Untitled - 桐朋学園音楽部門

2014年 度
番号
科
目
名
頁
401 日本語表現1
・・・・・・・・1
402 日本語表現2
・・・・・・・・2
403 日本語表現3
・・・・・・・・3
404 日本語表現4
・・・・・・・・4
405 日本語表現5
・・・・・・・・5
411,412 英語1G、2W ・・・・・・ 6
413∼422 英語3G,4W,5G,6W,7G,8W,
9G,10WS,11G,12WS ・・ 6
423 英語13R ・・・・・・・・・・7
424 英語14M ・・・・・・・・・・ 8
425,426 英語15M,英語16M
・・・ 9
427 英語17T
・・・・・・・・・ 10
428 英語18T
・・・・・・・・・ 11
429 英語19R
・・・・・・・・・ 12
430 英語20R
・・・・・・・・・ 13
431 英語21R
・・・・・・・・・ 14
432 英語22WS ・・・・・・・・・ 14
433 英語23OC ・・・・・・・・・ 15
434 英語24OC ・・・・・・・・・ 16
435,436 英語25OC・26OC
・・・ 16
441∼448 ドイツ語 1a ∼4a 1b ∼4b ・18
449∼451 ドイツ語5・6・7
・・・・19
452 ドイツ語8
・・・・・・・・19
453 ドイツ語9
・・・・・・・・20
454 ドイツ語10
・・・・・・・・21
455 ドイツ語11
・・・・・・・・21
456 ドイツ語12
・・・・・・・・22
457 ドイツ語13
・・・・・・・・23
461∼466 フランス語 1∼3(a),1∼3(b) ・23
467 フランス語4 ・・・・・・・・24
468 フランス語5 ・・・・・・・・25
469 フランス語6 ・・・・・・・・26
470 フランス語7 ・・・・・・・・26
471 フランス語8 ・・・・・・・・27
472 フランス語9 ・・・・・・・・28
473 フランス語10
・・・・・・・29
477 イタリア語1a
・・・・・・・30
478 イタリア語1b
・・・・・・・ 31
479 イタリア語1c
・・・・・・・32
480 イタリア語2a
・・・・・・・33
・・・・・・・ 33
481 イタリア語2b
482 イタリア語3 ・・・・・・・・34
487,488 サイエンスα(前期),β(後期)
・35
490 マルチメディアβ(後期)
・36
491 心理学α(前期)
・・・・・36
492 心理学β(後期)
・・・・・37
493 プロデュース論α(前期)
・38
494 プロデュース論β(後期)
・38
497∼505 情報処理A・B・C・D
α(前期),β(後期),E α(前期) ・39
507 ロシアの言語と文学α(前期) ・40
508 ロシアの言語と文学β(後期) ・40
509 日本の言語と文学α(前期)
・41
510 日本の言語と文学β(後期)
・42
511,512 英米の言語と文学α(前期),β(後期)
・42
513 ドイツの言語と文学α(前期) ・44
514 ドイツの言語と文学β(後期) ・44
515 フランスの言語と文学α(前期) ・45
516 フランスの言語と文学β(後期) ・45
518 日本史α(前期) ・・・・・・46
519 日本史β(後期) ・・・・・・46
520 日本文化史α(前期) ・・・・47
521 日本文化史β(後期) ・・・・48
授 業 内 容
番号
科
目
名
頁
522 西洋史α(前期) ・・・・・・49
523 西洋史β(後期) ・・・・・・49
524 ヨーロッパ文化史α(前期)
50
525 ヨーロッパ文化史β(後期)
51
526 国際政治学α(前期) ・・・・51
527 国際政治学β(後期) ・・・・52
528 社会学α(前期) ・・・・・・53
529 社会学β(後期) ・・・・・・54
530 アート・マネージメントα(前期) ・54
531 アート・マネージメントβ(後期) ・55
532 比較文化論α(前期) ・・・・56
533 比較文化論β(後期) ・・・・56
534,535 日本国憲法α(前期),β(後期)
57
536 哲学α(前期) ・・・・・・・58
537 哲学β(後期) ・・・・・・・58
539 美術史α(前期) ・・・・・・59
540 美術史β(後期) ・・・・・・59
544,545 体育講義Ⅰα(前期),β(後期) ・60
546,547 体育講義Ⅱα(前期),β(後期) ・60
549 体育実技心身コントロールⅠ ・61
550 体育実技心身コントロールⅡ ・61
551 体育実技ナンバ歩き ・・・・・62
552 体育実技水泳Ⅰ
・・・・・62
553 体育実技カポエイラ ・・・・・63
554 体育実技感覚表現
・・・・・64
555 体育実技ナンバリズミック
・64
556 体育実技心身コントロールⅢ ・65
557 体育実技メンタルトレーニング
・65
558 体育実技特別コース
・・・・66
565,566 音楽理論概論 A Ⅰ(前期)
・A Ⅱ(後期) ・・・・・・67
567,568 音楽理論概論 B Ⅰ(前期)
・B Ⅱ(後期) ・・・・・・67
569,570 音楽理論概論 C Ⅰ(前期)
・C Ⅱ(後期) ・・・・・・68
575 和声法Ⅰ1
・・・・・・・・69
576 和声法Ⅰ2
・・・・・・・・69
577 和声法Ⅰ3
・・・・・・・・70
578 和声法Ⅰ4
・・・・・・・・70
579 和声法Ⅰ5
・・・・・・・・71
580 和声法Ⅰ6
・・・・・・・・71
581 和声法Ⅰ7
・・・・・・・・72
585 和声法Ⅱ1
・・・・・・・・73
586 和声法Ⅱ2
・・・・・・・・73
587 和声法Ⅱ3
・・・・・・・・74
588 和声法Ⅱ4
・・・・・・・・74
589 和声法Ⅱ5
・・・・・・・・75
590 和声法Ⅱ6
・・・・・・・・76
591 和声法Ⅱ7
・・・・・・・・76
595 音楽理論(応用和声Ⅰ)1
・・77
596 音楽理論(応用和声Ⅰ)2
・・78
597 音楽理論(応用和声Ⅰ)3(前期) ・・79
598 音楽理論(応用和声Ⅰ)4(後期) ・・79
599 音楽理論(応用和声Ⅰ)5(前期) ・・80
600 音楽理論(応用和声Ⅰ)6(後期) ・・81
601 音楽理論(応用和声Ⅰ)7
・・81
602 音楽理論(応用和声Ⅰ)8
・・82
603 音楽理論(応用和声Ⅰ)9
・・83
605 音楽理論(応用和声Ⅱ)1
・・83
606 音楽理論(応用和声Ⅱ)2
・・84
607 音楽理論(応用和声Ⅱ)3
・・85
611 音楽理論(分析)01
・・・・・85
612 音楽理論(分析)02
・・・・・86
目
次
番号
科
目
名
頁
613 音楽理論(分析)03
・・・・・87
614 音楽理論(分析)04
・・・・・88
615 音楽理論(分析)05
・・・・・89
616 音楽理論(分析)06
・・・・・90
619 音楽理論(分析)09
・・・・・91
620 音楽理論(分析)10
・・・・・91
621 音楽理論(分析)11
・・・・・92
・・・・・93
622 音楽理論(分析)12
623 音楽理論(分析)13
・・・・・93
624 音楽理論(分析)14
・・・・・94
627 音楽理論(分析)20(前期)
・・95
628 音楽理論(分析)21(後期)
・・96
629 音楽理論(分析)22(前期)
・・97
630 音楽理論(分析)23(後期)
・・97
635 作曲法演習 A(基礎)
・・・・98
636 作曲法演習 B(基礎)
・・・・99
637 作曲法演習 C(基礎)
・・・・99
639 作曲法演習 A(応用)
・・・100
640 作曲法演習 B(応用)
・・・101
641 作曲法演習 C(応用)
・・・101
642 作曲法演習 D Ⅰ
・・・・・102
644 作曲法演習 D Ⅱ(後期)
・・103
647,648 芸術音楽1(前期)・2(後期) ・104
649,650 芸術音楽3(前期)・4(後期)
・105
651,652 芸術音楽5(前期)・6(後期)
・106
653 芸術音楽7(前期)
・・・・・107
655 芸術音楽9(前期)
・・・・・108
656 芸術音楽10(後期)
・・・・109
657,658 芸術音楽11(前期)・12(後期)
・110
661 コンピューター音楽実習Ⅰ
・111
662 コンピューター音楽実習Ⅱ
・112
667 音の物理学 ・・・・・・・・113
668 音の生理学 ・・・・・・・・114
669 音楽療法の理論と技法 ・・・115
675 音楽史概説 ・・・・・・・・116
676 鍵盤音楽史Ⅰ(前期) ・・・・117
677,678 鍵盤音楽史Ⅱ(前期),Ⅲ(後期) ・117
679 鍵盤音楽史Ⅳ(前期) ・・・・118
680 20世紀アンサンブル史(後期) ・119
681,682 管弦楽史Ⅰ(前期)・Ⅱ(後期)
・120
683,684 室内楽史Ⅰ(前期)・Ⅱ(後期) ・121
685,686 オペラ・オラトリオ史
Ⅰ(前期)・Ⅱ(後期) ・・122
687 音楽史Ⅰ ・・・・・・・・・123
688 音楽史Ⅱ ・・・・・・・・・124
691 音楽史各論Ⅰ(後期) ・・・・125
692 音楽史各論Ⅱ(前期) ・・・・126
693,694 音楽史各論Ⅲ(前期),Ⅳ(後期) ・127
695 音楽史各論Ⅴ(前期) ・・・・128
696 音楽史各論Ⅵ(後期) ・・・・128
697,698 音楽史各論Ⅶ(前期),Ⅷ(後期) ・129
701,702 音楽史各論ⅩⅠ(前期),ⅩⅡ(後期) ・130
703 音楽史各論ⅩⅢ(前期) ・・・131
704 音楽史各論ⅩⅣ(後期) ・・・132
705,706 音楽史各論ⅩⅤ(前期),ⅩⅥ(後期) ・133
707,708 音楽史各論ⅩⅦ(前期),ⅩⅧ(後期) ・134
709 民族音楽学概論 ・・・・・・135
710 日本音楽概論 ・・・・・・・136
711 民族音楽実習 ・・・・・・・137
712 民族音楽 ・・・・・・・・・137
713 日本の伝統音楽 ・・・・・・138
714 和楽器実習,日本歌唱 ・・・139
715,716 音楽史演習Ⅰ(前期),Ⅱ(後期) ・139
番号
科
目
名
頁
719 音楽学・古楽総合演習Ⅰ ・・140
720 音楽学・古楽総合演習Ⅱ ・・141
721 音楽文献学 ・・・・・・・・141
722 音楽学専攻演習 ・・・・・・142
724 楽書講読 独Ⅰ
・・・・・・143
725 楽書講読 独Ⅱ
・・・・・・143
726 楽書講読 仏Ⅰ
・・・・・・144
728 古楽実習Ⅰ ・・・・・・・・144
729 古楽実習Ⅱ ・・・・・・・・145
730,731 通奏低音Ⅰ a,Ⅰ b ・・・146
732 通奏低音Ⅱ ・・・・・・・・147
733 古楽アンサンブル ・・・・・148
751∼766 BC-Ⅰ(A ∼ H) ・・・・149
769∼773 BC-Ⅱ(A ∼ E) ・・・・149
777∼779 BC-Ⅲ(A ∼ C) ・・・・150
781 ソルフェージュ教育法Ⅰ
・・・・150
782 ソルフェージュ教育法Ⅱ a ・・・・151
783 ソルフェージュ教育法Ⅱ b ・・・・ 151
785 スコア・リーディング a ・・・・・・152
786 スコア・リーディング b ・・・・・・ 153
787 スコア・リーディング c ・・・・・・153
788 スコア・リーディング d ・・・・・・ 154
791 KBS A-Ⅰ -a ・・・・・・・・ 155
792 KBS A-Ⅰ -b ・・・・・・・・ 155
793 KBS A-Ⅰ -c ・・・・・・・・ 156
794 KBS A-Ⅰ -d ・・・・・・・・ 156
795 KBS A-Ⅰ -e ・・・・・・・・ 157
797 KBS A-Ⅱ -a ・・・・・・・・ 157
798 KBS A-Ⅱ -b ・・・・・・・・ 158
799 KBS A-Ⅱ -c ・・・・・・・・ 158
800 KBS A-Ⅱ -d ・・・・・・・・ 159
801 KBS A-Ⅱ -e ・・・・・・・・ 159
805 KBS B-Ⅰ -a ・・・・・・・・ 160
806 KBS B-Ⅰ -b ・・・・・・・・ 160
807 KBS B-Ⅰ -c ・・・・・・・・ 161
808 KBS B-Ⅰ -d ・・・・・・・・ 161
811 KBS B-Ⅱ -a ・・・・・・・・ 162
812 KBS B-Ⅱ -b ・・・・・・・・ 163
813 KBS B-Ⅱ -c ・・・・・・・・ 163
814 KBS B-Ⅱ -d ・・・・・・・・ 164
817 SP Ⅲ a ・・・・・・・・・・ 164
818 SP Ⅲ b ・・・・・・・・・・ 165
819 SP Ⅲ c ・・・・・・・・・・ 165
820 SP Ⅲ d ・・・・・・・・・・ 166
821 SP Ⅲ e ・・・・・・・・・・ 167
825 SP Ⅳ a ・・・・・・・・・・ 167
826 SP Ⅳ b ・・・・・・・・・・ 168
827 SP Ⅳ c ・・・・・・・・・・ 169
828 SP Ⅳ d ・・・・・・・・・・ 169
829 SP Ⅳ e ・・・・・・・・・・ 170
830 SP Ⅳ f ・・・・・・・・・・ 170
831 SP Ⅳ g ・・・・・・・・・・ 171
832 SP Ⅳ h ・・・・・・・・・・ 171
833 SP Ⅳ i ・・・・・・・・・・ 172
837 SP Ⅴ a ・・・・・・・・・・ 172
838 SP Ⅴ b ・・・・・・・・・・ 173
839 SP Ⅴ c ・・・・・・・・・・ 173
840 SP Ⅴ d ・・・・・・・・・・ 174
843 SP Ⅵ
・・・・・・・・・・175
845 ピアノ伴奏法Ⅰ ・・・・・・176
846 ピアノ伴奏法Ⅱ ・・・・・・176
847 ピアノ伴奏法Ⅲ ・・・・・・177
849 伴奏クラスⅠ ・・・・・・・177
850 伴奏クラスⅡ ・・・・・・・178
851 ピアノ演奏法 ・・・・・・・179
856 弦合奏Ⅰ(vl・va)
・・・・179
番号
科
目
名
頁
857 弦合奏Ⅰ(vc) ・・・・・・180
858 弦合奏Ⅰ(cb-1) ・・・・・180
865∼873 管アンサンブル
・・・181
875,876 管リード講座(Ob,Fg) ・182
877 打アンサンブルa ・・・・・182
878 打アンサンブル b ・・・・・ 183
879 ハープ オーケストラ・スタディ ・184
880 ハープ・アンサンブル
・・・185
883 ウィンド・オーケストラ
・・185
885 フランス歌曲演習(前期) ・・186
886 ドイツ歌曲演習(後期) ・・・186
887 声楽アンサンブル ・・・・・187
888 声楽アンサンブル ・・・・・187
889,890 オペラクラス ・・・・・188
891 オペレッタ・ミュージカル演習 ・189
892 スペイン歌曲講座(後期) ・・190
895 女声合唱I ・・・・・・・・190
896 女声合唱I ・・・・・・・・191
897 女声合唱Ⅱ ・・・・・・・・192
898 女声合唱Ⅱ ・・・・・・・・192
899 女声合唱 A ・・・・・・・・ 193
900 女声合唱 B ・・・・・・・・ 194
901 男声合唱 ・・・・・・・・・194
905 ディクション(伊) ・・・・195
906 ディクション(独) ・・・・・196
907 ディクション(仏) ・・・・196
908 ディクション(日) ・・・・197
911 室内楽講座 A(ピアノ) ・・・198
915∼917 指揮法A・B・C
・・・198
オーケストラ
・・・・・・・・199
921,922 教職概論(前期・後期) ・200
923,924 教育原論(前期・後期) ・201
925,926 発達心理学(前期・後期) ・201
927,928 教育と法(前期・後期) ・202
929 道徳教育の研究 ・・・・・・203
930 特別活動の研究(集中講義) ・203
931,932 教育相談(前期・後期) ・204
933,934 音楽科教育法Ⅰ ・・・・・205
935,936 音楽科教育法Ⅱ ・・・・・206
937,938 音楽科教育法Ⅲ ・・・・・206
939,940 音楽科教育法Ⅳ ・・・・・207
941,942 生徒指導・進路指導 ・・・208
945 教育実習 ・・・・・・・・・208
946 介護実習 ・・・・・・・・・209
947∼950 教職実践演習(中・高)
a ∼ d(後期)
・・・209
・・・・・・・211
専攻実技(ピアノ)
専攻実技(ヴァイオリン)(ヴィオラ) ・211
専攻実技(チェロ) ・・・・・・・・211
専攻実技(コントラバス) ・・・・・212
専攻実技(管楽器) ・・・・・・・・212
専攻実技(打楽器) ・・・・・・・・212
専攻実技(マリンバ) ・・・・・・・212
専攻実技(ハープ) ・・・・・・・・213
専攻実技(古楽器) ・・・・・・・・213
専攻実技(声楽)
・・・・・・・・213
専攻実技(作曲)
・・・・・・・・214
専攻実技(指揮)
・・・・・・・・214
副科実技(ピアノ) ・・・・・・・・215
副科実技(弦楽器) ・・・・・・・・215
副科実技(管楽器)(打楽器) (ハープ) ・・215
副科実技(古楽器) ・・・・・・・・215
副科実技(声楽)
・・・・・・・・216
副科実技(作曲)
・・・・・・・・216
副科実技(指揮)
・・・・・・・・216
参考書・図書館所蔵リスト
・・・217
401
日本語表現1
ながえ
のぶゆき
曜日 時限/単位数 月 Ⅳ時限 / 2単位
語学科目
担当 長江 信之 教授
【授業の概要】
日本語の日常的な言語表現の習熟をめざす。言語表現は一つの技術であるから、その技法の確
認と、反復による技法の修得が必要となる。したがって、この時間は実習形式となる。授業の進
行は、前期は語彙の習得を中心に、後期は文章表現の修得を中心として計画的に行う。このクラ
スは漢字表記の実力が未熟と認められるので、毎週漢字の練習を行う。また、年度末には文章理
解を前提として「朗読」を行う。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
1年必修
2年以上の単位未修得者 (履修者名簿は掲示で発表する)
【授業の形式】
実習中心。毎時間課題を課す。
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
○
レポート
○
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
実習授業であるから、出席状況が良好であることが評価の前提となる。授業ごとの実習課題の解答や提
出する課題問題の成績、前後期の期末試験、また年度末の統一朗読試験の成績など、1年をとおした学習全
般を統合して評価する。
【テキスト 参考書 教材等】
授業毎に、教材プリントを配布する。
【授業展開と内容-前期-】
1.日本語とは?
2.日本語の表記① 表音文字と表意文字
3.日本語の表記② 仮名の成り立ち(万葉仮名)
4.日本語の表記③ 「いろは歌」
5.日本語の表記④ 歴史的仮名遣い・現代仮名遣い
6.日本語の表記⑤ 送り仮名
7.漢字の知識① 漢字の成り立ち(六書)
8.漢字の知識② 漢字の音(呉音・漢音・唐音)
9.漢字の知識③ 熟語
10.漢字の知識④ 熟字訓
11. 慣用句・ことわざ
12. 故事成語・四字熟語
13. 漢字の使い分け(文章書き写し)
14. 漢字の使い分け(文章聞き取り)
15. 前期末試験
【授業展開と内容-後期-】
1.文の基本① 日本語の構造(区切り符号)
2.文の基本② 原稿用紙の使い方
3.文の基本③ 叙述の単位(主部・述部)
4.文の基本④ 修飾の方法(修飾語・被修飾語)
5.文の基本⑤ 陳述の方法(副詞)
6.文の基本⑥ 論理の展開(指示語)
7.文の基本⑦ 論理の展開(接続語)
8.文の基本⑧ 主題の提示(「が」と「は」)
9.文の基本⑨ 修辞の方法(比喩)
10. 文章作成① 論証の型
11. 文章作成② 通信文(敬語表現)
12. 文章作成③ キャリアに向けた日本語表現(履歴書・論述)
13. 朗読① 文章理解の方法
14. 朗読② 音声表現の方法
15. 後期末試験
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
木曜
14:20 ~15:20
語学研究室
-1 -
402
日本語表現2
ながえ
のぶゆき
曜日 時限/単位数 水 Ⅲ時限 / 2単位
語学科目
担当 長江 信之 教授
【授業の概要】
日本語の日常的な言語表現の習熟をめざす。言語表現も一つの技術であるから、その技法の確
認と、反復による技法の修得が必要となる。したがって、この時間は実習形式となる。授業の進
行は、前期は語彙の習得を中心に、後期は文章表現の修得を中心として計画的に行う。また、年
度末には文章理解を前提として「朗読」を行う。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
1年必修
2年以上の単位未修得者 (履修者名簿は掲示で発表する)
【授業の形式】
実習中心。毎時間課題を課す。
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
○
レポート
○
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
実習授業であるから、出席状況が良好であることが評価の前提となる。授業ごとの実習課題の解答や提
出する課題問題の成績、前後期の期末試験、また年度末の統一朗読試験の成績など、1年をとおした学習全
般を統合して評価する。
【テキスト 参考書 教材等】
授業毎に、教材プリントを配布する。
【授業展開と内容-前期-】
1.日本語について
2.日本語の文字と世界の文字 表音文字と表意文字(仮名と漢字)
3.日本語の表記の文字 仮名の成り立ち(万葉仮名)
4.「いろは歌」の成立とその歴史的役割
5.日本語の表記① 歴史的仮名遣い・現代仮名遣い
6.日本語の表記② 送り仮名
7.漢字の知識① 漢字の成り立ち(六書)
8.漢字の知識② 漢字の音(呉音・漢音・唐音)
9.漢字の知識③ 熟語
10.漢字の知識④ 熟字訓
11. 慣用句・ことわざ
12. 故事成語・四字熟語
13. 漢字の使い分け(文章書き写し)
14. 漢字の使い分け(文章聞き取り)
15.前期末試験
【授業展開と内容-後期-】
1.日本語の構造(区切り符号)
2.原稿用紙の使い方
3.文の基本① 叙述の単位(主部・述部)
4.文の基本② 修飾の方法(修飾語・被修飾語)
5.論述の基本① 指示・接続の関係
6.論述の基本② 接続の関係(論理の展開)
7.論述の基本③ 陳述の方法(副詞)
8.論述の基本④ 主題の提示(「が」と「は」)
9.文章展開の基本① 論証の型
10. 文章展開の基本② 修辞の方法(比喩)
11. 文章作成② 通信文(敬語表現)
12. 文章作成③ キャリアに向けた日本語表現(履歴書・論述)
13. 朗読① 文章理解の方法
14. 朗読② 音声表現の方法
15. 後期末試験
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
木曜
14:20 ~15:20
語学研究室
-2 -
403
日本語表現3
にしのいり
あつお
曜日 時限/単位数 木 Ⅳ時限 / 2単位
語学科目
担当 西野入 篤男 講師
【授業の概要】
論理的かつ明解な文章作成の技術習得を目指す。誰に対して書くのかによって、伝える
情報や表現方法は当然異なる。従って、様々な状況を想定し、多種多様な文章を書く実践
を通して、文章の構成力・表現力を身につける。また、敬語、手紙の書き方、冠婚葬祭の
しきたりやエントリーシートの書き方といった実社会を生きるために必要な知識の習得を
目指していく。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
1年必修(履修者名簿は掲示で発表する)
【授業の形式】
講義と実作を中心とする
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
○
レポート
○
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
出席点40%、授業で扱った過大の評価30%、試験の結果などを30%として評価する。
【テキスト 参考書 教材等】
プリント配布
【授業展開と内容-前期-】
1.自己紹介文
2.読みやすい文章構成
3.接続詞を上手に使う
4.辞書の種類と使い方(国語辞典・逆引き辞典・類義語辞典)
5.辞書を使って書く
6.作家の文章論に学ぶ(1)
7.作家の文章論に学ぶ(2)
8.要約の練習(1)新聞記事
9.要約の練習(2)新聞記事
10.要約の練習(3)小説・エッセイ
11.要約の練習(4)小説・エッセイ
12.テーマ作文(1)社会問題(格差社会・少子高齢化・地球温暖化など)
13.テーマ作文(2)抽象テーマ(緑・水・夢など)
14.テーマ作文(3)自由テーマ
15.前期授業のまとめ
【授業展開と内容-後期-】
1.コミュニケーションとは
2.コミュニケーション(1) 自分のタイプを知る
3.コミュニケーション(2) 「ほめ」「依頼」
4.文章を書くときの注意点 約束事・各種記号の意味と用法
5.レポートの書き方
6.レポートの構成・実作
7.プレゼンテーションの方法
8.敬語表現(1)
9.敬語表現(2)
10.手紙の様式と内容
11.電子メールのマナー
12.エントリーシートの書き方(1)
13.エントリーシートの書き方(2)
14.日本語統一試験に向けて
15.後期授業のまとめ
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
未定
-3 -
404
日本語表現4
にしのいり
あつお
曜日 時限/単位数 金 Ⅱ時限 / 2単位
語学科目
担当 西野入 篤男 講師
【授業の概要】
読み手を意識して、論理的かつ明解な文章作成の技術習得を目指す。誰に対して書くの
かによって、伝える情報や表現方法は当然異なる。従って、様々な状況を想定し、多種多
様な文章を書く実践を通して、文章の構成力・表現力を身につける。また、語彙・表現
・日本語に関する知識を豊かにするために、和歌や小説、エッセイなどを読み、分析する
講義や、現代社会を生きる上での「一般常識」についても学んでいきたい。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
1年必修(履修者名簿は掲示で発表する)
【授業の形式】
講義と実作を中心とする
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
○
レポート
○
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
出席点40%、授業で扱った過大の評価30%、試験の結果などを30%として評価する。
【テキスト 参考書 教材等】
プリント配布
【授業展開と内容-前期-】
1.「自分」をどのように伝えるか
2.読みやすい文章(1)構成
3.読みやすい文章(2)接続詞
4.辞書を使って読む(国語辞典・逆引き辞典・類義語辞典)
5.辞書を使って書く(国語辞典・逆引き辞典・類義語辞典)
6.作家の文章に触れる
7.作家の文章論を読む
8.要約の練習(1)新聞記事
9.要約の練習(2)新聞記事
10.作品紹介の練習(3)小説・エッセイ
11.作品紹介の練習(4)作曲家・楽曲
12.テーマ作文(1)社会問題(格差社会・少子高齢化・地球温暖化など)
13.テーマ作文(2)抽象テーマ(緑・水・夢など)
14.テーマ作文(3)自由テーマ
15.前期授業のまとめ
【授業展開と内容-後期-】
1.コミュニケーションとは
2.コミュニケーション(1) 自分のタイプを知る
3.コミュニケーション(2) 「ほめ」「依頼」
4.文章を書くときの注意点 約束事・各種記号の意味と用法
5.文章作成法(1)レポート形式の約束事
6.文章作成法(2)論理的文章の構成・実作
7.プレゼンテーションの方法
8.敬語に関して(1)
9.敬語に関して(2)
10.手紙の様式と内容
11.電子メールのマナー
12.エントリーシートの書き方(1)
13.エントリーシートの書き方(2)
14.日本語統一試験に向けて
15.後期授業のまとめ
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
未定
-4 -
405
日本語表現5
しおみ
ゆう
曜日 時限/単位数 金 Ⅲ時限 / 2単位
語学科目
担当 塩見 優 講師
【授業の概要】
自分の考えや様々な情報を相手に的確に伝える力を身につけることを目標とする。「わかりや
すさ、伝わりやすさとはどういうことか」を念頭に置きながら様々な文章を書くことで、文章表
現について学んでいく。また、手紙の書き方や履歴書の書き方といった社会生活で必要な文章表
現の知識と技術を身につけていく。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
1年生必修
【授業の形式】
講義と実作を中心とする。
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
○
レポート
○
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
出席点40%、授業で扱った課題の評価30%、試験の結果などを30%として評価する。
【テキスト 参考書 教材等】
プリント配布
【授業展開と内容-前期-】
1.自己紹介文を書く① 原稿用紙の使い方、構想表を書く
2.自己紹介文を書く② 実践
3.わかりやすい文を書く① 文の構造
4.わかりやすい文を書く② 口語と文語
5.わかりやすい文を書く③ 辞書の使い方
6.わかりやすい文を書く④ 校正(誤字訂正など)
7.わかりやすい文を書く⑤ 校正(文のねじれなど)
8.要約の練習① 一文要約
9.要約の練習② 段落要約
10.要約の練習③ 新聞記事
11.要約の練習④ 小説・エッセイ
12.報告文を書く① 文章構成
13.報告文を書く② 構想表を書く
14.報告文を書く③ 実践
15.前期授業のまとめ
【授業展開と内容-後期-】
1.小論文を書く① 文章構成、主題の決め方
2.小論文を書く② テーマ型小論文
3.小論文を書く③ 課題文型小論文
4.敬語表現① 敬語の基礎
5.敬語表現② 電話応対
6.手紙の書き方① 基礎知識
7.手紙の書き方② 実践
8.手紙の書き方③ 様々な手紙を読む
9.手紙の書き方④ 様々な手紙を読む
10.手紙の書き方⑤ 文豪に返事を書く
11.履歴書を書く① 自分を知る
12.履歴書を書く② 実践
13.冠婚葬祭のしきたり
14.朗読① 日本語統一試験に向けて
15.朗読② 日本語統一試験に向けて
-5 -
411,412
英語1G、2W
なんば
曜日 時限/単位数
た き お
語学科目
時間割参照 / 2単位
担当 難波 田紀夫 教授
【授業の概要】
英語の「初級」クラス。
基礎的な文法、構文、語法、英文和訳、和文英訳等を、1G クラス2W クラスともに基礎的な練
習問題集を使って学習する。また、「語彙力」強化のため、各授業のはじめに「単語テスト」を
行う予定。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
Level I(初級)*学内のクラス分け試験の判定による
【授業の形式】
演習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表 作品
○
*より詳しくは、各授業の担当者の指示による
【テキスト 参考書 教材等】
授業にて指示(プリント配布の予定)
【授業展開と内容-前期-】
1
Introduction
9
2
be 動詞の現在形 1
10
3
be 動詞の現在形 2
11
4
一般動詞の現在形 1
12
5
一般動詞の現在形 2
13
6
名詞・代名詞 1
14
7
名詞・代名詞 2
15
8
形容詞・副詞 1
【授業展開と内容-後期-】
16
be 動詞の過去形 1
24
17
be 動詞の過去形 2
25
18
一般動詞の過去形 1
26
19
一般動詞の過去形 2
27
20
一般動詞の過去形 3
28
21
一般動詞の過去形 4
29
22
未来形 1
30
23
未来形 2
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
水曜
11:40 ~12:40
語学研究室
413~422
出席率
○
授業への取組
○
形容詞・副詞 2
形容詞の比較 1
形容詞の比較 2
副詞の比較 1
副詞の比較 2
前置詞
前期のまとめ
進行形 1
進行形 2
助動詞 1
助動詞 2
助動詞 3
命令文・感嘆文
後期のまとめ
英語3G,4W,5G,6W,7G,8W,9G,10WS,11G,12WS
曜日 時限/単位数
語学科目
時間割参照 / 2単位
担当 時間割参照
【授業の概要】
英語「中級」クラス。
基本的な文法・構文を、主に G クラスでは主に英文和訳の形で、W クラスでは主に和文英訳
の形で学習する。また、「語彙力」強化のため、各授業のはじめに単語テストを行う。
*11G、12W クラスは中級の最上位なので、準上級者のクラスとして上級のクラスに近い授業
を行う。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
Level Ⅱ(中級)*学内のクラス分け試験の判定による
【授業の形式】
演習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表 作品
○
○
*より詳しくは、各授業の担当者の指示による
【テキスト 参考書 教材等】
各授業にて指示
-6 -
出席率
○
授業への取組
○
【授業展開と内容-前期-】(*各クラスごとに、学生の習熟度によって異なる場合がある。)
1
Introduction
9
品詞・基本文型 3
2
be 動詞・一般動詞 1
10
助動詞 1
3
be 動詞・一般動詞 2
11
助動詞 2
4
基本時制 1
12
完了形・進行形 1
5
基本時制 2
13
完了形・進行形 2
6
基本時制 3
14
時制まとめ
7
品詞・基本文型 1
15
前期のまとめ
8
品詞・基本文型 2
【授業展開と内容-後期-】*各クラスごとに、学生の習熟度によって異なる場合がある。)
16
能動態・受動態 1
24
関係詞 2
17
能動態・受動態 2
25
接続詞 1
18
準動詞 ―不定詞― 1
26
接続詞 2
19
準動詞 ―不定詞― 2
27
比較の表現 1
20
準動詞 ―動名詞―
28
比較の表現 2
21
準動詞 ―分詞― 1
29
総合練習
22
準動詞 ―分詞― 2
30
後期のまとめ
23
関係詞 1
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
難波教授
水曜
11:40 ~12:40
語学研究室
*非常勤の先生には、授業中に質問してください。
423
英語13R
語学科目
曜日 時限/単位数
なんば
水 Ⅲ時限 /
2単位
た き お
担当 難波 田紀夫 教授
【授業の概要】
英語は元来ドイツ語と同じゲルマン語系に属する言語ですが、その発展途上で、フランス語を
中心とするラテン語系やギリシア語系、その他ヨーロッパの借用語が大量に英語に入り、その結
果、英語は、他の言語に比べて、使用されている語彙が非常に多い。
したがって、英語を学ぶ者にとって、英語の語彙をどう克服するかが大問題な訳ですが、ただ
闇雲に片端から暗記していくのも効率が悪い。そこで、この授業では、語源を通して英語の語彙
力を大幅にアップすることを目指します。
そのために、毎週復習として小テストを行います。
しかし、語彙だけを単独にマスターしても、その用法が分からなければ、英語を具体的には使
えません。したがって、この授業では、語彙の他に、文章をも扱います。つまり、語彙の例文を
通して、語彙の用法をも勉強します。
また、並行して、語彙応用編として、少し難しめなエッセイを読んで読解力をも養います。
語源を通して、ということは、言葉の基本的イメージ(発想)を通して学ぶということですか
ら、語源を学ぶ過程で、英語の発想(ヨーロッパ人の発想)をも理解する一助になる筈です。ま
た、私達が中学以降で学ぶ各学科の日本語語彙の大部分が、いわゆる明治以降にヨーロッパ各語
から訳された「ネオ漢語」であってみれば、現代日本語をよりよく理解するにも役立つ筈です。
注) 昨年度と同じタイトルの授業ですが、中味が異なるので、昨年度、一昨年度受講者も受
講ができます。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
Level Ⅲ(上級)*学内のクラス分け試験の判定による
【授業の形式】
演習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表 作品
○
○
【テキスト 参考書 教材等】
教材:プリント
-7 -
出席率
○
授業への取組
○
【授業展開と内容-前期-】
1 語根 press(押す)
8
vi(道)
2
car(走る)
9
mal(悪)
3
port(運ぶ)
10
equ(等しい)
4
cred(信じる)
11
grat(感謝)
5
labor(働く)
12
prim(第一の)
6
liter(文字)
13
circ(周囲)
7
astro(星)
14
polis(都市)
6
cap(頭)
15
まとめ
7
form (形)
【授業展開と内容-後期-】
1 語根 hap(偶然)
9
jest(投げる)
2
ceive(つかむ)
10
mem(覚えている)
3
dict(言う)
11
mit(送る)
4
duct(導く)
12
pend(つるす)
5
fac(作る)
13
script(書く)
6
fin(終わる)
14
volv(回る)
7
gen(生む)
15
まとめ
8
gress(進む)
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
水曜
11:40 ~12:40
語学研究室
424
英語14M
ひらくら
な つ こ
曜日 時限/単位数 金 Ⅲ時限 / 2単位
語学科目
担当 平倉 菜摘子 講師
【授業の概要】
「1番カッコは飛ばして2番カッコへ」「次は8小節目のアウフタクトから」「3小節目の付点
をもっと鋭く!」
レッスンでよく耳にする表現ですが、これを英語で言われたらすっと動けますか?また相手
にこうした内容を伝えたいとき、みなさんの口からはどのような英語が出てくるでしょう?
