LabVIEW Real-Timeモジュール リリースおよびアップグレードノート

リリースおよびアップグレードノート
LabVIEW Real-Time モジュール
™
バージョン 2013
このドキュメントには、LabVIEW 2013 Real-Time モジュールのシステム要件、イン
ストール手順、新機能の説明、およびアップグレードと互換性の問題が記載されてい
ます。
Real-Time モジュールの使用方法を習得するには、『LabVIEW Real-Time モジュール
スタートアップガイド』マニュアルの演習をご利用ください。
ヒント LabVIEW Real-Time モジュールを使用したアプリケーションの設
計、開発、実装を⾏う際のプログラミングの推奨事項については、
『LabVIEW ヘルプ』の Real-Time モジュールでのベストプラクティスブッ
クを参照してください。このブックを表示するには、『LabVIEW ヘルプ』の
目次タブで Real-Time モジュール→ Real-Time モジュールでのベストプラ
クティスを選択します。
目次
システム要件 ....................................................................................................................................................2
LabVIEW 2013 Real-Time モジュールをインストールする .......................................................2
Real-Time モジュールをアクティブ化する .......................................................................................3
Real-Time ターゲットを構成する ..........................................................................................................3
新機能 ...................................................................................................................................................................4
NI Linux Real-Time ターゲットのサポート...............................................................................4
改善されたサンプル VI.......................................................................................................................4
ETS ターゲット上の上級形式 HDD のパフォーマンス改善点 .........................................4
イーサネットドライバ MSI のサポート .....................................................................................4
複数のネットワークカードを持つ ETS ターゲットでのネットワークの改善点 .....5
NI Real-Time Execution Trace(実⾏トレース)ツールキット ..............................................5
NI Real-Time Execution Trace(実⾏トレース)ツールキット
をアクティブ化する ........................................................................................................................5
アップグレードおよび互換性の問題 ....................................................................................................6
Real-Time モジュールの既知の問題......................................................................................................6
その他の情報 ....................................................................................................................................................6
関連ドキュメントおよびサンプル ...............................................................................................6
ナショナルインスツルメンツのウェブサイト .......................................................................7
サポート ....................................................................................................................................................7
システム要件
以下のセクションでは、LabVIEW 2013 Real-Time モジュールを実⾏するためのシス
テム要件について説明します。『LabVIEW Readme』に記載される LabVIEW のシス
テム要件に加えて、Real-Time モジュールには以下の要件があります。
LabVIEW 2013 開発システムおよび LabVIEW プロフェッショナル開発システム
(32 ビット)
•
LabVIEW で推奨される最⼩容量プラス 200 MB のディスク容量。
RT ターゲットハードウェアおよびドライバソフトウェア。
アプリケーション開発用に以下のオペレーティングシステムのうちの 1 つ :
– Windows 8(32 ビット)
– Windows 8(64 ビット)(LabVIEW 32 ビットがインストールされている)
– Windows 7(32 ビット)
– Windows 7(64 ビット)(LabVIEW 32 ビットがインストールされている)
– Windows Server 2003 R2(32 ビット)
– Windows Server 2008 R2(64 ビット)
(LabVIEW 32 ビットがインストールされている)
– Windows Vista(32 ビット)
– Windows Vista(64 ビット)(LabVIEW 32 ビットがインストールされている)
– Windows XP Pro (Service Pack 3)
•
•
•
メモ ホストコンピュータの LabVIEW で設計するアプリケーションのサイ
ズによっては、LabVIEW で推奨される最⼩メモリよりも多くのメモリが必
要な場合があります。
LabVIEW 2013 Real-Time モジュールをインス
トールする
以下の手順で開発用コンピュータに LabVIEW と Real-Time モジュールをインストー
ルします。
1.
管理者または管理者権限を持つユーザとして開発用コンピュータにログインしま
す。
2.
LabVIEW 2013 プラットフォーム DVD 1 を挿入します。
メモ LabVIEW 2013 プラットフォーム DVD を追加注文するには、ナショ
ナルインスツルメンツのウェブサイトをご参照ください。この製品を NI ソ
フトウェアスイートまたは NI 製品バンドルの一部として購入した場合は、
それらのインストールメディアからこの製品をインストールできます。
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ni.com
| LabVIEW Real-Time モジュール リリースおよびアップグレードノート
3.
