BOOK - タムボリン

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Fairport(P12)
England(P23)
[DVD/UK]PAL all regions
※PAL 専用 DVDプレーヤー/パソコンで再生可能
*BERT JANSCH:Fresh As A Sweet Sunday Morning
A
(2006 年シェフィールドの Memorial Hall でのライヴDVD。101 分の全 23トラック。
2007 作。Secret Films)
[DVD/UK]NTSC all regions
※国内製 DVDプレーヤーで再生可能
*JOE COCKER:In Concert
D
(81 年の白熱のコンサート・ライヴ。"Feelin' Alright","A Whiter Sahde
Of Pale","Watching The River Flow","Delta Lady","You Are
So Beautiful","With A Little Help From My Friends"他 Joe
Coccker の十八番オンパレードの 13 曲。スワンピーな南部ロックも最高。2003
作。ドイツAlpha Centauri)
*ERIC CLAPTON:Live At Budokan
D
(2001 年の日本武道館でのライヴ。120 分。日本語曲目解説キャプション入
り。オランダImmortal)
*MEIC STEVENS:An Evening With Meic Stevens
C
(2007 年 7 月、ロンドンでのライヴ。デビュー時は「ウエールズのボブ・ディラン」と
呼ばれたこともあった Meic だが、今は齢を重ねた Randy Newman の
ようないぶし銀の味わいを醸し出している。SSW の中の SSW を実感
させる全 15 曲収録のライヴ映像だ。2008 作。Sunbeam)
*ERIC CLAPTON:Music In Review
B
(Yardbirds や Cream 時代そしてソロになってからの希少映像を挟みな
がら Jack Bruce や"Cream"の著者 Chris Welch 等が E.Clapton を語
るドキュメンタリーDVD。"Layra","I Shot The Sheriff","Sunshine Of
Your Love","Crossroads","It's Too late","Wonderful Tonight"
and more. 61 分。Sandbeach)
*VAN MORRISON:Under Review 1964-1974
B
(様々なライヴ映像を含む貴重映像と写真を挟みながら彼の音楽変遷
をアルバムごとに詳細に紹介するドキュメンタリーDVD。112 分。2008 作。Sexy
Intellectual)
*LINDISFARNE:Classic Rock Legends
\2090
(Lindisfarne の白熱ライヴ。"Lady Eleanor","Meet Me On The
Corner","Roll On That Day","Everything Changes"等など 11 曲。
80 分。2001 作。Carlton International Media)
*ALBERT LEE&HOGAN'S HEROES:Live In Paris
D
(2003 年パリでの約2時間のライヴ。どっぷり 70 年代スタイルのカントリー・ロック
~南部ロックのアメリカン・ロックの世界。全 22 曲。102 分。Heroic)
[CD+DVD/UK]NTSC all regions
※国内製 DVDプレーヤーで再生可能
*MARK KNOPFLER:Kill To Get Crimson
D
(CD と DVD のセット。Mark の本作はひと味違う。John McCusker,Ian
Lowthian,Guy Fletcher 等トラッド系のミュージシャンがバックを務め、落ち
着いた味わい。DVD はレコーディング風景と M.Knopfler や参加ミュージシャン
のインタビューで約 20 分。2007 作。Mercury)
*GEORGE HARRISON:The Quiet One
A
(DVD と CD の2枚組プラス "Harrison's Life&His Message of Peace
and Love"というタイトルの P32 のブックレット。約 60 分。約 60 分。2002 作。
Waterfall Home)
[CD+DVD/UK]PAL
※PAL 専用 DVDプレーヤー/パソコンで再生可能
*IAIN MATTHEWS:Osolomeo - A Night In Colorado
D
(DVD2枚組ケースに1枚は CD で 1992 年のベルギーはブリュッセルでの Iain
Matthews&Andy Roberts のライヴ。全 13 曲。もう1枚は DVD で 1993 年米
国コロラドでのソロ・ライヴ。全 22 曲。2006 作。Inbetweens)
*IAIN MATTHEWS:Zumbach's Coat
A
(CD と DVD の2枚組。DVD はオランダ人 SSW&ギター奏者 Ad Vanderveen との
"Woodstock"他6曲入ライヴ。CD は自由な開放感に溢れていて驚かさ
れる。Iain の大空に向かって晴れ晴れと唄うような意気揚々とし
たヴォーカルは最高に輝いている。2004 作。ドイツBlue Rose)
[CD/UK,IRELAND]
(FOLK,SSW,ROCK)
*ROBERT PLANT:Band Of Joy
A
(激震の R.Plant の新作だ。ルーツ・ロッカー/SSW 転向の Alison Krauss との
前作"Raising Sand"にも感激したが、本作の気合の入り具合は本
物。ルーツ・ロック/SSW 系アルバムの最高傑作の一枚であることは疑いない。
プロデュースは R.Plant と Buddy Miller。B.Miller,Darrell Scott,
Byron House,Patty Griffin の四人で固めだバックは渾身のルーツ・ロッ
クで、R.Plant の魂のヴォーカルに対抗し、重圧感あるロックの霊気を立て
る。一曲目の David Hidalgo&Louis Perez 作の"Angel Dance"と続
く R.Thompson 作の"House Of Cards"の 2 曲は正に圧巻で、この 2 曲
の凄みと孤高さに身震いしない者はいないだろう。R.Plant のルーツ
志向は徹底していて、豪放なロックのみでなく、プリミティヴなルーツ・ミュージ
ックの志向性も持ち合わせて、ロックの味わいが底なしに深い。こうし
た味を演出できるのは Buddy Miller と Colin Linden くらいだろう
か。B.Miller のエレキ・ギターもかつてなく気を吐いている。2010 作。
Rounder)
*THE IAIN AD VENTURE:Ride the Times
B
(Hybrid SACD。Iain Matthews と Iain とは長年の音楽仲間の Ad
Vanderveen のデュオ。Iain のファンには絶句の新作。本作は Neil Young
作で Buffalo Springfield で有名な"Mr.Soul"や Warren Zevon 作
"Mohammed's Radiosteen",Tom Waits 作"Heart of Saturday
Night",Chip Taylor 作"Him Who Saved Me"等の懐かしの SSW のカヴ
ァー曲と二人の自作曲とが半々で一見懐古趣味的な印象と同時にア
コースティックを基本にした音作りと声質の異なる二人のデュオは初心回
帰的かつ新たな旅立ち的で耳に新鮮な印象でもある。そして二人
の唄に向かう姿勢はある意味ストイックで、聴けば聴くほど後者の印象
に変わっていく。SACD 仕様のせいか、音に奥行きがあり、深い。そし
て音質に相応しく驚くほど耳に新鮮な唄の数々だ。Joe Boyd がライ
ナーで絶賛。Iain は不死鳥!?2010 作。Turtle)
*RALPH McTELL:Somewhere Down The Road
C
(R.McTell 節快調の R.McTell の 10 年振りのスタジオ録音盤。30~40 年前
の R.McTell をホーフツさせる叙情は深い落ち着きを伴って格別の味わ
い。心が自由に旅するような開放感が何とも気持ちいい。数年おき
にでもこんな感じで新譜を届けて欲しい。w.Maartin Allcock,Tim
Renwick,Steve Turner,Willie Wilson,John Dawling 他。全曲自作
曲の 14 曲。Leola)
*RALPH McTELL:As Far As I Can Tell
D
(3 枚組。Ralph の自叙伝 2 冊"Angel Laughter"と"Summer Lightning"
の出版記念ツアーで思いついた唄と朗読を組み合わせたアルバム。Ralph
の詩情豊かな唄が心に残る。2008 作。Leola)
*CIARAN DORRIS:Home
B
(C.Dorris はベルファスト出身で現在スコットランドでケルト音楽ラジオの人気キャス
ターを務める SSW。Ciaran の唄はとても人なつっこい。Greentrax がこ
んな SSW の CD を出すのは珍しいが、Ciaran のアイルランドとスコットランドの
二つの故郷を想う気持ちが綴られた健やかで晴れやかな、そして
美しく感傷的な彼の唄を聴けば、ジャンルのハードルを超えて世話した
くなる気持ちもよくよくわかる。SSWファンなら胸キュンの唄ばかり。
Ciaran の唄は誰の唄に似てるだろうか?同じ Ciaran の名のアイルラン
ドの叙情派 SSW の Ciaran Goss に似てるだろうか?ああ、いつまで
も聴いていたい。w.Shona Mooney,Calum Stewart,Stuart Duncan,
Gillian Duncan,Mary Kathleen Burke 他。2010 作。Greentrax)
*KATH READE:Passionate Nature
B
(Kath Reade は Jez Lowe が主宰する Songwriter Cup の元保持者で、
ランカシャー地方では名の知れたヴェテラン女性フォーク・シンガー。本作がデビュー
作。Kath の唄は土地に根ざしたフォーク。と言ってもその土地の伝統歌
をうたうのではなく、Kath 自身が土地の伝承や土地の人々の営み
を自分の言葉でうたったもの。音楽性はむしろ 60 年代~70 年代の
ブリティッシュ・フォーク/SSW っぽい。"Song Of Irish Exile"や"Miner Of
The Coal"など弱い立場にある人々の切ない唄が心に響く。彼女の
唄は生きたフォーク・ソングを実感。w.Damien Barber,Gordon Tyrrall,
Sarah Smout,Ruth Wilde,Emma Crickmore,David Crickmore。
2010 作。Splid)
*NICK HARPER:The Last Guitar
C
(Roy Harper の息子で、10 歳よりギターを始め、当初 Keith Moon,Jimmy
Page,Robert Plant,Dave Gilmour 等のロックに夢中だったというギタ
ー名手 SSW の Nick の新作は、ブリティッシュ・ロックというより、ギターのサウンド
を含め、英国フォークの薫り高いロック調の SSWアルバム。ブリティッシュ・フォークと言
うには、唄もギターも尖がっていて耽美的。換言すれば、ブリティッシュ・ロッ
クのエネルギーを内に持った英国フォークと言えようか。Nick のギターも唄も
シャープで、その一匹狼的孤高さは凄いインパクトがある。ラスト曲の"Silly
Daddy"では愛娘の Lilly が麗しいヴォーカルを披露し、父 Nick はスペイシー
なギターで優しく包んでいる。2010 作。Weatherbox)
*DEMOLITION SKY:Demolition Sky
B
(Richard Durrant 主宰の Airport Club で 2001 年に出会い、デュオで活
動する Alistair Mackie と Mark Collyer の二人組のデビュー作。二人
ともがアコースティック・ギターを快く弾き、二人がハモる唄は清々しく美し
い。イングランドの美しい風景を描写した唄など往年の爽やかでミラクル・
ムードのブリティッシュ・フォークをホーフツさせもする。何も考えず、耳を済ませ
て聴いていたい。今どき珍しい清く尊いブリティッシュ・フォーク・デュオ・アルバ
ム。Produced by Richard Durrant。2009 作。LongMan)
*DAVID ROTHERAY:The Life Of Birds
C
(これは面白い企画 CD。Beautiful South の創設メムバーのソロ名義のアル
バムで、曲目は David の自作曲或いは David と本アルバムでヴォーカルを取
るシンガーとの共作曲なのだが、ヴォーカルを取るのは全てゲストのシンガー。
そのシンガーは Eliza Carthy{2 曲},Bella Hardy{3 曲},Jim Causley
{3 曲},Kathryn Williams{1 曲},Eleanor McEvoy{1 曲},Alasdair
Roberts{1 曲},Julie Murphy{1 曲}等。タイトルが示すように鳥の唄が
中心だが、それだけでなく一曲一曲の唄がしっとりとして、心に残
る唄ばかり。2010 作。Proper)
*JOHNNY DUHAN:The Burning Word
C
(いつも孤高の、静かな輝きを放つ J.Duhan の唄だが、本作も同じ。彼
の唄から醸し出される彼独特な大人の詩情は、いつも時を超えて
心の深いところで響く。2010 年 SSW 系アルバムのベスト。2010 作。Bell)
*AL STEWART WITH DAVE NACHMANOFF:Uncorked
C
(A.Stewart が古くからの音楽仲間でギター奏者の D.Nachmanoff と
2009 年に行った米国ツアーでのライヴ。Al Stewart は今が最も旬かも。
全 13 曲。2010 作。Wallaby Trails)
*MEIC STEVENS:Love Songs
B
(ウエールズの Bob Dylan と言われた Meic が 18 歳だった 1959 年から 2009
年の間に作られた英語の「ラヴ・ソング」集。全 13 曲。大半が未発表曲。
いやはや初心回帰と言うか、Meic の唄は唄に誠実で優しい。本作は
その昔、Bob Dylan に紹介してくれたという Fiona Fleming という
女性に捧げられてる。2010 作。Sain)
*HENRY McCULLOUGH:Poor Man's Moon
\2250
(彼の気骨あるヴォーカルとエレキ・ギターはある種ロックの真髄を見せ付けて
いる。孤高のロック。2008 作。Crashed)
*MICHAEL WESTON KING
:I Didn't Raise My Boy To Be A Soldier
C
(Bob Dylan 作の"I Pity The Poor Immigrant"と"Simple Songs Of
Freedom"や Phil Ochs 作の"Cops Of The World"と"Is There
Anybody Here?"や Paul Simon 作の"Homeward Bound"等全 12 曲。
2010 作。Valve)
*LIZZIE NUNNERY:Company Of Ghosts
A
(2008 年 BBCラジオの"Best Newcomer"賞優勝の若き女性 SSW のファースト・
アルバム。Lizzie の唄は独特で、夢見る少女のような遊び心があって、
何とも愛らしく聴き手の心を弾ませる。独特なのは本人とプロデュ
ーサーの Vidar の二人ともが爪弾くウクレレとギターで、木漏れ日の心地よ
さというか、肌触りのよい手作りな響きが何とも何とも快い。全
12 曲。最後を飾る「アリスのための子守唄」{終わったと思ったら終わ
っていないので注意}で幕と同時に新たな夢の始まりへの幕開け
の唄にも聞こえる。2010 作。Fellside)
*JENNA:Brother
C
(21 歳の女性 SSW の Jenna の二枚目。21 歳の娘らしい恋や失恋のほか
見聞きし、体験したことを多感な感性でスケッチした青春物語が、ある
時はギターの強いビートの利いた曲調で、ある時はピアノをフィーチャーした
気持ちよく流れるような曲調で、ある時はタイトなフォーク・ロック調で自在
に空を舞うようにうたう。若き、魅力溢れる女性 SSW だ。2009 作。
Hands On Music)
*ELBOW JANE:3 Side Island
B
(リバプールの風景や人の心は変わったが、希望と栄光は生きていると
うたう男性 5 人組。5 人の内 3 人がヴォーカルを取るが、それぞれのヴォーカ
ルが思索的で、アコースティックな音楽は穏やかで滋味溢れるもの。ヴォーカル
とハーモニーから生まれる柔らかな緊張感は見事で、むしろ SSWアルバムと
して質の高さを見せている。ブリティッシュ・フォークとして音楽の質が高い。
2009 作。Fellside)
*JOHNNY KEARNEY & LUCY FARRELL:The North Farm Session A
(若き草食系?男女のデュオ。ふたりの気の抜けたほんわかヴォーカルは
信じられないほど心地よい。とりわけ Lucy のか弱いヴォーカルは「大丈
夫?」と手を差し伸べたくなるような頼りなさで、その頼りなさが
英国フォークの牧歌性も漂わせていて、不思議に心地よい。一曲目のトラ
ッド曲"Hares On The Mountain"での Lucy のヴォーカルなどは 70 年代風
牧歌ブリティッシュ・フォーク・ファンなどは悶絶保証。w.Rachel Unthank。全 6 曲。
Rabble Rouser)
*JAMES GRANT:Strange Flowers
C
(Scott Walker や John Martin を想わすソウルフルかつミステリアスなヴォーカルは
静かに闇が迫るように圧倒的で、不可思議な唄世界が相乗して、唄
の魅力が溢れ、こぼれ出る大物の器の魅惑の SSWアルバム。w.Karen
Matheson,Donald Shaw,James MacKintosh,Even Vernal,Monica
Queen,etc. 2009 作。Vertical)
*LUKA BLOOM:Riverside
\1880
(w.Liam O'Maonlai,Eileen Ivers,Conor Byrne,etc. 90 作。
Reprise)
*LUKA BLOOM:The Barry Moore Years
B
(Barry Moore が Luka Bloom と名前変えする前のフィンガーピッキング・ギ
ターの美しい弾き語り時代に発表した"Treaty Stone"{78 作},"In
Groningen"{80 年},"No Heroes"{82 年}の初期3枚のアルバムからの
15 曲入編集 CD。70 年代ブリティッシュ・フォークの芳香薫る Barry Moore 時代
の CD だ。2001 作。Luka Bloom)
*KATRIONA GILMORE & JAMIE ROBERTS:Shadows & Half Light B
(2010 年 BBC の"Horizon Award"入賞の Katriona{ヴォーカル、フィドル}&
Jamie{ヴォーカル、ギター}の若き男女デュオ。作詞作曲は Jamie が主でヴォ
ーカルも Jamie が主にリードを取り、Katriona はハーモニー役。Jamie の理知的
で思索的で、英国的陰影に富むヴォーカルと Katriona の涼やかなヴォー
カルが魅力。理想のブリティッシュ・フォーク。2008 作。Gilmore Roberts)
*MIKE SILVER:How Many Rivers
C
(英国の叙情派 SSW と言えば Ralph McTell に Johnny Coppin そして
Mike Silver。Mike の唄はいつものように英国の美しい風景や美し
い思い出が広がるもの。Mike の英国的叙情性豊か唄は最高潮。w.
