グローバル金融市場の展望 - アライアンス・バーンスタイン株式会社

2014年9月
GCMO
グローバル金融市場の展望
アライアンス・バーンスタイン株式会社
〒100-0005 東京都千代田区丸の内1丁目8番3号
丸の内トラストタワー本館17階
電話 03-5962-9000 FAX 03-5962-9676
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第303号
【加入協会】一般社団法人投資信託協会/一般社団法人日本投資顧問業協会
当資料のお取扱いにおけるご注意
当資料は情報提供のみを目的としてアライアンス・バーンスタイン株式会社が作成したものであり、いかなる場合も当資料に記載されている情報は、投資助言としてみなされません。当資料は信用できると判断
される情報をもとに作成しておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。また、当資料に掲載されている予測、見通し、見解のいずれも実現される保証はありません。当資料の内容は予告
なしに変更することがあります。当資料で使用している指数等に係る著作権等の知的財産権、その他一切の権利は、当該指数等の開発元または公表元に帰属します。アライアンス・バーンスタインはアライアン
ス・バーンスタイン・エル・ピーとその傘下の関連会社を含みます。
1:グローバル金融市場展望
 経済成長・インフレ: 成長率加速+インフレ安定
2014年半ばから米国を中心に成長率が加速し、経済正常化(ノーマライゼーション)が一層鮮明になると予想します。一部新興国で加速
していたインフレが落ち着くなど、新興国を含めインフレ率の低位安定が続くと見ています。新興国経済は停滞が続く一方で、中国経済
の下げ止まりの兆しがみえ、またメキシコなど一部の新興国経済は上向くとみています。
 債券市場: 米国主導で緩やかな金利上昇
緩やかな金利上昇とイールドカーブのスティープ化を予想します。2015年4-6月期には米国連邦準備理事会(FRB)による利上げ開始
を想定しています。金利上昇リスクと信用リスクのバランスをとる投資姿勢が必要となるでしょう。2014年4月以降進んだ、米国を中心と
した長期金利低下は長期化しないとみています。
経済安定が続く中で、新興国の経済ファンダメンタルズ、クレジットに起因するリスクプレミアムを源泉として、新興国債券、ハイイールド
債券において安定的なリターンを見込んでいます。構造調整下にある中国に起因するリスクへの疑念は和らぐとみています。
 株式市場: 企業業績改善が株高を支える
世界的な景気回復と企業業績改善が続き、株式市場も底堅く推移する見込みです。欧州中央銀行(ECB)による金融緩和策が株式市
場を下支えすると考えます。新興国では、経済安定を背景に株式リターンが高まる余地があります。日本株は、出遅れているリスク資産
と位置付けられており、投資妙味があるとみています。
 為替市場: 日銀の金融緩和期待が後退しても米ドル高円安
日米金利差拡大を背景に、米ドル円は緩やかな米ドル高を予想しています。新興・資源国通貨については、2014年2月初旬からの一斉
に上昇した場面が終わり、各国の通貨間のバラツキが広がる可能性を見込んでいます。成長率・インフレ安定が明確な新興国(インド、
インドネシア、メキシコなど)は通貨高の余地が大きいとみています。
予想は今後変更される可能性があります。
2014年9月11日現在
出所:アライアンス・バーンスタイン
AllianceBernstein.co.jp
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1
2: 各資産の騰落率
金融市場から得られるリターンは、各国の経済状況と経済政策で大きく変わります。
2014年1-8月(%)
グローバル
米国
欧州
日本
新興国
株式
社債等
グローバル投資適格社債
新興国社債
グローバル・ハイイールド社債
国債等
米国
ユーロ圏
日本
新興国
REIT
グローバルREIT
2013年(%)
5.9
8.6
1.2
2012年(%)
31.1
30.5
34.9
54.8
60.9
53.1
54.4
-0.7
9.7
20.9
33.5
18.8
4.3
5.9
4.0
25.0
29.4
34.4
22.0
20.8
30.5
2.4
3.9
2.1
8.7
14.6
18.2
26.6
29.9
1.7
2.1
13.5
17.7
24.7
33.4
38.6
過去の一定期間の実績は将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。
ヘッジなし円ベース(%)
2014年8月29日まで
投資家はインデックスまたは市場平均に直接投資することはできません。
出所:バークレイズ、DJ-UBS、ファクトセット、MSCI、S&P、東京証券取引所、JPモルガン、アライアンス・バーンスタイン。巻末の「インデックスの説明」をご参照ください。
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2
3: 政治イベント及び日米欧金融政策決定会合
2014年
2015年
政治日程
1月15日:米国2014年暫定予算期限⇒予算通過
3月5日~:中国全人代(GDP成長目標率7.5%、CPI物価上昇率3.5%)
4月:日本消費税上げ(5→8%)、オバマ米大統領来日、南アフリカ議会選挙、
インドネシア議会選挙
4~5月:インド総選挙 ⇒モディ新政権発足
6月:日本の成長・再興戦略のアップデート ウクライナ・シリア大統領選挙
7月と9月:インドネシア大統領選
8月:トルコ大統領選
10月:ブラジル大統領選、EBAによるユーロ圏主要行に対するストレステスト
11月:ユーロ圏で銀行監督制度(SSM)稼働予定
11月4日:米国中間選挙
11月15日:G20サミット(ブリスベン)
12月:中国・中央経済工作会議、日本・消費税10%へ引上げの判断?
