学校編(中学校

朝日中学校気づき事業
講座名
ようこそ先輩!
~自分らしく仕事にチャレンジする先輩たち~
ねらい
と
内 容
夢に向かって努力し、挫折や失敗を乗り越えて夢を
つかんだ先輩の体験談をとおして、努力することの大
切さや仕事の喜びなどについて学ぶ。
日常生活の自立や経済的自立意識の醸成を図る。
講
師
岩崎聡、伊藤朗、田中麻耶、福岡沙織、渡辺大作
対
象
朝日中学校2年生 100名
日
時
平成24年7月11日(水)5限
(株)ウオンツ社長:岩崎 聡さんの話を聞いて
注意して聞いたこと
会社の仕事
本社:鯖江市(東京支社)海外からも受注
・パソコンソフト使用法講習 ・映像教材開発
自分の仕事
WEB デザイナー、セミナー講師、社長
仕事って何?
~人の役に立つこと~
・人を喜ばせる(課題を解決)
・お客さんが笑顔になる
・お金がもらえる
・自分、家族、仲間が生活できる
・心と暮らしが豊かになる
・社会が明るくなる
楽しくない仕事
いやいやする →もうからない
楽しい仕事
自分で考えてやる →上司にほめられる →お客さんに
オススメ →もうかる →仕事が楽しい →長生きする
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楽しい仕事に就くために…
・自分の好きなこと、得意なことを知る
・何にでもなれるとしたら?と考える
・夢を人に言いまくる ← 周りが応援!
・友達をたくさんつくる!
・たくさん恋をしよう(仕事=恋愛)
勉強ができるコツ
・夢について調べる
・先生、親、友達に聞く
・プラス思考
・先生をほめる
2年女子
仕事とは、働いて給料をもらってそれで終わり、というわけ
ではなくて、“人を喜ばせる”とか“お客さんを笑顔にする”
とか“社会を明るくする”などといったこともある、というこ
とが分かりました。
楽しい仕事に就くためには、まず、好きなことや得意なこと
を見つけるということ。夢を持って、それを人に言うというこ
となどが大切なんだと知りました。
社長とひとことで言っても、いろいろなことをやっているこ
とが分かり、どんな仕事も大変だと思いました。
2年男子
「ようこそ先輩」で IT 産業についてお話を聞きました。
講師のウオンツ社長岩崎さんは、自分の人生の失敗やイジメ、
恋愛など、様々なことについて語ってくれました。また、僕た
ちに人生のアドバイス的なこともしてくれました。
「仕事」とは、お客様を喜ばせ、笑顔にして、自分も笑顔に
なるということだと分かりました。
これから、岩崎さんが言っていたように、自分の好きなこと
を得意にして、将来の仕事に生かせるようにしたいです。
30
2年男子
今まで、自分の就きたい職業や夢を持っていませんでした。
自分はその夢を叶えるために何をすればいいのか、何をどのく
らい頑張ればいいのか、分かりませんでした。でも、今回の「楽
しい仕事に就くため」の話や、岩崎さんのこれまでの人生の話
を聞いて、自分はどうしたいのか少し真剣に考えてみたくなり
ました。また、子供の頃に得意だった事やハマった事が将来に
生かされてくる、という話が聞けたので良かったです。
これから色々な職業を知っていくと思います。その中で、自
分のやりたい仕事、興味の持てる仕事を探していきたいです。
そして、自分でアイデアを考えて、楽しくやっていけるような
仕事に就きたいと思いました。
2年男子
今日の岩崎さんの話を聞いて、ますますこういう仕事に就き
たくなりました。そして、僕も人前で話すのが苦手なので、も
っと練習しなければいけないと思いました。
今日の話を聞いて、生きる希望が持てました。
僕は頭も悪いし、運動もできないし、もうだめだと思ってい
ました。でも、僕にも好きなことはあります。だから、がんば
って、好きなことが生かせる仕事に就きたいと思います。
「仕事って何のためにすると思う?」
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西山動物園飼育係:伊藤 朗さんの話を聞いて
注意して聞いたこと(身分、仕事内容、条件、資格など)
・鯖江市公務員(税金から給料が出る)
・動物園の役割:種の保存、環境教育、調査研究、
レクレーション施設
・主な仕事:動物の世話、園内管理、イベント開催など
・関係学校:農業高等学校、専門学校、大学(農学部)など
真剣にお話を聞く
「質問!」
2年女子
以前からこの職業に興味があって、動物も大好きなので、今
日の授業を楽しみにしていました。
話を聞いてびっくりしたことがあります。それは、日本には、
動物園と水族館が 151 園もあることです。もっと少ないと思っ
ていました。
一日の仕事の内容を聞くと、やることがたくさんあるので大
変だなと思いました。また、この仕事をやっていて楽しいこと
は、動物の赤ちゃんが生まれたり、お客さんがたくさんきてく
れたりすることだそうで、これには私も共感できました。
お話を聞いて、この職業にもっと興味がわきました。これか
らの参考にしていきたいです。
32
2年男子
1985 年に西山動物園が誕生したことを初めて聞きました。
動物園とは、種の保存(動物を絶滅させない)、環境教育(小・
中学生やたくさんの人に伝える)、調査・研究(いろいろ調べ
てお客さんに教える)、レクレーション(動物との触れあい、
イベントなど)をするところだと分かりました。
話を聞いて、すごく大変な仕事だなと思いました。動物が死
んでしまった時には、なぜ死んでしまったのか原因を調べてい
るとのことで、すごいなと思いました。
2年女子
飼育係と聞くと、動物たちにえさをやったり体調管理をした
りするだけかと思ったら、思ってもいないくらいたくさんの仕
事をしていました。えさは自分たちで作り、マイクロチップを
うめる手伝いや、死亡した動物は解剖して原因を見つける、と
いうことも分かりました。
また、動物が死ぬと、お客さんから結構厳しい言葉を受ける
こともあると聞きました。そういう言葉を受けると悲しくなり
そうだけど、そこから勉強になることもたくさんあるというこ
とです。
私は、今はとにかく動物に関わる仕事がしたいという気持ち
です。できれば獣医師になりたいけれど、飼育係も楽しそうで
す。動物に関わるということは、動物の命に関わるのと同じこ
となので、楽な仕事などないと思いました。
今日教えてもらった事はこれからとても役に立つと思うし、
やはり、興味のある事はすぐに頭に入るので、とても良い勉強
になりました。
5教科の勉強を頑張って大学や専門学校に入ったほうが就
職に有利ということなので、勉強を頑張りたいです。
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織田病院看護師:田中麻耶さんの話を聞いて
注意して聞いたこと(身分、仕事内容、条件、資格など)
・看護師:国家資格(日本全国どこでも通用)、男女可
・仕事先:病院、老人ホーム、訪問介護、学校や会社の保健室、
TDL、USJ など
・高校卒業後、専門学校、短大、大学へ(国家試験受験)
・保健師:看護師+保健師資格(大学か専門学校へ)
・助産師:看護師+助産師資格(専門学校か大学へ)
・日本全国で人手不足なので、どこへいっても就職できる
・適する性格:人の世話や面倒をみるのが好き
「参考になるお話をありがとうございました」
2年女子
私の母が元介護士だったので、看護や介護についての仕事に
興味がありました。
母は、「介護士も看護師も国家試験があって、それに合格す
るのは難しい」と言っていました。田中さんの話を聞いて、合
格するためにはたくさん勉強しなければならないということ
が分かりました。勉強は大変だと思うけれど、だからこそ、合
格した時は本当に嬉しいと思います。
「看護師」というと、“優しい・頼りになる”という印象は
もちろんありましたが、
“患者さんのお世話をするのは大変”
という印象もありました。でも、看護師はやりがいのある仕事、
とも話されていました。苦しそうだった人が「ありがとう」と
言って帰っていく姿をみると、やっぱり嬉しいそうです。
34
自分の夢は諦めてはいけないということも分かり、これから
の進路選択に役に立つことをたくさん教えてもらいました。
今はまだ夢はないけれど、見つけたら、その夢に向かって努
力しようと思いました。
2年女子
今日の田中さんのお話を聞いて、看護師は想像以上に大変な
職業だと思いました。人の命を背負っていく仕事の重要さがよ
く分かりました。
また、社会に出て必要な力も分かりました。それは、人の話
をよく聞くことです。私も、親や先生に注意されると腹が立ち
ます。しかし、今日のお話を聞いて、社会に出たらそんなこと
がたくさんあって、素直に聞かなければいけないということを
知りました。
今まであまり将来のことを考えていなかったけれど、今日、
田中さんのお話を聞き、看護師になるまでの大変さや、その夢
が叶ってからのうれしさや辛さがわかりました。そして、私た
ちの未来について語ってくださったおかげで、もう少しちゃん
と自分の夢と向き合っていこうと思いました。
