気温の変化は比例関係にある、
との将来予測が報告さ
生産に おける CO 2 排 出量削減
れました。
これ以上の地球温暖化を防ぐために、企業には直接
的および間接的なCO 2 排出を削減する一層の努力が必要と
国内CO 2 排出量削減
なっています。
ジェイテクトは、CO 2 排出量原単位を2015年度までに2008年
E _ 06 関連記事
資料 - 01
度比で7%削減する目標を設定し活動しています。2 014年度
のCO 2 排出量は、省エネ改善により3.0千tを削減しましたが、
ジェイテクトの 考え方
CO 2 排出量原単位は、147.7t/億円で目標未達となりました。
CO 2 排出削減を全プロセスで
2015年度は、
エネルギー使用量の多くを占める熱処理炉のさ
ジェイテクトでは、製品の生産や物流においても地球温暖化防
らなる効率改善と非稼働時待機電力削減の徹底、生産性向
止へ貢献するため、主な温室効果ガスであるCO 2 排出の削減
上の取り組みによる設備台数の削減・省工程化などにより、
に取り組んでいます。国内外グループ全社で、製品の設計から
環境行動計画の目標必達に向けて活動を推進します。
納入までの全プロセスにわたり、省エネ化や再生エネルギー
の利用などを推進しています。
メッセージ P 16 関連記事
グローバル CO 2 排出量削減
資料 - 02
ジェイテクトでは、
グループ全体の生産活動を通じた温暖化影
電力需給の安定化のために
響の最小化を目指し、国内外のグループ会社も含めたCO 2 排
電力不足への対策を継続的に実施するために、
これまで以上
出量削減に取り組んでいます。
に省エネ設備の導入などによる節電に努めるほか、
自家発電
2 014年度のCO 2 排出原単位は2012年度比で3.1%削減で
の導入にも取り組んでいます。2014年度の自家発電比率(※)
きました。今後も生産性向上による地球温暖化防止を目指し、
は16.2%となっており、電力を自給することで、安定した事業活
グループ全体で生産効率の向上を図っていきます。
資料 - 01 生産におけるCO 2 排出量・原単位推移
資料 - 02 グローバルCO 2 排出量・原単位推移
国内グループ21社
海外グループ38社
CO 2 排出量
(千t -CO2 )
ジェイテクト単独
350
CO 2 排出量
300
250
236
233
230
240
'08
'11
'12
'13
237
'14
200
150
100
50
0
CO 2 排出量
原単位
900
800
700
600
500
400
300
200
100
0
(年度)
ジェイテクト単独
[ CO2排出量
(t-CO2)
/内製生産高
(億円)]
190
CO 2 排出量
原単位
744
'11
'12
'13
'14
(年度)
グローバル
(*)
220
199.2
200
170
156.1
157.4
149.6
149.2
150
180
172.3
147.7
169.3
167.0
'13
'14
160
140
130
715
769
684
[ CO2排出量
( t-CO2)
/内製生産高
(億円)]
180
160
ジェイテクト単独
(千t -CO2 )
'08
'11
'12
'13
'14
140
(年度)
'11
'12
(年度)
*ジェイテクト + 国内グループ 21社 + 海外グループ38社
※2011年度以前の国内グループ会社は17社。
E _ 11
CSR レポート 2015 _ 詳細・データ
環境報告 | Environmental Report
地球温暖化防止
主な実施内容
国 内グループ 会 社
主な実施内容
光洋サーモシステム株 式会社
海 外グループ 会 社
K B E(イギリス)
クリーンルーム空調機の自動化による省エネ
電力・ガス使用量削減の取り組み
光洋サーモシステム株式会社では、
それまで一定出力だった
省エネとコスト削減を目的に、2 013年11月から工場の電力と
クリーンルームの空調機の出力切替機能を活用し、50・80・
ガス使用量の削減プロジェクトをスタート。熱処理炉の集約に
100%と手動切替を実施したところ、外気温が高いときは80%
よる台数の削減やコンプレッサー、
クーラントポンプ、照明の削
クリー
の出力で、夏場以外の気温の低い時は50%の出力で、
減、温度管理の見直しと徹底を行いました。
ンルームを一定温度に保てることが判明しました。
そこで、外気
取り組みにあたって、全従業員に協力を要請。当初はラインが
温により空調出力を50%・80%に自動切替する回路を増設。
停止した場合、電気とコンプレッサーのエアを切る習慣がない
結果、2013年12月∼2014年11月
ため苦労しましたが、計画的な教育により従業員の意識を高め
までの1年間で、空調機とヒーター
ることができました。結果、2 014 年度の電力使用量は前年度
の 合 計 電 力 量を前年比 14 . 3 %
(18,588MWh)、
ガス使用量は59%
(4,725MWh)
比で89%
削減し、
192万1,000円
(113MWh)
コストは約300€を削減できました。
改善し、CO 2は5,797t、
のコスト削減にも成
(17円/kWh)
功しました。
メッセージ P 16 関連記事
温度調節器
電力使用量
私の
C SR
佐上 純
光洋サーモシステム株式会社
安全衛生環境管理部
プロジェクト
スタート
[ MWh]
'13 ∼'14
'12 ∼'13
2.5
2.0
1.5
クリーンルームの
省エネを推進
1.0
0.5
光洋サーモシステム株式会社では、
自動車部品をはじめ半
0.0
'13.9 '13.10 '13.11 '13.12 '14.1
'14.2
'14.3
'14.4
'14.5
'14.6
'14.7(年月)
導体関連、電子部品関連などさまざまな用途の熱処理装
置の製造販売を行っています。各製造プロセスで省エネを
ガス使用量
推進していますが、特に半導体装置用のクリーンルームは
電力使用量が最も大きく、省エネの最重要アイテムとして
[ MWh]
プロジェクト
スタート
'13 ∼'14
'12 ∼'13
2.0
改善に取り組みました。その結果、一定の効果はありました
が、
ほかにも多くの電気を使用する設備があり、今後も照明
のLED化などを通じて省エネの改善に取り組んでいきます。
1.5
1.0
メッセージ P 16 関連記事
0.5
0.0
'13.9 '13.10 '13.11 '13.12 '14.1
'14.2
'14.3
'14.4
'14.5
'14.6
'14.7(年月)
E _ 12
CSR レポート 2015 _ 詳細・データ
環境報告 | Environmental Report
地球温暖化防止
主な実施内容
物流におけるCO 2 排出量削減
再生可能エネルギーの取り組み
ジェイテクトでは、環境負荷が少ない再生可能エネルギーの導
製品納入便の統廃合による削減
入に積極的に取り組んでいます。2014年3月末、香川工場に
2 014年度は、CO2排出原単位を2.20 t /億円と前年比で約
新たに465kWの太陽光発電を導入。2001年の太陽光発電、
1%削減。製品納入便の統廃合によって年間278 t のCO2削
2006年の風力発電に続く再生可能エネルギーの導入で、年
減を実施しました。今後も、
さらに統廃合を進めることでCO2
間約200tのCO 2を削減しました。
削減に取り組んでいきます。
資料 - 01
メッセージ P 16 関連記事
2014年10月には、JDI(中国)
に太陽熱を活用する太陽熱温
水器設備を設置。
これまでのスチーム加熱に代えて、太陽熱を
活用することで、年間248tのCO 2 削減を見込んでいます。
資料 - 01 物流におけるCO 2 排出量・原単位推移
CO 2 排出量
ジェイテクト単独では、2014年度までに676 kWの再生可能エ
( t - CO2 )
ジェイテクト単独
25,000
20,000
15,865
ネルギーを導入し、2020年までに500kW以上という導入目標
15,000
を前倒しで達成しました。今後も再生可能エネルギーのさらなる
13,396 13,994 14,330 14,301
10,000
導入を図り、
自然と調和する工場づくりを推進していきます。
5,000
0
CO 2 排出量
原単位
'90
'11
'12
'13
[ CO2排出量
( t-CO2)
/売上高
(億円)]
'14 (年度)
ジェイテクト単独
5.00
4.00
3.00
2.82
2.28
2.25
2.24
'11
'12
'13
2.20
2.00
1.00
0.00
'06
'14 (年度)
太陽光発電
(香川工場)
太陽熱温水器 JDI
(中国)
E _ 13
CSR レポート 2015 _ 詳細・データ
環境報告 | Environmental Report
資源の有効利用
副資材使用量削減への取り組み
社 会背景
砥石や刃具、金型などの副資材の材質や形状、硬度などのス
世界の資源基盤の保全は、GRIガイドライン第4版(G4)で
ペックを変更し、
より耐久性を高めることで使用量の削減を実
取り上げられているほか、経済協力開発機構
(OECD)
理事会
現しています。
また、廃油、砥石、刃具、治具を再生・再利用す
や各国のさまざまな持続可能性戦略でも目標となっています。
るなど、
リサイクルにも取り組んでいます。
企業には原材料の使用削減、部品の再利用などが強く求め
られています。
主な実施内容
エッジの変更による金型の寿命向上
鍛造の際、製品形状によっては使用する金型に無理な力がか
ジェイテクトの 考え方
かり、金型の寿命に悪影響をおよぼします。そこで金型の構造
モノづくり企業の責任として
を改善し、
エッジ部分を可能な限りR 形状にすることで寿命向
ジェイテクトでは、資源の有効利用を
「地球環境にやさしいモノ
上を図りました。
づくり企業」の責任の一つと考えています。各製品の生産工程
の改善と工夫によって、使用材料の削減・再利用、廃棄物の
改善前
改善後
下金型
下金型
エッジ部分の
R 形状化
削減・再資源化などを進め、大切な資源を無駄なく利用する取
り組みに力を注いでいます。
生産時の省資源
主資材使用量削減への取り組み
鋳造・鍛造技術の向上によるネットシェイプ化
(機械加工部位
上 金型
の削減)
に取り組み、材料使用量を削減しています。
カケ
発生
主な実施内容
製品
鍛造品の材料削減
自動車部品の一つであるコンパニオンにおいて、鍛造工程に
カケ
発生
下金型
おける型精度の向上、条件管理レベルの向上により、加工が
必要な部位を削減。材料使用量と機械加工代を大幅に削減
しました。
金型寿命
改善前
7倍
改善後
加 工前
加 工後
加 工前
材料使用量と
機械加工代 の削減
材料使用量
14%削減
E _14
CSR レポート 2015 _ 詳細・データ
環境報告 | Environmental Report
資源の有効利用
資料 - 01
廃棄物削減
産業廃棄物および再資源化材の処理状況
排出物量全体の削減への取り組み
資料 - 01
10 0%
リサイクル化
ジェイテクト単独
ジェイテクトでは、3R(リデュース・リユース・リサイクル)
の考え
資源循環量
23.5千t
に基づき、廃棄物も含めた排出物全体について資源として有
効利用するため、再資源化
(リサイクル)
率100%を目標に取り
組んできました。結果、2 012 年11月に再資源化率100%を達
成し、以 降継続しています。今後、
さらに3 Rを推進して、排出
物量全体の削減活動を継続していきます。
売却リサイクル量
48.9千t
総排出量
81.6 %
60.0 千t
無償・逆有償リサイクル量
11.0千t
主な実施内容
18.4 %
*社外中間処理量(焼却廃棄物)ゼロ
*直接埋立廃棄物量 ゼロ
鉄屑( 端材)の社内再利用の取り組み
ジェイテクトでは、2006年度より社内鋳造工程の原材料へ
の再利用(リサイクル)
を推進しています。2 014 年度は、鋼材
から軸受の保持器材料を抜き取った後の鉄屑
(端材)
が、
ジェ
(ジェイテクト単独での総排出量の13%)
イテクト内で8,500t
[ 排出量
(千t)
]
100
80
(総排出量の8%)
を再利用するこ
発生しましたが、
うち5,800t
とができました。今後も社内での再利用を推進し、資源の有効
海外グループ38社
国内グループ21社
ジェイテクト単独
排出物排出量推移
売却リサイクル
無償・逆有償リサイクル
廃棄物
60
40
利用に取り組んでいきます。
20
0
'08
'11
'12
'13
'14 (年度)
※2011年度以前の国内グループ会社は17社、
2009年度以前の海外グループ会社は32社。
※ジェイテクト単独の直接埋立廃棄物は2009年度から0tを継続。
※ジェイテクト単独の償却廃棄物は2013年度から0tを継続。
鋼材
廃棄物原単位推移
ジェイテクト単独
打抜き工程
[ 排出量
(t)
/内製生産高
(億円)]
9.0
8.5
8.36
8.0
7.5
製品
抜きカス
(端材)
6.85
7.0
6.93
6.71
6.86
6.5
改善前
改善後
鋳造原料として
社内循環
6.0
'08
'11
'12
'13
'14
(年度)
グローバル
[ 排出量
(t)
/内製生産高
(億円)]
鋳造品
12.0
11.5
スクラップ(売却)
工場
11.21
11.0
10.68
10.5
9.89
10.0
10.05
9.5
9.0
'11
'12
'13
'14
(年度)
E _ 15
CSR レポート 2015 _ 詳細・データ
環境報告 | Environmental Report
資源の有効利用
主な実施内容
梱包資材削減
木製梱包資材の削減
包装梱包資材の削減
資料 - 01
資源の有効利用を図るため、包装梱包資材について木製お
これまでの木箱から強化段ボールへと梱包材を変更し、木箱
の使用量を年間 2 t 削減しました。
よび紙製の素材ごとに目標を設定し、包装の簡素化・リターナ
改善前
改善後
木箱
強化段ボール梱包材
ブル化・リユース化を推進しています。木製梱包資材ではパレッ
トのリターナブル化の拡大や木箱の段ボール化を推進。紙製
梱包資材では、使い捨ての段ボールから樹脂製リターナブル
ポリケースへの変更、過剰包装の見直し、製品サイズに合わせ
た段ボール箱の採用による緩衝材使用量の削減など、
さまざ
まな取り組みを進めています。
資料 - 01
木製梱包材使用量・原単位推移
使用量
(t )
ジェイテクト単独
4,000
3,000
原単位
2,949
2,442
2,575
2,658