J.Coppin,R,McTell,Jo Partridge,Martyn Wyndham-Read,Phil
Beer,Julie Silver,Roger Nichols,Mick Dolan,etc. 2008 作。
Faymus)
*JACK McNEILL & CHARLIE HEYS
:Light Up All The Beacons
B
(Jack&Charlie のフレッシュなデビュー作。2008 作。Fellside)
*CRUACHAN:Tuatha Na Gael
C
(アイルランドのフォーク・ロック・バンドの 95 年作に 97 年録音の3曲のボーナス曲を
加えた再発盤。全 12 曲入。彼らの男女のヴォーカルを含め、夢想性と魔
性を帯びたアイリッシュのノリのフォーク・ロックの醍醐味は物凄い。イリアン・パイプ
スやホイッスルや小鳥の囀り等が彼らのエネルギッシュなフォーク・ロックに+αの魅
力を注入している。ジャケットもブックレットも何から何まで、ケルティックで神
秘的。95/97 作。オランダKarmageddon Media)
*GINA LE FAUX:In My Life
C
(ほぼ Martin Simpson{ドブロ、テレキャスター}と Andy Cutting{メローディオン}
が全面バックアップする良質の女性 SSWアルバム。Gina のヴォーカルは Iain
Matthews のような高音が伸びる男性 SSW のような声質とヴォーカル・ス
タイルで、M.Simpson の味わいのあるドブロの伴奏で、心象風景や心模
様をゆったりと唄にしたという感じで、一曲一曲が唄のスケッチのよ
う。2009 作。Le Faux Music)
*SAM LEWIS:Everything You Are
C
(Sam はある種 J.J.Cale のような、何とも夢うつつな魅力的な SSW。
ロック・バンドのギタリストで Neil Young のファンという Sam 自身が奏でるギ
ターやラップ・スティール・ギターは感覚的で、緩くも星の輝きのような音色
で目覚めの悪い唄にぴったしはまっている。このうとうとした感
触は凄い魅力。一度聴くと病みつき。Bert Jansch とツアーをしたりも
しているようだが、どんなコンサートなんだろう?2007 作。Rusk)
*ADRIAN NATION:Fall Or Fly
C
(フォーク・ギタリストとしても凄い演奏を聴かせもする旅する SSW の Adrian
の本作は、自然界の不思議を感じながら、五感を研ぎ澄まし、唄に
したもの。音楽的にはややケルト風な香りを香らせたフォーク・ロックで、
歌唱力のある Adrian のヴォーカルは艶やかで詩情豊か。"Five Finger
Rapids"での Gordon Giltrap をホーフツさせるギター・ソロは圧巻。w.Gerry
Conway{Fairport},Colin Linden,Troy Donockley,etc. 2008 作。
Laburnum Bridge)
*THE SAW DOCTORS:Live At The Melody Tent
B
(アイルランドのフォーク・ロック・バンドの雄、Saw Doctors のライブ・アルバム。録音は
2008 年の夏。Runrigクラスの魂揺さぶる
フォーク・ロックだ。凄い!2008 作。Shamtown)
*THE SAW DOCTORS:All The Way From Tuam(1992 作。Shamtown)B
*THE SAW DOCTORS:Villains?(2001。Shamtown)
B
*JACKIE LOMAX:The Ballad Of Liverpool Slim...Plus
B
(J.Lomax の本作は、録音は 2001 年発表のソロ収録の 13トラックに 76 年収録
のライヴを加えた 14トラック。R&B をベースにした骨太の南部ロックと衰え知
らずの J.Lomax のヴォーカルは、ライヴのエネルギーがストレートに表出していて、
手ごたえ歯ごたえ十分。76 年収録のライヴ曲はアップル時代の仲間
George Hurrison 作の"Sour Milk Sea"。2001/2009 作。Angel Air)
*THEA GILMORE:Liejacker
A
(女性的な感性に裏打ちされた見事な詩と音楽とで表現された Thea
の本作だ。Thea の唄の世界は夢織人のように夢想的で深い。風のよ
うに優雅だったり、古い物語の世界に誘うように素朴だったり、
自分を元気づけるように意気揚々だったり、色んな表情を唄とルー
ツ・ロック・スタイルのロックで演出する。2008 作。Rykodisc)
*ROARING JELLY:Golden Gates / MICHAEL HEBBERT
:The Rampin' Cat
a
(イギリスのラグタイムやスキッフル、ジプシー音楽、古いジャズやポピュラー音楽そし
てセピア色の愉快な唄のコミック・バンドRoaring Jelly{Derek Pearce,
Clive Harvey,Mick Hennessey}の 76 年のデビュー作とパブ・ミュージシャ
ンでコンサーティーナ奏者の Michael Hebbert の 76 年のデビュー作の"2on1"。
Roaring Jelly の古めかしくて愉快な音楽は楽しい。様々な古臭い
音楽を自己流に焼き直してどこか上品に楽しませる。ライヴを聴く
楽しさ。Michael のコンサーティーナはおしゃべりするというかひとりコンサ
ーティーナの音そして様々なトラッドを中心にした音楽のリズムと牧歌的メ
ロディを愉しむような個人趣味的音楽。ゲスト:Rod&Danny Stradling,
John Tams,Steve Bentley,Andrew Frank{ヴォーカル}。全 22トラック。76/
2008 作。Free Reed)
*DAVID LEWIS:Ghost Rhymes
C
(Andwella の D.Lewis ではないもう一人の素晴らしい SSW の D.Lewis
の 2007 作。本作も John Wesley Harding が全曲でまるでデュオのよう
に付合っている。この David の英国人的感性が光る弱々しい感触が
何とも言えず魅力。D.Lewis の陰影に富む唄そして細やかな音作り
は本当に魅力的。男性 SSW だが SSWファンは皆胸キュン保証。2007 作。WOW)
*DAVID LEWIS:No Straight Line
A
(Andwella の D.Lewis ではない D.Lewis の 95 年に米国 DejaDisc から発
売され既に廃盤のデビュー作。John Wesley Harding が全曲寄り添う
ようにギター、ヴォーカルでバックアップし、唄もアコースティックな音作りも限りな
く優しい SWアルバム。95 作。DejaDisc)
*JIMME O'NEILL:Real
C
(スコティッシュ・バンド"Silencers"のリーダーでヴォーカルの J.O'Neill のギター弾
き語りを中心にしたファースト・ソロ。2008 作。Keltia Musique)
*CHRIS WHILE:Rosella Red
C
(2008 年 BBC Radio2 のフォーク賞のベスト・デュオ部門でノミネートされた英国の
ヴェテラン女性 SSW の Chris While の最近作。w.Kellie While,Gerry
Conway,Joe Broughton,Neil Fairclough,etc. 2007 作。Fat Cat)
*ALLAN TAYLOR:Old Friends - New Roads
C
(ギター又はピアノの弾き語りによる A.Taylor の新譜は彼のレパートリーの
中から思い出の唄 12 曲を当時の唄への想いを思い起こすように丁
寧にうたったもの。Allan の唄はひたすらシンプルで誠実。暗い闇の中
から映像が浮かび上がるような唄達だ。ほとんどのナムバーで当時の
思い出が綴られている。絶品。2007 作ドイツStockfisch)
*ALLAN TAYLOR:Looking For You
A
(全曲新録の 70 年代のナンバーを 5 曲含む Allan の作曲集。バックは Chris
Jones,Andy Irvine,Frank Fiedler,Dirko Juchem,Eberhard。96 作。
ドイツStockfisch)
*PHILLIP GOODHAND-TAIT & THE STORMSVILLE SHAKERS
:Ricky-Tick...40 Years On
B
(最近の2枚が「まるで 70 年代そのまま」だったので、2005 年の復活
作も仕入れ。本作も信じられないほど凄く南部っぽくて、驚き。全
くのルーツ回帰というか、70 年代の名盤と全く引けを取らぬ煮込み味
南部ロック。Phillip のあの個性的なヴォーカルも抜群。2005 作。Span TV)
*PHILLIP GOODHAND-TAIT:The Last Laugh
B
(本作は Stormsville Shakers と女性ヴォーカル・デュオの The Little
Twisters の全面的バックアップのもと、スワンプっぽい南部ロックを豊潤に
体現している。あの頃と同じ Andwella の Dave Lewis 風な GoodhandTait のヴォーカルは嬉しいくらい煮込み味で味わい深いし、取り巻き
連中も百戦錬磨の南部音楽でホットに包む。2007 作。Span TV)
*LOU RHODES:Bloom
C
(若き歌姫の本作は新感覚派とでも言うべき私的で詩的で感覚的な
歌詞とそんな唄に反射するように音付けされた研ぎ澄まされた感
覚的音楽。2007 作。Infinite Bloom)
*MARTYN JOSEPH:Full Colour Black And White
A
(5枚目。帰郷の喜びを全身で唄った軽快な1曲目"Going Home"の
門をくぐると、まるで自問自答するような Martyn の詩情溢れる唄
の世界。録音は Michael Weston King の"God Shaped Hole"と同じ
Martyn の家の屋根裏部屋スタジオ。SSWアルバムの原点。96 作。Grapevine)
*MARTYN JOSEPH:Far From Home
A
(闇も中から響いてくるようなアコースティック・ギターのクリアーな響きと共に
Martyn の純な唄達が心に染みわたる絶句のアルバム。99 作。Pipe)
*STEVE ASHLEY:Time And Tide
C
(S.Ashley の本作は英国的陰影に富む 70 年代ブリティッシュ・フォーク回帰の
名品。w.Chris Leslie,Simon Nicol,Dave Pegg,Robin Williamson
,Paul Manning,etc. 2007 作。Topic)
*XAVIER BARO:Flors De Joglaria
\1500
(スペインのフォーク・シンガー。カタルーニャのフォーク・シンガーの X.Baro の本作は 70 年代
ブリティッシュ・フォーク・スタイルのフォーク/フォーク・ロック。Xavier は夢の旅人のイメージ
でのトルバドール的でエレキ&アコースティック・ギター、ベース、オルガン、ピアノによる甘
味ある優美なフォーク/フォーク・ロック。教会風オルガンや甘みあるギター等が 70
年代風ブリティッシュ・フォークの夢見心地さを引き立たせ、Xavier の唄は仮
想の夢のサウンドの中でゆったり舞う。スペインのシンガーによる耽美的ブ
リティッシュ・フォーク。2006 作。Quadrant)
*INCREDIBLE STRING BAND:Nebulous Nearnesses
B
(Mike Heron,Clive Palmer,Lawson Dando,Fluff,Gavin Dickie,
Steini Gudmundsson というラインナップの 2005 年版 ISB。余計な贅肉が
落ちて牧歌的で清々しくて微笑ましいブリティッシュ・フォーク。どことなく
英国版 Woodstock Mountain Revue 的音楽。スペインQuadrant)
*BERT JANSCH:Nicola
A
(2曲ボーナス付。詳細解説付。67/2002 作。Sanctuary)
*BERT JANSCH:Birthday Blues
A
(2曲ボーナス付。詳細解説付。69/2001 作。Sanctuary)
*BERT JANSCH:Moonshine(73 作。Sanctuary)
A
*BERT JANSCH:Avocet
\2090
(78 年にデンマークで録音され、78 年にデンマークのレーベル"Ex-Libris"から
発売、翌年 Charistma から発売になった Bert の放浪時代?の異色作。
バックは Martin Jenkins と Danny Thompson。全曲インスト。78/79/2003 作。
Sanctuary)
*BERT JANSCH:The Ornament Tree(90 作。Sanctuary)
A
*BERT JANSCH:From The Outside
A
(紛失曲"I Sure Wanna Know"を収録し、新たに CD 再発。93/2001 作。
Sanctuary)
*BERT JANSCH:When The Circus Comes To Town
A
(w.Maggie Boyle,Liam Genockey,Christine Collister,Mike
Piggot,Colin P Gibson,etc. 95 作。Cooking Vinyl)
*BERT JANSCH:Live At The 12 Bar(96 作。Sanctuary)
A
*BERT JANSCH:ライヴ・アット・ラフォーレ
\2800
(96 作。ヴィヴィッド)
*BERT JANSCH:Downunder
A
(ギターも冴えて Bert らしいギターの弾き語り中心のライヴ。全 15 曲。98 年
録音。2001 作。Castle Music)
*BERT JANSCH:Crimson Moon(2000 作。Sanctuary)
A
*BERT JANSCH:The River Sessions
B
(74 年 11 月グラスゴーの City Hall でのライヴ。74/2004 作。River)
*BERT JANSCH:Dazzling Stranger
A
(アンソロジー20 曲入編集2枚組。2000 作。Sanctuary)
*JOAN ARMATRADING:Into The Blues
C
(全て自作曲だが、ブルース色濃厚な Joan の本作はブルースメンのブルース魂が
乗り移ったスピリットの高いブルース。活きの良いブルースが快感。2007 作。
Hypertension)
*JSD BAND:Pastures Of Plenty(Lochshore)
B
*ANDY WHITTLE:Old Fashioned Dream
C
(ブリティッシュ・フォークの優等生!と言いたくなるノッティンガム出身の若干 24 歳
の SSW の瑞々しいデビュー作。理想の SSWアルバム。2005 作。Folkwit)
*SCOTT MATTHEWS:Passing Stranger
C
(驚きの個性的な SSW だ。ピュアさと泥臭さとを併せ持ったというか、
全体として Nick Drake 的ムードを漂わせていて、自己陶酔型なのだ
が、スライド・ギター等ギターの名手でもあって、泥臭いブルースの世界も覗
かせていて奥が深い。2006 作。San Remo)
*WHITE BICYCLES
"Making Music In The 60's~The Joe Boyd Story"
C
(Joe Boyd の Witchseason production 時代の J.Boyd の幅広い作品を
J.Boyd と Fledg'ling の David Suff が選りすぐった 23 曲入編集 CD。
未発表曲を2曲含む。P16 のブックレットには一曲一曲 J.Boyd の想い出
話も。2006 作。Fledg'ling)
*IAIN MATTHEWS:Sparkler
D
(特製三つ折ジャケットの2枚組で、ディスク1は子育て時代?のテキサス時代
の音源{1989~2000 と 2004 年作"Zumbach's Coat"から3曲}から 19
曲とディスク2は何と 71 年のデビュー・ソロ"If You Saw Thro' My Eyes"
と全く同じ曲目と曲順で再演したもの。2005 作。ドイツBlue Rose)
*ELLIOTT MURPHY・IAIN MATTHEWS:La Terre Commune
A
(異色のデュオ。それぞれのソロの持ち味とデュエットがバランスよく収められ
た友情盤。2001 作。ドイツBlue Rose)
*PLAINSONG:Dark Side Of The Room(92 作。ドイツLine)
\1980
*ROGER MORRIS:Light Up The Road
\900
*ROGER MORRIS:Beholder
\900
(Roger Morris"First Album"のあの R.Morris の 2001 年作の2枚目
と 2004 年作の3枚目。2枚共に南部音楽を栄養分にした素晴らし
いスワンプ・フィーリングある SSW 音楽。"Light"も"Beholder"もバックは基本
的に同じで Jim Weider{The Band},John Platania,Randy
Ciarlante,Jon Werking にソウルフルな Backing Vocal のお姉さん達)
*JOHN SPILLANE:Hey Dreamer
D
(アイルランドを代表する SSW になった J.Spillane の本作に釘付け。シャン・ノー
ス・スタイルの歌唱法を活かしたリズミカルで粘着力のあるシンギングの呪術力
ある不思議な快感に加えて一人遊ぶようなリズミカルなギターの美しさ
と楽しさは一度聴くと病みつきになる。2005 作。Hypertension)
*RALPH McTELL:Songs For Six Strings Vol.2
C
(副題"Recorded Live Straight From The Desk"。96 作。Leola)
*DAVID HUGHES:I Can Explain
B
(Jacqui McShee と Gerry Conway がほぼ全曲でバッキングの本作は彼独
特な自己陶酔的暗鬱さと 70 年代風ブリティッシュ・フォークの陰影とが交差
する中で、いつもながらの彼独特な世界が生み出されている。w.