本講座では音楽に関する多様な英語表現を学び、1年後にはレッスンやマスタークラスを通
訳なしで受講できるようになることを目指します。海外セミナー・留学準備にも適していま
す。毎回多くの語彙を集中して学び、発音を磨き、英語圏の大学で使用されるテキストを読
みこなす90分。授業は原則として英語で行います。意欲と根気のある方のみ受講してくださ
い。
※平倉担当の音楽英語クラスを履修済みの大学生(高校在学時も含む)は受講を見合わせること。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
Level Ⅲ(上級)
【授業の形式】
演習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
○
発表 作品
出席率
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
オリジナルテキストを毎回配布。以下の資料【図書館請求記号】等も適宜参照のこと。
◆ Books
Stanley Sadie and Alison Latham, eds. Cambridge Music Guide (Cambridge University Press, 1990)
【S10-987】
Leonard Bernstein, The Unanswered Question: Six Talks at Harvard (Harvard University Press,
1976)【S90-444】
◆ DVDs (Masterclass Media Foundation, 2007)
The Last Three Piano Sonatas/Beethoven【DV01-738】
Partita No. 2 in C minor, BWV 826/Bach【DV01-760】
Moments Musicaux: D780 nos 1, 3 and 4/Schubert【DV01-761】
Violin concerto in E minor, op 64/Mendelssohn【DV01-746】
Sonata for cello and piano in G minor, op 19/Rachmaninov【DV01-762】
Spanish Rhapsody/Liszt【DV01-753】
-8 -
【授業展開と内容-前期-】
各項目(記譜法、リズム、旋律、調性、和声、音楽様式、各楽器の仕組み等)について2回ずつ演習を行う。
<1週目>語彙を集中して学ぶ。発音に重点を置く。
<2週目>単語テスト後、音楽用語がちりばめられた文章や楽譜を読む。授業後半では海外の著名な音楽家
によるマスタークラスやオケのリハーサルを DVD 等で鑑賞し、英語で音楽を考え、発信する訓練を行う。
※音読練習やディスカッションをスムーズに進めるため、受講人数は20名を上限とする。
1 Studying Music at University: Admission, Course Outline, Application Forms
2 The Elements of Music [1]: Notation
3 The Elements of Music [1]: Notation
4 The Elements of Music [2]: Rhythm
5 The Elements of Music [2]: Rhythm
6 The Elements of Music [3]: Melody
7 The Elements of Music [3]: Melody
8 The Elements of Music [4]: Key, Tonality
9 The Elements of Music [4]: Key, Tonality
10 The Elements of Music [5]: Harmony
11 The Elements of Music [5]: Harmony
12 The Elements of Music [5]: Harmony
13 The Elements of Music [6]: Counterpoint, Polyphony
14 The Elements of Music [6]: Counterpoint, Polyphony
15 Exam
【授業展開と内容-後期-】
1 The Instruments of Music [1]: Voice
2 The Instruments of Music [1]: Voice
3 The Instruments of Music [2]: Strings
4 The Instruments of Music [2]: Strings
5 The Instruments of Music [3]: Keyboard Instruments
6 The Instruments of Music [3]: Keyboard Instruments
7 The Instruments of Music [4]: Wind Instruments
8 The Instruments of Music [4]: Wind Instruments
9 The Instruments of Music [5]: Percussion, Orchestra
10 The Instruments of Music [5]: Percussion, Orchestra
11 The Structures of Music [1]: Musical Form
12 The Structures of Music [1]: Musical Form
13 The Structures of Music [2]: Genre
14 The Structures of Music [2]: Genre
15 Exam
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
月曜
13:00 ~14:00
教員室
425,426
英語15M,英語16M
おおしま
みちこ
曜日 時限/単位数 月 Ⅱ Ⅲ時限 / 2単位
語学科目
担当
大島 路子 講師
【授業の概要】
英語プロフィール作成やスピーチ課題を通じて、 卒業後に実社会と関わって行く自分につい
て考えてみるきっかけも見いだす。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
Level Ⅲ(上級)
英語15M・16M の同時受講不可
【授業の形式】
リーディング、リスニングおよび作文演習
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
○
レポート
○
発表・作品
○
【テキスト 参考書 教材等】
オリジナルのテキストを配布
-9 -
出席率
○
授業への取組
○
【授業展開と内容-前期-】
1
Introduction / 基本の語彙
2~7 David Wallace “Reaching Out” より抜粋
ニューヨーク・フィルのティーチング・アーティストによるアウトリーチ論
8~13 Angela Beeching “Beyond Talent” より抜粋
14~15 まとめとスピーチテスト
【授業展開と内容-後期-】
1~5
Biography writing
6 ~13 Dawn Bennet “Life in the Real World” より抜粋
14 ~15 まとめとスピーチテスト
427
英語17T
やこう
ひろこ
曜日 時限/単位数 水 Ⅲ時限 / 2単位
語学科目
担当 矢向 寛子 講師
【授業の概要】
将来海外の音楽大学への留学を希望し、TOEFL の受験を考えている学生を対象とします。授
業では TOEFL iBT (Internet-Based Test)の対策を中心に行い、リーディング・リスニング・ス
ピーキング・ライティングの各パートで必要となるスキルを実際の問題演習やペアワーク・グル
ープワークを通して身に付けていきます。前期は主に、評論やエッセイなどの長い文章を効率よ
く読む方法の習得と、少し長めの会話や講義のリスニングに慣れることに重点を置きます。後期
は、TOEFL の受験のみならず留学生活では必須となるエッセイの書き方やスピーキングの際に
論理的に話す方法について扱います。また年間を通して語彙力強化練習やシャドーウィング練習
を行い、英語の4技能をバランスよく向上させることを目指します。
※ある程度の英語力がある中級者~上級者を対象とする。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
Level Ⅲ(上級)
【授業の形式】
演習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
○
○
発表 作品
○
出席率
○
授業への取組
○
上記の点から総合的に評価するが、特に出席・授業内での活動・提出物等、平常点を重視する。
【テキスト 参考書 教材等】
プリント教材を配布する。
英和・和英辞書を毎回持参すること。
【授業展開と内容-前期-】
1 ガイダンス:TOEFL iBT とは・実力診断テスト1:Listening
2 実力診断テスト2:Reading
3 Reading and Listening
4 〃
5 〃
6 〃
7 〃
8 〃
9 〃
10 〃
11 〃
12 〃
13 〃
14 How to write a CV
15 前期のまとめ
- 10 -
【授業展開と内容-後期-】
1 Essay Writing 1: Brainstorming
2 Essay Writing 2: The Structure of a Paragraph
3 Essay Writing 3: Effective Ways to Express Your Opinions
4 Essay Writing 4: The Structure of an Essay
5 Essay Writing 5: Peer Editing and Revising
6 TOEFL Writing: Independent Task
7 〃
8 TOEFL Writing: Integrated Task
9 〃
10 TOEFL Speaking: Integrated Task
11 〃
12 TOEFL Speaking: Independent Task
13 〃
14 後期のまとめ
14 学年末試験
428
英語18T
ま せ
ゆうこ
曜日 時限/単位数 水 Ⅳ時限 / 2単位
語学科目
担当 間瀬 裕子 講師
【授業の概要】
英語圏の大学・大学院への入学試験にあたる TOEFL(Test of English as a Foreign Language)
について、
(1)どのような内容の試験であるか
(2)どのように勉強するとよいか
の以上主な2点を解説していくことを目的とする。
TOEFL がどのようなものであるかに関する予備知識は不要。
また得手・不得手も問わない。ただし、真面目に授業内容に取り組むこと。
試験内容(Listening, Reading, Writing, Speaking)とその攻略法・実力のつけ方を、初歩から
丁寧に見てゆく。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
Level Ⅲ(上級)
予備知識・技能の有無は問わない。ただし、出席をきちんとすること。
【授業の形式】
講義と実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表 作品
出席率
○
○
授業への取組
【授業展開と内容-前期-】
1 ガイダンス
2 英文の構成について。
3
〃
4 Reading 演習
5
〃
6
〃
7 Essay Writing 方法
8
〃
9 Essay Writing 実習
10
〃
11
〃
12 Discussion and Lecture Listenin g( ディスカッションと講義の聴き取り )方法
13
〃
14
〃
15 前期のまとめ
- 11 -
○
【授業展開と内容-後期-】
1 Conversation Listening ( 会話文の聴き取り )方法と実習。
2
〃
3
〃
4
〃
5 Discussion and Lecture Listening 実習
6
〃
7
〃
8
〃
9
〃
10 総合演習
11
〃
12
〃
13
〃
14
〃
15 後期のまとめ
429
英語19R
さ の
ようこ
曜日 時限/単位数 金 Ⅰ時限 / 2単位
語学科目
担当 佐野 陽子 講師
【授業の概要】
アン・ハサウェイ主演の映画 『プラダを着た悪魔』(The Devil Wears Prada)のスクリプト
を読みながら、日常生活で使える自然な会話表現を学ぶとともに、日常会話のスピードに慣れ
ることを目標とします。授業の最初に、発音練習や CD や DVD を使ったリスニングも予定し
ています。
※英語21R で扱うディズニー映画に比べて、はるかにリスニングやスクリプトの内容も高度なた
め、ある程度の英語力がある上級者を対象とします。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
Level Ⅲ(上級)
【授業の形式】
演習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
○
○
発表 作品
○
【テキスト 参考書 教材等】
Aline Brosh McKenna 著、神谷久美子・Kim R. Kanel
映画総合教材「プラダを着た悪魔」』(松柏社)
その他、適宜プリント教材を配布する。
毎回、英和辞典を持参すること。
【授業展開と内容-前期-】
1 ガイダンス、映画前半鑑賞
2 Unit 1 Exercises
3 Unit 1 Script(前半)
4 Unit 1 Script(後半)
5 Unit 2 Exercises
6 Unit 2 Script(前半)
7 Unit 2 Script(後半)
8 Unit 3 Exercises
【授業展開と内容-後期-】
1 ガイダンス、映画後半鑑賞
2 Unit 6 Exercises
3 Unit 6 Script(前半)
4 Unit 6 Script(後半)
5 Unit 7 Exercises
6 Unit 7 Script(前半)
7 Unit 7 Script(後半)
8 Unit 8 Exercises
- 12 -
出席率
○
授業への取組
編著
9 Unit 3 Script(前半)
10 Unit 3 Script(後半)
11 Unit 4 Exercises
12 Unit 4 Script(前半)
13 Unit 4 Script(後半)
14 Unit 5
15 前期末試験
9 Unit 8 Script(前半)
10 Unit 8 Script(後半)
11 Unit 9 Exercises
12 Unit 9 Script(前半)
13 Unit 9 Script(後半)
14 Unit 10
15 後期末試験
○
430
英語20R
ふるた
なおとし
曜日 時限/単位数 月 Ⅱ時限 / 2単位
語学科目
担当 古田 直肇 講師
【授業の概要】
この授業では、特に writing と speaking に焦点を置いて、日常の様々な場面で英語を目的に合
わせて使いこなすことのできる英語力の養成を目指します。
具体的には、身近なトピックに関して、50語程度のミニエッセイを書く・話す・発表すること
が授業の中心となります。教科書に記載されている見本を聞き、読み、音読し、書き写すことで、
役に立つ英語表現を身につけた上で、自己表現に挑みます。インプットなきアウトプットはあり
えないので、アウトプットの前に、インプットを必ず行います。
授業はミニエッセイに焦点を当てて教科書中心に進みますが、適宜、教科書以外の題材も取り入
れて補足します。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
Level Ⅲ(上級)
【授業の形式】
演習。授業中は、可能な限り、受講者自身に英語に触れ、英語を使ってもらいます。見本エッセイの聞
き取り・理解・音読・暗唱が第一段階です。その後、ミニエッセイの作成に移ります。さらに、作成した
エッセイを発表できるところまで、練習を積み重ね鍛練します。予習・復習、必須。毎回授業の最初に前
回の授業で扱った事項に関して、小テストを行います。
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
授業への取組
○
○
○
○
○
出席と授業参加20%、小テストと提出物30%、レポート20%、期末試験30%。
【テキスト 参考書 教材等】
靜哲人『Write Your Ideas in 50 Words /50語フリップライティング』(松柏社)
【授業展開と内容-前期-】
第1回:ガイダンス
第2回:他人の言動で嫌なこと(1)
第3回:他人の言動で嫌なこと(2)
第4回:他人の言動で嬉しいこと(1)
第5回:他人の言動で嬉しいこと(2)
第6回:夢の職業(1)
第7回:夢の職業(2)
第8回:もう一度生まれるなら(1)
第9回:もう一度生まれるなら(2)
第10回:今凝っていること(1)
第11回:今凝っていること(2)
第12回:いつかやってみたいこと(1)
第13回:いつかやってみたいこと(2)
第14回:行ってみたい場所・国(1)
第15回:行ってみたい場所・国(2)(まとめ)
【授業展開と内容-後期-】
第1回:ガイダンス
第2回:やめようと思ってもやめられないこと(1)
第3回:やめようと思ってもやめられないこと(2)
第4回:私が~を好きなわけ(1)
第5回:私が~を好きなわけ(2)
第6回:私に影響を与えた人(1)
第7回:私に影響を与えた人(2)
第8回:自分に関して好きなところ(1)
第9回:自分に関して好きなところ(2)
第10回:自分に関して直したいところ(1)
第11回:自分に関して直したいところ(2)
第12回:私の理想の休日(1)
第13回:私の理想の休日(2)
第14回:今までで最悪の出来事
第15回:今までで最高の経験
- 13 -
○
※要購入
431
英語21R
さ の
ようこ
曜日 時限/単位数 金 Ⅱ時限 / 2単位
語学科目
担当 佐野 陽子 講師
【授業の概要】
比較的易しい映画のスクリプト(今年度は『美女と野獣』の予定)を読みながら、基本的な
文法知識を学ぶとともに、日常生活で使える簡単で自然な会話表現を身につけることを目標とし
ます。授業の最初に、発音練習や CD や DVD を使ったリスニングも予定しています。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
Level Ⅲ(上級)
【授業の形式】
演習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
○
○
【テキスト 参考書 教材等】
プリント教材を配布する。
毎回、英和辞典を持参すること。
【授業展開と内容-前期-】
1 ガイダンス、映画前半鑑賞
2 映画後半鑑賞
3 Chapter 1
4 Chapter 1
5 Chapter 2
6 Chapter 2
7 Chapter 3
8 Chapter 3
【授業展開と内容-後期-】
1 後期授業ガイダンス
2 Chapter 9
3 Chapter 10
4 Chapter 11
5 Chapter 12
6 Chapter 13
7 Chapter 14
8 Chapter 15
432
発表 作品
出席率
授業への取組
○
○
9 Chapter 4
10 Chapter 4
11 Chapter 5
12 Chapter 6
13 Chapter 7
14 Chapter 8
15 前期末試験
9 Chapter 16
10 Chapter 17
11 Chapter 18
12 Chapter 19
13 Chapter 20
14 Chapter 21
15 後期末試験
英語22WS
曜日 時限/単位数 月 Ⅰ時限 / 2単位
語学科目
担当 フルトン ジェレミー 特任講師
【授業の概要】
This course is student centred. Students will learn composition skills that will enable them to
become confident and independent writers.
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
Students must complete class assignments and actively participate in class.
【授業の形式】
Students will complete a variety of guided writing tasks before working on independent projects. Peer
review and sharing work will be encouraged.
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
○
レポート
発表・作品
○
出席率
授業への取組
【テキスト 参考書 教材等】
Get Ready to Write by Karen Blanchard and Christine Root (Pearson longman)
- 14 -
○
【授業展開と内容-前期-】
1
2
3
4
5
6
7
8
introduction
writing about yourself
project
writing about family and friends
project
writing about your day
project
writing descriptions
9 project
10 writing poetry
11 writing a resume
12 long project
13 long project
14 long project
15 long project
【授業展開と内容-後期-】
1
2
3
4
5
6
7
8
writing
writing
project
writing
project
writing
project
writing
433
about a vacation
about places
9 project
10 writing comparison/contrast
11 project
12 writing cause and effect
13 long project
14 long project
15 long project
a narrative
an opinion
in chronological order
英語23OC
曜日 時限/単位数 月 Ⅱ時限 / 2単位
語学科目
担当 フルトン ジェレミー 特任講師
【授業の概要】
The course is designed to improve students English communication ability. Classes will be
student centred and students will be encouraged to speak as much as possible.
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
Students will be expected to complete class assignments and actively participate in class.
【授業の形式】
Students will work in pairs and small groups to complete tasks. Classes will utilise kinaesthetic, auditory
and visual learning styles. Creatively will be encouraged and students should enjoy communicating with
classmates.
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
○
【テキスト 参考書 教材等】
Photocopies
【授業展開と内容-前期-】
1 introduction
2 talking about yourself
3 talking about family 1
4 talking about family 2
5 talking about school
6 talking about ability
7 talking about the past 1
8 talking about the past 2
【授業展開と内容-後期-】
1 talking about vacations
2 giving advice
3 talking about health
4 talking on the telephone
5 comparing
6 talking about music 1
7 talking about music 2
8 using conditionals
レポート
発表・作品
○
出席率
授業への取組
○
9 talking about the future
10 talking about your neighbourhood
11 project
12 project
13 project
14 project
15 review.
9 making a presentation 1
10 making a presentation 2
11 project
12 project
13 project
14 project
15 review
- 15 -
434
英語24OC
曜日 時限/単位数 月 Ⅲ時限 / 2単位
語学科目
担当 フルトン ジェレミー 特任講師
【授業の概要】
This course is designed to improve students English communication ability. Classes will
be student centered and students will be encouraged to speak as much as possible.
Students will be asked to move away from a simple Q and A style to a more communicative
Q AAA (Question-Answer Add Ask) style.
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
Level Ⅲ(上級)
【授業の形式】
Students will be expected to participate in pair/group work. Short writing exercises will be done in
each class. Classes will follow a SEE-DO-RESEE-REDO method First the instructor will present
the grammar and vocabulary to the students. Next the students will complete a short writing
acivity and will practice the language in pairs and groups. After that Students will watch each
other and give feedback. Finally students will change partners and try again. The instructor will
observe giving advice and correcting mistakes
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
○
レポート
発表・作品
○
出席率
授業への取組
○
Students will be graded on class participation, a short presentation, and a short written test.
【テキスト 参考書 教材等】
New All Talk 1 by David Peaty and prints.
【授業展開と内容-前期-】
1 Introduction and Communication Techniques
9 Talking about Your Neighborhood
2 Talking about Yourself
10 Using the Present Perfect Tense
3 Shopping and Numbers
11 Giving Advice
4 Talking about Your Family
12 Using Conditionals
5 Frequency and Ability
13 Giving a Presentation
6 Talking about the Past
14~15 Review 2
7 Review
8 Group Discussion
【授業展開と内容-後期-】
1 Introduction
9 Phrasal Verbs
2 Comparatives and Superlatives
10 Giving Opinions
3 Talking about Changes
11 Writing a Letter
4 Adjectives and Prepositions
12 Giving a Presentation 1
5 Talking about Plans, Hopes, and Dreams
13 Giving a Presentation 2
6 Telephone Conversations
14 Test
7 Review
15 Final Review
8 Group Discussion
435,436
英語25OC 26OC
曜日 時限/単位数 月 Ⅲ 月 Ⅳ時限 / 2単位 担当 ジョーンズ テニール 特任講師
語学科目
【授業の概要】
Course Focus:
This course will focus on communication skills. Whatever the situation, when you need to use
English, I hope to help you with conversational skills, including knowing how to ask and answer
questions, useful vocabulary and how to sound more natural in English.
This course will also be a chance to understand more about cultural events and ideas, particularly
festivals such as Halloween, and Christmas.
No matter what your level, I want to help you feel comfortable using English, listening to English
and being able to confidently communicate in a variety of situations.
- 16 -
Assessment:
As this is a conversation based class, the main way to gain a grade is through active class
participation. A number of short assignments and conversation tests will also be used.
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
Level Ⅲ(上級)*学内のクラス分け試験の判定による
25WS と26WS の単年度同時受講は不可
【授業の形式】
演習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
○
レポート
発表・作品
*より詳しくは、各授業の担当者の指示による
【テキスト 参考書 教材等】
授業にて指示
【授業展開と内容-前期-】
(Other Topics will also be covered, other activities are also planned)
