福岡大学筑紫病院 外科 卒後後期研修プログラム

福岡大学筑紫病院 外科 卒後後期研修プログラム
Ⅰ.
特徴
福岡大学筑紫病院は福岡市の南側に隣接する筑紫野市に 1985 年に開設されました。2007 年には大
学病院として全国ではじめて地域医療支援病院の承認を受け、大学病院としての性格と地域中核病院
としての性格を併せ持つユニークな病院です。外科はこのような母体に支えられ、年間約 700 の手術
件数を行っています。
Ⅱ.
施設概要
全病床数 310 床、うち外科 44 床。内容は、消化器外科、呼吸器外科、乳腺内分泌外科、救急医療を
行っています。治療疾患の約 50%が悪性疾患で、つぎに炎症性腸疾患、虫垂炎・ヘルニア、肝胆膵良
性疾患と続きます。消化器外科専門医 5 名、呼吸器外科専門医 1 名、およびその他のスタッフが研修
の指導にあたります。
Ⅲ. 研修目標
医の倫理を体得し、医療を適正に実践すべく一定の修練を経て、標準的な知識・技能の習得を目標
としています。具体的には、消化器外科疾患、呼吸器外科疾患の診断および治療計画を立てることが
できることを目標としています。手術に関しては、低難易度手術(虫垂切除術など)から中難易度手
術(胃切除術など)300 例以上の手術手技、術前後の管理・処置の経験を目指しています。研究活動
は、地方学術集会で年に 1 回以上の発表を行うことを義務としています。
さらに、後期研修およびその後の臨床研修を行い、卒後 5 年目に日本外科学会が定める外科専門医
習得を目指すとともに、専門医習得後のサブスペシャルティ(消化器外科,心臓血管外科,呼吸器外
科および小児外科などの関連外科専門医)の取得を見据え、後期研修を行います。
Ⅳ.研修システム
指導医を中心とチームに属し、15 名前後の患者を受け持ちます。患者・家族・パラメディカルとの
良好な人間関係を確立します。同時に担当患者の病態把握および治療計画を立て、カンファレンスの
協議に参加し、様々な病態について理解を深めます。手術日は週 3 日で、手術執刀および助手を担当
します。
月に 2~3 回の当直業務を行い、主として救急疾患に対応します。
外科臨床研修に必要な領域で当院に存在しない心臓血管外科領域(外科専門医取得には必須な領
域)に関しては、提携した他施設に出向し症例を経験していただくプログラムを作っています。
Ⅴ.申し込み・応募先
平野公一(外科
電話番号
医局長)
092-921-1011
○外科週間スケジュール
月曜日
火曜日
水曜日
8:00
8:15
8:30
8:45
9:00
9:30
10:00
木曜日
金曜日
土曜日
8:00
抄読会
申し送り
8:15
申し送り
8:30
教授回診
病棟処置
(前川教授)
8:45
8:45
8:45
8:45
申し送り
申し送り
申し送り
申し送り
9:00
9:00
9:00
病棟回診
病棟処置
9:00
9:00
外来
病棟回診
病棟処置
手術
病棟回診
病棟処置
外来
病棟回診
病棟処置
手術
病棟回診
病棟処置
9:30
手術
外来
病棟処置
病棟処置
病棟処置
病棟処置
病棟処置
外来
病棟処置
12:00
16:00
16:00
16:30
17:00
病棟
カンファ
16:30
術前
カンファ等
17:00
術後
カンファ
18:00
○入局後の進路
助手
後
期
研
修
2
~
3
年
初ロ
ー
期テ
ー
研シ
ョ
修ン
助手・助教
関連病院(医員・医長)
(部長)
助手
助教
講師
関連病院(医員)
(部長)
准教授
教授
大学院
6年前後 学位取得
7年以降外科専門医(臨床4年従事) 11年目以降消化器外科・呼吸器外科・乳癌・救急科専門医
卒業
2
プライマリーケア
到
達
目
標
3
4
5
標準的な知識・技能の習得
6
8
11
専門的な知識・技能の習得
指導・教育
切開・縫合
学会・論文発表
疾患チーフ・補佐・チーフとして
外科専門医の育成
CVカテーテル挿入
虫垂炎・ヘルニア・痔根治術
食道亜全摘術
学位指導
開腹
腹腔鏡下胆嚢摘出術
膵頭十二指腸切除術
開胸
胸腔鏡下肺部分切除術
肝切除術
創傷治癒管理など
胃癌・大腸癌各種手術など
肺葉切除術など