第2回天文宇宙検定 3級問題・解答 1

第2回天文宇宙検定 3級問題・解答
No.
1
問題
正答
太陽に対して、太陰と呼ばれる天体はどれか。
解説
①
太陽や太陰は中国由来の呼び方である。一方、お日さ
まやお月さまは日本古来の呼び方である。
章
1
①月
②木星
③土星
④天王星
2
次の星座の中で、おおぐま座はどれか。
③
③が星座線で描かれたおおぐま座。おおぐま座の中に、 2
北斗七星をみつけることができる。
ほかの3つは ①いて座、②おおいぬ座、④おおかみ
座。いて座の中には南斗六星をみつけることができる。
3
地球と太陽の距離はおよそ1億5000万kmである。地球の公
転の速さとして最も近いものは次のうちどれか。
③
地球の公転軌道をほぼ円とすると、円周率3.14を使っ
て、1周の距離は約9億4200万kmになる。これを(365日
×24時間)で割ると時速が求められる。
②
月の直径は地球の約4分の1。衛星としては主星に比べ 4
て異様に大きい。そのため他の惑星のもつ衛星とはでき
方が違うのだろうと言われていた。ジャイアントインパク
ト説は1970年代に提案され、その後アポロの探査で月
の石の形成年代が地球とほぼ同じことがわかり、さらに
コンピュータシミュレーションによって原始惑星のぶつか
り方によっては月のような巨大衛星ができることが示さ
れ主流説となった。
①
金星大気の主成分は二酸化炭素で、その温室効果のた 5
めに表面温度は400℃以上にもなると考えられている。
また、その大気中には硫酸を主成分とする雲もあり、地
表には硫酸の雨が降っている可能性がある。
②
アンドロメダ銀河は、約200万光年先にある、銀河系と同 6
規模の銀河である(アンドロメダ銀河の方が大きいという
報告や、距離についても諸説ある)。銀河系とアンドロメ
ダ銀河は他のいくつかの銀河と一緒に局部銀河群を形
成している。約30億~40億年後、銀河系とアンドロメダ
銀河は合体すると予想されている。
3
①時速約1,000km
②時速約10,000km
③時速約100,000km
④時速約1,000,000km
4
月はどのようにできたのか諸説あるが、地球に火星と同じくら
いの大きさの原始惑星が衝突して、その破片が固まってでき
たという説が有力視されている。この説を何というか。
①ジャイアンツインパクト説
②ジャイアントインパクト説
③ジャイアンインパクト説
④ジャーマンインパクト説
5
金星には非常に分厚い大気があるが、その主成分は次のうち
どれか。
①二酸化炭素
②硫酸
③窒素
④酸素
6
銀河系(天の川銀河)を直径10cmのお好み焼きだとすると、
アンドロメダ銀河はどのように表現できるか。次の中から正し
いものを選べ。
①約200m離れた直径30cmの特大お好み焼き
②約2mとなりのテーブルの同じくらいの大きさのお好み焼き
③約200m離れた同じくらいの大きさのお好み焼き
④約2mとなりのテーブルの直径30cmの特大お好み焼き
1
第2回天文宇宙検定 3級問題・解答
No.
7
問題
1781年に天王星を発見したのは誰か。
正答
解説
章
②
1781年3月13日、ウィリアム・ハーシェルは自作の望遠
鏡を使って天王星を発見した。ガリレイは木星の衛星、
ルヴェリエは海王星、トンボーは冥王星の発見者として
知られている。
7
④
小惑星探査機はやぶさは、直線的に地球と小惑星イト
8
カワを往復することはできない。打ち上げで太陽の周り
を回る軌道に投入された後、イオンエンジンの噴射や地
球スイングバイを利用しながら徐々に軌道を変え、イトカ
ワへの接近や地球への帰還を果たした。はやぶさは打
ち上げから帰還まで7年間を要し、太陽の周りをおよそ5
周、総移動距離約60億キロとなる長旅を果たした。
②
②は地球で、由来は「○は地球そのもの、十字は赤道と
子午線を表す」という説や、四元素の1つの土の記号を
転用した説がある。①は太陽、③は金星、④は月を表
す。
1
④
みずへび座、がか座は南天の空(天の南極を中心とし
た)の星座。へび座とへびつかい座はあるが、うしつか
い座はない。うしであるのは、おうし座、うしかい座。
2
③
北極星はこぐま座のしっぽの先に輝く星である。
3
②
7億7830万kmを秒速30万kmの光が進む時間は約2600
秒。これは約43分に相当する。
5
②
鋭角30°の直角三角形の辺の比は、1:2:√3(√3は約 6
1.7)である(ピタゴラスの定理)。したがって、長辺は短辺
の倍ほどの長さになる。厚み5000光年の天の川を角度
30°で見こんでいるので、天の川は5000×2=1万光年
ほどのところにある、ということになる。天の川は、円盤
の中でも約1万光年以内の部分が見えたものと覚えてい
ても解ける。
①ガリレオ・ガリレイ
②ウィリアム・ハーシェル
③ユルバン・ルヴェリエ
④クライド・トンボー
8
2010年6月、小惑星イトカワの粒子を採集し地球に帰還した小
惑星探査機はやぶさの偉業をたたえ、新聞記事の見出しなど
に「60億キロの旅」という表現が多く使われた。さて、この60億
キロとはどのような距離を表したものか。
①はやぶさとイトカワが最も遠くなったときの距離
②地球とイトカワが最も遠くなったときの距離
③はやぶさがイトカワに到着したときの地球からの距離
④はやぶさが打ち上げから帰還までに移動した距離
9
地球を表す記号はどれか。
10 次のうち、現在使われている全天88星座にないものはどれ
か。
①みずへび座
②がか座
③みずがめ座
④うしつかい座
11 北極星が属するのは、次のうちどの星座か。
①おおぐま座
②こいぬ座
③こぐま座
④こうま座
12 光の速度は秒速約30万kmである。太陽から木星までの平均
距離7億7830万kmを進むのにかかる時間はおよそどれくらい
か。
①43秒
②43分
③43時間
④43日
13 天の川の太さは、だいたい30°ほどである。天の川の本当の
厚みが5000光年としたら、天の川は、およそどのくらい遠くに
あるものか。
①5000光年
②1万光年
③5万光年
④10万光年
2
第2回天文宇宙検定 3級問題・解答
No.
