平成25年度事業報告書 - 安田女子大学/安田女子短期大学

平成 25 年度
事 業 報 告 書
(平成 25 年 4 月 1 日~平成 26 年 3 月 31 日)
学校法人
安田学園
目
次
Ⅰ.法人の概要
1.設置する学校及び所在地
(1)安東キャンパス ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
(2)白島キャンパス ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
2.沿 革 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
3.組織図
(1)学校機構図 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
(2)事務組織図 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
4.設置する学校の入学定員、編入学定員、収容定員、在学生数 ‥‥‥
5.役員、教職員数 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
1
1
2
4
5
6
7
Ⅱ.事業の概要
1.当該年度の主な事業
(1)安田女子大学・安田女子短期大学 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
(2)安田女子高等学校・安田女子中学校 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥・・
(3)安田小学校 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
(4)安田女子大学付属幼稚園 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
(5)安田女子短期大学付属幼稚園 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
(6)安田学園セミナーハウス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(7)創立 100 周年記念事業推進企画委員会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
8
12
14
18
23
27
28
Ⅲ.財務の概要
1.資金収支計算書の推移 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
2.消費収支計算書の推移 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
3.貸借対照表の推移 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
4.貸借対照表関係比率の推移 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
5.消費収支計算書関係比率の推移 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
6.在学生数・教職員数の推移 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
7.5年間の財務 経年比較表 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
29
30
31
32
32
32
33
1.設置する学校及び所在地
(1)安東キャンパス
広島市安佐南区安東6丁目13番1号
学 校 名
安田女子大学
学部・学科・専攻・課程
開設年度
備
考
平成6年度
大学院 文学研究科
博士前期課程
日本語学日本文学専攻
英語学英米文学専攻
教育学専攻
教育学・心理学コース
臨床心理学コース
平成8年度
博士後期課程
日本語学日本文学専攻
英語学英米文学専攻
教育学専攻
平成25年度
家政学研究科
修士課程
健康生活学専攻
平成25年度
薬学研究科
博士課程
薬学専攻
文学部
日本文学専攻
平成23年度日本文学科日本文学専攻を
改組
平成23年度から専攻の募集停止
書道文化専攻
平成23年度から専攻の募集停止
書道学科
平成23年度
英語英米文学科
昭和41年度
児童教育学科
昭和50年度
平成24年度から募集停止
心理学科
平成23年度日本文学科書道文化専攻を
改組
平成16年度
平成24年度から募集停止
教育学部 児童教育学科
平成24年度
平成24年度文学部児童教育学科を改組
心理学部 心理学科
平成24年度
平成24年度文学部心理学科を改組
現代ビジネス学部 現代ビジネス学科
平成15年度
家政学部 生活デザイン学科
平成16年度
薬学部
安田女子短期大学
昭和41年度
日本文学科
管理栄養学科
平成16年度
薬学科
平成19年度
昭和30年度
昭和63年度
保育科
秘書科
安田女子大学付属
幼稚園
昭和56年度
(2)白島キャンパス
広島市中区白島北町1番41号
学 校 名
安田女子高等学校
学部・学科・専攻・課程
全日制課程 普通科
開設年度
昭和23年度
安田女子中学校
昭和22年度
安田小学校
昭和31年度
安田女子短期大学
付属幼稚園
昭和28年度
1
備
考
2.沿 革
大正
4年 (1915)
1月
広島技芸女学校開校の開設認可を広島県知事より受ける
4月
各種学校令による広島技芸女学校開校(広島市中島本町)
6年 (1917) 10月
校地を広島市基町(現西白島町)に移す
7年 (1918)
広島技芸女学校を安田技芸女学校と改称
4月
実業学校令による広島技芸女学校開校
9年 (1920)
4月
広島技芸女学校を高等女学校令による広島実科高等女学校に昇格
安田技芸女学校は旧名の広島技芸女学校に復す
昭和
11年 (1922)
4月
広島実科高等女学校を改組して安田高等女学校を開校
2年 (1927)
8月
広島技芸女学校を広島高等家政女学校と改称(昭和20年3月まで存続)
3年 (1928)
8月
安田高等女学校を財団法人安田高等女学校に改組
5年 (1930)
5月
広島女子教員養成所開所
19年 (1944)
3月
広島女子教員養成所廃止
5月
安田高等女学校内に保育所併設(昭和20年3月まで)
8月
原子爆弾のため職員13名、生徒315名死亡 校舎全壊 終戦
20年 (1945)
12月
校地に旧工兵隊跡地使用の内諾を得、翌年1月本格的復興工事開始
21年 (1946)
4月
安田高等女学校5年制となる
22年 (1947)
4月
学制改革により安田女子中学校を開校
広島Y・D・Mカレッヂ開校
23年 (1948)
5月
学制改革により安田高等女学校を廃止し、安田女子高等学校を開校
26年 (1951)
3月
学校法人安田学園へ組織を変更
4月
広島県の委嘱をうけ広島県保育専門学校を開校(昭和28年3月まで)
28年 (1953)
4月
安田学園幼稚園教員養成所を開所
6月
昭和27年5月開園した安田保育園を廃止し、安田幼稚園を開園
30年 (1955)
4月
安田女子短期大学保育科開学
31年 (1956)
3月
安田学園幼稚園教員養成所廃止
4月
安田小学校開校
安田幼稚園を安田女子短期大学付属幼稚園と改称
平成
36年 (1961)
4月
短期大学に家政科開設
40年 (1965)
3月
広島Y・D・Mカレッヂ廃止
41年 (1966)
4月
安田女子大学文学部日本文学科、英米文学科が安東校地に開学
42年 (1967)
9月
短期大学を白島校地より安東校地に移転
50年 (1975)
4月
大学文学部に児童教育学科開設
56年 (1981)
4月
安田女子大学付属幼稚園を安東校地に開園
59年 (1984)
4月
大学文学部英米文学科を英語英米文学科と科名変更
63年 (1988)
4月
短期大学に秘書科開設
3年 (1991)
4月
短期大学家政科を生活科学科と科名変更
6年 (1994)
4月
大学に大学院文学研究科修士課程日本語学日本文学専攻、英語学英米文学
専攻、教育学専攻開設
8年 (1996)
4月
大学院文学研究科に博士後期課程を開設
10年 (1998)
4月
大学文学部に人間科学科を開設
14年 (2002)
4月
大学文学部日本文学科を日本文学専攻、書道文化専攻の2専攻に分割
15年 (2003)
4月
大学に現代ビジネス学部現代ビジネス学科を開設
16年 (2004)
4月
大学に家政学部生活デザイン学科、管理栄養学科を開設
大学文学部人間科学科を心理学科に改組、人間科学科は学生募集停止
短期大学生活科学科を学生募集停止
2
平成
17年 (2005)
3月
19年 (2007)
4月
大学に薬学部薬学科(6年制)を開設
9月
大学文学部人間科学科を廃止
4月
大学文学部日本文学科日本文学専攻を日本文学科に改組、日本文学科日本文
23年 (2011)
短期大学生活科学科を廃止
学専攻は学生募集停止
大学文学部日本文学科書道文化専攻を書道学科に改組、日本文学科書道文化
専攻は学生募集停止
24年 (2012)
4月
大学文学部児童教育学科を教育学部児童教育学科に改組、文学部児童教育学
科は学生募集停止
大学文学部心理学科を心理学部心理学科に改組、文学部心理学科は学生募集
停止
25年 (2013)
4月
大学院に家政学研究科修士課程健康生活学専攻を開設
大学院に薬学研究科博士課程薬学専攻を開設
3
3. 組 織 図
(1) 学 校 機 構 図
学校法人 安田学園
安 田 女 子 大 学
大
学
院
文 学 研 究 科
日本語学日本文学専攻
英語学 英米 文学 専攻
教 育 学 専 攻
教育学・心理学コース
臨床心理学コース
文
学
部
家 政 学 研 究 科
健康生活学専攻
薬 学 研 究 科
薬
日 本 文 学 科
日 本 文 学 専 攻
学
専
攻
書 道 文 化 専 攻
書
道
学
科
英語英米文学科
児 童 教 育 学 科
心
理
学
科
教
育
学
部
児 童 教 育 学 科
心
理
学
部
心
理
学
科
現代ビジネス学部
現代ビジネス学科
家
生活デザイン学科
政
学
部
管 理 栄 養 学 科
薬
付
学
属
機
部
薬
学
科
関
図
書
館
教育総合研究所
言語文化研究所
心理教育相談室
安田女子短期大学
付
属
機
関
安田女子高等学校
安田女子中学校
安 田 小 学 校
安 田 女 子 大 学
付 属 幼 稚 園
安田女子短期大学
付 属 幼 稚 園
4
保
育
科
秘
書
科
図
書
館
普
通
科
(2) 事 務 組 織 図
法 人 本 部
監
査
室
秘
書
室
総
務
部
施
設
部
総
務
課
経
理
課
事
業
課
管
財
課
購
買
課
情報システム課
理 事 会
安田女子大学
学
長
室
安田女子短期大学
事
務
局