1. Getting to Know You
2. Self-Introduction/ Beginning Conversations/ Using Complements
3. Family
4. Shopping
5. Food 1
6. Food 2
7. Music 1
8. Music 2
9. Free Time
10. Friends
11. Work
12. Movies
13. Travel/ SOS English for Travel Situations 1
14. SOS English for Travel Situations 2
15. Long Time, No See!
【授業展開と内容-後期-】
(Other Topics will also be covered, other activities are also planned)
16. My Place
17. Giving and Receiving Presents
18. Going Out
19. Fashion
20. Learning
21. Halloween Special
22. Experience Abroad
23. Health
24. Careers
25. Christmas/New Years
26. New Year's Resolutions/Personalities
27. Skills Testing
28. TBA
29. TBA
30. Final Party
- 17 -
出席率
○
授業への取組
○
441~448
ドイツ語
1a~4a
1b~4b
曜日 時限/単位数 時間割参照 / 2単位
語学科目
担当 時間割参照
【授業の概要】
ドイツ語を初めて学習する学生を対象に、ドイツ語の基礎を習得することを目指します。語学
の学習には学習者の意欲が不可欠です。毎回の出席はもちろん、頭と五感と身体全体を使って積
極的に授業に参加してください。週2コマ、同じ番号の(a)と(b)を必ずペアで履修するこ
と(同一教科書使用)。
4月の外国語オリエンテーションの後、指定された時間に指定された場所に行き、オリエン
テーションの時に配布された「外国語履修カード」を提出してください。翌日クラス指定を掲示
します。必修授業と重なる等、やむを得ない事情で指定されたクラスに参加できない学生は、オ
リエンテーション最終日の「外国語クラス調整」の時間に申し出てください。
なお、この授業は通年の授業です。クラス番号3a(火曜日Ⅲ限)は、前期と後期で担当教員が変
わりますが、どちらか一方のみの履修は認めらません。必ず通年で受講してください。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
初級(ドイツ語初学者)
【授業の形式】
演習
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
○
レポート
発表・作品
出席率
○
【テキスト 参考書 教材等】
上野成利・本田雅也『パノラマ―初級ドイツ語ゼミナール』(白水社)
【授業展開と内容-前期-】
第1回 ~ 第2回 第1課
第3回 ~ 第4回 第2課
第5回 ~ 第6回 第3課
第7回 ~ 第8回 第4課
第9回 ~ 第10回 第5課
第11回 ~ 第12回 第6課
第13回 第7課
第14回 試験
第15回 まとめ
【授業展開と内容-後期-】
第1回 ~ 第2回 第8課
第3回 ~ 第4回 第9課
第5回 ~ 第6回 第10課
第7回 ~ 第8回 第11課
第9回 ~ 第10回 第12課
第11回 第13課
第12回 第14課
第13回 第15課
第14回 まとめ
第15回 試験
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
玉川講師
月曜
13:00 ~14:00
教員室
- 18 -
授業への取組
○
449~451
ドイツ語5・6・7
曜日 時限/単位数 月 Ⅲ Ⅳ時限、木 Ⅰ時限 / 2単位
語学科目
担当 アンナ シュルツェ 特任講師(月曜) ゼーベル シュテファン 特任講師(木曜)
【授業の概要】
このクラスではドイツ語による会話を実践することで基本的なドイツ語の表現力と理解力を身
に付けることをめざします。「Schritte International 1」という、初級レベルの文法や語彙の解説
をしながらドイツにおける日常生活の様々な場面を取り上げている教科書を使うことで、これま
で学んできたドイツ語の文法や語彙を復習をしながら、日常会話や簡単な作文等を練習します。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
中級Ⅰ(初級を終えた者)
ドイツ語5およびドイツ語6とドイツ語7のクラスを同時に受講することはできません。
【授業の形式】
演習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
○
レポート
○
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
Schritte International 1, (Lektion 1-6)
【授業展開と内容-前期-】
第1回 オリエンテーション、ドイツ語の学習方法
第2回~第5回 第1課
第6回~第9回 第2課
第10回~第13回 第3課
第14回 第1課~第3課の復習
第15回 まとめ
【授業展開と内容-後期-】
第1回~第4回 第4課(夏学期レポート提出・返却・解説を含む)
第5回~第8回 第5課
第9回~第12回 第6課
第13回~第14回 第4課~第6課の復習(第14回は冬学期レポートの提出期限)
第15回 まとめ、冬学期レポートの返却・解説
452
ドイツ語8
いがり
ひろみ
曜日 時限/単位数 火 Ⅳ時限 / 2単位
語学科目
担当 猪狩 弘美 講師
【授業の概要】
初級文法を一通り学び終えた学習者を対象に、基本的なドイツ語力を充実させることを目標と
する。辞書を引いて少し長めの文章を読み、初級文法を定着させることに重点を置く。また、初
級ではあまり扱われなかった文法事項も取り上げる。作文も補足的に行う。読解テキストやこち
らが予め指示した練習問題等については、予習が必須である。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
中級I(初級の単位を修得した学生);履修希望者数が多い場合には、人数制限を行う場合がある。そ
の際には、ドイツ語履修年数の少ない学生を優先する。
【授業の形式】
演習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表 作品
出席率
授業への取組
○
○
○
○
授業回数の三分の一以上欠席した場合は原則として評価の対象としない。
【テキスト 参考書 教材等】
テキスト: 在間進『おさらいドイツ語―納得!ドイツ語ってそうなのか』(朝日出版社)
適宜、プリント等で補足する。
- 19 -
【授業展開と内容-前期-】
1回: ガイダンス、第0課(発音とつづりを楽しむ)
2回: 第1課(文と動詞の位置)
3-4回: 第2課(主語と動詞)
5-6回: 第3課(名詞と冠詞)
7-8回: 第4課(複数形)
9-10回:第5課(冠詞の仲間)
11-12回:第6課(前置詞)
13回: 前期のまとめ
14回: 試験
15回: 課題作成
【授業展開と内容-後期-】
1回: 前期の復習
2-3回: 第7課(形容詞)
4-5回: 第8課(分離動詞と話法の助動詞)
6-7回: 第9課(過去の表現)
8-9回: 第10課(接続法)
10-11回: 補足(1)(比較表現、zu 不定詞句)
12-13回: 補足(2)(受動態、関係文)
14回: 後期のまとめ
15回: 試験
453
ドイツ語9
む とう
よう こ
曜日 時限/単位数 木 Ⅱ時限 / 2単位
語学科目
担当 武藤 陽子 講師
【授業の概要】
前期は書くことによる文法知識の定着・語彙力の強化を目標とし、後期は読解・ヒアリング等
受講者の希望に応じたものに重点を置いた教材を選ぶ予定である。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
ドイツ語8・10との重複履修は認めない。履修希望者が多い場合には、人数制限を行う場合があり、
その際には、ドイツ語履修年数の少ない学生を優先とする。
【授業の形式】
演習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表 作品
出席率
授業への取組
○
○
○
1) 試験:前期末・後期末に行う 45%
2) 小テスト:各課ごとに行う 35%
3) 出席:20% また三分の一以上欠席の場合、評価の対象外とする。
【テキスト 参考書 教材等】
テキスト:橋本政義/橋本淑恵『楽しく学ぶドイツ語』(三修社)
各自独和辞書を準備しておくこと。
【授業展開と内容-前期-】
1 オリエンテーション・発音復習
9 動詞の三基本形
2 現在人称変化・名詞と冠詞
10 現在完了・分詞
3 不規則動詞・命令形
11 正規動詞・非人称動詞・比較
4 人称代名詞・前置詞
12 関係代名詞
5 冠詞類・疑問代名詞
13 受動態
6 形容詞
14 前期試験
7 分離動詞・zu 不定詞・副文
15 まとめ
8 話法の助動詞・未来
【授業展開と内容-後期-】
1 接続法
10-11 受動態
2-3 現在完了形
12-13 接続法
4-5 副文
14 まとめ
15 後期試験
6-7 関係代名詞
8-9 zu 不定詞句
- 20 -
454
ドイツ語10
よしむら
あき こ
曜日 時限/単位数 火 Ⅲ時限 / 2単位
語学科目
担当 吉村 暁子 講師
【授業の概要】
これまで学習した初級文法を復習に中級レベルの補足をしつつ,独作文を中心にドイツ語運用
能力の向上を目指す。合間に文章を読む練習も取り入れる。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
中級Ⅰ(初級の単位を修得した者)
履修希望者数が多い場合には人数制限を行う場合がある。その際はドイツ語学習暦2~3年目の学生を優先
する。
【授業の形式】
演習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表 作品
出席率
授業への取組
○
○
○
(1)出席(授業回数の3分の1以上の欠席は原則として評価対象外とする。)30%
ただ教室内にいるだけでなく,練習問題担当等授業への積極的参加を含む。
練習問題や長文読解は基本的に事前準備を前提とする。
(2)平常点(レポート等提出物、小テスト)30%
(3)試験(前期末課題・後期末テスト)40%
【テキスト 参考書 教材等】
大岩信太郎 著『はじめての独作文 [改訂新正書法版] 』(朝日出版社)1800円+税
そのほか適宜プリントを配布する。独和辞典必携。初級時に使用したテキストを参考書として持参すると
良い。
【授業展開と内容-前期-】
1 ガイダンス、導入、自己紹介,1課:名詞の性
9 16-17課:分離動詞,過去形
2 2-4課:冠詞
10 18-19課:完了形,未来形
3 5-6課:動詞
11 20課:形容詞の格変化
4 7-8課:動詞
12 21-22課:受動,zu 不定詞
5 9-10課:冠詞類,複数形
13 読解練習
6 読解練習
14 予備日
7 11-12課:代名詞
15 課題作成
8 13-15課:前置詞
【授業展開と内容-後期-】
1 23課比較
9 読解練習
2 24課:非人称
10 31課:命令法,分詞
3 25課:話法の助動詞1
11 32課:要求話法
4 26課:話法の助動詞2
12 33課:非現実話法
5 読解練習
13 34課:間接話法
6 27-28課:関係代名詞
14 予備日
7 29課:指示代名詞
15 筆記試験
8 30課:再帰動詞
455
ドイツ語11
曜日 時限/単位数 木 Ⅱ時限 / 2単位
語学科目
担当 シュテファン ゼーベル特任講師
【授業の概要】
このクラスではドイツ語による会話や作文を実践することで基本的なドイツ語の表現力と理解
力が身に付けらます。ドイツ、ヨーロッパ文化圏の音楽を理解するために日常生活の様々な場面
についても学ぶことが必要になるため、ドイツ語文化圏のさまざまな地域について教科書
「Schritte International 2」を使用し、文法の復習をしながらドイツ語の日常会話と簡単なドイツ
作文を練習します。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
中級Ⅱ(中級 I を終えた者) 昨年度ドイツ語11(月曜Ⅴ限)を受講した学生の履修も可とする。
【授業の形式】
演習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表 作品
出席率
授業への取組
○
○
○
○
- 21 -
○
【テキスト 参考書 教材等】
Schritte International 2
【授業展開と内容-前期-】
第1回 ガイダンス
第2~第5回 第8課
第6回~第10回 第9課
第11回~第14回 第10課
第15回 まとめ
【授業展開と内容-後期-】
第1回 復習
第2回~第5回 第11課
第6回~第9回 第12課
第11回~第13回 第13課
第14回~第15回 復習、映画観賞
456
ドイツ語12
おお の
ゆうぞう
曜日 時限/単位数 火 Ⅱ限 / 2単位
語学科目
担当 大野 雄三 講師
【授業の概要】
ドイツ語圏で外国人向けに使用されている教材「Passwort Deutsch 3」を用いた授業を行う。
この教科書は Zertifikat Deutsch(ドイツ語基礎統一試験)の受験に向けた教材であり、ヨーロッ
パ共通外国語基準 A2にもとづいて制作されている。専門家が手間と時間をかけて練り上た教材
と、そこで要求されている学習内容を是非学生諸君に体験していただきたい。
テキストの購入については開講時に指示する。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
中級Ⅱ(原則として中級Ⅰを修了した者)
【授業の形式】
演習形式
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
○
発表 作品
【テキスト 参考書 教材等】
Passwort Deutsch 3
【授業展開と内容-前期-】
1
概要説明
2~5
Lektion15 32~35ページ、および該当する巻末練習問題
6~8
Lektion15 36~37ページ、および該当する巻末練習問題
9~11 Lektion15 38~39ページ、および該当する巻末練習問題
12~14 Lektion15 40~42ページ、および該当する巻末練習問題
15
まとめ
【授業展開と内容-後期-】
1~3
Lektion16 44~45ページ、および該当する巻末練習問題
4~7
Lektion16 22~25ページ、および該当する巻末練習問題
8~11 Lektion16 26~27ページ、および該当する巻末練習問題
12~14 Lektion16 28~30ページ、および該当する巻末練習問題
15
まとめ
- 22 -
出席率
○
授業への取組
114~119ページ
119~121ページ
122~124ページ
125~129ページ
132~133ページ
134~137ページ
138~141ページ
141~145ページ
○
457
ドイツ語13
たまがわ
ゆう こ
曜日 時限/単位数 月 Ⅳ時限 / 2単位
語学科目
担当 玉川 裕子 講師
【授業の概要】
ドイツ語圏の大学に留学する場合、近年はドイツ語能力がある一定のレベルに達していること
が求められる。Zertifikat Deutsch(ドイツ語基礎統一試験)の合格はひとつの目安であるが、本
講座はこのレベルの習得を目指す。
今年度は Passwort Deutsch 4を基本テキストとして使用する。また、履修者の要望に応じて、
まとまったテキストの講読や独作等も取り入れる。
決して楽な授業ではないが、語学の習得においては授業へのまじめな取り組みのみならず、毎
日の地道な取り組みが欠かせない。1年間を通じて授業準備をしっかりし、継続的に出席する等、
意欲をもって取り組んだとき、1年後には実力アップを実感するだろう。
テキストの購入については開講時に指示する。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
上級(原則として中級Ⅱを修了した者)
【授業の形式】
演習形式
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表 作品
出席率
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
Passwort Deutsch 4
【授業展開と内容-前期-】
1
概要説明
2~8 8~19ページ、82~97ページ
9~14 20~31ページ、98 ~113ページ
15
まとめ
【授業展開と内容-後期-】
1~8 32~43ページ、130~145ページ
9~14 44~55ページ、146~161ページ
15
まとめ
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
月曜
13:00 ~14:00
教員室
461~466
語学科目
フランス語
1~3(a),1~3(b)
曜日 時限/単位数
時間割参照 / 2単位
ひらの
かずひこ
こ も り や
担当 1. 平野 和彦 教授、2. 小森谷
ともこ
やまむら
朋子 講師、3. 山邑
く
に
こ
久仁子 講師
【授業の概要】
フランス語を初めて学習する学生を対象に、フランス語を読み、書き、話すための基
礎を習得することを目指します。そのために、発音の練習、基礎文法を理解するための
練習、動詞の活用の練習などを通して、フランス語に慣れ親しみ、知識を重ねていくよ
う 、 意 欲 的 な 取 り 組 み を 期 待 し て い ま す 。 週 2 コ マ の ペ ア (a)(b)で 、 同 じ 先 生 が 一 冊 の
教科書で授業をします。
4 月 の オ リ エ ン テ ー シ ョ ン の 後 、 指 定 さ れ た 時 間に 指 定 さ れ た 場 所 に 行 き 、 オ リ エ ン
テーション時に配布された「外国語履修カード」を提出。翌日学生に、調整された
クラスを、教員室前に掲示します。その後、指定されたクラスが不都合な学生に対
しては、再度クラス調整をいたします。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
初級(フランス語を初めて学習する学生を対象)
【授業の形式】
演習
- 23 -
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
○
レポート
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
フランス語1~3まで共通 『新・東京―パリ、初飛行』 藤 田 他 著 駿 河 台 出 版 社
【授業展開と内容-前期-】※15回の授業を前提
前期の授業では次の「1~10」までの文法項目を学習する。
1 Leçon 1 発音、アルファベ、挨拶、自己紹介、
2 Leçon 2 名前、国籍 ― 主語人称代名詞 動詞 être の直説法現在
形容詞
3 Leçon 3 年齢、家族 ― 不定冠詞
動詞 avoir 部分冠詞 否定文
4 Leçon 4 好きなものをいう ― 定冠詞
-er 動詞(第 1 群規則動詞)
疑問文
5 Leçon 5 持ち物をいう ― 指示形容詞
所有形容詞
強勢形
6 Leçon 6 友達 ― 形容詞の位置
女性形と複数形
7 Leçon 7 尋ねる ― 疑問代名詞 疑問副詞 finir faire
8 Leçon 8 近い未来、近い過去 ― 近接未来
近接過去
前置詞
中性代名詞 y
9 Leçon 9 時間、天候 ― 疑問形容詞 非人称構文
10 Leçon 10 数量を表す ― 部分冠詞 数量の表現 中性代名詞 en
11 試験
【授業展開と内容-後期-】※15回の授業を前提
後期では次の「1~10」の文法項目を学習する。
1 Leçon 11 紹介する ― 補語人称代名詞
savoir, connaître, pouvoir
2 Leçon 12 一日を語る ― 代名動詞
voir dire
3 Leçon 13 頼む、命令する ― 命令法 devoir, écrire
4 Leçon 14 未来のことを語る ― 直説法単純未来
espérer, vivre
5 Leçon 15 過去のことを語る ― 直説法複合過去
6 Leçon 16 過去のことを語る ― 直説法半過去、大過去
7 Leçon 17 人や物について語る ― 関係代名詞
指示代名詞
8 Leçon 18 比較する ― 比較級 最上級
9 Leçon 19 受身 ― 受動態
現在分詞
ジェロンディフ
10 Leçon 20 仮定する ― 条件法現在
条件法過去
11 試験
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
平野教授
月曜
14:30 ~16:00(在室時はいつでも可)
語学研究室
467
フランス語4
ひらの
かずひこ
曜日 時限/単位数 月 Ⅱ時限 / 2単位
語学科目
担当 平野 和彦 教授
【授業の概要】
このクラスはフランス語の初級クラスを終えた学生を対象として、La tour の続きを学んでい
きます。初級で学んだことの復習をしながら、基礎力の養成から中級への道を目指します。フラ
ンス語の発音の練習、動詞の活用など文法事項の確認のための練習を多く取り入れます。暗記
・ディクテなどにも力を入れたいと思います。プリントを必要に応じて配布し、補っていきます。
高校でフランス語を履修した学生可。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
フランス語初級履修者
【授業の形式】
演習
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
○
レポート
発表・作品
【テキスト 参考書 教材等】
La tour 教材プリント
- 24 -
出席率
○
授業への取組
○
【授業展開と内容-前期-】※15回の授業を前提
1 複合過去
7 受動態
2 半過去
8 条件法
3 大過去
9 条件法
4 単純未来、前未来
10 練習問題
5 現在分詞
11 試験
6 ジェロンディフ
【授業展開と内容-後期-】※15回の授業を前提
1 中性代名詞 Exercices
6 練習問題
2 条件法
Exercices
7 プリントを用いて会話・文章内容理解
3 関係代名詞 Exercices
8 試験
4 接続法
5 接続法
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
月曜
14:30 ~16:00(在室時はいつでも可)
語学研究室
468
フランス語5
曜日 時限/単位数 木 Ⅲ時限 / 2単位
語学科目
担当 ジャック ミルティル 特任講師
【授業の概要】
ワークグループ形式の授業です。3人程度のグループに分かれて、それぞれが協力しながら学習
します。フランス語の入門から中級の学習者を対象としています。
基本的な文章の作成、発音、会話、読解、聴き取りの力を総合的に高めていくことを目標とし
た講座です。今期のテーマは「日常生活」と「美食」。クラスでは、フランス語を楽しく「学
び」、フランス語で「遊ぶ」ます。現代フランス語を有機的に学習し、クラス終了後も自分で学
習が続けられるよう、課題を設けていきます。
文章の作成、発音、会話、読解、聴き取り、それぞれ7スタジオを設定します。学習の基本は、
繰り返しと書き直しです。授業は、少人数のグループに分かれて「グループ内での会話」「教師
との会話」「(それぞれの)解説」をローテーションで行うことで、時間内にこれら7つのスタ
ジオを巡る、楽しい内容を心がけます。一方、このクラスで重要なのは、皆さんの熱心さ(具体
的には、前週の内容の復習ができているか)です。毎回、学習状況に応じて、随時語彙や例文を
増やし、関連テーマを広げていきます。前進し続けられるかどうかは、皆さんの「熱心さ」にか
かっています。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
フランス語初級履修者
【授業の形式】
演習
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
○
レポート
○
発表・作品
【テキスト 参考書 教材等】
教材プリント
【授業展開と内容-前期-】※15回の授業を前提
1文章の作成、発音、会話、読解、聞き取り 第1スタジオ
2文章の作成、発音、会話、読解、聞き取り 第2スタジオ
3文章の作成、発音、会話、読解、聞き取り 第3スタジオ
4試験
【授業展開と内容-後期-】
1文章の作成、発音、会話、読解、聞き取り 第4スタジオ
2文章の作成、発音、会話、読解、聞き取り 第5スタジオ
3文章の作成、発音、会話、読解、聞き取り 第6スタジオ
4文章の作成、発音、会話、読解、聞き取り 第7スタジオ
5 試験
- 25 -
出席率
○
授業への取組
○
469
フランス語6
やまむら
く に こ
曜日 時限/単位数 木 Ⅲ時限 / 2単位
語学科目
担当 山邑 久仁子 講師
【授業の概要】
現代のフランスの様々な面をテーマとした1ページほどの短いフランス語の文を読んでいきま
す。ゆっくりと進む予定ですが、初級では学んでいない単語がいくつも出てくるので、予習の際
には必ず辞書を引くことが必要となります。また、聴き取りや読解の練習として、DELF・A1レ
ベルのプリントを適宜補充します。毎回初級の文法事項の再チェックをおこない、ときどき書き
取りもやる予定です。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
初級を終えた学生、高校でフランス語を履修した学生
【授業の形式】
演習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表 作品
○
○
【テキスト 参考書 教材等】
テキスト:デクリプタージュ 他にプリントを使用
【授業展開と内容-前期-】
1
イントロダクション
2~3
1課
4~5
2課
6~7
3課
8~9
4課
【授業展開と内容-後期-】
1~2
7課
3~4
8課
5
比喩表現
6~7
9課
8~9
10課
470
出席率
○
10
11~12
13~14
15
同音異義語
5課
6課
前期試験
10~11
12~13
14
15
11課
12課
まとめ
後期試験
フランス語7
ひらの
授業への取組
○
かずひこ
曜日 時限/単位数 月 Ⅲ時限 / 2単位
語学科目
担当 平野 和彦 教授
【授業の概要】
初級文法事項の復習をしながら、中級への道のりを目指します。クラス4と同レベルとして、
初級『 La tour 』を履修した学生、また高校でフランス語を履修した学生を対象。「代名動詞
・複合過去」からの復習を行い、基礎力の養成から「接続法」までの文法の習得ができるように
してもらいたいと思います。また発音の練習をしながら、各レッスンにある会話表現を学ぶと同
時に Lecture で読解力の養成も目指します。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
初級修了者、高校でフランス語を履修した者。
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
○
レポート
発表・作品
【テキスト 参考書 教材等】
『フランスの今』(駿河台出版社)関、平林他著
- 26 -
出席率
○
授業への取組
○
【授業展開と内容-前期-】※15回の授業を前提
1 Leçon 1 自己紹介
疑問副詞 文法
2 Leçon 1 自己紹介
疑問詞 会話・読解
3 Leçon 2 日常生活
代名動詞 文法
4 Leçon 2 日常生活
代名動詞 会話・読解
5 Leçon 3 尋ねる
疑問代名詞 文法
6 Leçon 3 尋ねる
疑問代名詞 会話・読解
7 Leçon 4 時間割
冠詞 文法
8 Leçon 4 時間割
冠詞 会話・文法
9 Leçon 5 身体・健康 定冠詞の縮約 文法
10 Leçon 5 身体・健康 定冠詞の縮約 会話・読解
11 Leçon 6 計画
疑問文 文法
12 Leçon 6 計画
疑問文 会話・読解
13 Leçon 7 家族
否定文 文法
14 Leçon 7 家族
否定文 文法
15 試験
【授業展開と内容-後期-】※15回の授業を前提
1 Leçon 8 天候・時間
非人称構文 文法
2 Leçon 8 天候・時間
非人称構文 会話・読解
3 Leçon 9 公共交通機関 補語人称代名詞 文法
4 Leçon 9 公共交通機関 補語人称代名詞 会話・読解
5 Leçon 10 ヴァカンス
近接未来・単純未来形 文法
6 Leçon 10 ヴァカンス
近接未来・単純未来形 会話・読解
7 Leçon 11 美食・料理
半過去・複合過去 文法
8 Leçon 11 美食・料理
半過去・複合過去 会話・読解
9 Leçon 12 出来事を語る 代名動詞過去形 文法
10 Leçon 12 出来事を語る 代名動詞過去形 会話・読解
12 Leçon 13 都会と田舎
強調構文・ジェロンディフ 文法
13 Leçon 13 都会と田舎
強調構文・ジェロンディフ 会話・読解
14 Leçon 14 比較する
比較級 文法
15 試験
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
月曜
14:30 ~16:00(在室時はいつでも可)
語学研究室
471
フランス語8
ひらの
かずひこ
曜日 時限/単位数 木 Ⅳ時限 / 2単位
語学科目
担当 平野 和彦 教授
【授業の概要】
フランスで制作された教科書『 Amical 2』を使用し、マニュアルによって、フランス語での
コミュニケーション力を養成していこうというものです。従って、フランス語でのエクスプレッ
ションの暗記してもらうこと、ディクテによりフランス語の発音とスペリングに正確に対応でき
る力を養成していきます。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
初級修了者、高校でフランス語を履修した者
【授業の形式】
演習
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
○
レポート
発表・作品
○
【テキスト 参考書 教材等】
『Amical 2』CLE
- 27 -
出席率
○
授業への取組
○
【授業展開と内容-前期-】※15回の授業を前提
1
Leçon 1 – Vive le Thalys !
2
Leçon 1 – Vive le Thalys
3
Leçon 2 – J’ai adoré ce rôle !
4
Leçon 2 – J’ai adoré ce rôle !
5
Leçon 3 – Mon copain vient de Chine.
6
Leçon 3 – Mon copain vient de Chine.
7
Leçon 4 – Ma chère Brebda
8
Leçon 4 – Ma chère Brebda
9
Leçon 5 – Une visite le Musée Rodin
10 Leçon 5 – Une visite au Musée Rodin
11 Leçon 6 – J’ai dix kilos à perdre
12 Leçon 6 – J’ai dix kilos à perdre
13 Leçon 7 – Ma pauvre Jessica
14 前期総復習
15 試験
【授業展開と内容-後期-】※15回の授業を前提
1
Leçon 8 – Les conseil de Bison Futé
3
Leçon 8 – Les conseil de Bison Futé
4
Leçon 9 – Appartement à louer
5
Leçon 9 – Appartement à louer
6
Leçon 10 – Juillet : revoilà les soldes
7
Leçon 10 – Leçon 9 – Appartement à louer
8
Leçon 11 – Voyages, voyages
9
Leçon 11 – Voyages, voyages
10 Leçon 12 – Moi, je cherche, vous, vous proposez
11 Leçon 12 – Moi, je cherche, vous, vous proposez
12 Leçon 13 – La perle rare
13 Leçon 13 – La perle rare
14 後期総復習
15 試験
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
月曜
14:30 ~16:00(在室時はいつでも可)
472
フランス語9
語学研究室
ひらの
かずひこ
曜日 時限/単位数 木 Ⅴ時限 / 2単位
語学科目
担当 平野 和彦 教授
【授業の概要】
このクラスはフランス語の実力を確実に養成するために、「実用フランス語検定試験」の実際
の過去問題を5級からはじめ4級、3級レベルに引き上げながら、詳しく解説をしながら授業を進
めて行きます。留学をも視野にしている学生にも確実なフランス語力をつけて行きたいと考えて
います。後半にかけて3級程度、さらに準2級をも目指していける橋渡しの役目も果たしたいと考
えています。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
クラス 4 以上を一度は履修した学生、高校での履修者
【授業の形式】
演習
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
○
レポート
発表・作品
【テキスト 参考書 教材等】
プリントで配布します。
その他の教材の時はプリント配布
- 28 -
出席率
○
授業への取組
○
【授業展開と内容-前期-】※15回の授業を前提
1
Leçon 1
疑問詞 前置詞
仏文和訳
2
Leçon 1
疑問詞 前置詞
仏文和訳
3
Leçon 2 目的語人称代名詞 中性代名詞
4
Leçon 2 目的補語語人称代名詞 中性代名詞
5
Leçon 3 中性代名詞
強調構文
仏文和訳
6
Leçon 3 中性代名詞
強調構文
仏文和訳
7
Leçon 4 冠詞
語法
仏文和訳
8
Leçon 4 冠詞
語法
仏文和訳
9
Leçon 5 ジェロンディフ
代名動詞
関係代名詞
10 Leçon 5 ジェロンディフ
代名動詞
関係代名詞
11 Leçon 6 動詞
中性代名詞
否定語順
和文仏訳
12 Leçon 6 動詞
中性代名詞
否定語順
和文仏訳
13 Leçon 7 接続法
前置詞
関係代名詞
和文仏訳
14 Leçon 7 接続法
前置詞
関係代名詞
和文仏訳
15 試験
【授業展開と内容-後期-】※15回の授業を前提
1 Leçon 8 前置詞
接続詞
和文仏訳
2 Leçon 8 前置詞
接続詞
和文仏訳
3 Leçon 9 前置詞
時制
和文仏訳
4 Leçon 9 前置詞
時制
和文仏訳
5 Leçon 10 時制
強調構文 語法
和文仏訳
6 Leçon 10 時制
強調構文 語法
和文仏訳
7 Leçon 11 前置詞
接続詞
仏文和訳
8 Leçon 11 前置詞
接続詞
仏文和訳
9 Leçon 12 冠詞
語法
仏文和訳
10 Leçon 12 冠詞
語法
仏文和訳
11 Supplément 1 和文仏訳
12 Supplément 1 和文仏訳
13 Supplément 2 和文仏訳
14 Supplément 2 和文仏訳
15 試験
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
月曜
14:30 ~16:00(在室時はいつでも可)
473
フランス語10
仏文和訳
仏文和訳
語学研究室
ひらの
かずひこ
曜日 時限/単位数 火 Ⅱ時限 / 2単位 担当
語学科目
平野 和彦 教授
【授業の概要】
フランス語の理解力・表現力の総合力の向上を目指します。基礎的な文法の復習・確認も行い
ながら、語彙を増やし、テキストの内容理解に努めたいと思います。テキストはフランスの社会
や文化のトピックスから 構成されています。各課ごとに Exercices があり、フランス語力の確
認ができるようになっています。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
中級(クラス4以上)を一度は履修した者
【授業の形式】
演習形式で、全員に予習してきてもらい、少しずつ読んでもらい訳出してもらう。その後に
法、動詞の活用、コンテクストの説明を行う。
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
○
レポート
【テキスト 参考書 教材等】
『A la page 時事フランス語 2014 年度版』
その他の教材の時はプリント配布
発表・作品
○
朝日出版社
- 29 -
出席率
○
授業への取組
○
発音、文
【授業展開と内容-前期-】※15回の授業を前提
1 Erasmus エラスムス計画
2 Erasmus エラスムス計画
3 L’INALCO イナルコ
4 L’INALCO イナルコ
5 Christian Etiti 神童クリスティアン
6 Christian Etiti 神童クリスティアン
7 La nuit du testing 人種差別テスト
8 La nuit du testing 人種差別テスト
9 Agriculture urbaine 都市農業
10 Agriculture urbaine 都市農業
11 Le loup contre le mouton オオカミとヒツジ
12 Le loup contre le mouton オオカミとヒツジ
13 Starbucks en France フランスのスターバックス
14 Starbucks en France フランスのスターバックス
15 試験
【授業展開と内容-後期-】※15回の授業を前提
1 Le Bon Marché ボン・マルシェ
2 Le Bon Marché ボン・マルシェ
3 Vide-grenier フリーマーケット
4 Vide-grenier フリーマーケット
5 Bateaux-logements sur la Seine セーヌに浮かぶ住宅
6 Bateaux-logements sur la Seine セーヌに浮かぶ住宅
7 70e anniversaire du droit de vote des femmes フランス女性の選挙権70周年
8 70e anniversaire du droit de vote des femmes フランス女性の選挙権70周年
9 Le Mont Blanc モン・ブラン
10 Le Mont Blanc モン・ブラン
11 Le Pays basque バスク地方
12 Le Pays basque バスク地方
13 La francophonie et la Francophonie フランコフォニ―
14 La francophonie et la Francophonie フランコフォニ―
15 試験
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
月曜
14:30 ~16:00(在室時はいつでも可)
語学研究室
477
イタリア語1a
よね だ
ゆきひろ
曜日 時限/単位数 月 Ⅰ時限 / 2単位
語学科目
担当 米田 潔弘 教授
【授業の概要】
<初級イタリア語>
イタリア語を初めて学習する学生を対象に、イタリア語を読み、書き、聞き、話すための基
礎を身につけることをめざす。イタリア人講師による1bとペアで週2コマ履修することが
望ましい。1cと使用するテキストは異なるので、1cを同時に履修することもできる。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
特にない。イタリア語の初学者。
【授業の形式】
演習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
○
発表 作品
出席率
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
京藤好男他著『Ciao! Ciao! Ciao!イタリア語実践講座』(学文社)
『伊和中辞典』(小学館)または同辞典を内蔵する電子辞書。
【授業展開と内容-前期-】
1年間に初級レベルのイタリア語を学習する。毎回、①イタリア語の単語練習、②文法と練習問題、③
イタリア語の会話、カンツォーネ、オペラの視聴などによって、楽しみながらイタリア語に慣れること
をめざす。以下の授業内容は、②のみを記す。
- 30 -
【授業展開と内容-前期-】
1
第1課 イタリア語の発音、アクセント、表記
2
第2課 名詞の性、単数形と複数形、不定冠詞など
3
第3課 指示形容詞(代名詞)、形容詞、動詞 essere の直説法現在
4~5 第4課 定冠詞、疑問文と否定文、動詞 avere の直説法現在、所有形容詞
6
第5課 -are 動詞の直説法現在、疑問詞、前置詞
7~8 第6課 -ere 動詞、-ire 動詞の直説法現在、疑問詞存在を示す表現
9
試験と復習
10
第7課 不規則変化動詞 fare, andare, venire, dare, dire, stare, uscire
11~12 第8課 不規則変化動詞 potere, dovere, volere, sapere
13
第9課 直接補語人称代名詞、時刻、日付
14
第10課 間接補語人称代名詞
15
試験と復習
【授業展開と内容-後期-】
1
第11課 再帰動詞、比較
2~3 第12課 命令法
4~5 第13課 直説法近過去
6~7 第14課 直説法半過去
8
試験と復習
9~10 第15課 直説法未来
11~12 第16課 条件法
13~14 第17課 関係代名詞、ジェルンディオ
15
試験と復習
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
月・火曜
12:00 ~12:40
語学研究室
478
イタリア語1b
曜日 時限/単位数 火 Ⅳ時限 / 2単位
語学科目
担当 ヴィンチェンツォ スピヌーゾ 特任講師
【授業の概要】
このイタリアの言語と文化の講座は、イタリア語の初心者で、イタリア語でコミュニケーショ
ンをとり、観光や留学や仕事などのためイタリアに滞在しようと考えている学生を対象とする。
イタリア語の話し言葉(発音や会話)に重点をおくが、筆記と文法にもふれる。テーマ別の4つ
の課は、オペラ界の著名人を対象とする。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
イタリア語が初めての者、特別な要件はない。
【授業の形式】
この講座の目的は、イタリア語の口頭と筆記のコミュニケーションにある。それゆえ、授業は教師対学
生の対面学習ではなく、2人ないし少人数の学生同士のグループ学習で行われる。
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表 作品
出席率
授業への取組
○
○
○
試験、出席率、授業への取組(積極的な参加、学生同士の連携)により総合的に成績評価をする。学
期末に口頭と筆記の確認試験を行う。
【テキスト 参考書 教材等】
Luciana Ziglio-Giovanna Rizzo, Espresso 1. Corso di italiano, libro dello studente ed esercizi. Alma Edizioni
Firenze. (pp.8-45, 114-132)
【授業展開と内容-前期-】
1~3 会話:あいさつ、自己紹介、個人的な情報の伝達
文法:人称代名詞 io, tu, Lei、動詞 essere, chiamarsi, abitare, studiare, lavorare、前置詞 di,a
4~5 会話:だれかを紹介する、電話番号・住所をたずねる
文法:疑問形、否定形、性、形容詞、数字0~20、所有形容詞・代名詞(単数)、動詞 avere,
stare、定冠詞(単数)
6~7 会話:だれかについて話す、個人的な情報(言葉や職業)の伝達
文法:形容詞 quale、不定冠詞(単数)、動詞 essere, fare, lavorare の活用
8~9 会話:アルバイトをさがすための記事を書いたり、読んだりする
文法:数字20~100、動詞 cercare、前置詞 in、指示形容詞・代名詞 questo、疑問詞 chi, che, dove
10~11 会話:バールで注文する、レストランで注文する
文法:動詞 desiderare, prendere、vorrei の用法、動詞 volere, preferire、mancare の用法、定冠詞(複数)
12~14 会話:伝記を理解する、オペラ界の著名人について話す
文法:動詞 nascere, comporre, morire の三人称直説法現在、前置詞 dove、数字100~2000
15
確認試験(口頭と筆記の評価テスト)
- 31 -
【授業展開と内容-後期-】
1~4 会話:個人的な情報の伝達、レストランを選ぶ、予約・注文・会計をする、料理について話す、
メニューを整える
文法:動詞 portare, desiderare, dire、形容詞 buono、副詞 bene、アルファベート、名詞(複数)、
疑問詞 quali, quante
5~6 会話:自由時間について話す、何かをする頻度について話す
文法:規則動詞-ire、動詞 andare, giocare
7~9 会話:趣味や好みについて話す、賛成と反対の意見を述べる、時間をたずねて答える。