問題
正答
14 対物側に凸レンズ、接眼側に凹レンズを使ったものを何式望
遠鏡と呼ぶか。
ガリレオはこの望遠鏡を製作(1609年)し、金星の満ち
7
欠け、木星の衛星などを発見した。接眼側に凸レンズを
使ったものはケプラー式と呼ばれ、ガリレオ式よりも広視
野で高倍率にできるが、倒立像となる。ニュートン式、カ
セグレン式は、光の導き方が異なるが、どちらも鏡を
使った望遠鏡である。
③
飛行機は高度6~20km上空を運行している。観測気球 8
は空気との比重の差による浮力を利用しているため、空
気が薄い約30kmを越えて上昇することは難しい。流星
は宇宙空間から降り注ぐ粒子が、秒速数十kmで大気に
突入することで空力加熱が発生する100km前後の大気
が発光する現象。国際宇宙ステーションは、大気とのま
さつによる減速の影響がほとんどない高度約400kmの
地球周回軌道を回っている。
③
ベガは「落ちる鷲」、エウロパは木星の衛星のひとつ、リ
ゲルは「巨人の左足」の意味。
②
3
夜空の星たちは地球の自転によって、日周運動する。
地球の自転軸をのばしたところでは、見かけ上、動きが
なくなるので、北極星は日周運動をほとんどしない。太
陽の自転軸は地球の公転面に対してほぼ垂直方向だ
が、地軸は地球の公転面に対して傾いているので、①と
③は違う。
④
左手にライオンの皮、右手にこん棒をふりあげている男 2
性は狩人オリオンの姿。足元にいるうさぎは、オリオンの
猟犬(おおいぬ座)に追いかけられ逃げ込んだうさぎの
姿とされている。
③
「かぐや」は2007年に打ち上げられ、2009年に月面に計 4
画落下し運用を終了した。その間、月面の詳細な地図を
作成するための資料を供するほか、月の磁気や重力場
などを測定した。「かぐや」に搭載されたNHK開発のハイ
ビジョンカメラはかつてないほどの美しい月面の様子を
お茶の間に届けた。
①飛行機-観測気球-国際宇宙ステーション-流星
②観測気球-飛行機-流星-国際宇宙ステーション
③飛行機-観測気球-流星-国際宇宙ステーション
④観測気球-飛行機-国際宇宙ステーション-流星
16 アラビア語で飛ぶ鷲の意味の星はどれか。
章
①
①ガリレオ式
②ケプラー式
③ニュートン式
④カセグレン式
15 次のうち、その姿が主に見られる地上からの高さを、低い順で
正しく並べているものはどれか。
解説
1
①ベガ
②エウロパ
③アルタイル
④リゲル
17 北極星が見かけ上、ほとんど動かないのはなぜか。
①太陽の自転軸をのばした方向に見られる星だから
②地球の自転軸をのばした方向に見られる星だから
③地球の公転面に垂直な方向に見られる星だから
④肉眼で見られる星の中で、非常に遠くにある星だから
18 次の星座絵は何座と何座か。
①オリオン座 と こいぬ座
②うしかい座 と うさぎ座
③うしかい座 と こいぬ座
④オリオン座 と うさぎ座
19 月の地平から現れる「地球の出」をハイビジョンカメラで撮影し
た日本の月探査機の名は何か。
①はやぶさ
②おおぞら
③かぐや
④ひてん
3
第2回天文宇宙検定 3級問題・解答
No.
