ブラジル・バイオ燃料の現状と展望:環境・社会面からの課題

ブラジル・バイオ燃料の現状と展望
環境面・社会面からの課題
在リオデジャネイロ日本国総領事館
専門調査員 福代孝良
本報告は、専門調査員の個人的見解であり、総領事館ならびに日本政府の見解ではありません。
本資料の無断での転用・引用はご遠慮下さい。本資料内情報により、支障・損失が生じても当方では
一切の責任を負いません。データの利用やご相談につきましては、詳しくはメール
( [email protected] まで)にてご相談下さい。
発表内容
• バイオマス大国ブラジル
– 再生可能資源エネルギー大国
– 国家アルコール計画による輸送燃料におけるエタ
ノール利用拡大
– フレックス自動車の普及・今後の需給予測
• 環境および食糧生産への影響
– ブラジル・エタノールのエネルギーバランスと排出
削減効果
– 農業生産の現状と農地利用の実態
– アマゾン森林破壊の現状
– 今後の農地拡大の可能性
ブラジル一次エネルギー供給
250
2000
1800
200
実質GDP
サトウキビ
1600
再生可能資源
第二次石油ショック
150
薪炭
水力発電
石炭
100
天然ガス
ガス輸入開始
50
石油・派生製品等
0
1970
1975
1980
1985
1990
1995
2000
1400
1200
原子力
1000
800
出典:ブラジルエネルギー研究所
EPEエネルギーバランス統計より報告者作成
•再生可能資源割合が2004年43%と高い
のが特徴(サトウキビ・薪炭・水力)
•一般的には薪炭等バイオマス資源から石
油等化石資源中心に移るが、アルコール
により、石油ショックを乗り切る。
•サトウキビアルコール燃料使用および木
炭銑鉄製造の存在がバイオマスの高い利
用率を特徴付けている。
600
•電力部門においては8割〜9割が水力
400
•近年は天然ガス導入が進みつつある。
200
•石油自給が進み、全体としてもエネルギー
自給率は87%と高い。
0
1970 1975 1980 1985 1990 1995 2000 2004 2005* 2020*
石油
38% 48% 48% 38% 41% 43% 45% 39% 38% 33%
天然ガス
0%
1%
1%
2%
3%
3%
5%
9%
9% 14%
石炭
4%
3%
5%
8%
7%
7%
7%
7%
6%
8%
原子力
0%
0%
0%
1%
0%
1%
1%
1%
1%
1%
水力
5%
7% 10% 12% 14% 15% 16% 14% 15% 12%
薪炭
48% 36% 27% 25% 20% 14% 12% 13% 13% 13%
サトウキビ 5%
5%
8% 14% 13% 14% 11% 13% 14% 15%
その他
0%
0%
1%
1%
1%
2%
2%
3%
3%
5%
自給率 *NET量等については未調整(天然ガスはNET)
全体
石油
天然ガス
石炭
原子力
水力
薪炭
サトウキビ
その他
1970
73%
32%
100%
47%
100%
100%
100%
100%
1975
60%
20%
100%
41%
100%
100%
100%
100%
1980
57%
17%
100%
42%
100%
100%
101%
100%
1985
80%
57%
100%
35%
110%
99%
100%
107%
100%
1990
74%
56%
100%
20%
9%
89%
100%
97%
101%
1995
69%
51%
100%
17%
0%
88%
100%
95%
100%
2000
78%
74%
81%
19%
7%
87%
100%
96%
100%
自給率 *NET量等については未調整
2004
87%
92%
63%
15%
113%
90%
100%
102%
100%
ブラジルにおける輸送燃料消費推移
天然ガス
6000
万kℓ
5000
アルコール
4000
ガソリン
3000
2000
1000
ディーゼル
0
1970
1975
1980
1985
1990
1995
2000
輸送燃料消費動向(単位:ガソリン換算リットル)
出典:ブラジルエネルギー研究所
EPEエネルギーバランス統計より報告者作成
2005
ブラジルエタノールの優位性
エネルギー収支(効率)*
生産コスト(USD/㍑)
サトウキビ
8.3
てん菜
1.9
コーン
1.3〜1.8
小麦
1.2
*生産エネルギー/投入エネルギー
出所:ICONE 2006発表資料より
*エタノールについては、0.8〜1.8程度という批判
も多いが、同批判は主に米国トウモロコシエタノー
ルに対するものであり、生産方法によって大きく異
なる。
生産国
作物
EU
てん菜
0.53
EU
その他穀類
0.45
カナダ
トウモロコシ
0.33
米国
トウモロコシ
0.3
ブラジル
サトウキビ
0.22
出所:ICONE 2006発表資料より
•ブラジルサトウキビエタノールは、世界的に他の主要バイオ燃料原料