米国
金融政策決定会合
(FOMC)
1月28-29日 3月18-19日 4月29-30日 6月17-18日 7月29-30日:100億
米ドルずつ減額
9月16-17日 10月28-29日(量的緩和終了予定) 12月16-17日
ユーロ圏
金融政策決定会合
1月9日 2月6日 3月6日 4月3日 5月8日:据え置き
6月5日:10bp利下げ、マイナス金利導入
7月3日 8月7日:据え置き
9月4日:10bp利下げ、資産担保証券・カバードボンドの買い入れ決定
10月2日 11月6日 12月4日
1月22日 3月5日 4月15日 6月3日 7月16日 9月3日 10月22日 12月3日
日銀
金融政策決定会合
1月21-22日 2月17-18日 3月10-11日 4月7-8日 4月30日(展望レポート)
5月20-21日 6月12-13日 7月14-15日 8月7-8日 9月3-4日 :現状維持
10月6-7日 10月31日(展望レポート) 11月18-19日 12月18-19日
1月20-21日 2月17-18日 3月16-17日 4月7-8日 4月30日(展望レポート)
5月21-22日 6月18-19日
1月1日:リトアニアがユーロ導入
3月15日:米国連邦債務法定上限引き上げ期限
4月:日本統一地方選挙
5月:英国総選挙
6月:トルコ総選挙
9月:G20首脳会議(トルコ)
9月25日:自民党総裁選
10月:タイ議会選挙、アルゼンチン大統領選挙
1月27-28日 3月17-18日 4月28-29日 6月16-17日 7月28-29日
9月16-17日 10月27-28日 12月15-16日
2014年9月11日現在
出所:各種資料を基にアライアンス・バーンスタイン株式会社が作成
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3
4: 世界経済の見通し
 米国の強めの経済成長を見込む一方で、ユーロ圏は短期的な景気の停滞を予想しています。新興国は地政学的リス
クが引き続きくすぶりを見せる中、緩やかな成長となると見ています。グローバル経済は先進国が牽引する格好で、
2014年年央から2015年にかけて成長が加速する見通しです。
アライアンス・バーンスタインによる世界の実質国内総生産(GDP)成長率予測(%)
2013年実績
アジア(除く日本)
2014年予測
6.2
アジア(除く日本)
2015年予測
6.1
アジア(除く日本)
6.0
米国
ラテンアメリカ
2.4
英国
グローバル
2.4
グローバル
2.7
グローバル
オーストラリア
2.4
オーストラリア
2.7
英国
2.5
ラテンアメリカ
3.1
4.0
3.3
2.9
EEMEA*
2.0
米国
米国
1.9
EEMEA*
EEMEA*
英国
1.7
日本
1.2
オーストラリア
1.8
日本
1.5
ラテンアメリカ
1.2
日本
1.6
-0.4
ユーロ圏
ユーロ圏
EEMEA*
EEMEA*
1.7
0.8
ユーロ圏
2.5
2.1
1.3
予測は今後変更される可能性があります。
2014年8月29日現在
*東欧、中東、アフリカ(ハンガリー、ポーランド、トルコ、ロシア、南アフリカを含みます)
出所:アライアンス・バーンスタイン
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4
経済天気予報:
5: 国及び地域別のポイント
① 日本経済のポイント
経済天気予報は以下の3とおり
良好
中立
中立
慎重
良好
 FRBに倣った黒田日銀総裁による金融緩和強化と財政支出拡大をきっかけに、消費・設備投資も復調、デフレ克服と
いう「日本経済の正常化」が続いています。
 4月の消費増税という財政政策の転換で、2014年前半の経済成長率は大きく減速。ただ、「増税ショック」は長期化
せずに、輸出・設備投資の支えもあり7月から再び巡航速度に回帰。成長戦略による経済活動の活性化は限定的で、
増税による景気下押しを乗り越え、脱デフレのプロセスが続くかどうかが最も重要です。
アベノミクスの概要
商工中金景況判断指数 非製造業計
消費者物価指数(CPI)
4
55
目的
デフレ克服を通じた経済正常
化の実現。インフレ安定化後
に、経済成長の天井を高める
規制改革を進める。
3
生鮮食料を
除く総合
日銀の目標(2%)
2
手段
予測
される
結果
標準的な経済理論に基づい
た金融政策強化
+機動的な財政支出
⇒総需要不足を解消して、
脱デフレと経済正常化を
実現。脱デフレを想定すれ
ば、株価、金利の水準は
大きく変わる。
45
前
年 1
同
月
0
比
(
%
) -1
35
食料及び
エネルギーを除く総合
-2
過去20年の、日本経済の
長期停滞は終わる。
25
-3
07
08
09
10
11
12
13
14
年
07
08
09
10
11
12
13
年
14
過去の分析及び予測(経済天気予報(アライアンス・バーンスタインが予測する潜在成長率を基準とした経済見通し)を含む)は将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。予測は今後変更される
可能性があります。
中央図:2007年1月-2014年8月、右図:2007年1月-2014年7月
出所:ブルームバーグ、日本銀行、世界経済フォーラム、各種資料を基にアライアンス・バーンスタイン株式会社が作成
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5
経済天気予報:
5: 国及び地域別のポイント
② 米国経済のポイント
経済天気予報は以下の3とおり
良好
中立
中立
慎重
良好
 2014年1-3月は、天候による悪影響もあり、予想以上に低い成長率にとどまりました。ただ、一時的な悪影響が剥落し
4-6月には年率4%の成長に加速しました。7-9月以降は年率3%前後の成長を保つと予想します。
 物価が低位で安定する中で、FRBはテーパリング(量的金融緩和縮小)を、当初の想定どおり続ける見通しです。
米ISM景況感指数:
製造業 対 非製造業
米雇用統計:
非農業部門雇用者数(前月差)と失業率
60
失業率(右軸)
35
個人消費支出コアデフレーター
10
2.2
製造業
2.0
58
25
2.0
9
1.8
56
15
8
万
人
54
%
5
7
52
6.5
非製造業
50
50
-5
6
1.0
非農業部門雇用者数
(左軸)
-15
48
10
11
12
13
14
年
前
年 1.6
同
月
比 1.4
(
%
)
1.2
