消防ポンプ自動車 (CD-Ⅰ型) 製造仕様書 平成28年度 千葉県匝瑳市 目 次 第1章 総 則 2 第2章 検 査 5 第3章 仕 様 5 第4章 艤 装 8 第5章 塗 装 19 第6章 補 則 20 第7章 付属品・装備品 22 -1- 第1章 1 総 目 則 的 こ の 仕 様 書 は 、 匝 瑳 市 ( 以 下 「当 市 」と い う 。) が 平 成 2 8 年 度 に 消 防 防 災 施 設 強 化 事 業 補 助 金 交 付 要 綱( 平 成 2 2 年 4 月 )に 基 づ き 整 備 す る 水 槽 付 消 防 ポ ン プ 自 動 車 C D - Ⅰ 型 ( 以 下 「車 両 」と い う 。) に つ い て 、 シ ャ ー シ 及 び 本体艤装、性能に関する仕様等、必要な事項を定めることを目的とする。 2 概 (1) 要 車 両 は 、主 と し て 次 に 掲 げ る も の に よ り 構 成 さ れ た も の で 、消 防 法( 昭 和23年法律第186号)第21条の2において警戒、消火活動等を行う ために使用されるものである。また、車両の本体艤装、性能は国が行う補 助対象となる消防施設の基準告示、消防ポンプ自動車の安全基準(平成1 9 年 5 月 。以 下「 安 全 基 準 」と い う 。)及 び 動 力 消 防 ポ ン プ の 技 術 上 の 規 格 を 定 め る 省 令 ( 昭 和 6 1 年 自 治 省 令 第 2 4 号 。 以 下 「 規 格 省 令 」 と い う 。) の各項目にすべて適合するものとし、艤装に使用する各種材料、部品等に ついては、特に指示する以外は日本工業規格品及び受注者の規格による精 選された耐久性に富む新品を使用すること。 ア 消 防 ポ ン プ 自 動 車 専 用 シ ャ ー シ( C D - Ⅰ 型 ) (車両総重量7t未満) イ 補助対象設備 ウ 車両取付け品及び取付け装置 エ 車両装備品 オ 積載品及び付属品 (2) 車 両 は 、あ ら ゆ る 災 害 活 動 に 対 処 で き る よ う ダ ブ ル キ ャ ブ オ ー バ ー 型 6 人 乗 り 消 防 車 専 用 シ ャ ー シ に 動 力 消 防 ポ ン プ 装 置 、水 槽( 1 0 0 0 L 以 上 ) 及び照明装置等を装備し本体のボックス内外に積載した各種 機材等を活用 して災害等の迅速、適切な火災防御活動に供することを目的として製作す るものであり各部構造、装置は堅牢で耐久性に富み、消防ポンプ操作活動 の酷使に充分耐えられる構造であること。 (3) 車 体 は 、常 時 登 録 さ れ た 車 両 総 重 量 の 状 態 に お い て 、十 分 耐 え 得 る も の であること。 -2- 3 適合法令 (1) 車 両 は 、消 防 法 第 2 1 条 の 2 に 定 め る 消 防 ポ ン プ 自 動 車 、C D - Ⅰ 型 の 基準をすべて満足するものであること。 (2) 車 両 は 、道 路 運 送 車 両 法( 昭 和 2 6 年 法 律 第 1 8 5 号 )及 び 道 路 運 送 車 両の保安基準(昭和26年運輸省令第67号 )に定める緊急自動車の基準 に適合し、且つ、関東運輸局千葉運輸支局が行う新規登録検査に合格する とともに、緊急自動車として、千葉県公安委員会の承認が得られるもので あること。 (3) 艤装は、この仕様書に基づくとともに、安全基準、規格省令に定める 基 準 に 適 合 す る こ と 。ま た 、車 両 は 全 般 に わ た っ て 十 分 検 査 が 施 さ れ 機 動 性 、耐 久 性 を 高 め た 走 行 安 定 性 の 良 い 緊 急 車 で あ り 、か つ 運 転 操 作 、点 検 整備が容易な構造であること。 (4) 総重量が6t未満の車両の前輪荷重割合(道路運送車両の保安基準の 細目を定める告示(平成14年国土交通省告示第619号)第8条第1 号 で 定 め ら れ て い る 割 合 を い う 。) は 、 3 0 % 以 上 で あ る こ と 。 (5) 特 許 等 工 業 所 有 権 に 関 す る 法 令・第 三 者 の 有 す る 特 許 法・実 用 新 案 法 又 は意匠法上の権利及び技術上の知識を侵害することがないよう必要な処 置を講ずること。 これらの運用・適用にかかる費用は受注者が負担すること。 4 提出書類 (1) 受 注 者 は 、契 約 締 結 後 、速 や か に 当 市 と の 間 で 製 作( 仕 様 内 容 等 )に 関 す る 詳 細 な 協 議 を 行 い 、そ の 結 果 に 基 づ き 次 に 掲 げ る 承 認 申 請 図 書 を 各 2 部( A 4 フ ァ イ ル 綴 り )作 成 、当 市 に 提 出 し 承 認 を 得 て 製 作 に 着 手 す る こ と。 ア 車両の価格内訳書及び主要諸元表 イ 全 般 艤 装 図 ( 艤 装 五 面 図 、 ポ ン プ 搭 載 図 、 配 管 図 含 む 。) ウ 製 作 工 程 表 ( 中 間 検 査 及 び 完 成 検 査 予 定 日 を 記 入 す る こ と 。) エ 車体組枠図(補強材料及び組枠寸法図) オ 総重量計算書 カ 電気配線図、計器盤関係図、ボンディングワイヤー取付け図 -3- キ 使用材料明細表(外注品は外注会社名、住所、電話番号を記入) ク 資機材収納庫等の製作図及び取付け図、消防用資機材等配置図 ケ 取付け品の取付け要領図、取付け品及び積載品の製作図又はカタログ コ 着工届(様式任意) サ その他当市が指示するもの (2) 工事進捗旬報は、当市の指示により文書又は電話にて報告すること。 (3) 請 負 出 来 高 検 査 願 は 、検 査 日 の 7 日 前 ま で に 当 市 の 指 示 す る 書 式 に て 提 出すること。 5 完成図書の提出 車両納入時、次の書類を各2部(A4ファイル綴り)作成し当市に提出す ること。 (1) 完成図(1/20)擬装三面図 (2) 納入通知書 (3) 改造自動車計算書(運輸支局提出書類の複製) (4) 資機材、装備、取付け品取扱い説明書及び取扱注意事項書 (5) 電 気 配 線 図 ( ヒューズ及 び 配 線 で 実 際 の 位 置 に て 表 示 す る こ と ) (6) ヒューズ、灯火球の数量及び容量一覧表 (7) 社内検査成績書 (8) 保証書、整備書 (9) 各 主 要 部 品 一 覧 表( 品 名・型 式・数 量・製 造 会 社 名・代 理 店 名・所 在 地 ・ 電話番号・カタログ) (10) 運輸支局登録後の前後面・左右側面・上部 対空面・左右斜め前方面か らのカラー写真(CD含む) (11) 自動車検査証の写し (12) 警 光 灯 等 検 査 証 明 書 、検 定 試 験 成 績 表( ポンプ・エンジン)、検 定 合 格 証 の 写し 6 (13) 千葉県公安委員会よりの緊急自動車等の指定申請(届出)の受理証明 (14) その他当市が指示するもの。 登録手続きの代行 次の事項にかかる手続き等は、受注者が代行し、検査等を伴うものにあっ -4- ては合格後に納入すること。 (1) 関東運輸局千葉運輸支局の車体検査登録に関すること。 (2) 千葉県公安委員会の緊急自動車等の指定申請(届出)に関すること。 (3) 現 有 車 両( 当 市 の 指 示 す る 車 両 )の 抹 消 登 録 に 関 す る こ と 及 び 不 用 と な った車両、ポンプ並びに装備品等の処分は受注者が行うこと。 第2章 1 検 査 当市立会いの下に、工程表に基づき次の検査を行う。 また、検査を受けようとする7日前までに検査日時、場所及び要領を記載 した検査願を当市と協議のうえ提出し、当市の承認を得ること。 (1) 中間検査 艤装工程の70~80%出来高時、受注者製作工場にて中間検査を実施 する。 (2) 完成検査 完成車の納入時、当市にてエンジン、ポンプ及び装備品の機能試験並び に車両、資機材の検収を実施する。 2 検査を受けるときは、検査に先立ち社内検査成績書を2部、社内検査状況 写 真( 隠 ぺ い 部 で 、検 査 時 に 確 認 で き な い も の を 含 む 。)を 1 部 提 出 す る こ と 。 3 検査に必要な測定器は、事前に準備すること。 4 検査は、社内検査の結果により当市の認める事項について省略することが ある。 5 検査終了後、検査成績書を2部提出すること。 第3章 1 仕 様 シャーシ及びエンジン 総 則 を 満 足 し 、シ ャ ー シ は 2 0 1 6 年 に 公 表 、製 造(「 平 成 2 2 年 ポ ス ト 新 長期排出ガス規制」に適合)された車両で性能に優れ、下記 諸元を備え、当 市が承認したものとする。 (1) ア 主要諸元 型式 消防自動車専用シャーシ(車両総重量7t未満) -5- イ 全長 5,600 mm以下(車庫長検討の上決定する) ウ 全幅 1,900 mm以下 エ 全高 2,700 mm以下 オ ホイールベース 2,760 mm以上 カ 最小回転半径 5,800 mm以下 キ 乗車定員 6名 ク 燃 軽 ケ 最高出力 103KW以上 コ 最大トルク 375N・m以上 サ 駆動方式 2輪駆動方式 シ 変速装置 AT ス 制動装置 油圧式(前後輪ディスクブレーキ・ABS付) セ タイヤ オールシーズンラジアルタイヤ 料 油 (BS製M804袋ナット付スペアタイヤ含む) 2 ソ 操向装置 パワーステアリング タ オルタネータ容 量 24V-80AH以上 チ ガバナ形式 電子式 ツ 燃料タンク容量 60L以上 テ 走安装置 前後スタビライザー付 車両装備取付品 (1) フロント団マーク 一式 (2) エアーコンディショナー 一式 (3) アワメーター(エンジン回転計積算型、照明付) 一式 (4) 自動充電器 (ずぼら充電器10mマグネットコンセント付) 一式 (5) エ ン ジ ン 油 温 計 ( 照 明 付 )、 電 圧 ・ 電 流 計 ( 照 明 付 ) 一式 (6) 電源コンバーター(12V電装品用に電圧変換装置用として) 一式 (7) フロントアンダーミラー 一式 (8) オイルパンヒーター 一式 (9) パワーウインド(前後ドア) 一式 -6- 3 (10) ドアバイザー(全ドア・ステンレス製) 一式 (11) LED路肩灯 一式 (12) フォグランプ 一対 (13) 助手席サンバイザー 一式 (14) 後退警報器(音声式・夜間消音機能なし型) 一式 (16) SRSエアーバックシステム 一式 (17) 後部座席昇降用ステップ 一式 (18) バ ッ テ リ ー ( 1 2 V -1 1 0 A H 以 上 を 二 基 、 レ ー ル 引 出 し 式 ) 一 式 (19) フルパワーPTO 一式 (25) バッテリーメインスイッチ 一式 (20) 牽引用フック(車体前後部、引張力5トン、外れ止め防止付) 一式 (21) マ ッ プ ラ ン プ (助 手 席 前 方 L E D 型 ) 一式 (22) 電動キャブチルト装置 一式 (23) 助 手 席 側 電 動 格 納 式 ミ ラ ー (ワ イ ド ビ ュ ー 型 鏡 面 ) 一式 (23) 上後方確認用サイドミラー(助手席ミラー上部据付広角型) 一式 (25) 集中ドアロック 一式 (26) シ ー ト ベ ル ト( 6 人 分 ) 一式 (27) ヘ ッ ド ラ イ ト( 車 種 固 有・ H I D ) 一式 シャーシ付属品 付属品は、次のとおりとする。 (1) ゴムフロアーマット(前後席共) 一式 (2) 予備ヒューズ(取付け数の個数) 一式 (3) 非常用信号灯 一式 (4) 三角停止表示反射板 一個 (5) 車両用工具 (6) 泥 除 け ゴ ム( 全 輪 ) 一式 (7) ブースターコード(5m用、200Ah対応タイプ) 一式 (8) 亀甲型タイヤチェーン(シングルタイプ) 一組 (9) スペアタイヤ 一式 一式 -7- (10) 牽 引 ワ イ ヤ ー ( 収 縮 式 6ト ン 以 上 ) 一式 (11) 車 輪 止 め( 硬 質 ゴ ム 製 ) 一対 第4章 1 艤 装 車両艤装共通事項 艤装にあっては、当市と別途協議の上、決定するものとする。 (1) 車 体 の 構 造 及 び 艤 装 は 、堅 牢 で 耐 久 性 を 充 分 考 慮 す る と と も に 、重 量 の軽減及びバランスを考慮するとともに、積極的にアルミ及びステンレ ス鋼等を使用するなど材料の配置工夫をして工作すること。 (2) 車体の重要な点検箇所及び主要部分の点検整備に関してのスペース を 確 保 す る と と も に 、必 要 な 箇 所 に は 点 検 口 ま た は 点 検 扉 を 設 け る こ と 。 (3) 艤 装 品 の 取 付 け 等 に 使 用 す る ボ ル ト 、ナ ッ ト 類 は ス テ ン レ ス 製 と す る こ と。 (4) 車 体 の 骨 組 み や 板 材 の 切 断 端 末 に は 、危 険 防 止 の た め 面 取 り を し 、ま た 溶 接 の バ リ 等 は 無 く し 、飛 び 出 し た ボ ル ト 類 は 短 く す る な ど 工 夫 を す ること。 (5) 各 扉 を 開 放 し た 際 、扉 が 車 体 に 接 触 す る 場 合 又 は 、積 載 資 機 材 等 が 当 たる恐れのある場所には緩衝材を施すこと。 (6) 積 載 品 及 び 取 付 け 品 は 、そ れ ぞ れ に 強 固 な 固 定 装 置 を 設 け る こ と 。ま た、収納ボックス等には全てワンタッチで容易に着脱できる構造のラッ シングベルト又はパイプ等を使用し落下防止構造を必要と想われる箇所 に用いること。 (7) 棚の端部分には、資機材等が落下しないように適度な高さの山を設 けること。 (8) 収 納 ボ ッ ク ス 及 び 棚 等 の 底 部 に 木 製 ス ノ コ 板 、厚 め の ゴ ム 製 緩 衝 材 又 は 1 0 mm程 度 の 樹 脂 製 ス ノ コ を 取 付 け る こ と 。 (9) 収 納 ボ ッ ク ス 内 に 水 抜 口 を 設 け 、シ ン フ レ ッ ク ス チ ュ ー ブ 等 を 使 用 し 、 車外へ直接排水が完全に行える構造であること。 (10) ステップ、床等で、水の滞留する恐れのある場所には、内径15㎜の 水抜き穴を設けること。縞鋼板等の接合部等必要とおもわれる箇所に、 -8- 雨水進入を防止する加工(シーラー)を施すこと。 (11) 各 ス テ ッ プ 、車 体 上 部( ポ ン プ 室 上 部 等 )、ボ ッ ク ス 類 上 部 、そ の 他 足 を掛ける部分(リヤタイヤハウス上部)をアルミ縞鋼板張りと し、その 他乗降用ドア又は艤装部の靴又は資機材等が当たる部分には、アルミピ ラミッド板又は、エンボス板で覆うこと。 (12) 一辺の長さが500mm以上の収納ボックスの扉又はシャッターは、 閉の位置及び完全に開いた位置で保持できる構造であること。また、引 出し式の収納装置は、収納の位置及び完全に引き出した位置で保持でき る構造であること。 (13) 2 各扉にはラッチ錠を用いて2重ロック構造とする。 車両艤装 車両は、車体前側から防波板付水槽(1000L以上)及び収納ボッ クス、ポンプ装置及び収納ボックス、車体上部に照明装置及び収納ボッ クス、車体後部側面に吸管及び収納ボックス等を装備する。なお、艤装 形態について、特に指定のない部分はCD-Ⅰ型の標準仕様とする。 別途協議の上詳細な五面図提出後制作すること。 (1) 艤 装 部 は サ ブ フ レ ー ム を 設 け 、シ ャ ー シ フ レ ー ム と 接 合 す る こ と 。な お 、リ ベ ッ ト 継 手 又 は ボ ル ト 締 め に て 接 合 し 、主 要 部 分 の ボ ル ト に は ダ ブルナット等の使用により緩み止めを施すこと。 (2) 車 体 上 部 面 は 、ア ル ミ 縞 鋼 板 張 り と し 、ま た 、点 検 整 備 の た め ポ ン プ 室 へ容易に侵入が可能なようにポンプ室上部の収納ボックスの天井部及び床 部分には開口部を設け、蝶ネジ等を使用し容易に取り外しが可能で、上部 に雨水等の侵入しないような構造とすること。 (3) 車体上部に、二段式の手摺りを設け、隙間よりホース等が落下する恐 のない構造とし、収納用アルミ製ボックス(ダンパー付)を設けること。 (寸法は別途協議)また、固定用のフックを必要箇所に設けること。 (4) 水 槽 前 部( キ ャ ビ ン 側 )及 び 後 部 収 納 ボ ッ ク ス か ら ポ ン プ 等 の 修 理 の 際 作業用スペースを確保するため、点検口を最大限まで拡張し取付けるこ と。 -9- (5) 水 槽 側 板 両 側 に 横 開 き 扉 式 の 収 納 ボ ッ ク ス( 右 側 に ス タ ン ド パ イ プ を 含 むスピンドル等の水利関係の器具を収納し、左側に65mmホースバッ ク を 2 段 で 4 つ 収 納 す る 大 き さ を 確 保 す る こ と 。)を 設 け 、そ の 下 部 両 側 に、下開き扉ステップ兼用収納ボックス(発電機を収納する大きさを確 保すること)を取付けること。 (6) 車 両 後 部 に 収 納 ボ ッ ク ス を 設 け 、 内 部 に 3 段 の 棚 ( 可 動 式 棚 を 1 段 設 け ること)を設け、扉はLED照明付バーシャッター方式とすること。シ ャッター面は、後部ステップの車体後部取付面とほぼ同一となる位置に 取り付けること。また、最下段に、消防操法時に、消防操法の車両の基 準を満たし、角を面取りしたアルミ縞鋼板(固定装置付)の仮設台を製 作 す る こ と 。2 段 目 の 棚 は 消 防 操 法 時 に 6 5 m m ホ ー ス が 置 け る よ う に 、 棚板を外せるようにすること。形状寸法等別途協議 (7) サイドステップはキャビン下まで延長、左側はバッテリーボックス、 右側は燃料タンクとすること。 (8) 車 体 後 部 ス テ ッ プ は 、走 行 の 際 に 、接 触 し な い よ う な 高 さ の 最 低 地 上 高 を確保すること。リヤテールランプは、別途協議の上形状等を決定する。 (9) 後輪から、車体後部ステップ後端までのリヤオーバーハングを、 努め て短くすること。 (10) 艤装部左右前部及び後部左右に昇降用足掛け金具(アルミ製又はステ ンレス製)の大型折畳み式ステップを必要数設けること。 (11) とび口(2本)は、車体左側水槽部とキャビンの間に縦型に取付ける こと。また、消防操法用に、左側吸管上部に容易にとび口(1本)を確保 できる高さに受け口を設けること。 取付形状は、別途協議とする。 (12) 剣先スコップは車両下部に取付けること。 (13) 水槽下部収納に、媒介金具取付け台(アルミ製)及び替え口ノズル取 り 付 け 台 を 収 納 ボ ッ ク ス を 作 成 し 設 け る こ と 。( サ イ ズ 、 個 数 別 途 協 議 ) (14) 消火器は左側吸管内にカバー付で取付けること。 (15) 管 鎗 は 、後 部 シ ャ ッ タ ー 左 右 側 板 に 取 付 け 、ノ ズ ル 側 の キ ャ ッ チ 部 は 、 ボルトナット締め付けとし、上下にスライドできる構造(200mm程 - 10 - 度)により短、長管鎗が取付け可能であること。 (16) 車輪止めは、右側燃料タンク付近にワンタッチ式に収納できる構造で あること。 (17) 二つ折り(3.6m)はしごを車両上部に取付けること。 (18) バッテリーケースはアルミ縞鋼板で製作し、引き出した際にロック が作動する構造で、他の配管等と接触しないようにすること。 (19) バ ッ テ リ ー は 、プ ラ ス 側 の 端 子 に 、短 絡 を 防 止 す る た め の 保 護 カ バ ー が 取 付 け ら れ 、極 性 を 逆 に し て 取 付 け ら れ な い た め の 措 置 が 講 じ ら れ て い る こ と 。バ ッ テ リ ー を 引 き 出 し た 際 、バ ッ テ リ ー タ ー ミ ナ ル に は 十 分 な余裕を確保すること。 (20) ナ ン バ ー プ レ ー ト は 、 前 後 と も 下 地 プ レ ー ト を 設 け て L E D 照 明 で 取 付 け る こ と 。た だ し 、後 部 は 協 議 の 上 、艤 装 上 取 り 付 け な く て も 可 と す る 。 ( 21) 水 槽 補 給 口 ( キ ャ ッ プ ・ チ ェ ー ン 付 ) は 水 槽 左 右 に 扉 を 解 放 し な く て も補給できる位置に取り付けること。 (22) ホ ー ス ブ リ ッ ジ は 、 右 側 水 槽 下 部 収 納 ボ ッ ク ス に 収 納 す る こ と 。 ( 23) 左 右 側 板 は 別 途 協 議 す る 位 置 ま で 立 上 げ る こ と 。 ( 24) 資 器 材 等 の 固 定 及 び 配 置 に つ い て は 、 別 途 協 議 の 上 決 定 す る 。 ( 25) そ の 他 資 器 材 を 収 納 す る ア ル ミ 製 ボ ッ ク ス を 別 途 指 定 す る サ イ ズ 、 個 数を制作すること。 ( 26) 右 側 面 に ず ぼ ら 充 電 器 入 力 用 の マ グ ネ ッ ト コ ン セ ン ト ( 蓋 付 ) を 設 け ること。 ( 27) 必 要 箇 所 に 取 っ 手 を 取 り 付 け る こ と 。 位 置 等 別 途 協 議 。 3 キャビン艤装 (1) キ ャ ブ 後 部 ガ ラ ス は 、鉄 板 と 入 れ 替 え 、マ グ ネ ッ ト フ ッ ク を 6 コ 設 け る こと。 (2) 後部隊員席前方には握り棒を設け、チューブ付フックを6個設け、上 部天井にはLED灯を前後席上に保護枠付及び眩惑防止幕付で取付け、 ス イ ッ チ を 設 け ド ア 連 動 で 点 灯 で き る よ う に す る こ と 。ま た 、リ ヤ シ ー ト下に物入れ収納ボックスを設けること。 - 11 - (3) マップランプ(LED) 隊長席フロントピラー部に取付けること。 (4) キャビン内には内張りを施し、後々の修理等が出来る構造とすること。 また、すべての艤装及びケーブル等の貫通部分は雨水等の漏れを防止 する構造とすること。 (5) 消防救急デジタル無線受令用スピーカーをキャビンオーバーヘッドコ ンソール内に1個取付けること。 (6) キャブをチルト状態においても積載物が落下しないように固定又は収 納されていること。ただし、チルト状態でキャブから取り出すことを指 定されている積載物にあっては、この限りでない。 (7) チルト型キャブは、最も高い位置まで持ち上げた状態を維持するため のメカニカルなロック装置が設けられていること。 (8) 各 ド ア 後 方 の ド ア 厚 部 分 に 、後 方 よ り の 安 全 確 認 の た め の 5 0 mm 巾 の 反射材を貼り付けること。 (9) キ ャ ビ ン フ ロ ン ト グ リ ル( メ ッ キ )の 中 央 部 に 、1 5 0 m m タ イ プ の 消 防団章を取付けること。 (10) 乗降用取っ手を、キャビンのセンターピラー及びキャビン後方外部の 左右にそれぞれ取付けること。 (13) フロントウインドウ上部に、摑まり用取っ手を左右に 取付けること。 (14) 隊長席から、車両左後方を確認できる広角サイドミラーを助手席側ミ ラーの上部に取付けること。 (15) フロントグリルは、メッキ塗装すること。 (16) 前照灯と同一面に、フォグランプ(ハロゲン方式)を 取付けること。 (17) ドア部バイザー(アルミ製)を、全てのドア枠上部に取付けること。 (18) 受令機用アンテナは、キャブ上に架台を設けて取り付け、デジタル 無線の電源、配線を屋内配線用チューブパイプ(φ20mm程度)を 使用し、配管できる艤装とすること。 なお、アンテナケーブル等の調達は、当市の指定する業者より購入 とする。 (19) 携帯拡声器をブラケットを用いて、キャビン内に固定すること。 - 12 - 4 ポンプ装置 (1) ポ ン プ は 、受 注 者 が 製 作 し た 消 防 ポ ン プ 規 格 A - 2 級 2 段 バ ラ ン ス タ ー ビンポンプとし、日本消防検定協会の検定に合格したものであること。 (2) ポンプ操作は運転席に設けた電磁クラッチを用いたスイッチ方式又は レバー方式により容易に行えるものとする。 (3) ポ ン プ 操 作 を ス イ ッ チ 方 式 と し た 場 合 、非 常 用 の ポ ン プ ス イ ッ チ を 設 け ること。 (4) ポンプ部は振動によってゆるみの起こらないようにシャーシフレーム に 確 実 に 取 付 け 、特 に エ ン ジ ン 振 動 等 の 影 響 に よ り 支 障 の な い よ う に 留 意 する。 (5) ポ ン プ の 駆 動 切 替 (O N ⇔ O F F )装 置 に あ っ て は 、 ポ ン プ 運 転 中 に 車 両 が 自 走 す る こ と 、走 行 中 に ポ ン プ が 駆 動 す る こ と 等 、誤 操 作 を し た 場 合 に 生 じ る 危 険 に つ い て 、可 能 な 限 り 、回 避 で き る 措 置 が 講 じ ら れ て い ること。 5 真空ポンプ装置 (1) 真 空 ポ ン プ は ,無 給 油 タ イ プ の 偏 心 翼 型 ロ ー タ リ ー 式 ポ ン プ 又 は 、ピ ストン式真空ポンプを使用すること。 ( 2) (3) 真空ポンプは、総排気量1,200cc以上を確保すること。 真 空 ポ ン プ 作 動 時 、 水 圧 0 . 2 M P a以 内 で 自 動 的 に ク ラ ッ チ が 切 れ る 構 造 と し 、性 能 は 吸 管 の 先 端 で 3 0 秒 以 内 に 水 銀 柱 - 8 5 .1 K P a 以上とする。 (4) 真空ポンプの動力の接・断は、電磁クラッチによる自動揚水式とし、 操作は左右側板に設けた押しボタン式スイッチにより行うものとする。 な お 、動 力 伝 達 に つ い て は 、歯 付 き ベ ル ト 又 は 、同 一 軸 連 動 等 に よ り ス ムーズな伝達が行えること。 (5) 6 非常用の真空ポンプスイッチを、車両右側に設けるものとする。 吸水口、放水口、中継口 (1) 吸 水 口 を 車 体 側 板 左 右 に 各 1 個 設 け 、内 径 は 1 0 0 m m 以 上 と し 、任 意 - 13 - の 開 度 位 置 で 固 定 で き る 吸 口 コ ッ ク( ボ ー ル コ ッ ク 方 式 、ス ト レ ー ナ ー 付 ) 及び75mmエルボ(透明カップ付)を取付け、エジェクターバルブによ り連続吸水が可能な構造であること。 なお、排水時の際には、ボールコック内、配管内に水が残留しない構 造の排水バルブ(ボールコック方式)を取付けること。 また、カバーリングは、消火栓媒介金具のリングとすること。 (2) 任意の開度位置で固定できる65mm放水口(ボールコック方式)を、 ポ ン プ 室 左 右 に 各 2 個 設 け る 。な お 、ス イ ベ ル エ ル ボ( 前 側 2 つ は 角 度 付 ) を使用しても下部のボックスに干渉せず、消防操法時を考慮した操作しや すい位置に設けること。 (3) 任 意 の 開 度 位 置 で 固 定 で き る 6 5 m m 中 継 口( ボ ー ル コ ッ ク 方 式・ス ト レーナー付)を車体左右にキャップ・チェーン付で各1個設ける。 7 ポンプ、ドレーン、冷却、不凍液、操作配管、吸管関係 配管は、排水が完全に行え、残水等が残留する恐れのないよう施工するこ と。なお、コック類等は、全てボールバルブ方式とすること。 (1) ポンプ配管の曲部は、つとめて大きく取ること。 (2) 配管の接合には、フランジを使用し容易に着脱できる構造であること。 (3) ド レ ー ン 配 管 は シ ン フ レ ッ ク ス チ ュ ー ブ を 用 い て 、全 て の 配 管 内 か ら 残 水を排出できるものであること。 (4) 各 配 管 の 排 水 バ ル ブ は 、吸 水 系 統 と 排 水 系 統 に 分 け 左 右 の ス テ ッ プ 下 に設置し保護カバーを取付けること。 (5) ポンプレバーは、ポンプ本体のドレーンコックと連動すること。また、 ド レ ー ン コ ッ ク が 電 気 式 の 場 合 に は 、作 動 不 能 時 に 備 え 緊 急 レ バ ー を サ イ ドステップ下部に設けること。 (6) 配 管 は 途 中 で 固 定 し 配 管 の 途 中 に 振 動 の 相 違 が 生 じ る 場 合 は 、フ レ キ シ ブルパイプを使用して振動対策を施すとともに、ポンプ等の点検に支障 のないようにすること。 (7) 冷 却 配 管 は 、冷 却 水 加 減 弁・ス ト レ ー ナ ー・逆 止 弁 に よ り ポ ン プ ミ ッ シ ョン・オイルクーラーを経て補助クーラーに至るものとする。 - 14 - (8) ポ ン プ 室 右 側 の 操 作 し や す い 位 置 に 冷 却 水 バ ル ブ を 取 付 け 、配 管 は 銅 パ イ プ と す る こ と 。な お 、予 備 回 路 を 含 め 2 回 路 並 列 方 式 と す る こ と 。 (9) 不凍液配管は、最少量の不凍液を吸入させるだけで、主ポンプ、真空 ポンプ等主要部の凍結を防止する構造であること。なお、不凍液吸入口 はポンプ室内に設け、外部よりの扉方式にて容易に注入出来ること。 カ プラー付吸入ホースを用意すること。 (10) ド レ ー ン・放 口・吸 口・中 継 口 に は 、全 て リ ミ ッ ト ス イ ッ チ を 設 け 、開 放警告灯を左右ポンプ操作版付近の用水モニター内に設けること。 (11) 右側板に取り付ける吸管は、8mでねじ式の藤かごを取り付け、消防 操法を行いやすいように、藤かごの位置は上部に来るように巻くこと。 ま た 、吸 管 ホ ル ダ ー は 、開 放 の 際 外 側 に 向 か っ て 開 く よ う に す る こ と 。 左側板に取り付ける吸管は、8mとし65mm消火栓媒介(メス)を プロテクター付きで、巻き取りが最小限になるような形状で巻くこと。 藤かごは、左側はスト籠(ワンタッチ式控え綱付)とする。両端に6 5 m m ( オ ス ・ メ ス ) プ ロ テ ク タ ー 付 き 消 火 栓 媒 介 付 の 2 m ×2 本 の 棒 吸管を車両上部ボックス内に入れること。 (12) タンク送水及び給水レバー等の直接ポンプ運用に関わるレバースイッ チ は 、 左 右 に 備 え る こ と 。( 非 常 用 真 空 ス イ ッ チ 等 を 除 く ) (13) 配管の関係上放口等の操作位置に相違が生じるのは別途協議の上、可 とする。また、修理の際に、容易に工具を使用できるように、 別途協議 の上、側板を一部開放することも可とする。 (14) 水 量 計 ( L E D 照 明 付 ) を 左 右 に 設 け る こ と 。 (15) 放 口 等 レ バ ー は 、 基 本 的 に 前 側 で 開 と な る よ う に す る こ と 。 8 計器類関係 (1) 後述する計器にはPTOスイッチ連動で点灯するバックライトを付 け 、ポ ン プ 圧 力 計( 制 振 ダ ン パ ー 付 )・ポ ン プ 連 成 計( 制 振 ダ ン パ ー 付 ) を左右水槽収納ボックス付近に角度をつけた計器取付板に各1個設け、 エンジン回転計( インパネ内の兼用可)・エンジン油温 計をキャビン内 運 転 席 の 見 や す い 位 置 に 設 け る こ と 。な お 、液 晶 モ ニ タ ー( 操 作 盤 兼 用 ) - 15 - は、使用不可とする。 (2) 連 成 計 、圧 力 計 は ア ナ ロ グ 方 式 と し 、0 点 中 央 型 制 振 ダ ン パ ー 付 と す ること。 (3) スロットルハンドルはポンプ室左右のいずれにおいても計器を見な がら微細な調整しながら操作できる位置に操作しやすい大きさのものを 設けること。位置別途協議 (4) 揚水モニター(左右ドレン・吸水管・放口・中継口等開放警告灯兼 用)を左右操作盤付近に設けること。 9 灯火装置 消費電力の低減に努め、全て光源にLEDを使用すること。 (1) 左 右 水 槽 収 納 ボ ッ ク ス 上 部 、両 側 吸 水 管 後 部 上 部 付 近 に 作 業 灯( L I ‐ 21テンレス製ガード付)及び後部収納ボックスシャッターにLED付バ ーシャッターを取付け、スイッチは10連スイッチ内に設けること。 (2) 各 収 納 ボ ッ ク ス 内 に 、ボ ッ ク ス 又 は シ ャ ッ タ ー の 開 閉 で 点 灯 、消 灯 す るリミットスイッチ付LEDボックス灯を取付けること。ACC断で回 路が開となるようにすること。 (3) 可 搬 式 投 光 器 は 、㈱ ハ タ ヤ リ ミ テ ッ ド 製 L E V X - 1 0 S 型( 同 等 品 可)、三脚、防雨型コードリール(30m以上、許容電流15A以上) 及びホンダ製EU9iで1式とする。 (4) 照 明 灯 は 、㈱ 佐 藤 工 業 所 製 フ ラ ッ シ ュ ボ ー イ S P 2 8 型 を 、車 体 上 部に取付け、上下0.5m以上の伸縮、旋回が可能であり、安定器があ る場合は別置きタイプとすること。また、緩衝材としてステンレス製ス プリング等を使用すること。 (5) 照明灯のスイッチは、助手席側ポンプ操作盤付近に保護枠付で取り付 けること (6) 作 業 灯 は 、㈱ 佐 藤 工 業 所 製 フ ラ ッ シ ュ ボ ー イ L E D ソ ブ ラ イ ト( 拡 散)を、車体後部に取付け、上下0.5m以上の伸縮、旋回が可能であ り、緩衝材としてステンレス製スプリング等を使用すること。 (7) 作業灯のスイッチは後部側板付近に保護枠付で取り付けること。 - 16 - (8) 照 明 灯( S P 2 8 )、作 業 灯( ソ ブ ラ イ ト )及 び 作 業 灯( L I - 2 1 ) は10連スイッチに点灯を知らせる警告灯を設け、点灯状態でサイドブ レーキを解除した際に、警告音を発するようにすること。 (9) 計 器 灯 及 び ポ ン プ 運 用 に 関 係 す る と 思 わ れ る 部 分 に は 、1 0 連 ス イ ッ チで点灯する照明(LED)を設けること。位置及び個数、別途協議。 (10) 全 て の 電 装 品( 車 両 ド ア ロ ッ ク を 除 く )は 、バ ッ テ リ ー メ イ ン ス イ ッ チで開となるようにすること。また、別途指定するものについては、A CCに連動して回路が開閉すること。 (11) 10連スイッチには、艤装部扉(シャッター含む)解放警告灯、 キャビン半ドア警告灯、照明灯(ソブライト含む)点灯警告灯、作業灯 (LI-21)点灯警告灯、ポンプ室灯点灯警告灯を点灯するようにす ること。ポンプ室灯警告灯以外は、点灯状態でサイドブレーキを解除し た際に、警告音を発するようにすること。 ま た 、室 内 灯( 前 )、室 内 灯( 後 )、外 部 充 電 中 、警 光 灯 パ タ ー ン 切 替 、 補助点滅灯消灯(必ず電源投入時にオンとなるように設定すること)を 入れるようにすること。 スイッチ位置等については、別途協議。 10 電装関係 シャーシ、艤装及び電気機器には雑音防止を施すとともに、スイッチ類 で必要と思われるものにはリレー及び照明を設けること。 (1) A M・F M ラ ジ オ は オ ー バ ー ヘ ッ ド コ ン ソ ー ル へ 移 設 し 、1 0 連 ス イ ッ チ( S B W - 1 0 0・ダ ッ シ ュ ボ ー ド 中 央 部 下 部 )、デ ジ タ ル 無 線 機 機 本 体 (オーバーヘッドコンソール中央) ・受 令 用 ス ピ ー カ ー( オ ー バ ー ヘ ッ ド コ ンソール)及び電子サイレンアンプ(ダッシュボード中央部上部)をそれ ぞれ指定した位置に設けること。また、電子サイレンアンプ付近に、ハン ドマイクのハンガーを取付けること。 (2) キ ャ ビ ン 屋 根 上 中 央 部 に 架 台 を 設 け 、そ の 上 に 赤 色 回 転 灯 名 古 屋 電 気 株 式会社製XB57-F7A50(前前スピーカー)を取付ける。隊名 灯は、スモール連動点灯式とし、LEDを使用すること。 - 17 - (3) 赤 色 L E D 点 滅 灯( 赤 色 回 転 灯 と 連 動 式 )を 、フ ロ ン ト ボ ン ネ ッ ト 部 に 埋め込む方式にて取付けること。 (4) 赤 色 L E D 点 滅 灯( 赤 色 回 転 灯 と 連 動 式 )を 、後 部 左 右 側 板 立 ち 上 げ に ステンレス製保護枠つきで取付けること。 (5) 各回転灯のスイッチは、一系統で連動するものとする。 (7) 夜 間 ス モ ー ル 連 動 で 巻 き 込 み 、脱 輪 等 の 事 故 防 止 を 図 る た め の 路 肩 灯 を 、 左 右 後 輪 前 部 に 取 付 け る こ と 。( L E D ) (8) 後 退 警 報 器( バ ッ ク ギ ア 連 動 音 声 式・夜 間 消 音 機 能 な し )を 、リ ヤ ス テ ップ下部に取付けること。 (9) 後退灯を、左右に取付ける。 (10) デ ジ タ ル 無 線 用 受 令 機 等 の 消 費 電 力 を 算 定 し 、 D C D C コ ン バ ー タ ー を設けること。24V⇒12V用 (11) 照明付電流計・電圧計をオーバーヘッドコンソールに取付けること。 (12) デ ジ タ ル 無 線 受 令 用 ス ピ ー カ ー を キ ャ ビ ン 外 用 と し て 、 艤 装 部 上 側 左 右にパンチングメタルを用いて各1個取付けること。 (13) 車 両 後 端 を 夜 間 照 射 す る よ う に 、ス モ ー ル 連 動 で 点 灯 す る ダ ウ ン ラ イ ト(流星CE-316・同等品可)を取り付けること。 (14) 擬 装 部 上 部 に 作 業 灯( L I - 2 1 )と 連 動 し て 点 灯 す る 車 上 ラ イ ト( L ED)を設けること。 (15) その他、必要と思われる場所に、照明(LED)を設けること。 (16) 消 防 救 急 デ ジ タ ル 無 線 車 両 用 受 令 器 ア ル イ ン コ D R - X F 5 C R( ハ ン ド マ イ ク 付 )を オ ー バ ー ヘ ッ ド コ ン ソ ー ル に マ イ ク ハ ン ガ ー 付 で 設 け 、 匝瑳市消防団で現有するスタンダードVXD-10及びその他別途指定 する基地局等と相互通信及び受令が可能となるように、設定すること。 な お 、別 途 当 市 が 指 定 す る 業 者 と 連 絡 を 密 に し 、ア ン テ ナ 、免 許 申 請 、 配線等の設定等を行うこと。費用は、受注者の負担とする。 また、バッテリーメイン及びACC経由で回路が開閉させるようにバ ッテリーから直接電源を引くこと。 (17) ルームミラー兼用音声マイク付バックモニター(6.1インチ以上) を 取 り 付 け る こ と 。( ク ラ リ オ ン 製 ま た は 同 等 品 ) - 18 - 第5章 1 塗 装 塗装、記入文字 (1) 塗装 ア メッキ、ステンレスまたはアルミ部分以外はすべて、板金完了後ボデ ィに完全防錆処理を施し白色にて焼付け塗装を行い、金属部分の露出部 分がないようにすること。 イ キャビン上部の回転灯、スピーカー及び無線受令機用アンテナ等の取 付け部分には、特に防錆処理を完全に施し、入念に塗装すること。 ウ 車体の、錆の発生しやすい箇所(下回り、ドア内側、扉、窓枠等)に は防錆処理(アンダーコート(黒色)または、エポシール塗装 )を施す こと。 エ 車体は錆を落とし、油類の清掃洗浄を完全に行い乾燥を充分行った 後、塗装すること。 オ 車体塗装は朱色とし、良質塗料を用いてウレタン塗装を行うこと。 カ ボックス内部は明るいグレー等の中間色とすること。 キ 各配管の塗色は、規格省令に定めるところによる。 ク 木製部分は、ニス塗りを原則とする。 (2) ア 記入文字関係 記入文字は、車両左右(キャビン)に白色文字にて「匝瑳市消防団」 とカッティングシートにて貼り付けること。 イ 書体にあっては、丸ゴシック体とし、左右とも 左横書きに製作し文字 の大きさにあっては、□の120mmを基準とすること。 ウ 車体外面には、緊急自動車認定基準(道路交通法第39条第1項)に 抵触する文字及び記号等を記入しないこと。 エ 隊 名 灯( 黄 色 )に 、 「 野 田 2 部 」と 左 読 み 一 段 書 き の 丸 ゴ シ ッ ク 体 、黒 文字にてカッティングシートにて貼り付けること。 (文字寸法については、 別途協議) オ 各計器、各操作レバー及び各スイッチ類には、銘板を取付けるととも に、入/切又はON/OFF銘板を貼り付けること。 カ 車体の前後に、隊(部)名を丸ゴシック体、白文字のカッティングシ - 19 - ートにて貼り付けること。 第6章 1 補 則 仕様書の確認 (1) 仕様書の確認 受注者は、本仕様書に基づく工作艤装が完全且つ強固に施工できるよう 当市と事前に検討を行い、施工に疑義の生じないよう確認すること。 (2) 協議確認 各装置がそれぞれの用途、目的を十分に達成できるよう製作承認図等を 早期に当市に提出し承認を受けるほか、常に当市と連絡協議し、その仕様 を確認しなければならない。 (3) ア 仕様の疑義 仕様において、疑義の生じた場合は、施工前に当市の指示を受け協議 すること。 イ 止むを得ず仕様を変更する可能性のある場合は、速やかに当市に連絡 するとともに、必要な指示、承認を受けるものとすること。 ウ 本仕様書で指定した装備、資機材等が整備できない場合には、当市と 協議のうえ、同等品以上のものを装備、積載すること。また、指定した 装備、資機材に更新、改良等があった場合には、更新、改良後の装備、 資機材を積載すること。その他必要と思われる資器材数量を積載するこ と。 (4) 装備品・必要積載品を搭載して、車両総重量7t未満にて製作するこ と。また、各部清掃、点検、手入れを行った後各種燃料オイル等を規定 量まで充填又は満タン状態で納車すること。 (5) 納入先 千葉県匝瑳市八日市場ハ793番地2 匝瑳市役所 (6) 総務課 納入期限 平成29年2月28日 (7) 自 動 車 重 量 税 、自 動 車 損 害 賠 償 責 任 保 険 料 及 び リ サ イ ク ル 料 に つ い て は 、 - 20 - 当市の負担とする。 (8) 車両及び積載品等は、全ての検査に合格したものを納入すること。 (9) 本 仕 様 書 に 記 載 さ れ て い な い 事 項 で あ っ て も 、国 で 行 う 補 助 対 象 規 格 以 上の装備を施工するものとする。 (10) 受 注 者 は 、安 全 操 作 、技 能 を 行 う た め に 、車 両 の 納 入 時 に 行 う 講 習 を 、 発注者と協議し設定すること。 なお、講習内容にあっては、取扱説明、各装置等の構造、使用方法、 使用上の注意事項、点検整備方法等について説明し、車両による実技訓 練を実施すること。 ( 11) 本 仕 様 書 で 全 国 消 防 操 法 大 会 の 事 前 審 査 等 で 指 摘 を 受 け る 部 分 が あ る 場合は、当市に説明し、変更するものとする。 (12) ア 保 証 受注者は、納入検査において不適格と認められた箇所は無償で修理、 取替えを行う。また、完成車両の保証期間は納入後3箇年とし、その他 特殊装置及び積載機材については各メーカーの公表した期間とする。 イ 保証期間以降といえども設計不良、工作不良、材質不良に起因する不 都合箇所発生の場合には、使用期間中無償にて修理又は、交換を行うも のとする。 (13) ナンバー 希望ナンバーとする。別途協議 - 21 - 第7章 付属品・装備品 (1)取付品及び取付装置一覧 NO 品 名 補助対象規格 個数 1 ポンプ圧力計 2 2 ポンプ連成計 2 3 エンジン回転計 1 4 エンジン油温計 1 5 赤色警光灯(標識灯一体型) 1式 6 電子サイレン 1式 規 格 等 バックライト付 0点中央型バックライト付 XB57-F7A50(前前スピーカー) S A P - 5 2 0 F C V (S D M - 1 1 付 ) メ ッ セ ー ジ ラ イ ブ ラ リ C D・S D カ ー ド 付 7 照明灯 1式 8 後退警報装置 1 音声式・夜間消音機能なし 9 10連集中スイッチ 1 大阪サイレン製 (2)付属品一覧 補助対象規格 NO 名 品 ㈱佐藤工業所 フラッシュボーイSP28 個数 規 格 等 7 5 φ ×1 0 m 白 線 入 り ( 軽 量 ら せ ん ) 1 吸管 2 棒吸管含む 2 吸口ストレーナー 2 75φ 3 吸管ストレーナー 2 75φ(ポリ) 4 吸管ちりよけかご 2 75φ(1つはストカゴ) 5 中継用ストレーナー 2 65φ 6 吸管枕木 2 75φ 7 吸管ロープ 2 1 0 φ ×1 5 m ( 1 つ は ス ト カ ゴ 用 ) 8 消火栓金具 1式 7 5 mm 雌 ネ ジ ×6 5 mm 町 野 雌 、 6 5 mm 町 野 雄 ×6 5 mm 町 野 雌 ( 2 組 ) 9 中継用媒介金具 2 6 5 mm 雌 ネ ジ ×6 5 mm 町 野 雌 - 22 - 10 消火栓蓋開閉金具 11 消火栓開閉金具 1式 日 の 出 3 6 型 バ ー ル 、 T 型 J 型 (各 2 本 ) T 字 型 大 箱 廻 し( 標 準 タ イ プ 長 さ 1 1 0 0 1 mm以上) 12 吸管スパナ 2 13 管 そ う ( スーパーストリーム) 2 14 ノ ズ ル ( プロコンペ 21) 2式 65φ(アルミ)(標準タイプ) (スムースノズル20φ 23φ 1式含む) 15 ホース 6 16 とび口 2 17 金てこ 1 18 剣先スコップ 1 19 梯子 1 6 5 φ ×2 0 m 1.3MPa 3.6m以上(二つ折り) ホ ン ダ E U 9 i 、L E D ラ イ ト 、防 雨 タ イ 20 投光器 1 プ ・リ ー ル 3 0 m 以 上 、 三 脚 、 1 0 L 燃 料 缶(2個) 21 車輪止め 2 硬質ゴム製 22 消火器 1 自動車用(ABC粉末6kg入り) 23 ポンプ工具 1 24 チェーンソ- 1 25 消防救急デジタル無線 工具付 アルインコDR-XF5CR 1式 受令機 26 質量5kg未満、スチール製 牽引ロープ アンテナ・DCDC・設定費含む 1 破 断 張 力 6トン以 上 、長 さ 1 .8 m 以 上( 伸 長 時 4 .0 m 以下)安全フック付、防水布袋 27 吐水口媒介 4 65mm(2つは22度角度付) 28 媒介金具 2 65φ - 23 - 雄々 雌々 (3)軽微な変更として備える事が出来る取付品及び取付装置・付属品一覧 補助対象規格 NO 品 名 個数 規 1 ホースバンド 2 2 オイルパンヒーター 1 3 バッテリスイッチ 1 4 分岐管 1 マルチ 5 スタンドパイプ 1 引上げ式 6 ホースブリッヂ 1組 7 ホース背負器 8 作 業 灯 ( 2 4 V) 4 格 等 HB-100 0.8m 軽量タイプ 450mmタイプ W-50-65(FS・JAPAN製) フラッシュボーイLEDソブライト 1式 (拡散)後部 9 作業灯 1式 10 赤色点滅灯 各2 艤装部左右後部 LI-21 前 M 6 F C R・後 L P 5 - M 1( 保 護 枠 付 ) 点滅ユニット付 音声マイク付、 11 バックモニター 1式 ルームミラー兼用(6.1インチ以上) 12 携帯拡声器 1 13 揚水モニター 1 14 バッテリー管理器 1 TS-521 七宝工業製 ブラケット付 ずぼら充電器 コンセント付(10m) 15 誘導棒 2 LED・点滅式 16 携帯ライト 3 レ ッ ド レ ン ザ -P 7 . 2 - 24 - マグネット (4)取付品及び取付装置・付属品一覧 NO 品 名 補助対象外規格 個数 規 格 1 消防団マーク 2 路肩灯 3 短尺ホース 2 6 5 φ ×1 0 m 4 マップランプ 1 助手席 5 防雨カバー 必要数 棒吸管等 6 小物入箱 1式 アルミ製又は木製(必要数) 7 携帯ライト 1 1式 1 LED LDS-307K (5)取付品及び取付装置・付属品一覧 NO 品 等 名 個数 支給品 規 - 25 - 格 等
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