[ t/売上高
(億円)]
0.5
2,600
2,000
0.4
1,000
0.3
0
ジェイテクト単独
0.6
0.47
0.41
0.41
0.41
'11
'12
'13
0.40
0.2
'06
'11
'12
'13
'06
'14 (年度)
'14 (年度)
紙製梱包材使用量・原単位推移
使用量
(t )
ジェイテクト単独
4,000
原単位
[ t/売上高
(億円)]
0.53
3,327
3,000
2,380
2,487
2,405
2,656
0.5
2,000
0.4
1,000
0.3
0
ジェイテクト単独
0.6
0.40
0.41
0.40
0.37
0.2
'06
'11
'12
'13
'14 (年度)
'06
'11
'12
'13
'14 (年度)
E _ 16
CSR レポート 2015 _ 詳細・データ
環境報告 | Environmental Report
資源の有効利用
主な実施内容
水 使 用量 の 削減
KBNA(アメリカ)
海 外グループ 会 社
水の有効利用を推進
ジェイテクトでは、大切な資源である水の使用量を削減するた
水使用量削減の取り組み
め、無駄の削減や再生利用などに取り組んでいます。2014年
KBNAは、北米の7カ所の軸受生産工場、
2カ所の技術セン
度は当初、原単位・使用量ともに2012年度比2%以上の改善
ター、
3カ所の物流センターで構成されており、水使用量の削
に取り組む予定でしたが、2013年度に前倒しで達成したため、
減はISO14001の活動として2002年より取り組んでいます。
2013年度比0.5%以上の改善を目標としました。結果、原単位
クーリングタワーの更新、工程と連動した給水バルブの自動
(0.06千m 3/億円)
の改善、使用量は3.5%
(93千m 3)
は3.4%
化、空冷式熱交換器の導入、洗浄工程の自動化などの改善
削減しました。
とともに従業員の意識向上を図り、2 014年の水使用量は前
2015年度は、2 012年度比3%以上の改善に取り組む予定で
年比で29%削減しました。
したが、
すでに達成したため、2014年度比 0.5%以上の改善を
今後も改善策を共有しな
目標に継続して取り組んでいきます。
がら、水使用量の削減と排
水の再 利 用を推 進し、貴
水使用量・原単位推移・水再利用量
重な自然 資源である水を
国内グループ 21社
海外グループ38社
ジェイテクト単独
使用量
(千m3 )
将来の世代のために保護
していきます。
クーリングタワー
12,000
10,089
10,000
8,000
7,950
8,363
9,211
K B NA 水使用量推移
8,145
使用量
6,000
4,000
5,000
2,957
2,814
3,000
2,272
'10
'11
'12
'13
'14
(年度)
2,101
2,000
1,000
原単位
[ 千m3 /内製生産高
(億円)]
ジェイテクト単独
グローバル
(*)
0
3.0
2.5
3,888
4,000
2,000
0
(千m3 )
2.44
2.43
'10
'11
'12
'13
'14
(年度)
2.43
2.10
1.77
V O I CE
2.0
1.95
1.90
1.82
1.5
1.63
1.58
将来も豊かな水資源を守るために
北米は豊かな水資源に恵まれていますが、
開発によって失わ
れつつあり、
これを将来の世代のために守っていく責任があり
1.0
'10
'11
'12
'13
'14
(年度)
* ジェイテクト + 国内グループ21社 + 海外グループ38社
※2011年度以前の国内グループ会社は17社、2009年度以前の海外グループ会社は32社。
ます。KBNAは、
ジェイテクトグループの考え方に基づき、水使
用量の削減に取り組んでおり、社内教育を徹底し、
ユーティリ
ティの整備・管理、無駄な水使用量の削減、水の再利用など
を推進しています。冷却技術の改善と従業員の意識向上で、
水再利用量 (ジェイテクト単独)
すべての工程で水使用量の最小限化を継続していきます。
(千m3 )
1,000
800
600
780
801
'13
'14
KBNA
(アメリカ)
Kip Davis
( 左)
Dennis Gooch
( 右)
581
400
200
0
'12
(年度)
E _17
CSR レポート 2015 _ 詳細・データ
環境報告 | Environmental Report
環 境 負 荷 物 質 の 管 理・低 減
2013 年度から、
ゴム製品で広く使用されているフタル酸エス
社 会背景
テル類の切り替えを開始。2014年度よりゴムシール類の全面
地球の生態系や人の健康に悪影響をおよぼす環境負荷物質
切り替えを推進しています。
に対し、規制を求める動きが強まっています。従業員や地域の
※1 ELV指令 欧州連合
(EU)
の廃自動車に関する規定。使用済み自動車が環境
に与える負荷を低減するため、2003年7月以降販売の新車に含まれる有害な化学物
質を順次、原則使用禁止。End-of Life Vehiclesの略。
※2 RoHS指令 欧州連合
(EU)
の電気・電子機器における特定有害物資の使用
制限に関する規定。2006年7月以降販売の製品への水銀、
カドミウムなどの使用
を禁止。Restriction of the use of certain Hazardous Substances in electrical and electronic
equipment の略。
※3 REACH規則 化学物質の登録、評価、認可、
および制限に関する規則。企業で
使われる化学物質だけでなく製品中の化学物質も対象としている。Registration,
Evaluation and Authorization of Chemicalsの略。
健康を守り、事業の維持・拡大を図るためにも、企業には生産
から製品に至るまで、
すべての段階で規制の遵守が求められて
います。
ジェイテクトの考え方
環境負荷物質削減のために
「地球にやさしいモノづくり企業」
を目指すジェイテクトにとって、
生 産 に おける化 学 物 質 の 管 理・低 減
製品のライフサイクル全体での環境負荷物質の削減は社会
的な責務です。生産時の使用量・排出量を減らすのはもちろん、
PRTR法対象物質の削減
製品に含まれた環境負荷物質を把握し、管理を徹底しています。
ジェイテクトでは、生産活動により環境中に排出される化学物
資料 - 02
質による健康および環境への影響の低減に取り組んでいます。
環 境負荷 物質 の 管 理・低 減 への 取り組み
製品含有化学物質調査ワーキンググループ
資料 - 01
ジェイテクトでは、REACH規制をはじめとするさまざまな規制
に対応するには、製品に含まれる環 境負荷物質について全
2014 年度は塗料塗着率の管理、粉体塗装の実施などを進め
ることで、PRTR法(※4)対象物質の排出・移動量を2012年度
比で2%削減する目標を達成しました。
※4 PRTR法 環境汚染物質排出・移動登録の略で、
化学物質の環境への排出移動
量を行政に報告し、行政が公表する制度。Pollutant Release and Transfer Registerの略。
社で情報共有・管理などを行う必要があると考え、2 013年に
製品含有化学物質調査ワーキンググループを組織しました。
各部門が連携して情報共有を図り、生産だけでなく製品にお
いても環境負荷物質の管理・低減を推進しています。
資料 - 01 ワーキンググループ
資料 - 02
PRTR法対象物質排出・移動量年度推移
(t)
ジェイテクト単独
80
69
60
40
35
42
40
40
'12
'13
'14
20
製品含有化学物質調査ワーキンググループ
0
研究開発本部
材料技術研究部
品質保証部
調達企画部
技術管理部
自動車部品技術企画部
工・メ技術企画室
軸受技術企画部
'08
'11
2014年度
PRTR法対象物質排出・
移動量内訳
1.7%
1.7%
2.1%
(年度)
1.2%
6.0%
3.5%
製 品 に おける 化 学 物 質 の 管 理・低 減
各種法規制への製品対応
■ 2 -アミノエタノール
(2-エチルヘキシル)
■フタル酸ビス
■ 1.3.5 -トリメチルベンゼン
■ マンガン及びその化合物
■ ほう素化合物
■ その他
合計
トルエン
40 t
キシレン
56.3%
27.5%
ELV指令(※1)、R oHS指令(※2)において適用除外用途の期
限が示されたもの、REACH規則(※3)において代替品に切り
替えるまでの最終期限が示された化学物質について、代替技
術の開発を進め対応しています。
E _18
CSR レポート 2015 _ 詳細・データ
環境報告 | Environmental Report
環 境 負 荷 物 質 の 管 理・低 減
土壌・地下水に関する取り組み(継続報告)
低濃度PCB機器の対応
過去に洗浄剤などで使用していたトリクロロエチレンによる地
PCBを使用していないとされてきた電気機器から、微量のPCB
下水汚染について、1998年から刈 谷工場と岡崎工場で、揚
が検出されたものについても、高濃度PCB機器と同様に適正
水曝気方式(※1)による工場敷地外への流出防止・浄化対策
な保管を行っています。
を継続して行っています。加えて、岡崎工場では浄化促進対策
2014年度は低濃度PCB無害化処理認定施設の選定を完了
も
として、2004年度から栄養剤注入による微生物浄化法(※2)
し、2015年度より処理を開始。今後も計画的な処理を推進し
併用しています。
ていきます。
地下水の測定結果については行政に報告するとともに、地域
住民の方へは
「地域懇談会」
を通じてご説明しています。
S_17 関連記事
※1 揚水曝気方式 地下水を汲み上げ噴霧し、下からエアーを吹き付けて有機溶剤
を気化・分離し、活性炭に吸着させ除去する方式。
※2 微生物浄化法 微生物機能を活用して汚染した環境を修復する方法で、栄養剤
などの注入により現場に生息する微生物の浄化機能を高める方法。
トリクロロエチレン測定値 環境基準値0.03mg/ℓ
工場
刈谷
岡崎
地下水測定結果の最大値
2 013年度
2 014 年度
現在の状況
0.772
0.996
浄化中
0.032
0.019
浄化中
[mg/ℓ]
※上記工場以外の敷地境界観測井戸では検出していません。
PCB機器の適正保管と管理
絶縁油に広く使用されていたPCB(ポリ塩化ビフェニル)機
器については、PCB廃棄物特別措置法により保管・届出が
義務づけられています。ジェイテクトでは、法に基づき適正に
保管し、行政へ届け出るとともに、保管中の高濃度PCB機器
である高圧コンデンサについて、破損により現時点で処理で
きない1台を除き、2014年度までにすべてを中間貯蔵・環境安
全事業株式会社のPCB処理施設で無害化処理を完了しま
した。
1台については、処理業者の受け入れ体制が整い次第、
処理を実施します。
また、安定器については、2014年度に徳島工場の126台を無
害化処理しました。2015年度は、刈谷工場、岡崎工場、東刈
谷事業場の1,078台を無害化処理する計画です。
PCB安定器処理状況(徳島工場)
E _19
CSR レポート 2015 _ 詳細・データ
環境報告 | Environmental Report
生物多様性保全
社 会背景
2 014年度の主な活動
自然破壊の拡大により生息地が失われるなどして、地球上の
里山保全活動
(花園工場) N ew!
生物の多様性が急速に失われつつあります。企業活動は、
自
花園工場では、2014年4月より、生物多様 性保全の取り組み
然界から受ける恩恵によって成り立つと同時に、生物多様性
として、
「おかざき自然体験の森」で里山保全活動にボラン
に多大な影響を与えており、企業自らが自然生息地の保護を
ティアで参加しています。
はじめ、生物多様 性保 全の取り組みを進めることが重要と
「おかざき自然体験の森」は、岡崎市が市民および市民活動
団体などとのパートナーシップにより、生物多様性の豊かな里
なっています。
山環境を保全するとともに、
その豊かな自然を活用した体験型
環境教育の拠点とすることを目指すもので、花園工場では市
ジェイテクトの 考え方
の理念に賛同し、4月26日、生育環境の改善を目的に土壌整
生物多様性の調和を目指して
備の作業に参加しました。今後も地域に根ざした活動として、
ジェイテクトは、生物多様性の保全を、命と暮らしを支える重要
岡崎市の里山保全活動を継続し、生物多様性の保全に貢献
な社会的課題と位置づけています。
「ジェイテクトグループ環境
していきます。
ビジョン」に基づき、従業員一人ひとりが自ら環境保全活動に
参加し、事業活動と生物多様性の調和に取り組んでいます。
生 物 多 様 性 保 全 へ の 取り組 み
「生物多様性保全行動指針」のもとに
資料 - 01
ジェイテクトは、事業活動による環境負荷を低減し、生物多様
性に配慮するために、
「ジェイテクトグループ環境ビジョン」の
「2015環境行動計画」に基づいて、2 011年 3月に「生物多様
性保全行動指針」
を策定しました。環境省「生物多様性民間
参画ガイドライン」
を参考に策定したもので、今後は生物多様
性保全に関する活動への定量評価を検討していきます。
里山保全活動
(花園)
資料 - 01
生物多様性保全行動指針
事業活動との関わり
原材料調達
● ビジネスパートナーと連携し、
生物多様性の保全に取り組みます。
土地利用
● 工場の森づくりなどを通じ、
生物多様性に資する生態系の保全に
取り組みます。
生物多様性保全に資する社会貢献活動の推進
● 自治体、
関係会社との協業による社会貢献活動へ積極的に参画します。
教育・啓発活動と情報公開
● 環境教育を通じて、
生物多様性保全に対する社員の認識を高めます。
生産活動
● 革新工法・設備の開発による温暖化防止、
資源の有効利用、環
境負荷物質低減の積極的な活動を通じて、生物多様性と企業活
動の両立を目指します。
● 事業活動が生物多様性に及ぼす影響の定量的な把握に努めます。
製品開発
● CSRレポートを通じて、
生物多様性保全に関する活動を公開し、ステークホル
ダーとのコミュニケーションに努めます。
● ライフサイクルアセスメントの考え方に基づき、
世界トップレベルの
環境配慮型製品の開発・設計を通じて、生物多様性への影響を
低減します。
E _ 20
CSR レポート 2015 _ 詳細・データ
環境報告 | Environmental Report
生物多様性保全
植樹活動
(JATH:タイ) N e w !