問題
20 写真で示された天体は、次のうちどの種類の天体として分類
されているか。
正答
解説
章
④
画像は、小惑星探査機「はやぶさ」が撮影した小惑星
「イトカワ」である。重力が弱く丸い形ではない小惑星の
特徴がよくわかる。
5
③
水星の直径は約5000kmであり、地球直径の約4割にす
ぎない。もし、地球を直径約10cmのソフトボール大だと
すると、水星は直径約4cmのピンポン球くらいの大きさ
で、火星は直径5cmくらいの電球の大きさとなる。しか
し、太陽系最大の惑星である木星は、約1.2mと桁違い
の大きさである。
5
③
南天に見える大小マゼラン銀河(大小マゼラン雲)は、
銀河系の衛星銀河(伴銀河)。大マゼラン雲は太陽系か
ら約16万光年のところにあり、銀河系の重力に強く影響
されている。
6
③
彼が求めたのは地球の大きさで、太陽の大きさや太陽
までの距離ではない。地球の大きさを計算する過程で、
その形が球形であることを利用するが、その形は測定
の途中でわかったことではなく、当時すでに知られてい
たことである。そもそも、エラトステネスは地球の形が丸
いことに基づいて、その大きさを計算する方法を考え出
した。
7
④
ロケットの発明については諸説あるが、1200年ごろ中国
で発明された「火箭(かせん)」が最初であると言われて
いる。火薬を使って飛ばす矢のような兵器として利用さ
れた。
8
①
中国の前漢時代の哲学書『准南子』によると、宇は空間
を、宙は時間を表している。
1
②
夏の南の空で目立つ赤い星、さそり座の1等星アンタレ
スは、火星に対抗するもの(アンチ・アレス)の意味をも
つ。おうし座のアルデバランとうしかい座のアルクトゥル
スも赤い色の1等星。わし座のアルタイルは白色系の1
等星で、飛ぶ鷲(わし)の意味。
2
①惑星
②衛星
③太陽系外縁天体
④小惑星
©JAXA
21 太陽系の惑星のうちで、最も直径が小さいものはどれか。
①木星
②火星
③水星
④地球
22 銀河系(天の川銀河)の衛星銀河(伴銀河)は、次のうちどれ
か。
①M78星雲
②M87銀河
③大マゼラン銀河(大マゼラン雲)
④アンドロメダ銀河
23 ヘレニズム時代のエラトステネスが2つの地点での太陽南中
高度の差から求めたのは何か。
①地球と太陽の距離
②地球の形が球であること
③地球の直径
④太陽の直径
24 燃料を燃やして発生するガスを高速で噴射し、その反動で空
を飛ぶロケット。さて、1200年ごろ世界で初めてロケットを発
明したのはどこの国か。
①アメリカ
②ドイツ
③日本
④中国
25 「宇宙」という言葉が表す意味として、正しいのは次のうちどれ
か。
①時間と空間
②過去と未来
③北と南
④人と神
26 夏の南の空で目立つ「火星に対抗するもの」という意味の名前
をもつ1等星がある星座はどれか。
①おうし座
②さそり座
③うしかい座
④わし座
4
第2回天文宇宙検定 3級問題・解答
No.
問題
正答
27 周極星の説明として、誤っているものはどれか。
周極星は、地球の自転軸を夜空にのばした場所から、
観測地点の緯度(北緯または南緯)を引いた角度の範
囲にある星である。
④
南半球では、自転軸の延長上にある「天の南極」の高度 3
が緯度に等しくなる。正午ごろの太陽高度は、天の南極
から天頂をとおって90°離れた場所を中心に、公転運
動にあわせて自転軸の傾き分、上下に変化する。これ
から求める太陽高度は、(180°-35°-90°-23.4°
=31.6°なので、約30°)となる(図参照)。
①
地球照はその名前のように、地球に当たった太陽の光
が地球で反射され、月の陰の部分を照らすことで起こ
る。1億5000万kmのはるかかなたよりやってきた太陽の
光が、直径1万3000kmの鏡(地球)に反射され、38万km
先の月を照らす。何と広大な光のやりとりであろうか。
②
太陽系の中で、木星型惑星(木星、土星)と天王星型惑 5
星(天王星、海王星)には環(リング)が見つかっている
が、地球型惑星(水星、金星、地球、火星)には見つかっ
ていない。
②
星座の星として肉眼で見えるのは、せいぜい1000光年
である。1等星の中で一番遠くにあるのは、はくちょう座
のデネブで、およそ1400光年である。それより遠い星々
は、個々の星としては見えないが、1万光年程度までは
天の川として見えている。
②
江戸時代の日本では昼と夜をそれぞれ6等分し、季節に 7
よって昼と夜の時間間隔が異なる不定時法を採用して
いた。春分の頃は、およそ昼夜が12時間ずつに分けら
れるので、現在の時刻で言えば、子の刻が午前0時頃に
あたり、2時間毎に丑、寅、卯、……となり、申の刻は16
時頃に相当する。
①南の空、高度約76°
②南の空、高度約30°
③北の空、高度約76°
④北の空、高度約30°
29 三日月など月が細く見える頃、影の部分がうっすらと光って見
えることがある。これを何というか。
①地球照
②月照
③半影
④本影
30 次の惑星のうち、環(リング)が見つかっていないものはどれ
か。
①木星
②火星
③天王星
④土星
31 星座の星として見えているのは、太陽系からどのくらいの距離
までの範囲か。
①100光年
②1000光年
③1万光年
④10万光年
32 江戸時代の日本では時刻名に十二支を用いており、昼の12
時頃のことを午の刻と呼んでいた。では、当時の申の刻とは
現在の何時頃のことを指すか。ただし、春分の頃の時刻で考
えるとする。
①14時頃
②16時頃
③18時頃
④20時頃
5
章
③
①周極星は地球上のどこで夜空を見るかで変わる
②赤道上では、周極星は見られない
③北極点と南極点では、同じ星が周極星になる
④周極星は季節が変わっても同じである
28 日本が夏至の日に、南緯35°付近にあるニュージーランドの
都市オークランドで正午に見られる太陽について正しいのは
どれか(地球の公転面に垂直な向きからの自転軸の傾きは
23.4°とする)
解説
3
4
6
第2回天文宇宙検定 3級問題・解答
No.
