中妻照雄研究会三田祭論文 《2つの手法を用いた投資検証》 慶応義塾大学 経済学部 中妻照雄研究会 第6期 高橋正憲 服部頼和 曹 進貢 構成 §1.初めに・目的 §2.テクニカル分析 ⅰ)RSI ⅱ)MACD ⅲ)ボリンジャーバンド ⅳ)グランビルの法則 §3.ファンダメンタル分析 ⅰ)ファンダメンタルとは? ⅱ) 企業価値評価 ① 定義 ② アプローチ方法 ⅲ)DCF 法 ① 概要 ② 計算式 ③ 具体例 §4.投資検証 ⅰ)共通のルール ⅱ)ランダム投資(ベンチマーク) ⅲ)ファンダメンタル分析投資 ⅳ)テクニカル分析投資 Ⅴ)検証から導き出せること・考察 §5.付録資料 §6.参考文献 §1.初めに・目的 サブプライムローン以降、株式の動向は大きく変化することになった。サブプライムロー ン前は 2 万円近くあった日経平均株価は1万円を割り込み、バブル崩壊後最低の下落率に なった。サブプライムローン問題は株式市場に止まらず、あらゆる市場を巻き込んだ。多 くの企業が資金繰りに苦労し、多くの中小企業が倒産することになった。とはいえ、20 09年6月12日には、日経平均が1万円台に回復し、株価の安定は取り戻しつつある。 そのような状況下において、今回私達は今回投資検証を行っていく。今回の目的は、私達 が前期に学んできた理論が実際に実務に応用できるかどうかである。具体的には、テクニ カル分析投資とファンダメンタル分析投資をランダム投資(ベンチマーク)と比較検証し ながら見ていく。 §2.テクニカル分析 ⅰ)RSI アメリカのテクニカル・アナリストの J.W.ワイルダーによって開発されたテクニカル指 標であり、オシレーター(振幅を測るもの)分析の一種。RSI は、過去一定期間の変動幅に おける上昇分の割合である。具体的には、過去一定期間の上げ幅(前日比)の合計を、同 じ期間の上げ幅の合計と下げ幅の合計(いずれも絶対値)を足した数字で割って、100 を掛 けたもので、0%から 100%の範囲で推移する。 RSI(Relative Strength Index) RSI チャート 分析・指標 ・RSI 算出式 (チャートの見方) RSI などオシレーター系の指標は保ち合い相場で効力を発揮する。大きなトレンドの初期 段階ではさほど有効ではなく、むしろダマシとなるケースがあるが、トレンドの終了が近 づくにつれ、再び有効となってくる。こうした点を考慮した上での、見方は、水準と逆行 現象がポイントとなる。 (チャートの水準) 70%超えは買われ過ぎ、30%割れは売られ過ぎの水準といえる。しかし、RSI は 70%以上 や 30%以下の水準で推移するケースが多く、RSI がその水準に達した場合でも、すぐに逆 張りをおこなわず、RSI 自体のトレンド転換を見極めることが重要だ。具体的には、RSI が 70%を超えた後、再び 70%を割り込んだ時が売りシグナル、逆に 30%を割り込み、その後 再び 30%を超えてきたときが買いシグナルというようなルールも考えられる。 (逆行現象) 株価と RSI がお互いに反対の方向に動く状態を逆行現象という。特に、RSI が 70%以上も しくは 30%以下の時に逆行現象が起きれば、株価のトレンドの終了を示唆する重要なシグ ナルとなる。 ⅱ)MACD(Moving Average Convergence and Divergence) 移動平均収束発散法[いどうへいきんしゅうそくはっさんほう] 分析・指標 2 本の平滑平均(単純平均と若干異なる)を使用。 通常、12 日と 26 日の平滑平均を使いその差を MACD と呼ぶ。MACD の 9 日移動平均をシグナ ルと呼び、MACD(実線)とシグナル(点線)の 2 本の線の水準、クロスの仕方を読む技法。 実線が点線にクロスしたときが売買のシグナルである。また水準も重要で、ゼロ以上とゼロ以下 で、買い時と売り時とに大雑把に区別する。 MACD のチャート テクニカル分析をするには を追求するトレンド系と振幅を測るオシレーター系があるが、MACD はその両方を持ちあ わせている。相場の大きな動きの天底を暗示し、細かな動きをキャッチするストキャステ ィクスなどと併用すれば、有効性が一段と増す。 分析・指標 ⅲ)ボリンジャーバンド 統計学を応用した新発想のチャート。 ボリンジャーバンド作成方法は、中心値(ここでは 25 日移動平均線を相場の中心としてい る)から第 1 標準偏差、第 2 標準偏差を上下にとり、補助線は 25 日移動平均線を含め、計 5 本で表示されている。 一番外側の線(つまり第 2 標準偏差の線)までの中に、約 95%程度の確率で日々終値が入 るというもの。 つまり、ボリンジャーバンドでは、H1 と H4 の間にチャートが入る。 ポイントは、バンド(帯)が広いところと、狭いところで、前者はボラティリティが大き く、後者はボラティリティが小さいということである。 バンドが一定幅で水平な時期は、相場はレンジ相場となり、H1 で売り、H4 で買いとなる。 問題は、バンドが狭いところから、広がるところである。つまりボラティリティが拡大し、 トレンドが発生する時である。この時、相場のレンジが変わるときで、悪材料が出れば、 H4 に沿って下落し、好材料が出れば H1 に沿って上昇する。大相場は、H1 と H2 の間で 推移する。 上昇後、調整すれば、25 日移動平均線辺りまでの押しはよくあるパターンである。 大きな 2 番底を探るとき、ボリンジャーバンドが非常に有効である。 また一目均衡表の欠点である保ち合い相場にも有効である。 ⅳ)グランビルの法則 【買い局面】 移動平均線が下降した後、上昇、あるいは横ばいとなった時に、終値がその平均線を大きく上 抜きした時。 移動平均線が上昇を続けている時に、終値が平均線の下に来た時。 終値が移動平均線を上回って推移しており、平均線に近づく下落を見せたが、結局平均線を 下抜かずに上昇した時。 移動平均線が下降を続けている時に終値が下落し、平均線から大きく下離れした場合、終値 は平均線に向かって短期的な反発が見られる。 【売り局面】 移動平均線が上昇した後、下落、あるいは横ばいとなった時に、終値がその平均線を大きく下 抜きした時。 移動平均線が下落を続けている時に、終値が平均線の上に来た時。 終値が移動平均線を下回って推移しており、平均線に近づく上昇を見せたが、結局平均線を 上抜かずに下落した時。 ⑧ 移動平均線が上昇を続けている時に終値が上昇し、平均線から大きく上離れした場合、終値 は平均線に向かって短期的な反落が見られる。 §3.ファンダメンタル分析 ⅰ) ファンダメンタル分析とは? ファンダメンタルとは、株式の本質的価値と市場価値にギャップが存在しても、いずれは 本質的価値が市場で実現されるという考え方である。企業におけるファンダメンタルでは、 財務状況や業績、PER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)を指標として、株式の本質 的価値を考えていく。今回は株式の本質的価値を「企業価値」と考えて、投資検証を進め ていく。 ⅱ) 企業価値評価 ① 定義 「企業価値とは、会社の財産、収益力、安定性、効率性、成長力等株主の利益に資する会 社の属性またはその程度をいう。換言すると、会社が生み出す将来の収益のことであり、 株主に帰属する株主価値とステークホルダーなどに帰属する価値に分配される」と定義さ れている。(企業価値研究会の企業価値報告書) 企業価値とは 出典:企業価値研究会企業価値報告書 ② アプローチ方法 上記の定義は主にインカムアプローチにより定義されているが、企業価値評価のアプロー チは以下の3種類がある。 (コストアプローチ) 企業が持っている資産価値を清算して、持っている資産を売り払うといくらになるかとい う価値を基礎とするアプローチ手法である。理論上では貸借対照表の資産合計と大部分の 面で重なるが、実際には売却価額とは大きく異なることが多い。というのも資産価額が会 計ルールに則って計算されるためである。例えば、固定資産における設備などは、会計上 定額法・定率法を基に減価償却した金額が計上されるが、それらの資産の売却価格は売却 した時の市場動向などの影響を強く受けるため、実際の売却価格と貸借対照上の価格との 間で大きく異なる場合が多い。また、この手法は詳細に資産を見ることができる一方、継 続性が考慮されていないため、破産した企業などに適用することが最も適切である。 (インカムアプローチ) 企業の真の目的とは、保有する資産を活用することで、新たな付加価値を生み出すことだ という点に着目した手法である。