WET(※)による工場排水の影響調査
地 球 温 暖化などの 環 境 問 題 に危 機 感を覚え、J ATHでは
生産事業所の排水管理の方法として、放流先の水生生物に
CSR活動の一環として2008年より植樹活動を行っています。
与える影響を定量的に把握するため、国立環境研究所の協
2014年度は、
タイの王様の植樹プロジェクトに参加。ラヨーン
力のもと、工場排水の環境影響を生物応答で評価するWET
これま
県にある国立公園の 8,000m 2に400本を植樹しました。
試験を刈谷工場で実施しました。
での活動でのべ32,000m 2に1,200本の植樹を行い、毎年、
今回は、魚類(ゼブラフィッシュ)に
参加者全員が環境に貢献できる喜びを感じ、
すがすがしい気
よる魚類 胚・仔魚期 毒 性試験、甲
持ちで取り組んでいます。今後も地域に貢献できる植樹活動
殻類(ニセネコゼミジンコ)
による繁
を継続していきます。
殖試験、藻類による生長阻害試験
を実施。その結果、試 験 生物 への
N ew!
ゼブラフィッシュ
影響は認められず、生態影響リスク
は極めて低いレベルの水質である
ことを確認しました。今後も、試験の
結果を踏まえながら工場の排水管
理を継続的に改善し、水環境の保
全を通じた持続可能な社会の構築
ニセネコゼミジンコ
に貢献していきます。
※WET 工場 排水などが環境に与える影響を、従来の化 学物質濃度による規制
ではなく、魚 類 、
ミジンコ、藻 類の生 物 応 答で総 合 的に評 価する手 法 。Whole
Effluent Toxicityの略。
植樹活動
( JATH :タイ)
E _ 21
環境報告 | Environmental Report
CSR レポート 2015 _ 詳細・データ
補足資料
補足資料 - 01 連結環境マネジメント対象範囲
欧州
中国
● 生産会社/12社
日本
● 生産会社/11社
JTEKT AUTOMOTIVE UK LTD.(イギリス)
KOYO BEARINGS(EUROPE)
LTD.(イギリス)
JTEKT TORSEN EUROPE S.A.(ベルギー)
KOYO BEARINGS DEUTSCHLAND GMBH(ドイツ)
JTEKT HPI S.A.S.(フランス)
JTEKT AUTOMOTIVE LYON S.A.S.(フランス)
JTEKT AUTOMOTIVE DIJON SAINT-ETIENNE S.A.S.(フランス)
KOYO BEARINGS VIERZON MAROMME SAS(フランス)
JTEKT AUTOMOTIVE CZECH PLZEN, S.R.O.(チェコ)
JTEKT AUTOMOTIVE CZECH PARDUBICE, S.R.O.(チェコ)
KOYO BEARINGS CESKA REPUBLIKA S.R.O.(チェコ)
KOYO ROMANIA S.A.(ルーマニア)
捷太格特汽車部件
(天津)
有限公司
捷太格特
(佛山)
汽車部件有限公司
捷太格特轉向系統
(厦門)
有限公司
大連捷太格特創新汽車部件有限公司
無錫光洋軸承有限公司
大連光洋瓦軸汽車軸承有限公司
光洋滾針軸承
(無錫)
有限公司
光洋機械工業
(株)
(大阪府)
豊興工業
(株)
(愛知県)
JTEKT AUTOMOTIVE TENNESSEE-VONORE, LLC(アメリカ)
JTEKT AUTOMOTIVE TENNESSEE-MORRISTOWN, INC.
(アメリカ)
JTEKT AUTOMOTIVE TEXAS, L.P.(アメリカ)
JTEKT AUTOMOTIVE SOUTH CAROLINA, INC.(アメリカ)
KOYO BEARINGS NORTH AMERICA LLC(アメリカ)
KOYO BEARINGS CANADA INC.(カナダ)
JTEKT AUTOMOTIVA BRASIL LTDA.(ブラジル)
TOYODA KOKI DO BRASIL INDUSTRIA E COMERCIO
DE MAQUINAS, LTDA.(ブラジル)
JTEKT AUTOMOTIVE ARGENTINA S.A.(アルゼンチン)
光洋シーリングテクノ
(株)
(徳島県)
光洋サーモシステム
(株)
(奈良県)
光洋六和
(佛山)
汽車配件有限公司
豫北光洋轉向器有限公司
● 生産会社/9社
● 国内グループ 生産会社/21社
(株)
CNK(愛知県)
光洋軸承大連有限公司
光洋汽車配件
(無錫)
有限公司
北米・南米
● ジェイテクト単独/13拠点
光洋電子工業
(株)
(東京都)
ダイベア
(株)
(大阪府)
宇都宮機器
(株)
(栃木県)
(株)
豊幸(愛知県)
豊田バンモップス
(株)
(愛知県)
光洋メタルテック
(株)
(三重県)
(株)
ケージェーケー(徳島県)
日本ニードルローラー製造
(株)
(三重県)
アジア/オセアニア
光洋熱処理
(株)
(大阪府)
● 生産会社/6社
フォーミックス
(株)
(愛知県)
JTEKT(THAILAND)
CO., LTD.(タイ)
JTEKT AUTOMOTIVE(THAILAND)
CO., LTD.(タイ)
KOYO MANUFACTURING(PHILIPPINES)
CORPORATION(フィリピン)
JTEKT AUTOMOTIVE(MALAYSIA)
SDN. BHD.(マレーシア)
JTEKT SONA AUTOMOTIVE INDIA LTD.(インド)
KOYO JICO KOREA CO., LTD.(韓国)
補足資料 - 02
(株)
タイホー(香川県)
(株)
ナカテツ(大阪府)
エーコー精密株式会社(香川県)
トキオ精工株式会社(東京都)
ヤマト精工株式会社(奈良県)
株式会社ジェイテクト山形(山形県)
スコープ別CO 2 排出量
(単位:千t-CO2 )
CO 2 排出量算出に用いたCO 2 換算係数
電力
0.3707 kg -CO 2 /kWh
日本国内のCO 2 換算係数は
A 重油
2.6958 kg -CO 2 /ℓ
しています。日本以外は各地域
2.5316 kg -CO 2 /ℓ
の2001年の公表値を使用して
プロパンガス
3.0040 kg -CO 2 /kg
都市ガス
2.1570 kg -CO 2 /Nm 3
います。自社の改善を実績で
評価できるよう換算係数は固
定しています。
スコープ3カテゴリー別
CO2排出量(割合)
購入した
製品・サービス *1
スコープ2
653
を使用
経団連係数(1990年)
灯油
スコープ1
116
合計
7,563
販売した
製品の使用 *2
スコープ3
6,794
資本財
輸送、
配送
(上流)*1
事業から出る廃棄物
出張
雇用者の通勤
輸送、
配送
(下流)
スコープ3のカテゴリー別CO 2 排出量(2014年度)*3
分類
カテゴリ
算定方法
購入した製品・サービス *1
746
鋼材の購入量
(購入金額)
を対象に排出原単位を乗じて算出
資本財
201
資本財に関する設備投資金額に金額原単位を乗じて算出
上流
スコープ1、2に含まれない燃料、
およびエネルギー関連活動
−
輸送、配送
(上流)
*1
29
原材料、部品等の調達に係る排出量として、鋼材の購入量
(購入金額)
を対象に排出原単位を乗じて算出
事業から出る廃棄物
99
廃棄物の排出量に排出原単位を乗じて算出
出張
20
出張経費に排出原単位を乗じて算出、
日本以外は従業員数に基づいて推計
雇用者の通勤
55
通勤費に排出原単位を乗じて算出、
日本以外は従業員数に基づいて推計
リース資産
(上流)
−
リース資産はスコープ 1,
2 の排出量として算定
輸送、配送
(下流)
36
製品の輸送量と距離に原単位を乗じて算出、
日本以外は物流経費に排出原単位を乗じて算出
販売した製品の加工
−
製品の納入先様での加工に係る排出量を合理的な方法で算出することが困難なため、
現時点では算定範囲から除外
下流
販売した製品の使用 *2
5,608
非該当
ステアリ
ング、駆動製品、工作機械を対象に年間の生産台数のエネルギー消費量から算出
(使用年数10年間で算定)
販売した製品の廃棄
−
製品廃棄時の輸送、処理に係る排出量を合理的な方法で算出することが困難なため、現時点では算定範囲から除外
リース資産
(下流)
−
非該当
フランチャイズ
−
非該当
−
非該当
投資
合計
排出量
6,794(千t-CO2)
*1 鋼材の購入量を対象に算定 *2 ステアリング、駆動製品、工作機械を対象に算定 *3 ガイドラインの排出原単位を用いて算定しています
E _ 22
山 口 民雄プロフィール 新聞社に25 年勤務後、環境ベンチャー広報
CSR レポート 2015
部長、出版社環境誌編集主幹を経てフリー。大学非常勤講師のほか企
「C SRレ ポート2 015 」に
対 する第 三 者意見
業向けの CSR 関連の講師を務める。2005 年より毎年 350 社以上の
CSRレポートを分析、報告している。
( http://csr-project.jp/)
循 環 型 社 会 研 究 会 次世代に継承すべき自然生態系と調和した社
会の在り方を地球的視点から考察し、地域における市民、事業者、行政
の循環型社会形成に向けた取り組みの研究、支援、実践を行うことを目
特定非営利活動法人 循環型社会研究会代表
的とする市民団体。研究会内のCSRワークショップで、CSRのあるべき
山 口 民雄
姿を研究し、提言している。
( http://junkanken.com/)
第三者意見の執筆にあたっては報告書作
①については、2012年度より休業度数率が
は、改善に向けた過渡期の一現象となることで
成過程での意見交換が不可欠と考えており、 上昇してきていますが、
この点について、社長メ しょう。
④についてはこの間、社会が要請する環境
今回もキックオフならびに初稿完成時に実施し
ッセージは
「従業員の安全を守ることは何よりも
ました。そして、初稿に対する私のコメントを46
重要な使命」
と表明し、
「危機的状況と認識」
と
課題に着実に対応して取り組んできています。
の項目にまとめられ、
それぞれの対応について
明言しています。そして、
このメッセージの具現
また、
開示にあたっては
「GHGプロトコル・イニシ
「 来年度」
「 将来的に」 化として安全ビジョンの策定や全役員出席のも
「 2015年度版に反映」
アティブの算定基準」や「サプライチェーンを通
「対応が難しい」
が示されました。
こうしたコメント
との安全研修、安全意識調査を実施していま
じた温室効果ガス排出量算定に関する基本ガ
に対する真摯な姿勢は、報告書の継続的改善
す。悪化傾向を敏感に捉え、
トップが「危機的
イドライン」
(環境省・経済産業省)
を参考にして
に確実に反映してきており、高く評価できます。 状況」
と認識し、
リーダーシップを発揮され全社
います。
こうした積極的な姿勢を継続し、今後は
今後、
ほかのステークホルダーとのダイアログも
活動を展開されていることは、必ずや読者に感 「自然資本」や「リスクと機会」の観点からの報
積極的に行い、
ステークホルダー・エンゲージメ
銘を与えるものと思います。
ントが実現することを期待します。
告を期待します。
②については、2011 年の独占禁止法違反
最後にこの間、
申し上げている点ですが、
「マ
マークが2013
報告内容については
「NEW」
の認定を風化させず、国内外の状況に対応し
テリアリティ
(重要性)
の選択とそのプロセス開
年度版よりつけられましたが、本年度版にも随
て強化させてきていることがわかります。特に前
示」の実践です。現在は
「活動と成果から代表
所に見られ、社会的要請に対応した記載に留
述の「腐敗行為防止」
をはじめ
「法令遵守の誓
として記載されていま
的なもの」
が「PICK UP」
意していることが伝わります。たとえば、米国の
ここにはステークホルダーの視点が見え
約書取得」
「 内部通報窓口の積極的な周知」 すが、
海外腐敗行為防止法や英国の賄賂防止法な
などはコンプライアンス強化の本気度を示す象
ず真のマテリアリティとは言えません。冒頭で言
どによる摘発が相次ぎ、
グローバルに活動する
徴例と言えましょう。
及した対応ではマテリアリティについては
「将来
企業へ公正取引強化の要請がありますが、本
③については、昨年も言及しましたがその報
的に」
とのことでした。
しかし、
マテリアリティの選
「腐敗行為防止の取り組み」
として
報告書では
告内容は秀逸で、
ほかの報告書の規範となるも
や
択を重視するGRIガイドライン第 4 版( G4 )
記載されています。
また、
「 NEW 」による記載が
のです。昨年の第三者意見では、今後は
「必ず
IIRC
(国際統合報告審議会)
フレームを参考ガ
増える一方、重要な記載、指標が欠落するので
や事態は好転する」
と申し上げましたが、2014
イドラインとする企業では確実にその選択・開示
あれば必ずしも評価できませんが、
そうした事態
年度は総労働時間、
時間外労働時間が減少し
が増えています。マテリアリティ選択の過程で
は幸い見出せません。
ているにもかかわらず、
