平成 25 年度知財ビジネスマッチングマート事業開放特許シーズ集 発行:近畿経済産業局 請負先:公益財団法人新産業創造研究機構 電 気 ・ 電 子 ・ 通 信 機 械 建 設 ・ 建 築 ・ 土 木 食 品 ・ 医 療 ・ バ イ オ ・ 環 境 各 種 製 造 部 品 加 工 小 売 157 有用タンパク質の生理活性安定化技術 [シーズ提供元:東レ株式会社] 活用企業イメージ ・有用タンパク質を製造販売する企業 → 有用タンパク質の生理活性の長期安定化、付加価値向上 ・有用タンパク質を取り扱う企業 → 有用タンパク質の長期保存化のための装置、キットの製造販売 有用タンパク質の安定化サービスの提供 技術内容 ・有用タンパク質を窒素バブリング等により、溶存酸素濃度を低減させる技 術。 技術の特徴 ・有用タンパク質、溶媒、チオール構造を有する化合物に適用でき、適用分 野が広い。 ・溶存酸素濃度を下げて酸化防止する手段は、窒素バブリング以外の各種手 段を使用できる。 ・長期的に保存可能なインターフェロン等を得られ、付加価値を付け易い。 開発の経緯 従来の生理活性安定化技術では、十分な酸化防止を実現出来ない等の課 題があった。本生理活性安定化技術では、比較的簡単な手法で、この課題 を解決することが出来た。 電 気 ・ 電 子 ・ 通 信 活用例 ・生理活性が安定化された有用タンパク質の製造、販売 ・有用タンパク質、溶媒、チオール構造を持った化合物、インターフェロ ンの生理活性の安定化キットの製造販売 ・有用タンパク質等の生理活性安定化サービスの提供 等への活用が考えられる。 機 械 建 設 ・ 建 築 ・ 土 木 有用タンパク質等の 生理活性安定化サービス等 生理活性が安定化された 有用タンパク質(イメージ図) 活用イメージ図、東レ株式会社のHPより 食 品 ・ 医 療 ・ バ イ オ ・ 環 境 活用への補足・提供条件等 ・技術の確立段階:活用実績なし ・ライセンス出来ない分野:特になし。 ・技術の提供形態 ① 生理活性安定化技術の特許実施許諾+ノウハウ提供。 ② その他:委託加工、生理活性安定化技術の共同開発等。 ・契約金 ① 契約一時金+ランニングロイヤリティ+ノウハウ提供料(別途協議) ② 加工料等(別途協議) 特許情報 その他関連情報 公開番号:特開 2013-49650 出願日:平成 23 年 8 月 31 日 名称:有用タンパク質組成物およびその製造 方法 権利の残存年数:特許権成立で、17 年 (平成43年8月迄) 【その他関連特許有】 用語解説 生理活性(physiological activity, bioactivity) 化学物質が生体の特定の生理的調節機能に 対して作用する性質のこと。医薬、診断薬、 食品等の有用タンパク質は、生理活性を有す るが、保存中に、酸化して、その活性が失活 する場合がある。本技術では、酸化に寄不す る溶存酸素濃度を低減することで、長期保存 しても、生理活性を維持することが出来る。 ※平成 26 年 2 月 28 日現在 各 種 製 造 部 品 加 工 小 売 本シーズ集は、シーズ提供企業のご協力を得て、近畿経済産業局(請負先:(公財)新産業創造研究機構)が作成したものです。 問合せ・連絡先:近畿経済産業局産業技術課特許室 ℡:06-6966-6016 内容については暫定版で有り、今後の検討により変更される可能性があります。 158
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