Bert Jansch,Helen Watson,Chris While,Julie Matthews,Martin
Brunsden。2004 作。Folkcorp)
*JUDY DINNING:Fine Times
D
(ノーサンバーランド出身の Judy が故郷を唄ったもの。2003 作。MWM)
*DONOVAN:Pied Piper
B
(Donovan の最も詩的でファンタジックな世界がクローズアップされた桃源郷的
ドノヴァン・ワールド。2002 作。Music for Little Peolpe)
*EMMA HEATH:Something Blue
C
(トラッドの定番"The Blacksmith"でマジカルに幕開けする本作は Emma
の内面世界が美しく詩情豊かに唄われる。Emma の美声を引き立た
せるアコースティック・ギターやフィドルの澄んだ音色も美味しい。美しきブリテ
ィッシュ・フォーク。2002 作。Osmosys)
*LEE COLLINSON:Breathless
\1980
(ブリティッシュ・フォーク・ギタリストとしてかつ英国的センスが光る味のあるシンガ
ーとして知る人ぞ知る Lee の6年振りアルバム。Martin Simpson の繊
細&鮮烈ギターに独自のスタイルを加味したアコースティック・ギターの輝きとコク
は、流石。釘づけ...。2000 作。Chama)
*GRAHAM LYLE:Something Beautiful Remains
B
(ブリティッシュ・フォークの数々の名作を生み出した Gallagher&Lyle の
Graham Lyle のソロ。ほろ酔い気分。2003 作。ドイツHypertension)
*JOHN LEO CARTER&CO.:Candyloss Girl
C
(アイルランドの SSW だが、感性鋭いアコースティック・ギターの瞑想的響きと John
の夢想的ヴォーカルは Nick Drake を想起させる。w.John Spillane,
Mairead Kelly{ハープ、ヴォーカル},Edel Sullivan{フィドル、ヴィオラ},
Thaddeus Buckley{ブズーキ},etc. 2003 作。Circle)
*JASON O'DRISCOLL:Dharma
C
(Jason はアイルランドのコークの SSW のようだが、たわいもない唄を素直に
心優しくメロディアスに唄う。その素直さと浮遊感ある緩やかな唄がな
ぜか心地よい。一番心地いいのはバンジョーの弾き語りの"Dream On"
かな?いや猫と鼠のヘンテコな話しがなぜか恋の唄に変る"Cat&Mouse"
かな?2003 作。Jason O'Driscoll)
*MAGGIE HOLLAND:Circle Of Light
B
(フォ-ク・シンガーの Maggie の唄ときっちり向き合った存在感あるフォーク・
アルバム。全 15 曲。2003 作。Irregular)
*ALASDAIR ROBERTS:Farewell Sorrow
C
(Andy Roberts の息子でスコットランドの SSW の Alasdair の孤独感漂うや
る気のないヴォーカルと伝承歌的夢物語の世界で遊ぶ独り言的唄達は
何とも不思議な世界へと誘う。2003 作。Rough Trade)
*THE VARAFLAMES:Throwing Shapes
B
(Nab Noakes,Rod Clements,Fraser Speirs,Pick Withers にバッキン
グ・ヴォーカルで Gill Bowman&Karina Polwart が加わった Varaflames
のおやじ歓ぶ懐古趣味ロック。 2000 作。Neon)
*RAB NOAKES:Rarities + Demos Vol.1
C
(マルチメディア機能付 CD。70 年作のデビュー作前の 69 年に家庭用レコーダーで
録音していたテープからの全 15 曲。1 曲 1 曲が磨かれる前の原石の輝
き。CD-ROM は Rab の長いおしゃべり弾き語りビデオにフォト・ギャラリーほ
か。2002 作。Neon)
*EMMA TRICCA:Gypsies And Red Chairs
B
(Suffron Summerfield,Davey Graham 等に謝意が表された本作はど
ことなく 70 年代ムード漂うブリティッシュ・フォーク。70 年代のブリティッシュ・フォーク
のように夢想的。Emma はイタリア人とのこと。2001 作。Fairylands)
*KATHRYN WILLIAMS:Old Low Light
C
(Kathryn の「孤独自由音楽」はこの新作においても不変。ぼそぼそと
その時間を独り楽しむような心地よい「揺れ」感覚のある唄と彼女
らしい美意識で塗られた音世界は、ある種 NIck Drake の諸作と通
じるレベルのもの。2002 作。Caw)
*ALAN HULL:Pipedream
\1580
(Lindisfarne の A.Hull の魅力たっぷりな 73 年のソロ。Virgin)
*LINDISFARNE:Promenade
B
(何とも温かい心地になれる温かで懐かしい Lindisfarne の New。
2002 作。Park)
*LINDISFARNE:The Cropredy Concert
A
(94 年の Cropredy のライヴ。97 作。Mooncrest)
*LINDISFARNE:Buried Treasures Vol.3
A
(未発表曲集第3弾。17 曲+α。2000 作。Siren)
*ROD CLEMENTS:One Track Mind
B
(3曲ボーナス付再発。Lindisfarne の R.Clements が自身のルーツの音楽フ
ォークやブルースへの回帰そして回想したもの。w.Ray Laidow,Steve
Cunningham。94/2001 作。Siren)
*SONNY CONDELL:Backwater Awhile
A
(触ると壊れそうな優しい唄と伴奏と唄の世界。S.Condell は正に
夢織り人。自分の居心地のいい唄世界を創造し、オリジナルな夢音楽
を生み出している。2001 作。Backwater)
*SAFFRON SUMMERFIELD:The Stonemason's Dream
A
(ヴェテランSSW の Saffron の本作は冴えたギター&ブズーキ&クアトロの弾き語り
によるたおやかな清涼作。うっとりの深呼吸アルバム。2002 作。Mother
Earth)
*KEVIN DOHERTY:Strange Weather
A
(ウッドストック録音。w.Gerry O'Connor,Levon Helm,Amy Helm,Rick
Danko,Aaron Hurwitz,Mike J.Dunn,Randy Ciarlante,etc.99 作。
*BAP KENNEDY:Lonely Street
A
(人気 SSWアルバムの 1 枚。宝物。2000 作。Dress To Kill)
*FAYE ROCHELLE:Reflections
B
(Faye 嬢の唄は一種独特。不思議な浮遊感がある。裏返るヴォーカルに
よっぴり東方風味のエキゾティックなサウンド...。女性的な感性がきらめ
く唄。 w.Nigel Eaton,Kuljit Bhamra,Steafan Hannigan,etc.
2000 作。Offspring)
*ANDREW WHITE:Pray For Rain
B
(スコットランド出身の SSW で屈指のブリティッシュ・フォーク・ギタリストの心飛ぶデビュ
ー作。2001 作。Vertical)
[LP/FAIRPORT]
*SHIRLEY COLLINS:Adieu To Old England
\2780
(70 年代ブリティッシュ・フォークの名盤。w.Dolly Collins,Simon Nicol,
Roger Swallow,Bob Stewart,Bill Molan,Geoff Singleton,etc.
74/2009 作。オランダ6spices)
*SANDY DENNY:Sandy
D
(ご存知 72 年作のソロにサントラ"Pass Of Arms"から"Here In Silence"
と"Man Of Iron"の2曲のボーナス・トラックを加えた計 12トラック入 LP。ダブ
ル・ジャケット。72/2008 作。Lilith)
[DVD/FAIRPORT]
※NTSC all regions 国内製 DVD プレーヤーで再生可能
*FAIRPORT CONVENTION & MATTHEWS SOUTHERN COMFORT
:Maidstone 1970
C
(1970 年の Full House と同じ無敵のラインナップの Fairport{R.Thompson
,S.Nicol,D.Pegg,D.Swarbrick,D.Mattacks}と Matthews Southern
Comfort{I.Matthews,G.Conway,Gordon Huntley}の Maidstone での
野外ライヴ。みんな若くて気持ち良さそうに唄い、演奏していて、最
高の音楽と共に最高の気分。31 分 32 秒とインタビューが 15 分 15 秒の計 46
分 47 秒。限定発売。2007 作。Isolde Films)
[DVD&CD/FAIRPORT]
※NTSC all regions 国内製 DVD プレーヤーで再生可能
*RICHARD THOMPSON:Live From Austin Tx(DVD)
B
*RICHARD THOMPSON:Live From Austin Tx(CD)
A
(2001 年 7 月、Austin City Limits でのライヴ。メムバーは R.Thompson と
Danny Thompson{ベース}と Michael Jerome{ドラムス}。1曲目から8曲
目までアコースティック・ギターで、9曲目から14曲目までエレキ・ギターそして
15曲目がアコースティック・ギター16曲目がエレキ・ギター{最後の16曲目は
DVD のみに収録}の演奏なのだが、R.T.は真剣なギター・プレイとヴォーカ
ルを披露し、終始釘付け。2005 作。New West)
[CD+DVD/FAIRPORT]
※NTSC all regions 国内製 DVDプレーヤーで再生可能
*RICHARD THOMPSON:1000 Years Of Popular Music
\2980
(ライヴDVD と DVD のオーディオ版の 2 枚組 CD のセット。ハードカヴァー特殊パッケージ限
定盤。パーカッション&ヴォーカルの Debra Dobkin とヴォーカル&キーボードの Judi
Owen の女性二人を迎えた主役 R.T.のヴォーカルとギターのプレイは古いのか
ら 20 世紀のポピュラー・ミュージック~ロックまですいすい楽しい。英国トラッドや
中世音楽やクリスマス・キャロル等からミュージック・ホール音楽に様々な 20 世紀のアメ
リカ大衆音楽の数々等を様々なスタイルで柔軟に演唱する。全 22 曲。106 分。
Cooking Vinyl)
[CD+DVD/FAIRPORT]PAL region 2
*FAIRPORT CONVENTION Rare Broadcasts
\3390
(CD と DVD のセット。CD は 1990 年 Birmingham Town Hall でのライヴ10トラック。
DVD は 2001 年の Cropredy のライヴほか 15トラック。2007 作。Storming Music)
[DVD/FAIRPORT]PAL all regions
※PAL 専用 DVDプレーヤーで再生可能
※国内製 DVDドライヴ付ほとんどのパソコンで再生可能
*FAIRPORT CONVENTION:35th Anniversary Concert
\3280
(2002 年の 35 周年コンサート・ライヴ。"Walk Awhile"に始まり、"Meet On
The Ledge"で幕の約2時間半の 18 曲。S.Nicol,D.Pegg,C.Leslie,
R.Sanders,G.Conway のフェアポートに Vikki Clayton,Anna Ryder がゲ
スト。ほか S.Nicol,D.Pegg,C.Leslie のインタビュー、バイオグラフィー等。2002
作。Sicret Films)
[CD/FAIRPORT&ALBION FAMILY]
*ALBION BAND:Vintage Vol. 2
A
(10/22 入荷予定。Albion Band の 1972 年~80 年の間の未発表音源を
集めた編集 CD。メムバーは Ashley Hutchings,Shirley Collins,
Martin Carty,John Kirkpatrick,John Tams,Graham Taylor,
Simon Nicol,Julie の無敵のメムバー。2010 作。Talking Elephant)
*RICHARD THOMPSON:Dream Attic
\2250
(英国製 2 枚組限定デラックス版。R.T.に Pete Zorn,Michael Jerome,
Taras Prodaniuk,Joel Zifkin で固めた R.T.Band の鋼のライヴ盤{13
曲}とギター弾き語り盤{ライヴと同じ選曲で曲順の 13 曲}。ライヴはいあ
やはや未だ衰え知らずの高潔ライヴ。多くのファンはこの音を聴いて安
心というか、元気をもらってるのでは?逆に言えば R.T.もマンネリ気
味とも言えようが、しかし彼のオリジナリティーとタフさは凄い。ヴォーカルもエ
レキギターも凄い凄い。ディスク1を聴いた後に聴くギターの弾き語り盤も
高潔さは同じだが、むしろこちらの方がギターの鮮度が高く耳に新
鮮。聴き較べるのも面白い。2010 作。Proper)
*BLAIR DUNLOP
\1380
(Nic Jones の名演唱で有名な伝統歌の"Canadee-i-o"で幕開けする
Ashley Hutchings を父に、Judy Dunlop を母に持つ好青年 Blair の
ギター弾き語り 6トラック入シングルCD は、空気澄み渡る清々しいイングリッシュ・
トラッド・シングル。風貌は幸いにも?Ashley に似ず、俳優でもある Blair
のギターはイングランドのトラッドの空気に充ちて、清涼だし、Blair の甘み
を含んだヴォーカルは甘いマスクと共に女性ファンの心をつかみそう。とりわ
け"Black Is The Colour"なんかね。「美しいギター演奏とヴォーカル。驚
くべき天才」とは Chris Leslie。2010 作。Talking Elephant)
*SHIRLEY COLLINS:Sweet England
A
(1958 年、S.Collins が 22 歳の時に制作された"Sweet England"
{Peter Kennedy と Alan Lomax が録音に携わった"False True
Lovers"の姉妹アルバム}がリマスター、ジャケット意匠一新のデジパック仕様、
S.Collins の書き下ろしライナー・ノートにて再発。Guy Carawan,Ralph
Rinzler,John Hasted。1958/2010 作。Fledg'ling)
*DAVE SWARBRICK & SIMON NICOL:When We Were Very Young C
(Dave Swarbrick 編集&制作による 1982 年~1984 年の{加えて録音年
代不明の曲が 6 曲ある}二枚組ライヴ集。2010 作 Talking Elephant)
*DAVE SWARBRICK:Raison d'etre
A
(Swarb が 2002 年~2010 年の間にたいていは自宅で、いくつかはカナダ
で録音して、まとめあげた新作。本作がもしかしてフィドラーとして好
きに演奏した唯一のアルバムかもと思ってしまうほど、選曲もフィドル
の奏法も様々で、開放感に溢れている。共演者は Martin Carthy,
John Kirkpatrick,Beryl Marriott,Kevin Dempsey,Maartin
Allcock,Simon Mayor,Jude Rees,Michael Burnham,Jason Wilson
Band。2010 作。Shirty)
*RAINBOW CHASERS:Some Colours Fly
A
(Ashley Hutchings 率いるフォーク・グループ"Rainbow Chasers{Ruth
Angell,Jo Hamilton とヴォーカル&ギターの Mark Hutchinson そして
Ashley}の本作は二人の女性シンガーをフィーチャーした四季折々の感性
や空想的感性が最優先された情感豊かでたおやかなブリティッシュ・フォ
ーク。2005 作。Talking Elepahnt)
*RAINBOW CHASERS:Fortune Never Sleeps
A
(本作も英国的叙情豊かな Rainbow Chasers の新作。Ruth も Jo も Mark
もヴォーカルがしっとりと美しく味わい深い。ゲスト:Ric Sanders,
Chris Leslie,Guy Fletcher。極上のブリティッシュ・フォーク。2006 作。
Talking Elephant)
*ASHLEY HUTCHINGS&RAINBOW CHASERS:A Brilliant Light
A
(Ashley&Rainbow Chasers の 2004 年 12 月のライヴ。16 曲入の2枚組。そ
れぞれが魅力的なヴォーカルを披露し、ギター、フィドル、ヴィオラ等のアコースティ
ックな音色が美しい英国的叙情と気品溢れる唄と音楽が堪能できる
心洗われるライヴ。2005 作。Sicret)
*ASHLEY HUTCHINGS AND KEN NICOL:Copper,Russet And Gold C
(Ashley の、Albion も Rainbow Chasers も離れての本作は長年の音楽
仲間でギター名手でシンガーの K.Nicol との共演盤。これが実にかっこ
いいブリティッシュ・フォークでありフォーク・ロックなのだ。K.Nicol はブリティッシュ・フ
ォーク然とした美麗で巧みなアコースティック・ギターで、かつ時に格調高いエレ
キ・ギターをかき鳴らし、英国情緒を豊かに演出し、Ashley と K.Nicol
が毅然としたヴォーカルで Ashley&Ken 流英国情緒を堪能させる。ゲスト
で美声を震わす Abbie Lathe と Becky Mills が良き英国情緒の芳香
を添えている。2010 作。Park)
*ALBION BAND:Captured
B
(1990&91 年の Albion Band{A.Hutchings,Julie Matthews,Phil
Beer,Simon Care,Trevor Foster}と 1992 年の Albion Band{S.Care
と T.Foster が抜け、ギターの Keith Hinchliffe が加入}の音源からの
編集盤で全 13トラック。2009 作。Talking Elephant)
*ASHLEY HUTCHINGS & ERNESTO DE PASCALE
:My Land Is Your Land
C
(イングランド側は Ashley&Friends とイタリア側は Ernesto De Pascale&
Friends の共演アルバム。Ashley 側は、Rainbow Chasers のヴォーカルの
Ruth Angell&Jo Hamilton の二人に Chris Leslie,Ken Nicol,
PJ Wright,Lester Simpson,Marc Hutchinson 等強力ラインナップで、イ
ングランド情緒を湛えた潔いフォーク・ロック。2008 作。Esoteric)
*KEITH DEWHURST & THE ALBION BAND
:Lark Rise To Candleford
B
(Albion Band の 1980 年作。80/2008 作。Talking Elephant)
*SWEEPS "A Joyful Celebration Of The Morris"
B
(Albion Dance Band,Morris On Band,Grandson And Great
Grandson Of Morris On,Chris Leslie,Tickled Pink,Albion
Band,Cobbled Together の音源からの生え抜きもモリス曲が全 14トラッ
ク。BGM で流してるだけでモリス祭り気分。2008 作。Talking Elephant)
*ALBION MORRIS:Still Dancing After All These Years
B
(Albion Morris は Ashley Hutchings のモリス・ダンス曲のロッ的アプローチに
影響を受けて 1972 年に結成されたダンサー付グループ。本作は 2002 年の
30 周年記念にどこぞの屋根裏部屋で録音されたもの。メムバーは
Shirley Collins{ここではナレーション役},Graeme Taylor,Michael
Gregory,Philip Picket,Tom Leary,John Watcham,Ian Culter,
Jon Davie 等モリス界のツワモノを含むメムバー。2008 作。Talking Elephant)
*DAVE PEGG&PJ WRIGHT:Galileo's Apology
a
(Fairport の D.Pegg と Little Johnny England,Dylan Project の PJ
とのデュオ・アルバムはオヤジ趣味の渋く気概があり、それでいて風通し
の良い爽やかな SSWタイプ音楽。2007 作。Matty Grooves)
*RICHARD THOMPSON:
The Life And Music Of Richard Thompson
\6900
(R.T.の 5 枚組みボックス・セット。2006 年。Free Reed)
*RICHARD THOMPSON BAND:Semi-Detached Mock Tudor
D
(R.T.のオンライン・ショップのみで発売の自主製作 CD。R.T.に Teddy
Thompson,Danny Thompson,Michael Jerome による R.T.Band の 1999
年 11 月の米国ツアー時の白熱ライヴ。アコースティック&エレキ・ギターの鮮やかさと
R.T.Band らしい鋭くライヴ感ある醍醐味あるロックは終始金縛り。全 13
曲。並の音楽じゃない。2002 作。Beeswing)
*RICHARD THOMPSON BAND:Ducknapped
D
(R.T.のオンライン・ショップのみで発売の自主製作 CD。R.T.に Pete Zorn,
Earl Harvin,Danny Thompson,Rory McFarlanee による R.T.Band の
2003 年3月の英国ツアー時と米国カリフォルニアでのライヴ。ゲスト:Christine
Collister&Judith Owen。全 14 曲。気力充実神懸り的醍醐味。2002 作。
Beeswing)
*RICHARD THOMPSON BAND:More Guitar
D
(R.T.のオンライン・ショップのみで発売の自主製作 CD。R.T.に John
Kirkpatrick,Clive Gregson,Christine Collister,Pat Donaldson
,Kenny Arnoff による R.T.Band の 1988 年のライヴ。"More Guitar"と
いうタイトルだが、R.T.のエレキ・ギターの微細さと先鋭さは存分に引き出
されてはいるものの、ギター・アルバムではない。トータルに完成度の高い見
事なライヴ・アルバムだ。R.T.のギターが良く唄ってる。全てが完璧。全 12
曲。並の音楽じゃない。2003 作。Beeswing)
*RICHARD THOMPSON BAND:Faithless
D
(R.T.のオンライン・ショップのみで発売の自主製作 CD。R.T.に Clive
Gregson,Christine Collister,Gerry Conway,Rory McFarlane に
よる R.T.Band の 1985 年の白熱ライヴ。"Shoot Out The Lights"や
"Withered And Died"ほか全 15 曲。バンドの一体感が物凄い。突進
する R.T.Band。並の音楽じゃない。2004 作。Beeswing)
*THE WORKING PARTY:Live At The Mill
\1000
(Working Party は Chris Leslie,Troy Donockley,Simon Mayor,
Chris Parkinson,Martin Allcock によるスーパー"即席"バンド。"The
Kid on the Mountain","The Lark in the Morning","Sigh Beag
Sigh Mor","The Mason Apron","The Star of County Down"等な
ど名曲ずらり。2006 作。TWPPCL)
*SANDY DENNY:Where The Time Goes
\2190
(1967 年収録の Strawbs との同曲のオリジナル・ヴァージョンをフィーチャーした 18
曲。本作自体は 1967 年 Saga というレーベルから発売された Sandy の最
初のスタジオ録音音源からその時のアウトテイク5曲を含むもの。67/2005
作。Sanctuary)
*SANDY DENNY:The Original Sandy Denny
\2190
("North Star..."の前の 67 年作。Trojan/Sanctuary)
*SANDY DENNY:Sandy
a