高ストレス者や長時間労
にあ
は、
必ずやG4の「報告内容に関する原則」
本報告書を通読して特に印象に残るのは
「ステークホルダーの包含」
(*)
も実現すると
働者健診者数、
メンタル疾患による休業者数、 る
①従業員の安全を守る並々ならぬ決意、②コン
日数が増大しています。幸い、報告書には「年
考えます。
この両者は重要な原則であり、報告
プライアンスの強化、③メンタルヘルス対策へ
代別休業者数と要因」
をはじめ、
こうした事態の
書の評価に大きな影響を与えます。
の積極的かつ継続的な取り組み、④着実な環
分析や今後の施策が記載されています。
こうし
境負荷低減の取り組みと開示、
の4点です。
た施策が着実に実施されることで今回の事態
第 三 者 意 見を受 け て
株式会社ジェイテクト 経営企画部
*ステークホルダーの包含 組織はステークホルダーを特定し、
その合理的な期待や関心にどう対応してきたかを説明すべきである
へのステップアップに必要なことと考えており、
その策定プロセスを含め、
「ステークホルダー・エンゲージ
社内の仕組み整備を進めてまいります。
制作開始にあたってのキックオフ会、中間での意見交換会に続き、
メント」
「自然資本や、
リスクと機会の観点からの環境報告」
も今後重要
完成したレポートへの貴重なご意見を賜り、
誠にありがとうございます。
になると考えられ、
それぞれ検討を進めてまいります。
また、地域に根ざし
当社が真のグローバル企業へとさらに成長していくために、2014年度
た取り組みを進める中で、
モノづくり企業として、
CSRの観点から雇用促
はJTEKT GROUP VISION、
中期経営計画を掲げて取り組んだ1年で
進などの地域活性化への貢献に引き続き取り組んでまいります。
した。中期経営計画の更新にあたっては、
ジェイテクトグループ全体で
レポート編集にあたっては、幅広い読者層を意識し、
できるだけ平易
着実に推進できるよう、事業本部ごとに実績評価と計画更新を実施し
な表現への見直しや社内用語の補足説明をいたしました。冊子「メッセ
ました。来年度以降も中期経営計画を軸に牽引してまいります。
また、
ージ」
は、
コミュニケーションツールとして、
ジェイテクトのCSRを身近に感
CSRの社内浸透についても、
グループを含むすべての職場で考え方が
じていただける内容と読みやすいボリュームに、
「詳細・データ」
は、継続
定着し、
それぞれの自律的な取り組みにつながるよう、
「 現地現物」、
的な開示と内容のさらなる充実に努めています。
直接顔を合わせての支援を引き続き進めてまいりたいと考えております。
ご意見いただいた
「重要性
(マテリアリティ)
」
については、次のステージ
当社の活動をステークホルダーのみなさまにご理解いただくとともに、
これからも愛される企業を目指してまいります。
Opinion _ 01
JTEKT CSR Report 2015
[ 化学物質]PRTR法の対象物質 [ 大気]測定値は最大値
事 業 所 別 環 境 データ ①
[ 水質] pH:水素イオン濃度/COD:化学的酸素要求量/BOD:生物化学的酸素要求量/SS:水中
の浮遊物質量/油分:ノルマルヘキサン抽出物質含有量/ND:定量下限値未満 /
( )
は日間平均値
[ 規制値]規制値は自主基準値(法規制値より厳しい値で設定しています)
[ PRTR法対象物質] 取り扱い量1,000kg/年以上の物質を掲載。物質番号は、PRTR法第1種化学
物質ごとの政令番号を示します。除去処理量は、
「PRTR法対象物質」
が場内で焼却、中和、分解、反応
国内13カ所の工場・事業場のうち、
国分工場・刈谷工場の環境データを掲載。
処理などにより他物質に変化した量。消費量は、
「PRTR法対象物質」
が反応により他物質に変化したり、
製品に含有もしくは付随して場外ヘ持ち出される量。
水質測定データ
国 分工場
従業員数
2,103人
単位:mg /ℓ
( pHを除く)
項目
規制値
pH
生産品目
●
各種玉軸受
●
ころ軸受
●
超大型軸受
●
ハブユニット
●
高精度軸受
5.2∼8.8
480
96
44
SS
480
18
6.0
4
3.6
1.2
油分
分類
量
エネルギー使用量
インプット
1,121,227
(GJ)
水使用量
(千m 3 )
447
(t)
9.4
化学物質取扱量
大気
温室効果ガス
項目
ボイラー
(焼鈍炉)
ボイラー
(冷温水発生機)
項目
(kg)
13,152
SOx
(kg)
0
化学物質大気排出量
(t)
4.1
最大値
ばいじん
0.08
0.003
朝
59
57
49
NOx
144
47
昼
64
63
51
SOx
−
−
下水
アウトプット
(千m )
COD
(kg)
5,114
窒素
(kg)
0
りん
(kg)
0
規制値 最大
夕
59
61
52
ばいじん
0.08
0
夜
54
54
48
NOx
120
110
昼
63
47
47
SOx
−
−
夜
58
48
47
騒音
振動
悪臭
平均
単位:ppm
測定項目
規制値
測定値
0.8
0.58
メチルメルカプタン
0.0016
0.0005
トリメチルアミン
0.0040
0.0001
アンモニア
169
3
単位:dB
規制値
44,584
(t-CO2 )
NOx
排水量
騒音・振動データ
単位:ばいじん=g/Nm3 NOx = ppm SOx = K値
設備
環境総合データ
実 績
最大
平均
7.8
7.1
BOD
大気測定データ
[ 対象期間]2014年4月∼2015年3月
※ 悪臭物質
( 22物質)
を測定
※ 記載のない項目は定量下限値未満
PRTR法対象物質
単位:kg /年
排出物
化学物質下水移動量
(t)
売却リサイクル
(t)
5,083
物質
化学物質名
番号
大気
水域
土壌
下水
逆有償リサイクル
(t)
1,832
1
亜鉛の水溶性化合物
2,313
0
0
0
0
231
0
0
廃棄物(焼却+直埋)
(t)
0
80
キシレン
3,126
3,126
0
0
0
0
0
0
0
化学物質移動量
(t)
1.7
412
マンガン及びその化合物
1,223
0
25
0
0
440
0
0
758
0.07
移動量
排出量
取扱量
リサイ 除去
消費量
廃棄物 クル量 処理量
2,082
※下水放流のためCOD、
窒素、
りんの規制値なし
水質測定データ
刈 谷工場
従業員数
1,287人
項目
規制値
pH
生産品目
●
単位:mg /ℓ
( pHを除く)
工作機械
●
ダンパプーリー
●
機械加工部品
5.9∼8.5
実 績
最大
平均
7.0
6.6
項目
実 績
最大
平均
0.5
0.5
規制値
溶解性鉄
4
COD
19
5.3
3.9
溶解性マンガン
BOD
20
8.7
3.3
ふっ素
SS
20
5.5
2.0
油分
4
0.5
亜鉛
1.6
0.1
1.6
4.7※1
2.4
4
0.1
0.1
窒素
16.1
11.0
8.1
0.3
りん
1.5
0.1
0.1
0.0
ほう素
8
0.1
0.0
※1:自主基準値超過、法基準値(10mg/ℓ)
は順守
大気測定データ
環境総合データ
分類
エネルギー使用量
インプット
水使用量
化学物質取扱量
大気
温室効果ガス
NOx
量
(GJ)
201,287
ボイラー
(食堂用)
項目
最大値
ばいじん
0.08
0.004
朝
64
55
48
NOx
104
64
昼
69
62
51
1.2
−
夕
64
60
50
夜
59
57
48
昼
68
48
33
夜
63
33
24
SOx
(t)
2.3
ばいじん
0.08
0.003
NOx
104
54
SOx
1.2
−
(kg)
7,740
規制値 最大
騒音
130
ボイラー
(冷温水発生機)
項目
単位:dB
規制値
(千m 3 )
(t-CO2 )
騒音・振動データ
単位:ばいじん=g/Nm3 NOx = ppm SOx=Nm3/hr
設備
振動
平均
371
(kg)
0
化学物質大気排出量
(t)
1.9
(千m 3 )
182
測定項目
規制値
測定値
臭気指数
12
10
排水量
水域
アウトプット
SOx
COD
(kg)
669
窒素
(kg)
972
りん
(kg)
7
排出物
化学物質水域移動量
(t)
0
売却リサイクル
(t)
441
逆有償リサイクル
(t)
220
廃棄物(焼却+直埋)
(t)
化学物質移動量
(t)
悪臭
PRTR法対象物質
単位:kg /年
0
物質
化学物質名
番号
取扱量
0
300 トルエン
1,566
移動量
排出量
大気
水域
土壌
下水
1,257
0
0
0
リサイ 除去
消費量
廃棄物 クル量 処理量
0
0
0
309
JTEKT CSR Report 2015
[ 化学物質]PRTR法の対象物質 [ 大気]測定値は最大値
事 業 所 別 環 境 データ ②
[ 水質] pH:水素イオン濃度/COD:化学的酸素要求量/BOD:生物化学的酸素要求量/SS:水中
の浮遊物質量/油分:ノルマルヘキサン抽出物質含有量/ND:定量下限値未満 /
( )
は日間平均値
[ 規制値]規制値は自主基準値(法規制値より厳しい値で設定しています)
[ PRTR法対象物質] 取り扱い量1,000kg/年以上の物質を掲載。物質番号は、PRTR法第1種化学
物質ごとの政令番号を示します。除去処理量は、
「PRTR法対象物質」
が場内で焼却、中和、分解、反応
国内13カ所の工場・事業場のうち、
徳島工場・岡崎工場の環境データを掲載。
処理などにより他物質に変化した量。消費量は、
「PRTR法対象物質」
が反応により他物質に変化したり、
製品に含有もしくは付随して場外ヘ持ち出される量。
水質測定データ
徳島工場
従業員数
1,306人
規制値
実 績
最大
平均
7.3
6.8
生産品目
pH
玉軸受
● 水ポンプ用軸受
● 円筒ころ軸受
● 特殊環境軸受
● 複列アンギュラ玉軸受
● ハブユニッ
ト
● テンショ
ンプーリー
COD
16
9.1
7.6
SS
24
5.0
2.8
油分
窒素
2.4
25
1.5
1.3
6.3
4.3
りん
2.5
0.06
0.04
5.9∼8.5
大気測定データ
環境総合データ
量
エネルギー使用量
969,086
(GJ)
水使用量
項目
ボイラー
(吸収式冷温水機)
規制値
最大値
ばいじん
0.24
0.01
NOx
144
51
項目
騒音
59
51
48
昼
64
58
55
夕
59
53
51
SOx
16.8
0.03
(t)
9.9
ばいじん
0.08
0.026
夜
55
52
49
NOx
902.5
845
昼
63
56.2
49
SOx
16.8
0.067
夜
58
55
48
大気
37,493
(t-CO2 )
NOx
振動
水域
アウトプット
(kg)
35,952
SOx
(kg)
1,281
化学物質大気排出量
(t)
4.1
※ 悪臭物質
( 22物質)
を測定
233
※ 全ての項目で定量下限値未満
排水量
平均
朝
993
ディーゼル機関
3
(千m )
COD
(kg)
5,143
窒素
(kg)
4,349
りん
(kg)
11
悪臭
排出物
化学物質水域移動量
(t)
0
売却リサイクル
(t)
7,192
逆有償リサイクル
(t)
1,060
大気
水域
土壌
下水
廃棄物(焼却+直埋)
(t)
0
80
キシレン
4,021
4,021
0
0
0
0
0
0
0
化学物質移動量
(t)
0.001
438
メチルナフタレン
5,827
0
0
0
0
0
0
0
5,827
PRTR法対象物質
単位:kg /年
物質
化学物質名
番号
移動量
排出量
取扱量
リサイ 除去
消費量
廃棄物 クル量 処理量
水質測定データ
岡崎工場
従業員数
828人
●
●
AT・CVT用リニアソレノイドバルブ
●
AT・CVT用オイルポンプ
●
プロペラシャフト
●
鋳造品
大気
温室効果ガス
NOx
項目
溶解性鉄
4
16
8.0
3.6
溶解性マンガン
2.4
0.9
0.3
BOD
16
17.1※1
2.8
ふっ素
0.8
0.10
0.10
SS
16
2.5
1.3
窒素
12
7.9
6.5
油分
1.6
0.9
0.5
りん
1.6
0.04
0.03
亜鉛
2.4
0.10
0.05
ほう素
8
0.02
0.02
量
(GJ)
681,618
項目
最大値
0.12
0.002
朝
64
53
50
NOx
80
10
昼
69
55
52
6.072
−
夕
64
52
50
夜
59
54
50
昼
69
38
33
夜
64
35
31
ばいじん
電気炉
SOx
(t)
4.7
ばいじん
0.08
0.002
NOx
104
83.2
SOx
−
−
0.12
0.002
10
(kg)
27,736
24,049
ばいじん
水域
アウトプット
(kg)
0
NOx
80
化学物質大気排出量
(t)
3.0
SOx
6.072
−
(千m 3 )
45
ばいじん
0.04
0.002
160
128
6.072
−
COD
(kg)
17
窒素
(kg)
37
りん