10
11
12
13
14
5
年
0.8
10
11
12
13
14
年
過去の分析及び予想(経済天気予報(アライアンス・バーンスタインが予測する潜在成長率を基準とした経済見通し)を含む)は将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。予想は今後変更される
可能性があります。
左図:2010年1月-2014年8月、中央図:2010年1月-2014年8月、右図:2010年1月-2014年7月
出所:米国労働省、ブルームバーグ
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6
5: 国及び地域別のポイント
② 米国経済のポイント(金融政策)
 FRBは、2014年からテーパリングを開始。年内にテーパリングは終わり、2008年から続いた金融緩和策がようやく
終了するでしょう。米経済の復調持続を背景に、2015年半ば頃に政策金利引上げを開始すると予想されます。
FRBの保有資産の推移
FRB政策金利の市場予想(FF先物)
2012年9月~
2012年12月~増額
2014年1月~減額
住宅市場関連債券の買入れ
信用市場への流動性供給
金融機関への融資
2010年11月
国債買取り
~2011年6月
伝統的証券保有
5
4
2009年3月
~2010年3月
QE
第3弾
1.6
1.4
QE
第2弾
QE*
第1弾
1.2
1.0
兆 3
米
ド
ル 2
% 0.8
0.6
0.4
1
0.2
0.0
0
07
08
09
10
11
12
13
14
年 年
15 16
予 予
14/9
15/3
15/9
16/3
16/9 年/月
* QEは「量的緩和」を意味します。
過去の分析は将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。予想は今後変更される可能性があります。
左図:2007年1月3日-2014年8月29日。2014年8月29日以降はアライアンス・バーンスタイン予想 右図:2014年9月5日現在
出所:FRB クリーブランド、ブルームバーグ、アライアンス・バーンスタイン
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7
経済天気予報:
5: 国及び地域別のポイント
③ ユーロ圏経済のポイント
経済天気予報は以下の3とおり
良好
中立
慎重
慎重
中立
 ユーロ圏は、足元で一時的な景気の停滞を見込んでいるものの、2015年にかけて緩やかながらも景気回復を予想
しています。
 デフレリスクへの備えとユーロ高に歯止めをかけるために、2014年6月にECBはマイナス預金金利導入を含む緩和
策を実施しました。9月には政策金利の10bpsの引下げと資産担保証券・カバードボンドの買入れを決定しました。
次回10月の金融政策決定会合で買入れの詳細が決定されます。
ユーロ圏各国の2年国債利回りと
ECBの保有資産の推移
4.0
ユーロ圏PMI:
製造業 対 サービス業
25
ユーロ圏消費者物価指数
5
60
製造業
3.5
4
20
55
3.0
兆
ユ
ー 2.5
ロ
3
15
10 %
2.0
サービス業
前
年
比 2
(
%
)
1
50
5
45
1.5
0
0
1.0
10/1
11/1
12/1
ポルトガル
アイルランド
スペイン
13/1
14/1
-5
年/月
40
10/1
11/1
12/1
13/1
14/1
年/月
-1
05/1
08/1
11/1
14/1
年/月
イタリア
ドイツ
ECB保有資産(左軸)
過去のパフォーマンス及び予測(経済天気予報(アライアンス・バーンスタインが予測する潜在成長率を基準とした経済見通し)を含む)は将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。予想は今後
変更される可能性があります。
左図:2010年1月-2014年8月、中央図:2010年1月-2014年8月、右図:2005年1月-2014年8月
出所:ブルームバーグ、マークイット
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8
経済天気予報:
5: 国及び地域別のポイント
④ オーストラリア経済のポイント
経済天気予報は以下の3とおり
良好
中立
慎重
中立
中立
 循環的に景気減速に歯止めがかかっていますが、資源価格停滞や緊縮財政政策を背景に、2014年のGDP成長率
は2%程度にとどまるとみられます。
 中央銀行(RBA)は、金融政策を緩和姿勢から中立姿勢に修正しましたが、年内は政策金利を現状維持する見通し
です。
トリム平均消費者物価指数(CPI)と政策金利
実質国内総生産(GDP)成長率の推移
4.7
8
7
3.6
政策金利
6
2.7
2.7
2.5
5
%
2.5
%
2.4
2.1
4
1.8
1.4
3
2
オーストラリア失業率
インフレ
ターゲット:
2-3%
1
00 02 03 04 05 07 08 09 10 12 13 年
トリム平均CPI
06 07 08 09 10 11 12 13 14予15予 年
6.8
6.6
6.4
6.2
6.0
5.8
5.6
5.4
%
5.2
5.0
4.8
4.6
4.4
4.2
4.0
3.8
04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 年
過去の分析及び予測(経済天気予報(アライアンス・バーンスタインが予測する潜在成長率を基準とした経済見通し)を含む)は将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。予測は今後変更される
可能性があります。
左図:2014年8月29日現在、中央図:2014年8月29日現在、右図:2014年7月31日現在。GDPは年率、CPIは前年同月比
出所:国際通貨基金(IMF)、ブルームバーグ、オーストラリア統計局、アライアンス・バーンスタイン
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9
経済天気予報:
5: 国及び地域別のポイント
⑤ 中国経済のポイント
経済天気予報は以下の3とおり
良好
中立
中立
慎重
中立
 中国経済は、7%台の巡航速度での成長が続いています。2010年頃までの高成長はもはや期待できませんが、先進国
や他の新興国と比べて高い成長を維持する見通しです。