文法:動詞 leggere, uscire、形容詞
10~11 会話:おしゃべりをする、願望や意思を表現する
文法:否定文 non … mai、疑問副詞 perchè、動詞 piacere(mi piace, mi piacciono)、間接代名詞
(単数)
12~13 会話:伝記を理解する、オペラ界の著名人について話す
文法:動詞 nascere, comporre, morire の三人称直接法現在、前置詞 dove
14
復習と試験の準備練習
15
確認試験(口頭と筆記の評価テスト)
479
イタリア語1c
よね だ
ゆきひろ
曜日 時限/単位数 火 Ⅰ時限 / 2単位
語学科目
担当 米田 潔弘 教授
【授業の概要】
<初級イタリア語>
イタリア語を初めて学習する学生を対象に、イタリア語を読み、書き、聞き、話すための基
礎を身につけることをめざす。イタリア人講師による1bとペアで週2コマ履修することが
望ましい。1aと使用するテキストは異なるので、1aを同時に履修することもできる。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
特にない。イタリア語の初学者。
【授業の形式】
演習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
○
発表 作品
出席率
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
杉本裕之著『初級イタリア語講座』(朝日出版社)
『伊和中辞典』(小学館)または同辞典を内蔵する電子辞書。
【授業展開と内容】
1年間に初級レベルのイタリア語を学習する。毎回、①イタリア語の単語練習、②文法と練習問題、③
イタリア語の会話、カンツォーネ、オペラの視聴などによって、楽しみながらイタリア語に慣れること
をめざす。
以下の授業内容は、②のみを記す。
【授業展開と内容-前期-】
1
アルファベート、発音
10~11 第5課 直接法現在・不規則動詞
2~3 第1課 名詞と冠詞
12~13 第6課 人称代名詞
4~5 第2課 直接法現在 essere/avere
14
第7課 再帰動詞
6
第3課 形容詞
15
試験と復習
7~8 第4課 直接法現在・規則動詞
9
試験と復習
【授業展開と内容-後期-】
1~2 第8課 命令法
12
第13課 比較級・最上級
3~4 第9課 直接法近過去
13
第14課 関係詞
5~6 第10課 直接法半過去・大過去
14
第15課 ジェルンディオ
7
試験と復習
15
試験と復習
8~9 第11課 直接法未来・先立未来
10~11 第12課 受動態
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
月・火曜
12:00 ~12:40
一般語学研究室
- 32 -
480
イタリア語2a
よね だ
ゆきひろ
曜日 時限/単位数 火 Ⅲ時限 / 2単位
語学科目
担当 米田 潔弘 教授
【授業の概要】
初級ですでに習ったイタリア語文法を復習・確認しながら、単語、イタリア語検定の過去問、
文法と練習問題、イタリア語の読み書き、カンツォーネやオペラの視聴などを通じて、イタ
リア語により一層慣れることをめざす。
イタリア人講師による2bとペアで週2コマ履修することが望ましい。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
イタリア語1の既習者あるいは初級文法の能力を有する者
イタリア語1の単位を取得していなくても、イタリア語の学習歴があり、初級程度の能力があれば、履
修することができる。
【授業の形式】
演習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表 作品
出席率
授業への取組
○
○
○
○
【テキスト 参考書 教材等】
東京大学イタリア語教材編集委員会『イタリア語のスタート 文法と練習』(白水社)
『文で味わうイタリア―たのしいイタリア語読み書き入門―』(朝日出版社)
『伊和中辞典』(小学館)または同辞典を内蔵する電子辞書。
【授業展開と内容】
以下の授業内容は、「文法と練習問題」のみを記す。
【授業展開と内容-前期-】
1~2
名詞の性と数、冠詞、essere の直説法現在、形容詞、指示代名詞(形容詞)、規則動詞
3~4
avere の直説法現在、所有代名詞(形容詞)、前置詞、不規則動詞、疑問詞
5~6
補助動詞の直説法現在、補語人称代名詞、補語人称代名詞の結合形
7~8
直説法近過去、再帰動詞、ne, ci(vi)、動詞+前置詞+不定詞の表現
9
試験と復習
10 ~ 11 直説法未来、直説法前未来、ジェルンディオ、時間に関する表現
12 ~ 13 直説法半過去、直説法大過去、形容詞の比較級と最上級、副詞の比較級と最上級
比較級の di と che の使い分け、特別な形の比較級と最上級
13 ~ 14 命令法、受動態、非人称構文、関係代名詞、関係副詞
15
試験と復習
【授業展開と内容-後期-】
1~3
接続法現在、接続法過去
4~6
条件法現在、条件法過去
7
試験と復習
8~ 10
接続法半過去、接続法大過去、条件文
11 ~ 14 直説法遠過去、直説法前過去、話法の転換と時制の一致
15
試験と復習
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
月・火曜
12:00 ~12:40
一般語学研究室
481
イタリア語2b
曜日 時限/単位数 火 Ⅴ時限 / 2単位
語学科目
担当 ヴィンチェンツォ スピヌーゾ 特任講師
【授業の概要】
このイタリアの言語と文化の講座は、イタリア語の初歩を学習した者で、イタリア語でコミュ
ニケーションをとり、観光や留学や仕事などのためイタリアに滞在しようと考えている学生を対
象とする。イタリア語の話し言葉(発音や会話)に重点をおくが、筆記と文法にもふれる。テー
マ別の4つの課は、オペラ界の著名人を対象とする。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
イタリア語1bを履修した者、あるいはそれと同等の能力を有する者
【授業の形式】
この講座の目的は、イタリア語の口頭と筆記のコミュニケーションにある。それゆえ、授業は教師対学
生の対面学習ではなく、2人ないし少人数の学生同士のグループ学習で行われる。
- 33 -
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
○
レポート
発表 作品
出席率
○
授業への取組
○
試験、出席率、授業への取組(積極的な参加、学生同士の連携)により総合的に成績評価をする。
学期末に口頭と筆記の確認試験を行う。
【テキスト 参考書 教材等】
Luciana Ziglio-Giovanna Rizzo, Espresso 1. Corso di italiano, libro dello studente ed esercizi. Alma Edizioni
Firenze. (pp.46-92, 133-154)
【授業展開と内容-前期-】
1~3 会話:自己紹介、自由時間や習慣について話す、ホテルの部屋を予約する、ホテルについての
情報を調べる、部屋の値段をたずねる
文法:c’è と ci sono、動詞 venire, potere、時間の慣用句 da … a …
4~6 会話:部屋の備品等について話す、お悔やみ、アパートについて描写する、アパートを借りる、
選択した理由を述べる
文法:前置詞 di, a, da, in, su、序数、è possibile +不定詞、piacere と amare
7~9 会話:場所について描写する、情報をたずね行動する、道順を描写する
文法:ci と andare の用法、動詞 conoscere、形容詞、com’è の用法
10~11 会話:残念に思う、だれかをある人のところに行かせる、謝る
文法:動詞 dovere, sapere、sapere se …の用法、dispiacersi の用法、疑問副詞 quando, quale、
molto(副詞・形容詞)、mi scusi の用法
12~14 会話:伝記を理解する、オペラ界の著名人について話す
文法:動詞 nascere, vivere, trasferirsi, comporre, morire の三人称直接法現在、前置詞 dove、
基数
15
確認試験(口頭と筆記の評価テスト)
【授業展開と内容-後期-】
1~2 会話:過去の出来事について話す
文法:近過去、過去分詞の不規則形 fare, essere, rimanere, bere, vedere
3~5 会話:ヴァカンスについて話す、天気について話す
文法:近過去、絶対最上級、否定文 non … mai/ più/ niente、qualche の用法、時の接続詞 quando,
fino a …, prima di ….、fare と eserci の特別な用法
6~8 会話:買い物について話す、買い物をする、好みについて話す
文法:形容詞、ne の用法、部分冠詞、直接代名詞
9~11 会話:日常生活、時間割、頻度
文法:再帰動詞、si(受け身、非人称)
12~13 会話:伝記について理解する、オペラ界の著名人について話す
文法:遠過去、動詞 nascere, vivere, trasferirsi, comporre, morire の遠過去三人称
14
復習と試験の準備練習
15
確認試験(口頭と筆記の評価テスト)
482
イタリア語3
よね だ
ゆきひろ
曜日 時限/単位数 月 Ⅲ時限 / 2単位
語学科目
担当 米田 潔弘 教授
【授業の概要】
本講座は、イタリア語の基本を学習した者で、さらにイタリア語の応用力をつけたいと考えて
いる学生を対象とする。毎回、イタリア語検定の演習、イタリアの文学作品や評論などの購読、
カンツォーネ、オペラ、映画の視聴などを通じて、イタリア語文法だけでなく、イタリアの文化
と社会をより深く知ることをめざす。授業内容は、受講生のニーズに応じて変更もある。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
イタリア語2の履修を前提とはしないが、イタリア語1を履修した者、あるいはそれと同等の能力を有
する者
【授業の形式】
演習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表 作品
出席率
授業への取組
○
○
【テキスト 参考書 教材等】
K.Katerinov, Maria C.B.Katerinov, Lingua e vita d'Italia
その他必要に応じてプリントを配布
- 34 -
○
【授業展開と内容-前期-】
1~2 Unità 11 近過去、助動詞
3~4 Unità 12 半過去、前置詞
5~6 Unità 13 所有形容詞・代名詞(単数)、比較
7~8 Unità 14 所有形容詞・代名詞(複数)、比較
9~10 Unità 15 代名詞の結合形、未来と前未来
11~12 Unità 16 再帰動詞
13~14 Unità 17 条件法現在
15
Unità 18 条件法過去(まとめ)
【授業展開と内容-後期-】
1~2 Unità 19 条件法過去
3~4 Unità 20 命令法(tu, voi, noi)、大過去
5~6 Unità 21 時制の一致、絶対最上級
7~8 Unità 22 接続法(現在、過去)
9~10 Unità 23 命令法(Lei, Loro)、受動態
11~12 Unità 24 接続法(半過去、大過去)
13~14 Unità 25 ジェルンディオ、不定詞の特殊な用法
15
試験と復習
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
月・火曜
12:00 ~12:40
一般語学研究室
487,488
サイエンスα(前期),β(後期)
さとおか
じゅんこ
曜日 時限/単位数 木 Ⅱ時限 / 2単位
一般教養科目
担当 里岡 純子 講師
【授業の概要】
サイエンス・自然科学は、自然界に見られる現象に論理性と普遍的な法則を見いだす学問であ
り、情報のあふれる現代社会において、各自が適切な判断と選択をするために不可欠である。前
期は、身の回りの現象の科学的な理解を目指し、後期は音を中心に波動について講義する。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
義務教育の範囲の数学を修得していることが望ましい。2013年度のサイエンスβとは、一部内容が重複
する為、2013年度サイエンスβ履修者は、履修不可。
【授業の形式】
講義形式
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
○
レポート
発表・作品
【テキスト 参考書 教材等】
毎回の講義資料はプリント形式で配布する
【授業展開と内容-前期-】
1単位と次元
2~5質点の力学
6~7剛体の力学
8流体の力学・浮力
9圧力
【授業展開と内容-後期-】
1ガイダンス・波動の本質
2~7音波とその応用
8~10光波とその応用
出席率
○
授業への取組
10~11熱と温度
12~14電磁気学
15原子物理学(まとめ)
11~13電磁波とその応用
14~15放射線とその応用
- 35 -
490
マルチメディアβ(後期)
ひめの
まさこ
曜日 時限/単位数 水 Ⅳ時限 / 2単位
一般教養科目
担当 姫野 雅子 准教授
【授業の概要】
本講座では多様なメディアのうちグラフィックについて学習する.二次元での画像の扱い方,
三次元でのCG作成方法について基本的なことを学習したのち、アニメーション作成に取り組む。
最終的には簡単なムービーを完成させてもらう。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
ワープロでの文字入力はできること。2011年度までにマルチメディアⅡを履修した学生は不可。24名
まで。「受講希望者は4月9日(水)昼休みに006へ登録の意志を伝えに来てください。これにより受講生
の人数調整を行います。来れない学生はこの時間帯までに担当姫野(一般教育研究室)まで受講希望を申し
出てください。」
【授業の形式】
コンピュータ実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
○
出席率
○
授業への取組
○
作品提出と平常点により総合的に評価する。
【テキスト 参考書 教材等】
プリントを配布
【授業展開と内容-後期-】
1~3 2 D グラフィック-写真の編集と合成写真(レイヤー,フィルターなどを使っての画像処理)
4~9 コンピュータグラフィックスの基本(球や楕円)
立方体と円柱,回転体
画像の貼り付け
アニメーション作成
10~12 CG自由作品作成
13 ムービー作成
14 スライド作成
15 作品完成
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
木曜
12:00 ~13:00
006室
491
心理学α(前期)
みずの
やすなお
曜日 時限/単位数 月 Ⅴ時限 / 2単位
一般教養科目
担当 水野 泰尚 講師
【授業の概要】
心理学は「心」を科学する学問である。しかし、心は目で見ることが出来ないため、様々なア
プローチが試みられてきた。それらの大きな分類として、観察や実験を通して人類の特徴に迫ろ
うとする実験系の心理学と個人の心の動きに注目した臨床系の心理学に分けるという考え方があ
る。本講義では、より科学的側面の強い実験系の心理学に関して、これまで蓄積されてきた知見
を紹介していく。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
2~4年生
【授業の形式】
講義
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
成績評価は、本来、主に学期末試験によって行うが、今年度はキャンパス移転に伴い、15回目の授業の時
間が取れずテストの実施が困難なため、レポート等の学期末の課題を代替とする予定。課題に加え、出席
率・授業への取組などの平常点の要素も総合的に勘案して成績評価をする。
- 36 -
【テキスト 参考書 教材等】
テキスト―図説心理学入門[第 2 版] 誠信書房
参考図書―心理学[新版] 有斐閣双書 WR06-292
【授業展開と内容-前期-】
1
心理学とは~メジャーな各種心理学の領域
2~3 知覚と認知(認知心理学)
4~5 欲求と感情(行動心理学)
6~8 学習・思考・記憶(学習心理学)
9~10 発達・教育(発達心理学)
11~12 対人心理と社会心理(社会心理学)
13~14 脳と生理心理学(生理心理学)
15
まとめ
492
心理学β(後期)
みずの
やすなお
曜日 時限/単位数 月 Ⅴ時限 / 2単位
一般教養科目
担当 水野 泰尚 講師
【授業の概要】
心理学は「心」を科学する学問である。しかし、心は目で見ることが出来ないため、様々なア
プローチが試みられてきた。それらの大きな分類として、観察や実験を通して人類の特徴に迫ろ
うとする実験系の心理学と個人の心の動きに注目した臨床系の心理学に分けるという考え方があ
る。本講義では、臨床系の心理学について、心理療法や、医療の分野の一部も含みつつ紹介して
いく。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
2~4年生
【授業の形式】
講義
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
成績評価は、主に学期末試験によって行うが、出席率・授業への取組などの平常点の要素も総合的に勘
案して成績評価をする。
【テキスト 参考書 教材等】
テキスト―臨床心理学[第 2 版] 日本文化科学社 WR06-480
参考図書―はじめて学ぶ人の臨床心理学 中央法規出版 WR06-295
【授業展開と内容-後期-】
1 臨床心理学とは
2~4 パーソナリティと健康
5~9 心理臨床の対象と精神医学的領域
10 心理検査とアセスメント
11~14 心の理解と心理療法の流れ
15 まとめ・試験
- 37 -
493
プロデュース論α(前期)
さかい
しんいち
曜日 時限/単位数 金 Ⅴ時限 / 2単位
一般教養科目
担当
境 新一 講師
【授業の概要】
今日,様々な分野で人を感動させる価値の創造と提供を行えるプロデュース&マネジメント
の能力が求められています。この講義では,アート・イベント(音楽会,展覧会,芸術祭,上演
芸術など)の企画・提案,宣伝・運営管理,資金手当てなどの方法について受講者をグループ化
して学びます。最後に,実際に企画の学内発表(実演,展示など)を通して,クリエートとプロ
デュースの役割分担を体験してもらう予定です。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
必要ありません。通年(α・β両方)で履修をする場合は申し出て下さい。
【授業の形式】
講義を中心としますが,一部に演習があります。
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表・作品
○
出席率
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
・教科書 境 新一『今日からあなたもプロデューサー イベント企画制作のためのアート・プロデュー
ス&マネジメント入門』レッスンの友社,2009年 WR05-440
・参考書 境 新一編『アート・プロデュースの仕事』論創社,2011年 WR06-294
【授業展開と内容-前期-】
1.はじめに,講義概要,アートとビジネス,アイデア発想と企画立案,モノとコト,小グループ化
2.芸術とアート,創造の原点 各種クリエーターのノウハウ
3.プロデュース&マネジメント,アート・プロデュース&マネジメントの意義と役割
4.プロデューサーの仕事,種類,役割,セルフ・プロデュース,企画書・日程表の作成,情報発信の方法
5.アート・イベントの特徴1
音楽会,展覧会,芸術祭,上演芸術など
6.アート・イベントの特徴2
企画の芸術性,実現プロセス,後援申請,広報宣伝,チケット委託
7.アート・イベント企画立案1 戦略と戦術,出口戦略,6W2Hによる要件整理
8.アート・イベント企画立案2 事例1/コンサート 出演者,GM,舞台監督,演出家,照明,音響,美術
9.アート・イベント企画立案3 事例2/展覧会 出品資料レイアウト,会場図,目録作成,キャプション
10.アート・イベント制作作業1 各種資源の確保,計画と内容
11.アート・イベント制作作業2 企画書詳細の確定
12.アート・イベント制作作業3 出演者・制作者等の確定,情報発信
13.アート・イベント制作作業4 当日スケジュール,段取り
14.アート・イベント学内発表
15.まとめ
494
プロデュース論β(後期)
さかい
しんいち
曜日 時限/単位数 金 Ⅴ時限 / 2単位
一般教養科目
担当
境 新一 講師
【授業の概要】
今日,様々な分野で人を感動させる価値の創造と提供を行えるプロデュース&マネジメント
の能力が求められています。この講義では,ビジネス・イベント(新商品開発,展示会,新規事
業,起業,地域開発など)の企画・提案,宣伝・運営管理,資金手当てなどの方法について受講
者をグループ化して学びます。最後に,実際に企画の学内発表(実演,展示など)を通して,ク
リエートとプロデュースの役割分担を体験してもらう予定です。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
必要ありません。通年(α・β両方)で履修をする場合は申し出て下さい。
【授業の形式】
講義を中心としますが,一部に演習があります。
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表・作品
○
- 38 -
出席率
授業への取組
【テキスト 参考書 教材等】
・教科書 境 新一『今日からあなたもプロデューサー イベント企画制作のためのアート・プロデュー
ス&マネジメント入門』レッスンの友社,2009年 WR05-440
・参考書 境 新一『現代企業論 -経営と法律の視点- 第4版』文眞堂,2010年 WR06-293
【授業展開と内容-後期-】
1.はじめに,講義概要,アートとビジネス,アイデア発想と企画立案,モノとコト,グループ作業化
2.芸術とアート,創造の原点 各種クリエーターのノウハウ
3.プロデュース&マネジメント,アート・プロデュース&マネジメントの意義と役割
4.プロデューサーの仕事,種類,役割,セルフ・プロデュース,企画書・日程表の作成,情報発信の方法
5.ビジネス・イベントの特徴1
新商品開発,展示会,新規事業,起業,地域開発など
6.ビジネス・イベントの特徴2
商品・事業の市場と競争優位,実現プロセス,リスク対策,資金手当て
7.ビジネス・イベント企画立案1 戦略と戦術,出口戦略,6W2Hによる要件整理
8.ビジネス・イベント企画立案2 事例/展示会 制作プロセス,プロデューサー,デザイナー
9.ビジネス・イベント企画立案3 出展マニュアル,各種インフラ準備・申請
10.ビジネス・イベント制作作業1 各種資源の確保,計画と内容
11.ビジネス・イベント制作作業2 企画書詳細の確定
12.ビジネス・イベント制作作業3 出演者・制作者等の確定,情報発信
13.ビジネス・イベント制作作業4 当日スケジュール,段取り
14.ビジネス・イベント学内発表
15.まとめ
497~505
情報処理A B C Dα(前期),β(後期),Eα(前期)
ひめの
まさこ
曜日 時限/単位数 時間割参照 / 2単位
一般教養科目
担当 姫野 雅子 准教授
【授業の概要】
本講座の目的は,社会で求められるIT活用能力の向上を目的とする。ワープロにおいては文
字入力のみでなく画像,表,イラストを扱えるようにする。表計算ソフトでは,計算式使用方法
をマスターし,報告書の形態で作成できるようにする。データの並び替え,検索,集計ができる
ようにする。スライド作成では,画像,イラスト,グラフなどのコンテンツに加え,サウンドも
扱えるようにする。上記の内容をマスターしている学生へは,さらに上級の内容を用意すること
ができる。具体的な内容は相談の上決める。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
24名まで
【授業の形式】
コンピュータ実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
○
出席率
○
授業への取組
○
複数の作品提出と平常点により総合的に評価する。
【テキスト 参考書 教材等】
プリントを配布
【授業展開と内容-前期-】
1
タイピング
2~5 ワープロでの文章作成(レイアウト,図形・イラスト・表を使えるように)
6~10 表計算(計算式・関数を使いこなす,報告書などのレイアウト,データベースの利用)
11~14 スライド作成(画像,グラフ,サウンド,アニメーションの利用)
15
まとめ
【授業展開と内容-後期-】
1
タイピング
2~5 ワープロでの文章作成(レイアウト,図形・イラスト・表を使えるように)
6~10 表計算(計算式・関数を使いこなす,報告書などのレイアウト,データベースの利用)
11~14 スライド作成(画像,グラフ,サウンド,アニメーションの利用)
15
まとめ
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
木曜
12:00 ~13:00
006室
- 39 -
507
ロシアの言語と文学α(前期)
ながい
じゅん
曜日 時限/単位数 木 Ⅱ時限 / 2単位
一般教養科目
担当 長井 淳 講師
【授業の概要】
授業のメインはロシア語の入門です。ロシア語の習得はロシア留学や旅行の際、そしてロシア
音楽の理解に役立ちます。またキリル文字が発音できるようになればロシア歌曲をレパートリー
とすることもできます。授業ではこれと並行し、文学の講義を行ないます。ロシア音楽を理解す
るために必要な背景として、フォークロア(民話、民謡など)、中世文学を取り上げ、ロシア的
なものを広く考察します。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
特にありません。
【授業の形式】
語学演習と文学講義で構成されます。文学講義は語学演習の進度により予定を変更する場合があります。
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
○
レポート
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
テキスト 桑野隆著『はじめてのロシア語 第2版』白水社
*辞書に関しては教場で詳細を説明します。購入する場合はそのあとにしてください。
【授業展開と内容-前期-】
1 「こんにちは!」:ガイダンス、挨拶、文字と発音(1)
2 「イワンは家にいます」:文字と発音(2)
3 「カフェはどこにありますか?」:文字と発音(3)
4 「郵便局がどこにあるかご存知ありませんか?」:動詞の現在変化(第1変化)/フォークロア(1)
5 「これはあなたの車ですか?」:所有代名詞(「わたしの」、「あなたの」)/フォークロア(2)
6 「今日はいい天気です」:形容詞/フォークロア(3)
7 「ロシア語が少し話せます」:動詞の現在変化(第2変化)/フォークロア(4)
8 「ニーナは大学にいます」:場所の表現、名詞の前置格/『原初年代記』(1)ロシアの起源
9 「私は桐朋学園大学に在学しています」:ся動詞/『原初年代記』(2)言語から探るロシア人のルーツ
10 「昨夜はボリショイ劇場に行ってきました」 :動詞の過去形/『原初年代記』(3)異教の神々と大地信仰
11 「これはイワンの家です」 :名詞の生格/『原初年代記』(4)キリスト教(正教)の受容
12 「車をお持ちですか?」:所有の表現/『原初年代記』(5)教会とイコン(聖像画)
13 「いいえ、車は持っていません」:所有の表現の否定形/『イーゴリ遠征物語』
14 「アントンを知ってる?」:名詞の対格/『商人サドコ』
15 まとめ
508
ロシアの言語と文学β(後期)
ながい
じゅん
曜日 時限/単位数 木 Ⅱ時限 / 2単位
一般教養科目
担当 長井 淳 講師
【授業の概要】
ロシアの言語と文学αに引き続き、ロシア語とロシア文学を学びます。ロシア語の習得は、ロ
シア、そしてロシア語を解する文化圏、人々に開かれた大きな扉です。授業ではロシア語文法の
基礎を学びながら、「読む・聞く・話す・書く」を総合的に訓練します。文学講義では、美しい
音と緻密な構造を持つロシアの近代詩、さらにはオペラ化されている小説を中心に代表的な近代
文学を取り上げます。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
特にありません。
【授業の形式】
語学演習と文学講義で構成されます。文学講義は語学演習の進度により予定を変更する場合があります。
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
○
レポート
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
テキスト 桑野隆著『はじめてのロシア語 第2版』白水社
*辞書に関しては教場で詳細を説明します。購入する場合はそのあとにしてください。
- 40 -
【授業展開と内容-後期-】
1 「どこへ行くのですか?」:移動動詞идти/ロシア詩(1)
2 「月曜日にモスクワへ行きます」:移動動詞ехать/ロシア詩(2)
3 「土曜日に試験がある」:動詞の未来形/ロシア詩(3)
4 「普段、ペンで書きます」:名詞の造格/ロシア詩(4)
5 「彼のところに行きます」:人称代名詞の格変化のまとめ/プーシキン『エヴゲーニー・オネーギン』(1)
6 「新しい車がほしい」:形容詞の格変化のまとめ/プーシキン『エヴゲーニー・オネーギン』(2)
7 「『罪と罰』を読み終えた」:動詞の体/プーシキン『ボリス・ゴドゥノフ』
8 「愛してます」:唇音変化・歯音変化の動詞/プーシキン『スペードの女王』
9 「助けて!」:動詞の命令形/ゴーゴリ『鼻』
10 「この席は空いていますか?」:形容詞の短語尾形、無人称文/レスコフ『ムツェンスク郡のマクベス夫人』
11 「ペンを2本持っています」:数詞/ドストエフスキー『罪と罰』(1)
12 「7時に会いましょう」:時刻や年齢の表現/ドストエフスキー『罪と罰』(2)
13 「妹はバスで高校に通っています」:移動動詞ходить・ездить/チェーホフ『かもめ』
14 「一緒に行きましょう」:一人称命令法
15 まとめ
509
日本の言語と文学α(前期)
ながえ
のぶゆき
曜日 時限/単位数 水 Ⅱ時限 / 2単位
一般教養科目
担当 長江 信之 教授
【授業の概要】
〈〈近代詩〉
明治の「新躰詩」から昭和初期にいたる日本の近代詩を読む。日本が近代国家へとまい進して
いく時代のなかで、和歌・俳句・漢詩しか知らなかった日本の詩歌が、いかにして近代ヨーロッ
パのロマン主義を取り入れて、新しい〈詩〉を形作っていったのか知っていく。それを理解して
いくためには、文語詩から口語詩への流れをたどっていくことになる。ただ、〈詩〉史としての
変遷とたどるというような授業の進め方をしない。近代詩に流れのなかの代表的な詩人の重要な
作品を大切に読んでいく。近代詩が生まれて、もう百年以上たっているのだが、日本の詩という
といまだにこの近代詩であり、音楽化されているのも、この近代詩。知識であるより、日本近代
の抒情精神を味わって欲しい。それは日本近代音楽と重なることだろう。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
全学年(40名程度が望ましい)
【授業の形式】
講義と討論、および朗読
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
○
レポート
○
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
前期末に1回のレポートを課す。これは評価の必須課題。また、詩作品の鑑賞を討論形式で行ったり、朗
読などを企画する。だから、通常講義時の評価もする。出席状況も評価の対象である。
【テキスト 参考書 教材等】
教材:授業時に配付。
参考書:『日本現代詩大系全13巻』河出書房新社
『日本詩人全集全34巻』新潮社
『現代詩鑑賞講座全12巻』角川書店
『近代詩人選全20巻』筑摩書房、吉田精一
『日本近代詩鑑賞明治・大正・昭和3冊』新潮文庫
その他
【授業展開と内容-前期-】
1.島崎藤村(近躰詩、賛美歌)
9.山村暮鳥
2.城址の詩(藤村と土井晩翠)
10. 室生犀星
3.薄田泣菫
11. 萩原朔太郎
4.象徴詩(蒲原有明)
12. 大手拓次
5.北原白秋
13.宮沢賢治
6.三木露風(童謡・小学唱歌)
14.中原中也
7.口語詩の始まり(川路柳虹・石川啄木)
15 三好達治(まとめ)
8.高村光太郎
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
木曜
14:20 ~15:20
語学研究室
- 41 -
510
日本の言語と文学β(後期)
ながえ
のぶゆき
曜日 時限/単位数 水 Ⅱ時限 / 2単位
一般教養科目
担当 長江 信之 教授
【授業の概要】
『百人一首』の恋歌
『百人一首』は、鎌倉時代に選集された平安王朝和歌のアンソロジ-。しかし、単なる選歌集
ではなく、これは以降の日本人の美意識の基層を育んでいった。なぜかといえば、これは『万葉
集』から平安末までの日本抒情詩の精選であり、絶えずふりかえる日本人の心の〈ふるさと〉と
して享受されたからである。この講義では、百人一首なかの精華でもある〈恋〉の歌を選んで、
日本の抒情的精神のあり方を考える。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
全学年(ただし、履修者を40名程度以内に制限したい。)
【授業の形式】
講義と問答(問答の資料は用意する。適時、レポートの提出を求める)
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
○
レポート
○
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
学年末のレポートは、評価の必須課題。また、平常の講義時に質問を多用して問答・討論をする。だか
ら、出席を重視する。3回連続して欠席した場合、履修放棄したのかどうか、本人に確認する。
【テキスト 参考書 教材等】
教材は授業時に配付する。年間をとおせばかなりな量になるので、教材整理は各自が責任をもって管理す
ること。
参考書:島津忠夫訳注『百人一首』(角川文庫)W18-881 など多数ある。どれでもよいが、一冊の注釈書を持
つこと。
【授業展開と内容-後期-】
時代順に毎時間3~4首をめあてにして、作者の理解・歌の理解そしてその享受のありかたを通して一
つの精神史としても考えていこうと思う。
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
木曜
14:20 ~15:20
語学研究室
511,512
英米の言語と文学α(前期),β(後期)
ひらくら
な つ こ
曜日 時限/単位数 金 Ⅳ時限 / 各2単位
一般教養科目
担当 平倉 菜摘子 講師
【授業の概要】
16世紀から19世紀にかけて英国で書かれた珠玉の詩を読み、人生を深く考える講座。シェイク
スピアのソネットに始まり、英国ロマン主義(ブレイク、ワーズワス、コウルリッジ、シェリー、
バイロン、キーツ、シャーロット・スミス、メアリ・ロビンソン)を経て、ヴィクトリア朝(ブ
ロンテ、ブラウニング、ロセッティ、テニスン)に至る詩を笑顔、涙とともに味わう。英詩の命
は音。研ぎ澄まされた聴覚を持つ桐朋生がこれらの詩に触れ、繰り返し音読することで、1年後
には見違えるような発音で英語を口ずさめるようになっていることを目指す。
※平倉担当の英詩クラスを履修済みの大学生は受講を見合わせること。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
Level III(上級)
【授業の形式】
演習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
○
発表 作品
○
出席率
○
授業への取組
○
出席率、授業態度、毎回提出する小レポート、及び年間2回の暗唱試験により総合的に判断する。
【テキスト 参考書 教材等】
オリジナルテキストを毎回配布。以下の資料【図書館請求記号】等も適宜参照のこと。
- 42 -
◆書籍
平井正穂編 『イギリス名詩選』(岩波、1990)【WS00-282】
上島建吉編 『対訳コウルリッジ詩集』(岩波、2002)【W18-815】
西前美巳編 『対訳テニスン詩集』(岩波、2003)【W18-814】
木村晶子編 『メアリー・シェリー研究』(鳳書房、2009)【WR05-649】
阿部公彦著 『英詩のわかり方』(研究社、2007)【WR05-859】
◆ CD (Naxos Audio Books)
Great Poets of the Romantic Age 【CD38-994】
William Blake 【CD39-013】
William Wordsworth 【CD39-015】
Samuel Taylor Coleridge 【CD39-012】
Percy Bysshe Shelley 【CD39-016】
John Keats 【CD39-014】
Alfred Tennyson 【CD39-050】
Robert Browning 【CD39-049】
Elizabeth Barrett Browning and Christina Rossetti 【CD39-017】
【授業展開と内容-前期-】
授業前半は時代背景を学びつつ作品を丁寧に読み、後半は詩が音楽として身体に浸透するよう音読し
て味わうことに重点を置く。これらの英詩にインスピレーションを得て創られた音楽・美術作品の鑑賞
も行う。前期・後期それぞれ最後の授業では各自好きな詩を選んで教員の前でひとりずつ暗唱する。
※音読練習やディスカッションをスムーズに進めるため、受講人数は20名を上限とする。
1 Introduction: Wordsworth, The Daffodils
2 William Shakespeare: Sonnet 116
3 William Shakespeare: A Midsummer Night’s Dream [1]
4 William Shakespeare: A Midsummer Night’s Dream [2]
5 William Shakespeare: A Midsummer Night’s Dream [3]
6 William Shakespeare: A Midsummer Night’s Dream [4]
7 William Blake: The Songs of Innocence and Experience [1]
8 William Blake: The Songs of Innocence and Experience [2]
9 William Wordsworth: The Rainbow
10 William Wordsworth: Lucy poems
11 Charlotte Smith: To the South Downs
12 Mary Robinson: The Widow’s Home
13 Samuel Taylor Coleridge: Home-sick
14 Recitation [1]
15 Recitation [2]
【授業展開と内容-後期-】
1 Samuel Taylor Coleridge: The Rime of the Ancient Mariner [ 1]
2 Samuel Taylor Coleridge: The Rime of the Ancient Mariner [2]
3 Percy Bysshe Shelley: To the West Wind
4 George Byron: Don Juan
5 John Keats: La Belle Dame sans Merci
6 John Keats: Ode on a Grecian Urn
7 Emily Bronte: No Coward Soul is Mine
8 Alfred Tennyson: In Memoriam
9 Alfred Tennyson: Lady of Shalott [1]
10 Alfred Tennyson: Lady of Shalott [2]
11 Elizabeth Barrett Browning: Sonnets from the Portuguese
12 Elizabeth Barrett Browning: Aurora Leigh
13 Christina Rossetti: Uphill
14 Recitation [1]
15 Recitation [2]
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
月曜
13:00 ~14:00
教員室
- 43 -
513
ドイツの言語と文学α(前期)
お だ
あきこ
曜日 時限/単位数 火 Ⅲ時限 / 2単位
一般教養科目
担当 織田 晶子 講師
【授業の概要】
ドイツの歴史を学びながら、その文化や文学に触れたいと思います。ドイツ文化の構成要素の
ひとつにキリスト教があります。文化、芸術を理解する上で常識として知っておきたい聖書の物
語などについても触れる予定です。
進度や扱う時代の比重については、多少変更があるかもしれません。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
必ずしもドイツ語既習者である必要はないが、歌詞など短いドイツ語を読むこともある。
【授業の形式】
講義形式
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表 作品
出席率
授業への取組
○
○
○
○
【テキスト 参考書 教材等】
なし
【授業展開と内容-前期-】
1. 導入~キリスト教とドイツの文化
2. 歴史と文化:中世(1)
3. 歴史と文化:中世(2)
4. 歴史と文化:中世(3)
5. 歴史と文化:中世(4)
6. 歴史と文化:宗教改革の時代(1)
7. 歴史と文化:宗教改革の時代(2)
8. 歴史と文化:宗教改革の時代(3)
9. 歴史と文化:30年戦争の時代(1)
10. 歴史と文化:30年戦争の時代(2)
11. 歴史と文化:啓蒙の時代(1)
12. 歴史と文化:啓蒙の時代(2)
13. 歴史と文化:啓蒙の時代(3)
14. 歴史と文化:啓蒙の時代その後
15. まとめ
514
ドイツの言語と文学β(後期)
いがり
ひろみ
曜日 時限/単位数 火 Ⅲ時限 / 2単位
一般教養科目
担当 猪狩 弘美 講師
【授業の概要】
〈〈ドイツの歴史――戦間期から現代まで〉
現代ドイツの文化や社会についての理解を深めるために、第一次世界大戦後の戦間期から現代ま
でのドイツ史について学ぶ。歴史の流れを視野に置きながらも、年表や事典のように事柄を網羅
的に並べるのではなく、それぞれの時期の特徴を示すトピックを取り上げていくこととする。具
体的にはナチズムとホロコーストに関連する内容が中心となる。講義を通じて、ドイツ現代史に
ついての基礎的な知識を得るだけでなく、出来事の背景や影響、現在の状況との関連などについ
て、受講者自身が考える訓練をしていく。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
本講義のテーマに関心を持つ学生。必ずしもドイツ語既習者である必要はないが、説明にドイツ語の用
語が入ることがある。
【授業の形式】
基本的には講義形式だが、受講者に文献を読んでまとめた内容等を発表してもらうこともある。また受
講者は毎回、講義内容に関する質問、感想、コメント等を書いて提出する。
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表 作品
出席率
授業への取組
○
○
○
授業回数の三分の一以上欠席した場合は原則として評価の対象としない。
【テキスト 参考書 教材等】
テキスト: 講義内容のレジュメを配布する。参考文献は、必要に応じその都度指示する。
- 44 -
【授業展開と内容-後期-】
1回: オリエンテーション:講義のねらい、進め方、評価方法等について
2回: ドイツ史の概要
3回: 戦間期ドイツとヴェルサイユ体制、ヒトラーの台頭
4回: ユダヤ人迫害、反ユダヤ主義、その他の迫害
5回: ホロコーストの実態
6回: 反ナチ抵抗運動
7回: ナチズムの説明モデル
8回: 冷戦、ドイツ占領から分断へ
9-10回: 戦後補償、ナチ時代の「過去」との取り組み
11回: 「過去」をめぐる論争
12-13回: 生存者から見たホロコースト
14回: ベルリンの壁崩壊と東西ドイツの統一
15回: まとめ、レポートの書き方
515
フランスの言語と文学α(前期)
つのづ
みまな
曜日 時限/単位数 木 Ⅲ時限 / 2単位
一般教養科目
担当 角津 美愛 講師
【授業の概要】
フ ラ ン ス の 国 の 成 り 立 ち や 中 世 か ら 20世 紀 ま で の 歴 史 、 文 学 な ど の 一 通 り の 流 れ を 捉
えます。代表的なフランス文学の作家・作品を知り、フランスの文化や恋愛観などを学
んでいきます。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
フランスの文化や文学に興味のある学生。
【授業の形式】
講義中心。
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表・作品
○
出席率
○
授業への取組
○
【授業展開と内容-前期-】
1.
