Kobe Art Village Center PRESS RELEASE 2008.6.25 ver.1 KAVC 若手芸術家支援企画 1floor 2008 「No potato of name」 ●企画主旨 「1floor」とは … 今夏、神戸アートビレッジセンターでは、 当センターの 1 階に向かい合う「KAVC ギャラリー」とコミュニティ スペース「1room」を1つの空間(1floor)と見なし、若手作家があらゆる要素と対話しながら企画を創り 上げるグループ展「1floor」を実施します。本企画は、1996 年の開館から 10 年間開催した「神戸アートアニュ アル」と同じく、センターの設立主旨である若手芸術家育成の理念に基づいて実施する、新たな若手支援プ ログラムです。 KAVC ギャラリー + 1room = 1floor 日常的に様々な人々が行き交う、センターの特異な空間にチャレンジするのは、約 60 名の応募者の中から選 ばれた<青田真也、八嶋有司、吉田周平>の 3 名です。ギャラリーと 1room を一体化した 1 つの展示空間と 捉え、センターの空間を生かした有機的な展示を試みます。 タイトル「No potato of name」について 「No potato of name」とは、3名の作家性を総称する展覧会タイトルを見つけるための言葉遊びをする中で、 「名前の無いもの」という日本語を翻訳サイトで英訳した際に、誤変換されて生まれた造語です。 「potato」は、 所謂「ジャガイモ」だけではなく、様々な意味が付加された言葉として存在します。例えば、「未熟な」 、「青 春期の」といったニュアンスを含み、1980 年代には「ハーフポテトな俺たち」や「噂のポテトボーイ」といっ た青春ドラマが放映され、当時の若者文化を象徴する名称として用いられていました。 1980 年代生まれの作家によるグループ展 奇しくも、この「potato」という単語を自ら選び出した 3 名の作家達は皆 1980 年代生まれです。彼らは、 幼い頃から物質的に満たされ、アニメ・漫画・ファミコンなどのサブカルチャーに慣れ親しみ、携帯電話や インターネットといった情報ツールを身近なメディアとして使いこなす世代です。また、バブル崩壊以降、 絶対的な基準が消滅し、価値観が多様化する現在、どこか曖昧で掴みどころがない感覚や、日常的で個人的 なものへの関心を作品化することが、この世代の共通項なのかもしれません。 一見、脈絡の無い個々の作品からは、自己の表現と真摯に向き合う彼らの姿勢が感じ取れることでしょう。 3 者の作品が1つの空間(1floor)に共存することで奏でられる三重奏をお楽しみいただければ幸いです。 ●企画概要 タイトル:1floor2008「No potato of name」 会期予定:2008 年 8 月 23(土)∼9 月 7 日(日)入場無料(11:00∼20:00 最終日は 17:00 まで 火曜日休館) 会場:神戸アートビレッジセンター 1F(ギャラリー、1room 他) (神戸市兵庫区新開地 5-3-14(阪神・阪急『新開地』東 8 番出口から徒歩約 5 分、JR『神戸』北出口徒歩約 10 分) 出品作家:青田真也・八嶋有司・吉田周平 出品作品:「KAVCギャラリー」とコミュニティスペース「1room」を1つ(1floor)と見なした空間に映像、 インスタレーション、立体など、多岐に渡る作品を出品予定。 ◎8/23(土)17:00∼ アーティストトーク、18:00∼ レセプションパーティーを予定。 ●主催:神戸アートビレッジセンター(指定管理者:大阪ガスビジネスクリエイト株式会社) ●会場/お問合せ:神戸アートビレッジセンター 美術担当:伊藤まゆみ 〒652-0811 神戸市兵庫区新開地 5-3-14 TEL078-512-5500 FAX078-512-5356 http://kavc.or.jp [email protected] Kobe Art Village Center PRESS RELEASE KAVC 若手芸術家支援企画 1floor2008 ●作家プロフィール 青田真也 Aota Shinya(立体、平面他) 1982 年 大阪府生まれ 2004-2005 年 Rhode Island School of Design(アメリカ)に交換留学 2006 年 京都精華大学芸術学部版画専攻卒業 2008 年 愛知県立芸術大学大学院美術研究科油画専攻修了(現在、同大学院研修生) ・個展 2005 年 「個展」 (Benson Hall Gallery /アメリカ) 2007 年 「clover no obake」 (愛知県立芸術大学芸術資料館2階展示室/愛知) ・グループ展 2004 年 「版読」 (京都精華大学ギャラリーフロール/京都) 2005 年 「Art Camp in Kunst-Bau」 (Gallery Yamaguchi Kunst-Bau /大阪) 2006 年 「THE NEW FACES」(石田大成社ホール/京都) 2007 年 「INDIRECT」 (長久手中央図書館/愛知) 「真夜中の SHOW TIME」 (Gallery アートフェチ/愛知) 「City_net Asia 2007」 (ソウル市立美術館/韓国) 「TOKONAMECH'07」(常滑・元丸利陶管工場/愛知) ◎漂白剤のボトルや鬼の面、将棋など、既成品の表面を丸みが出るまでやすりで削り、作品へと転化。砂鉄で描く「消 える絵」や、ネット検索して集めた画像によるコラージュ作品など、モノの断片を集め、ユーモラスな作品世界を展開し ています。今回はギャラリーに作品を点在させ、1room を観客が作品に触れる空間にするなど新たな展示手法を試みます。 ① 2006 プラスチック製のボトル ④《消えるはおばけ》2007 砂鉄、磁石、紙 ② 2007 木製の面 ⑤《消えるはおばけ》2007 砂鉄、磁石、紙 ※掲載写真は本展覧会出品作品ではなく参考作品です。 ③ 2007 将棋盤、将棋のコマ ⑥ 2007 インクジェット用ラベルシール、 ガラス、 ブルーシート Kobe Art Village Center PRESS RELEASE KAVC 若手芸術家支援企画 1floor2008 ●作家プロフィール 八嶋有司 Yashima Yushi (映像) 1981 年 兵庫県生まれ 2006 年 京都造形芸術大学映像舞台芸術学科映像コース卒業 2008 年 情報科学芸術大学院大学【IAMAS】 メディア表現研究科 studio1在籍 ・個展 2005 年 「light filter wall」 (立体ギャラリー射手座/京都) 2006 年 「Na re:sound」 (信濃橋画廊/大阪) ・グループ展 2004 年 「ヴィデオサーカズム魅惑の上映会」 (関西ドイツセンター/京都) 「BIWAKO ビエンナーレ 2004 QUANTUM LEAP Light seeing トキハ館プロジェクト」(トキハ館/滋賀) 「Kyoto Art Annual 2004」 (京都造形芸術大学内 高原校舎/京都) 2006 年 「第9回文化庁メディア芸術祭」 (東京都写真美術館/東京) 2007 年 「公募 京都芸術センター 2007」 (京都芸術センター/京都) `INDEPENDANTS ` 2008 年 「しましまのしまじゃないところ」 (cafe parlwr /名古屋、 CAFE /京都) ◎自身の部屋をシリコンで型どって巨大なオブジェへと変換し、プライベートとパブリックのズレを提示するなど、立 体や映像など多様なメディアを用いて、自身が感じる現代社会にひそむ違和感を独自の視点で拾い上げています。本展 では警察官、住職、神主など特定の職業に携わる人物へのインタビューを編集した新たな映像作品にチャレンジします。 (部分)2007 ②《P.A》 シリコンゴム、鏡 2007 ①《P.A》 シリコンゴム、鏡 撮影:Seiji Toyonaga 撮影:Seiji Toyonaga wall(2)》2005 ④《lightfilter ミクストメディア 2004 ③《岸辺の住人》 ミクストメディア wall ⑤《lightfilter ミクストメディア ※掲載写真は本展覧会出品作品ではなく参考作品です。 (1)》2005 2004 ⑥《Na》 ビデオ Kobe Art Village Center PRESS RELEASE KAVC 若手芸術家支援企画 1floor2008 ●作家プロフィール 吉田周平 Yoshida Shuhei(インスタレーション) 1980 年 石川県生まれ 2004 年 成安造形大学デザイン科写真クラス卒業 ・個展 2003 年 「父親がくれたシャツ を着ている」 (ギャラリーココ/京都) 「人間さん」 (ギャラリーココ/京都) 2005 年 「僕インザワールド」 (ギャラリーそわか/京都) 2007 年 「本当に生きた日」 (GALLERY wks. /大阪) ・グループ展 2004 年 「Human Notation」 (ギャラリーココ/京都) 「Re SPORTS 展」(スタジオ・アーカ/大阪) 2005 年 「Re OLYMPIC」 (築港赤レンガ倉庫+多目的広場+海岸通ギャラリー・CASO /大阪) 2007 年 「ファム・ファンタール」 (成安造形大学ギャラリーアートサイト/滋賀) ◎日常生活から着想した「面白い」視点を作品化。古着やみかんの皮をカラーコピーしたり、記念写真に人型の切抜き を施すなど、モノの記憶や質感を身近なツールで表現し、観客に空間や時間を再認識させることを試みています。今回 は KAVC の日常風景を取込んだ作品を屋内外に巡らせ、ギャラリーではモノをトレースしたドローイングを展開します。 2007 ①《お化け》 カラーコピー紙 撮影:草木貴照 2007 ②《自分くさい》 マネキン、雑巾、タオル 2003 ③《ダレカサン》 写真 撮影:草木貴照 2004 ④《みんなのうた》 ミクストメディア 撮影:草木貴照 ※掲載写真は本展覧会出品作品ではなく参考作品です。 2003 ⑤《無題》 衣服、熱転写シート Kobe Art Village Center PRESS RELEASE 2008.6.25 KAVC 若手芸術家支援企画 写真貸出申込書 1floor 2008 「No potato of name」 展覧会広報用としてプレスリリース内の「作家プロフィール」でご紹介している作品画像をご用意しております。 ご希望の際は、下記用紙に必要事項をご記入の上、ファックス 078-512-5356 または [email protected] までお申し 込み下さい。 尚、写真の使用に際しましては、作家名、作品名、制作年、撮影者などのキャプションを併記いただきますようお願い 致します。 また、本展記事をご紹介いただく場合には、恐れ入りますが、情報確認のためのゲラ刷り、掲載紙などをお送り下さい。 雑誌名・番組名・サイト名 種別(○印をつけてください) 発売・放送・公開予定日 雑誌・新聞・ネット媒体・TV・ラジオ・その他 貴社名 ご担当者名 e-mail TEL / FAX ご連絡先 〒 - 図版番号(ご希望の作家プロフィールページ掲載画像に○印をつけてください) [ 青田真也 ] ①・②・③・④・⑤・⑥ [ 八嶋有司 ] ①・②・③・④・⑤・⑥ [ 吉田周平 ] ①・②・③・④・⑤ ●広報に関するお問合せ先/神戸アートビレッジセンター 美術担当:伊藤まゆみ 〒652-0811 神戸市兵庫区新開地 5-3-14 TEL078-512-5500 FAX078-512-5356 http://kavc.or.jp [email protected]
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