平成 27 年度 丸亀市産業振興推進会議専門部会会議録 (農業・水産業部会) 日 時 平成 28 年 2 月 18 日(木)午後 1 時 30 分~午後 3 時 20 分 場 所 丸亀市役所本館 5 階 第 1 会議室 (丸亀市産業振興推進会議農業・水産業部会委員) 香川信久、進藤節子、西川正則、宮武利夫 専門部会委員 6 名中、以上 4 名出席 (その他専門部会委員)オブザーバーとして出席 出席者 三谷順子 (敬称略:五十音順) (丸亀市産業文化部産業振興課) 林課長、平尾副課長、高山担当長、下窪主事 (丸亀市産業文化部農林水産課) 小橋課長、川池担当長 (丸亀市産業振興推進会議農業・水産業部会委員) 欠席者 大倉貴裕、岡千枝 以上 2 名欠席(敬称略:五十音順) 傍聴者 0名 (1) 専門部会の内容について 議 題 (2) 産業振興計画の内容について (3) その他 会 議 の 概 要 (事務局) (議題(1)専門部会の内容について説明) (宮武部会長) 次期計画について、全体会議の進捗を図るということでそれぞれの部会で検討を進めていき たいと思います。まず、概要について事務局より説明をお願いします。 (事務局) (概要説明) (宮武部会長) それでは、順番にご意見をお願いします。 (香川委員) これから何をやっていく方向というのは、今やっている部分がきちんと実施されれば、ある 程度漁業関係として何を確保できる部分が多いのではないかと思います。ただ、後継者の問題 1 は従来から申し上げている通り、生活ができるかできないかが一番大きなところで、漁業は投 資額が多いので、ある程度補助金額を多くしてもらわないといけません。多額の初期投資が漁 業者に新しい人が入ってきにくいところだと思います。他のところから後継者が来たという話 も聞いていません。本島の場合は息子 2 人が後継者になるなど身内関係が漁師になっている人 はいます。若い人は多少増えてきているものの、高齢でやめる、操業できなくなるところが多 いため追いつかない状態です。 稚魚の放流については、これから先も続けていかないといけない問題だと思います。成果に ついてですが、稚魚放流をどんどんやったおかげで、キジハタ、ハゼなどは収穫量が増えてい ると思います。メバルやタコについては、あまり効果が見られない状況です。 タイラギ貝は中讃地区でよくとれ、特産品にしていきたかったのですが、収穫量が極端に減 っておりできない状況です。イイダコは特産品のひとつとなっていますが、プレジャーの方が 多く来て丸亀、多度津、宇多津の沖で釣っています。そこを底引き網で引っぱるわけにもいき ませんので、イイダコの収穫自体も少なく、漁業者とプレジャーの関係がぎくしゃくしている 状況です。それを少しでも解決する方法を模索中というふうに聞いています。 それから、カワウやトビエイの被害もありますが、トビエイは計画に出ているだけで解決策 について具体化しているものはありません。また、カワウについては、毎年銃による捕獲をし ています。 海面清掃については毎年実施していますが、通常の操業中にゴミをとるのは中途半端な状態 となるため、ゴミを集中的にとれる仕組みをつくったほうがいいと思います。また、河川の清 掃は一般からも募集しておこなっているようですが、海は漁業者が主に活用しているので、漁 師が減った分だけ、奉仕活動をしてくれる人が増えたらいいと思います。 (西川委員) 香川委員がおっしゃられたとおりです。 結局稚魚を放流しても育たないのは川から出るゴミが原因です。また、天然でもたまごを産 んで育つ環境は整っていません。漁業組合として 8 年前くらいから、県と国の予算、クリーン 課にご協力いただき、操業中に海底ゴミの回収をしています。以前は業者にお金を出して処分 しないといけないということで持ち帰らなかったり、自分達が商売しないところにまた捨てた りということを何十年も続けてきました。今はコンテナを置き、いっぱいになるとクリーン課 が取りにきてくれるので、自分達が商売するエリアは綺麗になってきています。でも、底引き が商売するエリア以外にゴミを取りに行ったら相当なゴミが出てくると思います。