(72 年作"Sandy"に"Pass Of Arms"からの2曲を含むボーナス曲5曲を
加えてリマスターにて CD 発売。72/2005 作。Island)
*SANDY DENNY:Like An Old Fashioned Waltz
a
(73 年作"Like An Old Fashioned Waltz"に未発表音源から4曲の
ボーナス曲を加えてリマスターにて CD 発売。73/2005 作。Island)
*SANDY DENNY:Rendezvous
a
(77 年作"Rendezvous"にプロモーション・シングルの B 面を含むボーナス曲5を加
えてリマスターにて CD 発売。77/2005 作。Island)
*JOHN&CHRIS LESLIE:Ship Of Time
D
(John&Chris Leslie 兄弟の 76 年製作のデュオ・アルバム。John&Chris が
イングランド等のダンス曲と民謡を若い頃から愛していたのが牧歌的な
トラッドの演唱からほんわかと伝わってくる。青春の日のトラッド。締め
括りは"Adieu Sweet Lovely Nancy"。76 作。Kissing Spell)
*FAIRPORT CONVENTION:Off The Desk
D
(2 枚組。Ric Sanders 編集の 2004 年~2005 年のライヴ音源から全 22 曲。
2006 作。Matty Grooves)
*FAIRPORT CONVENTION:Live Across The Centries
a
(2 枚組 20トラック入編集盤。2000 年のオランダでのライヴ録音"Now Be
Thankful"に"The Airing Cupboard Tapes 71-74"から 5トラック、"Who
Knows"から 5トラック、"Acoustically Down Under"から 4トラック、"The
Wood&The Wire"から 1トラックそして"Festival Cropredy 2002"から
4トラック。2008 作。Smith&Co)
*FAIRPORT CONVENTION
:A Lasting Spirit The Collection
\3280
(Fairport の3枚組。ディスク1は希少曲を含む初期の音源と 97 年のク
ロプレディーのライヴから初期のレパートリーを収録で 18 曲。ディスク2はスタジオ
録音からの 15 曲。ディスク3は主に 97 年のクロプレディーのライヴからで 14
曲。ライヴのラインナップは R.Thompson,D.Mattacks,Vikki Clayton,
Jerry Donahue,D.Swarbrick,Rick Sanders,Chris Leslie,Dave
Mattacks,Bruce Rowland,D.Pegg,S.Nicol と思われる。2005 作。
Sanctuary)
*FAIRPORT CONVENTION:The Fairport Companion
C
(Fairport 関係音楽家の編集 CD。36トラック収録の2枚組。人脈図付。
Ian Campbell Folk Group,Ethnic Shuffle Orchestra,The Uglys,
Sandy Denny,The Pembroke Unique Ensemble,Al Jones,,Trader
Horne,Steeleye Span,Stefan Grossman,Marc Ellington,Shelagh
McDonald,Shirley Collins&The Albion Band,Spiryogyra,Lal&
Mike Waterson,Albion Country Band,Ian Matthews,Etchingham
Steam Band,Harvey Andrews&Graham Cooper,Albion Dance Band,
Royston&Heather Wood,The Albion Band,Dave Swarbrick,Ashley
Hutchings&Friends。2006 作。Castle)
*FAIRPORT CONVENTION:The Battle
C
(ドイツで The Battle というタイトルで発売された"The Five Season"と
"Red&Gold"の特殊紙ジャケット2枚組 CD。2005 作。ドイツMembran Music)
*FAIRPORT CONVENTION:Fairport Convention
A
(4曲のボーナス付デジタル・リマスター。68/2003 作。Polydor)
*FAIRPORT CONVENTION:What We Did In Our Holiday
A
(3曲のボーナス付デジタル・リマスター。69/2003 作。Island)
*FAIRPORT CONVENTION
:Heyday "The BBC Sessions 1968-69
A
(8曲のボーナス付デジタル・リマスター。Island)
*FAIRPORT CONVENTION:"Babbacombe" Lee
A
(2曲のボーナス{BBC 録音で内 1 曲は J.Donahue、残り 1 曲は S.Denny 参
加}付デジタル・リマスター。71/2004 作。Island)
*FAIRPORT CONVENTION:Live Convention
C
(5曲のボーナス付デジタル・リマスター。74/2005 作。Island)
*FAIRPORT CONVENTION:Before The Moon
C
(2枚組。74 年のデンバーでのライヴでメムバーは Sandy Denny,Trevor
Lucas,D.Swarbrick,D.Mattacks,D.Pegg,Jerry Donahue。
全 20 曲。P22 のブックレット付。2002 作。Pilot)
*FAIRPORT CONVENTION:Rising For The Moon
C
(4曲のボーナス付デジタル・リマスター。75/2005 作。Island)
*FAIRPORT CONVENTION:House Full
A
(2曲のボーナス付デジタル・リマスター。86/2001 作。Island)
*FAIRPORT CONVENTION:Glady's Leap
A
(3曲のボーナス付リマスター。ボーナスは 82 年の Cropredy のライヴで、Trevor
Lucas,D.Swarbrick,D.Pegg,J.Donahue,D.Mattacks,S.Nicol の最
強の布陣。T.Lucas がヴォーカルの2曲の何と強力なこと。Fairportファ
ン感涙!Talking Elephant)
*FAIRPORT CONVENTION
:What We Did In Our Holiday(69 作。Island)
\1580
*FAIRPORT CONVENTION:Unhalfbricking(69 作。Island)
\1580
*FAIRPORT CONVENTION:Full House(70 作。Hunnibal)
\1580
*FAIRPORT CONVENTION:Angel Delight(71 作。Island)
\1000
*FAIRPORT CONVENTION
:The History Of Fairport Convention
\1580
(フェアポート初期のベスト盤。全 18 曲。フェアポートの人脈地図付。72 作。Island)
*FAIRPORT CONVENTION:Nine(73 作。Island)
\1000
*FAIRPORT CONVENTION:In Real Time
\1000
(87 年の Cropredy でのライヴ。87 作。Island)
*FAIRPORT CONVENTION:Red&Gold
\1580
(88 録音の"Red&Gold"に 94 年の Cropredy Fes での"Close To The
Wind"を加えた再発 CD。HTD)
*FAIRPORT CONVENTION:The Five Seasons
\1580
(90 録音の"The Five Seasons に 94 年の Cropredy Fes での"Caught
A Whisper"を加えた再発 CD。HTD)
*FAIRPORT CONVENTION:Who Knows Where The Time Goes?
a
(S.Nicol,D.Pegg,D.Mattacks,R.Sanders に C.Leslie からフェアポート
の 97 作。ゲスト:R.Thompson。97 作。Woodworm)
*FAIRPORT CONVENTION:Jewell In The Crown
a
(95 作。Green Linnet)
*FAIRPORT CONVENTION:The Wood&The Fire
a
(S.Nicol,C.Leslie,D.Pegg,R.Sanders,G.Conway から成る衰え知ら
ずの Fairport の New。99 作。Woodworm)
*FAIRPORT CONVENTION:The Cropredy Box
\3480
(Cropredy の 30 周年ライヴ。3枚組。98/2003 作。Sanctuary 再発盤)
*FAIRPORT CONVENTION:The Cropredy Box
\4980
(Cropredy の 30 周年ライヴ。3枚組。98 作。Woodworm 原盤)
※ご注文の際、再発盤か原盤か明記下さい。
*FAIRPORT CONVENTION:XXXV
a
(2001 年収録の Fairport30 周年アルバムに 2002 年の 30 周年記念ツアーの
ライヴ音源から Simon Nicol がリード・ヴォーカルの"The Widow Of
Westmorland's Daughter"と Chris Leslie がリード・ヴォーカルの"Rosie"
の2曲を加えて発売。全 16 曲。2001/2006 作。Talking Elephant)
*FAIRPORT CONVENTION:25th Anniversary Concert
B
(Fairport 結成 25 周年記念コンサート{1992 年の Cropredy Festival}の2
枚組ライヴ盤。ゲスト:Robert Plant,Richard Thompson,Chris Leslie,
Julianne Regan,Ralph McTell,Dave Swarbrick,Jerry Donahue,
Ashley Hutchings,Vikki Clayton,Bruce Rowland,Danny
Thompson,Geoff Hughes。92/2007 作。Talking Elephant)
*FAIRPORT CONVENTION:Old ・ New ・ Borrowed ・ Blue
\1000
(Woodworm と Green Linnet から発売され長い間廃盤だった 1995 年
アコースティック・フェアポートの"Banbury Mill Theatre"でのライヴ盤が再発。
ラストの"Matty Groves/Dirty Linen"のみスタジオ録音。S.Nicol,
D.Pegg,M.Allcock,R.Sanders。95/2007 作。Talking Elephant)
*FAIRPORT WITH SWARB:Scrum-Half Bricking
D
(D.Swarbrick 救援 1000 枚限定チャリティーCD。副題"Fairport With Swarb
At Derby"。2003 作。Front Row)
*DAVE SWARBRICK WITH FAIRPORT CONVENTION:SwarbAid \1500
("The Bonny Black Hare","My Heart's In New South Wales",
" Rosie","When I Paint My Masterpiece"の4曲入チャリティーCD。
Woodworm)
*FAIRPORT CONVENTION:Over The Next Hill
C
(2004 作。Matty Grooves)
*FAIRPORT CONVENTION:Who Knows?
\1580
(副題"The Woodworm Archives Vol.1"。1975 年 10 月 31 日の Uxbridge
Brunel University でのライヴ。メムバーは Sandy Denny,Trever Lucas,
Jerry Donahue,Dave Pegg,Swarb,Bruce Rowland。曲目は"Rising
For The Moon","One More Chance","Stranger To Himself",
"Sloth","John The Gun","Down In The Flood"{B.Dylan 作}",
"Who Knows Where The Time Goes?"他全 13 曲。2005 作。Talking
Elephant)
*FAIRPORT CONVENTION:From Past Archivess
\3150
(Swarb 救援ブートレッグ{CD-R}。いわば Fairport の未発表ライヴ音源ベス
盤的内容。どのナムバーも感動的。ほとんどは BBC 音源で全 17 曲中 1~
15 曲目は 1968~1974 年録音で最後の2曲は 84 年の Cropredy の録音。
曲目は"Nottamun Town","Meet On The Ledge","You’re Gonna
Need My Help","Sir Patrick Spens","Tam Lin","Reynardine",
"Open the Door Homer","Sloth","Sickness And Diseases","Down
Where The Drunkards Roll","She Moves Through The Fair",
"Like An Old Fashioned Waltz","Rising For The Moon","Down
In The Flood","No More Sad Refrains","John The Gun",
"Doctor Of Physick"。おいしいとこつまみ食い)
*FAIRPORT CONVENTION:Liege&Lief Sessions
\3150
(Swarb 救援ブートレッグ{CD-R}。1969 年秋に行われた"Liege&Lief"のリ
ハーサル・セッションからの極めて希少価値高い未発表音源集。メムバーは S.
Denny,R.Thompson,D.Swarbrick,A.Hutchings,D.Mattacks,S.Nicol
。曲目は、"Come All Ye"," Matty Groves (1)"," Farewell
Farewell"," Matty Groves (2)"," Tam Lin(1)"," Crazy Man
Michael (1)","Tam Lin (2)"," Crazy Man Michael (2)"."Matty
Groves (Instrumental Version)"。69/2004 作)
*FAIRPORT CONVENTION:Live At The Howff 1973
\3150
(Swarb 救援ブートレッグ{CD-R}。Trevor Lucas,Dave Swarbrick,Jerry
Donahue,Dave Pegg,Dave Mattacks のラインナップ。"Rosie","George
Jackson","The Ballad Of Ned Kelly"他全 11 曲。73/2004 作。Atrax)
*FAIRPORT CONVENTION:Live At Clark University 1974 \3150
(Swarb 救援ブートレッグ{CD-R}。フェアポート&フォザリンゲイ合体バンド。"LA
Troubadour"クラスの凄いライヴ。メムバーは Sandy Denny,D.Swarbrick,
T.Lucas,J.Donahue,D.Pegg,D.Mattacks。全 14 曲。約 80 分)
*THE COMPLEAT DANCING MASTER
B
(74/2002 作。Fledg'ling)
*LINDA THOMPSON:Give Me A Sad Song
B
(未発表&希少曲集。17 曲。2001 作。Fledg'ling)
*LINDA THOMPSON:Fashionably Late(2002 作。Topic)
B
*RICHARD THOMPSON:Henry The Human Fly
B
(デビュー作にして孤高。オリジナル・ジャケットにはなかった希少写真付。
w.Sandy Denny,Linda Peters,Andy Roberts,Ashley Hutchings,
John Kirkpatrick,Barry Dransfield,Pat Donaldson,etc.
72/2004 作。Fledg'ling)
*RICHARD&LINDA THOMPSON
:I Want To See The Bright Lights Tonight
a
(リマスター。未発表ライヴ音源3曲ボーナス曲入。74/2004 作。Island)
*RICHARD&LINDA THOMPSON:Hokey Pokey
a
(リマスター。未発表ライヴ音源5曲ボーナス曲入。75/2004 作。Island)
*RICHARD&LINDA THOMPSON:Pour Down Like Silver
a
(リマスター。未発表ライヴ音源4曲ボーナス曲入。75/2004 作。Island)
*RICHARD THOMPSON:Small Town Romance(84 作。Hannibal)
A
*RICHARD THOMPSON:Amnesia(88 作。Capitol)
\1780
*RICHARD THOMPSON:Rumor And Sigh(91 作。Capitol)
\1780
*RICHARD THOMPSON:Mirror Blue(94 作。Capitola)
\1780
*RICHARD THOMPSON:Action Packed
C
(副題"The Best of the Capitol Years"。息子 Teddy との新録1曲
と初 CD 化2曲を含むリマスター全 19 曲。2001 作。Capitol)
*RICHARD THOMPSON:The Old Kit Bag
D
(DualDisc{CD&DVDセット}。上記タイトルの CD に加え、裏面 DVDサイドは 5.1
Surround Sound による全曲と 2003 年 Providence は Lupo's でのライヴ
でエレクトリック・セットによる重厚な"Outside Of The Inside"と"Jealous
Words"の2曲他歌詞やバイオグラフィー等収録。2003/2005 作。Silverline)
*SHIRLEY COLLINS AND THE ALBION COUNTRY BAND:No Roses B
(不滅名盤。Sanctuary より新たに再発。71/2004 作。Sanctuary)
*SHIRLEY COLLINS:The Classic Collection
\1880
(Topic の音源からのベスト盤。全 20 曲。2004 作。Highpoint)
*SHIRLEY COLLINS&DOLLY COLLINS:Love,Death&The Lady
B
(4曲のボーナス曲付全 17 曲入再発。Dolly のフルート・オルガンの牧歌的響き
と中世音楽的ムードが楽しい Shirley&Dolly のおとぎばなし的で優
雅なトラッド・アルバム。70/94/2003 作。Fledgling)
*SHIRLEY&DOLLY COLLINS:Snapshots
C
(1970 年代後半のライヴと 60 年代録音のデモ音源数曲の計 22 曲入。
Shirley のシンギングと Dolly の牧歌的なオルガンの音色はイングランドのトラ
ッドの牧歌的で故郷のような温もりを保持。2006 作。Fledg'ling)
*ASHLEY HUTCHINGS:Kickin' Up The Sawdust
\1880
(リマスター。77 作。BGO)
*THE ALBION BAND:Albion Sunrise
A
(副題"The HTD Recordings 1994-1999"。全 32 曲入2枚組。2004 作。
Castle)
*THE ALBION BAND:Acousticity-On Tour
B
(Ashley Hutchings,Simon Nicol,Chris While,Ashley Reed のラインナ
ップの Albion の 93 年と 94 年のライヴ音源からの編集 CD。2004 作。
Talking Elephant)
*MORRIS ON
B
(モリス・ダンス曲をフォーク・ロック化した 70 年代ブリティッシュ・フォークの名盤。Ashley
Hutchings,R.Thompson,D.Mattacks,J.Kirkpatrick,B.Dransfield。
ゲスト:Shirley Collins。72/2002 作。Fledg'ling)
*ASHLEY HUTCHINGS/ALBION BAND
:Songs From The Shows Vol.1&2
\3480
(2枚組。77~89 年のコンサートとスタジオ録音。w.Phil Beer,Cathy Lesurf,
Simon Nicol,Phil Pickett,Ric Sanders,June Tabor,John Tams,
Graeme Taylor,etc. Road Goes On Forever)
*ALBION BAND:Heritage
\2080
(これ何だろう?と思って仕入れたら、ボーナス曲4曲入計 12 曲の"Rise
Up Like The Sun"{77 作}だった。黄金期の Albion ですね。ゲスト:
Kate McGarrigle,Richard&Linda,Martin Carthy,Andy
Fairweather-Low。77/2001 作。EMI Plus)
*ALBION BAND:Albion Heart(95 作。HTD)
B
*ALBION BAND:Demi Paradise(96 作。HTD)
B
*ALBION BAND:The Acoustic Years 1993-97
A
(未発表曲 2 曲を含む編集 CD。全 17 曲。HTD)
*THE ALBION BAND WITH CHRIS BAINES
:The Wild Side Of Town(87 作。Celtic Music)
B
*ASHLEY HUTCHINGS:Rattlebone&Ploughjack
B
(Morris Dance&Molly Dance Album。76 作。BGO)
*ASHLEY HUTCHINGS DANCE BAND
:A Batter Pudding For John Keats(96 作。HTD)
\1780
*ALBION DANCE BAND:The Prospect Before Us
C
(リマスター。76 作。BGO)
*RIDGERIDERS:In Concert
B
(Ashley Hutchings,Chris While,Phil Beers から成る
Ridgeriders のアコースティック・ライヴ。Ashley がらみのアルバムの中でも最
もイングランド的で唄や音楽に最も真摯なアルバム。全 18 曲。2001 作。
Talking Elephant)
*DAVE SWARBRICK:Smiddyburn/Flittin'
B
(81 年作と 83 年作の"2on1"。Essential)
*DAVE SWARBRICK&FRIENDS:Ceilidh Album
A
(CD-R。チャリティーの目的 CD 化された 79 年作。2曲のボーナス入。Simon
Nicol,Dave Pegg,Bruce Rowland,Beryl&Roger Marriott,Allan
Robertson がバックアップのフォーク・ロックもあるダンサブルなアルバム。Atrax)
*DAVE SWARBRICK WITH SIMON NICOL:In The Club
A
(CD-R。81 年のアルバムに未発表曲5曲加えたもの。Atrax)
*ECLECTION:Eclection
C
(オーストラリア人女性シンガー、Kerrille Male に Trevor Lucas,Gerry
Conway,Michael Rosen,Greorge Hultgreen から成るフォーク・ロック・バ
ンド。彼ら唯一の 68 年作の本作はプレ・フェアポート/フォザンリンデイ的とい
うか、米国西海岸ロックの影響を受けた初期ジェファースン・エアプレーン的サイ
ケ・ロック。2001 再発。Collector's Choice Music)
*CONTINENTAL DRIFTERS:Listen,Listen
A
(Sandy Denny と Richard Thompson のナムバーばかり7曲の新譜。曲目
は"Listen,Listen","I Want to See...","The Poor Ditching
...",You're Going to Need...","I'm a Dreamer","Matty
Groves","Meet on the Ledge"。 エネルギッシュなフェアポート時代のナンバー
の数々に圧倒されっぱなし。Susan Cowsill のヴォーカルと彼らの演
奏は新たな命を吹き込んでいる。2001 作。ドイツBlue Rose)
*VIKKI CLAYTON:Movers And Shakers
A
(Vikki ならではの詩的な味わいが濃い奥行きのある充実作。w.