フランスとはどんな国?
2.~4. 中世
5.~7. 17世紀
8.~10 18世紀
11.~13 19世紀
14.~15 20世紀(まとめ)
516
フランスの言語と文学β(後期)
つのづ
みまな
曜日 時限/単位数 木 Ⅲ時限 / 2単位
一般教養科目
担当 角津 美愛 講師
【授業の概要】
ノ ー ト ル ダ ム 寺 院 や エ ッ フ ェ ル 塔 な ど パ リ の 名 所 に ま つ わ る 文 学 作 品 を 読 み な が ら、
パリの歴史や文化を学びます。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
フランスの文化や文学に興味ある学生。
【授業の形式】
講義中心。
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表・作品
○
【授業展開と内容-後期-】
1.イントロダクション
2.ノートルダム寺院
3.マレ地区
4.レ・アール
5.パレ・ロワヤル
6.凱旋門
7.オペラ座
8.シャンゼリゼ
出席率
○
9.パッサージュ
10.エッフェル塔
11.アンヴァリッド
12.フランス北部
13.フランス中部
14.フランス南部
15.まとめ
- 45 -
授業への取組
○
518
日本史α(前期)
あさ の
みつる
曜日 時限/単位数 月 Ⅰ時限 / 2単位
一般教養科目
担当 浅野 充 講師
【授業の概要】
日本の近代史を講義します。内容は幕末の動乱から明治維新の変革までを対象とします。内容
は30年弱の時代ですが、歴史の流れが急な時代ですので、基本的な政治や外交の流れをまず整理
していきます。その上で、その時代の社会・文化の変化などの注目点をトピックスとして見てい
くことにします。その際、当時の生活の具体像にも迫っていきたいと考えています。なお、毎回
授業内容に関わる小テストを行います。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
2~4年生のみ受講可(近年は受講生が多いので受講者制限をします)。2012年度と内容が重なるので、2012年
度受講者は受講しないこと。
【授業の形式】
講義中心
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表 作品
出席率
授業への取組
○
○
○
○
○
出席点=小テスト(3分の2以上の出席を必要とする)、試験、レポートを総合して成績を評価する
【テキスト 参考書 教材等】
プリント教材
【授業展開と内容-前期-】
1~4:開国と幕末の政治:ペリーの来航。幕府の対応。公武合体と尊王攘夷。討幕運動と公武合体論。
明治新政府による国内統一
5~7:上の時代のトピックス
8~11:明治維新の変革:廃藩置県。地租改正。徴兵令。秩禄処分。国立銀行の設置。
教育制度整備。殖産興業。
12~13:上の時代のトピックス
14:試験
15:まとめ
519
日本史β(後期)
あさ の
みつる
曜日 時限/単位数 月 Ⅰ時限 / 2単位
一般教養科目
担当 浅野 充 講師
【授業の概要】
日本の近代史を講義します。内容は自由民権運送から日清・日露戦争ころまでを対象とします。
現代の日本にも関わる問題を含む時代ですので、基本的な政治や外交の流れをまず整理していき
ます。その上で、その時代の社会・文化などの注目点をトピックスとして見ていくことにします。
その際、当時の生活の具体像にも迫っていきたいと考えています。なお、毎回授業内容に関わる
小テストを行います。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
2~4年生のみ受講可(近年は受講生が多いので受講者制限をします)。2012年度と内容が重なるので、2012年
度受講者は受講しないこと。
【授業の形式】
講義中心
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表 作品
出席率
授業への取組
○
○
○
○
○
出席点=小テスト(3分の2以上の出席を必要とする)、試験、レポートを総合して成績を評価する
【テキスト 参考書 教材等】
プリント教材
【授業展開と内容-後期-】
1~4 士族の反乱と自由民権運動:西南戦争。民撰議院設立建白書。国会開設の勅諭。
政党の結成。松方デフレ。大日本帝国憲法発布と国会開設。
5~7:上の時代のトピックス
8~11:日清戦争・朝鮮をめぐる日本と清の対立から日清戦争へ。
日露戦争・朝鮮をめぐる日本とロシアの対立から日露戦争へ。
韓国併合。
12~14:上の時代のトピックス
15:後期試験
- 46 -
520
日本文化史α(前期)
なが え
のぶゆき
曜日 時限/単位数 月 Ⅲ時限 / 2単位
一般教養科目
担当 長江 信之 教授
【授業の概要】
〈上代文化史
みやびと風流〉
「風流」という語は、もちろん中国語。この漢語を奈良時代には「みやび」と読んだ。この、
「みやび」の「みや」は「宮」、「び」は接尾語。「みやび」とは、「鄙び(ひなび)」(田舎
風)に対する「都風・宮廷風」を意味する言葉。ところで7世紀以降、その日本の都が大きく変
み よ
貌した。それ以前の都は規模も小さく、御代ごとに(つまり代々の天皇ごとに)都が転々と各地
じとう
もんぶ
げんめい
に移動して安定することがなかったのにくらべ、持統・文武・元明天皇の藤原京三代を経て平城
かわらぶき
京(奈良の都)にいたれば、瓦 葺・白壁・朱塗り柱の広壮な建物が並ぶ王都が出現した。大陸
に誕生した強大な唐の国の文化を積極的に取り入れて、日本は急激な近代化への道を歩んだのだ。
それは明治維新時代の日本文化の西欧化と同じくらいの文化的激変だった。それは「風流」と書
いて「みやび」と読む表記の仕方にも表れている。奈良時代の知識人たちにとって日本の古来か
み や び
らの和語である〈みやび〉を「美也備」などと書くより、漢語で「風流」と表記するほうが心的
ニュアンスにより適っていた。「風流」は奈良時代の文化流行の最先端をいう言葉だった。つま
り、「みやび」という和語が「風流」という漢語に触発され、単なる〈都ぶり〉という意味だけ
ではない新たな理念を所有して奈良時代に用いられていたと考えられるのだ。ところで、「風
流」は本来中国儒教の言葉。儒教は神や鬼のことは語らない。けれど、日本の「宮」は神々の住
まうところ。奈良時代の文化的激変は、こういった矛盾をはらんだダイナミックな変化だった。
それを考えていこうと思う。考えてみれば、明治維新以降の日本の文化的変遷も同じような矛盾
をはらんでいるのだから。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
全学年(ただし、履修者を40名程度以内に制限したい。)
【授業の形式】
講義と問答(問答の資料は用意する。適時、レポートの提出を求める)
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表 作品
出席率
○
○
○
授業への取組
○
前期末に課すレポートは、評価の必須課題。また、平常の講義時に質問を多用して問答・討論をする。
だから、出席を重視する。3回連続して欠席した場合、もう講義についてこられないので履修放棄したのか
どうか、本人に確認する。
【テキスト 参考書 教材等】
教材は授業時に配付する。参考文献は日本古典文学のすべて(岩波新日本古典体系、小学館日本古典全
集、新潮社日本古典集成が図書館にある)。また、研究書籍も広範にわたるので、その折々に紹介する。
【授業展開と内容-前期-】
1.「遊び」の語感
2. 遊部
3. オノゴロジマ 日本の創世神話
4.「生み」と「死」の演技 イザナギ・イザナミ①
5.「黄泉の劇場」 イザナギ・イザナミ②
6. 「飛天」① 天女登仙
6.「飛天」② みさをの女
7.「飛天」③ 羽衣伝承
8.「飛天」④ 略奪さる羽衣
9.「樹下美人」 梅と自然美の発見
10.「風流(フウリュウ)と風流(みやび)」 都市文化の成立
11.「悽惆の意」 大伴家持と万葉集 ①
12. 風流士(みやびお) 色好み
13. 「仮名」 日本語表記の始まり
14. 「色好み」 日本の色彩感
15. 「色はにほえど」 花の思想史 平安時代の文化へ(まとめ)
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
木曜
14:20 ~15:20
語学研究室
- 47 -
521
日本文化史β(後期)
なが え
のぶゆき
曜日 時限/単位数 月 Ⅲ時限 / 2単位
一般教養科目
担当 長江 信之 教授
【授業の概要】
〈平安時代の文化史
色好み・幽玄・踊り念仏〉
平安時代の中頃の日本文化は、唐の文化の模倣から日本独自の文化の自覚とその興隆へと向かった。
その中心は日本の歌つまり〈和歌〉。かっては詠み捨てられていた恋文のなかで詠まれていた歌が、
漢詩と同等な文学として位置づけられた。ところで、漢詩は貴族男子つまり国を運営する行政官政治
家の生きざまを背景として詠まれたが、もともと和歌はもっぱら社会から切り離された男女の世界で
個的な心情を詠むものだった。それは深い自我の自覚とはなったが、神をもたないあやふやで不安な
自我を見つめることとなった。時期を同じくして、国家のために祈られてきた仏教が個人の救済を説
く仏教へと変貌していく。浄土教は死んで永遠の世界に生きる往生を説いた。貴族社会が崩壊してい
くなか、彼らが見つめたのは現実の向う側から立ち現れる世界
幽玄。
貴族社会が崩壊した後の文化的エネルギーを発散させたのは、名も無き庶民たちだった。彼らは、
貴族文化の外側で古代の怨霊信仰を持続させていた。そこにナンマイダーの念仏が融合した。彼らは、
よりしろ
飢饉や疫病・災害・戦乱のために非業の死をとげた怨霊を鎮魂するため、怨霊の依代としての「は
な」を立て、霊魂を集めるために踊り狂い鎮魂した
踊り念仏。その踊りは宗教というよりは、困
難な生活に耐えていた庶民の情念の発露。その情念によって「はな」は派手な花笠や鉾となり、踊り
手も奇矯な衣装を着て、激しい音曲・舞踊となって町を練り踊った
盆踊り、そして歌舞伎の始ま
り。以上が、この講義の後半の概要。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
全学年(ただし、履修者を40名程度以内に制限したい。)
【授業の形式】
講義と問答(問答の資料は用意する。適時、レポートの提出を求める)
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表 作品
出席率
○
○
○
授業への取組
○
前期末に課すレポートは、評価の必須課題。また、平常の講義時に質問を多用して問答・討論をする。
だから、出席を重視する。3回連続して欠席した場合、もう講義についてこられないので履修放棄したのか
どうか、本人に確認する。
【テキスト 参考書 教材等】
教材は授業時に配付する。参考文献は日本古典文学のすべて(岩波新日本古典体系、小学館日本古典全
集、新潮社日本古典集成が図書館にある)。また、研究書籍も広範にわたるので、その折々に紹介する。
【授業展開と内容-後期-】
1.「夢か現か」 古今集恋歌
2.「いちはやきみやび」 『伊勢物語』①
3.「こころあまりてことばたらず」 業平『伊勢物語』②
4.「斎宮」 『伊勢物語』③
5.「風流の逸脱」
親王の色好み 元良親王
6.「日常の色好み」 平中
7.「なぞなぞ」 烏滸物語の源流
8.「風流者(ふりうざ)」 花山天皇
9.「新しき月」①
真如の光 和泉式部
10.「冬の月」
色なき色 源氏物語
11.「幽玄」①
余情 三夕の歌
12. 「幽玄」②
巌の花 世阿弥
13. 「今様」
遊びをせんとや思ひけん 『梁塵秘抄』
14.「風流念仏」
盆踊り 歌舞伎の源流
15.「阿弥号の芸人たち」 連歌・俳諧 中世の美意識へ(まとめ)
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
木曜
14:20 ~15:20
語学研究室
- 48 -
522
西洋史α(前期)
よねだ
ゆきひろ
曜日 時限/単位数 月 Ⅳ時限 / 2単位
一般教養科目
担当 米田 潔弘 教授
【授業の概要】
<中世から近現代までの西洋史>
中世・ルネサンスから近現代までの西洋の歴史、社会、文化について、テーマ・時代別に講義
する。西洋文明が成立する中世封建社会から始まって、ルネサンスと宗教改革、絶対王政から市
民革命の時代を経て国民国家が成立する近代、そして近代の枠組みが再編成される現代までの歩
みを概観する。本講座では、政治・経済史的な事柄だけでなく、社会の日常生活、それぞれの時
代に特徴的な美術や音楽など文化史上の動きにも触れるつもりである。西洋史の大きな流れを概
観するとともに、西洋文明の成り立ちをより深く理解することをめざすつもりである。前期は中
世から近世までを扱う。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
特にない。
【授業の形式】
講義
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表 作品
出席率
○
授業への取組
【テキスト 参考書 教材等】
指定図書および講義中に配布するプリントで適宜紹介する。
【授業展開と内容-前期-】
1
ゲルマン古代から中世へ
2~3 12世紀ルネサンス
4
ヴァイキングとノルマン人
5
十字軍運動と騎士修道会(騎士団)
6
正統と異端
7
ユダヤ人の歴史
8
差別と賤民の発生
9~11 中世ヨーロッパの都市生活
13
中世における俗人、女性、子ども
14
イタリア・ルネサンスの社会と芸術
15
16世紀:宗教改革と対抗宗教改革(まとめ)
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
月・火曜
12:00 ~12:40
語学研究室
523
西洋史β(後期)
よねだ
ゆきひろ
曜日 時限/単位数 月 Ⅳ時限 / 2単位
一般教養科目
担当 米田 潔弘 教授
【授業の概要】
<中世から近現代までの西洋史>
中世・ルネサンスから近現代までの西洋の歴史、社会、文化について、テーマ・時代別に講義
する。西洋文明が成立する中世封建社会から始まって、ルネサンスと宗教改革、絶対王政から市
民革命の時代を経て国民国家が成立する近代、そして近代の枠組みが再編成される現代までの歩
みを概観する。本講座では、政治・経済史的な事柄だけでなく、社会の日常生活、それぞれの時
代に特徴的な美術や音楽など文化史上の動きにも触れるつもりである。西洋史の大きな流れを概
観するとともに、西洋文明の成り立ちをより深く理解することをめざすつもりである。後期は近
世から現代までを扱う。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
特にない。
【授業の形式】
講義
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表 作品
【テキスト 参考書 教材等】
指定図書および講義中に配布するプリントで適宜紹介する。
- 49 -
出席率
○
授業への取組
【授業展開と内容-後期-】
1
フランス王権の発展(カペー家、ヴァロワ家)
2
フランス絶対王政への歩み(ブルボン家、王の儀礼と祝祭)
3
神聖ローマ帝国とハプスブルク家
4
17世紀ヨーロッパの社会と芸術(バロックの時代)
5
18世紀ヨーロッパの社会と芸術(ロココの時代)
6~7 18世紀のオーストリア(女帝マリア、テレジアの時代)
8
ロマノフ王朝の歴史(ロマノフ王朝の誕生と発展)
9
ロマノフ王朝の歴史(女帝の世紀)
10
フランス革命とナポレオン
11~13 19世紀ヨーロッパの社会と芸術(フランス、イタリアとドイツ、オーストリア)
14
帝国主義と第一次世界大戦(世紀末からベル・エポックへ)
15
第二次世界大戦とナチス・ドイツと日本におけるユダヤ人
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
月・火曜
12:00 ~12:40
一般語学研究室
524
ヨーロッパ文化史α(前期)
よねだ
ゆきひろ
曜日 時限/単位数 火 Ⅱ時限 / 2単位
一般教養科目
担当 米田 潔弘 教授
【授業の概要】
<イタリアの歴史、文化、社会>
イタリア半島は、地中海の中央に位置することから、はるか昔からエトルリア、ギリシア、アラ
ブ、カルタゴ、ローマ、ノルマンなどさまざまな民族の侵入を受けてきた。そのため、イタリア
は、先史・古代から現代までのヨーロッパ文化史の縮図をなしていると言える。また、イタリア
は国家統一と独立が遅れたため地理的・歴史的に実に多様である。イタリアの諸都市には、その
地域の文化がいまだに色濃く生き残っており、それゆえにイタリア人は愛国心とともに、あるい
はむしろそれ以上に強い郷土意識をもっている。イタリアの魅力は、まさにこうした多くの都市
とその地域文化の多様性にこそある。本講座では、このように多様で豊かな文化を生み出してき
たイタリアの諸都市の歴史、社会、文化を考察する。毎回、都市とテーマに応じて、世界遺産や
美術関係の映像を見ながら講義を進める。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
特にない。
【授業の形式】
講義
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表 作品
出席率
○
授業への取組
【テキスト 参考書 教材等】
指定図書および講義中に配布するプリントで適宜紹介する。
【授業展開と内容-前期-】
前期は、ピエモンテ州のトリノ、ロンバルディア州のミラノ、クレモナ、ベルガモ、マントヴァ、ブレ
ッシャ、ヴェネト州のヴェローナ、ヴィチェンツァ、パドヴァ、ヴェネツィア、エミリア・ロマーニャ州
のラヴェンナ、フェッラーラ、モデナ、パルマ、ボローニャ、リミニ、サン・マリノ共和国などをみてい
く予定である。
1 イタリアを旅した人々―モンテーニュ、天正遣欧少年使節、モーツァルト、バーニー、ゲーテの足跡
2 トリノ―サヴォイア家とリソルジメント
3~5 ミラノとその周辺―サクロ・モンテ、ミラノ(ヴィスコンティ家、スフォルツァ家、ハプスブル
ク家)、ミラノ・スカラ座、クレモナ、ベルガモ、マントヴァ(ゴンザーガ家)
6~7 ミラノからヴェネツィアへ―ブレッシャ、ヴェローナ、ヴィチェンツァ、パードヴァ
8~10 ヴェネツィアとその周辺―ヴェネツィア、ヴェネツィアの祝祭、ラヴェンナ、フェッラーラ
エステ家)
11~15 エミリア街道の諸都市―モデナ、パルマ(ファルネーゼ家)、ボローニャ、リミニ、サン・マ
リノ共和国
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
月・火曜
12:00 ~12:40
一般語学研究室
- 50 -
525
ヨーロッパ文化史β(後期)
よねだ
ゆきひろ
曜日 時限/単位数 火 Ⅱ時限 / 2単位
一般教養科目
担当 米田 潔弘 教授
【授業の概要】
<イタリアの歴史、文化、社会>
イタリア半島は、地中海の中央に位置することから、はるか昔からエトルリア、ギリシア、アラ
ブ、カルタゴ、ローマ、ノルマンなどさまざまな民族の侵入を受けてきた。そのため、イタリア
は、先史・古代から現代までのヨーロッパ文化史の縮図をなしていると言える。また、イタリア
は国家統一と独立が遅れたため地理的・歴史的に実に多様である。イタリアの諸都市には、その
地域の文化がいまだに色濃く生き残っており、それゆえにイタリア人は愛国心とともに、あるい
はむしろそれ以上に強い郷土意識をもっている。イタリアの魅力は、まさにこうした多くの都市
とその地域文化の多様性にこそある。本講座では、このように多様で豊かな文化を生み出してき
たイタリアの諸都市の歴史、社会、文化を考察する。毎回、都市とテーマに応じて、世界遺産や
美術関係の映像を見ながら講義を進める。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
特にない。
【授業の形式】
講義
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表 作品
出席率
○
授業への取組
【テキスト 参考書 教材等】
指定図書および講義中に配布するプリントで適宜紹介する。
【授業展開と内容】
後期は、トスカーナ州のフィレンツェ、シエナ、サン・ジミニャーノ、ルッカ、ピサ、リヴォルノ、リ
グリア州のジェノヴァ、ウンブリア州のオルヴィエート、ペルージャ、アッシージ、ラツィオ州のローマ、
カンパーニア州のナポリ、カゼルタ、アマルフィ、プーリア州のアルベロベッロ、レッチェ、バジリカー
タ州のマテーラ、シチリアとサルデーニャの二つの島を扱う予定である。
1~3 フィレンツェとその周辺―フィレンツェの誕生と発展、メディチ家、フィレンツェの祝祭、サン
・ジミニャーノ、ルッカ、ピサ、リヴォルノ
4 シエナ―聖母の都市、パリオ
5 ウンブリア(イタリアの緑の心臓)の諸都市―オルヴィエート、ペルージャ、アッシジと聖フランチ
ェスコ
6~8 ローマ―建国~古代、中世・ルネサンス~バロック時代、
9~10 ナポリとその周辺―ナポリの歴史、ブルボン王朝時代のナポリ
11~12 南イタリア―アマルフィ、バーリ、アルベロベッロ、レッチェ、マテーラ
13~14 シチリア―パレルモ、シラクサ、カターニア、ラグーザ
15 サルデーニャ
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
月・火曜
12:00 ~12:40
語学研究室
526
国際政治学α(前期)
こまつ
しろう
曜日 時限/単位数 金 Ⅳ時限 / 2単位
一般教養科目
担当 小松 志朗 講師
【授業の概要】
この講義では、国際政治の現状と歴史、そして理論を学んでいく。21 世紀の今、世界は
大きな変動のただなかにある。冷戦が終わってソ連が崩壊したあと、アメリカ主導の時代
がずっと続くかのように思われたが、今や中国をはじめとする新興国が力を急速に伸ばし
ていて、世界の主導権を握ろうとしている。もしかしたら近い将来、国際政治の「政権交
代」が実現するのかもしれない。こうした新しい時代の全体像やダイナミズムを歴史的
・理論的に捉えることが、この講義の目標となる。
前期は、まず国際政治の現状を大まかにつかんでから、主権国家体系の誕生から冷戦終結
までの歴史を見ていく。さらに理論の基礎も学ぶことで、国際政治の理解をさらに深めた
い。
- 51 -
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
アメリカとヨーロッパを中心とした近現代史、あるいは現代の国際政治に興味がある人。
【授業の形式】
講義を中心に進めていく。
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
レポート
○
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
主な評価対象は期末試験だが、その他にもレポート、出席、授業態度を加味して最終的な成績評価とする。
【テキスト 参考書 教材等】
教科書:細谷雄一『国際秩序:18 世紀ヨーロッパから 21 世紀アジアへ』中公新書、2012 年。W18-895
【授業展開と内容-前期-】
1 イントロダクション
2 21世紀の国際政治の現状 (1)
3 21世紀の国際政治の現状 (2)
4 主権国家体系の誕生
5 近代ヨーロッパ (1)
6 近代ヨーロッパ (2)
7 第一次世界大戦
8 第二次世界大戦
9 冷戦の開始
10 冷戦の展開
11 冷戦の終結
12 国際政治の理論・基礎編 (1)
13 国際政治の理論・基礎編 (2)
14 21世紀の国際政治の展望
15 まとめ
527
国際政治学β(後期)
こまつ
しろう
曜日 時限/単位数 金 Ⅳ時限 / 2単位
一般教養科目
担当 小松 志朗 講師
【授業の概要】
この講義では、国際政治の現状と歴史、そして理論を学んでいく。21 世紀の今、世界は
大きな変動のただなかにある。冷戦が終わってソ連が崩壊したあと、アメリカ主導の時代
がずっと続くかのように思われたが、今や中国をはじめとする新興国が力を急速に伸ばし
ていて、世界の主導権を握ろうとしている。もしかしたら近い将来、国際政治の「政権交
代」が実現するのかもしれない。こうした新しい時代の全体像やダイナミズムを歴史的
・理論的に捉えることが、この講義の目標となる。
後期は、現代的なテーマを中心に話を進めていく。その中でも適宜、歴史を振り返ること
で過去と現在のつながりを意識する。また最後に、音楽と国際政治の関係についても考え
てみたい。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
アメリカとヨーロッパを中心とした近現代史、あるいは現代の国際政治に興味がある人。
【授業の形式】
講義を中心に進めていく。
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
レポート
○
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
主な評価対象は期末試験だが、その他にもレポート、出席、授業態度を加味して最終的な成績評価とする。
【テキスト 参考書 教材等】
教科書:細谷雄一『国際秩序:18 世紀ヨーロッパから 21 世紀アジアへ』中公新書、2012 年。W18-895
- 52 -
【授業展開と内容-前期-】
1 イントロダクション
2 冷戦後の紛争と介入 (1)
3 冷戦後の紛争と介入 (2)
4 冷戦後の紛争と介入 (3)
5 国連の役割と課題 (1)
6 国連の役割と課題 (2)
7 地域統合 (1)
8 地域統合 (2)
9 アメリカと中国
10 アメリカと中国、そして日本
11 国際政治の理論・応用編 (1)
12 国際政治の理論・応用編 (2)
13 音楽と国際政治 (1)
14 音楽と国際政治 (2)
15 まとめ
528
社会学α(前期)
みなみ
たかのり
曜日 時限/単位数 金 Ⅰ時限 / 2単位
一般教養科目
担当 南 孝典 講師
【授業の概要】
〈社会学の基礎と社会における主体形成の問題〉
本講義では、社会学の基礎的な知識を身につけると共に、社会とは自律した個人として主体形成
するために必要なものなのか、それとも障壁になるものなのか、といった古くて新しい問題につ
いて、「制度」・「他者」・「承認」などのキーワードをもとに、考えていく。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
後期に開講される「社会学β」も続けて履修することが望ましい。
【授業の形式】
授業では主にPowerPointを使い、併せて補足資料を読み進める。また適宜映像資料も参照する。
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表・作品
○
出席率
○
授業への取組
○
出席日数と毎回書いてもらう感想用紙のコメントの平常点、そしてレポート形式の最終試験の点数をも
とに総合的に評価する。
【テキスト 参考書 教材等】
必要な資料については、授業内で適宜プリントにして配布します。
長谷川公一・浜日出夫・藤村正之・町村敬志『社会学 (New Liberal Arts Selection)』有斐閣
佐藤俊樹『社会学の方法--その方法と構造』ミネルヴァ書房
井上俊・伊藤公雄『自己・他者・関係』世界思想社
アクセル・ホネット『承認をめぐる闘争--社会的コンフリクトの道徳的文法』法政大学出版会
加藤秀一『ジェンダー入門』朝日新聞出版
山田昌弘『「婚活」現象の社会学:日本の配偶者選択のいま』東洋経済新報社
加藤尚武『脳死・クローン・遺伝子治療:バイオエシックスの練習問題』PHP研究所
【授業展開と内容-前期-】
第1回 はじめに 社会とは所与のものか
第2回 社会学における方法の問題1 社会学の射程と基礎概念
第3回 社会学における方法の問題2 行為理論
第4回 社会学における方法の問題3 機能主義
第5回 社会学における方法の問題4 構造主義
第6回 社会学における方法の問題5 システム論
第7回 社会学における方法の問題6 承認論と疎外論
第8回 社会学における方法の問題7 社会科学と社会学
第9回 現代社会の問題1 法と制度の問題
第10回 現代社会の問題2 国家及び共同体の問題
第11回 現代社会の問題3 労働の問題
第12回 現代社会の問題4 家族の問題
第13回 現代社会の問題5 ジェンダーの問題
第14回 現代社会の問題6 科学の進歩と社会的公正の問題
第15回 おわりに 現代社会と社会学の意義(まとめ)
- 53 -
529
社会学β(後期)
みなみ
たかのり
曜日 時限/単位数 金 Ⅰ時限 / 2単位
一般教養科目
担当 南 孝典 講師
【授業の概要】
〈現代社会とメディアの問題〉
社会学応用編としての今年度の本講義では、特にメディアの問題に焦点をあてて考えていく。イ
ンターネット環境や SNS が急速に普及したことで、私たちはこれまでのような単なる情報の受
け手に留まらず、自ら情報を発信する側に容易に立つことも可能になった。その功罪を、現代社
会学の最新の知見も参照しつつ考えていく。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
前期に開講される「社会学α」を履修していることが望ましい。
【授業の形式】
授業では主にPowerPointを使い、併せて補足資料を読み進める。また適宜映像資料も参照する。
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表・作品
○
出席率
授業への取組
○
○
出席日数と毎回書いてもらう感想用紙のコメントの平常点、そしてレポート形式の最終試験の点数をも
とに総合的に評価する。
【テキスト 参考書 教材等】
必要な資料については、授業内で適宜プリントにして配布します。
マーシャル・マクルーハン『メディア論--人間の拡張の諸相』みすず書房
マーシャル・マクルーハン、エドマンド・カーペンター『マクルーハン理論--電子メディアの可能性』
平凡社
橋元良明『メディアと日本人--変わりゆく日常』岩波書店
吉見俊也『メディア文化論--メディアを学ぶ人のための15話』有斐閣
佐藤卓己『メディア社会--現代を読み解く視点』岩波書店
大澤真幸『意味と他者性』勁草書房
大澤真幸『電子メディア論--身体のメディア的変容』新曜社
【授業展開と内容-後期-】
第1回 はじめに メディアの語源的探求
第2回 メディアの種類とその歴史
第3回 グローバリゼーションとメディアの機能1
第4回 グローバリゼーションとメディアの機能2
第5回 「特定秘密保護法」の問題点とは
第6回 マスメディアの問題1 テレビは誰のものか
第7回 マスメディアの問題2 事実報道の難しさについて1
第8回 マスメディアの問題3 事実報道の難しさについて2
第9回 マスメディアの問題4 マスメディアのあり方と未来
第10回 社会とメディア1 プライバシーの問題
第11回 社会とメディア2 ネット依存の問題
第12回 社会とメディア3 ネット炎上・炎上商法の問題
第13回 社会とメディア4 スマートフォンの普及とコミュニケーションのあり方
第14回 社会とメディア5 インターネットの進歩がもたらす知の変化
第15回 おわりに メディアをめぐる問題の総括
530
アート マネージメントα(前期)
なかやま
かおり
曜日 時限/単位数 金 Ⅱ時限 / 2単位
一般教養科目
担当 中山 夏織 講師
【授業の概要】
優れた芸術家であっても、政治、社会、経済のシステムから孤立して存在することはできない。
本講座では、芸術や芸術家の活動を支える文化政策やアート・マネジメント理論と実際を学び、
芸術と社会との関係性を考えていく。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
2 年生以上
【授業の形式】
セミナー、ディスカッション重視
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表・作品
- 54 -
出席率
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
プリント配布。但し、前期のレポートは下記の参考図書から選択。
P・ドラッカー『非営利組織の経営』(ダイヤモンド社)WR04-791
C・ハンディ『もっといい会社、もっといい人生』(河出書房新社)WR04-798
H・セイフター&P・エコノミー『オルフェウス・プロセス』(角川書店) WR04-790
村上隆『芸術起業論』(幻冬舎)WR05-613
J・バーンスタイン『芸術の売り方』(英治出版)WR05-091
H・アビング『金と芸術』(Grambooks)WR04-988
宮島喬『文化と不平等』(有斐閣)WR05-614
TPNドラマ教育ライブラリー『青少年の未来とアートマネジメント』(シアタープランニングネット
ワーク)WR05-601
【授業展開と内容-前期-】
1 芸術の公共性?-社会システムと芸術創造の相克
2 アート・マネジメントの特殊性と文化政策
3 文化政策の意味するもの
4 芸術支援の理論的根拠-芸術と経済のジレンマ
5 文化政策の策定と意思決定の構造
6 文化政策―国際的潮流と日本
7 マネジメント理論と実践1-マネジメントという概念
8 マネジメント理論と実践2-組織の構造と変化
9 マネジメント理論と実践3-ミッション&意思決定