小曽原保育所保育士:福岡沙織さんの話を聞いて
注意して聞いたこと(身分、仕事内容、条件、資格など)
・保育園:保育士資格(公立保育園保育士は公務員)
・幼稚園:幼稚園教諭資格
・仕事内容:子どもの世話、命を守る、保護者対話・支援など
・高校卒業後、短大、大学、専門学校へ
・各種資格が取れる学校を選ぶとよい
・必要な技術:ピアノ演奏
・適する性格:子どもが好き、コミュニケーション力
35
「みんな、保育士ってどんなことをしていると思う?」
2年女子
福岡さんのお話を聞いて、保育士は予想以上に大変で難しい
仕事だと分かりました。けれど、それ以上に、子どもが自分の
アドバイスで成長してくれると、とてもうれしいそうです。
人と関わる仕事だからこそ、そのような喜びが感じられるの
だと思います。母親とのトラブルやいろいろ辛いこともありま
すが、人として成長できる素晴らしい職業だなと、ますます保
育士になりたい気持ちが強まりました。
今回教えてもらったことをしっかり頭に入れて、これからの
進路に生かしていけたらいいなと思います。
2年女子
私は、この職業に就こうと決めた理由が二つあります。
一つ目は、私が保育所に通っていた時の先生が優しくて、心
に残っていたからです。その先生が、今日来てくださった福岡
先生です。今日のお話を聞いて、私たちのために頑張ってくだ
さっていたということが分かりました。私も福岡先生のような
先生になりたいと思います。
二つ目は、子どもが好きということです。今も近所に住んで
いる子どもと遊ぶことが多いのですが、一番うれしかったのが、
初めて名前を呼んでくれたことです。その子のように、成長し
36
ていく子どもたちを見守っていきたいと思います。
今日、自分に足りないところが分かったので、それを克服し
て、保育士になれるといいと思います。
2年女子
私は、初めから保育士になりたいと思って先生の話を聞きま
した。
保育士は大変な仕事だとは思っていたけれど、想像以上で驚
きました。特に、保護者とのコミュニケーションは、本当に大
変そうだと思いました。また、「子どもと話すときは、しゃが
んで話す」では、私は、いつも小さい子としゃべったり遊んだ
りする時に少し気をつけていたことだったので、先生のお話を
聞いて安心しました。
今日、お話を聞いて、保育士になりたいと改めて強く思いま
した。将来この仕事に就けるように、今、自分ができることを
やっていきたいと思います。
2年女子
福岡さんの話を聞く前は、保育士とは子どもを預かって見て
いればいい仕事なのかと思っていました。
しかし、話を聞いてみると、保育士とは、子どもの命を親か
ら預かる大切な仕事で、子どもとの関係も大事だけれど、親と
の信頼関係をつくることが大変で難しいことも分かりました。
そして、子どもの命を親から預かっている仕事だと考える福岡
さんは、自分の仕事にとても責任を持っている方だと分かりま
した。
福岡さんのお話から、大変そうだけど、より一層保育士にな
りたいと思いました。
37
町役場職員:渡辺大作さんの話を聞いて
注意して聞いたこと(身分、仕事内容、条件、資格など)
・公務員(税金から給料を得ている人)
・役場にはいろいろな課があり、住民の生活を支えている
・意欲があれば、特別な資格は必要なし
・受験年齢:18 歳~29 歳
・パソコン操作技術は、ある程度必要
「公務員を目指したい人はいますか?」
2年女子
今回の“ようこそ先輩”では、今まで少ししか知らなかった
“公務員”という仕事について知る良い機会でした。
渡辺さんが公務員になったのは、「地元が好きで、地元のた
めに何かをしたい。小学校の時からずっと続けてきたホッケー
を社会人になっても続けたかった。」からだと聞きました。
地元のつながりを仕事に生かす、そういう考え方もあるという
ことを知ることができました。
そして、渡辺さんのおっしゃった「苦手でもとりあえずやっ
てみる。“これをやり続ける”というものをやり続ける」とい
う言葉が、私にとって強く印象に残りました。
私も、「負けない!!」精神で、これからの生活や受験に取り
組みたいです。
38
2年女子
私が一番びっくりしたことは、公務員は決して「安定してい
る仕事」とは言い切れないということです。私が公務員になり
たいと思ったきっかけの一つに「安定している」というのがあ
ったので、少し不安になりました。でも、地元の人達と身近に
つながっているという事はとても素晴らしい事だし、自分の好
きな事との両立もできそうでした。
渡辺さんのように“地元愛をもって仕事をする”というのは
あこがれの考え方だし、自分もそんな感情を持って仕事をする
ことができればいいなと思いました。
今の日本は就職率が下がっていて、自分たちも就職できるか
不安ですが、意欲が大事だということを改めて感じました。
「やらずに負けるのは嫌。やってから負けたほうがいい!!」
という考えを、自分も見習いたいと思います。
2年女子
私は、役場や市役所で働いている人のことを公務員というの
かと思っていたけれど、それ以外にも、教師や警察官、消防士
など、たくさんの種類の仕事に就く人のことを言うと、初めて
知りました。
公務員というと、私の中では安定していて落ち着いているイ
メージがあったけれど、実際は本当に大変なんだそうです。
そんなことを十何年も続けてきている渡辺さんはすごいと思
うし、渡辺さんのように、地元を愛し他の人のために尽くすと
いう考え方は、とてもよいお手本になります。
これからは、誰かが自分のために努力してくれていることに
感謝して、将来、私自身も人の役に立てる仕事ができるといい
です。そのために、今たくさんのことを勉強して、あきらめず
続けていくようにしたいです。
39
2年男子
ぼくにはこれまで、公務員は安定した収入も入って、そんな
に大変そうには見えなかったけれど、今回、渡辺さんに話を聞
いて、その考えは変わりました。
渡辺さんは、以前働いていた会社より年収も下がり、仕事内
容も大変になったそうです。でも、渡辺さんは今の公務員とい
う仕事にやりがいを感じているので、とてもいい仕事だと知り
ました。
日頃からしっかりと勉強をして、仕事に就いた時にもっと勉
強しておけばよかったと後悔しないようにしたいです。
2年女子
役場はいろんな課に分かれていて、職員は約3年ごとに課を
異動するそうです。その度に0からのスタートになってしまう
のがとても大変そうでした。
しかし、地域の人に感謝されることがあるなど、人の為に何
かをする「やりがい」もあるということが分かりました。目に
見えないこともあるけれど、人の為に何かしたいという気持ち
がとても素晴らしいと思いました。
また、公務員になるには「資格」ではなく「意欲」が大切だ、
ということも知ることができました。
インターネットでは分からなかった苦労や喜びも、実際に働
いている方から詳しく聞くことができて、より公務員について
知ることができたのでよかったです。
40
先輩からのメッセージ
ウオンツ社長 岩崎聡さん
飼育係
伊藤朗さん
看護師 田中麻耶さん
保育士 福岡沙織さん
役場職員 渡辺大作さん
41
「成功も失敗もなく、ありのままで。」
㈱ウオンツ社長 岩崎 聡
中学生の皆さんの前で、自分の仕事についてのお話をすること
は始めての経験でした。
自分を振り返りましても、中学生時代というのは大人でもなく、
子どもでもない、
そんな非常に多感な時期だと思います。
どんな言葉で自分の経験を伝えれば「中学生の彼、彼女たちに
とって少しでも役に立つだろうか?」と、
しばし頭を捻らなくてはいけませんでした。
それは私にとっても、自分の「仕事」を見つめ直し、
枝葉をそぎ落とし、シンプルな「根っこ」を考える貴重な時間
となりました。
私が伝えたかったことは、
人は誰も素晴しい可能性を持っていて、
それを活かすことに成功も失敗もなく、
とても自由だということ。
そして、人は人を喜ばせ、色んな人に支えられながら生きてい
るということ。
そんなシンプルで大切なことを学ぶには、
お金という命を支えるツールを使って
商品を売り買いする「商売」や「お仕事」が最高の教材だと
私は感じています。
もしかしたら今はチンプンカンプンなこともお話したかもし
れませんが、
頭の片隅に残った強烈な「?」が、様々な経験を通していつか
「!」に変わってくれたら幸せです。
42
今回の授業の感想としては、生徒の皆さんそれぞれが、
それぞれの反応を素直に見せてくれたことがとても嬉しかっ
たです。
それは大げさな発言や言動でなくとも、
一人一人の目線、小さな仕草、表情等、どれも純粋でとても美
しく感じました。
年を重ねるにつれ、その純粋さは知らぬ間にフィルターがかけ
られるものですが、
皆の眼差しを見ていたら、ふとこんな想いにかれました。
もしかしたら「真の成長とは能力のたし算ではなく、子どもの
頃から本来持っている個々の能力を、楽しみながら社会に役立
てること」なのではないか?…と。
成功や失敗ではなく、ありのままの皆を大切にして頂けたら…
そんな環境を作れるよう、ちょっとだけ先輩の私たちが頑張ら
ねば!
