事 業 報 告 書 - 安田女子大学/安田女子短期大学

平成 24 年度
事 業 報 告 書
(平成 24 年 4 月 1 日~平成 25 年 3 月 31 日)
学校法人
安田学園
目
次
Ⅰ.法人の概要
1.設置する学校及び所在地
(1)安東キャンパス ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
(2)白島キャンパス ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
2.沿 革 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
3.組織図
(1)学校機構図 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
(2)事務組織図 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
4.設置する学校の入学定員、編入学定員、収容定員、在学生数 ‥‥‥
5.役員、教職員数 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
1
1
2
4
5
6
7
Ⅱ.事業の概要
1.当該年度の主な事業
(1)安田女子大学・安田女子短期大学 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
(2)安田女子高等学校・安田女子中学校 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥・・
(3)安田小学校 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
(4)安田女子大学付属幼稚園 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
(5)安田女子短期大学付属幼稚園 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
(6)安田学園セミナーハウス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(7)創立 100 周年記念事業推進企画委員会の設置・・・・・・・・・・・・・・・
8
14
15
19
23
26
27
Ⅲ.財務の概要
1.資金収支計算書の推移 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
2.消費収支計算書の推移 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
3.貸借対照表の推移 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
4.貸借対照表関係比率の推移 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
5.消費収支計算書関係比率の推移 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
6.在学生数・教職員数の推移 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
7.5年間の財務 経年比較表 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
28
29
30
31
31
31
32
1.設置する学校及び所在地
(1)安東キャンパス
広島市安佐南区安東6丁目13番1号
学校名
安田女子大学
学部・学科・専攻・課程
開設年度
備
考
平成6年度
大学院 文学研究科
博士前期課程
日本語学日本文学専攻
英語学英米文学専攻
教育学専攻
教育学・心理学コース
臨床心理学コース
平成8年度
博士後期課程
日本語学日本文学専攻
英語学英米文学専攻
教育学専攻
文学部
昭和41年度
日本文学科
日本文学専攻
書道文化専攻
平成23年度から専攻の募集停止
書道学科
平成23年度
英語英米文学科
昭和41年度
児童教育学科
昭和50年度
平成24年度から募集停止
心理学科
平成16年度
平成24年度から募集停止
教育学部 児童教育学科
平成24年度
平成24年度文学部児童教育学科を改組
心理学部 心理学科
平成24年度
平成24年度文学部心理学科を改組
現代ビジネス学部 現代ビジネス学科
平成15年度
家政学部 生活デザイン学科
平成16年度
薬学部
安田女子短期大学
平成23年度日本文学科日本文学専攻を
改組
平成23年度から専攻の募集停止
管理栄養学科
平成16年度
薬学科
平成19年度
平成23年度日本文学科書道文化専攻を
改組
昭和30年度
昭和63年度
保育科
秘書科
安田女子大学付属
幼稚園
昭和56年度
(2)白島キャンパス
広島市中区白島北町1番41号
学校名
安田女子高等学校
学部・学科・専攻・課程
全日制課程 普通科
開設年度
昭和23年度
安田女子中学校
昭和22年度
安田小学校
昭和31年度
安田女子短期大学
付属幼稚園
昭和28年度
1
備
考
2.沿 革
大正
4年 (1915)
1月
広島技芸女学校開校の開設認可を広島県知事より受ける
4月
各種学校令による広島技芸女学校開校(広島市中島本町)
6年 (1917) 10月
校地を広島市基町(現西白島町)に移す
7年 (1918)
広島技芸女学校を安田技芸女学校と改称
4月
実業学校令による広島技芸女学校開校
9年 (1920)
4月
広島技芸女学校を高等女学校令による広島実科高等女学校に昇格
安田技芸女学校は旧名の広島技芸女学校に復す
昭和
11年 (1922)
4月
広島実科高等女学校を改組して安田高等女学校を開校
2年 (1927)
8月
広島技芸女学校を広島高等家政女学校と改称(昭和20年3月まで存続)
3年 (1928)
8月
安田高等女学校を財団法人安田高等女学校に改組
5年 (1930)
5月
広島女子教員養成所開所
19年 (1944)
3月
広島女子教員養成所廃止
5月
安田高等女学校内に保育所併設(昭和20年3月まで)
8月
原子爆弾のため職員13名、生徒315名死亡 校舎全壊 終戦
20年 (1945)
12月
校地に旧工兵隊跡地使用の内諾を得、翌年1月本格的復興工事開始
21年 (1946)
4月
安田高等女学校5年制となる
22年 (1947)
4月
学制改革により安田女子中学校を開校
広島Y・D・Mカレッヂ開校
23年 (1948)
5月
学制改革により安田高等女学校を廃止し、安田女子高等学校を開校
26年 (1951)
3月
学校法人安田学園へ組織を変更
4月
広島県の委嘱をうけ広島県保育専門学校を開校(昭和28年3月まで)
4月
安田学園幼稚園教員養成所を開所
6月
昭和27年5月開園した安田保育園を廃止し、安田幼稚園を開園
30年 (1955)
4月
安田女子短期大学(保育科)開学
31年 (1956)
3月
安田学園幼稚園教員養成所廃止
4月
安田小学校開校
28年 (1953)
安田幼稚園を安田女子短期大学付属幼稚園と改称
平成
36年 (1961)
4月
短期大学に家政科開設
40年 (1965)
3月
広島Y・D・Mカレッヂ廃止
41年 (1966)
4月
安田女子大学文学部(日本文学科・英米文学科)が安東校地に開学
42年 (1967)
9月
短期大学を白島校地より安東校地に移転
50年 (1975)
4月
大学文学部に児童教育学科開設
56年 (1981)
4月
安田女子大学付属幼稚園を安東校地に開園
59年 (1984)
4月
大学文学部英米文学科を英語英米文学科と科名変更
63年 (1988)
4月
短期大学に秘書科開設
3年 (1991)
4月
短期大学家政科を生活科学科と科名変更
6年 (1994)
4月
大学に大学院文学研究科開設
8年 (1996)
4月
大学院文学研究科に博士後期課程を開設
10年 (1998)
4月
大学文学部に人間科学科を開設
14年 (2002)
4月
大学文学部日本文学科を日本文学専攻、書道文化専攻の2専攻に分割
15年 (2003)
4月
大学に現代ビジネス学部現代ビジネス学科を開設
16年 (2004)
4月
大学に家政学部生活デザイン学科、管理栄養学科を開設
大学文学部人間科学科を心理学科に改組、人間科学科は学生募集停止
短期大学生活科学科を学生募集停止
17年 (2005)
3月
短期大学生活科学科を廃止
2
平成
19年 (2007)
4月
大学に薬学部薬学科(6年制)を開設
9月
大学文学部人間科学科を廃止
23年 (2011)
4月
大学文学部日本文学科日本文学専攻を日本文学科に改組、日本文学科日本文
学専攻は学生募集停止
大学文学部日本文学科書道文化専攻を書道学科に改組、日本文学科書道文化
専攻は学生募集停止
24年 (2012)
4月
大学文学部児童教育学科を教育学部児童教育学科に改組、文学部児童教育学
科は学生募集停止
大学文学部心理学科を心理学部心理学科に改組、文学部心理学科は学生募集
停止
3
3. 組 織 図
(1) 学 校 機 構 図
学校法人 安田学園
安 田 女 子 大 学
大
文
学
学
研
究
院
科
日本語学日本文学専攻
(博士前期・後期課程)
英語学英米文学専攻
教 育 学 専 攻
教 育 学 ・ 心 理 学コ ース
臨床心理学コース
文
学
部
日 本 文 学 科
日 本 文 学 専 攻
書 道 文 化 専 攻
書
道
学
科
英語英米文学科
児 童 教 育 学 科
心
理
学
科
教
育
学
部
児 童 教 育 学 科
心
理
学
部
心
理
学
科
現代ビジネス学部
現代ビジネス学科
家
生活デザイン学科
政
学
部
管 理 栄 養 学 科
薬
付
学
属
機
部
薬
学
科
関
図
書
館
教育総合研究所
言語文化研究所
心理教育相談室
安田女子短期大学
付
属
機
関
安田女子高等学校
安田女子中学校
安 田 小 学 校
安 田 女 子 大 学
付 属 幼 稚 園
安田女子短期大学
付 属 幼 稚 園
4
保
育
科
秘
書
科
図
書
館
普
通
科
(2) 事 務 組 織 図
法 人 本 部
監
査
室
秘
書
室
総
務
部
施
設
部
総
務
課
経
理
課
管
財
課
購
買
課
情 報 シ ス テ ム課
理 事 会
安田女子大学
学
長
室
安田女子短期大学
事
務
局
評議員会
事
務
部
庶
務
課
施
設
部
管
財
課
購
買
課
情 報 シ ス テ ム課
教
務
部
教
務
課
入 試 広 報 部
入 試 広 報 課
学
学
生
課
図
書
課
生
部
キャリアセンター
図
書
館
学習支援センター
学 習 支 援 課