10 マネジメント理論と実践4-リーダーシップ
11 マネジメント理論と実践5-モチベーション&グループ・ダイナミクス
12 マネジメント理論と実践6-マーケティング~芸術創造と観客開発
13 マネジメント理論と実践7-エデュケーションプログラム
14 マネジメント理論と実践8-芸術と社会との関係性
15 芸術創造の課題
531
アート マネージメントβ(後期)
なかやま
かおり
曜日 時限/単位数 金 Ⅱ時限 / 2単位
一般教養科目
担当 中山 夏織 講師
【授業の概要】
一人のプロフェッショナルの芸術家として、アートマネジャーとして、一市民としての責任を
果たしながら、搾取されることなく、誇り高く仕事をしていくために必要とされる様々な要素を
多彩な視点から考えていく(アーティスト・サバイバル)。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
アート・マネジメントαの受講者
【授業の形式】
セミナー、ディスカッション重視
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表・作品
【テキスト 参考書 教材等】
プリント配布
【授業展開と内容-後期-】
1 舞台芸術の今日的課題とアーティスト・サバイバル
2 舞台芸術の職能とキャリアの形成
3 セルフマネジメント
4 芸術の公共性と説明責任
5 事例研究:助成金を申請する
6 公立文化施設と指定管理者制度
7 事例研究:公立文化施設運営の実際
8 事例研究:芸術の可能性~英国の実践から
9 事例研究:都市計画と舞台芸術
10 著作権と著作隣接権1
11 著作権と著作隣接権 2
12 音楽家をめぐる契約 1
13 音楽家をめぐる契約 2
14 芸術労働の課題と社会保障制度
15 総括
- 55 -
出席率
○
授業への取組
532
比較文化論α(前期)
よねだ
ゆきひろ
曜日 時限/単位数 月 Ⅱ時限 / 2単位
一般教養科目
担当 米田 潔弘 教授
【授業の概要】
<西欧キリスト教文化と日本>
この講座では、歴史学、宗教学、文化人類学などの視点から、西欧キリスト教社会と日本の社
会の文化を考察する。前期は、キリシタン時代から幕末・明治・大正時代までの西欧と日本との
出会いを中心にみていく。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
特にない。
【授業の形式】
講義
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表 作品
出席率
○
授業への取組
【テキスト 参考書 教材等】
指定図書および講義中に配布するプリントで適宜紹介する。
【授業展開と内容-前期-】
1 はじめに―アナール派と社会史研究
2 キリシタン時代の西欧と日本(1)―ザビエル来日から天正遣欧少年使節まで
3 キリシタン時代の西欧と日本(2)―ルイス・フロイスの日本人観
4 キリシタン時代の西欧と日本(3)―支倉六衛門常長と慶長遣欧使節
5 キリシタン時代の西欧と日本(4)―隠れキリシタンのキリスト教理解
6 キリシタン時代の西欧と日本(5)―キリシタン時代から潜伏時代まで
7 キリシタン時代の西欧と日本(6)―潜伏時代から復活まで、パリ外国宣教会
8 隠れキリシタンとキリスト教―日本人の宗教意識
9 幕末明治のキリシタン―カトリック復活以後
10 岩倉具視使節団と西洋文化
11 明治の女子留学生と西洋―津田梅子、幸田姉妹
12 隠れ念仏と隠し念仏の世界(1)―九州の隠れ念仏
13 隠れ念仏と隠し念仏の世界(2)―カヤカベの信仰世界
14 隠れ念仏と隠し念仏の世界(3)―東北の隠し念仏の世界
15 幕末・明治・大正時代の西欧と日本―横浜の歩み(まとめ)
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
月・火曜
12:00 ~12:40
一般語学研究室
533
比較文化論β(後期)
よねだ
ゆきひろ
曜日 時限/単位数 月 Ⅱ時限 / 2単位
一般教養科目
担当 米田 潔弘 教授
【授業の概要】
この講座では、歴史学、宗教学、文化人類学などの視点から、西欧キリスト教社会と日
本の社会の文化を考察する。後期は、西欧と日本における祭りと伝承、年中行事、生まれ
てから死ぬまでの人々の一生の通過儀礼を軸に考察していく。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
特にない。
【授業の形式】
講義
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表 作品
【テキスト 参考書 教材等】
指定図書および講義中に配布するプリントで適宜紹介する。
- 56 -
出席率
○
授業への取組
【授業展開と内容-後期-】
1~2 ヨーロッパの祭りと伝承―伝統的な祭りと教会の典礼暦
3~4 日本の祭りと伝承―伝統的な祭りと年中行事
5~6 子どもの社会史―子ども期の発見、日本の伝統的な子やらひの習俗
7
子どもから若者・娘へ―子ども組の社会史
8
若者と娘の社会史―若者組、恋愛の習俗、シャリヴァリ
9
愛と結婚の社会史
10
家族の社会史―家族の神話
11
魔女と巫女―民衆文化と祭祀における女性の役割
12
民話と夢の社会史―ペロー童話とグリム童話の源流
13
病気の社会史―飢饉と病気の歴史、病の観念と医師
14
自然災害と気候の社会史
15
老いと死の社会史―老いの習俗と死を前にしての態度
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
月・火曜
12:00 ~12:40
一般語学研究室
534,535
日本国憲法α(前期),β(後期)
きくち
としや
曜日 時限/単位数 火 Ⅰ時限 / 各2単位
一般教養科目
担当 菊池 肇哉 講師
【授業の概要】
本授業では基本教養として、国の根本法典である日本国憲法を軸としながら、成文憲法と不文
憲法の区別、法の支配の概念、主権概念のボダンに於ける成立、国会主権、社会契約論など、法
学全体に対する基本的な考え方、法思想的、文化的な側面にも触れていきたいと思います。憲法
思想は近代における「個の概念」の成立に大きく関係しロマン主義などを通して音楽へも多大な
影響があります。
【授業の形式】
講義形式ですが、人数等見ながら質疑応答などもとり入れたいです。
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
○
出席率
授業への取組
○
○
期末試験と出席率、授業への取り組みで評価します。基本的に出席重視です。
【テキスト 参考書 教材等】
テキストは理解の度合いを見ながら随時指定します。各自コピーでかまいませんので出来れば憲法の条
文を用意して下さい。
【授業展開と内容-前期-】
1.戦争の放棄 国権とは? 憲法9条 交戦権と自衛権
9. 生存権的基本権
2.国民主権と天皇制 臣民と国民 旧憲法との比較
10. 新しい人権
象徴としての天皇 「君臨せずとも統治せず」
11. 国民の基本的義務:教育、勤労、納税
3.国民の義務、自由権、受益権 (国務請求権)の分類
12. 統治機構 I 国会
4.基本的人権の種類 公共の福祉と二重の基準論
13. 統治機構 II 内閣
5.精神的自由
14. 統治機構 III 裁判所
6.身体の自由
15. テスト
7.経済生活の自由
8.受益権、参政権
【授業展開と内容-後期-】
1.戦争の放棄 国権とは? 憲法9条 交戦権と自衛権
9. 生存権的基本権
2.国民主権と天皇制 臣民と国民 旧憲法との比較
10. 新しい人権
象徴としての天皇 「君臨せずとも統治せず」
11. 国民の基本的義務:教育、勤労、納税
3.国民の義務、自由権、受益権 (国務請求権)の分類
12. 統治機構I 国会
4.基本的人権の種類 公共の福祉と二重の基準論
13. 統治機構II 内閣
5.精神的自由
14. 統治機構III 裁判所
6.身体の自由
15. テスト
7.経済生活の自由
8.受益権、参政権
- 57 -
536
哲学α(前期)
はしもと
ゆ み こ
曜日 時限/単位数 月 Ⅳ時限 / 2単位
一般教養科目
担当 橋本 由美子 講師
【授業の概要】
赤いコーヒーポットのなかに入ってみたい、あるいはどこかの星に迷い込んでみたい、と思う
ことはありませんか?哲学書といわれる本をいきなり読むのは難しいものです。しかし、少しず
つでもゆっくりと読むと、未知の世界に入る不思議な面白さがわいてきます。一緒に哲学に迷っ
てみましょう。
【授業の形式】
講義形式
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
なし
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表・作品
【テキスト 参考書 教材等】
毎回コピー配布
【授業展開と内容-前期-】
1 私について
2 世界というもの
3 他者とその顔
4 能面の意義
5 実体と属性
6 コギト(デカルト)
7 神(デカルト)
8 記憶
537
出席率
○
授業への取組
9 幻想
10 出来事(ライプニッツ)
11 仮面と素顔
12 原因
13 理由
14 アリス
15 ふたたび、私について(まとめ)
哲学β(後期)
はしもと
ゆ み こ
曜日 時限/単位数 月 Ⅳ時限 / 2単位
一般教養科目
担当 橋本 由美子 講師
【授業の概要】
たとえば、記憶というのは過去にあった(と思い込んでいる)無数の出来事から成り立ってい
ますし、私たちはいつだって大小の出来事に取り囲まれています。それは本当に起こっているの
か錯覚なのかだれにも判断はできません。では、出来事とはなんでしょうか。西洋哲学を「出来
事」にポイントを置きながら考えてみます。
【授業の形式】
講義形式
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
前期授業を受けていることが望ましい
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表・作品
【テキスト 参考書 教材等】
毎回コピー配布
【授業展開と内容-後期-】
1 出来事というもの
2 記憶と幻想
3 ルクレティウスについて
4 ライプニッツ
5 ライプニッツの述語
6 ライプニッツにおける偶然性の場
7 神の存在という異様さ
8 神という保証の喪失
出席率
○
授業への取組
9 ドゥルーズ
10 ニーチェ
11 ハイデガー 「存在」について
12 ベンヤミン 「もの」について
13 シミュラクルと永遠回帰
14 幻想の意味
15 出来事のありか
- 58 -
539
美術史α(前期)
おおがき
み
ほ こ
曜日 時限/単位数 火 Ⅳ時限 / 2単位
一般教養科目
担当 大垣 美穂子 講師
【授業の概要】
制作体験を通して自己表現力を養い、創造の喜びと楽しみを味わうのがこの授業の目的である。
前期中盤より年間を通じドローイングの制作を行う予定。課題の最初に、様々な作家のドローイ
ングの鑑賞を通じて制作の補助とする。また、音楽をかけて制作してもらうので、そのリズムや
ハーモニーといった音楽的要素も取り入れて制作に励んでほしい。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
15名まで
【授業の形式】
スライドによる作品鑑賞、バックミュージックをかけながら作品制作
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
○
出席率
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
鉛筆(シャープペンシル可)2B ~4B 数本。水彩絵の具持参。画材購入希望者については、セットにて購
入可。詳細はオリエンテーション時に指示。
【授業展開と内容-前期-】
1 オリエンテーション
9 レオナール・藤田
2 ジョン・ケージ
10 キキ・スミス
3 ジョン・ケージ
11 ウィリアム・ケントリッジ
4 ジョン・ケージ
12 リュック・テュイマンス
5 ピカソ
13 ブルース・ナウマン、ドナルド・ジャッド
6 マチス
14 クレス・オルデンベアク、フランク・ステラ
7 ヨーゼフ・ボイス
15(まとめ、課題提出 など)
8 ジェームス・タレル
540
美術史β(後期)
おおがき
み
ほ こ
曜日 時限/単位数 火 Ⅳ時限 / 2単位
一般教養科目
担当 大垣 美穂子 講師
【授業の概要】
制 作 体 験 を 通 し て 自 己 表 現 力 を 養 い 、創 造 の 喜 び と 楽 し み を 味 わ う の が こ の 授 業 の 目
的 で あ る 。 課 題 の 最 初 に 、 様 々 な作 家 の ド ロー イ ン グの 鑑賞 を 通 じ て制 作 の 補助 と する。
また、音楽をかけて制作してもらうので、そのリズムやハーモニーといった音楽的要素
も取り入れて制作に励んでほしい。後期中盤よりオルゴール制作に取りかかる。これま
で描いたドローイングを使って円盤をつくり、ディスクオルゴールに仕上げる。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
15名まで
【授業の形式】
スライドによる作品鑑賞、バックミュージックをかけながら作品制作
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
○
出席率
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
鉛筆(シャープペンシル可)2B ~4B 数本。水彩絵の具持参。画材購入希望者については、セットにて購
入可。詳細はオリエンテーション時に指示。
【授業展開と内容-後期-】
1 アンセルム・キーファー
9 大垣美穂子
2 奈良美智
10 オルゴール制作
3 マシュー・リッチー
11 オルゴール制作
4 ミロ
12 オルゴール制作
5 スゥ・ドーホー
13 オルゴール制作
6 デイビット・リンチ
14 オルゴール制作
7 ジャン・ミッシェル・バスキア
15 オルゴール制作・完成
8 マレーネ・デュマス
- 59 -
544,545
体育講義Ⅰα(前期),β(後期)
曜日 時限/単位数 木 Ⅱ時限 / 2単位
一般教養科目
【授業の概要】
前期 メンタル・トレーニングを中心に進めていく。
後期 健康問題を中心に進めていく。
や
の
担当 矢野
たつひこ
龍彦 教授
【授業の形式】
講義
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
成績評価はおもに試験によって行うが、出席率、平常点などの要素も総合的に勘案して成績評価をする。
【テキスト 参考書 教材等】
矢野龍彦 著『ナンバの心身対話術』(MC プレス) WR05-168
矢野龍彦 著『仕事で遊ぶナンバ術』(ミシマ社) WR05-159
【授業展開と内容-前期-】
1~4 心と身体の関連
5~9 スポーツ選手に学ぶスポーツと音楽の共通性
10~15 メンタル・コントロール
【授業展開と内容-後期-】
1~5 元気になるために
6~10 食・運動・休養
11~15 愛・笑いの効用
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
木・金曜
14:30 ~17:00
体育センター1階教員室
546,547
体育講義Ⅱα(前期),β(後期)
曜日 時限/単位数 火 Ⅱ時限 / 2単位
一般教養科目
【授業の概要】
前期 メンタル・トレーニングを中心に進めていく。
後期 健康問題を中心に進めていく。
や の
たつひこ
担当 矢野 龍彦 教授
【授業の形式】
講義
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
成績評価はおもに試験によって行うが、出席率、平常点などの要素も総合的に勘案して成績評価をする。
【テキスト 参考書 教材等】
矢野龍彦 著『ナンバの心身対話術』(MC プレス) WR05-168
矢野龍彦 著『仕事で遊ぶナンバ術』(ミシマ社) WR05-159
【授業展開と内容-前期-】
1~4 心と身体の関連
5~9 スポーツ選手に学ぶスポーツと音楽の共通性
10~15 メンタル・コントロール
【授業展開と内容-後期-】
1~5 元気になるために
6~10 食・運動・休養
11~15 愛・笑いの効用
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
木・金曜
14:30 ~17:00
体育センター1階教員室
- 60 -
549
体育実技心身コントロールⅠ
や
の
たつひこ
曜日 時限/単位数 火 Ⅳ時限 / 1単位
一般教養科目
担当 矢野 龍彦 教授
【授業の概要】
自分の身体をどのように動かしているかを理解しながら、実際に身体を動かす。
・静的な姿勢・動的な姿勢
・身体の歪みの矯正
・ナンバ歩き
・呼吸法・リラックス・集中
・メンタル・コントロール
・自己コントロール法
・演奏姿勢を考える
・ナンバ式骨体操
・ナンバ式お元気体操
【授業の形式】
実技
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
授業への取組
○
○
成績評価はおもに出席率や平常点を総合的に判断して行う。
【テキスト 参考書 教材等】
矢野龍彦 著『ナンバの心身対話術』(MC プレス) WR05-168
矢野龍彦 著『ナンバ走りを体得するためのトレーニング』(MC プレス)
矢野龍彦 著『ナンバ式!元気生活』(ミシマ社) WR05-398
WR05-166
【授業展開と内容-前期-】
1~8 ナンバの基本
9~15 ナンバ式骨体操
【授業展開と内容-後期-】
1~7 ナンバ式お元気体操
8~15 演奏へのナンバの応用
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
木・金曜
14:30 ~17:00
体育センター1階教員室
550
体育実技心身コントロールⅡ
一般教養科目
曜日 時限/単位数
は せがわ
木 Ⅲ時限 / 1単位
担当 長谷川
さとし
智
講師
【授業の概要】
古武術はその効率的身心運用法の術理が、現在バスケ、野球、ゴルフ等、各スポーツにおいて
熱い注目をあびている。本講座では実際に道具を使いながら「術の妙」を実感し、楽器演奏のレ
ベルアップを目指す。又、護身術の心得も学習する。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
20名。多い場合抽選。
【授業の形式】
ワークショップ形式
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
成績評価はおもに出席率や平常点を総合的に判断して行う。
【テキスト 参考書 教材等】
必要に応じてプリント配布
【授業展開と内容-前期-】
1~6 体術と受け身
7~11 杖術
12~15 剣術
【授業展開と内容-後期-】
1~3 剣術
4~7 なぎなた
8~10 整体術
11~15 練丹術
- 61 -
出席率
○
授業への取組
○
551
体育実技ナンバ歩き
や
の
たつひこ
曜日 時限/単位数 火 Ⅲ時限 / 1単位
一般教養科目
担当 矢野 龍彦 教授
【授業の概要】
日本古来の動きである「ナンバ」を中心に授業を進める。
「ナンバ」は無理無駄のない動きで、動作の効率性を高め、ケガ・故障を防ぐことができる。
とにかく歩こう、「ナンバ歩き」で。
【授業の形式】
実技
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
授業への取組
○
○
成績評価はおもに出席率や平常点を総合的に判断して行う。
【テキスト 参考書 教材等】
矢野龍彦 著『ナンバの心身対話術』(MC プレス) WR05-168
矢野龍彦 著『ナンバ走りを体得するためのトレーニング』(MC プレス)
矢野龍彦 著『ナンバ式!元気生活』(ミシマ社) WR05-398
WR05-166
【授業展開と内容-前期-】
1~6 ナンバの基本
7~10 ナンバ式骨体操
11~15 ナンバ式お元気体操
【授業展開と内容-後期-】
1~15 ナンバ歩き
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
木・金曜
14:30 ~17:00
体育センター1階教員室
552
体育実技水泳Ⅰ
や
の
たつひこ
曜日 時限/単位数 木 Ⅲ時限 / 1単位
一般教養科目
担当 矢野 龍彦 教授
【授業の概要】
プールでのウォーター・エクササイズ(競泳も含む)により、マッサージ効果、シェイプアッ
プ効果をねらいとした授業。水中ナンバ歩きもあり。
毎時間、授業の前後に、体重と体脂肪を計り、自分の身体、運動効果にも注意を集める。
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
成績評価はおもに出席率や平常点を総合的に判断して行う。
【テキスト 参考書 教材等】
矢野龍彦 著『ナンバ走りを体得するためのトレーニング』(MC プレス) WR05-166
【授業展開と内容-前期-】
1~15 泳ぎ込み
【授業展開と内容-後期-】
1~15 泳ぎ込み
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
木・金曜
14:30 ~17:00
体育センター1階教員室
- 62 -
553
体育実技カポエイラ
あらまき
ゆ き
曜日 時限/単位数 火 Ⅲ時限 / 1単位
一般教養科目
担当 荒巻 由紀 講師
【授業の概要】
カポエイラ(capoeira)とは、16世紀以来、アフリカからブラジルへ奴隷として連れて来られ
た黒人たちが、農園主の虐待から身を守るために、あるいは休み時間に仲間とふざけあうために
編み出した格闘技・護身術・遊びである。
楽器の伴奏と歌や手拍子のリズムに合わせて、年齢や性別、体格や人種、そして考え方等の違
う人間同士が、同じ時間と空間の中で味わうことのできる無言のコミュニケーションがカポエイ
ラの醍醐味である。
本授業ではそのようなコミュニケーションを自分達で生み出し、動きによる会話や、周囲との
一体感を楽しむことを目的としている。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
25人程度(希望者が多い場合は抽選を行う)
【授業の形式】
実技中心
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
○
受講態度および出欠状況を総合的に判断して行う。
【テキスト 参考書 教材等】
服装については開講時に説明する。
【授業展開と内容-前期-】
1~10 基本動作の習得
Jogo ジョーゴ(二人組での攻防)において-
・対面姿勢で相手を見る
・間合を取る
・簡単な身体運動による会話 など
11~15 基本動作の習得・習熟と応用動作の習得
Jogo において-
・様々な姿勢で相手を見る
・間合を取る
・やや進んだ身体運動による会話
Roda ホーダ(円隊形で行う2人組の攻防)において-
・簡単な歌と楽器の演奏 など
【授業展開と内容-後期-】
1~6 基本動作の習得・習熟と応用動作の習得
Jogo において-
・様々な姿勢で相手を見る
・間合を取る
・やや進んだ身体運動による会話
Roda ホーダ(円隊形で行う2人組の攻防)において-
・簡単な歌と楽器の演奏 など
7~15 基本動作・応用動作の習得・習熟
Jogo において-
・様々な姿勢で相手を見る
・間合を取る
・進んだ身体運動による会話
Roda において-
・歌と楽器の演奏 など
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
木曜
14:30 ~15:30
体育センター1階教員室
- 63 -
授業への取組
○
554
体育実技感覚表現
たなか
ゆう こ
曜日 時限/単位数 木 Ⅳ時限 / 1単位
一般教養科目
担当 田中 優子 講師
【授業の概要】
クラッシック、ジャズ、ヒップホップ、ミュージカル、フラ、ポピュラー音楽など様々
なリズムの音を使用して身体を動かすことを目的とする。身体の緊張を解いて心と身体が
気持ちよくなる感覚を見つける。音楽のジャンルを超えて個々の感覚、イメージを表現し
ていくことをねらいとする。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
25人程度(希望者が多い場合は抽選を行う)
【授業の形式】
実技中心
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
【授業展開と内容-前期-】
身体の各部位を意識して動く。
1
オリエンテーション
2~4
腰・膝(緩める・弾む)
5~6
腹部・胸(引き上げる・ずらす)
7~9
手・足(たたく・打ち鳴らす)
10~12
頭・全身(床・重さを使う)
13~14
手・腰・足の裏
15
レポート
【授業展開と内容-後期-】
各テーマ別の作品を通じて表現について考える。
1
オリエンテーション
2~3
手拍子
4~6
小道具
7~11
人と組む
12~13
季節
14
衣装
15
レポート、まとめ
555
体育実技ナンバリズミック
す せき
ひろ こ
曜日 時限/単位数 水 Ⅱ時限 / 1単位
一般教養科目
担当 須関 裕子 講師
【授業の概要】
本授業では、ひねらない・ねじらないナンバの合理的な動きを応用して、音楽に合わせ、リズ
ミカルに楽しく、気持ちよく身体を動かし、全身のリズム感を養う。
また、骨のしくみ等を知り、自分の身体と対話をしながら運動することで、日常生活から演奏
時まで、無理のない身体の使い方を探っていく。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
30人程度(希望者が多い場合は、抽選を行う)
【授業の形式】
実技中心
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
受講態度および出欠状況を総合的に勘案して成績評価する。
【授業展開と内容-前期-】
1
オリエンテーション
2~4
骨体操など
5~6
お元気体操など
7~9
ナンバのステップ
10~15
ナンバの基本的な動き
- 64 -
出席率
○
授業への取組
○
【授業展開と内容-後期-】
1
前期の復習
2~4
ストレッチ、ステップ
5~7
ナンバビクス
8~14
ナンバの発展した動き
15
まとめ
556
体育実技心身コントロールⅢ
一般教養科目
曜日 時限/単位数
は せがわ
木 Ⅳ時限 / 1単位
さとし
担当 長谷川
智
講師
【授業の概要】
東洋体育とは、ヨガ、気功、自己整体法など、東洋的身体観に基づいた運動法の総称である。
それは、気、血水の流れを良くし、心身を健全にしてゆくことを目指すものである。本講座では、
種々な種類の健康体操を学ぶ。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
30名。多い場合抽選。
【授業の形式】
ワークショップ形式
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
成績評価はおもに出席率や平常点を総合的に判断して行う。
【テキスト 参考書 教材等】
必要に応じてプリント配布
【授業展開と内容-前期-】
1~6 ヨーガのポーズ
7~11 ヨーガの呼吸法
12~15 ヨーガの瞑想
【授業展開と内容-後期-】
1~3 整体
4~7 八段綿
8~10 易筋経
11~15 その他の東洋体育
557
体育実技メンタルトレーニング
や の
たつひこ
曜日 時限/単位数 金 Ⅱ時限 / 1単位
一般教養科目
担当 矢野 龍彦 教授
【授業の概要】
・力をつけるトレーニング
演奏技術をあげるためにどのように取り組めばいいか。
・力を発揮するトレーニング
自分の持っている力を出し切って演奏するためにどうすればいいか。
以上のことをメンタル的なことからアプローチする。
実際に楽器の演奏を行いながら問題点を解決していく。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
演奏技術・本番での演奏を向上さすことを真剣に考えている者
【授業の形式】
実技
- 65 -
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
授業への取組
○
○
【授業展開と内容-前期-】
1~4
日常生活の見直し・改善
5~10
自分の演奏の確認 ビデオ イメージトレーニング
11~15
演奏の問題点と改善法
【授業展開と内容-後期-】
1~8
本番で「あがらないため」の方法・集中力
9~15
音楽の悩み・疑問の解決方法
11~15
音楽の悩み 疑問の公開・解決法 練習の工夫
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
木・金曜
14:30 ~17:00
体育センター1階教員室
558
体育実技特別コース
や
の
たつひこ
曜日 時限/単位数 木 Ⅳ時限 / 1単位
一般教養科目
担当 矢野 龍彦 教授
【授業の概要】
通常の体育実技授業への参加を医師から止められている学生、1ヶ月以上に渡って通常の体育
実技授業を病気・ケガなどにより参加できない学生のための授業
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
医師の診断書を必要とする
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表・作品
出席率
授業への取組
○
成績評価はおもにレポートによって行うが、出席率、平常点などの要素も総合的に勘案して成績評価を
する。
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
木・金曜
14:30 ~17:00
体育センター1階教員室
- 66 -
565,566
専門科目
音楽理論概論AⅠ(前期) AⅡ(後期)
曜日 時限/単位数
月 Ⅴ時限 / 各1単位
み せ
かずお
担当 三瀬 和朗 教授
【授業の概要】
前期=楽典の復習をし、和声(和音)の勉強をし、楽式論へと繋げる。
・一、二、三部形式
・ソナタ形式。ロンド形式。フーガ形式。組曲。協奏曲。
後期=各時代の代表的な作曲家作品の分析を行う。スコア(総譜)を読む。オーケストラの楽
器についての勉強も並行して行う。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
B コース 1年生(クラス指定)
【授業の形式】
講義とアナリーゼ(分析)の実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
○
○
【テキスト 参考書 教材等】
プリント配布
【授業展開と内容-前期-】
1
楽典復習
1部.2部.3部形式(2~7)
2~6 和声をⅤ7まで進む
7~8 属九の和音
ソナタ形式(8~11)
9
Ⅱ7の和音
10~14 Sub Dominanto 諸和音
ロンド形式(12~14)
15
前期試験
【授業展開と内容-後期-】
1~4 転調・非和声音
フーガ形式(1~3)
5~6 フランス数字和声
変奏形式(4~6)
7~8 楽曲分析
9~11 スコアを読む楽器法
12~14 オーケストラ曲分析
15
後期試験
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
未定
567,568
専門科目
音楽理論概論BⅠ(前期) BⅡ(後期)
曜日 時限/単位数
火 Ⅱ時限 / 各1単位
授業への取組
○
いしじま
まさひろ
担当 石島 正博 教授
【授業の概要】
演奏家に必要な音楽の基礎知識、すなわち《場所や時代によって可変的な諸規則に従って、音
を要素とする時間的持続を組織化する技術》について学ぶ。知識の習得はしかし、人間の生きた
身体性と、より広く音楽では表現し得ないものの探求を深めてこそ真となるであろう。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
B コース 1年生(クラス指定)
【授業の形式】
講義
【成績評価の要点】
試験
◯
小テスト等
レポート
発表・作品
- 67 -
出席率
授業への取組
【テキスト 参考書 教材等】
適宜授業で指示
【授業展開と内容-前期-】
音楽の基本的構成要素(音高と音価)の認識。バロック~古典期の和声様式と音楽形式。調性の力学(ベ
ートーヴェン以降の和声様式)と音楽形式(フーガと変奏曲、ソナタ)についての考察
1-5
バッハ:インヴェンション、平均率ピアノ曲集他をテキストとして
6-10 ハイドン:ピアノソナタ他をテキストとして
11-15 ベートーヴェン:ディアベリ変奏曲、ピアノソナタ、ヴァイオリンソナタをテキストとしてなど
【授業展開と内容-後期-】
前期に引き続いて、調性の力学(ベートーヴェン以降の和声様式)と音楽形式(前奏曲、即興曲、間奏曲、
組曲)などについての考察と近・現代音楽に特有の持続の組成法(倍音、リズム、モード、音列、記号の
読解と伝達、人工と自然 etc.)についての考察
1-5
シューベルト、ショパン、シューマン、ブラームスをテキストとして
6-10 ドビュッシーとラヴェルの発見したもの
11-14 バルトークとヴェーベルンが開いたあたらしい音楽の豊かさについて
15.
西洋音楽とは何か?