と、改めて気合いを頂いた時間でした。
素晴しい時間と学びに感謝いたします。
43
ようこそ先輩を終えて
鯖江市西山動物園飼育係 伊藤 朗
この度は、「ようこそ先輩」にお招きいただきありがとうご
ざいます。そして、私の講義を受講していただいた生徒のみな
さんにも、最後まで話を真剣に聞いていただきありがとうござ
います。
私の職業は大変めずらしい仕事です。そのため、この仕事を
やろうと思っても簡単に就職することができません。そして、
就職できたとしても、動物の臭いや死、仕事のきつさに耐えら
れなくなり辞めていく人もたくさんいます。それでも、がんば
って働いている人は、動物をとおして働く喜びを知った人だと
思います。
今回、私の話を聞いて、少しでも動物の仕事に興味をもった
り、将来へのアドバイスになれたなら嬉しく思います。
ありがとうございました。
ようこそ先輩を終えて
越前町国民健康保険織田病院
看護師 田中 麻耶
講師としてのお招き、大変うれしく思っております。
初めて朝日中学校に入りましたが、とても綺麗で開放的な学
校に驚きました。
今回も(昨年の越前中学校と同じく)、なぜ看護師になった
か、看護師になるまで、看護師になってから…仕事内容などを
44
中心に話をしていきました。
夢を叶えるために必死で努力すること、その努力は必ず報わ
れるということ、資格の大切さ、看護師でしか体験できない喜
び…これから進路を考える皆さんに少しでも参考になれば嬉
しいです。
また、皆さんの前で話すことで、自分自身の振り返りもでき、
看護師の仕事がさらに好きになりました。
ありがとうございました。
ようこそ先輩を終えて
越前町小曽原保育所
保育士 福岡 沙織
先日は、朝日中学校において貴重な体験をさせていただきま
してどうもありがとうございました。小曽原保育所の福岡です。
過去に担任していた子どもたちが中学生になり、立派に成長し
た姿をみて、とてもうれしかったです。
「保育士になろう」と考えてらっしゃる生徒さん方が、すごく
真剣に話を聞いてくださって、私も緊張してしまいました・・・
しかしながら、職業の話をすることで、自分の仕事の内容や
責任や重要性などを自分なりに見つめなおすことができたよ
うに感じました。また、
「保育士になりたい!」と夢を持って
いただけるような職業に自分が就けていることに、大きな誇り
を感じます。
今後、仕事をもつ女性として、子育てと仕事の両立の大変さ
を共に保護者の方の立場になって支援していけるように、職務
を全うしていきたいと思います。
どうもありがとうございました。
45
「ようこそ先輩」授業を終えて
越前町教育委員会文化スポーツ室
主事 渡辺 大作
今まで、教壇に立って生徒の前で授業をする機会は無かったで
すし、その可能性すら無いと思っていました。このお話をいただ
いた時は、大勢の生徒の前で話をする不安と、その中で、公務員
という特殊な職業についてわかり易く説明ができるか不安でした。
実際には、公務員という職業に興味を持っている生徒たちでし
たので、生徒も真剣に聞いてくれて話しやすかったです。
生徒たちは、公務員という職業に対してよいイメージしか持っ
ていなかったので、仕事内容や、仕事の難しさ、大変さ、やりが
いなど、実際の話をすると、思っていた内容と違ったのか、みな
さん驚いていました。
しかし、今回の話を聞いて、公務員に対して、
「興味を持ってい
る」から「公務員を目指す」に変わり、将来、自分たちの街を自
分たちの手でよくしていこうと思ってくれるきっかけになればと
思いました。
今回、母校の生徒に話をするということで、話す内容を考えて
いるうちに、自分の仕事に対して様々なことを再認識することが
でき、考えさせられるきっかけになりました。
このような機会や出会いを与えていただいた男女共同参画室や
朝日中学校の方々に感謝しています。ありがとうございました。
46
宮崎中学校気づき事業
講座名
①
「正しさのものさし」について考える
ねらい
と
内 容
自分たちの身の回りで起こるさまざまな問題につい
て、自ら主体的に考え、公正に判断し、行動してもらう
力を身につける。
また、一人ひとりが異なる考えや感じ方を持つことを
認め、一人で考えるだけではなく、他人と対話や議論を
する中で、それぞれの考えを深めてもらい、お互いに共
存していくことを学ぶ。
講
師
光照良眞(福井弁護士会)
対
象
宮崎中学校 1年生 33名
日
時
平成24年7月2日(月)5限
「普段の生活でトラブルになることはない?」
「トラブルの解決法は、昔もいろいろありました」
47
1年女子
最初は、男女共同参画と聞いて、聞いたことはあるけど分か
らないし、かたそうな話だなと思っていました。でも、とって
もおもしろくて、意外でした。
弁護士バッジにはひまわりとはかりがかいてあり、ひまわり
は自由と正義を、はかりは公正と平等を意味しているそうです。
いつも、姉妹ゲンカをすると、自分が無視して終わる事が多
いけど、みんなの意見では他にたくさんあっておどろきました。
人は、たくさん対立してケンカになったりするけれど、相手の
気持ちも考えて、半分にできるようになればいいなと思います。
これからは、自由・正義・公正・平等を大切にして、お互い
を尊重し合って生活を送ろうと思います。
1年女子
「男女共同参画」という言葉を初めて聞きました。どんな事
かなと思ったけど、とてもわかりやすくておもしろかったです。
「自由」と「平等」のバランスを取るものさしは、無いと社
会がダメになるし、あると良い社会になっていく。そのバラン
スを取るために努力をしていくのが弁護士ということもわか
ったし、国民もその努力が必要なのではないかと思いました。
「みんなの幸福は、みんなから納得されるものであるはず」
と資料に書いてありました。よく考えてみると、確かにそうだ
なと思います。
今日の講座は、いろんな事を知り、今までの事をよく考えさ
せられる話でした。ありがとうございました。
1年男子
今日の講座を聞いて、弁護士はすごいと思いました。なぜか
というと、難しい金の問題や離婚の問題を解決するからです。
また、福井県に90人しかいないので、なるのにはすごい努力
が必要なんだと思いました。
48
昔の“くかたち”や、王が決める等という無責任な決め方は、
自分はやられたらいやだなと思いました。また、平等な決め方
のジャンケンや多数決も、場合によってはいやです。世の中、
いろんな決め方があるんだなと思いました。
これから問題が起きた時は、今日習った方法を生かして問題
を解決したいと思いました。また、法律についても知ることが
できたので、いい勉強になりました。
1年男子
今日は、正しさについて知ることができました。
大昔は、熱いお湯に手を入れて、やけどをしなければ無罪、
やけどをすれば有罪という決め方でした。次は、君主や王が決
めるようになりました。そして、やっと、多数決や選挙で決め
るようになりました。
昔は、とても不公平な決め方をしていたと思います。また、
昔と今では、決め方が全然違うことにも気づきました。
ぼくも、これからは公平に決めようと思います。
1年女子
今までに、たくさんのもめ事やけんかをしていて、自分達で
解決していたことに気づきました。また、自分達で解決できる
ようなことがたくさんあることに気づきました。
解決にもいろいろな方法があって、私が兄とけんかした時に
は、がまんしたり、泣いたりしていたけど、これからはもっと
違う良い方法を見つけたいです。