画⾯の指示に従って、以下のソフトウェアのインストールとアクティブ化を⾏い
ます。
• LabVIEW
• Real-Time モジュール
• (オプション)PID and Fuzzy Logic(PID/ ファジーロジック)ツールキット
— このツールキットをアクティブ化するには、Real-Time モジュールのシリ
アル番号を使用してください。
• デバイスドライバ
メモ 適切なデバイスドライバのインストールについては、各ハードウェ
アのドキュメントを参照してください。
Real-Time モジュールをアクティブ化する
Real-Time モジュールの使用にはライセンスのアクティブ化が必要です。評価期間の
終了後に Real-Time モジュールを継続して使用するには、有効な Real-Time モジュー
ルのライセンスをアクティブ化する必要があります。ソフトウェアをアクティブ化す
るには、ni.com のユーザプロファイルを作成する必要があります。
ナショナルインスツルメンツの製品のアクティブ化には、NI License Manager(スター
ト→すべてのプログラム→ National Instruments → NI License Manager)を使用でき
ます。(Windows 8) NI 起動ツールをクリックして、表示されるウィンドウで NI License
Manager を選択します。
ナショナルインスツルメンツの製品のアクティブ化については、NI License Manager
でヘルプ→目次を選択してアクセスできる『National Instruments License Manager
ヘルプ』を参照してください。
Real-Time ターゲットを構成する
Measurement & Automation Explorer(MAX)を使用して、RT ターゲットを構成し、
ターゲットにソフトウェアとドライバをインストールします。MAX は LabVIEW プ
ラットフォーム DVD からインストールできます。
•
ネットワーク接続された RT ターゲット —MAX でヘルプ→ MAX ヘルプを選択し
て表示される『Measurement & Automation Explorer ヘルプ』の MAX リモート
システムヘルプブックを参照してください。
•
デスクトップコンピュータターゲット — デスクトップコンピュータをネットワー
ク RT ターゲットとして構成する方法については、『デスクトップコンピュータを
LabVIEW の RT ターゲットとして使用する』ドキュメントを参照してください。
labview¥manuals ディレクトリを開き、RT_Using_PC_as_RT_Target.pdf を
ダブルクリックしてドキュメントを開きます。
LabVIEW Real-Time モジュール リリースおよびアップグレードノート | © National Instruments
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メモ NI Web-Based Monitoring and Configuration を RT ターゲットにイ
ンストールすると、ウェブブラウザを使用して、ターゲットで一般的な監
視およびタスクの構成を⾏うことができます。NI Web-based
Configuration & Monitoring に関する情報は、『LabVIEW ヘルプ』の目次タ
ブから基本機能→プロジェクトとターゲットを操作する→操作手順→ウェ
ブブラウザでリモートデバイスを監視および構成するトピックを参照して
ください。
新機能
以下は LabVIEW 2013 Real-Time モジュールの新機能です。これらの機能の詳細は、
ヘルプ→ LabVIEW ヘルプを選択してアクセスできる『LabVIEW ヘルプ』を参照して
ください。
NI Linux Real-Time ターゲットのサポート
LabVIEW 2013 Real-Time モジュールには、NI Linux Real-Time オペレーティングシス
テムを実⾏しているターゲットのサポートが追加されました。NI Linux Real-Time
ターゲットの情報については、
『LabVIEW ヘルプ』の目次タブで Real-Time モジュー
ル→ Real-Time オペレーティングシステム→ NI Linux Real-Time ターゲット上の
Real-Time モジュールトピックを参照してください。
改善されたサンプル VI
ツールキットとモジュール→ Real-Time ディレクトリにある新しいまたは改善された
RT サンプルを検索するには、LabVIEW からヘルプ→サンプルを検索を選択して利用
可能な NI サンプルファインダを使用します。
ETS ターゲット上の上級形式 HDD のパフォーマンス改
善点
LabVIEW 2013 Real-Time モジュールでは、ETS ターゲット上の上級形式 HDD のパ
フォーマンスが改善されています。書き込み速度の向上など、これらの改善点を活用
するには、ハードドライブパーティションを再フォーマットする必要があります。