評議員会
事
務
部
庶
務
課
施
設
部
管
財
課
購
買
課
情報システム課
教
務
部
教
務
課
教 務 職 員 課
入 試 広 報 部
入 試 広 報 課
学
学
生
課
図
書
課
生
部
キャリアセンター
図
書
館
学習支援センター
学 習 支 援 課
保 健 セ ン タ ー
事
務
室
安 田 小 学 校
事
務
室
安田女子大学
付 属 幼 稚 園
事
務
室
安田女子短期
大学付属幼稚園
事
務
室
安田女子高等学校
安田女子中学校
5
4.設置する学校の入学定員、編入学定員、収容定員、在学生数
平成25年5月1日現在
設 置 学 校
入 学
定 員
編入学
定 員
収 容
定 員
在 学
生 数
備 考
安田女子大学
大学院
文学研究科
博士前期課程
30
-
60
33
博士後期課程
9
-
27
2
家政学研究科 修士課程
3
-
3
3 平成25年度開設
薬学研究科 博士課程
2
-
2
0 平成25年度開設
44
-
92
日本文学科
90
1
393
書道学科
30
1
91
110
2
454
大学院計
38
文学部
英語英米文学科
466 平成23年度から書道文化専攻を募集停止
90 平成23年度日本文学科書道文化専攻を改組
517
児童教育学科
-
10
240
252 平成24年度から募集停止
心理学科
-
2
184
206 平成24年度から募集停止
16
1,362
文学部計
230
1,531
教育学部
児童教育学科
110
-
220
246 平成24年度文学部児童教育学科を改組
110
-
220
246
90
-
180
204 平成24年度文学部心理学科を改組
90
-
180
204
120
2
464
526
120
2
464
526
生活デザイン学科
105
2
404
485
管理栄養学科
120
-
360
362
225
2
764
847
教育学部計
心理学部
心理学科
心理学部計
現代ビジネス学部
現代ビジネス学科
現代ビジネス学部計
家政学部
家政学部計
薬学部
平成19年度開設
薬学科
薬学部計
学部計
大学計
120
120
-
760
-
445
760
445
895
20
3,750
3,799
939
20
3,842
3,837
安田女子短期大学
保育科
150
-
300
297
秘書科
100
-
200
218
250
-
500
515
270
-
810
670
短大計
安田女子高等学校
全日制課程 普通科
安田女子中学校
250
-
750
667
安田小学校
80
-
480
488
安田女子大学付属幼稚園
70
-
210
195
安田女子短期大学付属幼稚園
60
-
200
208
6,792
6,580
学 園 合 計
6
5.役員、教職員数
平成25年5月1日現在
(1)役員
理事
監事
9 人(理事長1人含む)
3 人
(2)教職員
区 分
安田女子大学
教 員
事務職員
非常勤教員
兼務職員
計
151
76
171
54
452
安田女子短期大学
21
11
41
8
81
安田女子高等学校
37
6
11
11
65
安田女子中学校
34
9
7
4
54
安田小学校
24
4
3
7
38
安田女子大学付属幼稚園
9
1
0
11
21
安田女子短期大学付属幼稚園
9
1
0
10
20
その他
0
2
0
3
5
285
110
233
108
736
学 園 合 計
7
Ⅱ.事業の概要
1.当該年度の主な事業
(1)安田女子大学・安田女子短期大学
①
大学院家政学研究科修士課程、薬学研究科博士課程を設置
大学院に、家政学研究科修士課程(健康生活学専攻、入学定員 3 名)、薬学研究科博
士課程(薬学専攻、4 年制、入学定員 2 名)を設置しました。
②
学習支援センター
平成 25 年度の同センターの活動内容は、以下のとおりです。
A.インターンシップ
108 の企業・地方公共団体に対し、241 名の学生が参加しました。
B.課外講座
開講、受講状況は、次のとおりです。
提供講座:57 講座
開講講座:40 講座
延べ受講者数:534 名
C.ボランティア活動
97 件のボランティア活動の募集を行い、延べ約 500 名の学生が参加しました。
4 月 19 日~5 月 12 日に開催された「ひろしま菓子博 2013」(第 26 回 全国菓子
大博覧会・広島)には、124 名の学生が参加し、県内の大学で最多の参加者数とな
りました。
D.学内検定試験
学内で申込みを受け付け、試験実施を行う検定試験を学習支援センターで取り扱
っています。
平成 24 年度までの「TOEIC(R)」、「日本語検定」
、「日本漢字能力検定(漢検)」、
「硬筆書写検定」、「毛筆書写検定」に加え、平成 25 年度から「秘書検定」の取扱
いを加えました(平成 25 年度第 2 回より。第 1 回は秘書科で取扱い。)
。
「TOEIC(R)」
、
「日本語検定」、「日本漢字能力検定(漢検)」については、受験料の一部が安田女
子大学後援会から補助されています。
平成 25 年度の各検定試験の申込者数は、下表のとおりです。
(人)
検定試験
級
TOEIC(R)
第1回
第2回
第3回
158
合計
555
187
2級
35
35
70
3級
9
9
18
日本漢字能力
2級
69
92
54
215
検定(漢検)
準2級
20
15
14
49
硬筆書写検定
1級
日本語検定
365
第4回
1,265
0
8
準1級
3
4
2級
2
6
3級
35
8
1
8
8
5
48
1級
毛筆書写検定
0
準1級
3
2級
2
3
1
3
3級
1級
1
1
準1級
28
28
2級
200
200
3級
13
13
秘書検定
③
0
保護者懇談会
保護者の方々に本学へ来ていただき、教員との面談や施設見学の中で、安田女子大
学・安田女子短期大学の教育等に関しての御理解いただくことを目的とし、保護者懇
談会を実施しました。
平成 25 年度は、通算第 4 回目の開催となり、10 月 5 日に開催しました。
また、筝曲部とコールアルシスの競演による学生パフォーマンスが 9 号館アトリウム
で行われ、多数の保護者の方に御覧いただけました。
なお、来場者数集計、保護者からの評価は、以下のとおりです。
A.来場者集計結果
・539 名の保護者が来場され、380 名が各学科個別懇談に参加いただきました。
学生数に対する来場者比率は 12.6%と、昨年度 12.1%より増加しました。
・学科ごとの学生数に対する来場者比率では、薬学部保護者会を当日同時開催
した薬学科が 26.9%、次いで保育科が 21.4%と高い参加率となりました。
続いて管理栄養学科 17.2%、秘書科 14.8%、児童教育学科 12.1%、書道学科
10.05%となりました。
・学年別では、1 年生 14.1%、2 年生 7.1%、3 年生 6.4%、4 年生 2.6%、薬学
科 5 年生 9.5%、同学科 6 年生は 7.1%でした。昨年同様、入学したばかりの保
護者の関心の高さがうかがえる結果となりました。
・地域別では、地元広島県 42.4%に続き、山口県 6.3%、島根県 2.8%、愛媛県
(8 名)、岡山県(6 名)、鳥取県(5 名)、香川県(1 名)の来場でした。九州地区
からは計 8 名の来場がありました。
・本年度は、過去に保護者会に参加されたことがあるか(リピート率)につい
て確認しました。
結果としては、回答者のうち、38.0%が過去にも参加されたことがありまし
た。
B.保護者からの評価
全体内容については、アンケートの 3 段階評価(よかった、どちらでもない、
9
よくなかった)のうち「よかった」が 94.1%と、昨年(「よかった」が 92.9%)
同様、高い評価を得ることができました。
開催時期に関しては、97.8%が「ちょうど良い」との回答結果を得ました。
「先生との面談が魅力的でした」、「就職支援について聞けてよかった」などの
意見が多数寄せられました。
④
海外研修プログラム
本学では、外国の言語や会話の学習に加えて文化や習慣について理解を深めるため
に、「海外研修プログラム」を実施し単位認定しております。
平成 25 年度は、以下のとおり同プログラムを実施しました。
なお、アメリカ派遣 6 ヶ月留学(STAYS)は、英語英米文学科の平成 24 年度入学生
(平成 25 年度実施分)から必修になりました。
A.アメリカ派遣 6 ヶ月留学(STAYS)16 単位
対
象:
大学文学部英語英米文学科 2 年生(参加者:113 名)
期 間: 平成 25 年 9 月 9 日~平成 26 年 2 月 7 日(152 日間)
派遣先:
カリフォルニア州立大学サンバナディノ校
B.現代ビジネス学科海外語学ビジネス研修(LABOS)4 単位
対
象:
大学現代ビジネス学部現代ビジネス学科 2 年生(参加者:32 名)
期
間:
平成 26 年 2 月 1 日~平成 26 年 3 月 13 日(41 日間)
派遣先:
オーストラリア南クイーンズランド大学
C.秘書科海外研修(BETA)3 単位
対
象:
短期大学秘書科 1 年生(参加者:33 名)
期
間:
平成 26 年 2 月 1 日~平成 26 年 3 月 6 日(34 日間)
派遣先:
オーストラリア南クイーンズランド大学
D.アメリカ文化語学演習(ACLP)2 単位
対
象:
大学 1~3 年生、短期大学 1 年生(参加者:30 名)
期
間:
平成 26 年 2 月 17 日~平成 26 年 3 月 14 日(26 日間)
派遣先:
カリフォルニア州立大学サンバナディノ校
E.ニュージーランド文化語学演習(NCLP)2 単位
対
象:
大学 1~3 年生、短期大学 1 年生(参加者:14 名)
期
間:
平成 26 年 2 月 16 日~平成 26 年 3 月 14 日(27 日間)
派遣先:
オタゴ・ポリテクニーク
F.中国文化語学演習(CCLP)2 単位
対
象:
大学 1~4 年生(参加者:15 名)
期
間:
平成 25 年 8 月 5 日~平成 25 年 8 月 19 日(15 日間)
派遣先:
国立台中科技大学(台湾)
⑤ 奨学金/留学生交流支援制度(短期派遣)
英語英米文学科アメリカ派遣 6 ヵ月留学(STAYS)に参加する学生を経済的に支援す
10
るため、
(独)日本学生支援機構の留学生交流支援制度(短期派遣)に STAYS を申請し、
採択されました。
この留学生交流支援制度(短期派遣)とは、日本の大学、大学院、短期大学等が、
諸外国の学校等と学生交流に関する協定等を締結し、それに基づく諸外国の学校等
への短期間の学生派遣を支援する奨学金で、月額 8 万円を支援するものです。
本学では、STAYS 参加学生で本奨学金の給付を希望する学生を選考し、上位 68 名に、
同日本学生支援機構より給付された奨学金 2,720 万円(8 万円×5 ヶ月×68 名分)を
40 万円ずつ配付しました。