保 健 セ ン タ ー
事
務
室
安 田 小 学 校
事
務
室
安田女子大学
付 属 幼 稚 園
事
務
室
安田女子短期
大 学 付 属 幼 稚園
事
務
室
安田女子高等学校
安 田 女 子 中 学校
5
4.設置する学校の入学定員、編入学定員、収容定員、在学生数
平成24年5月1日現在
設 置 学 校
入 学
定 員
編入学
定 員
収 容
定 員
在 学
生 数
備 考
安田女子大学
大学院 文学研究科
博士前期課程
30
-
60
35
博士後期課程
9
-
27
4
39
-
87
39
日本文学科
90
2
424
477 平成23年度から書道文化専攻を募集停止
書道学科
30
-
60
59 平成23年度日本文学科書道文化専攻を改組
110
2
464
528
児童教育学科
-
10
350
378 平成24年度から募集停止
心理学科
-
2
274
307 平成24年度から募集停止
230
16
1,572
110
-
110
120 平成24年度文学部児童教育学科を改組
110
0
110
120
90
-
90
94 平成24年度文学部心理学科を改組
90
0
90
94
120
2
454
536
120
2
454
536
105
2
389
501
80
-
320
318
185
2
709
819
大学院計
文学部
英語英米文学科
文学部計
1,749
教育学部
児童教育学科
教育学部計
心理学部
心理学科
心理学部計
現代ビジネス学部
現代ビジネス学科
現代ビジネス学部計
家政学部
生活デザイン学科
管理栄養学科
家政学部計
薬学部
平成19年度開設
120
-
770
390
120
-
770
390
855
20
3,705
3,708
894
20
3,792
3,747
保育科
150
-
300
319
秘書科
100
-
200
228
250
-
500
547
270
-
810
681
250
-
750
660
安田小学校
80
-
480
492
安田女子大学付属幼稚園
70
-
210
208
安田女子短期大学付属幼稚園
60
-
200
195
6,742
6,530
薬学科
薬学部計
学部計
大学計
安田女子短期大学
短大計
安田女子高等学校
全日制課程 普通科
安田女子中学校
学 園 合 計
6
5.役員、教職員数
平成24年5月1日現在
(1)役員
理事
監事
9 人(理事長1人含む)
3 人
(2)教職員
区 分
教 員
事務職員
非常勤教員
兼務職員
計
154
78
170
45
447
安田女子短期大学
23
12
54
7
96
安田女子高等学校
39
7
10
5
61
安田女子中学校
36
8
11
2
57
安田小学校
26
5
4
9
44
9
1
0
6
16
10
0
0
8
18
0
3
0
4
7
297
114
249
86
746
安田女子大学
安田女子大学付属幼稚園
安田女子短期大学付属幼稚園
その他
学 園 合 計
7
Ⅱ.事業の概要
1.当該年度の主な事業
(1)安田女子大学・安田女子短期大学
①
短期大学認証評価
国・公・私立すべての大学は、2002 年の学校教育法の改正により、文部科学大臣の
認証する評価機関による評価を 7 年に一回定期的に受けることが義務化されました。
本学(短期大学)は、平成 17 年度に 1 回目の認証評価を受審し「適格」の判定を受
けました。それから 7 年を経た平成 24 年度に、2 回目の認証評価として(財)短期大学
基準協会の審査を受け、短期大学評価基準に適合していると認定されました。
同協会による評価結果の総評は、以下のとおりです。
「平成 23 年 7 月 4 日付で当該短期大学からの申請を受け、本協会は第三者評価を行っ
たところであるが、評価の結果、当該短期大学は、自らの掲げる教育理念の実現及び
教育目標の達成に向けて改善に努めており、本協会が定める短期大学評価基準を満た
していると判断した。(以下省略) 」
また、同協会による評価は、基準Ⅰ 建学の精神と教育の効果、基準Ⅱ 教育課程と
学生支援、基準Ⅲ 教育資源と財的資源、基準Ⅳ リーダーシップとガバナンス、とい
う4つの基準ごとに行われますが、それらの評価結果はいずれも「合」となりました。
評価結果の詳細につきましては、本学公式ホームページの情報公開ページに掲載し
ています。以下のアドレスより御覧ください。
http://www.yasuda-u.ac.jp/top/information/report/tan_hyouka.html
②
硬筆書写講座の開講
パソコン全盛の現代でも、手書き文字が社会生活において重要であると考え、本学
では平成 24 年度から「硬筆書写講座」を開講しました。
学生が社会に出る前に、人々に快く感じていただけるような手書き文字を習得する
ことを目的としています。内容は、漢字・かな・カタカナの基本表現から、宛名書き
や履歴書に用いる用語の練習などで、書写技能の向上を図るとともに、一般教養も身
につけることを目的としています。
大学 2・3 年生、短期大学 1・2 年生を対象とするもので、オリジナルのテキストを
使って、1 年間に 5 課題(2 年間で 10 課題)を合格することが、「まほろば教養ゼミ」
単位修得の条件となっています。
講座は、授業期間中は月曜日から金曜日の午後、夏休み等の長期休業期間中も別途
スケジュールを設定し、開講しました。
その結果、平成 24 年度は、対象となる全学生が、必要とされる課題に合格すること
ができました。
8
③
学習支援センターの活動
学生が自ら学び、学業の達成を図り、社会的職業的自立に必要な能力を養うことを
目的として、学習力・就業力の育成支援とその環境の醸成を図るため平成 23 年度に学
習支援センターが設置されました。
平成 24 年度の活動内容については、以下のとおりです。
A.インターンシップ
66 の企業・地方公共団体に対し、132 名の学生が参加しました。
B.課外講座
開講、受講状況は、次のとおりです。
提供講座:44 講座
開講講座:24 講座
延べ受講者数:465 名
C.TOEIC(R)講演会
11 月 29 日に、各メディアでも活躍中で、
「TOEIC(R)の伝道師」として知られる
千田潤一氏による講演会を行いました。参加者は約 200 名でした。学生だけではな
く、教職員も参加し、大変好評を得ました。
D.ボランティア活動
約 70 件のボランティア活動の募集を行いました。
E.学内検定試験
学内で申込みを受け付け、試験実施を行う検定試験を学習支援センターで取り扱っ
ています。平成 23 年度までは、
「TOEIC(R)」と「日本語検定」でしたが、平成 24 年
度第 2 回目から、
「日本漢字能力検定(漢検)」及び「硬筆・毛筆書写検定」の取扱い
を加えました(第 1 回までは書道学科で取扱い)。「TOEIC(R)」と「日本語検定」に
ついては、受験料の一部が安田女子大学後援会から補助されています。
平成 24 年度各検定試験の申込者数は、下表のとおりです。
検定試験
TOEIC
日本語検定
日本漢字能力検定
硬筆書写検定
毛筆書写検定
④
級
2級
3級
2級
準2級
1級
準1級
2級
3級
1級
準1級
2級
3級
第1回
511
21
5
第2回
159
60
14
91
27
2
3
10
2
0
2
7
0
第3回
401
77
13
第4回
105
(人)
合計
1,176
81
19
168
40
2
3
10
2
0
2
7
0
保護者懇談会
保護者に気楽に本学へ来ていただき、教員との会話や施設見学の中で、安田女子大
学・安田女子短期大学の教育への理解と共感を促進することを目的とし、保護者懇談
会を実施しました。
平成 24 年度は、第 3 回目の開催となり、9 月 29 日 13:00~15:30、9 号館で開催しま
した。
9
来場者数集計、保護者からの評価は、以下のとおりです。
A.来場者集計結果
・515 名の保護者が来場。うち 322 名が各学科個別懇談に参加。学生数に対する来場
者比率は 12.1%と、昨年度 10.9%より増加しました。
・学科ごとの学生数に対する来場者比率では、薬学部保護者会を当日同時開催した
薬学科が 25.6%、学生全員によるパフォーマンス発表のあった保育科が 26.3%と
高い参加率となりました。続いて秘書科 15.8%、管理栄養学科 12.0%、児童教育
学科 11.5%となりました。
・学年別では、1 年生 14.2%、2 年生 4.4%、3 年生 8.2%、4 年生 2.8%、薬学科 5
年生 12.9%、同学科 6 年生は 11.8%でした。昨年同様、入学したばかりの学生の
保護者と就職活動を控えた学生の保護者の関心の高さがうかがえる結果となりま
した。
・地域別では、地元広島県の 44.6%に続き、山口県 5.3%、島根県 2.2%、岡山県(5
名)、鳥取県(3 名)、愛媛県(2 名)の来場でした。九州からは福岡の 5 名を含め
計 13 名の来場がありました。
・本年度は過去に保護者会に参加されたことがあるか(リピート率)について確認
しました。結果としては、回答者のうち、36.0%が過去にも参加されたことがあ
りました。そのうち 37.1%(総数に対しては 17.6%)の保護者は、過去 2 回共に
参加されていました。
B.保護者からの評価(アンケート結果を中心に)
全体内容については、アンケートの 3 段階評価(よかった、どちらでもない、よ
くなかった)の「よかった」が 92.9%と、昨年(「よかった」が 94.4%)同様、高
い評価を得ることができました。
開催時期に関しては、一昨年は「変更希望」が 21.6%でしたが、今年度は「よか
った」との回答が 97.6%となりました。
書道学科、保育科の学生パフォーマンスが 9 号館アトリウムで行われ、多数の保
護者の方に御覧いただけました。
「大学の様子がよくわかった」「就職支援について聞けてよかった」などの意見が
多数寄せられる一方で、
「就職説明会と学科別相談の時間を分けてほしい」など時間
設定についての意見も寄せられており、次回運営の参考にしたいと思います。
⑤
海外研修プログラムの実施状況
本学では、外国の言語や会話の学習に加えて文化や習慣について理解を深めるため
に、「海外研修プログラム」を実施し単位認定しております。
平成 24 年度は、次のとおり海外研修プログラムを実施しました。
なお、アメリカ派遣 6 ヶ月留学(STAYS)は、英語英米文学科の平成 24 年度入学生
(平成 25 年度実施分)から必修になります。
A.アメリカ派遣 6 ヶ月留学(STAYS)19 単位
対
象:大学文学部英語英米文学科 2 年生(参加者:54 名)
10