その観点から、企業を「継続的に価値を生産するプロセ ス」と考え、今後、その企業が生み出し続ける付加価値を基に企業価値を算出する。例え ば、 「収益還元方式」や今回のディスカウント・キャッシュ・フロー方式(DCF 法)による アプローチが挙げられる。パラメータに業績予測した人の主観・恣意性が存在し、又完璧 な将来予測を行なうことが不可能といった欠点もあるが、価値の源泉から企業価値を算出 できるという点で合理的なアプローチ方法である。 (マーケットアプローチ) マーケットで売買される企業の株式こそが企業の価値をそのまま表しているという考えを 軸として、株式の時価総額と負債の金額を合わせたものが企業価値だと考えるアプローチ 手法である。例えば、株価倍率法(マルチプル法)が該当する。上場していない企業の場 合、上場している類似業種から ROE や ROA、EV/EBITDA 倍率などの指標を参考にして、 企業価値を類推する方法である。株式市場の歪みの影響をそのまま受けてしまう可能性が あるが、市場参加者の総意だという面では極めて自然な考え方である。 今回は、インカムアプローチの中で、最も頻繁に使われる DCF 法を用いて投資検証を行っ ていく。 ⅱ) DCF 法 ① 概要 DCF モデルとは、その企業の事業から生み出され、将来獲得するであろうフリー・キャッ シュフローを割引率で現在価値に還元して企業価値を算出する企業価値評価モデルである。 ファイナンスの教科書でもほとんどの場合教えられている定番の企業価値評価モデルで、 現在多くのアナリストが実際に使用しているモデルである。このモデルがファイナンスの 世界で台頭した背景としては以下の点が挙げられている。企業価値を評価する手法には 様々なものがあるが、多くの指標が過去の結果を尺度に置いているという欠点を指摘され てきた。企業はゴーイングコンサーンとして、将来に向かって進んでいくものであり、将 来を見据えた指標の必要性が叫ばれ、一方で売上が伸びているのにも関わらず資金繰りに 行き詰った黒字倒産や、採算性の悪化、在庫・設備過剰等の原因による企業価値の低下な ど、問題のある企業は多く存在した。このことから、金融機関が企業の生み出すキャッッ シュフローを資金提供可否の判断材料のひとつとするケースが増加した。このような中、 必然的に将来のキャッシュフローを軸とした評価方法が注目されてきたのである。 ② 計算式 それでは、今から DCF 法の計算に移っていく。 DCF モデルは、「総資本価値」を評価対象とするモデルである。将来の予想キャッシュ フローを加重平均資本コストで割り引いて、現在価値に直したものの合計で企業価値を算 出する。このモデルは、DDM と同様に「キャッシュフロー」を割り引くことにより算出す るモデルであるが、評価の対象が総資本価値であることが DDM とは異なる。具体的には、 以下の式(2.1)で定義する。 ※ DDM とは、 「株主資本価値」を評価するモデルである。 今回は省略する。 i DCF V t FC F t i 1 RWACC i 1 ・・・・・ (2.1) FC F t i RWACC : i 期後の予想フリー・キャッシュフロー :加重平均資本コスト フリー・キャッシュフローとは、キャッシュフローの中で、企業への総資本提供者である 株主と債権者が自由に分配することが可能な部分のことである。具体的には、以下の式(2.2) で定義する。 FC F t EBI T t 1 r DEP Ri WC CAPEX P t ・・・・・ (2.2) EBIT :税引前当期純利益+支払利息 r :法人税率 DEPR :減価償却費 WC :運転資本変化額 CAPEXP :資本支出 ここで、加重平均資本コスト( RWACC 、以下 WACC)とは、株主資本にかかる株主資本コ ストと、負債にかかる負債コストを加重平均したものであり、(2.3)式により定義する。 R WACC D 1 r r D E r E D E D E ・・・・・ (2.3) E:株主資本 D:負債 r D :負債コスト 負債コストとは、負債にかかるコストである。(2.3)式において、負債コストには(1- r)が掛けられている。これは、負債がある場合、利子の支払分だけ企業の利益が減尐す るので節税効果が生まれるためである。また、実務上で DCF モデルを用いて企業評価する 際には、ターミナルバリュー(以下 TV)を導入する場合が多い。TV とは、将来 FCF の t+n 期時点での現在価値である。企業は事業計画期間以降も永続すると考えるが、将来キャッ シュフローの予測は有限までしか立てることが出来ない。そこで予測が困難なn期より先 は、条件を設定し、TV として計算する。TV を用いた DCF モデルは (2.4)式で定義する。 DCF V t FC F t i 1 RWACC 1 RWACC TV n i n i 1 ・・・・・(2.4) TV :ターミナルバリュー TV FC F t n1 RWACC g g:t+n+1期以降の FCF の成長率 ここで、DCFモデルの特徴を示す。DCFモデルは、将来の予想FCFをWACCで割り引くモ デルである。DDMでは、配当という企業の政策によって大きく左右される指標を用いてい たが、DCFモデルは、企業の政策や会計基準によらないFCFに着目したモデルである。しか し、DDM同様、将来の予測数値を用いるため、その精度が重要である。徳増(2000)では、 FCFに証券アナリストの予測値を用いて導出した結果、特にTVの価値が非常に大きく、企 業総価値に占める割合は80%前後としている。また、小林(2001)でも、同様のシミュレーシ ョン結果から、DCFモデルによる評価額は約6分の5がTVに由来するという結果を示した。 つまり圧倒的ウエイトが長期未来予想に依存する。以上から企業の政策や会計基準によら ない指標を用いる点は評価できるが、一方で、FCFの予測が困難なために長期未来予測値を 用いるTVの影響が大きい点が、DCFモデルの欠点である。 実務で利用する際には、5年~ 10年程度の将来についてフリー・キャッシュフローを予測し、それ以降の期については一 定の成長率で業績が推移すると仮定したターミナルバリューを予測することによって企業 価値を求める手法が採られている。 ③ 具体例 今回はファーストリテイリングを例にとって、DCF法を用いて理論株価を求めてみる。 ファーストリテイリング(9983.t) 以下の情報に基づいて、今後5年間のフリーキャッシュフロー予測とその後の継続価値を 求め、ファーストリテイリングの理論株価を算定した。 ◆ファーストリテイリングについて ファーストリテイリングは、アパレル製造小売企業として、グローバルな事業展開を行 っていて、その中でも特に“ユニクロ”ブランドは有名である。国内の衣料品販売ランキ ングでは専門店では2位のしまむらを大きく引き離して1位の座を獲得していて、世界の 主なアパレル企業の売上ランキングでも 2008 年ベースで、ギャップ(17,237 億円)、ZARA で有名なインディテックス(15,175 億円)H&M(13,421 億円)、リミテッド(11,082 億円) 、 ネクスト(6,662 億円)に次ぐ売上を上げている一流企業である。特に、最近発表された 2009 年 8 月期通期連結決算では過去最高益を記録し、店舗展開でも、来春上海に 1000 坪 以上の面積を有する旗艦店出店を控え、モスクワにも初出店するなど積極的な拡大戦略を 布いていて、現在の環境下でも今後成長する可能性が十二分にある企業である。 ◆将来予測 私たちがファーストリテイリングの将来予測を行うにあたって用いた推定値は以下の通 りである。 ・売上高成長率(14.1%)及び経常利益率(15.3%) ファーストリテイリングは現在、“ユニクロをアジアで圧倒的なナンバーワンブランド に”押し上げること、そして、2020 年には世界でナンバーワンのアパレル製造小売企業に なるという二つの大きな長期目標に加え、 「グループ売上高 1 兆円、経常利益 1,500 億円」 という中期経営目標を立てている。ファーストリテイリングの近年の成長は目覚ましいも のがあり、過去 5 年を遡っても、売上高成長率は常に 2 ケタ成長を維持いている。また、 事業拡大のために、積極的な M&A 戦略もとっている。これらを考慮して、ファーストリテ イリングの成長は、今後 5 年間は過去 5 年分の平均成長率である 14.1%のペースで成長し てゆくと判断した。