 金融政策においては、大規模な緩和策ではありませんが、限定的な流動性供給策が実現しました。一連の政策対応に
よって、2014年年初の景気減速に歯止めがかかり、4-6月以降成長率は高まっています。
実質国内総生産(GDP)成長率の推移
9.6
9.2
10.4
政策金利、預金準備率及び消費者物価指数(CPI )
25
9.3
7.7
7.7
7.3
9
大手行預金準備率(左軸)
6.8
%
20
08
09
10
11
12
13
14予
15予
6
年
% 15
中国の有効求人倍率の推移
3
1.2
CPI (右軸)
10
1.0
0
倍
前
年
同
月
比
(
%
)
政策金利(左軸)
0.8
5
0.6
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14
年
07
08
09
10
11
12
13
14
-3
年
過去の分析及び予測(経済天気予報(アライアンス・バーンスタインが予測する潜在成長率を基準とした経済見通し)を含む)は将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。予測は今後変更される
可能性があります。
左図(上):2014年8月29日現在、左図(下):2014年6月30日現在右図:2014年8月29日現在。GDPは年率、CPIは前年同月比
出所:国際通貨基金(IMF)、ブルームバーグ、ヘイバー・アナリティクス、アライアンス・バーンスタイン
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10
経済天気予報:
5: 国及び地域別のポイント
⑥ インド経済のポイント
経済天気予報は以下の3とおり
良好
中立
慎重
慎重
中立
 インド経済は、財政赤字と経常赤字がもたらす悪影響で、2010年と同程度の高成長は難しい状況です。
 ラジャン中銀総裁の就任でインフレが抑制され、またモディ政権の堅実な政策運営でGDP成長率は5%近辺を維持
するでしょう。インド中銀は0.5%の利上げを行うとみられますが、金融緩和に柔軟に転じる姿勢も同時に示しています。
実質国内総生産(GDP)成長率 、
財政赤字の対GDP比及び経常赤字の対GDP比の推移
12
12
10.3
9.3 9.8
8.5
8
6.6
3.9
4
MSFレート、政策金利、リバース・レポレート、現金準備率、
卸売物価指数(WPI)及び消費者物価指数(CPI)
CPI
10
5.6
4.7 4.4 5.0
MSFレート
政策金利
8
6
%
WPI
%
0
4
-4
現金準備率
リバース・レポレート
2
-8
0
-12
-2
06
07
08
09
実質国内総生産(GDP)
経常赤字のGDP比
10
11
12
13 14予15予 年
08
09
10
11
12
13
14
年
財政赤字のGDP比
過去の分析及び予測(経済天気予報(アライアンス・バーンスタインが予測する潜在成長率を基準とした経済見通し)を含む)は将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。予測は今後変更される
可能性があります。
左図:2014年8月29日現在、右図:2014年7月31日現在。GDPは年率、CPIは前年同月比
出所:国際通貨基金(IMF)、ブルームバーグ、アライアンス・バーンスタイン
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11
経済天気予報:
5: 国及び地域別のポイント
⑦ インドネシア経済のポイント
経済天気予報は以下の3とおり
良好
中立
中立
慎重
中立
 2000年代半ばと同様の5~6%の安定成長が続いています。拡大していた経常赤字も縮小、上昇していたインフレ率
も落ち着きつつあります。
 7月の大統領選ではジョコウィ氏の勝利が確定しました。10月の就任以降、燃料補助金の削減に着手すると見られて
いますが、インフレ期待や財政の見通しに影響する材料としてその時期が注目されます。
実質国内総生産(GDP)成長率の推移
6.3
6.2
6.0
6.5
6.3
5.8
5.5
政策金利、消費者物価指数(CPI)、
銀行間翌日物金利及びインフレターゲット
5.3
9
40
8
20
政策金利
5.6
7
-20
銀行間
億
翌日物金利 米
ド -40
ル
-60
6
%
5
4
-80
3
2
06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 年
予 予
0
CPI
4.6
%
経常収支
10/1
11/1
12/1
13/1
14/1
-100
インフレ
ターゲット:
3.5-5.5% -120
06 07 08 09 10 11 12 13 14
年/月
年
過去の分析及び予測(経済天気予報(アライアンス・バーンスタインが予測する潜在成長率を基準とした経済見通し)を含む)は将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。予測は今後変更される
可能性があります。
左図:2014年8月29日現在、中央図:2014年8月29日現在、右図:2014年6月30日まで。GDPは年率、CPIは前年同月比
出所:国際通貨基金(IMF)、ブルームバーグ、アライアンス・バーンスタイン
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12
経済天気予報:
5: 国及び地域別のポイント
⑧ ブラジル経済のポイント
経済天気予報は以下の3とおり
良好
中立
慎重
慎重
中立
 2010年以降の急激な通貨高や、財政支出拡大策が不発に終わり、消費主導の持続的成長は実現せず成長率が
鈍化。金融緩和による通貨安政策などの効果で、2013年にGDP成長率は2%程度まで戻りました。
 ただ、2014年に入って景気減速が続いています。またインフレ率の落ち着きをうけて、2014年内は金融政策は据え置か
れそうです。
 2014年10月の大統領選の世論調査では、マリア・シルバ候補がルセフ大統領に迫る支持を集め、選挙の見通しを一変
させています。
実質国内総生産(GDP)成長率の推移
ブラジルレアル円と米ドルレアル動向
7.5
6.1
80
日本円÷ブラジルレアル(左軸)
ブラジルレアル÷米ドル(右軸)
2.5
70
2.3
政策金利と消費者物価指数(CPI)
30
25
政策金利
5.2
%
4.0
2.7
日
本
円
2.3
1.5
0.9
ブ
2.1 ラ
ジ
ル
レ
1.9 ア
ル
60
