用語集 - ソフトウェア

Systemwalker
Software Configuration Manager
用語集
Windows/Linux
B1X1-0132-03Z0(00)
2013年01月
まえがき
本書の目的
本書は、Systemwalker Software Configuration Manager V15.1.1の用語について説明しています。
本書の読者
本書は、Systemwalker Software Configuration Managerの用語について知りたい方を対象としています。
本書を読むにあたっては、以下の知識が必要です。
・ 使用するOSに関する基本的な知識
本書の表記
本マニュアルでは、使用している名称、略称、および記号については、『マニュアル体系と読み方』を参照してください。
オペレーティングシステム表記
本書では、オペレーティングシステムを以下のように略記しています。
正式名称
略称
Microsoft(R) Windows Server(R) 2012 Datacenter
Microsoft(R) Windows Server(R) 2012 Standard
Windows Server 2012
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard without Hyper-V
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise without Hyper-V
Windows Server 2008
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Standard
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Enterprise
Windows Server 2008 R2
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard x64 Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise x64 Edition
Windows Server 2003 R2
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) (for x86)
RHEL (x86)
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) (for Intel64)
RHEL (Intel64)
Windows
RHEL
輸出管理規制について
本書を輸出または提供する場合は、外国為替、外国貿易法、および米国輸出管理関連法規などの規制をご確認のうえ、必要な手続
きをおとりください。
商標
・ Adobe、Adobe Reader、およびFlashは、Adobe Systems Incorporated (アドビ システムズ社)の米国ならびに他の国における商標ま
たは登録商標です。
・ Interstage、ServerView、およびSystemwalkerは、富士通株式会社の登録商標です。
・ Linuxは、Linus Torvalds氏の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
-i-
・ Red Hat、RPM、およびRed Hatをベースとしたすべての商標とロゴは、Red Hat, Inc.の米国およびその他の国における登録商標ま
たは商標です。
・ VMware、VMwareロゴ、Virtual SMP、およびVMotionは、VMware,Incの米国およびその他の国における登録商標または商標で
す。
・ Xen、XenSource は、米国およびその他の国で XenSource, Inc. の登録商標または商標です。
・ Microsoft、Internet Explorer、Hyper-V、Windows、およびWindows Serverは、米国 Microsoft Corporationの米国およびその他の
国における登録商標です。
・ その他の会社名および製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。
なお、本書では、システム名または製品名に付記される登録表示((TM)または(R))は、省略しています。
出版年月および版数
版数
マニュアルコード
2012年1月 初版
B1X1-0132-01Z0(00) / B1X1-0132-01Z2(00)
2012年7月 第2版
B1X1-0132-02Z0(00) / B1X1-0132-02Z2(00)
2013年1月 第3版
B1X1-0132-03Z0(00) / B1X1-0132-03Z2(00)
著作権表示
Copyright 2010-2013 FUJITSU LIMITED
- ii -
目 次
用語集.......................................................................................................................................................................................1
- iii -
用語集
CI(Configuration Item)
システムの運用管理に必要な構成アイテムのことです。CMDBに登録して管理します。
CMDB(Configuration Management Database)
構成管理データベースのことです。パッチ適用状況やソフトウェア構成情報など、システムの運用管理に関係する情報を扱いま
す。CMDBにはCIを登録し、構成管理します。
ICT(Information and Communication Technology)
情報や通信に関連する技術一般の総称です。
システムを構成するハードウェアやソフトウェアを「ICTリソース」と呼びます。
L-Platform
仮想システムのことです。
RPM
Red Hat Enterprise Linuxで利用されるソフトウェア・パッケージのフォーマットです。
UpdateAdvisor(ミドルウェア)
富士通ミドルウェア製品に対する修正をシステムに適用するためのソフトウェアです。
UpdateSite
UpdateSiteは、ソフトウェアの修正をより便利にするために富士通が開発した仕組みです。「情報を提供するWebサイト」と「修正を
検索するツール」からなります。
VMゲスト(VM:Virtual Machine)
