教員の教育・研究活動 藤女子大学 2014 は じ め に 本学専任教員の教育・研究活動に関する年報である『2014 年度 藤女子大学教員の教 育・研究活動』を公表いたします。この年報は、専任教員ごとに、①学位などの基本情 報、②過去 5 年間にわたる教育・研究活動、③本年度分の社会連携・社会貢献、学内運 営活動、学生支援に関する自己研鑽の活動を掲載しています。研究活動の推進への励み となることを期待し、本年報から、これまでの「過去 5 年間公表していない研究活動」 の掲載に代わり、新たに「研究分野/研究キーワード」と「科学研究費及びその他外部 資金の獲得状況」を記載しました。 本学はその社会的使命を達成するために「北海道の未来は女子教育にある」とのヴェ ンセスラウス・キノルド司教の意思を継ぎ、「キリスト教的世界観や人間観を土台とし て、女性の全人的高等教育を通して、広く人類社会に対する愛と奉仕に生きる高い知 性と豊かな人間性を備えた女性の育成を使命とする」本学の建学の理念を礎として、 教職員と学生の人格的触れ合いの中で豊かな教養と国際性を備えた人格の形成に努める ことを教育目的としています。 各専任教員がこの建学の理念を礎とした教育目的を達成するために自らの教育・研究 の質の維持・向上をいかに実現しているか、それを社会とステークホルダー(学生と保 護者等)に対して説明することは本学の大切な責務と考えております。 この年報が、社会とステークホルダーから見て、本学の建学の理念を礎としその教育 目的の実現に向けて真摯に取り組む姿勢を彷彿とさせるものとなるために、忌憚のない 意見をお聞かせください。 藤 女 子 大 学 学長 喜 田 勲 『2014年度 藤女子大学教員の教育・研究活動』の記載方法 1.収録の対象 この報告書は、2014年度藤女子大学に在職する専任教員(特任・嘱託教員を含む)を対 象に、2010年1月~2015年3月における教育・研究活動等について収録した。これらの活動 は、各教員の申告に基づいた。 2.掲載順 文学部(英語文化学科、日本語・日本文学科、文化総合学科)、人間生活学部(人間生活 学科、食物栄養学科、保育学科)、図書館情報学課程・日本語教員養成課程の順に配列し、 その所属ごとに掲載した。 3.記載事項 教育・研究活動については、項目ごとに年月日順で記載した。その際、2015 年 1 月~3 月の活動については、「年月日」または「発行又は発表の年月」の欄に(発表予定)また は(印刷中)と記載した。 各項目に該当する活動がない場合には、空欄とした。 ・学位 学位と授与機関を記載した。 ・特記すべき資格 ・大学院における研究指導担当資格 本学大学院人間生活学研究科における研究指導担当資格の有無について記載した。 Ⅰ 教育活動 ・主な担当科目 ・最近5年間の教育実践上の主な業績を以下の項目ごとに記載した。 1.教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む) マルチメディア等を利用した教育実践などのほか、本学並びに他大学における授業 評価の結果があれば記載した。 2.作成した教科書、教材 大学生や社会人(専門職)等を対象としたものについて記載した。 3.教育方法・教育実践に関する発表、講演等 大学における教育方法・教育実践に関する発表・講演等を記載した。 4.その他教育活動上特記すべき事項 上記以外の教育活動上特記すべき事項を記載した。 Ⅱ 研究活動 ・研究分野/研究キーワード ・研究課題/研究内容 ・科学研究費及びその他外部資金の獲得状況 ・最近5年間の研究上の主な業績を以下の項目ごとに記載した。 (著書) 共著書を含む。「教育活動」の「作成した教科書、教材、参考書」に記載した著書 については、「著書・論文等の名称」の欄に(再掲)と記載した。共著で筆頭著者が 明示されている場合には、その氏名に◎印を付した。 (学術論文) 学会誌、大学・研究所等の紀要、その他の学術雑誌などに掲載された論文を記載し た。共著で筆頭著者が明示されている場合には、その氏名に◎印を付した。 査読付の論文については、題名の後に「(査読付)」、欧文雑誌については、被引 用数を記載した。 (その他) 商業雑誌等の論文、短報、辞典、報告書などの著作物、学会等における口頭、シン ポジウムでの発表を記載した。「教育活動」の「教育方法・教育実践に関する発表、 講演等」に記載したものについては、「著書・論文等の名称」の欄に(再掲)と記載 した。 ・展覧会、演奏会または競技会等での発表 芸術分野や体育実技等の分野を担当する教員において、展覧会、演奏会または競技 会等での発表のうち主要な業績を記載した。芸術・体育以外の分野においても、その 専門分野の特性に応じた顕著な業績と認められるものはこれに含めた。 Ⅲ 社会連携・社会貢献 ・所属学会 ・本年度の活動について、以下の項目ごとに主なものを記載した。 (社会的機関の役員委嘱等) 学会、審議会、社会団体等の役員・委員について記載した。 (地域的連携・貢献) 地域的連携に関する社会的事業の企画や参加について記載した。 (国際的連携・貢献) 国際学会・海外研修への参加、国内における国際交流に関する社会的事業の企画 や参加について記載した。 Ⅳ V 学内運営活動 本年度の部長、委員長、主任など主なものを記載した。 学生支援に関する自己研鑽 本年度学内外で開催されたメンタルヘルス、学生相談、ハラスメントなどについて の研修会等の参加について記載した。 目 文 学 次 部 英 語 文 化 学 科 ・・・・・・・・・・ 1 日本語・日本文学科 ・・・・・・・・・・ 25 文 化 総 合 学 科 ・・・・・・・・・・ 51 人 間 生 活 学 科 ・・・・・・・・・・ 79 食 物 栄 養 学 科 ・・・・・・・・・・ 117 保 ・・・・・・・・・・ 167 人 間 生 活学 部 育 学 科 図書館情報学課程・日本語教員養成課程 図書館情報学課程・ 日本語教員養成課程 ・・・・・・・・・・ 197 文 学 部 英語文化学科 新 井 良 夫 ・・・・・・・・・・・・・・ 1 伊 藤 義 生 ・・・・・・・・・・・・・・ 3 木 村 信 一 ・・・・・・・・・・・・・・ 5 井 筒 美津子 ・・・・・・・・・・・・・・ 7 William Aaron Kraus ・・・・・・・・・・・ 10 古 村 敏 明 ・・・・・・・・・・・・・・ 12 下 田 尊 久 ・・・・・・・・・・・・・・ 15 Charles Mueller ・・・・・・・・・・・・・・ 18 山木戸 浩 子 ・・・・・・・・・・・・・・ 20 大 陶 子 ・・・・・・・・・・・・・・ 22 桃 所属 文学部 英語文化学科 職名 教授 Postgraduate Diploma in 学位 Phonetics(エディンバラ大学) 特記すべき 資格 新 氏名 井 良 大学院における研究指導担当資格 夫 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> Voice & Articulation,言語学演習,英語学概論,総合英語,上級英語(講読),音声学 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) 「Voice & Articulation」での音声認 2006年4月~ 英語発音指導で「音声認識訓練」を主に前期授業で実施する。母音と子音 識を徹底した発音教育 現在 の単音の聴覚的印象の獲得が中心となる練習である。この習慣が定着する と,リズムなどプロソディーの音声認識も向上する。後期授業は調音訓練に中 心を置く。この方法を展開してきた過去2年間では,授業の目標である,英語 の単音とプロソディーの完全習得に効果が高い結果が得られている。 2) 「総合英語I」での音読,シャドーイン 2007年4月~ この授業は,高校までの英語の復習,そして4技能の能力向上である。前期 グの導入 は音読とシャドーイング大幅な導入(1回の授業の約70%)を図り,英語の音 現在 声によるインプットの習慣化を目指す。後期はリスニング中心に展開する。こ のことにより,読み,書く,聞く,話すの4技能が効果的に習得できている。 2. 作成した教科書,教材 1) 英語発音の基礎的な練習のための プリント 2004年4月~ 「英語発音基礎」として,日本語話者の英語発音の問題点解決を目指した 現在 教材。子音,母音,ストレス,リズムを中心に,練習のための語,句,パッセー ジ,ことばあそびなどを収録してある。日本語的な発音が正確な英語音に変 化する様子を,実際の発音変化を提示しながら指導する。 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 Ⅱ 研究活動 研究分野: 音声学・英語教育 研究キーワード: 発音指導,二ホン英語,世界英語 研究課題: Daniel Jonesの'Difficulties of Pronunciation'を用いた日本人学習者への音声指導の問題点 研究内容: 音声学,英語音声学での古典とされている,Daniel Jones:An Outline of English Phoneticsは1918年に初版が出され本 人自身が1956年までに8版まで改訂して出版された。現在でも頻繁に引用される研究書である。その冒頭に書かれている のが'Difficulties of Pronunciation'である。音の識別から始めて母音子音の分節要素の調音,アクセントやイントネーション のプロソディー要素への順を追った指導の,ポイントや問題点が解説されている。それに沿った音声指導を日本人学習者 に実際に行った結果を踏まえて,その妥当性を考察する。現在は指導資料の分析を行っている。 研究ノートの形で学会誌,あるいは大学紀要での発表を計画している。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 (著 書) (学術論文) 1. 英語教育における「音声学」 単 2013年2月 藤女子大学文学部紀要第 111-131頁 50号 (その他) 1 Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 大学英語教育学会,北海道英語教育学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> 2010年~現在 <道内> (地域的連携・貢献) 2012年~現在 社団法人大学英語教育学会社員 「赤黒学生連合」顧問(プロサッカークラブ「コンサドーレ札幌」の運営などに協力する道内大学 生の支援組織) (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 英語文化学科主任,外国語教育研究センター長,教養科目・共通科目再構築プロジェクト委員,カトリックセンター員 V 学生支援に関する自己研鑽 2 所属 文学部 英語文化学科 職名 教授 特記すべき 資格 学位 文学士(北海道大学) 氏名 伊 藤 義 大学院における研究指導担当資格 生 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 米文学史,地域文化講義,文学演習,文学基礎演習 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) 教材とup-to-dateな話題との関連づ 1990年4月~ 今日的な問題を取り上げている教材に関し,学生自身に情報を収集させ, け 現在 問題意識を持たせ,かつクラスの活性化を図った。 2) グループ作業の活用 1990年4月~ 演習において,個人の発表作業の他にグループによる作業も取り入れ,こ の協同作業の組み合わせによって,クラスの活性化とコミュニケーションをは 現在 かっている。 3) 視聴覚教材の活用 1992年4月~ 一方的な講義になりがちな文学史の授業において,テキスト,資料の説明 だけでなく,nativeによる作品朗読のテープや海外制作のDVDやVTRを活 現在 用することにより,作品への理解や関心を深めるようにした。 4) メールの活用 2004年4月~ 卒業論文指導において,メールのファイル添付を利用して,綿密な指導と 迅速性をはかっている。 現在 5) 課題の提示 2008年4月~ 文学史において,夏期と冬期の休暇中に授業で取り上げた作品の中から 任意の作品を選び,レポートとして提出させることで作品鑑賞と授業の理解を 現在 深めるようにしている。地域文化講義や地域文化基礎演習においては,開講 前に課題を提出させて科目への意欲を高めるようにしている。 2. 作成した教科書,教材 1) 自作プリントの作成 1990年4月~ 文学史において,自作プリントを作成している。その他の科目においても, 資料を配布して授業の理解を深めるようにしている。 現在 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 Ⅱ 研究活動 研究分野: 英米文学 研究キーワード: 1920~30年代アメリカ文学及び文化 研究課題: 1920~30年代アメリカ文学 研究内容: 1920年~30年代のアメリカ文学を時代背景,文化的要因を通して立体的に考察,研究していく。特に「狂乱の20年代」と 呼ばれた第1次世界大戦後の10年間と,Great Depression時代の30年代のコントラストのなかで,Fitzgerald, Hemingway, Steinbeck等の作家たちの作品を通して,その背景にどのような自伝的,時代的要素が存在したのかを探っていくことで作 品理解を深めていく。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 著書・論文等の名称 (著 書) 1. 百年文庫15『庭』スタインベック 「白いウズラ」(翻訳) 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 単 2010年10月 ポプラ社 担当頁及び編者・共著者名 25-61頁 (学術論文) (その他) 1. 報告 北海道アメリカ文学会 第 単 2010年2月 141回研究談話会 司会者報告 2. 日本スタインベック協会第34回全 単 2011年5月 国大会(シンポウジアム) John Steinbeck's Early Works and Their Cultural Lanscape: The Mmeaning of Mobility ― with Special Reference to To a God Unknown 支部HP 2 支部HP 2頁 Steinbeck Studies Vol. 34 15-16頁 3 Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 日本アメリカ文学会,日本英文学会,日本スタインベック協会,日本フィッツジェラルド協会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> 2002年5月~現在 2014年5月~現在 <道内> 日本スタインベック協会理事 日本スタインベック協会会長 (地域的連携・貢献) (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 評議会評議員,ハラスメント人権委員会委員,広報「藤」編集員会委員 V 学生支援に関する自己研鑽 4 所属 文学部 英語文化学科 学位 文学修士(北海道大学) 職名 教授 特記すべき 資格 氏名 木 村 信 大学院における研究指導担当資格 一 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 文学基礎演習,文学演習,小説講読 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) ゼミおよび卒論指導における電子 2001年4月~ ゼミ生全員が電子メールアドレスの利用が可能であることを踏まえ,教員と メールの利用 現在 ゼミ生の間で電子メールを送受信できるように設定し,各種連絡や指導に利 用している。 2) 講義用,演習用資料の配布 2001年4月~ 現在 主に講義の際に,毎回,講義内容に関わる資料集を配布している。 3) 講義メモの作成と配布 2006年4月~ 毎回講義内容のポイントを整理したものを手元資料として配布。板書代わり 現在 として,また,学生の理解を補助するための工夫として活用している。 4) ゼミ発表のための事前指導 2006年4月~ ゼミの発表に先立って,その数日前に発表の内容や手順について,1時間 現在 前後の事前指導をおこなっている。 2. 作成した教科書,教材 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 Ⅱ 研究活動 研究分野: アメリカ文学(主として南北戦争以前) 研究キーワード: ⑤に関して:共和制と個人主義,メタファとメトニミ, エディプス・コンプレックス,否認とフェティシズム 研究課題: ①エドガー・アラン・ポオの「閉所」 ②エドガー・アラン・ポオの「宙吊り」モチフ ③ナサニエル・ホーソーンの「ラパチーニの娘」における「香り」 ④ナサニエル・ホーソーンの「牧師の黒いヴェール」における「ヴェール」 ⑤ナサニエル・ホーソーンの『緋文字』(未発表) 研究内容: ①ポオの文学を貫く強い両極志向に着目したテクスト分析。従来「囲われた庭」と解されてきた「閉所」モチフにも,両極的 なものの対置というアイロニカルな意匠が用いられていることを跡付け,晩年に書かれた宇宙論的主題を巡る作品群にも 同様の意匠が凝らされていることを確認。 ②ポオの物語や宇宙論に頻出する「渦巻」と「振り子」のイメジを精査し,相反する力の間における「宙吊り」ないし「悪循 環」のモチフが,ジャンルを問わず,ポオ文学において一貫して展開されていることを,テクストに即して確認。 ③ホーソーンの「ラパチーニの娘」における「香り」のイメジに着目し,それが霊肉の二項対立と「魂」の優位性に基づくアレ ゴリーとしての構造を脱構築していることを,テクストの精査によって明らかにする。 ④ホーソーンの「牧師の黒いヴェール」における「仮面」と「素顔」の二項対立における「素顔」の優位性が「ヴェール」という 小道具によって脱構築される過程を確かめ,互助的な村落共同体が急速に市場社会へと変貌する時代における「本当の 私Real Me」のイデオロギーの衰退を跡付ける。 ⑤『緋文字』では,Aの文字を結節点として4人の主要人物の物語が紡がれてゆくが,文字の解釈は本題とならず,物語の 関心は,もっぱらAの文字が4人(「序章」に登場する作者を含めれば5人)の主体を各様に支配し創出するプロセスを辿る ことにある。Aの文字の比喩機能(メタファとメトニミ)を手掛かりに,Aの文字と人物主体の関わりを辿り,各人の物語が大き な物語を構成する際の原理がどこにあるかを考える。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 5 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 (著 書) (学術論文) (その他) Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 日本アメリカ文学会,日本ホーソーン協会,北海道アメリカ文学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> <道内> (地域的連携・貢献) (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 図書館長,大学戦略会議構成員,教養科目・共通科目再構築プロジェクト委員 V 学生支援に関する自己研鑽 6 担当頁及び編者・共著者名 所属 文学部 英語文化学科 職名 准教授 特記すべき 資格 学位 博士(文学)(北海道大学) 氏名 井 筒 美 津 子 大学院における研究指導担当資格 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> コミュニケーション概論,コミュニケーション演習,コミュニケーション基礎演習,Skills for the TOEIC 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) パワーポイントや資料提示装置など 2010年4月~ 静止画・動画を含むパワーポイント教材を作成し,理解力を深める努力をし 視聴覚教材を活用した授業の展開 現在 ている。配布する教材は,重要ポイントを空所にするなどし,学生たちが授業 を注意深く聞き,重要ポイントのメモを取るよう促している。 2) 理解確認テストの実施 2010年4月~ 講義科目の授業については,学生がその日の講義内容をどれだけ理解し ているのかを知るために,毎週理解確認のための小テストを実施し,それを 現在 成績評価の一部としている。小テストの内容は,ハンドアウトに書かれていな いものも含むようにし,授業内容を適切にメモする習慣がつくよう工夫をして いる。 3) 英語語彙トレーニングの実施 2010年4月~ 英語の語彙力を高めるため,市販の単語集を用いた語彙トレーニングを 現在 TOEFLの授業で毎週実施している。テスト内容は単に意味や語彙を問う問 題だけではなく,TOEFLに照準を合わせた文法問題を作成し,学生達の応 用語彙能力の向上を図るように努めている。 2. 作成した教科書,教材 英語学講義では,各時代の英語聖書の同一箇所を言語学的に読む授業 1) 古英語・中英語のテキスト・語彙集の 2010年10月 作成 ~2014年1月 を行っている。これに際し,学生達が古英語・中英語のテキストを読めるよう, テキストの語彙集(glossary)を編纂し,授業で活用している。 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 Ⅱ 研究活動 研究分野: 言語学 研究キーワード: 誤伝達,接続表現,文末詞,文法化 研究課題: ①接続表現と文末詞に関する研究 ②擬似共通語表現に起因する「誤解」の研究 研究内容: ①日本語や英語を始めとする言語に見られる接続表現を起源とした文末詞化に関わる諸問題についての研究。現在は, 同様の起源を持つドイツ語等の心態詞との比較や文末詞化の類型化,接続表現の文内の位置による機能的違いなどの 研究を中心に行っている。 ②北海道という言語コミュニティーを出発点として,いわゆる「気づきにくい方言」を伴う発話に起因する誤解や意思疎通 の困難さの記述・分析を目的とした研究。特に,他方言話者にとって理解が難しい文末表現を中心に,誤解の誘引要素と なり得る方言的解釈の多様性についての調査・研究活動を行っている。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 1. 科学研究費 基盤研究(C) 「コーパス分析に基づく日本語北海道方言の談話・語用論的研究」(研究代表者)2008年4月~2011年3月 2. 科学研究費 基盤研究(C) 「擬似共通語表現に起因する「誤解」の研究」 (研究代表者)2011年4月~2015年3月(予定) 3. 科学研究費 基盤研究(C) 「主観性に基づく言語類型論と動詞/衛星枠付け言語類型の相関:接触動詞を中心に」(研究分担者,2012年4月~2014年3 月。研究代表者:小熊猛) 単著・ 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は 共著の 著書・論文等の名称 担当頁及び編者・共著者名 の年月 別 発表学会等の名称 (著 書) 1. 『コーパス分析に基づく北海道 単 2011年 藤女子大学 方言の談話・語用論的研究』 (平成20-22年度科学研究費補 助金報告書) (学術論文) 1. 「おかしいしょ,そして」:北海道 の話し言葉で用いられる『そし て』の意味・機能的方言特性 共 2010年 社会言語科学会第25回大 78-81頁 会発表論文集 7 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 2. 「させてんでないの,やらせてん 共 2011年 の」:北海道方言に見られる二つ の使役形 社会言語科学会第27回大 70-73頁 会発表論文集 3. What motives an inference? The 共 2011年 emergence of CONTRAST/ CONCESSIVE from TEMPORAL/SPATIAL OVERLAP. Motivation in Grammar and the Lexicon . John 107-132頁 Klaus-Uwe Panther and Günter Radden (eds.) Benjamins Pragmatics and Society 4. Inclusivity and non-solidarity: honorific pronominals in Ainu. 共 2012年 149-166頁 5. 「これって方言だったさ」:共同 注意の観点から見た北海道方 言の終助詞 『さ』 共 2013年 社会言語科学会第31回大 146-149頁 会発表論文集 6. From discourse markers to modal/final particles: what the position reveals about the continuum. 共 2013年 Discourse Markers and Modal Particles: Categorization and Description. John 3:1 217-235頁 Liesbeth Degand, Bert Cornillie and Paola Pietrandrea (eds.) Benjamins Language and the Creative Mind. CSLI 83-99頁 Mike Borkent, Barbara Dancygier, and Jennifer Hinnell (eds.) 7. ‘Leap’ or ‘continuum’?: grammaticalization pathways from conjunctions to sentence-final particles. 共 2014年 8. Truncation and backshift: Two pathways to sentence-final coordinating conjunctions. conjunctions. 共 2014年 Journal of Historical Pragmatics 15(1) 9. 方言イメージの形成過程:関東 方言話者の北海道方言に対す る印象評価を事例として 共 2014年 社会言語科学会第33回大 40-43頁 会発表論文集 Publications. 10. “Final hanging but” in American 共 2014年 English: where a formal coordinator meets a func-tional subordinator. (その他) 1. 「おかしいしょ,そして」:北海道 の話し言葉で用いられる『そし て』の意味・機能的方言特性 Grammaticalization: Theory and Data. John 62-92頁 257-285頁 Sylvie Hancil and Ekkehard König (eds.) Benjamins. 共 2010年3月 社会言語科学会第25回大 会(慶応義塾大学) 2. Hanging or back-shifting?: the rise of final particle but and their comparables in Japanese 共 2010年5月 International Conference on Final Particles (FiPa2010) (Rouen, France) 3. Truncation and backshift: two syntactic sources of sentencefinal conjunctions. 共 2011年7月 12th International Pragmatics Conference (Manchester, UK) 4. From discourse markers to modal/final particles: what the position reveals about the continuum. 共 2011年7月 12th International Pragmatics Conference (Manchester, UK) 5. 誤伝達: 概念構造とプロトタイプ 共 2011年12月 日本語用論学会第14回大 (ポスター発表) 会(京都外国語大学) 6. Path to (inter)subjectivity: exaptation and adaptation. 共 2012年5月 7. Conjunctions and sentence-final 共 2012年5月 particles: two processes of grammaticalization International Conference on Grammaticalization theory and data (Gramm 2012) (Rouen, France) 1th Conceptual Structure, (ポスター発表) Discourse, and Language Conference (CSDL 2012) (Vancouver, Canada) 8 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 8. Exaptation and adaptation: two historical routes to final particles 共 2012年9月 Societas Linguistica Europaea (SLE), 45th Annual Meeting (Stockholm, Sweeden) 9. 「これって方言だったさ」:共同 注意の観点から見た北海道方 言の終助詞 『さ』 共 2013年3月 社会言語科学会第31回大 (ポスター発表) 会(統計数理研究所・国立 国語研究所) 10. Multiple points of view in Ainu and Japanese narratives. 12th International Cognitive Linguistics Conference 共 2013年6月 12th International Cognitive Linguistics Conference (Edmonton, Canada) 11. Fixation at right and left peripheries 共 2013年9月 13th International Pragmatics Conference (New Delhi, India) 12. Pragmatics for self-reflection: 共 2013年9月 some applications to communication learning support software for people with Asperger’s syndrome and highfunctioning autism 13th International Pragmatics Conference (New Delhi, India) 13. 方言イメージの形成過程:関東 方言話者の北海道方言に対す る印象評価を事例として 共 2014年3月 社会言語科学会第33回大 会(神田外国語大学) 14. Polite attitudes toward a future benefit 共 2014年6月 ISLS (International Society for Language Studies) 2014 conference(国際教 養大学) 15. Japanese final particles and Danish modal/discourse particles: Their Meaning, Function, and Ordering 共 2014年7月 Workshop on modal particles: getting to the bottom of modal particles (Sønderborg, Denmark) 16. Coordination and backgrounding: “stopgap” subordinators and and but 共 2014年11月 12th Conceptual Structure, Discourse and Language conference (CSDL 12) (Santa Barbara, USA) (ポスター発表) Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 国際語用論学会,ヨーロッパ言語学会,日本認知言語学会,社会言語科学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> <道内> (地域的連携・貢献) (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 V 学生支援に関する自己研鑽 9 所属 学位 文学部 英語文化学科 職名 准教授 M.A. Ancient History (Columbia University); M.A. TESOL(The Institute of International Studies) 特記すべき 資格 氏名 William Aaron Kraus 大学院における研究指導担当資格 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> Writing,Oral English,Reading,Listening,コミュニケーション演習 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) Academic Skills: "Writing, Reading, 2003年1月~ Taught all skills courses at Advanced, Intermediate and Beginning levels in Intensive English Programs for foreign students wanting to enter American Speaking Listening and Grammar 現在 universities. Designed the curricula and syllabi for courses, used the CALL courses at the college level" computer system and taught lessons using most current computer lesson technologies. 2) Seminar: "A People's History of the 2007年4月~ Students read, wrote reports and gave presentations on a variety of Unites States". 現在 different periods in American History, from the time of Columbus until World War II. Classes were learner-based and entailed student-led discussions over the different cultural aspects of the United States, particularly the institution of slavery, its ongoing policies of racism and its use of imperialism, conquest and warfare to achieve its world supremacy. 2. 作成した教科書,教材 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 Ⅱ 研究活動 研究分野: anxiety in EFL classroom 研究キーワード: anxiety 研究課題: ①Vespasian: Propaganda and Power (The Emperor Vespasian's accession to power in 70 A.D.) ②Learner anxiety in the ESL/EFL classroom (How to create a motivational language learning environment) 研究内容: ① Concerns the first non-aristocratic Emperor of Rome, who obtained power through the use of political propaganda and religious manipulation of temples and gods. I detail the process of his strengthening his hold on power, and show his usage of coins, inscriptions and other methods to do so. ②This is a study of how to lessen learner anxiety in the EFL classroom. By identifying some factors that contribute to the anxiety of certain learners, I investigate the ways for teachers to address those factors, reduce them and help motivate learners to take responsibility for their own learning. 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 (著 書) (学術論文) 1. "Per Una Selva Oscura…" Dante: In a Dark Wood 単 2010年2月 藤女子大学紀要 第47号 71-86頁 (第Ⅰ部) 2. Xenophon and his times 単 2012年2月 藤女子大学紀要 第49号 21-33頁 (第Ⅰ部) (その他) 10 担当頁及び編者・共著者名 Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> <道内> (地域的連携・貢献) (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 V 学生支援に関する自己研鑽 11 所属 文学部 英語文化学科 Ph.D. in English Language and 学位 Literature (University of Michigan, Ann Arbor) 職名 准教授 特記すべき 資格 氏名 古 村 敏 大学院における研究指導担当資格 明 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> Academic Writing,詩購読,文学講義,文学演習 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) Academic Writing 等,ライティング指導において,完成したエッセイだけの 1) 「プロセス」型のライティング指導を用 2001年~現 いた授業 評価ではなく,書く過程(プロセス)を重視し,ポートフォリオ方式,ワーク 在 ショップ形式,revision に重点を置いたメソッドを用いる。 2) Student-Centered Learning の手法 2010年~現 学習プロセス(Synthesis)を重視した教育法で,グループ活動(think-pairを用いた授業 在 share),グループ討論(fish bowl),創造活動(short writing, journal activity) などによる能動的学習行動を促進する。 3) Diversity の意識を高める授業 英語文化学科という特性上,学生の Diversity に対する意識を高めることが 2010年~現 望まれるため,自己の外の世界の理解・包摂を目標とし,国際性・多様性を 在 反映する教材を使用・作成する。 4) テクノロジーを活用した授業 パワーポイント,インターネットなどの現代必須テクノロジーを授業に使用 2011年~現 し,視覚・聴覚両方の組み合わせで学べる環境を作る。 在 5) オンライン・ストレージ による教材アク 2012年~現 オンライン・ストレージを使用し,授業外の時間でも学生がシラバス,課題, セスの改良 在 ハンドアウト,授業概要などの学習資料をより自由にアクセスできる環境を作 る。 6) ポートフォリオ・システムの導入 2012年~現 学生が自身の学習成果の自覚できるようになるための援助として,ポート フォリオ・システムを一部授業で導入し,全ての学習成果(論文,学習日誌, 在 peer review,など)を集積した「ポートフォリオ」を作成させる。 7) Reverse Teaching メソッドの一部導 入 2013年~現 一部授業において,知識伝達を授業外で行い,授業内ではディスカッショ 在 ン,プロジェクト活動,個別ガイダンスを含めた「合成」(Synthesis)を目標とす る実践活動を行う,Flipped Classroom 型の教育法を導入する。 2. 作成した教科書,教材 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 1) 文学教育における Student2014年1月 Centered Learning 手法に関する ワークショップ 授業の質をより高める努力の一環として,MLA主催の,特に文学教育にお けるStudent-Centered Learning 手法の活用についての教育研鑽ワーク ショップに参加する。 2) Academic Writing Program 運営活 動 2013年1月~ Academic Writing Program のコーディネーターとして,プログラム沿革の作 現在 成,教育目標設定,テキストの選定,非常勤教員の採用,新任教員のオリエ ンテーションも含めた教育研鑽ワークショップなどを企画,実行する。 3) 授業観察・レポート 2014年4月~ Academic Writing を含む一部授業で,希望者同士で,相互に授業を観察 し合い,その後フィードバック面談,レポート交換などを行い,互いの教育向 現在 上に努める。 12 Ⅱ 研究活動 研究分野: 19-21世紀英米詩 研究キーワード: Elegy, Poetry and Poetic Theory, Lyric Poetry, Translation Studies, Psychoanalysis 研究課題: ①現代英米詩・エレジーの研究 ②翻訳理論と翻訳過程で生じる「喪失」に関する研究 ③回復,「Resilience」の概念に関する研究 ④マイノリティ現代詩の研究 研究内容: ①Poetry of Lost Loss: a Study of the Modern Anti-Consolatory Elegy 19世紀と20世紀を代表する,ウィリアム・ワーズ ワース,ウォーレス・スティーヴンズ,シルヴィア・プラス,エリザベス・ビショップなどのエレジーの読解を通して,近・現代英 米文学におけるエレジーの変化を,ニコラス・エイブラハムらの新フロイト精神分析理論や,ジャック・デリダらの文化哲学 を用いて研究する。 2012年度公益信託福原記念英米文学研究助成基金の受賞を経て,Poetry of Lost Loss というタイ トルの本を執筆している。第一稿が完成しており,現在,推敲中。 ②1. Loss Created: H.D.’s Translation of Sappho’s Fragments モダニスト詩人,H.D. によるサッフォの断片詩の先鋭 的翻訳を対象に,Walter Benjamin の翻訳理論を用いて,翻訳過程で生じる「喪失」について考察している。 2. Translations of Snow Women as Exiles: Lafcadio Hearn’s ‘Yuki-Onna’ and Anne Sexton’s ‘Snow White and the Seven Dwarfs ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の「雪女」と,アン・セクストンの「白雪姫」という,「雪」にまつわる女性像の 比較研究をジェンダー理論などを用いながら,翻訳文学におけるExile (追放者)という概念と喪失の関連性について考察 する。 ③Re-Defining ‘Resilience’: American Elegies of the Nineteenth and Twentieth Centuries 喪失やその他の精神的外傷 (「Trauma」)からの回復の形として,「Resilience」という概念が社会科学,自然科学なども含めた多岐にわたる分野で近年 注目を浴びている。 この研究では,「Resilience」が19・20世紀の英米文学でどのように顕現しているかを分析する。 現在執筆中で,2015年3月中に草稿を完成させ,学術誌への提出を目標とする。 ④1.Robert Hayden's "Sphinx" 20世紀アフリカ系アメリカ詩人,Robert Hayden の神話を引喩を,Formalist手法を用いて 分析する。現在学術誌にて査読中。 2. Janice Mirikitani's "Recipe" 20世紀日系アメリカ詩人,Janice Mirikitani の詩から,マイノリティのアイデンティティ危 機の描写を,Deconstruction手法を用いて分析する。2015年に藤女子大学紀要で発表予定。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 1. 福原記念英米文学研究助成基金 「現代英米詩・エレジーの研究」2013年2月受賞 単著・ 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は 共著の 著書・論文等の名称 担当頁及び編者・共著者名 の年月 別 発表学会等の名称 (著 書) 1. Poetry of Lost Loss: a Study of 単 2011年3月 The University of (http://hdl.handle.net/2027.42/84433 で,全 the Modern Anti-Consolatory Michigan, ProQuest/UMI 文304頁閲覧可能) Elegy(査読付) 出版 (Ph.D.論文) (学術論文) 1. Modern Elegy and the Fiction and Creation of Loss: Wallace Stevens’s “The Owl in the Sarcophagus” (査読付) 単 2010年3月 ELH Vol. 77.1 (Spring 45-70頁 2010), The Johns Hopkins (http://muse.jhu.edu.proxy.lib.umich.edu/journ University Press als/elh/v077/77.1.komura.html) 2. Intersubjectivity of Elegiac Poetry (査読付) 単 2011年3月 Topia Vol. 9 (Spring 2011), York University online 3. Loss Created: H.D.’s Translation of Sappho’s Fragments 単 2013年2月 藤女子大学文学部紀要 第50号 39-71頁 4. Translations of Snow Women as 単 2014年2月 Exiles: Lafcadio Hearn’s ‘Yuki-Onna’ and Anne Sexton’s ‘Snow White and the Seven Dwarfs 藤女子大学文学部紀要 第51号 1-30頁 5. Poetics of Self-Loss in Contemporary JapaneseAmerican Poetry 単 2015年2月 (印刷中) 藤女子大学文学部紀要 第52号 単 2010年3月 Intersections Conference 2010 (York and Ryerson Universities) 学会発表 Conference on Performance and Performativity (University of Montreal) 学会発表 (その他) 1. An Encounter with the Dead and a Fantasy of Communication: Intersubjectivity of Elegiac Poetry 2. Performing Death: Constructing 単 2010年3月 the Dead in John Berryman’s Op. posth . 13 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 3. Dream and an Emergence of Conflicted Desires: Romantic Irony in William Wordsworth’s Dream of the Arab Sage in The Prelude 単 2011年3月 学会発表 Emergence/ies Conference (University of Western Ontario) 4. A Showing at Long Point 単 2012年 River Oak Review, Elmhurst College 詩作 5. Read or Dream 単 2014年 TAB: Journal of Poetry and Poetics 詩作 Online 6. The Rest Room, the Loop of Image 単 2014年 TAB: Journal of Poetry and Poetics 詩作 Online 7. A Broken Watch 単 2014年 Hartskill Review, Vol. 1, Issue 2 詩作 40頁 8. Even After a Happy Ending, a Fairy Tale Continues 単 2014年 Verdad, Fall 2014, Vol. 17 詩作 9. Revisiting Janice Mirikitani: a Search for Unencumbered Aesthetics 単 2015年3月 (予定) American Comparative Literature Association, 2015 Annual Conference 学会発表 Ⅲ 社会連携・社会貢献 Modern Language Association (U.S.), American Comparative Literature Association (U.S.), Northeastern Modern Language Association (U.S.) (社会的機関の役員委嘱等) <全国> 所属学会 <道内> (地域的連携・貢献) 2014年6月 English Speaking Society Speech Contest (審査員) (国際的連携・貢献) 2005年9月~現在 2014年11月~現在 2014年11月~現在 Modern Language Association (MLA) American Comparative Literature Association (ACLA) Northeastern Modern Language Association (NeMLA) Ⅳ 学内運営活動 外国語教育研究センター員,紀要委員会副委員長 V 学生支援に関する自己研鑽 14 所属 文学部 英語文化学科 学位 Mphil (ノーサンブリア大学) 職名 准教授 特記すべき 資格 氏名 下 田 尊 大学院における研究指導担当資格 久 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 情報リテラシー <図書館情報学課程> 生涯学習概論,図書館制度・経営論,図書館施設論,情報サービス演習 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) 学生系ネットワークを活用した学生指 2001年4月~ 受講者に本学学生メール,学内ネットワークサービスの活用法を指導。レ 導と授業評価 現在 ジュメや教材の共有,提出用フォルダの活用を徹底。メール応答で質問や授 業評価を行い,個別学生の進度や理解度を参考にした指導が可能にした。 2014年度は授業で書かせる出席メールで作業報告を重視し理解度チェック を実施した。 2) 図書館情報学課程における学生メー 2001年4月~ 授業内グループ活動のツールとして学生メールを用いた連絡網を作成。指 ルを活用したグループ指導 導者と学生は授業の連絡,グループ活動の報告をグループ代表を通して行 現在 い,受講状況の把握にも役立てきた。しかし,2014年度は大学の学生ポータ ル導入により連絡網よりもこの新システムの活用促進を優先した。 3) 「情報リテラシーA」におけるwebサイ 2003年4月~ 図書館OPACやWebサイトを使った情報収集法を指導。共通テーマから各 自課題を決定、レポート作成と口頭発表を行い、情報活用力や表現力の効 トと資料提示ソフトを活用したレポー 現在 果的な習得をめざす。2012年から開講学年を1年後期に拡大し、根拠に基づ ト・論文作成法の指導 くレポート作成法の早期習得を促している。2014年度は作成作業プロセス シートを拡充した。 4) 「情報処理A」及び「情報処理B」に 2007年4月~ eラーニングによるコンピュータ・リテラシー教育を1年次開講科目「情報処 理A」に導入し早期習得を図った。問題及び成績の管理を行い,受講中に課 おけるオンラインプログラムを活用し 現在 題の難易度を上げる。2010年度からは「情報処理B」でも実施しており,科目 た情報リテラシー教育 担当教員の授業評価の参考にするためデータを提供している。 5) 「情報リテラシーA」におけるweb 2008年4月~ 2003年から導入したeラーニング副教材を2008年度にNESTに変更。また ツールを活用したeラーニングによる 現在 Webツールによる課題管理や確認テスト配布を併用し,受講生の進度に合 情報活用力教育の導入 わせた自学自習を可能にした。情報活用と評価に重点をおいた教育プログ ラムにより論理的表現力を高め,Officeのスキルを確実にする効果も上げて いる。 6) 日本図書館情報学会「図書館情報 2011年11月 LIPER提言8領域による検定試験(団体受検)を道内で唯一実施。2011年 学検定」受検による外部基準を用い ~2013年11 度は18名(4年10名,3年1名,課程修了生7名),2012年度は15名(4年4名,3 た授業評価の試み 月 年11名),2013年度は16名(4年2名,3年7名,2年4名,修了生7名)が受検。そ の結果を授業改善の指標とした。なお,検定試験は2013年度をもって休止と なった。 7) 図書館情報学課程教育における サービス・ラーニング手法の導入に 向けた学生による大学周辺コミュニ ティの情報源調査の試み 2014年5月 北区民センターとの協働プログラムとして,本学が位置する北区(とくに幌北 地区)を対象に館種グループごとに文化,教育,産業,医療,保健などの地 域生活情報を外国人住民に提供するための基礎調査を実施。記録管理学 会研究大会の会場でポスター発表として公開した。 2. 作成した教科書,教材 1) 「情報サービス論」「情報サービス演 2006年4月~ パワーポイント資料で,必要な情報源をハイパーリンクで示すレジュメを作 習B」「図書館概論」「図書・図書館 現在 成。2012年度から受講生と各科目ごとに共有フォルダに配布教材をアップし 史」「図書館制度・経営論」「図書館 欠席学生の自習用としても活用している。さらに,2014年度は,「情報サービ サービス概論」「情報リテラシーA」 ス論」「図書館サービス概論」のグループ研究成果を学内webサイトに公開し た。 2) 「図書館機器論」「図書館経営論」 「情報検索演習」 2011年4月~ 他大学の非常勤授業において学生ポータル環境を活用し,当日のレジュメ をpdfファイルで作成しアップ。2014年度も授業開始10分前迄に事前配布し, 現在 受講生に演習課題を含め予習時間を与えることを可能にした。欠席者にとっ ては,その日の授業で何をしたのか確認出来るので受講しやすいという授業 評価を得た。 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 1) 日本の図書館情報専門職教育の質 2011年12月 「情報専門職教育における学位・資格の国際的な同等性と互換性に関する 保証と国際化座談会 研究」科研費基盤研究(B)(一般)代表:三輪眞木子(課題番号22300085)の (キャンパスイノベーションセンター 一環として開催された座談会において図書館情報専門職の養成カリキュラム 東京) の将来像,教育の質保証,学位・資格の国際標準化について意見陳述を 行った。 15 教育実践上の主な業績 年月日 2) 開かれた学会を目指した協賛団体と 2014年5月 学生による多機能的企画展示の試 み(記録管理学会研究大会(二日 目)本学会場) 概 要 本学で開催の記録管理学会研究大会で「北海道における地域連携を考え るパネル展示」を協賛企画として提案。地元企業や図書館などのミニ展示発 表及び本学課程受講生のポスター発表の同時企画を実施。課程2年生は授 業の一環として研究発表を聴き,3・4年生はグループ研究のポスター発表で 大会に参加した。 4. その他教育活動上特記すべき事項 1) INFOSTA「検索技術者検定」(旧「情 2006年11月 図書館情報学課程の履修学生を対象に道内で唯一実施。合格者は2006 報検索基礎能力試験」)指定校実施 ~現在 年度から2013年度まで85名となり合格率平均90.1%,どの年度も全国平均を 受験の試み 上回った。2014年度から基礎能力試験は「検索技術者検定3級」となり,本学 は札幌公開会場となった。本学学生は,3級18名及び2級1名が受験した。 2) 図書館情報学課程受講生による大 2009年~ 学公開講座「土曜講座」の運営参加 2013年 の試み 「土曜講座」の開催にあたり課程修了生および受講生による運営チームを 編成,垂れ幕等の作成・掲示,会場設営などの準備から当日の進行補助, 終了後のアンケート回収,会場撤収までを担当し,企画行事の運営について 学ぶ場を提供した。2013年度は課程修了生1名と3年生有志4名による協働 作業となった。 3) 図書館情報学課程受講生による日 2010年10月 日本図書館学会秋季研究大会開催校として課程修了生と受講生(3・4年 本図書館情報学会研究大会の運営 生)による運営チームを編成。大会要綱編集,掲示物・案内表示・会場周辺 参加の試み 情報マップの作成,会場設営などの準備から当日の進行補助,救急対応, 終了後のアンケート回収,会場撤収を担当し,学会の大会運営について学 ぶ場を提供した。 4) 図書館情報学課程受講生による北 2011年12月 北海道立図書館が企画実施している「学校図書館クリニック」のプログラム 海道立図書館市町村支援プログラム に共同参加し,課程受講生及び修了生が企画段階で参加するサービスラー の企画参加の試み ニングの可能性を探った。岩見沢市内の中学校の実施プログラムに受講生1 名,修了生1名が同行参加し体験した。 5) 図書館情報学課程受講生による記 2014年5月 録管理学会研究大会の運営参加の 試み 記録管理学会研究大会会場校として受講生(4年生)による運営サポート チームを編成。大会掲示物・案内表示作成,キノルド記念館や図書館の案 内,救急病院情報提供のほか当日の進行補助,会場撤収を担当,学会の大 会運営について学ぶ場を提供した。 Ⅱ 研究活動 研究分野: 図書館情報学,人文社会情報学 研究キーワード: 生涯学習,情報収集行動,学術情報普及,情報 リテラシー,記録管理 研究課題: ①生涯学習社会における情報収集行動と図書館の役割 ②図書館情報学教育におけるサービス・ラーニング手法 ③北海道における英国宣教協会の活動とリテラシー教育 研究内容: ①病院,試験研究機関,大学などの図書館サービスは,対象となる利用者も資料も限定されている。2012年度は試験研 究機関の図書部門の役割を検証した。対象となる利用者も資料も限定され,図書予算も少なく研究員が司書業務を兼務 しているところも多い。このような機関が蓄積した知財を活かすことで母体組織への貢献のみならず北海道の知の情報源 となることついて2012年度に専門図書館協議会で共同発表を行い,2014年度は記録管理学会においてその成果をまと めたポスター発表を行った。 ②図書館情報学の実学としての重要性を社会貢献に適用するため,課程教育が地域社会と連携する教育モデル作成を 目的とした研究を行っている。具体的には,2008年度から導入事例などの文献調査を始め,社会教育施設等の公的機関 や研究団体などが行う実習・研修プログラム等に学生を参加させており,受入側組織の企画行事への共同参画を目指し ている。2014年は北区民センターの情報提供サービスに情報源を提供する企画を実施し,学生によるポスター発表を 行った。 ③英国宣教協会(CMS)は,幕末に琉球に足を踏み入れた英国の民間宣教団体。幕末の5港開港以来,日本は中国伝 道の静養地となり宣教師が上陸してきた。とくに英国の気候に最も近い箱館はしばしば宣教師の静養先となった。青年神 学生J。バチェラーもその一人でありそのまま宣教師として活動を開始する。その任務を支えたのが現地で養成したバイブ ルウーマンと呼ばれる女性伝道師であった。2013年は彼が指導した二人のバイブルウーマンの旭川での足跡を通して研 究発表を行った。2014年はアイヌとの関わり,その愛の実践をテーマに日本カトリック神学会のシンポジウムで発表した。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 (著 書) 1. 【阪大リーブル】アーカイブとボラ 共 2014年2月 ンティア―国内の被災地で,そ して海外の難民資料を― (学術論文) 1. 公立図書館と公文書館の役割 図書館情報学からみたパラダイ ムシフト 単 2014年3月 大阪大学出版会 担当頁及び編者・共著者名 「第2部海外の資料とアーカイブ」のうち「国連難 民高等弁務官事務所(UNHCR)とは」(141-151 頁) 大西愛編著 札幌市公文書館紀要 第 14-19頁 6号 札幌市総務局 16 著書・論文等の名称 2. 図書館情報学と公立図書館が めざすこれからの図書館像 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 単 2014年3月 (その他) 1. カトリック大学図書館に期待する 単 2010年7月 もの─建学の理念の実現こそ使 命なり─ 現代の図書館 52巻1号 日本図書館協会 担当頁及び編者・共著者名 (特集 図書館情報学と現場がめざすこと) 13-19頁 日本カトリック大学連盟図 講演 書館協議会2010年度実務 研究会(天使大学) 2. 知の形成と図書館 単 2010年9月 3. 図書館情報学概論―図書館情 報学が示す図書館業務の原則 ― 単 2011年10月 北海道病院ライブラリー研 講義録に掲載(北海道病院ライブラリー研究会 究会第50回研修会(ちえり ニュースレター,第26巻第4号,2012.2) あ) 帯広図書館友の会講演会 講演 (帯広市図書館) 4. 専門情報機関の情報サービスと 単 2011年12月 平成23年度専門図書館北 講演記録(2012.7)27-44頁 図書室の役割について 海道地区協議会講演会 「これからの専門図書館を 考える」(JSTイノベーショ ンプラザ北海道) 5. ジョン・バチェラーが遺したもの 単 2012年7月 北海道における宣教の課題─と くに旭川のバイブルウーマンの 足跡から─ 北海道基督教学会2012年 発表抄録:(基督教學,第48号,北海道基督教学 度学術大会(北海道教育 会, 2013.7)36-40頁 大学旭川校) 6. ユネスコ公共図書館宣言とこれ からの図書館像 : 図書館情報 学課程10期生を送り出して 北の図書館 20号 単 2013年3月 7. 北海道における愛の実践-北 単 2014年9月 海道のキリスト教史に見る信仰と 愛- 8. 21世紀の北海道を支える図書 館像-北海道立図書館協議会 委員の任期を終えて 8-10頁 日本カトリック神学会第26 総合テーマ:信仰と愛の実践 パネラー 回学術大会シンポジウム (藤女子大学) 単 2014年11月 北海道立図書館11月職員 講演 研修(北海道立図書館) 9. 開かれた学会を目指した協賛団 単 2014年12月 レコード・マネジメント 67 体と学生による多機能的企画展 号 示の試み ―「記録管理と地域 連携への新たな潮流」の実現に 向けて 147-152頁 Ⅲ 社会連携・社会貢献 記録管理学会,日本情報図書館学会,日本図書館研究会,三田図書館・情報学会,IAALD(International Association of Agricultural Information Specialists),日本カトリック神学会,北海道基督教学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> 2011年~現在 記録管理学会理事(web担当,学会誌編集総括担当,2013年~副会長) 2011年~現在 記録管理学会誌『レコード・マネージメント』編集委員(63号,65号,67号編集委員長) <道内> 2006年~2014年 北海道立図書館協議会委員 2012年~現在 札幌市公文書管理審議会委員 2012年~現在 日本聖公会北海道教区歴史文書保管委員 2014年 北海道大学附属図書館外部評価委員 (地域的連携・貢献) 2013年~現在 専門図書館協議会北海道地区協議会研修企画担当委員 2014年度研修会「著作権セミナー」企画運営(於北海学園大学) (国際的連携・貢献) 2014年8月25日~8月30日 UNHCR国連難民高等弁務官事務所(ジュネーブ本部)アーカイブ・データベース作成ボラン ティアに参加(国際資料研究所企画プログラム)(2011年から毎年参加し2014年度プログラム完 了) 所属学会 Ⅳ 学内運営活動 情報メディアセンター長,図書館情報学課程運営委員会委員長,教養科目・共通科目再構築プロジェクト委員,キリスト教文化研 究所所員 V 学生支援に関する自己研鑽 17 所属 学位 文学部 英語文化学科 職名 准教授 Ph.D. in Second Language Acquisition (University of Maryland) 特記すべき 資格 Charles 氏名 Mueller 大学院における研究指導担当資格 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> Writing, Oral English, Reading, 英語学演習, Essay Writing 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) Reading II, Essay Writing 2 2013年4月~ I created and ran a workshop on how to use online corpora to revise academic writing. 現在 2. 作成した教科書,教材 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 1) Creation of class websites 2013年4月~ I created web-based notes for all my classes. Webpages for the 英語学基礎 現在 演習 and 英語学演習 classes contained hundreds of links to academic articles that students could access to supplement their understanding of textbook topics. Ⅱ 研究活動 研究分野: Cognitive Linguistics 研究キーワード: corpus, frequency, study abroad 研究課題: L2 learners' use of online corpora for revision 研究内容: The study examines the effectiveness of learners' use of online corpora for revision of their English writing. 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 (著 書) (学術論文) 1. Applying cognitive linguistics to 共 2010年 instructed L2 learning: The English modals. AILA Review, 23(1) 30-49頁 Tyler, A., Mueller, C. M., & Ho, V. 2. Effects of explicit instruction on 単 2010年 incidental noticing of metaphorical word sequences during a subsequent reading task. International Journal of English Studies, 10(1) 81-101頁 3. Applying cognitive linguistics to 共 2011年 learning the semantics of English to, for, and at: An experimental investigation. Vigo International Journal 122-140頁 of Applied Linguistics, 8 Tyler, A., Mueller, C. M., & Ho, V. 4. English learners’ knowledge of prepositions: Collocational knowledge or knowledge based on meaning. 単 2011年12月 System: An International Journal of Educational Technology and Applied Linguistics, 39(4) (その他) 18 480-490頁 Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> <道内> (地域的連携・貢献) (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 外国語教育研究センター員 V 学生支援に関する自己研鑽 19 所属 学位 文学部 英語文化学科 Ph.D.(言語学)(ニューヨーク州 立大学ストーニー・ブルック校) 職名 准教授 特記すべき 資格 氏名 山 木 戸 浩 大学院における研究指導担当資格 子 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> Grammar, 言語学概論, 英語学演習 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) 言語学の論文の書き方の指導(3,4 2010年4月~ 3,4年生を対象とした「英語学演習B」では,言語学の論文の書き方を指導 年生対象) 現在 している。授業外で学生一人一人とミーティングをしながら,トピックを探すこ とから始め,論文の構成や書き方,データの分析や説明の仕方などを丁寧に 指導している。途中draftの添削を行う。また,学期の最後に各自発表してもら う。 2) 文法の授業での小テスト 2010年4月~ 現在 定期的に小テストを行って,学生の理解度をチェックしている。 3) 言語学のレポートの書き方の指導 (1,2年生対象) 2011年4月~ 1,2年生を対象とした「英語学基礎演習B」では,言語学のレポートの書き方 を指導している。途中draftを提出させ,添削し,授業外で学生一人一人と 現在 ミーティングをしながら,レポートの書き方(構成や書き方),データの分析や 説明の仕方などを丁寧に指導している。 4) 「言語学概論」の授業での中間テスト 2011年4月~ 「言語学概論」の授業では,学期中に二回中間試験を行うことによって,学 (二回) 現在 生の理解度をチェックしている。 5) 「英語学演習B」の二年目の学生の 授業・指導(4年生対象) 2012年4月~ 3,4年生を対象とした「英語学演習B」では,前年度から継続して二年目の 履修を希望する4年生が多数いたため,週に一コマ時間割外で授業を行い, 現在 一年目でカバーできなかった言語学の分野を扱った。 2. 作成した教科書,教材 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 1) 「English Immersion Weekend」の企 2014年6月 画・実行 英語エキスパート学生対象「English Immersion Weekend」(本学セミナーハウ スにて2泊3日)の企画・実行 Ⅱ 研究活動 形態論,形態論と統語論のインターフェー 研究キーワード: 形容詞, 語形成の生産性, 役割語 ス, 類型論, 役割語 研究課題: ①日本語形容詞につく接辞の生産性について調べる。 ②アメリカ英語の役割語について調べる。 ③『Semantics as Science』(R.K.Larson 著,MIT Press より刊行予定)の章末の Exercise 問題を著者と協同で作成する。 研究内容: ①日本語形容詞につく様々な接辞の生産性について調べる。また,その中でも特に,形容詞が異なる品詞の語に派生す るケースについて分析する。 ②マイノリティ(アフリカ系アメリカ人,アジア系アメリカ人,ヒスパニック系アメリカ人など)によって話されている非標準米語 を音声・語法の点から分析し,どのような音声的・文法的な特徴がこれらのマイノリティの民族・人種のステレオタイプと結 びついているかについて調べる。(アメリカのテレビドラマや映画などの台詞からデータを収集する予定。) 研究の一部を2015年2月に大阪大学で開催されるワークショップで発表予定。 ③R.K.Larson 氏著の『Semantics as Science』(MIT Press より刊行予定)を構成するそれぞれの章の最後に Exercise が含 まれるが,多くの練習問題で日本語を object language として使用する予定であり,問題の作成に協力する。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 1. 科学研究費 基盤研究(B) 「役割語の総合的研究」(2014年4月1日より研究分担者。研究代表者:金水敏)2011年4月1日~2015年3月31日(予定) 研究分野: 20 著書・論文等の名称 (著 書) 1. The Evolution of Human Language: Biolinguistic Perspectives 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 共 2010年1月 Cambridge University Press R. K. Larson, V. Deprez と編集 2. Fuji English Review: One‐Day Workshop on Syntax and Semantics 2012, No. 1 単 2013年3月 Department of English Language and Culture, Fuji Women’s University 編集 3. Instructors' Manual for 共 2014年9月 MIT Press (全114頁) R. K. Larson と共著 共 2010年1月 The Evolution of Human Language: Biolinguistic Perspectives; Cambridge University Press 1-13頁 Larson, R.K., Deprez, V. と共著; Larson, R.K., Deprez, V., Yamakido, H. (eds.) Grammar as Science (downloadable) (学術論文) 1. Introduction 2. 日本語における形容詞活用語 尾の本質について (その他) 1. 英語に役割語は存在するのか? 単 2013年11月 世界に向けた日本語研究 219-255頁 開拓社 遠藤善雄(編) 単 2013年11月 日本言語学会第147回 大 大会予稿集 554-559頁 会(神戸市外国語大学) 2. 日本語における形容詞活用語 尾の本質について 単 2014年1月 明治学院大学文学部英文 (招聘講演) 学科 3. 日本語における形容詞活用語 尾の本質について 単 2014年3月 北海道大学大学院国際広 (招聘講演) 報メディア・観光学院 4. 役割語としての「アフリカ系アメリ 単 2015年2月 カ人の日常英語 (AAVE)」につ (予定) いて 役割語・キャラクター言語 研究国際ワークショップ (大阪大学大学院文学研 究科) Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 日本言語学会, 日本語学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> <道内> (地域的連携・貢献) 2014年4月~7月 近隣の小学校の「外国語活動」(小学校5・6年生対象,週1回)にアシスタントとして参加した。 (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 V 学生支援に関する自己研鑽 21 所属 文学部 英語文化学科 職名 講師 特記すべき 資格 学位 修士(学術)(一橋大学) 氏名 大 桃 陶 大学院における研究指導担当資格 子 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 地域文化講義,地域文化基礎演習,英文学史 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) 新規授業の準備 2014年4月~ 花川キャンパスの学生向けの「文学B」という授業を担当したが,読書の習 7月 慣のない学生を想定して,英文学作品の翻訳を用いた。英文学の紹介となる よう,作品の歴史的背景の紹介,DVDの鑑賞を取り入れ,非常に好評だっ た。 2. 作成した教科書,教材 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 1) 卒業研究演習における指導 2014年4月~ 卒業論文指導において,毎週学生にリサーチの進捗状況を報告させた。学 生は就職活動に追われているため,ある程度指導教員がコントロールする必 現在 要があった。学生の自主性に任せるよりは,好ましい結果につながったと考え ている。 Ⅱ 研究活動 研究分野: イギリス文化研究 研究キーワード: 動物の権利,犬の表象,動物愛護 研究課題: 犬の文化史 研究内容: 人間は動物,とくに犬という他者とどのようにかかわってきたのかという問題を,ラドヤード・キプリングの作品を足掛かりと して掘り下げていく予定である。具体的には,キプリングの犬を扱った作品の分析を通じて「動物/他者の意識に入り込む こと」の倫理性を問う。また,キプリング以外の作家が犬をどう扱ったか,どのような問題点を共有していたかについても見 ていきたい。そして,このような作品の多くが,特に平岩米吉が創設した雑誌『動物文学』において近代日本にもたらされ た経緯をたどり,そこにどのような影響関係や齟齬が生じたのかを論じていきたいと考えている。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 (著 書) (学術論文) 1. Performance of Bereavement: "Ritual" in Kipling's Great War Texts 単 2012年2月 藤女子大学紀要 第49号 (第Ⅰ部) 2. A Study of the Power of Darkness:Rudyard Kipling’s Representation of Destructive Force 単 2013年9月 University of Sheffield 3. キプリングと犬 メタファーとして の犬の是非について 単 2015年2月 (印刷中) 藤女子大学文学部紀要 第52号 (その他) 1. Performance of the Bereaved: ”Ritual in Kipling's Great War Texts 2. Tales for / of Beloved Dead Children: Rudyard Kipling's Representation of the Death of Children 単 2011年10月 RUDYARD KIPLING: AN INTERNATIONAL WRITER 単 2012年4月 University of Sheffield 22 担当頁及び編者・共著者名 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 3. 暴力のイニシエーション―クッ ツェー『恥辱』におけるヒエラル キーの継続性について 単 2012年9月 日本英文学会北海道支部 4. キプリングと犬 単 2014年3月 日本キプリング協会例会 Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 The Kipling Society, 日本英文学会,日本キプリング協会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> <道内> (地域的連携・貢献) (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 入試部委員会副委員長 V 学生支援に関する自己研鑽 23 担当頁及び編者・共著者名 日本語・日本文学科 揚 妻 祐 樹 ・・・・・・・・・・・・・・ 25 漆 﨑 正 人 ・・・・・・・・・・・・・・ 27 小 山 清 文 ・・・・・・・・・・・・・・ 29 菅 本 康 之 ・・・・・・・・・・・・・・ 31 関 谷 博 ・・・・・・・・・・・・・・ 33 種 田 和加子 ・・・・・・・・・・・・・・ 35 名 畑 嘉 則 ・・・・・・・・・・・・・・ 37 平 田 英 夫 ・・・・・・・・・・・・・・ 39 大 川 壽美子 ・・・・・・・・・・・・・・ 41 水 口 幹 記 ・・・・・・・・・・・・・・ 43 山 本 すい子 ・・・・・・・・・・・・・・ 47 松 村 良 ・・・・・・・・・・・・・・ 49 祐 所属 文学部 日本語・日本文学科 職名 教授 特記すべき 資格 学位 文学修士(東北大学) 氏名 揚 妻 祐 大学院における研究指導担当資格 樹 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 日本語学講義,日本語学演習 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) 「日本語学講義ⅠB」 言語調査・レス 2009年4月~ 言語意識に関わるアンケートを行なった。レスポンスカードを導入し,これに ポンスカード・ブレイクタイム 現在 より出欠を確認した。授業の途中にブレイクタイム(5分間)をとった。 2) 「日本語学講義ⅠB,ⅡB」プリント 2009年4月~ 現在 毎回プリントを配布した。 3) 「日本語学講義ⅠB,ⅡB」ビデオ鑑 賞 2009年4月~ 現在 授業内でビデオ,CDの鑑賞を行なった。 4) 「日本語学演習Ⅰ」研究計画 2012年4月~ 前期中に,1年間の研究計画を前期から立てるように指導し,計画→調査・ 現在 分析→口頭発表→レポートという研究の流れを,習得させるようにした。 5) 「日本語学演習ⅠB」談話研究・研究 2012年4月~ 前期中に,1年間の研究計画を前期から立てるように指導し,計画→調査・ 計 分析→口頭発表→レポートという研究の流れを,習得させるようにした。 現在 6) 「日本語学演習ⅡB」研究計画 2012年4月~ 前期中に,1年間の研究計画を前期から立てるように指導し,計画→調査・ 分析→口頭発表→レポートという研究の流れを,習得させるようにした。 