イーサネットドライバ MSI のサポート
LabVIEW 2013 Real-Time モジュールには、Intel 1000e イーサネットドライバおよび
Intel 8257 デバイス用の Intel 8254 イーサネットドライブでのメッセージ信号割り込
み(MSI)のサポートが含まれています。
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ni.com
| LabVIEW Real-Time モジュール リリースおよびアップグレードノート
複数のネットワークカードを持つ ETS ターゲットでの
ネットワークの改善点
LabVIEW 2013 Real-Time モジュールは、ETS ターゲットに以下の機能を追加していま
す。
•
•
•
•
セカンダリネットワークカード上の DHCP/AutoIP
同じネットワークサブネット上における複数のネットワークカードのサポート
ネットワークカードのリンク状態に基づく動的ネットワーク再構成
ターゲット画⾯およびコンソール上でのネットワークデバイス状態の拡張された
フィードバック
NI Real-Time Execution Trace(実⾏トレース)
ツールキット
LabVIEW Real-Time モジュールには、30 日の評価期間が設けられた Real-Time
Execution Trace ツールキットが含まれています。Real-Time Execution Trace(実⾏
トレース)ツールキットには、Real-Time 実⾏トレースツールと実⾏トレースツール
VI が含まれています。実⾏トレースツール VI を使用して、VI のタイミングおよび実
⾏データと、RT ターゲットで実⾏されているすべてのアプリケーションのスレッド
イベントを取得することができます。Real-Time 実⾏トレースツールは、タイミング
とイベントデータ、またはトレースセッションをホストコンピュータに表示します。
LabVIEW では、ツール→ Real-Time モジュール→ Execution Trace Toolkit を選択し
て、Real-Time 実⾏トレースツールを表示します。
Real-Time Execution Trace(実⾏トレース)ツールキットを使用して Real-Time アプ
リケーションをデバッグする方法については、『LabVIEW ヘルプ』の Real-Time
Execution Trace Toolkit ブックを参照してください。ヘルプ→ LabVIEW ヘルプを選
択して、『LabVIEW ヘルプ』を表示します。『LabVIEW ヘルプ』でツールキット→
Real-Time Execution Trace Toolkit を選択し、Real-Time Execution Trace Toolkit ブッ
クを表示します。
NI Real-Time Execution Trace(実⾏トレース)ツール
キットをアクティブ化する
Real-Time Execution Trace(実⾏トレース)ツールキットの使用にはライセンスのア
クティブ化が必要です。一時ライセンスは、30 日間の評価期間が設けられています。
評価期間の終了後に Real-Time Execution Trace(実⾏トレース)ツールキットを継
続して使用するには、有効な Real-Time Execution Trace(実⾏トレース)ツール
キットのライセンスをアクティブ化する必要があります。NI License Manager を使
用して、Real-Time Execution Trace ツールキットをアクティブ化できます。
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アップグレードおよび互換性の問題
LabVIEW 2012 Real-Time モジュールから LabVIEW 2013 Real-Time モジュールにアッ
プグレードする際、互換性の問題が発生する場合があります。Real-Time モジュール
の旧バージョンにおける変更点については、ni.com/manuals で利用可能な、旧
バージョンの『LabVIEW Real-Time モジュールリリースおよびアップグレードノー
ト』を参照してください。
NI Linux Real-Time ターゲット
ファイル転送方法やディレクトリ構造など、ETS および VxWorks ターゲットにおける
特定の規則は、NI Linux Real-Time ターゲットには適用されません。
NI Linux Real-Time ターゲットの情報については、『LabVIEW ヘルプ』の目次タブで
Real-Time モジュール→ Real-Time オペレーティングシステム→ NI Linux Real-Time
ターゲット上の Real-Time モジュールトピックを参照してください。
Real-Time モジュールの既知の問題
LabVIEW 2013 Real-Time モジュールの既知の問題については、ナショナルインスツ
ルメンツのウェブサイト ni.com/jp/info で Info Code に「LVRT2013KILJP」と入