期 間:平成 24 年 9 月 10 日~平成 25 年 2 月 8 日(152 日間)
派遣先:カリフォルニア州立大学サンバナディノ校
B.現代ビジネス学科海外語学ビジネス研修(LABOS)4 単位
対
象:大学現代ビジネス学部現代ビジネス学科 2 年生(参加者:35 名)
期
間:平成 25 年 2 月 2 日~平成 25 年 3 月 19 日(46 日間)
派遣先:オーストラリア南クイーンズランド大学
C.秘書科海外研修(BETA)3 単位
対
象:短期大学秘書科 1 年生(参加者:14 名)
期
間:平成 25 年 2 月 2 日~平成 25 年 3 月 7 日(34 日間)
派遣先:オーストラリア南クイーンズランド大学
D.アメリカ文化語学演習(ACLP)2 単位
対
象:大学 1~3 年生、短期大学 1 年生(参加者:85 名)
期
間:平成 25 年 2 月 18 日~平成 25 年 3 月 15 日(26 日間)
派遣先:カリフォルニア州立大学サンバナディノ校、パームデザート校
E.ニュージーランド文化語学演習(NCLP)2 単位
対
象:大学 1~3 年生、短期大学 1 年生(参加者:14 名)
期
間:平成 25 年 2 月 17 日~平成 25 年 3 月 15 日(27 日間)
派遣先:オタゴ・ポリテクニーク
F.中国文化語学演習(CCLP)2 単位
対
象:大学 1~4 年生(参加者:15 名)
期
間:平成 24 年 8 月 6 日~平成 24 年 8 月 20 日(15 日間)
派遣先:国立台中科技大学(台湾)
⑥
学生支援(奨学金)
独立行政法人日本学生支援機構の留学生交流支援制度で、次の 2 件が採択され、支
援を受けました。
A.留学生交流支援制度(短期派遣)
留学生交流支援制度(短期派遣)とは、日本の大学、大学院、短期大学等が、諸
外国の学校等と学生交流に関する協定等を締結し、それに基づく諸外国の学校等へ
の短期間の学生派遣を支援する奨学金で、月額 8 万円を支援するものです。
本学では、英語英米文学科アメリカ派遣 6 ヵ月留学(STAYS)に参加する学生を経
済的に支援するため、独立行政法人日本学生支援機構の留学生交流支援制度(短期
派遣)に STAYS を申請し、採択されました。
同機構より 672 万円(8 万円×6 ヶ月×14 名分)の奨学金を受け、STAYS 参加学生
で本奨学金の給付を希望する学生を選考し、14 名に 48 万円ずつ給付しました。
なお、平成 25 年度も申請を行った結果、STAYS プログラムが採択されましたので、
最大 3,200 万円(8 万円×5 ヶ月×80 名分)の奨学金が支給される予定です。
B.留学生交流支援制度(ショートビジット)
留学生交流支援制度(ショートビジット)とは、日本の大学、大学院、短期大学
11
等が実施する 3 ヶ月未満の留学生受入れ(ショートステイ)、または 3 ヶ月未満の学
生派遣(ショートビジット)のプログラムに参加する学生を対象とした奨学金で、
月額 8 万円を支援するものです。
本学では、現代ビジネス学科海外語学ビジネス研修(LABOS)に参加する学生を経
済的に支援するため、同機構の留学生交流支援制度に LABOS を申請し、採択されま
した。
同機構より 560 万円(8 万円×2 ヶ月×35 名分)の奨学金を受け、LABOS 参加学生
35 名全員に 16 万円ずつ給付しました。
⑦
学生の出身高校訪問
広島県外高校出身の在学生(大学・短期大学 1 年生)が夏休み中に帰郷する際に、
出身高校を訪問し、学生生活を兼ねて気楽に本学のことを話してくることを大学とし
て支援しました。
広島県外の学生は、北は神奈川県から南は沖縄県まで 15 の都道府県で 210 名在籍し
ており、このうち、74 名が出身校へ訪問しました。
⑧
施設の改修・整備
A.学生印刷機導入
4 号館1階の学生印刷室を整備し、高機能印刷機を現状の印刷機に追加導入して学
生の授業資料作成等の利便性を向上させました。
B.1・2・9 号館整備工事
1 号館 3 階のピアノレッスン室の内装を全面更新し、サイレントピアノシステムを
ピアノに設置しました。このため、騒音等を気にせずに練習できるようになりまし
た。
2 号館 1 階のロッカー室は、トイレも合わせて全面更新し、パウダースペースや更
衣ブースを整備して学生のニーズに対応することができました。
2 号館 1 階にあった管財課分室を 9 号館地下に移転整備しました。
C.7 号館トイレ改修工事
7 号館の各階トイレを和風便器から洋風便器に更新しました。
男子トイレについては、小便器と手洗い器をセンサー式の自動水栓としました。
女子トイレについては、センサー式の照明器具を設置して省エネを図ることができ
ました。さらに、パウダースペースを整備して学生のニーズに適った設備とするこ
とができました。
D.図書館システム更新
図書館の基幹システムを更新し、図書発注、支払い処理、蔵書管理機能の向上を
図りました。また、学園の業務システムと連携を取ることにより、予算管理の機能
強化が出来るようになりました。
図書館入り口に IC カード式入退館ゲートを設置し、IC 学生証による入館管理を行
いました。
12
E.グラウンド日よけテント設置工事
体育授業や運動部のクラブ活動での熱中症・日射病の予防のため、日よけテント
をグラウンドに設置しました。
以前は夏場に仮設テントを設置していましたが、常設のテントを整備したことで
手間がかからず、強風時の倒壊等の心配も無くなりました。日差しだけではなく急
な雨にも対応できるようになりました。
F.教職員用印刷製本機等導入
高機能印刷機(オルフィス)、製本機、断裁機を印刷室に導入し、授業資料や学内
配布資料の印刷、製本作成等に利便性を向上させました。
高機能印刷機による中綴じ印刷、ホッチキス止め、穴あけの自動化により、資料
作成に掛ける手間が削減でき、業務効率の向上ができました。製本が学内で内製で
きるようになり、外注コストの削減ができました。
G.A棟外壁補修工事
建設後 15 年が経過した A 棟の外壁の全面打診検査を行い、浮きやクラック等の不
具合のある部分は補修工事を行いました。
これにより、タイルの落下による危険を防止することができました。
H.通学路入口整備工事
学生の通学の利便性と安全性を向上させるため、土地を取得した通学路入口部分
の拡張整備を行いました。
アストラムラインの最寄り駅からの動線が拡張され、朝の通学時間帯においても
スムーズに通学できるようになりました。拡張した部分には大学名の表示も設置し、
景観も整えることができ、近隣住民からの通行に関する苦情も減少しました。
I.西側進入路整備工事
校地の西側から進入する道路を新たに設け、校地の西側隣接地に取得した土地を
教職員用駐車場として整備しました。既存の西門は、歩行者専用通路として使用し
ています。
旧西門は周辺道路も狭隘であり、近隣から交通に関する苦情もありましたが、新
たに進入路を設けたことにより、スムーズな通勤動線を作ることができました。ま
た、車両用の電動ゲートも移設したため、入場管理にも問題無く対応できています。
教職員用駐車場も 65 台分を確保し、
教職員の増加にも対応できるようになりました。
J.事務系サーバー更新
保守期間切れとなる事務系サーバー4 台のハードウェアを更新し、可用性の向上を
図りました。
また、サーバーの処理性能が向上することで、利用者増に伴う画面表示遅延の軽
減を図りました。
サーバー機を更新し保守契約を締結することで、故障率が下がり、また故障時の
当日内修理が保証された状態になりました。また、サーバーの処理性能を向上させ
たことで画面表示遅延が軽減されました。
K.無線 LAN エリア拡張
13
食堂やアトリウムなど、学生が集まる共同スペースを中心に無線 LAN 利用エリア
を拡大し、ノートパソコン利用環境の改善を図りました。
多くの共同スペース等で無線 LAN が利用可能となり、学生は時間や場所にとらわ
れることなくノートパソコンを使った学習が行えるようになりました。
L.ウィルス対策ソフトの変更
情報教室や研究室のパソコンに導入しているウィルス対策ソフトを別製品に変更
することで、パソコンへの負担がより少なくなり、利便性向上とコスト削減を図り
ました。
(2)安田女子高等学校・安田女子中学校
① 進路観育成プログラム「WILL BE」の取り組み
「WILL
BE」は、生徒自身の主体的な行動によって自分の職業観・進路観・将来観
を養い、その視点から進路目標を設定し文理選択や学習にあたるよう、自己実現に向
けての意識を高めるプログラムです。中学 1 年から高校 2 年に至る中高一貫の取り組
みとして実施しています。
中学 2 年生では、独自の教材をつくり、「女性の生き方」について考え、保護者と
ともに、将来の夢を模索する作業をしました。
中学 3 年生は、職業調べといった事前学習を基に、2 月に 19 名の社会人を外部講師
にむかえ「職業ガイダンス」を行いました。
高校 1・2 年生を対象に、近県の国公立大学や県内・県外の私立大学の広報担当者を
招いて「進路ガイダンス」と称する大学説明会を開きました。生徒の進路選択に関す
る視点を広げることができました。
高校 1 年生では、昨年度の取り組みの改善を試み、以下のことを行いました。
A.オリエンテーション合宿にての教員講話(4 月末~5 月はじめ)
B.学部学科研究・オープンキャンパス・高大連携講座への参加(6 月~夏休み)
C.模擬授業「学問の入り口」(12 月)
大学(安田女子大学・広島大学など県内国公立大学・岡山大学・下関市立大学な
ど)の教授・准教授・講師 22 名を招き、それぞれの研究分野についての授業をして
いただきました。生徒は文理を横断する形で 3 講座受講し、自分の興味と関心を深
めることができました。
D.新書読書(冬休み)
模擬授業に関連する図書を読み、内容をまとめることで学習を深めました。
E.クラス内発表・学年発表(2~3 月)
模擬授業「学問の入り口」と新書読書を通じて得たこと、考えたことを原稿にま
とめ、発表しました。発表を聞くことで取り組みの成果を共有しました。
高校 2 年生では、以下の取り組みを行いました。
A.新書読書(5~9 月)
特定のテーマに関する新書を数冊読み、読書会を開きました。
B.レポート作成・ディベート
公民科と協力して、消費税増税について考える意見文(レポート)を作成し、そ
れをもとにディベートを行いました。
14
②
国際交流
高等学校では、海外研修、短期、長期の留学などを実施することにより、異文化体
験し、国際的な視野を広げると共に、日本の伝統・文化への理解を深める取り組みを
行っています。
A.ニュージーランド・ダニーデン市の姉妹校オタゴ女子高校への研修旅行・留学
a.
b.