現在 7) テーマ研究 2013年4月~ テーマ研究担当の他の教員との連絡を取りながら,授業内容の統一を図っ 現在 た。 2. 作成した教科書,教材 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 Ⅱ 研究活動 研究分野: 近現代日本語研究 研究課題: ①近代日本語研究 研究キーワード: 言文一致,現代語文法 ②現代日本語研究 ③近代日本語研究史研究 研究内容: 最近の研究の中心は,言文一致体を中心とした近代日本語の成立過程の研究である。言文一致体について,従来日 本語学では,専ら語彙,語法の議論に終始し,文章の質の問題に就いては未開拓であった。私「視点」という観点から紅 葉の言文一致体の質を論じつつ,これと語法の問題とを関連付けた。田山花袋の文章についても同じこのスタンスで論じ ており,これは今後も続ける予定である。その他,海外の日本語(台湾)に関する研究も行っている。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 1. 科学研究費 基盤研究(C) 「地域間・位相間交流から見た条件表現に関する通史的研究」(研究分担者。研究代表者:矢島正浩)2010年4月1日~2014年3 月31日 2. 科学研究費 基盤研究(C) 「複文構成の歴史から見た逆説条件表現の推移に関する研究」(研究分担者。研究代表者:矢島正浩)2014年4月1日~2018年3 月31日(予定) 単著・ 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は 共著の 著書・論文等の名称 担当頁及び編者・共著者名 の年月 別 発表学会等の名称 (著 書) (学術論文) 1. 尾崎紅葉『多情多恨』の語りと語 単 2011年3月 法(2)─ノデアルの文体─ 藤女子大学国文学雑誌 1-24頁 84号 藤女子大学日本語・日本 文学会 25 著書・論文等の名称 2. 「お店がやっていない」―現代 日本語における助詞ガへの交 代現象― (その他) 1. シンポジウム 台湾の日本語文 学―1930年代を中心に― 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 単 2014年3月 2010年5月 藤女子大学国文学雑誌 左1‐17頁 90号 藤女子大学日本語・日本 文学会 藤女子大学研究助成金に 発表タイトル 台湾教育界と「国光」 よる共同研究 Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 日本語学会,日本部法学会,日本文芸研究会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> <道内> (地域的連携・貢献) (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 文学部クラスター制運営委員会委員長,教養科目・共通科目再構築プロジェクト委員 V 担当頁及び編者・共著者名 学生支援に関する自己研鑽 26 所属 文学部 日本語・日本文学科 職名 教授 特記すべき 資格 学位 文学修士(北海道大学) 氏名 漆 﨑 正 大学院における研究指導担当資格 人 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 日本語学講義,日本語学演習,古文読解 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) ビデオ(DVD,テープ)等を活用した 2014年4月~ 日本語学講義ⅠA(a,b),ⅡA(a,b),日本語学演習ⅠA,ⅡAでは補助教 授業の展開 現在 材として,ビデオ(DVD,テープ)やCDを適宜利用している。 2) 卒業研究合宿の実施 2014年8月19 日 2. 作成した教科書,教材 1) 日本語学講義ⅠA,ⅡA,日本語学 演習ⅠA,ⅡAの独自テキスト 学生に卒業研究の中間報告をさせる集中的な指導をしている。 2014年4月~ 日本語学講義ⅠA(a,b),ⅡA(a,b),日本語学演習ⅠA,ⅡAでは,それ ぞれ,日本語史資料から適宜選んで独自のテキストを用いている。 現在 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 Ⅱ 研究活動 研究分野: 日本語学 研究キーワード: キリシタン語学 研究課題: キリシタン資料を中心にした日本語の歴史的研究 研究内容: 室町時代末期に来日したカトリックの宣教師たちが,布教活動の一環として作成あるいは出版した文献を拠り所として, 彼らが理解した,あるいは理解しようとした当時の日本語の,有り様や,彼らが日本語に持ち込んだ新たな表現や概念に ついて研究している。具体的な成果は,下記の『藤女子大学国文学雑誌』に掲載した学術論文である。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 (著 書) (学術論文) 1. キリシタン資料における「存知」, 単 2010年3月 「ぞんぢ」,“zongi”について 2. キリシタン資料における<愛>の 表現の一問題─「に対して」と< 精神的相互愛>の関係をめぐっ て─ 藤女子大学国文学雑誌 47-56頁 82号 藤女子大学日本語・日本 文学会 単 2010年11月 藤女子大学国文学雑誌 73-97頁 83号 藤女子大学日本語・日本 文学会 3. キリシタン資料と「れいちやう(霊 単 2011年3月 長)」―キリスト教的人間観との 関わりをめぐって― 藤女子大学国文学雑誌 25-36頁 84号 藤女子大学日本語・日本 文学会 4. 『日葡辞書』における「たいせつ (大切)」の類義語について 単 2011年11月 藤女子大学国文学雑誌 1-9頁 85号 藤女子大学日本語・日本 文学会 5. 『羅葡日対訳辞書』における Caritasの項目をめぐって― charidade,amor,「たいせつ」「こ んせつ」のありよう― 単 2012年3月 藤女子大学国文学雑誌 13-23頁 86号 藤女子大学日本語・日本 文学会 27 担当頁及び編者・共著者名 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 6. 『羅葡日対訳辞書』における「こ んせつ(懇切)」の現れ方をめ ぐって 単 2012年11月 藤女子大学国文学雑誌 72-86頁 87号 藤女子大学日本語・日本 文学会 7. キリシタン資料における下二段 活用動詞“アイツク”について 単 2013年3月 藤女子大学国文学雑誌 41-52頁 88号 藤女子大学日本語・日本 文学会 8. 続・キリシタン資料における下二 単 2013年11月 藤女子大学国文学雑誌 60-74頁 段活用動詞“アイツク”について 89号 藤女子大学日本語・日本 文学会 9. 宗教書系キリシタン資料におけ る恋愛表現をめぐって-「こひ (-)」「こふ」「こひし」及び「恋 -」の場合- 単 2014年3月 (その他) 1. キリシタン版『羅葡日対訳辞書』 単 2012年6月 における「こんせつ(懇切)」の立 ち現れ方 藤女子大学国文学雑誌 91-103頁 90号 藤女子大学日本語・日本 文学会 藤女子大学日本語・日本 文学会研究発表会 Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 日本語学会,訓点語学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> <道内> (地域的連携・貢献) (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 評議会評議員 V 学生支援に関する自己研鑽 28 担当頁及び編者・共著者名 所属 文学部 日本語・日本文学科 職名 教授 特記すべき 資格 学位 文学修士(早稲田大学) 小 氏名 山 清 大学院における研究指導担当資格 文 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 教育実践上の主な業績 年月日 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) ゼミ発表担当者の事前指導等 1992年5月~ 現在 2. 作成した教科書,教材 1) 講義科目におけるプリント活用 概 要 ゼミ形態の授業については,原則として数回の事前指導を実施している。 2011年4月~ 日本文学講義Ⅰ(平安文学概論)は,毎回プリントを用意して理解のための 一助としている。 現在 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 Ⅱ 研究活動 研究分野: 日本文学 研究キーワード: 物語,〈源氏〉 研究課題: 源氏物語研究 研究内容: 花散里巻及び橋姫巻の考察 源氏物語の中の特に二つの巻について重点的に読み直し,そこに潜む諸問題をめぐり考察中である。 花散里巻については,その極端な短小性,登場人物設定の特異性,前後の巻々との連接性の希薄性などに留意しつ つ,本巻の必然的存在意義について考察を試みている。 橋姫巻については,あらためて物語における続篇の意義に留意しつつ,じっくりと読み直しを進めている。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 (著 書) (学術論文) 1. 〈演出〉される源氏物語・〈再生〉 する源氏物語―紫式部日記の 中の〈源氏物語〉― 2. 柏木と通過儀礼 単 2011年1月 『王朝女流日記を考える― 129-157頁 追憶の風景』 武蔵野書院 単 2012年10月 『源氏物語と儀礼』 武蔵野書院 3. 源氏物語における前坊・六条一 単 2014年5月 族の意義―六条御息所の生と 死― 日本文学 第63巻第5号 日本文学協会 4. 共同体と排除の力学―葵・賢木 単 2014年6月 『新時代への源氏学 第2 巻 関係性の政治学Ⅰ』 竹林舎 (その他) 1. 書評 辻和良著『源氏物語の王 権―光源氏と〈源氏幻想〉―』 2. 口頭発表 源氏物語―六条御 息所からの考察 459-477頁 単 2012年12月 日本文学 第61巻第12号 70-71頁 日本文学協会 単 2013年6月 2013年度藤女子大学日本 語・日本文学会研究発表 会 29 Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 中古文学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> 2007年5月~現在 <道内> (地域的連携・貢献) 1993年~現在 2008年~現在 (国際的連携・貢献) 中古文学会委員 朝日カルチャーセンター講師 NHKカルチャーセンター講師 Ⅳ 学内運営活動 V 学生支援に関する自己研鑽 注)本年度海外研修 30 所属 文学部 日本語・日本文学科 学位 博士(文学)(明治大学) 職名 教授 特記すべき 資格 氏名 菅 本 康 大学院における研究指導担当資格 之 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 日本思想史 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) 講義におけるレジュメの配布,DVD 1999年~現 アウトライン・プロセッサーで作成したレジュメは,講義の見取り図であるとと の鑑賞 在 もに,講義において内容を深めていくときのメモ教材となる。DVDの鑑賞は, 講義内容をより具体的に理解する一助とする。 2) ゼミにおける電子メール(ML)の利用 2001年4月~ 「卒業論文」を執筆するゼミ生全員が電子メールアドレスの利用が可能であ ることを踏まえ,教員から全員または個別に電子メール送信できるように設定 現在 し,各種連絡,ゼミの質問・回答,「卒業論文」の添削などに利用している。こ れにより,個々のゼミ生の学習進度に応じたきめ細やかな指導が可能となっ ている。 2. 作成した教科書,教材 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 1) 超わかりやすい!日本近代文学史 2012年2月 ―鴎外,漱石,自然主義,芥川,川 端・・・そして戦争へ― 2) 日本近代文学研究と文学・批評理論 2012年4月 「まねきねこの会」(在Bologna日本人の会),東洋芸術研究所(Bologna) ベネツィア大学東洋学部日本学研究科 4. その他教育活動上特記すべき事項 演習1つに対してオフィス・アワーを1コマ分以上行う。「卒業研究」(論文)の 1) 演習,「卒業研究」におけるサポート 2002年~現 添削ないし論文執筆作業での具体的なサポート。 体制 在 Ⅱ 研究活動 研究分野: 批評理論,文化理論 研究課題: ①マルクス主義文化理論 研究キーワード: 花田清輝,唯物論,マルクス主義,文化研究 ②花田清輝研究 ③カルチュラル・スタディーズ 研究内容: 花田清輝のテクストを通して批評理論の実践例を分析・研究するとともに,それをもとに新たな文化理論構築への模索を する。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 1. 科学研究費 基盤研究(C) 「戦後期日本のサークル運動と文学についての基礎的研究」(研究分担者。研究代表者:鳥羽耕史)2009年4月1日~2012年3月 31日 単著・ 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は 共著の 著書・論文等の名称 担当頁及び編者・共著者名 の年月 別 発表学会等の名称 (著 書) (学術論文) 1. モダン都市とマルクス主義 単 2010年9月 『コレクション モダン都市 631-669頁 文化 マルクス主義 58』 ゆまに書房 2. 花田清輝の「共同制作」論ーパラ 単 2011年10月 Universidade de Brasilia, 61-66頁 ダイム・チェンジのために Ⅷ Congresso Internacional de Estudos Japonese no Brasil 3. アヴァンギャルド芸術―アヴァン 単 2014年11月 『運動族 花田清輝』 ギャルド芸術から革命的芸術へ 福岡市文学館 (その他) 1. 解題 単 2010年9月 44-45頁 『コレクション モダン都市 670-696頁 文化 マルクス主義 58』 ゆまに書房 31 著書・論文等の名称 2. 関連年表 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 単 2010年9月 担当頁及び編者・共著者名 『コレクション モダン都市 697-752頁 文化 マルクス主義 58』 ゆまに書房 3. 書評 内藤由直著『国民文学の 単 2014年11月 『日本近代文学』 第91号 261-264頁 ストラテジー プロレタリア文学 運動の理路と隘路』 Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 日本近代文学会,昭和文学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> <道内> (地域的連携・貢献) (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 日本語・日本文学科主任 V 学生支援に関する自己研鑽 32 所属 文学部 日本語・日本文学科 職名 教授 特記すべき 資格 学位 文学修士(立教大学) 氏名 関 谷 大学院における研究指導担当資格 博 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 日本文学講義,日本文学演習,国語科教育法 教育実践上の主な業績 年月日 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) 日本文学演習ⅠD・ⅡD 2008年4月~ 2014年3月 2) 国語科教育法 概 要 演習Ⅰ・Ⅱにおけるビデオ使用 2008年4月~ 国語科教育法における,模擬授業にむけての個人指導および文学史・古 2013年3月 典文法・漢文の小テスト実施 2. 作成した教科書,教材 1) 全担当科目 2008年4月~ 講義Ⅰ,演習Ⅱ,卒研ゼミ等における,歴史・社会学・社会生物学の知見を 2014年3月 紹介するレジュメの作成 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 Ⅱ 研究活動 研究分野: 日本文学(特に近代),日本思想史 研究キーワード: 文体分析,評伝研究,歴史的アプローチ 研究課題: ①幸田露伴 ②日本近代文学の成立期 ③ナショナリズム論 ④北村透谷 研究内容: ①拙著『幸田露伴』(翰林書房刊,2006年3月),『幸田露伴の非戦思想』(平凡社刊,2011年2月)で示した露伴文学に対 する見通しの更なる検証。 ②二葉亭四迷『浮雲』を主な素材として,日本近代文学の成立の端緒を探る。 ③日本人は一度,近代国家造りに失敗した,という観点から,戦後政治史も視野に入れた日本のナショナリズム論を展開 してゆく。 ④近代国家としての日本の成立過程とその歴史的・文化的意義を明らかにすること。 上記目的のために,①幸田露伴を基軸とし,樋口一葉と共に④の北村透谷を併せて日本近代文学成立期の展望を試 みる一書を出版したい。残すところ一章となっている。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 (著 書) 1. 幸田露伴の非戦思想 人権・国 単 2011年2月 家・文明─〈少年文学〉を中心に ― (学術論文) 1. 岩井茂樹著『日本人の肖像 二 宮金次郎』を読んで 2. 露伴の”生誕地・その他”補訂 単 2010年3月 平凡社 (全243頁) 藤女子大学国文学雑誌 41-46頁 82号 藤女子大学日本語・日本 文学会 単 2010年11月 藤女子大学国文学雑誌 57-73頁 83号 藤女子大学日本語・日本 文学会 3. 樋口一葉と露伴小説『風流微塵 単 2011年3月 蔵』 藤女子大学国文学雑誌 37-53頁 84号 藤女子大学日本語・日本 文学会 33 担当頁及び編者・共著者名 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 4. 日本近代文学成立期における 〈政治的主題〉―『京わらんべ』 から『浮雲』まで―(上) 単 2013年3月 藤女子大学国文学雑誌 32-40頁 88号 藤女子大学日本語・日本 文学会 5. 日本近代文学成立期における 〈政治的主題〉―『京わらんべ』 から『浮雲』まで―(下) 単 2013年11月 藤女子大学国文学雑誌 10-31頁 89号 藤女子大学日本語・日本 文学会 6. 北村透谷と運動会 単 2014年3月 藤女子大学国文学雜誌 55-64頁 90号 藤女子大学日本語・日本 文学会 (その他) 1. 幸田露伴と大震災 単 2011年5月 月刊百科 583号 平凡社 2-5頁 2. 日本語 文章・文体・表現事典 単 2011年6月 朝倉書店 幸田露伴の項目執筆 3. 戦争と文学を問う視線─『日清 日露の戦争』(コレクション戦争 ×文学・第6巻)を読む 単 2011年12月 こころ 4号 平凡社 200-203頁 4. 書評 出口智之著『幸田露伴の 単 2013年12月 東京大学国語と国文学 文学空間 近代小説を超えて』 90-12 東京大学国語国文学会 71-75頁 5. 漱石辞典 「一等国」「軍人」「キッチナー将軍」の項目担当 単 (印刷中) 翰林書房 Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 日本近代文学会,日本文学協会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> <道内> (地域的連携・貢献) (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 キャリア支援センター長 V 学生支援に関する自己研鑽 34 所属 文学部 日本語・日本文学科 職名 教授 特記すべき 資格 学位 博士(文学)(立教大学) 氏名 種 田 和 加 子 大学院における研究指導担当資格 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 日本文学講義,日本文学演習 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) 「テーマ研究」2011年,日本文化研 2011年4月~ クラスター制度が導入されてはじめてのテーマ研究を関谷博氏と行う。「怪 究Ⅰ 9月 異」をテーマに幸田露伴,泉鏡花の諸作品を扱う。FDの一環としても有意義 であり,教員,学生間,相互に刺激となった。授業アンケートでは学生からの 今後に生かせる意見があった。 2. 作成した教科書,教材 1) 「金色夜叉」,「藪の鶯」,パワーポイ 2012年4月 ント 画像資料の有効的な活用のため,パワー・ポイントを適宜使用。 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 Ⅱ 研究活動 研究キーワード: 修辞学,テクスト相互連関性,語り,身体,図像学 研究分野: 日本近代文学 研究課題: 泉鏡花研究,中上健次,高橋たか子,平野啓一郎など現代作家研究 研究内容: 2012年3月刊行の著書『泉鏡花論―到来する「魔」』は,第一部子供,その他者性,第二部異貌の世界,第三部表層の ドラマという三部構成で,鏡花作品をその構造・文体に即して分析するとともに同時代の言説との関係のなかでその特殊 性を浮き上がらせた。拙著で,2013年3月31日博士号取得(立教大学) 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 1. 科学研究費 基盤研究(C) 「博覧会の時代と泉鏡花」(研究代表者。研究分担者:乾淑子)2013年4月1日~2016年3月31日(予定) 単著・ 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は 共著の 著書・論文等の名称 担当頁及び編者・共著者名 の年月 別 発表学会等の名称 (著 書) 1. 泉鏡花論─到来する「魔」 単 2012年3月 立教大学出版会(有斐閣 1-268頁 アカデミア) (学術論文) 1. 泉鏡花『陽炎座』再考─鎮魂の 様式性─ 単 2010年11月 藤女子大学国文学雑誌 40-55頁 83号 藤女子大学日本語・日本 文学会 2. 平野啓一郎『『決壊』論 単 2014年3月 藤女子大学国文学雑誌 65-74頁 90号 藤女子大学日本語・日本 文学会 3. 物語る紋様―泉鏡花と泉清次 単 2014年4月 アナホリッシュ国文学 第6 4-13頁 号 単 2010年2月 別冊「太陽」167,泉鏡花, 88-98頁 美と幻影の魔術師 2. 「天守物語」─至高の言葉の生 まれる場─ 単 2011年6月 公演用パンフレット 「劇場文化」 財団法人静岡舞台芸術セ ンター 3. 到来する「魔」 単 2011年7月 泉鏡花研究会(昭和女子 口頭発表 大学) (その他) 1. 鏡花作品を知るキーワード 35 著書・論文等の名称 4. 上智大学グローバル・スタディ ーズ研究科のワークショップ 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 2011年11月 上智大学グローバル・スタ MIMESIS Aesthetic Restructuring of Reality in ディーズ研究科 Japanese literature コメンテーターとして参加 5. 災害と鏡花作品『絵本の春』論 単 2012年6月 藤女子大学日本語・日本 口頭発表 文学会 6. 書評 持田叙子著『百合と宝球 の文学史』 単 2013年1月 「三田文学」2013年冬季号 224-225頁 7. 現代文学における監禁する/監 単 2013年5月 禁される関係について―平野啓 一郎『決壊』を手がかりに 昭和文学会春季研究集会 特集 昭和文学と<監禁>の欲望,口頭発表 (白百合女子大学) 8. 書評 平石典子著『煩悶青年と 女学生の文学誌』 単 2013年6月 「比較文学」第55巻 9. 博覧会の時代と泉鏡花 単 2013年7月 日本比較文学会北海道支 2013年~2015年科学研究費基盤研究(C)の一 部大会(藤女子大学) 環として,講演 単 2014年6月 「比較文学」第56巻 10. 書評 森本隆子著『<崇高>と <帝国>の明治』 182-186頁 103-107頁 11. 寄稿 泉鏡花と彫金師の父清次 単 2014年12月 「北國新聞」2014年12月4 日 Ⅲ 社会連携・社会貢献 日本近代文学会,日本文学協会,昭和文学会,EAJS,藤女子大学日本語・日本文学会,立教大学日本文学会,日本 比較文学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> 1998年4月~現在 日本近代文学会評議員 1998年4月~現在 昭和文学会幹事 2013年6月~現在 日本比較文学会理事 <道内> 2013年6月~現在 日本比較文学会北海道支部長 所属学会 (地域的連携・貢献) (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 V 学生支援に関する自己研鑽 36 所属 文学部 日本語・日本文学科 職名 教授 特記すべき 資格 学位 文学修士(北海道大学) 氏名 名 畑 嘉 大学院における研究指導担当資格 則 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 漢文学講義,漢文学演習 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) 授業内での小課題の実施 2007年~現 漢文学講義Iにおいて,授業内容の定着度を測る目的で,前回の授業内容 在 に関連する小課題を次回授業の冒頭で実施している。問題に解答させると 同時に,解答提出用紙に質問項目を記入できるようにし,課題を回収し次 第,質問が記入されていた場合にはその場で回答することにしている。 2) 独自の授業用プリントとプレゼンテー 2013年~現 漢文学講義Iで使用するテキストとして作成したプリント(教科書)と連動する ションスライドの併用 内容のスライドを作成し,板書による時間のロスをなくすとともに,文法事項の 在 解説や練習問題の解答等を視覚的によりわかりやすい形で提示できるように した。 2014年度後期から運用が開始されたポ-タルサイト・シラバスの「予習・復 3) ポータルサイト・シラバス「予習・復 2014年~現 習・レポート機能」を利用し,漢文学講義Iの毎回の授業の事前に,課題資料 習・レポート機能」を活用した事前学 在 を配布して準備学習をさせ,授業内容の理解を深めることを図っている。ま 習課題の実施 た,「レポート」として次回の授業で扱う文章の訳を事前に提出させ,寄せら れた解答の中から幾つかをピックアップして授業時に紹介し,それぞれの良 い点や問題点を指摘しながら漢文解釈法についてのポイントを提示するため の材料として活用している。 2. 作成した教科書,教材 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 Ⅱ 研究活動 研究分野: 中国思想史 研究キーワード: 中国近世思想史,日本儒学,中国古典学 研究課題: ①近世中国思想史 ②中国古典学 ③日本近世における中国古典受容史 研究内容: ①中国北宋期における「性」(人間の本性)をめぐる言説について,主として教育論・教化論の観点からの再検討を進めて いる。 ②古代以来の「名物訓詁の学」・「本草学」から,宋代以降に展開する「観物の学」・「物理の学」までを含めた,「物」をめぐ る思索の歴史的展開について再検討を進めている。 ③江戸後期の儒者,中井履軒の随筆『水哉子』について,大阪大学図書館・大阪府立図書館等に所蔵される稿本・写本 の画像および複製を入手し,まずは研究の基礎としてテキストの校定作業を開始した。また,中国における『周公解夢』を 始めとする占夢書の成立,展開,および朝鮮・日本近世におけるその受容の実態について,整理・検討を進めている。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 (著 書) 1. 中国古典の解釋と分析―日本・ 共 2012年3月 臺灣の學術交流 (学術論文) 1. 水哉子巻之上譯注(その一) 論語二十八 季氏篇訳注 北海道大学出版会 担当頁及び編者・共著者名 〈思想と宗教〉十三「二程の“經”學について―朱 熹の批判を通して見る程,朱の立場の相違―」 (311-335頁)を執筆。 佐藤錬太郎,鄭吉雄編著 単 2011年11月 藤女子大学国文学雑誌 10-59頁 85号 藤女子大学日本語・日本 文学会 37 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 2. 水哉子巻之上譯注(その二) 論語二十八 季氏篇訳注 単 2012年3月 藤女子大学国文学雑誌 24-66頁 86号 藤女子大学日本語・日本 文学会 3. 詩語「風箏」について 単 2014年3月 藤女子大学国文学雑誌 75-90頁 90号 藤女子大学日本語・日本 文学会 担当頁及び編者・共著者名 (その他) Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 日本中国学会,東方学会,全国漢文教育学会,北海道中国哲学会,日本周易学会,藤女子大学日本語・日本文学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> 2002年4月~現在 <道内> 1998年4月~現在 (地域的連携・貢献) 日本周易学会理事 北海道中国哲学会編集委員 (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 教務部長,大学戦略会議構成員,教養科目・共通科目再構築プロジェクト委員 V 学生支援に関する自己研鑽 38 所属 文学部 日本語・日本文学科 職名 教授 特記すべき 資格 学位 博士(文学)(早稲田大学) 氏名 平 田 英 大学院における研究指導担当資格 夫 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 日本文学講義,日本文学演習 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) 演習前の事前指導 2004年~現 演習前に,1~3回は,学生のレベルに合わせるかたちで事前指導を行って 在 いる。 卒研については,研究発表時に,事前指導を行う他に,レポートや卒論の 2004年~現 下書きなどをもとに指導している。 在 2) 卒研指導 2. 作成した教科書,教材 1) 講義Ⅰ・Ⅱ用資料 講義ごとに時間をかけて,学生に合わせたレジメ・資料を手づくりで制作し 2004年~現 ている。 在 2) 演習Ⅰ・Ⅱ用資料 2004年~現 在 演習で用いる資料は学生の用途に添ったものを手づくりで制作している。 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 Ⅱ 研究活動 研究分野: 中世期の文学・文化 研究キーワード: 和歌,中世,西行,宗教文学 研究課題: 西行から考える日本文化の展開および中世期の宗教文学の形成史とその思想 研究内容: 日本文化の多様性・雑多性を西行の眼を通して見つめることによって明らかにしていく研究を展開する。日本の文化的 環境が,宗教的にも,芸能史的にも,そして文学的にも大きく変動した中世期において,その変わり目を象徴する西行の 作品とその振る舞いを検証することは,日本がこれまで築き上げてきた大きな文化の体系をも解明することに繋がると考え る。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 1. 科学研究費 基盤研究(C) 「東北地方諸藩の和歌活動と国学者の和歌思想との関係を解明する新研究」(研究分担者。研究代表者:錦)2014年4月1日~ 2017年3月31日(予定) 単著・ 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は 共著の 著書・論文等の名称 担当頁及び編者・共著者名 の年月 別 発表学会等の名称 (著 書) 1. 御裳濯河歌合 宮河歌合 新注 単 2012年3月 青簡舎 2. 和歌的想像力と表現の射程 西 単 2013年9月 行の作歌活動 (学術論文) 1. 西行和歌の原風景についての 一試論 ―遊女・歩き巫女・比 丘尼の歌文化との関わりをめ ぐって― 新典社 単 2010年3月 藤女子大学国文学雑誌 1-11頁 82号 藤女子大学日本語・日本 文学会 2. 西行の浄土思想と和歌 聖とし ての作歌活動をめぐって 単 2011年3月 国文学 解釈と鑑賞 76巻 54-61頁 3号 3. 西行の恋歌論―女人を恋慕す る聖者のモチーフをめぐって 単 2011年8月 西行学第二号 118-130頁 4. 定家的なるものと西行的なるも の―〈正統〉と〈もどき〉の和歌史 ― 単 2012年4月 中世詩歌の本質と連関 (中世文学と隣接諸学6) 竹林舎 130-149頁 5. 和歌の起源をめぐる序文の言説 単 2012年7月 をめぐって 日本文学七月号 日本文 11-21頁 学協会 39 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 6. 佐佐木信綱と西行 単 2013年6月 佐佐木信綱研究 創刊号 12-15頁 7. 千手経から生成・創造される作 品群をめぐって―枯木に咲く花 のモチーフを中心に― 単 2013年7月 説話文学研究 第48号 4-12頁 8. 西行の〈霊験〉―止雨の歌をめ ぐって― 単 2013年8月 西行学 第4号 127-140頁 9. あづま路の道の果てより出でし 単 2014年3月 月影―鹿島社の神祇歌をめぐっ て― (その他) 1. 書評 山口眞琴著『西行説話文 単 2010年7月 学論』 藤女子大学国文学雑誌 32-45頁 90号 藤女子大学日本語・日本 文学会 説話文学研究 第45号 2. シンポジウム 千手経から生成・ 単 2011年12月 説話文学会12月例会 創造される作品群をめぐって― 枯木に咲く花のモチーフを中心 に― 3. 研究発表 佐佐木信綱と西行 単 2012年1月 4. 公開講演 西行の〈霊験〉―止 雨の歌をめぐって― 単 2012年12月 西行学会冬季大会(那須 野が原博物館) 5. 書評 松野陽一著『千載集前 後』 単 2013年3月 190-193頁 シンポジウムのパネリストとして参加 佐佐木信綱研究会(大正 大学) 平安朝文学研究 復刊第 86-89頁 21号 6. 公開講演 恋歌を読む ―藤原 単 2013年11月 古典の日(札幌市中央図 定家と西行 書館) 7. 研究発表 伊勢的なものと熊野 単 2014年6月 的なもの―西行と宗教文芸の転 換― 藤女子大学日本語・日本 文学会 8. 公開講演 定家の恋歌 ―その 単 2014年7月 表現の形成史― 女性大学(北海道女性協 会) 9. シンポジウム 西行と伊勢にお ける文芸世界の構築と展開 西行学会全国大会(東海 シンポジウム「伊勢と西行」のパネリストとして参加 学園大学) 単 2014年8月 Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 中世文学会,和歌文学会,日本文学協会,仏教文学会,西行学会,説話文学会等 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> 2011年9月~現在 <道内> 西行学会常任委員 (地域的連携・貢献) (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 V 学生支援に関する自己研鑽 40 所属 文学部 日本語・日本文学科 職名 教授 特記すべき 資格 学位 文学士(藤女子大学) 大 氏名 川 壽 美 子 大学院における研究指導担当資格 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 書道 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) 「書道Ⅴ」における制作ノートの活用 2000年4月~ 教員免許(書道)取得者が将来教壇に立つことを考え,学生との意志の疎通 現在 対話の必要性を重視して,制作ノートを活用した。時間内での疑問,質問を 書き込み進行具合を確認し合う形式にした。共々に発生する疑問を明確に 出来,すみやかに解決し,更なる向上につながり創作意欲の高まる作品発表 となっている。 2) 「書道Ⅰ」におけるプリントの活用 2000年4月~ 日常あたりまえに書いている平がなであるが,そのルーツを確認し,その上 でかな書きとしての基礎力が身につくように毎回,プリントを配布している。更 現在 に,四季の移ろいを表現してきた日本の伝統文化である七夕の短冊や正月 の年賀状を書いて,その心映えを鑑賞し合っている。 2. 作成した教科書,教材 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 Ⅱ 研究活動 研究分野: 人文学 研究キーワード: 書道 研究課題: ①書・かな古筆の美 ②現代におけるかなの書美 研究内容: ①古筆における散し書きの意義について ②現代かな書としてのタテ展開での書法の活用を試考 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 (著 書) (学術論文) (その他) 1. かな手本 共 2009年4月~ 書芳 現在 書芳会 半紙,条幅 2. かな参考作品 共 2009年4月~ 書道日本 現在 「一条摂政集」より半紙,条幅 「本阿弥切」より 3. かな条幅参考作品 共 2011年4月~ 書作 現在 書作編集部 条幅 4. 現代かな作家による「古今和歌 集」の世界 共 2013年12月 墨(2014年1,2月号) 芸術新聞社 5. 「百人一首」特集号 共 2014年1月 墨増刊(2014年2月号) 芸術新聞社 展覧会・演奏会・競技会等の名称 開催期間・会場 発表・展示等の内容等 1. かな書作家協会創立50年記念展 2010年3月23日~28日 銀座セントラル美術館 「をみなにて・・・」 2. 北海道創玄研修会 2010年5月30日 札幌市民ギャラリー 参事による「書」の表現 「作品創造へのプロセス」 3. 10人の書展 2010年6月1日~6日 大丸藤井セントラル 「天の海」Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ 41 展覧会・演奏会・競技会等の名称 開催期間・会場 発表・展示等の内容等 4. 49回かな書道実技専修講座 2010年10月17日 日本橋女学館 大字かな創作への過程 5. 創立75年記念さわらび会書展 2010年10月30日~11月7日 道立近代美術館 「神持在命」 6. 第29回創玄・古典研究会 2010年11月6日,7日 東京大田区産業プラザPIO 「藍紙本万葉集」の解説と実技 7. 現代の書・新春展 2010年~2014年 銀座セントラル美術館 2010年1月「紅白梅」 2012年1月「追憶の雪」 2014年1月「まなざし」 8. 創玄 創玄展 2010年~2014年 東京都上野美術館 国立新美術館 2010年3月 2011年3月 2012年3月 2013年3月 2014年3月 第46回「春の夢」 第47回「梅林」 第48回「希いⅡ」 第49回「面影」 第50回「夜桜」 9. 北海道新聞社 道展 2010年~2014年 札幌市民ギャラリー 2010年5月 2011年5月 2012年5月 2013年5月 2014年5月 第51回「寒椿」 第52回「夜空」 第53回「希いⅢ」 第54回「はかなき夢」 第55回「待つ春」 10. 毎日新聞社 毎日展 2010年~2014年 東京都上野美術館 国立新美術館 2010年7月 2011年7月 2012年7月 2013年7月 2014年7月 第62回「太古の海」 第63回「希い」 第64回「愁う」 第65回「ことほぎ」 第66回「蜻蛉」 11. 創玄 創玄現代書展 2010年~2014年 銀座セントラル美術館 2010年11月 第36回「万葉の心」 2012年11月 第38回「浜松枝」 2014年11月 第40回「こすもすの花」 12. 毎日新聞社 現代女流書100人展 2010年~2015年(予定) 渋谷東急本店 2010年2月 第41回「ほのほ」 2011年2月 第42回「星空」 2013年2月 第44回「みほとけ」 2015年2月(予定)第46回「白い手紙」 13. 50回かな書道実技専修講座 2011年10月16日 日本橋女学館 大字かな創作への過程 14. 51回かな書道実技専修講座 2012年10月14日 日本橋女学館 大字かな創作への過程 15. 交錯する眼差しの方へⅡ'13 2013年9月24日~10月6日 コンチネンタルギャラリー 「まなざし」…五点出品 16. 現代日本の書 代表作家100人展 2013年10月23日~2014年1月13日 フランス国立ギメ東洋美術館 「光源氏・母への恋うた」 17. かな書作家協会創立50年記念展 2015年2月17日~22日(予定) 銀座セントラル美術館 「ともしび」 Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 全国大学書写書道学会,書学書道史学会,全日本書道連盟学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> 1989年~現在 1998年~現在 2002年~現在 2009年~現在 2012年3月~現在 <道内> 1977年~現在 2010年~現在 (地域的連携・貢献) 毎日書道展審査委員 篤志面接委員 かな書作家協会常任理事 公益社団法人創玄書道会参事 公益社団法人創玄書道会理事 北海道書道展審査会員・理事(2014年~2017年) 札幌市民芸術祭実行委員会委員:書道展 (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 V 学生支援に関する自己研鑽 42 所属 文学部 日本語・日本文学科 学位 博士(文学)(早稲田大学) 職名 准教授 特記すべき 資格 氏名 水 口 幹 大学院における研究指導担当資格 記 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 日本文学講義,日本文学演習 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) パワーポイント等,画像・映像資料を 2014年4月~ 全ての講義科目において,毎時間パワーポイントを作成し,学生への理解 利用した授業 現在 度を深める工夫を行っている。 2) リアクションペーパーの活用 2. 作成した教科書,教材 1) プリントの作成・配布 2014年4月~ 講義テーマに関わる質問や講義の理解度を測るために,適宜リアクション ペーパーを活用している。時には,次の時間にその内容に関する補足を行う 現在 こともある。 2014年4月~ 上記パワーポイントの他,授業で読むための古典作品などの資料をプリント として配布する。 現在 2) 古代東アジアの「祈り」―宗教・習俗・ 2014年9月 占術― (森話社) 次年度,講義で利用する予定として,水口編著『古代東アジアの「祈り」― 宗教・習俗・占術―』(森話社)を刊行した。第Ⅱ部「古代東アジアの祈りと文 化」の中の「髪・海・東アジア,そして祈り」執筆。 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 Ⅱ 研究活動 研究分野: 日本古代文学,東アジア文化史 研究キーワード: 異文化,東アジア思想・文化 研究課題: ①古代における『日本書紀』読書 ②東アジア地域における思想・文化の研究 ③寺院史料をめぐる研究 研究内容: ① 奈良時代から平安時代に計7回開催された『日本書紀』講書について,各回の意義について詳細に検討をしている。 これまで,養老講書・弘仁講書について論文を発表している。今後は,残りの5回と日本紀竟宴和歌について検討をする 予定である。 ② 広く,東アジア地域における思想・文化の研究を行っているが,現在は特に日本佚存書『天地瑞祥志』を対象とし,翻 刻・訳注作業を続けている。母体となるのは,水口が代表を務めている天地瑞祥志研究会(2011年設立)であり,来年度 中には成果の一部を発表する予定である。 ③成城大学民俗学研究所共同研究「寺社縁起の研究」・科研費「19世紀以前の日本と東アジアの〈仏伝文学〉をめぐる総 合的比較研究」・奈良県早稲田大学連携事業「古代における南西アジア文化とヤマト文化の交流に関する調査・研究」を 基盤に,それ以前から続けている天台僧成尋をめぐる縁起や仏伝に関する研究を行っている。その成果の一端として,拙 著『渡航僧成尋,雨を祈る』のほか,上記共同研究・科研費・連携事業に基づく論文集に寄稿予定である。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 1. 2010年度立教大学学術推進特別重点資金(立教SFR) 「古代東アジアにおける海域信仰と習俗の研究―祈雨儀礼と占いを中心に―」(研究代表者)2010年4月1日~2011年3月31日 2. 国立歴史民俗博物館共同研究 「高松宮家伝来書籍等を中心とする漢籍読書の歴史とその本文に関する研究」(共同研究者。研究代表者:静永健)2011年4月1 日~2014年3月31日 3. 成城大学民俗学研究所共同研究 「寺社縁起の研究」(共同研究者。研究代表者:小林真由美)2011年4月1日~2014年3月31日 4. 科学研究費補助費・基盤研究(B) 「19世紀以前の日本と東アジアの〈仏伝文学〉をめぐる総合的比較研究」(協力研究者。研究代表者:小峯和明)2012年4月1日~ 2015年3月31日 5. 奈良県・早稲田大学連携事業 「古代における南西アジア文化とヤマト文化の交流に関する調査・研究」(共同研究者。研究代表者:新川登亀男)2012年4月1日 ~2013年3月31日 6. 奈良県・早稲田大学連携事業 「古代における南西アジア文化とヤマト文化の交流に関する調査・研究」(共同研究者。研究代表者:新川登亀男)2013年4月1日 ~2014年3月31日 43 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 (著 書) 1. 東アジア思想交流史―中国・日 共 2013年1月 本・台湾を中心として― 岩波書店 2. 渡航僧成尋,雨を祈る―『僧伝』 単 2013年6月 が語る異文化の交錯 勉誠出版 3. 古代東アジアの「祈り」―宗教・ 習俗・占術― (再掲) 森話社 共 2014年9月 担当頁及び編者・共著者名 第三章・第四章担当 著者:黄俊潔,共訳者:藤井明倫 第Ⅱ部「古代東アジアの祈りと文化」の中の「髪・ 海・東アジア,そして祈り」執筆。 斎藤英喜,大江篤,山下克明,中島和歌子,深 澤瞳,小林真由美,山口えり,河上麻由子,山田 雄司,佐野誠子,田中良明,名和敏光,佐々木 聡,鄭淳一,張麗山,ファム=レ=フイ 4. 古代日本と中国文化―受容と選 単 2014年10月 塙書房 択― (学術論文) 1. 僧円能作成の厭符と彰子・敦成 単 2010年5月 親王・道長への呪詛-日本古代 呪符の系譜- 王朝人の婚姻と信仰 森 話社 183-207頁 倉田実編 2. 情熱としての「民衆史研究」につ 単 2010年12月 民衆史研究80号 民衆史 3-21頁 いて 研究会 3. 「書籍之路」概念再考-王勇説 的批判性継承 単 2010年12月 中日関係的歴史軌跡 上 77-91頁 海辞書出版社 王勇編 4. 北宋的仏教祈雨作法-以日本 僧人成尋的祈雨為線索(査読 付) 単 2010年12月 新視野下的中外関係史 甘粛人民出版社 246-259頁 中国中外関係史学会編 5. 〈成尋伝〉への可能性 単 2011年8月 116-138頁 藤巻和宏編 6. 奈良時代の『日本書紀』読書― 養老講書をめぐって― 単 2011年10月 史料としての『日本書紀』 勉誠出版 245-273頁 新川登亀男,早川万年編 7. 日本古代における時間をめぐる 二つの文化圏(査読付) 単 2012年6月 1-17頁 聖地と聖人の東西 勉誠 出版 時間学研究5号 日本時 間学会 8. 成尋の見た夢―『参天台五臺山 単 2012年12月 〈予言文学〉の世界 勉誠 111-121頁 記』理解へ向けての覚書― 出版 小峯和明編 9. 大安寺住侶記 単 2013年3月 古代における南西アジア 20-44頁 文化とヤマト文化の交流に 新川登亀男編 関する調査・研究―南天 竺婆羅門僧正菩提僊那を めぐって―早稲田大学・奈 良県連携事業成果報告書 10. 『源氏物語』と物忌 単 2013年3月 王朝びとの生活誌 森話 社 269-294頁 小嶋菜温子,倉田実,服藤早苗編 11. 日本古代儒学的受容状況―以 出土遺物為中心―(査読付) 単 2013年7月 域外漢籍研究集刊 第9 輯 中華書局 65-102頁 12. 大安寺住侶記 単 2014年3月 古代における南西アジア 59-83頁 文化とヤマト文化の交流に 新川登亀男編 関する調査・研究(総集 編)―南天竺婆羅門僧正 菩提僊那をめぐって―早 稲田大学・奈良県連携事 業成果報告書 13. 唐代におけるインド天文学・呪 術の影響と菩提僊那 単 2014年3月 古代における南西アジア 155-175頁 文化とヤマト文化の交流に 新川登亀男編 関する調査・研究(総集 編)―南天竺婆羅門僧正 菩提僊那をめぐって―早 稲田大学・奈良県連携事 業成果報告書 44 著書・論文等の名称 (その他) 1. 書評 細井浩志著『古代の天文 異変と史書』 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 単 2010年1月 古文書研究68号 日本古 137-139頁 文書学会 2. シンポジウム「僧伝のアジア」 共 2010年3月 早稲田大学高等研究所紀 シンポジウム報告内容概要。101-105頁 要2号 早稲田大学高等 藤巻和宏,北條勝貴,黒田智,江静,陳小法, 研究所 森和 3. 〈ブックロード〉を点検する―東 アジアにおける書籍と文化の交 流をめぐって― 単 2010年7月 立教大学日本文学会大会 (立教大学) 4. 趙益「古代占星記録『赤方気』 の文献学的考察」 単 2010年8月 立教大学大学院日本文学 翻訳(中国語→日本語)267-275頁 論叢10号 立教大学大学 院 5. 奈良時代における唐文化の伝 来・抵抗・受容 単 2010年8月 (財)黒川古文化研究所・ (招待講演) 西宮市教育委員会(西宮 市立勤労会館ホール) 6. 若杉家本『祭文部類・付天社神 道』所載呪符の典拠 単 2010年9月 漢字文化遡源―文字から (国際シンポジウム) 書籍へ―(中国:鄭州大 学,中国文字博物館) 7. 東アジアの漢文学と〈予言文学〉 単 2010年11月 東アジアの日本文学とベト (国際シンポジウム) ナム―今昔物語集の翻訳 と〈予言文学〉を中心に(ベ トナム:ベトナム国立社会 科学院・漢喃研究所) 8. 類書編纂と祥瑞―『稽瑞』の成 立年代をめぐって― 単 2011年3月 東アジア怪異学会:特別 企画「東アジアの文化流通 をめぐって」(関西学院大 学) 9. 聖人伝の生成と展開 単 2011年8月 聖地と聖人の東西 勉誠 出版 10. 日本古典文学に見る情報交流 の方法 単 2011年8月 第13回EAJS国際カンファ (国際カンファレンス) レンス(エストニア:タリン大 学) 11. 書評 荒野泰典・石井正敏・村 井章介編『日本の対外関係1東 アジア世界の成立』 単 2011年12月 史苑186号 立教大学史 学会 12. 日本古代儒学的受容状況 単 2012年9月 東亜儒学国際学術研討会 (国際シンポジウム) (中国:上海師範大学) 13. 日本伝来の占いに関する書物 単 2013年1月 中国占い文化の日本的展 (シンポジウム) 開(早稲田大学) 14. 『天地瑞祥志』の総合的研究 単 2013年9月 東アジアにおける術数学 (国際シンポジウム) への多角的アプローチ(韓 国:円光デジタル大学) 15. 名古屋市蓬左文庫蔵『天文図 像玩占』について 単 2013年12月 東アジアにおける占本の 挿絵の共通性をめぐって (慶應義塾大学) 16. 大学寮 単 2014年5月 第1回「日本「文」学史をひ (ワークショップ) らく」ワークショップ(早稲 田大学) 17. 儒教の場と「文」 単 2014年6月 第1回「日本「文」学史をひ (ワークショップ) らく」ワークショップ(早稲 田大学) 18. 弘仁の日本書紀講書と文章経 国思想 単 2014年6月 2014年度藤女子大学日本 語・日本文学会研究発表 会(藤女子大学) 19. 絡み合うモチーフ―『大雲寺縁 起』成尋の日本での奇瑞をめ ぐって― 単 2014年10月 第12回東アジア比較文化 (国際シンポジウム) 国際シンポジウム「東アジ ア文化交流―古代文学の 共生」(中国:浙江工商大 学) 45 第二章「聖人伝の生成と展開」総説,109-115頁 藤巻和宏編 180-186頁 (シンポジウム) Ⅲ 社会連携・社会貢献 和漢比較文学会,日本歴史学会,木簡学会,続日本紀研究会,東アジア比較文化国際会議,延喜式研究会,日本時間 学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> 『歴史評論』編集委員 2002年11月~2014年11月 <道内> 所属学会 (地域的連携・貢献) (国際的連携・貢献) 2014年10月 第12回東アジア比較文化国際シンポジウム「東アジア文化交流―古代文学の共生」(中国杭州 市浙江工商大学にて開催)に参加・報告 Ⅳ 学内運営活動 V 学生支援に関する自己研鑽 46 所属 文学部 日本語・日本文学科 職名 准教授 特記すべき 資格 学位 博士(文学)(広島大学) 氏名 山 本 す い 子 大学院における研究指導担当資格 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 日本文学講義,日本文学史,日本文学演習,国語科教育法 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) 学生への課題 2006年4月~ ゼミにおいて,ほぼ毎回,論文作成の方法を学ぶための課題を課してい 現在 る。提出させた課題は添削した上で,返却している。 2) レポートに対する評価の明示 2009年4月~ レポートの評価基準を明記した,「レポート評価票」を作成している。学生に 現在 も評価基準を意識してレポートを書かせるためにレポート執筆前に示し,また 執筆後には評価を書き入れた上でレポートに添付して返却している。 3) 教材の工夫 2009年4月~ 江戸時代に出版された板本を授業で見せ,学生の理解の助けとしている。 現在 また,ゼミでは,学生に短歌や連句の実作に挑戦させ,和歌や俳諧の世界を 追体験させる機会を設けている。 4) 図書館との共同ガイダンスの実施 2010年4月~ 図書館の協力を得て,演習や卒業研究で用いる資料(書籍・インターネット 現在 サイト・CD-ROM等)の利用方法について,年に1~2回図書館でガイダンス を行っている。 2. 作成した教科書,教材 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 Ⅱ 研究活動 研究分野: 日本近世文学 研究キーワード: 上田秋成,読本,和歌,和文 研究課題: 上田秋成研究 ①晩年の雅文芸を中心として,秋成文学の再評価を目指す。 ②同時代の文人や学者とのかかわりを通して,文壇における秋成の位置を具体的に明らかにする。 研究内容: ① 秋成晩年の歌文集『藤簍冊子』を中心に,秋成の和歌・和文の表現の特徴を明らかにする。また,読本に分類される 『春雨物語』を,和歌や和文を視座として分析し,雅文芸とのかかわりから再読する。 ② 秋成と同時代の文人,学者として,特に懐徳堂の人物に着目する。秋成の和文を分析する際にこうした人物の作品と 比較することで,秋成の位置付けを相対的に明らかにする。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 著書・論文等の名称 (著 書) 1. 三弥井古典文庫 春雨物語 (学術論文) 1. 『藤簍冊子』源氏物語和歌注釈 稿(下) 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 共 2012年4月 三弥井書店 解説「上田秋成と『春雨物語』」,「序」,「天津をと め」,「目ひとつの神」,「捨石丸」を担当。 井上泰至,山本綏子,三浦一朗,一戸渉編 単 2010年3月 藤女子大学国文学雑誌 12-31頁 82号 藤女子大学日本語・日本 文学会 2. 『藤簍冊子』「旌孝記」論―秋成 和文の屈折― 単 2010年12月 鯉城往来13号 広島近世文学研究会 35-49頁 3. 文化五年本「目ひとつの神」論 ―「ふしぎ」と不遇― 単 2011年12月 鯉城往来14号 広島近世文学研究会 52-65頁 4. 「死首の咲顔」試論―五蔵の孝 をめぐって― 単 2013年12月 鯉城往来16号 広島近世文学研究会 16-30頁 47 著書・論文等の名称 5. 秋成と春雨 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 単 2014年3月 (その他) 1. 書評 井上泰至著『雨月物語の 単 2010年8月 世界―上田秋成の怪異の正体 ―』 担当頁及び編者・共著者名 藤女子大学国文学雑誌 46-54頁 90号 藤女子大学日本語・日本 文学会 学苑838号 昭和女子大学 46-47頁 2. 文化五年本「目ひとつの神」論 単 2011年6月 藤女子大学日本語・日本 文学会研究発表会 3. 和歌文学大辞典 共 2013年4月 古典ライブラリー 「富士谷御杖大人歌文」,「山斎集」,「絡石の落 葉」等,12項目を担当。 「和歌文学大辞典』編集委員会編 4. 浮世草子辞典 共 笠間書院 『新薄雪物語』,『三浦大助節分寿』,『雲のかけは し』等,7作品を担当。 長谷川強監修 (印刷中) Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 日本近世文学会,日本文学協会,広島大学国語国文学会,藤女子大学日本語・日本文学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> <道内> (地域的連携・貢献) (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 V 学生支援に関する自己研鑽 48 所属 文学部 日本語・日本文学科 学位 修士(キリスト教思想)(南山大学) 職名 講師 特記すべき 資格 松 氏名 村 良 大学院における研究指導担当資格 祐 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> キリスト教学,聖書学,キリスト教学演習 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) リアクション・ペーパーによるフィード 2011年4月~ 受講生の関心を基層に据え,教員と受講生のニ者間で双方向的に展開で バック・システムの活用 現在 きるような講義に努めている。その際,学生の講義理解を高めるために,毎回 の講義終了時に,質問や感想などを書いたリアクション・ペーパーを提出さ せ,次回の講義開始時に返却することとしている。 2) 小テスト等による知識の定着 2011年4月~ 15回に亘る講義全体の2/3終了時に,それまでの講義内容を概括すると共 に,小テストや練習問題を行うことで,知識の定着を図っている。 現在 3) 講義用資料の配布 2013年4月~ 講義内容のポイントや進路を整理したものを毎講義時に配布し,受講生の 現在 理解に役立てている。 2. 作成した教科書,教材 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 Ⅱ 研究活動 研究分野: 中世哲学 研究キーワード: トマス・アクィナス,ボナヴェントゥラ 研究課題: ①トマス・アクィナスの倫理思想 ②ボナヴェントゥラの神秘思想 研究内容: ①トマス・アクィナスの倫理思想,とりわけ自己愛と他者愛の関係を巡る教説がその後のトミストにどのような仕方で受容さ れていったのかを課題としている。自己愛の優位性を語るトマス理解に大きな変化が生まれたのは,16世紀のサラマンカ 学派においてであり,その変容の過程を研究している。 ②ボナヴェントゥラは自身の神秘思想を展開する上で「輝ける闇」などの撞着語法を度々使用するが,その源泉は擬ディ オニュシオスをはじめとする東方教父にあり,彼はサン・ヴィクトルのフーゴーを介してこれを受容している。こうした受容の 過程を浮き彫りにすることで,ボナヴェントゥラの思想的源泉の一端を明らかにすることを課題としている。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 (著 書) (学術論文) 1. トマス・アクィナスにおける愛に ついて 単 2010年3月 南山神学 第33号 南山大学神言神学院 213-235頁 2. 交錯する自己と他者-トマスとア 単 2010年12月 中世哲学研究 第29号 京大中世哲学研究会 ルベルトゥスにおける二つの愛 -(査読付) 21-41頁 3. 自己愛のパラドックス-トマス・ア 単 2014年3月 クィナスにおける自己愛と他者 愛-(査読付) 倫理学年報 第63集 日本倫理学会 115-129頁 4. 神の甘美さを味わう-体験知と しての神学-(査読付) 日本カトリック神学会誌 第25号 日本カトリック神学会 207-226頁 単 2014年9月 49 著書・論文等の名称 (その他) 1. トマス・アクィナスにおける二つ の愛の問題 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 単 2010年7月 京大中世哲学研究会(京 大会館) 2. トマス・アクィナスにおける友愛 の愛と欲望の愛 単 2010年9月 日本カトリック神学会(福岡 サン・スルピス大神学院) 3. 科学・技術・倫理百科事典 共 2012年1月 紀伊国屋書店 4. 自己愛の優位性と他者愛-トマ 単 2012年7月 ス・アクィナスの友愛論- 担当頁及び編者・共著者名 「自然」「トマス・モア」「ニッコロ・マキャヴェッリ」の 項目を担当(科学・技術・倫理思想百科事典翻 訳編集委員会編) 京大中世哲学研究会(京 都大学吉田泉殿) 5. 自己愛のパラドックス-トマス・ア 単 2012年10月 日本倫理学会(日本女子 クィナスにおける自己愛と他者 大学) 愛- 6. 諸学芸の中の自由学芸-ボナ ヴェントゥラの『諸学芸の神学へ の還元』 単 2014年9月 7. ボナヴェントゥラと自由学芸- 『諸学芸の神学への還元』にお ける神への道としての諸学芸 単 2014年11月 中世哲学会(中央大学) 京大中世哲学研究会(京 都大学吉田泉殿) 「中世の自由学芸」をテーマとした第63回中世哲 学会におけるシンポジウム提題 Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 中世哲学会,日本倫理学会,カトリック神学会,北海道キリスト教学会,京大中世哲学研究会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> <道内> (地域的連携・貢献) (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 外国語教育研究センター運営委員会委員,ハラスメント相談窓口相談員,カトリックセンター員,キリスト教文化研究所所員 V 学生支援に関する自己研鑽 50 文化総合学科 石 田 晴 男 ・・・・・・・・・・・・・・ 51 伊 藤 明 美 ・・・・・・・・・・・・・・ 53 大 矢 一 人 ・・・・・・・・・・・・・・ 55 野 手 修 ・・・・・・・・・・・・・・ 58 真 鶴 喜 ・・・・・・・・・・・・・・ 60 渡 邉 浩 ・・・・・・・・・・・・・・ 61 太 田 眞 ・・・・・・・・・・・・・・ 63 杉 内 峰 彦 ・・・・・・・・・・・・・・ 65 石 井 佑可子 ・・・・・・・・・・・・・・ 66 勝 西 良 典 ・・・・・・・・・・・・・・ 70 金 戸 幸 子 ・・・・・・・・・・・・・・ 73 松 本 あづさ ・・・・・・・・・・・・・・ 76 俊 所属 文学部 文化総合学科 職名 教授 特記すべき 資格 学位 文学修士(東京都立大学) 石 氏名 田 晴 大学院における研究指導担当資格 男 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 「歴史」基礎演習,日本史演習 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) 「歴史」基礎演習A・B 2014年4月~ 日本史史料の漢文の読解力をつけるため,基礎的な知識を学習し,「御成 7月,9月~ 敗式目」(日本思想大系)の読み下し文で内容を理解し解釈した上で,原文 2015年1月 の白文に返り点・送り仮名をつけさせた。その結果,史料が容易に読めること を実感した。 2. 作成した教科書,教材 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 Ⅱ 研究活動 研究分野: 室町戦国時代の社会史 研究キーワード: 室町幕府,守護,国人,惣国一揆,郡中惣,本 願寺 研究課題: 室町幕府・守護・国人体制と「一揆」 研究内容: 「甲賀郡中惣」「山城惣国」「紀州惣国」「伊賀惣国」などが室町幕府の守護,奉公衆,御家人を構成員としており,応仁 の乱以後の戦国期にいたっても,室町幕府・守護・国人体制として機能していることを明らかにする。(同成社,「中世史選 書」として2016年度刊行予定) 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 (著 書) (学術論文) 1. 「紀州惣国」再論 単 2010年11月 戦国期の真宗と一向一揆 79-154頁 吉川弘文館 新行紀一編 (その他) Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 歴史学研究会,日本史研究会,地方史研究協議会,北海道歴史研究者協議会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> <道内> (地域的連携・貢献) 2013年4月~現在 札幌市立新琴似北中学校評議委員 (国際的連携・貢献) 51 Ⅳ 学内運営活動 文学部長,大学戦略会議構成員,教養科目・共通科目再構築プロジェクト座長 V 学生支援に関する自己研鑽 52 所属 文学部 文化総合学科 学位 M.Ed(The University of Arizona) 職名 教授 特記すべき 資格 氏名 伊 藤 明 大学院における研究指導担当資格 美 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 異文化コミュニケーション論,異文化コミュニケーション特講,異文化コミュニケーション演習 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) 大規模講義におけるリアクション・ 1993年~現 大規模講義でありがちな自己満足的授業を回避するため,毎回提出される ペーパーの活用 在 リアクションペーパーの内容をKJ法にもとづく方法で分類した上,複写配布し 丁寧にフィードバックしている。また,小グループでの話し合いや発表も適宜 取り入れ,双方向型授業を展開している。 2) 自作教材の活用 大規模講義では,学生参加を促すための多くの練習問題を含む『異文化コ 2000年~現 ミュニケーション論 コースブック』を作成し,使用している。上記リアクション 在 ペーパーに表出された学生たちの意見や感想などを反映させるため3年に 一度は改訂を行い,学生たちに身近なテキストとなるよう配慮している。 3) ゼミ報告前の事前指導 2000年~現 すべてのゼミナールにおいて,学生の研究報告が単なる情報のレポートに 在 ならないよう,報告前の事前指導を行っている。 4) 卒業研究中間報告会の実施 2003年~現 夏季休暇を利用して1泊2日あるいは2日間(通算15時間前後)の中間研究 在 報告会を続けている。卒論に対する意識を高めるため,3年生には全員参加 を義務付け,興味のある1,2年生も任意で参加できるようにしている。 5) 異文化コミュニケーション 卒業研究 2004年~現 毎年,『異文化コミュニケーションゼミ 卒業研究論文集』を制作している。 卒論の最終評価を終えた後,全員の論文を再度検討,校正をして,全員の 在 論文集の制作 論文を掲載している。2006年度分からは学生たちの承諾を得て,図書館に所 蔵し,論文執筆の参考資料として在校生に活用してもらっている。 6) 上位学年によるメンターの活用 2005年~現 2,3年生の学習意欲や研究意識を高めるため,3年生が2年生のメンターと 在 して,テーマ設定・文献リサーチ・レジュメ作成などの支援をするシステムを導 入した。また,2012年度からは前期のみ,基礎ゼミ受講者に4年生がメンター となり,1年生の学習支援を行っている。 7) パワーポイント・視覚機器の活用 2008年~現 講義では,パワーポイント,DVDなどの視聴覚機器をできるだけ利用して, 在 学生の学習動機を高めるとともに,内容理解を深めるよう配慮している。 8) メーリングリストの活用 卒研指導においては,毎年,4年生専用のメーリングリストを作り,個別指導 2009年~現 の充実,質問への対応を中心にグループ全体で論文作成に関わる知識とス 在 キルの共有をしている。 9) ワークショップの活用 中規模の講義においては,知識の定着を図るため,テーマ毎に小グルー 2014年~現 プでのワークショップを行い,その都度,何らかの形で発表させている。発表 在 は最終評価の一部とし,学生たちの動機を維持するようにしている。 2. 作成した教科書,教材 1) 異文化コミュニケーション論コース ブック 2000年~現 異文化コミュニケーション論の概要をまとめ,コースブックとして配布し,それ らに基づいた授業を行っている。*異文化コミュニケーションaとbに使用。 在 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 1) 北海道保健サークル(道内養護教員 2013年8月 研究会) 現代社会における多様性とコミュニケーション (於函館大沼) 4. その他教育活動上特記すべき事項 卒研ゼミの卒業生や一般社会人を招き,大学での学習,就職活動,働くこ 1) 卒業生との交流会 2006年~現 との喜びと困難などを話し合う機会を提供している。 在 2) 就職活動の支援 2012年~現 卒研ゼミ生が希望する職種に就いている卒業生との懇談の場を提供し,具 体的仕事内容や職種固有の就職活動に向けた助言を行ってもらっている。 在 3) 卒研ゼミ履修予定者にむけた特別授 2013年3月 業 2013年度卒研演習履修予定者を対象に専門家による統計ソフト r の特 別授業を企画し,行った(計3コマ)。 53 Ⅱ 研究活動 研究分野: 異文化コミュニケーション 研究キーワード: コミュニケーションと文化,多文化共生,コミュニ ケーション倫理 研究課題: ①コミュニケーションの公平性について ②異文化コミュニケーション訓練の実際と効果について ③グローバル社会における文化アイデンティティの問題 研究内容: コミュニケーションの公平性と異文化コミュニケーショントレーニングについては,訓練の実践とその課題等について口頭 報告を行った。英語崇拝主義と表層的になりがちな国際体験,ならびに途上国に対する断片的メディア報道によって日本 人の異文化感受性は極めて低い。報告では,過去数年間にわたる訓練の実際を紹介するとともに,その成果と課題につ いて,特にアンケートの記述部分を質的・量的に内容分析して議論した。 グローバル社会における文化アイデンティティの問題については,初期段階として2012年度テーマ研究において,多様 性の意義と課題という点からアイデンティティ問題にかかわる先行研究を整理した。特に移民国家アメリカ等における人々 の多様で複雑なアイデンティティ形成は,母国文化と居住国文化,父母の母国文化,居住国における社会的勢力格差の問 題が影響していることを明らかにした。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 著書・論文等の名称 (著 書) 1. 多文化社会日本の課題 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 共 2011年9月 (学術論文) 1. 多文化共生に向けた異文化コ 単 2014年2月 ミュニケーショントレーニング(IC T)の試み―改訂版Outside espertの実践と参加者の学び― (その他) 1. コミュニケーションの公正を目的 単 2012年7月 とした異文化トレーニング~発展 バージョンとしての「バルーンバ 文化を探れ」~ 2. 異文化コミュニケーション事典 共 2013年1月 担当頁及び編者・共著者名 明石書店 121-137頁「第5章コミュニケーションの平等と国 際共通英語」 多文化関係学会編 藤女子大学文学部紀要 第51号 46-73頁 多文化関係学会北海道・東 北支部研究会(札幌大学) 春風社 編集ならびに11項目の執筆 その他の編集者:石井敏,久米昭元,浅井亜紀 子,久保田真弓,清ルミ,古家聡 Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 多文化関係学会,異文化コミュニケーション学会,日本コミュニケーション学会,大学英語教育学会,全国英語教育学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> 2000年4月~現在 2004年4月~現在 <道内> 2011年8月~現在 2012年4月~現在 2012年6月~現在 (地域的連携・貢献) (国際的連携・貢献) 2008年~現在 日本英語検定面接委員 大学英語教育学会紀要査読委員 多文化関係学会北海道東北支部運営委員 日本コミュニケーション学会北海道支部役員 大学英語教育学会北海道支部役員 JICA研修「仏語圏アフリカ地域村落飲料水管理」コース講師 Ⅳ 学内運営活動 国際交流センター長,外国語教育研究センター員,ハラスメント人権委員会委員,教養科目・共通科目再構築プロジェクト委員 V 学生支援に関する自己研鑽 2014年2月26日 ハラスメント研修会「ともにアカハラを考えよう」参加(藤女子大学) 54 所属 文学部 文化総合学科 学位 教育学修士(広島大学) 職名 教授 特記すべき 資格 氏名 大 矢 一 大学院における研究指導担当資格 人 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 教師論,教育方法論,道徳教育,教職実践演習,教育実習,介護等体験 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) ビデオの活用 2008年4月~ 科目ごとに,ビデオを適宜利用している。ビデオは教育実習校での研究授 現在 業の様子,研究会での先生方の授業風景,テレビの教育番組などである。以 下,使用するビデオの数を記す。 教師論(ビデオ4種),教育方法論(3種),道徳教育(2種),教育実習Ⅰa(9 種),教育実習Ⅰb(6種),介護等体験(1種) 2. 作成した教科書,教材 1) プリントの活用 2008年4月~ 授業では教科書を使わないので,副教材としてプリントを作成し,活用して いる。以下に,科目ごとのプリント枚数を記すが,それ以外に時々の教育時 現在 事,教員採用試験関係のプリントも配付している。 教師論(プリント約45枚),教育方法論(約45枚),道徳教育(約60枚),教 育実習Ⅰa(約80枚),教育実習Ⅰb(約50枚),教職実践演習(約10枚+学 生作成のレジュメ),介護等体験(約10枚) 2) 教育実習の手引き(第6版) (学術図書出版) 2010年1月 担当:指導要領改訂に伴い,1.4を中心に修正した。5は以前に執筆した部 分である。 「1.教育実習について」 「4.教科外の指導心得」 「5.教育実習日誌の書き方」 北海道私立大学・短期大学教職課程研究連絡協議会編 3) 新中等教育原理 (福村出版) 2010年10月 担当:これからの中等教師(13章 172-185頁 小項目は以下の通り)を執 筆した。 1.教師論の変遷からみる教師のもつべき資質 2.教師の専門性 3.これか らの教師 4.中等学校の教師とは 佐々木正治編著 山田浩之,岡谷英明,山岸知幸,田代高章,上寺康司, 伊藤一統,矢藤誠慈郎,松原勝敏,赤木恒雄,高橋正司,堀田哲一郎,大矢 一人 4) 日本の教育史 (あいり出版) 2013年1月 担当:民主主義の教育理念と教育改革(11章 141-153頁 小項目は以下 の通り)を執筆した。 1.占領と教育改革 2.民主主義の理念と制度 3.平和条約締結以後の教育 改革 佐藤環編著 鈴木理恵,梶井一暁,土屋有一,関山邦宏,菱田隆昭,皿田 琢司,竹本英代,久保田英助,田中卓也,山崎真之,大矢一人 5) 新初等教育原理 (福村出版) 2014年8月 担当:これからの初等教師(15章 209-222頁 小項目は以下の通り)を執 筆した。 1.教師論の変遷から見た初等教師のもつべき資質 2.教師の専門性 3初 等学校の教師とは 佐々木正治編著 岡谷英明,小林万里子,三時眞真貴子,梶井一暁,田代 高章,福田敦志,上寺康司,伊藤一統,矢藤誠慈郎,松原勝敏,赤木恒雄, 高橋正司,平田仁胤,大矢一人 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 1) 再び,家庭科教育の実践記録の書き 2010年7月 方について考える 2010年度藤女子大学家庭科教育研修講座(於藤女子大学花川キャンパス 2010年7月24日) 4. その他教育活動上特記すべき事項 55 Ⅱ 研究活動 研究分野: 教育学 研究キーワード: 教育史,教師教育 研究課題: ①占領下日本における教育改革史 ②大学における教師教育のあり方 ③明治期における近代学校の成立の意味 研究内容: ①米側の資料を調査・分析中。特に北海道への米軍進駐に関する資料を調査・分成中。2014年度に『北海道史事典』に 掲載予定の「占領と道民」を執筆。2015年度に発行予定。 ②本学におけるカリキュラム改革に関する論文を執筆中。2015年度に完成し,発表する予定。 ③「就学告諭にみる「立身・出世」」と題した論文を執筆し,完成した。また,科研費による「就学督責研究会」に参加し,北 海道・青森・東京・神奈川・山梨・徳島・広島の「就学督責」を調査中。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 1. 科学研究費 基盤研究(B) 「近代学校の組織化に関する地域史研究-就学行政の「勧奨」と「督責」の構造化」(研究分担者。研究代表者:荒井明夫)2014 年4月1日~2018年3月31日(予定) 単著・ 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は 共著の 著書・論文等の名称 担当頁及び編者・共著者名 の年月 別 発表学会等の名称 (著 書) 1. 教育実習の手引き(第6版) 共 2010年1月 学術図書出版 共同著作につき本人担当部分抽出不可能。但 (再掲) (全33頁) し,第1章(1-2頁)・第4章(13-18頁)・第5章(1933頁)を中心に執筆。 北海道私立大学・短期大学教職課程研究連絡 協議会編 2. 新中等教育原理 (再掲) 共 2010年10月 福村出版 (全189頁) 172-185頁「13章これからの中等教師」 佐々木正治編著 山田浩之,岡谷英明,山岸知幸,田代高章,上 寺康司,伊藤一統,矢藤誠慈郎,松原勝敏,赤 木恒雄,高橋正司,堀田哲一郎,大矢一人 3. 日本の教育史 (再掲) 共 2013年1月 あいり出版 (全200頁) 141-153頁「11章民主主義の教育理念と教育改 革」 佐藤環編著 鈴木理恵,梶井一暁,土屋有一,関山邦宏,菱 田隆昭,皿田琢司,竹本英代,久保田英助,田 中卓也,山崎真之,大矢一人 4. 新初等教育原理 (再掲) 共 2014年8月 福村出版 (全226頁) 209-222頁「15章これからの初等教師」 佐々木正治編著 岡谷英明,小林万里子,三時眞真貴子,梶井一 暁,田代高章,福田敦志,上寺康司,伊藤一 統,矢藤誠慈郎,松原勝敏,赤木恒雄,高橋正 司,平田仁胤,大矢一人 (学術論文) 1. 解説『軍政レポート─1946年7月 単 2010年3月 ~1947年3月─』 軍政レポート─1946年7月 3-82頁 ~1947年3月─ 現代史料出版 2. 「道徳教育は価値を教えることで 単 2010年3月 ある」という学生の意識の強さに ついて 人間生活学研究 第17号 1-17頁 藤女子大学人間生活学部 人間生活学科 3. 再び家庭科の実践記録の書き 単 2011年7月 方を考える─添削過程の検討を 通して─ 家庭科・家政教育研究 3-30頁 第6号 藤女子大学家庭科・家政 教育研究会 4. 占領初期の第八軍軍政局民間 情報教育課の活動と課題 単 2012年2月 藤女子大学紀要 第49号 35-88頁 (第Ⅰ部) 5. 講義「道徳教育」にみる講義型 授業の改善方策に関する一考 察 単 2012年3月 人間生活学研究 第19号 1-18頁 藤女子大学人間生活学部 人間生活学科 単 2010年7月 2010年度藤女子大学家庭 科教育研修講座 (その他) 1. 再び,家庭科教育の実践記録 の書き方について考える (再掲) 2. 第54回大会に参加して 単 2010年12月 会報 No.108 教育史学会 56 14-15頁 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 3. 「小樽高等商業学校」 単 2011年12月 明治時代史大辞典1(あ~ 424-425頁 こ) 吉川弘文館 4. 研究会を活用するために,世話 人になろう 単 2012年12月 日本教育史往来 第201 号 日本教育史研究会 4-7頁 5. 北海道地区私立大学教職課程 研究連絡協議会 30周年記念 座談会 単 2012年12月 私立大学の教師教育改革 -三十年のあゆみ- 全国私立大学教職課程研 究連絡協議会 5-20頁 鈴木剛(北星学園大学),田原宏人(札幌大 学),安宅仁人(酪農学園大学)との座談会の記 録。左の書の「第Ⅰ部 各地区協議会の歩み」に 所収。 6. 情報交換と実践交流,そして仲 間という意識 単 2012年12月 私立大学の教師教育改革 -三十年のあゆみ- 全国私立大学教職課程研 究連絡協議会 187頁 左書の「第Ⅲ部 全国私立大学教職課程研究連 絡協議会-過去・現在・未来-」の「(3)運営委 員」に所収。 7. 「北海道の私立学校」 単 2013年1月 明治時代史大辞典3(に~ 420頁 わ) 吉川弘文館 8. 道私教協の年表の作成につい て 道私教協年表(1979年~2012 年) 単 2013年3月 会報 No.32 57-75頁 北海道私立大学・短期大 学教職課程研究連絡協議 会 Ⅲ 社会連携・社会貢献 日本教育学会,教育史学会,全国地方教育史学会,日本教師教育学会,北海道教育学会,中国四国教育学会,日本 教育史研究会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> 2001年~現在 全国地方教育史学会全国幹事 <道内> 1995年~現在 北海道私立大学・短期大学教職課程研究連絡協議会幹事 2013年~現在 札幌市立小学校及び中学校通学区域審議会委員長 (地域的連携・貢献) 所属学会 (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 教職課程委員会委員長 V 学生支援に関する自己研鑽 57 所属 文学部 文化総合学科 職名 教授 特記すべき 資格 学位 Ph.D.(シカゴ大学) 氏名 野 手 大学院における研究指導担当資格 修 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 文化人類学,異文化基礎演習,異文化コミュニケーション演習,異文化コミュニケーション特講 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) ウェブによるレジュメおよび課題の公 2004年4月~ 文化人類学受講者のためウェブ上にレジュメをアップし,自由にダウンロー 開 現在 ドできるように配慮した。課題等についてもウェブを利用し,学生の便宜をは かるよう努めた。過去数年間の指導卒論をPDFファイルに変換しウェブにアッ プロードし,ゼミ等で利用できるようにした。 2. 作成した教科書,教材 1) 画像を使用した教材 2002年4月~ 現在 視覚文化の教材として画像や映像を多用し,授業に活用した。 