なお、STAYS プログラムは、平成 26 年度も同様の奨学金制度に採択されましたので、
最大 3,600 万円(8 万円×50 か月×90 名分)の奨学金が支給される予定です。また、
現代ビジネス学科の G.LABOS および秘書科の BETA も同制度に申請した結果採択され、
平成 26 年度は、大学としては 3 プログラムで最大 4,522 万円の奨学金が支給される予
定です。
⑥
学生の出身高等学校訪問
広島県外高等学校出身の大学・短期大学の 1 年生が、夏休み中に帰省して出身高等
学校(母校)を訪問し、高校の先生に成長した姿を見せて学生生活を報告することを
教育的な機会と考え、大学として支援しました。
平成 25 年度入学の広島県外出身学生は、北海道から沖縄県まで 20 都道府県で 282
名在籍しており、このうち 87 名が出身高等学校へ訪問しました。
⑦
施設の改修・整備
A.新 5 号館の建設
旧 5 号館と音楽館を解体し、新 5 号館として建設を行いました。
1 階を学生用のカフェテリアとし、2 階に大講義室を整備しました。3 階の音楽レ
ッスン室には新たにグランドピアノを設置し、4~6 階には、新設した看護学科の実
習室や教員研究室、学生ロッカー室を整備しました。1 階から 4 階までエスカレータ
とエレベータを設置したガレリアを整備し、6 号館へ接続する連絡橋を設置すること
でキャンパス内の動線を改善しました。
B.6 号館 2 階の図書閲覧室整備
6 号館 2 階の CALL 教室跡を図書閲覧室に改修し、合わせて 6 号館 2 階と図書館 2
階、7 号館 2 階を連絡通路で結ぶことで学生の利便性が向上しました。
増えたエリアでは無線 LAN が完備されており、従来の閲覧席同様パソコンが使え
るスペースとなっています。
C.8 号館 4 階の改修工事
8 号館 4 階にあった大学院学生研究室を移動し、その空き部屋 4 室を一般教室に再
整備しました。
不足気味の小規模教室が増え、教室運用が行いやすくなりました。
D.6 号館前庭の改修工事
11
ベアグラウンドであった6号館南面の外構をインターロッキング仕上げに改修し
ました。ベンチを設置し学生の憩いスペースとして有効活用できるようになりまし
た。
E.学生食堂の改修工事
まほろば館 1 階の学生食堂の運営業者契約更新に合わせ、提供メニューの変更に
対応するために厨房設備および内装仕上げの改修工事を行いました。
これにより提供メニューも増え、学生の多様なニーズに答えることが出来ました。
F.教職員用印刷製本機等の導入
3 台目の高機能印刷機(オルフィス)を 6 号館 1 階印刷室に導入し、授業資料や学
内配布資料の印刷、製本作成等に利便性を向上させました。
この高機能印刷機の導入により、待ち時間が減少するなど業務効率の向上が出来
ました。
G.6 号館 2 階の CALL 教室整備工事
既存の CALL 設備を再構築することで、グループ学習スタイルの CALL 教室を整備
しました。
H.7 号館 2 階の CALL 教室整備工事
7 号館 2 階の教室を CALL 教室(80 席)として新たに整備し、大人数の語学授業に
対応しました。
Ⅰ.Windows XP パソコンの更新
サポート切れとなる Windows XP パソコンを更新し、学内情報システムのセキュリ
ティ確保を図りました。
J.基幹システムのバージョンアップ
学務系、法人系基幹システムのソフトウェアバージョンアップを行い、学校法人会
計基準改正への対応、機能追加による業務効率向上を図りました。
K.大学院学生研究室の整備
A 棟 4 階の会議室を改修し、文学研究科大学院学生研究室を整備しました。また、
9 号館 6 階に家政学研究科及び薬学研究科大学院生研究室を整備しました。
(2)安田女子高等学校・安田女子中学校
① 進路観育成プログラム「WILL BE」の取り組み
「WILL
BE」は、生徒自身の主体的な行動によって自分の職業観・進路観・将来観
を養い、その視点から進路目標を設定し文理選択や学習にあたるよう、自己実現に向
けての意識を高めるプログラムです。平成 24 年度からのスーパーサイエンスハイスク
ール(SSH)指定に伴い、課題研究との連携も図りながら実施しました。
中学 2 年生は、独自の教材をつくり、「女性の生き方」について考え、保護者とと
もに、将来の夢を模索する作業をしました。
中学 3 年生は、課題研究の導入として、5 月に大学院生や社会人を招きガイダンスを
行いました。
高校 1 年生は、昨年度の取り組みの改善を試み、以下のことを行いました。
12
A.オリエンテーション合宿にての教員講話(4 月末~5 月はじめ)
B.学部学科研究・オープンキャンパス・高大連携講座への参加(6 月~夏休み)
C.模擬授業「学問の入り口」(12 月)
大学(安田女子大学・広島大学・広島市立大学)の教授・准教授・講師 5 名を招
き、それぞれの研究分野についての授業をしていただきました。生徒は高校での課
題研究の再スタートにむけて、研究というものは何かということを知り、自分の興
味と関心を深めることができました。
D.新書読書(冬休み)
模擬授業に関連する図書を読み、内容をまとめることで学習を深めました。
E.税の小論文
公民科と協力して、消費税増税について考える意見文(レポート)を作成し、そ
れをもとに発表会とディベートを行いました。
②
課題研究と教科連携による生徒の思考力育成の取り組み
平成 24 年度からのスーパーサイエンスハイスクール(以下 SSH)指定により、理科・
数学を中心とした科学的思考力・判断力・表現力の育成が、学校としての研究課題と
なっています。本校ではこの取り組みを学校全体に広げ、すべての生徒の思考・表現・
判断力を向上させるため、中学 1 年生から教科連携を取り入れた課題研究に取り組ん
でいます。
中学 1~2 年生:研究の手法を学び研究の流れを理解させることを目的に、身近な問
題を題材として、グループによる課題研究に取り組みました。
中学 3 年生
:ゼミを構成し、ゼミごとにテーマを設定して1年間かけた長期研究
に取り組みます。通常授業との教科連携も活用しながら「思考を深
める」ことを目的にしています。研究成果は 2 月の研究発表会や本
校以外での研究発表会でも発表させました。
高校 1~2 年生:課題研究の集大成として、自分の進路も意識した課題研究に取り組
んでいます。研究成果をレポートにまとめ、高校 3 年生での志望理
由書作成や AO 入試にも活用していきます。
また SS コースの生徒の課題研究は、理科や数学に重点化した内容と
し、その成果を研究論文にまとめ、各種研究発表会や学会等で発表
しました。
そのほか SSH 指定校として科学的思考力育成のための学校設定科目を多く設け、体
系的な科学的思考力・判断力・表現力の育成に取り組んでいます。
③
国際交流
高等学校では、夏季海外研修、短期・長期留学などを実施することにより、異文化
体験をし、国際的な視野を広げると共に、日本の伝統・文化への理解を深める取り組
みを行っています。
A.ニュージーランド・ダニーデン市の姉妹校オタゴ女子高校への語学研修・留学
13
a.
b.
夏期海外研修
期間
平成 25 年 7 月 29 日~8 月 14 日
参加者
高校 1 年生 39 名
引率者
岡谷教諭、大久保教諭
1 年間留学
参加希望者なし
B.ニュージーランド 3 ヶ月留学
期間
平成 25 年 7 月 29 日~10 月 26 日
参加者
高校 1 年生 1 名
*受け入れ
期間
平成 25 年 12 月 2 日~平成 26 年 1 月 23 日
受け入れ人数
④
1名
安全対策
窓ガラスへフィルム貼付
昨年に続き高等学校特別校舎の各教室の窓ガラスに断熱と飛散防止を目的としてフ
ィルムを貼付しました。これによりガラス破損時の怪我防止とともに夏季の教室内へ
の太陽熱が低減されるようになりました。
⑤
施設・設備改修整備
A.中学校被服室の改修
中学校校舎 3 階の被服室の全面改修を行いました。被服実習台・イスの更新、電
気容量の増設をいたしました。これまで電気容量・コンセントの不足により、授業
時間内での製作に制限がありましたが、今回の更新でコンセントのついた被服実習
台に替わり、その場での実習が可能となりました。また、AV 機器も新たに設置し、
指導者の指示が的確に伝わるなど、視覚効果が高まりました。
B.高校 SSH 実験室の整備
SSH 指定後、課題研究始動に合わせて、生徒の主体的な研究が実施できるよう講義
室を実験室として整備しました。これにより様々な基礎実験や追試実験、データ処
理が可能となり、参加生徒の探究力や科学的思考力の育成が期待されます。
C.安田リヨウ記念講堂屋上防水改修
安田リヨウ記念講堂屋上部分のうち、西側部分(約 800 ㎡)の既存防水層を更新し
ました。防水工法は短期間で施工が可能な高速硬化ウレタン防水(環境対応型防水
工法)で、これにより天井の剥落や漏水の防止対策となりました。
(3)安田小学校
①
「学びの姿」を視点にした質の高い学習活動への取り組み
子どものまなざしに見え、一人ひとりが課題を持って学べる質の高い学習活動を推
進しました。教職員は、一人ひとりの児童の実態を踏まえた上で、「学びの姿」を視点
14
にした質の高い「授業作り」を目指し、カリキュラムを作成しました。また、子ども
の考える力やコミュニケーション能力を育てる目的で、クリティカルシンキングの研
究に取り組みました。
②
一貫校としての取り組み
A.幼稚園・小学校の連携
新教科「くすのき」の学習で、1 年生は短大付属幼稚園の年中さんを招いて 11 月
に「あそびの広場」を実施しました。2 年生は大学付属幼稚園の年長さんを招いて 6
月に「おもちゃ祭り」を実施しました。4 年生は短大付属幼稚園の年長さんを招いて
10 月に読書交流「おはなし広場」を実施しました。
B.大学・小学校の連携
土曜日の授業では学生ボランティアを募集し、算数・国語を中心に授業の補助をお
願いしました。また、2 月には 5 年生を対象に管理栄養学科の学生による食育教室「エ
ネルギーを見ておやつを選ぼう」を実施しました。
C.高校・小学校の連携
12 月 17 日、5 年生がサイエンス教室に参加しました。自然科学探究コース 40 名の
生徒が、炎色反応やヒートパイプ、吸水体などの実験を小学生に指導しました。
③
子どもの心を耕し、言葉の力を育む図書館教育充実の取り組み
本校教育の大きな柱として図書館教育を位置づけています。子どもの心を耕し、言
葉の力を育む図書館教育を実践しています。「ブックトーク」「ストーリテリング」
「読
み聞かせ」「パネルシアター」「読み合い」「アニマシオン」「読書会」「図鑑と百科事典
の使い方」「クリティカル・リーディング」などの授業実践や、「リーディング・ビジ
ット」「読書郵便」「ブックチャレンジ」「親子読書」「朝の 10 分間読書」
「読書祭り」