夏期海外研修
期間
平成 24 年 8 月 5 日~8 月 19 日
参加者
高校 1 年生 27 名
1 年間留学
参加希望者なし
B.ニュージーランド 3 ヶ月留学
期間
平成 24 年 8 月 1 日~10 月 28 日
参加者
高校 1 年生 1 名
*今年度はオタゴ女子高校からの 3 ヶ月留学希望者はなかったが、特例により、
ホストファミリーが見つかったため実施が可能となりました。
③
安全対策
A.窓ガラスへフィルム貼付
昨年に続き高等学校本館の各教室の窓ガラスに断熱と飛散防止を目的としてフィ
ルムを貼付しました。これによりガラス破損時の怪我防止とともに夏期の教室内への
太陽熱が低減されるようになりました。
④
施設・設備改修に伴って発生した教育効果
A.グラウンドの更新
白島キャンパスのグラウンドを夏休み期間中に土質改良、不陸調整などを主とし
て全面改修を実施いたしました。これまで雨天後のぬかるみ、乾燥後の土埃などに
苦慮してきましたが、現況土を掘削し、雑物(ガラス片、石等)を除去し、表層土
に土質改良を行い、排水・水はけ能力が向上しました。これにより、体育の授業の
他、各種行事において、降雨後も速やかに使用可能となりました。また、乾燥時に
は表層土が飛散しにくく土砂の流失が少なくなりました。
B.プールシート更新
昨年度のプール濾過器更新に続き、プールシートの張替工事を行いました。経年
経過による老朽化のため、シートが伸縮し、モルタル部分との剥離、変形、防水能
力の低下、漏水による電気系統の故障、内部鉄筋の爆裂による天井モルタルの剥離
が発生していました。シート更新により、漏水による故障・剥離も無くなり安全面
が向上しました。
(3)安田小学校
①
「学びの姿」を視点にした質の高い学習活動への取り組み
子どものまなざしに見え、一人ひとりが課題を持って学べる質の高い学習活動を推
進しました。教職員は、一人ひとりの児童の実態を踏まえた上で、「学びの姿」を視点
にした質の高い「授業作り」を目指し、カリキュラムを作成しました。また、校内教
15
科研究会、授業研究、勉強会、自己研修、県外への研修会の参加などを通して、各教
科・教職員個々のレベルアップに努めました。特に勤務 3 年以内の教員は管理職指導
のもと、授業力向上、学級経営・生徒指導について学期に 1 回以上研修する場を設け
ました。
3 年前に道徳的な学びと体験的な学びを有機的に結びつけ、人としての基本となる心
構えや品格を育てる新教科「くすのき」を誕生させ、この教科の研究を進めてまいり
ました。この教科は、建学の精神「柔しく剛く」をより具現化するための教科となっ
ており、特徴として体験活動の充実があります。体験の中で、自分の思いや行動を振
り返り、よりレベルの高い人格を目指す自分磨きの教科となっています。これまでの
研究の成果をまとめた冊子を今年 3 月に完成させ、全国の私立小学校へ配布しました。
②
一貫校としての取り組み
A.幼稚園・小学校の連携
新教科「くすのき」の学習で、1 年生は短大付属幼稚園の年中さんを招いて 11 月
に「あそびの広場」を実施しました。2 年生は大学付属幼稚園の年長さんを招いて 6
月に「おもちゃ祭り」を実施しました。4 年生は短大付属幼稚園の年長さんを招いて
10 月に読書交流「おはなし広場」を実施しました。
B.大学・小学校の連携
土曜日の授業では学生ボランティアを募集し、算数・国語を中心に授業の補助を
お願いしました。また、3 月には 5 年生を対象に管理栄養学科の学生による食育教室
「色の濃い野菜、色の薄い野菜を組み合わせて食べよう」を実施しました。
③
「子どもの心を耕し、言葉の力を育む」図書館教育充実の取り組み
本校教育の大切な柱として図書館教育を位置づけています。「子どもの心を耕し、言
葉の力を育む」図書館教育を実践しています。
「ブックトーク」
「ストーリテリング」
「読
み聞かせ」「パネルシアター」「読み合い」「アニマシオン」「読書会」「図鑑と百科事典
の使い方」
「クリティカル・リーディング」などの授業実践や、
「リーディング・ビジッ
ト」
「読書郵便」
「ブックチャレンジ」
「親子読書」
「朝の 10 分間読書」
「読書祭り」など
を通して、図書館教育の充実に取り組みました。
A.各種コンクールでの入選
国語科・図書館活動の一環として、また教科学習の一環として参加した対外的な
コンクールでは、全国レベルの場で数多く評価されました。文化的土壌が根付いて
います。
・「NHK 全国俳句大会ジュニアの部」入選 2 名
・「白秋祭協賛少年少女俳句大会」 特選 1 名(西日本新聞社賞) 入選 1 名、掲載
作品 16 名、学校賞として NHK 福岡放送局長賞を受賞
・「地図ならびに地理作品展」
特選 3 名(地球環境賞・海上保安庁第 6 管区海上保
安本部長賞・広島県教育委員会賞)
・優良賞 3 名
・「広島市科学賞」優秀賞 10 名、佳良賞 35 名
・日本語検定に 66 名が参加し、63 名が合格。うち 8 名は高得点で特別表彰を受けま
した。また、成績優秀により学校賞を受賞しました。
B.勉強会・研究会の実施
16
図書館教育推進のため、教員全員で「ブックトーク」「ブッククラブ」「アニマシ
オン」などの授業実践報告及び勉強会・研修会を重ね、成果を実践に生かしました。
また、6 月には藤川教諭の研究授業「クリティカル・リーディングの試み」を全員で
参観し、意見交換をしました。
④
あいさつ月間の取り組み
礼儀正しい子どもの育成を目指して 6 月は「あいさつ」に取り組みました。学級の
友達から同学年の友達・上級生・下級生に、学校の先生から学園内の先生・来校され
たお客様へと進んであいさつができることを目指しました。心をこめてあいさつをす
る児童が増えるとともに、校内を歩いていると、階段や廊下で子どもたちが立ち止ま
って軽く会釈をして通り過ぎる姿も数多く見られました。また、年 10 回、保護者会パ
パ倶楽部の方が毎回 20 名前後来校され、朝のあいさつ運動(ハロープロジェクト)を
実施されました。10・11 月は「礼儀正しい生活月間」として、服装や身だしなみ、言
葉遣いやあいさつなどについて日ごろの生活を振り返り、それぞれの学級で目当てを
決めて取り組みました。
⑤
安全指導・安全対策
A.児童の安全講習会
「自分の命を守り、人に迷惑をかけない態度」を身に付けることを年間の目標と
して 6 月 13 日に、1 年生から 6 年生までの「なかよしグループ(異学年縦割りグル
ープ)」で安全講習会を行いました。6 年生が中心となって、安全な廊下・階段の歩
き方の実地練習を行いました。この安全講習会は高学年のリーダーシップを生かし
た取り組みとしても定着しています。
B.安全マップ作り・下校方面別指導
防災マップ作りと共に、年 3 回下校方面別の話し合いを持ち「危険な箇所」や「子
ども 110 番の家」の確認をするなど、危険回避能力の向上を図りました。
C.防犯教室
12 月 5 日、4 年~6 年は広島中央警察署警察官の方、1 年~3 年は KDDI の方に来て
いただき、携帯電話に関するマナーや注意点について防犯教室を実施しました。
⑥
多様な体験活動・宿泊学習・鑑賞会等
A.体験活動
a.4・5 年スケート教室
b.6 年スノーボード教室
B.宿泊学習
a.3 年山の学習 1「もみのき森林公園」5 月 31 日から 1 泊 2 日
b.4 年山の学習 2「帝釈峡・吾妻山」7 月 22 日から 2 泊 3 日
c.5 年海の学習 「蒲刈・県民の浜」7 月 30 日から 2 泊 3 日
d.5 年修学旅行
阿蘇山・吉野ヶ里遺跡を中心とした大分・熊本・佐賀・福岡の 4
県にまたがる 10 月 16 日から 3 泊 4 日の学習旅行
e.6 年山の学習 3「島根県三瓶山一帯」7 月 22 日から 3 泊 4 日
C.鑑賞会・特別授業
「一流のものを鑑賞させたい」を目当てに内容を選定しています。
17
a.鑑賞教室(全学年)
6 月、こんにゃく座によるオペラ「ピノッキオ」を全学年児童で鑑賞しました。
b.音楽鑑賞(4・5 年)
3 月、南米の民族音楽「フォルクロ―レ」を演奏する「カスティージョ・デ・ア
ンデス」を招いて鑑賞教室が開かれました。
c.劇団四季によるミュージカル鑑賞
12 月、劇団四季によるミュージカル「裸の王様」を 6 年生が鑑賞しました。2
月、劇団四季によるミュージカル「キャッツ」を全学年児童で鑑賞しました。
d.特別授業
劇団四季による「美しい日本語の話し方教室」を実施し、6 年生は言葉を大切に
話すことや母音の発音について学びました。
⑦
オーストラリア海外学習及び国際交流
A.オーストラリア海外学習
3 月 20 日から 3 月 30 日までの春休み 11 日間、オーストラリア・アデレード郊外
で海外研修(4・5 年希望者対象)を実施しました。参加した 4 年生 13 名・5 年生 4
名は、1 名 1 家庭でホームステイ生活を経験しました。現地では、Redeemer Lutheran
Primary
School で児童との交流・英会話学習などを行いました。また、シドニーの
オペラハウス・ロックス地区・ダーリングハーバー見学など、外国での生活や見聞
を通して異文化理解を深め、他国の人とも積極的に関わっていく姿勢を身につけま
した。
B.国際交流
4 年生の児童が国際交流員(イギリス・ニュージーランド)の方と交流活動を実施
し、広島のことを英語で説明しました。
⑧
文化教室(保護者対象)
10 月 16 日、特定営利法人プロモーションセンター理事長の佐藤和子先生を講師に迎
えて「健康を支える栄養学講座」と題して文化教室を実施し、70 名を越える保護者の
方が参加されました。
⑨
児童募集
A.6 月学校公開
6 月 9 日に、本校の教育に興味を持たれている方を対象に学校公開を実施しました。
説明会参加保護者約 250 名(園児約 150 名)。2 校時は授業参観、3 校時は保護者の方
に学校紹介の説明を聞いていただき、園児は 6 年生企画による紙芝居・折り紙・ゲー
ム・お絵かきなどをして楽しみました。
B.児童募集説明会
9 月 22 日実施
参加者約 200 名
C.園児面接(入学試験)-新入児童募集定員 80 名-
面接: 11 月 1 日<女児>・2 日<男児>
募集定員 80 名に対して、応募者数 177 名(受験者数 177 名)
。
18
⑩
施設設備の改修
A.トイレを洋式に改修
教室児童用・来客用・職員用トイレを和式トイレから節水型洋式トイレに変更し
ました。今回の改修で和式トイレに不安を持っていた児童の心配も一掃されました。
また、節水型にしたことで水道代の大幅な削減にも役立ちました。