(kg)
0
排出物
化学物質水域移動量
(t)
0
売却リサイクル
(t)
9,867
逆有償リサイクル
(t)
2,714
廃棄物(焼却+直埋)
(t)
化学物質移動量
(t)
加熱炉
ガス機関
NOx
(コージェネレーション)
SOx
規制値 最大
騒音
120
ボイラー
(空調用)
項目
単位:dB
規制値
(千m 3 )
(t-CO2 )
騒音・振動データ
単位:ばいじん=g/Nm3 NOx = ppm SOx=Nm3 /hr
設備
SOx
排水量
実 績
最大
平均
0.5
0.4
規制値
※1:自主基準値超過、法基準値(20mg/ℓ)
は順守
分類
化学物質取扱量
6.6∼8.4
実 績
最大
平均
8.1
7.6
COD
大気測定データ
水使用量
規制値
pH
4WDカップリング
環境総合データ
エネルギー使用量
単位:mg /ℓ
( pHを除く)
項目
生産品目
インプット
単位:dB
規制値 最大
(千m 3 )
化学物質取扱量
温室効果ガス
騒音・振動データ
単位:ばいじん=g/Nm3 NOx = ppm SOx = K値
設備
分類
インプット
単位:mg /ℓ
( pHを除く)
項目
●
[ 対象期間]2014年4月∼2015年3月
振動
平均
悪臭
測定項目
規制値
測定値
臭気指数
12
10
PRTR法対象物質
単位:kg /年
0
物質
化学物質名
番号
取扱量
0
300 トルエン
2,817
移動量
排出量
大気
水域
土壌
下水
2,262
0
0
0
リサイ 除去
消費量
廃棄物 クル量 処理量
0
0
0
555
JTEKT CSR Report 2015
[ 化学物質]PRTR法の対象物質 [ 大気]測定値は最大値
事 業 所 別 環 境 データ ③
[ 水質] pH:水素イオン濃度/COD:化学的酸素要求量/BOD:生物化学的酸素要求量/SS:水中
の浮遊物質量/油分:ノルマルヘキサン抽出物質含有量/ND:定量下限値未満 /
( )
は日間平均値
[ 規制値]規制値は自主基準値(法規制値より厳しい値で設定しています)
[ PRTR法対象物質] 取り扱い量1,000kg/年以上の物質を掲載。物質番号は、PRTR法第1種化学
物質ごとの政令番号を示します。除去処理量は、
「PRTR法対象物質」
が場内で焼却、中和、分解、反応
国内13カ所の工場・事業場のうち、
東京工場・香川工場の環境データを掲載。
処理などにより他物質に変化した量。消費量は、
「PRTR法対象物質」
が反応により他物質に変化したり、
製品に含有もしくは付随して場外ヘ持ち出される量。
水質測定データ
東京工場
従業員数
574人
規制値
pH
●
針状ころ軸受
●
等速ジョイント
ドライブシャフト
●
●
プロペラシャフト
5.9∼8.6
240
83
SS
200
20
13
油分
窒素
24
4.0
1.3
96
34
8.4
りん
13
0.6
0.3
項目
367,572
(GJ)
水使用量
(千m 3 )
120
(t)
9.4
化学物質取扱量
大気
温室効果ガス
最大値
騒音・振動データ
0.08
0.005
ガス吸収式ボイラー
NOx
44
43
SOx
0.33
0.01
項目
単位:dB
規制値 最大
騒音
振動
13,847
(t-CO2 )
NOx
規制値
ばいじん
量
エネルギー使用量
12
単位:ばいじん=g/Nm3 NOx = ppm SOx = K値
設備
分類
実 績
最大
平均
7.8
7.5
BOD
大気測定データ
環境総合データ
インプット
単位:mg /ℓ
( pHを除く)
項目
生産品目
[ 対象期間]2014年4月∼2015年3月
59
57
56
昼
69
63
61
夕
59
56
56
夜
54
52
51
昼
58
49
39
夜
48
42
35
24
(kg)
下水
アウトプット
SOx
(kg)
7
化学物質大気排出量
(t)
6.2
※ 悪臭物質
( 22物質)
を測定
79
※ 全ての項目で定量下限値未満
排水量
平均
朝
3
(千m )
BOD
(kg)
951
窒素
(kg)
633
りん
(kg)
26
悪臭
PRTR法対象物質
単位:kg /年
排出物
化学物質下水移動量
(t)
0.002
売却リサイクル
(t)
1,652
大気
水域
土壌
下水
逆有償リサイクル
(t)
746
1
亜鉛の水溶性化合物
1,417
0
0
0
0
142
0
0
1,275
廃棄物(焼却+直埋)
(t)
0
80
キシレン
1,818
1,818
0
0
0
0
0
0
0
化学物質移動量
(t)
1.4
300 トルエン
4,322
4,322
0
0
0
0
0
0
0
物質
化学物質名
番号
移動量
排出量
取扱量
リサイ 除去
消費量
廃棄物 クル量 処理量
※下水放流のためCODの規制値なし
水質測定データ
香川工場
従業員数
951人
項目
円すいころ軸受
環境総合データ
インプット
水使用量
化学物質取扱量
大気
温室効果ガス
量
(GJ)
(千m 3 )
362
(t)
5.7
(t-CO2 )
39,765
(kg)
4,951
SOx
(kg)
436
水域
アウトプット
排水量
40
29
BOD
40
38
31
SS
40
2.0
1.4
油分
窒素
2.4
2.0
1.6
48
15
11
りん
6.4
0.2
0.1
(t)
3.1
(千m 3 )
251
COD
(kg)
5,016
窒素
(kg)
2,686
りん
(kg)
55
排出物
化学物質水域移動量
(t)
0
売却リサイクル
(t)
9,662
22
騒音・振動データ
単位:ばいじん=g/Nm3 NOx= ppm SOx=K値
設備
項目
1,032,721
NOx
化学物質大気排出量
5.9∼8.5
実 績
最大
平均
7.7
6.7
COD
大気測定データ
分類
エネルギー使用量
規制値
pH
生産品目
●
単位:mg /ℓ
( pHを除く)
ボイラー
規制値
最大値
ばいじん
0.24
0.028
NOx
208
69
SOx
4
1.1
0.08
NOx
SOx
ばいじん
自家発電
項目
単位:dB
規制値 最大
64
60
55
昼
64
59
55
夕
64
60
55
0.04
夜
59
56
53
902.5
830
昼
49
26
21
4
0.75
夜
46
25
20
騒音
振動
悪臭
単位:ppm
測定項目
規制値
測定値
アンモニア
1.2
0.58
PRTR法対象物質
物質
化学物質名
番号
平均
朝
単位:kg /年
取扱量
移動量
排出量
リサイ 除去
消費量
廃棄物 クル量 処理量
逆有償リサイクル
(t)
1,131
大気
水域
土壌
下水
廃棄物(焼却+直埋)
(t)
0
80
キシレン
3,091
3,091
0
0
0
0
0
0
0
化学物質移動量
(t)
0
438
メチルナフタレン
2,487
12
0
0
0
0
0
0
2,475
JTEKT CSR Report 2015
[ 化学物質]PRTR法の対象物質 [ 大気]測定値は最大値
事 業 所 別 環 境 データ ④
[ 水質] pH:水素イオン濃度/COD:化学的酸素要求量/BOD:生物化学的酸素要求量/SS:水中
の浮遊物質量/油分:ノルマルヘキサン抽出物質含有量/ND:定量下限値未満 /
( )
は日間平均値
[ 規制値]規制値は自主基準値(法規制値より厳しい値で設定しています)
[ PRTR法対象物質] 取り扱い量1,000kg/年以上の物質を掲載。物質番号は、PRTR法第1種化学
物質ごとの政令番号を示します。除去処理量は、
「PRTR法対象物質」
が場内で焼却、中和、分解、反応
国内13カ所の工場・事業場のうち、
奈良工場・東刈谷事業場の環境データを掲載。
処理などにより他物質に変化した量。消費量は、
「PRTR法対象物質」
が反応により他物質に変化したり、
製品に含有もしくは付随して場外ヘ持ち出される量。
[ 対象期間]2014年4月∼2015年3月
水質測定データ
奈良工場
従業員数
1,872人
単位:mg /ℓ
( pHを除く)
1
COD
12
8.7
7.1
溶解性マンガン
1
0.04
BOD
12
6.1
1.7
窒素
40
29
18
SS
20
2.8
0.3
りん
15
3.8
3.0
油分
2
0.9
0.2
規制値
pH
生産品目
●
電動パワーステアリング
●
電動ポンプ式油圧パワー
ステアリング用電動ポンプ
●
油圧パワーステアリング
●
マニュアルステアリング
5.9∼8.5
大気測定データ
項目
環境総合データ
エネルギー使用量
インプット
水使用量
化学物質取扱量
大気
温室効果ガス
量
(GJ)
216,872
1工場2号
(t)
13
(ボイラー)
(t-CO2 )
8,112
(kg)
68
SOx
(kg)
37
(t)
11.9
水域
アウトプット
排水量
(ボイラー)
51
NOx
化学物質大気排出量
1工場1号
(千m 3 )
項目
規制値
溶解性鉄
南第2工場
(ボイラー)
項目
COD
(kg)
267
窒素
(kg)
481
りん
(kg)
最大値
規制値 最大
ばいじん
0.24
0.02
朝
64
57
54
NOx
144
50
昼
67
59
56
SOx
1.60
0.02
夕
64
61
55
ばいじん
0.24
0.01
夜
54
52
50
NOx
144
55
昼
59
55
41
SOx
1.60
0.02
夜
54
53
39
ばいじん
0.24
0.01
NOx
144
52
SOx
1.6
0.01
騒音
振動
排出物
(t)
0.0003
売却リサイクル
(t)
1,180
逆有償リサイクル
(t)
1,191
廃棄物(焼却+直埋)
(t)
0
化学物質移動量
(t)
0.1
悪臭
※ 悪臭物質
(22物質)
を測定 ※ 全ての項目で定量下限値未満
PRTR法対象物質
単位:kg /年
物質
化学物質名
番号
移動量
排出量
取扱量
リサイ 除去
消費量
廃棄物 クル量 処理量
大気
水域
土壌
下水
キシレン
8,879
8,879
0
0
0
0
0
0
0
300 トルエン
3,009
3,009
0
0
0
0
0
0
0
80
水質測定データ
124人
単位:mg /ℓ
( pHを除く)
項目
規制値
pH
エネルギー使用量
インプット
水使用量
化学物質取扱量
大気
温室効果ガス
NOx
(GJ)
39,515
(千m 3 )
4
(t)
0
(t-CO2 )
項目
実 績
最大
平均
0.5
0.5
規制値
溶解性鉄
4
16
5.3
4.4
溶解性マンガン
4
0.3
0.2
BOD
16
5.0
1.4
ふっ素
5
0.15
0.11
SS
16
2.5
1.4
窒素
48
4.0
3.38
油分
4
0.5
0.2
りん
6
0.07
0.05
亜鉛
2
0.1
0.1
ほう素
8
0.05
0.03
6.0∼8.3
単位:ばいじん=g/Nm3 NOx = ppm SOx=Nm3 /hr
設備
量
実 績
最大
平均
7.6
7.2
COD
大気測定データ
環境総合データ
分類
平均
97
化学物質水域移動量
東刈谷事業場
単位:dB
規制値
35
(千m 3 )
従業員数
0.02
騒音・振動データ
単位:ばいじん=g/Nm3 NOx = ppm SOx = K値
設備
分類
実 績
最大
平均
7.6
7.1
実 績
最大
平均
0.05
0.03
項目
ボイラー
(冷温水発生機)
項目
騒音・振動データ
項目
単位:dB
規制値
最大値
ばいじん
0.12
0.003
朝
64
56
47
NOx
104
70
昼
69
52
47
SOx
0.46
0.01
夕
64
52
46
夜
59
53
45
昼
68
32
27
夜
63
41
32
騒音
振動
1,561
規制値 最大
平均
227
SOx
(kg)
98
化学物質大気排出量
(t)
0
(千m 3 )
3
測定項目
規制値
測定値
臭気指数
12
10
排水量
水域
アウトプット
(kg)
COD
(kg)
0.32
窒素
(kg)
0.09
りん
(kg)
0.0014
悪臭
排出物
化学物質水域移動量
(t)
0
売却リサイクル
(t)
166
逆有償リサイクル
(t)
41
廃棄物(焼却+直埋)
(t)
0
PRTR法対象物質
化学物質移動量
(t)
0
※ 取扱量 1,000kg/年以上の物質はありません。
JTEKT CSR Report 2015
[ 化学物質]PRTR法の対象物質 [ 大気]測定値は最大値
事 業 所 別 環 境 データ ⑤
[ 水質] pH:水素イオン濃度/COD:化学的酸素要求量/BOD:生物化学的酸素要求量/SS:水中
の浮遊物質量/油分:ノルマルヘキサン抽出物質含有量/ND:定量下限値未満 /
( )
は日間平均値
[ 規制値]規制値は自主基準値(法規制値より厳しい値で設定しています)
[ PRTR法対象物質] 取り扱い量1,000kg/年以上の物質を掲載。物質番号は、PRTR法第1種化学
物質ごとの政令番号を示します。除去処理量は、
「PRTR法対象物質」
が場内で焼却、中和、分解、反応
国内13カ所の工場・事業場のうち、