50
0.6
40
1.7
-0.3
06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 年
予 予
30
07 08 09 10 11 12 13 14
1.5
年
20
%
15
10
CPI
インフレ
ターゲット:
4.5% ±2%
5
0
00 02 04 06 08 10 12 14
年
過去の分析及び予測(経済天気予報(アライアンス・バーンスタインが予測する潜在成長率を基準とした経済見通し)を含む)は将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。予測は今後変更される
可能性があります。
左図:2014年8月29日現在、中央図:2014年8月29日現在、右図:2014年8月29日現在。GDPは年率、CPIは前年同月比
出所:国際通貨基金(IMF)、ブルームバーグ、アライアンス・バーンスタイン
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13
経済天気予報:
5: 国及び地域別のポイント
⑨ メキシコ経済のポイント
経済天気予報は以下の3とおり
良好
中立
慎重
中立
良好
 2013年のGDP成長率は、1%前半まで低下しました。ただ、輸出回復を背景に、2014年の成長率は2.2%まで回復
する見込みです。米経済回復の恩恵で、成長率が上振れる可能性もあります。
 中央銀行は、景気停滞をうけて2014年6月に政策金利を3.0%へ引下げました。年内は政策金利を据え置く見通しです。
 石油・天然ガス開発に民間企業の参入を認めるエネルギー改革が当初の計画より前倒しで進展しており、今後の成長
率の押し上げが期待されます。
実質国内総生産(GDP)成長率の推移
政策金利と消費者物価指数(CPI)
メキシコペソ円と米ドルペソ動向
日本円÷メキシコペソ(左軸)
メキシコペソ÷米ドル(右軸)
12
18
10
5.6
5.1
政策金利
3.9 3.9
3.8
3.2
8
10
2.2
1.2
15
1.1
日
本
円
%
メ
キ
12 シ
コ
ペ
ソ
8
6
6
%
4
CPI
9
2
インフレターゲット:
3% ±1%
-6.0
06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 年
予 予
4
07 08 09 10 11 12 13 14
6
年
0
05
07
09
11
13
年
過去の分析及び予測(経済天気予報(アライアンス・バーンスタインが予測する潜在成長率を基準とした経済見通し)を含む)は将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。予測は今後変更される
可能性があります。
左図:2014年8月29日現在、中央図:2014年8月29日現在、右図:2014年8月29日現在。GDPは年率、CPIは前年同月比
出所:国際通貨基金(IMF)、ブルームバーグ、アライアンス・バーンスタイン
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14
経済天気予報:
5: 国及び地域別のポイント
⑩ 南アフリカ経済のポイント
経済天気予報は以下の3とおり
良好
中立
慎重
慎重
慎重
 長期化したストライキの影響で2014年1-3月期のGDP成長率は▲0.6%とマイナス成長となっていましたが、4-6
月期のGDP成長率は+0.6%となり、景気後退は回避しました。
 中央銀行は金融政策の正常化を目指すものの、足元の堅調さを欠く経済状況を踏まえ、11月までは政策金利を据え
置くと見ています。
実質国内総生産(GDP)成長率の推移
政策金利と消費者物価指数(CPI)
経常収支
14
15
500
政策金利(左軸)
5.6 5.5
12
3.6
0
12
3.5
-500
2.9
1.9
%
10
2.7
2.4
9
%
%
1.5
8
6
億
ラ
-1000
ン
ド
-1500
6
3
-2000
-1.5
06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 年
予 予
CPI(右軸)
4
00
02
04
06
08
10
12
14
0
年/月
-2500
02/3 04/9 07/3 09/9 12/3 14/9 年/月
過去の分析及び予測(経済天気予報(アライアンス・バーンスタインが予測する潜在成長率を基準とした経済見通し)を含む)は将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。予測は今後変更される
可能性があります。
左図:2014年8月29日現在、中央図:2014年8月29日現在、右図:2014年6月30日現在。GDPは年率
出所:ブルームバーグ、アライアンス・バーンスタイン
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15
経済天気予報:
5: 国及び地域別のポイント
⑪ トルコ経済のポイント
経済天気予報は以下の3とおり
良好
中立
中立
慎重
慎重
 2014年1月末に、中央銀行は通貨安の行き過ぎによる物価高騰を抑制するために、政策金利の大幅な引上げを行い
ました。その後ファンダメンタルズの改善を受けて5月から3ヶ月連続の利下げを行ったものの、8月はインフレへの警戒
感をやや強め、金利を据え置きました。インフレ率は目標の5%を大幅に超過しており、2014年内は政策金利を据え置
くと見ています。
 8月の大統領選挙はエルドアン氏が勝利を収めました。内閣にはババジャン元副首相、シムシェキ元財務相が留まり、
堅実な経済政策が維持されると見ています。
実質国内総生産(GDP)成長率の推移
経常収支
9.2
20
8.8
6.9
政策金利、目標金利幅、翌日物金利及び
消費者物価指数(CPI)
12
翌日物金利
11
0
目標金利幅:
8-12%
10
4.7
4.3
2.2
%
9
-20
3.5 3.5
億
米 -40
ド
ル
0.7
8
%
7
6
-60
5
政策金利
-80
4
CPI
-4.8
06 07 08 09 10 11 12 13 14 15
予 予
3
-100
年
08
09
10
11
12
13
14
年
10
11
12
13
14
年
過去の分析及び予測(経済天気予報(アライアンス・バーンスタインが予測する潜在成長率を基準とした経済見通し)を含む)は将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。予測は今後変更される