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 Ⅱ 研究活動 研究分野: 文化人類学 研究キーワード: NGO, リスク,メディア 研究課題: インドにおけるNGO,民間レベルの原発反対運動,経済発展と文化変容 研究内容: 2011年3月からのインドにおける原発に関する報道をデータベース化し,原発に関する世論形成の分析のための準備を すすめた。Linuxベースのサーバーを設置し,現在データを入力し,ウェブ上で公開している。将来的には主要英語新聞3 紙からのデータを検索できるようにする。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 (著 書) (学術論文) 1. 南インド,タミル・ナド州における 単 2014年3月 マイクロ・ファイナンス政策にみ る主体形成 (その他) 1. 人類学の実践における「私」の 両義性 2. データベース 2010年7月 北海道民族学 第10号 8-22頁 日本人類学会北海道地区 研究懇談会 2012年9月 pandaboot.dyndns.org:8080/drupal Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 日本南アジア学会,日本文化人類学会,北海道民俗学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> <道内> 2009年7月~現在 (地域的連携・貢献) (国際的連携・貢献) 2014年8月22日 北海道民族学会役員 Indian Express 紙 インタビュー"Anti-KKNPP Stir Coverage of TNIE Alone Fair: Japan Expert" (http://www.newindianexpress.com/states/tamil_nadu/Anti-KKNPP-Stir-Coverage-of-TNIEAlone-Fair-Japan-Expert/2014/08/22/article2391898.ece) 58 Ⅳ 学内運営活動 文学部FD委員会委員長,自己点検・評価企画調整室室員 V 学生支援に関する自己研鑽 59 所属 文学部 文化総合学科 職名 教授 特記すべき 資格 学位 法学修士(上智大学) 氏名 真 鶴 俊 大学院における研究指導担当資格 喜 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 基礎法学,比較政治制度,コミュニケーションと法 教育実践上の主な業績 年月日 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) 当時の憲法問題を取り上げた具体 的,個別的分析,研究 2. 作成した教科書,教材 1) 「法学基礎演習」において,パソコ ン,プロジェクター等を活用したプレ ゼンテーションを指導 概 要 2005年4月~ 法学,憲法学において,教科書的,概念的内容に片寄らないように最近の 現在 具体的問題に焦点をあてて,現実と法学の架橋を図ることを心がけている。 2006年4月~ 学生各自が自由に選んだテーマについて,各自用意してきたAV資料を用 現在 いた研究報告の実践指導。 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 Ⅱ 研究活動 研究分野: 憲法学,比較法文化論 研究キーワード: 立憲主義,情報流通に関する法,日本人の法観 念 研究課題: ①日本国憲法の立憲主義と現状 ②西洋法文化と東洋法文化の中の日本の法文化 ③現在の日本における言論の自由の問題状況 研究内容: 憲法の存在意義を個人尊重におくという基本的立場から,現代日本社会の課題を,日本の法文化という視点を取り入れ ながら分析検討,批判する。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 著書・論文等の名称 (著 書) 1. 平和と人権の憲法学 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 共 2011年3月 法律文化社 担当頁及び編者・共著者名 77-175頁 葛生栄二郎,高作正博,真鶴俊喜 (学術論文) (その他) Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 全国憲法研究会,日本平和学会,北海道大学公法研究会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> <道内> (地域的連携・貢献) (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 評議会評議員,文学部共通科目運営委員会委員長,教養科目・共通科目再構築プロジェクト委員 V 学生支援に関する自己研鑽 60 所属 文学部 文化総合学科 職名 教授 特記すべき 資格 学位 文学修士(青山学院大学) 渡 氏名 邉 大学院における研究指導担当資格 浩 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 西洋史入門,西洋史特講,西洋史文献講読,西洋史演習 教育実践上の主な業績 年月日 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) 大学における勉学への導入 2012年4月 概 要 演習科目において,受講者がより積極的に発表者の報告を聴くことを目指 し,授業中での発言の有無に関わらず,受講者全員が発表に関するコメント (授業中に発言できなかった質問や疑問も含め)を授業後にメールで提出す ることにしている。 2. 作成した教科書,教材 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 Ⅱ 研究活動 研究分野: 西洋中世史,教会史 研究キーワード: 聖人崇敬,教皇権,列聖 研究課題: ①聖人崇敬とその社会的機能 ②教皇権と列聖手続き 研究内容: ①迫害時代の殉教者崇敬にまで遡る聖人崇敬は,とりわけ中世の時代に盛んとなり,カトリック教会の歴史を貫く信心形 態として現在にいたっている。聖人崇敬は教会の建設から巡礼運動にいたるまで,古代・中世の社会や文化に多大な影 響を及ぼしたが,本課題では,特に聖人伝,具体的にはリモージュ(フランス)の初代司教聖マルシアルをめぐる数編の聖 人伝を素材として,社会における聖人崇敬の機能の考察を目指している。 ②聖人の認定(列聖)は今日ヴァティカン(教皇権)の独占的な権限となっている。しかし,この制度は,歴史的に見れば, 教皇権の覚醒・上昇をもたらしたグレゴリウス改革後の時代に徐々に成立してきたものといえる。ところが,教皇権への列 聖の要請は,アウグスブルク司教ウルリッヒの列聖(993年)に見られるように,グレゴリウス改革に先行する。したがって,教 皇による列聖と教皇権との関係が一つの研究課題として成り立つ。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 (著 書) (学術論文) (その他) 1. 翻訳 『リモージュ司教にしてガ リアの使徒である聖マシルアル の伝記』(XIV~XX)試訳 単 2010年7月 藤女子大学キリスト教文化 99-115頁 研究所紀要 第11号 2. 翻訳 『リモージュ司教にしてガ リアの使徒である聖マシルアル の伝記』(XXI~XXVII)試訳 単 2011年7月 藤女子大学キリスト教文化 93-108頁 研究所紀要 第12号 3. 翻訳 『主人である司教マルシ アルの生涯と奇跡』試訳 単 2013年7月 藤女子大学キリスト教文化 117-126頁 研究所紀要 第14号 4. 翻訳 『乙女にして殉教者,聖 ヴァレリアの祝日の説教』試訳 単 藤女子大学キリスト教文化 研究所紀要 第15号 (印刷中) 61 Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 史学会,西洋史研究会,歴史学研究会,中世哲学会,キリスト教史学会,日本カトリック神学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> <道内> (地域的連携・貢献) (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 文化総合学科主任,教養科目・共通科目再構築プロジェクト委員,キリスト教文化研究所所員 V 学生支援に関する自己研鑽 62 所属 学位 文学部 文化総合学科 職名 教授 文学士(東北学院大学) 教養学士(放送大学) 特記すべき 資格 氏名 太 田 大学院における研究指導担当資格 眞 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 社会科系教育法,地歴科教育法,公民科教育法,生徒指導,教育相談,教育実習(学外実習) 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) 学生自らが考え,参加する授業の実 2010年4月~ 生徒指導・教育相談における発表学習,社会科系教育法,地歴科・公民科 践 現在 教育法における模擬授業の実施。こうした授業の進め方は「授業改善のため のアンケート2010」(前期)以降,2013年度(前期)まで,85~90%に「良い」の 評価を得ている。 2. 作成した教科書,教材 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 1) 教職課程履修学生による道立高校 2011年度~ 2011年度より 2014年度まで連続3回「学習指導と生徒指導」をテーマに, 訪問の実施 現在 教職課程学生による道立高校訪問を実施している。学生から「実際の学校の 様子を見ることができて,視野が広がった。生徒指導の実際を学ぶ一歩とし てふさわしい企画であった」等の評価を得た。この実践については,2011年 11月に北海道高等学校教育経営研究会例会,また2012年7月,北海道私立 大学・短期大学教職課程研究連絡協議会においても報告した。 4. その他教育活動上特記すべき事項 Ⅱ 研究活動 研究分野: 学校経営 研究キーワード: 中高一貫教育,教育課程,生徒指導,学習指導 研究課題: ①北海道内の連携型中高一貫教育校における教育課程編成及び生徒指導上の諸課題について ②これからの高等学校教育を展望する-シティズンシップ教育が高校を変える 研究内容: ① 『現場発 高校教育の未来』-90年代からの軌跡と2030年の展望-(北海道高等学校教育経営研究会編)の第2章 「北海道における高校教育改革の実際~成果と展望~」で,連携型中高一貫教育校について,現状と課題について述べ た。 ② 『未来を創造する教育-シティズンシップ教育が高校を変える-』のテーマで,2013年から継続して北海道高等学校 教育経営研究会の一員として取り組んでいる。平成25年度高経研夏期シンポジウムでは,研究主題「北海道を元気にす る高校教育」として,提言した。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 (著 書) 1. 現場発高校教育の未来-90年 共 2012年12月 学事出版 代からの軌跡と2030年の展望- (全159頁) (学術論文) 1. 「人間としての在り方生き方」の 基盤となる生徒指導について 単 2010年3月 担当頁及び編者・共著者名 56-102頁「第2章 北海道における高校教育改 革の実際~成果と課題~」 編著者:辻敏裕,堂徳将人 人間生活学研究 第17号 35-47頁 藤女子大学人間生活学部 人間生活学科 2. 実践的指導力の基礎を培うため 単 2013年3月 に-社会科系教育法の事例- 北海道私立大学・短期大 8頁 学教職課程研究連絡協議 会会報 No.32 3. 教職課程学生の高校訪問 北海道私立大学・短期大 12頁 学教職課程研究連絡協議 会会報 No.32 単 2013年3月 63 著書・論文等の名称 (その他) 1. 不登校生徒の教育相談につい て─教育相談委員会の活動事 例─ 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 単 2010年3月 学校法人西野学園札幌リ 1-8頁 ハビリテーション専門学校 研究紀要 第1号 (全72頁) 2. 学校行事のポイントと例話 平成22年度版 単 2010年3月 教師の話し方例話講座 学校例話研究会編 学事出版 (全134頁) 58-59頁「文化祭」,62-63頁「教育実習生を迎え て」,68-69頁「終業式」 3. 学校行事のポイントと例話 平成23年度版 単 2011年3月 教師の話し方例話講座 学校例話研究会編 学事出版 (全146頁) 42-43頁「PTA総会」,62-63頁「学校評議員会」, 70-71頁「研修会」 4. もう一つの高大連携―教職課程 単 2012年1月 学生の高校訪問― 北海道高等学校教育経営 21-30頁 研究会研究紀要第2号 (全130頁) Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 日本生徒指導学会,北海道地理学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> 2009年4月~現在 <道内> 2009年4月~現在 2012年4月~現在 (地域的連携・貢献) 2014年7月12日 2014年12月6日 (国際的連携・貢献) 社団法人全国高等学校文化連盟弁論専門部顧問 北海道高等学校教育経営研究会参与 北海道師範塾「教師の道」副塾頭 北斗市PTA連合会研究大会講演講師 足寄町PTA連合会研究大会講演講師 Ⅳ 学内運営活動 教職課程委員会オブザーバー V 学生支援に関する自己研鑽 64 所属 文学部 文化総合学科 職名 准教授 氏名 特記すべき 資格 学位 文学修士(上智大学) 杉 内 峰 大学院における研究指導担当資格 彦 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 哲学,哲学演習,西洋思想史,「思想」基礎演習 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 2. 作成した教科書,教材 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 Ⅱ 研究活動 研究分野: 現代哲学 研究キーワード: 存在 研究課題: ①philosophy of language ②metaphysics ③ウィトゲンシュタインの宗教哲学 研究内容: ①言表不可能性について ②existence 或いは non-existence について ③ウィトゲンシュタインの「宗教的観点」について(新共同改訳のため一時中断,藤女子大学キリスト教文化研究所紀要に 公表予定) 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 (著 書) (学術論文) (その他) Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 日本哲学会,日本現象学会,哲学会,上智哲学会,日本科学哲学会,北海道基督教学会,北海道哲学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> 2010年9月~現在 <道内> 財団法人日本聖書協会 (共同訳)聖書新翻訳事業日本語担当 (地域的連携・貢献) (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 カトリックセンター長,学生部委員会副委員長,キリスト教文化研究所所員 V 学生支援に関する自己研鑽 65 所属 文学部 文化総合学科 学位 修士(教育学)(京都大学) 職名 講師 特記すべき 資格 氏名 石 井 佑 可 子 大学院における研究指導担当資格 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 心理学入門,心理学特講,「社会と制度」基礎演習,心理学演習 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 様々な研究の内容紹介を行うことや,画像・動画から心理学の知見を説明 1) 心理学入門,心理学特講等におい 2012年度~ することが出来た。特に「知覚」の項では視覚の研究が多くなされているの て,パワーポイントでの資料の提示や 現在 で,こうした視覚的刺激の提示は不可欠となる。また,講義中折に触れて簡 実験体験を促す授業実践 単な心理学実験を行った。実験に参加させた上でその意味するところを解説 し,専門知識の理解を促した。 2) 心理学入門,心理学特講等におい 2012年度~ 単元ごとに配布したレジュメは穴埋め式になっており,適宜説明しながら講 て,穴埋め式レジュメを使用した学生 現在 義を進めることで,学生の能動的な学習を助けた。この方式は学生からの好 自身が能動的に学べる講義作り 評を得ている。 講義で説明される知見はどのような研究に基づくかについて理解するた 3) 「社会と制度」基礎演習,心理学演 2012年度~ め,重要研究集等の文献(難易度は学年や専攻によって適宜調節)から関 習等において,文献の講読,発表体 現在 心のある研究を各自が選んで発表し,全員で議論をする機会を設けた。「い 験を設定 ま学者さんはこんなことをしているんだなぁと分かって面白かった」などと感想 が寄せられており,好評である。 4) 心理学特講などにおけるコミュニ ケーションワーク実施 対人関係環境や行動について自らが当事者となって実感するため,講義 2012年度~ 形式の授業の合間にコミュニケーションに関わる様々なワークを用意した。学 現在 生らは実体験として社会的な環境に置かれた際の行動や思考を身につける ことが出来た。こうした形式の授業に対して授業評価では「学生主体で面白 い」などの高評価を得ている。 5) 心理学演習における,実証研究実習 2012年度~ 実証研究のために必要とされる手法を遍く身につけさせることを目的とし, 実習形式で,実験法,観察法(2013年度),面接法(2012年度,2014年度),質 現在 問紙法による調査を課している(具体的な調査テーマは毎年異なる)。学生が 各手法に適切な分析手法を行えるようにするため,適宜必要なレクチャーを 行っている。中でも統計分析に関しては統計ソフト「R」を利用した分析法を教 えており,ほぼ全員が一通りの量的分析を行えるようになっている。また,後 半には卒業研究作成を見据えた研究計画書作成練習も行っている。 2. 作成した教科書,教材 1) 心理学概論教材 心理学入門,心理学特講 2012年度~ 単元ごとに,様々な出典の資料・画像を毎回多く掲載し最新の知見を盛り 現在 込んだA3判のレジュメを1セット(毎回3枚程度)ずつ用意した。穴埋め式のた め,自ら資料を完成させていく過程で知識を身につける仕組みになってい た。こうした資料は「分かりやすい」「興味が持てる」などの理由で学生に好評 であった。 2) 心理学特講などにおけるワークに関 2012年度~ 単なるワークに留まらず,自らの体験を基に対人関係行動の考察に至る思 わる教材 考をなしえるよう援助する感想シートを作成している。実際に達成感を感じた 現在 り,反対に思ったように行動出来なかったりした経験から考えを巡らせる学生 が多かったことが,レポートやテストでの記述に反映されていた。 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 66 Ⅱ 研究活動 研究分野: 社会心理学,発達心理学,感情心理学 研究キーワード: 社会的スキル,情動知性,青年期 研究課題: ①対人的距離化,メタ認知を含んだ社会的スキルの検討 ―社会的適応との関連から― ②情動の両刃性に基づいた情動知性の検討 ③個別情動経験尺度日本語版の作成 研究内容: ①社会的スキル概念は社会的適応との関連が指摘されていながら,同時に生態学的妥当性の低さ(日常生活での一般 化やトレーニング効果の維持の困難さ)を批判されてきた。この批判を踏まえて,現実場面で奏効する社会的スキルを想 定するにはスキルや状況のメタ認知と,スキルレパートリーとして相手との距離を取るスキルを考慮する重要性を指摘し,こ れらを含めた社会的スキルが社会的適応へ及ぼす効果を多角的に実証しようと試みている。 ②近年注目を集めながら,理論や定義が交錯し混乱を生じさせている「情動知性(Emotional Intelligence)」概念につい て,特に情動自体が持つ両刃の機能を踏まえて考察する意義を主張しようと企図している。具体的には,情動知性に従 来研究で多く主張されがちな,情動を認知によってコントロールする側面だけでなく,情動を十分に発動させられること や,一旦発動した情動に対して事後的に認知を働かせ,その後の反応を決定することにも目を向ける必要性について検 討したいと考えている。 ③主観的情動経験を測定する尺度DES(Differential Emotions Scale;Izard,1972)の日本語版作成を目指している。この尺 度は,主体の情動経験を詳細に測定することが可能なものだが,これまで統一された日本語版が作成されていなかった。 現在のところ,共同研究者らと,来年12月頃に尺度作成及びその妥当性・信頼性検討を完遂させる目標を立てており,妥 当性,信頼性の高い日本語版尺度を作成し,今後の調査に使用することを予定している。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 1. 科学研究費 若手研究(B) 「対人的距離化スキルの規定因を探る―個人内・社会文脈要因からの検討―」(研究代表者)2013年4月1日~2016年3月31日 (予定) 単著・ 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は 共著の 著書・論文等の名称 担当頁及び編者・共著者名 の年月 別 発表学会等の名称 (著 書) 1. 認知心理学ハンドブック 共 2013年3月 有斐閣 284-285頁「7章7節 感情知性」 日本認知心理学会編 2. よくわかる情動発達 共 2014年10月 ミネルヴァ書房 Ⅰコラム1「情動種類による表情知覚」 (36-37 頁),Ⅲ「両刃の剣としての情動」「情動的知性と は何か?」「情動的知性の諸側面」「情動的知性 と社会的適応」(68-75頁),Ⅶコラム7「メディア接 触が子どもに及ぼす影響Ⅱデジタルメディア使 用が子どもに及ぼす影響」(169-171頁) 編者:遠藤利彦,石井佑可子, 佐久間路子 3. 本当のかしこさとは何か―感情 知性(EI)を育む心理学― 共 2015年3月 (予定) 誠信書房 6章「感情知性と非行少年(予定)」 著者:石井佑可子,高橋翠,遠藤利彦 編者:箱田裕司,遠藤利彦 共 2011年1月 臨床心理学 第11巻1号 65−76頁 石井佑可子,新堂研一 (学術論文) 1. 在宅非行少年における社会的 スキルの様相―メタ認知・非表 出スキルを加えた観点から― (査読付) 2. 対人的接近—距離化スキルの機 単 2011年3月 能―相手との関係性別分析― 東京大学大学院教育学研 111-118頁 究科紀要 第50号 3. 身体的強靭性の自己評価と「男 共 2013年10月 日本顔学会誌 第13巻 性的な」男性顔に対する選好の 関連 99-109頁 高橋翠,遠藤利彦,石井佑可子 4. 青年期における社会的スキルの 単 2014年2月 発達的変遷―メタ認知・対人的 距離化スキルの機能から― 藤女子大学文学部紀要 第51号 75-96頁 5. 対人的距離化スキルと社会的認 共 2015年2月 知傾向の連関―顔刺激に対す (印刷中) る印象評定からの探索的検討― 藤女子大学文学部紀要 第52号 石井佑可子,高橋翠,遠藤利彦 (その他) 1. 教育研究活動に必要なデータ 収集 共 2010年3月 教育研究推進のための基 16-18頁 礎改善プロジェクト報告書 プロジェクト総責任者:矢野智司 2. 小集団場面におけるゲームを用 いたSST―汎化促進における “フリータイム場面”の役割― 共 2010年3月 日本発達心理学会第21回 (ポスター発表) 大会(神戸国際会議場) 藤川沙織,石井佑可子 3. 情動の両刃を研ぎなおす―情 動知性への提言― 単 2010年9月 日本心理学会第74回大会 (ワークショップ)※企画,話題提供を担当 (大阪大学) 67 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 4. 青年期中期から成人期における 単 2011年3月 社会的スキル行使の変遷―メタ 認知,対人的距離化スキルを含 めた検討― 日本発達心理学会第22回 (ポスター発表) 大会(学芸大学) 5. 社会的スキル行使の適応性を 左右する要因の検討―適切さ 認知からの検討― 共 2011年5月 日本認知心理学会第9回 (ポスター発表) 大会(学習院大学) 石井佑可子,遠藤利彦 6. 青年期後期における社会的スキ 共 2011年7月 ル行使傾向と社会的適応との関 連 日本教育心理学会第53回 (ポスター発表) 大会(北海道立道民活動 石井佑可子,遠藤利彦 センターかでる2・7) 7. 情動と(の)知―手綱は「いつ」 単 2011年9月 引かれるのか・・・情動的知性へ の提言― 日本心理学会第75回大会 (ワークショップ)※企画,話題提供を担当 (日本大学) 8. 情動知性―発達プロローグ― 日本発達心理学会第23回 (自主シンポジウム)※企画,話題提供を担当 大会(名古屋国際会議) 共 2012年3月 9. 青年期前・中期の非行傾向にお 共 2012年9月 ける距離化スキルの機能 ―逸脱友人要因との関連から― 10. リスク・マネジメントとしての 対 共 2012年9月 人・社会的認知―リスク・マネジ メントとして社会的情報はいかに 認知されるのか?― 日本心理学会第76回大会 (ポスター発表) (専修大学) 石井佑可子,遠藤利彦 日本心理学会第76回大会 (ワークショップ)※企画,話題提供を担当 (専修大学) 11. 青年期における非行傾向とコミ 共 2012年10月 財団法人社会安全研究財 2−10頁,17−24頁 ュニケーション行動の特異性お 団2011年度一般研究助成 研究代表者:遠藤利彦 よびその発達的規定因を探る― 最終報告書 特にリスク回避としての対人的距 離化方略に焦点をあてて― 12. 青年期前・中期におけるコミュニ 単 2012年11月 日本教育心理学会第54回 (自主シンポジウム)※企画,話題提供を担当 ケーションの諸相―教育への架 大会(琉球大学) け橋を企図して― 13. 青年期前・中期の非行傾向に関 共 2012年11月 日本教育心理学会第54回 (ポスター発表) 連するコミュニケーションスタイ 総会(琉球大学) 石井佑可子,遠藤利彦 ルの検討―アタッチメントスタイ ル因子との関わりから― 14. 青年期における非行傾向と社会 共 2013年3月 的認知の関連―ストーリー呈示 課題による情動的反応予測から の検討― 日本発達心理学会第24回 (ポスター発表) 大会(明治学院大学) 石井佑可子,遠藤利彦 15. 人生の変化を考える―何によっ 共 2013年3月 て,如何に,誰に訪れるのか― 日本発達心理学会第24回 (自主シンポジウム)※企画,司会を担当 大会(明治学院大学) 16. 学校教育現場における授業外 での学び―課外活動は何を育 てるのか,何が課外活動につな がるのか― 日本教育心理学会第55回 (自主シンポジウム)※企画,司会を担当 総会(法政大学) 単 2013年8月 17. 対人的距離化スキルと社会的認 共 2013年9月 知傾向の連関―表情刺激の評 定からの探索的検討― 日本心理学会第77回大会 (ポスター発表) (北海道医療大学) 石井佑可子,高橋翠 18. 妊娠期からの母子長期縦断研 究の課題と展望―複眼的視座 からの問い直しと予防的支援に 向けて― 単 2013年9月 日本心理学会第77回大会 (公募シンポジウム)※司会を担当 (北海道医療大学) 19. (翻訳) 青年期発達百科事典 共 2014年2月 丸善出版 134-144頁「社会的知能」 監訳者:子安増生・二宮克美 編者:青年期発達百科事典編集委員会 20. 誠信 心理学辞典 共 2014年6月 誠信書房 290-291頁「9章2節 感情心理学の方法」 編集代表:下山晴彦 21. 対人的距離化スキルと社会的認 共 2014年9月 知傾向の連関2―顔刺激に対す る印象評定からの探索的検討― 日本心理学会第78回大会 (ポスター発表) (同志社大学) 石井佑可子,高橋翠,遠藤利彦 68 著書・論文等の名称 22. Do interpersonal distancing behaviors prevent against getting involved in a juvenile delinquency? 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 単 2015年2月 (予定) 23. 情動制御の発達 ―生涯発達を 単 2015年3月 軸に― (予定) (Poster Presentation) The Society for Personality and Social Psychology is thrilled to announce our 16th Annual Meeting (California) 日本発達心理学会第26回 (自主シンポジウム)※話題提供を担当予定 大会(東京大学) Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 日本心理学会,日本教育心理学会,日本社会心理学会,日本発達心理学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> <道内> (地域的連携・貢献) (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 ハラスメント相談窓口相談員 V 担当頁及び編者・共著者名 学生支援に関する自己研鑽 69 所属 文学部 文化総合学科 職名 講師 特記すべき 資格 学位 修士(哲学)(上智大学) 勝 氏名 西 良 大学院における研究指導担当資格 典 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 哲学特講,西洋思想史,哲学演習,「思想」基礎演習 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) ケースメソッドを用いた倫理教育 2014年4月~ 倫理的ジレンマが織り込まれた現実に起こりうるケース(実際に起こった事 現在 例でも創作物でも可)を題材に,それをよく読んで事実関係を把握し,そうし た事実関係に対して倫理的理論の応用・分析を試み,自らを当事者の立場 において意思決定を行うための訓練を行う。 2. 作成した教科書,教材 1) BERCのケースで学ぶ経営倫理 VOL.14(共編) 経営倫理実践研究センター 2014年8月~ 一般社団法人経営倫理実践研究センター(BERC)で,従業員の倫理教育 担当者向けに行われている,ケースメソッドを用いたビジネス倫理教育の勉 現在 強会「ケース部会」(慶應義塾大学の梅津光弘氏,BERCの星野邦夫氏と共 に指導)の成果物を教材にしたもの。梅津氏・星野氏との共編。毎年発行。 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 第51回籐陽祭において,学生および市民向けに,「ケアの倫理と正義の倫 1) 藤女子大学文化総合学科公開講演 2014年10月 会で講演 理~人間として,豊かな生を求めて~」というタイトルで講演を行った。講演で 19日 は,ケアの暫定的定義を示すとともに,ケアを実践することのむずかしさ,危う さ,暴力性について話した。 Ⅱ 研究活動 研究分野: 哲学・倫理学,思想史 研究キーワード: カント,自由,形而上学,人間学,人格,応用倫理学, ビジネス・エシックス,コーポレート・ガバナンス 研究課題: ①カント哲学の研究 ②コーポレート・ガバナンス論を中心としたビジネス・エシックスの研究 ③ヨーロッパ人間学の現代的意義の研究 研究内容: ①文献読解に基盤を置きながらも,再構成論文という形でカント哲学が通常批判されている点に積極的な意味を読み込 むというスタイルで,ニュッサのグレゴリオス以来の,コスモロギアのうちに自由(な選択)を位置づける系譜の中にカントを 位置づける研究を行っている。今まで積み重ねてきた理論哲学と実践哲学の研究および応用倫理学の問題領域の研究 を踏まえて,人間学や政治学と超越論哲学の関係を紐解くのが現在の課題である。 ②企業の運営・管理の道徳的なあり方について研究している。それ自身共同体であると共に,より大きな共同体の一員で もある企業の活動は私益追求を一つの柱としつつも,「啓発された自己利益」を超える配慮義務を履行することによって本 務を全うできることをカント主義の立場から論じる一方で,ケアの視点や環境配慮義務を徒に称揚することの危険性を説 く。現在の課題は,事例に基づいて個別的な問題に対する倫理的分析を行うことである。 ③古代以来の哲学史的伝統やキリスト教的伝統を踏まえつつ,カントの人格概念の伝統に対する依存性と特異性につい て明らかにする一方で,ゲーム理論を頂点とする近代的個人主義の一面性を指摘しながら,利己主義と利他主義の対立 を乗り越える思考の根底には常に個人を超えるものへの信頼があることを跡づけたり,伝統と現代を繫ぐペルソナ論を展 開するものとしてヨハネ・パウロ二世(カロル・ヴォイティワ)を研究している。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 著書・論文等の名称 (著 書) 1. ビジネス倫理学読本 2. 教養としての応用倫理学 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 共 2012年4月 晃洋書房 (全211頁) 共 2013年10月 丸善出版 (全224頁) (学術論文) 1. ビジネスにおいてケアを求めると 単 2011年3月 はいかなることか─高次の倫理 的要求の妥当性について─ 異文化コミュニケーション 研究 第23号 神田外語大学異文化コ ミュニケーション研究所 70 担当頁及び編者・共著者名 論文翻訳:49-65頁,論文執筆:66-91頁 編者:中谷常二 共著者:加藤尚武,Ian Maitland,Norman Bowie,勝西良典,本田康二郎,杉本俊介,増渕 隆史,田中朋弘,谷俊子 146-149,156-159頁 編者:浅見昇吾,盛永審一郎 共著者:編者,勝西良典,他20名 161-176頁 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 2. 人間的生の一回性─超越論哲 学と実用的見地のカント的交差 ─ 単 2011年10月 哲学論集 第40号 上智大学哲学会 63-93頁 3. 現象知を越境する技術的関与 の責任─カント哲学の視点から ─ 単 2013年7月 90-107頁 日本カント協会編 4. フィヒテ初期道徳論の立脚原理 とステータスについて 単 2014年11月 フィヒテ研究 第22号 晃洋書房 (その他) 1. パネル・ディスカッション「ビジネ 共 2010年2月 スとケア―ビジネス・エシックスへ の新しい倫理学的アプローチ ―」 日本カント研究 14 知泉書館 64-80頁 日本フィヒテ協会編 神田外語大学異文化コ 司会/コーディネーター/パネリスト:加藤泰史 ミュニケーション研究所国 パネリスト:浜渦辰二,田中朋弘,勝西良典,山 際シンポジウム「ビジネス・ 中裕 エシックスを多角的に考え る」(神田外語大学) 2. アルベルト・レール著「企業倫理 単 2010年3月 における尊厳」 『ドイツ応用倫理学研究』 24-46頁 (「ドイツ応用倫理学の総 学術論文の翻訳 合的研究―「人間の尊厳」 の明確化を目指して」研究 成果報告書(課題番号 19202001)) 創刊号 3. カント倫理学の形式性と実用性 ―ビジネス倫理との関連で― 単 2010年4月 カント研究会第241回例会 口頭発表 (法政大学) 4. 企業活動の自足性―CSRとCC [コーポレート・シチズンシップ] の基盤構築のために― 単 2010年6月 南山大学経営研究セン パネリスト ター2010年度ワークショッ プ「倫理学と経営学の結節 点としてのCSR概念」, 「CC概念とCSR概念の理 論状況」(南山大学) 5. クリストフ・ホルン著「われわれの 単 2011年1月 道徳的直観における不公平主 義[偏向主義]と公平主義」 『ドイツ応用倫理学研究』 1-8頁 第2号(「ドイツ応用倫理学 学術論文の翻訳 の総合的研究―「人間の 尊厳」の明確化を目指し て」研究成果報告書(課題 番号19202001)) 6. 利害の誕生と正しさ―信頼という 単 2011年3月 基盤― 国士舘哲学 第15号 国士舘大学哲学会 32-50頁 一般論文 7. 行為が開くペルソナのポリフォ ニー 単 2011年4月 公共的良識人 第233号 京都フォーラム事務局 第100回公共哲学京都フォーラム「公共する人間 としてのカロル・ヴォイティワ」報告記 8. 上智大学における経営倫理教 育の現状と課題 単 2011年6月 日本経営倫理学会第19回 パネリスト 研究発表大会,ワーク ショップ「大学・大学院に おける経営倫理教育の手 法と課題」(麗澤大学) 9. クリストフ・ホルン著「傷つきうる 単 2011年9月 人間の尊厳/傷つくことのない 人間の尊厳―2つの概念理解の 視点を明らかにする試み―」 10. 定言命法と現実への適用の問 題─応用倫理学におけるカント 主義の可能性─ 第25回ドイツ応用倫理学 96-110頁 研究会国際シンポジウム 学術発表原稿の翻訳 「尊厳と価値」(平成22年9 月11-14日,於:南山大 学)報告集 単 2012年3月 倫理学年報 第61集 54-57頁 日本倫理学会第62回大会主題別討議1「カント 倫理学と現代」の提題の内容をまとめたもの 日本倫理学会編 11. 現代におけるペルソナ論の可能 単 2012年3月 性─カロル・ヴォイティワの現代 性と,カントとその日本受容とを 比較して─ 哲学科紀要 第38号 上智大学哲学科 59-94頁 研究ノート 12. 書評 山根雄一郎著『カント哲 学の射程―啓蒙・平和・共生』 (風行社,2011年) 日本カント研究 14 知泉書館 195-198頁 日本カント協会編 単 2013年7月 71 Ⅲ 社会連携・社会貢献 日本哲学会,日本倫理学会,日本カント協会,日本フィヒテ協会,日本経営倫理学会,Society for Business Ethics,上智 大学哲学会,上智人間学会,カント研究会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> 一般社団法人経営倫理実践研究センター フェロー 2009年4月~現在 2013年3月~現在 日本フィヒテ協会会計監査 2013年6月~現在 日本哲学会外部査読者 <道内> 所属学会 (地域的連携・貢献) (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 V 学生支援に関する自己研鑽 72 所属 文学部 文化総合学科 学位 修士(学術)(東京大学) 職名 講師 特記すべき 資格 氏名 金 戸 幸 大学院における研究指導担当資格 子 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 国際関係論入門,国際関係論特講, 国際関係論演習 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) DVDなど視聴覚教材や新聞を活用 2010年4月~ 授業の内容の理解を深め,国際問題や社会問題への関心を培ってもらうた した授業展開 現在 めに,DVDや新聞など生きた教材を多用している。 2) 質問・コメント票(リアクション・ペー パー)の積極活用による授業展開 2010年4月~ 学生にとって質問しやすい環境を創るため,主に「国際関係論特講」にお いて,ひとつのテーマが終了するごとに学生にコメント・質問票を配布し,そ 現在 れに対して丁寧にリプライや補足を行なうことで授業内容の理解度を確認し ながら授業を進めるようにしている。 3) 高校で習う授業内容の復習を導入し 2010年4月~ 「国際関係論入門」において,高校レベルの内容から大学の国際関係論の た入門授業の展開 入門へと接続させるために,リメディアル教育も意識し,授業では高校の政治 現在 経済や歴史(世界史B)レベルの内容の復習も取り入れながら授業を行って いる。 4) 「考える力」「発信する力」の養成に 重点を置いた教育と指導 2010年4月~ とりわけ演習系の授業では,学問的知識を深化させるだけでなく,問題の 現在 論理構成の仕方や説得的な文章の書き方などを含め,社会で求められるス キルを習得させるために,通常の授業を通じて文献や情報の検索,文章表 現やレジュメのまとめ方,発表の仕方などについて,個別指導も含めた徹底 的な指導を行っている。 2. 作成した教科書,教材 1) 毎回の授業における詳細なレジュメ 2010年4月~ とくに「政治学(国際政治学)入門」「国際関係論入門」「国際関係論特講」 (授業プリント)の作成 では,毎回,授業1回あたり平均6頁程度の詳細なレジュメを作成し,学生に 現在 配布している。とくに「国際関係論入門」では,高校の政治経済や歴史(世界 史B)の教科書も活用しながら,それらを大学の国際関係論の入門へと接続 できるように作成している。これらの科目の授業において毎回作成しているレ ジュメは,近い将来,各科目ごとに1冊にまとめてテキスト化することを検討中 である。 2) 副教材「社会調査の実践と方法」の 作成 2010年6月 「『社会と制度』基礎演習」では,専門社会調査士資格を所持していることも 有効に活用し,「社会調査の実践と方法」部分をまとめた副教材を作成した。 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 1) 個々のゼミ生の学びのプロセスやゼ 2012年10月, 授業評価のなかでも,例年,国際関係論卒研演習の満足度がとくに高い ミでの教育指導方針の紹介 2012年12月 (とりわけ2011年度が,学生授業評価で満足度が4.9と高評価)であったこと に鑑み,2012年度より導入された1年生対象授業「女性とキャリア」において, 個々の学生たちの学びのプロセスや実際のゼミでの教育指導等についてレ クチャーを行った。 4. その他教育活動上特記すべき事項 1) 学生一人ひとりの問題関心に対応し 2010年4月~ 通常の演習授業のほか,公開の中間発表会や徹底した個別指導を通じ た懇切丁寧な卒論指導 2014年12月 て,きめ細かな指導を行っている。2014年度は,12人の学生の卒論指導を担 当し,そのうち1名は,「クラスター」で卒論執筆を希望するオーストラリアへの 協定校留学の経験を持つ英語英文学科の学生であり,英語での論文作成 指導を行った。 2) ゼミ卒業生に対する継続的なキャリ ア形成支援やアドバイスの提供 2011年4月~ 海外を視野に入れた就職・進路を考えている学生に対し,海外での調査研 2014年12月 究活動等により培ってきたネットワークも活用して,将来のキャリア形成に繋 がるようなワークショップ等への参加や給付型スカラシップへの応募の機会の 提供にも尽力している。こうした尽力が功を奏し,2014年,卒業生の一人を海 外での日本語教師としての就職実現に導いた。 73 Ⅱ 研究活動 国際関係論,国際社会学,現代東アジア 人の移動,ジェンダー,エスニシティ,労働,国民 研究キーワード: 社会論,台湾社会研究 国家 研究課題: ①台湾をめぐる人の越境移動と東アジア地域秩序の再編に関する研究 ②アジアにおける日本人コミュニティのダイナミズムと変容に関する研究 研究内容: ①については,2012年度に科研費基盤研究C「越境結婚からみる台湾『国民国家』の変容と東アジア地域秩序の再編に 関する動態的研究」(2012年度~2014年度)に研究代表者として,また同じく基盤研究B「東アジアにおける移民政策と移 民の編入モードに関する動態的研究: 日本・台湾・韓国の比較研究」(2012年度~2014年度)に研究分担者として採択さ れ,研究活動を遂行中である。これらによる成果は2013年度から公表に努めてきたが,2014年度は,社会政策学会より同 学会大会での招待報告の要請を受けた。その成果は,2015年度内に社会政策学会の学会誌『社会政策』に改訂の上掲 載される予定である。 ②については,台湾を中心に,香港,上海などにもフィールドの射程を拡げて調査研究を進めている。その成果の一部 は,2013年度に日中社会学会学会誌『日中社会学研究』第21号に投稿し,複数のレフリーによる厳格な査読を経て掲載 されているほか,2014年度には北海道大学大学院文学研究科と台湾・中央研究院社会学研究所の共催による国際ワー クショップに報告者としての招待を受け,英語での成果発表を行った(詳細は「著書・論文等の名称」を参照)。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 1. 公益財団法人21世紀文化学術財団 学術奨励金 「台湾をめぐる越境結婚現象と〈地域〉の変容に関する国際社会学的実証研究」(研究代表者)2011年4月1日~2013年3月31日 2. 一般財団法人北海道開発協会開発調査総合研究所 研究助成 「アジア地域からの北海道観光客の観光消費行動に関する比較研究」(研究代表者)2012年4月1日~2013年3月31日 3. 科学研究費 基盤研究(B) 「東アジアにおける移民の編入モードと移民政策の動態的研究―日本・韓国・台湾の比較―」(研究分担者。研究代表者:渡戸一 郎)2012年4月1日~2015年3月31日(予定) 4. 科学研究費 基盤研究(C) 「越境結婚からみる台湾『国民国家』の変容と東アジア地域秩序の再編に関する動態的研究」(研究代表者)2012年4月1日~ 2015年3月31日(予定) 単著・ 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は 共著の 著書・論文等の名称 担当頁及び編者・共著者名 の年月 別 発表学会等の名称 (著 書) 1. 現代台湾における多文化社会 共 2010年1月 日中社会学叢書第2巻 グ 第8章(247-293頁) の展開と「新移民」問題 ローバリゼーションと東ア 編者:永野武 ジア社会の新構想 『チャイ 共著者:永野武,穐山新,南誠,坪矢美欧子,野 ニーズネスとトランスナショ 入直美,Eric Fong,Xinshan Cao,HanYue Ngo ナル・アイデンティティ』 明石書店(全310頁) 研究分野: (学術論文) 1. 〈境界〉から捉える植民地台湾の 単 2010年6月 女性労働とエスニック関係 歴史評論 通巻722号 歴史科学協議会 校倉書房 特集「〈家庭内労働〉とジェンダー・階級・エスニ シティ」 2. 変わる日本人の就労・ライフスタ 単 2011年3月 イルとトランスナショナル化する 東アジア―1990年代中期以降 の日本から台湾・中国への人の 移動を事例として― GCOE Working Paper 次 世代研究49 京都大学文学研究科 GCOE「親密圏と公共圏の 再編成をめざすアジア拠 点」 3. 東アジアにおける日本人コミュニ 単 2012年2月 ティのダイナミズムと変容―香港 の事例を中心として― 藤女子大学紀要 第49号 67-99頁 (第Ⅰ部) 4. 台湾における日本人コミュニティ 単 2013年2月 の現在 藤女子大学文学部紀要 第50号 133-166頁 5. グローバル化時代の台湾におけ 単 2013年12月 日中社会学研究 第21号 67-77頁 る日本人コミュニティの変容 日中社会学会 6. 台湾における「新移民」をめぐる 動向と多文化主義の変容―結 婚移住女性支援組織での調査 事例から― 単 2014年2月 藤女子大学文学部紀要 第51号 7. Transformation of New Immigrant Communities in Contemporary Taiwan: A Case of Japanese Community 単 2014年9月 collection of papers: Joint 74-81頁 Workshop on Contemporary Social and Cultural Change in Taiwan and Japan Graduate School of Letters, Hokkaido University and IOS, Academia Sinica 74 97-123頁 著書・論文等の名称 8. 台湾における『新移民』支援の 展開とその政策的方向性の変 容―婚姻移民支援組織と初等 教育現場での調査事例から― (その他) 1. 報告書 国境を超える愛・金・ケ ア・希望―結婚移民を生きる― 2. Book Review C. Y. Cyrus & Ruoh-Rong Yu, 2010, Understanding Chinese Families: A Comparative Study of Taiwan & Southeast China 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 単 2015年2月 (印刷中) 担当頁及び編者・共著者名 藤女子大学文学部紀要 第52号 共 2010年10月 トヨタ財団2009年~11年研 究助成プロジェクト中間報 告書 単 2011年12月 Journal of Intimate and Public Spheres No.2, March 2011, Kyoto University Press 161-167頁 3. 越境する「ソフト・パワー」の可能 単 2012年11月 日・韓国際シンポジウム論 58-73頁 性とその展望:藤女子大学生の 文集~多文化時代の韓国 韓国に関する意識調査アンケー と日本~ ト結果から 韓国・明知大学 4. アジア地域からの北海道観光客 単 2013年6月 の観光消費行動に関する比較 研究 平成24年度助成研究論文 43-77頁 集 一般財団法人北海道開発 協会開発調査総合研究所 5. アジア地域からの北海道観光客 単 2013年11月 開発こうほう通巻604号 の観光消費行動 2013年11月号 38-43頁 Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 日本社会学会,日中社会学会,アジア政経学会,日本台湾学会,日本移民学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> 2009年~現在 2014年6月~7月 2014年~現在 <道内> 2012年~現在 (地域的連携・貢献) (国際的連携・貢献) 2014年9月28日 沖縄県沖縄平和賞委員会沖縄平和賞受賞候補者推薦委員 アジア政経学会学会誌『アジア研究』投稿論文査読審査委員 日本学術振興会特別研究員審査会専門委員及び国際事業委員会書面審査員・書面評価員 一般財団法人北海道開発協会開発調査総合研究所「観光インバウンド研究会」委員 Joint Workshop on Contemporary Social and Cultural Change in Taiwan and Japan, by Graduate School of Letters, Hokkaido University and IOS, Academia Sinica(北海道大学大 学院文学研究科/台湾・中央研究院社会学研究所共同ワークショップ), (Presentation Title: "Transformation of New Immigrant Communities in Contemporary Taiwan: A Case of Japanese Community"). Ⅳ 学内運営活動 日本語教員養成課程運営委員会委員長 V 学生支援に関する自己研鑽 75 所属 文学部 文化総合学科 職名 講師 特記すべき 高等学校教諭専修免許状 資格 学位 博士(文学)(北海道大学) 松 氏名 本 あ づ さ 大学院における研究指導担当資格 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 「歴史」基礎演習,日本史入門,日本史特講,日本史演習 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) プリントの配布 2008年4月~ 授業の要点だけではなく,長文の史料を引用するために,プリントを配布し 現在 ている。暗記することではなく,史料をもとに考えていくことを意識していくた めに活用している。 2) パワーポイントによる史料画像の提 示 2014年4月~ 古文書や絵図の画像をパワーポイントで提示し,イメージの共有を図ってい る。特に,古文書については北海道内に所在している史料を提示すること 現在 で,史料を身近に感じてもらう一助としている。 2. 作成した教科書,教材 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 Ⅱ 研究活動 研究分野: 日本近世史 研究キーワード: 松前藩,江戸幕府,蝦夷地,場所,和人,アイヌ 研究課題: ①松前・蝦夷地における異国船問題 ②近世後期の「場所」社会について ③幕末期における松浦武四郎の活動 研究内容: ① 松前・蝦夷地への異国船渡来に関する史料を収集・整理している。その上で,幕府の異国船取扱法が松前・蝦夷地に どのように適用されたのか,異国船に対して実際にどのように対応したのか,異文化接触の具体像などについて検討をし ている。これまでは「鎖国」体制下について検討してきたが,今年度から箱館開港後についての検討も進めており,その成 果の一部を『北海道史研究協議会会報』第95号にて公表した。 ② 近世後期の場所請負制下における和人(武士・場所請負商人・漁民など)とアイヌとの関係について,主にアッケシ場 所を事例に研究している。具体的には,場所請負商人の経営方式とアイヌ社会との関係(場所請負商人の雇用に入るア イヌの割合など),場所における行政の内容とアイヌ社会との関わりについて明らかにすることを課題としている。 ③ 幕末維新期に蝦夷地調査を行ない,多くの著作を残した松浦武四郎について研究している。特に,武四郎が築いた 交友関係とその交友関係を通して入手した情報に焦点をあて,積極的に政治的発言をつづけた武四郎を支える思想や 知識を明らかにすることを課題としている。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 1. 科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金)・基盤研究(C) 「北海道所在史料群の所在からみる地域的特質に関する基礎的研究」(研究分担者。研究代表者:谷本晃久)2011年4月1日~ 2014年3月31日 著書・論文等の名称 (著 書) 1. 『新厚岸町史』通説編第一巻 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 共 2012年11月 厚岸町 「第三編第七章 松前藩の復領」を担当 厚岸町史編集委員会編 (学術論文) 1. 一八二〇年代のアッケシ場所に 単 2010年12月 北大史学 第50号 ついて―「手附」と「自分稼」を中 心に― 2. 『浩然随筆』における松浦武四 単 2011年3月 郎―幕末期における仙台人との 関わり― 担当頁及び編者・共著者名 37-60頁 笹木義友・三浦泰之編『松 119-160頁 浦武四郎研究序説―幕末 維新期における知識人 ネットワークの諸相』 (制作)北海道出版企画セ ンター 76 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 3. 蝦夷地の「論所」と証文 単 2013年12月 北海道史研究協議会会報 15-18頁 第93号 4. 近世後期蝦夷地の「御用留」に ついて 単 2014年2月 (その他) 1. 文政年間のアッケシ場所につい 単 2010年7月 て 2. 『浩然随筆』における松浦武四 郎 単 2011年3月 藤女子大学文学部紀要 第51号 125-145頁 北大史学会大会(北海道 大学) フォーラム松浦武四郎(北 海道開拓記念館) 3. 近世蝦夷地における震災につ 単 2011年8月 いて―文献史料から考える1843 年の地震・津波― 第19回環オホーツク海文 化のつどい(紋別市文化 会館) 4. 蝦夷地への異国船渡来と松前 単 2012年7月 藩・幕府―松前藩から幕府への 報告書― 第51回近世史サマーセミ ナー(山形県上山市かみ のやま温泉) 5. 書評 川上淳著『近世後期の奥 単 2012年8月 蝦夷地史と日露関係』 北海道・東北史研究2012 68-74頁 [通巻第8号] 6. 【調査の記録】第1次利尻富士 共 2012年9月 町鬼脇「寺島菓子舗文書(カクス 田中家文書)」調査概報 道歴研年報 第13号 44-56頁 谷本晃久,川端悠紀 7. 【調査の記録】第2次利尻富士 共 2013年9月 町鬼脇「寺島菓子舗文書(カクス 田中家文書)」調査概報 道歴研年報 第14号 54-64頁 谷本晃久 8. 君尹彦氏文書目録Ⅰ 科学研究費助成事業(学 谷本晃久,川上淳 術研究助成基金助成金)・ 基盤研究(C):研究調査 報告書 共 2014年3月 9. 「魯西亜属国人物図」の原書に 単 2014年5月 ついて―吉村雅美氏による史料 紹介に寄せて― 10. 近世蝦夷地に渡来した捕鯨船 ―鎖国から箱館開港へ― 蘭癖の会会報 第2号 7-8頁 単 2014年12月 北海道史研究協議会会報 第95号 Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 史学会,北海道・東北史研究会,北大史学会,北海道歴史研究者協議会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> <道内> 2008年4月~現在 2010年6月~現在 2012年1月~現在 (地域的連携・貢献) 北海道歴史研究者協議会会計 北海道史研究協議会常任幹事 『北海道史事典』編集委員 (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 V 学生支援に関する自己研鑽 77 人間生活学部 人間生活学科 阿 部 包 ・・・・・・・・・・・・・・ 79 伊 井 義 人 ・・・・・・・・・・・・・・ 81 飯 村 しのぶ ・・・・・・・・・・・・・・ 84 内 田 博 ・・・・・・・・・・・・・・ 86 木 村 晶 子 ・・・・・・・・・・・・・・ 88 橋 本 伸 也 ・・・・・・・・・・・・・・ 90 若 狹 重 克 ・・・・・・・・・・・・・・ 93 乗 木 新一郎 ・・・・・・・・・・・・・・ 96 三 宅 理 ・・・・・・・・・・・・・・ 98 岡 﨑 由佳子 ・・・・・・・・・・・・・・ 103 小 沼 春 日 ・・・・・・・・・・・・・・ 107 田 中 宏 実 ・・・・・・・・・・・・・・ 110 船 木 幸 弘 ・・・・・・・・・・・・・・ 113 一 所属 人間生活学部 人間生活学科 職名 教授 特記すべき 資格 学位 文学修士(北海道大学) 氏名 阿 部 大学院における研究指導担当資格 包 有 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 聖書学概論, 聖書学(新約,旧約),生活と宗教, 聖書学演習,地域環境演習 <大学院> 人間生活学特講(人間と宗教),人間生活学演習 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 2. 作成した教科書,教材 1) 5分ですっきり読める聖書物語(旧約 2010年3月 篇) 成美堂出版(成美堂文庫) 膨大な旧約聖書から,そのアウトラインを掴む上で重要なエピソードを選 び,それらの理解に役立つ図版や年表,地図などを挿入しながら語りなおし た,初心者を意識した著作(監修)。 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 Ⅱ 研究活動 研究分野: 新約聖書,初期ユダヤ教 研究キーワード: パウロ,手紙,信仰,律法,十字架,異邦人 研究課題: パウロにおけるユダヤ教との連続と非連続。第二神殿時代のユダヤ教知恵文学の研究(旧約聖書続編『シラ書』)。「ベ ン・シラの知恵(シラ書)」のテキスト・クリティークに基づく原語からの翻訳,パウロの真性の手紙の新たな翻訳の完成。 研究内容: 今後も,基本的にパウロが実際に活動したヘレニズムの地中海世界におけるユダヤ教という環境の中にいかにパウロを 位置づけることが可能かを見極める作業を丹念に続けたい。さらに,国内研修期間中(2012年度)には,日本聖書協会が 進めている新たな新共同訳聖書翻訳プロジェクトの一環の作業(初稿)を仕上げた(上記「研究課題」参照。この他,パウロ の手紙の約半数を含む手紙類)。パウロの真性の手紙の翻訳終了後は,第二パウロ,使徒言行録,共観福音書と新たな 翻訳を進める。最終的には,新約聖書全巻の個人役を完成させたい。なお,日本聖書協会の最近の発表によれば,聖書 (旧約聖書続編つき)の発行に先駆けて,新約聖書と詩編の合冊を発行することが決定された。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 著書・論文等の名称 (著 書) 1. 5分ですっきり読める聖書物語 (旧約篇) (再掲) 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 単 2010年3月 成美堂出版 (成美堂文庫) (学術論文) 1. パウロにおけるピスティスの意味 単 2014年10月 基督教學 第49号 ―イエスの信仰とわれわれの信 仰― (その他) 1. パウロの信仰について―パウロ 年にちなんで―(講演) 担当頁及び編者・共著者名 16-248頁 1-19頁 単 2010年3月 人間生活学研究 第17号 49-62頁 藤女子大学人間生活学部 人間生活学科 2. 「イエスを物語る―伝道者の視 点から」(野村喬氏発題) 共 2010年6月 日本基督教学会北海道支 シンポジウムにおけるコメンテーター 部主催公開シンポジウム (藤女子大学) 3. 「コリントの信徒のみなさんへ 第一」私訳(Ⅰ) 単 2010年7月 藤女子大学キリスト教文化 37-57頁 研究所紀要 第11号 4. 近代北海道開拓とキリスト教教 育―カトリック者として―(講演) 単 2010年10月 日本仏教教育学会第19回 基調講演担当(二人のうちの一人) 学術大会記念講演会(札 幌大谷大学) 5. 「<学術講演>近代北海道開 単 2011年3月 拓とキリスト教教育―カトリック者 として―」 日本仏教教育学研究 第19号 79 13-27頁 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 6. 「コリントの信徒のみなさんへ 第一」私訳(Ⅱ) 単 2011年7月 藤女子大学キリスト教文化 57-91頁 研究所紀要 第12号 7. 「コリントの信徒のみなさんへ 第一」私訳(Ⅲ) 単 2012年7月 藤女子大学キリスト教文化 83-121頁 研究所紀要 第13号 8. ロマ書におけるlogizomaiおよび pistisの用法について 単 2013年7月 北海道基督教学会第52回 口頭発表 学術大会(北海道大学) 9. 「コリントの信徒のみなさんへ 第二」私訳(Ⅰ) 単 2013年7月 藤女子大学キリスト教文化 89-115頁 研究所紀要 第14号 10. 書評 伊藤博明著『ルネサンス の神秘思想』 単 2013年7月 キリスト教學 第48号 50-53頁 11. 日本聖書協会の新しい聖書翻 訳プロジェクト:『新共同訳』を超 えて 2014年6月 日本基督教学会北海道支 学会支部主催シンポジウム「21世紀の日本の聖 部シンポジウム(北星学園 書研究」における発題者(二人のうちの一人) 大学) 12. パウロにおける信仰と愛の実践 2014年9月 日本カトリック神学会第26 シンポジウム「東北・北海道におけるキリスト教の 回学術大会 愛の実践を回顧する」の発題者(三人のうちの一 人) Ⅲ 社会連携・社会貢献 日本宗教学会,日本基督教学会,日本カトリック神学会,大学教育学会,北海道基督教学会,北海道哲学会,北海道大 学哲学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> 2010年9月~現在 日本基督教学会代表幹事(北海道支部選出) (財)日本聖書協会新翻訳プロジェクト原語担当者(旧約続編部門,新約部門) 2011年6月~現在 2013年8月~現在 (財)日本聖書協会新翻訳プロジェクト翻訳委員・編集委員(新約部門) <道内> 北海道基督教学会理事・編集委員 2000年7月~現在 2012年7月~現在 北海道大学哲学会運営委員 2013年10月~現在 石狩市男女共同参画推進委員会委員・委員長 2014年8月~現在 石狩市健康づくり推進協議会委員 (地域的連携・貢献) 所属学会 (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 キリスト教文化研究所所長,カトリックセンター員 V 学生支援に関する自己研鑽 80 所属 人間生活学部 人間生活学科 学位 博士(教育学)(東北大学) 職名 教授 特記すべき 中学校・高等学校教諭専 資格 修免許状(英語) 氏名 伊 井 義 大学院における研究指導担当資格 人 有 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 教育原理,教育課程研究,教育制度論,特別活動,教職実践演習,教育実習 <大学院> 人間生活学特講(生活と教育),人間生活学演習 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) 小課題を通した,学生対応の実施 2008年4月~ 学生の質問・講義への感想を把握することを目的として,毎回学生には小 現在 課題を書いてもらっている。質問への対応は,次回の講義で速やかに行うよ う心掛けている。 2) ブログやfacebookを通した学生対応 2008年4月~ 講義や教育時事に関連した情報を迅速に学生に伝えることを目的として, の実施 ブログやfacebookのコミュニティを通して,学生との討議や質問対応を実施し 現在 ている。 2. 作成した教科書,教材 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 1) 教員への道は「ポップ作り」から 2014年6月27 教職課程科目「教育原理」で図書館職員と協力して実践したポップ作りに 関して,加藤舞(本学図書館職員)と共同で,日本カトリック大学連盟図書館 日 協議会で発表した。 教職課程科目「教職実践演習」での実践報告を北海道私立大学教職課程 2) 普通の街・石狩市での地域資源を活 2014年7月6 用した教職実践演習 研究連絡協議会で報告した。 日 4. その他教育活動上特記すべき事項 1. 教育関係の講演会・ワークショップな 2011年~現 どの企画 在 藤女子大学において,以下のイベントに携わってきた。 「授業力向上ワークショップ:総合学習の指導案を作成」(2011年10月29日) 「新聞記者と考える北海道の教育とメディア」(2012年12月1日) 「石狩から発信するICT教育と21世紀型スキル」(2013年10月13日) 「未来を創る教員を目指すあなたへ」(2013年11月23日) 「北海道の子供たちの深刻な状況:隠れたカリキュラムと基礎学力問題」 (2014年3月15日) Ⅱ 研究活動 研究分野: 比較教育学 研究キーワード: 教育における社会的公正,教育格差 研究課題: 学校教育における「平等」とは何かを,研究課題として設定している。特に,今年度から遠隔地域と都市部,地方部にあ る学校間の教育活動の差異に関心を持ち,研究を進めている。 研究内容: オーストラリアと日本を事例としながら,遠隔地と都市部の学校教育の成果や機会の比較検討を行なっている。そして, 可能な限り,学校を訪問し,生徒や教員からフォーマル・インフォーマルな形で,現状に関する情報を提供してもらい,そ れを研究に役立てている。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 1. 科学研究費 基盤研究(B) 「アジアにおける学校改善と教師教育改革に関する国際比較研究」(研究分担者。研究代表者:小川佳万)2012年4月1日~2015 年3月31日(予定) 2. 科学研究費 基盤研究(C) 「オーストラリアにおける政権交代後の先住民教育政策の動向に関する実践的分析」(研究代表者)2010年4月1日~2013年3月 31日 81 著書・論文等の名称 (著 書) 1. 教育人間科学の探究 2. オーストラリアの教育改革:21世 紀型教育立国への挑戦 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 共 2011年1月 学文社 91-107頁 編著者:池田稔記念論集編集委員会 共 2011年4月 学文社 29-52頁 編著者:佐藤博志 3. 【新版】オーストラリア・ニュー 共 2013年12月 東信堂 ジーランドの教育:グローバル社 会を生き抜く力の育成に向けて 4. 藤女子大学人間生活学部公開 共 2014年7月 講座シリーズ[イッカヌンクル]第3 巻 フューチャースクール×地 域の絆@学びの場 (学術論文) 1. 『トレス・ニュース』における学校 教育の表象―モノとしての地域 メディア 担当頁及び編者・共著者名 43-58頁 編著者:青木麻衣子・佐藤博志 藤女子大学人間生活学部 監修者:伊井義人 共 2010年3月 研究談叢:比較教育風俗 151-167頁 第11号 青木麻衣子 2. モノ・コトとしての学校再考―トレ 共 2011年3月 ス海峡島嶼民にとって「異なる」 ものとしての学校 研究談叢:比較教育風俗 143-159頁 第12号 青木麻衣子 3. オーストラリア・木曜島に渡った 共 2012年3月 日本人の足跡を追う : 藤井富太 郎氏の生涯から考える 藤女子大学紀要 第49号 1-9頁 (第Ⅱ部) 青木麻衣子 4. オーストラリアにおける教員の資 単 2012年3月 質向上への取り組みに関する一 考察 : クイーンズランド州を事例 として 藤女子大学QOL研究所紀 57-66頁 要 第7巻第1号 5. 家庭科教育は,誰が担っている 単 2012年7月 のか? : 北海道の公立中学校に おける家庭科担当教員の配置 状況から 15-27頁 家庭科・家政教育研究 第7号 藤女子大学家庭科・家政 教育研究会 6. 社会的包摂を目的とした先住民 単 2012年12月 オセアニア教育研究 第 教育政策―これまでの政策との 18号 共通点と相違点― 7. オーストラリアにおける教員の資 共 2013年6月 質能力向上のための改革 : 全 国共通テストのクイーンズランド 州へのインパクト 19-32頁 北海道大学大学院教育学 83-98頁 研究紀要 第118号 青木麻衣子 8. 英連邦諸国の学校教育におけ 単 2013年12月 オセアニア教育研究 第 るダイバーシティ・マネジメント研 19号 究の意義と展望 1-10頁 9. 学校教育における公正性と卓越 共 2014年3月 性の両立 : オーストラリアの才能 教育の事例から 藤女子大学人間生活学部 1‐10頁 紀要 第51号 青木麻衣子 10. 北海道における家庭科教員のス 共 2014年7月 キルアップにむけた藤女子大学 の役割を探る―アンケート調査 の分析を通して― 3-10頁 家庭科・家政教育研究 飯村しのぶ 第9号 藤女子大学家庭科・家政 教育研究会 (その他) 1. オーストラリアにおける先住民教 単 2011年7月 育政策―社会的公正理念の変 容― 博士学位申請論文(東北 全218頁 大学大学院教育学研究 科) 2. 教育機関に対する消費者意識 単 2011年7月 の一側面―オーストラリアにおけ る出版業界の動向から― オセアニア教育研究 第 17号 オセアニア教育学会 39-44頁 3. 全国的なスタンダードを伴う AITSLの取り組み(現職教員の 資質能力向上への取り組み⑬ ―オーストラリア編― 週刊教育資料 No.1195 日本教育新聞社 22-23頁 単 2012年2月 82 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 4. 学校教員を対象とした多様な研 単 2012年2月 修―クイーンズランド州の事例よ り―(現職教員の資質能力向上 への取り組み⑭―オーストラリア 編― 週刊教育資料 No.1197 日本教育新聞社 5. 藤女子大学と厚田中学校との学 共 2012年3月 習支援連携 : 実施初年度の現 状,課題そして将来的展望 人間生活学研究 第19号 山村健史,反保遙,鈴木遙,浦川智帆,平鍋 藤女子大学人間生活学部 舞,岩崎遙,西川絵梨 人間生活学科 6. 比較教育学事典 東信堂 共 2012年6月 22-23頁 アボリジニの教育,先住民教育,マオリの教育を 担当 (執筆者全333名) 7. 社会的公正を重視した才能教 共 2012年11月 週刊教育資料 No.1231 育の展開(才能教育先進国の取 日本教育新聞社 り組み(9)オーストラリア編(上)) 22-23頁 8. 生徒の多様性に配慮した才能 教育(才能教育先進国の取り組 み(10)オーストラリア編(下)) 共 2012年12月 週刊教育資料 No.1233 日本教育新聞社 22-23頁 9. 遠隔地小規模校での学習支援 連携の定着への課題 共 2013年3月 藤女子大学QOL研究所紀 77-90頁 要 第8巻第1号 中村伸次,他5名 10. 地域資源を活用した大学教育・ 共 2014年3月 研究を推進するための方策 : 藤 女子大学と石狩市の連携を事 例として 藤女子大学QOL研究所紀 67-74頁 要 第9巻第1号 橋本伸也 11. オーストラリア・ニュージーランド 共 2014年7月 比較国際教育学会について (特 集 世界の比較教育学会) 比較教育学研究 第49号 45-52頁 佐藤博志 Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 日本教育学会,オセアニア教育学会,日本比較教育学会,日本教育制度学会,オーストラリア学会,カナダ教育学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> 2011年6月~2014年7月 2012年12月~現在 2012年12月〜現在 <道内> 2012年4月~現在 2014年4月〜現在 2014年5月〜現在 (地域的連携・貢献) 2008年~現在 2013年〜現在 (国際的連携・貢献) 日本比較教育学会幹事 オセアニア教育学会理事(研究推進担当) オセアニア教育学会紀要編集委員 石狩市教育委委員会外部評価委員 石狩浜海浜植物保護センター運営委員 上士幌町生涯学習センタープロポーザル審査選定委員 石狩市教育委員会主催の小中学校における学習支援に関する学内調整役 石狩市プロジェクトM(エコミュージアム設立検討グループ)への参加 Ⅳ 学内運営活動 外国語教育研究センター員,人間生活学部公開講座委員会委員長,教養科目・共通科目再構築プロジェクト委員 V 学生支援に関する自己研鑽 83 所属 人間生活学部 人間生活学科 学位 家政学修士(お茶の水女子大学) 職名 教授 特記すべき 資格 氏名 飯 村 し の ぶ 大学院における研究指導担当資格 有 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 生活経営論,生活と経済,家族と社会,生活科学演習,中等家庭科教育法 <大学院> 生活環境学特講(家族と生活文化),生活環境学演習 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) 生活経済論における小テストの実施 2004年9月~ 毎回の授業で学んだ内容を振り返るための10分程度の小テストを実施して 2014年12月 いる。講義最終回にまとめて返却し,試験に向けての復習にも有効利用でき る。毎講義時の知識の積み重ねができる点でも授業評価されている。 2) 大学カリキュラムの総合化に向けた 演習の実施(7) 2010年4月~ 本学科4年生を対象とした「テーマ研究A」において,これまで学科カリキュ ラムで学んできた知識の総合化を図ることを目的とする演習を実践した。テー 7月 マは,①衣食住生活の安全と消費者の安全を求める権利,②家政教育と高 齢者福祉,③まちづくりと環境問題─である。(担当:飯村,田中,岡崎,小松) 3) 大学カリキュラムの総合化に向けた 演習の実施(8) 2011年4月~ 本学科4年生を対象とした「テーマ研究A」において,これまで学んできた知 7月 識の総合化を図ることが目的。生活科学分野担当者4人によるT.T.で講義と グループワークを取入れた。テーマは,①現代家族の情景,②家政教育と高 齢者福祉,③衣食住生活の安全と消費者の権利─である。(担当:飯村,田 中,岡崎,小松) 4) 大学カリキュラムの総合化に向けた 演習の実施(9) 2012年4月~ 4年生を対象とした「テーマ研究A」において,これまで学んできた知識の総 7月 合化を図ることを目的とした演習。生活科学分野担当教員3人によるT.T.で 実施しており,教員間の授業内容を相互に検証することで,FDの役割も果た している。テーマは,①現代家族の情景,②家政教育と高齢者福祉,③衣食 住生活の安全と消費者の権利─である。(担当:飯村,田中,岡崎) 5) 大学カリキュラムの総合化に向けた 演習の実施(10) 2013年4月~ 4年生を対象とした「テーマ研究A」において,これまで学んできた知識の総 合化を図ることを目的とした演習。生活科学分野担当教員3人によるT.T.で 7月 実施しており,教員間の授業内容を相互に検証することで,FDの役割も果た している。テーマは,①生活の安全と消費者の権利・義務,②生活科学と高 齢者福祉の結び付け,③「家族ゲーム」を見てみよう,④未来の生活スタイル を提案しようーである。(担当:飯村,田中,岡崎) 6) 大学カリキュラムの総合化に向けた 演習の実施(11) 2014年4月~ 4年生を対象とした「テーマ研究A」において,これまで学んできた知識の総 合化を図ることを目的とした演習。生活科学分野担当教員3人によるT.T.で 7月 実施しており,教員間の授業内容を相互に検証することで,FDの役割も果た している。テーマは,①生活科学と高齢者福祉の結びつけ,②消費者の生 活の安全と安心,③循環型社会と生活設計「2030年未来の暮らしを考える」 である。(担当:田中,飯村,岡崎) 2. 作成した教科書,教材 1) 高等学校「家庭基礎」で学ぶ高齢者 2013年7月 福祉―指導案「梅子おばあさんの QOLを考える― 2) 「消費生活」の学習―消費者の権利 2014年7月 と責任を中心に― 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 1) 第14回藤女子大学家庭科教育研修 2012年7月 講座にて講師 2) 第15回藤女子大学家庭科教育研修 2013年7月 講座にて講師 3) 藤女子大学教員免許更新講習にお 2013年8月 ける選択領域・家庭科を担当 2008年に藤女子大学家庭科・家政教育研究会が作成した指導案「介護保 険制度と高齢者のQOLの向上」を高等学校「家庭基礎」の教材として新学習 指導要領に合わせて加筆・修正した。(担当:藤女子大学家庭科・家政教育 研究会) 2013年に開催された第15回藤女子大学家庭科教育研修講座において”振 り返りレッスンPart2”としておこなった講義内容を教材として,高等学校家庭 科の学習指導案を示した。藤女子大学家庭科・家政教育研究会:家庭科・家 政教育研究第9号,45-55頁。 振返りレッスンpart1―「家族」の学習―の講師を担当。 振返りレッスンpart2―「消費生活」の学習―の講師を担当。 「『家族』内容をどのように指導するか」として,6時間の講習を担当した。 4. その他教育活動上特記すべき事項 1) 藤女子大学家庭科・家政教育研究 2006年~現 藤女子大学家庭科・家政教育研究会の代表として,機関誌の刊行(毎年7 会の機関誌を発行 月)に創刊号から携わっている。 在 84 Ⅱ 研究活動 研究分野: 生活経営・生活構造 研究キーワード: 家族,生活構造,家計,消費者 研究課題: ①戦後の北海道における生活構造の再編成過程 ②家庭科における「家族」・「消費者問題」学習の内容研究 研究内容: ①第二次大戦直後における北海道の家計構造を把握するための各種資料を発掘し,当時の北海道民の家計支出の特 徴をエンゲル法則の逆転現象として捉えた。 ②高等学校家庭科教育を対象に,「家族」領域の学習を社会構造とのつながりのなかで捉えた授業方法を提案している。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 (著 書) (学術論文) 1. 終戦直後の北海道における家 単 2011年3月 計支出構造とエンゲル法則の逆 転 2. 高等学校家庭科における「家 族」の授業設計―映画「家族 ゲーム」の食事場面を教材にし て― 単 2013年3月 3. 北海道における家庭科教員のス 共 2014年7月 キルアップにむけた藤女子大学 の役割を探る―アンケート調査 の分析を通して― (その他) 1. 高等学校家庭科「介護保険制 共 2010年7月 度と高齢者のQOL」の授業実践 における授業評価 藤女子大学紀要 第48号 1-6頁 (第Ⅱ部) 藤女子大学人間生活学部 1-9頁 紀要 第50号 家庭科・家政教育研究 3-10頁 第9号 伊井義人,飯村しのぶ 藤女子大学家庭科・家政 教育研究会 日本家庭科教育学会(京 ◎水上香苗,楠木伊津美,岡崎由佳子,田中宏 都市) 実,飯村しのぶ,高橋カツ子,坪田由香子 Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 日本家政学会,日本生活学会,生活経済学会,日本家庭科教育学会,北海道家庭科教育学会,教科教育学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> <道内> (地域的連携・貢献) (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 大学院人間生活学研究科長,大学戦略会議構成員 V 学生支援に関する自己研鑽 2014年2月26日 ハラスメント研修会「ともにアカハラを考えよう」参加(藤女子大学) 85 所属 人間生活学部 人間生活学科 職名 教授 特記すべき 資格 学位 経済学修士(名古屋大学) 氏名 内 田 大学院における研究指導担当資格 博 有 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 生活の探求,女性と労働,生活と法律,社会保障論,スタディスキルズ,キャリアデザイン <大学院> 人間生活学特講(生活と思想),生活福祉学特講(経済と福祉),生活福祉学演習 教育実践上の主な業績 概 年月日 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) インターネットを利用した教育 2000年4月~ メール,グループウェア,WEBページを利用して,文献検索から論文指導 現在 に至るシステムを作り,卒業研究演習と卒業研究指導に利用している。 2. 作成した教科書,教材 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 1) FD関連学会等への参加 2010年9月 初年次教育学会 Ⅱ 研究活動 マルクス主義,ドイツ,オランダ,資本主義,キリ スト教社会運動 研究課題: マルクス以後のマルクス主義,キリスト教社会運動,生活過程の商品化,資本主義と暴力,オランダの共生社会 研究分野: 社会思想史,社会経済学 研究キーワード: 研究内容: 今年度は進展なし 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 (著 書) (学術論文) 1. 生活科学と導入教育 単 2011年7月 (その他) 1. 科研費報告書「デユーリングとマ 共 2010年3月 ルクス」 2. 書評 倉田稔著『ルードルフ・ヒ ルファディング研究』(成文社, 2011年) 単 2012年3月 家庭科・家政教育研究 31-37頁 第6号 藤女子大学家庭科・家政 教育研究会 科研費報告書「マルクス抜 61-71頁 粋ノートの編集とその活用 による『資本論』形成史研 究の新段階の開拓」(基盤 研究 B 19330042) 人間生活学研究 第19号 79-84頁 藤女子大学人間生活学部 人間生活学科 3. 北ドイツにおける宗教改革とカト 単 2013年10月 シンポジウム:北海道から リック 見るキリスト教文化と建築 (藤女子大学) 86 担当頁及び編者・共著者名 Ⅲ 社会連携・社会貢献 社会思想史学会,経済学史学会,経済理論学会,情報処理学会(人文科学とコンピュータ研究会),経済教育学会,マルサ ス学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> 所属学会 <道内> 2008年6月~現在 2008年7月~現在 (地域的連携・貢献) 石狩市国民健康保険運営協議会会長 北海道国民健康保険審査会会長職務代行 (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 人間生活学科主任,教養科目・共通科目再構築プロジェクト委員,自己点検・評価企画調整室室員 V 学生支援に関する自己研鑽 87 所属 学位 人間生活学部 人間生活学科 M.A.