2015/11/18 平成27年度 廿日市小学校 文化講演会 廿日市中学校の紹介 「子どもの自己肯定感を 高める為に必要なこと」 ~怒りの本質を知る~ 平成27年11月2日(月) 廿日市市立 廿日市中学校 校長 沼 本 愼 二 学校教育目標 本校で学んだことに誇りをもち,胸を張って 「廿日市」「広島」「日本」を語り,高い志 の下で,世界の人々と協働して新たな価値を 生み出すことができる人財を育成する 「日本一幸せな教職員をつくる!」 ~ 日本一幸せな教職員の下で,高い人間力を 持った日本一幸せな生徒を育成する ~ グローバル化に向かって行く攻めの学校経営 ~方向性・組織性・計画性 + 人材育成 + 行動力~ 日本一幸せな 教職員の下で GOAL 高い人間力を持った 日本一幸せな生徒の 育成 ☆「感動」を創造する力,「感謝」を伝える力を持つ生徒 ☆ 他者の感動に喜びを感じることができる生徒 ☆「何のために」を理解し,語ることができる生徒 1 2015/11/18 PPT 環太平洋パートナーシップ協定 TTP 徹底的にパクる 旬の講演会 10回分 お薦め図書 10冊分 心太 あなたの心は動いていますか ヘー 2 2015/11/18 三十六鱗魚 あなたの心は動いていますか ヘー ヘー 3 2015/11/18 「脳トレ」 や 「反復学習」 40年前の脱線話 短期的な記憶に効果 分数のできない大学生 分数を忘れた大学生 駐車禁止の交通標識 斜線は 右上から? 左上から? 長期的な安定した記憶には ハ行の法則 子供たちは 授業中の 先生の脱線話を 大人になっても忘れない メモなし 資料なし 3日前の昼食 記憶に残すための手段 • 心を動かす • ハ行の法則 • 感性のアンテナ Onomichi(尾道) U2 2014.3 OPEN 例えば!! 4 2015/11/18 おっ!!! ■ 本日の本題 講演の内容 ユング派心理学の第一人者 臨床心理学者 河合隼雄先生 ベストセラー作家 人間学研究家 野口嘉則先生 臨床教育学の第一人者 岡本茂樹先生 精神科医 小此木圭吾先生 社会学者 加藤諦三先生 みやざき中央新聞 編集長 水谷謹人先生 大阪大学 教授 劇作家 平田オリザ先生 映画監督 コメディアン ビートたけし(北野武)先生 等 の著書や講演内容等を参考に構成 「子どもの自己肯定感を 高める為に必要なこと」 (副題) ~怒りの本質を知る~ ■「感情は連鎖する」ことを知る ■「自分らしさ」を確立する 怒りの感情は強いところから弱いところへ流れる 怒りの感情は伝染する 特に 力の強いところから弱いところへ流 れて行く 大人は世の中で色々な怒りを受ける 怒りを受けると それを家庭に持ち帰る 家庭に持ち帰ってパート ナーに当たり そのパートナーは子供に当たる 当てられた子供は学校へ行って弱い子に当たり その子供は家庭に 持ち帰り親に当たる 当たられた親は会社に行って同僚や上司や部下に当たり あるいは お店に行って店員に当たり 病院に行って看護師に当たる 当たられた人は また家庭に持ち帰る こうやって怒りは延々とつながる つまり 怒りは 弱いところに はけ口を探す性質がある (みやざき中央新聞 「自分らしさ」を確立するとは 他者を受け入れなければ 他者を受け入れるためには 自分の感情を 生きていけない まず 自分という存在を認め 素直に受け入れることが 条件になる 怒りのマネジメント術より) 5 2015/11/18 「自分らしさ」の確立と自己実現 ユング博士:世界で最も有名な心理学者の一人 「人間は生きている限り 成長を続けていく」 ⇒ 誰もが 現在も発展途上であるということ 自分らしさが確立しているかどうかの基準 冷静に相手を見て その対応を建設的に考えていくことが できるかどうか ■レストランでの店員の対応の例 耐性が弱い場合 人生を前半と後半に分け ⇒ イライラ 怒り 相手を操作したい それぞれの課題を定義 ■前半⇒自分らしさの確立(自分の土台,基盤) ■後半⇒自己実現(個性化,アイデンティティー) ■自分らしさが確立しているかどうかの基準とは 人生後半の課題「自己実現」の達成のためには 人生前半の課題「自分らしさの確立」をしっかり行うこと が必要 