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
水曜
16:00~17:00
教員室
569,570
専門科目
音楽理論概論CⅠ(前期) CⅡ(後期)
曜日 時限/単位数
火 Ⅱ時限 / 各1単位
いけだ
てつみ
担当 池田 哲美 講師
【授業の概要】
前期:楽典の知識の再確認、及び楽曲に必要とされる和声・楽式の基礎を学ぶ。
後期:具体的な楽曲を例に、フーガ、ロンド形式、ソナタ形式、変奏曲等の分析をする。いず
れも簡単な楽曲の実際の演奏も実施。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
B コース 1年生(クラス指定)
【授業の形式】
講義、質疑応答、分析の実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
○
○
【テキスト 参考書 教材等】
授業毎にプリント配布
レポート
発表・作品
出席率
○
【授業展開と内容-前期-】
1~3
楽典の復習
和声の基礎知識(その後の授業も継続して)
4~6
カノンとフーガ
7~8
ロンド形式
9~12
古典派のソナタ形式
13~15 簡潔な変奏曲(古典派)の分析 組曲(バロック)
【授業展開と内容-後期-】
1~3
ロマン派のソナタ形式
4~6
ロマン派の変奏曲
7~9
印象派の音楽
10~12 19世紀末~20世紀初頭の楽曲の特徴
13~15 近現代の音楽と手法
- 68 -
授業への取組
○
575
和声法Ⅰ1
専門科目
曜日 時限/単位数
いけだ
木 Ⅴ時限 / 2単位
てつみ
担当 池田 哲美 講師
【授業の概要】
和声学の初歩として、まずは「和音・和声」あるいは、調号・音程などの基礎の知識の確認。
そして、簡単な実習から始める。古典派楽曲などの分析も進度に応じて行う。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
B コース1年生(クラス指定)
【授業の形式】
講義と実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
○
○
レポート
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
「和声 理論と実習Ⅰ」(音楽之友社)
【授業展開と内容-前期-】
1~3 楽典的知識の確認
4~6 基本形
7~9 第一転回形
10~13 第二転回形と復習(これまでの)
14~15 属七の和音
【授業展開と内容-後期-】
1~2 属七の和音
3~5 属七の和音(根音省略形)
6~10 属九の和音(dur)
11~13 属九の和音(moll)
14~15 まとめ
576
和声法Ⅰ2
専門科目
曜日 時限/単位数
み せ
月 Ⅱ時限 / 2単位
かず お
担当 三瀬 和朗 教授
【授業の概要】
和声法(四声体)の実習をする。1年目は基本形からⅡ7、準固有和音までを修得する。各和音
が概成の曲でどのように使われているかの分析を並行して行う。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
Bコース1年生(クラス指定)
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
○
【授業展開と内容-前期-】
1~4 基本形
5~8 第一転回形
9~11 第二転回形
【授業展開と内容-後期-】
1
属七の和音復習
2~4 属九の和音
5~8 Ⅱ7の和音
12~14
15
出席率
○
授業への取組
○
属七の和音
前期試験
9~11 準固有和音(moll-dur)
12~14 ドッペルドミナント
15 後期試験
- 69 -
577
和声法Ⅰ3
専門科目
曜日 時限/単位数
すず き
水
Ⅳ時限
/ 2単位
担当
てるあき
鈴木 輝昭 講師
【授業の概要】
和声の理論と課題の実習。楽曲を使った和声分析、解説。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
Bコース1年生(クラス指定)
【授業の形式】
演習
【成績評価の要点-】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
○
○
○
【テキスト 参考書 教材等】
「和声・理論と実習 I」池内友次郎 他著 (音楽之友社)
【授業展開と内容-前期-】
1~5 オリエンテーション、三和音、カデンツ、固有和音基本形
6~10 第一転回形(三和音)
11~15 第二転回形(三和音)、楽曲分析
【授業展開と内容-後期-】
1~2 小試験とレポートの検証
3~7 [Ⅴ7]諸和音
8~12 [Ⅴ9]諸和音
13~15 [D]諸和音の総括、楽曲分析
578
和声法Ⅰ4
専門科目
曜日 時限/単位数
すず き
水 Ⅲ時限 / 2単位
授業への取組
○
てるあき
担当 鈴木 輝昭
講師
【授業の概要】
和声の理論と課題の実習。和声の学習に沿った楽曲の分析。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
B コース1年生(クラス指定)
【授業の形式】
演習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
○
○
【テキスト 参考書 教材等】
「和声 理論と実習Ⅰ」池内友次郎 他著(音楽之友社)
出席率
○
【授業展開と内容-前期-】
1~5 オリエンテーション、三和音、カデンツ、固有和音基本形
6~10 第一転回形(三和音)
11~15 第二転回形(三和音)、楽曲分析
【授業展開と内容-後期-】
1~2 小試験とレポートの検証
3~7 [Ⅴ7]諸和音
8~12 [Ⅴ9]諸和音
13~15 [D]諸和音の総括、楽曲分析
- 70 -
授業への取組
○
579
和声法Ⅰ5
専門科目
曜日 時限/単位数
しみず
月
Ⅰ時限
/ 2単位
担当 清水
あつし
篤
講師
【授業の概要】
私たちが日頃慣れ親しんでいるクラシック音楽の多くは、和声=カデンツの連続によって出来て
います。
この授業は四声体の課題の実施を通して、少しずつ楽曲の成り立ちの秘密に近づいていくことを
目標とします。
書いたハーモニーを自ら弾いて響きを確かめることは勿論、適宜、実際の作品の中でどのように
用いられているか一緒に検討しながら進めていきます。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
Bコース1年生(クラス指定)
【授業の形式】
講義および実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表・作品
出席率
○
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
「和声・理論と実習」Ⅰ巻(池内友次郎他著、音楽之友社)
その他に関しては随時プリント等を配布します。
【授業展開と内容-前期-】
[第1回〜4回]・導入(基礎知識の確認等)、三和音の基本位置
[第 5 回]・移調/移旋への習熟・和音の機能や設定
[第 6 回〜第 9 回]・三和音の第1転回形
[第 10 回〜第 13 回]・三和音の第2転回形
[第 14 回]・前期試験
[第 15 回]前期内容についてのレポート作成
【授業展開と内容-後期-】
[第1回]・前期の思い出しとまとめ、レポートの検証
[第 2 回〜第 5 回]・属七の和音
[第 6 回〜第 8 回]・属七の和音(根音省略形)
[第 9 回〜第 11 回]・属九の和音(dur)
[第 12 回]・属九の和音(moll)
[第 13 回〜第 14 回]・ドミナント諸和音のまとめ
[第 15 回]・後期試験
580
和声法Ⅰ6
専門科目
曜日 時限/単位数
おおや
水
Ⅱ時限
/ 2単位
担当 大家
ももこ
百子 講師
【授業の概要】
四声体和声の実習。進度に応じて楽曲の分析を行う。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
Bコース1年生(クラス指定)
【授業の形式】
講義と実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
授業への取組
○
○
○
○
【テキスト 参考書 教材等】
「和声 理論と実習Ⅰ」池内友次郎 他著(音楽之友社) プリント配布。
- 71 -
【授業展開と内容-前期-】
1
導入
2~5 基本位置三和音の配置と連結
6~7 和音設定の原理
8~10 第一転回形
11~12 第二転回形
13
まとめテスト実施
14~15 総復習と属七の導入
【授業展開と内容-後期-】
1
前期の思い出し
2~5 属七の和音
6~7 属七の和音の根音省略形
8~11 属九の和音
12~13 Ⅱ7の導入
14
まとめテスト実施
15
総復習
581
和声法Ⅰ7
専門科目
曜日 時限/単位数
かとう
水 Ⅱ時限 / 2単位
しんいちろう
担当 加藤 真一郎 講師
【授業の概要】
和声の実習。徐々に作品の和声分析も取り入れていく。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
B コース 1 年生(クラス指定)
【授業の形式】
講義と実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
○
【テキスト 参考書 教材等】
和声・理論と実習」I、II 巻(音楽之友社)
【授業展開と内容-前期-】
1~3 楽典の確認
4~6 基本形
7~9 第一転回形
10~12 第二転回形
13~15 属七の和音
【授業展開と内容-後期-】
1~2 前期復習
3~5 Ⅱ7の和音
6~11 属九の和音
12~14 準固有和音
15
試験
発表・作品
- 72 -
出席率
○
授業への取組
○
585
和声法Ⅱ1
専門科目
曜日 時限/単位数
いけだ
木
Ⅳ時限 / 2単位
てつみ
担当 池田
哲美 講師
【授業の概要】
四声体和声の実習。昨年度の継続。進度に応じて、古典派・ロマン派の楽曲の分析も行う。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
和声法Ⅰ1単位修得者(継続クラス)
【授業の形式】
講義と実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
○
○
【テキスト 参考書 教材等】
「和声 理論と実習Ⅰ・Ⅱ」(音楽之友社)プリント配布
出席率
○
授業への取組
○
【授業展開と内容-前期-】
1~2 1年次の復習・確認
3~5 属九の和音
6~10 Ⅱ7の和音・ドッペルドミナント
11~15 準固有和音
【授業展開と内容-後期-】
1~4 近親転調
5~8 ソプラノ課題
9~12 Ⅳ7・ドリア・ナポリの和音
13~15 総復習と試験
586
和声法Ⅱ2
専門科目
曜日 時限/単位数
水
Ⅴ時限
/ 2単位
たけざわ
ようすけ
担当 武澤
陽介
講師
【授業の概要】
四声体和声の実習を通し、正格な音楽書式を習得する。進度に応じた実作品による楽曲分析も
並行して行う。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
和声法Ⅰ2単位修得者(継続クラス)
【授業の形式】
講義と実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
○
○
レポート
発表・作品
出席率
授業への取組
○
○
【テキスト 参考書 教材等】
「和声 理論と実習Ⅰ・Ⅱ」池内友次郎他著(音楽之友社)及びプリント配布
【授業展開と内容-前期-】
1
前年度までの復習・確認
2~4 Ⅱの和音
5~6 準固有和音
7~12 ドッペルドミナント
13~14 Ⅳ7、+Ⅳ7、-Ⅱの和音
15
前期試験
【授業展開と内容-後期-】
1~3 S 諸和音の総括
4~8 近親転調
9~13 ソプラノ課題
14
総括
15
後期試験
- 73 -
587
和声法Ⅱ3
専門科目
曜日 時限/単位数
月
Ⅰ時限
/ 2単位
かねこ
ひとみ
担当 金子
仁美
准教授
【授業の概要】
音楽作品がどう作られているのか、それを理解する上で、和声の仕組みを知ることはとても大
切です。和声実習2年目のこの授業では、1年目で学習した基礎和声から応用に向けて、多様な
和音を使った実習を行います。また、和声実習が課題実習で留まることなく、楽曲の理解に繋が
るよう分析なども取り入れます。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
和声法Ⅰ3単位修得者(継続クラス)
【授業の形式】
演習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
○
出席率
授業への取組
○
○
【テキスト 参考書 教材等】
「和声 理論と実習Ⅰ・Ⅱ」池内友次郎他著(音楽之友社)とプリント配布
【授業展開と内容-前期-】
1
前年度の復習
2~5 属九の和音の実習
6~8 Ⅱ7の和音の実習
9~10 準固有和音の実習
11~15 ドッペルドミナントの実習
【授業展開と内容-後期-】
1~2 Ⅳ7、+Ⅳ7、-Ⅱ1の和音実習と分析
3~5 S 諸和音の総括、実習と分析
6~9 近親転調の実習と分析
10~13 ソプラノ課題の実習と分析
14
試験
15
総括
588
和声法Ⅱ4
専門科目
曜日 時限/単位数
みやけ
水
Ⅲ時限
/ 2単位
担当 三宅
ゆうた
悠太 講師
【授業の概要】
四声体和声の実習、および進度に応じて楽曲の和声分析等を行う。紙面上の作業・学習にとど
まるのではなく、「耳」を養うことを大事にしたい。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
和声法Ⅰ4単位修得者(継続クラス)
【授業の形式】
講義と実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
授業への取組
○
○
○
○
【テキスト 参考書 教材等】
「和声 理論と実習Ⅰ・Ⅱ」池内友次郎 他著(音楽之友社)、プリントを随時配布
- 74 -
【授業展開と内容-前期-】
1
はじめに/前年度範囲の確認テスト
2~3
前年度範囲の復習+α
4~6
副七全般(Ⅱ7・Ⅳ7 etc.)
7~13
借用和音全般(準固有和音/副Ⅴ etc.)
14
前期の総括
15
前期試験
【授業展開と内容-後期-】
1
前期試験の講評および復習
2~3
S 諸和音の総括
4~10
近親転調/楽曲分析
11~13
発展的な予備知識/楽曲分析
14
総括
15
後期試験
589
和声法Ⅱ5
専門科目
曜日 時限/単位数
おおや
水 Ⅲ時限 / 2単位
ももこ
担当 大家 百子 講師
【授業の概要】
四声体和声の実習。進度に応じて楽曲の分析を行う
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
和声法Ⅰ5単位修得者(継続クラス)
【授業の形式】
講義と実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
授業への取組
○
○
○
○
【テキスト 参考書 教材等】
「和声 理論と実習Ⅰ・Ⅱ」池内友次郎 他著(音楽之友社)プリント配布。
【授業展開と内容-前期-】
1
1年次の総復習
2-5 Ⅱ7の和音
6-7 準固有和音
8-13 ドッペルドミナント
14
まとめテスト実施
15
総復習
【授業展開と内容-後期-】
1
前期の思い出し
2-5 近親転調
6-8 ソプラノ課題
9-10 Ⅳ7、ドリア、ナポリ、IV 付加6、IV 付加46などの和音
11-13 非和声音
14
まとめテスト実施
15
総復習
- 75 -
590
和声法Ⅱ6
専門科目
曜日 時限/単位数
くわばら
月
Ⅴ時限
/ 2単位
担当 桑原
ゆう 講師
四声体和声の実習と楽曲の和声分析を二本柱とし、サブドミナントの和音を中心に学習してい
きます。(その都度、Ⅰ巻の内容の復習もしていくこととなります。)後期は転調の多様性の検討
やソプラノ課題の学習に重点を置き、実際の楽曲の更なる理解につなげます。和声学の知識は西
洋音楽に対する美意識を深めるうえでとても重要です。「聴くこと」に対する意識を磨いていき
ましょう。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
和声法Ⅰ6単位修得者(継続クラス)
【授業の形式】
講義と実習。特に実習に重点を置き、ピアノ等で音出しも行います。
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表・作品
○
出席率
○
授業への取組
○
宿題も成績評価の対象と致します。
【テキスト 参考書 教材等】
「和声 理論と実習Ⅰ・Ⅱ」池内友次郎他著(音楽之友社)またプリントを配布致します。
【授業展開と内容-前期-】
1~3 前年度の復習等
4~8 Ⅱ7の和音と準固有和音、和声分析
9~14 ドッペルドミナントの諸和音、和声分析
15
前期試験
【授業展開と内容-後期-】
1~3 Ⅳ7・+Ⅳ7・-Ⅱの和音、和声分析
4
S 諸和音の総括、和声分析
5~9 近親転調と様々な転調、和声分析
10~14 ソプラノ課題、旋律と和声
15
後期試験
591
和声法Ⅱ7
専門科目
曜日 時限/単位数
木
Ⅲ時限
/ 2単位
さとう
たけあき
担当 佐藤
岳晶
講師
【授業の概要】
四声体による実習を通して、和声への理解を深めます。実習が主となりますが、必要に応じて
体得した知識を活かした実作品の和声分析を取り入れます。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
和声法Ⅰ7単位修得者(継続クラス)
【授業の形式】
演習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
○
【テキスト 参考書 教材等】
「和声 理論と実習 II」池内友次郎他著(音楽之友社)
- 76 -
出席率
授業への取組
○
【授業展開と内容-前期-】
1
ガイダンス・導入
2~4 Ⅱ7の和音
5~6 準固有和音
7~12 ドッペルドミナント諸和音
13~15 Ⅳ7、+Ⅳ7、-Ⅱ1の和音
【授業展開と内容-後期-】
1~2 K 2における S 諸和音の総括
3~4 K 3における S 諸和音の総括
5~9 近親転調
10~15 ソプラノ課題
595
音楽理論(応用和声Ⅰ)1
専門科目
曜日 時限/単位数
さとう
月 Ⅰ時限 / 2単位
たけあき
担当 佐藤 岳晶 講師
【授業の概要】
和声法Ⅱまでの学習の延長として、基礎を発展させた応用段階の和声実習を主に行います。非
和声音を含むソプラノ課題とバス課題を行いますが、基本的な課題に慣れた後は、ソプラノ課題
は古典派~ロマン派の作曲家のスタイルに、バス課題はバッハのスタイルに基づいた課題も行う
中で、和声の学習と実際の音楽作品における和声語法や非和声音の表現などを聴き取り、理解す
る力へとつなげることを目指します。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
Bコース和声法Ⅱ1~7単位取得者・Aコースの学生
【授業の形式】
演習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
○
出席率
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
「和声 理論と実習 Ⅲ」池内友次郎他著(音楽之友社)を副読本として使用します。
【授業展開と内容-前期-】
1
オリエンテーション他
2~4 非和声音を含まないソプラノ課題
5
非和声音の概説
6~15 非和声音を含む基本的なソプラノ課題
【授業展開と内容-後期-】
1~5 古典派~ロマン派のスタイルによるソプラノ課題
6~10 模倣、階梯導入を含むバス課題
11~15 バッハのスタイルによるバス課題
- 77 -
596
音楽理論(応用和声Ⅰ)2
専門科目
曜日 時限/単位数
水
Ⅲ時限
すずき
/ 2単位
担当 鈴木
じゅんめい
純 明 講師
【授業の概要】
本授業では、二声及び三声の厳格対位法の実習を行う。「厳格対位法」には、単純対位
法、転回可能対位法、模倣対位法の3つがあるが、ここでは、単純対位法の実習を通して、
対位法の基礎的技術を習得することが目標である。対位法の学習では、予め決められた音
程、音価、音の数、非和声音、リズム等によって課題の実習を行わなければならない。学
習者は、和声の規則、旋律の規則、リズムの規則といった対位法の諸規則に従い、定旋律
の上声部、下声部に対して、自然且つ豊かな対旋律を念入りに仕上げていくことが求めら
れる。この厳格な理論から生じる「制約」や「縛り」のなかで、空白の各声部に美しい対
旋律を施していくことは、対位法の学習の醍醐味のひとつと云えよう。同時に実習だけで
なく、中世・ルネサンスからバロック時代、古典派の時代から現代までの音楽の対位法的
書法を分析し、西洋音楽史における対位法の受容と役割についても概観することで、対位
法を中心とする音楽理論の教養を深めることも目指す。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
Bコース和声法Ⅱ1~7単位取得者・Aコースの学生
和声法を2年間履修し、単位を取得した者。又は、それと同等の能力を有するもの。
受講人数は20名を上限とする。
【授業の形式】
講義と実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
教科書:
『パリ音楽院の方式による厳格対位法』山口博史[著](音楽之友社)WS02-592
参考書:
『ケルビーニ対位法とフーガ講座』ルイージ・ケルビーニ[著]小鍛冶邦隆[訳](アルテスパブリッシング)WS02-607
『対位法』ノエル=ギャロン、マルセル・ビッチュ[共著]矢代秋雄[訳](音楽之友社)WS01-830
『二声対位法』池内友次郎[著](音楽之友社) U04-112
『対位法とフューグ』マルセル・デュプレ[著]池内友次郎[訳](教育出版) WS02-116
『Traité de Contrepoint et de Fugue 』[Théodore Dubois](Paris, Heugel) T00-126
『The Study of Counterpoint from Johann Joseph Fux’s Gradus ad Parnassum 』[Alfred Mann](W.W.
Norton & Company) R00-365
『古典純粋対位法―16 世紀の実作に学ぶ』サルヴァトーレ・ニコローシ[著]幣原映智[訳](音楽之友
社) WS01-455
『フーガ』マルセル・ビッチュ、ジャン・ボンフィス[共著] 池内友次郎[監修] 余田安弘[訳]
(白水社) W18-336
『ピストン対位法:対位法分析と実習』ウォルター・ピストン[著]角倉一朗[訳](音楽之友社) WS02-289
『大作曲家の対位法』ディーター・デ・ラ・モッテ[著]瀧井敬子[訳](シンフォニア) WR00-680
【授業展開と内容-前期-】
1
対位法の定義と規則について 分析:中世の時代の対位法的楽曲
2~3 二声単純対位法(第一類)全音符による対旋律分析:ルネサンス時代の対位法的楽曲
4~7 二声単純対位法(第ニ類)二音符による対旋律分析:バロック時代の対位法的楽曲
8~11 二声単純対位法(第三類)四分音符による対旋律分析:古典派の時代の対位法的楽曲
12~13 二声単純対位法(第五類)移勢(タイを伴う二分音符)による対旋律
14
前期末試験
15
前期のまとめ
【授業展開と内容-後期-】
1~3 二声単純対位法(第五類)華麗対位法(種々の音価による対旋律)
4~5 三声単純対位法(第一類)二分音符による対旋律分析:ロマン派の時代の対位法的楽曲
6~7 三声単純対位法(第二類)四分音符による対旋律分析:近現代の対位法的楽曲
8~9 三声単純対位法(第三類)移勢(タイを伴う二分音符) による対旋律
10~11 三声単純対位法(第四類)移勢(タイを伴う二分音符) による対旋律
12~14 三声単純対位法(第五類)華麗対位法(種々の音価による対旋律)、混合類
15
後期末試験
- 78 -
597
音楽理論(応用和声Ⅰ)3(前期)
専門科目
曜日 時限/単位数
木 Ⅳ時限 / 1単位
く きやま
担当 久木山
なおし
直
講師
【授業の概要】
<コードネームから学ぶ旋律とハーモニー>
メロディーとハーモニーの関係は一つではなく色々な可能性をもっています。和音の付け方や
進行で音楽の印象も大きく変化します。この講義では近代の演奏への利便性からうまれた和音の
表記法であるコードネームを軸にハーモニーと旋律のの関係を考え、ハーモニー進行、伴奏付け、
旋律作法などを総合的に学習して行きます。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
Bコース和声法Ⅱ1~7単位取得者・Aコースの学生
【授業の形式】
講義と演習を行います。
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
○
○
【テキスト 参考書 教材等】
必要に応じて配布します。
レポート
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
【授業展開と内容-前期-】
01-機能和声表記とコードネーム表記の違い、および用語について
02-コードネームの仕組み3和音
03-コードネームの仕組み4和音
04-コード進行(強進行)
05-コード進行(弱進行)
06-ドミナントモーション
07-カデンツ II-V-I
08-サイクル・オブ・フィフス
09-セカンダリー・ドミナントコード
10-同主調からの借用
11-小テスト(コードの判定、コードネームの表記など)
12-小テスト(サイクル・オブ・フィフスによるボイシング)
13-小テスト(セカンダリードミナントからトニックステーションへの進行の分析)
14-小テスト(学習内容の総合)
15-テスト
598
音楽理論(応用和声Ⅰ)4(後期)
専門科目
曜日 時限/単位数
木 Ⅳ時限 / 1単位
く きやま
担当 久木山
なおし
直
講師
【授業の概要】
<コードネームから学ぶ旋律とハーモニー>
メロディーとハーモニーの関係は一つではなく色々な可能性をもっています。和音の付け方や
進行で音楽の印象も大きく変化します。この講義では近代の演奏への利便性からうまれた和音の
表記法であるコードネームを軸にハーモニーと旋律のの関係を考え、ハーモニー進行、伴奏付け、
旋律作法などを総合的に学習して行きます。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
Bコース和声法Ⅱ1~7単位取得者・Aコースの学生
【授業の形式】
講義と演習を行います。
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
○
レポート
発表・作品
- 79 -
出席率
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
必要に応じて配布します。
【授業展開と内容-前期-】
01-コードとテンション
02-コードとスケールの関係1
03-コードとスケールの関係2
04-コードとスケールの関係3
05-コードとスケールの関係4
06-メロディーとコード1
07-メロディーとコード2
08-メロディーのコード付け1
09-メロディーのコード付け2
10-ブルース
11-ブルースアドリブ
12-(-III、-VI、-VII)というコードの使い方。代理コードと機能
13-ベースライン
14-まとめ
15-テスト
599
音楽理論(応用和声Ⅰ)5(前期)
専門科目
曜日 時限/単位数
月
Ⅲ時限
/ 1単位
かねこ
ひとみ
担当 金子
仁美
准教授
【授業の概要】
コンピュータによる音符の打ち込み未経験の学生を対象とした、楽譜作成ソフト《Finale》に
よる和声実習。まず Finale の基本的な操作を学び、音符の打ち込み実習をする。続いて、和声
課題の実施、浄書など、五線紙上で行うことをコンピュータにより実習する。受講生の進度によ
り、弦楽四重奏、室内楽作品の浄書、編曲の実習などを行うことで、楽譜作成におけるツールの
役割を認識し、それぞれの音楽活動に役立てる基礎を身につけることを目標とする。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
15名まで
Bコース和声法Ⅱ1~7単位取得者・Aコースの学生
【授業の形式】
コンピュータによる応用的和声実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
授業への取組
○
○
○
授業への取り組み姿勢と、実施した課題、作品により総合的に評価する。
【テキスト 参考書 教材等】
プリントを配布
【授業展開と内容-前期】
1 コンピュータ操作と Finale の起動
2-4 バス課題の打ち込みと実習
5-7 非和声音の説明とソプラノ課題の実施
8-11 変奏曲の作成
12-14 室内楽曲、管弦楽曲のスコアの作成
15 作品発表
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
水曜
15:00 ~16:00
教員室
事前にメールで予約してください。[email protected]
- 80 -
600
音楽理論(応用和声Ⅰ)6(後期)
専門科目
曜日 時限/単位数
月
Ⅲ時限
/ 1単位
かねこ
ひとみ
担当 金子
仁美
准教授
【授業の概要】
コンピュータによる音符の打ち込み未経験の学生を対象とした、楽譜作成ソフト《Finale》に
よる和声実習。まず Finale の基本的な操作を学び、音符の打ち込み実習をする。続いて、和声
課題の実施、浄書など、五線紙上で行うことをコンピュータにより実習する。受講生の進度によ
り、弦楽四重奏、室内楽作品の浄書、編曲の実習などを行うことで、楽譜作成におけるツールの
役割を認識し、それぞれの音楽活動に役立てる基礎を身につけることを目標とする。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
15名まで
Bコース和声法Ⅱ1~7単位取得者・Aコースの学生
【授業の形式】
コンピュータによる応用的和声実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
授業への取組
○
○
○
授業への取り組み姿勢と、実施した課題、作品により総合的に評価する。
【テキスト 参考書 教材等】
プリントを配布
【授業展開と内容-後期】
1 コンピュータ操作と Finale の起動
2-4 バス課題の打ち込みと実習
5-7 非和声音の説明とソプラノ課題の実施
8-11 変奏曲の作成
12-14 室内楽曲、管弦楽曲のスコアの作成
15 作品発表
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
水曜
15:00 ~16:00
教員室
事前にメールで予約してください。[email protected]
601
音楽理論(応用和声Ⅰ)7
専門科目
曜日 時限/単位数
ふじい
月 Ⅴ時限 / 2単位
かずおき
担当 藤井 一興 講師
【授業の概要】
ドビュッシー以降のピアノ作品を中心に、・和声、旋法、音組織の分析
・ノンブル(数)の分析・響きの内的聴感覚の研究
・リズム構造の分析
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
Bコース和声法Ⅱ1~7単位取得者・Aコースの学生
【授業の形式】
テキストを演奏をしながら分析する
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
○
【テキスト 参考書 教材等】
ドビュッシー前奏曲集Ⅰ・Ⅱ巻
出席率
授業への取組
○
メシアン前奏曲集・幼子イエズスに注ぐ20のまなざし
- 81 -
【授業展開と内容-前期】
1~5 ドビュッシー プレリュードⅠ巻
メシアン 前奏曲集
6~10 ドビュッシー 練習曲集
メシアン 鳥のカタッグより コウラィ ウグイス
11~15 ドビュッシー プレリュードⅡ巻
メシアン ラ・フォベットゥデ ジャルダン(ニワムシクイ)
【授業展開と内容-後期】
1~5 ドビュッシー 映像第Ⅰ集
メシアン 幼子のイエズスに注ぐ20のまなざし1~10
ルーセル ソナチネ
6~10 ドビュッシー 映像第Ⅱ集
メシアン 幼子のイエズスに注ぐ20のまなざし11~20
デュティユー ソナタ
11~15 ドビュッシー 喜びの島 ベルガマスク組曲
メシアン 4つのリズム エチュード
プーランク ナゼルの夜会
ミュライユのピアノ作品
メシアン・わが音楽語法より、倚和音、刺繍和音、経過和音、付加音について学習し、
ミュライユのピアノ独奏曲について研究する。
602
音楽理論(応用和声Ⅰ)8
専門科目
曜日 時限/単位数
のりくら
水 Ⅲ時限 / 2単位
まさ き
担当 法倉 雅紀 准教授
【授業の概要】
和声法Ⅱで修得した内容を基礎として、ベートーヴェンのピアノソナタを中心に和声や音楽語
法を学び、分析を通して音楽の構造を知る。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
Bコース和声法Ⅱ1~7単位取得者
【授業の形式】
講義と演習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
○
○
○
【テキスト 参考書 教材等】
ベートーヴェン、ピアノソナタop.2No.1,op.57等
【授業展開と内容-前期-】
1
導入
2~7 ベートーヴェン ピアノソナタ op.2 No.1の分析
8~15 ベートーヴェン ピアノソナタ op.57の分析
【授業展開と内容-後期-】
1
導入
2~8 モーツァルト ピアノソナタと交響曲の分析
9~14 その他古典派作品の分析
15
まとめ
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
未定
- 82 -
出席率
○
授業への取組
○
603
音楽理論(応用和声Ⅰ)9
専門科目
曜日 時限/単位数
すずき
水 Ⅴ時限 / 2単位
てるあき
担当 鈴木 輝昭 講師
【授業の概要】
和声法Ⅱで修得した内容を基礎とした楽曲分析から開始し、さらに近親転調の手法、非和声音
の学習、対位法的な書法を通して、古典~ロマン派~近代作品の和声・様式・構造の分析を行う。
【履修資格】
Bコース和声法Ⅱ1~7単位取得者
【授業の形式】
演習
【成績評価の方法】
試験
小テスト等
○
レポート
発表・作品
出席率
授業への取組
○
○
○
○
【テキスト 参考書 教材等】
「和声 理論と実習Ⅱ」(音楽之友社)他 プリント配布/授業内指示
【授業展開と内容-前期-】
1
オリエンテーション
2~6 近親転調の演習を含む古典派諸作品の分析研究
Beethoven のピアノソナタ初期~中期 複合三部形式、ロンド形式
7~11 ソプラノ課題の演習を含むロマン派初期~中期の作品分析①
Schubert, Chopin のピアノ作品 ソナタ形式
12~15 非和声音の実習及び対位法の研究
ロマン派の作品分析② Schumann 及び Brahms の諸作品
【授業展開と内容-後期-】
1~6 非和声音、偶成和音の実習② 反復進行
ロマン派中期~後期の諸作品の分析 Brahms, Wagner の器楽作品の研究
7~11 後期ロマン派の諸作品の分析研究
Wagner, R.Strauss, Mahler の作品分析 フランス近代の和声分析① Faure の諸作品
12~15 フランス近代の諸作品の和声分析② Debussy, Ravel の諸作品
605
音楽理論(応用和声Ⅱ)1
さ とう
たけあき
曜日 時限/単位数 月 Ⅱ時限 / 2単位
専門科目
担当 佐藤 岳晶 講師
【授業の概要】
これまでに培った和声の素養を、さらに発展・充実させながら、実際の音楽作品における和声
的側面への理解につなげていくことを目指します。参考書の項で挙げた『和声 理論と実習
III』で扱われる諸事項の理解を基礎に、作曲家の「耳」の世界に迫りたいと思います。
ソプラノ課題では、非和声音の理解を中心に課題実習を進めますが、古典派からロマン派にか
けての何人かの作曲家の実作品の旋律やそのスタイルに基づいて作られた課題の実習も試みる中
で、それぞれの和声語法への理解を深めるとともに、「スタイル」への感受性を養うことも目標
にします。バス課題では、模倣や階梯導入を含む課題を通してポリフォニックな書法にも挑戦し
つつ、バッハの音の扱い方への理解を深めることを中心にします。
課題実習を中心に進めつつ、随時、関連する実作品の和声分析(講義・実習)も行います。
【履修資格】
A コース1年生対象
【授業の形式】
実習を中心にしつつ、講義を取り混ぜる
- 83 -
【成績評価の方法】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
授業への取組
○
和声実習を中心とする授業である以上、受講生一人一人の実習への取り組みとその意欲が期待されます。
そのため成績は、一人一人に課される下記の①と②における実習課題の成果により評価します。また、
単位認定は、提出が求められた①の課題すべてを実習の上、提出すること、②の試験を2つとも受ける
こと、そして①②の実習の成果が一定の基準以上であることを条件とします。
①月に1題程度のペースで、指定した実習課題を各自まとめて提出してもらいます(授業時間並びに
自宅学習の中で仕上げてもらうことになります)。
②前期、後期の各一回、 和声実習の試験を課します。
【テキスト 参考書 教材等】
「和声 理論と実習Ⅲ」池内友次郎 他著(音楽之友社)を授業の副読本として使用します。
【授業展開と内容-前期-】
1-4 オリエンテーションほか
2-4 非和声音の概説(復習)
5-8 非和声音を含む基礎的なソプラノ課題
9-15 古典派~ロマン派のスタイルによるソプラノ課題
○
【授業展開と内容-後期-】
1-6 古典派~ロマン派のスタイルによるソプラノ課題(続き)
7-15 模倣、階梯導入を含む、バッハスタイルによるバス課題
606
音楽理論(応用和声Ⅱ)2
専門科目
曜日 時限/単位数
かつき
水 Ⅴ時限 / 2単位
担当 香月
おさむ
修
教授
【授業の概要】
反復進行(ゼクエンツ)を中心とした四声体(対位法的課題)の実習を行う。また並行して J.S.
