男女共同参画小学生向けリーフレット

だんじょきょうどうさんかく
む
男女共同参画小学生向けリーフレット
わたしが、ぼくが、みんなが、
かがや
いきいきと、のびのびと、自分らしく 輝 けるように…
渋川市
あなたは
「女の子だから」
「女の子のくせに」とか、
「男の子だから」
「男の子のくせに」と言われたことはありませんか。
そのとき、あなたはどう思いましたか。
みなさんは、
「女の子だから」とか「男の子だから」ということだけで、自分の
す
えら
やりたいことや好きなものを選べなかったら、どうでしょう。
なかよ
一人ひとりが「自分らしく」のびのびと、そして仲良く生活していくためには、
どんなことが大切だと思いますか?
このリーフレットには、そのヒントがあるかもしれません。
「女の子」
「男の子」にこだわらず、“自分らしさ”を大切にするということ
かんが
はどういうことか、学校や友だち、おうちの人といっしょに 考 えてみましょう。
○男の子らしい色、女の子らしい色って決まっているの?
えら
えら
あなたはどんな色のランドセルを選びましたか。青を選んだ
女の子がいたり、赤いランドセルの男の子がいたりしたら
す
えら
おかしいと思うのかな。自分の好きな色を選べるといいね。
○「女の子はおとなしい」「男の子は活発」じゃないといけないの?
す
へ
や
女の子だって男の子だって、外で遊んだり体を動かすことが好きな子や、部屋で本
りょうり
ず
を読んだり料理が好きな子がいるよね。
○おうちのお手伝いをするのは女の子だけ?
りょうり
そうじ
せんたく
おうちで料理や掃除、洗濯はだれがしているかな。「女の子
なんだから手伝って」って言われたことはないかな。男の子でも
女の子でも、お手伝いができたらおうちの人はとってもうれしいよ。
○男の人の仕事、女の人の仕事って決まっているの?
でんしゃ
うんてんし
おうちで「わたしは大きくなったら電車の運転士になりたいって言ったら、「それ
ほ い く し
は男の人の仕事だよ」って言われたの。」
「ぼくはお母さんと同じ保育士になりたいっ
て言ったら、「女の人がなるものよ」って言われたよ。」本当にそうなのかな。
き
男だから、女だからって決められている仕事はほとんどないよ。みんなが知ってい
せいべつ
か
かんが
る仕事を、性別を入れ替えて 考 えてみてね。
○みんなと同じじゃないといけないの?
とくい
にがて
だれにでも、それぞれ得意なことや苦手なことはいろいろ
あるよね。
す
す
ちが
好きな遊びや好きな色が友だちと違うことがあっても、
それはおかしいことではないよ。
自分らしさを大切にしようね。
とくい
自分の得意なことは、どんどんチャレンジしましょう。
にがて
こま
苦手なことは、みんなで力を合わせましょう。友だちが困 っていたら、
たす
声をかけて助 けてあげましょう。
たす
あ
みんなで助 け合うことができたら、もっと楽しく、
なかよ
もっと仲良くなれると思いませんか?
みなさんは、
「女(男)のくせに」
「女(男)らしく」と言われた経験はありませ
んか。また、そのように言われることをどう感じていましたか。性別だけで区別さ
れることに、「自分らしさ」が否定されるような違和感を覚えたことはなかったで
しょうか。
男女雇用機会均等法や男女共同参画社会基本法など、男女平等に関する法律が制
定され、仕事を持つ女性も増え、男女平等が当たり前のことになってきたと感じて
いる人も多いのではないでしょうか。
しかし、みなさんを取り巻く社会では、まだまだ「女」または「男」というフィ
ルターを通して判断したりされたりすることが、様々な場面で起こっています。
例えば、
・男の子だから青、女の子だから赤、と目印や持ち物の色を決める
・家事は女の人、外で働くのは男の人がするのがよい
・子どもが病気や学校行事の時、仕事を休むのはいつも母親である
・自治会や子ども会やPTAなど各種団体の役員は、いつも男性が代表である
など。
みなさんの心の中には、このような性別に関する思い込みや偏見が残っていませ
んか。
大人が無意識のうちに、「女らしさ、男らしさ」という枠の中に子どもたちを当
てはめてしまうことが、子どもたちの行動や考えに大きな影響を与えています。
子どもたち一人ひとりが個性と能力を十分に発揮できるよう、お子さんへの接し
方について、家庭においても改めて考えてみましょう。
渋川市市民部市民生活課