可能性があります。
左図:2014年8月29日現在、中央図:2014年6月30日現在、右図:2014年8月29日現在。CPIは前年同月比
出所:ブルームバーグ、トルコ中央銀行
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16
6: アライアンス・バーンスタインのご紹介
アライアンス・バーンスタインについて
世界を結ぶグローバル・ネットワーク 21ヶ国、45都市に広がる拠点
 資産運用業務で40年を超える歴史と経験
 上場企業(ニューヨーク証券取引所)* としての信頼
 A+の格付(S&P)**
 世界の機関投資家・富裕層・個人投資家のニーズに応える
幅広い商品群とサービス内容
シカゴ
ミネアポリス
シアトル
サンフランシスコ
デンバー
ロサンゼルス
サンディエゴ
サンアントニオ
メキシコシティー
ダラス
ヒューストン
アトランタ
タンパ
クリーブランド
ストックホルム
トロント
アムステルダム
コペンハーゲン
ロンドン
フランクフルト
パリ
ミュンヘン
ジュネーブ
ボストン
チューリッヒ
ミラノ
ニューヨーク
フィラデルフィア
ルクセンブルグ
ワシントンDC
バーレーン
ウェストパームビーチ
マイアミ
サンパウロ
ブエノスアイレス
メルボルン
 約200名のアナリストを擁する、業界屈指のリサーチ陣容
 約3,400名の従業員
ソウル
東京
台北 福岡
台中
高雄
香港
シンガポール
シドニー
運用資産総額: 約48.6兆円(約4,802億米ドル)
アライアンス・バーンスタインは、ニューヨークをはじめ世界21ヶ
国45都市に拠点を有し、総額約48.6兆円(約4,802億米ドル)の
資産を運用する世界有数の運用会社です。世界の機関投資家、
富裕層、一般の個人投資家からも高い評価を受けています。
運用サービスには、株式、債券、マルチアセット、オルタナティブ
等があり、それぞれにサービスに特化したチームが調査・運用を
行います。
資産クラス別
顧客別
富裕層
7.5兆円
オルタナティブ 1.9兆円
マルチアセット
11.3兆円
株式
10.4兆円
債券
25.0兆円
リテール
16.8兆円
機関投資家
24.3兆円
2014年6月30日現在
* アライアンス・バーンスタイン株式会社の実質親会社であるアライアンス・バーンスタイン・ホールディング・エル・ピーのリミテッド・パートナーシップ持分がニューヨーク証券取引所に上場
** アライアンス・バーンスタイン・エル・ピーの格付。巻末の「無登録格付に関する説明書」をご参照ください。
四捨五入の関係上、上記の各項目の合計と運用資産総額が一致しない場合があります。米ドル建て資産額の円建て表示の為替換算レートは1米ドル=101.305円(WMロイター)を用いています。
出所:アライアンス・バーンスタイン
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17
ご参考
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18
金融市場と経済活動の関係
「各国の経済活動や経済政策の動き」 + 「先行きの予想」が、金融市場の価格形成の源泉です。一方、金融市場の
資産価格の変動が、経済活動に影響します。つまり、双方(金融市場と実体経済)は互いに影響し合う関係にあります。
経済成長率(実体経済)は、家計(個人消費等)、企業(設備投資)、政府(財政政策)の需要(支出)で決まります。
特に先進国では、金融政策の変化が総需要に大きく影響を及ぼすようになり、金融市場の価格形成にも決定的に影響
します。
<金融市場の価格形成>
<経済活動(実体経済)>
金利
株、債券、不動産
等の資産価格に影響
為替
家計部門
個人消費、住宅投資
企業部門
設備投資
政府部門
財政政策(消費・投資)
株価
相互に影響
金融政策
2014年に転換点
出所:各種資料を基にアライアンス・バーンスタイン株式会社が作成
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19
正規分布で、「真のリスク」は説明できない
期待リターンとリスクには正の相関があります(リスクなしにリターンは享受できない)。通常、リスク(標準偏差)は
ばらつき(不確定性)を表します。
標準正規分布図
リスクが「標準正規分布」に沿って発生する場合、
年率リターン(期待収益率)5%、リスク15%の金融
資産は1年後にどうなるか?
①
① 100万円→105万円(+5%)に増える確率が最も高い。
約70%の確率で、120万円(5%+15%)~90万円
(5%~15%)の範囲で増減
②
② 約95%の確率で、135万円~75万円の範囲で増減。
25万円以上資産が減るのは、約40年に1回程度のはず
③ 約99%の確率で、150万円~60万円と範囲で増減。
40%以上つまり100万円→60万円以下に激減するのは、
約800年に一回しかないはず
③
-3.0
-2.0
-1.0
0.0
1.0
2.0
3.0
68.26%
95.44%
99.74%
 ただ、実際にはリーマンショックなど、800年に1度しか起こらないはずの、極めて大きな資産価格下落
は、金融市場が成立してから数回起きています。
 金融市場が内包するリスクは、標準正規分布の枠組みで説明できません。モデルで説明できない
「テールリスク」のシナリオと蓋然性を考え、資産運用に取り組む必要があります。
損失リスクがあるのに資産運用は必要なのか?
リスクとリターンは年率表示
出所:各種資料を基にアライアンス・バーンスタイン株式会社が作成
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20
インフレ時代到来で投資で成功するための3つの常識
アベノミクス発動で、インフレ到来と経済正常化が日本で始まります。
デフレ時代にのみワークした「預金偏重」では、金融資産の価値は減るだけです。
テールリスクを意識しながら、一定のリターン確保する「賢い投資」を実践する必要があります。
1. 非課税口座の活用、金融商品の販売・運用手数料の選択
2. 資産価格の期待リターンは、各国の経済状況・政策で大きく変わります。
この原理・原則を正しく理解する必要。
3. ライフステージから必要な目標リターンを定め、それに応じた「適切なリスク」
をとる。
3つ常識を頭に叩き込んで、投資に取り組み、人生をより豊かにエンジョイしよう!