一方で対売上高経常利益率も過去 5 年を比較して、あまり変化が見ら れないことから、売上高同様平均値を採用している。 ・設備投資額及び減価償却費 ともにキャッシュフロー計算書から過去の対売上高比率を計算して予測値を設定してい る。 ・正味運転資本増減 正味運転資本の計算式を以下の通りに定義する。 正味運転資本=売上債権+棚卸資産-仕入債務 その上で、各勘定について、売上債権については対売上高運転資本回転率を計算し、棚卸 資産と仕入債務については対売上原価運転資本回転率を計算して予測値を設定した。 ・受取利息及び支払い利息 これらについては、過去 4 年分の平均値を採用した。 ・実行税率(40.5%) 実行税率は、有価証券報告書に記載されていた数値をそのまま設定した。 ・永久成長率 このケースでは、全社目標として 2020 年には世界でナンバーワンのアパレル製造小売企 業を目指すということから、5 年後以降(2015 年~)の成長率は 1%とした。 これらの条件のもとに DCF 法を行い、理論株価を 14,578 円と算定した。 以下はその資料である。 ◆貸借対照表 (単位:百万円) 直近4年データ、及び今後5年分の予測 2006 年 2007 年 2008 年 2009 年 2010 年 2011 年 2012 年 2013 年 2014 年 資産の部 現金及び預金 121,950 64,091 67,248 76,979 81,094 92,556 105,637 120,567 137,607 8,396 9,849 13,411 15,352 16,172 18,458 21,067 24,044 27,442 有価証券 25,237 55,237 102,912 117,804 124,102 141,641 161,660 184,508 210,585 たな卸資産 42,862 55,173 53,778 61,560 65,675 74,957 85,551 97,642 111,442 繰延税金資産 928 1,752 2,545 2,913 3,069 3,503 3,998 4,563 5,208 未収法人税等 12,793 5,837 6,959 7,966 8,392 9,578 10,932 12,477 14,240 為替予約 27,694 17,514 6,607 7,563 7,967 9,093 10,379 11,845 13,520 その他 10,591 8,632 10,340 11,836 12,469 14,231 16,243 18,538 21,158 128 110 109 125 131 150 171 195 223 有形固定資産 29,892 37,339 40,317 46,151 48,618 55,490 63,332 72,283 82,499 無形固定資産 41,221 43,001 40,837 46,746 49,245 56,205 64,149 73,215 83,563 投資その他の資産 58,213 61,450 59,868 68,531 72,195 82,398 94,044 107,335 122,505 379,655 359,770 404,720 463,285 488,052 557,029 635,756 725,609 828,162 42,794 40,568 57,035 81,829 64,436 73,543 83,938 95,801 109,341 4,484 3,201 4,592 3,616 4,128 4,711 5,377 6,137 受取手形及び売掛金 貸倒引当金 資産合計 負債の部 支払手形及び買掛金 短期借入金 未払法人税等 30,340 14,393 24,570 35,251 27,758 31,682 36,159 41,270 47,103 繰延税金負債 8,047 4,499 3 4 3 4 4 5 6 引当金 266 94 228 327 258 294 336 383 437 その他 31,044 26,516 33,552 48,137 37,906 43,263 49,378 56,357 64,322 長期借入金 19,584 19,432 16,288 23,369 18,402 21,002 23,971 27,359 31,225 437 393 253 363 286 326 372 425 485 6,660 6,102 5,572 7,994 6,295 7,185 8,200 9,359 10,682 139,175 116,487 140,706 201,872 158,965 181,433 207,075 236,341 269,744 210,868 228,685 259,473 256,917 323,426 369,137 421,308 480,853 548,813 評価・換算差額等 17,358 11,458 2,494 2,469 3,109 3,548 4,050 4,622 5,275 少数株主持分 12,252 3,139 2,046 2,026 2,550 2,911 3,322 3,792 4,328 純資産合計 240,479 243,283 264,014 261,413 329,086 375,597 428,681 489,268 558,418 負債純資産合計 379,655 359,770 404,720 463,285 488,052 557,029 635,756 725,609 828,162 退職給付引当金 その他 負債合計 純資産の部 株主資本 ◆損益計算書 (単位:百万円) 直近4年データ、及び今後5年分の予測 2006 年 2007 年 2008 年 2009 年 2010 年 2011 年 2012 年 2013 年 2014 年 売上高 448,819 525,203 586,451 685,043 781,862 892,365 1,018,486 1,162,431 1,326,721 売上総利益 212,418 248,395 293,682 341,528 380,290 434,038 495,381 565,395 645,304 販売費及び一般管理費合計 142,062 183,431 206,189 232,888 265,312 302,810 345,607 394,452 450,202 108,639 114,978 131,228 149,775 170,943 195,103 営業利益 70,355 64,963 87,493 受取利息 1,045 1,314 2,240 847 1,362 1,362 1,362 1,362 1,362 支払利息 853 1,775 1,635 917 1,295 1,295 1,295 1,295 1,295 1,477 4,626 4,547 9,059 1,678 1,906 2,166 2,463 2,801 73,138 64,604 85,698 101,308 113,366 129,388 147,675 168,547 192,368 その他営業外費用 経常利益 ◆設備投資(現状及び予測) (単位:百万円) 2009/8 2010/8 2011/8 2012/8 2013/8 設備投資額 22,601 31,059 35,449 40,459 46,177 52,704 減価償却費 9,765 11,254 12,845 14,660 16,732 19,097 ◆運転資本の推移(現状及び予測) 2014/8 (単位:百万円) 2009/8 2010/8 2011/8 売上債権 (+) 15,352 16,172 18,458 21,067 24,044 27,442 棚卸資産 (+) 61,560 65,675 74,957 85,551 97,642 111,442 仕入債務 (-) 81,829 64,436 73,543 83,938 95,801 109,341 正味運転資本 -4,917 17,411 19,872 22,680 25,886 29,544 22,328 2,461 2,809 3,205 3,658 運転資本の増減 2012/8 2013/8 ◆運転資本回転率の推移 2014/8 (単位:日) 2006.8 2007.8 2008.8 2009.8 57 57 54 57 57 棚卸資産(対売上原価) 2 2 2 2 2 仕入債務(対売上原価) 15 12 11 12 12 売上債権(対売上高) ◆加重平均資本コスト(WACC)の計算 