けんかやもめ事などの小さい事で済む時は、みんなに公平に
なるような方法でしっかり解決したいです。
もし、もっと大きな事になったら、弁護士さんに相談して、
良い解決策を探してもらって、しっかり解決したいです。
49
1年女子
今回の講座は、~「正しさ」というものさし~というテーマ
でした。
弁護士という仕事は、法律に基づき、どんな人も差別せずに
尊重することが基本です。みんな幸せになる権利があるし、他
の誰かの幸せをうばう権利はない、ということを学びました。
私たちは「自由」にする権利があるけれども、他の人も同じ
ように「自由」になる権利があるので、お互いを思いやったり、
ルールを守ったりしながら、みんなが過ごしやすいように努力
していくことが社会だと思います。
でも、弟には「平等」に扱わなかったり、お互いに「自由」
を言い張ったりして、ケンカになることがあります。弟が小さ
いからといって、差別したり、自分を通そうとしたりしていた
のかなと反省しました。
個人を尊重し、いろんな考え方の人と「平等」に接するとい
うことは、難しそうだけど、毎日の小さなことからがんばって
いこうと思います。
今回の学習で、人と人のバランスなどについて深く学びまし
た。弁護士についても知れてよかったです。これらのことは、
とても大切なことなので心に入れておきたいと思います。
ありがとうございました。
弁護士バッジ
(外側にひまわり、中央にはかりのデザイン)
50
越前町男女共同参画気づき事業を終えて
福井弁護士会 光
照 良
眞
この度、宮崎中学校の1年生の皆さんに、
『「正しさ」という
ものさし』というテーマでお話しをする機会をいただきました。
どんなお話をしようかと考えた際、生徒の皆さんは「弁護士」
「法律」
「自由」
「平等」
「公正・正義」という言葉に対して“難
しそう”とか“堅苦しい”とか“自分たちには関係がない”と
感じているのではないかと思いました。
そこで、“弁護士の仕事は紛争の解決であり、実は、それは
自分たちもこれまでの生活の中でやってきていることだ”とい
うことや、“多数決で決めることが相応しくない問題もたくさ
んある”ということ、そして、
“
「正しさ」とはみんなの幸福を
目指す考え方であり、みんなにとっての幸福はみんなが納得で
きるものであるはずだ。それは、自分が違う立場に立った時で
も受け入れられる解決であるはずだ”ということを感じてもら
える話にしたいと思いました。
我々福井弁護士会及び日本弁護士連合会では、法教育という
事業を行っています。これは、法的なものの考え方を身に着け
て、民主主義社会を支える市民性と紛争解決の技能を習得して
いただくことを目的としています。
今回、私がお話しした内容も、この目的に沿うものです。
合意に向けて議論を重ねることや、みんなが納得できるものは
何かを考えることは、物事を多方面から批判的に見ることや、
他者を思いやることにつながるはずです。それによって、生徒
の皆さん一人一人の世界が広がって、より豊かな人生が送れる
とともに、将来の民主主義社会を支える力が身に着くのではな
いかと思っています。
実際、教室でお話しをしてみたところ、皆さんからはどんど
ん活発に意見が出され、また皆さんの感想文をいただき、その
意見や感想を通じて、私自身もいろいろ学ぶことができました。
私のつたない話が生徒の皆さんの世界を広げる一助となれ
ば幸いです。
51
宮崎中学校気づき事業
②
講座名
ようこそ先輩!
~自分らしく仕事にチャレンジする先輩~
ねらい
と
内 容
夢に向かって努力し、挫折や失敗を乗り越えて夢をつ
かんだ先輩の体験談を通して、努力することの大切さや
仕事の喜びなどについて学ぶ。
また、日常生活の自立や、経済的自立意識の醸成を図る。
講
師
伊藤裕樹(FBC 福井放送アナウンサー)
対
象
宮崎中学校1年生 33名
日
時
平成25年2月1日(金)5限
アナウンサーを目指したきっかけや仕事の内容を説明
「人との関わりが大切ですね」
「これがニュース原稿です」
52
1年女子
お話を聞いて特に強く感じたことは、「夢はとつぜんに生ま
れる」ということです。
私は今、パティシェになりたいと考えています。きっかけは、
ある本の主人公が「私はシンデレラじゃなく、シンデレラを変
身させる魔法使いになりたい」と言った言葉です。私もそんな
仕事をしたい。そう思って真っ先に考えたのが、誕生日にケー
キを、バレンタインにチョコを大切な人にあげるのはなぜか…
それは、気持ちをお菓子に代えて伝えているからと考えました。
だから、パティシェになって、大切な人に気持ちを伝えるお手
伝いをしたい。もちろん、パティシェも大変なお仕事ですが、
自分に合っていると思うので、目指していこうと思います。
伊藤さん、素敵な講演会を本当にありがとうございました。
これからも、お仕事がんばってください。応援しています。
1 年男子
僕は、話を聞いて、友達をしっかりほめることが大切だとい
うことを学びました。また、自分がほめられた時には、それを
心に貯金しておかなければいけないことも学びました。でも、
人が嫌だと感じる言葉は出さないようにしていきたいです。
将来、自分が好きで、自分に合い、あきないものを選びたい
と思っています。今好きなものは野球なので、野球ができる仕
事を選びたいと思います。そのために、毎日の練習を欠かさず、
頑張って努力して、夢をかなえられるようにしていきたいです。
1 年女子
伊藤さんがアナウンサーになった理由で、家族や友達、先生
等が言ってくれた一言で自分の夢が持てた事がよかったです。
私の夢は決まっています。そのきっかけは私の母です。母の
仕事ぶりもよかったのですが、一言声をかけてくれたおかげで
夢を持てました。このように、誰かの一言で希望が持てるのは
すごいけど、夢をかなえるのは簡単じゃないと思います。
53
私も、伊藤さんのようには無理かもしれないけど、いろいろ
なことを体験して、夢に向かって頑張りたいです。
1 年女子
アナウンサーは、朝、昼、夜と働いて大変なだけじゃないか
と思いましたが、伊藤さんは、「地域の人たちにより早く情報
を伝えられてうれしい」とか、「知らない人にも声をかけられ
るけれど、そこがいい」などとおっしゃっていました。
自分が将来働いて、もしもその仕事がすごく大変だとしても、
やりがいがあると続けられるとわかったので、自分に合った仕
事に就けるよう努力したいと思います。
1 年男子
今日のお話を聞いて、仕事は、
「ただやってみたい」とか、
「こ
こがいい」ではなく、自分の個性に合っているかどうかが大事
だと分かりました。
僕は、警察官になろうと思っていましたが、それは自分の個
性に合っていないと気づきました。個性のない人間なんていな
いし、仕事はいっぱいあります。自分の個性を見つめ直して、
もう一度、よく考えてみようと思います。
また、友だちの個性を見つけることは、友だちの夢を見つけ
てあげるのと一緒だと学びました。これからは、友だちの個性
や長所をたくさん見つけて伝えてあげようと思います。
今日のお話は、仕事のことや人との関わりを考えていく上で
とてもためになるものでした。
1 年女子
伊藤さんのお話を聞いて、アナウンサーという職業は、おも
しろそうだけど大変ということに気づきました。
一つのニュースを作るまでにたくさんの人たちが関わって、
テレビを見ている人に正確な情報を伝えられている。すごいこ
54
とだと思いました。普段は何気なくテレビを見ているけど、そ