VMホスト上で動作する仮想的なサーバ、または、仮想マシン上で動作するOSのことです。
VMホスト(VM:Virtual Machine)
サーバ仮想化ソフトウェアを動作させているサーバ、またはサーバ仮想化ソフトウェアのことです。
Webクライアント
Systemwalker Software Configuration Managerの管理サーバを操作するクライアントです。Webブラウザ上で管理コンソールを使用
します。
アクティビティ
パッチ配付・適用処理において、担当者の判断が必要な処理を意味します。
インターネット接続端末
ベンダーのWebサイトまたはUpdateSiteから、最新のパッチを取得する端末です。
Linux OSパッチまたは富士通ミドルウェアのパッチを管理する場合に必要です。
インフラ管理者
インフラ管理者は、パッチ管理のポリシーを定義し、Microsoft Windows Server Update Services(WSUS)から取得したパッチの公
開や適用レベルを決定します。また、Linux OSのパッチを取得したり、富士通ミドルウェアのパッチを取得して登録します。
インフラ管理者は、管理コンソールを利用してセンター内の全サーバのパッチ適用状況、ソフトウェア構成情報を参照できます。
-1-
仮想サーバ
仮想マシンを利用して、VMホスト上で動作する仮想的なサーバのことです。
仮想マシン
VMホスト上で動作する仮想的なコンピュータのことです。
管理コンソール
業務サーバのソフトウェア構成情報とパッチ適用状況を管理し、業務サーバへパッチを適用するためのGUIです。
管理サーバ
Systemwalker Software Configuration Managerが動作するサーバです。管理サーバでパッチ適用状況の取得やソフトウェア構成
情報の収集・管理を行います。
業務サーバ
修正パッチを適用する対象およびソフトウェア構成情報の収集対象となるサーバです。
クラウド
サーバからアプリケーションまでのプラットフォームの仮想化技術を抽象化して表現するものです。
クラウドコンピューティング
接続されたデバイスを通して、どこからでもICTリソースにアクセスできる形態のことです。
兼任管理者
インフラ管理者とテナント管理者の両方の役割を兼任する管理者です。
構成ベースライン
管理者がCMDBに格納されている情報を、正しい情報であることを確認した時点でのCIの状態のことです。
スナップショット機能を使用することで、構成ベースラインは作成されます。構成ベースラインは、切り戻しポイントの目安として利用
できます。
Systemwalker Software Configuration Managerでは、構成ベースラインを利用することによって、以下に示す構成アイテム操作機
能を提供しています。
・ ある一時点のソフトウェア構成情報に対する表示・検索
・ ある一時点と最新のソフトウェア構成情報の差分比較
・ 任意の二つの時点のソフトウェア構成情報の差分比較
サーバ仮想化ソフトウェア
仮想マシンを動作させるためにサーバ上で動作する基本ソフトウェアのことです。PCサーバ上で動作する基本ソフトウェアのことを
指す場合に使用します。
自動運用プロセス
パッチ配付・適用処理において、処理の手順を規程化(プロセス定義)したものです。
自動運用プロセスグループ
管理サーバにおいて自動運用プロセスを管理する単位です。
タスク
タスクとは、パッチ配付・適用処理において担当者の判断が必要な処理(アクティビティ)に状態が遷移した時に、担当者に割り当
てられる操作です。
-2-
ディスカバリ
ソフトウェア構成情報を採取することです。
データセンター
顧客のリソースを預かり、インターネットへの接続回線や保守・運用サービスを提供する施設のことです。
テナント
組織や業務などを基準に、リソースの管理・運用を分割し、隔離する単位です。
テナント管理者
クラウド内のテナントを管理する人です。テナント管理者は、管理コンソールを利用して所属するテナント配下のサーバのパッチ適
用状況、ソフトウェア構成情報を参照できます。
テナント利用者
テナント内のサーバを管理する人です。テナント利用者は管理対象サーバにパッチの適用を行います。テナント利用者は、管理コ
ンソールを利用して自身が管理するサーバのパッチ適用状況、ソフトウェア構成情報を参照できます。
物理サーバ
サーバのことです。仮想サーバと明確に区別が必要な場合に物理サーバとよびます。
プライベートクラウド
企業が自社内でクラウドコンピューティングのシステムを構築し、企業内の部門やグループ会社などに対して、サービスを提供する
形態のことをいいます。また、この環境をプライベートクラウド環境と呼びます。
これに対して、インターネット経由で一般向けにサービスを提供する形態のことをパブリッククラウドといいます。
プロセスインスタンス
プロセスインスタンスは、プロセス定義を実行することで生成される実体です。プロセスインスタンスの構造は、基となるプロセス定
義の構造と同一です。
プロセス定義
業務プロセスを表現するための記述で、操作の自動化をサポートします。プロセス定義は、プロセス内の制御のフローを含め、生
成されるプロセスインスタンスのふるまいやプロパティを定義します。
メディアライブラリ
富士通ミドルウェアパッチを管理する場合に利用します。富士通ミドルウェアパッチ関連の資産を格納します。
リソース
サーバ、ストレージ、ネットワークなどシステムを構成している物理的な資源(ハードウェア)や論理的な資源(ソフトウェア)の総称、
または概念のことです。
リポジトリサーバ
ベンダーのWebサイトから修正パッチを取得し、配付・適用するサーバです。
・ Windows OSのパッチの取得および配付・適用は、Microsoft Windows Server Update Services(WSUS)で行います。
・ Linux OSのパッチの取得はインフラ管理者が行い、配付・適用は、yum(Yellowdog Updater Modified)で行います。
リレーション
CI間の関係(Relationship)のことです。CMDBでは、CI間をRelationで結び関係を表します。RelationもCIの1つです。
連携サーバ
Systemwalker Software Configuration Managerは、以下のサーバを連携サーバと定義します。
-3-
・ リポジトリサーバ
ベンダーのWebサイトからパッチを取得し、配付・適用するサーバです。OSのパッチ管理を行う場合に必要です。
ロール
登録されたユーザーが利用可能なサービスを制御するための単位です。
ロールには、インフラ管理者、兼任管理者、テナント管理者、およびテナント利用者があります。
-4-