豊橋商工会議所 事業報告書【概要版】

平成 24 年度 豊橋商工会議所
1.創立 120 周年記念事業の実施
事業報告書【概要版】
(3) 豊橋市に対し予算要望・政策提言を実施
の各種支援を行った。
○ 業種業界の意見を集約し、中小企業施策、商工業関連施策、社会基盤整備
等に関する政策提言・予算確保要望を豊橋市長に対し行った。
●H24 年度実施済み事業
(5) 広報活動・調査事業の実施
○ 広報誌「ニューボイス」やメールマガジン、ホームページ、定例記者会見
により、会員事業者や関係機関等に対し、情報発信を行った。
(1) 記念講演会の開催
○ LOBO 調査、中小企業景況調査、景気動向調査、大型店販売動向調査等の
○ 「ものづくり博 2012in 東三河」との併催で、トヨタ自動車㈱の豊田章一郎
調査を行い、地域経済の現況把握と提供を行った。
名誉会長を招き、
「研究と創造~ものづくりの原点」をテーマに講演会を開
催した。
○ 2/20 に財務省 東海財務局長の乙部辰良氏を招き、
「最近の経済金融情勢等
について」をテーマに講演会を開催した。
(2) 会員拡大キャンペーンの実施
○ 「広げよう!会員の輪、めざそう!5,700 会員」をキャッチフレーズとし
東三河広域経済連合会設立
H24/4/25
豊橋市への要望
H24/11/19
て、役員・議員・地元金融機関等の支援・協力を得て、キャンペーン活動
を実施し、400 会員を上回る新入会員を迎え、5,773 会員を実現した。
(3) 海外経済ミッションの派遣
3.会員サービス事業の充実と
○ ものづくり企業から注目を集める、ベトナム及びミャンマーへの経済ミッ
組織・財政・運営基盤の強化
ションを派遣し、投資環境や人材育成の現場の視察訪問や関係者との交流
(1) 会員訪問活動の継続実施によるニーズ・課題の把握
を通じて現地事情等の理解を深めた。
○ 職員による会員訪問を継続実施し、会員事業所のニーズ及び課題の把
握に努めた。
(2) 組織強化と財政基盤の確立
○ 会員拡大キャンペーンの結果、年度末現在の総会員数は、5,996(会員 5,773、
会員でない特定商工業者 223)で、組織率 40.6%となった。
○ 会員の福祉向上のため新商品を導入し、各種共済制度の充実を図るほか、
豊田章一郎氏講演会
H24/12/1
海外ミッション派遣
H25/3/4~3/9
保険会社との共同推進によるキャンペーンを実施し、加入促進を図った。
(3) 会員サービス事業の実施
●H25 年度実施事業
(1) 「ヘンリー四世」特別協賛・記念式典の開催
○ 中小中堅企業の海外進出等をサポートする「海外展開支援室」を開設し、
(2) 記念誌の編纂
○ 会員懇談会「水といのちの京都水族館と世界遺産醍醐寺」を企画・開催し、
(3) 中期行動計画の策定
(4) 会員参加型事業の実施
(5) 商工会議所ビルの耐震強化・改修工事
販路開拓や取引拡大を支援したほか、語学講習会やセミナーを開催した。
392 名の参加者が交流を深めた。
○ 会員企業における職場の健康管理を促進するため、豊橋市医師会と連携し
て「健康診断事業」を実施し、222 名が受診した。
○ 会員事業所の販売促進・新規顧客開拓を図るため、
「ええじゃないか豊橋会
2.政策・制度に関する提言・要望活動
(1) 日商及び県連を通じ、政府等へ要望活動を展開
○ 日本商工会議所や愛知県商工会議所連合会などの諸会議に出席し、全国的
な要望のとりまとめや、広域的な意見の具申等を行った。
(2) 「東三河広域経済連合会」の設立
○ 東三河の商工会議所・商工会を構成員とする、
「東三河広域経済連合会」を
設立し、東三河全体の要望事項等を集約するほか、広域的な諸課題につい
て協議、調整をするとともに、東三河県庁が策定する「東三河将来ビジョ
ン」に関して議論を深めた。
員優待クーポン券」を 2 回発行した。
○ 会員事業所の事業主・後継者・従業員を対象とした、独身男女の出会いを
サポートする婚活パーティー「とよはし婚活はええじゃないか」を 3 回開
催。延べ 139 名が参加し、16 組のカップルが誕生した。
(4) 女性会・青年部活動への支援
○ 女性経営者の研鑽と交流、資質向上を図るとともに地域貢献活動を行うこ
とを目的とした女性会の団体運営に関する助言や円滑な事業推進のため事
務的サポート等の各種支援を行った。
○ 次世代を担う青年経営者・幹部で構成する団体である青年部の各種委員会
活動など団体運営に関する助言や円滑な事業推進のため事務的サポート等
会員懇談会
H24/11/7
第 1 回 婚活パーティー
H24/8/4
4.中小企業に対する支援の充実
(1) 専門家等エキスパートの活用による相談体制の充実
○ 高度で専門的な経営相談に対し実践的な課題解決を図るため「豊橋ビジネ
