2012 年度 番外編② 公益社団法人 日本経済研究センター Japan Center for Economic Research 2012年6月29日公表 日本はなぜ消費税増税に苦労するのか ― アンケート結果が浮き彫りにする政治対話の欠落― 1 2012年度研究生消費税班 <要旨> 今回、独自に消費税率引き上げに関するアンケートを実施したところ、サラリーマンを中心 とする 30 歳前後、60 歳前後では過半数の賛成が得られたが、主婦は 6 割が反対であった。 主婦の反対多数の背景には、情報を得るコミュニティが狭く、わが国の財政窮状に対する理 解度が不足していることや、消費税増税による負担増を強調しがちなテレビの影響があると みられる。 30 歳前後の若い世代は、財政に対する危機意識が強く、大多数が消費税増税を容認している が、支払った税金が将来自分に還元されるのか不信感を抱いている。また、60 歳前後は、政 治に厳しい目を向けていることが改めて確認された。 このアンケート結果が示唆する最大の問題点は、政治対話の欠落である。政治家は、国民、 なかでも現状認識が甘い主婦や社会保障制度に対する不信感の強い若い世代に対し、きちん と財政の窮状や社会保障制度の将来ビジョンを説明すべきだ。 若い世代や主婦ももっと選挙に行き、投票行動を通じて自分たちの主張を政策に反映させる べきだ。政治家と国民双方が努力して歩み寄らなければ、いつまでも国民不在の政治は是正 されない。 【 はじめに ~問題意識~ 】 最近、わが国の財政赤字の現状や、日本の消費税税率が海外に比べ突出して低いことなど が徐々に認知されてきたからなのか、消費税率引き上げに関する街頭インタビューなどでは、 「負担が増えるのは嫌だが、仕方がない」と容認する声が増えているような印象を受ける。 とはいえ、景気回復が本格化していないなか、 「税率を引き上げれば景気腰折れにつながり、 かえって税収が減る」とか、「税率引き上げよりも歳出カットが先決だ」といった反対意見 が根強いのも事実であり、消費税率引き上げに対する民意は割れているのが実情だ。 消費税率が 25%と高い北欧など欧州諸国では、消費税に対する理解が浸透しているように うかがえるが、その背景には、社会福祉が手厚く税金が国民に還元されているという意識が 強いことや、時間をかけて段階的に税率が引き上げられてきたことなどが背景にある。仮に、 前者の要因がわが国との大きな違いであるならば、なぜ国民は消費税増税容認と引き換えに、 もっと社会保障の充実を要望しないのか。政治が消費税率引き上げに際して税体系全体や社 会保障とあわせた将来ビジョンを示せていないのと同様、実は国民の側も財政の窮状に対す る認識や将来どうあるべきかといった考えなしに、闇雲に消費税増税に反対してきただけで 1 中村智司(横浜銀行)、庄田慧(八十二銀行)、石堂由高(三井住友銀行)、上田翼(三井住友アセットマネジ メント)。愛宕伸康(主任研究員)が監修。 http://www.jcer.or.jp/ 日本経済研究センター 経済百葉箱 番外編 2012.6.29 はないのか。こうした問題意識のもと、本稿では、消費税増税に関するアンケート調査を実 施し、改めて国民の意識を確認してみた。それを通じて、なぜ日本では消費税率引き上げの 是非を巡って意見がまとまらないのか、その背景に迫ってみたい。 【アンケートの定義 】 アンケートは、サラリーマンや主婦など 162 人を対象に実施した(アンケート用紙は別添) 。 以下では、アンケートから得られた特徴点を、「主婦」、「(主婦を除く)30 歳前後」、「(主婦 を除く)60 歳前後」の 3 つに区分して整理する。 ―― 上記「30 歳前後」とは、25~35 歳、 「60 歳前後」とは 55~65 歳。また、主婦の定義 は、①女性、②既婚、③会社員でない、とした。 【消費税増税反対は主婦層で顕著】 最初に「消費税増税に賛成するか」との質問に対する回答をみると、30 歳前後の約 6 割、 60 歳前後の 5 割強が「賛成」と答えた一方、主婦は 4 割強にとどまった(図表 1)。このよう に、買い物等で普段から生計費支出に敏感な主婦は消費税増税に対して厳しい見方をしてい るのに対し、サラリーマンを中心とする 30 歳前後、60 歳前後では、過半数が消費税率引き 上げを容認していることが分かった。 