豊橋工場・田戸岬工場の環境データを掲載。
処理などにより他物質に変化した量。消費量は、
「PRTR法対象物質」
が反応により他物質に変化したり、
製品に含有もしくは付随して場外ヘ持ち出される量。
水質測定データ
豊橋工場
従業員数
771人
油圧パワーステアリング
●
マニュアルステアリング
安全ハンドルコラム
環境総合データ
6.1∼8.4
量
エネルギー使用量
296,818
(GJ)
水使用量
化学物質取扱量
大気
温室効果ガス
(千m 3 )
41
(t)
3.0
11,293
(t-CO2 )
(kg)
1,521
SOx
(kg)
71
化学物質大気排出量
(t)
0.4
3
(千m )
13
COD
(kg)
53
窒素
(kg)
69
りん
(kg)
4.7
排水量
水域
アウトプット
NOx
排出物
化学物質水域移動量
(t)
0
売却リサイクル
(t)
2,314
逆有償リサイクル
(t)
448
廃棄物(焼却+直埋)
(t)
0
化学物質移動量
(t)
0.2
実 績
最大
平均
7.2
7.6
COD
16
6.1
4.0
BOD
16
1.9
0.8
SS
24
1.0
1.0
油分
窒素
4
1.0
1.0
48
9
5.0
りん
6
0.7
0.3
大気測定データ
分類
インプット
規制値
pH
●
●
単位:mg /ℓ
( pHを除く)
項目
生産品目
[ 対象期間]2014年4月∼2015年3月
騒音・振動データ
単位:ばいじん=g/Nm3 NOx = ppm SOx = K値
設備
項目
1工場
(ボイラー)
2工場
(冷温水発生機)
3工場
(冷温水発生機)
項目
最大値
規制値 最大
ばいじん
0.03
0.001
朝
60
56
53
NOx
120
40
昼
65
59
55
SOx
1
0.031
夕
64
57
55
ばいじん
0.03
0.002
夜
59
52
50
NOx
120
26
昼
55
38
36
SOx
1
0.003
夜
50
34
32
ばいじん
0.03
0.001
NOx
120
19
SOx
1
0.001
騒音
振動
田戸岬工場
1,148人
測定項目
規制値
測定値
臭気指数
14
10
PRTR法対象物質
単位:kg /年
物質
化学物質名
番号
取扱量
453
1,959
モリブデン及びその化合物
移動量
排出量
大気
水域
土壌
下水
0
0
0
0
リサイ 除去
消費量
廃棄物 クル量 処理量
0
0
ドライブシャフト
●
●
4WDカップリンク
項目
エネルギー使用量
インプット
水使用量
化学物質取扱量
大気
温室効果ガス
NOx
規制値
6.0∼8.8
量
(GJ)
663,650
実 績
最大
平均
7.5
7.3
項目
溶解性鉄
7.1
溶解性マンガン
4
0.1
0.1
BOD
18
3.2
2.6
ふっ素
12
0.1
0.1
SS
24
4.0
2.1
窒素
24
5.4
2.8
油分
1.6
0.5
0.5
りん
3.2
0.4
0.3
亜鉛
0.8
0.07
0.05
ほう素
184
0.1
0.1
単位:ばいじん=g/Nm3 NOx = ppm SOx=Nm3/hr
ボイラー
(冷温水発生機)
項目
ばいじん
0.1
0.001
朝
64
53
50
NOx
104
57
昼
69
55
52
夕
64
52
50
夜
59
54
50
昼
55
38
33
夜
50
35
31
0.6
0
(t)
1.0
ばいじん
0.1
0.001
NOx
104
12
SOx
0.6
0
(kg)
項目
単位:dB
最大値
SOx
連続浸炭炉
騒音・振動データ
規制値
144
24,829
2.4
12.0
(千m 3 )
(t-CO2 )
実 績
最大
平均
0.4
0.3
規制値
18
設備
分類
1,959
COD
大気測定データ
環境総合データ
0
単位:mg /ℓ
( pHを除く)
pH
生産品目
平均
悪臭
水質測定データ
従業員数
単位:dB
規制値
騒音
振動
規制値 最大
平均
878
(kg)
60
化学物質大気排出量
(t)
0.02
(千m 3 )
100
測定項目
規制値
測定値
臭気指数
16
10
排水量
水域
アウトプット
SOx
COD
(kg)
569
窒素
(kg)
620
りん
(kg)
20
排出物
化学物質水域移動量
(t)
0
売却リサイクル
(t)
9,188
逆有償リサイクル
(t)
867
廃棄物(焼却+直埋)
(t)
0
化学物質移動量
(t)
0.05
悪臭
PRTR法対象物質
※ 取扱量 1,000kg/年以上の物質はありません。
JTEKT CSR Report 2015
[ 化学物質]PRTR法の対象物質 [ 大気]測定値は最大値
事 業 所 別 環 境 データ ⑥
[ 水質] pH:水素イオン濃度/COD:化学的酸素要求量/BOD:生物化学的酸素要求量/SS:水中
の浮遊物質量/油分:ノルマルヘキサン抽出物質含有量/ND:定量下限値未満 /
( )
は日間平均値
[ 規制値]規制値は自主基準値(法規制値より厳しい値で設定しています)
[ PRTR法対象物質] 取り扱い量1,000kg/年以上の物質を掲載。物質番号は、PRTR法第1種化学
物質ごとの政令番号を示します。除去処理量は、
「PRTR法対象物質」
が場内で焼却、中和、分解、反応
国内13カ所の工場・事業場のうち、
花園工場・亀山工場の環境データを掲載。
処理などにより他物質に変化した量。消費量は、
「PRTR法対象物質」
が反応により他物質に変化したり、
製品に含有もしくは付随して場外ヘ持ち出される量。
[ 対象期間]2014年4月∼2015年3月
水質測定データ
花園工場
従業員数
1,209人
●
電動パワーステアリング
●
油圧パワーステアリング
ポンプ
制御コンピュータ
327,597
(GJ)
水使用量
(千m 3 )
90
(t)
1.0
化学物質取扱量
大気
温室効果ガス
12,762
(t-CO2 )
NOx
201
SOx
(kg)
834
化学物質大気排出量
(t)
0.3
3
85
排水量
水域
アウトプット
(kg)
(千m )
COD
(kg)
235
窒素
(kg)
230
りん
(kg)
2
排出物
化学物質水域移動量
(t)
0
売却リサイクル
(t)
820
逆有償リサイクル
(t)
471
廃棄物(焼却+直埋)
(t)
0
化学物質移動量
(t)
0.1
溶解性鉄
2.4
3.3
溶解性マンガン
2.4
1.0
0.3
BOD
8
6.5
1.5
ふっ素
0.8
0.10
0.10
13.4
SS
8
4.5
2.8
窒素
24.0
19.0
油分
1.6
1.0
1.0
りん
2.4
0.2
0.1
亜鉛
0.8
0.14
0.06
ほう素
8.0
1.00
1.00
単位:ばいじん=g/Nm3 NOx = ppm SOx =Nm3/hr
項目
小型貫流ボイラー
ボイラー
(冷温水発生機)
騒音・振動データ
項目
亀山工場
301人
最大値
ばいじん
0.08
0.002
朝
74
53
49
NOx
100
31
昼
74
53
50
SOx
6.07
0.03
夕
74
54
49
ばいじん
0.08
0.002
夜
69
54
49
NOx
100
67
昼
60
38
32
SOx
6.07
0.01
夜
56
37
32
騒音
振動
規制値 最大
悪臭
●
単位:ppm
測定項目
規制値
測定値
臭気指数
14
10
PRTR法対象物質
●
クラッチベアリング
●
一方クラッチ付き
オルタネータプーリー
溶解性鉄
8
実 績
最大
平均
0.03
0.02
COD
8
8.0
3.1
溶解性マンガン
2
0.10
0.03
BOD
8
6.0
1.7
ふっ素
5
0.10
0.10
SS
20
3.0
1.3
窒素
50
33
20
油分
1.0
0.5
0.5
りん
1.0
0.31
0.11
亜鉛
4
0.03
0.02
ほう素
8
0.06
0.06
大気測定データ
環境総合データ
インプット
水使用量
化学物質取扱量
大気
温室効果ガス
NOx
量
(GJ)
(千m 3 )
(t)
(t-CO2 )
163,316
26
5.9∼8.5
項目
単位:ばいじん=g/Nm3 NOx = ppm SOx=Nm3 /hr
1工場
(ボイラー)
項目
規制値
騒音・振動データ
項目
SOx
(kg)
229
化学物質大気排出量
(t)
最大値
ばいじん
0.1
0.005
朝
60
56
55
NOx
150
60
昼
60
58
57
SOx
1.65
0.05
夕
60
58
56
夜
55
52
51
昼
58
36
34
夜
48
24
24
騒音
振動
水域
アウトプット
(kg)
59
窒素
(kg)
364
りん
(kg)
2
排出物
化学物質水域移動量
(t)
0
売却リサイクル
(t)
704
逆有償リサイクル
(t)
183
廃棄物(焼却+直埋)
(t)
0
化学物質移動量
(t)
1.2
規制値 最大
悪臭
0.6
※ 悪臭物質
(22物質)
を測定 20.5
COD
単位:dB
規制値
6,120
400
(千m 3 )
実 績
最大
平均
8.3
7.2
2
(kg)
排水量
規制値
設備
分類
エネルギー使用量
単位:mg /ℓ
( pHを除く)
pH
玉軸受
平均
※ 取扱量 1,000kg/年以上の物質はありません。
項目
生産品目
単位:dB
規制値
水質測定データ
従業員数
実 績
最大
平均
0.5
0.5
規制値
4.4
量
エネルギー使用量
項目
8
5.9∼8.5
設備
分類
実 績
最大
平均
7.7
7.1
COD
大気測定データ
環境総合データ
インプット
規制値
pH
生産品目
●
単位:mg /ℓ
( pHを除く)
項目
※ 全ての項目で定量下限値未満
PRTR法対象物質
※ 取扱量 1,000kg/年以上の物質はありません。
平均
JTEKT CSR Report 2015
[ 化学物質]PRTR法の対象物質 [ 大気]測定値は最大値
事 業 所 別 環 境 データ ⑦
[ 水質] pH:水素イオン濃度/COD:化学的酸素要求量/BOD:生物化学的酸素要求量/SS:水中
の浮遊物質量/油分:ノルマルヘキサン抽出物質含有量/ND:定量下限値未満 /
( )
は日間平均値
[ 規制値]規制値は自主基準値(法規制値より厳しい値で設定しています)
[ PRTR法対象物質] 取り扱い量1,000kg/年以上の物質を掲載。物質番号は、PRTR法第1種化学
物質ごとの政令番号を示します。除去処理量は、
「PRTR法対象物質」
が場内で焼却、中和、分解、反応
国内13カ所の工場・事業場のうち、
狭山工場の環境データを掲載。
処理などにより他物質に変化した量。消費量は、
「PRTR法対象物質」
が反応により他物質に変化したり、
製品に含有もしくは付随して場外ヘ持ち出される量。
水質測定データ
狭山工場
従業員数
85人
単位:mg /ℓ
( pHを除く)
項目
規制値
pH
生産品目
トルセン
●
5.2∼8.8
4
ND
窒素
192
27
27
りん
25.6
ND
ND
ばいじん
0.08
0.001
朝
64
62
57
NOx
120
84
昼
69
64
57
SOx
0.52
0
夕
64
63
56
34,595
夜
59
56
インプット
水使用量
52
5
昼
化学物質取扱量
大気
温室効果ガス
量
(GJ)
(千m 3 )
(t)
0.002
(t-CO2 )
1,307
NOx
(kg)
121
SOx
(kg)
0
化学物質大気排出量
(t)
0
下水
アウトプット
排水量
3
(千m )
(ボイラー)
(kg)
0.43
窒素
(kg)
4.3
りん
(kg)
0
騒音
振動
規制値 最大
夜
平均
未測定
悪臭
※ 未測定
振動、
悪臭は規制対象地域外のため未測定
3
COD
項目
単位:dB
最大値
1工場
項目
騒音・振動データ
規制値
環境総合データ
エネルギー使用量
ND
単位:ばいじん=g/Nm3 NOx = ppm SOx =Nm3/hr
設備
分類
実 績
最大
平均
7.5
7.5
油分
大気測定データ
[ 対象期間]2014年4月∼2015年3月
排出物
化学物質下水域移動量
(t)
0
売却リサイクル
(t)
672
逆有償リサイクル
(t)
109
廃棄物(焼却+直埋)
(t)
0
PRTR法対象物質
化学物質移動量
(t)
0
※ 取扱量 1,000kg/年以上の物質はありません。
事業所別環境データ | Environmental data
グロー バ ル 事 業 所[ 国 内グ ル ー プ 会 社 ]
ヤマト精工(株)
光洋機械工業(株)
光洋熱処理(株)
(株)タイホー
エーコー精密(株)
ダイベア(株)
(株)ナカテツ
光洋メタルテック(株)
光洋シーリングテクノ(株)
日本ニードルローラー製造(株)
光洋サーモシステム(株)
(株)ケージェーケー
光洋機械工業(株)
光洋シーリングテクノ
(株)
分類
インプット
水使用量
(千m3)
化学物質取扱量(t)
化学物質水域排出量(t)
0
売却リサイクル量(t)
2,433
(t)
1,206
化学物質移動量 (t)
1.6
光洋メタルテック
