防爆型無線LANシステムの販売を開始

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2007
2007年12月19日
JFEエンジニアリング株式会社
防爆型無線LANシステムの販売を開始
当社はこのたび、爆発性ガス雰囲気の危険場所(以下、防爆エリア)でも安全な通
信システムを構築できる防爆型無線LANシステムを開発し、販売を開始いたしま
した。
販売第一弾として、アイコム株式会社(社長:福井勉)、及び株式会社宮木電機製
作所(社長:小田明)と共同で、防爆無線LANアクセスポイント注1(以下「L
ANEX-AP」)の製造、販売をいたします。
無線LANはインターネットをはじめ、大容量データ伝送システムとしてオフィス
などに普及していますが、防爆エリアで使用できる無線LAN機器は少ないのが現
状です。しかし、防爆型無線LANシステムをガス・石油化学・化学薬品工場等に採
用することができれば、高度な操業およびメンテナンスを支える安全かつ大容量の
情報伝達手段を、簡便に構築することが可能となります。また、無線技術の特徴で
あるモバイル性や、配線ケーブルの削減のメリットを活かし、危険物を扱う物流施
設・各種燃料注2ヤード・トンネル等への導入も考えられます。
この度販売を開始する防爆無線LANアクセスポイントLANEX-APは、高利
得(アンテナの感度が高い:約15dBi)指向性アンテナ注3を採用しており、広域
エリアやトンネル(直線的閉鎖空間)への適用に最適で、地上部自由空間において
最大400m(トンネルでは最大150m)のエリアをカバー注4する事が可能です。こ
れは、一般的な無指向性アンテナ注5の能力比で直線距離で約3倍注6に相当し、よ
り少ないアクセスポイントの設置で工場などの広域なカバーエリアを確保すること
が可能となります。
当社は、LANEX-APに加えて、引き続き防爆エリアで使用可能なIP携帯電
話機、Webカメラ、IP携帯電話機を所持している人間の位置を検知するシステ
ム等の商品の企画・開発を推進しており、危険場所でも安全に使用できるトータル
な防爆型無線LANシステムの提供を目指してまいります。
以上
注1: 無線端末からのデータをLAN等を含む他装置に伝送するための中継装
置。
注2: 石油、ガス、石炭、化学薬品等
注3: 特定の方向に電波を放射するアンテナ
注4: スループット(伝送能力)が3Mb/s程度確保できる距離の参考値。
伝送距離は、アクセスポイントが設置される環境により異なる。実際の適
用にあたっては、現地での電波伝搬調査が必要となる。
注5: 360°均等に電波を放射するアンテナ
注6: 当社実測データに基づき算出した値
参考 : 防爆型無線LANの構成イメージ(PDF 119KB)
http://jfe-eng.7demo.net/_old/release/news07/news_e071219.html[12/04/16 14:41:59]
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