問題
正答
33 次の人物たちを生まれた順に正しく並べたものはどれか。
A. ヨハネス・ケプラー
B. アイザック・ニュートン
C. ティコ・ブラーエ
D. ニコラウス・コペルニクス
解説
章
④
コペルニクス(1473~1543年)は地動説の提唱、ブラー
エ(1546~1601年)は超新星の発見、ケプラー(1571~
1630年)はケプラーの三法則の確立、ニュートン(1642
~1727年)は万有引力の法則の確立で知られている。
ケプラーの業績はブラーエの精密で膨大な観測データ
がなければ生まれ得なかったと言われている。
7
②
惑星探査は旧ソ連のベネラシリーズ、アメリカのマリ
ナーシリーズによって幕を開けた。惑星探査機の送り込
みは太陽重力の影響を強く受けるため、地球から見て
太陽から遠い火星より、太陽に近い金星の方が小さな
エネルギーで探査機を送り込むことが可能であった。
8
②
土星はサターン、海王星はネプチューン、金星はビーナ
ス。
1
②
しぶんぎ座は、いまはない。昔、りゅう座とうしかい座の
あるあたりがしぶんぎ座という星座だった。そのため、こ
のあたりに放射点がある流星群がしぶんぎ座流星群と
呼ばれている。
4つに分割された後のもう1つの星座はりゅうこつ座。
2
37 日本で北極星とカシオペヤ座を2時間おきに4時間観察したと
きの動きで正しいのはどれか。
④
星座の配置は変わらず、それぞれの星が北極星を中心 3
に反時計回りの同心円上を2時間で約30°回転するよう
に動く。
38 下弦の月がほぼ真南に見えた。1日のうち大体いつと考えられ
るか。
③
下弦の月は半分が太陽に照らされているので、太陽と
4
の位置関係は90°。地球から見て東側が照らされてい
るので、太陽は月に対して東側にある。月は真南にある
ので、太陽はほぼ真東。つまり日の出に近い頃だとがわ
かる。
①C → B → D → A
②C → A → B → D
③B → D → C → A
④D → C → A → B
34 最初の惑星探査機がめざした惑星は次のうちどれか。
①水星
②金星
③火星
④木星
35 ウラノスとは、次のうちどの惑星のことか。
①土星
②天王星
③海王星
④金星
36 ギリシャ神話の金羊伝説に登場するアルゴ座は、現在では4
つの星座に分割されている。その4つの星座でないものはど
れか。
①らしんばん座
②しぶんぎ座
③ほ座
④とも座
①日没に近い頃
②ほぼ真夜中
③日の出に近い頃
④ほぼ真昼
6
第2回天文宇宙検定 3級問題・解答
No.