(株)
分類
インプット
水使用量
(千m3)
71.0
売却リサイクル量(t)
12,454
(t)
558
化学物質移動量 (t)
0
大気
水域
(t)
15
化学物質移動量 (t)
0
水使用量
温室効果ガス
(千m3)
(t-CO2)
インプット
0
(t-CO2)
1.6
売却リサイクル量(t)
3,401
(t)
0
化学物質移動量 (t)
0
0
売却リサイクル量(t)
5,123
(t)
33
化学物質移動量 (t)
0
水域
124
(t)
179
化学物質移動量 (t)
0
水使用量
大気
水域
温室効果ガス
(t-CO2)
(千m3)
(t-CO2)
8.8
インプット
49.1
売却リサイクル量(t)
133
(t)
733
化学物質移動量 (t)
0
0
化学物質水域排出量(t)
0
売却リサイクル量(t)
12,513
(t)
250
化学物質移動量 (t)
0
大気
水域
温室効果ガス
0
12,788
0
化学物質水域排出量(t)
0
売却リサイクル量(t)
669
(t)
1,026
化学物質移動量 (t)
0
量
インプット
水使用量
(千m3)
392,855
37.6
化学物質取扱量(t)
大気
水域
温室効果ガス
(t-CO2)
0
16,785
0
化学物質大気排出量(t)
化学物質水域排出量(t)
0
売却リサイクル量(t)
311
排出物 廃棄物排出量
(t)
41
化学物質移動量 (t)
0
エーコー精密(株)
分類
量
(千m3)
(t-CO2)
2.7
インプット
0
化学物質水域排出量(t)
0
売却リサイクル量(t)
15
(t)
154
化学物質移動量 (t)
0
水使用量
(千m3)
化学物質取扱量(t)
2,139
0
量
エネルギー使用量(GJ)
51,259
化学物質大気排出量(t)
排出物 廃棄物排出量
(t-CO2)
エネルギー使用量(GJ)
2,899
0
化学物質取扱量(t)
12,531
53.7
化学物質大気排出量(t)
排出物 廃棄物排出量
0
化学物質水域排出量(t)
水使用量
温室効果ガス
分類
0
エネルギー使用量(GJ)
0
水域
73,483
化学物質大気排出量(t)
分類
量
316,720
大気
量
(千m3)
(千m3)
光洋熱処理(株)
ヤマト精工(株)
化学物質大気排出量(t)
排出物 廃棄物排出量
売却リサイクル量(t)
アウトプット
化学物質水域排出量(t)
大気
0
排出物 廃棄物排出量
アウトプット
0
アウトプット
アウトプット
化学物質大気排出量(t)
化学物質水域排出量(t)
化学物質取扱量(t)
1,934
0
温室効果ガス
0.6
水使用量
334,812
化学物質取扱量(t)
2,607
(t-CO2)
エネルギー使用量(GJ)
インプット
インプット
0.6
化学物質大気排出量(t)
排出物 廃棄物排出量
0
化学物質水域排出量(t)
化学物質取扱量(t)
3,753
温室効果ガス
分類
0
水使用量
水域
51,994
(千m3)
分類
5.2
大気
量
エネルギー使用量(GJ)
99,553
12.4
日本ニードルローラー製造(株)
化学物質大気排出量(t)
排出物 廃棄物排出量
量
化学物質取扱量(t)
排出物 廃棄物排出量
485
(株)ナカテツ
分類
水域
売却リサイクル量(t)
(千m3)
アウトプット
0
エネルギー使用量(GJ)
大気
0
化学物質取扱量(t)
20,429
化学物質水域排出量(t)
温室効果ガス
インプット
0
0
水使用量
化学物質水域排出量(t)
分類
(株)
タイホー
インプット
0
水使用量
化学物質取扱量(t)
6,605
化学物質大気排出量(t)
エネルギー使用量(GJ)
519,943
化学物質大気排出量(t)
排出物 廃棄物排出量
(t-CO2)
インプット
0
アウトプット
水域
水域
温室効果ガス
排出物 廃棄物排出量
アウトプット
アウトプット
大気
(t-CO2)
147.2
(株)ケージェーケー
化学物質取扱量(t)
温室効果ガス
大気
量
エネルギー使用量(GJ)
(千m3)
量
エネルギー使用量(GJ)
65,769
アウトプット
12.3
水使用量
化学物質取扱量(t)
9,137
化学物質大気排出量(t)
排出物 廃棄物排出量
インプット
分類
量
エネルギー使用量(GJ)
154,452
アウトプット
水域
(t-CO2)
60.6
13.9
ダイベア(株)
分類
量
エネルギー使用量(GJ)
237,301
アウトプット
アウトプット
大気
温室効果ガス
分類
量
エネルギー使用量(GJ)
光洋サーモシステム
(株)
大気
水域
温室効果ガス
(t-CO2)
26,282
3.5
0
1,073
化学物質大気排出量(t)
0
化学物質水域排出量(t)
0
売却リサイクル量(t)
排出物 廃棄物排出量
0
(t)
0
化学物質移動量 (t)
0
事業所別環境データ | Environmental data
グローバル事業所[国内グループ会社]
(株)ジェイテクト山形
宇都宮機器(株)
トキオ精工(株)
フォーミックス(株)
光洋電子工業(株)
豊田バンモップス(株)
豊興工業(株)
(株)豊幸
(株)CNK
豊興工業(株)
(株)CNK
分類
エネルギー使用量(GJ)
インプット
水使用量
(千m3)
24.9
化学物質水域排出量(t)
0
売却リサイクル量(t)
563
排出物 廃棄物排出量
(t)
222
化学物質移動量 (t)
0
(株)豊幸
化学物質水域排出量(t)
0
売却リサイクル量(t)
80
(t)
449
化学物質移動量 (t)
0.9
水使用量
温室効果ガス
分類
(千m3)
3.8
(t-CO2)
7.8
1,432
0
売却リサイクル量(t)
187
(t)
35
化学物質移動量 (t)
0
水域
(千m3)
(千m3)
9.4
(t-CO2)
0.8
化学物質大気排出量(t)
0.2
化学物質水域排出量(t)
0
売却リサイクル量(t)
42
(t)
9
化学物質移動量 (t)
0
水使用量
大気
水域
温室効果ガス
0
売却リサイクル量(t)
3,080
排出物 廃棄物排出量
(t)
186
化学物質移動量 (t)
0
分類
(千m3)
量
エネルギー使用量(GJ)
11,829
1.3
インプット
水使用量
1.1
化学物質取扱量(t)
温室効果ガス
981
温室効果ガス
485
温室効果ガス
化学物質水域排出量(t)
0
売却リサイクル量(t)
124
排出物 廃棄物排出量
(t)
83
化学物質移動量 (t)
0
大気
水域
(t-CO2)
化学物質大気排出量(t)
1.1
化学物質水域排出量(t)
0
売却リサイクル量(t)
529
排出物 廃棄物排出量
(t)
27
化学物質移動量 (t)
0
大気
水域
22,508
(千m3)
化学物質取扱量(t)
2.5
0
化学物質水域排出量(t)
2.8
化学物質大気排出量(t)
0
5,314
(t-CO2)
化学物質取扱量(t)
(t-CO2)
71.9
化学物質大気排出量(t)
量
エネルギー使用量(GJ)
インプット
(千m3)
トキオ精工(株)
分類
6.5
水使用量
142,068
化学物質取扱量(t)
1,236
フォーミックス
(株)
26,286
インプット
アウトプット
化学物質水域排出量(t)
大気
水使用量
水域
温室効果ガス
排出物 廃棄物排出量
アウトプット
7.8
アウトプット
アウトプット
化学物質大気排出量(t)
排出物 廃棄物排出量
インプット
大気
量
エネルギー使用量(GJ)
35,725
化学物質取扱量(t)
水域
16.7
水使用量
化学物質取扱量(t)
10,136
化学物質大気排出量(t)
排出物 廃棄物排出量
量
エネルギー使用量(GJ)
大気
水域
(t-CO2)
インプット
17.6
豊田バンモップス
(株)
分類
インプット
大気
温室効果ガス
74.6
量
エネルギー使用量(GJ)
32,552
アウトプット
7.4
(千m3)
化学物質取扱量(t)
3,698
化学物質大気排出量(t)
水使用量
分類
量
エネルギー使用量(GJ)
257,604
アウトプット
水域
(t-CO2)
7.4
アウトプット
アウトプット
大気
温室効果ガス
インプット
宇都宮機器(株)
分類
量
エネルギー使用量(GJ)
97,940
化学物質取扱量(t)
光洋電子工業(株)
分類
量
1.5
0
869
(t-CO2)
0
化学物質大気排出量(t)
化学物質水域排出量(t)
0
売却リサイクル量(t)
722
排出物 廃棄物排出量
(t)
5
化学物質移動量 (t)
0
(株)
ジェイテクト山形
分類
量
エネルギー使用量(GJ)
インプット
水使用量
(千m3)
化学物質取扱量(t)
水域
分類
0.4
量
エネルギー使用量(GJ)
0
2,957,438
水使用量
(千m3)
647
化学物質大気排出量(t)
0
原単位
(千m3/億円)
0.64
化学物質水域排出量(t)
0
化学物質取扱量(t)
温室効果ガス
(t-CO2)
売却リサイクル量(t)
排出物 廃棄物排出量
(t)
化学物質移動量 (t)
252
0
10
0
インプット
アウトプット
アウトプット
大気
国内グループ 合計
6,501
大気
温室効果ガス
(t-CO2)
原単位
(t-CO2/億円)
52
117,083
114.9
49
化学物質大気排出量(t)
水域
排出物
化学物質水域排出量(t)
0
売却リサイクル量(t)
42,989
廃棄物排出量
(t)
排出物原単位
(t/億円)
化学物質移動量 (t)
※排出物=売却リサイクル量+廃棄物排出量
※化学物質はPRTR法対象物質の取扱量が1000kg/年以上を記載
5,223
47.3
2.5
事業所別環境データ | Environmental data
グロー バ ル 事 業 所[ 欧 州 ]
KBE
KBDE
JTRE
JAUK
JHPI
KBVM
JALY
JADS
JAPL
JADS
JALY
(JTEKT AUTOMOTIVE DIJON SAINT-ETIENNE S.A.S.)
分類
インプット
排出物
分類
量
エネルギー使用量(GJ)
123,017
水使用量
(m3)
5,722
温室効果ガス
(t-CO )
2
売却リサイクル量(t)
廃棄物排出量
867
1,423
0
(t)
JHPI
水使用量
(m3)
4,330
温室効果ガス
(t-CO2)
444
売却リサイクル量(t)
178
廃棄物排出量
198
(t)
分類
1,368
2,057
排出物
KBVM
水使用量
(m3)
12,276
温室効果ガス
(t-CO2)
4,084
売却リサイクル量(t)
612
廃棄物排出量
142
(t)
分類
量
27,922
水使用量
(m3)
1,485
温室効果ガス
(t-CO2)
1,412
売却リサイクル量(t)
442
50
(t)
分類
インプット
大気
排出物
インプット
大気
排出物
分類
エネルギー使用量(GJ)
133,278
水使用量
(m3)
17,680
温室効果ガス
(t-CO2)
3,194
売却リサイクル量(t)
1,848
廃棄物排出量
1,559
(t)
インプット
エネルギー使用量(GJ)
80,970
水使用量
(m3)
9,199
温室効果ガス
(t-CO2)
4,630
売却リサイクル量(t)
480
廃棄物排出量
763
インプット
大気
排出物
189,429
水使用量
(m3)
1,235,010
温室効果ガス
(t-CO2)
大気
排出物
廃棄物排出量
767
(t)
分類
量
エネルギー使用量(GJ)
187,128
水使用量
(m3)
13,451
温室効果ガス
(t-CO2)
インプット
9,790
売却リサイクル量(t)
323
廃棄物排出量
554
(t)
9,988
2,548
売却リサイクル量(t)
(JTEKT TORSEN EUROPE S.A.)
(JTEKT AUTOMOTIVE CZECH PARDUBICE, S.R.O.)
分類
量
エネルギー使用量(GJ)
JTRE
JAPA
量
(t)
(KOYO BEARINGS (EUROPE) LTD.)
量
アウトプット
72,537
KBE
(KOYO BEARINGS VIERZON MAROMME SAS)
エネルギー使用量(GJ)
廃棄物排出量
KRA
アウトプット
エネルギー使用量(GJ)
量
エネルギー使用量(GJ)
64,433
水使用量
(m3)
3,600
温室効果ガス
(t-CO2)
2,366
大気
排出物
売却リサイクル量(t)
廃棄物排出量
1,473
550
(t)
KBDE
(KOYO BEARINGS DEUTSCHLAND GMBH)
分類
量
677,551
水使用量
(m3)
156,468
温室効果ガス
(t-CO2)
売却リサイクル量(t)
(t)
26,362
11,635
339
インプット
アウトプット
アウトプット
エネルギー使用量(GJ)
廃棄物排出量
大気
量
分類
排出物
売却リサイクル量(t)
(KOYO BEARINGS CESKA REPUBLIKA S.R.O.)