B.構内掲示板の更新
児童の作品、ポスター、コンクール・スポーツ大会の賞状などを掲示する階段や
廊下の掲示板を一新しました。これにより、ピンが刺さりにくいという欠点が解消
され、児童でも簡単に掲示ができるようになりました。
⑪
新しい取り組み
A.アフタースクールの円滑な実施
アフタースクールが開始して 2 年目に入りました。円滑な運営をしていくためにホ
ームクラスに 0 時間目を設定し、宿題の時間に当てました。また、保護者の方の期待
に応えるために、1 日前での参加申し込みができるようにしました。連日 50 名を超
える子どもたちが参加をしています。
B.学校カウンセラーの設置
昨年に続き子育ての不安や悩みを相談する場として学校カウンセラーを採用しま
した。
C.東北の児童と交流
東北の被災地の学校にカンナの球根と励ましの手紙を送って交流をしました。
D.DVD の作成
学校説明用の DVD を作成し、学校公開等で活用しました。
(4)安田女子大学付属幼稚園
①
保育・研究活動
A.重点目標への取り組み
中期経営目標は「いろいろなことに興味や関心をもち、意欲的に取り組む子ども
の育成」とし、短期経営目標の中に 3 つの教育の柱を折り込み、重点として取り組
む柱にウエイトを置いた取り組みをしていくことを本年度も教員間で共通理解して
進めていきました。
平成 24 年度は、「自然が好き」の柱を重点とし、前回の「自然が好き」への取り
組みの反省を踏まえながら自然とのかかわりの中で、五感を使って意欲的に遊びや
生活に取り組む子どもを育てたいという思いから、目標は「自然とかかわる楽しさ
さや喜びを感じながら、よく聴き、よく考える子どもの育成」としました。身近な
自然に親しむ、戸外で十分に体を動かして遊ぶことを楽しむ、身近な「音」や話に
興味や関心をもって聴く、友達と過ごすことを楽しむなどを全学年共通の今年度の
具体的な目標として定め、「感じる」「聴く」「考える」をキーワードに取り組みまし
た。特に今年度行った「野菜プロジェクト」は保護者からの高い評価を受けました。
年度末の学校関係者評価委員会では、保護者会の会長・副会長を初め、短幼の園長
からも貴重な意見をいただくことができ、同じ学園内の幼稚園としてお互いの取り組
19
みを学び合い、目的をもって教育活動を進めていく意を強くしました。
B.自己研修への参加
平成 24 年度も学園からの支援を受けて教員一人一人が目標をもって自己研修に取
り組みました。広島県私立幼稚園連盟主催の教育実践研究会に 4 名が参加し、通信
教育に 5 名、リトミック研修に 3 名が参加しました。その他、学園の事務研修とし
て行われた「マナー講習会」へ昨年度に引き続き 4 名が参加しました。特に、この
マナー研修は、教職員同士でも保護者や外来者の方に対しても、心を込めた明るく
丁寧な対応をすること、仕事における報告・連絡・相談の意義を学び直すことがで
き、実践していく力になりました。
②
一貫校としての取り組み
A.大学・短大との連携
a.人事交流による短大保育科との連携
4 月より、本園の教諭 1 名が短大との人事交流として 3 年間という任期で保育科
に着任し、幼児教育現場での経験を生かした実践的な側面からの教育、保育・教
育実習に関わる業務及び実習指導の補助等に従事することになりました。取り組
みを探る中で、今年度は幼児体育Ⅰの授業を本園で実施するプログラムを計画し、
6 月に体操や鬼ごっこ、11 月にはサーキット遊びなどを行いました。今後も養成
校と付属幼稚園の両方にとって価値ある教育となるように計画を進めていく予定
です。
b.保護者対象の講演会・調理実習実施
園長主催で在園児保護者を対象に行っている「話しま専科」「遊びま専科」「聞き
ま専科」に加え、「やってみま専科」を開催しました。今年度は毎回、保護者から
要望の多い薬学部の先生の話を 11 月の「聞きま専科」で開催 22 名の保護者が大学
の教室で講義を受けました。また、12 月には「やってみま専科」として、家政学部
生活デザイン学科の先生による「みそ作り」を行い、43 名の参加者がありました。
保護者が楽しみながら学べる機会の提供を今後も継続して行っていきます。
B.小学校との連携
一貫校である安田小学校との交流は「くすのき」の授業の中で 6 月に「おもちゃ
祭り」が実施され、年長児が参加しました。この時期の実施は、年長組になった実
感を味わうことや小学校への良いイメージをもつ機会にもなり、期待をもって生活
していく力となっているように感じます。また、白島キャンパスを訪れる楽しみを
もつことができるこの機会は、子どもたちにとって学園内の他の校・園があること
を知る喜びにもつながっています。
③
専門職員の起用
今年度新たに、子育て支援活動を行い、また、フリーとして新人教員や学年をサポ
ートする専門職員が起用されました。園長を含め、全教職員で子ども一人一人を支援し
ていく共通意識をもち、チームワークを活かしながらの体制で保育を行ってきていまし
20
たが、この起用により、新人教育やフリーの立場でのサポート体制が整いました。この
良さを活かして更に協働意識と共通意識をもって保育を行ってまいります。
④
エコ活動への取り組み
子どもにできるエコ活動としてペットボトルキャップの回収を継続して行っていま
す。また、指導計画の中にも生活の約束とともにエコに関する約束を取り込み、
「物を
大切にする心や態度」を育てています。子どもたちにできるエコ活動・ボランティア
活動としてペットボトルキャップの回収を継続してきたところ、これまでに 32,250 個
を回収し、37 人分のワクチンを送ることができました。現在もまだ多くのキャップが
集まり、目に見える形で子どもたちや保護者に知らせていく計画です。
⑤
地域との交流
A.保・幼・小との交流で公開保育日を開催
遠足を兼ねた安東保育園や安東幼稚園の大学や本園への来園は、継続しています。
特に今年度は、毘沙門台学区の交流の中で、8 月 24 日の登園日に本園の公開保育を
行い、毘沙門台小学校、筒瀬小学校、サムエル信愛の園、計 11 名の先生方が来園さ
れました。夏休みの中の登園日にもかかわらず、子どもたちが落ち着いて生活して
いることや教師のかかわりの良さについての感想をいただきました。こうした生の
交流は、お互いに学び合う機会となり、本園の教員にとっても良い刺激となりまし
た。
B.安東学区社会福祉協議会との連携
安東学区内の交流としては、「ホタル祭り」の会場として大学体育館・幼稚園駐車
場など場所提供をしており、本園からの参加者も増えてきています。今年度は、新た
に社会福祉協議会からの要請で、地区内の老人会の方との交流を図る取り組みを行い
ました。通園範囲が広い本園の現状として、安東学区内に居住する希望者は 6 組でし
たが、安東幼稚園と合同で行い、じゃがいもを栽培して収穫し、食する機会をもちま
した。
C.「ピースフラワープロジェクト花育」への参加
昨年に引き続き、ひろしまフラワーフェスティバル「ピースフラワープロジェク
ト花育」へ参加しました。今回はぺチュニアの花 160 鉢を育て、182 組の参加団体か
ら持ち寄られた花の苗と合わせて作られたモニュメントが平和公園芝生広場に飾ら
れました。終了後から、飾られた花を引き取って育てています。花いっぱいの活動
を今後も継続していきたいと思います。
⑥
子育て支援事業
A.休日園開放「幼稚園であそぼう」
幼稚園への就園を控えた 2 歳児を対象に、休日に親子で園生活を体験する「幼稚
園であそぼう」を継続して行っています。平成 24 年度は、夏休み中の開催を 8 月 4
日と 7 日の 2 回に増やし、9 月の第二土曜の 8 日を加えて計 3 回実施しました。昨年
21
は参加人数が多く、一人一人に対する丁寧な対応が不足がちであったとの反省から
今年度は人数を制限して開催しました。8 月は合計で延べ 109 組(昨年 1 日で 100 組)
・
9 月は 64 組(昨年 128 組)実質参加は合わせて延べ 173 組(昨年 199 組)でした。
B.園開放・園庭開放
5 月 15 日の広島市児童福祉月間による広島市一斉園開放をかわきりに、全 6 回の
園開放を行いました。延べ 174 組の参加がありました。また、今年度から園庭開放
を年 7 回土曜日に計画し、天候の影響で実質 4 回の実施となりましたが、延べ 108
組の参加者がありました。子育て支援室の利用も 55 組あり、利用者が増えています。
C.2 歳児親子登園
今年度も 1 学期は 15 組 3 回コースで 11 グループが体験できるよう実施しました。
しかし、今年度は 9 月の実施回数や内容を改善し、1 回 15 組ごとで弁当持参で 12 時
30 分までを体験時間とする機会を 6 回実施しました。4 月~9 月までの前期 317 組・
後期 193 組延べ 510 組の参加がありました。在園児との触れ合いや保護者サポートの
お母さん方と話す機会があるため、園生活を体験させ、園選びのひとつとして考えて
参加する保護者が多くなっています。
⑦
園の施設見学会の継続
園児募集説明会を例年 2 回実施しています。平成 24 年度は、願書配布が 9 月 30 日
となり、時期が早まったため、10 月 1 日と 4 日に説明会を行い、昨年に引き続いて 10
月 16 日に施設見学会を開催しました。説明会後の土曜日ということで、人数的には昨
年を若干下回りましたが、父親や家族みんなでの参加が多く、42 家族総勢約 130 名の
参加がありました。広い園庭で在園児と同じ場で遊んだ後、本園の充実した自然環境
(探索道や田んぼや畑等)を見ていただきました。
⑧
保育サポート活動の継続
保護者同士の親睦や交流の場となるこの活動に参加してくださる保護者の方々に営
を委ねられる分野が多くなりました。園内環境整備 32 名・手芸、物作り 52 名・子ど
も支援 35 名・親子登園 71 名・園開放 45 名・夏まつり 72 名と、保護者の方の自主的
な参加体制により、子どもたちの生活が常に温かく支えられています。手芸、物作り
グループではバザーの品物作りに加え、今年度は卒園児保護者の有志が、スイーツデ
コのブースを受け持ち、バザーを支援してくださいました。
⑨
施設・設備の安全と充実
広い園庭での遊びの充実と子どもたちの運動機能や挑戦意欲を高めるため、これま
であった鉄棒を耐久性の高いステンレス製のものに替え、新たにステンレス製の登は
ん棒を設置しました。楽しく遊びながら自分の力で繰り返し挑戦できるこれらの遊具
は、子どもたちがどれだけ「できるようになりたい」との思いでかかわるか、その気