John Kirkpatrick,Gerry Conway,Fred Baker,Liam Genochey,
Ric Sanders,Martin Barre,etc. 97 作。A New Day)
[CD/FOLK ROCK]
*MARY JANE:Tacit
B
(70 年代ブリティッシュ・フォークの麗しさを追い求める Mary Jane の3枚目は
ライヴ・セッション。Fairport,Steeleye,Trader Horn,Trees のフレイヴァーが
お好みの方は必聴。"Matty Globes"そっくりな"Lady Margaret",
"She Moved thro' the Fair","Blackwaterside"ほか全 13 曲。2000
作。Seventh Wave)
*THE STEPPES:Drop Of The Creature
\1880
(アイリッシュ・アメリカ人によるフォーク・ロック・バンド。70 年代サイケ・ロックとブリティッシュ・
フォークとが出会ったようなミステリアスなロック。70 年代趣味丸出し。97 作。
Delerium)
*STONE ANGEL:East Of The Sun
D
(Stone Angel の素晴らしい New。理想のブリティッシュ・フォーク&トラッド。
2001 作。Kissing Spell)
*THE FOLD:Close Up
B
(Steve Holland と Joanna Shiel のかっこいいヴォーカルをフィーチャーした
英国的美意識発散のフォーク・ロック。体を張ったエレクトリック・ギターやドラムスや
ベースの音が何とも快感。97 作。Orange Sky)
[LP+CD/ENGLAND]
*BELLOWHEAD:Matachin
\3080
(イングランド屈指の大型トラッド・バンドの最近作のボーナスCD 付カラーLP 限定
盤。2008 作。Navigator)
[BOOK+CD/ENGLAND]
*THE HALLIARD:Broadside Songs
\4980
(再結成 Halliard{Nic Jones,Dave Moran&Nigel Paterson}の新録
曲 10 曲と 1968 年録音の 7 曲の計 17 曲 CD とブロードサイド・ソング30 曲収録
ソングブック{A4 版 P46。メムバー3人のサイン入!}のセット。2005 作。Mollie
Music)
[DVD/ENGLAND]PAL all regions
※PAL 専用 DVDプレーヤー/パソコンで再生可能
*MARTIN SIMPSON:Prodical Son - The Concert
C
(ロンドンの Union Chapel でのライヴ。15トラックの 17 曲のライヴと Martin の故
郷の小学校や生まれ育った町や家を訪ね、子供時代のことを振り返
る映像。放蕩息子だった Martin が亡き母へ捧げた曲を含む 1 曲目の
メドレーは何より圧巻で、慎重に音を選ぶギターの演奏を含め、ライヴなら
ではの迫真の演唱は感動的。共演者は Andy Cutting{アコ},Kellie
While{ヴォーカル},Andy Stewart{ベース}。2 時間 10 分。2009 作。Topic)
[DVD/ENGLAND]NTSC all regions
※国内製 DVDプレーヤーで再生可能
*JOHN RENBOURN・JACQUI McSHEE:In Concert
A
(John の穏やかで鮮やかなギターと唄、そして Jacqui のシンギングはその
アコースティックな空気と相まって、ある種清涼感さえ感じられる気持ち
のいいもの。ゲスト:Clive Carroll。1時間 22 分。2005 作。Hard Road
Recording)
(CD/ENGLAND,SCOTLAND{Topic Archives})
*PETER BELLAMY:Both Sides Then
\1790
(E.MaColl や Harry Cox の熱烈なファンだったイングランド・トラッド・シンガーの
巨人 P.Bellamy の 79 年作。イングランドのみならずアイルランドやアパラチアな
ど英語圏の伝統歌までを収録。彼がうたえば瀕死の伝統歌が逞し
く蘇る。w.Louis Killen,Dave Swarbrick,Royston Wood,Heather
Wood,Watersons 他。全 15 曲。79/2009 作。Topic)
(CD/ENGLAND{Free Reedリイシュー盤})
*THE OLD SWAN BAND:The Old Swan Band
a
(ダンス音楽としてのみならず、イングランドのトラッド・アルバムとして魅力的
な OSB の 78 年の 2 枚目。コンサーティーナ&トロンボーンの Mel Dean の加入効果か
バンドの音楽は躍動的でダイナミックに変身し、男女の古風なシンギングは
大空をかけるように輝いている。イングランドのダンス音楽の一つの頂
点的。78/2008 作。Free Reed)
*FLOWERS & FROLICS:Bees On Horseback
a
(70 年代のイングリッシュ・カントリー・ダンス・リヴァイヴァルの重要ダンス・バンドで今
も現役で活動中の Flowers&Frolics の 77 年のデビュー作。Focus とい
う雑誌ではフォークLPチャートで第 2 位を記録。彼等の音楽はイングランドの
カントリー・ダンスとミュージック・ホールの音楽だが、ノヴェルティー音楽のようなおど
けた楽しさがあって、トラッド音楽の枠を超えて魅力的。8トラックのボー
ナス曲入の 22トラック。ゲスト:June Tabor&Bob Davenport。77/2008 作。
Free Reed)
*ROARING JELLY:Golden Gates / MICHAEL HEBBERT
:The Rampin' Cat
a
(イギリスのラグタイムやスキッフル、ジプシー音楽、古いジャズやポピュラー音楽そし
てセピア色の愉快な唄のコミック・バンドRoaring Jelly{Derek Pearce,
Clive Harvey,Mick Hennessey}の 76 年のデビュー作とパブ・ミュージシャ
ンでコンサーティーナ奏者の Michael Hebbert の 76 年のデビュー作の"2on1"。
ゲスト:Rod&Danny Stradling,John Tams,Steve Bentley,Andrew
Frank{ヴォーカル}。全 22トラック。76/2008 作。Free Reed)
*ALISTAIR ANDERSON:Concertina Workshop
a
(副題"Traditional Music On The English Concertina Played
Alistair Anderson"。High Level Ranters で今もコンサーティナ演奏家そ
して教師として活動している Alistair の 74 年作。本作に即した 28
曲収録の楽譜はイングリッシュ・スタイルのコンサーティーナを学ぶ生徒に人気。模範
演奏として最高の音楽。w.Dave Richardson,Tich Richardson,
Geoff Harris,Graham Pirt{見事なトラッド・シンギング!}。A.L.Lloyd の
オリジナル・ラーナー・ノート付。14トラックの 28 曲。74/2008 作。Free Reed)
*THE TRANSPORTS"The 1977 Ballad Opera By Peter Bellamy"a
(オーストラリアへの囚人の搬送の歴史的実話をもとに制作されたバラッド・
オペラ。発売年に"Folk Album Of The Year"に輝き、その 30 周年記念
に再リリース。w.June Tabor,Nic Jones,A.L.Lloyd,Martin Carthy,
Norma Waterson,Mike Waterson,Vic Legg,etc.ラストはボーナス曲で
Fairport による"Dance:The Convicts' Wedding"の豪快なエレクトリッ
ク・トラッドで幕。77/2008 作。Free Reed)
*THE TALE OF ALE
a
(副題"The Story Of The Englishman And His Beer"。もとは 1977
年に2枚組 LP で発売。イギリス人のビールにまつわる唄と物語りが約 50
曲。Sung by Peter Bellamy,Robin Dransfield,John Foreman,Vic
Grammon,Pam Gilder,Roy Harris,Eddie Upton,Peter Wood。77/
2007 作。Free Reed)
(CD/ENGLAND)
《VOICE OF THE PEOPLE シリーズ(Topic) 各 CD\2290》
*MY FATHER'S THE KING OF THE GYPSIES "Music of English & Welsh Travellers & Gypsies"
*MY SHIP SHALL SAIL THE OCEAN "Songs Of Tempest & Sea Battles, Sailor Lads & Fishermen"
*WE'VE RECEIVED ORDERS TO SAIL "Jackie Tar at Sea & On Shore"
*FAREWELL, MY OWN DEAR NATIVE LAND "Songs of Exile & Emigration"
*TROUBLES THEY ARE BUT FEW "Dance Tunes & Ditties"
*AS ME & MY LOVE SAT COURTING "Songs of Love, Courtship & Marriage"
*TONIGHT I'LL MAKE YOU MY BRIDE "Ballads of True & False Lovers"
*YOU LAZY LOT OF BONE SHAKERS "Songs & Dance Tunes of Seasonal Events"
*FIRST I'M GOING TO SING YOU A DITTY "Rural Fun & Frolics"
*IT FELL ON A DAY, A BONNY SUMMER DAY "Ballads"
*A STORY I'M JUST ABOUT TO TELL "Local Events & National Issues"
*RIG-A-JIG-JIG "Dance Music of the South of England"
*RANTING & REELING "Dance Music of the North of England"
*THERE IS A MAN UPON THE FARM "Working Men & Women In Song"
[CD/ENGLAND]
*OWL SERVICE:The View From A Hill
B
(Owl Service は Nancy Wallace をヴォーカルに据えた 7 人組ブリティッシュ・フ
ォーク&ロック・バンド。60 年代後半から 70 年代のブリティッシュ・フォークのファンは
感涙なしには聴けない心は一気にあの時代にタイム・スリップし、誰もが
ニンマリしてしまう音楽。全ての曲に参考音源{例えば"The Bank Of
The Nile"は Fotheringay","I Was A Young Man"は Albion
Country Band","Willie O'Winsbury"は Anne Briggs","The
Bold Poachers"は Martin Carthy,"The Ladies Go Dancing At
Whitsum"は Tim Hart&Maddy Prior,"Within Sound"は Shirley&
Dolly Collins 等}が記されあの時代の空気たっぷりのフォークやフォー
ク・ロックで悦ばせる。"The Lover's Ghost"では Mellow Candle の
Alison O'Donnell が素晴らしいヴォーカルで釘付けにもする。Nancy
Wallace のシンギングはあの時代の唄にぴったし。全 15 曲。
Rif Mountain)
*FAY HIELD:Looking Glass
A
(女性四人組アカペラ・グループの Witches Of Elswick の Fay Hield のデ
ビュー・ソロ。11 曲中 9 曲が伝統歌。その伝統歌は 70 年代、80 年代の LP か
ら彼女自身が多くを学んだレパートリーだという。そのことは June
Tabor を、またある時は Maddy Prior を想起させるシンギング・スタイルと
空気から推測できる。伴奏は Jon Boden{ギター、フィドル、コンサーティーナ/プ
ロデューサーでもある}と Bellowhaed の Sam Sweeney{フィドル、ニッケルハルパ、
ヴィオラ}の二人のみ。二人の演奏は必要最小限だが、イングランドのトラッ
ドの薫り高く絶妙で、凛とした Fay のシンギングを引き立てている。
疑いなくイングランドのトラッド・アルバムの王道を行く見事な女性トラッド・
シンギング・アルバムである。歌詞カードまでイングランド調。2010 作。Topic)
*BELLOWHEAD:Hedonism
B
(2004 年の結成以来、Bellowhead 旋風を巻き起こしているイングリッシュ・
トラッドの王者 Bellowhead の待望の新作。メムバーは John Spiers,Jon
Boden を要に Benji Kirkpatrick,Paul Sartin,Rachael McShane 等
イングランドのトラッド・シーンの重要人物を含む 11 人編成。Oyster Band の
快演で有名な伝統歌"New York Girls"で賑やかに幕開けし、伝統
歌の名曲"Yarmouth Town"で幕を閉じる彼らの本作はこれまで同
様彼らはイングランドのトラッドをベースにブラスも取り込み、大胆なアレンジ
でまるでお祭りバンド的大きさとおおらかさで新たなイングランドの
トラッドを創作する。その勢いはとどまるところ知らず。彼らの音楽
に心躍らぬ者はなし。2010 作。Navigator)
*BLOWZABELLA:Dance
B
(Andy Cutting,Paul James,Dave Shepherd,Barn Strading,Jon
Swayne,Jo Freya のラインナップの Blowzabella の新譜は Blowzabella
サウンドが炸裂するかつてなく躍動感あるライヴ演奏集。長い間忘れ
ていた彼らのエレガントかつシャープな音楽はかつての彼らの音楽を知
る者は鳥肌もので、中世ヨーロッパのダンス・ホールへと迷い込んだ印象だ。
この演奏そしてサウンドを真似出来るものはなし。メチャ凄い!2010 作。
Blowzabella)
*RAY COOPER:Tales Of Love,War & Death By Hanging
C
(Oysterband のチェロ奏者の Ray Cooper の初ソロは、自身のチェロ、ギター、マン
ドーラ、カンテレ等の伴奏の弾き語りを中心にしたブリティッシュ・フォーク/SSWスタ
イルのアルバムだが、昨年素晴らしいソロを発表した同じ Osterband の
John Jones の Rising Road と肩を並べる英国人気質と英国人的神
秘好みの美意識に裏打ちされた気骨ある予想外に素晴らしいソロな
のだ。June Tabor が最愛のシンガーらしいが、毅然として揺るぎない
ヴォーカルと自身が奏でる様々な薫りを放つ音楽は英国的ロマンティシズム
を強く感じさせる。Ray は半分スコットランド人の血を受け継ぐこともあ
って、スコットランドのバラッドや Robert Burns を心の唄のようにうたっ
てもいる。w.Patrik Andersson,Dil Davies,Olla Linder,Rowan
Godel。2010 作。ドイツWestpark)
*CHRIS WHILE AND JULIE MATTHEWS
:Hitting The Ground Running
C
(2009 年に BBC の Best Folk Duo 賞受賞のヴェテラン女性フォーク・デュオの新
作はいわばイングランドの女性デュオ・フォークの精華。それぞれのソロ・ヴォー
カルと二人のヴォーカルが織り成すハーモニーは活動暦 15 年以上のキャリアの正
に練り上げられた芯のしっかりした美しさ。そうした唄で酔わせ
つつ、数曲の唄{実際にその内の一曲は"The Darkside Wood"とい
う唄だが}では闇へと誘いもする。二人の、ある種母性愛的抱擁力
のある唄の数々をたっぷりお楽しみあれ。w.Howard Lees,Neil
Fairclough,Bryan Hargreaves。2010 作。Fat Cat)
*NANCY KERR & JAMES FAGAN:Twice Reflected Sun
B
(北イングランドのトラッド・スタイルを保持した Nancy&James のシンギングとフィド
ル、ブズーキ、ギターの伴奏は本作においても快調。とりわけ Nancy の北
イングランド流の凛としたシンギングは格別で、自作曲での豊かな詩情は、
James の表現力豊かなブズーキと Nancy の北イングランドの空気たっぷり
な緩急自在なフィドルの伴奏と相まって、孤高の輝きを放っている。
2010 年イングランド産トラッド・アルバムのベスト候補。2010 作。Navigator)
*A.L.LLOYD:An Evening With A.L.Lloyd
A
(本作は 1972 年、The Top Lock という名のフォーク・クラブでのライヴなのだ
が、意外に女性のようなソフトな声で語り、おもむろにうたい始める
A.L.の唄は表情豊かなシンギングとともにジワリジワリと酔いの境地へ
と誘われる。トラッド・ファンの宝物。全 17 曲。2010 作。Fellside)
*ELIZA CARTHY & NORMA WATERSON:Gift
A
(本作の大半は伝統歌。二人は余計な邪念を排除し、帰るべき伝統歌
に身を預けるように悠々とシンギングする。うたう心は広く、優しい。
名だたる共演者達も故郷の実家で、家族兄弟とふるさとの音楽を
楽しむかのように心からの音を奏でている。w.Martin Carthy,
Marry Waterson,Martin Simpson,Danny Thompson,Oliver Knight
,Saul Rose,Aidan Curran,Chris Parkinson,etc. 2010 作。Topic)
*TYDE:Tyde
B
(2009 年 BBC の"Young Folk"賞の決勝進出者で、今年一気に注目の
北イングランドの若きトリオ。メムバーは紅一点のシンガーでフィドル奏者の
Heather Gessey、ギター奏者の Seth Tinsley そしてアコ奏者の Andrew