図表 1 65 消費税増税賛成割合 (%) 60 59.1 55 53.3 50 45 40 41.4 35 30 主婦 30歳前後 60歳前後 (資料)独自のアンケート調査結果をもとに作成 【根強い政治不信と生活不安】 消費税増税反対の理由をみると(図表 2)、「国や政治が信頼できない」がもっとも多く、 次に「そのお金が自分に返ってくるのか分からない(使途が不明) 」と「生活が苦しくなる」 が多かった。30 歳前後と 60 歳前後では、「先に支出を削減して欲しい」 、「景気が悪化する」 との指摘も多くみられた。 特徴点をもう少し詳しく整理してみると、 「国や政治が信頼できない」との指摘はどの層で も高い比率となったが、特に主婦の間で政治不信が強い点が明確になった。後述するように、 テレビなどのマスコミの影響を強く受けている可能性が高いと思われる。また、 「そのお金が 自分に返ってくるのか分からない(使途が不明) 」との指摘は割負け感の強い 30 歳前後で圧 http://www.jcer.or.jp/ -2- 日本経済研究センター 経済百葉箱 番外編 2012.6.29 倒的に多く、若い世代の間で社会保障制度に対する不信感が強いことが如実に表れた格好だ。 「生活が苦しくなる」との指摘は、生計費負担増に敏感な主婦や給料の低い 30 歳前後で多か った。60 歳前後の層では、 「国や政治が信頼できない」の次に「先に支出を削減して欲しい」 、 「景気が悪化する」と指摘が多かったことから、政治・経済面の視点からかなり政策運営を 厳しく見ていることがうかがえる。 図表 2 消費税増税に対する反対理由 0 10 20 30 40 50 60 70 80 (%) 国や政治が信頼できない 使途がわからない 生活が苦しくなる 主婦 30歳前後 お金持ちと比べて不公平 60歳前後 先に支出削減 景気悪化 デフレ (注)「消費税増税について反対の理由はなんですか(複数回答可)」に対する回答 (資料)独自のアンケート調査結果をもとに作成 【財政窮状に対する理解度の低さとマスコミの影響】 ここで、わが国の財政状況に対する認知度を確認するため、国の借金総額について改めて 聞いてみたところ(図表 3 左) 、60 歳前後の半数近くが正解だったのに対して、主婦と 30 歳 前後の正解率が低かった。また、 「日本があと何年でギリシャのような財政破綻の状態になる か」との質問に対しては、20 年以内と回答した人の割合が、主婦層 45%、30 歳前後 64%、 60 歳前後 56%となった(図表 3 右)。これは消費税増税を賛成した人の割合とほぼ同じであ り、わが国の財政状況に対する危機感が強い層ほど、消費税増税を容認する割合が高い傾向 にあることが分かる。 図表 3 日本の財政状況に対する理解度 <日本の借金総額正解率> 60 <日本が 20 年以内に財政破綻すると考えている割合> (%) 50 48.9 40 30 20 24.1 26.1 主婦 30歳前後 10 0 100 90 80 70 60 50 40 30 20 10 0 (%) 20年以内破綻 消費税賛成 主婦 60歳前後 30歳前後 60歳前後 (注)「日本はあと何年でギリシャのような財政破綻の状態になると思いますか」と いう質問に対し、「2年」「5年」「10年」「20年」「40年」「70年」「100年」「ならない」の 中から、 「2年」「5年」「10年」「20年」を選んだ人の割合。 (資料)独自のアンケート調査結果をもとに作成 (注)日本の借金総額について、「10兆円」「60兆円」「100兆円」「300兆円」「500 兆円」「1000兆円」「1500兆円」の中から、「1000兆円」を選んだ人の割合。 (資料)独自アンケート調査結果をもとに作成 http://www.jcer.or.jp/ -3- 日本経済研究センター 経済百葉箱 番外編 2012.6.29 左図の結果とあわせると、主婦層については、そもそも財政の窮状に対する認識や危機感 が薄いことが、消費税増税への反対意見につながっている可能性が高い。