作物と比べ、エネルギー効率も高く、生産コストが低いのが特徴。
サトウキビ1トンあたりのエネルギー投入量・生産量
(Kcal)
投入エネルギー(A)
サトウキビ生産(農業部門)
60,017
48,208
農業オペレーション
輸送
肥料
土壌改良、殺虫剤等
苗
機材
エタノール生産(工業部門)
9,097
10,261
15,890
4,586
1,404
6,970
11,809
電力・火力
化学物質、潤滑油
建造物
機材
生産エネルギー(B)
0
1,520
2,860
7,429
499,400
エタノール熱量
余剰バガス(搾り粕)
エネルギーバランス(生産量(A)/投入量(B))
出所:CTC,2003 Copersucar技術センター
459,100
40,300
8.32
温暖化ガス排出削減効果
サトウキビ1トンからのエタノール生産における排出量および
生産エネルギーによる燃料代替時削減量(単位: CO2換算トン)
化石燃料使用
火入れ:メタン・N2O排出
土壌からのN2O排出
排出量合計
無水エタノール 含水エタノール
19.2
19.2
9.0
9.0
6.3
6.3
34.5
34.5
バガス(絞り滓)の代替利用による削減量効果
エタノール利用による代替
代替による削減量
12.5
242.5
255.0
12.5
169.4
181.9
純削減量
1kℓ当たりの純削減量
削減量に対する排出量の割合
220.5
2.6
13.5%
147.4
1.7
19.0%
出所:CTC,2003 Copersucar技術センター
エタノール価格とガソリン価格の動向
ブラジル国内ガソリン価格地域格差と国際原油価格
3
R$/ℓ
80
$/bbl
70 2.5
2.5
アルコール末端価格地域格差と生産者価格平均
北部
中西部
南部
R$/ℓ
60
2
2
50
1.5
40
1.5
30
1
北東部
南東部
WTI原油指標
1
20
全伯アルコール末端価格、生産者価格、砂糖価格推移
2.5
2
アルコール生産者価格
アルコール販売価格
砂糖価格(R$/Kg)
WTI原油指標($/bbl)
1.5
0.5
0
3 3 4 4
4 4
5 5
6 6
3 3
5 5
6 6
7
2
-0 b-0 y-0 g -0 v-0 b-0 y-0 g-0 v-0 b-0 y-0 g -0 v-0 b-0 y-0 g-0 v-0 b-0
v
u
u
u
u
e
a
e
a
e
a
e
a
e
No F M A No F M A No F M A No F M A No F
出所:ANP統計資料20057,UNICA統計資料等より作成
May-06
Mar-06
Jan-06
Nov-05
Jul-05
Sep-05
Mar-05
May-05
Jan-05
Nov-04
Jul-04
Sep-04
Mar-04
May-04
Jan-04
Nov-03
Jul-03
Sep-03
Mar-03
・価格は全て加重平均(石油監督庁統計)
80
$/bbl
70
R$/50kg
60
50
40
1
0
May-03
Mar-06
May-06
Jan-06
Sep-05
Nov-05
Jul-05
May-05
Mar-05
Jan-05
Sep-04
Nov-04
Jul-04
May-04
Jan-04
Mar-04
Nov-03
Sep-03
Jul-03
Jan-03
Mar-03
May-03
0
Nov-02
0
0.5
Jan-03
10
Nov-02
北部
中西部
南部
0.5
R$/ℓ
北東部
南東部
生産者価格
30
20
10
0
・ガソリンは地域による価格差が少ないが、エ
タノール価格差は極めて大きい。パイプライン
等の輸送インフラ不足、生産地の集中が要因
・エタノール販売価格は、砂糖価格、エタノー
ル生産者価格と連動しているが、エタノール需
要構造はフレックス自動車普及によって大きく
変化しつつある。
・ブラジルにおけるエタノール採算ラインは、
原油価格1バレル40ドルともいわれている。
エタノール価格とガソリン価格の動向
3.5
R$/L
3.0
3.5
ブラジル全域
R$/L
3.5
R$/L
北部
3.0
3.0
2.5
2.5
2.0
2.0
1.5
1.5
1.0
含水エタノール(換算価格)
E25ガソリン
含水エタノール(実価格)
0.5
2.5
2.0
1.5
1.0
含水アルコール(換算価格)
E25ガソリン
含水アルコール(実価格)
0.5
0.0
0.0
02 03 03 0 3 03 04 04 04 04 05 05 05 05 06 06
v- b- ay- g- v- b- ay- g- v- b- ay- g- v- b- ayNo Fe M Au No Fe M Au No Fe M Au No Fe M
02 03 03 03 03 04 04 04 04 05 05 05 05 06 06
v- b- ay- g- v- b- ay- g- v- b- ay- g- v- b- ayNo Fe M A u No Fe M A u No Fe M A u No Fe M