予測値 (1)負債資本コストの計算 有利子負債金利の計算 勘定科目 期首 期末 平均 短期借入金 3,201 4,592 3,201 長期借入金 16,288 23,369 16,288 合計 (a) 19,489 支払利息 (b) 917 平均金利 (b/a) 4.71% 負債資本コストの計算 (平均金利) 4.71% (実行税率) × (負債資本コスト:rD) (1-40.5%) 2.80% = よって負債資本コストは 2.80% (2)株主資本コストの計算 要素 数値 リスクフリーレート 参照 (Rf) 1.40% 10 年物日本国債利回り マーケットリスクプレミアム (Rm-Rf) 5.00% 前提条件 ベータ値 0.851 MSNマネ- (β ) 株主資本コストの計算 (Rf) 1.40 (Rm-Rf) + (β ) 5.00% × 0.851 (株主資本コスト:rE) = 5.66% よって株主資本コストは 5.66% (3)加重平均資本コスト(WACC)の計算 ・負債及び株主資本の時価 勘定科目 簿価 長期借入金 その他長期性負債総額 時価 23,369 23,369 4,592 4,592 長期負債総額 …D 27,961 株主資本総額 …E 1,317,926 (株価) 12,940 円(10/8 終値) (発行済み株式数) × 101,849 千株 負債及び株主資本の合計時価総額 = …D+E 1,317,926 1,345,887 ・加重平均資本コスト(WACC)の計算 rD D/(D+E) rE E/(D+E) よって WACC は 5.60% ◆フリーキャッシュフローおよび理論株価の計算 ◆フリーキャッシュフロー計算、及び理論株価の計算 2009/8 経常利益 (単位:百万円) 2010/8 2011/8 2012/8 2013/8 2014/8 101,308 113,366 129,388 147,675 168,547 192,368 受取利息 (-) 847 1,362 1,362 1,362 1,362 1,362 支払利息 (+) 917 1,295 1,295 1,295 1,295 1,295 101,378 113,300 129,322 147,609 168,480 192,301 41,058 45,886 52,375 59,782 68,234 77,882 60,320 67,413 76,947 87,827 100,246 114,419 EBIT 法人税(40.5%) (-) NOPAT 継続価値 減価償却 (+) 9,765 11,254 12,845 14,660 16,732 19,097 設備投資 (-) 22,601 31059 35449 40459 46177 52704 運転資本増減 (-) 22,328 2,461 2,809 3,205 3,658 25,280 51,881 59,220 67,595 77,154 1,529,091 0.9470084 0.8968250 0.8493008 0.8042950 0.7616741 0.7616741 23,940 46,529 50,295 54,366 58,766 1,283,688 フリーキャッシュフロー 割引率(WACC:5.60%) キャッシュフローの現在価 値 正味現在価値合計 有利子負債 1,517,585 32,810 株主価値 1,484,774 発行済株式総数 DCF 法による評価株価 §4.投資検証 101,849 14,578 (千株) 円 それでは、投資検証を今から行っていく。今回は、ファンダメンタル分析・テクニカル分 析を用いた投資検証に加え、ランダム分析をベンチマークに加えた3つの投資結果から検 証を行っていく。それでは、まず共通ルールから説明していく。 ⅰ) 共通ルール ①期限:7月1日~9月31日までの 3 ヶ月間 *有価証券報告書の期日が6月末に提出されるので。 ②銘柄:9 銘柄 *日系平均225から、業種ごとにランダムに選択 ③投資に対する収益率で今回は検証を行う *予算制限はなし ④各銘柄に対して均等投資を行うと仮定する。 ⅱ)ランダム投資 まずベンチマークとして日経225銘柄採用の業種別から、時価総額大きい 9 銘柄を選ん だ。その 9 銘柄とは信越化学、任天堂、新日鉄、ソフトバンク、武田薬品、京セラ、トヨ タ自動車、セコム、住友不動産である。これらの銘柄を 7 月 1 日に購入し、そのまま満期、 9 月 31 日まで持ったらどうなるかを検証する。検証した結果は以下のとおりである。 銘柄 購入価格 売却価格 収益率 信越化学 4430 円 5520 円 24.60% 任天堂 26530 円 23000 円 -13.40% 新日鉄 367 円 328 円 -10.70% ソフトバンク 1880 円 1973 円 4.90% 武田薬品 3760 円 3740 円 0.60% 京セラ 7270 円 8330 円 14.58% トヨタ自動車 3610 円 3570 円 -1.20% セコム 3950 円 4520 円 14.44% 住友不動産 1770 円 1643 円 -7.20% 合計収益率 26.62% 最終収益率 2.96% 9 銘柄中 4 銘柄、任天堂、新日鉄、トヨタ自動車、住友不動産がマイナスの運用成績で、5 銘柄、信越化学、ソフトバンク、武田薬品、京セラ、セコムがプラスの運用成績であった。 7月1日から9月31日の3ヶ月間の運用を通してのランダム投資の運用成績は『2.96%』 で、これをベンチマークとする。 ⅲ)テクニカル投資検証結果 今回日経 225 採用銘柄の業種別から、時価総額が大きい 9 銘柄を選んだ。その中で RSI、 MACD、ボリンジャーバンド、グランビルの法則というテクニカル分析を用いた結果が以 下である。 銘柄 7203 トヨタ自動車 購入価格 購入日/理由 新規買い 3400 円 7 月 9 日 RSI30 タッチ 追加買い 3510 円 7 月 17 日 MACD 買いシグナル 追加買い 3660 円 7 月 23 日 5 日線と 25 日線ゴールデンクロス 追加買い 3810 円 7 月 28 日 5 日線と 75 日線ゴールデンクロス 取得平均 3595 円 4010 円 8 月 17 日 MACD 売りシグナル 利食い 収益率 13.90% 新規買い 3800 円 損切り チ 3570 円 9 月 28 日 窓を開けて下落 収益率 -6.10% 最終収益率 7.80% 銘柄 7940 9 月 9 日 5 日線と 75 日線タッチ、RSI30 タッ 任天堂 購入価格 購入日/理由 新規買い 25630 円 7 月 17 日 RSI30 タッチ 追加買い 26630 円 取得平均 26130 円 利食い 26810 円 収益率 2.60% 7 月 24 日 5 日線が 25 日線と 75 日線をゴールデンクロス、MACD と MACD シグナルゴールデンクロス 7 月 30 日 ボリンジャーバンド+2σ タッチ、RSI70 越え 新規買い 24480 円 8 月 15 日 ボリンジャーバンド-2σ 、RSI30 以下 利食い 24610 円 9 月 10 日 RSI 70 タッチ 収益率 0.50% 銘柄 5401 新日鉄 購入価格 購入日/理由 新規買い 326 円 7 月 15 日 RSI30 以下+RSI シグナルとゴールデンクロス 追加買い 352 円 取得平均 339 円 MACD と MACD シグナルがゴールデンクロス、5 日線と 25 日、75 日線がゴールンデンクロス 利食い 379 円 RSI70 越え、前日上髭陰線 収益率 11.80% 新規買い 335 円 9 月 15 日下値での十字線と RSI30 割れ 利食い 341 円 収益率 1.80% 合計収益 率 銘柄 2205 9 月 24 日 MACD がシグナルに跳ね返され、売りシグナル発 生。 