また、30 歳前後の 若い世代については、財政に対する正確な知識は乏しくても、会社や新聞等を通じて財政や 社会保障等に関する情報に触れる機会が多いため、漠然と危機意識が強まっている可能性が 高い。このように、主婦層と 30 歳前後の層の間で、財政状態に対する理解度がともに低いに もかかわらず、危機意識や増税の是非に大きな差が出た背景としては、主婦の方が生計費負 担により敏感であることに加え、マスコミ、特にテレビ番組の影響が強いことが指摘できる。 図表 4 は、1 日のテレビ視聴時間の比較と主婦が情報を得る相手方を調査したものであるが、 これをみると、主婦層のテレビ視聴時間がサラリーマンに比べて圧倒的に長く、情報交換す るコミュニティが家族などに限られていることが分かる。 図表 4 テレビ視聴時間と主婦の情報源 300 (分) 0 1日のテレビ視聴時間 250 20 40 60 80 (分) 家族・親戚 ご近所の知人・友人 200 学生時代の知人・友人 子供の学校の親たち 150 夫・パートナーの友人 インターネット上での 知人・友人 100 職場の同僚 50 習い事、サークルでの 知人・友人 0 主婦 勤め人 自営業者 (注)「あなたが普段情報交換をするのはどのような人たちですか。当てはまるものをすべてお選びください。(複数回答 可)」に対する回答 (資料)ハー・ストーリィ『主婦が信頼する情報源とは2008』 (資料)NHK放送文化研究所『2010年 国民生活時間調査報告書』 仮に、主婦層が視聴する可能性の高い日中のテレビ番組で、財政問題などよりも消費税増 税による負担増を強調する傾向が強いとすれば、会社などで欧州債務危機などの情報に触れ る機会が多いサラリーマンに比べ、主婦の消費税増税に対する見方が厳しくなっても不思議 ではない。 【主婦にだって聞く耳はある】 しかし、主婦が負担増をまったく受け入れないかと言うとそうでもない。 「税金が増えるが、 社会保障水準は維持される」と「税金はそのままで、収入の範囲内で社会保障費をやりくり する」のどちらを選ぶかとの問いに対して、主婦の 7 割以上が前者を選択している(図表 5 左) 。また、 「とりあえずは、今の生活に負担が掛からないようにして欲しい」と「30 年後の ことを考え、多少の負担はやむを得ない」のどちらを選ぶかとの問いに対しても、6 割を超 える主婦が後者を選択している(図表 5 右)。これは 75%の 30 歳前後には及ばないが、60 歳 前後を上回る数字であり、その意味では、主婦にも聞く耳はあるということであろう。 したがって、図表 3 および図表 4 の結果とあわせてまとめると、生計費負担に敏感な主婦 は、消費税増税に伴う負担増を強調しがちなテレビ等の影響を受けて、現時点では消費税率 引き上げに対する反対意見が多いが、財政や社会保障制度の危機的な状況に対する正確な認 識が広がれば、消費税率引き上げを容認する意見が増える可能性が高いということになる。 http://www.jcer.or.jp/ -4- 日本経済研究センター 経済百葉箱 番外編 2012.6.29 図表 5 質問を変えた消費税増税賛成割合 <「税金は増えても、社会保障は維持」を求める割合> 80 75 70 65 60 55 50 45 40 <「将来のためなら負担やむを得ない」と考える割合> (%) 80 (%) 75 72.4 75.0 70 65 56.8 60 62.1 57.8 55 48.9 50 主婦 30歳前後 主婦 60歳前後 (注)「税金が増えるが、社会保障費は維持される」「税金をそのままで、収入の 範囲内で社会保障費をやり繰りする」の2択のうち、前者を選択した人の割合。 (資料)独自のアンケート調査結果をもとに作成 30歳前後 60歳前後 (注)「とりあえずは、今の生活に負担が掛からないようにして欲しい」「30年後のこ とを考え、多少の負担はやむを得ない」の2択のうち、後者を選択した人の割合。 (資料)独自のアンケート調査結果をもとに作成 【若い世代には、社会保障制度の将来ビジョンの提示が不可欠】 一方、30 歳前後や 60 歳前後の層では、 「税金は増えるが、社会保障は維持される」を選択 した割合と(前掲図表 5 左)、消費税増税に「賛成」と回答した割合と、比較的似通った値と なっている(前掲図表 1)。