などを通して、図書館教育の充実に取り組みました。また、図書館教育 10 年の歩みを
「安田小学校の図書館教育―学力を支え心を耕す―」という冊子にしてまとめ、全国
の私立小学校に配布しました。
各種コンクールでの入選
国語科・図書館活動の一環として、また教科学習の一環として参加した対外的なコ
ンクールでは、全国レベルの場で数多く評価されました。文化的土壌が根付いていま
す。
・「第 28 回市民文芸作品」1 席 3 名、2 席 1 名、3 席 3 名、佳作 17 名
・「白秋祭協賛少年少女俳句大会」 掲載作品 13 名
・「地図ならびに地理作品展」
特選 2 名(地図協会賞・広島市長賞)
、優良賞 4 名
・「広島市科学賞」優秀賞 18 名、佳良賞 38 名
・「音楽鑑賞教育振興論文作文募集」
文部科学大臣奨励賞・最優秀賞 1 名
・日本語検定に 63 名が参加し、59 名が合格。うち 7 名は高得点で特別表彰を受けまし
た。また、成績優秀により学校賞を受賞しました。
15
④
正しい言葉遣いと礼儀正しい態度の育成
6 月は「あいさつ」、10 月は「服装(身だしなみ)」、11 月は「礼儀(あいさつ・態度)」
の月間を設けて活動し、低学年・中学年は立ち止まって礼をする児童、名前を呼んで
挨拶をする児童が増えました。また、階段や廊下で子どもたちが立ち止まって軽く会
釈をして通り過ぎる姿も数多く見られました。また、年 10 回、保護者会パパ倶楽部の
方が毎回 20 名前後来校され、朝のあいさつ運動(ハロープロジェクト)を実施されま
した。
⑤
日々のしつけの充実
しつけ面・生活の自立について、日々の学級活動の中で重点的に取り組みました。
また、安田小学校のしつけ教育について見直しをし、全職員が共通認識を持ってしつ
け指導が行えるようにマニュアルを作成しました。
⑥
安全指導・安全対策
A.児童の安全講習会
「自分の命を守り、人に迷惑をかけない登下校」を年間の目標として 6 月 12 日に、
1 年生から 6 年生までの「なかよしグループ(異学年縦割りグループ)」で安全講習会
「かさのさし方」を実施しました。6 年生が中心となって行う安全講習会は高学年の
リーダーシップを生かした取り組みとしても定着しています。
B.下校方面別指導
年 3 回下校方面別の話し合いを持ち「危険な箇所」や「子ども 110 番の家」の確
認をするなど、危険回避能力の向上を図りました。
C.防犯教室
12 月 3 日、広島中央警察署警察官の方に来ていただき、防犯教室を実施しました。
1・2 年は誘拐犯から身を守るための心得、5・6 年は少年犯罪や万引き防止について
指導をしていただきました。
D.避難訓練
4 月 23 日は火事を想定して小学校単独で避難訓練を、11 月 19 日は地震を想定し
て幼稚園から高校までの合同防災訓練を実施しました。
⑦
多様な体験活動・宿泊学習・鑑賞会等
A.体験活動
a.4・5 年スケート教室
b.6 年スノーボード教室
B.宿泊学習
a.3 年山の学習 1「もみのき森林公園」5 月 30 日から 1 泊 2 日
b.4 年山の学習 2「帝釈峡・吾妻山」7 月 21 日から 2 泊 3 日
c.5 年海の学習
d.5 年修学旅行
「蒲刈・県民の浜」7 月 29 日から 2 泊 3 日
阿蘇山・吉野ヶ里遺跡を中心とした大分・熊本・佐賀・福
岡の 4 県にまたがる 10 月 22 日から 3 泊 4 日の学習旅行
16
e.6 年山の学習 3「島根県三瓶山一帯」7 月 22 日から 3 泊 4 日
C.鑑賞会・特別授業
「一流のものを鑑賞させたい」をめあてに内容を選定しています。
a.鑑賞教室(全学年)
6 月、大蔵流狂言 茂山千五郎家による狂言の舞台を全学年で鑑賞しました。
b.音楽鑑賞(4・5 年)
3・4 年生は 2 月に、あおぞら金管合奏団による鑑賞教室を実施しました。
c.劇団四季によるミュージカル鑑賞
12 月、劇団四季によるミュージカル「裸の王様」を 6 年生が鑑賞しました。
d.特別授業
6 年生は 2 月に「放射線について」の特別授業を外部講師を招いて行いまし
た。
⑧
オーストラリア海外学習及び国際交流、姉妹校提携
A.海外学習
平成 26 年 3 月 21 日から 4 月 1 日までの春休み 12 日間、オーストラリア・アデレ
ード郊外で海外研修(4・5 年希望者対象)を実施しました。参加した 4 年生 21 名・
5 年生 3 名は、1 名 1 家庭でホームステイ生活を経験しました。現地では、Redeemer
Lutheran School で児童との交流・英会話学習などを行いました。また、シドニーの
オペラハウス・ロックス地区・ダーリングハーバー見学など、外国での生活や見聞を
通して異文化理解を深め、他国の人とも積極的に関わっていく姿勢を身につけました。
Redeemer Lutheran 小学校とは、5 月と 6 月にリアルタイムで 5 年生がスカイプの授
業を実施しました。
B.国際交流
7 月に国際理解教育で 6 年生が国際交流員(ニュージーランド・アイルランド)の
方と交流し、日本の風習(正月・ひな祭り・こどもの日など)を英語で説明しました。
2 月には4年生の児童が JICA 研修員(ルワンダ・セネガル・ジプチなどフランス語
圏 8 か国)の方と交流活動を実施し、広島のことを英語で説明しました。
C.姉妹校提携
6 月 18 日、オーストラリア、アデレードのレディーマー・ルーザラン小学校と姉
妹校提携の調印をしました。今回の姉妹校提携を機会に、今後は子どもたちの夢が広
がるような交流を進める予定です。
⑨
保護者支援
A.文化教室(保護者対象)
6 月 21 日、
「自己肯定感を高める子育て」と題して、文化教室を実施しました。講
師は安田女子大学教育学部准教授西川ひろ子先生で、当日は保護者の方が多数参加
され、大盛況でした。
B.学校カウンセラーの配置
17
子育ての不安や悩みを相談する場として学校カウンセラーを採用しました。数名
の保護者の方が継続して利用をされました。
⑩
児童募集
A.6 月学校公開
6 月 8 日に、本校の教育に興味を持たれている方を対象に学校公開を実施しました。
説明会参加保護者約 235 名(園児約 155 名)。2 校時は授業参観、3 校時は保護者の方
に学校紹介の説明を聞いていただき、園児は 6 年生企画による紙芝居・折り紙・ゲー
ム・お絵かきなどをして楽しみました。
B.児童募集説明会
9 月 23 日実施。参加者約 168 名
C.園児面接(入学試験)-新入児童募集定員 80 名-
面接:平成 25 年 11 月 1 日<女児>・2 日<男児>
募集定員 80 名に対して、応募者数 156 名(受験者数 156 名)
。
⑪
新しい取り組み
A.保護者支援のためのアフタースクール
アフタースクールを開始して 3 年目に入りました。6 月からは茶道教室、2 学期か
らは科学実験教室(中学年限定)を導入し、大変好評でした。連日 50 名~70 名を超
える子どもたちが参加をしています。
B.デリバリー弁当の改善
デリバリー弁当の円滑な運営と改善のため、業者のサンシャインと話し合いの場
を持ち、インターネット注文ができるようになりました。また、地産地消の食材を
弁当に使用していることを理解していただくため、農業体験を実施しました。11 月
26 日には試食会を実施し、参加された保護者の方から忌憚のないご意見をいただき
ました。
C.登下校確認システムラインチェッカーの導入
登下校をしたことが保護者の携帯メールで確認できるシステムを導入しました。
これにより、保護者の安心感につながりました。
D.宿泊学習の変更
5年生が実施していた九州方面の修学旅行を見直しました。来年度から「まほろば
学習」として、場所も京都に変更し日本の伝統文化体験中心(能・茶道・座禅・和
菓子作りなど)の学習になります。
(4)安田女子大学付属幼稚園
①
保育・研究活動
A.重点目標「意欲をもって取り組むたくましい子どもの育成」への取り組み
平成 25 年度は、「自分が好き」の柱を重点とし、自分のことが自分ででき、自信
をもって生活する力を育て、いろいろな活動に意欲的に取り組む子ども像を目標に
取り組みを進めました。意欲から生まれるたくましさについて教員同士の意見交換
18
を行い、併せて「基本的な生活習慣を身につけ、自分から進んで行う」「自分の思い
を伝える」「あきらめずに繰り返し、挑戦する」の三点に着目し、各学年で目標を設
定した学校評価にも取り組みました。
子どもの育成とともに「園での教育について保護者の理解を得る」「保護者への対
応を丁寧にする」といった保護者との連携も評価項目に入れ、園の教育を理解して
いただいたうえで協力体制を築く努力も進めてきています。年度末のアンケートで
は、それぞれ高い評価をいただきましたが、今後もたくましさについて、いろいろ
な観点から考え、目標とする子どもの育成に迫っていきたいと思います。
B.教員の資質向上や指導力の向上を目指して
自己啓発を通して、教員一人ひとりが自身の目指す保育が展開できる保育能力を
高めるために、また、現在の社会情勢や保育情勢を知り、視野を広げるために、広
島県私立幼稚園・広島市私立幼稚園・国公立幼稚園・県や市の教育委員会等々が主
催する研修会に自主的に参加しています。広島県私立幼稚園の研究グループに参加
した 3 名は、中国ブロックで二年間の取り組みのまとめを発表しました。
また、学園からの支援を受けて平成 25 年度は、通信教育に 5 名、リトミック研修
に 3 名が参加しました。その他、学園の事務研修として行われた「マナー講習会」
にも教員が継続して参加しています。
②
図書教育の推進
A. リーディングタイム
毎週月曜日は、英語の講師が来園し、子どもたちに英語で話しかけたり、一緒に
遊んだりしながら外国の方や英語に親しみを感じ、興味や関心が芽生える時間とな
るようにしています。年長組は、クラスの活動として「英語で遊ぼう」の時間があ
りますが、弁当後には、全園児を対象に英語の絵本の読み聞かせ「リーディングタ
イム」を継続しています。絵本の部屋で今年度は、年間 24 回実施しました。
B.おはなしタイム
年長組は火曜日に、年中組は木曜日に、年少組は金曜日にこの「おはなしタイム」
を実施しています。1 日に 1 回は、絵本や紙芝居等の読み聞かせを各担任が行ってい
ますが、この「おはなしタイム」は、園長がそれぞれのクラスに行き、読み聞かせ
をする時間にしています。聞く力やイメージする力を育て、お話の好きな子どもに
と願い、年間で年長組に 23 冊、年中組に 31 冊、年少に 23 冊の絵本を読みました。
C.絵本の貸し出しと図書環境の充実
毎週木曜日は、絵本の貸し出し日となっています。23 年度から実施していますが、
子どもたちと保護者を結ぶ大切な時間として、好評を得ています。卒園記念として、
これまでも保護者会から絵本を寄贈していただき、蔵書を充実させてきましたが、