13.60% ソフトバンク 購入価格 購入日/理由 新規買い 1692 円 7 月 16 日 5 日線が 75 日線タッチ 追加買い 1855 円 取得平均 1773.5 円 利食い とシグナルがゴールデンクロス 2015 円 7 月 31 日ボリンジャーバンド+2σ 、RSI70 越え 収益率 銘柄 4063 7 月 23 日 5 日線と 25 日線がゴールデンクロス、MACD 13.60% 信越化学 購入価格 購入日/理由 新規買い 4280 円 7 月 9 日ボリンジャー-2σ 追加買い 4200 円 7 月 10 日ボリンジャーバンド-2σ 、RSI30 割れ 追加買い 4370 円 7 月 14 日 MACD 買いシグナル 追加買い 4520 円 7 月 21 日 5 日線と 25 日線ゴールデンクロス 取得平均 利食い 収益率 4342.5 円 4940 円 7 月 24 日 RSI70 越え (72.2) 13.80% 新規買い 4940 円 7 月 24 日 5 日線、75 日線ゴールデンクロス 利食い 5140 円 8 月 14 日 MACD と MACD シグナルのデットクロス 収益率 4% 8 月 19 日 5 日線が 25 日線がタッチ、ボリンジャーバンド-2 新規買い 4930 円 追加買い 5240 円 8 月 25 日 MACD と MACD シグナルのゴールデンクロス 取得平均 5085 円 利食い 5500 円 8 月 31 日 ボリンジャーバンド+2σ タッチ、RSI70%越え 収益率 σ タッチ 8% 新規買い 5520 円 9 月 3 日 ボリンジャーバンドσ タッチ 追加買い 5480 円 9 月 15 日 25 日線タッチ、ボリンジャーバンド-2σ 取得平均 5500 円 利食い 6000 円 9 月 24 日、 アイランドリバーサル出現で長期下落を示唆 収益率 合計収益率 銘柄 6971 9% 34.80% 京セラ 購入価格 購入日/理由 新規買い 6790 円 7 月 10 日 RSI30 タッチ 追加買い 7390 円 取得平均 7090 円 利食い 7820 円 8 月 14 日 MACD 売りシグナル 収益率 新規買い 7 月 24 日 MACD 買いシグナル、 5 日線が 25 日、75 日線とゴールデンクロス 10.30% 7320 円 8 月 21 日 5 日線が 75 日線にタッチ 利食い 収益率 7980 円 9 月 7 日 RSI が 70 円にタッチ 9% 新規買い 7730 円 9 月 15 日 5 日線が 25 日線にタッチ 利食い 8330 円 9 月 30 日 期限 収益率 合計収益 率 銘柄 8830 7.80% 27.10% 住友不動産 購入価格 購入日/理由 新規買い 1724 円 利食い 2060 円 収益率 19.50% 7 月 24 日 MACD 買いシグナル、 5 日線と 25 日線ゴールデンクロス 8 月 20 日 4 日前年初来高値をつけた後アイランドリバーサ ル、MACD 売りシグナル 新規買い 1870 円 9 月 4 日 RSI30 にタッチ 利食い 1941 円 9 月 11 日 25 日線がレジスタンスとなり跳ね返され陰線引け 収益率 最終収益 率 銘柄 9735 3.80% 23.30% セコム 購入価格 購入日/理由 新規買い 3920 円 7 月 14 日 株価が 25 日線タッチ 追加買い 4040 円 8 月 3 日 株価が 25 日線タッチ 取得平均 3980 円 手じまい 4040 円 8 月 17 MACD 売りシグナル、大陰線 収益率 新規買い 1.50% 4160 円 9 月 9 日 5 日線が再度 25 日線上浮上、MACD 買いシグナ ル 利食い 4520 円 9 月 30 日 期限、RSI70 越え 収益率 8.70% 最終収益 率 銘柄 4502 10.20% 武田薬品 購入価格 購入日/理由 新規買い 3570 円 7 月 15 日 ボリンジャーバンド-2σ 、RSI30 タッチ 追加買い 3740 円 取得平均 3655 円 利食い 収益率 7 月 24 日 5 日線が 25 日、75 日線とゴールデンクロ ス、MACD シグナルとゴールデンクロス 3890 円 8 月 10 日 上値での十字線、RSI70 越え 6.40% 新規買い 3730 円 8 月 28 日 RSI30 タッチ 追加買い 3830 円 9 月 10 日 5 日線が 25,75 日線とゴールデンクロス 取得平均 3780 円 利食い 収益率 合計収益 率 3920 円 9 月 18 日 直近高値レベル、RSI70 タッチ 3.70% 10.10% となり、ランダム投資法と比べると 銘柄 信越化学 ランダム投資結果 24.60% テクニカル投資結果 34.80% 任天堂 -13.40% 0.50% 新日鉄 -10.70% 13.60% ソフトバンク 4.90% 13.60% 武田薬品 0.60% 10.10% 京セラ 14.58% 27.10% トヨタ自動車 -1.20% 7.80% セコム 14.44% 10.20% 住友不動産 -7.20% 23.30% 26.62% 141.00% 2.96% 15.67% 最終収益率 差し引き 12.71% テクニカルが上回る であり、ランダム投資の 2.96%という運用成績に比べてテクニカル分析投資は 15.67%の運 用成績で、12.71%ランダム投資より利回りが高かった。この 1 つの結果から考えられるの は3ヶ月という投資期間の中で、どの9銘柄もすべて初期投資価格より上回っていた時期 があったが、最終的に3ヶ月を一つのサイクルとして考えた場合、外部環境の変化(為替や 経済指標などによる経済情勢の変化)や上昇一服で初期投資価格、またはそれを下回る銘柄 が4銘柄あった。テクニカル分析を用いることにより、全銘柄初期投資価格より上回って いた時に、タイミングよく利益確定することができ、同じ投資期間の中で資金を回転させ ることができたことがランダム投資より 12.71%高い利回りを出せた要因であると考える。 また、9銘柄中8銘柄テクニカル分析の方が高い運用利回りを打ち出していたが、セコム だけランダム投資の 14.44%の運用利回り対し、テクニカル分析投資は 10.20%で運用利回 りは下回った。この要因として考えられるのは一本調子で相場が上昇する時、テクニカル の観点からでは売りシグナルという過熱感が現れ、テクニカル水準からでは買うに買えな い価格であるからである。今回はテクニカルに従順して投資を行ったのでこのように長期 上昇相場を演じた銘柄では、ランダム投資の方が利回りが良いことが分かった。 Ⅳ) ファンダメンタル検証 最後にファンダメンタル分析結果について見て行く。 今回、我々はファンダメンタル分析を行なうにあたり、上記の共通ルールに加えて、以下 の5つのルールを踏まえて投資を行なった。 ① 1カ月に1回投資行動が取れる ②その際取ることができる投資行動は、 (1)買う、(2)買わない、 (3)売る、 (4)買 いま、のみである。 *(3) ・(4)は保有している株式がある場合に限る。 ④(3)の投資行動を行う際には、一括売却を行う。 ⑤投資オプションは、理論株価と市場株価の乖離のみを判断基準とする。 ⑥満期(9月30日)になったら、保有している株式は全て売る。 その結果が以下の通りである。 <理論株価> 番号 証券番号 1 4063.t 銘柄 信越化学工業 (株) 2 7974.t 任天堂 3 5401.t 新日鐵(株) 4 9984.t ソフトバンク(株) 5 4502.t 武田薬品工業 (株) 理論株価(円) 6250 32967 336 1845 4100 6 6971.t 京セラ(株) 7 7203.t トヨタ自動車(株) 5200 8 9735.t セコム(株) 4069 9 8830.t 住友不動産(株) 2280 <各銘柄の投資行動> 11000 始値(7 月 1 番号 日) 始値(8月3 判断 判断・投資額 日) 始値(9月1 判断・投資 日) 額 1 4430 買う 5020 買い増し 5460 買い増し 2 26530 買う 25550 買い増し 25020 買い増し 3 367 買わない 375 買わない 361 買わない 4 1880 買わない 1976 買わない 2070 買わない 5 3760 買う 3770 買い増し 3790 買い増し 6 7270 買う 7510 買い増し 7640 買い増し 7 3610 買う 4000 買い増し 3970 買い増し 8 3950 買う 4020 売る 4160 買わない 9 1770 買う 1924 買い増し 1920 買い増し <各銘柄の収益率> 計算式: 収益率(%)=(各時期における購入価格の平均―売却価格)÷売却価格 ファンダメンタ (銘柄) ル分析投資結 果 ランダム テクニカル分 投資結果 析投資結果 9.96% 16.40% 34.80% -11.81% -13.40% 0.50% 新日鐵(株) 0% -7.20% 13.60% ソフトバンク(株) 0% 4.90% 13.60% 武田薬品工業(株) -0.89% 0.60% 10.10% 京セラ(株) 10.28% 14.58% 27.10% トヨタ自動車(株) -8.12% -1.20% 7.80% 1.74% 14.44% 10.20% 住友不動産(株) -13.90% -7.20% 23.30% (収益率の合計) -11.85% 21.92% 141.00% -1.32% 2.44% 15.67% 信越化学工業(株) 任天堂 セコム(株) (1銘柄当たりの収益率) であり、15.67%の運用成績であるテクニカル分析投資、更には 2.44%の運用成績であるラ ンダム投資より、運用利回りが低い-1.99%になった。 