3.5
R$/L
3.0
3.5
R$/L
中西部
3.0
2.5
2.0
1.0
0.5
0.0
02 03 03 03 03 04 04 04 04 05 05 05 05 06 06
v- eb- ay- ug- ov- eb- ay- ug- ov- eb- ay- ug- ov- eb- ayo
F M A N
F M
N F M A N F M A N
0.0
02 03 03 03 03 04 04 04 04 05 05 0 5 05 06 06
v- b- ay- g- v- b- ay- g- v- b- ay- g- v- b- ayNo Fe M A u No Fe M A u No Fe M A u No Fe M
2.5
2.0
2.0
0.5
南東部
1.5
含水アルコール(換算価格)
E25ガソリン
含水アルコール(実価格)
0.0
02 03 03 03 03 04 04 04 04 05 05 05 05 06 06
v- b- y- ug - v- b- y- ug - v- b- y- ug - v- b- yNo Fe Ma A No Fe Ma A No F e Ma A No Fe Ma
図 .含水エタノール価格とガソリン価格推移(2002年2月〜2006年3月)
出所:ANP(ブラジル石油・天然ガス・バイオ燃料監督庁)データより筆者作成
含水アルコール(換算価格)
E25ガソリン
含水アルコール(実価格)
0.5
2.5
1.0
含水アルコール(換算価格)
E25ガソリン
含水アルコール(実価格)
1.0
3.5
R$/l
3.0
南部
1.5
1.5
東北部
1.0
0.5
含水エタノール(換算価格)
E25ガソリン
含水エタノール(実価格)
0.0
02 03 03 03 03 04 04 0 4 04 05 05 05 05 06 06
v- b- ay- g- v- b- ay- g- v- b- ay- g- v- b- ayNo Fe M Au No Fe M Au No Fe M Au No Fe M
•アルコール換算価格は、E25ガソリンと同等熱量が得られ
る1.43ℓ分の価格
•南東部、南部、中西部においては熱量換算済エタノール価格の方がガソリン価格より、安価ではある
が、その他北部、北東部は同程度か割高となっている。全国的に常に非収穫期にはガソリン価格と同
レベルか、それ以上になっているが、昨年初旬は全国的な需要増大により、割高となった。
フレックス自動車の普及とエタノール需要増の可能性
200
万台
180
フレックス車
160
140
ガソリン車
120
アルコール車
100
80
60
40
ディーゼル車
20
2004
2002
2000
1998
1996
1994
1992
1990
1988
1986
1984
1982
1980
1978
1976
1974
1972
1970
0
ブラジル新車販売台数推移 (大型車・商用車含む)
出所:ANFAVEA(ブラジル自動車産年鑑),2006より作成
•2003年フレックス車販売以降、急速
に増加、現在8割以上がフレックス車
販売
•ガソリン・アルコール等普通自動車燃
料需要増加は、台数増加に比べると
限定的ではあるが、需要増は避けられ
ない。
3500
2000
10億R$
万台/kℓ
1800
3000
1600
•フレックス車普及に伴う最大エタノール需要量予測(万k
ℓ)
2010
エタノール100
2276
E25混合分
406
エタノール需要合計 2682
エタノール生産量
2540
2015
4052
108
4160
3690
2500
1200
2000
1000
1500
自動車台数推計値
1000
大型車数推計値
800
600
ディーゼル
ガソリン+アルコール
500
•エタノールとガソリンは代替関係にあるため、ガソ
リン需給と共に普通自動車燃料全体の需給を分析
する必要がある。
1400
400
実質GDP
200
0
0
70 71 72 73 74 75 76 77 78 7 9 80 81 82 83 84 8 5 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 9 6 97 98 99 00 0 1 0 2 03 04
19 19 19 19 1 9 19 19 19 19 19 1 9 19 19 19 19 19 19 19 19 19 19 1 9 19 19 19 19 19 1 9 19 19 20 20 20 20 20
自動車推計台数推移と燃料消費動向
出所:IBGE・ANFAVEA(ブラジル自動車産年鑑),2006より試算
エタノール価格とガソリンおよび国際石油価格動向
3.5
R$/L
3.0
80
USD/bbl
ブラジル全域
70
60
2.5
50
2.0
40
1.5
30
1.0
0.5
0.0
含水エタノール(換算価格)