人をコントロールしたいという気持ちが強い人 (操作主義 オペレーション主義) 自分の価値感と違う場合に生じる心理 コントロールできないと ⇒ 不安 他者を受け入れることができない これくらいのことは分かってくれているだろう あのことは当然覚えてくれているだろう いくらなんでもこの状況やタイミングでは言わないだろう 「自分らしさの確立」のためには 思いどおりにならないときの耐性(耐久力)を高める なんで今言うのかな なんで言ってくれないのかな ということが最も大切 ■人間関係は思いどおりにならない ■人はコントロールできない クレーマー化社会と操作主義 ■ ■ ■ 購入した電化製品の不調の例 学校での記念写真の例 学校での授業参観の例 操作主義(オペレーション主義) 人をコントロールしたいという気持ち 人をコントロールできないと不安になる 世界や人は 自分の思いどおりに操作できるという幻想 アクティング・アウト Acting out 自分で抱えきれない感情を 自分の心を守るために 無意識に行動や態度に移すこと(対象は他人・自分) ※非言語もある 無意識 ⇒ 生理現象 心を守るために せざるを得ない(悪意ではない) 6 2015/11/18 アクティング・アウトの例 ■赤ちゃんの行為 ■子どもの喧嘩 ■小学生から高校生まで なぜ授業の邪魔をするのか ■カップルの喧嘩 なぜ我慢できないのか 「自分らしさ」の確立 自分の感情をしっかり自分で引き受けて 自分で扱えるようになること 自分の様々な感情を 自分でコントロール(処理)できる 程の 自分の心の器(容器)をつくる 「自分らしさの確立」が関係する ■第二感情を知る 第二感情 第一感情 ■レストランの話 本来の感情は いきなり出ないもの 悲しい気持ち(がっかり 「怒り」や「イライラ」等は 第二感情の前には 残念 悲しい 惨め 無力感) 第二感情 第一感情がある 本来の感情を感じたくないために 仮想の敵をつくって 別の感情をそこに向け直すことで 本来の感情を感じないようにする という生理現象 ⇒ 第二感情 操作主義 思いどおりにならないときの耐性が弱いと 自分の「第一感情」を抱えきれないので 「第二感情」が出て 無意識のうちに 行動や態度(アクティング・アウト)に移してしまう • コントロール幻想 現代は便利 余り我慢しなくてもよい生活が送れている 現代人には こういう傾向が強い と 多くの心理学者が言っている • 万能感(全能感)= なぜ現代人は「思いどおりにならないときの耐性」が 弱いのか ⇒ 操作主義(オペレーション主義)との関わりが大きい • 操作主義にとりつかれると 耐性が弱る (逆に) コントロール幻想や万能感を手離せば手離すほどに 耐性が高まり強化される コントロール幻想 = 操作主義 7 2015/11/18 多くの偉人の共通点 2つの共通点 がある 科学技術への依存 大成功した人 自然破壊 1「不自由な環境で育っている」 2「万能感を手離している」 ⇒ 偉人の多くには 去勢※ 自然現象のコントロール ※心理学的にいうと「万能感」を手離すことを示す 世界レベルも 個人レベルも 構造は同じ 去勢は 大人になるための「必須プロセス」であり 重要な「通過儀礼的なプロセス」である 去勢 • • • • 大人になる過程で 万能感などを 手放すこと 自分が万能でないことを受け入れ 諦めること 心理学的に 大人になるための必須プロセス このプロセスで はじめて思いどおりにならないことへ の耐性を獲得できる 「あなた方は、子どもを不幸にする一番確実な方法は何で あるかご存じだろうか。それは、何でも手に入れるという 習慣を子どもにつけることだ」 ・万能感を手離せないまま 大人になる = 思いどおりにならないことへの耐性が弱いまま 大人になる ・欲しがるものを何でも与える・準備する = 子どもの心理的な成長を妨げる行為 ■忘れ物 送迎 ゲーム スマホ タブレット ・子どもにとっては 就職 大切で貴重な去勢の機会を奪う行為 ジャン=ジャック・ルソー「エミール」より 人は失敗や挫折を通して成長する しかし ・全身全霊で すべてを投げ打ったとき いかなかった時に 挫折する ・挫折の経験が それで上手く 人を成長させる(忘れ物~就職) ・挫折が思いどおりにならないことへの耐性を獲得する ・内面的には がよい 私達人間は 「がっかり」 「残念」 「無力感」 失敗や挫折を避けようとして 生きる傾向がある 8 2015/11/18 • • • • ・人生は思いどおりにならなくて当然だ ・結果を出し続けることは無理 ・悩み 落ち込み 等身大の自分 ありのままの自分を認め 受け入れる 自分は自分 これが自分 自分に直面して それ込みで自分というものを認める その必要もない 悲しい思いをする それでいい 失敗 挫折 がっかり 残念 といった経験を多くすることは とても素敵なこと 子どもたちに こうした感情を たくさん経験させたい 家庭における父性と母性 日本における父性の欠如 「思いどおりにならないことへの耐性」を家庭で獲得する 多くの心理学者や社会学者の指摘 親 ⇒ 父性と母性がある(父親 母親とは別の概念) 父性の作用 ⇒ 切り分ける 区別をする 境界線を引く 母性の作用 ⇒ 包み込む 融合する 一体化する 父性と母性 ⇒ 対極にある シングルペアレント ⇒ 使い分ける 「日本という国は 家庭の中に 父性が欠如している」 「日本は母性社会である」 ※河合隼雄:「母性社会 日本の病理(講談社)」ほか ユング心理学における母性 母性にはマイナスの側面がある 心の中には ユング心理学 母性の元が 誰にでもある 「グレートマザー」 「グレートマザー」から母性が出てくる 「グレートマザー」の2つの特性 ① 子どもを受け入れ慈しみ育む プラスの側面 ② 子どもを心配し飲み込み束縛する マイナスの側面 マイナスの側面が強いと • 他人のプライバシーまで口を出す 近所付き合い,親子,親戚,仕事関係 健康の状態,夫婦関係,子育てにまで口を出す • 外国からの留学生の苦情 子どもが心理的に自立できない 9 2015/11/18 自分と子どもとの境界線 • 母性社会では • 子どもを通して 自分と子どもとの境界線が不明確 自己愛を満たす 子どもの自己肯定感を高めることができるかどうかは 自分を評価する • 行動や行為の結果ばかりでほめると子どもは自信を失う 行為や行為の結果 ばかり褒めると 自分の存在 に自信がなくなっていく ここからの話が 特に重要です • 子どもが親の期待に応えないようにする(自立する)の はかなり大変 口にしていませんか? 子どもの将来に影響を与える 親の五大呪文 1 「あなたのためよ」 類語「あなたが大切だから言ってる」「あなたに苦労させたくない」 2 「やりたいことも我慢して あなたを育てている」 • いつもすごい自分でないといけない,悪かった ら認めてもらえないと思う • いつも認められる行動をしなくては いつも褒 められるように頑張らないといけない という 発想になるのは,発達が未成熟な子どもだから 類語「親の人生をかけている」「親が犠牲になっている」 3 「親ができなかったから あなたにして欲しい」 類語「私の分までばんばって」「私の夢だった」 4 「あなたさえいてくれれば もう何もいらない」 • 子どもの行為や結果ばかり評価していくと,い つの間にか,自然に親の顔色をうかがうことを 身に付け,親が嫌がることをしなくなり,親が 喜ぶようなことをしたり,言ったりする 類語「あなたは私の親友」「いつまでも仲良し親子でいよう」 5 「親の言うとおりにしていれば 間違いない」 類語「絶対〇〇すべき」「言うとおりにしなかったからそうなった」 親の自己犠牲 • 子供が 親から自己犠牲的に飲み込まれた場合は 自立が困難となる ⇒ 子供は罪悪感に襲われる ⇒ 罪悪感を自分で抱えて 自立できるかどうか ⇒ 罪悪感が自分で抱えられないと アクティングアウトして 親の期待どおりに行動 • こうしたことに慣れた子どもは,大人になって も相手の顔色をうかがう,相手に依存しがちな 大人になる 親の自己犠牲 ・人生の悲劇は「良い子」に始まる 加藤諦三 著 ⇒ 「自分より相手の機嫌を優先する」は大人になって からも継続する傾向がある 10 2015/11/18 • 手のかからない,反抗しない子は,未成熟な親や,支配 的な親,自己中心的な親にとっては,素直な良い子に見 える。 • 「自分が親を満足させるような言動をしないと,すぐに 親が不機嫌になってしまう」といった経験を繰り返すと, 「親を喜ばせなければならない」「自分の気持ちを抑え てでも,親を満足させなければならない」と考えるよう • さらに,気乗りしないものに誘われた場合でも,「相手 をガッカリさせてはいけない,相手に喜んでもらいた い」という考えに負けて,断ることができない大人にな る傾向がある。 • 宴会や行事で,先頭に立って盛り上げたり元気よくふる まうが,終わったあとで,ぐったりしてしまう傾向の人 は,子どもの時にこうした経験が多いと言われている。 になり,大人になってからも,いつも相手のことを気に しすぎて,相手の機嫌をうかがうことに神経を使うよう になり,自分の気持ちが大切にできなくなる傾向がある。 「良い子」の心理 ・なぜ「良い子」達が 自分の気持ちを抑えてまで 親の期 待に応えようとするのか ⇒ 子どもは一人では生きていけず 生活の基本は親に全面依存している ⇒ 子どもは 親から拒否されると 極度の不安を 抱く ⇒ 親の不機嫌な態度は 子どもにとっては「拒否」と 同じである ⇒ 親の「不機嫌な態度」を何度も繰り返して経験する と子どもは「なんとしても親の期待に応えよう」とし て自らの喜びよりも 親の喜びを優先するようになる 母性社会とは • 母性社会 ⇒ • 母性社会で育つ子どもは 青い鳥症候群 • 「青い鳥症候群」は 現代社会に増加している現象 理想の仕事を追い求めて 次々と転職を繰り返す ノーベル賞作家モーリス・メーテルリンクの「青い鳥」 のチルチルとミチルは 青い鳥を求めて さまよい歩く 同様に 見果てぬ理想を求めて 次こそは自分の本領が 発揮できる 自分に合った仕事に出会えると 見果てぬ 理想を求めて さまよい歩く 父性が弱い 又は 父性が欠如している社会 心理的に大人になりにくい 永遠の少年 • 若者の無意識の中に「永遠の少年」という現象がある (特 徴) 今の自分の姿は 仮の姿であり 場面は やがてやってくる 自分の本領を発揮する 今の仕事は 本当の自分に合った仕事ではないとして 目の前の仕事を コツコツできない 救世主(メサイア)コンプレックス 幼児性が強く 地道な努力なしに 凄い結果を手に入れたい 11 2015/11/18 「青い鳥症候群」と「永遠の少年」の共通点 • 万能感に支配されていて の耐性が弱い 思いどおりにならないことへ • 自分の弱さを認めない(出せない) • 躁的防衛(ハイテンション)という状態になりやすい ⇒ 仕事に過度に没頭 過度の飲酒 ギャンブルに没頭 薬物依存 浪費 過剰恋愛 ・人との境界線があいまいになる 境界線の尊重 健全でない家族の特徴 〇 家族一人一人にプライバシーがない 家庭を安らぎの場にするには 家族間にも境界線を引き 一人一人のプライバシーを尊重する必要がある 〇 相手の境界線を越えることが多い 人は誰でも「ここから中には入って欲しくない」「これについて は話したくないし質問もされたくない」という領域を持っている それを尊重しあうことが 家族間において重要 (例)「私たちは家族なんだから 何でも話してもらわないと困る お互い すべてをオープンにしよう」 このようなメッセージは 相手の境界線を破り 相手の繊細な 領域まで侵入しかねない このような姿勢では相手はますます 本音を隠す 人が持つ境界線 自分と他者の間の境界が曖昧な人は 「この誘いを断ったら 相手は がっかりするか 不機嫌になるだろ う」「それを避けるためには 自分の気持ちを抑えて誘いを受けるし かない」 といった具合に 相手の感情の責任を自分が引き受けてしまう。 本来 相手のがっかりや不機嫌は相手側の問題であり 任を負うことではない こちら側が責 しかし 境界が曖昧だとそこを混同してしまう 他者が自分の人生に侵入してくるのを許す場合がある 他者の境界線を越えて 他者の人生に侵入してしまう場合がある (例)子どもの秘密 子どもの友達づきあい 子どもの進路 上司の提案 祖父や祖母や親戚からの強い薦め 子どもの持つ境界線と嘘と才能 子育てにおいて 子どもの境界線を尊重することが重要 〇小学校低学年ごろから 子どもは秘密を持つ 〇親に話すことと話さないことを区別するようになる 子どもの心理的自立のためのプロセスであることを理解す ることが重要 〇親が いつまでも「親に嘘をついてはいけません」とか 「親に隠し事をしてはいけません」などと言い続けるのは 子どもの自立を妨げることになる 子どもがとる「常識にとらわれない行動」を評価する ことが重要 ○大人の常識は 子どもの成長を妨げることがある 常識にとらわれない考え方とは? 