今年度は、日本教育公務員弘済会の 60 周年記念事業の一環として 92 冊の絵本を寄
贈していただきました。絵本と出会う・お話と出会う時間を今後も大切につくって
いきたいと思います。
D. おはなしキャラバン隊来園
19
講談社が主催する本と遊ぼう「全国訪問お話し隊」のキャラバンカーが 9 月 3 日
本園にやってきました。車には、550 冊もの絵本があり、子どもたちは大きな絵が描
かれたトラックに乗り込み、自分の好きな絵本を手にし、読んでいました。
卒園児保護者を含めた地区のお話しボランティアの方々による「お話し会」もあ
り、1 日中絵本と親しむことができました。
③
保護者教育の推進
保護者にも幼稚園に来園する楽しみや学ぶ楽しみ等を実感していただくために、
園長主催の「遊びま専科」「聞きま専科」「話しま専科」を継続実施しています。一学
期に行った「遊びま専科」は 27 名の参加があり、絵が変化する工作やカードゲームを
グループで楽しんでもらいました。二学期の「聞きま専科」には 42 名の参加があり、
短大の先生を招聘して絵本の読み聞かせについてお話を聞きました。三学期に開催し
た「話しま専科」は 14 名の参加があり、ティータイムを兼ねたグループ内での子育て
についてのお悩み解決には、学年を超えて話が弾みました。
④
一貫校としての取り組み
A.大学・短大との連携
a.人事交流による短大保育科との連携
本園の教諭 1 名が短大との人事交流として保育科に着任し、2 年目を迎えまし
た。今年度も幼児体育Ⅰの授業を本園で実施するプログラムを計画し、6 月に体
操や鬼ごっこ、11 月と 12 月にはサーキット遊びなどを行いました。その他に、
5 月から 11 月までの水曜日には、好きな遊びの時間にコーナーを用意し、子ど
もたちが自主的に運動遊びに取り組めるようにしました。
b.「親子で星を見る会」の実施
大学 9 号館には、天文台があり、毎年夏に実施する年長組のお泊まり保育の
際には、天体観測をプログラムの中に取り入れています。この施設・設備が大
学内にあること、宇宙や天体への興味・関心を親子でもち、共通の話題にして
もらえることを目的として、平成 21 年度から「親子で星を見る会」を実施し
ています。天候不順により、中止した回もありましたが、平成 24 年度までは、
128 家族が、平成 25 年度は、夏・冬合わせて 6 回計画し(5 回実施、1 回は天
候不順により中止)41 家族が、月や火星・木星・土星等の美しさを堪能しまし
た。
c. 児童教育学会での発表
毎年、児童教育学科では、卒業生や在学生を対象に児童教育学会を開催して
おり、今年度、本園もこの学会で日々の教育活動の様子や研究事項を発表する
機会をいただきました。口頭発表の部で、「保護者とともに~子ども・保護者・
教師がつながる保育を目指して~」と題して、本園の教育活動の様子を明見典
子教諭が発表しました。日々の行事や保護者との連携など取り組みを振り返る
よい機会となり、教員にとっても、自信をつけるよい発表の場となりました。
20
B.小学校との連携
一貫校である安田小学校の「くすのき」の授業の中で 6 月に「おもちゃ祭り」が
実施され、2 年生と年長児が交流しました。風・空気・磁石等を利用して 2 年生が考
えた制作物や遊びをペアのお兄さん・お姉さんからやさしく教えてもらい、興味津々
で話を聞いたり、遊んだりしていました。実際に教室に入り、勉強する机や椅子で
作業できたことや一緒に弁当を食べたことが、小学校への期待感を高め、喜びにつ
ながったようでした。
⑤
地域との交流
A.保・幼・小との交流
遠足を兼ねて大学や本園へ安東保育園の子どもたちが来園して凧あげをしたり、
芝滑りや探索道・広い園庭で遊んだりする場を提供しています。また、今年度は、
毘沙門台・筒瀬小学校区の交流の一貫として、7 月にサムエル信愛の園で公開保育が
実施され、本園の教諭も参加しました。
小学校との合同講演会は、行事の関係で参加できませんでしたが、教員同士の交
流は、よい学びの場となり、園児・児童についての現状や対応などについての意見
交換もでき、保・幼・小の推進協議会も充実したものになっています。
毎年 2 月に毘沙門台小学校を年長児が訪問していますが、小学校進学にあたり、
学校内を巡ったり、授業の様子を見たりできることは、期待を高める重要な機会と
なっています。
B.中学校の職場体験
安佐南区内の安佐中学校・安西中学校の職場体験を継続して受け入れていますが、
今年度は新たに祇園東中学校からも依頼がありました。5 月 21 日~24 日まで安西中
学校生 14 名・祇園東中学校生 9 名が、1 月 28 日~31 日まで安佐中学校生 20 名が来
園しました。女子生徒のみでなく、男子生徒の参加もあります。子どもたちにとって
も中学生にとっても、お互いに親しみを感じ、年上への憧れや年下の子どもの可愛さ
が感じられる心の交流の場となっています。
C.「ピースフラワープロジェクト花育」への参加
ひろしまフラワーフェスティバル「ピースフラワープロジェクト花育」への参加
も 3 年目となりました。パンジーの苗 190 鉢とぺチュニアの花 98 鉢を育て、他の団
体や校・園とともに平和公園芝生広場に飾られました。平和を願う気持ちとともに
花を愛し、大切に育てるこの活動を今後も継続していきます。
⑥
子育て支援事業
A.休日園開放「幼稚園であそぼう」
幼稚園への就園を控えた 2 歳児を対象に、休日に親子で園生活を体験する「幼稚園
であそぼう」を継続して行っています。今年度は、7 月に 1 回、夏休み中の 8 月に 2
回の計 3 回実施しました。7 月は 58 組、8 月は合計で 128 組、実質参加合計延べ 186
21
組で昨年の延べ 173 組を上回りました。幼稚園生活が体験できること、家では経験
できない内容が魅力となっています。
B.園開放・園庭開放
5 月 21 日の広島市児童福祉月間による広島市一斉園開放をかわきりに、今年度は
全 7 回の園開放を行いました。延べ 235 組の参加がありました。昨年度より 1 回多
い春休み中の 3 月 26 日に、次年度につながる園開放として実施したところ、本園の
来年度入園予定児 13 組の他、再来年入園予定児 16 組の参加があり、春休み中の実
施も未就園児や乳幼児をもつ保護者の方々のニーズに沿う園開放であることを実感
しました。
園庭開放は、年 10 回土曜日に計画していましたが、天候の影響で実質 6 回の実施
となりました。延べ 171 組の参加者(昨年は 7 回のうち、実質 4 回で延べ 108 組の
参加者)があり、やはりこの園庭開放も 3 月の実施を継続していく必要性を感じま
した。乳幼児が利用できる子育て支援室(キッズルーム)は、昨年に比べて延べ 32
組(昨年延べ 55 組)と利用者が下回りました。長期休業中の利用度を上げる取り組
みや情報提供をしていきたいと思います。
C.2 歳児親子登園
今年度、組数を 1 組増やし、一学期中は 16 組 3 回コースで 6 グループが体験でき
るよう実施し、96 組の参加がありました。しかし、今年度は 9 月 17 日から平成 26
年度の願書配布となっていたため、9 月にも行っていた親子登園を 9 月初めに園開放
1 回実施することに変えました。
親子登園の内容を改善し、園の絵本の貸し出しを行ったところ、好評で、乳幼児
期から読み聞かせの大切さや保護者の意識の高さが分かり、親子での楽しみな時間
を提供することができました。
⑦
園の施設見学会の継続
園児募集説明会を例年 2 回実施しています。平成 25 年度は、願書配布開始が、また
早くなったため、9 月 18 日と 20 日に説明会を行い、9 月 21 日に施設見学会を開催し
ました。園児募集説明会は、合計 144 組が、施設見学会は 61 組の参加がありました。
特に今年度は、2 グループに分かれて、本園の充実した自然環境(探索道や田んぼや畑
等)を見ていただいた後、園バスに乗車し、大学構内を 1 周して天文台や 9 号館、新 5
号館の建設の様子を見ていただきました。大学の施設の充実に驚かれ、関心が高まっ
ていました。時間や人数の制約があったため、次年度は、休日の土曜日に実施する予
定です。
⑧
防犯・安全
A.防犯・安全教室への参加
4 月 26 日に年長組は、広島市主催の交通安全教室に参加しました。小学校への進
学を踏まえて、横断歩道の渡り方や交通ルールを意識し、約束を守ることなどを学
びました。また、12 月 3 日~5 日の 3 日間、NPO 法人 CAP 広島主催の暴力防止プログ
22
ラムに参加し、いじめ・誘拐・性暴力の被害から身を守るためのワークショップを
受けました。今年度は、在園児保護者もこのワークショップを受け、49 名の参加が
ありました。
B.広島県一斉防災訓練(シェイクアウト)への参加
今年度初めて、広島県が主催した地震時の一斉避難訓練です。企業・団体・学校
等の他に個人でも参加できる県民総ぐるみでの実施で、本年も参加しました。当初
は 9 月 4 日に予定されていましたが、大雨洪水警報が発令され、休校・休園があっ
たため、平成 26 年の 1 月 20 日に変更し、実施されました。合図を聞いて「1・2・3 の
行動」(しゃがむ・かくれる・待つ)をとる練習をしました。
C.施設・設備の安全
本園の広い園庭の芝生は、子どもたちが裸足で走り回ることができ、芝生のすべ
り台や森の中の探索道は、本園の豊かな自然環境として毎月の安全点検等も行い、
整備に努めています。このところ芝の状態が芳しくなく、探索道の階段やロープな
どプロの目での点検も必要な時期であるため、業者に委託して芝生広場や探索道の
整備を行いました。
また、「マダニ」の被害も世間を賑わしていたため、防虫薬等の散布も委託しまし
た。安全に、快適に子どもたちが過ごせるよう今後も整備に努めていきます。
(5)安田女子短期大学付属幼稚園
①
保育研究活動
A.重点目標「たくましい力の育成」への取り組みと学校評価
昨年度に引き続き重点目標「たくましい力の育成」を掲げ、建学の精神「柔しく
剛く」を基に、各学年の目標と具体的方策を保護者に示し、併せて学校評価にも取
り組んできました。
昨年度、全学年が 1 年間継続して取り組んだ「お手伝い表」について、保護者の
意見を聞き、今年度は、年少組と年中組は「約束表」、年長組は「お手伝い表」に改
善しました。1 年間継続して取り組み、たくましい力に繋がったことが、学級懇談や
保護者アンケートからわかりました。
昨年の学校関係者評価委員会の意見により、保護者アンケートは年度末 1 回の実
施にしました。アンケートでは、本園の特徴的教育内容についての評価も行いまし
た。保護者の評価は、全てにおいて満足度の高いものでした。
B.安田女子大学児童教育学会でポスター発表
それぞれの教員が、自ら研究テーマをもち、研修会に参加したり自分で教材研究