(KOYO ROMANIA S.A.)
大気
6,286
廃棄物排出量
(t)
JAPA
872,110
KBCZ
KRA
インプット
インプット
アウトプット
アウトプット
排出物
(t-CO2)
アウトプット
78,070
JAPL
大気
温室効果ガス
アウトプット
エネルギー使用量(GJ)
(JTEKT AUTOMOTIVE CZECH PLZEN,S.R.O.)
インプット
(m3)
分類
量
アウトプット
アウトプット
排出物
排出物
水使用量
(JTEKT AUTOMOTIVE UK LTD.)
分類
大気
大気
KBCZ
量
エネルギー使用量(GJ) 1,339,359
JAUK
(JTEKT HPI S.A.S.)
インプット
インプット
アウトプット
アウトプット
大気
(JTEKT AUTOMOTIVE LYON S.A.S.)
大気
排出物
量
エネルギー使用量(GJ)
132,001
水使用量
(m3)
64,887
温室効果ガス
(t-CO2)
売却リサイクル量(t)
廃棄物排出量
(t)
8,008
欧州グループ 合計
分類
1,806
量
エネルギー使用量
(GJ)
268
インプット
アウトプット
大気
排出物
水使用量
(千m3)
原単位
(千m3/億円)
温室効果ガス
(t-CO2)
原単位
(t-CO2/億円)
3,105,694
2,396
1.3
77,431
41.1
売却リサイクル量(t)
24,136
廃棄物排出量 (t)
7,247
排出物原単位 (t/億円)
※排出物=売却リサイクル量+廃棄物排出量
16.6
事業所別環境データ | Environmental data
グロー バ ル 事 業 所[ 北 米・南 米 ]
KBCA
JATM
JATV
KBNA
JASC
JATX
JATV
JATM
(JTEKT AUTOMOTIVE TENNESSEE-VONORE, LLC)
分類
インプット
排出物
分類
量
エネルギー使用量(GJ)
347,880
水使用量
(m3)
49,421
温室効果ガス
(t-CO2)
20,609
売却リサイクル量(t)
3,806
廃棄物排出量
2,323
(t)
JATX
分類
排出物
114,225
水使用量
(m3)
13,698
温室効果ガス
(t-CO2)
売却リサイクル量(t)
廃棄物排出量
6,915
1,616
908
(t)
分類
118,367
水使用量
(m3)
5,865
温室効果ガス
(t-CO2)
7,150
売却リサイクル量(t)
3,059
265
(t)
分類
186
廃棄物排出量
144
(t)
大気
排出物
水使用量
(m3)
1,862,037
温室効果ガス
(t-CO2)
売却リサイクル量(t)
廃棄物排出量
(t)
140,485
20,014
7,180
TKB
量
エネルギー使用量(GJ)
201,214
水使用量
(m3)
17,577
温室効果ガス
(t-CO2)
廃棄物排出量
(t)
JABR
5,905
779
売却リサイクル量(t)
分類
113,901
水使用量
(m3)
13,839
温室効果ガス
(t-CO2)
(t)
2,078,093
JAAR
1,412
(TOYODA- KOKI DO BRASIL INDUSTRIA E COMERCIO DE MAQUINAS, LTDA.)
量
売却リサイクル量(t)
量
エネルギー使用量(GJ)
TKB
エネルギー使用量(GJ)
廃棄物排出量
排出物
インプット
1,210
1,060
448
JAAR
インプット
アウトプット
アウトプット
排出物
34,967
売却リサイクル量(t)
分類
(JTEKT AUTOMOTIVA BRASIL LTDA.)
大気
125,424
(t-CO2)
(KOYO BEARINGS CANADA INC.)
JABR
インプット
大気
量
エネルギー使用量(GJ)
廃棄物排出量
インプット
アウトプット
アウトプット
排出物
(m3)
温室効果ガス
KBCA
(JTEKT AUTOMOTIVE SOUTH CAROLINA,INC.)
大気
水使用量
分類
量
エネルギー使用量(GJ)
JASC
インプット
排出物
623,998
(KOYO BEARINGS NORTH AMERICA LLC)
アウトプット
アウトプット
大気
大気
量
エネルギー使用量(GJ)
KBNA
(JTEKT AUTOMOTIVE TEXAS, L.P.)
インプット
インプット
アウトプット
アウトプット
大気
(JTEKT AUTOMOTIVE TENNESSEE-MORRISTOWN, INC.)
大気
排出物
量
エネルギー使用量(GJ)
2,341
水使用量
(m3)
821
温室効果ガス
(t-CO2)
売却リサイクル量(t)
廃棄物排出量
(t)
56
北米・南米グループ 合計
0
分類
36
インプット
(JTEKT AUTOMOTIVE ARGENTINA S.A.)
インプット
アウトプット
大気
排出物
量
エネルギー使用量(GJ)
23,319
水使用量
(m3)
0
温室効果ガス
(t-CO2)
755
売却リサイクル量(t)
0
廃棄物排出量
0
(t)
アウトプット
分類
量
エネルギー使用量
(GJ)
大気
排出物
水使用量
(千m3)
原単位
(千m3/億円)
温室効果ガス
(t-CO2)
原単位
(t-CO2/億円)
3,623,338
2,089
0.9
218,052
91.7
売却リサイクル量(t)
30,518
廃棄物排出量 (t)
12,716
排出物原単位 (t/億円)
※排出物=売却リサイクル量+廃棄物排出量
18.2
事業所別環境データ | Environmental data
グロー バ ル 事 業 所[ 中 国 ]
KWA
JATJ
JDI
KDC
WKB
KNBW
KAW
YKS
JSSX
JATJ
JAFS
(捷太格特汽車部件(天津)有限公司)
(捷太格特(佛山)汽車部件有限公司)
分類
インプット
排出物
23,814
水使用量
(m3)
9,520
温室効果ガス
(t-CO2)
1,715
309
売却リサイクル量(t)
廃棄物排出量
33
(t)
JSSX
(捷太格特轉向系統(厦門)有限公司)
分類
インプット
水使用量
(m3)
28,069
温室効果ガス
(t-CO2)
5,322
358
12
(t)
KWA
0
廃棄物排出量
0
(t)
JAFS
KNBW
(光洋滾針軸承(無錫)有限公司)
インプット
大気
排出物
分類
量
エネルギー使用量(GJ)
41,082
水使用量
(m3)
10,750
温室効果ガス
(t-CO2)
3,032
0
売却リサイクル量(t)
廃棄物排出量
96
(t)
分類
量
エネルギー使用量(GJ)
47,511
水使用量
(m3)
11,426
温室効果ガス
(t-CO2)
3,512
売却リサイクル量(t)
152
廃棄物排出量
653
(t)
KLF
インプット
アウトプット
アウトプット
排出物
137
売却リサイクル量(t)
インプット
大気
排出物
量
エネルギー使用量(GJ)
85,356
水使用量
(m3)
22,020
温室効果ガス
(t-CO2)
6,324
57
売却リサイクル量(t)
廃棄物排出量
261
(t)
(光洋軸承大連有限公司)
分類
大気
2,414
(t-CO2)
KDC
(大連光洋瓦軸汽車軸承有限公司)
インプット
(m3)
温室効果ガス
分類
71,706
売却リサイクル量(t)
水使用量
WKB
量
エネルギー使用量(GJ)
廃棄物排出量
排出物
1,852
アウトプット
排出物
大気
KLF
量
エネルギー使用量(GJ)
(無錫光洋軸承有限公司)
アウトプット
アウトプット
大気
インプット
アウトプット
アウトプット
大気
分類
量
エネルギー使用量(GJ)
大気
排出物
量
エネルギー使用量(GJ)
80,301
水使用量
(m3)
21,202
温室効果ガス
(t-CO2)
5,948
0
売却リサイクル量(t)
廃棄物排出量
137
(t)
KAW
(光洋六和(佛山)汽車配件有限公司)
(光洋汽車配件(無錫)有限公司)
分類
インプット
排出物
158,334
水使用量
(m3)
48,654
温室効果ガス
(t-CO2)
11,722
売却リサイクル量(t)
3,052
廃棄物排出量
3,144
(t)
インプット
アウトプット
アウトプット
大気
分類
量
エネルギー使用量(GJ)
大気
排出物
量
エネルギー使用量(GJ)
161,456
水使用量
(m3)
25,109
温室効果ガス
(t-CO2)
11,757
売却リサイクル量(t)
155
廃棄物排出量
269
(t)
YKS
JDI
(大連捷太格特創新汽車部件有限公司)
インプット
排出物
分類
量
エネルギー使用量(GJ)
14,149
水使用量
(m3)
10,209
温室効果ガス
(t-CO2)
売却リサイクル量(t)
廃棄物排出量
(t)
インプット
(豫北光洋轉向器有限公司)
1,050
839
10
インプット
アウトプット
アウトプット
大気
分類
大気
排出物
量
エネルギー使用量(GJ)
60,180
水使用量
(m3)
44,251
温室効果ガス
(t-CO2)
売却リサイクル量(t)
廃棄物排出量
(t)
4,456
242
79
量
エネルギー使用量
(GJ)
アウトプット
分類
中国グループ 合計
大気
排出物
745,740
水使用量
(千m3)
234
原単位
(千m3/億円)
0.32
温室効果ガス
(t-CO2)
原単位
(t-CO2/億円)
54,976
75.2
売却リサイクル量(t)
5,163
廃棄物排出量 (t)
4,696
排出物原単位 (t/億円)
※排出物=売却リサイクル量+廃棄物排出量
13.5
事業所別環境データ | Environmental data
グロー バ ル 事 業 所[ アジア ・オセ ア ニ ア ]
KJKC
KMP
JTC
JSAI
JATH
JTC
(JTEKT(THAILAND) CO.,LTD.)
分類
インプット
アウトプット
大気
排出物
量
エネルギー使用量(GJ)
610,109
水使用量
(m3)
99,561
温室効果ガス
(t-CO2)
34,412
売却リサイクル量(t)
2,013
廃棄物排出量
3,151
(t)
JATH
(JTEKT AUTOMOTIVE (THAILAND) CO.,LTD.)
分類
インプット
アウトプット
大気
排出物
量
エネルギー使用量(GJ)
275,756
水使用量
(m3)
90,314
温室効果ガス
(t-CO2)
15,556
売却リサイクル量(t)
5,158
廃棄物排出量
1,562
(t)
JAMY
JSAI
(JTEKT AUTOMOTIVE (MALAYSIA) SDN. BHD.)
分類
インプット
排出物
(JTEKT SONA AUTOMOTIVE INDIA LTD.)
分類
量
エネルギー使用量(GJ)
83,406
水使用量
(m3)
13,096
温室効果ガス
(t-CO2)
4,524
0
売却リサイクル量(t)
廃棄物排出量
374
(t)
KMP
(KOYO MANUFACTURING (PHILIPPINES) CORPORATION)
インプット
排出物
排出物
水使用量
(m3)
17,597
温室効果ガス
(t-CO2)
廃棄物排出量
水使用量
(m3)
22,203
温室効果ガス
(t-CO2)
5,019
売却リサイクル量(t)
105
廃棄物排出量
153
アジア・オセアニアグループ 合計
12
分類
7
(t)
インプット
大気
排出物
量
エネルギー使用量(GJ)
20,035
水使用量
(m3)
1,946
温室効果ガス
(t-CO2)
1,013
売却リサイクル量(t)
廃棄物排出量
(t)
17
110
量
エネルギー使用量
(GJ)
インプット
分類
94,324
3,378
売却リサイクル量(t)
(KOYO JICO KOREA CO., LTD.)
量
エネルギー使用量(GJ)
(t)
37,505
KJKC
アウトプット
アウトプット
大気
大気
量
エネルギー使用量(GJ)
アウトプット
分類
インプット
アウトプット
アウトプット
大気
JAMY
大気
排出物
1,121,136
水使用量
(千m3)
245
原単位
(千m3/億円)
0.27
温室効果ガス
(t-CO2)
原単位
(t-CO2/億円)
63,903
69.2
売却リサイクル量(t)
7,306
廃棄物排出量 (t)
5,357
排出物原単位 (t/億円)
※排出物=売却リサイクル量+廃棄物排出量
13.7
[ 印刷 ]現像液を使うフィルムが不要なCTP
(Computer to Plate)製版により、資源・エネルギーを節減しております。
また、印刷工程で有害な物質を含む浸し水が不要な、水無し印刷方式を採用しております。
[インキ]食用、非食用の植物油を一部使用したインキを使用し、有害物質の揮発量を抑えております。
®
[ 用紙 ]この印刷物は責任ある管理がされた森林からの材を含むFSC 認証紙を使用しております。
本冊 子と詳細・データは、
ジェイテクトのウェブサイトでご覧いただけます
http://www.jtekt.co.jp/csr/
◎ JTEKT GROUP VISIONはこちらでご紹介しています
http://www.jtekt.co.jp/company/fvision.html
◎ 業績の詳しい内容はこちらでご覧ください
http://www.jtekt.co.jp/ir/achievement.html