Waite。三人は若いながら、アイリッシュ、スコティッシュ、ノーサンブリアンなどの曲を
ヴェテラン・センション・ミュージシャン並に演奏し、驚かせる一方で、紅一点の
Heather はノーサンブリアの伝統音楽への傾倒が色濃いフィドルの演奏とシ
ンギングで二人の演奏夢中野郎とは一線を画すトラッド・スタイルの音楽を
披露していて、トリオの音楽をしっかりしたものにしている。Heather
のシンギングも素敵。2010 作。Mrs Carsy)
*MEGSON:The Longshot
B
(イングランドのベスト・フォーク・デュオとして評判の Debbie&Stu Hanna の二人
組"Megson"の本作は新旧の労働者の暮らしにまつわる唄を集めた
アルバムで伝統歌と自作曲がほぼ半々。特筆すべきはイングランドの薫り
に充ちた二人のヴォーカル・ハーモニーの見事さ。2010 作。EDJ)
*MEGSON:Take Yourself a Wife
B
(イングランド北東部の伝統音楽に根ざしたフォーク・デュオの 2 枚目。2008 作。
EDJ)
*EWAN McLENNAN:Rags and Robes
A
(70 年代からの正統派トラッド・ファンはニンマリの、ヨークシャー出身で Martin
Simpson の門下生で、トラッド・シンガーの爽快デビュー作。シンギング・スタイル
は"Handful Of Earth"時代の Dick Gaughan 風。w.Jackie Oates{ヴ
ォーカル、ヴィオラ},Peter Tickell{Kathryn Tickell band。フィドル}。
2010 作。Fellside)
*MICK RYAN & PAUL DOWNES:Away In The West
A
(Mick Ryan との付き合いも Mick Ryan&John Burge からだからもう
32 年。Mick の力強く、かつ伸びやかなシンギングは今が旬と思えるほ
ど勢いがある。その勢いは彼のまろやかなシンギングとともに美しい
唄をさらに美しい唄にもしている。これぞトラッド・シンギングの見本と
言いたいほどだ。聴き惚れてばかり。w.Jackie Oates,Paul
Hutchinson。全 14 曲。2010 作。WildGoose)
*JOHN JONES:Rising Road
C
(Oysterband のヴォーカルの J.Jones の徹底してイングランド気質の気骨あ
るソロ。12 曲中 8 曲がトラッド曲だが、60 歳前後と思われる J.Jones のシン
ギングとポジティヴなトラッド・サウンドは、たくましく若々しい。長年イング
ランドのトラッド界の最前線で活動してきた自信と誇りに裏打ちされ
た野性的で気概溢れるシンギングは圧倒的。w.Seth Lakeman,Benji
Kirkpatrick,Ian Kearny,Alan Prosser,Al Scott,etc. 2009 作。
ドイツWestpark)
*LIZZIE NUNNERY:Company Of Ghosts
A
(2008 年 BBCラジオの"Best Newcomer"賞優勝の若き女性 SSW のファースト・
アルバム。Lizzie の唄は独特で、夢見る少女のような遊び心があって、
何とも愛らしく聴き手の心を弾ませる。独特なのは本人とプロデュ
ーサーの Vidar の二人ともが爪弾くウクレレとギターで、木漏れ日の心地よ
さというか、肌触りのよい手作りな響きが何とも何とも快い。全
12 曲。最後を飾る「アリスのための子守唄」{終わったと思ったら終わ
っていないので注意}で幕と同時に新たな夢の始まりへの幕開け
の唄にも聞こえる。2010 作。Fellside)
*ASKEW SISTERS:Through Lonesome Woods
A
(2007 年作でタムボリン・トップ・セラーの"All In A Garden Green"から 3 年
振りの二枚目。おやっ、Martin Hayes?!と勘違いしてしまう浮遊感
のある Emily のフィドルをフィーチャーしたモリス・ダンス曲で静かに幕開けする
姉妹の音楽はメドレーで続く Hazel のこの上なく美しく凛としたシンギ
ングという構成で早くもテンション急上昇。以後全体を通してイングランド
のダンス曲の楽しさを緩急自在に振りまきながら女性トラッド・シンギン
グの理想のトラッド・シンギングで酔わせ、釘付けにする。ベスト・アルバム当
確。2010 作。WildGoose)
*CHRIS WOOD:Handmade Life
B
(現在 Imagined Village で活動中で、イングランドを代表するトラッド・シン
ガーに成長した C.Wood の 2010 作。珠玉のブリティッシュ・トラッド/フォーク・アルバ
ム。本人から新作プロモーション用アート・カードををもらっています。ご注文
の皆様に差し上げます。2010 作。RUF)
*CHRIS WOOD:Albion
D
(副題"An Anthokogy"。ご存知イングランドを代表するトラッド・シンガーでフ
ィドル奏者 C.Wood の未発表音源曲一曲を含む 2 枚組編集 CD。共演者
或いはグループは Martin Carthy,Imagined Village,Andy Cutting,
Two Duo's Quartet,Karen Tweed,Karine Polwart,English
Acoustic Collective。2009 作。Navigator)
*TIM HART AND FRIENDS
:My Very Favourite Nursery Rhyme Record
B
(2009 年のクリスマス・イヴに天国へと旅立った Tim Hart が彼の三歳にな
る息子への贈り物として制作し、Music For Pleasure より 81 年に
発売された同タイトルのアルバムと 83 年に同レーベルより発売された
"Drunken Sailer And Other Kids Songs"を生前の Tim の希望で
Tim の孫達への贈り物として二枚組 CD にて再発。全 32 曲収録。演奏
する大人達は T.Hart,Maddy Prior,Bob Johnson,Rick Kemp,John
Kirkpatrick,BJ Cole,Davy Spillane,Melanie Harold,Lea
Nicholson,etc.81/83/2009 作。Park)
*FOLK AWORDS 2008
D
(2008 年 BBC Radio2 のフォーク賞各部門にノミネートされたシンガー/グループ
{Bella Hardy,Lisa Knapp,Martin Simpson,Lau,Blowzabella,
Bellowhead,Kate Rusby,Ricahard Thompson,Jackie Oates,
Rachel Unthank,Imagined Village,Julie Fowlis,Jez Lowe,Show
Of Hands 他}の3枚組 CDセット。内1枚は Young Folk 賞受賞者6シンガ
ー/ミュージシャン/グループのライヴ盤。2008 作。Proper)
*IAN KING:Panic Grass & Fever Few
B
(Shirley Collins が「"This is English folk music for the 21st
century!」と言ったという期待の新星。"Adieu To Old England",
"Death and The Lady"他全 13 曲。 2010 作。Fledgling)
*THE IMAGINED VILLAGE:Empire & Love
C
(近未来?トラッドを創作する Imagined Village の奔放な二枚目。メムバ
ーは、Martin Carthy,Eliza Carthy,Chris Wood,Simon Emmerson,
Barney Morse Brown,Sheema Mukerjhee,Johnny Kalsi,Andy
Gangadeen,Ali Friend そして Simon Richmond の十名。リード・ヴォーカ
ルを担うは、M.Carthy,E.Carthy,C.Wood,S.Mukerjhee。2010 作。EC&C)
*HANNAH JAMES & SAM SWEENEY:Catches & Glees
C
(滅茶苦茶最高のイングランドの男女の新人デュオだ。Hannah がヴォーカルの
他アコとダンスをそして Sam がフィドル、ヴィオラ、バグパイプ、ニッケルハルパを担
当。曲目はイングランド各地の伝統歌とダンス曲なのだが、Hannah のシンギ
ングは美しく可憐でもあるのだが、芯の部分はイングリッシュ・トラッド的な
頑なさや潔さがしっかと根付いている。その媚を売らない毅然と
したシンギングの気持ちよさと二人が編み上げるスキップするように軽
やかな音楽の快楽さとワクワク感は言葉では言い表せない。2009 作。
Root Beat)
*THE HUT PEOPLE:Home Is Where The Hut Is
A
(1999 年 BBC の"Young Folk Award"受賞の 422 のアコ奏者の Sam Pirt と
パーカッション奏者の Gary Hammond の二人組による本作は、言うなれば
気ままな音楽の旅。イングランドからシェトランド、海を越えてバスク、フィンラン
ドそしてルイジアナ、ブラジルまで。音楽は気まま風だが、おかしなくら
いその原産地の風味を発散させている。2009 作。Fellside)
*DAMIEN BARBER・MIKE WILSON:Under The Influence
A
(2010 年 BBC2"Folk Awards"の"Best Duo"入賞。70 年代の英国トラッド・
ファンへの推薦盤。Damien と Mike は Damien が奏でるコンサーティーナやギターが
英国トラッドの土臭さを立てる中、Peter Bellamy や Dick Gaughan や
Ewan MacColl 等のアルバムで覚えた唄を当時の彼らのシンギングの気概
をそのままエネルギーとして、奮起して毅然とシンギングする。ジャケットは
70 年代の LPジャケット風。2009 作。Demon Barber Sounds)
*ROGER WATSON:Past And Present
A
(Muckram Wakes、New Victory Band を経て、トラッド・シンガー兼ジャバラ奏
者としてソロ活動の道を歩むヴェテランの R.Watson の本作は、何とも心
安らぐトラッド・シンギングとダンスの快楽さを保持した心身を芯からほ
ぐしてくれる唄と音楽。滋味豊かなイングランドの香り漂う唄と音楽。
w.Jackie Oates&Tim Walker。2009 作。WildGoose)
*BELSHAZZAR'S FEAST:Frost Bites
A
(2010 年 BBC2"Folk Awards"の"Best Duo"入賞。イングランドのトラッド界
の二匹の若獅子 Paul Sartin{ヴォーカル、フィドル、オーボエ}と Tom Paul
Hutchinson{アコ}のによるクリスマス音楽。2009 作。WildGoose)
*BELSHAZZAR'S FEAST:The Food Of Love
B
(スタジオ録音とライヴ録音の 2 枚組。本作は正に極上のイングランドのダンス
音楽とトラッド・シンギング・アルバム。二人が奏でる音楽はイングランドのダン
ス曲の風合いをキープしつつ、他のモリス・ダンス・タイプの有名どころとは
気高さと優雅さで上を行っている。2008 作。WildGoose)
*DARWIN SONG PROJECT - Shrewsbury 2009
B
(フォーク・フェスティヴァルで企画されたスコットランド、イングランド、アメリカのトラッド・シン
ガーや SSW によるユニークなコラボレーション。ライヴ・アルバム。メムバーは 8 名。Chris
Wood,Karine Polwart,Jez Lowe,Emily Smith,Krisa Detor,
Rachael McShane,Mark Erelli。一人から四人のグループで、一曲一
曲をコラボする。最後は 8 人全員でシンギングの競演で幕。全 17 曲。2009
作。Shrewsbury Folk Festival)
*JON BODEN:Songs From The Floodplain
B
(2010 年 BBC2"Folk Awards"の"Best Singer Of The Year"入賞。P34
の写真・歌詞ブックレットの限定盤。本作はトラッドのメロディを借用した自
作の唄が中心で、ギター、コンサーティーナ、メローディオン、ドラムス、バグパイプなど
の英国トラッド臭わき立つ中、持ち前の威風堂々たるシンギングで釘付
けにする。徹頭徹尾 Jon らしさが煮詰められたイングランドの気品と香
り立つ傑作。2009 作。Navigator)
*BELLOWHEAD:Matachin
B
(2010 年 BBC2"Folk Awards"の"Best Group"入賞。P32 のブックレット付デ
ラックス・エディション限定盤を販売。イングランドのトラッド・シーンの若獅子達 11 名
によるスーパー・トラッド・バンドの 2 枚目。Jon Boden&John Spiers と
Faustus の Benji Kirkpatrick と Paul Sartin を中心に外堀を管楽
器やバグパイプやパーカッションで固めたお祭りバンド。イングランドのトラッド
の可能性を大きく押し広げる頼もしい演唱の数々だ。2008 作。
Navigator)
*SPIERS & BODEN:Vagabond
B
(Spiers&Boden の本作は一瞬たりとも耳が話せないまさに感電死級
のイングリッシュ・スタイルのトラッド音楽でモリス音楽を含めたかれこれ 40 年の
イングランドのトラッド音楽の金字塔的傑作。蛇足ながら、6トラック目で"Mary
Anne"をうたってるのだが、実はこの唄は SSW の Shep Cooke が彼の
2 枚目でうたっていて、聴いていると私の頭の中で Shep のうたが重
なって流れてくる。2008 作。Navigator)
*UISCEDWR:Fish Cat Door
C
(オリジナル・メムバーの Anna Esslemont{ヴォーカル、フィドル}&Cormac Byrne{バ
ウロン、パーカッション}に Karen Tweed{アコ}と James Hickman{ギター}が加わ
った Uiscedwr の 2009 作。フィドルとアコとバウロンとギターの妙技が冴えて、
最高にグル-ヴィーなダンス曲を繰り広げる。数曲で聴ける Anna 嬢のヴ
ォーカルは純情無垢な可愛らしさ。2009 作。Yukka)
*VICKI SWAN・JONNY DYER:Gleowien
A
(父親がスコットランド人で母親がスウェーデン人の Vicki は双方の伝統性を身
に付け、本作ではスモール・パイプス{バグパイプは Hamish Moore,Davie
Taylor,Gary West に師事}の演奏とニッケルハルパの演奏、そして双方の
伝統歌をうたう。相方の Johnny は幅広い音楽性を持つギター・チャンピ
オン。本作では微細かつダイナミックなギターで Vicki のヴォーカルと演奏とを
飾る演奏、そしてヴォーカルを披露する。二人の英国的品位を漂わす
ヴォーカル・デュエットは何とも心地よい。2009 作。WildGoose)
*FOLK FOR MS "Generosity"
A
(20 年の活動暦という FfMS{Folk For MS}支援のための編集 CD。Jez
Lowe,Barry Dransfield,Pete Coe,Dave Burland,Harvey Andrews,
Roger Watson,Tom & Barbara Brown,Askew Sisters,Johnny
Coppin,Vin Garbutt,Huw&Tony Williams,Cosmotheka,Roy Bailey
&John Kirkpatrick,Artisan,Cockersdale,Mike Nicholson 他提供
による全 20トラック。2009 作。WildGoose)
*MAWKIN・CAUSLEY:The Awkward Recruit
B
(2010 年 BBC2"Folk Awards"の"Best Group"入賞。James and David
Delarre,Danny Crump,Alex Goldsmith の 4 人組 Mawkin に、今イングラン
ドの若手トラッド・シンガーの中で、今最も伝統歌の心がうたえると評判
の Jim Causley{Under One Sky/Devil's Interval}が加わった、今
最も華のあるトラッド・グループ。Jon&John 的なイングリッシュ・スタイルのトラッド
のコアに向かうトラッドで歓喜させ、ヴォーカルを中心にグループとして多彩
なイングリッシュ・スタイルのトラッドで心遊ばせる。今が旬。2009 作。Navigator)
*BRASS MONKEY:Head Of Steam
A
(Martin Carthy,John Kirkpatrick,Martin Brinsford,Roger
Williams,Paul Archibald から成るイングランドを代表するスーパー・トラ
ッドトラッド・グループの Brass Monkey の新作。今回も古い楽譜やシリンダ
ー録音などから人々の唄や音楽を見つけてきて、Brass Monkeyサウン
ドと Martin Carthy と John Kirkpatrick のまさに悠々としたシンギ
ングで伝承歌の時代へとタイム・スリップさせる。横綱級。2009 作。Topic)
*JOHN KIRKPATRICK:The Dance Of The Demon Daffodils
B
(2010 年 BBC2"Folk Awards"の"Musician Of The Year"入賞。ヴェテラン・
アコ奏者の J.Kirkpatrick の本作は全曲自作曲。何といっても、イングラ
ンドのダンス曲のツボを知り尽くした彼のジャンプ力のある演奏は見事
としか言いようがない。アコという楽器がリズム楽器であることを身
をもって実証している。2009 作。Fledg'ling)
*MOULTON MORRIS MEN:Where The Pavement Ends
A
(1972 年に結成されたモリス・ダンス・バンドの 1979 年制作のアルバム{Dave
Pegg&Simon Nicol のプロデュース}に 4 曲のボーナス・トラック加えて再発。全
20トラック。当時 Melody Maker 誌のフォーク・チャート1 位。メムバーは Simon Care,
Gareth Turner,Guy Fletcher,Dave Jolly,Gareth Warren で、その