になるかがポイントになります。その後押しを陰ながら教員が行い、達成感や充実感
を味わえるものにしていきたいと考えています。
22
(5)安田女子短期大学付属幼稚園
①
保育研究活動
A.重点目標「たくましい力の育成」への取り組み
建学の精神「柔しく剛く」の教えや異年齢交流を通して、人を思いやる心や親切
な行動などが日々の言動から見られ、柔しさの育ちが実感できる反面、ささいなこ
とを気にすることやトラブルの解決などに弱さが見られたことから、今年度は重点
目標に「たくましい力の育成」を掲げ、併せて学校評価にも取り組んできました。
3 年間の園生活を見通し、目指す子ども像、各学年の目標と具体的方策を掲げ、日々
の保育に取り組みました。事例を出しながら教師間での共通理解を深めると共に、1
つのことを 1 年間継続する力もたくましい力に繋がると考え、家庭に「お手伝い表」
の協力を求めました。
「家族の役に立つ喜びを感じている」
「生活力がついた」など、
園児の育ちが学級懇談や保護者アンケートからわかりました。
また、昨年の学校関係者評価委員会でご意見をいただき、今年度は重点目標の評
価と共に、本園の特徴的教育内容についての評価も行いました。保護者の評価は、
全てにおいて高いものでした。
②
図書教育の充実
A.読み聞かせタイム「おはなし広場」
週 1 回の園長とネイティブ英語の先生による読み聞かせ「おはなし広場」を今年
度も継続しました。年間 30 回実施し、1年間に年少組に 51 冊(内、英語の絵本 13
冊)、年中・年長組に 87 冊(内、英語の絵本 27 冊)の絵本を読みました。クラスで
もほぼ毎日行なっていますが、図書室に集合して行なう「おはなし広場」は園児に
とって特別な読み聞かせの場であると共に、年長組・年中組のように英語の時間を
設けていない年少組にも、ネイティブ英語に触れる場になっています。
B.図書環境の充実
22 年度から始めた絵本の貸し出しは、園児だけでなく保護者も楽しみにされてい
ます。今年度も 194 冊の絵本 37 冊の紙芝居を購入し、蔵書を増やしました。貸し出
しにより絵本の損傷が見られ、大切に扱う指導と共に、来年度は保護者ボランティア
を募り、絵本の修理に協力していただく予定です。
③
自然体験
市内中心部に位置する幼稚園でありながら、様々な自然体験ができることは、本園
の特徴の 1 つです。安東キャンパス内や上安町に田んぼや観察農園を有し、農園では、
いちご・スナップ豆・玉ねぎ・じゃが芋・さつま芋・大根の収穫をすると共に、さつま芋
の苗植え・じゃが芋の種芋植えも体験します。田植えや稲刈りをし、収穫した餅米で
餅つきをするなど、収穫だけでなく植え付けや生長の観察など、一連の活動として長
い時間をかけて学ぶ活動は、発見や驚きや感動や感謝などの知識と心を育てる豊かな
体験となっています。
また、今年度は、広島市の大きな祭りの1つである、フラワーフェスティバルに飾
23
る花を育てる「ピースフラワープロジェクト花育」にも参加し、2 月からパンジーとペ
チュニアの花の苗を 100 鉢ずつ育てました。
④
一貫校としての取り組み
A.小学校との交流
年長組は、10 月に 4 年生による読み聞かせ「おはなし広場」に招待してもらい、
大型絵本や、パネルシアター、絵本の読み聞かせなどしてもらいました。また、年
中組は、11 月に 1 年生の「あそびの広場」に招待してもらい、手作りの玩具で一緒
に遊びを楽しみました。小学校の雰囲気を味わい、小学生への尊敬や憧れの気持ち
が育まれます。
B.中学・高等学校との交流
夏休みの預かり保育を 7 日間実施し、幼児教育に関心のある高校生延べ 100 名の
生徒が参加し、直接子どもに関わったり行事の準備を手伝ったりしました。また、
11 月には中学校 3 年生 207 名の生徒が、家庭科の授業で幼児の生活や成長について
学習するため園児の生活を見学しました。中学生の進路や自由テーマで学習を進め
る授業にも協力し、職員が講話に出向いたり、中学生が来園し、質問することに答
えたり園児にアンケートを取ったりしました。
⑤
防犯・安全
A.防犯・安全教室への参加
年長組は、NPO 法人 CAP 広島の暴力防止プログラムに、11 月 7 日・8 日・9 日の 3 日
間参加し、いじめ・誘拐・性暴力の被害から身を守るためのワークショップを受けま
した。また、12 月 12 日には、全園児が広島市少年補導協助員による防犯教室に参加
し、不審者への対応を学びました。年長児は 11 月 29 日に広島市主催の、交通ラン
ドでの交通安全教室に参加し、映像や横断歩道の実施訓練など通して交通ルールを
学びました。また、2 月 19 日に広島市防災センターの「こども研修」に参加し、火
災時と地震時の避難の仕方を学びました。
B.避難訓練
園では、非常時に、保育者の指示に従って行動することができるよう全園児で訓
練を重ねています。不審者を想定した避難訓練を年 3 回、地震を想定した避難訓練
を年 3 回、火事を想定した避難訓練を年 2 回実施しました。
C.門扉の設置
園舎の東側が、公道から見えても園内からは死角となることから、園児の安全を
守るために門扉を取り付けました。
⑥
園バス送迎コース拡大
前年度は園バス 3 台で 5 コースを運行していましたが、広範囲から通園する園児の
バス利用のニーズに応え、1コース増やし、園バス 3 台で 6 コースにしました。
24
⑦
専門職員の増員
昨年まで、専門職員 1 名とパートのフリー教諭で園児のサポートをしてきましたが、
今年度から、専門職員を2名に増員したことで、子育て支援活動と園児のサポートだけ
でなく、新任教員の保育補助や指導に当たることができました。新任教員にサポートが
付くことは、保護者の安心にも繋がりました。
⑧
石巻市の被災幼稚園への支援
2011 年 3 月に東日本大震災が発生し、その夏から、被災された石巻市の渡波学園 万
石浦・長浜幼稚園のために、夏祭りに絵本を贈るコーナーを設けたり、文化まつりで
募金を集めたり、園児の作ったクリスマスカードを送るなど、保護者と協力し継続し
た支援を行ってきました。今年度も、夏祭りで集めた絵本、文化まつりの収益金から
の義援金と募金、園児が書いた年賀状を贈りました。万石浦・長浜幼稚園からも運動
会の応援旗や幼稚園の生活の写真などが届き、園児にとって遠く離れた友達に心を寄
せ合う交流は、有意義なものになっています。
⑨
子育て支援の充実
A.預かり保育
広範囲から通園する本園の園児にとって安心して友達と遊べる場として、また、
働く母親にとってもニーズの高い預かり保育を継続しています。今年度は、午後 5
時までの通常預かりは延べ 5,477 人(前年度 5,330 人)が利用し、午後 5 時から 6
時までの延長預かりは延べ 888 人(前年度 695 人)が利用しました。1日平均 27.9
人の利用でした。
B.親子登園・園開放・園庭開放
今年度も 2 歳児を対象にした親子登園と休園日の園開放、1 歳児からを対象にした
園開放と園庭開放を実施し、未就園児親子に遊びの場を提供し、地域の子育て支援
センターとしての役割を担ってきました。
親子登園は、1 グループ 16 組までの親子を受け入れ、年間 12 グループで 42 回実
施し、延べ 160 組の親子を受け入れました。
休園日の園開放は、昨年から1回増やし 3 回予定しましたが大雨暴風警報により
実施できたのは 2 回で、延べ 142 組の親子の参加がありました。
園開放は、年間 3 回実施し、延べ 84 組の親子が利用しました。
園庭開放は 11 回予定していましたが天候に左右され、9 回の実施となり 152 組の
親子の参加がありました。次年度も、未就園親子の立場にたった支援を探り、改善し
ながら継続していきたいと思います。
⑩
施設・設備
A.トイレの改修
3 歳児のトイレは、平成 16 年に改修しましたが、4 歳児と 5 歳児のトイレは、個
室の壁が天井まで続いており暗く圧迫感があり、タイルなども永年使用により汚れ
25
が目立ってきたため、明るく清潔感のあるトイレに改修しました。3 歳児のトイレも
併せ、床を乾式にしたことで臭いの残らないトイレになりました。
B.テラス・2階スロープに電灯設置
テラスや 2 階に移動するスロープは、雨天時や冬場は早い時間から暗くなるため、
預かり保育で残る園児や課外教室を利用する園児の安全な移動や不安な気持ちを無
くすため電灯を設置しました。
C.遊戯室にステージ用カーテンの設置
2 階遊戯室のステージを使用する発表活動は、園児の自信に繋がることから、ステ
ージと客席を仕切り発表の雰囲気を盛り上げるカーテンを設置しました。
D.花壇の改修
花壇のブロック塀が、永年劣化により傾き隙間ができたため、改修を行いました。
花壇の幅を狭め、固定遊具の周りを広くとり、園児の遊びの場を広げました。
⑪
保護者サポート隊の支援
父親による保護者サポート隊は夏祭りに留まらず、文化まつりや運動会の準備や運
営など、活動の幅が広がったため、
「夏祭り実行委員」を「育 Men’s」と改名しました。
子育て支援サポート隊は 45 日、ガーデニングサポート隊は 3 日、育 Men’s は 11 日、手
芸サポート隊は 3 回、赤リボン降園サポートは教育実習期間以外のすべての開園日、
と多大な支援をいただきました。
⑫
公式ホームページのリニューアルとブログの開設
前回リニューアルしてから 5 年が経ったことから、情報システム課の支援を受けて、
4 月に公式ホームページを全面リニューアルしました。また、8 月からブログも開設し、
開園日はほぼ毎日更新してきました。園児の日々の様子がよく分かると、保護者には
好評です。
⑬
開園 60 周年
本園は、昭和 28 年 3 月 3 日に幼稚園としての認可を受け、同年 6 月に保育園を廃し
て幼稚園としてスタートしました。昭和 31 年 4 月に安田幼稚園を安田女子短期大学付
属幼稚園と改称し、今年、開園 60 周年を迎えました。
9 月の文化まつりや 10 月の運動会で、園児・保護者の皆様と 60 周年を祝うと共に、
園児のお祝いの言葉や園歌を CD に収録し、記念品として配布しました。
(6)安田学園セミナーハウス
平成 23 年 8 月に安田学園セミナーハウスを設置し、2 年目を迎えました。
平成 24 年度からは、本学関係者同様に学外学校関係者、社会人の皆様にも利用して
いただくよう、県内の高等学校約 130 校に案内状とチラシを郵送しました。
利用団体サービス向上のため、常駐はしていないのですが利用の説明、ゴミ処理・
各部屋の点検を兼ねて、開錠・閉錠は原則職員が立合いをしています。