出所:各種資料を基にアライアンス・バーンスタイン株式会社が作成
AllianceBernstein.co.jp
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21
インデックスの説明
以下は当資料で言及しているインデックスについての説明です。全てのインデックスは実際に投資されているものではなく、投資信託ポートフォリオの
アクティブ運用に伴う販売手数料や運営費は反映されていません。投資家はインデックスまたは市場平均に直接投資することはできません。
また、以下のインデックスはアライアンス・バーンスタインの運用するファンドを含むいかなる具体的な投資を示唆するものでもありません。
 MSCI ワールド・インデックスは世界の先進国24ヵ国の株式市場のパフォーマンスを測定することを目的とした浮動株調整後時価総額インデックスです。2010年5月現在で、下記の24カ国の株価指数から構
成されています。米国、カナダ、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、香港、アイルランド、イスラエル、
イタリア、日本、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、ポルトガル、シンガポール、スペイン、スウェーデン、スイス、英国。 (P2のグローバル株式は当インデックスを使用)
 S&P(スタンダード・アンド・プアーズ)500種インデックスは米国株式市場の最も優れた尺度として広く知られ、世界的に有名なこのインデックスは米国経済の主要産業における主要企業500社の代表的銘柄
で構成されています。S&P 500種インデックスは市場の大型株を中心に構成されていますが、米国株式の80%以上をカバーし、市場全体を理想的に表しています。S&P 500種インデックスは、ポートフォリオ
構築の構成要素として使用できる米国の一連のインデックスの1つです。採用銘柄の資産が1兆米ドル近くに達するS&P 米国インデックスは、主要な市場の指標としてだけでなく、コスト効率のよい複製、また
は株価指数連動商品の構築を行うための投資対象ポートフォリオとしても高い評価を得ています。
(P2の米国株式は当インデックスを使用)
 MSCI 欧州インデックスは欧州先進諸国の株式市場のパフォーマンスを測定することを目的とした浮動株調整後時価総額加重インデックスです。2010年5月現在で、MSCI 欧州インデックスは下記の17ヵ国
の株価指数から構成されています。オーストリア、ベルギー、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、アイルランド、イスラエル、イタリア、オランダ、ノルウェー、ポルトガル、スペイン、スウェーデン
、スイス、英国(P2の欧州株式は当インデックスを使用)
 TOPIX(東証株価指数)は東京証券取引所の市場第一部の全銘柄を対象とする時価総額方式のインデックスです。(P2の日本株式は当インデックスを使用)
 MSCI エマージング・マーケット・インデックスは世界の新興国の株式市場のパフォーマンスを測定することを目的とした浮動株調整後時価総額インデックスです。2010年5月現在で、下記の21ヵ国の新興国
の株価指数から構成されています。ブラジル、チリ、中国、コロンビア、チェコ、エジプト、ハンガリー、インド、インドネシア、韓国、マレーシア、メキシコ、モロッコ、ペルー、フィリピン、ポーランド、ロシア、南アフ
リカ、台湾、タイ、トルコ(P2の新興国株式は当インデックスを使用)
 バークレイズ・グローバル総合社債インデックスはグローバル総合債券インデックスに含まれる銘柄で、グローバル市場で公募発行された投資適格社債のパフォーマンスをあらわすものです。(P2のグロー
バル社債は当インデックスを使用)
 JPモルガンCEMBI ブロード・ダイバーシファイド・インデックスは南北アメリカ、欧州、中東、アフリカおよびアジアの地域の新興国市場の米ドル建て社債を含んでいます。(P2の新興国社債は当インデックス
を使用
 バークレイズ・グローバル・ハイイールド社債インデックスは世界のハイ・イールド社債市場を広範に把握した基準です。(P2のグローバル・ハイイールド社債は当インデックスを使用)
 バークレイズ米国国債インデックスはグローバル総合インデックスの米国債部門を構成する固定金利、現地通貨建てソブリン債を含みます。(P2の米国債は当インデックスを使用)
 バークレイズ・ユーロ国債インデックスはグローバル総合インデックスのユーロ国債部門を構成する固定金利、現地通貨建てソブリン債を含みます。
(P2のユーロ圏国債は当インデックスを使用)
 バークレイズ日本国債インデックスはグローバル総合インデックスの日本国債部門を構成する固定金利、現地通貨建てソブリン債を含みます。(P2の日本国債は当インデックスを使用)
 JPモルガンEMBI グローバル・インデックスは南北アメリカ、欧州、中東、アフリカおよびアジアの地域の新興国市場の米ドル建て国債、準国債を含んでいます。(P2の新興国国債は当インデックスを使用)
 FTSE EPRA/NAREIT グローバル・リアル・エステート・インデックスは世界中の取引可能なREITの全体的なトレンドを示します。(P2のグローバルREITは当インデックスを使用)
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22
当資料についての重要情報
当資料は、投資判断のご参考となる情報提供を目的としており勧誘を目的としたものではありません。特定の投資信託
の取得をご希望の場合には、販売会社において投資信託説明書(交付目論見書)をお渡ししますので、必ず詳細をご
確認のうえ、投資に関する最終決定はご自身で判断なさるようお願いします。以下の内容は、投資信託をお申込みされ
る際に、投資家の皆様に、ご確認いただきたい事項としてお知らせするものです。
 投資信託のリスクについて
アライアンス・バーンスタイン株式会社の設定・運用する投資信託は、株式・債券等の値動きのある金融商品等に投
資します(外貨建資産には為替変動リスクもあります。)ので、基準価額は変動し、投資元本を割り込むことがありま
す。したがって、元金が保証されているものではありません。投資信託の運用による損益は、全て投資者の皆様に
帰属します。投資信託は預貯金と異なります。リスクの要因については、各投資信託が投資する金融商品等により
異なりますので、お申込みにあたっては、各投資信託の投資信託説明書(交付目論見書)、契約締結前交付書面等
をご覧ください。
 お客様にご負担いただく費用―投資信託のご購入時や運用期間中には以下の費用がかかります。
 申込時に直接ご負担いただく費用 …申込手数料 上限3.24%(税抜3.00%)です。
 換金時に直接ご負担いただく費用…信託財産留保金 上限0.5%です。
 保有期間に間接的にご負担いただく費用…信託報酬 上限2.0304%(税抜1.8800%)です。