問題
正答
39 次のうち、一番密度の高い惑星はどれか。
最も密度の高い惑星は地球で、その密度は1cm あたり
約5gであり、もっとも密度の小さい土星の1cm3あたり約
0.7gの約7倍にもなる。
5
④
銀河系(天の川銀河)の中心付近で、樽のように膨らん
だ部分をバルジという(バルジは「でっぱり」とか「ふくら
み」の意)。銀河系のような円盤状の構造をもつ銀河で
は、星は円盤部とバルジに集中している。特に、バルジ
への集中度は円盤部と比べて、桁違いに大きい。
6
④
夜空に見える星の分布は、あらゆる方向に奥行きがあ
6
るのではなく、円盤状の構造をもっている。この扁平な
星の集合体(銀河系=天の川銀河)を中から見わたした
ものが、天の川である。
③
図の本初子午線と子午線Aの間の角度は90°である。
15°の角度の違いが1時間の時差に相当するので、
90[°]÷15 [°/時間]=6[時間] となる。
7
①
「マリナー4号」(アメリカ)は1964年打ち上げ、初の火星
フライバイに成功した。「バイキング1号」(アメリカ)は
1975年打ち上げ、「バイキング2号」とともに火星表面へ
の軟着陸に成功し、写真撮影、大気や土壌の科学調
査、生命探査などが行われた。「のぞみ」(日本)は1998
年に打ち上げ、度重なる装置のトラブルで火星周回軌
道投入に失敗、予定されていた探査を行うことはできな
かった。
8
①
古代中国では、水星・金星・火星・木星・土星のことをそ
れぞれ、辰星・太白(たいはく)・けい惑・歳星(さいせ
い)・填星(てんせい)と呼んでいた。これら「五星」は、肉
眼で容易に見ることができ、形を変えない星座の中を渡
り歩くように動くことから、古くから知られている。
1
①ハロー
②円盤
③腕(渦状腕)
④バルジ
41 天の川が全天を一周している理由として正しいのは、次のうち
どれか。
①地球に環(リング)があるから
②太陽系の外側にオールトの雲があるから
③星が大きなドーナツ状に分布しているから
④銀河系の中に地球があるから
42 次の図の本初子午線と子午線Aの間の時差は何時間か。
①1時間
②3時間
③6時間
④9時間
43 「マリナー4号」「バイキング1号」「のぞみ」これらの探査機が
めざした惑星はどれか。
①火星
②水星
③木星
④金星
44 古代中国で、辰星と呼ばれた惑星はどれか。
①水星
②金星
③火星
④木星
7
章
④
①土星
②木星
③海王星
④地球
40 銀河系(天の川銀河)で最も星が集中しているのは、次のうち
どこか。
解説
3
第2回天文宇宙検定 3級問題・解答
No.
問題
正答
45 次の星座は何座か。
夏の夜空の天の川に、大きく羽を広げた白鳥の姿。夏
2
の大三角の1つとなるデネブははくちょう座の星で、白鳥
の尾の意味がある。大きな十字架の形に見えることから
南十字星に対して北十字とも呼ばれる。
②
北回帰線より高緯度である日本の都市では、1年を通じ
て太陽の南中高度は緯度が高いほど低くなる。北海道
の札幌市は、九州の長崎市より高緯度であるため、太
陽の南中高度は低い。
①
21世紀中に起こる日食は224回、それに対し月食は142 4
回で日食の方が多い。ただし、月食は月面に落ちた地
球の影を見ているので、地球の夜側のほとんどの場所
で見られる。一方、日食は地球上に落ちた小さい月の影
の中に入らないと太陽が欠けて見えないので見られる
場所が非常に限られる。
②
波長の長い赤い光の方が屈折しにくい。そのため、水滴 4
によって屈折反射した赤い光が観測者の方向に進むの
には、太陽の正反対の点(対日点という)からより離れる
ことになり、よく屈折する紫色はそれより内側になる。
注)虹の外側にうっすらともう1つ虹が見えることがある。
明るく見える虹を主虹、うっすらと見える外側の虹を副虹
という。この問題の虹とは主虹を指している。
③
太陽系の果ては、太陽を中心に約1光年の広がりをもつ
オールトの雲であると考えられている。オランダの天文
学者ヤン・オールトが、200年以上の長い周期で公転す
る彗星の源として考えたものからこう呼ばれている。
5
④
太陽と地球の平均距離(地球の公転軌道の平均の半
径)を1天文単位と呼ぶ。1天文単位は約1億5000万km
である。
地球の赤道直径の約1万2000倍であり、太陽の赤道直
径の約110倍、地球と月の距離の約400倍である。
6
①札幌市の方が長崎市より南中高度が高い
②札幌市の方が長崎市より南中高度が低い
③規則性はない
④ほぼ同じ
47 次のうち、21世紀中に見られる日食と月食の回数について正
しいのはどれか。
①日食の方が月食より多い
②月食の方が日食より多い
③同じ回数
④予測不可能なのでわからない
48 虹についての以下の文のうちから正しいものを選べ。
①赤い光は紫の光より屈折しやすいので、虹の外側は赤にな
る
②紫の光は赤い光より屈折しやすいので、虹の外側は赤にな
る
③赤い光は紫の光より屈折しやすいので、虹の外側は紫にな
る
④紫の光は赤い光より屈折しやすいので、虹の外側は紫にな
る
49 太陽系の天体として太陽から最も遠くにあると考えられている
のは次のうちどれか。
①小惑星帯
②太陽系外縁天体
③オールトの雲
④原始太陽系円盤
50 天文単位とは何を基準にした単位か。
①地球の赤道直径
②地球と月の平均距離
③太陽の赤道直径
④太陽と地球の平均距離
8
章
①
①はくちょう座
②はと座
③わし座
④からす座
46 札幌市(北海道)と長崎市(長崎県)の太陽の南中高度につい
て、正しいのはどれか。
解説
3
第2回天文宇宙検定 3級問題・解答
No.