れは、テレビ局の人たちが苦労して作り上げたものだというこ
とがわかったので、今まで「意味わからん」とか言っていたけ
れど、これからは自分で調べようと思いました。
やっぱり、働いている人の話を聞くと勉強になるので、お母
さんやお父さんなどいろんな人に話を聞いてみたいです。
1 年男子
伊藤さんがアナウンサーになったのは、日常の生活でしゃべ
るのが上手だと言われたからだそうです。それを聞いて、仕事
を見つける前に、自分の得意なことを見つけないといけないと
思いました。
また、伊藤さんがおっしゃったように、人をほめることも大
切だと思いました。
1 年男子
今日のお話を聞いて、アナウンサーという職業は、下積みの
苦労から特殊な業界用語まで、未知の世界に足を踏み入れるこ
とのようだと思いました。アルバイトをやりすぎて大変だった
こと、多様な仕事内容やお金の使い方のことなど、いろいろ聞
いて頭がクラクラしました。
伊藤さんは、夢という目標をあきらめなかったのがすごいと
思いました。そして、人と人との接し方についても話してくだ
さいました。人をほめることが、その人を将来に導く一つの方
法だと教えて下さったことがとても印象に残りました。
55
宮崎中学校~ようこそ先輩~感想
福井放送 伊藤裕樹
画:岸本ますみ(似ラストレーター)
今回、1年生の皆さんに仕事や進路についてのお話をさせて
いただき、自分自身の半生も振り返る良い機会になりました。
生徒の皆さんの中には、すでに将来の夢がある人もいれば、
まだイメージできない人もいるでしょう。私も中学1年の時は、
特に将来の職業については考えていませんでした。
しかし、小学校の時の授業では手も挙げていないのに先生が
朗読をさせてくれたり、高校時代の文化祭ではクラスメートが
演劇のナレーターに選んでくれたりと、周囲の人が今の進路に
ヒントをくれたような気がします。
職業の選択は、自分がどういうタイプの人間なのか知ること
も大切で、客観的な意見も参考になります。生徒の皆さんには
個々の良さを発見し合えるように、友人の長所を誉めてあげて
欲しいとお願いしました。
生徒の皆さんから私への質問が相次いだことにも感心しま
した。ぜひこれからも、疑問に思ったことは尋ねる勇気を持ち
続けて欲しいと感じました。
そして授業では言い忘れてしまいましたが、中学1年生にと
って将来の可能性は無限大ですから、いろんなことに興味をも
つことも大切だと思います。
今回お会いできた皆さんがどんな大人になり、どんな仕事を
するのか、とても楽しみにしています。
このような機会をいただき、ありがとうございました。
56
越前中学校気づき事業
①
講座名
「あなた」と「わたし」はなんで違うんだろう?
ねらい
と
内 容
・
『
「自由」
、
「友達」
、
「健康」
、大事な順に並べると?』
のように、価値判断の分かれる課題に対して意見を出し
合い、お互いの考えがなぜ違うのかを理解しあう。
・違いの背景には、体験の違い、将来像の違い、言葉の
解釈の違い、などがあることを感じてもらう。
・違いを超えて考えをひとつにまとめる対話の方法、態
度を見つける。
講
師
冨永良史(発創デザイン研究室代表)
対
象
越前中学校1年生 44名
日
時
平成24年10月26日(金)6限
「一人ひとり違うから、触れ合うと面白いと思う」
57
1 年女子
男女共同参画気づき事業では、人と違うところをしっかり認
め合う大切さを学びました。
今後の生活で、友達、先生、家族と意見が違っても、しっか
り理解していきたいです。そのためには、人の心をしっかりと
考えるということも大切だと思うので、人の意見を理解すると
同時に、人の心を考えるということも大切にしたいです。
1 年女子
今日の授業で、一人ひとりが違うことの良さを学べました。
友達みんなが同じ顔、同じ声、同じ性格だったら変だし、全然
おもしろくないです。それぞれに個性があるからこそ、会話が
はずんだり、意見を言い合ったりできるのだと思います。
その中で、意見の食い違いでもめることがあった時には、お
互いを理解する努力をすれば良いということも分かりました。
この学習を通して、みんなのことを理解し、分かりあえる、
そんな人になりたいと思いました。
1 年女子
今日の授業を聞いて、あなたとわたしはなんで違うのかとい
うことが少し分かりました。
共通点があることはうれしいけど、全部一緒だったらおかし
いとか、自分の意見だけで「あなたいらない。あなたいらない。」
とやっていくと、いつか自分も「あなたいらない」と言われる
ことも分かりました。
この授業をとおして、自分の意見が正しいと思ったらそれを
信じるのもいいけど、他の人の意見も聞いて、進める道を多く
したいと思いました。
58
1 年女子
授業では、自由に発言できてとても楽しかったです。また、
必ず、他の人との考え方の違いがあり、それを受け止めていく
という気持ちを持つことが大切ということを学びました。
私はいつも、他の人と考え方が違っていたら、他の人の考え
を受け止められず、嫌な気持になっていましたが、今回の授業
で、「あの人の意見もまちがってはいない」という気持ちを持
って相手の意見を聞きたい、という気持ちになれました。
1 年女子
人と違うと私はすごく不安になりますが、冨永さんは、「違
っていて安心することもある」とおっしゃっていました。
人と違っていることで違う考え方が分かるので、人の意見を
否定せず、自分では考えつかないような考え方も自分の中に取
り入れたいです。
1 年男子
1 週間学校に泊まるとしたら「ふとん」「着替え」「おやつ」
「ゲーム」の中でどれが大事かを考えた時、僕の班は、僕以外
「着替え」で、他の班の人も「ふとん」や「着替え」が多かっ
たです。僕は「ゲーム」で、他にもいたけど、とても少なかっ
たです。「着替え」がほしい気持ちも分からないことはないけ
ど、そこまで欲しいかな…と僕は思いました。
冨永さんは、「人には、自分と違う人を除外しようとする気
持ちがある」と言っていました。振り返ると、僕にもあったと
思います。これからは、一歩ふみとどまって考えるようにした
いです。
59
1 年女子
少し変わった授業でおもしろかったし、いろいろな考えを持
っている人がたくさんいることがよく分かりました。また、自
分は人と違っていてもいいということもよく分かりました。
これから、自分と人が違っていても、その人の考えを受け入
れるようにしていきたいと思いました。
1 年女子
授業を聞いて学んだことは、みんな違ってもそれでいいとい
うことです。みんな違う意見を持っていてそれでいいし、一緒
な意見でもいいということを学びました。
違った人を避けると、結局自分に返ってくることも分かった
ので、男子も女子も関係なく、仲良くがんばりたいです。
1 年女子
私は、よく、言葉がきついとか、ものをはっきり言いすぎる、
などと言われるので、これからは、そういうのをがまんして、
友達の意見も聞くようにしていきたいです。
1年女子
人と同じじゃないと落ち着かなかったり、逆に、人と同じに
なりたくないと思うときはたくさんあります。冨永さんの話を
聞いて、一人ひとり個性があるから考えもそれぞれ違うという
ことが改めて分かりました。
人の意見を受け入れることができないと自分が嫌な目にあ
ってしまう、という言葉が心に残っています。私も今後気をつ
けて、心を広く持ちたいと思いました。
60
越前中学校気づき事業
②
講座名
ようこそ先輩!