その他費用…上記以外に保有期間に応じてご負担いただく費用があります。投資信託説明書(交付目論見書)、契約
締結前交付書面等でご確認ください。
上記に記載しているリスクや費用項目につきましては、一般的な投資信託を想定しております。費用の料率につきまし
ては、アライアンス・バーンスタイン株式会社が運用する全ての投資信託のうち、徴収するそれぞれの費用における最
高の料率を記載しております。
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23
無登録格付に関する説明書
格付会社に対しては、市場の公正性・透明性の確保の観点から、金融商品取引法に基づく信用格付業者の登録制が導入されております。これに伴い、金融商品取引業者等は、無登録格付業者が付与した格
付を利用して勧誘を行う場合には、金融商品取引法により、無登録格付である旨および登録の意義等をお客様に告げなければならないこととされております。
登録の意義について
登録を受けた信用格付業者は、①誠実義務、②利益相反防止・格付プロセスの公正性確保等の業務管理体制の整備義務、③格付対象の証券を保有している場合の格付付与の禁止、④格付方針等の作成
および公表・説明書類の公衆縦覧等の情報開示義務等の規制を受けるとともに、報告徴求・立入検査、業務改善命令等の金融庁の監督を受けることとなりますが、無登録格付業者は、これらの規制・監督を
受けておりません。
スタンダード&プアーズ・レーティングズ・サービシズ
ムーディーズ・インベスターズ・サービス・インク
格付会社グループの
呼称等について
 格付会社グループの呼称:スタンダード&プアーズ・レーティングズ・サービシズ
(以下「S&P」と称します。)
 グループ内の信用格付業者の名称及び登録番号:スタンダード&プアーズ・レー
ティング・ジャパン株式会社(金融庁長官(格付)第5号)及び日本スタンダード&プ
アーズ株式会社(金融庁長官(格付)第8号)
格 付 会 社 グ ル ー プ の 呼 称 : ム ー デ ィ ー ズ ・ イ ン ベ ス タ ー ズ ・ サ ー ビ ス ・
インク(以下「ムーディーズ」と称します。)
 グループ内の信用格付業者の名称及び登録番号:ムーディーズ・ジャパン株式会
社(金融庁長官(格付)第2号)、ムーディーズSFジャパン株式会社(金融庁長官(
格付)第3号)
無登録格付について
格付会社グループ「S&P」の付与した信用格付のうち「スタンダード&プアーズ・レー
ティング・ジャパン株式会社」及び「日本スタンダード&プアーズ株式会社」以外の者
が付与した信用格付が、金融商品取引法上の「無登録格付」になります。
格付会社グループ「ムーディーズ」の付与した信用格付のうち「ムーディーズ・ジャパ
ン株式会社」及び「ムーディーズSFジャパン株式会社」以外の者が付与した信用格
付が、金融商品取引法上の「無登録格付」になります。
信用格付を付与するため
に用いる方針及び方法の
概要に関する情報の入手
方法について
スタンダード&プアーズ・レーティング・ジャパン株式会社のホームページ(S&P日本
語ホームページ(http://www.standardandpoors.com/ja_JP/web/guest/home))の
「ライブラリ・規制関連」の「無登録格付け情報」(http://www.standardandpoors.
com/ratings/unregistered/jp/jp)に掲載されております。
ムーディーズ・ジャパン株式会社のホームページ(ムーディーズ日本語ホームペー
ジ(http://www.moodys.co.jp)の「信用格付事業」をクリックした後に表示されるペー
ジ)にある「無登録業者の格付の利用」欄の「無登録格付説明関連」に掲載されてお
ります。
信用格付の前提、意義
および限界について
S&Pの信用格付は、発行体または特定の債務の将来の信用力に関する現時点に
おける意見であり、発行体または特定の債務が債務不履行に陥る確率を示した指
標ではなく、信用力を保証するものでもありません。また、信用格付は、証券の購入、
売却または保有を推奨するものでなく、債務の市場流動性や流通市場での価格を
示すものでもありません。
信用格付は、業績や外部環境の変化、裏付け資産のパフォーマンスやカウンターパ
ーティの信用力変化など、さまざまな要因により変動する可能性があります。
S&Pは、信頼しうると判断した情報源から提供された情報を利用して格付分析を行
っており、格付意見に達することができるだけの十分な品質および量の情報が
備わっていると考えられる場合にのみ信用格付を付与します。しかしながら、S&Pは、
発行体やその他の第三者から提供された情報について、監査、デューデリジェンス
または独自の検証を行っておらず、また、格付付与に利用した情報や、かかる情報
の利用により得られた結果の正確性、完全性、適時性を保証するものではありま
せん。さらに、信用格付によっては、利用可能なヒストリカルデータが限定的である
ことに起因する潜在的なリスクが存在する場合もあることに留意する必要がありま
す。
ムーディーズの信用格付は、事業体、与信契約、債務又は債務類似証券の将来の
相対的信用リスクについての、現時点の意見です。ムーディーズは、信用リスクを、
事業体が契約上・財務上の義務を期日に履行できないリスク及びデフォルト事由が
発生した場合に見込まれるあらゆる種類の財産的損失と定義しています。信用格付
は、流動性リスク、市場リスク、価格変動性及びその他のリスクについて言及するも
のではありません。また、信用格付は、投資又は財務に関する助言を構成するもの
ではなく、特定の証券の購入、売却、又は保有を推奨するものではありません。ム
ーディーズは、いかなる形式又は方法によっても、これらの格付若しくはその他の意
見又は情報の正確性、適時性、完全性、商品性及び特定の目的への適合性につい
て、明示的、黙示的を問わず、いかなる保証も行っていません。
ムーディーズは、信用格付に関する信用評価を、発行体から取得した情報、公表情
報を基礎として行っております。ムーディーズは、これらの情報が十分な品質を有し、
またその情報源がムーディーズにとって信頼できると考えられるものであることを確
保するため、全ての必要な措置を講じています。しかし、ムーディーズは監査を行う
者ではなく、格付の過程で受領した情報の正確性及び有効性について常に独自の
検証を行うことはできません。
当情報は、2014年6月30日にアライアンス・バーンスタイン株式会社が信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。詳しくはスタンダード&
プアーズ・レーティング・ジャパン株式会社およびムーディーズ・ジャパン株式会社の各ホームページをご覧ください。
AllianceBernstein.co.jp
当資料の表紙「当資料のお取扱いにおけるご注意」をお読みください。
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