「あなた,大丈夫?」と言われるようなプラス思考 (志向)とは? 誰も考えないようなことを考える 奇想天外 型破り 奇天烈 固定観念に囚われない 奇抜 12 2015/11/18 ③ ひ く い ⇔ 私 か ぶ と を 脱 ぐ ⇔ と ス ゴ イ ん で す 。 ① お お き い ⇔ 答 え ② ふ と い い く ひ い と ふ い き お お か ぶ と を 脱 ぐ 書 き ま し ょ う 次 の こ と ば の は ん た い ご を を 作 成 し な さ い 次 の 言 葉 を 使 い 正 し い 文 章 次の英文を過去形にしなさい 「 I Live in Tokyo 」 答 え お 食 事 券 答 え て ん 丼 が 好 き で す 。 ぼ く は カ ツ 丼 よ り 政 治 家 の オ シ ョ ク ジ ケ ン ど ん よ り と し た 目 つ き の 男 ど ん よ り と し た 曇 り 空 次 の カ タ な カ さ ナ い を 漢 字 に 直 し ( 例 ) 使 い 適 切 な 文 章 を 作 成 せ よ 「 ど ん よ り 」 と い う 語 句 を 次の日本語を英文にしなさい 「このテストは難しすぎて 私にはとても解けない」 答え I Live in Edo 答え me too 13 2015/11/18 14 2015/11/18 一見「ムダ」「違う」「おかしい」と思うことを, しっかり考えることが大事 天才だといって誉めて育てるか 常識に囚われない感性が,イノベーター(革新的指 導者)を生む こうした人間が集まり,いいところを組み合わせて, 新しいものが創造される こうした発想をする人を大事にする(誉める) 今 社会はこういう発想の人を必要としている まとめ 思いどおりにならない場合の耐性を しっかり獲得する ためには 父性によって切り分けられる体験が必要 母性社会の中で 父性を体験せずに育つと 「青い鳥症候群」「永遠の少年」になりやすい 今このような傾向がある場合でも これを知ったことで これまでと違う方向を 選択することができる 馬鹿じゃね、駄目じゃねといって、叱って育てるか で 「子どもの自己肯定感に決定的な差」が出る そのためには、親が「思いどおりにならない場合の耐性」 をいかに獲得するか 自分らしさを確立するために ・自分は自分である ・現実を真正面から受け止める ・人を操作することはできない ・自分は万能ではない ・すべてを包み込むだけでなく 境界線を引くことも必要 ・たくさん失敗して 挫折することで 自分でできること 自分にしかできないこと を認識する ・自分はそのままの自分でいいんだ という認識が必要 ・境界線を尊重し 相手の領域に入らないこと ・世代間連鎖を断ち切る(マイナスの母性は連鎖する) 15 2015/11/18 ゲシュタルトの祈り 手品のタネ 私は私のために生きる あなたはあなたのために生きる 私は何もあなたの期待に応えるために この世に生きているわけじゃない そして あなたも私の期待に応えるために 私は私 あなたはあなた でも 偶然が私たちを出会わせるなら たとえ出会えなくても この世にいるわけじゃない それは素敵なことだ それもまた同じように素晴らしいことだ フレデリック・パールズ 騙されるな 人は何か一つくらい誇れるものを持っている 何でもいい それを見つけなさい 勉強が駄目だったら 両方駄目だったら 夢をもて 運動がある 君には優しさがある 目的をもて やれば出来る こんな言葉に騙されるな 人は生まれて 生きて 何も無くていいんだ 死ぬ これだけでたいしたもんだ ビートたけし(僕は馬鹿になった) ご清聴ありがとうございました 廿日市中学校でお待ちしています!! 16
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