~自分らしく仕事にチャレンジする先輩~
ねらい
と
内 容
夢に向かって努力し、挫折や失敗を乗り越えて夢をつ
かんだ先輩の体験談を通して、努力することの大切さや
仕事の喜びなどについて学ぶ。
また、日常生活の自立や、経済的自立意識の醸成を図る。
講
師
井上達紀(消防士)
対
象
越前中学校1年生 44名
日
時
平成25年1月25日(金)5限
「みんなに質問!将来の仕事について考えてる人?」
「いつ頃、将来について考えましたか?」
61
1 年男子
僕は、進路についてまだ決まっていないけど、何気ない一言
が進路を決定するので、家族との会話を大事にしたいです。
また、井上さんは、進路を決定するのには一人ひとりのタイ
ミングがあるとおっしゃっていたので、そのタイミングを見つ
けられるようにしたいです。
1年女子
今日、男女共同参画で、井上さんの中学校や高校時代の話を
聞きました。
私は将来の夢がありますが、かなえられるか分かりません。
なりたい職業ができるためにもがんばりたいです。
私は勉強が嫌いだし、苦手な教科もたくさんあります。井上
さんも、もっと勉強しておけばよかったと言っていました。
自分の将来のためにも、今がんばって、いい未来が作れたらい
いと思います。
1 年女子
救急救命士もそうですが、消防関係、医療関係の仕事をして
いる人を見て、中学生の頃から将来について考えているのかと
思っていました。ですが、今日のお話を聞いて、今、しっかり
とした将来のことを決めていなくてもいいと、安心しました。
私は、小さい頃から夢があり、今は、医師になりたいという
思いが定まってきました。理由は井上さんと同じです。目の前
で祖父母が苦しんでいるのに、何もできないのはいやだったか
らです。それに、日本と海外、どちらのドラマを観ても、こう
いう風に人を助けたいと思うのです。だから、夢を叶えたいで
す。井上さんの話のように、突然でも、どんな形でも、夢を叶
えたいと思いました。
今日のお話は、色々な思いを持った貴重な時間でした。将来
を考える参考にしたいです。
62
1 年女子
今日、井上さんの講演で、何気ない会話で未来が決まること
もあると聞いて、会話って大事だなあと思いました。
今の私はやりたい仕事が決まっているけど、井上さんみたい
に会話で変わってくるかもしれないと思ったら、将来の私は何
をしているのか楽しみになってきました。
1 年女子
井上さんの話を聞いて、とても身近な人からのちょっとした
話が自分の進路につながったところにびっくりしました。
私は、父が大工をしているので、家業を継ぎたいと思います。
もしこれから将来の夢が変わったとしても、
「元気があれば何
でもできる!!!」の精神を忘れずに、夢に向かって頑張ってい
きたいです。
1 年女子
井上さんのお話を聞いて、自分の将来は、何気ない会話や出
来事がとても関係しているということが分かりました。
私は、まだはっきりとは夢が決まっていないし、どこの高校
に行くかなども決まっていないので、これから、文武両道を大
切に、いろいろなことに挑戦し、たくさんの良い経験ができる
といいと思いました。また、たくさんの友達を作ることができ
ると良いと思いました。
今日は、参考になるお話を聞くことができてよかったです。
1 年女子
今日の授業を聞いて、参考になることがたくさんありました。
私は、自分の夢についてあまり考えたことがありませんでした。
でも、今日の話を聞いて、少し自分の夢が見えたような気がし
ました。私も、しっかり勉強しないといけないと思いました。
63
1 年女子
男女共同参画の授業で井上さんの話を聞いて、たくさんのこ
とを学びました。私はまだ将来のことを決めていないので、参
考になりました。
小さな出来事を大切にしていきたいです。何にでも挑戦して、
いろいろな経験を積んでいきたいと思います。一日一日の出来
事が将来につながるのは本当だと思いました。失敗した経験が
あったからこそ、成功するなど…。『元気』で、勉強やスポー
ツに取り組みたいと思います。
井上さん、本当に参考になるお話をありがとうございました。
ようこそ先輩を終えて
鯖江・丹生消防組合
消防副士長 井上達紀
なかなか中学生に話をする機会がないので、自分もすごく勉
強になりました。自分の経験談が参考になるか分かりませんが、
子供たちの中に少しでも残っていてくれたら嬉しいです。
これから子供たちは色々な経験をし、沢山学び、自分の将来
が決まっていくと思います。元気に自分の人生をしっかり歩ん
で頑張っていって欲しいです。
64
織田中学校気づき事業
講座名
①
「正しさのものさし」について考える
ねらい
と
内 容
自分たちの身の回りで起こるさまざまな問題につい
て、自ら主体的に考え、公正に判断し、行動してもらう
力を身につける。
また、一人ひとりが異なる考えや感じ方を持つことを認
め、一人で考えるだけではなく、他人と対話や議論をす
る中で、それぞれの考えを深めてもらい、お互いに共存
していくことを学ぶ。
講
師
上坂 篤(福井弁護士会)平成 9 年織田中学校卒業
対
象
織田中学校 1年生 46名
日
時
平成24年6月21日(木)5限
「さて、君だったらどうする?」
「六法全書で調べてみよう」
65
1 年女子
法律というと「必要なことだけ覚えていればいい」というイ
メージがありましたが、法律が私たちを守ってくれていること
や、法律で私たちを守ってくれる人がいることが分かりました。
1年女子
今日は、「あなたが映画館でアルバイト中、男の子がカメを
持ってきました。ペットの持込みは禁止です。どうしますか?」
という質問に、自分の意見を考えたのが楽しかったです。
私は、
「ペット持込み禁止だから、ダメ」という意見でした。
答えは、
「可と不可、どちらも正解」でした。どちらの答えも、
理由がきちんと説明できれば、その答えは正解なんだそうです。
裁判も、私たちにとって意外と身近にあるものだと感じられ
ました。最初は、
「裁判は、あってはいけないものではないか」
と内心思っていたけれど、お話を聞いて、「なくてはならない
ものなんだ!」と気づきました。
1年女子
映画館の質問では、私だったら、「ペットを預かる」という
選択をとりたいです。理由は、入場させたとしても、周りの人
の迷惑になる可能性があるし、入場させなかったら、映画を見
たい男の子が悲しむからです。それならば、
「預かる」という
のがいいと私は思いました。
1年女子
初めて会った弁護士の上坂さんは織田中学校の卒業生で、
授業では、法律の辞書やバッジも見せてもらいました。
六法全書はすごく分厚くて重かったです。弁護士バッジはき
れいで、よく見るとヒマワリの花になっていて、裏には、上坂
さんの弁護士番号がかかれていることも分かりました。
今日の事を家族にクイズ感覚で話してみたいです。
66
1 年女子
「正しさのものさし」は、いろいろあることが分かりました。
一番偉い人が必ず正しいとは限らないと聞いて、人それぞれ正
しいと思うことは間違っていなかったのでよかったです。
映画館の問いでは、私は、カメを入れてもいいと思いました。
理由は、人の迷惑にならなければよいと思ったからです。
でも、反対意見にも納得がいき、上坂さんの説明を聞いて、
より納得できたから、さすが弁護士はすごいと思いました。
これからも自分の意見を持ちたいです。
1年女子
話の筋が通っていたら全部正しいという事が分かりました。
でも、どっちもが正しかったら、勝ち負けをつけるのが難しい
と思いました。この授業を通して、弁護士の仕事や「正しい」
の意味が分かり、改めて、すごく難しい仕事で、
「かっこいい」
「賢い」と感じました。でも、もっと近づきにくい感じかと思
っていたら、全然、そんなんじゃなかったです!