スサポートセンター」を開設し、創業・経営革新・事業承継・地域資源活
用・農商工連携・技術力向上支援など 448 件の各種相談に対応したほか、
31 件の専門家派遣を行った。
○ 弁護士や税理士、弁理士、社会保険労務士などの専門家、各種経営支援機
関等による定例専門相談を 78 回開催し、延 80 名が利用した。
○ 厚生労働省の委託事業として、最低賃金引き上げに伴う相談窓口「豊橋最
低賃金相談支援コーナー」を開設し、155 件の相談に対応した。
(2) 小規模企業等経営改善普及事業の推進
○ 商工会議所事業の柱である地域中小企業振興事業と、小規模事業者への経
営改善普及事業を積極的に実施し、経営改善のための各種支援を行った。
(3) 各種融資制度の普及および利用促進
○ 小規模事業者経営改善資金(通称:マル経)については PR を活発に行い、
融資推薦件数 40 件、融資推薦総額 2 億 2,045 万円であった。
(4) 各種講演会・講習会の開催
○ 各種講習・講演会・能力開発セミナーを 34 回開催し、延 572 企業・855
名が参加した。
○ 東三河広域経済連合会の人財育成事業の一環として、高度な知識や技能を
持った優秀な企業人材の育成を図るため「東三河産業アカデミー」のシリ
ーズ名称により専門性の高い講習会・セミナーを 7 回開催した。
(5) 経営安定に向けた支援
○ 地震等災害時における対応策として、BCP(事業継続計画)セミナーを開
催し、NPO 法人東海リスクマネジメント研究会との共催により第 8 回防
災フェアを開催した。
づくり博 2012in 東三河」を 11/30、12/1 に豊橋市総合体育館で開催し、
(6) 雇用開発事業の推進
○ 学生就職情報センターを設置し、各種企業情報を一般公開するとともに、
ニューボイス特集号「東三河優良企業就職情報」を部発行するほか、合同
会社説明会を 5 回・延 347 企業により実施し、
1,896 名の学生が参加した。
東三河のものづくり企業の情報発信を行った。
○ チタン合金加工産業集積ゾーンの形成を目指す「チタノミックス研究会」
事業として、最新技術や素材をテーマとした講演会等を実施した。
○ 次世代を担うものづくり人材育成事業として「第 10 回高等学校エコカー
(7) 各種検定試験の実施
○ 日本商工会議所との共催により「簿記、販売士、珠算、日商 PC」を、東
京商工会議所との共催により「福祉住環境コーディネーター、
カラーコーデ
ィネーター、ビジネス実務法務、eco 検定」の各種検定試験を実施した。
(8) ビジネスマッチング支援事業の実施
レース総合大会」や「中学生ものづくり教室」を実施した。
○ 従前の科学技術賞及び加工技術賞を統合し「ものづくり大賞」を創設し、
第 1 回ものづくり大賞を「トピー工業㈱豊橋製造所」に贈った。
(3) 観光コンベンション事業
東三河縦貫道等の整備促進等について要望活動を展開した。
○ 「浜松三ヶ日・豊橋道路建設促進期成同盟会」により、
「浜松三ヶ日・豊橋
道路」の整備促進を図る要望活動のほか、建設機運を盛り上げるため、PR
誌の発刊並びにホームページにより情報発信した
(3) 環境問題への対応
○ 資源循環や環境負荷低減に関する産業技術の振興を図ることを目的と
した、
「環境経営賞」を創設し、最優秀賞を「武蔵精密工業㈱」
、
「日東
電工㈱豊橋事業所」に、優秀賞を「井村屋シーズニング㈱」
、
「宮川工
機㈱」に、奨励賞を「㈱ダイホー電気」に贈った。
○ 東三河の商工会議所・商工会、湖西市商工会、地域金融機関及び関係支援
○ 東三河の観光コンベンション機能充実に向け、豊橋観光コンベンション協
機関との連携により、販路拡大や事業提携先開拓などのビジネスマッチン
会、愛知県東三河広域観光協議会、三遠南信・伊勢志摩広域観光協議会な
(4) 広域経済圏における連携
○ 東三河県庁の開設に伴い、
東三河の一層の連携強化、
産業振興を図るため、
グ支援事業として、
「地域の絆情報交換・商談会 2012in ものづくり博」を
どとともに、
宣伝事業やコンベンション誘致支援、
海外誘客支援を行った。
東三河の商工会議所・商工会が主催となり、東三河県庁開設記念シンポジ
開催し、112 社が参加して 100 件の商談を行った。
○ 県下商工会議所等との協同による
「アライアンス・パートナー発掘市 2012」
や「三河・知多地域商談会」に参画し、取引先の開拓を促した。
○ 全国からの誘客イベントとして「第 17 回炎の祭典」を開催した。
○ 豊橋観光コンベンション協会と連携して、豊橋カレーうどんの普及、販売
促進活動を行った。
ウムを開催し、産業界の立場から議論を行った。
○ 三遠南信地域連携ビジョンの実現に向け、