含水エタノール(実価格)
E25ガソリン
WTI(USD/bbl)
20
10
0
02 -03 -03 -03 -03 -04 -04 -04 -04 -05 -05 -05 -05 -06 -06 -06 -06 -07
v eb ay ug ov eb ay ug ov eb ay ug ov eb ay ug ov eb
o
N F M A N F M A N F M A N F M A N F
出所:ANP統計資料20057,UNICA統計資料等より作成
ブラジル普通自動車燃料需給予測
政府によるエタノール需給予測 (EPE,2006資料 国家30年エネルギー計画)
ブラジルエタノール需給予測
2005
サトウキビ生産
431
エタノール生産
16
エタノール輸出
2.5
エタノール国内消費
13.5
農務省・IBGE・UNICA各2006より
2010
570
25.4
5.3
20.1
2015
715
36.9
8.5
28.4
政府見通しでは、
生産は現状の2015年2.5倍3700万
kℓまで増産で輸出余力は850万kℓ
普通自動車燃料需給予測 (各種資料より筆者作成)
単位:万キロリットル
エタノール生産
エタノール生産(ガソリン熱量換算値)
ガソリン生産
石油生産量
国内自動車燃料*2供給(ガソリン換算値)
国内自動車燃料需要(ガソリン換算値)
輸出余力(ガソリン換算値)
出所: A:農務省、UNICA、EPE、2006より
備考
A
B=A*0.65
C=D*0.16
D
E=B+C
F
G=E-F
2010
2540
1651
2204
13776
3855
2959
896
2015
3690
2398.5
2611
16318
5009.5
3292
1717.5
B:EPE2006より、100%ガソリンと含水アルコール熱量比1:0.65を利用
C:EPE2006より、2004年時の石油からのガソリン生産割合利用
D:ペトロブラス社2006年発表5カ年計画より、2010年は、2011年目標を使用
E:普通自動車燃料(ガソリン+エタノール)
F:経済成長率を年4%、対GDP燃料弾性値を0.54として筆者試算
サトウキビ農地拡大の可能性
ブラジルの土地利用概況 (100万ha)
国土面積
利用地
農地
人口牧草地
自然牧草地
人工林
都市、道路、河川、湖
未利用生産地
アマゾン森林(先住民地域、保護地域含む)
アマゾン以外先住民地域
その他
854.7
63
99.7
78
5.4
30
16.3
365
101.9
95.4
100%
7%
12%
9%
1%
4%
2%
43%
12%
11%
9000万haが可能と
されるが、現実には
インフラ、降水量土
壌条件等により、栽
培可能地域はより限
定される。
主要農作物作付面積 2004年 (100万ha) 面積
国土比
サトウキビ生産地
5.6
1%
大豆生産地
21.6
3%
とうもろこし
12.9
2%
出所:IBGE2002 IBGE,2006より筆者作成
農地および作付面積についてはIBGEデータベースより2004年時のものを利用
•現状では、サトウキビ生産地は、国土の1%に満たず、
牧草地が1億ヘクタール以上、存在し、生産増大は可能と
されている。
•特にセラード地域の農業利用可能地域9000万haが利用
可能とされている。
•しかし、生産管理や燃料輸送という観点から工場や輸送
ロジスティクスと一体となった計画が必要な上、全てが栽
培適地とはいえない。さらにセラードの生物多様性の危機
(ホットスポットに指定)も叫ばれており、綿密なデータによ
る分析を要する。
セラード地域土地利用現状(百万ha)
セラード地域合計
204
農業用地
137
牧草地
単年作物
永年作物
利用可能残存地
非農業用地域
67
Embrapa (EPE,2006より転載)
35
10
2
90
出典:IBGE
出所:ブラジル環境省
Probio(生物多様性計画)
保全優先地域図
PAC(ブラジル政府経済成長加速プログラム)
バイオ燃料に関する2010年目標:エタノール77工場2330万kℓ
BDF 46工場 330万kℓ
パイプライン1150km
HBIO 植物由来軽油 42万5千kℓ
PAC
灌漑事業計画
サンフランシスコ河流域
パラナイーバ河流域
出所:INPE(ブラジル国立宇
宙研究所)報告資料
アマゾン森林減少面積と主要産業動向
100
25(50)
△Cattle
20(40)
□Deforestation
○Soybeans
15(30)
◇Timber
80
60
10(20)
40
大豆作付面積変化(右軸:10万ha)
牛数変化(10万頭)
森林減少面積(右軸( )内:10万ha)
丸太生産量(百万m3)
20
5(10)
0
0(0)
1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004
-20
-40
-5(-10)
-10(-20)
出所:IBGE市町村別農業生産統計、林産物生産統計、INPE森林減少統計より筆者分析