をしたりしながら、保育の向上を目指しています。そのうち 2 名の教員がこれまで 2
~3 年継続して取り組んできた研究テーマをまとめ、6 月 8 日に開催された、安田女
子大学児童教育学会で、ポスター発表をしました。
ポスター発表したテーマは下記の通りです。
・「遊びを通して育つ、数・量・形の感覚」野間佳恵教諭
・「リトミックを通して子どもの表現力を育む」久保直美教諭
23
②
図書教育の充実
A.読み聞かせタイムと保護者対象「おはなし広場」
平成 17 年から始めた、週 1 回の園長とネイティブ英語の先生による読み聞かせ「お
はなし広場」を、今年は年間 26 回実施し、1年間に年少組に 53 冊(内、英語の絵
本 24 冊)、年中・年長組に 78 冊(内、英語の絵本 26 冊)の絵本を読みました。
また、今年度初めて、保護者対象「おはなし広場」を開催し、29 名の保護者と 7
名の弟妹の参加がありました。園児と同じ体験をされたことで、毎週、園児が借り
てくる絵本を、もっと我が子と楽しみたいと感じられる良い機会となり、絵本の楽
しみ方や作者の思いにまで触れることができたと好評を得ました。継続希望の声も
あがっています。
B.図書サポートの開始
保護者の提案で、今年度から保護者サポート隊に「図書サポートチーム」が加わり
ました。月 2 回、絵本の貸し出し日にメンバーが交代で 3~4 人ずつ来園して、絵本
の読み聞かせを行ってくださいました。先生以外の人に絵本を読んでもらう機会は、
園児にとって楽しみな時間となりました。また、平成 22 年度から始めた絵本の貸し
出しにより損傷が多くなった絵本の修理にも当たってくださいました。
C.「全国お話キャラバンカー」来園
講談社が全国の幼稚園や保育園を回っている「全国お話キャラバンカー」に応募
し、9 月 27 日に来園してもらうことができました。キャラバンカーには、約 550 冊
の絵本が積まれており、車の中に入って絵本を選ぶことができます。また、講談社
の方と共に、地域の読み聞かせボランティアの方 3 名も参加して、学年ごとに 4 冊
ずつ紙芝居と絵本の読み聞かせをしてくださいました。いつもと違う雰囲気の中で、
絵本を選んだり、絵本を読んでもらったりして、絵本への興味が高まりました。
③
自然体験
自然体験は、園児にとって驚きや発見や感動があり、成長しても忘れられない思い
出として残ります。今年度も、安佐南区上安の観察農園で、いちご・スナップ豆・玉ね
ぎ・じゃが芋・さつま芋・大根の収穫と、さつま芋の苗植え・じゃが芋の種芋植えを体
験しました。
また、安東キャンパス内の田んぼで田植えや稲刈りをし、収穫した餅米で餅つきを
するなど、収穫だけでなく植え付けや生長の観察など、一連の活動として長い時間を
かけて学ぶ活動となりお世話をしてくださる方々への感謝の心も育まれました。
また、今年度も、フラワーフェスティバルに飾る花を育てる「ピースフラワープロ
ジェクト花育」に参加し、2 月からパンジーとペチュニアの花の苗を育てました。
④
外部講師による運動遊び
これまで、サンフレッチェのコーチによるサッカー教室を、年長組に年 4 回、年中
組に年 1 回行ってきました。
24
今年度は、健康体操指導士の金子真理子先生に、年間 4 回、全園児を対象に、体操
や踊りの指導をしていただきました。園児は外部講師による運動遊びの指導日に期待
し、意欲的に参加しました。
⑤
弁当給食を週 2 回に
保護者の希望により、週 1 回の弁当給食を週 2 回に増やしました。いろいろな食材
や調理法に触れることができ、偏食指導につながることや、友達と同じものを食べる
ことで食べ物への関心を高める効果が見られました。
⑥
一貫校としての取り組み
A.小学校との交流
年長組は、10 月 22 日に 4 年生による読み聞かせ「おはなし広場」に招待してもら
い、大型絵本や、パネルシアター、絵本の読み聞かせなどしてもらいました。年長
児にとって就学への期待が高まるこの時期に、4 年生の頼もしい姿を見せてもらう事
は、意義深い交流になります。また、年中組は、11 月 29 日に 1 年生の「あそびの広
場」に招待してもらい、手作りの玩具で一緒に遊びを楽しみました。小学校の雰囲
気を味わい、小学生への尊敬や憧れの気持ちが育まれます。
B.中学・高等学校との交流
毎年、幼児教育に関心のある生徒が、夏休みの預かり保育日に園児の生活を見学
に来ています。今年度は、保育室の床の張り替え工事のため、預かり保育が 3 日し
か実施できず、その内 2 日間延べ 20 人の生徒が来園し、午前 9 時から午後 4 時まで
直接子どもに関わったり行事の準備を手伝ったりしました。
また、11 月には中学校 3 年生 216 名の生徒が、家庭科の授業で幼児の生活や成長
について学習するため園児の生活を見学しました。
⑦
防犯・安全
A.白島キャンパス合同避難訓練
火災想定、地震想定、不審者想定の避難訓練を年 2~3 回ずつ実施していますが、
大きな事故や災害が発生した場合、同キャンパス内の教職員が、園児・児童・生徒
を安全に避難させるために協力していくことが大切であると考え、今年度初めて、
11 月 19 日に地震を想定し、幼稚園・小学校・中学校・高等学校が一緒に避難訓練を
行いました。
さらに、地震による津波を想定し 3 階以上の建物に避難する訓練をするため、12
月 5 日に中学校・高等学校と 2 回目の合同避難訓練を実施し、中学校校舎 3 階へ避
難しました。園児と生徒がペアを組んで避難することで、園児の不安は和らぎ、生
徒にも幼い園児を思いやる気持ちが生まれました。
また、保護者の災害時の行動への意識を高めるため、この避難訓練実施中に、園児
の避難訓練状況をメール配信しました。
B.防犯・安全教室への参加
25
自分の身を守るための具体的な体験や訓練の機会が多いことが、幼児期には大切
であることから、避難訓練に加え、年長組は、NPO 法人 CAP 広島の暴力防止プログラ
ムに、11 月 6 日・7 日・8 日の 3 日間参加し、いじめ・誘拐・性暴力の被害から身を守
るためのワークショップを受けました。
また、2 月 26 日には、全園児が広島市少年補導協助員による防犯教室に参加し、
不審者への対応を学びました。年長児は 5 月 17 日に広島市主催の、交通ランドでの
交通安全教室に参加し、映像や横断歩道の実施訓練など通して交通ルールを学びま
した。
⑧
石巻市の被災幼稚園への支援
2011 年 3 月に東日本大震災が発生し、その夏から、被災された石巻市の渡波学園万
石浦・長浜幼稚園のために、夏祭りに絵本を贈るコーナーを設けたり、文化まつりで
募金を集めたり、保護者と協力し継続した支援を行ってきました。
今年度は、これまで 2 年間交流を続けてきた、渡波学園 万石浦・長浜幼稚園園長北
川禮子先生を、日曜参観日に招き「被災地の幼稚園の現状」と題して講演していただ
き、さらに交流が深まりました。
今年度も夏祭りで集めた絵本、文化まつりの収益金からの義援金と募金を贈りまし
た。お礼に運動会の応援旗や卒園祝いのメッセージが届き、園児にとって遠く離れた
友達と心を寄せ合う交流は、有意義なものになっています。
⑨
子育て支援の充実
A.預かり保育
午後 5 時までの通常預かりは延べ 5,195 人(前年度 5,477 人)が利用し、午後 5
時から 6 時までの延長預かりは延べ 1,247 人(前年度 888 人)が利用しました。1
日平均 27 人(前年度 27.9 人)の利用でした。利用児の減少は、床の張り替え工事
のため夏休みの預かり保育日が減ったことによるものです。
B.親子登園・園開放・園庭開放
今年度も 2 歳児を対象にした親子登園と休園日の園開放、1 歳児からを対象にした
園開放と園庭開放を実施し、未就園児親子に遊びの場を提供し、地域の子育て支援
センターとしての役割を担ってきました。
1 年間の実施回数、参加者は下記の通りです。
・親子登園:33 回、11 グループ延べ 164 組の親子
・休園日の園開放:3 回、延べ 142 組の親子
・開園日の園開放:3 回、延べ 98 組の親子
・園庭開放:10 回、207 組の親子
次年度も、未就園親子の楽しい集いの場となるよう支援していきたいと思います。
⑩
施設・設備
A.保育室床の張り替え
26
園児は、床に座って遊ぶことが多く、保育室の床の老朽化による、汚れや損傷個
所が増えたため、保育室 6 室の全ての床の張り替えを夏休みを利用して行いました。
B.トイレのドアの取り替え
各保育室から入れるトイレのドアは、閉めてしまうと中の様子が見えず、開閉時、
ぶつかったり指を挟んだりする危険性があることから、安全のため、中の様子が分
かるようなドアに取り替えました。
C.防犯カメラ取り替えと増設
防犯カメラが、老朽化し度々不具合が見られるようになったため、新しいものに
取り替えました。
また、死角になり安全性が確認できにくい飼育小屋付近と園の前の東側道路が見
えるよう、カメラを 1 台増やしました。
(6)安田学園セミナーハウス
平成 23 年 8 月に安田学園セミナーハウスを設置し、3 年目を迎えました。
利用団体サービス向上のため、迅速なメールの対応、ケータリングの仲介手続、開
錠・閉錠の立合いをして、直接利用者の感想、意見を聞くように心がけました。
大人数の学習合宿・クラブ合宿でのケータリング、寝具リースが比較的低料金で定
着し、今回シャワー台が 5 台から 10 台に増設されたため、学生たちはより快適に時間
を有効に過ごすことができました。
学内外への情報発信を強化し、施設の更なる利用促進を図るため 7 月に安田学園セ
ミナーハウスのホームページを開設、ホームページにセミナーだよりを掲載し近況報
告を発信しました。
そのためリピーターも増え、高校バレー部の合同練習会では、県外の高校バレー部
が頻繁に合宿利用し、大学のゼミ合宿が倍増しました。新たに職員対象の研修会では、
組織を超えた同世代社員との交流を通した視野の拡大や考え方の共有・発見・ネット
ワーク構築などを目的に「異業種交流研修会」が年間を通して 4 回開催され各企業の
方々の利用も増えました。
夏季休暇中は、ほとんど毎日利用があり、8 月後半は大学薬学部の国家試験対策合宿
の長期連泊が入りました。4 年生は、学習習慣や学習方法がまだ身についてないと考え
られる学生を対象に、試験合格に向けた取り組みを円滑に指導され、6 年生は参加者全
員の合格を目標に、それまでの勉強の締めくくりとして 4 日間の学習が行われました。
大学生のゼミ合宿、職員研修、大学・高校の学習合宿、大学・中高生のクラブ合宿、
学外の学習合宿・クラブ合宿・一般利用と幅広くリピーターが増し、利用団体 42 団体・
利用延べ人数 1,543 名と前年度より 2 団体 64 名上回りました。
今後は、無線 LAN の設置予定もあり、稼働率の低い月と平日利用を増すことを課題
とし、割引キャンペーンを実施し大学のゼミ・学生利用に力を入れてアプローチして