問題
正答
51 道具の発明により天文学は発展してきた。次のうち、地球から
肉眼で観察していただけではわからないものはいくつか。
解説
章
①
Dは地震計を設置してから確認された。Aはもしそうなら 7
地球の正面の1点のみが輝くはず。Bは月食で地球の影
と比べればわかる。Cは地球から常に同じ面(模様)が見
えることから類推すれば、逆に月で地球がみられる場所
も決まっているとわかる。
①
欧米の月名は古代ローマ帝国の暦に起源があり、1月
7
~6月は神話の神々の名前、7月~12月は数詞で名づ
けられた(ただし、現在7月と8月は時の権力者の名前が
付いている)。当時の暦は年初を3月においていたため、
9月は7番目となる。
④
西南戦争のころ火星の大接近があり、-2.5等まで明るく
なった。人々が、この赤い星の中に西郷隆盛が見えると
いったことからこの異名がついた。また、これに便乗し、
星の中に西郷を描いた錦絵が何種類も売りだされ、人
気を博したと言われる。
③
黄道は天球上の太陽の通り道のこと。我々から見ると、 2
太陽は天球上に固定されたおひつじ座などの12の星座
の上を1年かけて移動していくように見える(厳密に言え
ば、12星座+1星座(へびつかい座)を通る)。白道は月
の通り道。赤道は「天の赤道」と呼び、地球の赤道面を
天球までのばしたもの。
④
地球は北極星の方角から見ると、反時計回りに自転と
公転運動をしている。地球が1周する間に、地球が太陽
の周りを約1°公転するため、1日たつためには1°余
分に自転する必要がある。このため1日は自転周期より
長くなる
A.月の表面は鏡のようにつるつるではない
B.月の大きさは地球の大きさより小さい
C.月に降り立ったとすると、いつまで待っても空に地球が見ら
れない場所がある
D.地球の地震のように月にも月震がある
①1つ
②2つ
③3つ
④4つ
52 Septemberとはラテン語で何番目の月という意味か。
①7番目
②8番目
③9番目
④10番目
53 西郷星と呼ばれた星はどれか
①アンタレス
②木星
③ハレー彗星
④火星
54 次の図の中の矢印で示した太い曲線をなんと呼ぶか。
①白道
②赤道
③黄道
④金道
55 地球の1日は自転周期より長い。この理由として適するものは
どれか。
①地球の自転軸が公転面に垂直な向きから23.4°傾いている
ため
②地球のまわりを月が回っているため
③太陽系全体が銀河中心のまわりを回っているため
④太陽のまわりを地球が回っているため
9
1
3
第2回天文宇宙検定 3級問題・解答
No.
問題
正答
56 月の直径を1とすると太陽の直径はおよそいくらか。また地球
と月の距離を1とすると地球と太陽の距離はおよそいくらか。
太陽の直径は地球の約100倍、一方、月は地球の約4分 4
の1なので太陽は月の約400倍の大きさ。ところが、地球
から見ると月がちょうど、太陽までの距離の約1/400の
位置に存在している。そのため地球からは、月も太陽も
ほぼ同じ大きさとなり、ちょうど重なると皆既日食となる。
①
月の潮汐力によって地球の海水が引きずられて地球の
自転エネルギーを奪う。これは月公転の角運動エネル
ギーとなり、月の公転は加速する。そのため少しずつ月
は地球から遠ざかっている。現在では皆既日食と金環
日食の発生頻度はほぼ同じだが、遠い将来には金環日
食の方が起こりやすくなり、ついには皆既日食は見られ
なくなってしまうだろう。
①
海王星の大気に含まれるメタンは赤い光を吸収し、太陽 5
光があたっても青い光しか反射しないと考えられてい
る。
①
6
シリウスまでの距離は8.6光年である。1光年は約6万
3000天文単位なので、約54万天文単位ということにな
る。
1天文単位の運賃が1円ならば、料金は54万円かかる計
算だ。
②
「あかり」は高感度の赤外線観測を行い、原始銀河や星
生成領域などの観測で成果を上げ、2011年に運用を停
止した。「あかつき」は金星探査機(2010年打ち上げ)、
「ひので」は太陽観測衛星(2006年打ち上げ)、「すざく」
はX線天文衛星(2005年打ち上げ)。
8
②
古代から知られてきた主要な5惑星は、水星・金星・火
星・木星・土星で、肉眼で比較的容易に見られる。太陽
中心説は古代ギリシャにもあったが、地球が惑星と認識
されるようになったのは、16世紀頃である。
1
①毎年3.8cm遠ざかっている
②毎年3.8cm近づいている
③近づいたり遠ざかったりしている
④変化しない
58 海王星が青く見えるのはなぜか。
①大気に含まれるメタンが赤い光を吸収してしまうため
②水があり、それが青く見えるため
③太陽から遠くはなれており、すべてが凍りついているため
④科学分析のため青フィルターをかけて撮影したため
59 1天文単位あたりの運賃が1円の銀河鉄道があったとして、シ
リウスまで、およそいくらかかるか。
①54万円
②540万円
③5400万円
④5億4000万円
60 日本でもさまざまな天文観測衛星を打ち上げ、宇宙空間から
の天体観測を行っている。次のうち、2006年に日本が打ち上
げた赤外線天文衛星の名称はどれか。
①あかつき
②あかり
③ひので
④すざく
61 古代から知られてきた主要な5惑星はどれか。
①天王星
②金星
③地球
④海王星
10
章
①
①直径400 距離400
②直径400 距離200
③直径200 距離200
④直径200 距離100
57 地球と月の距離は、月の軌道が完全な円ではないので、わず
かに変動するが、平均をすると約38万kmである。年単位で考
えると、この距離はどう変化しているか。
解説
4
第2回天文宇宙検定 3級問題・解答
No.