26
年間を通して、高校バレー部が合同練習会のため、県外の高校バレー部合宿で頻繁
に利用してくださり、今では大切なリピーターとなりました。
大学薬学部の国家試験対策合宿は、大人数でシャワー室不足が最大の問題となり、
その結果増設が実現化しました。シャワー時間を短縮することで、快適に時間を有効
に過ごせるようになりました。利用者の利便性を考え、大人数のケイタリングや寝具
の業者も比較的低料金で定着し、パウダールームのドライヤー設置、冷凍庫の設置、
各室への時計設置、消耗品の完備、初めての利用者へのいろいろな心配りを心がけ、
自主性を尊重する教育施設として PR 活動を兼ねた「セミナーだより」も掲示板に毎月
掲載しました。
11 月に開催された「広島県私立中学高等学校教科研修会健康教育部会」では研修室
に設置された、スクリーン・プロジェクター設備等を活用し、良い研修会が開催でき
たと好評でした。また、その研修会に参加した教員が、「社会人合唱団」で利用予約を
入れてくださり、年明けには、島根県立出雲高等学校弓道部の大会宿泊と、学外学校
関係者の利用も増え、問い合わせの電話もたくさん入っています。
大学生のゼミ合宿、職員研修、大学・高校の学習合宿、大学・中高生のクラブ合宿、
学外の学習合宿・クラブ合宿・一般利用と幅広く、利用団体 40 団体・利用延べ人数 1,479
名に達することが出来ました。
今後は、ホームページを活用して、週末の利用者の増大に努めていきます。
(7)創立 100 周年記念事業推進企画委員会の設置
平成 27 年(2015 年)1 月 21 日に安田学園は創立 100 周年の記念日を迎えます。
これに向けて平成 24 年度 4 月に 100 周年記念事業を推進する企画委員会を設置し、
準備を進めております。
記念事業の内、最も多くの時間と労力を費やす 100 年史編纂事業、広報事業を中心
に企画委員会で何度か検討しました。
100 年史編纂事業は、70 年史に倣って、通史篇と校史篇の二分冊を編纂する事とな
り、執筆を多くの教職員で担当する一大プロジェクトとして動いています。
その一方で、広報事業は、安田学園 100 周年スローガンを、“安田学園 100 周年「柔
しく剛く」を未来へ”とし、このスローガンと安田学園シンボルマークと水引をモチ
ーフにした周年マークを組合せて周年ロゴマークができました。
平成 25 年 4 月から、名刺や封筒など各種印刷物、デジタルサイネージ、ホームペー
ジ、そして園バス、公用車に広報媒体として使用します。
また、企画委員会では、平成 25 年から平成 28 年を過去、現在、未来に分け3つの
ステップで事業が推進できる様に行動指標を決めました。平成 25 年、平成 26 年をス
テップ 1 とし、学園の歴史を記録し後世に伝える期間、平成 26 年、平成 27 年をステ
ップ 2 とし、建学の精神の理解を深め共有する期間、平成 27 年、平成 28 年をステッ
プ 3 とし、未来に向けて見学の精神を継承し外部にメッセージを発信していく期間と
しました。それに加えて、このステップ1から 3 には「建学の精神」の継承を位置づ
けとしました。
27
Ⅲ.財務の概要
今年度の資金収支について、収入総額は、218億8,175万6千円、支出総額は217億3,194万7千円となり
(収支とも支払資金を除く)、前年度に比べ収入は66億1,822万8千円増加し、支出も64億5,842万1千円
増加した。そのうち、学生生徒等納付金は4,348万円の増加となり、支出では教育研究経費支出が
1億5,662万円の増加となった。
消費収支は、収入総額が65億4,607万6千円、支出総額63億5,898万5千円で、当年度は1億8,709万
1千円の収入超過となった。
貸借対照表の資産の部合計は、前期末より18億3,967万増加し362億1,433万円となり、また
基本金は、第2号基本金の組入などにより13億9,481万円増加し、360億1,507万5千円となった。
平成25年3月31日現在において、資産の部合計から負債の部合計を差し引いた正味財産は、339億
472万6千円となった。
今年度の主な整備事業は次のとおりである。
安東キャンパス西側進入路及び西側校地整備工事(7,858万円)
安東キャンパス大学短大図書館システム更新(4,915万円)
安東キャンパス大学短大1・2・3・6号館他整備工事(3,413万円)
安東キャンパス大学短大7号館トイレ改修工事(2,000万円)
白島キャンパス小学校トイレ改修工事(1,180万円)
白島キャンパスプールシート改修工事(908万円)
1.資金収支計算書の推移
収入の部
(単位:千円)
平成20年度
平成21年度
平成22年度
平成23年度
平成24年度
学生生徒納付金収入
5,289,349
5,462,910
5,779,086
6,034,796
6,078,278
手数料収入
92,344
97,470
102,285
93,349
98,935
寄付金収入
17,915
12,585
16,197
20,785
12,823
補助金収入
1,030,667
1,025,328
1,028,929
932,024
962,319
国庫補助金収入
461,259
449,177
441,690
344,808
354,176
地方公共団体補助金収入
569,408
576,151
587,239
587,216
607,643
学術研究振興資金収入
0
0
0
0
500
資産運用収入
234,213
195,712
91,545
503,974
668,309
資産売却収入
3,284,102
3,825,601
4,118,715
7,632,833
13,723,505
事業収入
12,245
18,140
43,124
63,430
63,874
雑収入
262,532
160,793
202,380
136,918
189,438
前受金収入
1,094,532
1,162,845
1,101,952
1,008,070
1,098,204
その他の収入
218,000
140,530
108,330
53,233
130,332
資金収入調整勘定
△ 1,280,714 △ 1,195,516 △ 1,210,539 △ 1,215,884 △ 1,144,261
小 計
10,255,185
10,906,398
11,382,004
15,263,528
21,881,756
前年度繰越支払資金
3,731,138
2,752,036
3,601,922
4,504,893
4,494,895
収入の部合計
13,986,323
13,658,434
14,983,926
19,768,421
26,376,651
支出の部
人件費支出
教育研究経費支出
管理経費支出
施設関係支出
設備関係支出
資産運用支出
その他の支出
資金支出調整勘定
小 計
次年度繰越支払資金
支出の部合計
平成20年度
平成21年度
平成22年度
平成23年度
平成24年度
3,707,015
3,538,616
3,527,248
3,679,211
3,815,761
956,579
951,593
892,686
889,936
1,046,559
379,189
300,286
385,545
326,792
327,011
391,292
142,972
146,823
121,717
171,961
481,555
259,327
169,747
139,753
168,425
5,321,223
4,853,215
5,355,278
10,112,315
16,234,342
24,448
32,106
23,561
27,470
24,535
△
27,014 △
21,603 △
21,855 △
23,668 △
56,647
11,234,287
10,056,512
10,479,033
15,273,526
21,731,947
2,752,036
3,601,922
4,504,893
4,494,895
4,644,704
13,986,323
13,658,434
14,983,926
19,768,421
26,376,651
28
2.消費収支計算書の推移
(単位:千円)
消費収入の部
学生生徒納付金
手数料
寄付金
補助金
国庫補助金
地方公共団体補助金
学術研究振興資金
資産運用収入
資産売却差額
事業収入
雑収入
帰属収入合計
基本金組入額合計
消費収入の部合計
消費支出の部
人件費
教育研究経費
管理経費
資産処分差額
徴収不能引当金繰入額
消費支出の部合計
当年度消費収入超過額
当年度消費支出超過額
前年度繰越消費支出超過額
基本金取崩額
翌年度繰越消費支出超過額
平成20年度
平成21年度 平成22年度 平成23年度
5,289,349
92,344
19,943
1,030,667
461,259
569,408
0
234,213
0
11,538
262,556
6,940,610
△
653,391 △
6,287,219
平成20年度
3,648,229
2,126,293
443,463
1,855,590
151
8,073,726
1,786,507
1,959,737
3,085
3,743,159
5,462,910
97,470
14,023
1,025,328
449,177
576,151
0
195,712
2,975
17,962
160,976
6,977,356
558,627 △
6,418,729
5,779,086
102,285
20,013
1,028,929
441,690
587,239
0
91,545
6,574
43,124
202,440
7,273,996
509,781 △
6,764,215
6,034,796
93,349
29,560
932,024
344,808
587,216
0
503,974
0
63,430
136,919
7,794,052
1,341,615 △
6,452,437
平成21年度 平成22年度 平成23年度
3,547,041
2,132,273
337,487
191,421
64
6,208,286
210,443
3,743,159
76,512
3,456,204
29
3,636,565
1,955,867
424,187
358,894
0
6,375,513
388,702
3,456,204
227,411
2,840,091
平成24年度
3,694,302
1,936,067
355,446
95,085
38
6,080,938
371,499
2,840,091
34,534
2,434,058