これは、それらの層では、社会保障維持とのセットで消費税率引 き上げを容認していることを示している。 また、図表 5 右では、財政に対する危機感がもっとも高い 30 歳前後の若い世代で(前掲図 表 3 右) 、 「30 年後のことを考え、多少の負担はやむを得ない」と考えている割合が突出して 高いことが示されている。30 歳前後の特徴として、財政の現状を正確に認識している度合い が必ずしも高いとは言えないが(前掲図表 3 左)、社会保障面での割負け感が強く、支払った 税金が将来自分に還元されるかどうか不信感を抱いているという傾向があった (前掲図表 2) 。 これらを踏まえれば、社会保障制度の将来ビジョンをきちんと示せるかどうかが、この若い 世代の増税に対する納得性を高める最大のポイントであることは明らかだ。 【おわりに ~浮き彫りとなった政治対話の欠落~ 】 本稿では、消費税増税に関するアンケートを独自に実施し、改めて国民の意識を確認して みた。その結果、以下のことが分かった。まず、生計費負担の増加に敏感な主婦は消費税増 税に対して過半数が反対しているのに対し、サラリーマンを中心とする 30 歳前後、60 歳前 後の層では、過半数が容認している。消費税増税の反対理由については、 「国や政治が信頼で きない」がもっとも多く、特にコミュニティの狭い主婦についてはテレビ番組の影響が大き いと思われる。また、若い世代を中心に「そのお金が自分に返ってくるのか分からない(使 途が不明)」 、主婦を中心に「生活が苦しくなる」も多かった。ただし、7 割以上の主婦が「税 金が増えるが、社会保障水準は維持される」方が良いと答えるなど、厳しい財政状況に対す る理解度を高めて行けば、主婦の間でも消費税増税を容認する意見が増える可能性はある。 また、 「30 年後のことを考え、多少の負担はやむを得ない」と考える 30 歳前後の比率が高い ことも判明した。したがって、支払った税金が将来自分に還元されるか不信を抱いている若 い世代に対しては、社会保障制度の将来ビジョンをきちんと示せるかどうかが、消費税増税 が納得できるかどうかの鍵を握っている。 http://www.jcer.or.jp/ -5- 日本経済研究センター 経済百葉箱 番外編 2012.6.29 アンケートから示唆される重要な論点は、社会保障への不信感が強い若年層やコミュニテ ィの狭い主婦層との政治対話の欠落であろう。消費税増税に反対している主婦も若年層も、 闇雲に反対しているわけではない。主婦は、わが国の財政や社会保障に関する知識がテレビ を中心とする偏った情報に依存せざるを得ないし、若年層にとっては、危機意識は強く持っ ているものの、政府が社会保障制度の将来ビジョンを明確に示さないことが、増税反対につ ながっている可能性が高い。後者については、高年層にとっても同じだろう。 欧州では、女性の社会進出が進んでおり(図表 6 左) 、経済や政治に関する正確な情報を得 る機会が多いと思われる。それに対し、女性の社会進出が相対的に立ち遅れているわが国で は、主婦が政治や経済の話題に接する機会が少ない。そうした場をもっと設けるべきだ。小 学校や中学校の授業参観に政治経済の話題を取り上げても良いし、政治家が実際に父兄に対 して講演を行っても良いだろう。スウェーデンでは、議員が高校に出向き、将来ビジョンや 政策などを積極的にPRし、ディスカッションを行っている。そうした地道な対話が、若年 層や主婦層の政治意識を高めることにつながり、欧州の投票率はきわめて高い。日本の場合、 そもそも若年層の投票率が低すぎる(図表 6 右) 。これでは、 「若者軽視だ」などと批判して も説得力に欠ける。もちろん政治家の地道な対話努力は必要だが、若い世代ももっと選挙に 積極的に参加し、政治家を突き上げる努力をすべきだ。そうした双方向の歩み寄りがなけれ ば、いつまでも政治対話は深まらない。 