(philosophy) (Franciscan University of Steubenville) 職名 教授 特記すべき 資格 氏名 木 村 晶 大学院における研究指導担当資格 子 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 女性論,地域と女性,地域環境演習 <大学院> 人間生活学特講(人間と宗教,生活と思想) 教育実践上の主な業績 年月日 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) ビデオ教材の有効利用 毎回の授業 概 要 最新の世界情勢を学生に伝えるためBS放送やDVD教材等を活用してい る。歴史や社会情勢がどのように変化しているかを説明するのに役立つもの を授業に多く取り入れている。 2) 各種ソフトの活用 毎回の授業 演習の中で,他4人の教員とともに,パワーポイントを使ったプレゼンテー ションや動画の活用方法などをパソコン教室で,学生に指導している。また, プレゼンテーションに必要な素材作りも各種のソフトを使用して作成する方法 を学習し,学生とともにより高度な方法を取得しようと努力している。少人数と いうこともあり,成果は上がっている。また,卒業研究の発表会でもプレゼン テーションの方法を活用している。 3) 学生のニーズに応える授業 毎回の授業 近年の学生はコミュニケーションに不安を持った学生が多いので,このよう な要望に応えることを意識した内容を取り入れている。また,就職時の面接の 仕方など一般常識を身につけることをねらいとしたゼミを行い,学生の不安を 取り除き,積極的に自己アピールできる表現方法などの手助けをしている。 4) 奉仕の精神を養う活動 ・学内の宗教行事等において 2007年4月~ 授業以外にも世界の貧しい国の状況を勉強する機会を設け,専門家を招 いて研究会を開いたり,支援事業に対するボランティア活動をしたり,バザー 現在 収益を送ったりする活動を学生とともに行っている。また,クリスマス行事に参 加することによって奉仕の意味を理解するよう努めている。このような活動を 通して学生の意識を向上させることができ,卒業後も実際にボランティア事業 に参与し仕事としている者も出ている。 ・海外の福祉状況の視察 2008年8月~ 特にフィリピンの福祉活動を視察し,日本の状況との相違を学生に明らか 現在 にして貧困の問題や家族の問題を考えさせるようにしている。今後は学生が 自らフィリピンの問題に関心をもって,体験学習することをも計画している。 ・国際交流の推進 2009年8月~ アジア・オセアニア地域のカトリック大学連盟に加入し,2009年から学生も 引率することとなった。それに伴って,学生がカトリックに関する知識を深め, 現在 英語力もアップするための特別授業を行っている。 2. 作成した教科書,教材 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 石狩翔陽高校において,「福祉概論」の授業の一環として講義を継続して 1) 石狩翔陽高校(高大連携授業)講師 2005年~現 いる。内容は,「偏見や差別はなぜ起こるのか」をテーマとし,ユダヤ人や黒 在 人の差別問題をはじめとして,日本国内やそれぞれの身近な場で起きている 差別を意識することによって,自分の問題として考えるように促している。 2013年11月 2) 北海道カトリック高等学校 生徒研修会講師 2012年までと同様に,「福祉概論」の授業の中で,差別問題や格差につい て話した。今年は,ジェンダー格差の問題も取り上げ,女性であるがゆえの差 別や,日本でもまだ存在する男女格差について話した。 2011年11月 北海道内のカトリック高校が主催している研修会において,紛争の原因を 25日~26日 考えてもらった。現在起きている紛争地域について説明し,ほとんどが貧困と 関係があることを認識して,カトリック高の生徒としてできることを話し合っても らい,今後の活動の目標をそれぞれの学校ごとに発表してもらった。。 3) ハラスメント研修会講師 天使大学に 2012年5月 て(教職員向け) 9日 ハラスメント委員の立場から,大学キャンパス内で教職員の間で起こりがち なハラスメントについて説明した。同じ教員ということで,多くの方々に留意点 を理解していただけた。 教員に向けての話の内容を受けて,学生に対するハラスメントに関する留 4) キャンパスハラスメント防止について 2012年10月 の講演 天使大学にて(学生向け) 23日 意点を伝えた。ハラスメントが起きないためには,教職員と学生とともに相互 に信頼し合うことの大切さと,ひとりひとりの人間を尊重する心が大切であるこ とを強調した。 88 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 5) キャンパスハラスメント防止について 2013年10月 新入生に向けて,「ハラスメント」とは何か,教職員と学生とのあいだで起こり の講演 天使大学にて(学生向け) 15日 がちなハラスメントとは何かについて具体的に説明した。そして,ハラスメント が起きないためには,教職員も学生もともに相互に信頼し合うことの大切さ と,ひとりひとりの人間を尊重する心が大切であることを強調した。 新入生と大学院生に向けて,「ハラスメント」について,さらにその具体的な 6) キャンパスハラスメント防止について 2014年10月 の講演 天使大学にて(学生向け) 14日 内容とキャンパスにおいて起こりがちなハラスメントについて説明した。そし て,ハラスメントを防止する具体策,および普段の心がけ,特に教員の側の注 意事項を提示した。 Ⅱ 研究活動 研究分野: 宗教哲学,キリスト教霊性 研究キーワード: アシジのクララ,ドイツにおけるカトリックとプロテ スタントの間の抗争 研究課題: ①アシジのクララの思想に関する研究 ②自然法についての再考察 ③ドイツにおけるカトリックとプロテスタントの間の抗争 研究内容: ①昨年発表した,「アシジのクララの思想」をさらに発展させ,さらに最新の資料をもとに,近年の女性論との接点から研究 を進めてゆきたい。中世の女性ではあるが,女性の思想家として現代に新たな視野を投げかけるクララに注目し,彼女の 神学的洞察をより明確に表してゆきたい。 ②自然法ということばは,科学が発達した今日においては,受動的にしか受けとられない。自然法は,自由な人間の尊厳 と相いれない,他律の形態をもたらし,歴史的・文化的状況により条件づけられたものと理解されがちである。しかし,自然 法の具体的な適用に関する歴史的背景を考慮に入れ,道徳的生活の人格的・実存的な側面をもっとよく理解するなら ば,自然法の普遍的倫理観を再構築できるであろう。 ③ドイツに半年間滞在した経験を基に,ドイツにおける諸侯たちの宗教対立とそれに端を発する戦争を検証したい。特 に,30年戦争における複雑な対立関係を整理し,その後ドイツ内部がどのような変化を辿っていったのか,また宗教と領 土との関係はどのようになっていったのかを詳しく調べたい。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 (著 書) (学術論文) 1. クララにおける受肉の思想 単 2013年7月 藤女子大学キリスト教文化 69-88頁 研究所紀要 第14号 (その他) Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 日本宗教学会,日本基督教学会,中世哲学会,日本カトリック神学会,北海道哲学会,北海道基督教学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> <道内> (地域的連携・貢献) (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 カトリックセンター員,キリスト教文化研究所所員,学校法人藤学園理事 V 学生支援に関する自己研鑽 2014年2月26日 ハラスメント研修会「ともにアカハラを考えよう」参加(藤女子大学) 89 所属 人間生活学部 人間生活学科 職名 教授 特記すべき 資格 学位 文学修士(上智大学) 氏名 橋 本 伸 大学院における研究指導担当資格 也 有 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 社会福祉論,ボランティア活動,日常生活活動,加齢と障害,保健医療福祉論,ソーシャルワー ク実習 <大学院> 生活福祉学特講(障害と福祉,医療と福祉,地域福祉),生活福祉学演習 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) 講義における映像教材の活用 2004年4月~ 担当の福祉系科目について,講義テーマに対応する映像教材を収集編集 現在 し,障害像やニーズ,アプローチなどの理解を図っている。 2. 作成した教科書,教材 1) 教材の作成 2006年4月~ 担当の福祉系科目について,取得を目指す資格の種別と実施回数に合わ せた講義資料を作成して配付活用している。 現在 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 1) 福祉の現場実習に対する訪問指導 2004年4月~ 各種施設で現場実習中の学生に対して週1回の頻度で訪問指導を行い, 実習計画の進度や到達度に応じた臨地学習の充実を図っている。 現在 Ⅱ 研究活動 研究分野: 社会福祉学,リハビリテーション科学 研究キーワード: 地域福祉,福祉用具・支援機器 研究課題: ①障害者の移動に関する支援拡充のためのおでかけボランティア整備事業 ②重症難病患者の安心・快適で防災機能を備えたマット・ベッドの開発研究 ③高齢者・障害者のための感覚刺激フィードバックによる自立支援システムの試験研究 研究内容: ①(平成26年度年賀寄附金配分事業) 障害(児)者の移動に関し,インフォーマルな地域の生活基盤の形成を目ざして,「おでかけボランティア」(ホップ障害 者地域生活支援センターが平成22年から継続中の事業)に携わるボランティアの養成講座の開催と,利用者とボランティ アをつなぐサポートブックの活用による実践啓発のためのプログラムを開発する。ボランティアによる障害(児)者の移動支 援の社会資源化プログラムやシステム化の要件を検討する。 ②コミュニケーションが著しく困難になったALS等の重症難病患者のためのポジショニングに対応して支持形状が変化す るマット・ベッドを試作・開発する。機能として,気道の確保や肺機能の低下予防,褥瘡防止を具備し,仕様として,排泄等 の衛生を確保でき,かつ,人工呼吸器や痰吸引装置を内蔵して各種災害への対応機能をもつマット・ベッドの新規デザイ ンを行う。試作に向けて,難病支援団体・医療機関・研究機関・機器会社が分担してデザイン・機能・仕様を調査検討す る。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 著書・論文等の名称 (著 書) 1. 地域理学療法学(第3版) (学術論文) 1. 小規模多機能居宅介護事業所 の意義と課題-北海道内事業 所のアンケート調査結果から 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 共 2012年1月 医学書院 70-81頁「第3章第1節」 牧田光代編,共著者:渡邊好孝,橋本伸也,他 ◎橋本伸也 共 2011年3月 北海道地域福祉研究 第 59-71頁 14巻 ◎笹田翔吾,若狹重克,橋本伸也 北海道地域福祉学会 2. 「生活の継続性」をふまえた介護 共 2012年3月 保険事業の展開(査読付) 北海道地域福祉研究 第 53-63頁 15巻 ◎浅野葉子,橋本伸也 北海道地域福祉学会 3. ライフスタイルと自覚的疲労が身 共 2012年3月 体組成へ及ぼす影響(査読付) 藤女子大学QOL研究所紀 45-56頁 要 第7巻第1号 ◎浅野葉子,阿部絵里奈,木村めぐみ,石郷岡 彰,武田秀勝,橋本伸也 4. 介護老人保健施設の入退所状 共 2012年3月 況と地域における役割(査読付) 藤女子大学QOL研究所紀 77-85頁 要 第7巻第1号 ◎浅野葉子,橋本伸也 90 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 5. 介護予防事業における音楽活 動―音楽療法へのアプローチ 共 2012年3月 北星学園大学社会福祉学 21-35頁 部北星論集 第49号 ◎武田秀勝,澤田悦子,角田和彦,福田道代, 新川貴紀,橋本伸也 6. 介護老人福祉施設入所者家族 の認識の変化と支援のあり方 共 2012年3月 北海道地域福祉研究 第 63-74頁 16巻 ◎浅野葉子,橋本伸也,小原穣 北海道地域福祉学会 7. 過疎地域における地域包括ケア 共 2013年3月 の実態と課題 2012北海道の福祉 北海道社会福祉協議会 8. 若年女性の運動習慣が基礎代 謝および体組成に及ぼす影響 共 2013年3月 北星学園大学社会福祉学 173-180頁 部北星論集 第50号 ◎武田秀勝,渡邊綾,角田和彦,星野宏司, 佐々木敏,浅野葉子,橋本伸也 9. 片脚立位移行時の重心動揺変 化について(査読付) 共 2014年3月 藤女子大学QOL研究所紀 45-52頁 要 第9巻第1号 ◎梅本かほり,橋本伸也 共 2010年3月 (社)シルバーサービス振 1-133頁 興会 ◎橋本伸也,市川洌,岩上幸弘,他 (その他) 1. 福祉用具貸与サービスの質的 向上及びマネジメント手法に関 する調査研究事業報告書―平 成21年度厚生労働省保健事業 推進費等補助金事業 2. 地域における介護保険事業者 共 2011年6月 間の連携のあり方について-生 活の継続性の視点から 25-99頁 林恭裕,大内高雄,橋本伸也,林芳治,忍博次 第45回日本作業療法士学 ◎浅野葉子,村田和香,橋本伸也 会(さいたま市) 3. 介護老人保健施設利用者の利 用経路と転帰の実状について 共 2011年10月 第42回北海道作業療法学 ◎浅野葉子,橋本伸也 会(札幌市) 4. 障害者の移動における支援拡 充の為のニーズ調査事業報告 書―2011年度年賀寄附金配分 事業 共 2012年3月 特定非営利活動法人ホッ 1-17頁 プ障害者地域生活支援セ ◎橋本伸也,中岡良司,竹田保,他 ンター 5. 地域を支えるインフォーマル 共 2012年3月 サービスの可能性についての調 査研究事業報告書―2011年度 日本財団助成事業 特定非営利活動法人ホッ 1-31頁 プ障害者地域生活支援セ ◎橋本伸也,中岡良司,竹田保,他 ンター 6. 座談会 北海道障がい者条例 の意義と課題 共 2012年9月 北海道自治研究第524号 2-20頁 梅井治雄,佐々木周子,橋本伸也,我妻武,佐 藤克廣 7. 移送サービスのニーズと課題 単 2012年9月 2012年度北海道地域福祉 学会全道研究大会(当別 町) 8. 介護保険サービス事業の経営 実務─追録第74-78号 共 2012年10月 第一法規 9. 障害者の移動における支援拡 充の為の先駆的取り組み事例 調査事業報告書―2012年度年 賀寄付金配分事業 共 2013年4月 特定非営利活動法人ホッ 1-28頁 プ障害者地域生活支援セ ◎橋本伸也,中岡良司,竹田保,他 ンター 10. 福祉用具(自助具)の紹介と適 用 単 2013年7月 家庭科・家政教育研究 31-35頁 第8号 藤女子大学家庭科・家政 教育研究会 11. 介護保険サービス事業の経営 実務─追録第83-86号 共 2014年6月 第一法規 1801-1806頁,1821-1826頁,2401-2408頁, 2421-2424頁 介護サービス事業研究会編 1803-1804頁,1825-1828頁 介護サービス事業研究会編 12. 高齢者をめぐる支援・介護と住ま 単 2014年7月 いの動向 41-44頁 家庭科・家政教育研究 第9号 藤女子大学家庭科・家政 教育研究会 13. 介護保険サービス事業の経営 実務─追録第87号 第一法規 共 2014年9月 91 1827-1831頁 介護サービス事業研究会編 Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 日本社会福祉学会,日本地域福祉学会,日本リハビリテーション医学会,日本介護経営学会,日本公衆衛生学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> 1987年~現在 2005年~現在 <道内> 2004年~現在 2005年~現在 2006年~現在 2006年~現在 2008年~現在 2011年~現在 2011年~現在 2012年~現在 2012年~現在 2012年~現在 2014年~現在 (地域的連携・貢献) (国際的連携・貢献) 2013年~現在 日本地域福祉学会地方部会委員 日本介護経営学会理事 石狩市介護保険事業計画等作成委員会委員(委員長) 石狩市地域包括支援センター運営協議会委員(会長) 石狩市障害者総合支援認定審査会委員 北海道介護給付費等不服審査会委員(会長) 札幌市地域リハビリテーション推進協議会委員(会長) 北海道障がい者が暮らしやすい地域づくり推進本部本部員(兼調査部会委員) 北海道障がい者施策推進審議会委員 北海道障害児通所給付等不服審査会委員(会長) 北海道社会福祉施設整備選定に関する有識者会議委員 北海道障がい者就労支援センター運営委員会委員(副委員長) 千歳市地域包括支援センター運営協議会委員(会長) (独)国際協力機構 地域別研修「アフリカ地域 地域保健担当官のための保健行政コース」に 係る講義(受託:旭川医科大学) Ⅳ 学内運営活動 人間生活学専攻主任,QOL研究所研究員 V 学生支援に関する自己研鑽 92 所属 人間生活学部 人間生活学科 修士(社会福祉学)(北星学園 学位 大学) 職名 教授 特記すべき 社会福祉士 資格 氏名 若 狹 重 大学院における研究指導担当資格 克 有 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> ソーシャルワーク論,ソーシャルワーク演習,ソーシャルワーク実習 <大学院> 生活福祉学特講(障害と福祉,医療と福祉),生活福祉学演習 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) 講義におけるビデオ教材の活用 2006年4月~ 講義においては単元のテーマに関連する内容のビデオ視聴をおこない, 現在 いっそうの理解を促している。 演習では,ソーシャルワークスキルに関するビデオ視聴をおこない,ロール プレイ等の学習に役立てている。 2) 社会福祉演習における実践現場の 2006年4月~ 学生の要望や演習の内容に照らして保健・医療・福祉の実践現場を選び 視察を実施している。その中で,特にソーシャルワーカーの業務に焦点を当 視察(準備として視察先の情報収 現在 て,現任のワーカーからの講義およびヒアリング等を位置づけている。 集,ヒアリング内容の整理,報告書の 作成) 2. 作成した教科書,教材 1) 各講義におけるレジュメ及び教材の 2006年4月~ テキストの他に毎回講義内容の要点を整理したレジュメを配布している。こ 研究開発 れは,学生が学習ノートを作成する際の基本的情報になるとともに,各自が 現在 講義内容を振り返る教材としての位置づけをしている。 2) 社会福祉援助技術現場実習報告集 2010年1月 Vol.7 2009年度の社会福祉援助技術現場実習の「実習報告書」について,学生 に編集作業の指導を行い作成した。 3) 現代社会と福祉(第2版) (久美出版) 2011年3月 現代社会における福祉制度の意義や理念,福祉の原理をめぐる理論と哲 学,福祉政策におけるニーズと資源等について整理している本書において, 「資源の概念」を分担執筆した。 川村匡由他編著,若狹重克他12名 4) 社会保障(第2版) (久美出版) 2011年3月 現代社会における社会保障制度の課題,社会保障の概念や対象及びそ の理念,社会保障の体系と概要等について整理している本書において,「年 金保険制度の概要」を分担執筆した。 川村匡由編著,若狹重克他12名 北海道ブロック社会福祉実習研究協議会(社団法人日本社会福祉士養成 校協会北海道ブロック,社団法人日本社会福祉教育学校連盟北海道ブロッ ク)の実習前教育システムワーキンググループのメンバーとして,OSCE及び CBT用の実習コンピテンスの検討を行い,アセスメントシート及び問題修を作 成した。 5) 社会福祉実習「実習コンピテンス・ア 2011年3月 セスメント」及び「知識試験問題集」の 作成 6) 現代の社会福祉 (中央法規) 2012年4月 本書は,現代社会における社会福祉のありかたを模索している。そのなか で,「現代社会の変化と社会福祉」を分担執筆し,わが国の少子高齢社会の 現状,現代家族の動向及び現代の社会的不平等について示すとともに,そ れらへの社会福祉課題述べた。 鈴木幸雄編著,若狹重克他12名 7) 現代社会と福祉(第3版) (久美出版) 2013年3月 現代社会における福祉制度の意義や理念,福祉の原理をめぐる理論と哲 学,福祉政策におけるニーズと資源等について整理している本書において, 「資源の概念」を分担執筆した。 川村匡由他編著,若狹重克他12名 8) 社会保障(第3版) (久美出版) 2014年3月 現代社会における社会保障制度の課題,社会保障の概念や対象及びそ の理念,社会保障の体系と概要等について整理している本書において,「年 金保険制度の概要」を分担執筆した。 川村匡由編著,若狹重克他12名 9) 現代社会と福祉(第4版) (久美出版) 2014年3月 現代社会における福祉制度の意義や理念,福祉の原理をめぐる理論と哲 学,福祉政策におけるニーズと資源等について整理している本書において, 「資源の概念」を分担執筆した。 川村匡由他編著,若狹重克他12名 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 1) 社会福祉分野における現場実習 2006年4月~ 学生の実習期間に週1回の頻度で実習先を訪問し,学生の個別実習課題 の進捗状況の確認や実習内容に関する指導を行っている。また,実習先の (ソーシャルワーク実習Ⅰ・Ⅱ)にお 現在 指導者との学生の指導に関する調整等を行っている。 ける実習先への訪問による指導の実 施 2) 北見藤女子高等学校(高大連携)講 2010年8月 師 ヴェリタス教室(学校適応指導教室)を開設している当該校の教職員研修 会において,「スクールソーシャルワークに期待されること―その機能と役割」 をテーマに講義を行った。 93 Ⅱ 研究活動 研究分野: 社会福祉学 研究キーワード: 地域ケア,ケアマネジメント,支援システム 研究課題: ①地域包括支援センターの機能強化 ②高齢者の地域ケアと支援システム ③地域におけるケアマネジメントシステム構築に関する研究 ④地域における高齢者に対する権利擁護実践のあり方 研究内容: ①「地域包括ケア研究会」が指摘する「2025年の高齢者介護」に向けての地域包括支援センター機能強化のの視点を整 理するとともに,北海道の自治体における実践例を検討しネットワーク構築や保険者機能のありかた及び支援システム構 築の観点からのい実践課題を示した。 ②高齢者の地域生活支援をめぐって,地域におけるアウトリーチの手法確立,地域アセスメントの実施,ネットワーキング の在り方について検討し,地域包括支援センターの地域における総合的なマネジメント機関としての方向性を示した。 ③地域包括支援センターによる地域ネットワークについて,「ニーズ発見機能」「相談連結機能」「支援機能」「予防機能」 の観点から検討し,ヒアリング調査の結果,「予防機能」の側面でのネットワーク構築が不十分であることを示した。また,今 後期待されるネットワーク構築の手法が「住民参加のまちづくり方式」であることを示した。 ④北海道内の地域包括支援センター対象として権利擁護業務に関する調査を行った。その結果について,「支援を必要 とする高齢者の実態把握」「権利擁護に係るネットワークと社会資源」「判断能力を欠く常況にある高齢者への援助」「市町 村との連携」「地域包括支援センターによる権利擁護業務」の視点から考察し,課題を提示した。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 著書・論文等の名称 (著 書) 1. 現代社会と福祉(第2版) (再掲) 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 共 2011年3月 久美出版 114-123頁「資源の概念」 川村匡由他編著 若狹重克他12名 2. 社会保障(第2版) (再掲) 共 2011年3月 久美出版 146-153頁「年金保険制度の概要」 川村匡由他編著 若狹重克他12名 3. 現代の社会福祉 (再掲) 共 2012年4月 中央法規 1-16頁「現代社会の変化と社会福祉」 鈴木幸雄編著 若狹重克他12名 4. 現代社会と福祉(第3版) (再掲) 共 2013年3月 久美出版 114-123頁「資源の概念」 川村匡由他編著 若狹重克他12名 5. 社会保障(第3版) (再掲) 共 2014年3月 久美出版 148-157頁「年金保険制度の概要」 川村匡由他編著 若狹重克他12名 6. 現代社会と福祉(第4版) (再掲) 共 2014年3月 久美出版 114-123頁「資源の概念」 川村匡由他編著 若狹重克他12名 (学術論文) 1. 地域ケアにおけるネットワーク構 単 2011年3月 築―地域包括支援センターの 調査から―(査読付) 2. 小規模多機能居宅介護事業所 の意義と課題―北海道内事業 所のアンケート調査結果から― (査読付) 藤女子大学QOL研究所紀 81-89頁 要 第6巻第1号 共 2011年3月 北海道地域福祉研究 第 14巻 北海道地域福祉学会 共 2010年8月 北海道地域包括・在宅介 ◎若狹重克,石崎剛,東啓二,平田麻紀子 護支援センター協議会・機 能強化委員会 2. 地域包括支援センターの機能 強化とこれからの展開 単 2011年3月 北海道地域福祉学会定例 研究会 3. 地域包括支援センターの権利 擁護に関する調査報告書 共 2014年3月 北海道地域包括・在宅介 ◎若狹重克,東啓二,浅野豊,高橋聡,齋藤しの 護支援センター協議会・機 ぶ,秋本妙 能強化委員会 (その他) 1. 地域包括支援センターの機能 強化に向けて~考察と提言~ 94 59-71頁 笹田翔吾,若狹重克,橋本伸也 Ⅲ 社会連携・社会貢献 日本社会福祉学会,日本地域福祉学会,日本ソーシャルワーク学会,日本介護福祉学会,日本ケアマネジメント学会,日 本老年社会科学会,北海道地域福祉学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> 所属学会 <道内> 2006年4月~現在 2007年4月~現在 2007年7月~現在 2008年8月~現在 2009年10月~現在 2010年11月~現在 2012年5月~現在 2013年~2014年3月 2013年9月~現在 (地域的連携・貢献) 2014年11月~現在 石狩市社会福祉審議会委員 北海道地域福祉生活支援センター契約締結審査会委員(北海道社会福祉協議会) 福祉サービス第三者評価決定委員会委員長(北海道社会福祉協議会) スクールソーシャルワーカー活用事業エリア・スーパーバイザー(北海道教育委員会) 社会福祉法人ほくろう福祉協会理事 北海道介護予防・地域包括ケア市町村支援委員会委員(北海道保健福祉部) 地域包括支援センター職員等カリキュラム検討委員会(北海道保健福祉部) 北海道地域包括・在宅介護支援センター協議会機能強化委員会委員長 札幌市福祉のまちづくり推進会議委員(札幌市) 独居要支援者への配食・共食・調理支援事業推進委員会への参加 (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 評議会評議員,教養科目・共通科目再構築プロジェクト委員 V 学生支援に関する自己研鑽 95 所属 人間生活学部 人間生活学科 職名 教授 特記すべき 資格 学位 水産学博士(北海道大学) 乗 氏名 木 新 一 郎 大学院における研究指導担当資格 有 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 自然環境論,都市環境論,環境科学,環境と化学,地域環境演習 <大学院> 生活環境学特講(生活環境論),生活環境学演習 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) スライドなど視聴覚教材を活用した 2010年4月~ 講義はスライドと板書を併用して行っている。講義の資料はプリントして配 授業の展開 現在 布してしているが,ポイントとなる字句を「空欄」にして,学生に書きこませるよ うに工夫している。新聞記事なども活用している。解りやすいとの評価を得て いる。 2) DVDを活用した授業の展開 2011年4月~ 現在 講義内容を補助する為に必要に応じてDVDを活用している。 2. 作成した教科書,教材 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 Ⅱ 研究活動 研究分野: 総合系・環境学・環境解析学・環境動態解析 研究キーワード: 海洋環境放射能 研究課題: 科学的視点にたった地球環境の現状解析と問題点の整理 研究内容: 福島第一原発からの放射性物質の環境への拡散状況について観測結果を精査 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 (著 書) 1. 海底堆積物に残された記録― 共 2012年 石狩湾の海底泥の分析を通して (学術論文) 1. Anthropogenic Pb in settling pariculate matter in the Northwestern Pacific examined using stable isotopes of Pb(査 読付) (被引用数1) 担当頁及び編者・共著者名 藤女子大学人間生活学部 91-107頁 公開講座シリーズ[イッカヌ 阿部包監修 ンクル]第1巻 はまなす× いそこもりぐも@石狩浜 共 2010年 Journal of Oceanography 66巻 2. Sediment trap record of alkenones from the East Sea(Japan Sea)(査読付)(被引 用数1) 共 2011年 Organic Geochemistry 42 255-261頁 巻 ◎Kyung Eun Lee, Boo-Keun Khim, Shigeyoshi Otosaka, Shinichiro Noriki. 3. Dissolved methane distribution in the South Pacific and the Southern Ocean in austral summer(査読付) 共 2011年 Journal of Geophysical Research-Oceans, 116,C07008 (その他) 96 117-132頁 ◎Daisuke Magaoka, Masahito Shigemitsu, Masao Minagawa, Shinichiro Noriki C07008(9頁) ◎Yoshida Osamu, Inoue Hisayuku Y, Watanabe Shuichi, Suzuki Koji, Noriki Shinichiro Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 日本分析化学会,日本海洋学会,日本地球化学会,日本環境化学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> <道内> 2010年~現在 2013年~現在 (地域的連携・貢献) 日本分析化学会北海道支部参与 石狩市環境審議会会長 (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 V 学生支援に関する自己研鑽 97 所属 学位 人間生活学部 人間生活学科 工学博士(東京大学), DPLG (Ecole des Beaux-Arts) 職名 教授 特記すべき 資格 氏名 三 宅 理 大学院における研究指導担当資格 一 有 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> スタディスキルズ,プレゼンテーション,世界の生活と文化,フィールドワーク,開発政策論,開発 援助論 <大学院> 人間生活学特講(人間生活学原論),人間生活学演習 教育実践上の主な業績 年月日 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) グループワークによるフィールド調査 2010年4月~ の実施(スタディスキルズ) 現在 概 要 花川キャンパスの潜在的資源の発掘を学生の眼を通して行う。 2) 海外研修の実施 2010年~現 在 3週間の地域環境と途上国支援に関するフィールドワーク。 2010年8月エチオピア・エジプト,2011年8月エチオピア・トルコ,2012年8月 エチオピア・中国 3) プレゼンテーション技法の教授 2011年4月~ 現在 4) フィールドワーク技法の教授 2011年4月~ 人間生活学科の「フィールドワーク入門」科目にて実施,石狩地域のフィー ルド演習。 現在 人間生活学科の「プレゼンテーション」科目にて実施。 5) 東日本大震災に対するボランティア 2011年4月~ 実践ならびに学生指導 現在 6) 大学院地域演習の教授 2012年6月~ 大学院人間生活学専攻の「人間生活学特講」科目にて石狩市厚田区を対 現在 象として海外提携校(サン・カルロス大学)と共同の,地域計画演習を実施 (プロジェクト型授業)。 7) 海外授業の教授 2012年9月~ 人間生活学科の「フィールドワークII」科目にてフィリピン・セブ市のサン・カ ルロス大学にて実施,セブ島の地域計画に関する演習。 現在 8) フィリピン激甚災害に対する救援復 興支援ボランティア指導 2013年10月 人間生活学科の学生,OGを中心として,中部フィリピンにおける地震台風 ~現在 被害に対する救援ならびに復興活動の指導。 2. 作成した教科書,教材 1) "Atsuta - Re-vison of Hokkaido" Flick Studio, 2013 (監修) 2013年12月 大学院人間生活学専攻の「人間生活学特講」科目での演習授業を下敷き として,北海道大学,サン・カルロス大学との共同研究成果の英文出版。大 学院生の発表原稿が重きを占める。 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 1) 大学祭における学生による発表 2010年10月 藤花祭におけるエチオピアのコーヒーセレモニー実演を通して,海外文化 の実践的解釈を示す。 ~現在 2) ホームページで教育実践を公表 2010年12月 ~現在 3) 公開シンポジウム「東日本大震災と 北海道」における学生ポスターセッ ションの指導と組織 2011年12月 4) 外国語による授業(講義ならびに演 習)の導入 2012年6月~ 海外提携校との共同授業の実施にともなう外国語(英語)での授業を導入, 現在 講義を英語で行うとともに,学生に英語でのプレゼンテーション法を指導。 5) 藤女子大学グローバル・ネットワー ク・セミナーの組織と指導 藤女子大学学生の海外活動に関するフォローアップと最終発表を提携校 2012年11月 2013年12月 の教員と共同で実施。公開発表会として,学生,教員,市民,公共団体,マス コミ等を対象とした。 札幌圏の大学と連携し,学生,教員,市民,公共団体,マスコミ等を対象と して,被災地支援に対する学生ボランティア活動を発表した。 6) ヴェネチ・ビエンナーレ,札幌ビエン 2014年6月~ ヴェネチア・ビエンナーレ,札幌ビエンナーレと連携し,石狩市厚田,ボ ナーレと連携した厚田とロボック(フィ 7月 ホール島ロボック,そしてヴェネチアの会場を繋ぐ,遠隔型アートイベントを企 リピン)の遠隔アートワークの制作 画実施。藤女子大学学生,地元小学生が参加してアートワークを制作し,イ ンターネットで相互に繋いで参加型アート・コミュニティを実現。 4. その他教育活動上特記すべき事項 98 Ⅱ 研究活動 研究分野: 建築史,遺産学,デザイン理論 歴史遺産の保存修復,開発途上国における歴 史的環境,異文化の邂逅,アート・マネージメント ②東アジア地域の都市形成に関する比較研究 ④キリスト教修道院の遺産学的研究ならびに保存修復 研究キーワード: 研究課題: ①北海道地域文化の比較研究 ③アフリカ紅海沿岸地域の地域計画 ⑤都市性/都市史をめぐる日欧共同研究 研究内容: ①北海道地域文化: ①-1 厚田地区(厚田・古潭)を対象として江戸期から20世紀に到る集落形成,生活実態等を,古 文書・絵画史料の読解,ヒヤリング,GIS解析等を通して実施。龍澤寺文書等を発掘する。(→日本建築学会にて発表, 2012年6月・8月,2013年6月・8月,日本建築学会論文報告集発表,2013年5月・12月) ①-2 北海道におけるキリスト教 文化の歴史に関する研究を藤女子大学主催国際シンポジウム「北海道からみるキリスト教文化と建築」 (2013年10月)に際 してコーディネーションならびに建築展覧会(「建築家マックス・ヒンデルとライン河流域の教会建築」)キュレーションを介し て示す。 ②東アジア地域研究: 韓国・中国と共同で,瀬戸内ならびに釜山周辺の朝鮮通信使遺産の研究を継続(→釜山朝鮮通 信使協議会にて発表,2012年10月),瀋陽の初期清朝遺産ならびに滿洲族遺産の研究(瀋陽建築大学との共同研究, 2013年8月に北京にてワークショップ,2014年8月に京都にてワークショップ)を継続。 ③アフリカ紅海沿岸地域の地域計画: ワークショップ型の手法を用いてエチオピア・ティグレ地方の歴史的集落研究(メケ レ大学との共同研究,2013年5月共同調査)の継続(→日本建築学会2012年8月,国際エチオピア学会2012年11月,メケ レ大学国際シンポジウム2013年8月にて発表),ゴンダール日本文化館の活用をめぐる文化施設マネージメントの研究 (2013年度に前ゴンダール市長ハブタム・ゲネト・テドラ氏を国際交流基金知的交流プログラムを介して藤女子大学に招 聘) ④キリスト教修道院研究: ルーマニアの正教修道院の比較研究(ルーマニア芸術アカデミーとの共同研究),エチオピア・ ティグレ地方アセラ・メティラ修道院の研究(メケレ大学との共同研究)の継続(→メケレ大学国際シンポジウム2012年3月な らびに日本建築学会2012年8月にて発表)。東方修道院の比較研究としてルーマニア・スチェヴィツァ修道院にエチオピア 人修復家ならびに修道女の派遣(2013年8月―10月)ならびに藤女子大学主催国際シンポジウム「北海道からみるキリスト 教文化と建築」(2013年10月) にルーマニア人専門家の招聘。エチオピア・グンダグンド修道院修復プログラムの開始 (2014年3月に現地ワークショップ開催) ⑤都市性をめぐる日欧比較研究: 国際日本研究センターにおいて都市の歴史性,表象性をめぐ日仏共同研究を継続, 日仏シンポジウム(京都)にて発表(2012年5月),近代産業遺産研究に関し,パリ国立工芸院との共同研究を実施,日仏陸 軍遺産に関して国際産業遺産学会(パリ)にて発表(2012年7月)。幕末から明治にかけてのフランス軍事顧問団の果たした 役割について,日仏都市会議2014(2013年3月開催,日仏工業技術会他主催、藤女子大学共催)にて新発田市白壁兵舎 の移築保存事業(2006年-2013年)を通した新たな知見として発表。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 (著 書) 1. パリのグランドデザイン―ルイ14 単 2010年3月 世が創った世界都市 担当頁及び編者・共著者名 中央公論新社 2. 秋葉原は今 単 2010年5月 芸術新聞社 3. サンゴバン―ガラステクノロジー が支えた建築のイノベーション 共 2010年8月 武田ランダムハウス 4. 限界デザイン 単 2011年11月 TOTO出版 5. 監訳 芸術の都パリ大図鑑 共 2012年7月 西村書店 著:ジャン・マリー・ペルーズ・ド・モンクロ 共訳:◎大野芳材,三宅京子,加藤耕一,田中 佳 6. A Study of Military Facility Planning from the viewpoint of Technological Transfer from France to Japan 共 2012月7月 Piccard in: Robert Carvais, André Guillerme, Valérie Nè gre, Joël Sakarovich ed. ‘Nuts & Bolts of Construction History’pp. 457-463 ◎Michiko Maejima 7. デザインで読み解くフランス文 化-クロニクル1950 単 2012年12月 六耀社 8. 巴黎的宏伟构想:路易十四所 开创的世界之都 単 2013年10月 清華大学出版社,北京 9. Atsuta- Re-vision of Hokkaido (再掲) 共 2013年12月 Flick Studio 10. デザインで読み解くフランス文 化-クロニクル1960 (学術論文) 1. “Перемещение и р едизайн деревян ных домов как ло кального ресурс а”, 単 2014年9月 六耀社 単 2010年5月 Проект байк ал 2010/23 99 ◎中島智幸,前島美知子 ◎Takeo Ozawa, Satoru Kaku(監修),著者多数 98-100頁 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 2. メケレにおける都市計画マス 共 2010年9月 タープランの変遷 その1 イタリ ア占領期のマスタープラン 日本建築学会学術講演集 403-404頁 F-1 ◎岡崎瑠美 3. メケレにおける都市計画マス タープランの変遷 その1 帝政 期の都市計画 日本建築学会学術講演集 405-406頁 F-1 ◎岡崎瑠美 共 2010年9月 4. Studies on the Living Condition 共 2011年3月 and the Housing Problem in Central Gondar, Ethiopia 藤女子大学紀要 第48号 23-33頁 (第Ⅱ部) ◎Rumi Okazaki, Moe Hirohara 5. 日韓共同遺産としての朝鮮通信 単 2011年3月 使遺産の保存活用 人間生活学研究 第18号 19-24頁 藤女子大学人間生活学部 人間生活学科 6. 札幌藤高等女学校創立期の寄 共 2011年6月 宿舎の設計プロセスに関する研 究-M.R.ヒンデルによる設計図 面について 日本建築学会北海道支部 495-498頁 研究報告集 (84) ◎松下瑛美 7. A Study on the Exploitation of Fishery and Fishermen’s Settlement in Hokkaido -1, Transformation of Kotan and Oshorkot in Edo Era 共 2011年8月 Tsinghua University 8. Urbanization ofTraditional Settlement in Mekele, Ethiopia 共 2011年8月 Proceedings of InterUniversity Seminar on Asian Megacities 9. A Study on the Relief System 共 2011年8月 for the Evacuees after the Earthquake and Tsunami off the Pacific Coast of Tohoku in 2011 (1), Set-up and Management of Evacuation facilities 10. A Study on the Relief System 共 2011年8月 for the Evacuees after the Earthquake and Tsunami off the Pacific Coast of Tohoku in 2011 (2), Installation of a Paper Tube Partition System for the Evacuation Facility 11. A Study on the Relief System 共 2011年8月 for the Evacuees after the Earthquake and Tsunami off the Pacific Coast of Tohoku in 2011 (3), Usage of Paper Tube Partition System bu Evacuees in Yamagata 12. A Study on the Relief System 共 2011年8月 for the Evacuees after the Earthquake and Tsunami off the Pacific Coast of Tohoku in 2011 (4), Relief Activity for Evacuees from remote Area and its Disturbing Factors from the view-point of Public-Volunteer Partnership 13. A Study on the Relief System 共 2011年8月 for the Evacuees after the Earthquake and Tsunami off the Pacific Coast of Tohoku in 2011 (5), Phase-based Classification of the Spatial Usage inside the Evacuation Site Tsinghua University Proceedings of InterUniversity Seminar on Asian Megacities Tsinghua University Proceedings of InterUniversity Seminar on Asian Megacities Tsinghua University Proceedings of InterUniversity Seminar on Asian Megacities Tsinghua University Proceedings of InterUniversity Seminar on Asian Megacities Tsinghua University Proceedings of InterUniversity Seminar on Asian Megacities singhua University Proceedings of InterUniversity Seminar on Asian Megacities 100 61-70頁 ◎Yuka Tonozaki, Akimi Matsushitab, Miho Yoshikawac, Akemi Nakayamad 135-143頁 ◎Nobihiro Shimizu, Rumi Okazaki, Hiroto Kobayashi 15-21頁 ◎Yoshinori Harano, Akimi Matsushita, Nahoko Wada 22-28頁 ◎Yasunori Harano, Nahoko Wada, Shigeru Ban 29-40頁 ◎Nahoko Wada, Yasunori Harano, Shigeru Ban 41-51頁 ◎Akimi Matsushita, Yui Ichioka, Akiko Kimura 52-60頁 ◎Minori Aoyama, Yasunori Harano, Nahoko Wada, Shigeru Ban, Yasushi Ikeda 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 14. 札幌藤高等女学校創立期の校 舎の設計と施工に関する研究 その1—M.R.ヒンデルによる基 本設計図面について— 共 2011年8月 日本建築学会学術講演梗 383-384頁 概集F−2 ◎松下瑛美 15. メケレ成立期における初期伝統 住居のタイポロジーに関する研 究(その1) エチオピア歴史地 区における基礎研究 その8 共 2011年8月 日本建築学会学術講演梗 ◎清水信宏,真野洋平,岡崎瑠美,樋口諒,小 概集F−2 林博人 16. メケレ成立期における初期伝統 住居のタイポロジーに関する研 究(その2) エチオピア歴史地 区における基礎研究 その9 共 2011年8月 日本建築学会学術講演梗 ◎岡崎瑠美,清水信宏,樋口諒,真野洋平,小 概集F−2 林博人 17. アシラメティラ修道院旧聖堂の 共 2011年8月 復原的研究 エチオピア中世教 会建築研究 その9 日本建築学会学術講演梗 ◎樋口諒,真野洋平,清水信宏,岡崎瑠美 概集F−2 18. エチオピア正教エスティファノス 派修道院の立地と空間形式に 関する研究 エチオピア中世教 会建築研究 その10 共 2011年8月 日本建築学会学術講演梗 ◎真野洋平,清水信宏,岡崎瑠美,樋口諒 概集F−2 19. A Study on the Trading Routes Connecting the Red Sea and Ethiopia as Serial Heritages 共 2012年3月 藤女子大学紀要 第49号 23-38頁 (第Ⅱ部) ◎Rumi Okazaki 20. A Study on the Living Environment of Harar Jogol, Ethiopia 共 2012年5月 951-957頁 Journal of Architecture and Planning, Vol. 77, No. ◎Rumi Okazaki 674 21. 미아키하바라 単 2012年6月 「살고 싶은 도시 100」, University of Tokyo, Shinwon Agency Co.ltd. Seoul 442-443頁 22. 蝦夷地運上屋の立地と配置に 共 2012年6月 関する研究 その1 厚田場所を 巡って 日本建築学会北海道支部 359-362頁 研究報告集 85巻 ◎外崎由香 23. 蝦夷地漁場開発と集落形成に 共 2012年8月 関する研究―厚田場所における 土地利用の復元― 日本建築学会学術講演梗 433-434頁 概集F2 ◎外崎由香 24. 北海道ならびに石狩市における 共 2013年3月 東日本大震災避難者の居住施 設に関する研究―住宅施策との 連関からみる被災者受入れ体 制とその実態 人間生活学研究 第20号 1-11頁 藤女子大学人間生活学部 ◎池田綾香,松下瑛美 人間生活学科 25. 江戸後期-明治初期における厚 共 2013年5月 田場所の土地利用と施設立地 に関する考察 北海道・厚田に おける漁場開発と集落発展に関 する研究(その1) 日本建築学会計画系論文 1293-1299頁 集 第78巻 第688号 ◎外崎由香,松下瑛美 26. 幕末から明治における厚田の集 共 2013年6月 落形成の研究 その1-厚田古 潭における龍澤寺の変遷と檀家 集団の形成 日本建築学会北海道支部 413-416頁 研究報告集 第86号 ◎外崎由香,斎藤公平,松下瑛美,角哲,小澤 丈夫 27. 蝦夷地漁場開発と集落形成に 共 2013年8月 関する研究 その2 厚田場所コ タンベツの集落形態とその消滅 過程 日本建築学会大会学術講 715-716頁 演概要集F2 ◎外崎由香 28. エチオピアにおけるキリスト教会 単 2013年10月 建築雑誌 Vol.128 堂の保護 No.1650 20頁 29. 江戸後期-明治初期における厚 共 2013年12月 日本建築学会計画系論文 2573-2578頁 田場所の土地利用と施設立地 集 第78巻第694号 ◎外崎由香,松下瑛美 に関する考察,北海道・厚田に おける漁場開発と集落発展に関 する研究(その2) 101 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 30. 木密地域再考―墨田区京島と 「アーティスト・イン・空き家」プロ グラム 単 2013年12月 関東都市学会年報 第15 31-36頁 号 31. ガラスのつくった近代の都市景 観 単 2014年5月 担当頁及び編者・共著者名 澤田肇・北山研二・南明日 27-48頁 香共編『パリという都市風 景の誕生』 上智大学出版 32. A Study on Living Conditions of 共 2014年8月 the Affected in Daanbantayan in Cebu after the Super -Typhoon Hayan Proceedings of 19th Inter- B1-02 university Seminar on ◎Rumi Okazaki, Yasunori Harano, Troy Asian Megacities Elizaga, Takuro Izumi, Risa Fukui, Hajime Yagasaki 33. A Study on Remote Communication Model for Education by way of Participating Art ― Planning and Implementation of Frame & Elements System (1) Proceedings of 19th Inter- B5-02 ◎Rumi Okazaki, Yuka Tonozaki, Tomoyuki university Seminar on Utsumi, Takanori Ihara, Tatsuya Nagasaki, Nino Asian Megacities Guidaben, Jeus Wuerth, Hajime Yagasaki 共 2014年8月 34. セブ島ダアンバンタヤンにおけ 共 2014年9月 る被災後の居住実態に関する 研究 フィリピン災害復興支援に おける基礎研究 その1 日本建築学会大会学術講 1055-1056頁 演梗概集F2 ◎岡崎瑠美・泉拓郎・福井莉紗・原野泰典 35. セブ島ダアンバンタヤンにおけ 共 2014年9月 る被災後の応急住宅の建築的 特徴に関する研究 フィリピン災 害復興支援における基礎研究 その2 日本建築学会大会学術講 1057-1058頁 演梗概集F2 ◎福井莉紗・岡崎瑠美・泉拓郎・原野泰典 36. セブ島ダアンバンタヤンにおけ 共 2014年9月 る仮設住宅の計画に関する研 究 フィリピン災害復興支援にお ける基礎研究 その3 日本建築学会大会学術講 1059-1060頁 演梗概集F2 ◎泉拓郎・福井莉紗・岡崎瑠美・原野泰典 (その他) 1. シトー会修道院と東方地域 単 2010年7月 建築と社会 2010年7月号 22-23頁 Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 日本建築学会他 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> 1995年~現在 2000年~現在 2000年~現在 2004年~現在 2008年~現在 2009年~現在 2009年~現在 2011年~現在 2011年~現在 2011年~2014年 2013年~現在 <道内> フランス大使館給費留学生審査員 フィンランドセンター顧問 公益財団法人都市化研究公室理事 一般社団法人日本建築学会建築博物館委員(幹事) 社団法人日本エチオピア協会理事 日本イコモス国内委員会理事 防衛省施設整備有識者アドバイザー 日仏工業技術会常務理事 陸上自衛隊オピニオンリーダー 公益社団法人日本建築家協会JIA大賞審査委員 一般財団法人強靭な理想の住宅を創る会理事 (地域的連携・貢献) (国際的連携・貢献) 2001年~現在 2003年~現在 2012年~現在 2013年~現在 Inter-University Seminar on Asia Megacitiesの学術ネットワーク参加ならびに企画 Inernational Policy Forum on Urban Growth and Conservation in Euro-Asian Corridorの幹事・ 企画運営 中日芬建築会議(Sino-Finnish-Japanese University Seminar)幹事 フィリピン災害復興支援ネットワーク(ボランティア任意団体)発起人 Ⅳ 学内運営活動 V 学生支援に関する自己研鑽 102 所属 人間生活学部 人間生活学科 職名 准教授 特記すべき 資格 学位 博士(教育学)(広島大学) 氏名 岡 﨑 由 佳 子 大学院における研究指導担当資格 有 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 食環境論,食物の科学,食生活栄養論,食物学実験,調理学実習,生活科学演習 <大学院> 生活環境学特講 (人間生活と食文化),生活環境学演習 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) 自由記述カードの配布 2006年4月~ 講義において出席カードを配布し,質問,意見,感想等がある場合は自由 現在 に記述し,授業終了後に提出するよう指示している。質問については,翌週 の講義開始時に回答し,感想,意見,要望等については,講義の改善に活 かしている。 2) 大学カリキュラムの総合化に向けた 演習の実施 2010年4月~ 4年生対象の「テーマ研究A」において,ティーム・ティーチングの形態で, 各科目で学んだ知見を,生活という総合的な立場で結び付けて考えることを 現在 目的とした演習を行っている。また各分野の担当教員間の講義内容の情報 交換にもなっているため,FDとしても有意義である。 3) 視覚教材を活用した授業の展開 2010年4月~ PCプロジェクターを用いて講義を行っている。プロジェクターに映すものと 現在 ほぼ同じ内容の講義資料を配布しているが,重要な部分は空欄にして,学 生に書き込ませるようにしている。 2. 作成した教科書,教材 1) 教材の作成 2006年4月~ 講義科目では,指定した教科書の内容を補足するため,毎回プリントを作 成し,学生に配布している。学生に対しては,配布資料に必要事項を記入 現在 し,ノートの代わりとして活用するよう促している。 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 1) 藤女子大学家庭科教育研修講座に 2010年7月 おいて実技講座を担当 2012年7月 2013年7月 藤女子大学家庭科教育研修講座において,中・高等学校家庭科教員と 教員志望の大学生を対象に「家族の健康状態を考慮した食事作り」, 「食品 からのDNA抽出実験」,「ジャム作りと果物中のペクチンに関する実験」という テーマで実技講座を担当した。 Ⅱ 研究活動 研究分野: 食物学,栄養学 研究キーワード: 腸内環境,脂質代謝,食品成分 研究課題: 食品成分の腸内環境と脂質代謝への影響 研究内容: 高脂肪食は大腸がんや炎症性大腸炎といった大腸疾病の危険因子であると推測されており,脂質の過剰摂取による腸 内環境の変化が脂質代謝異常や大腸疾病発症に関与していると指摘されている。そのため,これら疾病を防ぐためには 腸内環境の改善が必要とされており,そのための新たな対策を講じることが求められている。本研究では,腸内環境と脂 質代謝を改善する食品成分の探索を行っている。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 1. 科学研究費 若手研究(B) 「ユリネの腸内環境改善と生活習慣病予防作用に関する研究」(研究代表者)2012年4月1日~2015年3月31日(予定) 2. (財)飯島記念食品科学振興財団 学術研究助成 「食餌フィチン酸及びミオイノシトールの高脂肪・高ショ糖食摂取ラットの腸内環境への影響」(研究代表者)2012年度 3. (財)旗影会 研究助成 「食用ユリ根摂取による食餌誘発性肥満ラットの腸内細菌叢への影響」(研究代表者)2014年度 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 (著 書) (学術論文) 1. Consumption of curcumin 共 2010年1月 elevates fecal immunoglobulin A, an index of intestinal immune function, in rats fed a high-fat diet(査読付)(被引用数9) Journal of Nutritional Science and Vitaminology, 56 103 68-71頁 ◎Yukako Okazaki, Yunkyung Han, Mai Kayahara, Toshiro Watanabe, Hirofumi Arishige, and Norihisa Kato 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 2. DDT摂取ラットの代謝変動に及 ぼすアミノ酸混合食の影響と食 餌フィチン酸 共 2010年3月 藤女子大学紀要 第47号 1-7頁 (第Ⅱ部) ◎岡﨑由佳子,片山徹之 3. Consumption of sericin reduces serum lipids, ameliorates glucose tolerance and elevates serum adiponectin in rats fed a high-fat diet(査読付) 共 2010年8月 Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry, 74 4. Consumption of vitamin B6 reduces colonic damage and protein expression of HSP70 and HO-1, the anti-tumor targets, in rats exposed to 1,2dimethylhydrazine(査読付) 共 2011年11月 Oncology Letters Vol.2(6), 1243-1246頁 Tomoko Kayashima, Kenta Tanaka, Yukako Okazaki, Kiminori Matsubara, Noriyuki Yanaka, and Norihisa Kato 5. Consumption of a resistant protein, sericin, elevates fecal immunoglobulin A, mucins, and cecal organic acids in rats fed a high-fat diet(査読付)(被引用 数15) 共 2011年11月 The Journal of Nutrition Vol.141(11) 1975-1981頁 ◎Yukako Okazaki, Hiroyuki Tomotake, Kazuhisa Tsujimoto,Masahiro Ssaki, Hiroshi Ogawa, and Norihisa Kato 1534-1538頁 ◎Yukako Okazaki, Shoko KakehiI, Yonghui Xu, Kazuhisa Tsujimoto,Masahiro Ssaki, Hiroshi Ogawa, and Norihisa Kato 6. Consumption of vitamin B6 共 2012年10月 Journal of Nutritional reduces fecal ratio of lithocholic Science and acid to deoxycholic acid, a risk Vitaminology, 58 factor for colon cancer, in rats fed a high-fat diet(査読付)(被 引用数7) 366-370頁 ◎Yukako Okazaki, Zaki Utama, Sofya Suidasari, Peipei Zhang, Noriyuki Yanaka, Hiroyuki Tomotake, Ei Sakaguchi and Norihisa Kato 7. Comparative study on the responses of concentrations of B6-vitamers in several tissues of mice to dietary level of pyridoxine(査読付) 446-451頁 ◎Kabo Masisi, Sofya Suidasari, Peipei Zhang, Yukako Okazaki, Noriyuki Yanaka, Norihisa Kato 共 2012年12月 Journal of Nutritional Science and Vitaminology, 58 8. Burdock fermented by 共 2013年1月 Aspergillus awamori elevates cecum bifidobacterium , and reduces fecal deoxycholic acid and adipose tissue weight in rats fed a high-fat diet(査読付) Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry, 77 53-57頁 ◎Yukako Okazaki, Novita Vivi Sitanggang, Satoko Sato, Nanae Ohnishi, Junji Inoue, Takafumi Iguchi, Toshiro Watanabe, Hiroyuki Tomotake, Kazuki Harada, and Norihisa Kato 9. Tempe Consumption Modulates 共 2013年5月 Fecal Secondary Bile Acids, Mucins, Immunoglobulin A, Enzyme Activities, and Cecal Microflora and Organic Acids in Rats(査読付) Plant Foods for Human Nutrition, 68 177-183頁 ◎Zaki Utama, Yukako Okazaki, Hiroyuki Tomotake, Norihisa Kato 共 2014年1月 Journal of Oleo Science, 63 201-209頁 ◎Azusa Takahashi1, Yukako Okazaki, Aika Nakamoto, Sanae Watanabe, Hirohide Sakaguchi, Yukari Tagashira, Atsuko Kagii, Shunji Nakagawara, Takashi Suzuki, Hideyuki Chiji 11. Edible lily bulb modulates 共 2014年2月 colonic barrier functions, microflora and fermentation in rats fed a high-fat diet(査読付) J. Nutrition Health Food Sci., 2, 1-7頁 ◎Yukako Okazaki, Eri Fukuda, Hideyuki Chiji, Norihisa Kato 12. Cecal succinate elevated by some dietary polyphenols may inhibit colon cancer cell proliferation and angiogenesis (査読付) J. Agric. Food Chem., 62, 5589-5594頁 ◎Tomoaki Haraguchi, Tomoko Kayashima, Yukako Okazaki, Junji Inoue, Shigeru Mineo, Kiminori Matsubara, Ei Sakaguchi, Noriyuki Yanaka, Norihisa Kato 10. Dietary anthocyanin-rich Haskap phytochemicals inhibit postprandial hyperlipidemia and hyperglycemia in rats(査読付) 共 2014年5月 13. Dietary phytic acid modulates 共 2014年12月 Nutr. Res., 34 characteristics of the colonic luminal environment and reduces serum levels of proinflammatory cytokines in rats fed a high-fat diet(査読付) 104 1085-1091頁 ◎Yukako Okazaki, Tetsuyuki Katayama 著書・論文等の名称 14. Beneficial effect of low dose of ethanol on liver function and serum urate in rats fed a highfat diet(査読付) 単著・ 共著の 別 共 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 (印刷中) (その他) 1. ごぼう茶の腸内環境に及ぼす影 共 2010年3月 響 J. Nutr. Sci. Vitaminol. 担当頁及び編者・共著者名 ◎Aimi Osaki, Yukako Okazaki, Akiko Kimoto, Hanae Izu and Norihisa Kato 日本農芸化学会2010年度 井上淳詞,坂口英,友竹浩之,岡﨑由佳子,徐 大会(東京大学) 永輝,加藤範久 2. 絹タンパク質セリシンの腸内環 境に及ぼす影響 共 2010年3月 日本農芸化学会2010年度 岡﨑由佳子,辻本和久,佐々木真宏,加藤範久 大会(東京大学) 3. Effects of Consumption of Tempe and Soy Protein Isolate on Intestinal Functions of Rats 共 2010年5月 第64回日本栄養・食糧学 Utama Zaki, Eiki Jyo, Suidasari Sofya, 会(アスティとくしま) Yukako Okazaki, Atsushi Inoue, Hiroyoshi K uninobu and Norihisa Kato 4. 高等学校家庭科「介護保険制 共 2010年7月 度と高齢者のQOL」の授業実践 における授業評価 日本家庭科教育学会第53 水上香苗,楠木伊津美,岡崎由佳子,田中宏 回大会(京都テルサ) 実,飯村しのぶ,高橋カツ子,坪田由香子 5. フィチン酸摂取がラットのD-ガラ 共 2011年2月 クトサミン肝障害に及ぼす影響 平成22年度日本食品科学 岡﨑由佳子,片山徹之 工学会北海道支部大会 (藤女子大学) 6. 絹タンパク質セリシンの盲腸有 機酸含量と肝障害に及ぼす影 響 共 2011年3月 日本農芸化学会2011年度 岡﨑由佳子,辻本和久,佐々木真宏,加藤範久 大会(京都女子大学) 7. 絹タンパク質セリシンのメタボリ ックシンドローム抑制作用の発 見 単 2011年5月 平成20-22年度科学研究 費補助金(若手研究B)研 究成果報告書(研究番号: 20700597) 8. ビタミンB6摂取のラット腸内環境 共 2011年5月 への影響 第65回日本栄養・食料学 Sofya Suidasari,張培培,大崎愛美,矢中規之, 会(お茶の水女子大学) 岡﨑由佳子,友竹浩之,坂口英,加藤範久 9. 家庭科教育の調理実習におけ る「家族の健康状態に配慮した 食事作り」導入の可能性 共 2011年5月 日本家政学会第63回大会 岡﨑由佳子,岡﨑佳子,高瀬淳 (和洋女子大学) 10. Consumption of vitamin B6 modulates colonic luminal environment in rats fed a highfat diet 共 2011年7月 The 3rd International Conference on Cofactors (University of Turku, Finland) 11. Development of roast burdock tea and its effect on colon luminal environment 共 2011年11月 2011 International Conference of Food Factors (Taipei) Yukako Okazaki,Utama Zaki,Sofya Suidasari, Peipei Zhang,Aimi Ohsaki,Noriyuki Yanaka, Hiroyuki Tomotake,Ei Sakaguchi,and Norihisa Kato Junji Inoue, Tomoaki Haraguchi, Ei Sakaguchi , Hiroyuki Tomotake, Yukako Okazaki, and Norihisa Kato 12. ユリネ摂取のラット腸内環境への 共 2012年3月 影響 日本農芸化学会2012年度 岡﨑由佳子,福田絵里,知地英征,加藤範久 大会(京都女子大学) 13. 家庭科教育における「家族の健 共 2012年5月 康に配慮した調理実習」に関す る検討―高血圧の人に配慮した 食事作り― 日本家政学会第64回大会 岡﨑由佳子,岡﨑佳子,高瀬淳 (大阪市立大学) 14. 食餌フィチン酸のラット消化管へ 共 2012年8月 の影響 日本食品科学工学会第59 岡﨑由佳子,片山徹之 回大会(藤女子大学) 15. ユリネ摂取が高脂肪食摂取ラッ 共 2012年10月 第42回日本栄養・食糧学 岡﨑由佳子,福田絵里,知地英征,加藤範久 トの腸内細菌叢およびβ会北海道支部会(とかちプ GlucuronidaseとMucinase活性に ラザ) 及ぼす影響 16. フィチン酸およびミオイノシトー ル摂取が高脂肪食摂取ラットの 腸内細菌叢に及ぼす影響 共 2012年11月 日本農芸化学会北海道支 岡﨑由佳子,片山徹之 部 平成24年度支部講演 会(北海道大学) 17. 加熱処理したユリネのラット腸内 共 2013年3月 環境と脂質代謝への影響 日本農芸化学会2013年度 岡﨑由佳子,福田絵里,知地英征,加藤範久 大会(東北大学) 18. 食餌フィチン酸及びミオイノシ トールによる高脂肪・高ショ糖摂 取ラットの腸内環境への影響 (財)飯島記念食品科学振 興財団平成23年度学術研 究助成金 成果報告書 単 2013年4月 105 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 19. 生および加熱ユリネの摂取が高 共 2013年5月 脂肪食摂取ラットの大腸内環境 に及ぼす影響 日本家政学会第65回大会 岡﨑由佳子,福田絵里,知地英征,加藤範久 (昭和女子大学) 20. Favorable effect of consumption 共 2013年9月 of lily bulb on colonic luminal environment in rats fed a highfat diet IUNS 20th International Congress of Nutrition (Granada Congress Centre, Spain) 岡﨑由佳子,福田絵里,知地英征,加藤範久 21. ユリネ摂取が高脂肪食摂取ラッ トの腸内フローラと肝障害に及 ぼす影響 共 2013年10月 第43回 日本栄養・食糧学 岡﨑由佳子,山口さより,平敏夫,福田絵里,知 会北海道支部会(北海道 地英征,加藤範久 大学) 22. フィチン酸およびミオイノシトー ル摂取が高脂肪食摂取ラットの 腸内細菌叢と血清サイトカイン に及ぼす影響 共 2013年11月 日本農芸化学会北海道支 岡﨑由佳子,片山徹之 部 平成25年度支部講演 会(北海道大学) 23. ユリネのエタノール抽出物およ び抽出残渣物が高脂肪食摂取 ラットの腸内環境に及ぼす影響 共 2014年3月 日本農芸化学会2014年度 岡崎由佳子,山口さより,平敏夫,福田絵里,知 大会(明治大学) 地英征,加藤範久 24. 麹菌プロテアーゼ添加食のラッ ト腸内環境への影響 共 2014年5月 第68回日本栄養・食料学 岡崎由佳子,Vivi Novita Sitanggang,楊 永寿, 会(酪農学園大学) 友竹浩之,井上淳詞,村上崇幸,渡辺敏郎,井 口隆文, 加藤範久 25. フィチン酸摂取は高ショ糖食摂 共 2014年9月 取ラットの脂肪肝を抑制し,糞中 Lactobacillusの割合を顕著に増 加させる 平成26年度日本農芸化学 関田彩夏,岡崎由佳子,片山徹之 会北海道支部・東北支部 合同支部会(北海道大学) 26. ユリネ摂取が高脂肪食摂取ラッ 共 2014年11月 第44回日本・栄養食糧学 岡﨑由佳子,福田絵里,知地英征,加藤範久 トのデキストラン硫酸ナトリウム誘 会北海道支部会 導大腸炎に及ぼす影響 Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 日本家政学会,日本農芸化学会,日本栄養・食糧学会,日本家庭科教育学会,日本食品科学工学会,日本ビタミン学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> 2014年4月~現在 <道内> 日本ビタミン学会代議員 (地域的連携・貢献) (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 動物実験委員会委員 V 学生支援に関する自己研鑽 106 所属 人間生活学部 人間生活学科 学位 修士(社会福祉学)(東洋大学) 職名 准教授 特記すべき 社会福祉士 資格 氏名 小 沼 春 大学院における研究指導担当資格 日 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> <大学院> 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 2003 年4 月~ 講義科目において,毎回授業終了時に学生が講義内容に関するリアクショ 1) 授業内リアクションペーパーによる 現在 フィードバックシステムの導入 ンペーパー作成し,そのペーパー内容に対して教員から次回講義に学生へ (藤女子大学) フィードバックするシステムをとることにより,双方向型,スパイラル的な学びと 理解の深化を目指す体制を導入。 2) 授業評価(藤女子大学) 「社会福祉援助技術論Ⅲ」 3) 授業評価(藤女子大学) 「ソーシャルワーク演習Ⅰ」 2010年度前 授業評価に関しては,最も高い平均値は「13.教員の言葉の聞きやすさ (4.5)」であり,他,最も低い平均値としても4.1(今後の勉強の方向性,興味 期 深い内容かどうか)であった。本科目は社会福祉士国家試験の根幹的な科 目のため,内容も厚労省令に準拠せざるを得ないが,すべての項目におい て全体平均を上回っており(最大+0.5P),学習意欲の高い学生による履修で あったことが伺える。 授業評価に関しては,目的意識の高い学生による履修のため,すべての項 2010年度後 目において全体平均を上回っていた。特に満足度は4.8pであった。また自由 期 記述においては「楽しかった」,「一番ためになった」,「参加型・グループワー ク」の効果に関する記述が多くみられた。 4) 授業評価(藤女子大学) 「ソーシャルワーク演習Ⅲ」 2010年度後 授業評価に関しては,目的意識の高い学生による履修のため,すべての項 期 目において全体平均を上回っていた。特に満足度は5.0pであった。また自由 記述においては「掘り下げて知識を深めた」,「実践に繋がった」等,具体的 な達成感が得られたという記述がみられた。 5) 授業評価(藤女子大学) 「地域福祉の理論と方法Ⅰ」 2011年度前 授業評価に関しては,講義系の科目にも関わらず,すべての項目で全体 期 平均を上回っていた。予めレジュメをすべて冊子体として配布していること が,予習に役立っているとの自由記述がみられた。 2. 作成した教科書,教材 1) 「ソーシャルワーク実習の手引き」 2010年度~2011年度版 2011年度~2012年度版 2012年度~2013年度版 2013年度~2014年度版 2014年度~2015年度版 の編集,執筆(藤女子大学) 2010年3月 2011年3月 2012年3月 2013年3月 2014年3月 2) 「2010年度 社会福祉援助技術現場 2011年1月 実習報告書 Vol.7」 「2013年度 ソーシャルワーク実習報 2014年1月 告書 Vol.11」 社会福祉士国家試験制度の変更を踏まえ,過年度版に大幅に加筆・修正 を加えている。「ソーシャルワークの価値の具現化」,「実践的な知識,技術の 活用方法の理解」,「自己覚知と専門的援助関係の形成」を対人援助の現実 場面に身をおきつつ体験的学習を効果的に行うことを目的とし,そのために 極めて重要な学習項目をまとめ,実習配属事前学習,実習中,実習事後学 習用の共通テキストとして作成している。 社会福祉援助技術現場実習,ソーシャルワーク実習の「実習報告書」につ いて,学生に編集作業の指導を行い作成した。 3) 各講義レジュメ・サブノートの作成・ハ ンドアウト(藤女子大学) 社会福祉援助技術演習Ⅱ 小沼クラス用として,演習テキストを作成,同時に社会福祉援助技術現場実 (10年度版) 2010年通年 習指導Ⅱサブテキストとして同時活用できるよう工夫したものを初回講義時に ソーシャルワーク演習Ⅲ 配布・活用(10年度版冊子体 全49ページ)(11年度版冊子体 全51頁)(12 (11年度版) 2011年通年 年度版冊子体 全59頁) (12年度版) 2012年通年 社会福祉援助技術現場実習指導 Ⅰ・Ⅱサブノート (10-11年度版) ソーシャルワーク実習指導Ⅰ・Ⅱ 小沼クラス用サブノート (11-12年度版) (12-13年度版) (13-14年度版) 小沼クラス用として過年度版を大幅に加筆修正し,実習事例を中心とした 事例集,ケース研究,生活場面面接等,事前・事後学習用サブノートを講義 2010年通年 初回時に配布・活用(10-11年度版冊子体 全62ページ)(11-12年度版冊 子体 全60頁)(12-13年度版冊子体 全71頁)(13-14年度版冊子体 全 70頁) 2011年通年 2012年通年 2013年通年 ソーシャルワーク演習Ⅰ (10年度版) (11年度版) (12年度版) (13年度版) 小沼クラス用として,演習用教材として毎年加筆修正したものを作成し,冊 2010年後期 子体としたものを,初回講義時に履修学生全員に配布。(10年度版冊子体 2011年後期 全45ページ)(11年度版冊子体 全45頁)(12年度版冊子体 全45頁)(13年 2012年後期 度版冊子体 全45頁) 2013年後期 107 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 地域福祉の理論と方法Ⅰ (11年度版) (12年度版) (13年度版) 毎年カリキュラム改正及び法改正等を反映させ冊子体としたものを,初回講 2011年前期 義時に履修学生全員に配布。講義レジュメとして活用(11年度版冊子体 全 2012年前期 73頁)(12年度版冊子体 全59頁)(13年度版冊子体 全57頁) 2013年前期 地域福祉の理論と方法Ⅱ (11年度版) (12年度版) (13年度版) 生活福祉学特講Ⅳ(地域福祉) (10年度版);大学院 毎年カリキュラム改正及び法改正等を反映させ,新たに作成,冊子体とした 2011年前期 ものを,初回講義時に履修学生全員に配布。講義レジュメとして活用(11年 2012年前期 度版冊子体 全55頁)(12年度版冊子体 全52頁)(13年度版冊子体 全58 2013年前期 頁) 地域福祉に関する資料・講義用レジュメとして予め冊子体としたものを,初 2010年通年 回講義時に履修学生全員に配布。(10年度版冊子体 全148ページ) 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 1) ゼミ学生を対象とした社会福祉士国 2007年4月~ 卒業研究演習Ⅱ(小沼ゼミ)履修学生に対し,卒業研究(卒業論文作成指 家試験対策 現在 導)と国家試験受験対策を深くリンクさせつつ,グループダイナミクスを効果 的に活用した指導方法を講義時間外に展開した。なお,卒業研究演習31回 目以降として国家試験対策を6回(90分×6コマ)行う。 