出来るだけ ゴミをとることによって、稚魚放流した魚も育ち、それが水揚げにつながれば後継者もふえて くると思います。 あと、丸亀は海苔の養殖がありますが、現在、養殖業者は 2 軒だけになりました。それにつ いても、海苔の養殖が出来るように丸亀市の下水課と協議しながら引き続きやっていきたいと 思います。 (進藤委員) 2 消費者としては、丸亀に住んでいたら海が近いので瀬戸内でとれたものがほしいが、お店に 買いにいくと店頭には並んでおらず、外国産が並んでいます。地元商品を買いたいけれども買 えず、大阪とか値が高いところにいき、地元までに回ってこないのかと推測してしまいます。 (香川委員) 本島の出荷先は岡山の下津井へほとんど持って行きます。丸亀に来るのに 35 分、下津井へ 行くのは 25 分。丸亀に来るには往復 20 分長くエンジンを回すわけです。そうすると、最近 でこそ下がってきましたけれど、あの頃は燃料費がかさむということで地元に持ってくるとこ ろが少ないのではないかと思います。 (進藤委員) ブランドのオリーブハマチやオリーブ牛などは県でPRしていますが、取り扱っていない店 舗もあります。 (香川委員) オリーブは香川県が一生懸命になっているので、置いていない店舗はないと思います。 (宮武会長) われわれは一円でも高く収益をあげるというのが願いです。需要と供給もありますので、難 しい問題であると思います。 (進藤委員) スーパーのモニターもしていますが、ディスカウントストア的にすごく商品を安くしている 店もあります。そうすると、若い人が多く行き、よく売れます。要するに消費者側の所得が低 いからそちらに回っていくのではないかと思います。 (香川委員) 今は海の底が見えるほど綺麗なので魚が少ないです。 (事務局) 魚は少しにごっているほうがよいのか。 (西川委員) にごっているというかプランクトンが多いからにごっているように見えます。 (香川委員) 見た目が綺麗になった代わりに魚が住めなくなりました。農地が減ると海まで流れてくる養 分が減っていると思います。多度津にし尿処理場がありますが、海苔の養殖時期の 12 月から 3 月の間だけでも基準について検討していただけないかと思います。その辺を協議の対象にし てくれたらよいと思います。 (西川委員) 協議はしていますが、なかなかゆるめてくれません。 (事務局) それは多度津の組合長も 20 年前ぐらいから言われていました。川が綺麗になったので、透 明度が上がるというのは分かるが、今、海の魚を育てるためには山の木を育てましょうという 3 運動もあります。山の木を育てることによって落ち葉等がミネラルになって海へ流れていく と、土砂災害等も防いでいただいて、よく私たちが聞くのは海の漁師さんたちが山へ行って植 樹をしたという情報は多々入っています。 (香川委員) 確かに山に木を植えると海に栄養が流れていきますが、年数がかかります。そのうえ、河川 が短いです。 (宮武部会長) 一番の問題は後継者です。人がいなければどうにもなりませんので、その辺はやはり価格と 連携していくことと思います。しかし、なかなか連携させるようなところとなりますと、相当 な価格のアップを考えなければできないと思います。また、河川の改修等をしておりますが、 下流へいくほど川幅が狭いような現状が無きにしも非ずとういうことを聞きます。これからの 気象の変化でどれだけの雨が降るか予測できませんが、相当な被害が出る可能性がありますの で、基盤整備の中で考えていく必要があると思います。 (香川会長) おいで米はランク的にどうですか。 (事務局) (おいで米について説明) (香川委員) 香川は小魚がおいしいが、大きさが揃わないです。学校給食にする小魚はだいたい骨のない、 切り身が多くとれる魚です。瀬戸内の小魚は骨があるため、骨を食べられるような環境づくり や教育が必要です。 (事務局) 給食は時間との勝負となってきます。その中で地産地消のものを使おうとすると形が揃って おらず、調理に手間がかかってしまい、あまり給食に使用していないと聞いています。 (進藤委員) スーパーで魚が売れないのはなぜかと聞くと、例えば 3 人家族だと 3 匹買わないといけな い。肉であればグラムで買って短時間に一気に調理できるし、子供が喜ぶ。だから魚はそんな に仕入れられないと言っていました。 (宮武部会長) 肉も魚も食べる教育をしてもらわないといけないと思います。 (西川委員) 魚をさばける人が少ないので、輸入の切り身を購入する人が多いです。今、女性部では県の 依頼もあり、農協に出向いて魚の料理教室などをしています。地元の魚は 1 匹で売られている ほうが安いですが、それを買わないから、大阪とか神戸とかに出荷していると思います。 (事務局) 子どもは食べたいけど、それを親御さんが料理するのが難しい。そういうところの教育も大 4 切だと思います。 (香川委員) 地産地消と聞くと言葉は格好いいですが小さい町でしかできないと思います。 (事務局) 丸亀市内の農協に、こどもの野菜ソムリエという団体があります。漁業関係にそういう団体 はありますか。そのような団体があれば、参加していただけますか。 来ていただいたお子さんに親御さんが作った料理を食べていただくのでは意味がありませ ん。その料理方法を一緒に学んでいただいて初めて価値が出てくると思います。 (議題(2)産業振興計画(産業別)の内容について説明) (宮武部会長) ただいまの説明について、ご意見ございませんか。 (事務局) この計画ができた 25 年度と比べて、国の政策がずいぶん変わってしまいまして、当時は担 い手への集約を今から図っていきましょうというのが国の政策でした。しかし、今回の TPP の合意を受けて、担い手への集約というのは変わっていませんが、産地をパワーアップさせ、 輸出入で海外から入ってくる製品に国内の生産物が対等に勝負できるような産地を作りなさ いという政策が展開されていくと思います。そうなってくると今までやってきた少量多品目で はなく、丸亀では、これとこれとこれに力を入れなさいという政策転換がされていくことが必 要になってくると思います。担い手の育成についてはあまり変わってこないと感じますが、生 産環境の適正化の部分については書きぶりが変わってくるかと思います。それは国の施策等々 がまだ明らかになっていない部分もありますので、今後明らかになった時点で方向性を見出し ていきたいと思います。 (宮武部会長) 産地パワーアップの事業は国が進めているのですか。 (事務局) 国は各県で推奨したい品目を決めなさいというだけです。県はどこに重点をおいて、この品 目を伸ばしていくためにこの地域でこんなことをしますよという計画をつくります。その計画 を受けた市町が市独自の計画をつくり、その中でこの品目、例えば、おいで米、いちご、アス パラなどいう品目をいくつか決めてその中で本市の核となる担い手というのを位置付けて、そ の品目を伸ばしていきましょうという計画をつくるらしいです。 (宮武部会長) 他にご意見ございませんか。 (事務局) 農業産出額の推移については、数字がつかみにくいということもあり、米と麦だけにしてお ります。特に野菜になってくると、各品目ごとにキロ当たりの市場の平均単価をかけてやれば、 大まかな数字は出ると思いますが、それが正確な数字かと言われれば分かりません。漁業も同 5 様に、漁獲高は各漁協で分かると思いますが、それが丸亀の人が持ってきたかどうかは正直な ところ分からないため、今回事務局としては品目を減らしたいと考えております。 (進藤委員) 品目が少ないと内容が薄くなると思います。 (事務局) 今後検討させていただき、拾えそうな数字があれば復活させたいと思います。 (宮武部会長) 他にございませんか。 (事務局) 次回までに、こういう数字を載せたらいいのではないか、ここの項目をもう少し細かくした らいいのではないかというご意見を持ちよっていただき、それをまとめて全体会にもっていけ ればと考えておりますのでよろしくお願いします。 (宮武部会長) それでは、農業・水産業部会を終了します。 午後3時 20 分 閉会 6
© Copyright 2026 Paperzz