問題
正答
解説
章
③
古来より、海外でも日本でも、海での目印として星座は
用いられ、空の地図として活用されてきた。時刻や季節
を知るためにも星座や天体が用いられ、どの星座が見
えるとどのような作物の種まき時期で、どのような魚が
獲れるかの目安にしていた。
2
③
黄道十二星座は、ほぼ黄道上にあるため、太陽高度が
高い季節に、深夜南中する星座が、黄道上で太陽の反
対側にあることになり、高度は低くなる。
3
④
ティコクレーターは、デンマークの天文学者ティコ・ブラー 4
エに由来する。クレーター自体巨大で、そのうえ、非常に
大規模な光条(クレーターを中心としたすじ線)をもつの
でとても目立つ。
②
水星、金星、火星、地球は主に岩石と鉄からなる地球型 5
惑星に、木星、土星はガスでできた木星型惑星に分類さ
れる。天王星、海王星については、従来は木星型惑星と
されてきたが、最近の研究により氷の割合が非常に大
きいことがわかり、天王星型惑星と呼ばれることが多
い。
③
代表的な原子時計はセシウム133の放射するマイクロ波 7
を用いて1秒を定義しており、1億年に1秒程度の誤差で
ある。
②
石炭袋は、南天の天の川に浮かぶ暗黒星雲であり、そ 6
の主成分は水素である。星雲中の塵(ダスト)が背景の
星の光を遮るため黒く見える。宮沢賢治の『銀河鉄道の
夜』では、「そらの孔(あな)だよ」と表現されているが、逆
にガスや塵が濃く集まった場所である。星が誕生してい
る場所でもあり、電波を出している。
62 星座は古代より人々の心を癒すほか、さまざまなことに使わ
れてきた。古くからの星座の使われ方でないものはどれか。
①航海のときの目印
②時刻を計る目安
③気温を測る目安
④季節を知る目印
63 次の黄道十二星座のうち、南中高度がもっとも低いのはどれ
か。
①ふたご座
②うお座
③さそり座
④しし座
64 図中の矢印で示したクレーターの名称は次のうちどれか。
①コペルニクス
②プトレマイオス
③ガリレオ
④ティコ
©NASA
65 太陽系の惑星分類名として、使われていないものは次のうち
どれか。
①木星型惑星
②火星型惑星
③地球型惑星
④天王星型惑星
66 現在、人類が保有する時計の中で最も精度が高いものはどれ
か。
①電波時計
②水晶時計
③原子時計
④分子時計
67 「石炭袋」について、正しいのは次のうちどれか。
①炭素を主成分とする星雲である
②電波を出している
③ブラックホールである
④天の川に窓が開いている
11
第2回天文宇宙検定 3級問題・解答
No.
問題
正答
解説
章
②
「ボイジャー1号」は木星と土星、「ボイジャー2号」は木
星、土星、天王星、海王星、「パイオニア10号」は木星、
「パイオニア11号」は木星と土星を探査している。
8
69 海王星を表す惑星記号はどれか。
③
海王星の惑星記号は海神ポセイドンが持つ三叉の矛に
由来している。①は水星でヘルメスの杖(二匹の蛇が絡
んだ杖)、②は火星で軍神マルスの盾と槍、④は天王星
で発見者であるハーシェルの頭文字のHをそれぞれ図
案化したもの。
1
70 日本で赤星と呼ばれていたのはどれか。
③
アンタレスは日本各地で赤星と呼ばれていた。また、群 1
馬県利根地方では南の赤星、山口県や九州では酒酔い
星や酒売り星と呼ばれていた。多くの地域で見た目の色
から名前が付けられていた。
71 北極星の方角から太陽系を見下ろしたとき、地球の正しい運
動はどれか。
①
北極星の方角から太陽系を見ると、地球の動きは、自
転も公転も反時計まわりになる。
72 日食や月食について正しく述べられているものは次のうちどれ
か。
③
太陽-月-地球と並び、月が太陽を隠すと日食になる。 4
このときは必ず新月である。太陽-地球-月と並び、地
球の影が月を隠すと月食になる。このときは必ず満月で
ある。しかし、新月・満月のときに必ず日食・月食が起き
るわけではない。これは地球の軌道面と月の軌道面が
5°ほど傾いて交わっているためである。
②
地球と火星はお互いに太陽を公転するうちに、火星に地 5
球が追いつくような形で約2年2カ月ごとに地球に接近す
る。次回の接近は2014年となる。また、火星の公転軌道
は地球の公転軌道に比べて楕円形にずれているので、
太陽に近い時(近日点)と遠い時(遠日点)の距離の違
いが地球に比べて大きい。このことから、同じ接近でも
近づく距離が大幅に異なり、火星が比較的太陽に近い
位置で起きる大接近では約6000万kmまで近づくのに対
し、火星が太陽から遠い位置で接近が起きる小接近で
は、約1億kmまでしか近づかない。
68 次の惑星探査機のうち、天王星に接近し探査を行ったのはど
れか。
①ボイジャー1号
②ボイジャー2号
③パイオニア10号
④パイオニア11号
①火星
②アルクトゥルス
③アンタレス
④アルデバラン
①月が新月のときには必ず日食となり、満月のときは必ず月
食となる
②月が新月のときには必ず月食となり、満月のときは必ず日
食となる
③月が新月のときに日食となることがあり、満月のときは月食
となることがある
④月が新月のときに月食となることがあり、満月のときは日食
となることがある
73 2012年3月に火星が地球に接近した。 次回、火星が地球に
接近する年は次のうちどれか。
①2013年
②2014年
③2016年
④2018年
12
3
第2回天文宇宙検定 3級問題・解答
No.