それでは今から、ファンダメンタル分析投資とランダム投資との比較検証を行なっていく。 今回ファンダメンタル分析投資とランダム投資との運用利回りを比較した際、ランダム投 資の運用利回りの方が、ファンダメンタル分析投資よりも高くなっている。今回その原因 は主に以下の2つの要因が絡んでいると考える。 理論株価を下回る水準を維持しつつ、 ① 満期をむかえるまで取得平均が上がり続けた株がいくつか見られたこと ② 取得平均が上がり続けたが、満期直前に株価が下がった株がいくつか見られたこと。 ① 例)信越化学工業・京セラ 上記のように、株価の伸びが一本調子である(7月1日~9月 30 日)場合、毎月買い増し の投資行動をとることにより、初期(7月1日)に一括投資を行なうのと比較すると、収 益率の希薄化が起こってしまう。 ② 例)住友不動産・トヨタ自動車・武田薬品 上記のケースも、①のケースと非常に良く似ている。ただ、①と違って、取得価格の平均 >売却価格が成り立ってしまうため、運用利回りは赤字になり、取得価格もランダム投資 に比べて割高になっているので、ファンダメンタル分析投資の方が利回りは低くなってい る。 ①・②から見て取れることは、ファンダメンタル分析投資(今回の投資行動を前提にする) の欠点として、理論株価を下回る水準での株価変動に対して、あまり有効に作用していな いということである。というのも、上記のようなケースにおいて、今回の投資行動では、 買いの投資行動しか取ることができないからである。とはいえ、これだけの結果を持って、 ファンダメンタル分析を否定してしまうのも早計である。今回の検証の中にもファンダメ ンタル分析が有効に作用した例もあるので今から示していく。 (有効に作用) (例)新日鐵 上記のように、市場株価が理論株価より上回っているケースにおいて、ファンダメンタル 分析は有効に作用しているといえる。ただし、今回の投資行動では、市場株価が理論株価 を上回っている際には、買わないという‘見’の行動しか行なうことができないので、フ ァンダメンタル分析の有効性は限られてきてしまう。 これらを踏まえると、ファンダメンタル分析投資(今回の投資行動を前提にする)は、理 論株価を上回る水準での株価変動に対しては有効であるが、理論株価を下回る水準での株 価変動に対して、あまり有効に作用していないという欠点が浮かび上がってくる。 Ⅴ) 検証から導き出せること 以上のテクニカル分析検証とファンダメンタル分析検証を踏まえ考えると、ファンダメン タル分析とテクニカル分析は各々の欠点を補完する形になっており、どちらかの分析を用 いるより、両方の分析結果を踏まえた上で投資を行なうことが最適であるということがわ かった。 ただ今回の場合、 (1)ファンダメンタル分析投資において多くの前提条件が付いていこと、 (2)期間が3ヶ月と非常に短期間であること、(3)全体の株式市場の動向として、相場 が上昇傾向にあったということには、留意しておく必要性がある。 §5.付録資料 【各銘柄理論株価算定に用いたグラフ・及び投資対象期間の株価チャート】 1. 信越化学工業(株) 4063.t 理論株価【6,250 円】 ◆フリーキャッシュフロー計算、及び理論株価の計算 (単位:百万円) 2009/3 2010/3 2011/3 2012/3 2013/3 2014/3 継続価値 経常利益 250,533 195,054 236,118 249,089 262,772 277,206 受取利息 (-) 6,650 8,101 8,101 8,101 8,101 8,101 支払利息 (+) 1,705 2,200 2,200 2,200 2,200 2,200 EBIT 245,588 189,154 230,218 243,188 256,871 271,305 法人税(40%) (-) 98,235 75,661 92,087 97,275 102,748 108,522 NOPAT 147,353 113,492 138,131 145,913 154,123 162,783 減価償却 (+) 119,457 97,611 118,161 124,651 131,499 138,722 設備投資 (-) 189,696 150,074 181,669 191,648 202,176 213,282 運転資本増減 (-) -133,074 45,408 14,342 15,130 15,961 フリーキャッシュフロー 194,103 29,214 64,574 68,315 72,262 2,560,435 割引率(WACC:4.82%) 0.9539958 0.9101079 0.8682391 0.8282964 0.7901913 0.7901913 キャッシュフローの現在価値 185,174 26,588 56,065 56,585 57,101 2,023,233 正味現在価値合計 2,404,747 有利子負債 -185,852 株主価値 2,590,599 発行済株式総数 414,504 (千株) DCF法による評価株価 6,250 円 2. 武田薬品工業(株) 4502.t 理論株価【4,100 円】 ◆フリーキャッシュフロー計算、及び理論株価の計算 (単位:百万円) 2009/3 2010/3 2011/3 2012/3 2013/3 2014/3 継続価値 経常利益 327,199 525,553 543,071 580,297 620,074 662,577 受取利息 (-) 11,379 39,952 39,952 39,952 39,952 39,952 支払利息 (+) 1,621 734 734 734 734 734 EBIT 317,441 486,335 503,853 541,079 580,856 623,359 法人税(40%) (-) 126,976 194,534 201,541 216,431 232,342 249,344 NOPAT 190,465 291,801 302,312 324,647 348,513 374,015 減価償却 (+) 103,227 56,118 57,988 61,963 66,210 70,749 設備投資 (-) 32,618 31,805 32,865 35,118 37,525 40,098 運転資本増減 (-) -33,776 5,817 12,360 13,208 14,113 フリーキャッシュフロー 349,889 321,618 339,132 363,991 390,554 2,956,085 割引率(WACC:5.80%) 0.9156515 0.8384177 0.7676984 0.7029442 0.6436519 0.6436519 キャッシュフローの現在価値 320,377 269,650 260,351 255,865 251,381 1,902,690 正味現在価値合計 3,260,313 有利子負債 22,964 株主価値 3,237,349 発行済株式総数 789,666 (千株) DCF法による評価株価 4,100 円 3. 