「三遠南信地域連携ビジョン推進
会議(SENA)
」に参画し、各種重点プロジェクトの推進を図った。
○ 全国に発信できる「ええじゃないか」ブランドの普及育成と事業の具体化
○ 「三遠南信サミット 2012in 東三河」が豊橋市で開催され、
「三遠南信の歩
を推進した。特に、豊橋まつりでは市民に広く参加を呼び掛けるため豊橋
みと未来~県境連携の先駆けとしての地域創造~」をテーマに、行政、経
駅ペデストリアンデッキで前夜祭を開催した。
済界等のトップが三遠南信地域の課題解決に向けた討議を行った。
○ 愛知県東三河広域観光協議会、東三河広域経済連合会と連携し、東三河及
び伊勢地域の観光交流の促進を目的に、観光グルメラリー「ぐるら+」を
開催した。
第 8 回防災フェア
H25/3/15~16
地域の絆 商談会
H24/11/30~12/1
浜松三ヶ日・豊橋道路の
国交省への要望 24/7/17
5.地域産業振興事業
(1) 中心市街地の活性化と商業振興
○ 中心市街地活性化協議会を通じ、豊橋市と連携し、中心市街地活性化基本
計画の推進に向けた活動を行った。
ものづくり博 2012
H24/11/30~12/1
ひろこうじ歩行者天国
H24/9 月~11 月
○ ㈱豊橋まちなか活性化センターと連携し、市内電車おかえりキップサービ
ス事業、共通駐車券事業、商店街空き店舗対策事業等を実施するなど、中
心市街地商業活性化に向け各種事業を展開した。
○ 豊橋発展会連盟と連携し、
「とよはしキラキラ☆イルミネーション」をはじ
めとする各種イベント、
「商業団体街路灯等電灯料補助事業」の手続代行な
ど商店街活動への支援を実施した。
○ 中小小売業者、豊橋発展会連盟と大型店が一体となり、第 21 回ええじゃ
ないか豊橋商業フェスタを開催した。
○ 26 年ぶりとなる「豊橋ひろこうじ歩行者天国」を豊橋市、㈱豊橋まちなか
活性化センター、その他関係の商店街等と連携し、開催した。
(2) ものづくりの振興と新産業創出支援
○ 「東三河産業創出協議会」の事業の拡大と広域展開を図り、東三河のもの
づくり企業に向けて、将来に向けたものづくり人財育成や雇用確保を目的
に企業と学校との
「人財交流会」
や三遠南信クラスター推進会議と連携し、
次世代輸送機器や医工連携に関するセミナー等を開催した。
○ 広域連携をテーマに掲げ、従前のものづくりフェアから名称変更し、
「もの
三遠南信サミット in 東三河
H24/10/2
7.部会・委員会 等
○ 卸商業、小売商業、工業、鉄工業、繊維業、木材業、木工業、食品業、建
6.地域基盤整備事業
(1) 三河港の整備と利用促進
○ 三河港振興会や愛知県港湾経済連合会等の港湾関連団体と連携し、要望・
提言活動や港湾振興事業等を行った。
○ 三河港の整備について、国、県等に対し、港湾整備事業の新規採択(神野
埠頭 7 号岸壁第 4 バース〔耐震強化岸壁〕
)
、津波・高潮対策の強化、自動
車港湾に対する振興支援策の強化等を重点に、
積極的な要望活動を行った。
○ コンテナターミナルの利用促進や定期航路の維持拡充及び新規開設等を図
設業、自動車関連業、理財、エネルギー、アグリサービス業、観光サービ
ス業、港湾、不動産業、電子産業、サービス業、医療関連サービス業の 19
部会が、講演会や視察会等、活発な部会活動を行った。
○ 第 20 期の委員会として、会員サービス、広報、産業基盤整備検討特別、
まちづくり特別、ものづくり特別、ええじゃないか推進特別、環境問題検
討特別の 7 委員会が、それぞれのテーマについて検討等を行った。
○ 青年部は、炎の祭典委員会、ええじゃないか委員会、地域活力委員会、ビ
ジネス活性委員会、ビジネス探求委員会、アカデミー交流委員会、総務広
報委員会の 7 委員会とビジネスパーク推進会議において多様な事業を行い、
るため、積極的にポートセールス活動やインセンティブ制度を実施し、取
例会の開催、他地域の青年部との積極的な交流を図ったほか、第 17 回「炎
扱量は、昨年度比約 15%増の 46,083TEU と過去最高を記録した。
の祭典」昼のイベントを企画運営した。
○ 一般市民に対し、港湾施設整備等の理解を深めるため、豊橋みなとフェス
ティバル 2012 を開催し、約 30,000 人の人出で賑わった。
(2) 広域交通ネットワークの整備促進
○ 周辺の行政、会議所・商工会などと連携し、名豊道路、三遠南信自動車道、
○ 女性会は、
「感心・感動・感謝」をテーマに、3 委員会(交流、文化、研修)
を軸として、講演会・研修会・講演会・旅行など多彩で充実した月例会を
企画・開催するとともに、全国大会(北九州)
、県下商工会議所女性会創立
記念行事などへ積極的に参加して交流と友好を深めた。