1年女子
今までは、一つの決まりがあったら、それに従う正しい答え
も一つしかないと思っていました。でも、今回の講座で、そう
ではないことが分かりました。法律の範囲内で考えが述べられ
ていたら、全て正解なのだと。
初めは、正直、なぜそうなのかが分かりませんでした。考え
の過程は違っても、たどり着く答えは同じだと思っていました。
ですが、映画館の問いについて皆が発表した答えは全て異なっ
ていたにもかかわらず、どれも正解でした。そこで、納得せざ
るを得なくなりました。今後は、答えは一つだ!と思わずに、
広い考えを持ち、豊かな発想を心がけたいです。
弁護士という職業は、法律に基づきいろいろな視点から冷静
に物事を見るというのはすごいと、改めて感じさせられました。
67
織田中学校気づき事業を終えて
弁護士 上坂篤
本講座の主眼は、「正しさには人それぞれ違う正しさ(もの
さし)があるということ、そして、それを理解するためには、
全ての人を尊重する気持ちが大事であるということ」に置きま
した。
実社会の問題には、唯一の正解というものは存在しません。
それでも、結論を出さなければなりません。
その時には、必ず、さまざまな人の意見を聞かなければなら
ないのです。
そのことを少しでも分かってもらえればという思いで講演
させて頂きました。
もっとも、このような問題は、大人にも難しい問題ですので、
子供たちには、難し過ぎるのではないかという心配をしていま
した。
ところが、私が問題提起した「映画館のルール」という議題
では、子供たちが(予想以上に)積極的に議論してくれ、驚く
と同時にうれしかったです。
(弁護士バッチの効果があった?(笑))
実は、相手の意見を理解した上で自分の意見を発表し、議論
できるということは、既に、上記の主眼を達成しているのです。
私も、普段とは違う体験ができて非常に楽しかったです。
68
織田中学校気づき事業
②
講座名
ようこそ先輩!
~自分らしく仕事にチャレンジする先輩たち~
ねらい
と
内 容
夢に向かって努力し、挫折や失敗を乗り越えて夢をつ
かんだ先輩の体験談を通して、努力することの大切さや
仕事の喜びなどについて学ぶ。
また、日常生活の自立や、経済的自立意識の醸成を図る。
講
師
岩崎 聡(㈱ウオンツ社長)
、水島 優子(保育士)、
中村天雀(ラジオパーソナリティー)
対
象
織田中学校1年生 46名
日
時
平成25年1月30日(水)5限、6限
7 岩崎聡さん
32 中村天雀さん
69
水嶋悠子さん
17
リポーター体験
53
1 年女子
岩崎さんのお話では、会社での仕事の内容や、自分に合った
仕事の見つけ方、
「働く」
「お金」とは何かなど教えていただき
ました。私も、楽しくて仲間と一緒にがんばれるような仕事が
したいなと思いました。
中村さんは、夢をかなえるまでの遠まわりはむだではないと
教えてくださいました。私はまだ夢がなくて、仕事についても
考えていなかったけれど、中学生のうちから努力できることが
あればして、いろいろなことに挑戦していきたいです。
1 年女子
少し前から IT 関係の仕事に興味を持っていたので、今日く
わしいお話を聞けたのはとてもうれしかったです。
お仕事の内容はもちろん、特に、「お金」とは「ごはん」だ
というお話には、なるほどと納得しました。また、私はまだ具
体的な将来の夢がないので、「自分の楽しめる仕事をゆっくり
みつければいい」という言葉にとても安心しました。
今日のお二人のアドバイスをぜひためしてみて、少しずつ、
私のやりたいことをさがしていきたいです。
1 年女子
岩崎さんのお話では、
「お金=ごはん」という発想がすごい
なと思いました。そして、岩崎さんは、自分の夢に向かって今
でも頑張っていることが分かりました。
夢は自分一人で頑張るのも大切だけど、周りのみんなと支え
あって夢をかなえるというのも大切です。たとえ高い目標でも、
あきらめずに頑張りたいなと思いました。
天雀さんのお話では、勉強や運動のできは一人ひとり違うけ
ど、いずれ、どんな人にも死はくる、死は平等だと知りました。
今日のお話は、将来を考えるためにすごく参考になりました。
自分がやりたいことにどんどんチャレンジしていきたいです。
70
1 年女子
私は、正直、パソコンをあつかうのは苦手ですが、パソコン
を使う仕事ってどんなの?と興味はあったので、IT 会社の仕事
の話を聞こうと思いました。デザイナーやビデオなどの細かい
内容を聞くと、IT 会社ってずっとパソコンをさわっているわけ
じゃないと分かり、とてもおもしろく思いました。
私は、自分が何をしたいのか、どんな仕事につきたいのか、
まだわかりません。岩崎さんは「好きなことをやればいい」と
おっしゃいました。
以前、父に同じことを聞いたら、「好きなことは仕事にしな
いほうがいい」と言われました。理由は、
「仕事はつらいもの」
だからだそうです。好きな仕事で、自分はこうしたいと思って
も、上司から逆のことを命令されたら、どんどんそれが好きで
なくなってしまう…だから、「好きなことは趣味にして、あま
り好きじゃないものを仕事に選ぶほうがいい」と言われました。
その時の私は、そのとおりだと思いました。でも、今日のお話
を聞いて、どっちだろうと思いました。
私は、岩崎さんや中村さんのおっしゃったように、人の役に
立つ仕事がしたいです。自分の力をいかして、自分でもやりが
いのある、自分に合った仕事を見つけてみたいと思いました。
1 年女子
今日は、おもしろ楽しくためになる事を教えてもらいました。
一番心に残ったのは、
「仕事って何?」という事です。私は、
自分の楽しいことかと思いましたが、実際は、人を喜ばせる事
だと知りました。私もみんなを笑顔にする仕事につきたいです。
1年男子
ぼくにはまだ夢がないけど、楽しい仕事につけば夢が見つか
るかもしれないし、仕事もテキパキできるそうです。
「夢は一人で頑張るものではなく、仲間でかなえるもの」な
んだなと思いました。将来が楽しみです。
71
1 年女子
水嶋保育士さんのお話では、仕事がとても楽しいということ
がすごく伝わってきました。
また、天雀さんの話では、夢をかなえることは何才になって
もできると分かりました。
私もあきらめかけていた夢があるので、もう一度頑張りたい。
これからは、何があってもあきらめないで頑張りたいです。
1年女子
お二人の話を聞いて、今、夢を持っていてもいなくても、高
校、大学と進んでいくと、夢が変わったり、今は思ってもいな
い人生を送るかもしれない。あるきっかけで、人生が大きく変
わったりすることもあるんだと思いました。
「はたらく」は「はたを楽にする」こと、人生平等に持って
いるものは「死」など、なるほどと思いました。
1 年女子
お二人のお話を聞いて、
「自分のやりがいのある仕事をする」
ことは「人を笑顔にする」ことに繋がることが分かりました。
私が特に心に残った言葉は、「一人の力だけでは、絶対に大
きな夢をかなえることはできない」です。これからも、みんな
で助け合い、向上し合いながら、一人ひとりの将来を築いてい
くのだということを心に留めて、過ごしていきたいです。
1 年女子
中村さんの話で一番心に残ったことは、
「“大変”とは大きく
変わる」ということで、とても心にジーンときました。
また、「目の前にあるものは運命」では、人生いろんなこと
があるんだなと思いました。いろんな仕事をしてきた中村さん
の話はとても説得力があって、その様子が浮かぶものばかりで、
聞いていても楽しかったです。今日はありがとうございました。
72
ようこそ先輩を終えて
ラジオパーソナリティー 中村 天雀
私にとって、学校で話すという体験は初めてであり、緊張と
手探りの中での講演となりました。
男女共同参画気づき事業「ようこそ先輩」の趣旨や講演内容
に添って講義をさせていただいたつもりでしたが、振り返れば、
話が脱線したり、また、余分な内容もあったように思います。