後モリス音楽の分野、特に革新的分野で大活躍するツワモノ揃い。ライヴ感
たっぷりで、モリス音楽の楽しさと醍醐味をたっぷり聴かせるモリス音
楽の名作。2009 作。Talking Elephant)
*MARY HUMPHREYS AND ANAHATA:Cold Fen
A
(副題"Traditional English Songs And Tunes Collected In And
Around The Fens"。東アングリア地方で活動する Mary{ヴォーカル、コンサーティ
ーナ、バンジョー}と Anahata{各種メローデイオン、コンサーティーナ、バグパイプ、コーラス}
の二人組による本作は、イングランドの伝承歌本来の語り継ぐ唄の真
髄をイングランドのダンスのリズムを隠し味に穏やかに披露する。素晴ら
しきイングランドの伝承歌の世界だ。2009 作。WildGoose)
*ANDY MAY:Happy Hours
A
(Jez Lowe Band のメムバーで若手ノーサンブリアン・パイパーの筆頭格の A.May
の本作はまさに空を羽ばたく勢い。一曲一曲に彼の思い入れが込
められた様々な表情のパイプ演奏が楽しめる。2009 作。Fellside)
*JIM MORAY:Jim Morray
A
(2003 年作のデビュー作は「"Liege&Lief"以来の最重要作」と評価され
話題を呼んだが、前作同様オタク趣味に徹した Jim にしか創作出来な
い Jim 印の耽美なイングランドのトラッドの世界。"全てが夢の中"。病み付
き保証。2006 作。Niblik)
*THE NAVVY'S WIFE
D
(2 枚組。「人夫の妻」と題された本作は、アイルランド系イギリス人トラッド・シン
ガーの Mick Ryan によるフォーク・ドラマ。イギリスで鉄道や運河や道路の建
設に携わったアイルランド移民の苦難や悲哀や希望や楽しみや喜びを
アイリッシュやイングリッシュ・トラッドのスタイルでうたい、音楽を付けた大作。本作
に参加したシンガーは M.Ryan,Jackie Oates,Paul Downes,Judy
Dunlop,Heather Bradford,Roger Watson。2008 作。WildGoose)
*THE MARTIN GREEN MACHINE "First Sighting"
B
(Lau のアコ奏者 Martin Green のやりたい放題の実験音楽。ボーダレスな
彼の音楽性からある程度想像していたが、やはりジャンル分け困難な
実験的でユーモラスでお遊び感覚のクロスオーヴァー音楽。色彩感豊かで、遊園
地音楽とでも言いたい音楽。彼はほっま遊び好きやな。子どものま
まの感性の音楽家。w.Inge Thomson,Barnaby Stradling,Tom Cook
,etc.2009 作。Navigator)
*GRAHAM & SAM PIRT:Dance Ti' Thee Daddy
A
(母親の膝の上で覚えたという伝承歌などのノーサンバーランドのトラッドや
そこで出逢ったトラッドなどを中心にした唄や音楽を父息子の親子
でコンサーティーナ&アコーディオンの伴奏で演唱したもの。シンギングは驚くほど
丁寧で穏やか。時の流れから隔離されたようなイングランド東北地方
の穏やかなトラッドの世界だ。。2008 作。Fellside)
*SIMON CARE:Oh What A Caper
A
(イングランドのダンス音楽シーンで、イングランドを代表する百戦練磨のメローデ
ィオン奏者の編集 CD。Whapweasel,The Lark Rise Bnd,The Albion
Christmas Band,Edward 11,The Morris On Band など全 15トラック。
2008 作。Talking Elephant)
*RUBUS:Rubas
A
(Rubus は Emily Portman 嬢がリード・ヴォーカルのイングランドの若きトラッド・
バンド。11 曲中 10 曲が伝統歌。Emily のシンギングは往年のイングランド女
性のトラッド・シンガー・タイプの硬質で、凛として孤独感を漂わせる。音楽
的には 70 年代風で、どこか Pentangle 的というか、雑多な音楽性を
持っていて、独特な暗さと土臭さのあるイングランドのトラッド・サウンドを
体現している。2008 作。WildGoose)
*ELIZA CARTHY:Dreams Of Breathing Underwater
A
(「Eliza Carthy 読本」付。以下読本より。『イライザの最新作はイライザと
ベン・イヴィツスキーの共同プロデュースで彼女のアルバムの中でもこれまで以
上にチャレンジ精神旺盛な意欲作になっ ている。昨年発売され話題に
なった"The Imagined Village"の参加や BBCラジオのいくつかのワール
ド・ミュージックを含むレギュラー番組の出演或いはまた昨今のサルサ・ケルティカ
のような様々な分野の音楽家との共演や参加などの音楽的刺激も
少なからず本作の意欲を後押ししているかも知れない。もちろん
イングランドのダンス音楽を用いた音楽やマウス・ミュージック風ヴォーカルもある
が、これはトラッドという枠を取り払い、今、イライザが追求したい音楽
を自由に追い求めた音楽で、挑発的だったり、思いっきり夢想的だ
ったり、旅気分だったりする。いわば、イライザの空想的な夢音楽と言
えそうな音楽だ』{船津}。w.Jon Boden,John Spiers,Martin Green
,Eddie Reader,etc. 2008 作。Topic)
《イライザ・カーシー読本》非売品
※Eliza Carthy/Dreams Of Breathing Underwater ご購入の皆様
に差し上げます。
☆イライザ・カーシーの音楽の軌跡
白石和良
☆イライザ版「鞘とナイフ」とその周縁
殿井 博
☆イライザの空想的な夢音楽~目指すは英国スタイルのポピュラー音楽
~「イライザ・カーシーの新作"Dreaming Of Breathing Underwater"
を聴いて」+「イライザ新作を語る」~
船津 潔
☆ディスコグラフィー
*MADDY PRIOR & THE CARNIVAL BAND
:Ringing The Changes
C
(半ばクリスマス・アルバムのための Maddy のグループと化している?Maddy&
Carnival Band のクリスマス・アルバムは音楽的に色とりどり。従来の Maddy
のヴォーカルをメインに据え、イングランドの伝統音楽&古楽志向をベースにし
つつ、お祭り的要素をふんだんに取り入れている。2007 作。Park)
*JACKIE OATES:Jackie Oates
A
(2010 年 BBC2"Folk Awards"の"Folk Singer Of The Year"入賞の今
やイングランドを代表するトラッド・シンガーの Jackie 嬢のトラッドの芳香に充
ちた初々しいデビュー作。2006 作。Hands On Music)
*FAUSTUS:Faustus
B
(Bellowhead の Benji Kirkpatrick{ヴォーカル、ギター、ブズーキ}&Paul
Sartin{ヴォーカル、フィドル、オーボエ}に Eliza Carthy の相棒で Waterson
Carthy でイングランドのベスト・メローディオン奏者の Saul Rose から成る新生
Faustus の 2008 作。Navigator)
*BENJI KIRKPATRICK:Boomerang
B
(John Kirkpatrick の息子で Bellowhead,Faustus の Benji のソロ。1 曲
を除き全曲 Benji のオリジナルで占められた本作は Bellowhead でのパ
ワーをそのまま自身のソロに注入したような気骨あるブリティッシュ調 SSW
アルバム。John Kirkpatrick&Sue Harris のご両親もバックアップ。2008 作。
Navigator)
*BENJI KIRKPATRICK:Half A Fruit Pie(2004 作。Fellside)
A
*THE MAERLOCK:Sofa
A
(Royal Northern College Of Music で出会って結成された女性 2 名
と男性 3 名の若きトラッド・グループのデビュー作。Lau の Aidan O'Rourke
が「独創的で力強いアンサンブル・サウンド」と評。2008 作。Fellside)
*LEON ROSSELSON:Turning Silence Into Song
A
(Leon 氏の社会風刺や機知に飛んだ唄は老いてもなおかくしゃくと
してハツラツ。そんな自由な唄を Martin Carthy がご機嫌なギターで
踊るようにバック・アップする。聴き手を笑わせながら、社会の不条理
を説く Leon のようなシンガーはそうはいない。w.Frankie Armstrong,
Miranda Sykes,Robb Johnson,Jody Stecher,etc. 2004 作。Fuse)
*PETA WEBB:The Magpie's Nest
A
(CD-R。元 Oak でイングランドのトラッド・シンガーとして有名な Peta の 89 年作
の2枚目。母方がアイルランド系の Peta は Margaret Barry や Brigid
Tunney や Sarah Makem 等の唄も親しんでいた。で本作は Peta が唄う
アイリッシュ・ソング集。タイトル曲を含め全 14 曲でのシンギングは Peta 流で孤高。
89/2003 作。Musical Traditions)
*FROM PUCK TO APPLEBY
\2980
(DVDサイズ特殊ケース入デジタル編集2枚組 CD-R。副題"Songs Of Irish
Travellers In England"。1973~85 年録音のロンドン周辺のアイリッシュ・ト
ラヴェラー達によるバラッドや唄や話等全 45トラック。P38 の解説書付{解説、
歌詞、曲目解説}。2003 作。Musical Traditions)
*COOPE,BOYES AND SIMPSON:Triple Echo
C
(副題"Songs Collected by Ralph Vaughan Williams,George
Butterworth and Percy Grainger"。約 100 年前のフォーク・ソングの収集
家の3名のコレクションから 17 曲をアカペラ・トリオの CB&S がイングランド・スタイルの
シンギングの薫り高く毅然とうたったもの。"Bushes And Briars"や
"Lovely On The Water"ほか。2005 作。No Masters)
*ARTISAN:Searching For Yorladale
C
(副題"Songs Of The Yorkshire Dales From The Words Of
Yorkshire Poet,Dorothy Una Ratcliffe,With Music By Brian
Bedford"。1988 作。Bedspring Music)
*ARTISAN:Live
C
(2002 年アメリカの WFMT Radio でのライヴ。30トラック。2005 作。Bedspring
Music)
*VIVIEN ELLIS:The Dawn Songs
A
(中世音楽とトラッドの両方に造詣が深い Vivien は Alva 時代同様本作
でもスコットランド民謡、アイルランド民謡、中世音楽、アパラチア民謡、宗教歌に
加えてサンバ・スタイルの 15 世紀イベリア起源の唄やブルガリア民謡等を極力
素朴な美しさを追い求めたかのような凛とした清涼なヴォイスとブ
ルガリア民謡等その民謡固有の味わいを強くしたヴォイスとで唄の世界
を旅するように唄う。2006 作。Bautiful Jo)
*MAGPIE LANE:Knock At The Knocker,Ring At The Bell
A
(副題"Carols,Songs & Tunes For The Christmas Season"。Andy
Turner,Ian Giles,Marguerite Hutchinson,Mat Green,Sophie
Polhill に Benji Kirkpatrick に代わり新加入のギター&ブズーキ&ヴォ
ーカルの Jon Fletcher から成るイングリッシュ・トラッド・シンギング&ダンス・バンド
の Magpie によるイングランド産トラッド・アルバムとしてまたクリスマス期の唄と
音楽のアルバムとして金字塔的名盤。2007 作。Beautiful Jo)
*MAGPIE LANE:Six For Gold(2002 作。Beautiful Jo)
B
*THE YORK WAITS & DEBORAH CATTERALL:Yule Riding
C
(副題"Music For The Twelve Days"。1977 年結成の中世・ルネサンス音楽
グループにソプラノの Deborah 嬢が参加して制作されたクリスマス・アルバム。ル
ネサンス音楽の空気をたっぷり含んだ各種吹奏楽器の音色がカラフルで厳
かで気高い全 26トラック。多種の吹奏楽器の多様なアンサンブルを楽しむの
も良し。P20 のブックレット付。2004 作。Beautiful Jo)
*MIDWINTER
\8900
(副題"A Celebration Of The Folk Music & Traditions Of
Christmas & The Turning Of The Year"。P156 の解説本付4枚組
ボックスセット。イングランドの著名フォーク&トラッド・シンガー大集合。クリスマス期音楽
の集大成。2006 作。Free Reed)
*BRAM TAYLOR:The Night Is Young
A
(トラッド、フォークの垣根なしに心に響く唄をうたい続ける B.Taylor の唄
はシンガーとしての心の広さと信念とを感じずにはいられない。ヒューマ
ニティーある美しい唄に敬意を表しつつ、そっと新たな命を吹き込ん
でいる。感動のトラッド/フォーク・アルバム。 w.Steve Lawrence,Linda&
Susan Adams,etc. 2004 作。Fellside)
*BRAM TAYLOR:Song Singer
A
(84 年のデビュー作から変らぬ誠実な唄。Jean Ritchie のゴスペル風アカ
ペラやアパラチアのラヴ・ソングやアイルランドの滑稽な民謡や Judith Haswell
の息子との別れの唄等時空を超えて、人々の悲喜こもごもの唄を
清い心で素直にうたって聴かせる。唄の力を教えてくれる Bram の
心からの唄達、そして心をほぐし、浄化してくれる唄達。フォーク・ソング
の原点。2007 作。Fellside)
*KATHRYN TICKELL BAND:Instrumental
C
(Kathryn のノーサンブリアン・スモールパイプスとフィドルが滅茶苦茶見事な飛びっ
きりの 2007 作。Band としての前作も素晴らしかったが、本作もパイ
プの鮮やかさと表現力の豊かさと多彩さに満ちた音楽に心躍らさ
れる。2007 作。Park)
*KATHRYN TICKELL+CORRINA HEWAT:The Sky Didn't Fall
C
(ノーサンブリアン・スモールパイプス&フィドルの K.Tickell と先進的ハープの Corrina
のデュエットはスコットランドとノーサンバーランドの伝統回帰かつ女性的優美さ
に包まれた音楽。二人は思い出の曲や馴染み深い曲を慈しむよう
に演奏し、唄う。2006 作。Park)
*THE RADIO BALLADS "The Song of Steel"
B
(1950 年代に Ewan MacColl と Charles Parker のプロデュースで BBCラジオ
で放送された"Radio Ballad"シリーズの 2006 年版"Radio Ballad"。
副題"Stories Of The Men And Women Who Worked In The Steel
Industry In The Don Valley"。2007 作。Gott Discs)
*THE RADIO BALLADS "Thirty Years Of Conflict"
B
(1950 年代に Ewan MacColl と Charles Parker のプロデュースで BBCラジオ
で放送された"Radio Ballad"シリーズの 2006 年版"Radio Ballad"。
副題"Stories From Three Decades Of Sectarian Conflict In
Northern Ireland"。Tommy Sands,Karine Polwart,Julie Mathews
,Jez Lowe 等による 10 曲。2006 作。Gott Discs)
*THE RADIO BALLADS "The Ballad Of The Big Ships"
B
(1950 年代に Ewan MacColl と Charles Parker のプロデュースで BBCラジオ
で放送された"Radio Ballad"シリーズの 2006 年版"Radio Ballad"。
副題"Stories From The Shipbuilders Of The Tyne And The
Clyde"。John Tams,Karine Polwart,Jez Lowe 等による 14 曲。2006
作。Gott Discs)
*NIC JONES:Penguin Eggs(不滅名盤。80 作。Topic)
A
*NIC JONES:Game Set Match
A
(Martin Carthy,Shirley Collins,Martin Simpson 等の音源提供で
完成した N.Jones の 70 年代後半のライヴを収録した CD。全 15 曲。
2006 作。Topic)
*ANNE BRIGGS:A Collection
A
(Decca 盤"Edinburgh Folk Festival 1&2"から2曲と Topic の音源
から 20 曲の計 22 曲入。P36 のブックレット。99 作。Topic)
*BOB FOX:The Blast(2006 作。Topic)
A
*BOB FOX:Dreams Never Leave You
A
(ヴェテラン・トラッド・シンガー、B.Fox の本作は、何と Fairport がバックを固め
た瑞々しいもの。Bob 自身 Fairport とのノリのよい付き合いを楽しむ
かのように伸びやかな唄を披露する。2000 作。Woodworm)
*SIMON MAYOR&HILARY JAMES:Duos
B
(魅惑の個性的なトラッド・シンガー、Hilary とマンドリン音楽の道を探求する
Simon のそれぞれの魅力が半々収められたライヴ集。録音は 1999~
2000 年。2001 作。Acoustics)
*SOD'S OPERA:Come On Lads...
