有用タンパク質の生理活性安定化技術

平成 25 年度知財ビジネスマッチングマート事業開放特許シーズ集
発行:近畿経済産業局 請負先:公益財団法人新産業創造研究機構
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有用タンパク質の生理活性安定化技術
[シーズ提供元:東レ株式会社]
活用企業イメージ
・有用タンパク質を製造販売する企業
→ 有用タンパク質の生理活性の長期安定化、付加価値向上
・有用タンパク質を取り扱う企業
→ 有用タンパク質の長期保存化のための装置、キットの製造販売
有用タンパク質の安定化サービスの提供
技術内容
・有用タンパク質を窒素バブリング等により、溶存酸素濃度を低減させる技
術。
技術の特徴
・有用タンパク質、溶媒、チオール構造を有する化合物に適用でき、適用分
野が広い。
・溶存酸素濃度を下げて酸化防止する手段は、窒素バブリング以外の各種手
段を使用できる。
・長期的に保存可能なインターフェロン等を得られ、付加価値を付け易い。
開発の経緯
従来の生理活性安定化技術では、十分な酸化防止を実現出来ない等の課
題があった。本生理活性安定化技術では、比較的簡単な手法で、この課題
を解決することが出来た。
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活用例
・生理活性が安定化された有用タンパク質の製造、販売
・有用タンパク質、溶媒、チオール構造を持った化合物、インターフェロ
ンの生理活性の安定化キットの製造販売
・有用タンパク質等の生理活性安定化サービスの提供
等への活用が考えられる。
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有用タンパク質等の
生理活性安定化サービス等
生理活性が安定化された
有用タンパク質(イメージ図)
活用イメージ図、東レ株式会社のHPより
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活用への補足・提供条件等
・技術の確立段階:活用実績なし
・ライセンス出来ない分野:特になし。
・技術の提供形態
① 生理活性安定化技術の特許実施許諾+ノウハウ提供。
② その他:委託加工、生理活性安定化技術の共同開発等。
・契約金
① 契約一時金+ランニングロイヤリティ+ノウハウ提供料(別途協議)
② 加工料等(別途協議)
特許情報
その他関連情報
公開番号:特開 2013-49650
出願日:平成 23 年 8 月 31 日
名称:有用タンパク質組成物およびその製造
方法
権利の残存年数:特許権成立で、17 年
(平成43年8月迄)
【その他関連特許有】
用語解説
生理活性(physiological activity, bioactivity)
化学物質が生体の特定の生理的調節機能に
対して作用する性質のこと。医薬、診断薬、
食品等の有用タンパク質は、生理活性を有す
るが、保存中に、酸化して、その活性が失活
する場合がある。本技術では、酸化に寄不す
る溶存酸素濃度を低減することで、長期保存
しても、生理活性を維持することが出来る。
※平成 26 年 2 月 28 日現在
各
種
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本シーズ集は、シーズ提供企業のご協力を得て、近畿経済産業局(請負先:(公財)新産業創造研究機構)が作成したものです。
問合せ・連絡先:近畿経済産業局産業技術課特許室
℡:06-6966-6016
内容については暫定版で有り、今後の検討により変更される可能性があります。
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