いきます。
27
(7)創立 100 周年記念事業推進委員会
100 周年を迎えるにあたり企画委員会の行動指針は、
「建学の精神」の継承として
ステップ 1 平成 25 年・平成 26 年は学園の歴史を残し後世に伝える
ステップ 2 平成 26 年・平成 27 年は建学の精神を深め共有する期間
ステップ 3 平成 27 年・平成 28 年は未来に向けて建学の精神を継承し外部にメッセ
ージを発信していく期間
と位置づけしています。
今年度ステップ 1 の主要な委員会事業活動は、
①
100 年史編集作業
100 年史編集委員会では校史編の直近 30 年の原稿が平成 25 年末に出揃い、編集
作業に着手、週 1 回のペースで作業を行いました。
②
安田リヨウ記念館所蔵資料データベース再構築、学内公開
平成 25 年 7 月 25 日、旧来のデータベースに現物棚卸を実施し、デジタル撮影
したデータを貼り付け学内公開しました。(作業:平成 25 年 4 月~)
③
40 年史、50 年史執筆者から返還資料整備
平成 20 年に返還された資料を整備し、データベースへの登録を行いました。
遺墨・遺稿は額装、軸装を新たに実施、レコード音源はデジタル化、安田時報
などは、電子化しました。資料の電子化は簡単なものは内部作成し、副本を伴う
高度なものは外部業者に発注し作業を進めました。
④
安田リヨウ記念館リニューアルオープン
安田リヨウ記念館展示室の閲覧は学内者が中心であったため、常態的に一般公
開できる様に、冷暖房を完備し、照明器具も資料に影響を与えない LED 化をし、
日光暴露から資料を守るための展示パネルを設置しました。また、展示方法につ
いても模様替えをし、平成 26 年 3 月 3 日にリニューアルオープンしました。新聞
記事に掲載され、篤志家による寄付もありました。
⑤
式典・祝賀会の企画会議
式典
平成 27 年 2 月 21 日 14:00~15:00 安田リヨウ記念講堂
祝賀会 平成 27 年 2 月 21 日
17:00~18:30 リーガロイヤルホテル
日程が決定し、記念品、手土産などの検討も行いました。
⑥
学園創立 100 周年記念音楽祭企画会議
平成 26 年 3 月 24 日に第 1 回目の企画会議が行われ、各校園の音楽教員と唐花
会からの代表による打合せを行いました。
28
Ⅲ.財務の概要
今年度の資金収支について、収入総額は、251億7,031万5千円、支出総額は257億960万4千円となり
(収支とも支払資金を除く)、前年度に比べ収入は32億8,855万9千円増加し、支出も39億7,765万7千円
増加した。そのうち、学生生徒等納付金は1億9,340万4千円の増加となり、支出では教育研究経費支出が
2億6,556万円の増加となった。
消費収支は、収入総額が51億8,299万6千円、支出総額62億9,196万3千円で、当年度は11億896万7千円
の支出超過となった。これは新5号館建設、学部開設に伴う機器備品等の基本金組入によるものである。
貸借対照表の資産の部合計は、前期末より20億8,245万8千円増加し382億9,678万8千円となった。また
基本金は、第1号・第2号・第4号の基本金組入により27億9,519万2千円増加し、388億1,026万7千円となった。
平成26年3月31日現在において、資産の部合計から負債の部合計を差し引いた正味財産は、358億
7,698万6千円となった。
今年度の主な整備事業は次のとおりである。
安東キャンパス新5号館建設工事(25億4,500万円)
安東キャンパス新5号館情報関連設備他(2億8,935万円)
安東キャンパス新5号館連絡通路工事(7,000万円)
安東キャンパス図書館、6・7号館連絡通路整備工事(2億1,787万円)
安東キャンパス看護学部機器備品他(1億6,577万円)
白島キャンパスセミナーハウス(1,877万円)
白島キャンパス高校SSH実験教室整備工事(790万円)
白島キャンパス高校被服教室改修工事(776万円)
白島キャンパス短大付属幼稚園床張替工事(625万円)
1.資金収支計算書の推移
収入の部
(単位:千円)
平成21年度
平成22年度
平成23年度
平成24年度
平成25年度
学生生徒等納付金収入
5,462,910
5,779,086
6,034,796
6,078,278
6,271,682
手数料収入
97,470
102,285
93,349
98,935
106,988
寄付金収入
12,585
16,197
20,785
12,823
44,165
補助金収入
1,025,328
1,028,929
932,024
962,319
977,592
国庫補助金収入
449,177
441,690
344,808
354,176
379,276
地方公共団体補助金収入
576,151
587,239
587,216
607,643
597,816
学術研究振興資金収入
0
0
0
500
500
資産運用収入
195,712
91,545
503,974
668,309
633,008
資産売却収入
3,825,601
4,118,715
7,632,833
13,723,505
16,271,263
事業収入
18,140
43,124
63,430
63,874
66,057
雑収入
160,793
202,380
136,918
189,438
147,824
前受金収入
1,162,845
1,101,952
1,008,070
1,098,204
1,237,964
その他の収入
140,530
108,330
53,233
130,332
622,280
資金収入調整勘定
△ 1,195,516 △ 1,210,539 △ 1,215,884 △ 1,144,261 △ 1,208,508
小 計
10,906,398
11,382,004
15,263,528
21,881,756
25,170,315
前年度繰越支払資金
2,752,036
3,601,922
4,504,893
4,494,895
4,644,704
収入の部合計
13,658,434
14,983,926
19,768,421
26,376,651
29,815,019
支出の部
人件費支出
教育研究経費支出
管理経費支出
施設関係支出
設備関係支出
資産運用支出
その他の支出
資金支出調整勘定
小 計
次年度繰越支払資金
支出の部合計
△
△
△
△
前年度
増減
193,404
8,053
31,342
15,273
25,100
9,827
0
35,301
2,547,758
2,183
41,614
139,760
491,948
64,247
3,288,559
149,809
3,438,368
前年度
増減
3,538,616
3,527,248
3,679,211
3,815,761
3,720,707 △
95,054
951,593
892,686
889,936
1,046,559
1,312,119
265,560
300,286
385,545
326,792
327,011
370,882
43,871
142,972
146,823
121,717
171,961
3,397,470
3,225,509
259,327
169,747
139,753
168,425
442,674
274,249
4,853,215
5,355,278
10,112,315
16,234,342
16,436,571
202,229
32,106
23,561
27,470
24,535
57,226
32,691
△
21,603 △
21,855 △
23,668 △
56,647 △
28,045
28,602
10,056,512
10,479,033
15,273,526
21,731,947
25,709,604
3,977,657
3,601,922
4,504,893
4,494,895
4,644,704
4,105,415 △
539,289
13,658,434
14,983,926
19,768,421
26,376,651
29,815,019
3,438,368
平成21年度
平成22年度
平成23年度
29
平成24年度
平成25年度
2.消費収支計算書の推移
消費収入の部
学生生徒等納付金
手数料
寄付金
補助金
国庫補助金
地方公共団体補助金
学術研究振興資金
資産運用収入
資産売却差額
事業収入
雑収入
帰属収入合計
基本金組入額合計
消費収入の部合計
消費支出の部
人件費
教育研究経費
管理経費
資産処分差額
徴収不能引当金繰入額
消費支出の部合計
当年度消費収入超過額
当年度消費支出超過額
前年度繰越消費支出超過額
基本金取崩額
翌年度繰越消費支出超過額
(単位:千円)
前年度
平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度
増減
5,462,910
5,779,086
6,034,796
6,078,278
6,271,682
193,404
97,470
102,285
93,349
98,935
106,988
8,053
14,023
20,013
29,560
14,181
49,286
35,105
1,025,328
1,028,929
932,024
962,320
977,592
15,272
449,177
441,690
344,808
354,176
379,276
25,100
576,151
587,239
587,216
607,644
597,816 △
9,828
0
0
0
500
500
0
195,712
91,545
503,974
668,309
633,007 △
35,302
2,975
6,574
0
0
0
0
17,962
43,125
63,430
63,874
66,057
2,183
160,976
202,441
136,917
191,611
159,612 △
31,999
6,977,356
7,273,998
7,794,050
8,077,508
8,264,224
186,716
△
558,627 △
509,781 △ 1,341,615 △ 1,531,431 △ 3,081,228 △ 1,549,797
6,418,729
6,764,217
6,452,435
6,546,077
5,182,996 △ 1,363,081
平成21年度
3,547,041
2,132,273
337,487
191,420
64
6,208,285
210,444
3,743,159
76,512
3,456,203
平成22年度 平成23年度 平成24年度
3,636,565
1,955,867
424,187
358,894
0
6,375,513
388,704
3,456,204
227,411
2,840,089
30
3,694,302
1,936,067