2012年度については,模擬試験問題19科目,611問作成 2013年度については,模擬試験問題19科目,612問作成 2014年度については,模擬試験問題19科目,617問作成 し,受験学生へ指導を行った。 2) 社会福祉援助技術現場実習Ⅱ 巡回指導 (実習スーパービジョン実施) 2010年5月~ 3箇所の実習先配属学生(3年生:90時間実習)計10名に対し,延べ4日間 (24時間)学外にて巡回指導を行った。 6月 3) ソーシャルワーク実習Ⅰ 巡回指導 (実習スーパービジョンの実施) 2010年9月~ 10月 2011年9月~ 10月 2012年9月~ 10月 2013年9月~ 10月 3箇所の実習先配属学生(2年生:90時間実習)計10名に対し,延べ4日間 (20時間)学外にて巡回指導を行った。 3箇所の実習先配属学生(3年生:90時間実習)計9名に対し,延べ6日間(計 24時間)学外にて巡回指導を行った。 3箇所の実習先配属学生(2年生:90時間実習)計13名に対し,延べ6日間 (計33時間)学外にて巡回指導を行った。 3個所の実習先配属学生(2年生:90時間実習)計9名に対し,延べ6日間 (計24時間)学外にて巡回指導を行った。 2011年5月~ 6月 2012年5月~ 6月 2013年5月~ 6月 5) 社会福祉士国家試験受験予定者有 2011年12月 志を対象とした模擬試験調整・実施 2012年12月 2013年12月 3箇所の実習先配属学生(3年生:90時間実習)計9名に対し,延べ4日間 (計20時間)学外にて巡回指導を行った。 3箇所の実習先配属学生(3年生:90時間実習)計7名に対し,延べ6日間 (計19時間)学外にて巡回指導を行った。 3箇所の実習先配属学生(3年生:90時間実習)計10名に対し,延べ6日間 (計24時間)学外にて巡回指導を行った。 学生募集,受験料徴収・支払,試験会場設営,試験監督及び受験学習法 講話依頼(OG2名),主催者との連絡調整等実施。 第24回社会福祉士国家試験受験予定学生のうち,希望者17名を対象に,中 央法規出版主催の模擬試験を実施(2011/12/17 10:00-15:00)した。 第25回社会福祉士国家試験受験予定学生のうち,希望者21名を対象に,中 央法規出版主催の模擬試験を実施(2012/12/15 10:00-16:00)した。 第26回社会福祉士国家試験受験予定学生のうち,希望者21名を対象に,中 央法規出版主催の模擬試験を実施(2013/12/14 10:00-16:00)した。 4) ソーシャルワーク実習Ⅱ 巡回指導 (実習スーパービジョンの実施) Ⅱ 研究活動 研究分野: 社会福祉学(地域福祉) 研究キーワード: 地域アセスメント,福祉情報,地域福祉実践方法 研究課題: ①地域包括ケアの実現に向けた生活圏域単位での社会資源情報の可視化に関する調査研究(2011年度~2013年度) ②地域福祉実践における共通アセスメントツールの開発及び地域福祉方法論の再構築に関する研究(2014年~現在) 研究内容: ①地域包括ケア実現のために,生活圏域単位で制度(サービス)とインフォーマル・サポートとが連動することが期待されて いるが,社会資源配置が地域により異なるため,地域特性を把握するアセスメント手法を確立していくことが急務である。 以上の問題意識から,北海道内の福祉関係機関(社協,包括,病院地域連携室,居宅介護支援事業所)に対する実態 調査を踏まえ,地域の社会資源情報の可視化・活用のあり方に関して課題を整理し,解決策を提起した。 ②地域福祉実践を推進のための,地域アセスメントの開発及び必要な社会資源情報の活用,そのための共通アセスメント 方法の確立が喫緊の課題であると考えられるが,これらの手法が未確立のため,情報の可視化が阻害され,共有が進展 していない。以上の問題意識から,「地域アセスメント」の構成要素を明確化し,個別及び地域支援両者のダイナミズムを 把握するための「共通アセスメント」,実践の前提件となる「情報共有」のあり方,これらの検討を通して地域福祉実践のア セスメント方法論の再構築に関する調査研究を行った。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 1. 平成23年度 厚生労働省老人保健事業推進費等補助金 老人保健健康増進等事業 「地域包括ケアの実現に向けた生活圏域単位での社会資源情報の可視化に関する調査研究」(研究代表者)2011年4月1日~ 2012年3月31日 108 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 (著 書) (学術論文) 1. 地域福祉実践の情報化に関す 単 2011年3月 る基礎的研究(その2)(査読付) 2. 地域包括ケアの実現に向けた 単 2015年3月 生活圏域単位での社会資源情 (印刷中) 報の可視化に関する調査研究 【その1】生活圏域単位での社会 資源情報の収集及び活用に関 する実態調査(査読付) 福祉情報研究 第7号 32-45頁 福祉情報研究 第10号 (その他) 1. 地域包括ケアの実現に向けた 共 2012年11月 日本福祉介護情報学会第 発表者:小沼春日 生活圏域単位での社会資源情 13回研究大会(岩手県立 共同研究者:林恭裕,森本佳樹,須永誠,村井 報の可視化に関する調査研究 大学) 祐一,太田貞司,林富子,佐々木佐織,大夛賀 【その1】生活圏域単位での社会 政昭,陳燕 資源情報の収集及び活用に関 する実態調査 2. 地域包括ケアの実現に向けた 共 2012年11月 日本福祉介護情報学会第 発表者:林恭裕 生活圏域単位での社会資源情 13回研究大会(岩手県立 共同研究者:小沼春日,森本佳樹,林恭裕,須 報の可視化に関する調査研究 大学) 永誠,村井祐一,太田貞司,林富子,佐々木佐 【その2】生活圏域単位での社会 織,大夛賀政昭,陳燕 資源情報の収集及び活用に関 する事例調査 Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 日本社会福祉学会,日本地域福祉学会,日本福祉介護情報学会,北海道地域福祉学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> <道内> 2009年9月~現在 2012年10月~2013年3月 (地域的連携・貢献) 札幌市地域福祉振興助成金運営審査会委員長(札幌市保健福祉局) あけぼのアート&コミュニティセンター管理運営団体選定委員会委員(札幌市環境文化局) (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 V 学生支援に関する自己研鑽 注)本年度国内研修 109 所属 人間生活学部 人間生活学科 学位 博士(学術)(千葉大学) 職名 准教授 特記すべき 資格 氏名 田 中 宏 大学院における研究指導担当資格 実 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 住環境論,住居計画,住居計画演習,中等家庭科教育法 <大学院> 生活環境学特講(都市環境論) 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) ワークショップやディベートなどの方 2005年9月~ 学生の表現力,コミュニケーション力,企画力を身に付けるために,「住居 法を用いた対話型の授業の実施 現在 計画」,「テーマ研究A」の授業,田中担当のゼミにおいてワークショップや ディベートなどの方法を用いた対話型の授業方法を実践している。 2) 生活科学演習および卒業研究演習 2006年9月~ 生活科学演習および卒業研究演習の受講者を対象に,道内外の建築・ま 受講者対象の住居分野に関する事 現在 ちづくりの事例を視察した。学生は講義やスライドを通してだけでは知りえな 例の視察 い,まちづくりの実情や可能性,課題点を知ることができた。現在までに,道 外では東京,千葉,京都,大阪方面,道内では当別町,石狩市を中心に視 察している。 3) 大学カリキュラムの総合化に向けた 演習の実施 2010年4月~ 本学科4年生を対象としたテーマ研究Aにおいて,大学3年間で学んだ知識 の総合化を図ることを目的とした授業をおこなっている。人間の営みにかかわ 現在 る諸分野の知見を直接関連づけていく作業を通じ,生活の諸課題に対する 総合的な取組みの視点がいかに可能かを実践している。 4) ゲストティーチャーによる建築に関す 2010年6月~ 2年生の授業「住居計画」の授業内において,道内の女性建築家をお招き るレクチャー 現在 し,実際の事例や実体験を取り入れたお話をしていただいている。テーマは 住まいのしつらえ,および高齢期の住居計画である。学生は,実際の設計例 や女性建築家ならではの工夫について知ることができる機会を設けることが できている。 2. 作成した教科書,教材 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 1) 藤女子大学家庭科・家政教育研究 2008年7月~ 藤女子大学家庭科・家政教育研究会の運営委員として,機関誌の刊行に 創刊号から第4号,第7号まで携わった。 会の機関誌を発行 現在 2) 石狩翔陽高校(高大連携事業)講師 2010年10月 高校生を対象に,「福祉概論」において,毎年数回90分授業を担当した。 2011年9月 住居分野から考える人間生活環境の在り方について,ワークショップなどの 方法を用いながら授業をおこなった。 Ⅱ 研究活動 研究分野: 住居学,環境教育 研究キーワード: 住環境教育,絵本,干潟 研究課題: ①住環境教育の方法 ②環境保全団体による干潟での環境教育 ③高齢者のための住宅改修 研究内容: ①については,他分野との関連性を考えた総合的化へ向けた住環境教育の方法について検討している。住環境につい て教えていくための具体的な授業方法の開発に取り組み,現在は絵本を用いた授業の方法について開発中である。これ らの実践研究は学会等で継続的に発表している。 ②については,全国6地域の干潟における,小学校での環境教育の内容を調べ発表した。7地域の干潟では,各小学校で は特徴ある環境教育が行われている実態が明らかとなった。各事例とも共通して環境保全団体による支援がみられた,ま た活動を続けるための課題等がわかった。以上の課題を踏まえつつ,現在は継続研究が実施できるように準備を進めて いる。 ③については,高齢者の住宅改修に関しては高齢者が快適に暮らすことができるような住宅改修のあり方について考える ために,仕組みづくりなどの視点から検討し,地域包括支援センターなどの事例についてアンケート調査などを用いて調 べた。現在データの整理及び,考察をしている。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 1. 科学研究費(若手研究B) 「環境保全活動団体による環境教育と協働体制に関する研究―全国の干潟を対象として―」(研究代表者)2008年度~2011年度 110 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 (著 書) (学術論文) 1. 行政が支援するエネルギー環 境教育の可能性と課題 ─石狩市の小・中学校を事例と して─ (査読付) 単 2010年6月 住まい・環境教育学会論 文報告集 第7号 51-60頁 2. 住生活の安全・安心と消費者 ~家庭科教育で学んでほしい 課題と内容について~ 単 2010年7月 19-28頁 家庭科・家政教育研究 第5号 藤女子大学家庭科・家政 教育研究会 3. 高等学校家庭科における絵本 による住環境教育の開発─環 境との共生を主題として─ (査 読付) 単 2011年6月 日本建築学会技術報告集 749-754頁 17巻 36号 4. 生活科学系大学の地域づくりへ 共 2012年3月 の参加に関する考察―女子大 学生の意識調査および活動実 践の検証を通して― 藤女子大学紀要 第49号 11-22頁 (第Ⅱ部) 田中宏実,岡崎伸子 5. 干潟での環境保全と環境教育 の取り組み―全国6地域の行政 への聞き取り調査から― 藤女子大学人間生活学部 11-17頁 紀要 第51号 単 2014年3月 (その他) 1. 高等学校家庭科「介護保険制 共 2010年7月 度と高齢者のQOL」の授業実践 における授業評価 日本家庭科教育学会第53 研究発表要旨集 16頁 回大会(京都) ◎水上香苗,楠木伊津美,岡﨑由佳子,田中宏 実,飯村しのぶ,高橋カツ子,坪田由香子 2. 高等学校における絵本を用いた 単 2010年9月 住環境教育に関する考察─生 徒による絵本の意味の読み取り と学習効果について─ 日本建築学会大会学術講 学術講演梗概集. F-1, 都市計画, 建築経済・住 演会(富山) 宅問題(1435-1436頁) 3. 干潟における環境教育と主体連 単 2011年7月 携の可能性 日本環境教育学会第22回 研究発表要旨集 162頁 大会(青森) 4. 九州の干潟での主体の連携と 環境教育の取り組み―行政へ の聞き取り調査から― 日本建築学会大会学術講 学術講演梗概集. F-1, 都市計画, 建築経済・住 演会(東京) 宅問題(435-436頁) 単 2011年8月 5. 環境保全活動団体による環境 単 2012年6月 教育と協働体制に関する研究― 全国の干潟を対象として― 平成20年度-23年度科学 研究費補助金(若手研究 B)研究成果報告書(研究 番号20700627) 6. 干潟における小学校の環境教 単 2012年8月 育の実態―全国6地域の事例を 対象として― 日本環境教育学会第23回 研究発表要旨集 44頁 大会(東京) 7. 帯広の森と環境モデル都市 2012年度 日本建築学会 研究懇談会資料 20-23頁 大会(東海)都市計画部門 研究懇談会資料 単 2012年9月 Ⅲ 社会連携・社会貢献 日本建築学会,日本都市計画学会,日本環境教育学会,日本家政学会,日本家庭科教育学会,住まい・環境教育学 会,こども環境学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> 2013年4月~現在 日本建築学会環境まちづくり小委員会委員 <道内> 2005年4月~現在 藤女子大学家庭科・家政教育研究会運営委員 2011年10月~現在 石狩市都市計画審議会委員 2011年12月~現在 藤女子大学家庭科・家政教育研究会機関紙編集委員会委員長 2012年5月~現在 住まい・環境教育学会 論文報告集委員会委員 (地域的連携・貢献) 所属学会 (国際的連携・貢献) 111 Ⅳ 学内運営活動 V 学生支援に関する自己研鑽 112 所属 人間生活学部 人間生活学科 学位 修士(社会福祉学)(東北福祉大学) 職名 准教授 特記すべき 社会福祉士(№96840) 資格 氏名 船 木 幸 大学院における研究指導担当資格 弘 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> ソーシャルワーク実習指導,コミュニティ論,対人コミュニケーション,グループコミュニケーション, フィールドワーク <大学院> 生活福祉学特講(地域福祉,子どもと福祉) 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) 人間関係トレ-ニング(ラボラトリ-方 2010年度~ ラボラトリー方式の体験学習法を導入し,体験的に人間関係スキルの修得・ 式の体験学習)の導入 現在 向上を図っている。特に,この授業を体験した学生たちの多くが,日常生活 においても人間関係のさまざまに「気づく」ように意識の涵養を図ることができ る。 2) 授業内容を『ふりかえる』レポート(学 2010年度~ 上記の授業では,各回の授業内容を自宅で「ふりかえる」レポート(学習 習ジャーナル:通年)の導入 ジャーナル:通年)としてまとめることを課している。これによって,授業におけ 現在 る気づきを再度ふりかえり,今後へと結ぶきっかけとなり,人としての感性を育 み,アセスメント力と記録する力を大幅に向上させる機会となっている。 実習事前・事後指導において,学生同士がお互いの実習内容について『ピ 3) 実習教育(現場実習事前事後指導) 2010年度~ ア・スーパービジョン』を定期的に導入している。その結果,相談援助技術を における『ピア・スーパービジョン』の 現在 体験的に,かつ主体的に工夫し自ら学ぶ姿勢が顕著となり,他者の実習内 導入 容の理解も促進され,意識も高まっている。 4) マインドマップの授業活用・指導 2010年度~ マインドマップを活用した授業を実施し,学生たちの思考力アップを図って 現在 いる。「キャリアデザイン」では学生自らの将来構想,しあわせマインドマップ の学内展示,「卒業研究演習Ⅰ」では卒業論文構想づくりに活用している。 5) 選択制目標別レポート課題(総合評 2010年度~ (ソーシャルワーク論Ⅱ)学生自ら目標とするABランク(総合評価)応じた課 価用) 題を提示し,おおよそ2カ月間余裕をもって取り組むよう指導した。2010年度 2011年度 は,Aランクを2,500字以内,Bランクを1,400字以内としている。 6) 学生の災害ボランティア活動指導 「地域環境演習」「専門研究演習Ⅰ・Ⅱ」において,東日本大震災における 2011年度~ 被災者への支援活動の機会を創出し,実際展開した。具体的な被災者に対 現在 する取り組みの実践と友愛訪問の実施,その他一連の活動展開の報告書の 作成とパネル展の開催指導を行なった。 7) 石狩市との地域包括協定に基づく教 2012年度~ 石狩市の協力を得て授業の実践環境を整えた。石狩市内がフィールドで, 育実践 現在 当該授業の履修学生がNPO法人の行う活動を主体的に訪問調査し,学生た ちがその内容を石狩市に対してプレゼンテーションを行うもので,2012年は 「広報いしかり」の市民活動紙面の製作,2013年はNPO市民とのプレゼン交 流にも携わった。 「地域環境演習」の履修学生が,定期的(月1回程度)に札幌市内の児童養 8) 主体的な教育・実践活動の場の創設 2012年度~ 護施設への訪問活動を行う環境を整えた。活動をとおして社会貢献を体験 (体験要保護児童と学生の交流・定 現在 し,地域社会に貢献していく精神を培うとともに,活動内容を創意工夫するな 期訪問活動) ど,研究活動の成果を還元している。 講義をとおして「社会情報論」の履修生に自らデータ解析・処理作業を行わ 9) パソコンを活用した情報解析の導入 2014年度~ せつつ,その結果をレポートとして書きあげる一連の「ノウハウ」を体得する 指導法の実践 現在 フォーマットを活用する教授法を確立した。その結果,学生のデータ解析力・ レポート力が格段と向上した。 2. 作成した教科書,教材 1) ─実践から学ぶ─子どもと家庭 の福祉(改訂:第4版) 2012年10月 72-74頁「第4章子どもと家庭の福祉の費用」,96-100頁「第6章母子保健の 実施体制,施策の概要」 堤荘祐編著,保育出版社(販売:教育情報出版社)(全232頁) 船木幸弘他31名 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 1) 社会福祉士国家試験対策 2010年4月~ 4年生を対象に,過去問題データ活用ソフトを用いて受験対策特別指導を 現在 実施している。 2) 災害ボランティア活動への参加支援 2011年度~ 東日本大震災の被災地支援活動への参加意向を持つ学生に対しての情 及び活動指導 現在 報提供,参加・支援,指導を行なった。特に,夏季休業期間中に「いわて銀 河ネットプロジェクト」に参加する学生に対する事前教育を3日間行うととも に,レンタカーで送迎するとともに現地まで随行した。 113 Ⅱ 研究活動 組織学習(OD),人材教育・マネジメント,コミュニ ケーション,影響関係 研究課題: ①人間関係トレーニング及び対人コミュニケーションについての実践研究 ②コミュニティ論(特にソーシャルキャピタル,ネットワークという人と人のつながりに着目) ③ボランティア活動支援に関する研究 ④ソーシャルワーク実践理論(特に,機関連携,専門職養成教育) ⑤マインドマップを用いた教育実践研究 ⑥チームビルディング実践研究~組織内研修を中心に~ 研究内容: ①研究成果は,本学の「コミュニケーション論・演習」において効果的な活用を行っている。履修学生同士の相互理解を 促進する副次的な効果も生み出されている。 ②東日本大震災に関わる調査に注目し,③学生たちのボランティア活動の環境づくりと,主に北海道ボランティア愛ランド (青少年分科会)などで研究成果を実践還元している。 ④この課題は,①及び⑥をベースとしているもので,教育実践のあり方などを考察する学術論文として成果を残している。 ⑤主に,キャリアデザインと卒業論文指導において,学生たちの思考力を促すために効果的に活用している。 ⑥組織内研修プログラムを開発し,その研究成果を本学の教育実践と福祉施設等に提供している。 研究分野: 行動科学・ソーシャル活動マネジメント 研究キーワード: 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 1. 赤い羽根「災害ボランティア・NPO活動サポート募金」助成 「女子大生が連携して行う被災地支援”友愛訪問活動”part1~4」(責任者:船木幸弘)期間:2011年4月14日~2014年10月12日; 2011年(第5次助成),2012年(第9次助成),2013年(第12次助成),2014年(第15次助成)計4カ年 単著・ 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は 共著の 著書・論文等の名称 担当頁及び編者・共著者名 の年月 別 発表学会等の名称 (著 書) 1. ─実践から学ぶ─子どもと家庭 共 2012年11月 保育出版社(販売:教育情 72-74頁「第4章子どもと家庭の福祉の費用」, 96-100頁「第6章母子保健の実施体制,施策の の福祉(改訂:第4版) 報出版社) 概要」 (再掲) (全232頁) ◎堤荘祐編著 船木幸弘他31名 2. 石狩市に提言!『フィールド ワークⅠ』藤女子大学の授業を とおして 単 2014年7月 藤女子大学人間生活学部 129-140頁 公開講座シリーズ[イッカヌ ◎伊井義人監修 ンクル]第3巻 フュー チャースクール×地域の 絆@学びの場 単 2010年8月 子どもロジー Vol.13,14 北海道子ども学会 98-104頁 2. 自己覚知を促進する演習教育 の研究─ラボラトリー方式の体 験学習の導入─(査読付) 単 2011年3月 北海道社会福祉学研究 第31号 北海道社会福祉学会 51-64頁 3. 子どもと地域コミュニティに必要 な大人の姿(査読付) 単 2012年3月 学会誌『チャイルド・サイエ 16-19頁 ンス』子ども学 Vol.8 日本子ども学会 4. 地域コミュニティの大人の姿と次 単 2012年3月 世代に伝え残す東日本大震災 人間生活学研究 第19号 19-34頁 藤女子大学人間生活学部 人間生活学科 5. 対人コミュニケーション教育上の 単 2013年3月 留意点―女子大学生のコミュニ ケーション2007~2012年の様相 ― 人間生活学研究 第20号 13-48頁 藤女子大学人間生活学部 人間生活学科 6. 女子大学生のコミュニケーション 単 2014年3月 2013年の様相―対人コミュニ ケーションの自己検討・他者検 討― 人間生活学研究 第21号 1-39頁 藤女子大学人間生活学部 人間生活学科 7. 対人コミュニケーションの着眼点 単 2015年3月 ―女子大学生のコミュニケーショ (印刷中) ン複数他者検討2014年の様相 から― 人間生活学研究 第22号 1-24頁 藤女子大学人間生活学部 人間生活学科 (学術論文) 1. スクールソーシャルワーカー養 成の課題~ソーシャルワーク教 育の実践考察から, 「効果的な コミュニケーション」の検討~ (その他) 1. ボランティアコーディネーターの 単 2011年3月 あゆみ~北海道におけるボラン ティアコーディネーター~ 人間生活学研究 第18号 【研究ノート】25-44頁 藤女子大学人間生活学部 人間生活学科 114 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 2. 東日本大震災から若者の未来 につなぐ 単 2012年12月 藤女子大学カトリックセン 4頁 ター チャペルニュース № 49 3. 教育現場におけるファシリテー ター実践~大学の授業科目の 実践をとおして~ 単 2014年7月 担当頁及び編者・共著者名 ファシリテーター実践研究 【実践報告】21-24頁 Fellows-フェローズ-Vol.3 特定非営利法人 Facilitator Fellows Ⅲ 社会連携・社会貢献 北海道子ども学会,日本社会福祉学会,日本地域福祉学会,日本子ども学会 ,北海道乳幼児療育研究会,ブザン教育 協会会員 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> 所属学会 <道内> 1999年3月~現在 (地域的連携・貢献) 特定非営利活動法人北海道ボランティアコーディネーター協会理事(専務理事) (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 入試部委員会副委員長 V 学生支援に関する自己研鑽 2011年~現在 親に恵まれない子どもの養育を実践(札幌市の里親2011年指定) 115 食物栄養学科 池 田 隆 幸 ・・・・・・・・・・・・・・ 117 大 西 正 男 ・・・・・・・・・・・・・・ 120 小山田 正 人 ・・・・・・・・・・・・・・ 123 菊 地 和 美 ・・・・・・・・・・・・・・ 126 武 部 久美子 ・・・・・・・・・・・・・・ 130 中河原 俊 治 ・・・・・・・・・・・・・・ 133 藤 井 義 博 ・・・・・・・・・・・・・・ 136 松 坂 裕 子 ・・・・・・・・・・・・・・ 140 高 橋 博 ・・・・・・・・・・・・・・ 142 三田村 理恵子 ・・・・・・・・・・・・・・ 145 村 田 まり子 ・・・・・・・・・・・・・・ 149 隈 元 晴 子 ・・・・・・・・・・・・・・ 152 坂 本 佳菜子 ・・・・・・・・・・・・・・ 155 佐々木 はるみ ・・・・・・・・・・・・・・ 157 根 本 亜矢子 ・・・・・・・・・・・・・・ 159 福 田 絵 里 ・・・・・・・・・・・・・・ 162 松 井 のり子 ・・・・・・・・・・・・・・ 164 吉 田 訓 ・・・・・・・・・・・・・・ 165 子 所属 人間生活学部 食物栄養学科 学位 博士(農学)(神戸大学) 職名 教授 特記すべき 資格 氏名 池 田 隆 大学院における研究指導担当資格 幸 有 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 微生物学,食と安全論,食品衛生学実験 <大学院> 食品品質学特論,食品品質学演習 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) 質問票の配布 2002年4月~ 授業の際に出席者全員にカードを渡し,出席カードとすると共に質問をでき 現在 るだけ書くように指導している。学生の理解度を毎回チェックしていると共に, 出された質問については,次の授業の開始時に解説を加えて理解度を高め る授業を心がけている。 教員個人のホームページを大学内LANのホームページ中に解説し,授業 2) 大学サーバーにおけるホームページ 2002年10月 の開設 で使用したスライドをそのまま載せ,学生の復習のために公開している。 ~現在 http://www.venus.fujijoshi.ac.jp/~ikeda/index.html 3) 演習,卒業研究を除いた担当科目 授業評価を実施 2002年~現 微生物学,食と安全論A・B,食品衛生学実験において授業評価を実施し, 在 学生の意見を取り入れた授業の改善を行っている。2014年度も2015年1月実 施予定である。 2. 作成した教科書,教材 1) 管理栄養士国家試験対策のための 2006年6月~ 管理栄養士国家試験対策のために,e-learninigシステムを継続して構築中。 e-learning構築 現在 http://e-learn.venus.fujijoshi.ac.jp/ 2) e-learning「復習しましょう」の構築 2009年9月~ 1~4年生の普段の授業の復習に使えるようにe-learningシステムを立ち上 げ,微生物学,食と安全論A,Bで利用し,学生へ練習問題などを提供したり 現在 質問を受け付けたりしている。 http://e-learn.venus.fujijoshi.ac.jp/fuku_ninsyou.asp Ⅱ 微生物の試験のなかで,寒天平板培養法,濁度測定法,ATP-化学発光 3) 健康と食の安全を考えた食品衛生学 2013年11月 実験((株)アイケイコーポレーション) 測定法,PCR法,DNAプローブ法,腸内細菌科菌群の試験を担当 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 1) 藤女子大学ワインの醸造と販売 2008年度~ 中央葡萄酒(株)千歳ワイナリーと共にワインを製造販売し,今年度も来年3 現在 月に配布予定。 Ⅱ 研究活動 研究分野: 食品微生物学,醗酵学,腸内細菌学 微生物,乳酸菌,酵母,エクオール,マロラク ティック,バクテリオシン,ビフィズス菌 ②乳酸菌由来抗菌物質の探索 研究キーワード: 研究課題: ①マロラクティック発酵乳酸菌の機能解明 ③エクオール産生菌の探索 研究内容: ①マロラクティック発酵を行う乳酸菌Oenococcus oeni のマロラクティック酵素遺伝子群をO. eoni ATCC23279株および当 研究室で分離解析したM1株及びY5株から単離し,大腸菌に形質転換した。それぞれの遺伝子軍の塩基配列の解析を 行い,その違いについて考察した。3つある遺伝子のそれぞれの役割について検討を行っている。 ②各種漬物から乳酸菌を約500株分離し,それぞれの抗菌活性を黄色ブドウ球菌,大腸菌,枯草菌を用いて検討を行っ た。その結果,黄色ブドウ球菌及び枯草菌に抗菌性を示す乳酸菌二株を分離した。それらの乳酸菌はLactobacillus brevisと同定され,両菌株とも核外遺伝子であるプラスミドを保有していることが明らかとなった。これらの活性を高めると共 に新たなバクテリオシン産生乳酸菌の探索も並行して行っている。 ③日本人の1/3に大豆中に含まれるイソフラボンの一種ダイゼインをエクオールに変換する微生物が存在する。エクオー ルは,ダイゼインよりもエストロゲン活性が優れ骨粗鬆症予防に有望な物質である。そこで,ヒト糞便中に存在する菌をスク リーニングしたところ,エクオール生産菌FJK1株を単離することが出来た。16S-rRNA配列からSlackia属に近い新種である ことが明らかとなった。現在FJK1株の培養条件の検討および,エクオール産生機構の解明を行っている。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 1. 共同研究 グリコ乳業㈱ 「発酵乳の整腸作用に関する研究」2010年4月~2011年3月 2. 共同研究 グリコ乳業㈱ 「発酵乳の整腸作用に関する研究発酵乳の整腸作用に関する研究」2011年4月~2012年3月 3. 共同研究 グリコ乳業㈱ 「発酵乳の整腸作用に関する研究」2012年4月~2013年3月 4. 共同研究 合同会社北海道sweets & winery 「石狩市内に生息するワイン用酵母の探索及びカステラの製品検査」2013年4月~2014年3月 5. 共同研究 グリコ乳業㈱ 「高齢者施設入所者における発酵乳摂取による健康効果の検証のための研究」2013年4月~2015年3月 6. 共同研究 グリコ乳業㈱ 「発酵乳摂取による整腸効果の検証のための研究」2014年4月~2015年3月 7. 共同研究 グリコ乳業㈱ 「ビフィズス菌摂取による腸内細菌叢変化の網羅的な解析」2014年4月~2016年3月 117 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 (著 書) (学術論文) 1. 腸内増殖性を有するBifidobacte 共 2011年8月 rium animalis subsp.lactis GCL2 505摂取による腸内ビフィズス菌 叢の変化と整腸効果 2. Effects of administration of Bifidobacterium animalis subsp. Lactis GCL2505 on defecation frequency and bifidobacterial microbiota composition in humans ミルクサイエンス 60巻2号 143-150頁 高見和代,石塚晶啓,富塚琴美,犬上潤,西嶋 智彦,馬渡隆志,池田隆幸 共 2012年1月 The Journal of Bioscience 587-591頁 and Bioengineering Akihiro Ishizuka, Kotomi Tomizuka,Ryo Aoki,Tomohiko Nishijima,Yasuo Saito, Ryo Inoue, Kazunari Ushida, Takashi Mawatari, and Takayuki Ikeda 共 2010年2月 日本食品科学工学会2009 荒嘉律,辻絵里香,柏谷圭慧,段城尚子,富塚 年度北海道支部会 琴美,沼口晶子,池田隆幸 2. ビフィズス菌の腸管での挙動に ついて 共 2010年3月 日本農芸化学会2010年度 石塚晶啓,青木亮,安澤大輔,池田隆幸 大会 3. 食中毒台所の常識30 共 2010年8月 食生活 4. Bifidobacterium lactis BB12 株 の排便促進効果について 共 2011年2月 日本食品科学工学会2010 富塚琴美,石塚晶啓,西嶋智彦,青木亮,馬渡 年度北海道支部会 隆志,池田隆幸 (その他) 1. Oenococcus oeni マロラクティッ ク酵素遺伝子のリンゴ酸による 誘導発現について 34-50頁 5. The proliferation of 共 2011年9月 Bifidobacterium animalis subsp. lactis strain GCL2505 in human intestines and the effect of administration on the defecation frequency, fecal characteristics and intestinal bifidobacteria. The 6th Asian Conference Akihiro Ishizuka, Kotomi Tomizuka, Tomohiko on Lactic Acid Bacteria Nishijima, Ryo Aoki, Takashi Mawatari, Takayuki Ikeda 6. Bifidobacterium animalis subsp. lactis GCL2505 摂取における 種特異的プライマーを用いたリ アルタイム PCR による腸内ビ フィズス菌叢の解析 共 2012年5月 2012年度 日本乳酸菌学 会 泊まり込みセミナー 7. Bifidobacterium animalis subsp.lactis GCL2505摂取によ る腸内ビフィズス菌数の変化 共 2013年5月 日本栄養・食糧学会大会 富塚琴美,高見和代,犬上潤,西嶋智彦,馬渡 隆志,池田隆幸 田中祥之,石塚晶啓,富塚琴美 ,高見和代,滝 井寛,西嶋智彦,馬渡隆志,池田隆幸 8. Short- and long term changes in 共 2014年8月 the intestinal environment following ingetion of Bifidobacterium animalis subsp. Lactis GCL2505 11th International Symposium on Lactic Acid Bacteria Yoshiyuki Tanaka, Kotomi Tomizuka, Kazuyo Takami, Tomohiko Nishijima, Takashi Mawatari, Takayuki Ikeda 9. 尿中エクオール濃度とエクオー ル産生能の関係について 食品科学工学会大会 富塚琴美,樋口央紀,池田隆幸 共 2014年8月 Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 日本農芸化学会,日本分子生物学会,日本乳酸菌学会,日本栄養・食糧学会,生物工学会,日本食品科学工学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> 2008年度~現在 2012年度~現在 2014年4月~2015年3月 <道内> 2002年度~現在 2002年度~現在 2010年度~現在 (地域的連携・貢献) 2013年〜2015年 (社)日本食品科学工学会理事 (公)日本栄養・食糧学会参与 (公財)大学基準協会大学評価委員会大学評価分科会委員 特定非営利活動法人北海道バイオ産業振興協会理事・企画運営委員 日本生物工学会東北北海道支部会幹事 札幌市食品衛生管理認定制度認定審査員 札幌市「安全・安心なまち・さっぽろ推進会議」議長 (国際的連携・貢献) 118 Ⅳ 学内運営活動 人間生活学部長,大学戦略会議構成員,人間生活学部研究倫理審査委員会委員長,教養科目・共通科目再構築プロジェクト委 員 V 学生支援に関する自己研鑽 119 所属 人間生活学部 食物栄養学科 職名 教授 特記すべき 資格 学位 農学博士(北海道大学) 氏名 大 西 正 大学院における研究指導担当資格 男 有 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 生化学,栄養生化学実験 <大学院> 生体機能学特論,生体機能学演習 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 2. 作成した教科書,教材 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 1) 全国連合農学研究科平成24年度農 2012年6月 学特別講義の担当 15日 多地点教育システムを用いた連合農学研究科(博士課程)院生に対する 講義を行った(題目:植物セラミド研究の展開,2012年6月15日実施)。 Ⅱ 研究活動 研究分野: 生化学,脂質科学,食品機能学 研究キーワード: スフィンゴ脂質,機能性脂質,食品機能 研究課題: ① スフィンゴ脂質の分子種特性と機能の解析 ② 農畜産物の食品機能性とその加工副産物の利活用 研究内容: ① 動植物および微生物に含まれるスフィンゴ脂質の種類,構造,分布および生理機能の解明を目指している。また,機 能性食品素材としてのスフィンゴ脂質の応用に関する基盤的な研究も行っている。 ② 農畜産物やそれらの加工副産物中の主として脂質成分を対象として,成分分析を行うとともに,その食品機能性の解 析を進めている。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 (著 書) 1. 農作物の健康機能性評価, 「バ 共 2010年 イオチップ実用化ハンドブック」 担当頁及び編者・共著者名 NTS 312-317頁 得字圭彦, 木下幹朗, 大西正男 2. 植物のセラミドと生理機能, 「こ こまできたセラミド研究最前線 セラミド―基礎と応用―」 共 2011年 食品化学新聞社 56-62頁 得字圭彦, 大西正男 (セラミド研究会編集) 3. ChapterⅨ Glycolipids, in “Nutrition and Diet Research Progress, Milk Oligosaccharides” 単 2011年 Novinka 57-59頁 J. Health Sci., 56 72-80頁 T. Nakamura, T. Nagura, M.Akiba, K.Sato, Y. Tokuji, M.Ohnishi, K. Osada Biol. Pharm. Bull., 33 580-584頁 H. Nozaki, S. Itonori, M. Sugita, K. Nakamura, K. Ohba, M. Ohnishi, K. Imai, Y. Igarashi, A. Suzuki, Y. Kushi Biosci. Biotechonol. Biochem., 74 1283-1285頁 M. Sato, K. Yunoki, T. Ohkubo, K. Seki, Y. Tanaka, M. Ohnishi (学術論文) 1. Promotive effects of the dietary 共 2010年1月 organic germanium poly-trans[(2-carboxyethyl) germasesquioxane] (Ge-132) on the secretion and antioxidative activity of bile in rodents 2. Invariant Vα-14 natural killer T cell activation by edible mushroom acidic glycosphingolipids 共 2010年4月 3. Content and fatty acid 共 2010年6月 composition of sulfoquinovosyldiacylglycerol in conifer leaves grown in Hokkaido, Japan 120 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 4. Effects of dietary 共 2010年7月 glucosylceramide on dermatitis in atopic dermatitis model mice 担当頁及び編者・共著者名 Eur. J. Lipid Sci. Technol. 708-711頁 J. Ono, M. Kinoshita, K. Aida, M. Tamura, M. Ohnishi 5. Dietary sphingolipids ameliorate disorders of lipid metabolism in Zucker fatty rats 共 2010年11月 J. Agric. Food Chem., 58 7030-7035頁 K. Yunoki, M. Renaguli, M. Kinoshita, H. Matsuyama, S. Mawatari, T. Fujino, Y. Kodama, M. Sugiyama, M. Ohnishi 6. Differences in sterol composition of gonads of the lottiid limpets Nipponacmea concinna and Nipponacmea fuscoviridis from northeastern Japan 共 2011年10月 J. Oleo Sci., 60 501-504頁 H. Kawashima, M. Ohnishi, S. Ogawa 7. 北海道産ナガイモ凍結乾燥物 の脂質の組成およびヒト結腸が ん細胞増殖抑制作用 共 2011年12月 日本食品科学工学会誌 58 567-575頁 山﨑民子, 荒井克仁, 松下容子, 得字圭彦, 川 原美香, 大庭 潔, 木下幹朗, 大西正男 8. Profiling of hepatic gene expression of mice fed with edible Japanese mushrooms by DNA microarray analysis: Comparison among Pleurotus ostreatus , Grifola frondosa , and Hypsizigus marmoreus 共 2011年 J. Agric. Food Chem., 59 10723-10731頁 M. Sato, Y. Tokuji, S. Yoneyama, K. FujiiAkiyama, M. Kinoshita, M. Ohnishi 9. Mechanism of visceral fat reduction in Tsumura Suzuki obese, diabetes (TSOD) mice orally administered βcryptoxanthin from Satsuma mandarin oranges (Citrus unshiu Marc) 共 2011年 J. Agric. Food Chem., 59 12342-12351頁 K. Takayanagi, S. Morimoto, Y. Shirakura, K. Mukai, T. Sugiyama, Y. Tokuji, M. Ohnishi 10. HPLC-ELSDによる植物由来グ 共 2012年1月 ルコシルセラミド素材定量分析 法の単一試験室妥当性確認 日本食品科学工学会誌 59 34-39頁 宮下留美子, 奈良昌代, 木下幹朗, 間 和彦, 中塚進一, 落合 潔, 大西正男 11. Evaluation of the effects of 共 2012年2月 dietary organic germanium, Ge132, and raffinose supplementation on caecal flora in rats Biosi. Microbiol. Food Health, 31 37-45頁 T. Nakamura, T. Nagura, K. Sato, M. Ohnishi 12. Novel heneicosadienoic and tricosadienoic acid isomers in ovaries of marine archaeogastropods 共 2012年8月 Lipids, 47 827-833頁 H. Kawashima, M. Ohnishi 13. 北海道十勝産ナガイモの栄養 成分, アミラーゼ力価および スーパーオキシドアニオン消化 活性 共 2012年10月 日本食品科学工学会誌 59 538-543頁 山﨑民子, 荒井克仁, 得字圭彦, 川原美香, 大 庭 潔, 木下幹郎, 大西正男 14. Oleanolic acid and ursolic acid in commercial dried fruits 共 2013年1月 Food Sci. Technol. Res., 19 113-116頁 F. Zhang, E. Daimaru, M. Ohnishi, M. Kinoshita, Y. Tokuji 15. 脱脂乾燥鶏皮の経口摂取によ る皮膚状態改善効果 共 2013年5月 日本食品科学工学会誌 60 218-224頁 川村 純, 琴浦 聡, 古本真理, 府中英孝, 三明 清隆, 杉山雅昭, 大西正男 16. Effects of chinese yam storage 共 2013年6月 protein on formation of aberrant crypt foci in 1,2dimethylhydrazine-treated mice J. Food Nutr. Res., 52 139-145頁 K. Arai, T. Yamazaki, Y. Tokuji, M. Kawahara, K. Oba, K. Hironaka, M. Kinoshita, M.Ohnishi 17. Distribution of unusual cholesterol precursors, 4methyl- and 4,4dimethylsterols with Δ8 unsaturation, in gonads of marine Archaeogastropods J. Oleo Sci., 62 465-470頁 H. Kawashima, M. Ohnishi, S. Ogawa 共 2013年7月 121 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 18. Efficient conversion of crude glycerol into triacylglycerol by the yeast Pseudozyma sp. TYC-2187 for biodiesel production 共 2013年8月 19. Effect of dietary Maitake (Grifola frondosa ) mushrooms on plasma cholesterol and hepatic gene expression in cholesterol-fed mice 共 2013年12月 J. Oleo Sci., 62 J. Oleo Sci., 62 担当頁及び編者・共著者名 605-612頁 N. Takakuwa, S. Nagahama, H. Matsumura, M. Kinoshita, M. Ohnishi 1049-1058頁 M. Sato, Y. Tokuji, S. Yoneyama, K. FujiiAkiyama, M. Kinoshita, H. Chiji, M. Ohnishi 20. 親鶏可食部のプラズマローゲン 共 2014年5月 組成と食用利用のための調製 方法 日本畜産学会報 85 153-161頁 三明清隆, 柚木恵太, 川村 純, 府中英孝, 杉 山雅昭, 大西正男 21. The effect of oral intake of low- 共 2014年 temperature-processed whey protein concentrate on colitis and gene expression profiles in mice Foods, 3 351-368頁 S. Jayatilale, K. Arai, N. Kumada, Y. Ishida, I. Tanaka, S. Iwatsuki, T. Ohwada, M. Ohnishi, Y. Tokuji, M. Kinoshita 22. Determination of carbon isotopic measurement conditions for ceramide in skin using gas chromatographycombustion-isotope ratio mass spectrometry 共 2014年12月 J Oleo Sci., 63 (その他) 1. 親鶏由来の機能性リン脂質 : ス 共 2010年 フィンゴミエリンの抗高脂血症及 び抗高血糖効果 2. 続 うんしゅうみかんの美館講座 共 2012年8月 Vol. 3, β‐クリプトキサンチンに よる体脂肪軽減作用について ②―肥満モデルマウスによるメ カニズム解明― 1283-1291頁 H. Haraguchi, K. Yamada, R. Miyashita, K. Aida, M. Ohnishi, A. Gilbert, N. Yoshida ブレインテクノニュース 141 13-19頁 府中英孝, 柚木恵太, 松山弘幸, 藤野武彦, 大 西正男, 小玉芳郎, 杉山雅昭 Food Style 21, 12 29-32頁 高柳勝彦, 向井克之, 得字圭彦, 大西正男 3. 機能性食品素材としてのスフィ ンゴ脂質の利用:現状と課題 単 2013年11月 第6回日本セラミド研究会 4. 食品セラミドの種類と成分特性 共 2013年3月 Food Style 21, 17 73-75頁 宮下留美子, 大西正男 Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 日本油化学会, 日本食品科学工学会, 日本農芸化学会, 日本脂質生化学会 など (社会的機関の役員委嘱等) <全国> 2000年1月~現在 2009年1月~現在 <道内> 2012年4月~現在 (地域的連携・貢献) 日本油化学会J. Oleo Sci.編集委員 日本セラミド研究会副会長 日本農芸化化学会北海道支部参与 (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 紀要委員会委員長 V 学生支援に関する自己研鑽 122 所属 人間生活学部 食物栄養学科 学位 医学博士(札幌医科大学) 職名 教授 特記すべき 医師免許証,病理専門 資格 医,死体解剖資格 氏名 小 山 田 正 大学院における研究指導担当資格 人 有 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 病理学,公衆衛生学,公衆栄養学,解剖生理学,健康管理概論,栄養管理論,解剖生理学実験 <大学院> 公衆栄養学特論,公衆栄養学演習,栄養管理学特論,栄養統計学概論 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) PCプロジェクター及びDVDなど視聴 2010年4月~ PCプロジェクター及びDVDなど視聴覚教材を授業に用いた。こうした授業 覚教材を活用した授業の展開 の進め方は学生より好評を得ている。 現在 2) 視聴覚教材のWeb上へ掲載 2010年4月~ 視聴覚教材のWeb上へ掲載により,学生が復習に利用できるようにした。こ うした授業の進め方は学生より好評を得ている。 現在 3) 授業の復習用問題のE-learning上へ 2010年4月~ 授業の復習用問題のE-learning上への掲載することにより,学生が復習に の掲載 利用できるようにした。こうした授業の進め方は学生より好評を得ている。 現在 4) 管理栄養士国家試験ガイドラインの 2010年4月~ 管理栄養士国家試験ガイドラインの大項目毎に小テストを行うことによっ 大項目毎の小テストの実施 て,学生が復習を習慣化させるように努めた。小テストの結果は,学生の理 現在 解の程度を把握し,講義の内容のチェックにも有効である。 DOHaD (Developmental Origins of Health and Disease)と代謝エピジェネ 5) 大学院の食物栄養学総合講義の人 2011年10月 間生活学部への公開 ティクスについての大学院生のための食物栄養学総合講義を,人間生活学 ~現在 部全体に公開した。わかりやすい内容として,好評であった。 6) チーム基盤型学習の授業への導入 2013年4月~ チーム基盤型学習 (Team-Based Learning, TBL)は,個人学習・グループ 学習・全体セッションの3つの学習形態を組み合わせた新しい授業方法であ 現在 る。それを4年生の栄養管理論に導入した。多くの学生が授業に積極的に参 加し,好評であった。 2. 作成した教科書,教材 1) 全ての授業での学習目標,ポイント, 2010年4月~ 全ての授業において,学習目標,ポイント,キーワード,必要な図表の提供 キーワード,必要な図表の提供 した。これらの教材は,学生より好評を得ている。 現在 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 1) 第3回日本栄養学教育学会学術総 2014年8月 会での発表 「チーム基盤型学習 [Team-based learning (TBL)] による統合型授業:反 転授業への発展をめざして」のタイトルで,管理栄養士教育へのアクティブ ラーニングの導入について発表した。 4. その他教育活動上特記すべき事項 Ⅱ 研究活動 DOHaD教育, 病理学,公衆衛生学,栄養 DOHaD, ヘルス・リテラシー,ギャップ結合, ヘル 研究キーワード: 学教育 スプロフェッショナル教育 研究課題: ①母体栄養による胎盤機能のエピジェネティック制御: DOHaDでの疾患発生機構として(科学研究費 基盤C) ②女子大学生のDOHaDに関する認識についてのアンケート調査 ③DOHaDヘルスリテラシーに関する客観的評価法の共同開発とそれを用いた国際比較 ④ヘルスプロフェッショナル教育における DOHaD モデルカリキュラムの提案 研究内容: ①本研究の対象であるギャップ結合蛋白質(コネキシン)の発現調節メカニズムについて,最新の情報をまとめたreview article (Regulation of connexin expression by transcription factors and epigenetic mechanisms) を執筆し,Biochim. Biophys. Acta Biomembranes 1828:118-133 (2013)に掲載し,オンラインで世界中からのオープンアクセスを可能とし た。また,胚性幹細胞(ES細胞)及びiPS細胞におけるコネキシンの発現とギャップ結合細胞間コミュニケーションについて の総説 (Connexin expression and gap-junctional intercellular communication in ES cells and iPS cells) を執筆し,オー プンアスセスジャーナル Frontier in Pharmacologyに掲載した。 ②日本人女子大学生に,DOHaDに対する認識についての質問票を用いた調査を行うことにより,成人期の健康に及ぼ す影響について,1歳までの食事が,遺伝や生活習慣(遺伝・環境と生活習慣の要素)に比べて,軽度であると認識して いることを明らかにした。 ③健康教育を通じた予防的介入により,DOHaD に関するヘルスリテラシー(health literacy)を向上させ,NCD (NonCommunicable Disease:非感染性疾患) をはじめとする慢性疾患の予防に繋げることを目的として,国際的に使用可能な DOHaD に関するヘルスリテラシーを客観的に評価する方法をニュージーランドと日本で共同開発する。 ④DOHaD 説の現状は,支持する広範なエビデンスが蓄積し,教育を含む介入を通した(NCD)の予防対策の実施を含 めたアクションが求められている。本研究は,アクションのひとつとして,ヘルスプロフェッショナル教育への,DOHaD に 関するカリキュラム導入を提案し,そのモデルを提供する。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 1. 科学研究費 基盤研究(C) 「母体栄養による胎盤機能のエピジェネティック制御: DOHaDでの疾患発生機構として」(研究代表者。研究分担者:武部久美 子) 2011年4月1日~2015年3月31日(予定) 研究分野: 123 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 (著 書) (学術論文) 1. 気胸術後に発症した両側気腫 性巨大肺嚢胞の一例 共 2010年1月 市立札幌病院医誌 277-279頁 (共同研究につき本人担当部分抽出 不可能) ◎高橋秀徳,田中明彦,三品泰二郎,羽田健 一,小山田正人,武内利直 2. 低用量ピルの内服中に発症し た月経随伴性気胸の一例 共 2010年1月 市立札幌病院医誌 247-249頁 (共同研究につき本人担当部分抽出 不可能)。 ◎北尾直之,田中明彦,三品泰二郎,羽田健 一,小山田正人,武内利直 3. Regulation of connexin expression by transcription factors and epigenetic mechanisms(査読付)[被引用 数:18 (Google Scholar), 11 (Scopus)] 共 2013年1月 Biochim. Biophys. Acta 118-133頁 (共同研究につき本人担当部分抽出 不可能) ◎Oyamada M, Takebe K, Oyamada Y 4. Connexin expression and gapjunctional intercellular communication in ES cells and iPS cells(査読付)[被引用数:7 (Google Scholar), 5 (Scopus)] 共 2013年7月 Frontiers in Fharmacology 1-8頁 (共同研究につき本人担当部分抽出不可 能) ◎Oyamada M, Takebe K, Endo A, Hara S, Oyamada Y 5. On Japanese female university students’ perception of developmental origins of health and disease: A questionnaire survey 共 2013年11月 Journal of Developmental S162頁 (共同研究につき本人担当部分抽出不 可能) Origins of Health and ◎Endo A, Oyamada M Disease (Volume 4, Supplement 2) 6. 乳酸発酵野菜入り野菜・果実混 共 2014年3月 合飲料の摂取による排便と皮膚 水分への影響 (査読付) (その他) 1. 介護高齢者施設における簡易 栄養状態評価表 (MNA)による 継続的栄養スクリーニングの有 用性 2. 介護高齢者施設における簡易 栄養状態評価表 (MNA)による 継続的評価と予後(第2報) 藤女子大学QOL研究所 紀要 第9巻1号 27-34頁 (共同研究につき本人担当部分抽出不 可能) ◎三田村理恵子, 小山田正人, 河内智子, 小 幡明雄 共 2011年5月 日本老年医学会第22回北 武部久美子,駒込聡子,小山田正人 海道地方会 共 2012年1月 第15回日本病態栄養学会 武部久美子,佐々木はるみ,駒込聡子,小山田 年次学術集会 正人 3. 女子大学生のDOHaDに関する 共 2012年8月 認識についてのアンケート調 査:Gageら(AJCN 2011)の質問 票を用いて 第1回日本DOHaD研究会 遠藤綾,小山田正人 年会 4. 食品科学工学とエピジェネティ 単 2012年8月 クス:食品・栄養が遺伝子の働き を調節する。概要説明 日本食品科学工学会第59 (シンポジウム) 回大会 5. 妊娠中を含めた1000日間の栄 養が生涯の健康に影響― 1000Daysパートナーシップと DOHaD― 単 2012年8月 生活・健康・栄養ニュース Vol. 13 家政学図書目録刊行会 6. DOHaDに関する,女子大学生 の認識についてのアンケート調 査 共 2012年12月 日本栄養改善学会北海道 遠藤綾,小山田正人 支部会 7. 乳酸発酵野菜入り野菜・果実混 共 2012年12月 日本栄養改善学会北海道 三田村理恵子,小山田正人,河内智子,小幡明 合飲料の摂取による便通と皮膚 支部会 雄 水分への影響 8. 特別養護老人施設入所者への 3ヵ月毎のMNA-SFモニタリング の有用性についての検討 共 2013年1月 第15回日本病態栄養学会 武部久美子,佐々木はるみ,駒込聡子,小山田 年次学術集会 正人 124 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 9. 女子大学生のDOHaD に関する 共 2013年6月 認識についてのアンケート調査 -結果報告-: Gage ら(AJCN 2011)の質問票を 用いて 担当頁及び編者・共著者名 第2回日本DOHaD研究会 遠藤綾,大久保岩男,小山田正人 年会 10. 最近の学術論文公開事情―グ ローバルなオンラインジャーナ ルへの論文執筆を経験して― 単 2013年10月 藤女子大学 図書館だより No. 86 11. On Japanese female university students’ perception of developmental origins of health and disease: A questionnaire survey 共 2013年11月 The 8th World Congress on DOHaD 12. 介護高齢者施設入居者におけ るサルコペニアの現状と栄養状 態との関係 共 2014年1月 第16回日本病態栄養学会 武部久美子,駒込聡子,佐々木はるみ,佐藤亜 年次学術集会 紀子,小山田正人 13. 国際比較を目的としたDOHaD に関する認識についての質問 票の作成 共 2014年7月 第3回日本DOHaD研究会 小山田正人、Sarah Morgan, Robyn Dixon, Clare 学術集会(東京) Wall, Jacquie Bay 14. 「チーム基盤型学習 [Team共 2014年8月 based learning (TBL)] による統 合型授業:反転授業への発展を めざして」 15. 神経性無食欲症患者への外来 栄養指導に感想文を活用し指 導効率を改善した一症例 Endo A, Oyamada M 日本栄養学教育学会第3 小山田正人、菊地和美 回学術総会(神奈川) 共 2014年12月 日本栄養改善学会北海道 佐藤安貴,小山田正人 支部会(札幌) Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 日本病理学会,日本臨床分子形態学会,コネキシン研究会,日本DOHaD研究会,International Society for DOHaD (社会的機関の役員委嘱等) <全国> 1991年~現在 2001年~現在 2005年~現在 2014年〜現在 <道内> 日本病理学会評議員 コネキシン研究会世話人 日本臨床分子形態学会評議員 第4回日本DOHaD研究会学術集会実行委員 (地域的連携・貢献) (国際的連携・貢献) 2014年~現在 2014年4月 PUD (The Public Understanding of DOHaD) Project: ニュージーランド,オークランド大学 Liggins 研究所 LENScience (The Liggins Education Network for Science)との国際的連携 (http://urx.nu/dQJO) 英文雑誌Applied Biochemistry and Biotechnology の reviewer(査読者) Ⅳ 学内運営活動 評議会評議員,動物実験委員会委員,教養科目・共通科目再構築プロジェクト委員 V 学生支援に関する自己研鑽 125 所属 人間生活学部 食物栄養学科 学位 博士(農学)(酪農学園大学) 職名 教授 特記すべき 管理栄養士 資格 氏名 菊 地 和 大学院における研究指導担当資格 美 有 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 調理科学,調理実習 <大学院> 食品品質学特論,食品品質学演習 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) 画像を用いたパワーポイントなど視 2010年~現 教材では「調理科学」や「フードスペシャリスト論」において,具体的な授業 聴覚教材を活用した授業の展開 在 の進め方をするために画像を取り入れながら「授業改善のためのアンケート」 の評価を活かして,効果的に用いられるような工夫をした。 2. 作成した教科書,教材 1) 調理実習のプリント(レシピ作成) 2010年4月~ 調理実習のプリントは日本料理,中国料理,西洋料理,韓国料理に分け て,教科書と連動して再現しやすいように作成し,考察からレポートに連動可 現在 能となるよう工夫した。 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 1) 札幌市教育委員会主催のフードリサ 2010年2月 イクルの実践発表 2) 札幌市北保健センター主催の食育 学習会 札幌市教育委員会主催の講演会において,栄養教諭の教育実践活動の 発表として札幌市小学校給食を取り上げ,地産地消ならびにフードリサイク ルの現状を報告した。 2010年4月 札幌市北保健センター主催の学習会において,栄養教諭の教育実践活動 の発表として札幌市食育推進計画の現状を発表した。 3) 札幌市教育委員会主催の栄養教諭 2011年8月 講座 札幌市教育委員会主催の栄養教諭を対象とした講座において,教育実践 活動の発表として「第二次食育推進基本計画」の現状を発表した。 4) 石狩市保健センター主催の食生活 改善推進員養成講座 2012年3月 石狩市保健センター主催の食生活改善推進委員養成講座において,教育 方法ならびに「食育推進基本計画」に関する発表をした。 5) 札幌市厚別保健センター主催の食 生活改善推進員講座 2013年1月 札幌市厚別保健センターにおいて,あつべつ食育ネットワーク関係者を対 象として,食育実践活動の報告ならびに食育基本計画について発表した。 6) 札幌市北保健センター主催の北区 食育推進ネットワーク会議 2013年2月 札幌市北保健センターにおいて,北区食育ネットワーク会議関係者を対象 として,食育実践活動の報告ならびに食育基本計画を発表した。 7) 札幌パークホテル主催の「夏野菜と ゴマ」講話 2013年7月 札幌パークホテルにおいて,講演会「夏野菜とゴマ」フェア中のイベントでゴ マの栄養に関する講話ならびに食育実践活動の発表した。 8) 日本栄養士会研究教育栄養士協議 2013年8月 会の北海道東北ブロック研修会(函 館),シンポジウム座長 日本栄養士会主催の北海道東北ブロック研修会において 「各養成施設 における臨地実習等の現状と今後の課題」のシンポジウム座長を担当した。 9) 日本栄養改善学会第60回学術総 会,示説発表座長(3Ip-76-88) 2013年8月 日本栄養改善学会学術総会における示説発表・給食経営管理(4)アレル ギー・その他,座長(3Ip-76-88)を担当した。 10) 石狩市保健センター主催の食生活 改善推進員講座 2013年9月 石狩市保健センター主催の食生活改善推進員養成講座において,食育実 践活動報告ならびに「子どもの健康と食生活」を講演した(会場:石狩市保健 センターりんくる)。 11) 北海道教育委員会主催の栄養教諭 2014年8月 免許更新講習6時間 北海道教育委員会主催の栄養教諭免許更新講習において,栄養教諭と 家庭科教員との連携に関する教育方法の研修を担当した。 12) 石狩管内教育研究会課題部会研究 2014年8月 協議会「環境教育」部会主催,「環境 学習について」 石狩管内教育研究会課題部会研究協議会「環境教育」部会主催の「環境 学習について」,石狩管内における教育実践活動について講演した(会場: 恵庭小学校)。 13) 石狩市保育連絡会主催,「石狩の食 2014年9月 育」 石狩市保育連絡会主催の「石狩市における食育」として食育実践活動の発 表を行った(会場:石狩市保健センターりんくる)。 14) 北星学園大学主催,北海道食の安 全・安心基本計画(第3次)とは? 2014年10月 北星学園大学衛生管理研修主催の研修会で食育実践活動報告ならびに 北海道食の安全・安心基本計画について実習ならびに講演した(会場:北星 学園大学)。 15) ホクレンくるるの杜における食育講 座,「でんぷんについて」 2015年1月 (予定) ホクレンくるるの杜における食育講座として「でんぷんについて」調理科学 的実験をいれる研修会講師を担当予定である(くるるの杜)。 4. その他教育活動上特記すべき事項 126 Ⅱ 研究活動 研究分野: 調理科学 研究キーワード: 調理科学 研究課題: 北海道米および米粉に関する調理科学的研究 研究内容: 北海道産米および米粉に関する調理科学的研究では,粥にした際の嗜好性を明らかにすることを目的として,食品の物 理化学的特性である顕微鏡観察,粘度や色調,加熱温度変化,解凍時の離水量などを測定して,県産米と比較検討して いる。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 1. ノーステック財団助成金 「化工澱粉について」(2010年) 単著・ 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は 共著の 著書・論文等の名称 担当頁及び編者・共著者名 の年月 別 発表学会等の名称 (著 書) 1. 食べ物と健康Ⅱ 食品の機能 共 2013年 三共出版 120-127頁「3-5テクスチャー」担当 中河原俊治,荒川義人,金澤匠,菊地和美,松 坂裕子,西隆司,小野寺秀一,知地英征 (学術論文) 1. 療養所訪問を通してハンセン病 共 2010年3月 問題を考える~回復者の聞き取 り事例から~(査読付) 2. 小麦粉の一部に化工澱粉を添 加した食パンの調理科学的特 性 共 2010年3月 藤女子大学QOL研究所紀 ◎菊地和美,井上昌和,浅川身奈栄 要 第5巻第1号 藤女子大学紀要 第47号 33-40頁 (第Ⅱ部) ◎山本未穂,菊地和美,高橋セツ子,知地英征 3. 若年者の食育に関する意識と実 共 2010年7月 態(査読付) 家庭科・家政教育研究 69-75頁 第5号 ◎菊地和美,山口蒼生子 藤女子大学家庭科・家政 教育研究会 4. 北海道産クロテッドクリームと 共 2010年7月 ジャムを用いた調理体験―トッピ ングの指導―(査読付) 家庭科・家政教育研究 75-85頁 第5号 ◎古郡曜子,菊地和美 藤女子大学家庭科・家政 教育研究会 5. 女子中高生の健康と食生活との 共 2010年12月 日本食生活学会誌21(3) 232-242頁 意識の現状(査読付) ◎菊地和美,根本亜矢子,齋藤郁子,東川尅美 6. 加工澱粉糊液の性状に関する 研究 共 2011年3月 藤女子大学紀要 第48号 43-48頁 (第Ⅱ部) ◎菊地和美,高橋セツ子,吉田訓子,山本未 穂,知地英征 7. Study on meal-planning that considers the environment in food service management training 共 2011年3月 藤女子大学紀要 第48号 49-55頁 (第Ⅱ部) ◎Kazumi Kikuchi,Ayako Nemoto,Tamiko Yamaguchi 8. 人間生活学部人間生活学科選 択科目「食物学演習」について ~2009年~2010年度の学生レ ポートより 共 2011年3月 人間生活学研究 第18号 45-52頁 藤女子大学人間生活学部 ◎高橋セツ子,菊地和美 人間生活学科 9. 療養所訪問を通してハンセン病 共 2011年3月 問題を考える~回復者の聞き取 り事例から~(査読付) 藤女子大学QOL研究所紀 25-29頁 要 第6巻第1号 ◎菊地和美,久能由弥,浅川身奈栄 10. 北海道産クロテッドクリームの品 質に及ぼす冷凍の影響 共 2012年3月 藤女子大学紀要 第49号 39-44頁 (第Ⅱ部) ◎菊地和美,坂本佳菜子 11. 北海道産にしんみその調理科 学的特性 共 2012年3月 藤女子大学紀要 第49号 45-50頁 (第Ⅱ部) ◎菊地和美,尾澤典子,市川晶子 12. 療養所訪問を通してハンセン病 共 2012年3月 問題を考える~回復者の聞き取 り事例から~(3)(査読付) 藤女子大学QOL研究所紀 31-35頁 要 第7巻第1号 ◎菊地和美,浅川身奈栄 13. 男子中高生の健康と食生活との 共 2012年7月 意識の現状(査読付) 日本食生活学会誌23(1) 39-47頁 ◎菊地和美,根本亜矢子,東川尅美 14. 石狩市内の保育園における食 育活動(査読付) 家庭科・家政教育研究 53-60頁 第7号 ◎菊地和美,川原陽子,中澤はるか,林実穂,住 藤女子大学家庭科・家政 吉千佳,吉田真由美 教育研究会 共 2012年7月 127 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 15. 療養所訪問を通してハンセン病 共 2013年3月 問題を考える(4)(査読付) 藤女子大学QOL研究所紀 59-65頁 要 第8巻第1号 ◎菊地和美,樋口みな子,増子捷二,三田英 二,浅川身奈栄,井上昌和 16. 幼児(3歳から6歳)の食事の実 態から検討したサービング・ボ リューム(査読付) 日本食生活学会誌24(3) 283-293頁 ◎菊地和美,古畑公,山口蒼生子 共 2014年 17. 北海道の行事食・儀礼食の特徴 共 2014年 および親子間における伝承(査 読付) 日本調理科学会誌41(7) 31-41頁 ◎菅原久美子,菊地和美,木下教子,酒向史代 18. 北海道石狩産小麦粉の普及に 関する研究 共 2014年3月 藤女子大学人間生活学部 19-23頁 紀要 第51号 ◎菊地和美,坂本佳菜子,根本亜矢子,村田ま り子 19. 介護老人福祉施設における給 食の危機意識に関する重点改 善項目の抽出 共 2014年3月 酪農学園大学紀要 第38 123-130頁 号(2) ◎村田まり子,菊地和美,市川修 20. 石狩市の地産地消における福 祉事業所利用者(障がい者)へ の就労支援(査読付) 共 2014年3月 藤女子大学QOL研究所紀 75 -84 頁 要 第9巻第1号 ◎村田まり子,根本亜矢子,青木萌,小林真子, 菊地和美 21. 北海道産鮭節の調理科学的特 性ならびにレシピへの応用(査 読付) 共 2014年7月 23-33頁 家庭科・家政教育研究 ◎菊地和美,坂本佳菜子,市川晶子,村上知子 第9号 藤女子大学家庭科・家政 教育研究会 共 2011年2月 日本調理科学会報告書 ◎菊地和美,高橋セツ子,吉田訓子 2. 乳製品パンフレット 単 2011年 北海道リハビリー 酪農ジャーナルに掲載したレシピ集 3. ノースティック財団研究開発助 成事業2011研究成果報告書 共 2011年 北海道科学技術総合振興 加工馬鈴薯澱粉の栄養生理作用と健康機能食 センター 品の開発 ◎知地,高橋,菊地,山本,福田,荒川 (その他) 1. 「調理文化の地域性と調理科 学」報告書―行事食・儀礼食― 4. 平成24~25年度「次世代に伝え 共 2014年 継ぐ日本の家庭料理」聞き書き 調査報告書 日本調理科学会報告書 24-27頁 菊地和美,村田まり子,坂本佳菜子, 38-39頁 菊地和美,坂本佳菜子 5. 食育への取り組みの実態と課題 共 2014年5月 日本食育学会(明治大学) (示説発表)◎根本亜矢子,菊地和美 6. 女子大生における米粉商品に 共 2014年8月 対する意識と嗜好性に関する研 究 日本栄養改善学会3p- 212(横浜) 7. チーム基盤型学習による統合型 共 2014年8月 授業:反転授業への発展をめざ して 日本栄養教育学会(横浜) ◎小山田正人,菊地和美 8. Japanese Dietitians’ role as “Asian Dietitians” –report about Japanese dietitian working in India- 共 2014年8月 6th Asia Congress of Dietetics (Taipei) 9. 高齢者等施設における北海道 産米粉の調理科学的研究 共 2014年8月 日本調理科学会(広島県 ◎菊地和美,新井映子ほか 立大学)2C-p1 10. 書誌情報からみる北海道の家 庭・郷土料理 共 2014年8月 日本調理科学会(広島県 (示説発表)菊地和美,ほか 立大学) 11. 北海道八雲町産もち米の調理 科学的特性 共 2014年12月 日本栄養改善学会北海道 ◎菊地和美,ほか 支部会(藤女子大学) (示説発表)◎根本亜矢子,菊地和美,村田まり 子 ◎Shoko Okumura,Haruko Kumamoto , Kazumi Kikuchi 12. 北海道産ペポカボチャの調理科 共 2014年12月 日本栄養改善学会北海道 ◎坂本佳菜子,菊地和美,ほか 学的特性 支部会(藤女子大学) 13. 小学生を対象とした食育講座に 共 2014年12月 日本栄養改善学会北海道 ◎平川綾子,菊地和美,ほか おけるスタッフとしての役割に関 支部会(藤女子大学) する研究 128 Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 日本調理科学会,日本食生活学会,日本栄養改善学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> 2013年~現在 2013年~現在 <道内> 2013年~現在 2013年~現在 2014年~現在 2014年~現在 (地域的連携・貢献) 2013年~現在 特定非営利活動法人 日本栄養改善学会評議員 日本食生活学会評議員 札幌市教育委員会学校給食運営委員 北海道学校給食会評議員 公益社団法人北海道栄養士会監事 特定非営利活動法人日本栄養改善学会北海道支部会学術総会支部長 石狩市農林水産局 いしかり食と農のカレッジ運営委員会委員長 (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 食物栄養学専攻主任,人間生活学部FD委員会委員長,大学院FD委員会委員長,QOL研究所研究員 V 学生支援に関する自己研鑽 2014年9月16日 FD研修会「教育・学生支援機構の取組~教育企画室を中心として~」参加(北翔大学) 129 所属 人間生活学部 食物栄養学科 職名 教授 特記すべき 管理栄養士,糖尿病療養 資格 指導士 学位 博士(医学)(北海道大学) 氏名 武 部 久 美 子 大学院における研究指導担当資格 有 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 臨床栄養学,臨床栄養学実習,臨床栄養学演習,臨床栄養活動論,食生活論,応用栄養 学,応用栄養学実習 <大学院> 栄養管理学特論,栄養管理学演習 教育実践上の主な業績 年月日 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) 臨床症例を用いた栄養教育技法の 2010年4月 ~現在 習得 概 要 実際の臨床症例を事例として用い,患者情報の読み取り,アセスメントお よび栄養ケアプラン作成,栄養指導プラン作成技術習得と共にSOAPの記 録技法習得を目指した。 2) 摂食・嚥下障害患者への栄養ケアス 2010年4月 ~現在 キル習得 身体への侵襲の少ない方法を用い咀嚼嚥下に関与する筋肉を固定した 状態で飲食物を摂取し,摂食・嚥下機能を体験的に学び,摂食・嚥下訓練 食調整技法および管理栄養士の栄養ケアのあり方について理解を深めた。 3) 医療機関における管理栄養士実務 2010年4月 ~現在 を臨床事例より習得 医療機関において管理栄養士が関わる感染対策,危機管理など多領域 の実務について臨床事例を用い,インシデントレポートの記録法など具体的 に学び実践的スキル習得を目指した。 4) 褥瘡患者への栄養ケアスキル習得 2010年4月 ~現在 褥瘡チームケアにおける管理栄養士の役割および褥瘡ケアの基礎知識 習得を目標に,臨床事例を用いブレーデンスケール,DESIGN-Rの記入方 法,栄養ケアプラン作成方法について知識を深めた。 5) 総合演習Aにおける臨地実習に向 けての教育プログラムの確立 2010年4月 ~現在 臨床領域臨地実習にむけ必須習得事項について教育プログラムを作成 (4講)し実践した。 6) 臨地実習のための事前調査 調査 2012年5月 用紙の作成および調査報告書作成 学生の身体・心理面の状況および学業習得上の問題等について調査し 臨地実習指導への参考資料とした。 7) 高齢者施設における嚥下調整食 食事提供スキルの習得 2012年12月 高齢者施設おいて,嚥下機能評価に基づく,食形態の調整方法と食事提 供システムについて実習プログラムを作成,実践的スキル習得を目指した。 8) 臨床領域 実習報告会の実施(90 分×2回) 2012年12月 各医療機関で自主研究を中心に各自が学んだ知識を学生全体で共有す ることを目的に,各施設毎に発表しディスカッションを行なった。 9) リハビリテーションと栄養ケア 学療法科学生との合同ゼミ 2013年9月 神戸大学,兵庫医療大学リハビリテーション科と合同でリハビリテーション と栄養をテーマ(特にCOPD,摂食嚥下障害sessyokuenngesyougai ,サ ルコペニア)に合同ゼミを実施し,栄養ケアにおけるチーム連携の重要性に ついて理解を深めた。 理 10) 虚弱高齢者の身体状況と 栄養ケア 2013年12月 高齢者疑似体験キットを活用し,高齢者の体の機能や食機能の変化およ び栄養ケア上の課題について考察し,高齢者のアセスメント技法の習得を 図った。 11) 新カリキュラムにおける臨地実習教 育プログラムの確立 2014年4月 カリキュラム変更に伴う臨地実習教育プログラムを改変し,実習前・実習 中・実習後の一貫した教育プログラムを作成し,管理栄養士スキル向上を目 指した。 2010年3月 「低栄養」「糖尿病患者への集団指導」「ターミナルケアとホスピス」「在宅 訪問栄養食事指導」(66-67頁,160-161頁,166-170頁)分担執筆 2. 作成した教科書,教材 1) 新しい臨床栄養管理(第3版) (医歯薬出版) 2) 症例から学ぶ臨床栄養教育テキスト 2010年4月 (増補版) (医歯薬出版) 「栄養管理に関する用語」他分担執筆 3) スタンダード人間栄養学「応用栄養 2010年9月 学」 (朝倉書店) 「栄養ケアプラン」を分担執筆 4) 栄養食事療法の実習(第8版) (医歯薬出版) 「摂食・嚥下障害」を分担執筆 2011年4月 5) モデルコアカリキュラム準拠 応用栄 2012年2月 養学 (医歯薬出版) 「第4章高齢期の生理的特徴と栄養ケア・マネジメント」分担執筆 6) 三訂 臨床栄養管理 (建帛社) 「骨粗鬆症 くる病 骨軟化症 サルコペニア」分担執筆 2012年11月 7) モデルコアカリキュラム準拠 臨床栄 2013年2月 養学 (医歯薬出版) 「Chapter3 要支援・要介護者の栄養ケア・栄養マネジメント」分担執筆 130 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 Ⅱ 研究活動 研究分野: 臨床栄養学 研究キーワード: 高齢者,栄養評価,栄養ケア 研究課題: ①介護高齢者施設における栄養評価法の研究 ②在宅高齢者に対する栄養評価法および栄養ケアに関する研究 ③高齢者におけるサルコペニアに関する栄養学的検討 ④母体栄養による胎盤機能のエピジェネティック制御 ⑤高齢COPD患者における栄養学的研究 研究内容: ①介護高齢高齢者施設における8年間にわたる栄養評価データを解析中。 ②2013年に岩見沢のヘルパーステーションと共同研究したデータを解析中。 ③介護高齢高齢者施設における縦断的観察研究にて入所者の骨格筋量よ栄養状態との関係性について検討。 ④本学の小山田教授との共同研究。研究成果を考察中である。 ⑤呼吸器内科クリニックにて高齢COPDの栄養状態を調査し結果を解析中 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 1. 科学研究費 基盤研究(C) 「母体栄養による胎盤機能のエピジェネティック制御:DOHaDでの疾患発生機構として」(研究分担者。研究代表者:小山田正 人)2011年4月1日~2015年3月31日(予定) 単著・ 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は 共著の 著書・論文等の名称 担当頁及び編者・共著者名 の年月 別 発表学会等の名称 (著 書) 1. 新しい臨床栄養管理(第3版) 共 2010年3月 医歯薬出版 66-67頁,160-161頁,166-170頁「低栄養」「糖 (再掲) 尿病患者への集団指導」「ターミナルケアとホス ピス」「在宅訪問栄養食事指導」 渡邊早苗,寺本房子他編 2. 症例から学ぶ臨床栄養教育テ キスト(増補版) (再掲) 共 2010年4月 医歯薬出版 157-160頁「栄養管理に関する用語」 本田佳子,松崎政三編 3. スタンダード人間栄養学「応用 栄養学」 (再掲) 共 2010年9月 朝倉書店 32-39頁「第4章栄養ケアプラン」 五明紀春,渡邊早苗,山田哲雄,吉野陽子編 4. 栄養食事療法の実習(第8版) (再掲) 共 2011年4月 医歯薬出版 200-203頁「摂食・嚥下障害」 本田佳子編 5. モデルコアカリキュラム準拠 応用栄養学 (再掲) 共 2012年2月 医歯薬出版 81-98頁「第4章高齢期の生理的特徴と栄養ケ ア・マネジメント」 日本栄養改善学会監修 木戸康博,真鍋祐之編 6. 三訂 臨床栄養管理 (再掲) 共 2012年11月 建帛社 7. モデルコアカリキュラム準拠 臨 共 2013年2月 床栄養学 (再掲) 166-171頁「第11章骨格疾患」 渡邊早苗,寺本房子,松崎政三編 医歯薬出版 237-252頁「Chapter3 要支援・要介護者の栄 養ケア・栄養マネジメント」 日本栄養改善学会監修 中村丁次,川島由紀子,加藤昌彦編 Placenta 31 ◎Nagai A,Takebe K, Takahashi-Iwanaga, Iwanaga T 2. The cellular expression of 共 2010年8月 SMCT2 and its comparisosn with other transporters for monocarboxylates in the mouse digestive tract. 3. 介護高齢者施設におけるMN 共 2011年3月 A(Mini Nutritional Asses semt)による栄養評価の検討 Biomedical Research 31:239-249 ◎Hiroki Teramae, Tohru Yoshikawa, Ryo Inoue, Kazunari Ushida, Kumiko Takebe, junko Nio-Kobayashi, Toshihiko Iwanaga 藤女子大学QOL研究所 紀要 第6巻第1号 ◎武部,駒込 4. Intensified expressions of a 共 2011年 monocarboxylate transporter in the mouse perineurium with special reference to GLUT1. Biomed Res.2011 Aug;32 ◎武部,高橋-岩永,岩永 (4):293-301 (学術論文) 1. Cellular expression of the monocarboxylate transporter(MCT)family in the placenta of the mouse. 共 2010年 131 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 5. Regulation of connexin expression by transcription factors and epigenetic mechanisms. 共 2012年 Biochim.Biophys.Acta ◎Oyamada M, Takebe K,Oyamada Y 6. 介護老人福祉施設における栄 養評価の検討―継続的な栄養 スクリーニングから見えてきたも の― 共 2014年3月 藤女子大学QOL研究所 紀要 第9巻第1号 ◎武部,駒込,佐々木 共 2011年1月 第14回日本病態栄養学 会 (口説発表) ◎武部,駒込,藤井 2. 介護高齢者施設における簡易 共 2011年5月 栄養評価表継続的栄養スクリー ニングの有用性 日本老年医学会第22回 北海道地方会 (口説発表) ◎武部,駒込,小山田 3. 介護高齢者施設における簡易 栄養評価表(MNA)による継続 的栄養評価と予後(第2報) 共 2012年1月 第15回日本病態栄養学 会 (口説発表) ◎武部,駒込,佐々木,小山田 4. 高齢者における生活習慣病と BMIの関連性についての検討 共 2012年5月 日本老年医学会第23回 北海道地方会 (口説発表) ◎武部,徳原,佐々木 5. 別養護老人施設入所者への3ヵ 共 2013年1月 月毎のMNA-SFモニタリングの 有用性についての検討 第16回日本病態栄養学 会 (口説発表) ◎武部,駒込,佐々木,小山田 6. 介護高齢者施設入居高齢者に 共 2013年6月 おけるサルコペニアの実態と栄 養状態 日本老年医学会第24回 北海道地方会 (口説発表) ◎武部,駒込,佐々木,佐藤,鈴木, 山形,小 山田 7. 介護高齢者施設入居者におけ 共 2014年1月 るサルコペニアの現状と栄養状 態との関係 第17回日本病態栄養学 会 (口説発表) ◎武部,駒込,佐々木,佐藤,小山田 8. 介護高齢者施設入居者におけ る低栄養と関連する要因 共 2014年6月 日本老年医学会第25回 北海道地方会 (口説発表) ◎武部,駒込,佐々木,田中 9. 特別養護老人ホーム入居者に おけるサルコペニアの現状と栄 養状態に関する検討 共 2014年10月 第1回日本サルコペニ ア・フレイル研究会 (口説発表) ◎武部,駒込,佐々木,田中 (その他) 1. 介護高齢者施設における簡易 栄養評価表(MNA)による継続 的栄養スクリーニングの有用性 Ⅲ 社会連携・社会貢献 日本病態栄養学会,日本静脈経腸栄養学会,日本老年医学会,日本摂食・嚥下リハビリテーション学会,日本栄養改 善学会,日本栄養食食糧学会,日本解剖学会,日本栄養学教育学会, 日本在宅栄養管理学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> 2003年~現在 日本病態栄養学会評議員 2012年~現在 日本栄養士会認定制度「在宅訪問管理栄養士」運営委員 2013年~現在 日本栄養学教育学会代議員 2014年~現在 日本在宅栄養管理学会理事 平成26年度老人保健健康増進等事業 管理栄養士による在宅高齢者の栄養管理のあり方 2014年~現在 に関する調査研究事業委員会ガイドライン委員 <道内> 2010年~現在 北海道道民の健康づくり推進委員会委員 2010年~現在 日本臨床栄養学会北海道地方会幹事 2012年~現在 札幌栄養管理情報ネットワーク研究会世話人 (地域的連携・貢献) 所属学会 (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 V 学生支援に関する自己研鑽 132 所属 人間生活学部 食物栄養学科 学位 博士(農学)(北海道大学) 職名 教授 特記すべき 資格 氏名 中 河 原 俊 大学院における研究指導担当資格 治 有 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 食品化学,食品機能論,食品学基礎実験,食生活論 <大学院> 生体機能学特論,生体機能学演習 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) e-learningを活用した復習システムの 2010年4月~ 講義内容で十分に理解できなかった事項についてe-learningを通して自由 構築(1) 現在 に質問する場を作り,Q&Aとして回答を公開している。これによって講義内容 の理解が格段に高められた。こうした授業の進め方は「授業改善のためのア ンケート2011後期」で81%が4又は5評価であった。 2) e-learningを活用した復習システムの 2010年10月 図表やグラフの説明が多いのでプレゼンテーションソフトを用いているが, 構築(2) これを画像ファイルに変換し,e-learningシステム上で公開して復習の支援を ~現在 行っている。これによって学生はいつでも復習することができ,知識の定着に 有効である。 2. 作成した教科書,教材 1) Nブックス実験シリーズ 食品学実験 2010年10月 管理栄養士養成課程の食品学教育のための詳細な実験書として分担執筆 (初版第2刷) した。第2章 食品成分の性質と変化 7.食品の色素と変色(p. 64~77)を担 (建帛社) 当し,化学実験の基礎的なトレーニングとして初心者にも興味を持たせられ るように内容を工夫した。 青柳康夫,有田政信,海老塚広子,小嶋文博,川端康之,竹山恵美子,中 川禎人,中河原俊治,福島正子,間瀬民生,三宅義明,茂木秀喜 2) 食べ物と健康Ⅰ 食品と成分(第3版 2011年3月 第1刷) (三共出版) 管理栄養士養成課程の食品学教育のための教科書として分担執筆した。 第3章 食品成分の特性と化学構造 3-4.たんぱく質(p. 43~58),3-5.酵素 (p. 58~64)を担当した。 知地英征,荒川義人,池添博彦,葛西隆則,鮫島邦彦,中河原俊治,藤島 利夫,前田利恭 3) 食べ物と健康Ⅱ 食品と特性(第3版 2011年5月 第1刷) (三共出版) 管理栄養士養成課程の食品学教育のための教科書として分担執筆し,4. その他の食品 4-2.し好飲料(p. 104~109),4-4.微生物利用食品(p. 118 ~129)を担当した。 荒川義人,池添博彦,太田智樹,小川貴代,鮫島邦彦,中河原俊治,前田 利恭,松坂裕子 4) 基礎生化学テキスト作成 2011年9月~ 管理栄養士養成課程において主要科目の一つである生化学のうち,物質 2014年3月 生化学に相当する分野について,具体的にイメージしやすくするためのイラ ストを多用したテキストを作成した。 5) 食べ物と健康 食品学・食品機能 学・食品加工学改訂版(第2版第3 刷) (医歯薬出版) 2014年1月 管理栄養士養成課程の食品学教育のための教科書として分担執筆した。 VII 各種食品の栄養特性,加工特性と機能特性 1.農産食品(p. 141~ 170),練習問題(p. 251~253)を担当し,作物としての特徴とその成分,機能 性について解説した。 長澤治子,川端康之,中野隆之,市川和昭,和田律子,白土英樹,吉田博, 竜口和恵,阿部一博,真部孝明,中河原俊治,木村万里子,高松伸枝 管理栄養士養成課程の食品学教育のための教科書を編者としてとりまと 6) 食べ物と健康Ⅱ 食品の機能(初版 2014年10月 め,かつ分担執筆した。1 化学構造式とは-食品科学を理解するために(p. 1 第2刷) ~14),2 食品の一次機能 2-2 たんぱく質(p. 19~37),2-3 炭水化物 (三共出版) (p. 38~54),3 食品の二次機能 3-4 酵素的褐変と非酵素適褐変(p. 113 ~119),その他コラム,練習問題を担当し,食品成分の機能性について解説 した。 中河原俊治編著,荒川義人,金澤匠,菊地和美,松坂裕子,西隆司,小野 寺秀一,知地英征 7) 食べ物と健康Ⅰ 食品の分類と成分 2014年10月 管理栄養士養成課程の食品学教育のための教科書として分担執筆した。2 (初版第2刷) 食品の分類と成分 2-4-4 香辛料(p. 136~139),2-4-5 嗜好飲料(p. 140 (三共出版) ~142)2-5-1 アルコール飲料(p. 147~151),2-5-3 その他の微生物利用 食品(p. 158~159),練習問題を担当し,食品成分の機能性について解説し た。 荒川義人,板垣康治,松坂裕子,中河原俊治,西隆司,岡本匡子 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 133 Ⅱ 研究活動 研究分野: 食品機能学 研究キーワード: ペポカボチャ種子,アロニア,生理活性成分 研究課題: ①食用カボチャ種子の生理機能(2014年度北海道総合研究機構重点研究課題) ②自発運動に対するハイブリッド乳たんぱく質とアロニア抽出物の効果に関する研究 研究内容: ①食用カボチャ種子の生理機能(2014年度北海道総合研究機構重点研究課題):独法農研センターにて育種されたペ ポカボチャ種子粉末の排尿機能,脂質代謝に対する影響を調べた。 種子たんぱく質画分について,ペプシン・トリプシ ン消化性を調べた。 ②自発運動に対するハイブリッド乳たんぱく質とアロニア抽出物の効果に関する研究:自発運動に対するハイブリッド乳た んぱく質,およびアントシアニン含有量が多い北方系小果樹アロニア(Aronia melanocarpa )成分の効果について調べ た。運動機能の向上は個体差が大きいこと,筋肉量の増大を伴うことが明らかとなり,そのメカニズムについて考察を加え た。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 1. 地方独立法人北海道立総合研究機構 委託業務 「「道北地域における食用かぼちゃ種子の安定生産体制の確立」に係る種子の機能性・栄養性解明に関する調査研究業務」 2014年4月22日~2015年2月20日 2. 日本新薬株式会社 共同研究 研究課題名 「乳タンパク(MCI),アロニアエキスがラット自由運動に与える効果」2014年6月1日~2015年3月31日 単著・ 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は 共著の 著書・論文等の名称 担当頁及び編者・共著者名 の年月 別 発表学会等の名称 (著 書) 1. Nブックス実験シリーズ 食品学 共 2010年10月 建帛社(東京) 64-77頁「第2章 食品成分の性質と変化 7.食品 実験(初版第2刷) (全165頁) の色素と変色」 (再掲) 編著者:青柳康夫,有田政信 海老塚広子,小嶋文博,川端康之,竹山恵美 子,中川禎人,中河原俊治,福島正子,間瀬民 生,三宅義明,茂木秀喜 2. 食べ物と健康Ⅰ 食品と成分 (第3版第1刷) (再掲) 共 2011年3月 三共出版(東京) (全161頁) 43-58頁「第3章 食品成分の特性と化学構造 34.たんぱく質」,58-64頁「3-5.酵素」 編著者:知地英征 荒川義人,池添博彦,葛西隆則,鮫島邦彦,中 河原俊治,藤島利夫,前田利恭 3. 食べ物と健康Ⅱ 食品と特性 (第3版第1刷) (再掲) 共 2011年5月 三共出版(東京) (全148頁) 104-109頁「4. その他の食品 4-2.し好飲料」, 118-129頁「4-4.微生物利用食品」 編著者:荒川義人 池添博彦,太田智樹,小川貴代,鮫島邦彦,中 河原俊治,前田利恭,松坂裕子 4. 食べ物と健康 食品学・食品機 能学・食品加工学改訂版(第2 版第3刷) (再掲) 共 2014年1月 医歯薬出版(東京) (全287頁) 141-170頁「VII 各種食品の栄養特性,加工特性 と機能特性 1.農産食品」,251-253頁「練習問 題」,276-278頁「練習問題解答」 編著者:長澤治子 川端康之,中野隆之,市川和昭,和田律子,白 土英樹,吉田博,竜口和恵,阿部一博,真部孝 明,中河原俊治,木村万里子,高松伸枝 5. 食べ物と健康II 食品の機能(初 共 2014年10月 三共出版(東京) 版第2刷) (全165頁) (再掲) 1-14頁「1 化学構造式とは-食品科学を理解する ために」,19-37頁,38-54頁,113-119頁「2 食 品の一次機能 2-2 たんぱく質,2-3 炭水化 物」,「3 食品の二次機能 3-4 酵素的褐変と 非酵素適褐変」。 編著者:中河原俊治,荒川義人,金澤匠,菊地 和美,松坂裕子,西隆司,小野寺秀一,知地英 征 6. 食べ物と健康Ⅰ 食品の分類と 成分(初版第2刷) (再掲) 136-139頁,140-142頁「2 食品の分類と成分 2-4-4 香辛料,2-4-5 嗜好飲料」,147-151 頁,158-159頁「2-5-1 アルコール飲料,2-5-3 その他の微生物利用食品」 編著者:荒川義人,板垣康治,松坂裕子,中河 原俊治,西隆司,岡本匡子 共 2014年10月 三共出版(東京) (全183頁) (学術論文) 1. Dietary anthocyanin-rich 共 in press Haskap phytochemicals inhibit postprandial hyperlipidemia and hyperglycemia in rats.(査読付) J. Oleo Sci. 134 (共同研究につき本人担当部分抽出不可能) Azusa Takahashi,Yukako Okazaki,Aika Nakamoto,Sanae Watanabe,Hirohide Sakaguchi,Yukari Tagashira,Atsuko Kagii,Shunji Nakagawara,Ohki Higuchi,Takashi Suzuki and Hideyuki Chiji 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 (その他) 1. HPLC-ELSDによる食肉中のβ- 共 2010年5月 アラニルジペプチドの定量法 第64回日本栄養・食糧学 会大会(徳島) 担当頁及び編者・共著者名 樫野いく子,加勢宏樹,佐藤真奈美,森樹沙, 稲澤幸恵,知地英征,中河原俊治 2. 学校給食におけるフード・マイ 共 2011年11月 日本食生活学会第43回大 村田まり子,根本亜矢子,内海さやか,松山琴 レージを用いた食品群別貢献度 会(札幌) 美,東定利,中河原俊治 の検討(第1報) 3. 北方系小果樹・アロニア(Aronia 共 2012年2月 melanocarpa )果汁粉末の酸化 ストレスに対する効果 日本食品科学工学会北海 水口喜代,黒坂友里恵,齋藤靖香,中村由貴子,高 道支部大会(札幌) 橋あずさ,鈴木卓,大屋収,知地英征,中河原俊治 4. 北方系小果実類(Aronia 共 2012年3月 melanocarpa )のラット肝グルタチ オン代謝への影響 2012年度日本農芸化学会 水口喜代,黒坂友里恵,齋藤靖香,中村由貴子,高 大会(京都) 橋あずさ,鈴木卓,知地英征,中河原俊治 5. アセトアミノフェン誘導ラット肝障 共 2012年5月 害における防御応答へのアロニ ア果汁の効果 第66回日本栄養・食糧学 会大会(仙台) 6. アロニアがラット小腸上皮および 共 2012年8月 肝臓の抗酸化防御応答に与え る影響 日本食品科学工学会第59 水口喜代,黒坂友里恵,齋藤靖香,中村由貴子,高 回大会(札幌) 橋あずさ,鈴木卓,知地英征,中河原俊治 7. 食用ペポカボチャ種子たんぱく 質のペプシン消化性 共 2014年3月 日本農芸化学会2014年度 法村美幸,吉田訓子,江原清,嘉見大助,園山慶, (東京)大会 知地英征,中河原俊治 8. 食用ペポカボチャ‘ストライプペ ポ’種子たんぱく質の特徴とペ プシン消化性 共 2014年5月 第68回日本栄養・食糧学 会大会(札幌) 9. 新規ペポカボチャ品種‘ストライ 共 2014年8月 プペポ’種子タンパク質の特徴と 人工胃液における消化性 水口喜代,黒坂友里恵,齋藤靖香,中村由貴子,高 橋あずさ,鈴木卓,知地英征,中河原俊治 吉田訓子,法村美幸,江原清,嘉見大助,園山慶, 知地英征,中河原俊治 日本食品科学工学会第61 吉田訓子,法村美幸,五十嵐日菜,紙谷のはら,江 回大会(福岡) 原清,嘉見大助,園山慶,知地英征,中河原俊治 10. 新規種実用ペポカボチャ品種ス 共 2014年8月 トライプペポ種子中の生理活性 成分の探索 日本食品科学工学会第61 福田絵里,吉田訓子,江原清,嘉見大助,知地英 回大会(福岡) 征,中河原俊治 11. ペポカボチャ種子による血中中 性脂肪低減効果 日本食品科学工学会北海 坂井絵理,山口佳織,田中文,代田知奈美,月舘未 道支部大会(函館) 来,江原清,嘉見大助,知地英征,中河原俊治 共 2015年2月 (発表予定) Ⅲ 社会連携・社会貢献 日本農芸化学会,日本栄養・食糧学会,日本栄養改善学会,日本食品科学工学会,北方性機能性植物研究会, American Society of Plant Biologists (社会的機関の役員委嘱等) <全国> 2011年~2012年 日本農芸化学会代議員 2011年~2012年 日本食品科学工学会第59回大会実行委員(大会総務) <道内> 2010年~現在 日本栄養・食糧学会北海道支部参与 2011年~現在 日本食品科学工学会北海道支部監事 (地域的連携・貢献) 2014年9月30日 平成26年度「第2期えるのす連続講座−女性大学」講師 所属学会 (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 入試部長,大学戦略会議構成員,動物実験委員会委員 V 学生支援に関する自己研鑽 135 所属 人間生活学部 食物栄養学科 学位 医学博士(北海道大学) 職名 副学長・教授 特記すべき 資格 医師,日本医師会認定産 業医 氏名 藤 井 義 大学院における研究指導担当資格 博 有 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 解剖生理学,臨床栄養学,老年期医学, 臨床医学概論, 健康の科学 <大学院> 栄養管理学特論,栄養管理学演習 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) ミニレポートによる学生の質問・授業 1994年~現 学生の質問・授業への感想・意見の知るために,毎回の授業毎にミニレ への感想・意見の把握 在 ポートと称してB5版の1/2の用紙を配布して,授業の最後に回収している。学 生の授業内容を把握の程度,授業への関心や苦情,疑問を知り,質問には 次回の授業において回答するようにしている。 2) 学生による解剖生理学ワークブック 2012年4月~ 学生が解剖生理学に主体的に取り組みにくい理由のひとつは,扱う専門用 語と知識の複雑さと量にある。そこで,米国の定評のある自学自習型の教科 製作を通じて学生の自主的学習を促 現在 書の日本語版を使用して,その復習問題を中心に,学生自らがワークブック す試み を作成することにで,予習と復習と試験勉強を主体的に実行する取り組みを 始めている。 3) 医学用語,解剖生理学用語の語源 や概念の生み出された背景の解説 の試み 2014年4月~ 学生が解剖生理学,臨床医学,臨床栄養学に馴染みにくい理由には,古 代ギリシャ語やラテン語の語源によってつくられた医学用語およびその日本 現在 語翻訳語の特殊性と概念の生み出された背景を知らないことにある。そこ で,医学用語を語源にまで遡って解説し,また概念が生み出された背景をも 解説するようにしている。毎回の授業時のミニレポートにおける反響はよい。 2. 作成した教科書,教材 1) 高齢者の身長・体重の推定式の開発 1999年~現 高齢者の身長・体重の推定式−在宅における栄養評価に向けて− 藤女子 と栄養評価の教育への応用 大学・藤女子短期大学紀要,第36号,第II部(1998年12月)で報告した高齢 在 者の身長・体重の推定式を使うことで,在宅において身長や体重を実測でき ない高齢者の栄養評価を行う方法を教えている。 2) 解剖生理学実験ワークブックプリント 2007年9月~ 解剖生理学実験は,1996年以来,独自に作成した実験マニュアルプリント の製作による自主的学習の支援の試 現在 を使用してきたが,2007年からは,さらにこれを改良して,実験マニュアル兼 み ワークブックプリントを作成して,予めファイルとともに配布して,学生の予習と 復習を主体的に促す取り組みを始めている。 3) ─人体の構造と機能および疾病の 2011年3月 成り立ち─疾病の成因・病態・診断・ 治療 第2版 (医歯薬出版) 2003年の「栄養士法」の改正に伴い保健医療サービスの担い手として資質 の高い栄養士・管理栄養士の養成のための教科書作りに参加し,分担執筆 した。第10章「呼吸器系」(223-237頁) 編者:竹中優 4) 特集《大学における健康教育》 大学 2014年5月 生の食事と健康教育―「雨ニモマケ ズ」の生活法を教材として─ (CAMPUS HEALTH 51 (2): 56-61) 宮澤賢治の「雨ニモマケズ」に描かれた生活法について,食べられる側の 視点を含む食事法,その歴史的反響,栄養学的評価,がん予防の観点から の評価,食事の目的の5つのテーマにおいて検討するという内容の若者とく に大学生の健康教育の教材を作成した。 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 1) 上智大学グリーフケア研究所公開講 2010年7月 座講師 2) 第3回日本スピリチュアルケア学会学 2014年5月 術大会 大会長講演「対話のまなざ し―ヒポクラテスからプラトンへ―」 「いのちをおもう―この別れ かの再会 その文化―」と題して,グリーフケア を受ける側の視点およびそのケアを提供する側の視点に立って,グリーフケ アのありかたと意義について90分の講演を行なった。 「いのちの教育とスピリチュアルケア」を大会のテーマとした学術大会の大 会長として,西洋医療の枠組みにおけるスピリチュアルケアの意義について 歴史的な検証を行い,現代医療におけるスピリチュアルケアといのちの教育 について論じた。 4. その他教育活動上特記すべき事項 1) 平成22年度北海道・東北地区メンタ 2010年11月1 北海道・東北地区の大学教員12名が参加した分科会において,教員として どのように相談を実践すべきか,また発達障害の学生・家族にどのように対処 ルヘルス研究協議会 第6分科会 日,2日 すべきかについて,2日間,のべ5時間に渡る討論を司会した。 「教員による学生支援―相談関係の 相性―」司会 予期せぬ大災難で愛する人を失った家族と悲嘆ケアの専門家の対談を企 2) 第34回日本死の臨床研究会年次大 2010年11月 会 特別企画 対談「グリーフケア」 画し,すでに大災難に遭遇した人とまだ遭遇していない人がどのように相互 司会 に学び合うことができるかという視点に立って,90分の対談を司会した。 16世紀西洋の内科医が医療の三本柱のひとつとして実践していた「生活 3) 第14回日本統合医療学会 シンポジ 2010年12月 ウム「統合医療と臨床栄養指導の現 法」とその理念が見失われた現在,それを再発見・再構築することが統合医 状と課題」のシンポジスト兼座長 療の大切な目的であり,管理栄養士が実践するdieteticsが現代の「生活法」 を担う意義について論じた。 136 教育実践上の主な業績 4) 北海道栄養士会生涯学習研修会 「ターミナルケアについて」講演 年月日 2011年10月 概 要 北海道栄養士会の会員を対象に,ターミナル・ケアの考え方の変遷,終末 期の栄養支援に関する日本と米国の栄養士職の見解の比較,ターミナルケ アにおける食事のあり方,緩和栄養の実践方法について90分の講演を行 なった。 5) 平成23年度北海道・東北地区メンタ 2011年11月 一般社会におけるひきこもりの実態を知り必要とされている支援を把握する ルヘルス研究協議会 基調講演「ひ ために,内閣府が平成22年2月に実施した実態調査の結果に関して,ひきこ きこもり現象―高等教育におけるキャ もり現象の背景にある現代の一般の子ども・若者の自信のなさ,現代の人間 リア教育とメンタルヘルスについての 関係における欧米型個人主義的価値の増大,ひきこもり親和群の特徴, 考察―」講師 “living from” (enjoyment・ 喜び)を育てられる家庭のあり方などについて考察 した(60分)。 6) 平成23年度北海道・東北地区メンタ 2011年11月 北海道・東北地区の大学教員8名が参加した分科会において,教員として ルヘルス研究協議会 第6分科会 どのように相談を実践すべきか,エゴグラムの違いと相性,教員と学生の 「教員による学生支援─相談関係の ギャップ, 多様な窓口の必要性, 休学制度の積極的活用, 教員が身につける 相性─」司会 べきスキルとそのゴール, 学生が身につけるべきスキルとそのゴール, 日本文 化における大学教育の視点についてなど,2日間,のべ5時間に渡る討論を 司会した。 4. その他教育活動上特記すべき事項 Ⅱ 研究活動 研究分野: 医学研究,医学思想,医学史,食思想 研究キーワード: 食哲学,統合医療,食育,食養,生活法,健康教育 研究課題: ①西洋医学における食哲学の系譜についての研究 ②明治以前の日本における食哲学の系譜についての研究 ③近代日本における食哲学の系譜についての研究 ④健康教育の方法についての研究 研究内容: ①古代ギリシアの医学の父ヒポクラテスに遡る生活療法,外科療法,薬物療法を三本柱とする西洋伝統医学は,16世紀 の近代外科の父アンブロワーズ・パレに継承されていた。しかし17世紀以後,近代科学の方法を導入し科学的医学となっ た西洋生物医学は,三本柱のうちの生活療法を省みなくなった。19世紀のナイチンゲールは,樹立したナース制度により 生活療法をナースの仕事として復活することを目指した。生活療法の根幹にある食哲学が現代のチーム医療および統合 医療の展開につながる礎となっていることを検証した。近代医学の前夜に活躍したクリストフ・W・フーフェラントの臨床医 学を担う主体と長生法が目指す主体が,近代的な良識のある主体ではなく,正直で感性のある全人的な人間であることを 検証した。 ②禅林において炊事と典座を大切にした道元禅師,菩薩として受食(托鉢)を実践した良寛禅師,養生術と養心術を駆使 して天地の心と呼応する心からの人間愛的行為を勧めた儒医貝原益軒,大宇宙(自然)とともに生き,互性活真が生き生 きと躍動する「自然世」の処方箋を後世に残した町医者安藤昌益,小児科医かつ国学者として一貫して眼に見えない本 質的な勢い(気や神霊)を敬ういのちの視野を追究した本居宣長において,明治以前の日本において脈々と流れている 食哲学の豊かさを検証した。 ③内的基準を持った人格,世界人としての日本人を創造することすなわち西洋と東洋の長所を結合することでよりよい哲 学を創設し,直観の精神を土台として科学を応用することを理想とした新渡戸稲造および食われる魚鳥獣の心持ちが感 ぜられた感性から菜食へ決意し,概念的思考ではなく,本心から起ってくる感情,本心から起こってくる気持ち,そのとおり の心象から出発し現象の陰陽をそのとおりの心象スケッチとして把握する新たな哲学を示した宮澤賢治の思想の底流に ある食哲学の姿, および食育という言葉を創設した石塚左玄の食育食養法の現代的意義についてについて検証した。 ④複雑系の生命体としての人間の食事すなわち食物摂取は,多次元にわたる目的を有するという原則を礎として,新たな 健康教育の方法について模索している。まず宮澤賢治の「雨ニモマケズ」の生活法を教材とした大学生の食育・健康教育 の方法について研究しその結果を公表した。次に,精神的(スピリチュアル)な健康教育の方法として,宮澤賢治の童話 「どんぐりと山猫」を教材とする方法の可能性と意義について検討した。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 1. 平成22年度札幌市医師会医学研究活動補助金 「西洋医療の枠組みにおける生活療法7:安藤昌益の医学思想研究序説」 2. 平成23年度札幌市医師会医学研究活動補助金 「西洋医療の枠組みにおける生活療法8:本居宣長におけるいのちの視野」 3. 平成24年度札幌市医師会医学研究活動補助金 「西洋医療の枠組みにおける生活療法9:新渡戸稲造が模索した日本人の生き方とその現代的意味」 4. 平成25年度札幌市医師会医学研究活動補助金 「西洋医療の枠組みにおける生活療法10:聖い資糧―宮澤賢治の食事観―」 5. 平成26年度札幌市医師会医学研究活動補助金 「西洋医療の枠組みにおける生活療法11:フーフェラントの臨床医学と長生法」 137 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 (著 書) 1. ─人体の構造と機能および疾病 共 2011年3月 の成り立ち─疾病の成因・病態・ 診断・治療 医歯薬出版 第2版 (再掲) (学術論文) 1. 自然塩の可能性について2 ─ 「宗谷の塩」とだし汁を用いた官 能検査─ 共 2010年3月 医歯薬出版 担当頁及び編者・共著者名 223-237頁「第10章呼吸器系」 編者:竹中優 藤女子大学紀要 第47号 25-32頁 (第Ⅱ部) ◎田中里佳,藤井義博 2. 安藤昌益研究序説 ─栄養療法 単 2010年3月 の知的枠組についての研究7─ 藤女子大学紀要 第47号 9-18頁 (第Ⅱ部) 3. 安藤昌益の死生観 ─道元禅師 単 2010年3月 との比較─(査読付) 藤女子大学QOL研究所紀 17-26頁 要 第5巻第1号 4. 特別養護老人ホーム入所者の 食事関連満足度に及ぼす配偶 者の死別経験についての検討 (査読付) 共 2010年3月 藤女子大学QOL研究所紀 27-34頁 要 第5巻第1号 ◎吉田真弓,藤井義博 5. 自然塩の可能性について3─味 共 2011年3月 付けに「宗谷の塩」を用いた食 材(獣肉および魚肉)の官能検 査─ 藤女子大学紀要 第48号 57-67頁 (第Ⅱ部) ◎田中里佳,藤井義博 6. 本居宣長におけるいのちの視野 単 2011年3月 ─栄養療法の知的枠組につい ての研究8─ 藤女子大学紀要 第48号 85-95頁 (第Ⅱ部) 7. 本居宣長の二つの奥つき―宣 長の悲嘆と志―(査読付) 単 2011年3月 藤女子大学QOL研究所紀 17-24頁 要 第6巻第1号 8. 特別養護老人ホーム入所者の 食事関連満足度に及ぼす配偶 者の死別経験についての検討 (第2報)(査読付) 共 2011年3月 藤女子大学QOL研究所紀 45-53頁 要 第6巻第1号 ◎吉田真弓,山田美智子,角張敬子,藤井義博 9. 虚弱高齢入院患者と特別養護 共 2011年3月 老人ホーム入所者における主観 的食事満足度の比較検討(査読 付) 藤女子大学QOL研究所紀 55-63頁 要 第6巻第1号 ◎角張敬子,吉田真弓,山田美智子,藤井義博 10. 新渡戸稲造が模索した日本人 の生き方─栄養療法の知的枠 組についての研究9─ 単 2012年3月 藤女子大学紀要 第49号 57-70頁 (第Ⅱ部) 11. 新渡戸稲造の目指した女子教 育(査読付) 単 2012年3月 藤女子大学QOL研究所紀 13-23頁 要 第7巻第1号 12. 宮澤賢治の聖い資糧─栄養療 法の知的枠組についての研究 10─ 単 2013年3月 藤女子大学人間生活学部 25-37頁 紀要 第50号 13. 宮澤賢治の心象スケッチ―まこ とのことばの啓示― (査読付) 単 2013年3月 藤女子大学QOL研究所紀 19-13頁 要 第8巻第1号 14. 石塚左玄の食育食養法─栄養 療法の知的枠組についての研 究11─ 単 2014年3月 藤女子大学人間生活学部 25-38頁 紀要 第51号 15. フーフェラントの医学と長生法が 単 2014年3月 目指した主体―その現代医学 における意義― (査読付) 藤女子大学QOL研究所紀 13-26頁 要 第9巻第1号 16. 特集《大学における健康教育》 単 2014年4月 大学生の食事と健康教育―「雨 ニモマケズ」の生活法を教材とし て─ (査読付) (再掲) Campus Health 51 (2) 138 56-61頁 著書・論文等の名称 17. 宮澤賢治の"どんぐりと山猫"の すきとおったたべもの─栄養療 法の知的枠組についての研究 12─ (その他) 1. 書評 山折哲雄著『往生の極 意』 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 単 2015年3月 (印刷中) 担当頁及び編者・共著者名 藤女子大学人間生活学部 紀要 第52号 単 2011年11月 北海道新聞 第24801号 (日刊) 2. 「東日本大震災と大学」につい てのアンケート集計結果報告 共 2012年3月 3. 書評 小林博著『がんを味方に する生き方』 単 2014年12月 北海道医報 第1155号 Campus Health 49 (2) 157-167頁 ◎宮田正和,五味慎太郎,藤井義博,苗村育 郎,吉川弘明,久保田稔,吉原正治 32-33頁 Ⅲ 社会連携・社会貢献 日本医師会,日本臨床栄養学会,日本栄養改善学会,全国大学保健管理協会,死の臨床研究会,日本統合医療学会, 所属学会 日本スピリチュアルケア学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> 1999年~現在 日本死の臨床研究会世話人 2004年~現在 日本臨床栄養学会評議員 2004年~現在 公益法人全国大学保健管理協会理事 2007年~現在 日本スピリチュアルケア学会理事 2009年~現在 日本死の臨床研究会国際交流委員会委員長 2011年~現在 全国大学メンタルヘルス研究会監事 2014年~現在 一般社団法人日本統合医療学会監事 <道内> 2010年~現在 一般社団法人日本統合医療学会北海道支部長 2011年~現在 公益社団法人北海道科学技術総合振興センター「食と医の健康研究会」メンバー 2012年~現在 日本臨床栄養学会北海道支部副会長 2013年~現在 公益法人全国大学保健管理協会北海道地方部会代表世話人 (地域的連携・貢献) 2014年4月12日 道新文化センター・(公財)札幌がんセミナー主催,がん特別セミナー2014 講師 2014年4月19日 第18回阪神異科セミナー 講師 2014年5月31日 平成26年度栄養学若手研究者の集い講演会講師 (国際的連携・貢献) 2014年8月 第22回ASEACCU(アジアカトリック大学連盟)会議参加 Ⅳ 学内運営活動 副学長,大学戦略会議構成員,保健センター長,学生相談室責任者,ハラスメント人権委員会委員長,QOL研究所研究員,学校 法人藤学園理事 V 学生支援に関する自己研鑽 2014年8月21日~22日 2014年9月3日~4日 第52回全国大学保健管理協会北海道地方部会研究集会参加(札幌) 第52回全国大学保健管理研究集会参加(東京) 139 所属 人間生活学部 食物栄養学科 学位 博士(農学)(北海道大学) 職名 教授 特記すべき 資格 氏名 松 坂 裕 大学院における研究指導担当資格 子 有 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 食品化学,食品加工学,食品成分分析実験 <大学院> 食品品質学特論,食品品質学演習 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) ゼミにおける英語文献訳の添削 2002年8月~ ゼミ生全員の英語文献の訳を添削し,ひとりずつ専門用語の補足説明と ディスカッションを行っている。このことにより,学生の英語読解力の向上と専 現在 門知識の理解が深まると考えられる。 2) 講義内容の工夫 2002年9月~ 講義科目(食品化学A)では,教科書の補助としてプリントを作成し,わかり やすい授業を目指している。さらに,毎回,感想・質問カードを配布し,質問 現在 には次の授業で解説するなど学生の理解度を確認しながら進めている。毎 年行っている「学生による授業評価」では,全項目で学部平均値より高い評 価が得られている。 3) 食品成分分析実験での工夫 2009年4月~ 実験を不得手とする学生も多いので,実験前の講義を丁寧に行い,予めサ ンプルを用意するなどして,わかりやすい授業を目指している。レポートは毎 現在 回,記憶が新しいうちにコメントをつけて返却している。学生からは,「説明が わかりやすく,興味を持てた」との評価を得た。 2. 作成した教科書,教材 1) 食べ物と健康Ⅱ 食品の機能 (三共出版) 2013年6月 管理栄養士国家試験出題基準改定に伴い,食品学総論を骨子として,食 品成分表,食品の二次・三次機能,食品成分の変化などについて,今まで以 上に要点を整理して,以下の章を分担執筆した。「2-4 脂質」 ◎ 中河原俊治,荒川義人,小野寺秀一,金沢匠,菊地和美,知地英征,西 隆司,松坂裕子 管理栄養士国家試験出題基準改定に伴い,食品学各論を骨子として,食 2) 食べ物と健康Ⅰ 食品の分類と成分 2013年10月 (三共出版) 品そのものを理解することを目的に,食品のもつ一次・二次・三次機能を説明 した。以下の章を分担執筆した。「2-1 穀類,2-2 いも類,2-4 種実類」 ◎ 荒川義人,板垣康治,岡本匡代,中河原俊治,西隆司,船津保浩,松坂 裕子 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 1) 高大連携の一環として,高校生に対 2008年9月~ 高大連携の一環として,藤女子高等学校の生徒に対して,本学科の実験 して化学実験の体験を指導 2012年10月 室を使って,化学実験(エステルの合成,合成色素の毛糸染色とTLCによる 同定)を指導している。2012年は理系の3クラスと文系の2クラスを対象として 各クラスに2時間をあて,延べ5日間実施した。担当:松坂裕子,知地英征, 中河原俊治,水野佑亮,富塚琴美,福田絵里,吉田訓子,辻美穂 Ⅱ 研究活動 研究分野: 食品科学 研究キーワード: ポリフェノール,抗酸化性,果実 研究課題: ①果実非可食部の抗酸化成分 ②北海道産植物性食品のポリフェノール含量および有効利用 研究内容: ①果実には皮などの部位に実の部分を酸化から守る抗酸化性があり,防御物質などの役割をなしていると考えられてい る。身近な果実であるキウイフルーツは,部位別の抗酸化性の研究がされている。一方,同じマタタビ科のサルナシは,皮 ごと食することができ,果実酒などに利用されているが,果皮の抗酸化性の報告は少ない。そこで,サルナシの有効利用 を目的に,抗酸化性およびポリフェノール含量を測定した。その結果,サルナシの果皮は高い抗酸化性を示し,その抗酸 化性にはプロシアニジン類が寄与していることが示唆された。現在,印刷中である。 ②ウルシ科のマンゴーは,熱帯・亜熱帯の代表的な果実のひとつである。可食部(果実)に比べて非可食部(種子,果皮) の抗酸化性およびポリフェノール含量が高いことが報告されている。近年,マンゴーは北海道でも温室で栽培され,関心 を集めている。そこで,本研究では,非可食部の加工食品への有効利用を目的に,北海道産マンゴー種子抽出物の脂質 酸化抑制を検討中である。2年以内にまとめる予定である。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 140 著書・論文等の名称 (著 書) 1. 食べ物と健康Ⅱ 食品の機能 (再掲) 2. 食べ物と健康Ⅰ 食品の分類と 成分 (再掲) 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 共 2013年6月 三共出版 ◎中河原俊治,荒川義人,小野寺秀一,金沢 匠,菊地和美,知地英征,西隆司,松坂裕子 共 2013年10月 三共出版 ◎荒川義人,板垣康治,岡本匡代,中河原俊 治,西隆司,船津保浩,松坂裕子 (学術論文) 1. Evaluation of antioxidant 共 2010年9月 capacity of non-edible parts of some selected tropical fruits(査 読付) Food Sci.Technol.Res. 2. Successful introduction of novel 共 2010年10月 Low Temperature supercoolant, Kaempferol 7-OMedicine beta-D-glucopyranoside (KF7G), to sub-zero nonfreezing rat heart preservation (査読付) 3. 熱帯産果実非可食部の抗酸化 性とクッキーへの応用 担当頁及び編者・共著者名 単 2011年3月 467-472頁 ◎Y. Matsusaka, J. Kawabata 20-24頁 ◎S.Shimada, N.Motomura, O.Kinoshita, A.Saito, J.Kasuga,Y.Matsusaka, J.Kawabata, C.Kuwabara, S.Fujikawa, M.Ono 藤女子大学紀要 第48号 97-101頁 (第Ⅱ部) 4. ドリアン(Durio zibehinus Murr.) 単 2012年3月 種子の加熱による抗酸化性およ びポリフェノールの変化と主要な 活性物質 藤女子大学紀要 第49号 71-75頁 (第Ⅱ部) 5. マンゴー(Mangifera indica L.) 単 2013年3月 種子のラジカル消去活性物質の 単離 藤女子大学人間生活学部 39-43頁 紀要 第50号 6. サルナシ(Actinidia aruguta )果 皮のポリフェノール含量と抗酸 化成分 藤女子大学人間生活学部 紀要 第52号 単 2015年3月 (印刷中) (その他) 1. 学位論文 熱帯産果実非可食 部の抗酸化性に関する研究 単 2011年3月 2. サルナシ果皮の抗酸化成分 共 2011年9月 日本食品科学工学会2011 ◎松坂裕子,川端潤 年度大会(仙台) 3. サルナシ (Actinidia arguta ) 果 皮の抗酸化成分 (2) 共 2012年3月 日本農芸化学会2012年度 ◎松坂裕子,川端潤 大会(京都) 4. 北海道産マンゴー(Mangifera indica L.)種子の抗酸化能およ び活性成分 共 2013年8月 日本食品科学工学会2013 ◎松坂裕子,井土真由美,鈴木智巳 年度大会(東京) 1-113頁 Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 日本栄養・食糧学会,日本食品科学工学会,日本農芸化学学会,日本家政学会,日本調理科学学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> <道内> (地域的連携・貢献) 2014年9月12日 いしかり農産物エキスパート養成事業において,講義「ミニトマトに関するお話」をした。 (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 食物栄養学科主任,教養科目・共通科目再構築プロジェクト委員 V 学生支援に関する自己研鑽 141 所属 人間生活学部 食物栄養学科 M.A. (Applied Linguistics) 学位 (Teachers College, Columbia University) 職名 准教授 特記すべき 資格 氏名 高 橋 大学院における研究指導担当資格 博 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 総合英語,実用英語,コミュニケーション英語,英語講読,総合英語演習 教育実践上の主な業績 年月日 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) Googleサービス(document, 2013年4月 spreadsheet, form, site 等)を活用し ~現在 た授業サポート・自学支援 概 要 クラス専用のGoogle site を作成し,詳細情報や各レッスン毎のハンドアウト 等の資料をまとめてアップ。有益なサイト等の各種リソースへのリンクも充 実。Google docを利用したpeer reviewも導入し,さらに Google formを使っ たアンケートも行い授業改善に役立てている。 2013年4月 ~現在 学生が授業に主体的に参加できるよう,グループディスカッション,グルー ププレゼンテーション,ロールプレイ,peer feedback などを随所に盛り込ん でいる。各自のリサーチに基づいたポスター・セッションやリーディングに関 する概念マップ(concept map)の作成なども実施。 3) ビデオ,オーディオ,ニュース記事, 2013年4月 小説等の各種メディアの活用 ~現在 授業で学んだ内容をより広い社会的・文化的枠組みからとらえ直してもらう 一助として英語による(オンラインを含めた)講義やニュース・討論番組その 他のビデオ教材を用いたり,より authentic なリスニング体験をしてもらうた め,各種メディアを活用した授業を展開。 4) チュートリアルによるきめ細かい個人 2013年4月 指導 ~現在 授業内で十分に議論できなかった問題についてさらに突っ込んだ議論を したい学生や,質問があってもなかなか授業中に発言できない学生などに も対応できるよう,オフィスアワーの時間に加えて,「チュートリアル」という個 人指導の時間を別に設け,オンラインで自由にサインアップできるようにして いる。 5) 個人インタビューを通じた英語運用 2013年4月 能力の訓練 ~現在 普段の学習のアウトプットの場として,学生に英語によるインタビューで個 別に質問に答えてもらうことにより,自らが英語を使用する必要に迫られる場 面を創り出し,学習で蓄積された潜在的言語知識を,実際の使用へと結び 付けることで,学生のコミュニケーション能力の向上をねらっている。 2) 学生の主体性を重視した授業の工 夫 2. 作成した教科書,教材 1) 5分で出来る英語のアクティビティ~ 2011年3月 小学校から大学まで (研究社) 小学校から大学までの教員を対象として,英語のみを使って楽しく学習・ 完結できるアクティビティをスクリプト(台本)形式で網羅した。 2) リーディングのための補助教材・プリ 2013年4月 ントの作成 ~現在 教科書として使用されるリーディングに即して,内容を批判的に考察させ る質問やパラフレーズ・サマリー等のエクササイズを含んだ Worksheetsを各 リーディングごとに作成。また,各章のボキャブラリークイズや内容理解テス ト,応用問題プリントなども随時作成・改訂している 3) リスニングとスピーキングのための補 2013年4月 助教材・プリントの作成 ~現在 リスニングとスピーキングの練習のためのより authentic な音源として映画・ ドラマやニュース番組の一部を用い,その理解度クイズ及び討論のための 問題 (discussion questions)をプリントとして作成,利用している。また,ロー ルプレイや重要なフレーズを盛り込んだSpeakingアクティビティのためのプリ ントも作成,利用している。 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 142 Ⅱ 研究活動 metaphor, cognitive grammar, L2 writing, 認知言語学,選択体系機能言語学,応用 研究分野: 言語学,外国語としての英語教育,ライ 研究キーワード: grammatical metaphor, advanced literacy, CLIL, extensive reading ティング指導 研究課題: ①概念メタファー理論(Conceptual Metaphor Theory)による日英語コーパスデータの分析 ②メンタルスペース理論(Mental Space Theory)・概念融合理論(Conceptual Blending Theory)に基づいたESL/EFL教室 における会話分析 ③選択体系機能言語学(Systemic Functional Linguistics)の枠組みに則ったジャンル分析の手法を用いた academic and professional writingの研究とその教育への応用 ④身体基盤認知(embodied cognition)の観点から見た英語冠詞システムの研究 ⑤内容重視の言語学習と内容言語統合型学習を通じた英語教育 ⑥Extensive reading を活用したリーディング指導とそのアカデミック・リーディングへの波及効果の研究 研究内容: ①認知言語学の柱の一つである概念メタファー理論(Conceptual Metaphor Theory)を用いて,英語と日本語のメディア における経済関連の事象についてのニュースに表れるメタファーをコーパスを構築し量的・質的に分析している。これま でに,中央銀行の金融政策についての報道で使われる <money> についての表現を比較分析した。英語・日本語の報 道のどちらにおいても,<money>を物質として捉える概念メタファーを基底とする表現が系統立てて使われており, <money>の諸相が固体・液体・気体として言語的に表現される際の類似点・相違点について論じている。 ②認知言語学におけるメンタルスペース理論及び概念融合理論が,社会学者ゴフマンのフレーム分析の観点を取り入 れることにより,談話内の状況依存的な意味の諸相を的確に説明できることを示そうと試みた研究。これまでの研究で は,ESLクラスでの教師と学生との会話における一人称代名詞"we" の意味が,その際に双方が暗黙のうちに合意してい る状況の定義(例えば「遊び」)によって大きく変わることを実際のデータに基づいて示した。 ③選択体系機能言語学の枠組みで近年注目を浴びているジャンル分析の手法を用い,学術的あるいは専門的な英文 ライティングの諸相を分析し,第2言語あるいは外国語としての英語学習者が獲得すべき語彙・文法的資源 (lexicogrammatical resources)を明らかにしようとする研究。 これまでに,米国法曹界で重要なジャンルであるリーガル・ メモ(legal memorandum)を,非英語圏のLL.M.留学生が学ぶ過程で,蓋然性を表す法表現 (modal expressions)をどのよ うに効果的に用い得るかを分析した。 ④身体的基盤(embodied cognition)の枠組みに則り,言語は特定のコンテクストにおける場面(scene)の脳内シミュレー ション(situated simulations)を行うためのトリガー (cues) であるという立場から,それぞれのシミュレーションにおいて話し 手,聞き手,対象物 (referents)の関係がどのように把握されるか (construal) ということをシグナルするのが冠詞の主な役 割であるという仮説を立てている。 ⑤グローバル化が進み,共通語としての英語の重要性がクローズアップされている現代社会においては,これまでの文 法や表現中心の英語教育のみでは国際社会の中で自らの立場を主張したり説得したり,相手との合意点を模索したり 交渉したりする能力は育ちにくい。それを内容(content)を中心に据えた言語活動を前面に押し出すことにより,知的活 動としての言語使用の中で英語を有機的に学んでいくという視点が不可欠となる。本研究においては,特に大学レベル でそうしたグローバルな文脈で活躍できる人材を育てるために必要な教育内容とその方法について模索している。 ⑥従来大学ではある程度の短い文章を精読する事でアカデミックなリーディングの力を養成するという傾向が強かった が,それでは結局母語(日本語)に頼った偏った読解能力しか育てることはできない。そこで,英語を英語としてとらえ,全 体の構成や意味の流れを文脈に即して有機的に理解していくための有効な方法として extensive reading (多読)が注目 されている。本研究においては,特に,extensive reading によって培われた読解力が大学レベルのアカデミック文章の リーディングにどこまで波及するのか,その橋渡しをするために必要な手立ては何か,ということについて明らかにしてゆ きたい。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 著書・論文等の名称 (著 書) 1. 5分で出来る英語のアクティビ ティ~小学校から大学まで (再掲) 2. Metaphors and metonymies 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 共 2011年3月 研究社(東京) 「はじめに」,「2. 数字に強くなろう」,「14. 私は 誰・何でしょう?」,「19. 英語で計算」を執筆。全 体の校正・編集も担当。 共編著者:深尾暁子,共著者:渡辺敦子他8名 共 2011年6月 Mouton de Gruyter (Berlin) C. Maienborn, & K. von Heusinger & P. Portner (Eds.), Semantics: An International Handbook of Natural Language Meaning, Vol. 1. 所収。(pp. 595-619) (担当部分)§2. Traditional approaches to metaphor,§ 3. Pragmatic accounts of metaphor,§ 4. Psycholinguistic approaches to figurative language, 6. Metonymy 共著者: Andrea Tyler 伊井義人(監修)『フューチャースクール×地域 の絆@学びの場』所収 (158-159頁) 3. 大学でのITC活用と「反転授業」 単 2014年7月 六曜社 143 著書・論文等の名称 (学術論文) 1. Central banking as "fluid dynamics": A comparative study of English and Japanese metaphors of money 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 単 2010年11月 Language Research 18頁 Bulletin, 25, ICU, Tokyo. URL: <http://web.icu.ac.jp/lrb/> 2. Viewing arrangements and the perceiving self: An “embodied” reanalyasis of the English definite article. 単 2012年11月 Language Research 12頁 Bulletin, 27, ICU, Tokyo. URL: <http://web.icu.ac.jp/lrb/> 3. What's in a nominal? Introducing nominalizations in college writing class 共 submitted for JACET International publication Convention Selected Papers Vol. 2 in 2015 (その他) 1. Toward an embodied account of 単 2010年5月 the English article system 日本認知言語学会論文 集 第10巻 2. 特集・コツさえつかめばすらすら 単 2011年11月 CNN English Express 読める!英字新聞快読術 2011年11月号 朝日出版社(東京) 3. ニュース英語 ワーズ×ワーズ 4. Introducing nominalization in a writing class 単 2012年4月 ~2013年3 月 共 2014年8月 5. ひとりひとりの咲くべき花を求め 単 2014年8月 て ― 藤女子大学における留学 生派遣プログラムの取り組み 11-20頁 37-47頁 CNN English Express 朝日出版社(東京) JACET(大学英語教育学 会)第53回国際大会(広 島市立大学) JACET(大学英語教育学 会)第53回国際大会(広 島市立大学) Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 日本認知言語学会,大学英語教育学会(JACET),全国語学教育学会(JALT),日本語用論学会,日本メディア英語学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> <道内> (地域的連携・貢献) (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 外国語教育研究センター員,教養科目・共通科目再構築プロジェクト委員 V 学生支援に関する自己研鑽 144 所属 人間生活学部 食物栄養学科 学位 博士(農学)(北海道大学) 職名 准教授 特記すべき 資格 管理栄養士 氏名 三 田 村 理 恵 子 大学院における研究指導担当資格 有 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 基礎栄養学,栄養・生化学実験,給食経営管理実習 <大学院> 生体機能学特論,生体機能学演習 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) 講義用資料の配布 2006年~現 毎回の授業でポイントをまとめたプリントを配布している。穴埋め式としてい 在 るため,学生は授業に集中でき,理解も深まるようである。 授業では,ポイントをまとめたプリントとほぼ同じ内容のパワーポイントを使 2) パワーポイントの使用 2006年~現 用し,学生の理解を深めるようにしている。 在 3) 小テストの実施 2006年~現 授業の最後に行う小テストは,学生自身がその日の講義内容を理解したか どうかを確認できるようにしている。自分の授業理解度がわかり,復習になる 在 と,学生には好評である。小テストには質問も記入できる形式にしているた め,質問は次回の授業などで復習として解説している。 ゼミ生への連絡等を電子メールでできるように設定し,演習の質問,回答, 4) ゼミにおける電子メールの活用 2006年~現 資料の添削などに利用している。 在 2. 作成した教科書,教材 食品または食品成分がヒトに対して,様々な健康機能を有することが明らか 1) 機能性食品素材のためのヒト評価 2013年4月 になってきている。「ストレス」「脳機能」「胃腸の機能」等それぞれの分野に対 (シーエムシー出版) して深い理解が得られるように配慮しているため,食品機能の研究に携わる 者にとっての有用な参考書となる。 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 1) ヘルスツーリズムにおける食育活動 2010年5月 管理栄養士は,栄養・食の専門家として効果的な栄養教育をマネジメントで ~女子高生を対象とした食育ツアー きる必要がある。そこで思春期というライフステージでのマネジメントサイクル 事例報告~ について,具体的な方法論を示した栄養教育の在り方を報告した。 幼児期の食育活動について,よりよい栄養教育プログラムを作成することを 2) 保育所における食育支援活動 2010年5月 目的とした評価について,特に焦点をおいた活動内容を報告した。 4. その他教育活動上特記すべき事項 Ⅱ 研究活動 総合系・複合領域分野・生活科学分科・食 食育,日本型食生活,グリセミックインデックス 研究キーワード: 生活学 (GI) 研究課題: ①健康を考える観光―女子高校生を対象とした修学旅行での食育― ②保育所における食育支援活動 ③乳酸発酵野菜入り野菜・果実混合飲料摂取による整腸作用 ④日本型食生活が排便やメタボリック系遺伝子に与える影響 ⑤マルチトールを使用した商品開発と血糖値測定によるその評価 研究内容: ①食事調査とモニター食育活動を行い,健康を考える観光であるヘルスツーリズムにおける食育プログラムを構築した。 その後思春期女子を対象としたヘルスツーリズムを企画し,その中で望ましい食生活を実践できるよう食育を行った結果, 食生活改善のための意識を高めることができた。2015年北海道地域観光学会へ投稿予定。 ②栄養士の配置されていない保育園で,保育士や園児の保護者を対象とした食育意識調査と,園児を対象とした食育を 行い,問題点を把握し,問題解決のための目標を設定,その目標に沿った食育支援活動プログラムを開発した。その後, 毎年食育を実施し,その内容を評価している。また,食育ゲームアプリを開発し,園児が楽しみながら三色食品群につい て学べるようにした。2015年日本食育学会へ投稿予定。 ③乳酸発酵野菜入り野菜・果実混合飲料を用いて,女子大生の便通に及ぼす影響を検討した結果,2週間の連続摂取 で排便回数,排便日数,排便量の有意な増加が認められ,この飲料が便通改善に役立つことが示された。さらに乳酸発 酵野菜汁が排便に影響を及ぼしているかどうか調査するため,乳酸発酵野菜汁を除いた製品と比較し,発酵汁が排便に 影響を及ぼしていることを明らかにした。2015年QOL研究所紀要へ投稿予定。 ④日本型食生活が排便やメタボリック系遺伝子に与える影響を調査した結果,1日1食の置き換えで排便量が増加した。 またメタボリック系遺伝子発現へも影響を及ぼし,特に日頃洋食を摂取しているヒトでは,遺伝子発現の増減が多くみられ た。2015年公表予定(雑誌名未定)。 ⑤マルチトールを使用したスイーツを開発し,血糖値の測定を行ったところ,砂糖を使用したものよりGIが低下した。2015 年公表予定(雑誌名未定)。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 1. キッコーマン株式会社 受託研究費 「乳酸発酵野菜入り野菜・果実混合飲料の整腸等効果テスト」(研究分担者:小山田正人)2012年6月1日~2013年3月31日 2. キッコーマン株式会社 受託研究費 「乳酸発酵野菜入り野菜・果実混合飲料の摂取による整腸効果」2013年6月1日~2014年3月31日 3. キッコーマン株式会社 受託研究費 「日本型食生活が整腸作用とメタボリック系遺伝子発現等に及ぼす影響」2013年9月9日~2015年3月31日 4. H+Bライフサイエンス共同研究費 「マルチトールを使用した料理を摂取したときの血糖値変化」2014年6月1日~2015年3月31日 研究分野: 145 著書・論文等の名称 (著 書) 1. 機能性食品素材のためのヒト評 価 (再掲) 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 共 2013年4月 (学術論文) 1. 女子大生の食事摂取状況とアレ 共 2010年3月 ルギーとの関連 シーエムシー出版 担当頁及び編者・共著者名 204-208頁「第8章1.乳酸発酵野菜入り野菜・果 実混合飲料の整腸作用」 監修:山本哲郎 河内智子,三田村理恵子 藤女子大学紀要 第47号 19-24頁 (第Ⅱ部) ◎根本亜矢子,三田村理恵子,傳法公麿 2. 乳酸発酵野菜入り野菜・果実混 単 2010年3月 合飲料の摂取が便秘傾向女子 大生の便通に及ぼす影響(査読 付) 藤女子大学QOL研究所紀 5-10頁 要 第5巻第1号 3. ヘルスツーリズムにおける食育 プログラムの基礎的検討(査読 付) 日本食育学会誌 第4巻 第3号 171-180頁 ◎三田村理恵子・葛西隆則・西村孝司 4. The extract of Japanese 共 2011年2月 soybean, Kurosengoku activates the production of IL-12 and IFN-γ by DC or NK1.1(+) cells in a TLR4- and TLR2dependent manner.(査読付) (被引用数2) Cell Immunol., 266(2) 135-142頁 ◎Sachi Tanaka, Shin-ichi Koizumi, Naoko Makiuchi , Yuka Aoyagi, Emi Quivy, Rieko Mitamura,Tsutomu Kano, Daiko Wakita, Kenji Chamoto, Hidemitsu Kitamura, Takashi Nishimura 5. Toll-like Receptor-dependent 共 2011年2月 IL-12 Production by Dendritic Cells is Required for Activation of Natural Killer Cell-Mediated Type-1 Immunity Induced by Chrysanthemum Coronarium L (査読付)(被引用数4) International 226-232頁 Immunopharmacology, 11 ◎Sachi Tanaka, Shin-ichi Koizumi, Kazutaka (2) Masuko, Naoko Makiuchi, Yuka Aoyagi, Emi Quivy, Rieko Mitamura, Tsutomu Kano, Takayuki Ohkuri, Daiko Wakita, Kenji Chamoto, Hidemitsu Kitamura, Takashi Nishimura 6. ヘルスツーリズムにおける食育 (査読付) 単 2011年3月 藤女子大学QOL研究所紀 31-35頁 要 第6巻第1号 7. Extracts of Larix Leptolepis effectively augments the generation of tumor antigenspecific cytotoxic T lymphocytes via activation of dendritic cells in TLR-2 and TLR-4-dependent manner. (査 読付)(被引用数1) 共 2012年5月 Cell Immunol., 276(1-2) 8. 保育園児および保護者に対す る食育支援活動プログラムの開 発 単 2013年3月 藤女子大学人間生活学部 45-51頁 紀要 第50号 共 2010年7月 9. 子どもの保護者における食育周 単 2013年3月 知度と実践との関連(査読付) 153-161頁 ◎Kozumi SI, Masuko K, Wakita D, Tanaka S, Mitamura R, Kato Y, Nakahara M, Kitamura H, Nishimura T. 藤女子大学QOL研究所紀 5-10頁 要 第8巻第1号 10. 乳酸発酵野菜入り野菜・果実混 共 2014年3月 合飲料の摂取による排便と皮膚 水分への影響(査読付) 藤女子大学QOL研究所紀 27-34頁 要 第9巻第1号 ◎三田村理恵子,小山田正人,河内智子,小幡 明雄 11. 高脂肪食投与ラットにおけるカ カオバターの摂取が脂質代謝 へ及ぼす影響 (査読付) 藤女子大学QOL研究所紀 53-57頁 要 第9巻第1号 ◎上田亜樹,奥村沙緒里,工藤佳苗,田辺亜梨 沙,永井沙織,吉田訓子,三田村理恵子 共 2014年3月 (その他) 1. 黒千石抽出物によるType1免疫 共 2010年3月 応答の賦活化とその制御機構の 解析 日本農芸化学会2010年度 ◎田中沙智,小泉真一,青柳由佳,牧内なお 大会(東京) 子,増子和尚,三田村理恵子,脇田大功,茶本 健司,北村秀光,西村孝司 2. 食事バランスを考慮したヘル シーメニュー開発による観光振 興 単 2010年4月 特定非営利活動法人イム 106-145頁 ノサポートセンター 活動報 告集 3. 健康維持における食とスポーツ (運動)の重要性 共 2010年4月 特定非営利活動法人イム 92-105頁 ノサポートセンター 活動報 ◎傳法公麿,三田村理恵子 告集 146 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 4. ヘルスツーリズムにおける食育 活動 ~女子高生を対象とした 食育ツアー事例報告~ (再掲) 共 2010年5月 第4回日本食育学会総会 ◎三田村理恵子,根本亜矢子,伊佐野貴子,西 学術大会(熊本) 村孝司 5. 保育所における食育支援活動 (再掲) 共 2010年5月 第4回日本食育学会総会 ◎根本亜矢子, 三田村理恵子 学術大会(熊本) 6. カカオバター配合飼料を長期摂 共 2010年6月 取させたマウスの脂質代謝と免 疫応答の解析 日本食品免疫学会2010年 ◎田中沙智,小泉真一,牧内なお子,増子和 度大会(東京) 尚,三田村理恵子,西村孝司 7. 動産黒大豆,黒千石抽出物等 のヒトおよびマウスにおける Type1免疫賦活効果 共 2010年6月 日本食品免疫学会2010年 ◎牧内なお子,田中沙智,小泉真一,増子和 度大会(東京) 尚,三田村理恵子,西村孝司 8. Extract of Japanese soybean, Kurosengoku(Glycine max), activates Type-1 immunity via IL-12 production in a Toll-like receptor 2- and 4-dependent manner 共 2010年8月 14th International Congress of Immunology (Kobe, Japan) ◎S. Tanaka, S. Koizumi, N. Makiuchi, Y. Aoyagi, K. Masuko, E. Quivy, R. Mitamura, D. Wakita, H. Kitamura, T. Nishimura. 9. Systemic activation of Type-1 immunity by long-term feeding with a cacao butter diet 共 2010年8月 14th International Congress of Immunology (Kobe, Japan) ◎S. Koizumi, S. Tanaka, N. Makiuchi, Y. Aoyagi, K. Masuko, E. Quivy, R. Mitamura, D. Wakita, H. Kitamura, T. Nishimura. 10. Essential role of Toll-like 共 2010年8月 receptors and TNF-alpha receptors on dendritic cells for the activation og Type-1 immunity by Lactobacillus sakei strain Bio-S24 14th International Congress of Immunology (Kobe, Japan) ◎N. Masuko, S. Koizumi, R. Mitamura, T. Ikeda, D. Wakita, H. Kitamura, T. Nishimura. 11. 女子大生の食事摂取状況の問 題点とアレルギーとの関連 第5回日本食育学会総会 ◎根本亜矢子,三田村理恵子,傳法公麿 学術大会(横須賀) 共 2011年5月 12. 乳酸発酵野菜入り野菜・果実混 共 2012年12月 第10回日本日本栄養改善 ◎三田村理恵子,小山田正人,河内智子,小幡 合飲料の摂取による便通と皮膚 学会北海道支部学術総会 明雄 水分への影響 (札幌) 13. 「乳酸発酵野菜入り野菜・果実 共 2013年2月 混合飲料」の整腸作用効果に関 する研究 キッコーマン株式会社研 究開発本部 報告書 ◎三田村理恵子,小山田正人 14. 保育園における食育支援活動 プログラムの開発 共 2013年5月 第7回日本食育学会総会 ◎三田村理恵子,影山藍,福島早希 学術大会(東京) 15. 思春期女性を対象としたヘルス ツーリズムでの食育 共 2013年9月 第60回日本栄養改善学会 ◎上田亜樹,三田村理恵子 学術総会(神戸) 16. ラットにおけるカカオバターの摂 共 2013年12月 第11回日本日本栄養改善 ◎上田亜樹,田辺亜梨沙,永井沙織,奥村沙緒 取が脂質代謝に及ぼす影響 学会北海道支部学術総会 里,工藤佳苗,吉田訓子,三田村理恵子 (札幌) 17. タブレット端末による食育アプリ の開発 共 2014年2月 平成25年度電子情報通信 ◎若林千恵, 大谷拓弥, 三田村保, 川上敬, 三 学会北海道支部学生会イ 田村理恵子, 岡崎哲夫 ンターネットシンポジウム 18. 栄養バランスのとれた食事スタイ 単 2014年3月 ルに関する研究 キッコーマン株式会社研 究開発本部 報告書 19. 三色食品群をもとにした食育ア プリの開発 共 2014年5月 一般社団法人日本食育学 ◎三田村理恵子,上田由佳子,八島絵美,上田 会第2回総会・学術大会 亜樹,三田村保 (東京) 20. 思春期女性を対象としたヘルス ツーリズムでの食育・第2報 共 2014年8月 第61回日本栄養改善学会 ◎三田村理恵子,上田亜樹 学術総会(神奈川) 21. 日本型食生活が排便に及ぼす 影響 共 2014年8月 第61回日本栄養改善学会 ◎上田亜樹,三田村理恵子,小幡明雄 学術総会(神奈川) 22. 日本食の摂取が排便に及ぼす 影響 共 2014年12月 第12回 日本日本栄養改 ◎上田亜樹,三田村理恵子,長谷川浩司,小幡 善学会北海道支部学術総 明雄 会(札幌) 147 1-23頁 Ⅲ 社会連携・社会貢献 日本農芸化学会,日本栄養・食糧学会,日本栄養士会,日本栄養改善学会,日本小児保健協会,日本食育学会,日本食品 免疫学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> 2014年11月~現在 日本栄養改善学会評議員 <道内> 2006年10月~現在 社会福祉法人札幌みどり福祉会栄養顧問 (地域的連携・貢献) 所属学会 (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 動物実験委員会委員長,QOL研究所研究員 V 学生支援に関する自己研鑽 148 所属 人間生活学部 食物栄養学科 職名 准教授 特記すべき 資格 学位 博士(農学)(酪農学園大学) 氏名 村 田 ま り 子 大学院における研究指導担当資格 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 給食経営管理論,給食経営管理実習 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) 視聴覚教材を活用した授業の展開 2011年4月~ 給食経営管理論等の講義では,シラバスに則った講義ごとのパワーポイン 現在 トを作成した。またその一部に加えポイントをまとめたプリントを配布し,学生 の理解を深める工夫をした。 2) 大量調理の安全・安心な提供 2011年4月~ 給食経営管理実習では,始業時に衛生点検と安全確認を行ってから調理 作業を始めた。また,緊急事態を意識し発生時の対応について確認を行っ 現在 た。 2. 作成した教科書,教材 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 Ⅱ 研究活動 研究分野: 複合領域 研究キーワード: フードシステム 研究課題: ①給食施設における危機管理システムの構築および維持についての研究(継続) ②地域に根ざしたコミュニケーション・マーケティング(継続) ③給食施設の運営(社食・学食を中心に) 研究内容: ①備蓄食品における食事バランスガイドの導入:災害時における栄養・食生活支援は,被害者の栄養状態を良好に保つ ことである。災害対策は,どの地方公共団体でも最低3日分は家庭に備蓄することを呼び掛けているがその備蓄率は総じ て低い。また,震災時では十分な非常食が届かない地域や,配分についてもその中身が偏り,栄養状態が懸念された。 そこで,食事バランスガイドを用いて日常の栄養バランスを考えるとともに,非日常に相当する備蓄について調査し検討す ることを目的とした。 ②管理栄養士はアセスメントに始まる栄養管理とともに,マーケティングやシステム構築などの手法を取り入れた経営感覚 を持つことが期待されている。本研究は石狩市直売市場等でマーケティング活動を行い,食を通して地域住民の健康維 持増進に貢献することを目的としている。本年度は,石狩市6次産業化推進事業に参画し,「生チーズ」の開発をした。今 後も引き続き,危機管理につながる備蓄食品へとつなげたいと考えている。 ③給食とは,特定多数人が継続的に食事を提供することである。特に福利厚生や学生サービスの一環としての給食の運 営は,複雑化しその内容も多岐にわたる。本課題では,札幌近郊の事業所及び大学等の給食をフードサービスの視点か ら検討していきたい。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 1. 石狩市6次産業化推進事業 「石狩産乳製品の商品開発事業」(藤女子大学人間生活学部食物栄養学科フードシステム研究室)2014年6月1日~2015年3月 31日 単著・ 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は 共著の 著書・論文等の名称 担当頁及び編者・共著者名 の年月 別 発表学会等の名称 (著 書) (学術論文) 1. 保育所給食施設におけるリスク マネジメントの実態と改善支援 に関する研究 単 2010年3月 青森県立保健大学大学院 修士学位論文 2. 給食管理実習による学生の調 理技能の習得感について 共 2011年3月 函館短期大学紀要 37 3. A市内保育所給食の調理作業 管理におけるリスクマネジメント の実態(第1報)―CS分析の手 法を用いたリスク項目の抽出― 共 2011年11月 日本給食経営管理学会誌 ◎村田まり子,藤田修三 Vol. 5 No. 2 149 ◎石川夢乃,村田まり子 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 4. 米粉を利用した商品の特性及 び嗜好性に関する研究 共 2013年3月 藤女子大学人間生活学部 ◎根本亜矢子,村田まり子,菊地和美 紀要 50号 5. 備蓄食品における食事バランス ガイドの導入 共 2013年4月 酪農学園大学紀要 第37 ◎村田まり子,小林道,市川治,小糸健太郎 巻第2号 6. 農業経営の多角化と農村女性 起業展開の要因に関する研究 共 2013年4月 酪農学園大学紀要 第37 ◎大場裕子,市川治,發地喜久治,吉岡徹,菅 巻第2号 原優,村田まり子,アズグリ・アイサン 7. 大規模土地利用型農業生産法 人の経営成長モデルに関する 研究 共 2013年10月 酪農学園大学紀要 第38 ◎市川治,菅原優,吉岡徹,秋山邦裕,田野光 巻第1号 彦,發地喜久治,中村稔,村田まり子,Ayinuer TULAFU 8. 防災栄養―災害時の加工食品 共 2013年11月 日本食品科学工学会誌 の役割―「日本食品科学工学会 第60巻 第11号 第59回大会」防災フォーラムの 報告 9. 給食経営管理におけるリスクマ 単 2014年3月 ネジメント分析とその対応システ ムに関する研究 ◎隈元晴子,村田まり子,佐々木ゆり,池田隆幸 酪農学園大学大学院 博士学位論文 123-130頁 ◎村田まり子,菊地和美 10. 介護老人福祉施設における給 食の危機意識に関する重点改 善項目の抽出(査読付) 共 2014年3月 Healthy Soil and Life Sciences:Science Journal of Graduate School of Rakuno Gakuen University, 38(2) 11. 北海道石狩産小麦粉の普及に 関する研究 共 2014年3月 藤女子大学人間生活学部 19-24頁「4章ベーグル加工販売」 紀要 第51号 ◎菊地和美,坂本佳菜子,根本亜矢子,村田まり 子 12. 石狩市の地産地消における福 祉事業所利用者(障がい者)へ の就労支援 共 2014年3月 藤女子大学QOL研究所紀 75-83頁 要 第9巻第1号 ◎村田まり子,根本亜矢子,青木萌,小林真子,菊 地和美 共 2011年9月 日本栄養改善学会(広島) (示説発表) ◎小林,加藤,佐藤,村田 (その他) 1. 陸上自衛隊におけるCS分析を 活用した給食改善の検討 2. 管理栄養士課程における女子 大生の食生活の実態と献立作 成に関する意識について 共 2011年11月 日本給食経営管理学会 (東京) (示説発表) ◎根本亜矢子,村田まり子,菊地和美 3. 女子大生の不定愁訴と食生活 や睡眠時間との関連について 共 2011年11月 日本食生活学会第43回大 (口頭発表) 会(札幌) ◎根本亜矢子,村田まり子,菊地和美 4. 学校給食におけるフード・マイ 共 2011年11月 日本食生活学会第43回大 (口頭発表) レージを用いた食品群別貢献度 会(札幌) ◎村田まり子,根本亜矢子,内海さやか,松山琴 の検討(第1報) 美,中河原俊治,東定利 5. 北海道の行事食―喫食状況― 共 2012年8月 日本調理科学会平成24年 (示説発表) 度大会(秋田) ◎坂本,土屋,菊地,木下,酒向,菅原,高橋, 芳賀,藤本,村上,村田,山口,山塙 6. 北海道の儀礼食―喫食・調理状 共 2012年8月 況― 日本調理科学会平成24年 (示説発表) 度大会(秋田) ◎山口,藤本,菊地,木下,酒向,坂本,菅原, 高橋,土屋,芳賀,村上,村田,山塙 7. 