問題
正答
74 46億年前のできたばかりの太陽系はどのような姿だったと考
えられているか。
46億年前の太陽系は、ガスや塵でできた原始太陽系円 5
盤であり、その中心に太陽が生まれた。そして、太陽の
周りを回るガスや塵はお互いに重力的な相互作用を及
ぼし合いながら、現在の惑星や衛星、小惑星などを形成
した。
①
木星は、地球の外側を公転している惑星であるので、水 5
星や金星といった内惑星ほどの満ち欠けはしない。しか
し、地球と木星がお互いに太陽を公転する際に、太陽-
地球-木星の角度は変化していくので若干の満ち欠け
はあり、望遠鏡などで拡大して撮影するとその様子がわ
かる。天文年鑑などにはその値が記されている。
④
星座の星々は、惑星と比べて、途方もなく遠くにあり、1
万天文単位(約0.16光年)移動したぐらいでは見え方は
変化しない。ちなみに、オリオン座のベテルギウスまで
の距離は約500光年、リゲルは約860光年、三つ星は右
(西)から約700光年、約2000光年、約700光年である。
6
①
現在、世界の多くの国ではグレゴリオ暦という太陽暦が
採用されているが、国や民族、宗教などによってイスラ
ム暦やイラン暦などのグレゴリオ暦以外を採用している
ところもある。日本では1872年に太陰太陽暦からグレゴ
リオ暦へと改暦された。
7
③
赤道上空3万6000kmでの軌道周期は24時間(1日)であ 6
り、地上に対して、いつも同じ位置になる。これを静止軌
道という。地上の決まった地点に常にアンテナを向けて
いる必要がある気象衛星、通信衛星などは、この静止
軌道に投入されている静止衛星である。
①地球から見て、木星は満ち欠けをまったくしないように見え
る
②木星の主成分は主に水素やヘリウムである
③木星は、太陽系最大の惑星である
④惑星探査機ボイジャーによって、木星には非常に薄い環が
あることが発見された
76 太陽系からオリオン座の方向に1万天文単位ほど行ったとき、
見える光景として正しいのはどれか。
①オリオン座が2倍ほどの大きさに見える
②オリオン座の三つ星がシリウスよりも明るく見える
③オリオン座の形がゆがんで見える
④オリオン座の見え方は変わらない
77 現在、日本を含む世界の多くの国々で、暦として採用されてい
るのはどれか。
①太陽暦
②太陰暦
③太陰太陽暦
④太陽太陰暦
78 宇宙エレベーターの静止軌道ステーションは地上からおよそ
何km上空につくられなければならないか。
①360km
②3,600km
③36,000km
④360,000km
13
章
①
①円盤状にガスや塵が集まり、その中心に太陽ができた
②円盤状にガスや塵が集まり、その中心に地球ができた
③ボール状にガスや塵が集まり、その中心に太陽ができた
④ボール状にガスや塵が集まり、その中心に地球ができた
75 木星についての記述で誤っているものはどれか。
解説
第2回天文宇宙検定 3級問題・解答
No.
問題
正答
解説
章
79 次の図で、黄道十二星座の星座名と星座記号が正しい組み
合わせのものはどれか。
④
おひつじ座の星座記号はYの字に似た形で、羊の2本の 2
角を表し、春分点を表す記号としていまも使われてい
る。おとめ座はmの字に似た形をしているが、耕作され
た土地を表すとも、乙女の髪を表すともいわれている。さ
そり座と似ているが、さそり座のほうはmに毒針の尾が
ついている。
80 日本で見られる星座の説明として間違っているものはどれか。
②
北半球に位置する日本では、天の北極付近に、一晩中
ずっと見られる星座がある一方、天の南極付近には地
平線から昇らない星があり、一年を通してずっと観察し
続けたとしても、けっして見られない星座がある。
①一年中、いつでも見られる星座がある
②一年間ずっと星空を観察すれば、全ての星座を見ることが
できる
③一晩中ずっと星空を観察すれば、観察した季節以外の季節
の星座も見ることができる
④一晩中、地平線の下に沈まない星座がある
14
3