⼒して参照してください。
その他の情報
ナショナルインスツルメンツでは、NI 製品を使用する上で役⽴つ豊富なリソースを
提供しています。LabVIEW および Real-Time モジュールのご使用に際して、以下の
リソースをご利用いただけます。
関連ドキュメントおよびサンプル
LabVIEW および Real-Time モジュールの詳細については、以下のリソースをご使用
ください。
• 『LabVIEW ヘルプ』—LabVIEW でヘルプ→ LabVIEW ヘルプを選択して表示しま
す。Real-Time モジュールの概要については、目次タブで Real-Time モジュール
ブックを参照してください。
• 詳細ヘルプウィンドウ — ヘルプ→詳細ヘルプを表示を選択して表示します。詳
細ヘルプには、VI、関数、およびダイアログボックスの簡単な説明が表示されま
す。VI および関数の詳細ヘルプには通常、VI および関数の詳細なリファレンス
へのリンクが含まれています。
• ハードウェアドキュメント — 一部の RT ターゲットには印刷版ドキュメントが付
属し、『LabVIEW ヘルプ』にも情報が記載されています。LabVIEW で RT ター
ゲットを使用する方法やハードウェアの仕様については、ハードウェアのドキュ
メントを参照してください。
• サンプル —LabVIEW でヘルプ→サンプルを検索を選択してアクセスできる NI サ
ンプルファインダを使用して、RT のサンプル VI を参照および検索することがで
きます。また、labview¥examples¥Real-Time Module ディレクトリからサン
プル VI にアクセスすることも可能です。
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ni.com
| LabVIEW Real-Time モジュール リリースおよびアップグレードノート
ナショナルインスツルメンツのウェブサイト
Real-Time モジュールの最新の NI Developer Zone の記事、サンプル、およびサポー
ト情報については、ni.com/jp/info から、Info Code として「jp4cw4」と入⼒し
てください。
Real-Time モジュールのオンライントレーニングについては、ni.com/jp/info にア
クセスし、Info Code に「jprjnk」と入⼒してください。
サポート
技術サポートリソースの一覧は、ナショナルインスツルメンツのウェブサイトでご覧
いただけます。ni.com/support では、トラブルシューティングやアプリケーショ
ン開発のセルフヘルプリソースから、ナショナルインスツルメンツのアプリケーショ
ンエンジニアの E メール / 電話の連絡先まで、あらゆるリソースを参照することがで
きます。
ナショナルインスツルメンツでは、米国本社(11500 North Mopac Expressway,
Austin, Texas, 78759-3504)および各国の現地オフィスにてお客様にサポート対応して
います。日本国内でのサポートについては、ni.com/support でサポートリクエス
トを作成するか、0120-527196(フリーダイヤル)または 03-5472-2970(大代表)ま
でお電話ください。日本国外でのサポートについては、ni.com/niglobal(英語)
の「Worldwide Offices」セクションから、お問い合わせ先、サポート電話番号、電
子メールアドレス、現在実施中のイベントに関する最新情報を提供する各支社のウェ
ブサイトにアクセスできます。
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National Instruments の商標の詳細については、ni.com/trademarks に掲載されている「NI Trademarks and Logo
Guidelines」をご覧下さい。本文書中に記載されたその他の製品名および企業名は、それぞれの企業の商標または商号です。
National Instruments の製品 / 技術を保護する特許については、ソフトウェアで参照できる特許情報 ( ヘルプ→特許情報 )、メ
ディアに含まれている patents.txt ファイル、または「National Instruments Patent Notice」(ni.com/patents)のうち、該
当するリソースから参照してください。エンドユーザ使用許諾契約(EULA)に関する情報および他社製品の法的注意事項はご
使用の NI 製品の Readme ファイルにあります。ナショナルインスツルメンツの輸出関連法規遵守に対する方針について、ま
た必要な HTS コード、ECCN、その他のインポート / エクスポートデータを取得する方法については、
「輸出関連法規の遵守に
関する情報」(ni.com/legal/export-compliance)を参照してください。
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371374K-0112
2013 年 6 月