北海道の行事食と儀礼食―親 子間における認知・経験の違い ― 共 2012年8月 日本調理科学会平成24年 (示説発表) 度大会(秋田) ◎菊地,菅原,木下,酒向,坂本,高橋,土屋, 芳賀,藤本,村上,村田,山口,山塙 8. 北海道食材を用いた各大学・短 共 2012年8月 期大学の産学連携および教育 活動への取り組み 日本調理科学会平成24年 特別展示企画(北海道) 度大会(秋田) 藤女子大学,北海道教育大学釧路校,釧路短 期大学 9. 地域に根ざしたコミュニケーショ ン・マーケティング活動(第一 報) 共 2012年9月 第59回日本栄養改善学会 (示説発表) 学術総会(名古屋) ◎村田まり子,根本亜矢子,菊地和美 10. 北海道石狩市近郊における保 育所の調理器具に関する研究 共 2012年9月 第59回日本栄養改善学会 (示説発表) 学術総会(名古屋) ◎菊地和美,根本亜矢子,村田まり子,山口蒼 生子 11. 備蓄食品における食事バランス ガイドの導入 共 2012年11月 第8回給食経営管理学会 (示説発表) 学術総会(名古屋) ◎村田まり子,隈元晴子,根本亜矢子,佐々木 ゆり 150 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 12. 調理作業内容と満足度調査から 共 2012年11月 第8回給食経営管理学会 (示説発表) 学術総会(名古屋) ◎根本亜矢子,村田まり子 みた学内給食の検討 13. 自衛隊給食の満足度を向上さ せる重点改善項目の検討 ~CS分析を活用して~ 共 2012年12月 第10回日本栄養改善学会 (示説発表) 北海道支部学術総会 ◎加藤千紘,小林道,村田まり子 14. 藤女子食堂のレシピ 共 2013年3月 藤女子大学人間生活学部 39-58頁 公開講座シリーズ[イッカヌ 監修:菊地和美 ンクル]第2巻 カムイチェ プ×雪化粧@地域食堂 15. 地域イベントにおけるマーケティ 共 2013年9月 ングリサーチ 第60回日本栄養改善学会 (示説発表) 学術総会(神戸) ◎根本亜矢子,村田まり子,菊地和美 16. 北海道石狩産小麦の普及に関 する研究 共 2013年9月 第60回日本栄養改善学会 (示説発表) 学術総会(神戸) ◎菊地和美,坂本佳菜子,根本亜矢子,村田ま り子 17. 介護老人福祉施設における給 食の危機意識に関する重点改 善項目の抽出 共 2013年11月 第9回日本給食経営管理 (示説発表) 学会学術総会 ◎村田まり子,根本亜矢子 18. 管理栄養士養成大学が属して 共 2013年11月 第9回日本給食経営管理 (示説発表) いる分野と管理栄養士輩出状況 学会学術総会 ◎根本亜矢子,村田まり子 および給食経営管理論の現状と 課題 19. 『次世代に伝え継ぐ 日本の家庭 共 2014年6月 料理』聞き書き調査報告書 日本調理科学会報告書 (道央西海岸) 26-27頁 『次世代に伝え継ぐ 日本の家庭料理』委員会 20. 女子大生における米粉商品に 共 2014年8月 対する意識と嗜好性に関する研 究 第61回日本栄養改善学会 (示説発表) 学術総会(横浜) ◎根本亜矢子,村田まり子,菊地和美 Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 日本給食経営管理学会,日本フードシステム学会,日本栄養改善学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> 2013年11月~現在 <道内> 2012年4月~現在 2013年4月~現在 2014年6月~現在 (地域的連携・貢献) 日本給食経営管理学会評議員 石狩市6次産業化パイロット事業検討会委員 札幌市中央卸売市場開設運営協議会委員 石狩市学校給食センター運営委員 (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 V 学生支援に関する自己研鑽 151 所属 人間生活学部 食物栄養学科 学位 修士(食物栄養学)(藤女子大学) 職名 講師 特記すべき 資格 氏名 隈 元 晴 大学院における研究指導担当資格 子 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 応用栄養学,応用栄養学実習,食行動論,栄養教育論,栄養教育論実習 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) 学生実施献立の学食への提供(応 2011年9月~ 学生食堂(協立メンテナンス)に依頼し,調理実習で実施した学生献立を作 用栄養学実習) 2012年3月 業効率やコスト面などに応じてアレンジ・職員や学生への提供してもらうことを 通じて,実社会の給食ではどの程度の工夫が必要かを実感してもらうことを 目的に実施した。 2) 食事の見せ方の工夫(フードコー ディネーター・カメラマンによる)(応 用栄養学実習) 2011年9月~ 食事は食器の選び方,画像化した際の光の使い方などによって,喫食者の 2013年3月 食欲を左右するため,味や栄養バランスだけではなく対象者の食に対する意 欲を総合的に高めるための見せ方の工夫を学ぶことを目的として実施した。 3) 学生実施献立の石狩市民への提供 2012年2月 (応用栄養学実習) 4) 紙上討論(食行動論) 調理実習で実施した学生献立をあらゆる対象年齢にあわせて献立を展開 したり,市民からの生の感想や意見を聞くことで社会とのつながりと,学習内 容との関連性を実感してもらうことを目的として実施した。 2012年4月~ 事例に対する考えをレポートにまとめてもらい,全員の意見を翌週配布す 2014年3月 る。それに対する同意や反論,疑問などについて,同様のことを実施する。挙 手による意見は少ないが,この方法では多くの意見を拾い集め議論が可能と なる。多様な考えがあることを理解し,個々の意見に対する考えをもつことを 目的として実施した。 5) ロールプレイングを用いて行動技法 2012年4月~ 行動技法の理論を学習後,理解度を深め実践につなげることを目的とし の知識・技術の習得 て,ロールプレイングを行った。30分を3つのパートに区切り,それぞれ「背景 現在 の聴き取り」「問題点を明らかにする」「問題点を解決するための行動療法の 提案」とし,グループワーク,ロールプレイを通して学習するという内容。 6) 保育学科子育て支援との共同(栄養 2012年7月 教育論実習) 2. 作成した教科書,教材 1) 栄養教育論実習書 2012年4月 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 1) ヒトはなぜブロッコリーに過食しない 2011年1月 のだろうか(過食のメカニズムについ て) 保育所等での管理栄養士の役割を想定し,学生同士で行う模擬栄養教育 を実際の対象者に実施した際の違いへの気付きや,栄養教育の効果が給食 喫食時にあらわれるかどうかを体験することを目的に実施した。 栄養教育論実習において効果的に学習することができるよう,各種栄養ア セスメントの実践,栄養教育プランの立て方,栄養教育の実施,評価まで15 回の中で効率的に習得するための実習書を作成し,それに基づいて実習を 行った。 札幌圏高校の家庭科の教員を対象として,ヒトが過食するメカニズムについ て講演(北海道高教研石狩支部家庭部会) 5月1~3日まで日本栄養士会より災害派遣管理栄養士として宮城県・気仙 2) 東北地方太平洋地震による被災地 2011年11月 沼市に派遣された際の活動報告を行った。(日本食生活学会第43回大会 特 の食事情について(ボランティア活動 別講演) 報告) 3) 防災栄養―災害時の加工食品の役 2012年8月 割 食事バランスガイドを用いた災害時加工食品の利用についての提案(日本 食品科学工学会シンポジウム) 4) 災害地域の現状と実際の支援につ いて 北海道特別支援学校栄養士研究協議会において,東日本大震災・災害派 遣管理栄養士の活動および,大規模災害時における食糧支援システムの構 築について講演 2013年1月 2013年に麻生商店街との連携事業として設立したカフェ,へるすたでぃ・藤 5) へるすたでぃ・藤麻人~子どもたちの 2013年11月 麻人における活動報告を行った。(「食べものとOR」研究部会 第3回研究会: 「教育格差」「健康格差」を解消する 小樽商科大学) ためのとりくみ~ 4. その他教育活動上特記すべき事項 5月:日本栄養士会からの災害派遣管理栄養士として宮城県・気仙沼市に 1) 東日本大震災におけるボランティア 2011年5月1 活動 ~3日・7月29 派遣され,医療チームとともに被災地での活動を行った。7月:個人で岩手 県・大槌町を訪問し,被災地住民の日常をサポートする活動を行った。 ~8月1日 2) NPO法人きなはれ障害者就労支援 活動 2012年4月~ 障害者が働くコミュニティキッチン「フィール」(就労継続支援B型)におい 現在 て,学生がたてたバランスの良い献立を提供し,アドバイスや交流等を行って いる。 3) へるすたでぃ・藤麻人における活動 2013年8月~ 麻生商店街に設立したカフェにおいて,学生が考案したヘルシーメニュー 現在 の地域住民への提供や,ひとり親家庭の学習支援団体と連携したボランティ ア活動などを学生主体で行っている。 152 Ⅱ 研究活動 生物系,医歯薬学分野,基礎医学,薬理 研究分野: 学一般 研究キーワード: early postnatal stress, serotonin, hippocampus, raphe nucleus 研究課題: 幼若期ストレスが情動表出に与える影響についての研究 研究内容: 幼若期ストレス負荷ラットにおける成熟後の恐怖や不安などの情動ストレスに注目し,情動ストレスに対するセロトニンや GABA作動性神経系などによる神経回路調節の分子基盤と情動行動調節のメカニズムついて,免疫組織化学的および 行動薬理学的に解析している。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 著書・論文等の名称 (著 書) 1. 栄養教育論―実践力形成のた めの応用書― 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 共 2013年4月 (学術論文) 1. Lithium, but not valproic acid 共 2012年1月 or carbamazepine, suppresses impulsive-like action in rats.(査 読付) 同文書院 (全15頁) 担当頁及び編者・共著者名 成人期の栄養教育,高齢期の栄養教育,傷病 者・障害者の栄養教育,演習と応用の頁を担当 Psychopharmacology, No. Ohmura Y, Tsutsui-Kimura I, Kumamoto H, 219(2):421-32. Minami M, Izumi T, Yamaguchi T, Yoshida T, Yoshioka M. 2. 東北地方太平洋沖地震による 被災地の食事情について―Ⅱ. ボランティア活動報告(査読付) 単 2012年3月 日本食生活学会誌 Vol. 22 (4) 3. 地域活動に対する女性の参加 意欲とセルフ・エフィカシーとの 関連性(査読付) 単 2012年3月 藤女子大学QOL研究所紀 5-11頁 要 第7巻第1号 4. Anxiolytic effects of yokukansan, a traditional Japanese medicine, via serotonin 5-HT(1A) receptors on anxiety-related behaviors in rats experienced aversive stress.(査読付) 共 2012年7月 Journal of Ethnopharmacology, 28;143(2):533-9 Taku Yamaguchi, Aki Tsujimatsu, Haruko Kumamoto, Takeshi Izumi, Yu Ohmura,Takayuki Yoshida, Mitsuhiro Yoshioka 5. Milnacipran Enhances the 共 2012年8月 Control of Impulsive Action by Activating D1-like Receptors in the Infralimbic Cortex.(査読付) Psychopharmacology (Berl). No.225(2):495504. Tsutsui-Kimura, Iku; Ohmura, Yu; Izumi, Takeshi; Kumamoto, Haruko; Yamaguchi, Taku; Yoshida, Takayuki; Yoshioka, Mitsuhiro 6. 管理栄養士を志す大学生の精 共 2013年3月 神障害者に対する社会的態度 の変容―専門知識を活かしたボ ランティア活動の効果―(査読 付) 藤女子大学QOL研究所紀 43-49頁 要 第8巻第1号 隈元晴子,常盤野晴子,細谷恵佑 7. Anxiolytic effects of yokukansan 共 2013年4月 and serotonin 5-HT1A receptors in rats.(査読付) Nihon Shinkei Seishin Yakurigaku Zasshi. 2013; 33(2): 71-2. Yamaguchi T, Tsujimatsu A, Kumamoto H, Izumi T, Omura Y, Yoshida T, Yamamoto T, Yoshioka M. 8. Tandospirone suppresses impulsive action by possible blockade of the 5-HT1A receptor.(査読付) J Pharmacol Sci. 2013;122(2):84-92 Ohmura Y, Kumamoto H, Tsutsui-Kimura I, Minami M, Izumi T, Yoshida T, Yoshioka M. 共 2013年5月 9. 防災栄養―災害時の加工食品 共 2013年7月 の役割―「日本食品科学工学会 第59回大会」防災フォーラムの 報告 (その他) 1. Characterizing therapeutic psychoactive drugs in terms of the effects on impulsivity. 335-337頁 日本食品科学工学会誌第 679-686頁 60巻第11号 隈元晴子,村田まり子,佐々木ゆり,池田隆幸 共 2012年3月 第85回日本薬理学会年会 (ポスター発表) (京都) Yu Ohmura, Iku Tsutsui-Kimura, Haruko Kumamoto, Takeshi Izumi, Takayuki Yoshida, Mitsuhiro Yoshioka 2. Milnacipran enhances inhibitory 共 2012年3月 control of impulsive action through stimulating Dl-like receptors in the lnfralimbic Cortex. 第85回日本薬理学会年会 (口頭発表) (京都) Iku Tsutsui-Kimura, Yu Ohmura, Takeshi Izumi, Haruko Kumamoto, Takayuki Yoshida, Mitsuhiro Yoshioka 153 著書・論文等の名称 3. Tandospirone suppresses impulsive action in rats 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 共 2012年3月 担当頁及び編者・共著者名 第85回日本薬理学会年会 (口頭発表) (京都) Yu Ohmura, Haruko Kumamoto, Iku TsutsuiKimura,Takeshi Izumi, Takayuki Yoshida, Mitsuhiro Yoshioka 4. 保育園児の食習慣の実態とその 共 2012年6月 保護者の食意識について 第6回日本食育学会(静岡 (ポスター発表) 県富士宮) 根本亜矢子,隈元晴子 5. 女子大学生の一般性セルフエ フィカシーが食事調査における 過小評価に与える影響 共 2012年9月 第59回日本栄養改善学会 (ポスター発表) 学術総会(名古屋) 隈元晴子,根本亜矢子,飯田久美子 6. 備蓄食品における食事バランス ガイドの導入 共 2012年11月 第8回日本給食経営管理 (ポスター発表) 学会学術総会(名古屋) 村田まり子,隈元晴子,根本亜矢子,佐々木ゆり 7. 幼若期ストレスによる成熟後の Social interaction 行動障害に 対するfluvoxamine反復投与の 効果 共 2014年7月 第130回日本薬理学会関 (ポスター発表) 東部会(東京) ◎隈元晴子,大村優,吉田隆行,泉剛,吉岡充 弘 8. JAPANESE DIETITIANS’ 共 2014年8月 ROLES AS “ASIAN DIETITIANS“ - REPORT ABOUT JAPANESE DIETITIAN WORKING IN INDIA- The 6th Asian Congress of (oral presentation) Dietetics (Taipei) Shoko Okumura, Haruko Kumamoto, Kazumi Kikuchi 9. 幼若期ストレスによるラットの社 会行動障害とfluvoxamine反復 投与の効果 第65回日本薬理学会北部 (口頭発表) 会(福島) ◎隈元晴子,山口拓,今野幸太郎,大村優,吉 田隆行,泉剛,吉岡充弘 共 2014年9月 10. ひとり親家庭の子どもたちの健 共 2014年10月 第4回未病システム学会北 (口頭発表) 康格差および教育格差解消に 海道支部会(札幌) ◎隈元晴子,粟井優衣,小場冴香 むけての取組み―札幌市空き 店舗事業を活用した商店街およ びNPO法人との協働事業経過 報告― Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 栄養改善学会,日本薬理学会,日本栄養学教育学会,日本未病システム学会,日本食品化学工学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> <道内> 2012年7月~現在 2014年3月~現在 2014年6月~現在 (地域的連携・貢献) 2012年12月~現在 (国際的連携・貢献) 2014年8月21日~24日 未病システム学会北海道支部会役員 特定非営利活動法人Kacotam理事 日本臨床栄養学会北海道地方会幹事 札幌市・商店街再生事業(商学連携事業)として,麻生商店街と連携しコミュニティハウスを設立 (ひとり親家庭の子どもとその親への支援活動) The 6th Asian Congress of Dietetics (Taipei) Ⅳ 学内運営活動 ハラスメント相談窓口相談員 V 学生支援に関する自己研鑽 2015年1月23日(予定) 北海道保健環境部主催「平成26年度若年層における交際相手からの暴力防止に関する全道セ ミナー~DV被害者支援と加害者対応~若い世代を中心に考える」(札幌) 154 所属 人間生活学部 食物栄養学科 学位 学士(食物栄養学)(藤女子大学) 職名 助手 特記すべき 管理栄養士 資格 氏名 坂 本 佳 菜 子 大学院における研究指導担当資格 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 2. 作成した教科書,教材 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 Ⅱ 研究活動 研究分野: 調理科学 研究キーワード: 研究課題: 食品の調理科学的特性について 研究内容: 種子食用ペポカボチャの普及拡大に向けた食品開発に関する研究 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 (著 書) (学術論文) 1. 北海道産クロテッドクリームの品 共 2012年3月 質に及ぼす冷凍の影響 (その他) 1. 種子食用ペポカボチャの普及 拡大に向けた食品開発に関す る研究 藤女子大学紀要 第49号 菊地和美,坂本佳菜子 (第Ⅱ部) 共 2012年12月 第10回日本栄養改善学 会北海道支部学術総会 2. 北海道石狩産小麦の普及に関 共 2013年9月 する研究 第60回日本栄養改善学 会学術総会 菊地和美,坂本佳菜子,福田絵理,知地英征, 嘉見大助 菊地和美,坂本佳菜子,根本亜矢子,村田まり 子 3. 北海道産鮭節に関する調理科 学的研究 共 2013年12月 第11回日本栄養改善学 会北海道支部学術総会 菊地和美,坂本佳菜子,市川晶子,村上知子 4. 高齢者等施設における北海道 産米粉の調理科学的研究 共 2014年8月 一般社団法人日本調理 科学会平成26年度大会 菊地和美,坂本佳菜子,根本亜矢子,伊藤聖 子,新井映子 5. 書誌情報からみる北海道の家 庭・郷土料理 共 2014年8月 一般社団法人日本調理 科学会平成26年度大会 土屋律子,坂本恵,鐘ヶ江あゆ美,菊地和美, 木下敦子,坂本佳菜子,佐藤恵,菅原久美子, 田中ゆかり,庭亜子,畑井朝子,藤本真奈美, 宮崎早花,村上知子,村田まり子,山口敦子 6. 北海道産ペポカボチャの調理 特性について 共 2014年12月 第12回日本栄養改善学 会北海道支部学術総会 坂本佳菜子,菊地和美,川原陽子,金谷麻依 子,佐藤綾菜,嘉見大助 7. 北海道八雲町産もち米の調 理科学的特性 共 2014年12月 第12回日本栄養改善学 会北海道支部学術総会 菊地和美,坂本佳菜子,根本亜矢子 155 Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 日本調理科学会,日本栄養改善学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> <道内> (地域的連携・貢献) (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 V 学生支援に関する自己研鑽 156 所属 人間生活学部 食物栄養学科 職名 助手 学位 学士(食物栄養学)(藤女子大学) 特記すべき 管理栄養士 資格 氏名 佐 々 木 は る み 大学院における研究指導担当資格 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) 献立課題添削 2010年4月~ 担当教授の指導のもと実習準備を行い,学生がスムーズに実習を行えるよ 現在 うサポートした。また,献立課題の内容のチェックを行い,課題提出の回数を 追うごとに理解度が高まるよう細やかな対応を行った。 2) 摂食嚥下障害患者への栄養ケアス キル習得 2. 作成した教科書,教材 1) 教材の作成 2010年9月~ 担当教授の指導のもと,咀嚼嚥下に関与する筋肉を固定した状態で飲食 物を摂取し,摂食・嚥下機能を体験的に学び,摂食・嚥下訓練食調整技法 現在 および管理栄養士の栄養ケアのあり方について理解を深めるためサポートし た。 2010年9月~ 臨床栄養学実習Ⅰにおいて,担当教授の指導のもと,学生が理解しやす いよう教材を作成した。 現在 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 1) 保健センター主催「自炊入門」スタッ 2011年4月 フ 新入生対象の「自炊入門」で学生の調理指導を行った。 2) 保育学科共催子育て支援「お手てつ 2011年11月 石狩市の0~3歳の幼児がいる親子対象とした食育支援活動について,調 ないで」指導 理業務に関する指導を行った。 Ⅱ 研究活動 研究分野: 臨床栄養学 研究キーワード: 高齢者,サルコぺニア 研究課題: ①在宅高齢者に関する栄養ケアについての検討 ②介護高齢者施設入居者における栄養とサルコぺニアの関連性の検討 研究内容: ①在宅高齢者に対し,生活状況,家族状況,食生活,食事内容の聞き取りを行い,在宅高齢者が低栄養に陥る要因につ いて検討する。 ②施設入居高齢者に対して,身体計測,食事調査,栄養状態を評価し,サルコぺニアと栄養状態の関係性について検討 する。 現在,特別養護老人ホームにて調査を行い,解析途中である。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 (著 書) (学術論文) 1. 介護老人福祉施設における栄 養評価の検討~継続的な栄養 スクリーニングから見えてきたも の~ (その他) 1. Oenococcus oeni を用いた乳酸 菌飲料の開発 共 2014年3月 藤女子大学QOL研究所紀 武部久美子,佐々木はるみ,駒込聡子 要 第9巻第1号 共 2011年2月 平成22年度(社)日本食品 佐々木はるみ,林美沙,池田隆幸 科学工学会北海道支部大 会 2. 介護高齢者施設入所者におけ 共 2012年1月 る簡易栄養状態評価(MNA)によ る継続的評価と予後 3. 低栄養とサルコぺニアリスクとの 関連性についての検討 第15回日本病態栄養学会 ◎武部久美子,駒込聡子,佐々木はるみ,小山 年次学術集会 田正人 共 2012年12月 第10回日本栄養改善学会 ◎佐々木はるみ,武部久美子,駒込聡子 北海道支部学術総会 157 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 4. 特別養護老人施設入所者への3 共 2013年1月 カ月毎のMNA-SFモニタリング の有用性についての検討 第16回日本病態栄養学会 ◎武部久美子,駒込聡子,佐々木はるみ,小山 年次学術集会 田正人 5. 介護高齢者施設入居高齢者に おけるサルコぺニアの現状と栄 養状態 第24回日本老年医学会北 武部久美子,駒込聡子,佐々木はるみ,佐藤亜 海道地方会 紀子,鈴木愛実,山形保奈実,小山田正人 共 2013年6月 6. 低栄養とサルコぺニアの関係性 共 2013年12月 第11回日本栄養改善学会 佐々木はるみ,武部久美子,駒込聡子 北海道支部学術総会 (第2報) 7. 介護高齢者施設入所者におけ るサルコぺニアの現状と栄養状 態との関係 共 2014年1月 第17回日本病態栄養学会 武部久美子,駒込聡子,佐々木はるみ,佐藤亜 年次学術集会 紀子,小山田正人 8. 介護高齢者施設入居者におけ る低栄養と関連する要因 共 2014年6月 第25回日本老年医学会北 武部久美子,田中洋子,佐々木はるみ,駒込聡 海道地方会 子 Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 日本病態栄養学会,日本栄養改善学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> <道内> (地域的連携・貢献) (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 V 学生支援に関する自己研鑽 158 所属 人間生活学部 食物栄養学科 職名 助手 学位 修士(食物栄養学)(藤女子大学) 特記すべき 管理栄養士 資格 氏名 根 本 亜 矢 子 大学院における研究指導担当資格 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 2. 作成した教科書,教材 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 Ⅱ 研究活動 研究分野: 食生活学 研究キーワード: 食習慣,食嗜好と評価 ②体内環境の改善を目指した食育活動の必要性に関する研究 研究課題: ①スポーツ栄養について ③女子大生の食生活の実態と意識に関する研究 ④米粉を利用した商品の特性および嗜好性に関する研究 ⑤学内給食の満足度と運営について ⑥地域の食に対するマーケティングリサーチ 研究内容: ②幼児期は食習慣や生活習慣が形成される重要な時期であり,保護者の正しい知識や態度などが幼児に与える影響は 大きいと考えられる。そこで本研究では,保護者が幼児の食生活についてどのような関心をもっているのか実態を把握し, 問題点を明らかにすることを目的に行った。また同時に,幼児に対する食育支援活動と保護者へ食に関する情報提供を 行った。 ③若年層の朝食欠食や睡眠時間の減少など生活の乱れが指摘されていることから,女子大生における睡眠時間と不定 愁訴,食生活との関連性について調査し,現状と今後の課題を明らかにすることを目的とした。 ④米粉を使った食品の利用や普及を高めるため,米粉または小麦粉を使用したシフォンケーキ,ホワイトソースの色の特 徴および官能評価を調べ,米粉の特性を活かした利用の可能性を模索することを目的とした。 ⑤学内給食は,立案した食事計画に沿って一連の作業を体系的に習得し,限られた時間のなかで,すべての調理作業 を行い喫食者へ給食の提供を行っている。給食の評価は,品質評価の方法として重要であり喫食者の満足度を検討する ことは,給食の残菜率にも影響すると考えられる。そこで本研究は,学生が立案した献立の調理作業内容と喫食者の満足 度調査より学内給食の運営について評価分析し,検討することを目的とした。 ⑥地域に根ざしたコミュニケーション・マーケティングについて調査・研究を行っている。その中で,地域の活性化に貢献 しているといわれているイベントの参加者に,地元の食に対する意識についてマーケティングリサーチを行った。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 (著 書) (学術論文) 1. 女子大生の食事摂取状況とアレ 共 2010年3月 ルギーとの関連 藤女子大学紀要 第47号 ◎根本亜矢子,三田村理恵子,傳法公麿 (第Ⅱ部) 2. 女子中高生の健康と食生活との 共 2010年12月 日本食生活学会誌 第21 ◎菊地和美,根本亜矢子,齋藤郁子,東川尅美 意識の現状 巻第3号 3. ユースサッカーチームへの栄養 共 2011年3月 支援の実践に関する研究 藤女子大学紀要 第48号 ◎根本亜矢子,田中里佳,傳法公麿 (第Ⅱ部) 4. 給食経営管理実習における環 共 2011年3月 境に配慮した食事計画の取り組 み 藤女子大学紀要 第48号 ◎菊地和美,根本亜矢子,山口蒼生子 (第Ⅱ部) 5. 男子中高生の健康と食生活との 共 2012年6月 意識の現状 日本食生活学会誌 6. 米粉を利用した商品の特性およ 共 2013年3月 び嗜好性に関する研究 藤女子大学人間生活学部 ◎根本亜矢子,村田まり子,菊地和美 紀要 第50号 159 ◎菊地和美,根本亜矢子,東川尅美 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 7. 北海道石狩産小麦粉の普及に 関する研究 共 2014年3月 藤女子大学人間生活学部 ◎菊地和美,坂本佳菜子,根本亜矢子,村田ま 紀要 第51号 り子 8. 石狩市の地産地消における福 祉事業所利用者(障がい者)へ の就労支援 共 2014年3月 藤女子大学QOL研究所 紀要 第9巻第1号 (その他) 1. ヘルスツーリズムにおける食育 活動 共 2010年5月 第4回日本食育学会・学術 三田村理恵子,根本亜矢子,伊佐野貴子,西村 大会(熊本) 孝司 2. 保育園における食育支援活動 共 2010年5月 第4回日本食育学会・学術 根本亜矢子,三田村理恵子 大会(熊本) 3. 学内給食の満足度と調理作業 環境の関連性について 共 2010年12月 第8回日本栄養改善学会 根本亜矢子,菊地和美 北海道支部学術総会(札 幌) 4. 女子大生の食事摂取状況の問 題点とアレルギーとの関連 共 2011年5月 5. 管理栄養士課程における女子 大生の食生活の実態と献立作 成に関する意識について 共 2011年11月 第7回日本給食経営管理 根本亜矢子,村田まり子,菊地和美 学会学術総会(東京) ◎村田まり子,根本亜矢子,青木萌,小林真子, 菊地和美 第5回日本食育学会・学術 根本亜矢子,三田村理恵子,傳法公麿 総会(神奈川) 6. 学校給食におけるフード・マイ 共 2011年11月 日本食生活学会第43回大 村田まり子,根本亜矢子,東定利,内海さやか, レージを用いた食品群別貢献度 会(札幌) 松山琴美,中河原俊治 の検討(第1報) 7. 女子大生の不定愁訴と食生活 や睡眠時間との関連について 共 2011年11月 日本食生活学会第43回大 根本亜矢子,村田まり子,菊地和美 会(札幌) 8. 保育園児の食習慣の実態とその 共 2012年5月 保護者の食意識について 第6回日本食育学会・学術 根本亜矢子,隈元晴子 大会(富士宮) 9. 北海道石狩市における保育所 給食の調理機器や調理器具に 関する研究 共 2012年9月 第59回日本栄養改善学会 菊地和美,根本亜矢子,村田まり子,山口蒼生 学術総会(名古屋) 子 10. 女子大学生の一般性セルフエ フィカシーが食事調査における 過小評価に与える影響 共 2012年9月 第59回日本栄養改善学会 隈元晴子,根本亜矢子,飯田久美子 学術総会(名古屋) 11. 地域に根ざしたコミュニケーショ 共 2012年9月 ン・マーケティング活動(第一報) 12. 備蓄食品における食事バランス ガイドの導入 第59回日本栄養改善学会 村田まり子,根本亜矢子,菊地和美 学術総会(名古屋) 共 2012年11月 第8回日本給食経営管理 村田まり子,隈元晴子,根本亜矢子,佐々木ゆり 学会学術総会(名古屋) 13. 調理作業内容と満足度調査から 共 2012年11月 第8回日本給食経営管理 根本亜矢子,村田まり子 みた学内給食の検討 学会学術総会(名古屋) 14. 女子大生における睡眠時間と不 共 2013年5月 定愁訴,食生活との関連性 第7回日本食育学会・学術 根本亜矢子,菊地和美 大会(東京) 15. 地域イベントにおけるマーケティ 共 2013年9月 ングリサーチ 第60回日本栄養改善学会 根本亜矢子,村田まり子,菊地和美 学術総会(神戸) 16. 管理栄養士養成大学が属して 共 2013年11月 第9回日本給食経営管理 根本亜矢子,村田まり子 いる分野と管理栄養士輩出状況 学会学術総会(千葉) および給食経営管理論の現状 の模索 17. 介護老人福祉施設における給 食の危機意識に関する重点改 善項目の抽出 共 2013年11月 第9回日本給食経営管理 村田まり子,根本亜矢子 学会学術総会(千葉) 18. 食育への取り組みの実態と課題 共 2014年5月 日本食育学会第2回学術 根本亜矢子,菊地和美 大会(川崎) 19. 高齢者施設等における北海道 産米粉の利用に関する研究 日本調理科学会平成26年 菊地和美,坂本佳菜子,根本亜矢子,伊藤聖 度大会(広島) 子,新井映子 共 2014年8月 20. 女子大生における米粉商品に 共 2014年8月 対する意識と嗜好性に関する研 究 21. 北海道八雲町産もち米の調理 科学的特性 第61回日本栄養改善学会 根本亜矢子,村田まり子,菊地和美 学術総会(横浜) 共 2014年12月 第12回日本栄養改善学会 菊地和美,坂本佳菜子,根本亜矢子 北海道支部学術総会(札 幌) 160 Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 日本栄養改善学会,日本給食経営管理学会,日本食育学会,日本食生活学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> 2013年4月~現在 <道内> 2012年4月~2014年6月 (地域的連携・貢献) 日本食育学会評議員 公益社団法人北海道栄養士会研究教育栄養士協議会運営委員(会計) (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 V 学生支援に関する自己研鑽 161 所属 人間生活学部 食物栄養学科 学位 修士(食物栄養学)(藤女子大学) 職名 助手 特記すべき 資格 管理栄養士 氏名 福 田 絵 大学院における研究指導担当資格 里 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 教育実践上の主な業績 年月日 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) 実験内容の工夫 2010年4月 ~現在 概 要 担当教授の指導のもと,予備実験を行い学生が興味を持ち,理解度が高 まる工夫を行っている。 2. 作成した教科書,教材 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 1) 高大連携の一環として,高校生に対 2010年10月 高大連携の一環として藤女子高等学校の生徒に対して,本学科の実験室 して化学実験の体験指導 を使って化学実験(エステルの合成,合成色素の毛糸染色とTLCによる同 定)を6回にわたって2回づつ指導した。担当:水野佑亮,知地英征,松坂裕 子,田中里佳,富塚琴美,福田絵里 2011年9月 高大連携の一環として藤女子高等学校の生徒に対して,本学科の実験室 を使って化学実験(エステルの合成,合成色素の毛糸染色とTLCによる同 定)を3回にわたって指導したうち,1回を担当した。担当:水野佑亮,知地 英征,松坂裕子,富塚琴美,吉田訓子,辻美穂,福田絵里 2012年10月 高大連携の一環として藤女子高等学校の生徒に対して,本学科の実験室 を使って化学実験(エステルの合成,合成色素の毛糸染色とTLCによる同 定)を5回にわたって指導したうち,3回を担当した。担当:水野佑亮,知地 英征,中河原俊治,松坂裕子,富塚琴美,吉田訓子,辻美穂,福田絵里 Ⅱ 研究活動 研究分野: 農学 研究キーワード: 機能性 研究課題: 食品に含まれる機能性成分の吸収動態と栄養生理機能に関する研究 研究内容: 食用ペポカボチャ種子の機能性および種子中に含まれる化合物の概要を明らかにする。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 (著 書) (学術論文) 1. リン酸架橋でん粉のラットにお ける脂質代謝改善作用 共 2011年3月 藤女子大学紀要 第48号 福田絵里,山本和夫,福島道広,西村直道,知 地英征 (第Ⅱ部) 2. タモギタケから単離したエルゴ チオネインの加熱および各pH における抗酸化性への影響 共 2012年3月 藤女子大学紀要 第49号 福田絵里,青柳幸恵, 山岸和敏, 賀佐伸省, 知 地英征 (第Ⅱ部) 3. タモギタケから単離したエルゴ チオネインの生体内抗酸化性 に関する研究 共 2013年3月 藤女子大学人間生活学 部紀要 第50号 福田絵里,山岸和敏, 知地英征 共 2010年5月 第64回日本栄養食糧学 会大会(徳島) 福田絵里,高橋あずさ,山本和夫,福島道広, 西村直道,知地英征 2. 天然含窒素色素Betalain の吸 収動態と生体内抗酸化性 共 2010年9月 日本食品科学工学会第 57回大会(東京) 高橋あずさ,奥村純子,福田絵里,渡辺純,菊 地裕人,有塚勉,福島道広,知地英征 3. 化工でん粉の消化性とラットに おける脂質代謝改善作用 福田絵里,高橋あずさ,山本和夫,福島道広, 共 2010年12月 第16回Hindgut Club Japan シンポジウム(東京) 西村直道,知地英征 (その他) 1. 化工でん粉の消化性とラットに おける脂質代謝改善作用 162 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 4. エルゴチオネインの抗酸化性に 共 2011年2月 関する研究(1)~温度,pHに対 する影響 平成22年度(社)日本食 品科学工学会北海道支 部大会 福田絵里,青柳幸恵,山岸和敏,賀佐伸省,知地 英征 5. 高亜鉛大豆の健康機能性に関 共 2011年5月 する研究(1)~ミネラル代謝に 及ぼす影響 第65回日本栄養食糧学 会大会(東京) 福田絵里,高木悠,堀果代子,副島洋,山本マサ ヒコ,原博,知地英征 6. ライチ由来低分子化ポリフェ 共 2011年9月 ノールOligonolの抗酸化性及び ラットにおけるアルコール性胃 粘膜障害抑制効果 日本食品科学工学会第 58回大会(宮城) 高橋あずさ,青柳幸恵,福田絵里,三浦健人, 渡辺純,鈴木卓,知地英征 7. タモギタケ中の含硫アミノ酸エ ルゴチオネインのORAC法によ る抗酸化性に関する研究 共 2012年5月 第66回日本栄養食糧学 会大会(宮城) 福田絵里, 青柳幸恵, 山岸和敏, 賀佐伸省, 渡 辺純, 知地英征 8. ビートファイバー及び甜菜種子 からフェルラ酸誘導体の精製と 機能性 共 2012年8月 日本食品科学工学会第 59回大会(札幌) 荻田亜依, 福田絵里, 福士幸士, 金澤匠, 菊地 裕人, 有塚勉, 知地英征 9. Haskap及びAroniaから精製した 共 2012年8月 anthocyanin高含有polyphenol は血中脂質を低下させる 日本食品科学工学会第 59回大会(札幌) 高橋あずさ, 清水久恵, 白崎はるの, 福田絵里, 坂口博英, 鈴木卓, 知地英征 10. 中心種目食物のサボテン果実 共 2012年10月 第42回日本栄養食糧学 から精製した非フラボノイド系黄 会北海道支部会 色色素ベタキサンチン(インディ カキサンチン)の吸収動態と生 体内抗酸化作用 高橋あずさ, 奥村純子, 福田絵里, 菊地裕人, 有塚勉, 鈴木卓, 知地英征 11. ユリネ摂取が高脂肪食摂取ラッ 共 2012年10月 第42回日本栄養食糧学 トの腸内細菌叢およびβ会北海道支部会 GlucuronidaseとMucinase活性 に及ぼす影響 岡崎由佳子, 福田絵里, 知地英征, 加藤範久 12. 新規種実用ペポカボチャ品種 ストライプペポ種子中の生理活 性成分の探索 福田絵里,吉田訓子,江原清,嘉見大助,知地英 征,中河原俊治 共 2014年8月 日本食品科学工学会第 61回大会(福岡) Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 日本栄養改善学会,日本栄養・食糧学会,日本農芸化学会,日本食品科学工学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> <道内> (地域的連携・貢献) (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 V 学生支援に関する自己研鑽 163 所属 人間生活学部 食物栄養学科 学位 学士(食物栄養学)(藤女子大学) 職名 助手 特記すべき 資格 管理栄養士 氏名 松 井 の り 子 大学院における研究指導担当資格 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) 食品成分分析実験・食品衛生学実 2014年4月~ 担当教授の指導の下,実験準備および予備実験を行い,学生がスムーズ 験における実験準備 現在 に実験を行えるようにサポートした。また,実験ごとのレポートをチェックし,学 生の理解度を把握し,適宜対応できるよう努力した。 2. 作成した教科書,教材 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 Ⅱ 研究活動 研究分野: 食品微生物学 研究キーワード: ビフィズス菌,Bifidobacterium lactis,腸内細菌叢 研究課題: ビフィズス菌摂取による腸内細菌叢変化について 研究内容: 高齢者を被験者とし,Bifidobacterium animalis subsp.lactis GCL2505摂取試験を行い,腸内細菌叢の変化を解析して, B.lactis GCL2505が腸内細菌叢に与える影響を調査する。合わせて,生活状態や食事摂取状況との関連も検討する。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 (著 書) (学術論文) (学会発表) Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 日本栄養・食糧学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> <道内> (地域的連携・貢献) (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 V 学生支援に関する自己研鑽 164 担当頁及び編者・共著者名 所属 人間生活学部 食物栄養学科 学位 学士(食物栄養学)(藤女子大学) 職名 助手 特記すべき 管理栄養士,調理師 資格 氏名 吉 田 訓 大学院における研究指導担当資格 子 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 2. 作成した教科書,教材 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 Ⅱ 研究活動 研究分野: 食品機能学 研究キーワード: かぼちゃ種子タンパク質 研究課題: ①食用かぼちゃ種子の機能性解明 ②カカオバターの摂取が脂質代謝に及ぼす影響 研究内容: ①新規種実用ペポカボチャ品種が開発され,道産食材として製菓等加工食品への利用が望まれている。その機能性・栄 養性,特に排尿障害関連問題に対する効果とタンパク質のアレルギー性に関して検討し,合わせて期待されるいくつかの 健康増進効果を確認する。 ②カカオバターと大豆,ラードを用いて高脂肪食を作製し,ラットにおける高脂肪食の摂取が脂質代謝に及ぼす影響を検 討した。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 (著 書) (学術論文) 1. 加工澱粉糊液の性状に関する 研究 共 2011年3月 藤女子大学紀要 第48号 43-48頁 (第Ⅱ部) 菊地和美,高橋セツ子,吉田訓子,山本未穂, 知地英征 2. 小麦粉の一部に加工澱粉を添 加した食パンの調理科学的特 性 共 2013年1月 NewFoodIndustry Vol.55 菊地和美,吉田訓子,高橋セツ子,知地英征 3. 高脂肪食投与ラットにおけるカ カオバターの摂取が脂質代謝 へ及ぼす影響(査読付) 共 2014年3月 藤女子大学QOL研究所 紀要 第9巻第1号 (その他) 1. 加工澱粉の調理科学的特性 53-57頁 上田亜樹,奥村沙織里,工藤佳苗,田辺亜梨 沙,永井沙織,吉田訓子,三田村理恵子 共 2011年11月 日本食生活学会第43回大 菊地和美,高橋セツ子,吉田訓子,知地英征 会(藤女子大学) 2. ラットにおけるカカオバターの摂 共 2013年12月 第11回日本栄養改善学会 上田亜樹,田辺亜梨沙,永井沙織,奥村沙織 取が脂質代謝に及ぼす影響 北海道支部学術総会 里,工藤佳苗,吉田訓子,三田村理恵子 3. 食用ペポカボチャ種子タンパク 質のペプシン消化性 共 2014年3月 日本農芸化学会2014年度 法村美幸,吉田訓子,江原清,嘉見大助,園山 大会 慶,知地英征,中河原俊治 4. 食用ペポカボチャ’ストライプペ 共 2014年5月 ポ’種子タンパク質の特徴とペプ シン消化性 第68回日本栄養・食糧学 吉田訓子,法村美幸,江原清,嘉見大助,園山 会大会 慶,知地英征,中河原俊治 5. 新規ペポカボチャ品種’ストライ 共 2014年8月 プペポ’種子タンパク質の特徴と 人工胃液における消化性 日本食品科学工学会第61 吉田訓子,法村美幸,五十嵐日菜,紙谷のは 回大会 ら,江原清,嘉見大助,園山慶,知地英征,中河 原俊治 165 Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> <道内> (地域的連携・貢献) (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 V 学生支援に関する自己研鑽 2014年2月26日 ハラスメント研修会「ともにアカハラを考えよう」参加(藤女子大学) 166 保 育 学 科 小 川 恭 子 ・・・・・・・・・・・・・・ 167 木 脇 奈智子 ・・・・・・・・・・・・・・ 169 小 山 充 道 ・・・・・・・・・・・・・・ 171 杉 浦 篤 子 ・・・・・・・・・・・・・・ 174 柴 村 紀 代 ・・・・・・・・・・・・・・ 176 鈴 木 眞知子 ・・・・・・・・・・・・・・ 178 青 木 直 子 ・・・・・・・・・・・・・・ 180 吾 田 富士子 ・・・・・・・・・・・・・・ 183 新 海 節 ・・・・・・・・・・・・・・ 187 高 橋 真由美 ・・・・・・・・・・・・・・ 190 山 田 りよ子 ・・・・・・・・・・・・・・ 193 今 野 邦 ・・・・・・・・・・・・・・ 195 彦 所属 人間生活学部 保育学科 職名 教授 学位 修士(教育学)(北海道教育大学) 幼稚園教諭一種免許状, 特記すべき 養護学校教諭二種免許 資格 状,社会福祉士 氏名 小 川 恭 大学院における研究指導担当資格 子 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 子ども家庭福祉論,社会的養護,社会的養護内容,福祉施設実習指導,福祉施設実習 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) オリジナルの資料を作成 2014年4月~ 子ども家庭福祉論,社会的養護の講義において,毎時間オリジナルのワー 現在 クシートを作成し,ポイントを書き込む作業を通して理解を深める授業を行っ た。 2) 事例を活用した授業展開 2014年4月~ 社会的養護内容では事例を主とした演習問題を作成。実践場面を想定し 現在 てのシミュレーション教育を取り入れ,実践的問題解決能力の向上を考え た。 3) 視聴覚教材等の活用 2014年4月~ パワーポイントやDVD等の視聴覚教材を活用し授業ポイントをわかりやすく 伝えると同時に,質疑応答を取り入れながら双方向性での授業展開を心掛 現在 けている。 4) 授業評価の実施 2014年4月~ 受講者数10名上の担当科目において授業評価を実施。結果を授業に反 映するように心掛けている。学生による授業評価は概ね分かりやすいとの評 現在 価を受けている。 2. 作成した教科書,教材 1) 社会福祉士養成新カリキュラム・テキ 2011年2月 スト「相談援助実習・実習指導」 (久美出版) 2) 子どもの社会的養護 (大学図書出版) 2011年3月 新カリキュラム移行にともなう社会福祉士養成のためのテキスト。カリキュラ ム改訂で強調された相談援助実習のあり方やその指導について,理解しや すくまとめたものである。 保育士養成課程の改正を受け,名称変更となった「社会的養護」「社会的 養護内容」の科目に対応させたテキスト。社会的養護の基本的考え方,歴 史,社会的養護を担う施設の現状と課題,援助者のあり方等についてまとめ ている。 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 Ⅱ 研究活動 児童養護施設,ソーシャルワーク,子ども虐待, 家族支援 研究課題: ①児童養護施設における養護理論の構築にむけて ―児童養護施設児童への養育枠組み確立のために― ②児童養護施設における保育士の役割 ―ソーシャルワーク実践を視座に― 研究内容: ① 本研究は,児童養護施設児童への養育実践のあり方を再考し,新たな養護理論の必要性と実践の枠組みを示すこと が目的である。そのために,本研究では児童養護施設の役割の推移に注目をしながら,これまでの養護理論についてま とめる。さらに現在の児童養護施設実践が抱える困難さの要因について言及し,そのうえで,新しい養護理論の必要性を 述べるとともに,現在の児童養護施設に求められる養育実践の枠組みを整理することを考えている。 ②保育ソーシャルワークの重要性が叫ばれつつある中,児童養護施設保育士に求められるソーシャルワーク実践につい て明らかにすることが本研究の狙いである。特に日常生活支援のあり方,被虐待児童への対応及びその家族への支援に 向けて,ソーシャルワークをキーワードに施設保育士の役割について考察を深めたい。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 研究分野: 社会科学分野 社会福祉学(児童福祉) 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 (著 書) 1. 社会福祉士養成新カリキュラム・ 共 2011年2月 テキスト「相談援助実習・実習指 導」 (再掲) 2. 子どもの社会的養護 (再掲) 研究キーワード: 共 2011年3月 担当頁及び編者・共著者名 久美出版 146頁-151頁,268頁-282頁 ◎米本秀仁,久能由弥,池田雅子,小川恭子, 栗山隆,岡田直人,大友芳恵,白川充 大学図書出版 116頁-131頁 ◎坂本健,畑岡隆,檜垣昌也,高橋久雄,大澤 清顕,石田勝義,亀崎美沙子,徳地昭男,糸田 尚史,家村明矩,小川恭子,大沢博,木塚勝豊 167 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 (学術論文) 1. 子育て支援ニーズに関する一考 共 2010年3月 察 担当頁及び編者・共著者名 聖隷クリストファー大学社 会福祉学部紀要 第8号 51-61頁 ◎小川恭子,小川千晴,坪川紅美,和久田佳 代,森下恵理 単 2010年9月 聖隷社会福祉研究 第3 号 聖隷クリストファー大学社 会福祉学会 14-24頁 3. 児童養護施設職員のソーシャル 単 2011年3月 ワークスキルに関する一考察― 児童養護施設職員の語りより― 聖隷クリストファー大学社 会福祉学部紀要 第9号 73-85頁 4. 児童養護施設保育士に求めら れるソーシャルワーク機能―日 常生活支援を通して― 藤女子大学人間生活学部 紀要 第52号 2. 児童養護施設児童への養育枠 組みへの接近(2) 単 2015年3月 (印刷中) (その他) 1. 書評 牧里毎治・山野則子編著 単 2010年1月 『児童福祉の地域ネットワーク』 季刊ソーシャルワーク研究 84-85頁 35-4 Ⅲ 社会連携・社会貢献 北海道児童青年精神保健学会,日本子ども社会学会,日本社会福祉学会,日本子ども虐待防止学会,日本発達障害学 会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> 2011年~2014年3月 救世軍児童福祉施設等評価委員長 2013年4月~現在 NPO法人日本子ども養育研究会理事 <道内> 2014年4月~現在 北海道幼稚園教諭養成校協会理事 (地域的連携・貢献) 2014年2月 全国社会福祉協議会FSW研修会講師 2014年10月 札幌市私保連保育研究大会講師 (国際的連携・貢献) 所属学会 Ⅳ 学内運営活動 V 学生支援に関する自己研鑽 168 所属 人間生活学部 保育学科 職名 教授 高校社会科一種免許状 特記すべき 学位 博士(比較文化)(城西国際大学) (地歴公民),養護学校教 家政学修士(お茶の水女子大学) 資格 諭二種免許状 氏名 木 脇 奈 智 子 大学院における研究指導担当資格 有 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 子育て支援(理論),子育て支援(演習),家庭支援論,生活経営論 <大学院> 人間生活学特講(子どもと社会),人間生活学演習 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) ゼミにおけるフィールドワーク 2009年4月~ ゼミでは,学生の関心に応じたフィールドワークを取り入れている。児童相 現在 談所・石狩市内の子育て支援の見学,UNICEF広報官の講演,児相相談員・ 障害児子育て支援NPOの指導員をゲストスピーカー招聘など,リアリティのあ る問題意識を身につけてほしいと考えている。こうした取り組みは授業評価が 高い。 2. 作成した教科書,教材 1) 「親学習教材」の作成と活用 2009年4月~ 近年「親になること」が難しくなったといわれる。大阪市立大の岩堂美智子 現在 氏(名誉教授)を中心に,「親学習事業」として中高生向けの教材を作成(木 脇も委員として作成と検証に関わる)。ワークショップやロールプレイなどを含 むこの教材を,子育て支援理論で活用している。 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 1) 北海道女性協会「平成24年度第2期 2012年9月 女性大学」講師 2) 札幌市男女共同参画センター講演 2014年9月 演題は「子育てにやさしい社会とは」。少子化が進行する現代において,子 育ておよび子育て支援にも「男女共同参画」の視点が求められていること。子 育てをジェンダーの視点から分析し,現状と課題について問題提起を行っ た。 演題は「子育てはママだけがするもの?」で,保育者及び保育ボランティア 養成講座(全4回)の1回目として総論の講義を行った。子育ておよび子育て 支援がジェンダー化されてきた歴史的経緯およびが地域を含めた子育ての 社会化が求められていることを理論的にあとづけて話をした。 4. その他教育活動上特記すべき事項 1) 子育て支援演習Ⅰ・Ⅱ(地域開放型 2009年4月~ この演習は通年,土曜日の午前中に地域に開放しており,毎回30-50人の 授業の展開) 現在 親子の参加がある。保育学科および食物栄養学科の協力を得て,大学の特 色を生かした子育て支援講座や親子体験を行い,2011年度は石狩市イクメ ンプロジェクトの一環として「パパの焼きいも会」を実施した。認証評価(2009 年)においても評価されている。 Ⅱ 研究活動 子育て,子育て支援,家族支援,父親,ジェン ダー,フィンランド 研究課題: 子育て支援の理論に関する研究,フィンランドの家族支援「ネオヴォラ」に関する研究 研究分野: 家族社会学・ジェンダー論 研究キーワード: 研究内容: 日本の子育て支援施策は「理念なき子育て支援」と言われながら20年が経過した,この20年間に報告された実践研究 は数多いが,理論研究は極めて少ない。子育て支援拠点事業のみが注目されがちであるが,その根幹には,次世代育 成について,だれが何をするのかを整理し,費用負担(受益者・国・企業)及び働き方の見直し,問題を含めて再検討する 必要がある。今後,北欧諸国のジェンダーフリーな家族支援の在り方と比較しながら日本の子育て・子育て支援に関する 理論構築を試みる。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 著書・論文等の名称 (著 書) 1. 子育て・子育ち支援学 2. 21世紀アジア家族(タイ語版) 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 共 2011年5月 保育出版社 第3章・第11章分担執筆 ◎寺見陽子編。木脇奈智子ほか47名 共 2011年7月 Chula Press(タイ) ◎Hon Sun Uk Ed.(Emiko Ochiai & Kayoko Ueno),Nachiko Kiwaki ほか12名。 世界知洪出版社(中国) 12章248頁-263頁『アジアの家族とジェンダー』 の中国語版(周維宏訳) ◎落合恵美子,山根真理,宮坂靖子編 木脇奈智子他6名 3. アジアの家族とジェンダー(中国 共 2012年5月 語版) (学術論文) 1. 泉北ニュータウンにおける独居 共 2011年3月 高齢者の孤立と人的ネットワーク ─H台住区における事例調査─ 藤女子大学紀要 第48号 133-147頁(本人担当部分抽出不可能) (第Ⅱ部) ◎木脇奈智子,棚山研,新井康友 169 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 2. 日本における男性の子育てに関 単 2011年3月 する研究─変化の20年(1990~ 2010)における関西での実証研 究を基盤として─ 城西国際大学大学院人文 2011年3月学位授与 科学研究科博士論文(比 較文化) 3. 多様化する「子育て支援」の現 単 2012年3月 状と課題―新しいニーズに対応 する事例から― 藤女子大学QOL研究所紀 37-43頁 要 第7巻第1号 4. 子育てとジェンダーを考える― 単 2012年7月 日本における男子の子育ての変 化を通して― 家庭科・家政教育研究 3-12頁 第7号 藤女子大学家庭科・家政 教育研究会 藤女子大学QOL研究所紀 33-42頁 要 第8巻第1号 ◎木脇奈智子,久保田真規子 5. 多様化する「子育て支援」の現 共 2013年3月 状と課題:第2報―東日本大震 災避難者に対するP市の事例か ら― 6. 多様化する「子育て支援」の現 共 2014年3月 状と課題:第3報―フィンランドの 家族支援「ネウヴォラ」に着目し て― 7. 日本における家族パラダイムの 変容と高齢者の孤立 (その他) 1. (雑誌論文)博士論文を書き終 えて「日本の男性の子育てに関 する研究」 2. 書評 落合恵美子編『アジア女 性と親密性の労働』 共 2015年3月 (印刷中) 藤女子大学QOL研究所紀 35-43頁 要 第9巻第1号 ◎木脇奈智子,太田由加里 藤女子大学人間生活学部 ◎木脇奈智子,新井康友 紀要 第52号 [Rim]36号-Journal of The 53-58頁 Asia-Pacifuc Women's Studies Association Vol.13 No.1 城西大学・城西国際大学 ジェンダー・女性学研究所 単 2012年10月 家族社会学研究 Vol.24 210頁 日本家族社会学会 単 2011年9月 3. 多様化する「子育て支援」の現 状と課題 単 2012年9月 第57回日本家政学会東北 第57回日本家政学会東北北海道支部大会学会 北海道支部大会(福島大 報告要旨集 学) 4. 社会学からみた子育て支援 単 2013年6月 第66回日本保育学会大会 第66回日本保育学会大会要旨集 (中村学園大学) 5. 地域・NPOにおける子育て支 単 2014年9月 援:災害避難親子に対する当事 者グループのエンパワーメント 国際ジェンダー学会2014 国際ジェンダー学会2014年大会要旨集 年大会(静岡大学) 6. 子育て支援のジェンダー論的検 単 2014年11月 第87回日本社会学会大会 第87回日本社会学会大会要旨集 討 (神戸大学) ◎太田由加里,木脇奈智子,島直子 Ⅲ 社会連携・社会貢献 日本社会学会,日本家族社会学会,関西社会学会,日本家政学会,日本家政学会家族関係学部会,国際ジェンダー学 会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> 2012年9月~現在 日本家政学会東北・北海道支部会幹事 2013年10月~現在 国際ジェンダー学会理事(研究担当) 2013年12月~2014年9月 国際ジェンダー学会2014年大会実行委員(フォーラム企画担当) 2014年9月~現在 日本家政学会第67回全国大会実行委員 <道内> 2010年~現在 いしかり子育てネット会議委員 2013年~現在 石狩市子ども・子育て委員会審議委員 2013年~現在 石狩市第5次総合計画策定審議会審議委員 (地域的連携・貢献) 札幌市男女共同参画センター(講演) 2014年9月 札幌市男女共同参画センター・Women's Expo「子育てを支える社会の力」コーディネーター 2015年1月(予定) 2015年1月,2月(予定) 北海道環境生活部「市町村男女共同参画計画に係る講演会」 (国際的連携・貢献) 2014年2月 香港教育学院付属幼稚園訪問調査 所属学会 Ⅳ 学内運営活動 評議会評議員 V 学生支援に関する自己研鑽 170 所属 人間生活学部 保育学科 職名 教授 特記すべき 資格 学位 教育学博士(北海道大学) 臨床心理士 (登録番号385号) 氏名 小 山 充 大学院における研究指導担当資格 道 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 臨床心理学,カウンセリング論,臨床発達検査法,教育相談特講,精神保健 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) 書画やパワーポイント,DVDなど視 2010年4月~ 「カウンセリング論」他の講義では体験学習を含めた演習的内容を導入。適 聴覚教材を活用した授業の展開 現在 宜講義中に私製の質問表に記入させ,即応答を行う。重要事項については リアルタイムに直接パソコン入力しスクリーンに文字等を映し出す。視聴覚素 材,事前配布プリント等を活用している。本授業展開は2010年着任以降の 「授業改善のためのアンケート」で「良い」の評価を得ている。 2. 作成した教科書,教材 1) 「必携 臨床心理アセスメント」(小山 2010年4月~ 「臨床発達検査法」の講義では,拙編著「必携臨床心理アセスメント」をテキ ストとして用いている。当講義では,本書の他に毎回私製の資料を付け加 充道編著;金剛出版)の発刊,講義 現在 え,具体的かつ実践的な講義を展開している。毎回講義終了時に今回の授 への利用 業についてのアンケートを実施しているが,その結果から受講生には好評を 得ている。 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 Ⅱ 研究活動 研究分野: 臨床心理学 研究キーワード: 自分描画法,思いの理論,心理療法 研究課題: 自分描画法に関する臨床基礎研究~思いの理論の展開 研究内容: 日常生活における人間の“思い”の成長プロセスと心理的構造を,心理臨床的視点から探求。思いの理論の展開と,心 理臨床的アプローチを自分描画法等を用いて探っていく。日本学術振興会科学研究費(萌芽研究,基盤研究C)を受け, 平成16年から22年度の7年間,自分描画法に関する個人研究を実施した。さらに平成23年度から4年間にわたり引き続き 科研費(基盤研究C)を受け,「幼児の自分描画法」をテーマにして取り組み中。本年度は自分描画法研究開始11年目と なり,研究成果をまとめるための作業に入っている。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 1. 科学研究費 基盤研究(C) 「自分描画法に関する臨床基礎研究~思春期・青年期への取り組み」(研究代表者,個人研究)2007年4月~2011年3月 2. 科学研究費 基盤研究(C) 「幼児期の自分描画法(SPM)に関する臨床基礎研究」(研究代表者,個人研究)2011年4月~2015年3月(予定) 単著・ 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は 共著の 著書・論文等の名称 担当頁及び編者・共著者名 の年月 別 発表学会等の名称 (著 書) 1. 投映法の基礎講座 共 2012年7月 遠見書房 104-127頁「投映法の基礎講座」(第2部 個々の (全229頁) 投映法 第4章 TAT) 津川律子編著 2. 臨床心理検査バッテリーの実際 共 2015年3月 (印刷中) (学術論文) 1. “思い”の特質~心理療法の視 点から 遠見書房 第2部 発達に沿った検査バッテリー 第6章 思 春期(教育場面) 高橋依子・津川律子編 単 2010年7月 札幌学院大学心理臨床セ 41-51頁 ンター紀要 第10号 2. 心理臨床最前線 心理アセスメ ントの現在 単 2010年8月 日本心理臨床学会誌『心 42-43頁 理臨床の広場』 第3巻第1 号(通巻5号) 3. 自分描画法に関する臨床基礎 研究-思春期・青年期への取り 組み 単 2011年2月 平成19年度~平成22年度 領域;臨床心理学,課題番号;19530630(全52 日本学術振興会「科学研 頁) 究費補助金」基盤研究 (C)研究成果報告書 171 著書・論文等の名称 4. 落書きの心理学的分析 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 単 2011年3月 担当頁及び編者・共著者名 藤女子大学紀要 第48号 159-176頁 (第Ⅱ部) 5. 子どもの心理アセスメントー基本 単 2011年12月 児童心理,12月号臨時増 21-31頁 と留意点 刊 942号 6. 性的虐待を受けた子どもと非加 共 2012年3月 害親への支援~児童家庭支援 センターでの親子並行面接を通 して 藤女子大学紀要 第49号 121-135頁 (第Ⅱ部) 小山充道,小野実佐,今泉明子 7. 自分描画法(Self-Portrait Method)とTATにおける心理療 法的有用性に関する比較研究 単 2014年3月 藤女子大学人間生活学部 57-72頁 紀要 第51号 8. 自分描画法(Self-PortraitMethod)の実施手順 単 2015年3月 (印刷中) 藤女子大学人間生活学部 紀要 第52号 9. 保育園時に脳外科手術を受け た女子中学生の苦悩と心の成 長 単 2015年3月 (印刷中) 藤女子大学QOL研究所紀 要 第10巻第1号 (その他) 1. 書評 『私の注目!2008~2009 単 2010年1月 の書籍・論文』 臨床心理学 第10巻1号 (通巻55号) 147-148頁 2. 書評 佐藤進監修 津川律子・ 単 2010年4月 元永拓郎編『心の専門家が出会 う法律第3版』 臨床心理学雑誌 第19巻 76-77頁 1号(通巻65号) 3. 高校における自分描画法の活 用に関する検討 単 2010年9月 日本心理臨床学会第29回 日本心理臨床学会第29回大会発表論文集294 大会(東北大学) 頁 4. 自分描画法(SPM)とTATにおけ る有用性に関する比較研究 単 2010年9月 日本心理学会第74回大会 日本心理学会第74回大会発表論文集322頁 発表(大阪大学) 5. 心理臨床に必要な心理査定教 育に関する調査研究 単 2010年9月 日本臨床心理士養成大学 (討論;コメンテーター) 院協議会第10回大会年次 総会研究報告(会場;アジ ュール芝東京) 6. 書評 T.P.ホーガン著 繁桝算 単 2010年11月 臨床心理学 第10巻6号 男・椎名久美子・石垣琢磨訳 (通巻60号) 『心理テスト─理論と実践の架け 橋』 7. 心理検査の利用状況と心理査 定教育 単 2011年3月 96頁 日本臨床心理士養成大学 5頁 院協議会報 第7巻第2号 (通巻第13号) 8. 書評 松本真理子,金子一史編 単 2011年4月 『子どもの臨床心理アセスメント』 精神療法(金剛出版) 第 107-108頁 37巻第2号 9. 心理臨床学事典 共 2011年8月 丸善出版(株) (全704頁) 10. 落書きの心理学的分析 単 2011年9月 日本心理学会第75回大会 日本心理学会第75回大会発表論文集291頁 発表(日本大学) 11. 心理臨床における自分描画法 の役割と対話の効果 単 2011年9月 日本心理臨床学会第30回 日本心理臨床学会第30回大会発表論文集231 大会(九州大学) 頁 12. 落書の構成要素に関する心理 学的分析 単 2012年9月 日本心理学会第76回大会 日本心理学会第76回大会発表論文集438頁 (専修大学) 116-117頁「発達障害のアセスメント」,118-119 頁「認知症のアセスメント」 日本心理臨床学会編 13. 子育て日記による親の思いの分 単 2012年9月 析 日本心理臨床学会第31回 日本心理臨床学会第31回大会発表論文集221 大会(愛知学院大学) 頁 14. 幼児の自分描画法 単 2013年8月 日本心理臨床学会第32回 日本心理臨床学会第32回大会発表論文集326 大会(東京大学) 頁 15. 自分描画法の特性に関する心 理学的分析 単 2013年9月 日本心理学会第77回大会 日本心理学会第77回大会発表論文集371頁 (北海道医療大学) 172 Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 日本心理臨床学会,日本臨床心理士会,日本心理学会,日本箱庭療法学会,アメリカ心理学協会(APA)ほか (社会的機関の役員委嘱等) <全国> 1999年~現在 2000年~現在 <道内> 公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会評議員 公益財団法人社会福祉振興・試験センター社会福祉士兼精神保健福祉士国家試験幹事委員 (地域的連携・貢献) (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 学生部長,大学戦略会議構成員,ハラスメント相談窓口責任者 V 学生支援に関する自己研鑽 2015年1月23日(予定) 北海道保健環境部主催「平成26年度若年層における交際相手からの暴力防止に関する全道セ ミナー~DV被害者支援と加害者対応~若い世代を中心に考える」(札幌) 173 所属 人間生活学部 保育学科 職名 教授 氏名 特記すべき 資格 学位 教育学士(北海道教育大学) 杉 浦 篤 大学院における研究指導担当資格 子 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 子どもと表現,保育表現技術(造形表現活動),保育内容(造形表現),造形表現法,芸術(美 術) 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) 遊びの広場開催 1998年4月~ 保育学科1年生の授業,保育内容「造形的表現」「保育内容「音楽的表現」 現在 (新海講師)との共同活動として,子どもに関る機会を増やすために毎年大学 祭を利用し遊びの広場「どんぐり広場」を開催している。この遊びの広場は学 生の実習の機会が増えることの他に地元の乳幼児を持つ親たちへの地域還 元にもなっている。 2) 教養としての芸術科目を通してアート 2005年4月~ 中学,高校で美術の時間が少ないこともあり,ほとんどの学生たちは過去の に関心を向ける 名作と言われる作品を知らないし関心も持たない。そのような学生たちに現 現在 代のアートの楽しみ方を伝えるため,多種類の映像と資料を使い興味を呼ぶ ことを目指している。 3) 総合演習の目的「広い視野にたって 2008年4月~ 学科全教員で取り組んでいる授業研究。教育職員養成審議会第1次答申 児童問題をとらえ,児童や保護者を 現在 および教育職員免許法施行規則などから,人類に共通する課題・社会全体 援助するための資質・能力」の養成 に関わる課題・保育に関する現代的課題などのテーマにそって,新たな教育 に関する学科としての試み 内容と方法を探っている。学科独自のアセスメントも実施している。教員のF Dとも関連している。 4) 総合演習の展開と評価 (4)展開方法の検討・(5)意欲の変 化とその背景 2010年5月, 保育学科2年次の授業「総合演習」,その授業研究をまとめ,日本保育学会 2011年5月 においてポスター発表を継続的に続けてきた。各演習後,学生の感想要旨と 教員の活動記録から,演習への意欲的な取り組みがみられるものを抜出,そ のような記述がみられた演習回の活動形態・指導法などを整理し,学生の意 欲が高まる活動について検討した。 5) 地域商店街振興と授業の連携 2014年8月 石狩市花川若葉通り商店界発足30年記念のイベントとしてのお祭りに2年 生,1年生が参加。地域の子どもたちと交流を行った。 2013年3月 絵本を学ぶ人,絵本に関わる全ての人のために,美術,デザイン,保育,教 育から総合的にアプローチした初のテキストとして出版した。 2. 作成した教科書,教材 1) ベーシック「絵本入門」 (ミネルバ書房) 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 1) 保育における表現とは 2) 造形マインドを育てる 3) 子どもと取り組むキャンドル作りと 簡単な製作 4. その他教育活動上特記すべき事項 1) 学科通信「散歩道」 2010年10月 2010年10月 2010年12月 第2回公私幼稚園連携研修会講師 北私幼,札私幼研究大会助言者および講師(札幌あかしや幼稚園) 公私幼稚園連携研修会講師 保育学科の教育内容・学生生活・ボランティア活動・就職状況などを掲載し 2002年~現 た学科通信を毎年発行し,2014年で第13号となっている(全6頁)。編集およ 在 び発行に関しては,学科全教職員が関わっている。保育現場およびオープ ンキャンパスなどの学外へ向けての重要な広報となっている。 2) 学科主催公開講座の開催 2011年度より,子どもに関わるさまざまな問題を考えるということで,各分野 2011年10月 より特別講師を迎え,年一回,公開講座を開き,卒業生や保育に関心のある ~現在 一般の人たちにも話題・情報を提供している。今後も継続して行う。 3) リカレント講座の開催 2012年8月~ 2012年より,本学科卒業生に向け,卒後教育の一環として,リカレント講座 を開催し,幼稚園,保育園,福祉施設などの現場で直面する問題を,ともに 現在 考える場となることを目指している。 Ⅱ 研究活動 研究分野: 造形美術 研究課題: ①ワックスによる造形 研究キーワード: 造形教育,絵本研究 ②絵本と表現 ③幼児と造形 研究内容: ①パラフィンWAXを使いキャンドルを製作。必ず芯を立て,如何に安全で,効率よく燃焼し,効果的な形を追求。2年に一 度個展を行い,観ていただくと共に,会場に置くことで客観的に自分の作品を見ることをしている。 ②絵本から美術へのアプローチ,絵本の持つ美術的可能性を研究対象としている。作家論,作品論を展開すると共に, 絵本に内在するアート性を取り上げて論じている。イギリスの絵本作家ジョン・バーニンガムの絵本にみられる,子どもの発 達心理と大人の関係について,を研究課題としている。 ③子どもの描く絵は,地球上どの民族,国においても同じ発達過程をたどる。児童画の発達原理を理解した保育者の養 成を目指しており。また子どもにとって,造形活動がなぜ大切なのか,何に対して必要なのかなどに考察を加えている。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 174 著書・論文等の名称 (著 書) 1. ベーシック「絵本入門」 (再掲) 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 共 2013年3月 (学術論文) 1. 自主活動としての学内「子ども広 単 2012年3月 場」活動の検証―短大保育科・ 大学保育学科の取り組みを追っ て― ミネルバ書房 担当頁及び編者・共著者名 Ⅰ部 2章「絵本とは何か」8.絵本の視覚表現, 色彩表現,時間と空間の表現(34-37頁) 手作り折り紙絵本(45頁) Ⅱ部 海外の絵本(123,129,135,143,151頁), 日本の絵本(176頁) 藤女子大学紀要 第49号 115-166頁 (第Ⅱ部) 2. 絵本―読み聞かせの役割と可 能性 共 2014年3月 藤女子大学人間生活学部 85頁‐97頁 紀要 第51号 3. 絵本から知る現代アート―絵本 を入り口としてアートとの関係を 探る 単 2015年3月 (印刷中) 藤女子大学人間生活学部 紀要 第52号 (その他) 1. 総合演習の展開と評価(3) 授業 共 2010年5月 前・中・後の学生の変化 日本保育学会第63回大会 ◎青木直子,甲斐仁子,杉浦篤子,高橋真由美 (松山東雲女子大学) 2. 総合演習の展開と評価(4) 展開 共 2010年5月 方法の検討 日本保育学会第63回大会 ◎杉浦篤子,青木直子,甲斐仁子,高橋真由美 (松山東雲女子大学) 3. 絵本フォーラム‘09報告「絵本― 単 2010年10月 絵本BOOK END 2010 つくることから考える」 絵本学会 55-63頁 4. 総合演習の展開と評価(5) 意欲 共 2011年5月 の変化とその背景 日本保育学会第64回大会 ◎山田りよこ,青木直子,池田浩明,杉浦篤子, (玉川大学(東京)) 高橋真由美 5. 特集―国際アンデルセン賞画 家賞受賞者 共 2012年2月 絵本BOOK END 2011 絵本学会 初のアンデルセン賞画家賞「アロイス・カリジェ」 (6-9頁) 6. 絵本フォーラム‘10報告「身近な 単 2012年2月 体験から生まれる絵本」 絵本BOOK END 2011 絵本学会 58頁 7. 絵本フォーラム‘11報告「手作り 絵本のススメ」 単 2012年12月 絵本BOOK END 2012 絵本学会 52頁 8. 特集 没後八〇年宮沢賢治 童話と絵本の世界 共 2013年8月 伊勢英子の賢治絵本論(28-31頁) 9. 特集絵本研究を愉しむ 共 2014年10月 絵本BOOK END 2014 絵本学会 展覧会・演奏会・競技会等の名称 1. 杉浦篤子キャンドルクラフト展 絵本BOOK END 2013 絵本学会 絵視覚表現(4頁‐7頁) 配色効果から見る絵本のアート性 開催期間・会場 2012年11月26日~12月1日 時計台ギャラリー 発表・展示等の内容等 ほうずきなど150個 Ⅲ 社会連携・社会貢献 日本口承文芸学会,日本保育学会,全国大学造形美術教員養成協議会,絵本学会,日本美術教育学会,日本モンテッ ソーリ学会, 北海道造形教育連盟 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> 所属学会 <道内> 2010年4月~現在 (地域的連携・貢献) 2014年~2015年 学校法人青木学園理事 アイヌ文化振興財団幼児向け絵本審査員 (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 保育学科主任,広報「藤」編集委員会委員,教養科目・共通科目再構築プロジェクト委員 V 学生支援に関する自己研鑽 175 所属 人間生活学部 保育学科 職名 教授 特記すべき 資格 学位 家政学修士(日本女子大学) 氏名 柴 村 紀 大学院における研究指導担当資格 代 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 子ども文化論,絵本論,児童文学,児童サービス論 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 2. 作成した教科書,教材 1) アンケートからみえてきた赤ちゃん絵 1999年4月~ 札幌えほん研究会(代表 柴村紀代)作成。「子ども文化論」の参考資料。 本226冊 赤ちゃん絵本に対する実際の赤ちゃんの反応が1冊毎に書きこまれている。 現在 2) 126人の絵本画家・絵本総リスト 2007年10月 札幌えほん研究会(代表 柴村紀代)作成。2008年度絵本論の授業のテキ スト。日本の代表的絵本画家の絵本総リスト。 ~現在 3) どの本読もうかな 355冊の絵本 2012年3月~ 札幌えほん研究会(代表 柴村紀代)の作成。「こども文化論」のテキスト。 現在 幼児絵本を月別に選択し,季節や行事に合わせた絵本を写真入りで紹介。 テーマ別では「民話絵本」「平和絵本」「代表的創作絵本」など3000冊の絵本 の情報が入っている。 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 1) 札幌えほん研究会代表 1986年4月~ 札幌市内の図書館の読み聞かせボランティアや絵本の好きな市民の勉強 の場として開設され,昭和61年より講師を引き受けている。上記3冊の冊子の 現在 他「絵本論の試み」「幼年童話の世界」を出し,現在,6冊目の冊子「読み聞 かせの絵本355冊の絵本」を刊行。 2) 函館貴重児童雑誌付録・児童雑誌 データベース作成委員会委員長 2013年4月~ 函館市中央図書館所蔵の児童雑誌は,貴重資料として数量共に価値が高 2014年3月 く,このデータベース作成のための委員会を結成し,平成18・19・20年度の科 学研究費補助金を受けて作成した。新たに発見された児童雑誌附録を加 え,平成25年度の科研費を受け,データベースを作成する。 Ⅱ 研究活動 研究分野: 児童文学・絵本 研究キーワード: 児童文学・絵本 研究課題: ①絵本・絵雑誌研究 ②児童文学研究-北海道児童文学史の整理・研究 ③函館児童雑誌及び北海道児童雑誌データベース作成 研究内容: ①絵本・絵雑誌研究 「バリアフリー(障害を考える)絵本について」は,最近注目を集めてきた障害を考える絵本を網羅 し,その増加の背景と解説を試みた。 ③「函館児童雑誌の研究」は,今年度も引き続き調査に入り,児童雑誌附録600点は全国に例のない貴重な資料として整 理・公開・講演を行った。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 1. 平成25年度科学研究費 研究成果公開促進費(研究成果データベース) 「函館貴重児童雑誌付録・児童雑誌データベース」(応募代表者)2013年度 単著・ 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は 共著の 著書・論文等の名称 担当頁及び編者・共著者名 の年月 別 発表学会等の名称 (著 書) 1. どの本読もうかな 355冊の絵本 共 2012年3月 札幌えほん研究会 発行責任者 柴村紀代 (再掲) (学術論文) 1. 北海道立文学館蔵「石森延男ス 単 2010年5月 クラップ・満洲編」について ヘカッチ 5号 110-117頁 日本児童文学学会北海道 支部 2. 児童雑誌「コドモ満洲」の概要と 単 2010年5月 特徴 「函館の児童貴重資料」論 38-46頁 集 3. 満州児童雑誌「新童話」につい て 単 2010年5月 「函館の児童貴重資料」論 47-55頁 集 4. 國學院大學出版部発行の児童 雑誌「兄弟」「姉妹」について 単 2010年5月 「函館の児童貴重資料」論 95-102頁 集 5. 