図表 6 90 80 70 60 50 40 30 20 10 0 女性労働参加率と投票率 (%) 100 (%) 90 80 70 女性労働参加率(スウェーデン) 投票率(日本) 60 女性労働参加率(日本) 投票率(スウェーデン) 50 40 (歳) (歳) (注)日本は2009年衆議院議員選挙、スウェーデンは2006年国政選挙 (資料)総務省『第45回(2009年)衆議院議員総選挙年齢別投票者数調』 Statistics Sweden 、Electoral participation in the election to the Riksdag by sex, age (注)スウェーデンは2002年データ、日本は2000年データ (資料)総務省『労働力調査』、ILO,LABORSTA Internet (本稿に関するお問い合わせ:予測・研修グループ 03-6256-7730) ※本稿の無断転載を禁じます。詳細は総務本部までご照会ください。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 公益社団法人 日本経済研究センター 〒100-8066東京都千代田区大手町1-3-7 日本経済新聞社東京本社ビル11階 TEL:03-6256-7710 / FAX:03-6256-7924 http://www.jcer.or.jp/ -6- 日本経済研究センター 経済百葉箱 番外編 2012.6.29 (別添) 日本の消費税増税についてのアンケート 性別( 男 ・ 女 ) 年齢( 歳) ( 既婚 ・ 未婚 ) {会社員(公務員含む)・自営業 ・ その他(パート含む)} 子供( いる ・ いない ) 現在、国会で消費税増税の議論が行われていますが、民意が反映されていないという意見も聞かれま す。皆様の率直なご意見をお聞かせください。 今回調査した内容は、6 月下旬頃当センターHPにて公表予定です。 ① 消費税増税賛成しますか? ⇒ [ ] ( 賛成 、 反対 ) -消費税増税について、反対の理由は何ですか?(2つまで) (賛成の方も、問題だと思う点を2つまで挙げて下さい。) ⇒ [ ] 1.国や政治が信頼できない。 2.そのお金が自分に返ってくるのか分からない。(使途が不明) 3.生活が苦しくなる。 4.お金持ちと比べて不公平だ。 5.先に支出を削減してほしい。 6.景気が悪化する。 7.デフレになる。 8.なんとなく。 9.その他(コメント: ) ② 日本の財政状態はどのくらいだと思いますか?(イメージ) -借金総額 ⇒ [ ]兆円 ( 10 兆 、60 兆 、100 兆 、300 兆 、500 兆 、1000 兆 、1500 兆 ) -財政の黒字、赤字の金額(昨年) ⇒ [ ]兆円 ( -60 兆 、-30 兆 、-10 兆 、-5 兆 、0 兆 、 5 兆 、10 兆 、30 兆 、60 兆 ) ③ 日本はあと何年でギリシャのような財政破綻の状態になると思いますか? ⇒ [ ]年 ( 2 年 、5 年 、10 年 、20 年 、40 年 、70 年 、100 年 、ならない ) ④ 次のどちらかを選ぶとしたら、どちらを選びますか? ⇒ [ ] 1.税金が増えるが、社会保障費は維持される。 2.税金をそのままで、収入の範囲内で社会保障費をやり繰りする。 裏面に続く http://www.jcer.or.jp/ -7- 日本経済研究センター 経済百葉箱 番外編 2012.6.29 ⑤ 30 年後の日本に漠然とした不安を感じますか? ⇒ [ ] ( YES 、NO ) ⑥ 不安を感じる一番のポイントはどこですか? ⇒ [ ] (NOの方も、敢えて1つ選んでみてください。) 1.自分の老後が心配 2.子供の将来の社会保障が心配。 3.日本の財政が不安。 4.その他(コメント: ) ⑦ 次のどちらかを選ぶとしたら、どちらを選びますか? ⇒ [ ] 1.とりあえずは、今の生活に負担が掛からないようにして欲しい。 2.30 年後のことを考え、多少の負担はやむを得ない。 ⑧ 日本の消費税議論全般について何かコメントがあれば、ご記入ください。(問題点や反対意見、評価 できる点など) ⑨ どうしたらみんな消費税増税に納得してくれると思いますか?(任意) ご協力ありがとうございました。 ※頂戴した意見については、当センターHPにて使用させていただくことがあります。ご了承ください。 http://www.jcer.or.jp/ -8-
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