355,446
95,085
38
6,080,938
371,497
2,840,091
34,534
2,434,060
3,808,898
2,037,913
351,258
160,916
0
6,358,985
187,092
2,434,058
136,617
2,110,349
平成25年度
3,722,632 △
2,143,493
389,650
36,187 △
1
6,291,963 △
1,108,967
2,110,350 △
286,036
2,933,281
前年度
増減
86,266
105,580
38,392
124,729
1
67,022
1,296,059
323,708
149,419
822,932
3.貸借対照表の推移
(単位:千円)
資産の部
科 目
固定資産
有形固定資産
土地
建物
その他の有形固定資産
その他の固定資産
平成21年度
平成22年度
平成23年度
平成24年度
平成25年度
33,376,712
19,434,987
3,668,685
12,139,074
3,627,228
13,941,725
前年度
増減
3,519,630
2,957,237
503,592
2,189,610
264,035
562,393
28,073,546
18,928,553
3,102,405
11,586,705
4,239,443
9,144,993
28,175,796
18,137,884
3,144,119
11,081,138
3,912,627
10,037,912
29,090,615
17,327,196
3,148,424
10,600,451
3,578,321
11,763,419
29,857,082
16,477,750
3,165,093
9,949,464
3,363,193
13,379,332
流動資産
現金預金
その他の流動資産
3,712,715
3,601,922
110,793
4,561,630
4,504,893
56,737
5,284,045
4,494,895
789,150
6,357,248
4,644,704
1,712,544
資産の部合計
負債の部
固定負債
退職給与引当金
31,786,261
32,737,426
34,374,660
36,214,330
917,722
917,722
1,027,040
1,027,040
1,042,131
1,042,131
1,033,213
1,033,213
1,023,386 △
1,023,386 △
9,827
9,827
流動負債
前受金
その他の流動負債
1,293,932
1,162,845
131,087
1,237,296
1,101,952
135,344
1,146,325
1,008,070
138,255
1,276,391
1,098,204
178,187
1,396,415
1,237,964
158,451 △
120,024
139,760
19,736
負債の部合計
基本金の部
第1号基本金
第2号基本金
第4号基本金
基本金の部合計
消費収支差額の部
翌年度繰越消費支出超過額
消費収支差額の部合計
負債の部、基本金の部及び
消費収支差額の部合計
2,211,654
2,264,336
2,188,456
2,309,604
2,419,801
110,197
30,475,339
2,163,472
392,000
33,030,811
30,257,709
2,663,472
392,000
33,313,181
30,264,790
3,963,472
392,000
34,620,262
30,356,603
5,263,472
395,000
36,015,075
32,098,267
6,300,000
412,000
38,810,267
1,741,664
1,036,528
17,000
2,795,192
3,456,204
2,840,091
2,434,058
2,110,349
2,933,280
822,931
822,931
4,920,076 △ 1,437,172
539,289
4,105,415 △
814,661 △
897,883
38,296,788
△ 3,456,204 △ 2,840,091 △ 2,434,058 △ 2,110,349 △ 2,933,280 △
31,786,261
32,737,426
31
34,374,660
36,214,330
38,296,788
2,082,458
2,082,458
4.貸借対照表関係比率の推移
財務比率
1
2
3
4
5
6
7
算式(×100%)
平成21年度
平成22年度
平成23年度
平成24年度
平成25年度
93.0%
93.1%
93.6%
93.6%
93.7%
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
92.1%
89.4%
87.5%
85.5%
90.5%
11.7%
13.9%
15.4%
17.6%
12.8%
286.9%
368.7%
461.0%
498.1%
352.3%
309.8%
408.8%
445.9%
422.9%
331.6%
7.5%
7.4%
6.8%
6.8%
6.7%
算式(×100%)
平成21年度
平成22年度
平成23年度
平成24年度
平成25年度
(帰属収入-消費支出)
11.0%
12.4%
22.0%
21.3%
23.9%
78.3%
79.4%
77.4%
75.2%
75.9%
14.7%
14.1%
12.0%
11.9%
11.8%
50.8%
50.0%
47.4%
47.2%
45.0%
34.3%
30.7%
31.8%
32.0%
34.1%
8.0%
7.0%
17.2%
19.0%
37.3%
64.9%
62.9%
61.2%
62.7%
59.4%
平成21年度
平成22年度
平成23年度
平成24年度
平成25年度
41
3,347
488
687
615
484
191
208
6,061
38
3,581
506
694
606
490
192
212
6,319
37
3,699
572
637
653
491
193
207
6,489
39
3,708
547
681
660
492
195
208
6,530
38
3,799
515
670
667
488
195
208
6,580
463
95
70
53
32
15
18
5
751
449
92
63
55
32
19
15
5
730
404
69
60
55
45
17
16
7
673
447
96
61
57
44
18
16
7
746
452
81
65
54
38
21
20
5
736
自 己 資 金
自己資金構成比率
総
資
金
基
本
金
基 本 金 比 率
基本金要組入額
固 定 資 産
固定長期適合率
自己資金+固定負債
流
総
流
流
動
比
率
流
現
前 受 金 保 有 率
前
総
負
債
比
率
自
流動資産構成比率
動
資
資
動
動
金
資
負
預
受
負
己
資
産
産
産
債
金
金
債
金
5.消費収支計算書関係比率の推移
財務比率
1
帰属収支差額比率
2 学生生徒等納付金比率
3
補 助 金 比 率
4
人 件 費 比 率
5
教育研究経費比率
6
基 本 金 組 入 率
7
人 件 費 依 存 率
帰 属 収 入
学生生徒等納付金
帰 属 収 入
補
助
金
帰 属 収 入
人
件
費
帰 属 収 入
教 育 研 究 経 費
消 費 支 出
基 本 金 組 入 額
帰 属 収 入
人
件
費
学生生徒等納付金
6.在学生数・教職員数の推移
区
分
在学生数
(単位:名)
大学院
大学
短期大学
高等学校
中学校
小学校
短期大学付属幼稚園
大学付属幼稚園
計
教職員数
(単位:名)
大学
短期大学
高等学校
中学校
小学校
短期大学付属幼稚園
大学付属幼稚園
その他
計
32
財 務 の 概 要
(5年間の財務 経年比較表)
(単位:百万円)
平成21年
5,463
6,977
△ 559
6,208
2,132
18,929
31,786
項 目
①学生生徒等納付金
②帰 属 収 入
③基本金組入額
④消 費 支 出 額
⑤教育研究経費
⑥有形固定資産
⑦総
資
産
平成22年
5,779
7,274
△ 510
6,376
1,956
18,138
32,737
平成23年
6,035
7,794
△ 1,342
6,081
1,936
17,327
34,375
平成24年
6,078
8,078
△ 1,531
6,359
2,038
16,478
36,214
学生生徒等納付金及び帰属収入の推移
9,000
8,000
7,274
6,977
7,000
6,000
5,463
7,794
基本金組入額の推移
0
8,264
△ 500
6,078
6,035
5,779
8,078
平成25年
6,272
8,264
△ 3,081
6,292
2,143
19,435
38,297
△ 559
6,272
△ 510
△ 1,000
5,000
△ 1,500
4,000
△ 2,000
3,000
△ 1,342
△ 1,531
△ 2,500
2,000
△ 3,000
1,000
0
△ 3,081
△ 3,500
H21
H22
H23
学納金
H24
H25
H21
H22
帰属収入
H23
H24
H25
基本金組入額
(%)
項 目
学生生徒等納付金比率
H21
H22
H23
H24
H25
78.3 79.4 77.4 75.2 75.9
(%)
項 目
基本金組入率
消費支出額及び教育研究経費の推移
7,000
6,208
6,376
6,359
6,081
H21
H22
H23
H24
H25
8.0
7.0 17.2 19.0 37.3
総資産及び有形固定資産の推移
45,000
6,292
40,000
6,000
35,000
5,000
31,786
32,737
34,375
36,214
38,297
30,000
4,000
25,000
3,000
20,000
2,132
1,956
1,936
2,038
2,143
19,435
18,929
18,138
17,327
16,478
H21
H22
H23
H24
有形固定資産
総資産
15,000
2,000
10,000
1,000
5,000
0
0
H21
H22
H23
消費支出額
H24
H25
教育研究経費
(%)
項 目
消費支出比率
教育研究経費比率
H21
H22
H23
H24
H25
89.0 87.7 78.0 78.7 76.1
30.6 26.9 24.8 25.2 25.9
33
H25
(%)
項 目
有形固定資産構成比率
H21
H22
H23
H24
H25
59.6 55.4 50.4 45.5 50.7