バイオ燃料作物 現生産可能量
単収(㍑/ha) 面積(百万ha) 生産能力(百万kℓ)
大豆
600
20
12
ひまわり
1000
4
4
ひまし
600
4
2.4
パームオイル
4500
10
45
全体
1668
38
63.4
出所EPE 2006
ブラジルにおける森林減少の歴史
Area (Km2)
保護地域拡大の現状
1000000
RESDES
800000
RESEX
RVS
600000
ARIE
APA
400000
EE
RESBIO
200000
FLORA
0
PARNA
05
20 1
0
20 7
9
19 3
9
19 9
8
19 5
8
19 1
8
19 7
7
19 3
7
19 9
6
19 5
6
19 1
6
19 7
5
19 3
5
19 9
4
19 5
4
19 1
4
19 7
3
19
YEAR
IBAMA保護地域一覧デー
タ(2006)より筆者作成
今後の課題
• 森林管理・環境保全の
制度化
• セルロース利用等、次
世代技術開発
• 灌漑等森林以外の未
利用農地開発
• 法制度、所有権整理、
認証制度等
• 水環境・収支等モニタリ
ング
• 環境アセスメント等
• LCAによる評価
• ブラジルコスト問題
地域別農地面積
70
百万
60
50
Norte
40
Centro-Oeste
Nordeste
30
サンパウロ以外南東部
Sao Paulo
20
Sul
10
0
1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005
出所:IBGE 2007
百万ha
ブラジル農地利用割合の変化
70
60
50
40
30
20
10
その他永年・短年作物
トウモロコシ
大豆
サトウキビ
0
90 991 992 993 994 995 996 99 7 998 999 000 001 002 003 004 005
9
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
2
2
2
2
2
2
出所:IBGE 2007
南東部農地利用割合の変化
14
百万
12
10
サトウキビ
8
大豆
6
トウモロコシ
その他永年・短年作物
4
2
0
1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005
出所:IBGE 2007
サンパウロ州農地利用割合の変化
7
百万ha
6
5
4
サトウキビ
3
大豆
2
トウモロコシ
1
その他永年・短年作物
0
9 0 99 1 992 993 99 4 99 5 99 6 99 7 998 99 9 00 0 00 1 002 003 00 4 00 5
9
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
2
2
2
2
2
2
出所:IBGE 2007
中西部農地利用割合の変化
18
百万ha
16
14
12
サトウキビ
大豆
トウモロコシ
その他永年・短年作物
10
8
6
4
2
0
1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005
出所:IBGE 2007
北部農地利用割合の変化
百万ha
4
3
3
2
サトウキビ
大豆
トウモロコシ
その他永年・短年作物
2
1
1
0
90 9 1 9 2 9 3 9 4 9 5 9 6 9 7 9 8 9 9 0 0 01 0 2 0 3 0 4 0 5
1 9 1 9 1 9 1 9 1 9 1 9 1 9 1 9 1 9 1 9 20 2 0 2 0 2 0 2 0 2 0
出所:IBGE 2007
北東部農地利用割合の変化
16
百万ha
14
12
10
サトウキビ
大豆
8
トウモロコシ
6
その他永年・短年作物
4
2
0
9 0 99 1 99 2 99 3 99 4 99 5 99 6 99 7 99 8 99 9 00 0 00 1 00 2 00 3 00 4 00 5
9
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
2
2
2
2
2
2
出所:IBGE 2007
南部農地利用割合の変化
25
百万ha
20
サトウキビ
15
大豆
トウモロコシ
その他永年・短年作物
10
5
0
1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005
出所:IBGE 2007
出所:ESALQ 2007
2007年1月
2006年1月
2005年1月
2004年1月
2003年1月
2002年1月
2001年1月
2000年1月
1999年1月
1998年1月
1997年1月
1996年1月
1995年1月
1994年1月
オレンジ 工場渡価格・スポット・サンパウロ
(単位レアル/箱40.8kg)
18
16
14
12
10
8
6
4
2
0