新日鐵(株) 5401.t 理論株価【336 円】 ◆フリーキャッシュフロー計算、及び理論株価の計算 (単位:百万円) 2009/3 2010/3 2011/3 2012/3 2013/3 2014/3 継続価値 経常利益 336,140 380,633 456,760 481,916 508,458 536,462 受取利息 (-) 3,973 4,343 4,483 4,266 4,364 4,371 支払利息 (+) 19,813 17,601 18,396 18,603 18,200 18,400 EBIT 351,980 393,891 470,673 496,253 522,294 550,491 法人税(40.4%) (-) 142,200 159,132 190,152 200,486 211,007 222,398 NOPAT 209,780 234,759 280,521 295,767 311,287 328,092 減価償却 (+) 273,744 178,129 213,755 225,528 237,949 251,055 設備投資 (-) 240,637 307,258 315,556 324,079 332,832 341,821 運転資本増減 (-) -332,172 136,909 45,242 47,734 50,363 フリーキャッシュフロー 437,803 41,811 151,974 168,671 186,962 4,008,371 割引率(WACC:6.16%) 0.9419362 0.8872438 0.8357271 0.7872016 0.7414937 0.7414937 キャッシュフローの現在価値 412,382 37,096 127,008 132,778 138,632 2,972,182 正味現在価値合計 3,820,078 有利子負債 1,796,772 株主価値 2,023,306 発行済株式総数 6,086 (千株) DCF法による評価株価 332 円 4. 京セラ(株) 6971.t ◆フリーキャッシュフロー計算、及び理論株価の計算 2009/3 2010/3 2011/3 経常利益 55,982 107,457 117,691 受取利息 (-) 15,441 16,452 16,452 支払利息 (+) 1,206 49,261 66,992 EBIT 41,747 140,266 168,231 法人税(40%) (-) 16,699 56,106 67,292 NOPAT 25,048 84,159 100,938 減価償却 (+) 97,577 76,273 83,537 設備投資 (-) 77,267 71,887 78,733 運転資本増減 (-) -4,707 29,034 フリーキャッシュフロー 93,253 76,708 割引率(WACC:6.27%) 0.9410282 0.8855342 キャッシュフローの現在価値 87,754 67,928 正味現在価値合計 2,072,124 有利子負債 53,403 株主価値 2,018,721 発行済株式総数 183,525 (千株) DCF法による評価株価 11,000 円 理論株価【11,000 円】 2012/3 121,222 16,452 79,013 183,782 73,513 110,269 86,043 81,095 10,017 105,201 0.8333126 87,665 2013/3 124,858 16,452 87,466 195,872 78,349 117,523 88,625 83,528 10,317 112,302 0.7841707 88,064 (単位:百万円) 2014/3 継続価値 128,604 16,452 94,011 206,162 82,465 123,697 91,283 86,034 10,627 118,320 2,240,603 0.7379268 0.7379268 87,312 1,653,401 5. トヨタ自動車(株) 7203.t 理論株価【5,200 円】 ◆フリーキャッシュフロー計算、及び理論株価の計算 (単位:百万円) 2009/3 2010/3 2011/3 2012/3 2013/3 2014/3 継続価値 経常利益 -560,381 -700,000 1,921,946 2,114,141 2,325,555 2,558,111 受取利息 (-) 138,467 103,915 123,708 136,079 149,687 164,655 支払利息 (+) 46,882 47,440 47,440 47,440 47,440 47,440 EBIT -651,966 -756,474 1,845,679 2,025,503 2,223,309 2,440,896 法人税(40%) (-) -260,786 -302,590 738,272 810,201 889,324 976,358 NOPAT -391,180 -453,885 1,107,407 1,215,302 1,333,985 1,464,538 減価償却 (+) 1,495,170 1,048,787 1,248,556 1,373,411 1,510,753 1,661,828 設備投資 (-) 1,364,582 1,116,681 1,329,382 1,462,320 1,608,552 1,769,407 運転資本増減 (-) -50,664 286,100 178,812 196,694 216,363 フリーキャッシュフロー -471,115 740,481 947,580 1,039,492 1,140,595 28,406,366 割引率(WACC:4.10%) 0.9605891 0.9227315 0.8863659 0.8514334 0.8178777 0.8178777 キャッシュフローの現在価値 -452,548 683,265 839,903 885,058 932,867 23,232,934 正味現在価値合計 26,121,480 有利子負債 10,129,195 株主価値 15,992,285 発行済株式総数 3,136,000 (千株) DCF法による評価株価 5,100 円 6. 任天堂 7974.t 理論株価【32,967 円】 ◆フリーキャッシュフロー計算、及び理論株価の計算 (単位:百万円) 2009/3 2010/3 2011/3 2012/3 2013/3 2014/3 継続価値 経常利益 448,695 483,872 514,825 547,759 582,799 620,081 受取利息 (-) 30,181 36,109 36,816 34,369 35,764 35,650 支払利息 (+) 1 0 0 0 0 0 EBIT 418,515 447,763 478,009 513,390 547,034 584,431 法人税(40.6%) (-) 169,917 181,792 194,072 208,436 222,096 237,279 NOPAT 248,598 265,971 283,937 304,954 324,938 347,152 減価償却 (+) 8,102 8,990 9,565 10,177 10,828 11,521 設備投資 (-) 65,167 63,798 67,879 72,222 76,842 81,757 運転資本増減 (-) 10,683 -3,977 -4,231 -4,502 -4,790 フリーキャッシュフロー 200,481 229,600 247,141 263,427 281,706 4,856,995 割引率(WACC:5.80%) 0.9451796 0.8933644 0.8443898 0.7981000 0.7543479 0.7543479 キャッシュフローの現在価値 189,490 205,117 208,683 210,241 212,504 3,663,864 正味現在価値合計 4,689,899 有利子負債 19,489 株主価値 4,670,410 発行済株式総数 141,669 (千株) DCF法による評価株価 32,967 円 7. 