「函館児童雑誌コレクション及び 単 2010年5月 北海道児童雑誌」収録作品概 要 「函館の児童貴重資料」論 247頁 集 176 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 6. 「コタンの口笛」発行当時の反響 共 2011年5月 ─石森延男スクラップから─ 担当頁及び編者・共著者名 12-20頁 ヘカッチ 6号 日本児童文学学会北海道 支部 7. 読者対象別絵本 共 2011年11月 絵本の事典 朝倉書店 8. バリアフリー(障害を考える)絵 本について 単 2012年3月 藤女子大学紀要 第49号 (第Ⅱ部) 9. 戦前の「児童雑誌」付録につい て─函館市中央図書館所蔵付 録から─ 共 2012年5月 ヘカッチ 7号 64-73頁 日本児童文学学会北海道 支部 10. BOOK REVIEW 『絵本の庭へ 単 2012年12月 絵本BOOK END 2012 児童図書館基本蔵書目録Ⅰ』 絵本学会 323-324頁 72-74頁 11. 児童文学にみる北海道の開拓 物語 単 2013年5月 ヘカッチ 8号 78-91頁 日本児童文学学会北海道 支部 12. 「詩とメルヘン」の30年─その叙 情性の行方─ 単 2013年7月 ユリイカ 8月臨時増刊号 青土社 151-157頁 13. 絵本BOOK END 「絵本『雪 渡り』にみる異次元の描き方」 単 2013年8月 絵本BOOK END 2013 絵本学会 12-15頁 14. 北海道童謡史 単 2014年3月 藤女子大学人間生活学部 73-84頁 紀要 第51号 15. 覚書「児童雑誌に載ったアイヌ 民族」 単 2014年5月 ヘカッチ 9号 18-19頁 日本児童文学学会北海道 支部 共 2010年2月 少年少女の名作案内 日 52-55頁 本の文学 リアリズム編 自由国民社 2. 「新十津川物語」作品解説 共 2010年2月 少年少女の名作案内 日 160-163頁 本の文学 リアリズム編 自由国民社 3. 「けちんぼおおかみ」闊達なデ ザイン感覚 共 2010年10月 絵本BOOK END 絵本学会 4. ネコのいる風景 単 2011年2月 5. 日本の児童雑誌の流れ 単 2012年11月 函館市中央図書館所蔵 児童雑誌付録展図録 「函館の貴重児童資料の 公開」実行委員会 6. 北海道の童謡について 単 2014年10月 第53回日本児童文学学会 (その他) 1. 「二十四の瞳」作品解説 高橋晶子 28-31頁 日本児童文学者協会北海 11-17頁 道支部 Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 日本児童文学学会,絵本学会,宮澤賢治学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> <道内> 2002年6月~現在 2011年10月~現在 2013年12月~現在 (地域的連携・貢献) (公財)北海道文学館理事 (公財)アイヌ文化振興・研究推進機構 幼児向け絵本選考委員 (仮称)絵本図書館のサービスを考える懇談会委員 (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 V 学生支援に関する自己研鑽 177 所属 人間生活学部 保育学科 職名 教授 保育士,言語聴覚士,臨 特記すべき 床発達心理士,特別支援 資格 学校教諭(1級) 学位 教育学修士(北海道大学) 文学修士(北星学園大学) 氏名 鈴 木 眞 知 子 大学院における研究指導担当資格 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 知的障害児の心理・生理・病理,肢体不自由児の心理・生理・病理,重度重複障害・軽度発達 障害教育総論,障害言語心理学 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) OHPやスライドなど視聴覚教材を活 2010年4月~ 従前から,視聴覚教材を用いた講義を展開してきたが,さらに工夫を重ね, 用した授業の展開 内容を学年別に精選し,検討を進めていきたい。 現在 2. 作成した教科書,教材 1) 特別支援教育の基礎,発達障害児 の病理と心理,特別支援児の心理 学,発達障害の心理学などを参考 2010年4月~ 基本的には,教科書をベースにして, 多くの参考書,文献を基にしたハン 現在 ドメイド資料で講義を実施。 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 1) 親指導について 2011年6月10 日 2) 子どもの発達と相談支援の視点につ いて 3) 子どものことばの発達・コミュニケー ション能力の弱い子どもの理解と支 援 北海道肢体不自由児通園施設職員協議会研究大会講演(札幌) (言語聴覚士としてのこれまでの歩み・今後に託すもの) 2011年9月22 日 北空知地域療育推進協議会講演(深川) 2011年11月 15日 おおぞら園父母学習会・職員研修会講演 苫小牧市心身障害者福祉センター(苫小牧) 4) 発達が気になる子と親への向き合い 2012年8月 かた 藤女子大学保育学会リカレントセミナー,藤女子大学保育学科OGを対象 に,基調講演として,発達が偏倚している子どもの課題,偏倚に気づき始め た母親と保育者がどう向き合うかについて問題の提起を行った。 5) 発達障害児の言語・コミュニケーショ 2012年9月 ン 鵡川町母子通園センター(日高管内研修会),日高圏内の療育指導員・保 育士を対象に,言語発達の遅れている子ども・うまくコミュニケーションが取れ ない子どもの病理,その理解・支援方法について講義した。 6) 記録の方法 2012年10月 黒松内,後志学園研修会,後志学園の職員を対象にした,施設内処遇に おける記録のとり方について講義した。 7) 脳性麻痺成人の追跡研究報告 2012年10月 神奈川県立陽光園研修会,神奈川県相模原市の療育に携わる職員を対 象に,言語障害を有する成人脳性まひ者の長期予後に関する追跡調査の結 果について報告した。 8) 発達が気になる子と親への向き合い 2012年11月 雨竜町教育委員会講演会,軽度発達障害児の障害認識,障害受容,両親 かた とりわけ母親の養育支援について講演した。 2013年3月 神奈川県立陽光園研修会,神奈川県相模原市の療育に携わる職員を対 象に,言語障害を有する脳性麻痺児の治療のスーパービジョンを行った。 10) 摂食研修会2 2013年12月 ESPA主催,東京国分寺にて,摂食研修会のサポーターとして全国の言語 聴覚士,作業療法士,保育士,看護師等に実技研修を行った。 11) 摂食研修会4,5 2013年10 月,11月 北海道社会事業団主催摂食研修会,栗沢町福祉村にて職員を対象に摂 食障害について講義を行った。 9) 脳性麻痺の言語治療研修 北海道社会福祉協議会主催,「乳幼児保育研修会」にて,全道の保育士を 12) 発達が気になる子どもへの関わり指 2013年10月 導 対象に講義を行った。 13) 発達が気になる子どもへのかかわり 2013年11月 14) 摂食研究会 2014年6月, 北海道社会事業団主催摂食研修会,栗沢町福祉村にて職員を対象に摂 食障害について講義を行った。 9月,11月 15) ESPA 摂食研修会1・2 2014年8月, 12月 16) 小児STCP勉強会 2014年11月 滝川市にて,親の会,発達に障害のある子ど関わりについて講演した。 ESPA主催摂食研修会にてアシスタント・実習講師を行った 東京都立北医療療育センターにて,小児脳性麻痺担当STに対しての口腔 機能障害に関する研修会講義・実習を行った 4. その他教育活動上特記すべき事項 1) 都立村山特別支援学校の外部専門 2010年4月~ 重複障害児の特別支援活動(摂食・学習など)に関する教育的助言を担 員 当。 現在 2) 名寄市立大学公開講座 2011年7月29 日~30日 免許法認定講座「肢体不自由の理解」15時間担当。 178 Ⅱ 研究活動 研究分野: 障害児者の言語障害,言語治療 研究キーワード: 追跡研究,摂食障害,重複障害,発達障害,コ ミュニケーション障害 研究課題: 脳性まひ者の障害者意識に関する研究 研究内容: 言語障害を有する成人脳性麻痺者に対し,面接調査を実施し,言語障害や身体状態に対しての予後等について研究 を進めている。現在,約31名の調査が終了しているが,その現状を整理中である。なお,すでに,藤女子大学のQOL研究 にその一部は報告済みである。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 (著 書) (学術論文) 1. 脳性麻痺の言語障害の様相 共 2010年12月 北海道大学教育学研究院 65-80頁 紀要 111号 鈴木真知子,室橋春光 2. 事例報告 アテトーゼ型脳性 単 2011年7月 まひ者Aの言語障害に関する指 導―読み書き障害の視点から 北海道大学教育学研究院 91-105頁 紀要 112号 3. 言語障害を伴う成人脳性麻痺 者の長期予後に関する研究 単 2012年3月 藤女子大学QOL研究所紀 要 第7巻第1号 4. 言語障害を伴う成人脳性麻痺 者の長期予後に関する研究2 単 2013年3月 藤女子大学QOL研究所紀 要 第8巻第1号 5. 私のボランティア活動史 単 2014年3月 藤女子大学人間生活学部 99‐108頁 紀要 第51号 6. 札幌ユネスコカンボジア寺子屋 ツアーに参加して 単 2014年10月 第26回北海道乳幼児療育 49‐57頁 研究会誌 (その他) 1. アテトーゼ型脳性まひ者の言語 治療の長期予後―面接調査を 中心に― 2. 札幌ユネスコカンボジア寺子屋 ツアーに参加して 単 2012年5月 日本コミュニケーション学 会 単 2012年11月 北海道乳幼児研究会第一 分科会発表 3. アテトーゼ型脳性まひ者の言語 単 2013年7月 治療の長期予後2―面接調査を 中心に― 日本コミュニケーション学 会 4. ニュージーランドにおけるプレイ 単 2014年10月 第27回北海道乳幼児療育 センター視察 研究会大会 Ⅲ 社会連携・社会貢献 北海道リハビリテーション学会,日本音声医学会,日本聴能言語学会,日本社会福祉学会,日本摂食嚥下学会,日本言 所属学会 語聴覚士学会,日本コミュニケーション学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> 1982年~現在 日本ボバース研究会ボバース専任講師 <道内> 1987年~現在 北海道乳幼児研究会理事 2004年~現在 北海道リハビリテーション学会評議委員 (地域的連携・貢献) (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 V 学生支援に関する自己研鑽 179 所属 人間生活学部 保育学科 学位 博士(心理学)(名古屋大学) 職名 准教授 特記すべき 資格 氏名 青 木 直 大学院における研究指導担当資格 子 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 発達心理学,教育心理学,心理学調査法,保育内容(言葉) 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) 掲示板を活用した研究法・授業内容 2007年4月~ 研究室前の掲示板を利用し,心理学の研究方法や授業内容の紹介するプ の紹介 現在 リントを作成・掲示している。2007~2010年度は総合演習で取り組んだ内容 を紹介した。2011年度からは卒業研究を取り上げ,時期ごとに取り組む作業 内容の説明や卒論生の様子などを紹介している。 2) 総合演習の目的「広い視野にたって 2008年4月~ 学科全教員で取り組んでいる授業研究。教育職員養成審議会第1次答申 児童問題をとらえ,児童や保護者を 2010年3月 および教育職員免許法施行規則などから,人類に共通する課題・社会全体 援助するための資質・能力」の養成 に関わる課題・保育に関する現代的課題などのテーマにそって,新たな教育 に関する学科としての試み 内容と方法を探っている。学科独自のアセスメントも実施している。教員のF Dとも関連している。 3) 記憶に関する実験 2. 作成した教科書,教材 1) 保育実践を支える保育の心理学Ⅰ (福村出版) 教育心理学Ⅰにおいて,人間の記憶の特徴について理解を深めるための 2009年11月 パワーポイントを用いた実験を行った。実験は,スクリーンに数秒間提示され ~現在 た数字や単語を記憶し,その後,記憶した内容について再生し,短期記憶で 記憶できる容量の限界や記憶を再生する際に体制化が起こることなどを確認 するというものであった。 2011年10月 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 1) 総合演習の展開と評価(3):授業前・ 2010年5月 中・後の学生の変化 12章「児童期の発達的特徴(163-174頁)」を担当した。保育者を目指す学 生が児童期以降の子どもの発達について学ぶ意義,児童期の知的側面,社 会的側面,パーソナリティの発達,幼稚園,保育所から小学校への移行の際 に生じる問題や幼,保,小の連携についてまとめた(編者:成田朋子,大野木 裕明,小平英志)。 教育内容・方法の工夫(2)に挙げた授業研究をまとめ,日本保育学会にて ポスター発表を行った。発表内容は,4・7・12月に実施した質問紙調査をまと めたものである。なお,質問項目は2009年度に作成したものを使用したが, 2010年度は記入者の変化を追跡できる形式にし,個人の変化に注目して検 討した。 2) 総合演習の展開と評価(4):展開方 法の検討 2010年5月 教育内容・方法の工夫(2)に挙げた授業研究をまとめ,日本保育学会にて ポスター発表を行った。発表内容は,各演習後に教員が記入した「活動内 容・学生の様子」の記述の中から,学生の理解が深まった状況と深まらなかっ た状況を分類し,学生の理解を深めるために適切なテーマの設定・活動内 容などについてまとめたものである。 3) 総合演習の展開と評価(5):意欲の 変化とその背景 2011年5月 教育内容・方法の工夫(2)に挙げた授業研究をまとめ,日本保育学会にて ポスター発表を行った。各演習後の学生の感想用紙と教員の活動記録から, 演習への意欲的な取り組みがみられるものを抜き出し,そのような記述がみら れた演習回の活動形態・指導方法などを整理し,学生の意欲が高まる背景 について検討した。 4. その他教育活動上特記すべき事項 保育学科の教育内容・学生生活・ボランティア活動・就職状況などを掲載し 1) 学科通信「散歩道」 2002年~現 た学科通信を毎年発行し,2014年で第13号となっている(全6頁)。編集およ 在 び発行に関しては,学科全教職員が関わっている。保育現場およびオープ ンキャンパスなどの学外へ向けての重要な広報となっている。 180 Ⅱ 研究活動 研究分野: 教育心理学 研究キーワード: フィードバック・動機づけ 研究課題: フィードバックと動機づけの関連 研究内容: ほめられたことによって生じる動機づけの変化について,児童期前期の子どもを対象とした調査を行っている。近年は, ほめられる以前の文脈に注目し,ほめられる以前から好きな活動をほめられる場合と嫌いな活動をほめられる場合では, ほめられるという経験がその後の動機づけにどのような影響を与えるかなどを検討している。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 1. 公益財団法人発達科学研究センター 発達科学研究教育奨励賞 「子どもの動機づけが高まる“ほめられた経験”の検討-ほめられた経験を構成する要素・枠組みの視点から-」(研究代表者) 2009年7月30日~2010年12月20日 2. 科学研究費 挑戦的萌芽研究 「家事の動機づけのメカニズム」(研究分担者。研究代表者:速水敏彦)2011年4月28日~2013年3月31日 3. 科学研究費 若手研究(B) 「ほめられる以前の意識と動機づけの関連」(研究代表者)2012年4月1日~2014年3月31日 単著・ 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は 共著の 著書・論文等の名称 担当頁及び編者・共著者名 の年月 別 発表学会等の名称 (著 書) 1. 保育実践を支える保育の心理 共 2011年10月 福村出版 163-174頁 編者:成田朋子,大野木裕明,小平英志 学Ⅰ (再掲) 2. コンピテンス 個人の発達とより よい社会形成のために 共 2012年3月 (学術論文) 1. ほめられた場面を構成する要因 単 2010年3月 ─実験要因およびインタビュー データの分析─ ナカニシヤ出版 81-89頁 監修:速水敏彦 藤女子大学紀要 第47号 41-59頁 (第Ⅱ部) 2. 子どもの動機づけが高まる“ほめ 単 2010年7月 られた経験”の検討─ほめられ た経験を構成する要因・枠組み の視点から―(中間報告)─ 発達研究 24 3. 課題達成後に与えられるフィー ドバックと幼児の感情反応の関 連 藤女子大学紀要 第48号 103-111頁 (第Ⅱ部) 単 2011年3月 179-183頁 4. ほめられたことがら・ほめられ方・ 単 2011年6月 ほめ手が児童の動機づけに与 える影響 発達研究 25 1-12頁 5. 小学校1~3年生の自然場面に 単 2012年9月 おけるほめられた体験のとらえ 方―ほめられた場面に存在する 要因とその働き―(査読付) 発達心理学研究 23 320-330頁 6. 小学校1~3年生のほめられる前 単 2013年3月 後の認知と動機づけの関連 藤女子大学人間生活学部 65-71頁 紀要 第50号 (その他) 1. 子どもがほめられたことを語る際 単 2010年3月 に言及しやすい・しにくい要因 の検討 日本発達心理学会第21回 392頁 大会(神戸国際会議場) 2. 総合演習の展開と評価(3):授 業前・中・後の学生の変化 (再掲) 共 2010年5月 日本保育学会第63回大会 694頁 (松山東雲女子大学・松山 ◎青木直子,甲斐仁子,杉浦篤子,高橋真由美 東雲短期大学) 3. 総合演習の展開と評価(4):展 開方法の検討 (再掲) 共 2010年5月 日本保育学会第63回大会 695頁 (松山東雲女子大学・松山 ◎杉浦篤子,青木直子,甲斐仁子,高橋真由美 東雲短期大学) 4. 子どもがほめられたことを語る際 単 2010年8月 に言及しやすい・しにくい要因 の検討―ほめられてがんばろう と思ったエピソードの場合― 日本教育心理学会第52回 593頁 総会(早稲田大学) 5. ほめられてがんばろうと思うとき 単 2011年3月 に重要な要因―ほめ手・ほめら れたことがら・ほめられ方の選択 理由からの検討― 日本発達心理学会第22回 510頁 大会(東京学芸大学) 6. 総合演習の展開と評価(5):意 欲の変化とその背景 (再掲) 日本保育学会第64回大会 855頁 (玉川大学) 山田りよ子,◎青木直子,池田浩明,杉浦篤子, 高橋真由美 共 2011年5月 181 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 7. 子どもがほめられたことを語る際 単 2011年7月 に言及しやすい・しにくい要因 の検討(2) 日本教育心理学会第53回 386頁 総会(かでる2・7) 8. 動機づけ理論の再構築に向け 共 2011年7月 て~現実からみた人の動機づけ 研究の課題~ 日本教育心理学会第53回 622頁 総会(かでる2・7) 中谷素之,速水敏彦,伊藤崇達,伊田勝憲, ◎青木直子,岡田涼 9. 家事の動機づけ 日本心理学会第75回大会 958頁 (日本大学) ◎青木直子,小平英志,速水敏彦 共 2011年9月 10. ほめられたことによって動機づけ 単 2012年3月 が高まる理由―子ども自身によ る説明の分析― 日本発達心理学会第23回 469頁 大会(名古屋国際会議場) 11. 家事の動機づけ(2)炊事に取り 組む前・作業中・作業後の感情 の変化 共 2012年9月 日本心理学会第76回大会 速水敏彦,◎青木直子,小平英志 (専修大学) 12. 家事の動機づけ(3)炊事に取り 組む前・作業中・作業後の認知 の変化 共 2012年9月 日本心理学会第76回大会 ◎青木直子,小平英志,速水敏彦 (専修大学) 13. ほめられたことによって動機づけ 単 2012年11月 日本教育心理学会第54回 9頁 が高まる理由(2)―理由が意識 総会(琉球大学) された時期の検討― 14. ほめられる以前の認知と動機づ けの関連― 一対比較法による 動機づけの高まるほめられる条 件の検討― 単 2013年3月 日本発達心理学会第24回 162頁 大会(明治学院大学) 15. ほめられる以前の認知と動機づ 単 2013年8月 けの関連(2)―小学校1~3年生 の発達差の検討― 日本教育心理学会第55回 10頁 総会(法政大学) 16. 家事の動機づけ(6)―家族との 関係性が動機づけに与える影 響 共 2013年9月 日本心理学会第77回大会 102頁 (札幌コンベンションセン 小平英志,速水敏彦,◎青木直子 ター) 17. 家事の動機づけ(7)―主観的 ウェルビーイングとの関連に注 目して― 共 2013年9月 日本心理学会第77回大会 103頁 (札幌コンベンションセン ◎青木直子,小平英志,速水敏彦 ター) 18. ほめられる以前の認知と動機づ 単 2014年9月 けの関連(3)-課題の好みとほ められる頻度の組み合わせがも たらす影響― 19. 児童のほめられるまでの文脈の とらえ方―課題の好みとほめら れる頻度が異なる場合― 日本心理学会第78回大会 902頁 (同志社大学) 単 2014年11月 日本教育心理学会第56回 662頁 大会(神戸国際会議場) Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 日本発達心理学会,日本教育心理会,日本心理学会,日本保育学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> <道内> (地域的連携・貢献) (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 人間生活学部研究倫理審査委員会副委員長 V 学生支援に関する自己研鑽 182 所属 人間生活学部 保育学科 学位 修士(教育学)(鳴門教育大学) 職名 准教授 特記すべき 資格 氏名 吾 田 富 士 子 大学院における研究指導担当資格 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 保育原理,保育者論,保育内容(人間関係),乳児保育,保育所実習 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) 演習での保育・教育現場調査 1998年~現 必修科目「保育学研究演習」では理論と実践の統合を目指し夜間保育所, 在 病児保育現場,企業内保育施設,児童相談所,裁判所など学外施設を積極 的に訪問し,保育の実際と行政の役割等の学びを深めている。また,医療保 育現場や一時保護所等に就職した卒業生からの学びは,より身近な学習と なっている。学生による医療保育現場でのボランティアサークルの立ち上げ, その活動や卒論研究の学会等での発表へと結びついている。 2) 講義・演習での自己課題発見のため 2002年~現 幼稚園教諭必修科目「保育者論」では,保育者を目指す者としての自己課 の課題 題発見のために毎回講義内で課題を果たし,自身の課題追求と感性及び的 在 確な言語表現を目指す指導をしている。 3) 実習での保育実践と,ビデオによる 振り返りと学習 「乳幼児・障害児実習」では,複数の実践を毎回ビデオ撮影し,「幼児理解 2002年~現 と援助」「保育の心理学」の中で視聴,振り返り反省・評価,保育実践力育成 在 に効果をあげている。実施した学生のみならず,全履修者がビデオを視聴 し,反省を共有し,実践力を高め,実際の子どもの姿から子どもの発達理解 を深めている。 4) 現場の保育者・園医の講演会の企画 2003年~現 北海道保育園保健協議会と札幌市乳幼児園医協議会の合同講演会や日 と学生参加 在 本医療保育学会ブロック研修会を学生無料とし,現場の保育者,病棟保育 者,病児保育関係者,園医たちと共に学ぶ機会を持った。学外での講演会 であり,参加はできない者もあったが,現場の理解に役立てた。 5) 「保育内容人間関係Ⅱ」における試 み 2003年~現 「保育内容人間関係Ⅱ」では子ども同士の人間関係だけでなく,困難さをか かえた親をも視野に入れた「人間」「生」等の広い枠組みでの課題を果たし, 在 現代社会に求められる保育を追及している。また,ディスカッションやパワー ポイントでの課題発表,自己評価,他者評価を実施,その評価を本人に フィードバックすることで,多角的視点や評価の重要性を学ぶ試みを行い, 学生の評価等を教師が集計し,パワーポイントで可視化している。 6) 「保育学研究演習」での農業・酪農 体験 生のリアリティ喪失の現代社会に生きる子どもたちのために,また食育やい 2006年~現 のちの観点からも農業体験や生命にふれる体験が重要視されている。「保育 在 学研究演習」では食育に関する先行研究を学び,近郊の農家の土地借用か ら始まり,現在は学内での畑での一連の農業体験と大学祭での収穫物の調 理・提供を行っている。また,学生の実家や大学近郊での酪農体験を実施, 学生自身による子どもや保育者に必要な体験を探る試みとなっている。 7) 総合演習の目的「広い視野にたって 2008年4月~ 学科全教員で取り組んでいる授業研究。教育職員養成審議会第1次答申 児童問題をとらえ,児童や保護者を 2011年3月 および教育職員免許法施行規則などから,人類に共通する課題・社会全体 援助するための資質・能力」の養成 に関わる課題・保育に関する現代的課題などのテーマにそって,新たな教育 に関する学科としての試み 内容と方法を探っている。学科独自のアセスメントも実施している。教員のF Dとも関連している。 8) 学科主催公開講座の開催 2011年~現 各分野より特別講師を迎え,子どもに関わるさまざまな問題を考えるという 趣旨で毎年公開講座を開き,卒業生だけでなく一般の方にも話題・情報提 在 供をしている。 9) リカレント講座の開催 卒後教育の一環として,保育現場で直面する問題を深めるためのリカレント 2012年~現 講座を企画し開催している。 在 2. 作成した教科書,教材 1) 講義・演習,各種研修会でのプリン ト・レジュメ 全ての講義・演習,研修会・講演はオリジナルのプリント・レジュメにより行っ 1998年~現 ている。 在 2) ゼミ卒業論文集 2002年~現 指導した学生の卒業論文と要旨,審査会の記録と審査後の手続きなどを掲 載し,卒業論文指導の記録・資料とした。次年度以降の学生はこの資料を参 在 考にしながら卒業論文作成に当たっている。 3) 保育に役立つ!子どもの発達がわか る本 (ナツメ社) 2011年8月 巻頭「子どもの発達の特徴と生活」,序章「 どれだけ理解している?子どもの 発達」,第1章「0歳児の体と心の発達」,第2章「1歳児の体と心の発達」,第3 章「2歳児の体と心の発達」乳幼児期の発達と保育について実践に生かす視 点で示した。 183 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 保育学科の教育内容・学生生活・ボランティア活動・就職状況などを掲載し 1) 学科通信「散歩道」 2002年~現 た学科通信を毎年発行している。編集および発行に関しては,学科全教職 在 員が関わっており,保育現場およびオープンキャンパスなどの学外へ向けて の重要な広報となっている。 Ⅱ 研究活動 研究分野: 保育者養成,保育実習,医療保育 研究キーワード: 保育の質,保育実習,保育環境,子どもの健康, 保育者養成,保育者の成長 研究課題: ①保育者養成カリキュラムと保育実習 ②北海道の保育と歴史 ③保育環境と子どもの健康 ④保育の質向上と保育者の成長 ⑤医療保育 研究内容: ①保育士養成協議会専門委員の2014年度課題研究は「学生の自己成長感を保障する保育実習指導のあり方」とし,現 在全国の委員と調査用紙を作成中で,2015年3月までに実施予定。集計結果は平成27年度全国保育士養成セミナーに おいて報告予定。また,個人研究においては,現在の子どもと触れ合う機会の少ない学生の実習教育のあり方や保育者 養成教育の再構築に向けて考察した。 ②北海道の保育と歴史:北海道初の障害児保育指定園として,また本学の実習園として設立された羊丘藤保育園の設立 経緯をたどり,当時の北海道の保育事情および継続されている保育実習の意義と課題を明らかにした。また,本学の「キリ スト教保育」講義の開設の経緯と現在の受講の意識を子どもに伝えたい聖書の言葉の分析から明らかにした。 ③保育環境と子どもの健康:保育現場の音の測定を行い,諸外国の保育状況と比較し,子どもの健康に与える影響につ いて考察した。また,保育園における音に対する保育者の意識や吸音材使用に踏み切った保育者の事例から,保育の質 について言及した。2012年度からは,保育園の健康管理・予防接種に関する取り組みの実態調査を行い,2014年度は保 育園における食物アレルギーとその対応に関する調査を実施した。 ④保育の質向上と保育者の成長:近年の保育の動向と保育園児の生活状況を踏まえ,保育の質向上のために求められ る保育者の資質を継続研究している。保育所児童保育要録初年時の札幌市内全小学校と保育所への調査,主任保育 士の意識と他職種の専門性から保育者の成長と現職教育の組織化の必要性を考察し,保育士の業務に関する実態調査 から,保育士の事務時間確保が保育の質向上のための必要条件であることを明らかにした。 ⑤医療保育:日本医療保育学会調査研究委員会では医療機関のこどもの療養における専門職の業務実態を調査した。 医療保育専門士,子ども療養支援士,HPS(Hospital Play Specialist),CLS(Child Life Specialist)の共通点と相違点を明ら かにし,2015年度の日本保育学会にて発表予定である。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 著書・論文等の名称 (著 書) 1. 保育に役立つ!子どもの発達が わかる本 (再掲) 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 共 2011年8月 (学術論文) 1. 戦後の北海道における保育者 単 2010年3月 養成と実践教育─奥田三郎・稲 垣是成・留目金治の実践と羊丘 藤保育園設立の経緯から─ 2. 子どもの発達保障をめざす「保 育」教育─子育て・保育の質と 親子関係に着目して─ 単 2010年7月 ナツメ社 担当頁及び編者・共著者名 2-136頁「巻頭 子どもの発達の特徴と生活,序 章 どれだけ理解している?子どもの発達,第1章 0歳児の体と心の発達,第2章 1歳児の体と心の 発達,第3章 2歳児の体と心の発達」 監修:金子龍太郎,吾田富士子 藤女子大学紀要 第47号 61頁-73頁 (第Ⅱ部) 家庭科・家政教育研究 43頁-53頁 第5号 藤女子大学家庭科・家政 教育研究会 3. 保育現場での音環境に関する 共 2010年9月 調査研究第2報─密閉時と開窓 時の比較から─ 道保育保健ニュース第20 別冊1-27頁 号 ◎吾田富士子,穴倉廸彌,渡辺一彦,川合洋 子,小熊陽子 4. 保育現場での音環境に関する 調査研究 保育と保健 第17巻第1号 (依頼論文)39-43頁 単 2011年1月 5. 保育所児童保育要録の作成に 共 2011年3月 おける実践現場の課題―事例と 札幌市内認可保育所アンケート 調査から― 藤女子大学紀要 第48号 189-206頁 (第Ⅱ部) 真鍋尚美,吾田富士子 184 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 6. 初年度の保育要録活用と幼保 小連携―札幌市内全小学校へ の調査から― 単 2011年3月 藤女子大学紀要 第48号 113-124頁 (第Ⅱ部) 7. 保育現場での音環境に関する 調査研究 第3報―札幌と他地 域及び保育者の意識から― 共 2011年9月 道保育保健ニュース第22 別冊1-15頁 号 ◎吾田富士子,穴倉廸彌,渡辺一彦,川合洋 子,小熊陽子 8. 保育の音環境と保育の質―保 単 2012年3月 育者の気付きから吸音材使用に 取り組んだ園の音調査から― 藤女子大学紀要 第49号 77-84頁 (第Ⅱ部) 9. 健康管理,予防接種推進に関 するアンケート調査 道保育保健ニュース第24 別冊1-11頁 号 ◎吾田富士子,飯塚進,菊田英明,川合洋子, 渡辺一彦 共 2012年9月 10. 「キリスト教保育」の開設と保育 共 2013年3月 学科生の意識―子どもに伝えた い聖書の言葉の分析から― 藤女子大学人間生活学部 ◎吾田富士子,大長司 紀要 第50号 73-87頁 11. 健康管理,予防接種推進に関 するアンケート調査 共 2013年9月 道保育保健ニュース第25 別冊1-23頁 号 ◎吾田富士子,飯塚進,菊田英明,川合洋子, 渡辺一彦 12. 保育者の成長と現職教育の組 織化―主任保育士の意識と他 職種の専門性から― 単 2014年3月 藤女子大学人間生活学部 49-56頁 紀要 第51号 13. 保育士の事務時間確保の必要 性と保育の質―保育士の業務 に関する実態調査から― 単 2015年3月 (印刷中) 藤女子大学人間生活学部 紀要 第52号 14. 保育実習のシステム構築に向け 共 2015年3月 て―子どもと触れ合う機会の少 (印刷中) ない学生の保育者養成の模索 ― (その他) 1. 保育現場での音環境に関する 共 2010年2月 調査(第1報) 藤女子大学人間生活学部 紀要 第52号 道保育園保健ニュース第 5-10頁 19号 ◎吾田富士子,穴倉廸彌,渡辺一彦,川合洋 子,小熊陽子 2. 保育現場での音環境に関する 調査研究―密閉時と開窓時を 比較して― 共 2010年10月 第16回日本保育園保健学 プログラム・抄録集71頁 会(大阪大学コンベンショ ◎吾田富士子,穴倉廸彌,笠原昇一,渡辺一 ンセンター) 彦,川合洋子,小熊陽子 3. 第16回日本保育園保健学会報 告 単 2011年2月 道保育園保健ニュース第 3-4頁 21号 4. 編集後記 単 2011年2月 道保育園保健ニュース第 7頁 21号 5. 特集第64回大会レポート自主シ 単 2011年9月 ンポジウム22 保幼小連携を接 続期の重要性の視点から提案 する 日本保育学学会報第151 5頁 号 6. 保育の動向と保育者の意識― 単 2011年9月 保育士研修会と要録に関する調 査から― 全国保育士養成協議会第 研究発表論文集276-277頁 50回研究大会(富山県民 会館) 7. 編集後記 単 2011年9月 道保育園保健ニュース第 8頁 22号 8. 書評 酒井玲子著『わが国にみ るフレーベル教育の探求』 単 2011年10月 北海道の保育 第34号 9. 保育現場での音環境に関する 調査研究(3)―保育者の意識と 地域差― 共 2011年11月 第17回日本保育園保健学 プログラム・抄録集69頁 会(岡山コンベンションセ ◎吾田富士子,穴倉廸彌,渡辺一彦,川合洋 ンター) 子,小熊陽子 10. 第17回日本保育園保健学会報 告 単 2012年3月 74-79頁 道保育園保健ニュース第 3-4頁 23号 11. 保育園における健康管理,予防 共 2012年10月 第18回日本保育園保健学 プログラム・抄録集118頁 接種推進に関するアンケート調 会(日本教育会館一ツ橋 ◎吾田富士子,飯塚進,菊田英明,川合洋子, 渡辺一彦 査 ホール) 12. 第18回日本保育園保健学会報 告 単 2013年3月 道保育園保健ニュース第 2-3頁 24号 185 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 13. 編集後記 単 2013年9月 道保育園保健ニュース第 11頁 25号 14. 北海道ブロックにおける保育所 実習指導の統一化の試み-評 価表等の書式統一から- 単 2013年9月 全国保育士養成協議会第 研究発表論文集144-145頁 52回研究大会(かがわ国 ◎中島常安,吾田富士子,品川ひろみ,山田克 際会議場) 己 15. 保育園における健康管理,予防 共 2013年9月 接種推進に関するアンケート調 査結果<第2報> 第19回日本保育園保健学 プログラム・抄録集82頁 会(藤女子大学) ◎吾田富士子,飯塚進,菊田英明,川合洋子, 渡辺一彦 Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 教育哲学会,日本保育学会,日本ペスタロッチー・フレーベル学会,日本医療保育学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> 2006年2月~現在 2008年12月~現在 2014年6月~現在 <道内> 2003年4月~現在 2012年4月~現在 2013年6月~現在 2013年4月~現在 (地域的連携・貢献) 2004年8月~現在 2012年~現在 2014年8月 2014年8月 2014年10月 (国際的連携・貢献) 日本医療保育学会理事 医療保育専門士資格試験口頭試問審査員 全国保育士養成協議会専門委員 北海道保育園保健協議会常任理事 全国保育士養成協議会北海道ブロック協議会理事 千歳市子ども・子育て会議会長 北海道社会福祉協議会社会福祉研修所運営委員会副委員長 北海道社会福祉協議会主催新任・主任他保育士研修講師 教員免許状更新講習講師 釧路管内保育連合主任保育士研修会講師 北海道保育協議会専門保育講座障害児保育実践編講師 北海道保育協議会中堅・主任保育士養成セミナー講師 Ⅳ 学内運営活動 外国語教育研究センター運営委員会委員,教養科目・共通科目再構築プロジェクト委員 V 学生支援に関する自己研鑽 186 所属 人間生活学部 保育学科 職名 准教授 特記すべき 資格 学位 修士(教育学)(山梨大学) 新 氏名 海 大学院における研究指導担当資格 節 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> ピアノ基礎演習,幼児歌曲伴奏法,器楽表現演習 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) 各学生の学習進度に合わせた個別 2007年9月~ ピアノレッスンの授業において,各学習者の進度状況を把握し,その学生 指導 現在 に見合った指導法を行った。ピアノを通して音楽に関する基礎的知識,音楽 的感性を高めると共に,保育者として幼児の豊かな音楽活動を促進するため に必要な楽器演奏の基礎的技能を習得させる事を踏まえ,学習者のレヴェ ルに合わせた指導を行った。 学科全教員で取り組んでいる授業研究。教育職員養成審議会第1次答申 2) 総合演習の目的「広い視野にたって 2008年10月 児童問題をとらえ,児童や保護者を ~2010年1月 および教育職員免許法施行規則などから,人類に共通する課題・社会全体 に関わる課題・保育に関する現代的課題などのテーマにそって,新たな教育 援助するための資質・能力」の養成 内容と方法を探っている。学科独自のアセスメントも実施している。教員のF に関する学科としての試み Dとも関連している。 3) PCプロジェクター及びDVDなど視聴 2008年10月 授業を円滑に行う為にPCプロジェクター及びDVDなど視聴覚教材を授業 覚教材を活用した授業の展開 ~現在 に用いた。また,プレゼンテーションソフトを用いて,教授内容を効果的に示 した。 2. 作成した教科書,教材 1) プリント作成 2007年9月~ 音楽分野においてのリメディアル教育の一環である。学生が保育者として の専門的な音楽的知識を獲得できるよう,プリントを作成し,授業内で使用し 現在 た。 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 保育学科の教育内容・学生生活・ボランティア活動・就職状況などを掲載し 1) 学科通信「散歩道」 2008年10月 た学科通信を毎年発行している。編集および発行に関しては,学科全教職 ~現在 員が関わっており,保育現場およびオープンキャンパスなどの学外へ向けて の重要な広報となっている。 4. その他教育活動上特記すべき事項 Ⅱ 研究活動 研究分野: ピアノ,幼児音楽教育 研究キーワード: ピアノ,伴奏法,音楽教育 研究課題: ①保育者としての音楽技能 ②ピアノ奏法 研究内容: ① 現在は主に保育者のピアノ技術に焦点を当て研究を行っている。保育者養成校におけるピアノ教育では「保育にお ける音楽」という視点を根幹に据えることが重要であり,練習曲を多用したピアノ演奏における技術的側面を中心とした指 導から学生自身の音楽性や音楽による感情表現を養うことのできる指導への転換が必要である。そのような指導の一例と して「ピアノで歌う」奏法に着目し,考察を行っている。 ② 現在はピアノの音色に関する研究を演奏会などの実践を通して行っている。ピアノは打鍵により発音するが,弾き手に よりその音色は千差万別である。発音の際の心身の状態が実際の音に影響すると考え,身体の弛緩,丹田の意識などを 様々なピアノ奏法や武道における身体操法を元に研究している。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 (著 書) (学術論文) 1. 保育者養成校におけるピアノ教 育 単 2012年3月 藤女子大学紀要 第49号 147-153頁 (第Ⅱ部) 187 著書・論文等の名称 (その他) 1. 音楽演奏における感情の情報 伝達について 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 単 2011年8月 平成23年度全国大学音楽 (口頭発表) 教育学会北海道地区学会 大会プログラム・抄録集4頁 研究大会 2. 保育者養成校で我々は何を教 えているのか 単 2012年8月 全国大学音楽教育学会第 (ラウンド・テーブルにおける話題提供) 28回全国大会 大会プログラム・抄録集10頁 3. 保育者養成課程における学生 の基礎的音楽能力について 共 2012年10月 日本音楽教育学会第43回 (口頭発表) 大会 大会プログラム・抄録集43頁 三沢大樹,伊藤勝志,新海節 4. 明日へ歌い継ぐ日本の子どもの 共 2013年5月 歌―唱歌童謡140年の歩み 音楽之友社 5. 新入生の音楽学習経験と基礎 共 2014年9月 的音楽知識・能力に関する基礎 調査 全国保育士養成協議会第 (ポスター発表) 53回研究大会 全国保育士養成協議会 第53回研究大会 研 究発表論文集 2‐111頁 三沢大樹,新海節,江端深雪 展覧会・演奏会・競技会等の名称 開催期間・会場 全国大学音楽教育学会編著 編集委員:伊藤嘉子 他 解説執筆協力者:安達雅彦,安藤千秋,新海節 他 発表・展示等の内容等 1. 第29回かながわゴールデンコンサー 2010年5月 神奈川県民ホール 小ホール ト デンツァ:Occhi di fata 他(伴奏) ○テノール:下野昇 2. サウンド・ルート2010 日本⇔ロシア プーシキンの詩による歌曲 ラフマニノフ:嵐 他(伴奏) ○ソプラノ:福成紀美子 2010年7月 カワイ表参道コンサートサロン パウゼ 3. 国立音楽大学北海道同調会 第4回 2010年8月 函館市芸術ホール 定期演奏会 木下牧子:へびとりのうた(伴奏) ○バリトン:三沢大樹 4. 全国大学音楽教育学会 第26回全 国大会 研究演奏会 シューマン:リーダークライス op.39より(伴奏) ○バリトン:三沢大樹 2010年9月 広小路ヤマハホール 5. 歌曲の夕べ 三沢大樹バリトンリサイ 2010年12月 タル 函館市公民館講堂 信時潔:「沙羅」より 他(伴奏) ○バリトン:三沢大樹 6. 全国大学音楽教育学会北海道地区 2011年8月 学会研究大会 研究演奏 ヤマハアベニューホール(札幌) 滝廉太郎「組歌 四季」(伴奏) ○バリトン:三沢大樹 7. 新海節 ピアノリサイタル 2011年9月 コラニー文化ホール(山梨) ベートーヴェン:ピアノソナタ第8番「悲愴」op.13 リスト:愛の夢 他 (ソロ) 8. ピアノ演奏会 2011年11月 北海道大学情報教育館 スタジオ型多目的中講義室 シューマン:飛翔,ドビュッシー:亜麻色の髪の乙 女 他(ソロ) 9. 平成23年度愛知県立時習館高等学 2011年11月 アイプラザ豊橋 校 芸術鑑賞会 F.ロー:「マイフェアレディ」ハイライト 他(伴奏) ○ソプラノ:福成紀美子,木下侑,メゾソプラノ:加 藤愛,テノール:下野昇,荒井嗣雄,ヴァイオリ ン:大竹広治 10. 国立音楽大学北海道同調会 第5回 2012年6月 定期演奏会 札幌コンサートホールキタラ小ホール ドビュッシー:バラード(ソロ) 11. 新海節ピアノリサイタル ベートーヴェン:ピアノソナタ op.110(ソロ) R.シュトラウス:Morgen 他(伴奏) ○テノール:下野昇 2014年3月 札幌コンサートホールキタラ小ホール 12. 国立音楽大学北海道同調会 第7回 2014年9月 定期演奏会 札幌ルーテルホール シューベルト:シルヴィアに,さすらい人(伴奏) 〇バリトン:高向総一郎 13. イリスコンサート 2014年10月 札幌市時計台ホール ベッリーニ:優雅な月よ,マリンコニーア他(伴奏) ブラームス:「ジプシーの歌」 ラヴェル:「民謡集」 〇ソプラノ:秋本ゆか,穴澤彩佳,メゾソプラノ:村 中朋見 14. 歌曲の夕べⅡ 第4回三沢大樹バリトンリサイタル 2014年12月 金森ホール(函館) R.アーン:愛される人,クロリスへ(伴奏) 平井康三郎:日本の笛 他 〇バリトン:三沢大樹 188 Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 日本保育学会,日本音楽教育学会,全国大学音楽教育学会,日本音楽表現学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> <道内> 2009年8月~現在 2011年8月~現在 2012年9月~現在 2013年10月~現在 (地域的連携・貢献) 横浜国際音楽コンクール札幌予選審査員 石狩市使用料,手数料等審議会委員 全国大学音楽教育学会北海道地区監査 国立音楽大学北海道同調会監査 (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 教務部委員会副委員長,ハラスメント人権委員会委員 V 学生支援に関する自己研鑽 189 所属 人間生活学部 保育学科 職名 准教授 特記すべき 資格 学位 修士(教育学)(明星大学) 氏名 高 橋 真 由 美 大学院における研究指導担当資格 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 保育内容総論,保育内容(言葉・健康),幼児理解と援助,保育・教職実践演習,幼稚園教育実 習 教育実践上の主な業績 年月日 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) 親子への食育プログラムの開発を通 2009年~ した保育者の資質向上のための試 2012年7月 み 概 要 保育学研究演習において,幼児とその保護者を対象にした「親子クッキン グ」プログラムの企画・実施を行った。プログラムは,子どもに対する食育と, 保護者に対して地産地消やスローフードの意義を伝えることを目的とした。 2) 総合演習の目的「広い視野にたって 2010年4月~ 学科全教員で取り組んだ授業研究。教育職員養成審議会第1次答申およ 児童問題をとらえ,児童や保護者を 2011年3月 び教育職員免許法施行規則などから,人類に共通する課題・社会全体に関 援助するための資質・能力」の養成 わる課題・保育に関する現代的課題などのテーマにそって,新たな教育内容 に関する学科としての試み と方法を探った。学科独自のアセスメントも実施した。 3) 食農教育プログラムの開発を通した 2013年2月~ 保育学研究演習で,ホクレンくるるの杜との協働による親子向けのプログラ 保育者の資質向上のための試み 2014年8月 ムの企画・実施を行った。プログラムは,ホクレンくるるの杜で行われている農 作物収穫体験プログラム(いちご・ミニトマト)や野菜について学ぶプログラム において幼児にもわかるようなものに作り変え,くるるの杜の職員さんとの協 働で実施した。 2. 作成した教科書,教材 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 1) 総合演習の展開と評価(3):授業前・ 2010年5月 中・後の学生の変化 2) 総合演習の展開と評価(4):展開方 法の検討 教育内容・方法の工夫(2)に挙げた授業研究をまとめ,日本保育学会にて ポスター発表を行った。発表内容は,4・7・12月に実施した質問紙調査をまと めたものである。なお,質問項目は2009年度に作成したものを使用したが, 2010年度は記入者の変化を追跡できる形式にし,個人の変化に注目して検 討した。 2010年5月 教育内容・方法の工夫(2)に挙げた授業研究をまとめ,日本保育学会にて ポスター発表を行った。発表内容は,各演習後に教員が記入した「活動内 容・学生の様子」の記述の中から,学生の理解が深まった状況と深まらなかっ た状況を分類し,学生の理解を深めるために適切なテーマの設定・活動内 容などについてまとめたものである。 3) 総合演習の展開と評価(5):意欲の変 2011年5月 化とその背景 教育内容・方法の工夫(2)に挙げた授業研究をまとめ,日本保育学会にて ポスター発表を行った。各演習後の学生の感想用紙と教員の活動記録から, 演習への意欲的な取り組みがみられるものを抜き出し,そのような記述がみら れた演習回の活動形態・指導方法などを整理し,学生の意欲が高まる背景 につい検討した。 4. その他教育活動上特記すべき事項 1) 学科通信「散歩道」 2002年~現 保育学科の教育内容・学生生活・ボランティア活動・就職状況などを掲載し 在 た学科通信を毎年発行している。編集および発行に関しては,学科全教職 員が関わっており,保育現場およびオープンキャンパスなどの学外へ向けて の重要な広報となっている。 Ⅱ 研究活動 研究分野: 複合領域分野,社会科学分野 研究キーワード: 保育,保護者支援,保育者養成,感情労働 ②遊びをささえる保育者の育成 研究課題: ①保育所における保護者支援 ③保育における感情労働 研究内容: ①保護者支援は保育者にとって困難を伴うことが先行研究で指摘されているが,その詳細な内容を明らかにするために, 保育者57名を対象に質問紙調査を行った。その結果,困難要因として4つのカテゴリーと11の小カテゴリーが抽出された。 また保育者の経験年数や保護者の年代によって,困難要因に違いがあることが示された。この結果は日本保育学会なら びに環太平洋乳幼児教育学会(Pecera)でポスター発表した。 ②本研究は乳幼児の遊びをささえる保育者を養成するためには,どのような経験・指導・カリキュラム等が必要なのかを明 らかにすることを目的としている。これまでには,学生が実習中に感じた「遊びをうまく支えられたと思う事例」と「遊びをうま く支えることができなかった事例」の分析を行い,遊びの種類やうまく支えられ/支えることができなかった要因等を探り, その結果を保育学会でのポスター発表や藤女子大学紀要で公表した。 ③Hochschildが提唱した感情労働という概念を保育の営みに当てはめることにより,保育者の専門性を探ることを試みる 研究である。これまでには,「保育における感情労働-保育者の専門性を考える視点として-」(共著)において,子ども の遊びや生活を支える場面,保護者への支援場面,保育者養成の段階等など,さまざまな場面を通して,保育者がどの ように感情をコントロールしながら保育にあたっているのかをまとめた。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 190 著書・論文等の名称 (著 書) 1. 保育における感情労働―保育 者の専門性を考える視点として ― 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 共 2011年1月 (学術論文) 1. 子どもの遊びを支える保育者の 単 2011年3月 養成―自由遊びの援助過程に おいて学生が困難を感じる場面 とは― 2. 幼稚園教育実習における感情 労働-笑顔の必要性とその価 値を学生はどのように捉えてい るのか― (その他) 1. 遊びを支える保育者の養成─ 自由遊びの援助過程において 学生が困難を感じる場面とは─ 北大路書房 担当頁及び編者・共著者名 22‐24頁,45‐51頁 監修:諏訪きぬ 編者:戸田有一,中坪史典,高橋真由美,上月 智晴 雨宮夏江,井勝豊美,石田由紀子,伊藤雅子,榎田 二三子,小川晶,小川房子,加藤弘子,神谷哲司, 草信和世,久保田真規子,黒田美由紀,香曽我部 琢,佐藤喜美子,田窪玲子,辻内敬子,中西寿夫, 奈良修三,東田幸子,正岡里鶴子,松川秀夫,水野 佳津子,宮武大和 藤女子大学紀要 第48号 183-188頁 (第Ⅱ部) 単 2012年3月 藤女子大学紀要 第49号 167-172頁 (第Ⅱ部) 単 2010年5月 日本保育学会第63回大会 (松山東雲女子大学) 2. 総合演習の展開と評価(3):授業 共 2010年5月 前・中・後の学生の変化 (再掲) 日本保育学会第63回大会 青木直子,甲斐仁子,杉浦篤子,高橋真由美 (松山東雲女子大学) 3. 総合演習の展開と評価(4):展開 共 2010年5月 方法の検討 (再掲) 日本保育学会第63回大会 杉浦篤子,青木直子,甲斐仁子,高橋真由美 (松山東雲女子大学) 4. 幼稚園における昼食場面に関 する一考察 第4回日本食育学会学術 大会(熊本県立大学) 単 2010年5月 5. 総合演習の展開と評価(5):意欲 共 2011年5月 の変化とその背景 (再掲) 日本保育学会第64回大会 山田りよ子,青木直子,池田浩明,杉浦篤子,高 (玉川大学) 橋真由美 6. 遊びを支える保育者の養成2― 遊びをうまく支えた場面に着目 して 日本保育学会第64回大会 (玉川大学) 単 2011年5月 7. 平成23年度児童関連サービス 共 2012年3月 調査研究事業 保護者支援に おける保育者の感情労働ストラ テジーの解明 調査研究報告書 財団法人こども未来財団 8. 保護者支援における保育者の 感情労働と職場環境―保護者 の安定感創出のためのストラテ ジーに着目して 共 2012年5月 日本保育学会第65回大会 高橋真由美,諏訪きぬ,小川房子,中坪史典, (東京家政大学) 神谷哲司 9. 自主シンポジウム-保育者のス トレスと感情労働を考える-保 護者支援における保育者のスト レスと感情労働 共 2012年5月 日本保育学会第65回大会 上月智晴,野澤昭雄,佐々木美緒子,諏訪き (東京家政大学) ぬ,神谷哲司 10. 保育所における保護者支援 -保護者支援の困難性とは- 共 2014年5月 日本保育学会第67回大会 高橋真由美,川田学 (大阪総合保育大学・大阪 城南女子短期大学) 11. The Difficulty of Guardian Support in Nursery Schools of Japan 共 2014年8月 The 16th Annual Mayumi Takahashi, Manabu Kawata Conference of Pacific Early Childhood Education Research Association in Bali, Indonesia 12. The Implication Of Socio共 2014年9月 Cultural Medium On Arithmetic Development: A Cross-Cultural Comparison Of Japanese And Singaporean Preschoolers 47-48頁,56頁‐59頁 神谷哲司,中坪史典,諏訪きぬ,戸田有一,上 月智晴,小川晶,正岡里鶴子,小川房子,藤田 清澄,香曽我部琢,黒田美由紀,草信和世,石 田由起子,田窪玲子,井勝豊美,奈良修三 The 16th Annual Marcruz Yew Lee Ong ,Manabu Kawata, Conference of Pacific Mayumi Takahashi Early Childhood Education Research Association in Bali, Indonesia 191 Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 日本保育学会,乳幼児教育学会,日本保育園保健協議会,日本発達心理学会,こども環境学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> 2014年4月~現在 <道内> 2007年4月~現在 (地域的連携・貢献) (国際的連携・貢献) 2014年8月 日本保育学会広報委員会協力委員 北海道幼稚園教諭養成協議会実習委員会委員 Pacific Early Childhood Education Research Association15th Annual Conferenceへの参加 Ⅳ 学内運営活動 ハラスメント人権委員会委員,動物実験委員会委員 V 学生支援に関する自己研鑽 192 所属 人間生活学部 保育学科 学位 修士(教育学)(上越教育大学) 職名 准教授 幼稚園教諭専修免許状, 特記すべき 養護学校教諭二種免許 資格 状,保育士 氏名 山 田 り よ 子 大学院における研究指導担当資格 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 教育原理,教育方法論,保育課程総論,保育内容(環境),遊びと生活,保育・教職実践演習 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) 「保育内容(表現)」の教育方法を探 2001年4月~ 「表現」の捉え方が音楽リズムと絵画制作のみに偏りがちな学生に表現の深 る試み 2012年前期 さと広がりを認識させるための授業内容・方法を試みている。具体的には,日 常の生活環境の中から表現要素を見出す活動を展開する。表現豊かな幼児 に対応できる保育者養成の研究でもある。科目整理のため,2012年度で終 了となる。 2) 学内の豊かな自然環境を生かした 様々な体験学習の展開 2002年4月~ 担当科目では,自然豊富な花川校舎の利点を生かし,自然観察・蓬を摘み 団子つくり・焚き火等を実施してきた。2011年度から,講師を登用し,試験的 現在 体験講座を実施,2012年度より授業(保育内容環境Ⅰ)に本格導入した。希 望学生にはネイチャーゲームリーダーの資格取得可能な集中も行った。今年 度の資格取得者は17名。 3) 国際交流を見据えた試み 2002年4月~ ネットミーティングを利用して外国の学生(アメリカ・ウィリアムズ大学)と交流 をもってきたが(2004年~)2006年度より,保育者養成の試みとして位置づけ 現在 ている。学科の方針として海外研修の方向性を探っており,アメリカ協定校セ ントエリザベス大学への研修のための視察を青木直子氏とともに行った。 (2012年3月)セントエリザベス大学と保育学科の研修について2013年度の実 現に向けた交渉に努めた。 4) 総合演習の目的「広い視野にたって 2008年4月~ 学科全教員で取り組んでいる授業研究。人類に共通する課題・社会全体 児童問題をとらえ,児童や保護者を 2011年5月 に関わる課題・保育に関する現代的課題などのテーマにそって,新たな教育 内容と方法を探った。研究結果は,3年間継続で保育学会で発表した。「教 援助するための資質・能力」の養成 職実践演習」へと発展的終了となったため成果は2013年度からの「教職実践 に関する学科としての試み 演習」に活かす。 5) 保育者養成の立場から「教育方法 論」の内容を再構築する試み 2010年4月~ 文科省の定める内容には,『視聴覚教材の扱いを含む』となっているが,本 現在 校は,いずれ統合されるであろう保育士資格も考慮し,幼稚園・保育所での 保育展開を見据え,保育展開として必要であろう多様な教材・教具の扱いを 取り入れ「教材論」から保育を展開する試みを行っている。 6) 学生の授業参加の評価を検討する 試み 2012年9月~ 学生の授業参加態度や意欲を評価するための試みとして,今年度後期より 授業ノート作成を評価の対象とする方法を検討中である。対象の科目は「教 現在 育原理」「教育方法」である。検討によっては他科目への広がりも考えたい。 2. 作成した教科書,教材 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 1) 総合演習の展開と評価(5):意欲の 2011年5月 変化とその背景 教育内容・方法の工夫(4)に挙げた授業研究をまとめ,日本保育学会にて ポスター発表を行った。各演習後の学生の感想用紙と教員の活動記録から, 演習への意欲的な取り組みがみられるものを抜き出し,そのような記述がみら れた演習回の活動形態・指導方法などを整理し,学生の意欲が高まる背景 について検討した。 4. その他教育活動上特記すべき事項 保育学科の教育内容・学生生活・ボランティア活動・就職状況などを掲載し 1) 学科通信「散歩道」 2002年~現 た学科通信を毎年発行している。編集および発行に関しては,学科全教職 在 員が関わっており,保育現場およびオープンキャンパスなどの学外へ向けて の重要な広報となっている。 2) 学科主催公開講座の開催 2011年度~ 2011年度より,子どもに関わる様々な問題を考えるということで,各分野より 特別講師を迎え,年一回,講演会を開き,卒業生や保育に関心のある一般 現在 の人たちににも話題・情報を提供している。今後も継続して行う。 3) リカレント講座の開催 2012年度~ 2012年度より,本学科卒業生に向け,卒後教育の一環として,リカレント講 現在 座を開催し,幼稚園・保育園・福祉施設などの現場で直面する問題をともに 考える場となることを目指している。 193 Ⅱ 研究活動 研究分野: 教育学 研究キーワード: 遊びと環境,教育方法,保育者養成 研究課題: ①幼児教育の方法についての研究 ②保育現場における質の研究 ③リカレント 研究内容: ①フレーベルの遊びについての再考 ②時間配分と保育内容の考え方について ③多様な保育現場での研修のあり方について 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 1. 科学研究費 基盤研究(C) 「諸外国における幼稚園導入過程から見た現代日本のほいく―新しい保育史感の試み―」(研究分担者。研究代表者:オムリ慶 子)2014年4月1日~2016年3月31日(予定) 単著・ 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は 共著の 著書・論文等の名称 担当頁及び編者・共著者名 の年月 別 発表学会等の名称 (著 書) (学術論文) 1. 保育における生活の構造につ いて 単 2010年3月 藤女子大学紀要 第47号 105-111頁 (第Ⅱ部) 2. 施設介護における家族の役割 について―W.Y.の特別養護 老人ホーム入所記録から― 単 2011年3月 藤女子大学QOL研究所紀 37-44頁 要 第6巻1号 山田りよ子,山田玲子 3. 外国の教育方法を日本に導入 する時の課題と検討 共 2013年3月 藤女子大学人間生活学部 103-117頁(110-113分担) 紀要 第50号 山田りよ子,甲斐仁子,大森隆子,オムリ慶子, 青木久子 4. 外国の教育方法を日本に導入 する時の課題と検討(2) 共 2014年3月 藤女子大学人間生活学部 103-117頁(110-113分担) 紀要 第51号 山田りよ子,甲斐仁子,大森隆子,オムリ慶子 (その他) 1. An Effective Use of Photo 共 2011年1月 Instructions in Terminal Care at a Nursing Home The 9th Annual Hawaii International Conference on Arts & Humanities in Honolulu, Hawaii Reiko Yamada,Riyoko Yamada,Yukiko Toshiro,Hiromi Kwamura 2. 総合演習の展開と評価(5):意 欲の変化とその背景 (再掲) 共 2011年5月 日本保育学会第64回大会 研究論文集855頁 (玉川大学) 青木直子,高橋真由美,池田浩明,杉浦篤子 3. 外国の教育方法を日本に導入 するときの課題と検討 共 2012年5月 日本保育学会第65回大会 (シンポジウム ) 研究論文集141頁 (東京家政大学) 甲斐仁子,大森隆子,オムリ慶子,青木久子 4. 外国の教育方法を日本に導入 するときの課題と検討(2)―わが 国の保育者養成と現職教育に おける現状から― 共 2013年5月 日本保育学会第66回大会 (シンポジウム ) 研究論文集149頁 (中村学園大学) 甲斐仁子,大森隆子,オムリ慶子,青木久子 Ⅲ 社会連携・社会貢献 所属学会 日本保育学会,日本教育学会,日本発達心理学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> <道内> 2011年3月~現在 (地域的連携・貢献) 北海道幼稚園教諭養成協議会研修委員会委員長 (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 V 学生支援に関する自己研鑽 194 所属 人間生活学部 保育学科 職名 講師 特記すべき 理学療法士 資格 学位 教育学修士(北海道大学) 氏名 今 野 邦 大学院における研究指導担当資格 彦 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 障害児教育総論,知的障害児教育,肢体不自由児教育,重複・発達障害児教育総論,障害児 教育実習 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) レポート課題,小テスト 2013年4月~ 講義にあたり,授業後に毎回レポートまたは小テストを課して学生の理解度 現在 を把握している。またレポート中の質問に対しては,解説を次回の講義でお こなっている。さらに,授業の感想や授業の進め方に対する要望も受け付 け,これをもとに学生とのコミュニケ―ションを図っている。 2) 実習 肢体不自由教育総論は講義形式の授業だが,学生の理解を深めるため, 2013年10月 適宜,実習授業を実施している。 ~現在 2. 作成した教科書,教材 1) 視聴覚教材 2013年4月~ 講義にあたり,毎回,ビデオ・写真・DVDなどの視聴覚教材を活用してい る。これには,前職の知的障害校の指導の様子,肢体不自由校での自身の 現在 指導の様子の映像も含まれる(撮影,放映については許可を得て使用してい る)。 2) プリント教材 2013年4月~ 講義にあたり,毎回,自作のプリント・資料を使用している。これらの作成に あたっては,一般的な教科書,参考書,文献を参考にするのはもちろんだ 現在 が,自身の現場経験を活かし,できるだけ具体的な事例を多く紹介して学生 の理解を深めている。 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 1) 学科主催公開講座 2013年~現 子どもに関わる様々な問題を考えるということで,各分野より特別講師を迎 在 え,年1回,公開講座を開き,卒業生や保育に関心のある一般の人たちにも 話題・情報を提供している。今後も継続して行う。 Ⅱ 研究活動 研究分野: 特別支援教育 研究キーワード: 肢体不自由,病弱,知的障害 研究課題: ①肢体不自由教育における自立活動教諭導入の成果と課題 ②石狩市における特別支援教育 研究内容: ①肢体不自由教育における自立活動教諭による指導の実際についてフィールドワークを行い,観察調査等から,その指 導の特徴を検討した。この結果,自立活動教諭による指導では,児童生徒の主体性の尊重をベースとして,高い専門性 に裏付けられながらも,わかりやすい指導が行われ,あくまでも学校の教師としての役割を果たしながら,生活に即したか かわりが行われていることが明らかになった。 ②石狩市の特別支援学級設置校を対象に学生ボランティアを派遣し,地域の特別支援教育における本学及び本学学生 の貢献の可能性を探る。各学校,教育委員会と連携をとりながら研究を進める。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 (著 書) (学術論文) 1. 北海道の肢体不自由教育にお 単 2012年4月 ける自立活動教諭導入の成果と 課題に関する調査研究(査読 付) 北海道リハビリテーション 学会誌 第37巻 43-47頁 2. 北海道および札幌市における専 単 2013年3月 門家との連携の実態と課題 運動障害教育・福祉研究 13-19頁 第11号 3. 石狩市における特別支援教育 学生ボランティアに関する調査 研究 藤女子大学QOL研究所紀 85-89頁 要 第9巻第1号 橋本伸也,伊井義人 共 2014年3月 195 著書・論文等の名称 4. 肢体不自由教育における自立 活動指導者の専門性の変遷 (その他) 1. 札幌市における地域連携 2. 特別支援学校における自立活 動教諭の役割 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 単 2014年6月 北海道大学大学院教育学 159-177頁 研究院紀要第120号 単 2011年3月 北海道特別支援教育研究 53-55頁 協議会研究紀要 第32号 単 2012年6月 第11回北海道自立活動研 口頭発表 究会 3. 北海道の特別支援教育(肢体不 単 2012年9月 自由)における自立活動教諭導 入の成果と課題(2) 第50回日本特殊教育学会 ポスター発表 4. 自立活動指導における外部専 門家との連携・活用の実態と課 題 単 2012年9月 第50回日本特殊教育学会 シンポジスト 自主シンポジウム 5. 肢体不自由教育における自立 活動教諭導入の成果 共 2012年11月 第63回北海道理学療法士 口頭発表 学術大会 6. 肢体不自由教育における自立 活動指導の特徴 単 2012年11月 第54回日本教育心理学会 ポスター発表 7. 『子どもの精神発達における運 単 2013年8月 動の重要性』と重症心身障害児 の療育 第55回日本教育心理学会 シンポジスト 自主シンポジウム 8. 肢体不自由教育における自立 活動教諭による指導 単 2013年8月 第51回日本特殊教育学会 ポスター発表 9. 肢体不自由教育における自立 活動教諭の身体性 単 2013年9月 第3回日本臨床教育学会 課題研究発表 10. 自立活動教諭に関する研究の 動向と意義 単 2014年9月 第52回日本特殊教育学会 ポスター発表 Ⅲ 社会連携・社会貢献 日本特殊教育学会,日本教育心理学会,日本臨床教育学会,日本生活指導学会,日本理学療法士学会,北海道特別 支援教育学会,北海道臨床教育学会,北海道リハビリテーション学会,北海道理学療法士学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> 所属学会 <道内> 2014年5月~現在 (地域的連携・貢献) 石狩市教育支援委員会委員 (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 V 学生支援に関する自己研鑽 196 図書館情報学課程・ 日本語教員養成課程 図書館情報学課程 小 川 千代子 ・・・・・・・・・・・・・・ 197 日本語教員養成課程 副 田 恵理子 ・・・・・・・・・・・・・・ 199 所属 図書館情報学課程 職名 教授 特記すべき 資格 学位 人文学士(東京都立大学) 氏名 小 川 千 代 子 大学院における研究指導担当資格 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 図書館概論,図書館情報資源概論,情報資源組織論,資料特論,アーカイブズ論,情報資源 組織特論 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) 見学学習の多用 2013年8月, 資料特論・アーカイブズ論(集中講義)で,記録資料の保存機関である北 2014年8月 海道大学大学文書館,札幌市公文書館,北海道立文書館を連日訪問し,現 場の実務とものの考え方の教示を受けた。 2) 実習による資料組織化 2014年9月 情報資源組織特論の授業で,学生自身によるアーカイブ資料整理と目録 作成を行い,アーカイブ資料の取扱いと目録作成を体験的に理解する機会 を設けた。 2. 作成した教科書,教材 1) 世界のアーキビスト 2008年7月 アメリカ,イギリス,フランス,スイス,スウェーデン,メキシコ,スペイン・カタロ ニア,イスラエル,オランダ,ブルキナファソ,日本のアーキビスト団体の活動 状況を英語と日本語で記す。 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 Ⅱ 研究活動 研究分野: 記録管理学,アーカイブ 研究キーワード: 記録管理,アーカイブ構築 研究課題: 記録管理とアーカイブ管理の包括的実務のあり方の研究 ―国際機関のアーカイブの諸事例及び個人由来の資料軍の公開利用に向けた整理方法― 研究内容: 下記6項目につき,2007年以来継続的に研究調査を行ってきている。 ①国連ジュネーブ事務所アーカイブ室の所蔵資料とその整理状況についての研究 ②国連難民高等弁務官事務所の未整理資料(1970~1990年代香港事務所,ベトナム・ボート・ピープル)のISAD準拠に よる整理実務の研究 ③赤十字国際委員会アーカイブの記録管理システムとアーカイブ資料の現状ヒアリング調査 ④ILOアーカイブ課の活動と所蔵資料,整理状況についての研究 ⑤K大梶研吾コレクション:キャラクターグッズ,フィギュア,雑誌掲載漫画,関連書類の体系化と目録作成 以上継続中 ⑥S大学大来佐武郎コレクション:切抜き,往復書簡,執筆原稿等資料の体系化と目録作成 (2013年度で終了) 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 著書・論文等の名称 (著 書) 1. フランス図書館の伝統と情報メ ディアの革新 2. アーカイブ・ボランティア (学術論文) 1. 憧れを体験に : UNHCR記録管 理&アーカイブ課での資料整理 ボランティア (査読付) 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 共 2011年4月 勉誠出版 125-131頁 日仏図書館情報学会編 共 2014年6月 大阪大学出版会 91-95頁,123-140頁 大西愛編 共 2010年12月 レコード・マネジメント 記 録管理学会誌(60) 64-75頁 大西愛,秋田通子,松村光希子 2. 学術エッセイ UNHCR国連難民 単 2012年5月 高等弁務官事務所における アーカイブ資料整理ボランティ ア : ISAD (UNHCR)の存在と, 作業としての資料整理 (査読 付) レコード・マネジメント 記 録管理学会誌 (62) 73-79頁 3. 歴史資料の価値判断について ~東日本大震災と資料救助を 考える~ 史海 No.60 東京学芸大学史学会 33-54頁 単 2013年5月 197 著書・論文等の名称 (その他) 1. DJIレポート(文書館と資料保存 の専門誌)の発行 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 単 2010年9月~ No.82-99 2014年7月 国際資料研究所編集発行 2. DJI松本セミナー「チェルノブイリ 共 2011年11月 松本大学2号館232教室 からの伝言―ヒト・放射能・資料 (長野県松本市新村) ―」 3. 報告書 チェルノブイリからの伝 言 担当頁及び編者・共著者名 共 2013年3月 4. 東日本大震災による被災資料 共 2013年5月 の現状と復旧の動きに関する調 査 基調講演:菅谷昭,主報告:上埜武夫,関連報 告:佐々木和子,小川千代子 「大規模自然災害時の史料保全論を基礎とした 地域歴史資料学の構築 奥村 弘 」と共催 科学研究費補助金基盤研 (研究代表者:神戸大学大学院人文科学研究科 究(S)「大規模自然災害時 奥村弘) の資料保全論を基礎とし た地域歴史資料学の構 築」 記録管理学会2013年研究 佐々木和子,水本有香 大会発表 Ⅲ 社会連携・社会貢献 記録管理学会,全国歴史資料保存利用機関連絡協議会,Society of American Archivists, International Council on 所属学会 Archives (社会的機関の役員委嘱等) <全国> 2003年4月~現在 長野県松本市文書館運営協議会委員(副委員長) 2007年7月~現在 神奈川県寒川町寒川文書館運営審議委員会委員(副会長) 2011年4月~現在 全国歴史資料保存利用機関連絡協議会参与 2012年4月~現在 日本経営協会参与 2013年4月~現在 記録管理学会会長 2013年10月~2014年8月 神奈川県藤沢市公文書等管理に関する有識者会議委員(副委員長) <道内> (地域的連携・貢献) 2014年11月28日 北海道立文書館 文書等保存利用機関・団体等職員研修会講演「公文書館とは何か」 (国際的連携・貢献) 2009年~2014年 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)アーカイブ課の資料整理ボランティア(企画,事業実施) Ⅳ 学内運営活動 図書館情報学課程運営委員会オブザーバー V 学生支援に関する自己研鑽 198 所属 文学部 日本語教員養成課程 職名 准教授 特記すべき 資格 学位 MA(モナシュ大学) 氏名 副 田 恵 理 子 大学院における研究指導担当資格 無 Ⅰ 教育活動 主な担当科目 <学 部> 日本語文法,対照言語学,日本語コミュニケーション技法,第二言語習得概論, 日本語教育概 論,日本語教授法 教育実践上の主な業績 年月日 概 要 1. 教育内容・方法の工夫(授業評価等 を含む) 1) タスクシートの実施 2006年4月~ 「日本語文法a・b」の授業では,毎回授業の最後にタスクシート(復習シー 現在 ト)を実施し提出させ,それをチェックすることにより,その日に学習した項目 の定着を図っている。 2) メーリングリストの利用 2006年7月~ 課程受講生・修了生を対象としたメーリングリストを作成。日本語教育関連 の学会や研修会, 勉強会の開催情報や, 10月に行われる日本語教育能力 現在 検定試験対策の情報などを提供。学会, 勉強会等への積極的な参加を促し ている。また, 課程修了生・現受講生間の情報交換の場にもなっている。 3) 日本語授業見学の実施 2006年7月~ 「日本語教授法Ⅰ」の授業の一環として,本学で行われている留学生対象 の「日本語」授業の見学を実施。日本語教員養成課程の学生に実際の日本 現在 語の授業を体験する機会を与えている。 4) 国内日本語教育実習の実施 2006年12月 「日本語教授法Ⅲ」の授業の一環として, 北海道大学留学生センターの留 ~現在 学生を招いて,日本語教育実習を行っている。全受講生が実際に教壇に立 つことで, 実践力の養成を目指している。2008年度からは,日本語教授法Ⅲ の担当教員が代わったため,実習のオーガナイズのみを担当。 5) 海外日本語教育実習の実施 2007年3月~ 台湾の輔仁大学で, 日本語教育実習を実施。海外の日本語教育の現状を 把握し,海外で実際に教えられる力を身につけることを目指している。 現在 6) 課題解決型授業の実施 2014年4月~ 「日本語教育概論」の授業では,『課題解決型授業』を実施。具体的には, 言語を学ぶ,もしくは,教える中で遭遇するであろう問題(課題)を取り上げ, 現在 その問題の解決策をグループで情報収集・意見交換を繰り返しながら導き出 していき,最後にその解決策について発表を行っている。この過程を通して, 言語教育に関わる理論・考え方を知り,それをどのように教育実践に結びつ け活かしていけばいいのかを学んでいくことを目標としている。 2. 作成した教科書,教材 3. 教育方法・教育実践に関する発表, 講演等 4. その他教育活動上特記すべき事項 Ⅱ 研究活動 研究分野: 日本語教育学 研究キーワード: 書く教材,文章作成過程,リソース使用 研究課題: ①コミュニケーションのための日本語教材の開発 ②上級日本語学習者のレポート作成過程の分析 ③文章産出過程におけるリソース使用に関する研究・教材開発 研究内容: ①学習者のニーズに即した,現実のコミュニケーションにつながる4技能別の日本語Web教材の開発を行っている。その 中でも書く教材の作成を担当。近年急激に増大している打つことによるコミュニケーション(メールでのやり取りやホーム ページへの書き込み等)を中心に扱い,日本語入力の技能,状況に応じて表現したいことを適切な媒体を用いて適切な 日本語で相手に伝えられる技能,そのために適切にリソースを活用できる技能を習得するための教材を作成している。 ②上級日本語学習者が大学の授業で課せられたレポート課題をどのように作成しているのか,その過程をビデオ撮影し, 分析を行っている。2名の韓国人留学生を対象とした調査からは,両学習者ともに「書く」ことと「リソース使用」に多くの時 間を費やしており,日本語ワープロの持つ機能やインターネットを効率的に,適切に活用することが重要であることがわ かった。今後さらにデータを増やし,分析を進めていく予定である。 ③ ②とも関連し,特に「リソース使用」に焦点をあてた調査を行っている。具体的には,日本語学習者の論文・レポート作 成過程を観察し,Web上の様々なサイトや書籍等のリソースを,また,リソースから得た情報を適切に活用するためにはど のようなスキルが必要であるのかを分析している。現在そのパイロット調査を行っており,本調査を来年度~再来年度,そ の後調査結果をもとに,教材作成を行う予定である。 科学研究費及びその他外部資金の獲得状況: 1. 科学研究費 基盤研究(A) 「コミュニケーションのための日本語ウェブ教材の作成と試用」(研究分担者。研究代表者:小林ミナ)2009年4月1日~2014年3月 31日 199 著書・論文等の名称 単著・ 共著の 別 発行又は発表 発行所,発表雑誌等又は の年月 発表学会等の名称 担当頁及び編者・共著者名 (著 書) (学術論文) 1. チューター活動における日本人 単 2010年2月 学生の学び ―日本人チュー ターと留学生のインターアクショ ンの分析から― 2. 短期留学生が望むチューター 活動の形 単 2010年3月 3. チューター活動における日本語 単 2011年2月 学習支援の実態 ―留学生の 視点から― 4. 日本語理解を支援する外的リ ソースの使用実態調査―初級 学習者の翻訳ツールの使用過 程に焦点をあてて―(査読付) 藤女子大学紀要 第47号 87-102頁 (第Ⅰ部) 日本語教育方法研究会誌 58-59頁 Vol.17 No.1 藤女子大学紀要 第48号 95-112頁 (第Ⅰ部) 共 2011年12月 北海道大学留学生セン ター紀要 第15号 1-19頁 ◎副田恵理子,平塚真理 5. リソースを活用して「書く」ための 共 2014年9月 教材の開発 日本語教育方法研究会誌 38-39頁 ◎副田恵理子,小林ミナ Vol.21 No.2 (その他) 1. 初級学習者の外部リソース使用 共 2010年5月 実態と問題点―未知語の意味 処理過程の分析から― 2010年度日本語教育学会 ◎副田恵理子,平塚真理 春季大会(早稲田大学) 2. コミュニケーションのための「書 く」教材 共 2010年8月 3. 最新のSLA研究と教育実践の 方向性 単 2011年12月 第二言語としての日本語 の習得研究 第14号 4. 上級日本語学習者のレポート作 共 2014年7月 成過程の分析―韓国人留学生 を対象に― 2010世界日本語教育大会 ◎副田恵理子,佐々木良造,舩橋瑞貴,小林ミ (台湾,国立政治大学) ナ 第21回第二言語習得研究会(全国大会)パネル ディスカッション報告 135-136頁 2014年度第4回日本語教 ◎副田恵理子,平塚真理 育学会研究集会(北海道 大学) 5. 状況の焦点化と「書く」プロセス 単 2014年10月 2014年度日本語教育学会 パネルセッション:「私らしく」書けるようになるた のスモールステップ―LINEでの 秋季大会(富山国際会議 めのウェブ型日本語教材の開発 誘いに返信する― 場) Ⅲ 社会連携・社会貢献 日本語教育学会, 日本語教育方法研究会, 第二言語習得研究会, 大学日本語教員養成課程研究協議会, 日本教育工 学会 (社会的機関の役員委嘱等) <全国> 2014年9月 日本語教育方法研究会大会実行委員 <道内> 所属学会 (地域的連携・貢献) (国際的連携・貢献) Ⅳ 学内運営活動 日本語教員養成課程運営委員会オブザーバー V 学生支援に関する自己研鑽 200 教員の教育・研究活動 藤女子大学 2014 編集 藤女子大学自己点検・評価委員会 発行 2015 年 3 月 藤女子大学 〒001-0016 札幌市北区北 16 条西 2 丁目 電話 代表(011)736-0311
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