6,078,278
98,935
14,181
962,320
354,176
607,644
500
668,309
0
63,874
191,610
8,077,507
1,531,431
6,546,076
平成24年度
3,808,898
2,037,913
351,258
160,916
0
6,358,985
187,091
2,434,058
136,617
2,110,350
3.貸借対照表の推移
(単位:千円)
資産の部
科 目
固定資産
有形固定資産
土地
建物
その他の有形固定資産
その他の固定資産
平成20年度
平成21年度
平成22年度
平成23年度
前年度
増減
29,857,082
766,467
849,446
16,477,750 △
3,165,093
16,669
9,949,464 △
650,987
215,128
3,363,193 △
13,379,332
1,615,913
0
6,357,248
1,073,203
4,644,704
149,809
1,712,544
923,394
0
36,214,330
1,839,670
平成24年度
28,050,972
19,891,717
3,204,678
12,106,088
4,580,951
8,159,255
28,073,546
18,928,553
3,102,405
11,586,705
4,239,443
9,144,993
28,175,796
18,137,884
3,144,119
11,081,138
3,912,627
10,037,912
29,090,615
17,327,196
3,148,424
10,600,451
3,578,321
11,763,419
流動資産
現金預金
その他の流動資産
2,901,209
2,752,036
149,173
3,712,715
3,601,922
110,793
4,561,630
4,504,893
56,737
5,284,045
4,494,895
789,150
資産の部合計
負債の部
固定負債
退職給与引当金
30,952,181
31,786,261
32,737,426
34,374,660
909,297
909,297
917,722
917,722
1,027,040
1,027,040
1,042,131
1,042,131
1,033,213 △
1,033,213 △
流動負債
前受金
その他の流動負債
1,237,347
1,094,532
142,815
1,293,932
1,162,845
131,087
1,237,296
1,101,952
135,344
1,146,325
1,008,070
138,255
1,276,391
1,098,204
178,187
負債の部合計
基本金の部
第1号基本金
第2号基本金
第4号基本金
基本金の部合計
消費収支差額の部
翌年度繰越消費支出超過額
消費収支差額の部合計
負債の部、基本金の部及び
消費収支差額の部合計
2,146,644
2,211,654
2,264,336
2,188,456
2,309,604
8,918
8,918
0
130,066
90,134
39,932
0
121,148
30,516,224
1,663,472
369,000
32,548,696
30,475,339
2,163,472
392,000
33,030,811
30,257,709
2,663,472
392,000
33,313,181
30,264,790
3,963,471
392,000
34,620,261
30,356,603
5,263,472
395,000
36,015,075
91,813
1,300,001
3,000
1,394,814
3,743,159
3,456,204
2,840,091
2,434,057
2,110,349 △
△ 3,743,159 △ 3,456,204 △ 2,840,091 △ 2,434,057 △ 2,110,349 △
30,952,181
31,786,261
30
32,737,426
34,374,660
36,214,330
323,708
323,708
1,839,670
4.貸借対照表関係比率の推移
財務比率
算式(×100%)
自 己 資 金
総
資
金
基
本
金
率
基本金要組入額
固 定 資 産
平成20年度
平成21年度
平成22年度
平成23年度
平成24年度
1
自己資金構成比率
93.1%
93.0%
93.1%
93.6%
93.6%
2
基 本 金 比
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
3
固定長期適合率
94.4%
92.1%
89.4%
87.5%
85.5%
9.4%
11.7%
13.9%
15.4%
17.6%
234.5%
286.9%
368.7%
461.0%
498.1%
251.4%
309.8%
408.8%
445.9%
422.9%
7.5%
7.5%
7.4%
6.8%
6.8%
算式(×100%)
平成20年度
平成21年度
平成22年度
平成23年度
平成24年度
(帰属収入-消費支出)
-16.3%
11.0%
12.4%
22.0%
21.3%
76.2%
78.3%
79.4%
77.4%
75.2%
14.8%
14.7%
14.1%
12.0%
11.9%
52.6%
50.8%
50.0%
47.4%
47.2%
26.3%
34.3%
30.7%
31.8%
32.0%
9.4%
8.0%
7.0%
17.2%
19.0%
69.0%
64.9%
62.9%
61.2%
62.7%
平成20年度
平成21年度
平成22年度
平成23年度
平成24年度
51
3,194
563
714
561
485
193
207
5,968
41
3,347
488
687
615
484
191
208
6,061
38
3,581
506
694
606
490
192
212
6,107
37
3,699
572
637
653
491
193
207
6,489
39
3,708
547
681
660
492
195
208
6,530
368
85
64
56
30
15
16
11
645
463
95
70
53
32
15
18
5
751
449
92
63
55
32
19
15
5
730
404
69
60
55
45
17
16
7
673
447
96
61
57
44
18
16
7
746
4
流動資産構成比率
5
流
6
前 受 金 保 有 率
7
負
動
債
比
比
率
率
自己資金+固定負債
流
総
流
流
現
前
総
自
動
資
資
動
動
金
資
負
預
受
負
己
資
産
産
産
債
金
金
債
金
5.消費収支計算書関係比率の推移
財務比率
1
帰属収支差額比率
2 学生生徒等納付金比率
3
補 助 金 比 率
4
人 件 費 比 率
5
教育研究経費比率
6
基 本 金 組 入 率
7
人 件 費 依 存 率
帰 属 収 入
学生生徒等納付金
帰 属 収 入
補
助
金
帰 属 収 入
人
件
費
帰 属 収 入
教 育 研 究 経 費
消 費 支 出
基 本 金 組 入 額
帰 属 収 入
人
件
費
学生生徒等納付金
6.在学生数・教職員数の推移
区
分
在学生数
(単位:名)
大学院
大学
短期大学
高等学校
中学校
小学校
短期大学付属幼稚園
大学付属幼稚園
計
教職員数
(単位:名)
大学
短期大学
高等学校
中学校
小学校
短期大学付属幼稚園
大学付属幼稚園
その他
計
31
財 務 の 概 要
(5年間の財務 経年比較表)
(単位:百万円)
平成20年
5,289
6,941
△ 653
8,074
2,126
19,892
30,952
項 目
①学生生徒等納付金
②帰 属 収 入
③基本金組入額
④消 費 支 出 額
⑤教育研究経費
⑥有形固定資産
⑦総
資
産
平成21年
5,463
6,977
△ 559
6,208
2,132
18,929
31,786
平成22年
5,779
7,274
△ 510
6,376
1,956
18,138
32,737
平成23年
6,035
7,794
△ 1,342
6,081
1,936
17,327
34,375
学生生徒等納付金及び帰属収入の推移
9,000
8,000
7,000
6,000
5,289
7,274
6,977
6,941
6,035
5,779
5,463
7,794
基本金組入額の推移
0
8,078
△ 200
△ 400
6,078
△ 600
△ 800 △ 653
5,000
4,000
△ 1,000
3,000
△ 1,200
2,000
△ 1,400
1,000
△ 1,600
0
△ 1,800
H20
H21
H22
学納金
H23
平成24年
6,078
8,078
△ 1,531
6,359
2,038
16,478
36,214
H24
△ 510
△ 559
△ 1,342
△ 1,531
H20
H21
帰属収入
H22
H23
H24
基本金組入額
(%)
項 目
学生生徒等納付金比率
H20
H21
H22
H23
H24
76.2 78.3 79.4 77.4 75.2
(%)
項 目
基本金組入率
消費支出額及び教育研究経費の推移
9,000
総資産及び有形固定資産の推移
40,000
8,074
8,000
35,000
7,000
6,376
6,208
6,081
6,359
30,952
31,786
32,737
34,375
36,214
30,000
6,000
25,000
5,000
20,000
4,000
3,000
H20
H21
H22
H23
H24
9.4
8.0
7.0 17.2 19.0
19,892
18,929
18,138
17,327
16,478
H21
H22
H23
H24
15,000
2,126
2,132
1,956
2,000
1,936
2,038
10,000
5,000
1,000
0
0
H20
H21
H22
消費支出額
H23
H24
H20
教育研究経費
有形固定資産
(%)
項 目
消費支出比率
教育研究経費比率
H20
H21
H22
H23
H24
116.3 89.0 87.7 78.0 78.7
30.6 30.6 26.9 24.8 25.2
32
総資産
(%)
項 目
有形固定資産構成比率
H20
H21
H22
H23
H24
64.3 59.6 55.4 50.4 45.5