住友不動産(株) 8830.t 理論株価【2,280 円】 ◆フリーキャッシュフロー計算、及び理論株価の計算 (単位:百万円) 2009/3 2010/3 2011/3 2012/3 2013/3 2014/3 継続価値 経常利益 113,581 122,485 127,589 132,519 137,640 142,958 受取利息 (-) 681 726 799 735 753 762 支払利息 (+) 28,629 28,629 28,629 28,629 28,629 28,629 EBIT 141,529 150,389 155,419 160,413 165,515 170,825 法人税(40%) (-) 56,612 60,155 62,168 64,165 66,206 68,330 NOPAT 84,917 90,233 93,251 96,248 99,309 102,495 減価償却 (+) 17,885 17,682 18,418 19,130 19,869 20,637 設備投資 (-) 14,401 14,195 14,786 15,358 15,951 16,567 運転資本増減 (-) 155,557 17,567 16,970 17,626 18,307 フリーキャッシュフロー -61,837 79,316 83,050 85,601 88,257 3,291,409 割引率(WACC:4.99%) 0.9524358 0.9071340 0.8639870 0.8228922 0.7837520 0.7837520 キャッシュフローの現在価値 -58,896 71,951 71,754 70,441 69,172 2,579,648 正味現在価値合計 2,804,070 有利子負債 1,722,733 株主価値 1,081,337 発行済株式総数 474,254 (千株) DCF法による評価株価 2,280 円 8. セコム(株) 9735.t 理論株価【4,069 円】 ◆フリーキャッシュフロー計算、及び理論株価の計算 (単位:百万円) 2009/3 2010/3 2011/3 2012/3 2013/3 2014/3 継続価値 経常利益 90,924 109,373 110,935 113,494 116,111 118,789 受取利息 (-) 1,847 2,443 2,443 2,443 2,443 2,443 支払利息 (+) 2,080 2,077 2,077 2,077 2,077 2,077 EBIT 91,157 109,007 110,569 113,128 115,745 118,423 法人税(40.5%) (-) 36,919 44,148 44,781 45,817 46,877 47,961 NOPAT 54,238 64,859 65,789 67,311 68,868 70,462 減価償却 (+) 3,900 4,425 4,488 4,591 4,697 4,805 設備投資 (-) 44,266 45,675 46,328 47,396 48,489 49,607 運転資本増減 (-) 13,629 2,472 4,048 4,141 4,237 フリーキャッシュフロー 9,979 21,477 20,458 20,935 21,423 917,524 割引率(WACC:4.33%) 0.9584522 0.9186307 0.8804636 0.8438824 0.8088209 0.8088209 キャッシュフローの現在価値 9,565 19,729 18,013 17,667 17,327 742,112 正味現在価値合計 824,414 有利子負債 -62,713 株主価値 887,127 発行済株式総数 218,036 (千株) DCF法による評価株価 4,069 円 9. ソフトバンク(株) 9984.t 理論株価【1,845 円】 ◆フリーキャッシュフロー計算、及び理論株価の計算 (単位:百万円) 2009/3 2010/3 2011/3 2012/3 2013/3 2014/3 継続価値 経常利益 225,661 220,433 226,386 232,501 238,780 245,230 受取利息 (-) 1,399 3,266 3,354 3,444 3,537 3,633 支払利息 (+) 112,345 113,604 116,672 119,823 123,060 126,383 EBIT 336,607 330,771 339,705 348,880 358,303 367,980 法人税(40%) (-) 134,643 132,309 135,882 139,552 143,321 147,192 NOPAT 201,964 198,463 203,823 209,328 214,982 220,788 減価償却 (+) 236,013 224,209 230,264 236,484 242,871 249,430 設備投資 (-) 240,637 307,258 315,556 324,079 332,832 341,821 運転資本増減 (-) -56,036 18,475 18,974 19,486 20,013 フリーキャッシュフロー 171,450 100,056 102,759 105,534 108,385 2,056,404 割引率(WACC:6.27%) 0.9409941 0.8854700 0.8332221 0.7840571 0.7377931 0.7377931 キャッシュフローの現在価値 161,334 88,597 85,621 82,745 79,965 1,517,201 正味現在価値合計 2,015,463 有利子負債 19,489 株主価値 1,995,974 発行済株式総数 1,082,000 (千株) DCF法による評価株価 1,845 円 10. (株)ファーストリテイリング 9983.t 理論株価【14,578 円】 ◆フリーキャッシュフロー計算、及び理論株価の計算 (単位:百万円) 2009/8 2010/8 2011/8 2012/8 2013/8 2014/8 継続価値 経常利益 101,308 113,366 129,388 147,675 168,547 192,368 受取利息 (-) 847 1,362 1,362 1,362 1,362 1,362 支払利息 (+) 917 1,295 1,295 1,295 1,295 1,295 EBIT 101,378 113,300 129,322 147,609 168,480 192,301 法人税(40.5%) (-) 41,058 45,886 52,375 59,782 68,234 77,882 NOPAT 60,320 67,413 76,947 87,827 100,246 114,419 減価償却 (+) 9,765 11,254 12,845 14,660 16,732 19,097 設備投資 (-) 22,601 31059 35449 40459 46177 52704 運転資本増減 (-) 22,328 2,461 2,809 3,205 3,658 フリーキャッシュフロー 25,280 51,881 59,220 67,595 77,154 1,529,091 割引率(WACC:5.60%) 0.9470084 0.8968250 0.8493008 0.8042950 0.7616741 0.7616741 キャッシュフローの現在価値 23,940 46,529 50,295 54,366 58,766 1,283,688 正味現在価値合計 1,517,585 有利子負債 32,810 株主価値 1,484,774 発行済株式総数 101,849 (千株) DCF法による評価株価 14,578 円 §6.参考文献 ・道具としてのファイナンス ・道具としての金融工学 ・MBA バリュエーション 石野 雄一 藤田 岳彦 森生 明 ・eol データベース(http://db2.eol.co.jp/EolDb/Search/CompanySearch.aspx) ・東洋経済オンライン(http://www.toyokeizai.net/dcs/) ・野村證券(http://www.nomura.co.jp/cgi-bin/terms/search.cgi/normal) ・テクニカル分析理論(http://www.asumiru.com/analyze/theory_c.html/ ・経済産業省(http://www.meti.go.jp/) ・信越化学工業(株) (http://www.shinetsu.co.jp/j/ ・武田薬品工業(株) (http://www.takeda.co.jp/ ) ) ・新日本製鐵(株)(http://www.nsc.co.jp/ ) ・京セラ(株)(http://www.kyocera.co.jp/ ) ・トヨタ自動車(株) (http://www.toyota.co.jp/ ) ・任天堂(http://www.nintendo.co.jp/ ) ・住友不動産(株)(http://www.sumitomo-rd.co.jp/ ) ・セコム(株)(http://www.secom.co.jp/ ) ・ソフトバンク(株) (http://www.softbankmobile.co.jp/ja/index.html ) ・(株)ファーストリテイリング(http://www.fastretailing.com/jp/ ) )
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