中学1年生という年齢を考えると、伝わる内容だったのかと
反省点も出てまいりました。ただ、生徒の皆さんは真剣に聞い
てくださり、大変は「大きく変わる」と発表してくださった生
徒さんもいらっしゃり、何か一つでも心に残り、吸収していた
だけたなら嬉しく思います。
感受性の豊かな生徒の皆さんと触れあえたことは、私にとり
ましても非常に貴重な体験となり、感謝いたしております。
今後とも どうぞ宜しくお願い致します。
73
男女共同参画気づき事業の講演を終えて
越前町小曽原保育所
保育士 水嶋 悠子
私が中学時代に「夢」について深く考えていなかったことも
あり、どのように生徒さん達に話せばみんなに伝わるか考える
こともありました。が、出身中学の生徒さんだからこそ、私が
織田中学校で経験したこと、感じてきたことなどをそのまま話
すことで、何か一つでも共感してもらえたり、気づきにつなが
ってもらえれば嬉しいなと思い、教壇に立たせて頂きました。
まだまだ未熟な私の話を真剣な表情で聞いてくれた生徒さ
ん達に感謝です。
この事業をきっかけに、保育士になろうと思ったきっかけや、
今の仕事へのやりがいなどを自分自身が見つめ直すきっかけ
にもなりました。ありがとうございました。
74
講師講評
冨永良史 / 織田暁子
75
ほぐれて、あたたまっていく教室
発創デザイン研究室 冨永良史
どこに出かけて、だれと出会っても、はじめはドキドキします。
きっと出会ってくれるみんなも同じなんだと思います。
力をぬいて、自然に話しかけようと思っても
なんだかギクシャクしてしまうことがあります。
みんなに質問すると、恥ずかしそうにうつむいてしまったり。
あらら、どうしよう、これからどうやって授業を進めようかな
と心配になったり。
私たちの心の中で何がおきているんでしょう。
「今から何がはじまるんだろう。
難しくないかな、たいくつじゃないかな。
当てられたらどうしよう。
あの先生、こわいんじゃないかなぁ。。。」
これは、僕が想像するみんなの心の中。
「みんな、話をきいてくれるかな。
つまんな〜いって顔されないかな。
質問しても返事してもらえなかったらどうしよう。
何いってるかわかんなぁいって思われないかなぁ。。。」
これは、僕のいつもの心の中。
知らない人と出会うって、やっぱりこわいし、心配です。
みんながニコニコむかえてくれても
本当はどう思ってるんだろうって、不安になることもあります。
でも、ひとりでこわがっていても何も変わらないから
みんなに言葉を投げかけます。
おそるおそる自己紹介したり、質問したり。
みんなも恥ずかしがってるけど、少しずつ言葉を返してくれて
だんだん笑顔が見えるようになってきます。
76
僕の気持ちもほぐれてきて、もっと話しかけたくなってきて
たくさん話したら、みんながもっともっと話してくれて。。。
私たちの心の中で何が起きているんでしょう。
「なんだか気持ちがかるく、楽しくなってきた。
思い切って話してみようかな。
あ、あの子も発言してる。
あんなこと言っちゃっていいのかなぁ〜。
へぇ、先生、笑ってる。じゃぁ、私も。」
これは僕が想像するみんなの心の中。
「うわ、そんな質問ぶつけてくるんだ。
キツいこと言うねぇ〜。
面白いなぁ、何を言ってもいいんだよ〜。
あらら、またズバズバと。。。
それなら、こっちから質問してみよう。
どうだ、こんなこと考えたことないだろ。へへへ〜」
これは元気になってきたみんなを見つめている僕の心の中。
人と人が出会うって、とても素敵なことです。
ひとりでいたら考えないこと、見えないこと、感じないことが
次々と浮かんできます。
はじめは、少しこわいけど。
誰だって少しずつこわくて不安なんだから、同じだから。
少しだけ勇気を出して、少しずつ言葉にしてみる。
教室にただよう空気が
ほぐれて、あたたまっていくのを感じます。
そんな瞬間に出会えるのは、とても、とても幸せなことでした。
越前中、糸生小、織田小、城崎小のみんな、梅浦区のみなさん
ありがとうございました!
77
「いろいろな仕事について考える」を終えて
日本学術振興会特別研究員
織田暁子
今年度、
「いろいろな仕事について考える」というテーマで、
小学校 3 校の気づき事業を担当しました。
同じ内容の授業でも、
小学校ごとに異なる反応が見られ、毎回、新鮮な発見をするこ
とができました。
具体的には、看護師・警察官・小学校の先生・歯医者という
4 つの職業を例に挙げて、
「男の人の仕事」
「女の人の仕事」
「男
女どちらともの仕事」の 3 つに分類するという作業をしてもら
いました。そして、どのように分類したか、なぜそのように分
類したかについて、自分の考えを発表するグループワークを行
いました。
「男/女の人の仕事」という若干抽象的なテーマではありまし
たが、子どもたちは、熱心に話し合ってくれました。それぞれ
の仕事に男性もしくは女性のイメージを持っている人、一方で
すべての仕事が男女どちらともの仕事だと思うという人、考え
たこともなくわからないという人、話し合いは聞いているだけ
で非常に楽しいものでした。
さまざまな意見の中で、看護師は女の人、警察官は男の人、
小学校の先生については「どちらともの仕事」と分類する人が
多かったように思います。その理由として「男性の看護師や女
性の警察官に会ったことはない。でも小学校の先生はどちらも
見たことがある」といった意見が、全ての学校で聞かれました。
確かに、特に子どもたちが男性看護師や女性警察官を目にする
機会は、ほとんどないのかもしれません。見たことがなく、イ
メージがわかないことで、看護師=女性、警察官=男性と思っ
ている人が多いということは、印象的でした。一方、たとえば
「男性看護師が出てくるドラマを見たから」、
「外国には女性の
警察官もいるから」という理由で、これらの職業を「どちらと
もの仕事」とした人もいました。実際に見たことがあったり、
話を聞いたことがあったりすると、職業に対する固定的なイメ
78
ージがぐっと広がりをもつということなのでしょう。子どもた
ちにとって、「見る」「知る」「聞く」ということが非常に重要
であることに、改めて気づかされました。
各班での話し合いの後、現在の日本で、男性が多い職業や女
性が多い職業は何か、いくつかの職業を紹介しました。子ども
たちの反応は、納得や驚きと本当にさまざまでした。たとえば、
現在の日本の看護師の 95%が女性であり、男性が 5%しかいな
い(2005 国勢調査)ということを紹介したときも、女性が多
いということに驚く人、一方で男性の看護師がいることに驚く
人、まちまちでした。
こうした男女の職業の違いを紹介したうえで、子どもたちに
次のメッセージを伝えました。
「紹介した 4 つの仕事すべてで、男の人も女の人も仕事をして
います。資格をとったり学校に行ったりすれば、男の人も女の
人もどちらともその仕事をすることができます。
これだけでなく、現在日本にあるすべての仕事が、男の人も女
の人もできる仕事です。
昔は、女性医師や男性看護師はほとんどいませんでした。しか
しだんだんと、男の人も女の人も、いろいろな仕事をする人が
増えてきています。
女の人が、男の人が多い仕事をしても、男の人が、女の人が多
い仕事をしても、何も問題ありません。男の子も女の子も、ど
んな仕事だってすることができます。
」
このメッセージを伝えたうえで、子どもたちに将来の夢につ
いて考えてもらいました。将来の夢といっても、まだまだ具体
的なものではないのかもしれません。それでも、これから進学
や就職と何度も進路を考えるときがきます。このメッセージが
一人でも多く伝わり、今後の進路選択のときに、ふと思い出し
てくれることを願っています。
最後になりましたが、貴重な機会をいただきました越前町、
学校関係者のみなさまに、心よりお礼を申し上げます。ありが
とうございました。
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