B
(副題"Canteen Songs Of World War Two"。95 作。Beautiful Jo)
*ROUND CAPE HORN
A
(副題"Traditional Songs Of Sailors,Ships And The Sea"。Ewan
MacColl,Frankie Armstrong,A.L.Lloyd,Peter Bellamy,Cyril
Twaney,Watersons,Mike Waterson,Roy Harris,Louis Killen。98
作。Topic)
*JOHN KIRKPATRICK:Carolling&Crumpets
C
(J.Kirptarick の各種ジャバラの奏き語りクリスマス・アルバム。2006 作。
Fledg'ling)
*JOHN KIRKPATRICK・CHRIS PARKINSON:
The Sultans Of Squeeze
B
(ジャバラの巨人お二人によるジャバラ二重奏パーティー!2005 作。
Fledg'ling)
*JOHN KIRKPATRICK:Orlando's Return
B
(副題"53 English Traditional Tunes"。メローディオン、コンサーティーナ、アコーデ
ィオンによるダンス曲集。息子 Benji のギター&ブズーキでサポート。2000/2003
作。Molly)
*JOHN KIRKPATRICK:Carrick's Delight
B
(副題"48 English Traditional Tunes"。メローディオン、コンサーティーナ、アコーデ
ィオンによるダンス曲集。息子 Benji のギター&ブズーキでサポート。2000/2003
作。Molly)
*GRAHAM METCALFE
:Songs From Yorkshire And Other Civilisations
A
(1996 年作が CD 再発。Dave Burland の名作"The Dalesman's Litany"
{偶然にも1曲目で"Dalesman's..."を取り上げているが}を想起
させる見事な無伴奏トラッド・シンギングの世界だ。正にトラッド・シンギング
の真髄。全 14 曲。96/2005 作。WildGoose)
*ABBIE LATHE:Avebury(2003 作。Park)
C
*SHINING BRIGHT
A
("The Songs Of Lal&Mike Waterson"。Performed by Maddy Prior,
Norma Waterson,Eliza Carthy,Richard Thompson,Linda&Teddy
Thompson,Blue Murder,Dick Gaughan,Helen Watson,Billy Bragg,
Martin Carthy,Christy Moore,Christine Collister&Oliver
Knight,etc. 2002 作。Topic)
*ALONG THE COALY TYNE "Old And New Northumbrian Songs" A
(全 22 曲。Louis Killen,Johnny Handle,Tom Gilfellon,Colin Ross,
Alistair Anderson。98 作。Topic)
*LYRA CELTICA:Lyra Celtica
C
(ノーサンバーランドのトリオ。メムバーは元 JSD Band のフィドラーの Chuck Fleming
に"Young Traditional Musician Of The Year"賞受賞者の名アコ奏
者の Lynn Tocker にバウロン他名打楽器奏者の Frank McGuire。Lyra の
緩急自在なアコを要に Chuck と Frank がかぶさるスタイルでノーサンバーランド、
アイルランド、スコットランドのトラッドを硬軟織り交ぜて楽しませる。2005 作。
Lyra Celtica)
*JON LOOMES:Fearful Symmetry
A
(若きトラッド・シンガーでギター奏者の Jon はイングランドのトラッド・ソングとダン
スの伝統をばっちりキープした生え抜き。音楽性とギターのスタイルは多く
の部分で Martin Carthy と重なるが若い分、勢いがある。w.Paul
Scourfield{メローディオン},Michael Beeke{リコーダー、イングリッシュ・パイプス}
,Philip G.Martin{ハーディー・ガーディー}。2005 作。Fellside)
*CROSS CURRENT:Momentum
B
(北イングランドからフレッシュ・デビューの女性3名と男性2名{出身地はイン
グランド、ノーサンバーランド、アイルランド}の若き5人組。バンジョー、ギター、ブズー
キ、フルート、フィドル、ヴィオラによる演奏はイングランド、ノーサンバーランド、スコットランド、
アイルランドの音楽がクロスしたフレッシュでグルーヴ感ある音楽。音楽の質も完
成度も高い。加えて男女のシンギングも気高く清楚で模範的。2005 作。
CrossCurrent)
*JOLLY JACK&FRIENDS:Rolling Down To Old Maui
A
(Steve Turner,Richard Grainger,Barry Skinner,Linda Adams,
Patti Reid 他のトラッド・ヴォーカル・グループ。99 作。Fellside)
*TICKLED PINK:Terpsichore Polyhymnia
A
(Simon Care,Guy Fletcher,Bob Kay,Trevor Landen,Gerald
Claridge,Mark Hutchinson のラインナップの最強のフォーク・ロック・バンド。
2005 作。Talking Elephant)
*WHAPWEASEL:Skirl Naked
B
(98 年作の1枚目。5人組で Dave Ainsley のメローディオンを中心にこじ
んまりとまとまったエレクトリック・カントリー・ダンス。3枚目のショック後聴くと
初々しく端正な印象。Old Swan と Tiger Moth の中間的。Produced
by Rick Kemp。Whapweasel)
*WHAPWEASEL:Burn
B
(サックスの Fiona と Stuart が加入し7人組になった Whapweasel の限り
なく3枚目に近い2枚目。何といってもアコが抜群!Produced
by Rick Kemp。2000 作。Whapweasel)
*WHAPWEASEL:Relentless
B
(英国各地のフォーク・フェスで大人気の8人組エレクトリック・カントリー・ダンス・バンド
の3枚目。2003 作。Whapweasel)
*JACQUI McSHEE'S PENTANGLE:Passe Avant
C
(メムバーは Jacqui McShee{ヴォーカル},Gerry Conway{ドラムス},Spencer
Cozens{キーボード},Alan Thomson{ベース},Jerry Underwood{サックス}。
ゲスト:John Giblin,Miles Bould。99 作。Park)
*JACQUI McSHEE'S PENTANGLE:Feoffees' Lands
C
(98 年作"Passe Avant"から7年振りの 2005 年作。メムバーは Jacqui
McShee,Gerry Conway,Spencer Cozens,Alan Thomson,Gary Foote
。ゲスト:David Hughes,Martin Barre,Leah McShee Jackson。2005 作。
GJS)
*ED RENNIE:Narrative
A
(一人ギター、シターンを爪弾き唄うトラッドの数々はとても自然。唄によっ
ては Martin Carthy を想起させる味わいのものもあるが、Ed のシンギ
ングには暖炉の温もりのようなものが感じられる。いい人のいい音
楽だ。2004 作。
Fellside)
*HEKETY:Furze Cat
A
(あの Crucible のメムバー4名の内3名がメムバーのイングリッシュ・ダンス・バン
ドの Hekety のイングランド各地の勢いあるダンス曲のオンパレード。凄くか
っこいい。2004 作。WildGoose)
*WATERSON・CARTHY:Holy Heathens And The Old Green Man
A
(クリスマス期のキャロルや伝承歌を中心に選曲された Norma&Eliza
Watersons,Martin Carthy,Tim Van Eyken の Waterson:Carthy のアル
バム。ヴォーカル・グループ"Devil's Interval をゲストに迎え、めでたい日
の健やかな合唱を中心にした Watersons 家の伝統回帰のシンギング・
アルバム。2006 作。Topic)
*NORMA WATERSON:Norma Waterson
A
(w.Eliza&Martin Carthy,Richard Thompson,Danny Thompson,
Roger Swallow。96 作。Hannibal)
*MARTIN CARTHY AND DAVE SWARBRICK:Life And Limb
\1580
(ミッドプライス盤にて発売になりました。90 作。Topic)
*MARTIN CARTHY AND DAVE SWARBRICK
:Both Ears And The Tail
A
(ご存知 1966 年 Nottingham の Folkus Folk Club でのライヴ。Swarb が
Fairport に加入する 69 年までの3年間 Martin&Dave で活動。ほとん
どのナムバーは Martin の初期のアルバムに収録されてはいるが、ここで
は全曲編曲され直された形で即興性高く演奏されていて、臨場感
抜群。2001 作。Gadfly)
*MARTIN CARTHY AND DAVE SWARBRICK:Skin And Bone
A
(92 作。Topic)
*MARTIN CARTHY:Second Album
A
(w.Dave Swarbrick。"Farewell Nancy","Lord Frankkin"他全 13 曲。
66 作。Topic)
*WATERSONS:Mighty River Song
\8680
(英国フォーク・リヴァイヴァルの重要トラッド・グループの 40 年の活動の集大成
4枚組 CD&1DVD{以前 VHS 版で発売の Watersons のドキュメンタリー・ビデ
オ"Traveling For A Living"の PAL 方式 DVD。DVDドライヴ付パソコン再生
可能。懐かしい画像!}のボックス・セット。Watersons から Eliza Carthy
{Peter Bellamy with Watersons も}まで希少録音、ライヴ、未発表曲
多数を含む 86 曲入。家庭やコミュニティーで愛され、受け継がれている素
朴なフォーク・ソング集。P52 の貴重写真多数挿入解説書と完全ディスコグラフ
ィー・ポスター付。調査&編纂:David Suff。英国フォークの宝。2004 作。Topic)
*WATERSONS:The Definitive Collection
\1880
(過去 30 年の Topic 収録の音盤からの 19 曲入編集 CD。2003 作。
Highpoint)
*ELIZA CARTHY&NANCY KERR:Shape Of Scrape
B
(今や伝説の Eliza&Nancy による 2nd。95 作。Mrs.Casey)
*STEELEYE SPAN:First Steps
A
(1~3枚目からの 19 曲入編集 CD。解説 by Ashley Hutchings。
2001 作。Talking Elephant)
*STEELEYE SPAN:Hark!The Village Wait(70 作。Shanachie)
A
*STEELEYE SPAN:Parcel Of Rogues(73 作。BGO)
C
*STEELEYE SPAN:Storm Force Ten(リマスター。77 作。BGO)
C
*STEELEYE SPAN:Sail On Silver
B
(80 作。3曲のボーナス・トラック{96 年のライヴ2曲と 97 年のライヴ1曲}付。
Park)
*STEELEYE SPAN:The Lark In The Morning
A
(初期 Steeleye のアルバムからの 33 曲入編集 CD。2枚組。Sanctuary)
*MADDY PRIOR:Changing Winds(リマスター。78 作。BGO)
C
*MADDY PRIOR&JUNE TABOR:Silly Sisters
a
(宝物。76 作。Shanachie)
*SILLY SISTERS:No More To The Dance
a
(ミッドプライス盤。w.Huw Warren,Rick Kemp,Andrew Cronshaw,Sileas,
Paul James,Nigel Eaton,Mark Emerson。宝物。88 作。Topic)
*JUNE TABOR:Airs And Graces(76 作。Topic)
a
*JUNE TABOR:Ashes And Diamonds(77 作。Topic)
A
*JUNE TABOR:A Cut Above(80 作。with Martin Simpson。Topic)A
*JUNE TABOR:Abyssinians(83 作。Topic)
A
*JUNE TABOR:Aqaba(88 作。Topic)
A
*JUNE TABOR:Against The Stream(94 作。Cooking Vinyl)
B
*JUNE TABOR:Aleyn(97 作。Topic)
A
*JUNE TABOR:A Quiet Eye(99 作。Topic)
A
*JUNE TABOR:Rosa Mundi(2001 作。Topic)
A
*JUNE TABOR:An Echo Of Hooves(2003 作。Topic)
A
*JUNE TABOR:At The Wood's Heart(2005 作。Topic)
A
*JUNE TABOR:Apples(2007 作。Topic)
A
*JUNE TABOR:Always
\8680
(J.Tabor の集大成的4枚組ボックス・セット。Maddy Prior とのデュエット3曲
や Richard&Danny Thompson との曲や Martin Simpson との2曲や意
外な Filarforket との曲{古風で気高く白眉!この意外な顔合わせ
でアルバムを作って欲しかった、と思うほど}など 32 曲の貴重未発表
音源を含む 67 曲収録。P48 のブックレットはエッセー形式を取った J.Tabor の
生い立ちからのバイオグラフィーと曲目データと曲目解説。2005 作。Topic)
*KATE RUSBY:Little Lights
A
(w.John McCusker,Andy Cutting,,John Doyle, Michael
McGoldrick,Ian Carr,Andy Sewart,Eddie Reader,Danny
Thompson,Tim O'Brien,Darrell Scott,Mairtin O'Connor,
Malcolm Stitt,Alison Brown,etc. 2001 作。Pure)
*KATE RUSBY:10(2002 作。Pure)
A
*KATE RUSBY:Underneath The Stars(2003 作。Pure)
A
*KATE RUSBY&JOHN McCUSKER:Heartlands(2003 作。Pure)
A
*TONY ROSE:Under The Greenwood Tree
C
(デジタル・リマスターCD-R にて復刻。今聴いても見本のような素 晴らしき
英国トラッドに酔うばかり。71/2004 作。Leader)
*PETER BELLAMY:Wake The Vaulted Echoes
\2980
(マルチメディア機能付 3 枚組 CD。57 曲中 16 曲が未発表曲で、16 曲がレア曲。
故 Peter Bellamy のあの魂のこもった心揺さぶられるシンギングが蘇
る。マルチメディアでは、ライウ・ビデオ゙にインタヴュー、おしゃべり、レクチャー等様々
な角度から P.Bellamy が拝める。20 世紀の大作。99 作。Free Reed)
*THE OLD SWAN BAND:Swan-Upmanship
A
(イングリッシュ・カントリー・ダンス・バンドの老舗の 20 数年振りの New!メムバーは
John Adams,Martin Brinsford,Paul Burgess,Fi Fraser,Jo
Freya,Neil Gledhill,Flos Headford,Heather Horsley。メムバーは
随分変ったが、音楽の楽しさは Old Swam そのもの。曲目解説付。全
16 曲以上収録。2004 作。Wild Goose)
*THE HUSH:Dark To The Sky
C
(Hedgehog Pie の Bob Fox と Jed Grimes を中心に結成された北イング
ランドのフォーク・グループ。2002 作。MWM)
*SIMON HAWORTH:Taking Routes
A
(心が真っ直ぐな純良フォーク&トラッド・シンガーの S.Haworth の Fellside か
らの2枚目。北イングランドの香り漂うフォーク~トラッド・サウンドと印象にく
っきりと残る美しい唄は深呼吸したいほど。w.Stewart Hardy{フィ
ドルが良く唄う},Steve Lawrence,Andy May{ノーサンブリアン・パイプいい
なあ},Terry Haworth,Rachel Unthank。 2003 作。Fellside)
*ANCIENT BEATBOX:Ancient Beatbox
\1500
(Paul James&Nigel Eaton の実験的空想音楽。ゲスト:Sheila Chandra
。89 作。Cooking Vinyl)
*IAN CARR・KAREN TWEED:Fyace
A
(スウォップの Karen と Ian のデュエット・アルバム。アコとギターのお遊び、楽しい会
話そしてダンス。97 作。Compass)
*TWEED&CUTTING:One Roof Under
A
(Poozies~Swap の Karen Tweed と Blowzabella~Wood&Cutting~
Fernhill の Andy Cutting の両名アコ奏者によるデュエット・アルバム。イング
ランド、スコットランド、アイルランド、スウェーデンとお互いの趣味が重なる分野で
文字通り緩急自在かつ変幻自在なアコ・デュオを繰り広げる。ゲスト:
Ian Carr。2002 作。Fasco)
*WOOD・WILSON・CARTHY
A
(Chris Wood,Roger Wilson,Martin Carthy のお三方による気概あ
ふれたイングリッシュ・トラッド・アルバムの傑作。98 作。RUF)
*PAUL JAMES・MARK HAWKINS:Horse
A
(元 Blowzabella の P.James{サックス、バグパイプ、フルート他}とキーボード&
プログラミング他の M.Hawkins の本作はハイテクとイングランドのダンス音楽
やアイルランドのゲーリック・ソングやアラブやインド音楽等異質な音楽が同じ
鍋で料理されたような異種交配音楽。w.Nigel Eaton,Luke
Daniels,Sheila Chandra,Eleanor Shanley,etc. 2001 作。
イタリアFolkClub Ethnosuoni)
*1651:Cast A Bell
A
(元 Pyewackett で June Tabor の音楽アドバイザーMark Emerson の企画
{プレイフォードの"English Dancing Master"の曲の新たな蘇生}に
Andy Cutting{アコ}と Tim Harries{ダブル・ベース}の敏腕プレイヤーが協
力したもの。素晴らしきプレイフォードの世界。2001 作。Beautiful Jo)
*DENNY BARTLEY:Midnight Feast
A
(アイリッシュ・グループの Last Night's Fun のヴォーカルの D.Bartley のソロは身
震いするトラッド・シンギングの傑作。Dylan の"Seven Curse"や M.Smith
の"The Dutchman"をも含む本作は SSWファンをも感動の渦に巻き込む
筋の通った個性で貫かれたもの。ギターをかき鳴らし唄う、その気概
あるシンギングは Nic Jones の域に迫る。「唄」が好きな人必聴!2001?
2002?作。ADA)
*BRIAN PETERS&GORDON TYRRALL:The Moving Moon
B
(イングランドを代表するトラッド・シンガー&各種ジャバラ奏者 B.Peters とトラッ
ド・シンガー&ギター奏者 G.Tyrrall のイングリッシュ・トラッドをベースにスコティッシュ
やアイリッシュを盛り込んだ自由で風通しのよい、それできりっと英国
的気品漂う最高のデュオ・アルバム。全 15 曲。2000 作。Gaho Music)
*BRIAN PETERS:Sharper Than The Thorn
\1500
(英国トラッドの傑作。英国伝承歌の空気で充ちた豊かなトラッド・アルバム。
全 14 曲。w.Eliza Carthy,Gordon Tyrrall,Margaret Peters,Jenny
Coxon。96 作。PUG)
*BRIAN PETERS:The Beast In The Box
\1500
(メローディオン&コンサーティーナ奏者としても名高い B.Peters の軽快ジャバラが
弾む爽快イングリッシュ・ダンス音楽の洪水の中にきりっといかにも Brian
らしい英国的なトラッド・シンギングを散りばめた良質の英国トラッド・アル
バム。w.Nancy Kerr,Gordon Tyrrall,Dave Pope,Jenny Coxon。98 作。
Pugwash)
*GORDON TYRRALL:So I've Heard
\1500
(英国トラッドの旨み漂う G.Tyrrall の 2000 年作。イングランドのトラッドのほ
か本作ではアイルランドのトラッドも数曲取り上げているが、イングランド的
端正なシンギングと栄え抜きのギターは、格別な味わいがある。全 17 曲。
2000 作。Gaho Music)
*HARRY COX:The Bonny Labouring Boy
D
(副題"Traditional Songs&Tunes from a Norfolk from Worker"。
ノーフォークの偉大なトラッド・シンガーの 45 年から 70 年の未発表曲集。2枚組。
P60 の解説書付。英国民衆歌の遺産。2000 作。Topic)
*THE MUSIC OF WILLIAM KIMBER
D
(20 世紀を代表するイングランドのコンサーティーナ奏者&モリス・ダンサーW.Kimber
{1872-1961}の未発表曲を多数含む 32 曲入マルチメディア機能付編集 CD。
2冊の解説書付でマルチメディアには 45 枚の写真とフィルムやイラスト等多数が
収録されている。99 作。EFDSS)
*WALTER PARDON:A World Without Horses
A
(イングランドを代表するトラッド・シンガーの一人。74-80 年に W.Pardon の
自宅で録音されたもので、イングランドの有名トラッド曲を多く含む全
20 曲。詳細解説付。2000 作。Topic)
*GRAHAM&EILEEN PRATT:Borders Of The Ocean
A
(元 Regal Slip の Graham&Eileen 夫妻の 97 作。Eileen は、イングランド
のみならずアイルランドやスコットランドのバラッドを胸のすくような美声
で酔わせ、唄の世界へと運ぶ。97 作。Gail) (
*THE HIGH LEVEL RANTERS:Gateshead Revisited
A
(CD-R。90 作。メンバーは Johnny Handle,Colin Ross,Jim Hall の 3 名。こ
こでの HLR の唄と演奏は、より大衆的なもの。ノーサンバーランド・スモール・パ
イプスの心に響く曲やコミカルな唄など、より北イングランドの人々の心を
豊かにするもの。フォーク・ミュージックの原点。90/99 作。Common Ground)