Bach のインヴェンション、シンフォニア、平均律クラヴィーア曲集のフーガ等の分析を行い、
ポリフォニーの面白さを受講生と共有したいと考えている。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
A コース1年生対象
【授業の形式】
実習及び演習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
○
○
【テキスト 参考書 教材等】
プリントを配布する。
レポート
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
【授業展開と内容-前期-】
1-4
反復進行を含む四声体課題実習 J.S.Bach 「インヴェンション」
5-8
〃
「シンフォニア」
9-12
〃
「平均律」Ⅰ
13-15
〃
「平均律」Ⅰ
【授業展開と内容-後期-】
1-4
反復進行を含む四声体課題実習
「平均律」ⅠⅡ
5-8
〃
〃
9-12
〃
無伴奏「Vl ソナタ」より
13-15
〃
無伴奏「Vc 組曲」より
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
未定
- 84 -
607
音楽理論(応用和声Ⅱ)3
専門科目
曜日 時限/単位数
いしじま
水 Ⅳ時限 / 2単位
まさひろ
担当 石島 正博
教授
【授業の概要】
《様式を踏まえた和声の応用》
はじめ、さまざまな時代・様式を要約した小品をテキストにカデンツの書式上の読み方・感じ方
を学び、次にその応用としてバロックから近・現代にいたる既存の作品をテキストとして、作曲
家における和声とその創意を演奏に生かす方法を学びます。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
A コース1年生および B コースで特に受講を許可された者。原則として4声体の書式による和声実習は行
ないません。その代わり毎回の演奏を通して、和声や対位法の演奏への応用の仕方を学びます。実習を主
とするため定員を制限します。初見奏を毎回行ないます。また、毎週室内楽作品等の譜読みを義務づけま
す。
【授業の形式】
実習形式
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
授業への取組
○
○
○
○
演奏試験、レポート、出席率、授業への取り組みなど
【テキスト 参考書 教材等】
適宜
【授業展開と内容-前期-】
1-3.(4月)カデンツを読む
4-8.(5月)《さまざまな和声言語》Ⅰ 三善晃:音の森、音の栞、海の日記帳などを主なテキストとして。
9-12.(6月)《さまざまな和声言語》Ⅱ
13-14.(7月)《様式を踏まえた和声の応用》Ⅰ
バロックの音楽(バッハとヘンデル)
15-17.(9月)《様式を踏まえた和声の応用》Ⅱ
古典派の音楽 ① ベートーヴェン、ハイドン、モーツァルト
【授業展開と内容-後期-】
18-22.(10月)《様式を踏まえた和声の応用》Ⅱ
古典派の音楽 ② ベートーヴェン、ハイドン、モーツァルト
23-25.(11月)《様式を踏まえた和声の応用》Ⅲ
ロマン派の音楽 メンデルスゾーンとバッハの演繹、ブラームスの和声法
26-27.(12月)《様式を踏まえた和声の応用》Ⅳ
近代フランス音楽① 近代フランス和声① 概論
28-30.(1月)《様式を踏まえた和声の応用》Ⅳ
近代フランス音楽② ドビュッシーとラヴェルの和声法
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
水曜
16:00~17:00
教員室
611
音楽理論(分析)01
専門科目
曜日 時限/単位数
月
はやし
Ⅰ時限
/ 2単位
担当
林
たつや
達也 講師
【授業の概要】
ベートーヴェンとドビュッシーの作品を研究していく。前期は、主にベートーヴェンのピアノ
ソナタとヴァイオリンソナタを中心に取り上げながら、19世紀以降の「ソナタ」及び「ソナタ
形式」の歴史的変遷を学ぶ。後期は、ドビュッシーのピアノ作品の研究と解析を行う。主に「前
奏曲集」と「練習曲集」を中心に作曲家と作品の本質に迫り、綿密な解析を目標とする。また、
ドビュッシーを演奏する上での様式などの諸問題にも触れていきたい。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
Aコース音楽理論(応用和声Ⅱ)または、Bコース音楽理論(応用和声Ⅰ)の単位取得者
- 85 -
【授業の形式】
講義(人数制限を設ける)
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
○
○
前期及び後期の記述試験と出席率及び授業態度の総合評価
出席率
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
ベートーヴェン ピアノ・ソナタとヴァイオリンソナタの楽譜、ドビュッシーの前奏曲集(第1巻、第2
巻)および練習曲集の楽譜を各自用意すること。
【授業展開と内容-前期-】
1
授業ガイダンス
2
18世紀のヨーロッパ社会と音楽について
3
19世紀のヨーロッパ社会と音楽について
4
ベートーヴェンの音楽とピアノソナタについて
5
ベートーヴェン作品の初期から後期に至る概観
6~8
ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタについての概観と分析
9~12 ベートーヴェン:op.101からop.111までの後期様式によるピアノソナタについて
13~15 ロマン派以降のピアノソナタ及び協奏曲について(ショパン・シューマン・ブラームスなど)
【授業展開と内容-後期-】
1
後期授業についてのガイダンス
2
20世紀のヨーロッパ社会と音楽について
3
フランス音楽について
4
ドビュッシーの生涯と作品についての理解
5
ドビュッシーの音楽語法と創作課程について(歌曲を例に)
6~9
前奏曲第1集の研究
10~13 前奏曲第2集の研究
14~15 練習曲集の研究
612
音楽理論(分析)02
専門科目
曜日 時限/単位数
月
かつき
Ⅴ時限
/ 2単位
担当 香月
おさむ
修
教授
【授業の概要】
「ドイツ歌曲」を中心とした声楽作品。「歌曲」は比較的短い時間の中に作曲家の感性が凝縮
された形で表現されていますので、声楽を専攻している学生はもちろんのこと、器楽専攻の学生
にも是非その素晴らしさを知ってもらいたいと思っています。詩を読み、楽曲分析を行いながら、
詩の情景、心象風景が音でどのように表現されているかを見ていきたいと考えています。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
Aコース音楽理論(応用和声Ⅱ)または、Bコース音楽理論(応用和声Ⅰ)の単位取得者
【授業の形式】
講義と演習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
○
出席率
◯
【テキスト 参考書 教材等】
必要に応じてプリントを配布します
【授業展開と内容-前期-】
1
W.A.Mozart の歌曲作品より
2~3 F.Schubert の歌曲作品より
4~7 F.Schubert「美しき水車屋の娘」全曲
8
F.Mendelssohn の歌曲作品より
9~13 R.Schumann「ミルテの花」「女の愛と生涯」「リーダークライス」等
14~15 R.Strauss の歌曲作品より
- 86 -
授業への取組
◯
【授業展開と内容-後期-】
1~4 R.Schumann「詩人の恋」全曲
5~11 J.Brahms H.Wolf G.Mahler A.Berg の歌曲作品より
12~15 G.Faure C.Debussy 等のフランス歌曲および「ペレアスとメリザンド」より
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
未定
613
音楽理論(分析)03
専門科目
曜日 時限/単位数
水
すずき
Ⅱ時限
/ 2単位
担当 鈴木
じゅんめい
純 明 講師
【授業の概要】
西洋音楽を学ぶものにとって、音楽作品を的確に解釈し表現するためには、「音楽理論」
や「楽式」のみならず、「音楽史」や「音楽様式」に対する広い知識と深い理解を持つこと
が重要である。本授業では、西洋音楽史の流れに沿って、中世の時代から現代までのさまざ
まな音楽作品を紹介していく。さらに、楽曲分析を通じて、各時代における音楽の諸形式と
語法を俯瞰しながら、楽曲を構造的に把握し、確かな読譜力と分析力を身につけるこ
とを目指す。前期では、中世から古典派の時代まで、後期では、ロマン派の時代から 20世紀終
わりまでの音楽作品を取り上げていく。なお、授業内において、受講者全員に各自で選んだテー
マによる口頭発表(10 分程度)が課せられる。本授業によって、受講者の今後のレパートリー
や音楽表現の拡大にも繋げてもらいたい。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
A コース(1年~4年)、B コース和声法Ⅱの単位を取得した者
【授業の形式】
講義と質疑応答
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
○
【テキスト 参考書 教材等】
授業でプリントを配布
レポート
発表・作品
○
出席率
○
授業への取組
○
【授業展開と内容-前期-】
1 モノフォニーからオルガヌム:西欧の音律、グレゴリオ聖歌、ノートルダム楽派
2 初期のポリフォニー ①アイソリズム:マショー《ノートルダム・ミサ》~キリエ、マショー《モテット》
3 初期のポリフォニー ②定旋律を用いない楽曲:マショー《ノートルダム・ミサ》~グロリア
中世の世俗音楽、バール形式:トゥルバドゥールとミンネゼンガーの音楽
4 カノン(ルネサンス時代)①:オケゲム《ミサ・プロラツィオヌム》
5 カノン(ルネサンス時代)②:ジョスカン・デ・プレ《ミサ・ロム・アルメ》種々の音高による
模倣(ルネサンス時代):ジョスカン・デ・プレ《ミサ・パンジェ・リングァ》
タリス 40声のモテット《汝の他に望みなし》
6 ソナタと合奏協奏曲(バロック時代):コレッリ《ソナタ》op.3-2
コレッリ合奏協奏曲 op.6~第 8番ト短調《クリスマス協奏曲》
7 リトルネッロ形式と独奏協奏曲:ヴィヴァルディヴァイオリン協奏曲集《和声と創意への試み》op.8
8 組曲と変奏曲(バロック時代):フローベルガー《パルティータ第2番ニ短調》FbWV 602
J.S.バッハ《ゴルトベルク変奏曲》BWV988
9 フーガ ①: J.S.バッハ《平均率クラヴィーア曲集》第 1巻 BWV846-869 ①
10 フーガ ②: J.S.バッハ《平均率クラヴィーア曲集》第 1巻 BWV846-869 ②
J.S.バッハ《フーガの技法》BWV1080
11 ソナタ(前古典派の時代):C.P.E.バッハ《識者と愛好家のためのクラヴィーア曲集》第 1巻
ソナタ(古典派の時代):ベートーヴェンピアノ・ソナタ第 21番ハ長調《ヴァルトシュタイン》op.53 ①
12 ソナタ(古典派の時代):ベートーヴェンピアノ・ソナタ第 21番ハ長調《ヴァルトシュタイン》op.53 ②
13 変奏曲(古典派の時代):ベートーヴェン《交響曲第 5番ハ短調》op.67~第 2楽章
14 前期末試験
15 前期授業のまとめ
- 87 -
【授業展開と内容-後期-】
1 ソナタ(ロマン派の時代):ブラームス《交響曲第4番ホ短調》op.98~第 1楽章
2 ソナタ(ロマン派の時代):フランク《ヴァイオリン・ソナタ》
3~4 五音音階と旋法:ドビュッシー《海 -管弦楽のための三つの交響的素描》~〈海上の夜明けから
真昼まで〉
5 多調性とリズム ①:ストラヴィンスキー《春の祭典》~〈序奏〉、〈春の兆しー乙女たちの踊り〉
6 多調性とリズム ②:ストラヴィンスキー《春の祭典》~〈生贄の踊り〉
7 ソナタ④(20世紀):プーランク《ヴァイオリン・ソナタ》
8 フーガ(20世紀):バルトーク《弦楽器と打楽器とチェレスタのための音楽 Sz.106》~第 1楽章
9 アーチ型形式:バルトーク《弦楽器と打楽器とチェレスタのための音楽 Sz.106》~第3楽章
10 無調と 12音技法 ①:シェーンベルク《5つの管弦楽曲》op.16~音色
シェーンベルク《ピアノ組曲》op.25~ガヴォット
11 無調と 12音技法 ②:ベルク《抒情組曲》~第 1楽章、第 2楽章
12 12音技法 ④:ヴェーベルン《交響曲》op.21~第1楽章
13 20世紀フランスの音楽 ①:メシアン《世の終わりのための四重奏曲》~〈水晶の典礼〉
メシアン《みどり児イエスに注ぐ 20のまなざし》~〈天使たちのまなざし〉
14 20世紀フランスの音楽 ②:グリゼー《ヴォルテクス・テンポルムⅠ-Ⅲ》~第1楽章
15 後期末試験
614
音楽理論(分析)04
専門科目
曜日 時限/単位数
金
こじま
Ⅰ時限
/ 2単位
担当 小島
ゆ
り こ
有利子 講師
【授業の概要】
<ベートーヴェン後期弦楽四重奏曲分析>
3年間でベートーヴェン弦楽四重奏曲を全曲分析する授業。今年度は、ベートーヴェンの最も
円熟した作品群として知られる後期弦楽四重奏曲(作品127, 130, 131, 132, 135)と大フーガ
(作品133)に取り組む。それぞれの作品の範囲内では完結しない、壮大な規模の創作理念に近
づくため、制作された順番に分析を試みる。
創作段階での作曲者の思想や思考、方法論をふまえながら、和声的、形式的な単純分析にとど
まらず、楽譜に書かれた音楽そのものを素早く読み取り、独自の解釈として考えをまとめていく
ための、総合的な分析への取り組み方を学ぶ。 普段は感覚だけで捕らえがちな音楽内容を、敢
えて言葉に置き換えることによって、より一層音楽的思考を深め、明らかにしていく。
この授業では特に、欧米の大学院レベルで実践されている、シェンカー分析、和声構造分析、
リズム構造分析、時間構造分析、リコンポジション、生成音楽理論、セット理論などの各種分析
方法、更には、音楽認知学、音楽美学に基づいた論理的思考法を取り入れながら指導する。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
Aコース音楽理論(応用和声Ⅱ)または、Bコース音楽理論(応用和声Ⅰ)の単位取得者
和声学、形式学、対位法などの基礎知識を持っている方が望ましい。20 名程度まで。
【授業の形式】
セミナー形式。授業では、主に CD を使って作品を聞くが、時には学生諸君に実際に演奏してもらい、
異なった分析による解釈の違いをその場で聞き比べるなどする予定。また、希望者には、分析発表しなが
らカルテットやピアノ編曲等で演奏していただく機会を持つことも視野に入れて授業を進める。
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
○
出席率
○
授業への取組
◯
分析レポート(年1回、4千~1万字程度) =80%
出席率=10%
平常点(授業参加度・発言内容等)=10%
【テキスト 参考書 教材等】
(教材)
全音楽譜出版社「ベートーヴェン弦楽四重奏曲集」第4~6巻と CD(レーベル、演奏者は問わない)を
各自が購入する。
- 88 -
(参考書)
「Musical Form and Musical Performance」Edward T. Cone 著、W.W.Norton & Company, Inc.出版、アメリカ・ニューヨー
ク、1968年 R03-856
「A Guide to Musical Analysis」Nicholas Cook 著、W.W.Norton & Company, Inc.出版、アメリカ・ニューヨーク、1992/1994年 S08-469
「BeethovenandtheCreativeProcess」BarryCooper 著、Oxford UniversityPress 出版、アメリカ・ニューヨーク、1995年 S07-743
「The Rhythmic Structure of Music」Grosvenor Cooper/Leonard B. Meyer 共著、The University of Chicago Press 出版、アメリ
カ・シカゴ、1963年 S10-797
「Introduction to Schenkerian Analysis」Allen Forte/Steven E. Gilbert 共著、W.W.Norton & Company, Inc.、アメリカ・ニュ
ーヨーク、1982年 S05-391
「The Beethoven Quartets」 Joseph Kerman 著、W. W. Norton & Company, Inc.出版、アメリカ・ニューヨーク、1979/1990年 S06-433
「The Interpretation of Music」Michael Krausz 著、Oxford University Press 出版、アメリカ・ニューヨーク、1995年 S08-473
「The Time of Music」Jonathan D. Kramer 著、Schirmer Books 出版、アメリカ・ニューヨーク、1988年 S07-211
「A Generative Theory of Tonal Music」Fred Lerdahl / Ray Jackendoff 共著、MITPress 出版、アメリカ・ケンブリッジ、1983/96年 S10-055
「Tonal Pitch Space」Fred Lerdahl 著、Oxford University Press 出版、アメリカ・ニューヨーク、2001/2005年 S10-510
「Beethoven's Quartets」Joseph De Marliave 著、Dover Publications, Inc.出版、アメリカ・ニューヨーク、1967/2004年 R00-683
「The Classical Style」Charles Rosen 著、W. W. Norton & Company, Inc.出版、アメリカ・ニューヨーク、1970/1997年 S09-008
「Sonata Forms」Charles Rosen 著、W. W. Norton & Company, Inc.出版、アメリカ・ニューヨーク、1980/88年 S07-050
「The Aesthetics of Music」Roger Scruton 著、Oxford University Press 出版、アメリカ・ニューヨーク、1997/1999年 S10-798
「Musical Perceptions」Rita Aiello/John A. Sloboda 共著、Oxford University Press 出版、アメリカ・ニューヨーク、1996年 S10-814
【授業展開と内容-前期-】
第1回:授業内容の説明
第2回:分析基礎知識
第3回〜第6回:作品127分析
第7回〜第11回:作品132分析
第 12 回〜 15 回:作品 130 分析
【授業展開と内容-後期-】
第1回〜第2回:作品130分析つづき
第3回〜第5回:作品133「大フーガ」
第6回〜第10回:作品131分析
第11回〜第15回:作品135分析
615
音楽理論(分析)05
専門科目
曜日 時限/単位数
かとう
水 Ⅰ時限 / 2単位
しんいちろう
担当 加藤 真一郎 講師
【授業の概要】
<メンデルスゾーンの室内楽曲>
メンデルスゾーンは俗にいう「メントリ」「メンコン」といった超有名曲を持つ一方で、同世代
のシューマン、ショパン、リストと比べてみると、その作品や演奏について正しく把握できてい
るかどうか心許ないようにも思う。
管弦楽・協奏作品や上記の同時代者たち、そして姉ファニー・ヘンゼルの作品をはさみつつ、2
つのピアノ三重奏曲を中心とした室内楽曲の演奏と分析を通してメンデルスゾーンの人と音楽に
迫りたい。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
A コース(1年~4年)、B コース和声法Ⅱの単位を取得した者
演奏及び分析での積極的な参加を受講の前提とする。
【授業の形式】
講義と実習
- 89 -
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
○
出席率
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
プリントを随時配布(楽譜は各自入手のこと)
参考書
シューマン(吉田秀和訳):音楽と音楽家(岩波文庫) U02-433
星野宏美:メンデルスゾーンのスコットランド交響曲(音楽之友社) WR06-252
【授業展開と内容-前期-】
1 授業オリエンテーション
2 メンデルスゾーンの生涯と代表作について
3~7 弦楽八重奏曲 Es-Dur op. 20 (1825)
8~9 ショパン:ピアノ三重奏曲 g-Moll op. 8 (1828) より
10~14 ピアノ三重奏曲第1番 d-Moll op. 49 (1839)
15 まとめ
【授業展開と内容-後期-】
1~4 デュエット op. 92 (1841)、ファニー・ヘンゼル:3つの小品、ピアノ三重奏曲
5~9 弦楽四重奏曲第6番 f-Moll op. 80 (1847)
10~14 ピアノ三重奏曲第2番 c-Moll op. 66 (1845)
15 発表会
616
音楽理論(分析)06
専門科目
曜日 時限/単位数
水
のりくら
Ⅳ時限
/ 2単位
担当 法倉
op.11 より
まさ き
雅紀 准教授
【授業の概要】
ショパンのピアノ作品の分析。和声法はもちろん、装飾法や演奏法にまで多角的に学ぶ。今回
は受講生はピアノ専攻生のみとします。授業ではショパンの作品を演奏もしてもらいますので、
そのつもりで受講すること。また、高度な和声的知識も必要となります。受講生は25名以内で、
多い場合は試験で選抜します。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
Aコース1~4年、Bコース和声法Ⅱを取得した者
【授業の形式】
演習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
○
○
○
○
○
【テキスト 参考書 教材等】
ショパン エチュード op.10,op.25 スケルッオ No.2 op.31
【授業展開と内容-前期-】
1
導入
2~5 ショパン エチュード op.25 No.10の分析と演奏
6~9 ショパン エチュード op.25 No.3の分析と演奏
10~15 ショパン 他のエチュードの分析と演奏
【授業展開と内容-後期-】
1
導入
2~14 ショパン スケルツォ No.2 op.31の分析と演奏
15
まとめ
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
未定
- 90 -
授業への取組
○
619
音楽理論(分析)09
専門科目
曜日 時限/単位数
水
おお や
Ⅳ時限
/ 2単位
もも こ
担当 大家 百子
講師
【授業の概要】
〈J.S.BACH の作品分析〉
J.S.BACH は、音楽史上屈指の作曲家である。そして、その作品の一つ一つが個性的であり、
見事なまでに完成されており、300年以上を経た今もなお新鮮である。奇跡とも言えよう。異な
るジャンルの作品群から1~2ずつを取り上げ、受講生と共に、形式、和声、対位法の観点から、
ゆっくりと、深く、作品の構造を分析していきたい。Bach の魅力の秘密の一端に触れられれば
と思っている。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
A コース1~4年、B コース和声法Ⅱの単位を取得した者。
和声学(転調、非和声音などの取り扱いを含む)を学習した者
【授業の形式】
講義と実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
授業への取組
○
○
○
○
【テキスト 参考書 教材等】
プリント配布
【授業展開と内容-前期-】
1
導入
2~3 管弦楽組曲・・序曲と様々な舞曲、その由来と構造
4~6 フランス組曲、イギリス組曲、パルティータ・・鍵盤のための舞曲の書法
7~8 イタリア協奏曲、その他・・リトルネロ形式
9~11 シャコンヌ、パッサカリア・・変奏曲(1)
12~13 マタイ受難曲・・コラールの和声
14~15 まとめ、前期の提出レポートについて
【授業展開と内容-後期-】
1~4 インヴェンションとシンフォニアの分析
5
オルガンのためのフーガの分析
6~9 平均律クラヴィーア曲集より、プレリュードとフーガの分析
10~11 ブランデンブルク協奏曲・・合奏協奏曲の書法
12~13 ゴールドベルク変奏曲・・変奏曲(2)
14~15 まとめ、後期の提出レポートについて
620
音楽理論(分析)10
専門科目
曜日 時限/単位数
すずき
木 Ⅴ時限 / 2単位
てるあき
担当 鈴木 輝昭 講師
【授業の概要】
〈管弦楽法の研究と実作〉
管弦楽曲で使用される主要な諸楽器の楽器法から開始し、各セクションのアンサンブル、小編
成から大編成管弦楽の書法を編曲課題の実施によって研究してゆく。また、可能な限り、器楽科
生による試演を行いたい。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
A コース1~4年、B コース和声法Ⅱの単位を取得した者。
実習課題の検証可能な人数には限りがある為、受講生の定員は40名までとする。
積極的に課題実施の意欲、能力のある者に限られる。
【授業の形式】
講義・演習。課題の検証。
- 91 -
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
授業への取組
○
○
○
出席及び講義期間内課題の実施状況(平常点)。前期・後期、それぞれまとまった管弦楽編曲作品の提出。
【テキスト 参考書 教材等】
『管弦楽技法』ゴードン・ヤコブ著、宗像敬 訳(音楽之友社)~各自購入のこと~
授業時に指示されたオーケストラ作品のスコアを用意すること。
U01-430, U01-431
【授業展開と内容-前期-】
1~8 オリエンテーション 楽器法各論① Vl,Vc,Fl,Ob,Fg,Hr ほか
各楽器の楽曲に伴った奏法・扱い方の解説
9~15 小管絃楽の編曲法・記譜法、課題の演習と検証、古典派~ロマン派書作品の分析・研究
【授業展開と内容-後期-】
1~4 楽器法各論② Tp,Tb,Hp,打楽器 各楽器の楽曲に伴った奏法・扱い方の解説
5~10 ロマン派~近現代作品の分析・研究、夏期課題の検証
1~15 課題の演習と解説、優秀作品の演奏公表
621
音楽理論(分析)11
専門科目
曜日 時限/単位数
ふくし
水 Ⅳ時限 / 2単位
のりお
担当 福士 則夫 特任教授
【授業の概要】
<古典から現代へ>
音楽は何処から来て何処へ向かおうとしているのか?バッハを起点にして音楽作品のメカニズ
ムを俯瞰する。授業形態は履修学生の発表を念頭に置いて進行するため、作品分析も含めた研究
に興味のある積極的な学生の履修が望ましい。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
A コース1~4年、B コース和声法Ⅱの単位を取得した者。
【授業の形式】
講義と演習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
授業への取組
○
○
○
成績評価はおもに発表された成果によって行うが、平常点を総合的に勘案して評価する。
【テキスト 参考書 教材等】
テキストは授業中に指示する
【授業展開と内容-前期-】
1 序論
2 バッハの作品Ⅰ
3 バッハの作品Ⅱ
4 ベートーベンの作品Ⅰ
5 ベートーベンの作品Ⅱ
6 ブラームスの作品Ⅰ
7 ブラームスの作品Ⅱ
8 フランクの作品Ⅰ
【授業展開と内容-後期-】
1 近現代への流れ
2 ストラヴィンスキーの作品Ⅰ
3 ストラヴィンスキーの作品Ⅱ
4 メシアンの作品Ⅰ
5 メシアンの作品Ⅱ
6 リゲティの作品Ⅰ
7 リゲティの作品Ⅱ
8 研究発表Ⅰ
- 92 -
9
10
11
12
13
14
15
フランクの作品Ⅱ
ドビュッシーの作品Ⅰ
ドビュッシーの作品Ⅱ
バルトークの作品Ⅰ
バルトークの作品Ⅱ
シェーンベルクの作品Ⅰ
シェーンベルクの作品Ⅱ(まとめ)
9
10
11
12
13
14
15
研究発表Ⅱ
研究発表Ⅲ
研究発表Ⅳ
研究発表Ⅴ
現代邦人の作品Ⅰ
現代邦人の作品Ⅱ
現在の展開
622
音楽理論(分析)12
専門科目
曜日 時限/単位数
すずき
木 Ⅳ時限 / 2単位
てるあき
担当 鈴木 輝昭 講師
【授業の概要】
合唱作品の研究と実作。
単旋聖歌からルネサンスに至るポリフォニー作品(ミサ、モテト、マドリガル)の流れを研究し
ながら、近現代の合唱表現を俯瞰する。また、講師の作品を含めた邦人作品の分析を研究。同声、
女声、混声、男声、それぞれの在り方を探りながら、合唱形体への名曲の編作や、テキストとの
関わり方を解説する。アカペラ、器楽とのアンサンブルなど、具体的な方法論、和声、対位法と
の関係性を明らかにしていく。年度の終わりから次年度春にかけて、作品発表会を行う予定。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
A コース1~4年、B コース和声法Ⅱの単位を取得した者。受講生の定員は40名までとする。
【授業の形式】
講義・演習。課題の検証。
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
授業への取組
○
○
○
平常点・レポート・提出作品を総合的に判断して行う。
【テキスト 参考書 教材等】
プリント配布(楽曲作品を含む)
【授業展開と内容-前期-】
1-6
オリエンテーション/単旋律聖歌~ルネサンス ポリフォニー作品
(ミサ・モテトを中心とする) の分析と解説
7-9
声楽法、発音と発声の諸問題の解説
10-15 日本の音素材(唱歌・歌曲・民謡)による合唱編作の演習と検証
【授業展開と内容-後期-】
1-5
諸外国の近現代作品の分析・研究
6-10
邦人作品の分析・研究
11-14 課題の演習と作品の検証
15
優秀作品の演奏公表
623
音楽理論(分析)13
専門科目
曜日 時限/単位数
いしじま
水 Ⅲ時限 / 2単位
まさひろ
担当 石島 正博
教授
【授業の概要】
《三善晃の音楽Ⅰ》
昨年逝去した作曲家、三善晃の創作を検証することによって、日本のこれからの創作と演奏の
可能性を探りたいと思います。西洋音楽のモデルの消化と吸収、相似と総反、翻訳と創造、日本
の伝統芸術の引用と語法としての定着のプロセス(=論理化)などの問題を多様な観点から考察
します。これはいわゆる現代音楽の講義ではありません。三善晃という希有な芸術家が残した人
間と音楽についての思惟を探求するとともに、新しい音楽の表現が私たちにもたらす、感性の気
づき、その感動を共有する時間にしたいと考えています
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
A コース1~4年、B コース和声法Ⅱ単位取得者、ソリストディプロマ生、研究生。ゼミナール形式で学
習を進めるため受講人数を制限する(概ね 20 名以内)。尚、授業期間中に教育実習を予定している者は履
修不可
- 93 -
【授業の形式】
ゼミナール、演習形式により、三善作品や他のヨーロッパの作品の断片などの試奏を通して、作曲家
・作品のコンセプトや技法などについて、ディスカッションを中心に考察します。三善作品または現代音
楽に挑戦してみたい学生集まれ! 三善作品を通じて、必ずや新しい表現世界の楽しみと驚き、感動を得
ることができるでしょう。
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
授業への取組
○
○
○
○
試験およびプレゼンテーションを含む演奏、出席率、授業への取り組みなど
【テキスト 参考書 教材等】
適宜
【授業展開と内容-前期-】
1
近代フランス音楽と三善晃の音楽(ドビュッシーの歌曲:Beau Soir, Harmonie du Soir)
2-4 三善晃:ヴァイオリンソナタ
5-7 ラヴェルと三善晃 (Ravel:Sonatine pour piano)
8-10 三善晃:ピアノソナタ(関連:Dutilleux と Messiaen の音楽)
11-15 表現主義と三善晃の音楽
Bartok:14 Bagatelles op.6 (1908)
Stravinsky: 3 Pieces for String Quartet (1914)
Schoenberg : 6 Kleine Klaviestücke op.19(1911)
Webern:Vier Stücke op.7(1911)、6 Bagatellen für streichqurtett op.9
Berg : 4 Stücke op.5(1913)
【授業展開と内容-後期-】
16-19. 三善晃:弦楽四重奏曲第2番
20-23. 三善晃におけるノーテーション(記譜)と書式
Hommage Ⅰ〜Ⅴ、Hommage en cristal 、Nocturne(fl,cl,cb,ma,perc) 他
24-27. 日本語と三善晃の音楽(歌曲「聖三稜玻璃」、レクイエム 他)
28-30. 西欧に対峙する視座
Miroir(vn)、En vers(pf)
Ligeti:Streichqurtett Nr.2(1968)
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
水曜
16:00~17:00
教員室
624
音楽理論(分析)14
専門科目
曜日 時限/単位数
かねこ
月 Ⅱ時限 / 2単位
ひとみ
担当 金子 仁美 准教授
【授業の概要】
現代曲に関心のある学生対象。
歴史的背景のもとに、近現代西洋音楽の諸様式、音楽理論の成立と発展を、その時代の代表的
な作品を参照しながら考える。
ドビュッシー、シェーンベルク、ウェーベルン、メシアン、ブーレーズ、リゲティ、ベリオ、
グリゼイ等を経て、最も若い世代の作曲家までの作品の読譜や分析を通して、現代の作品に慣れ
親しみ、理解力を高める。また、各種楽器法を取り上げ、試奏、ディスカッションを行い、受講
生が受け身の立場から能動的な立場、すなわち作品や作曲家に意見を投げかけられるようになる
ことを目標とする。なお、取り上げる作品は受講生の希望を取り入れ、調整する。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
A コース(1年~4年)、B コース和声法Ⅱの単位を取得した者
【授業の形式】
講義、ディスカッション、演奏
【成績評価の方法】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
◯
◯
◯
平常点+演奏試験により総合的に評価する。
- 94 -
出席率
◯
授業への取組
◯
【テキスト 参考書 教材等】
授業毎に資料を配布する
【授業展開と内容-前期-】
(注)内容は受講生数や進度によって変更されることある。
1 調性音楽と調の崩壊(1)
2 調性音楽と調の崩壊(2)
《現代音楽の古典》
3 Schönberg の無調音楽
4 Schönberg の12音技法
5 Webern 初期作品と12音技法
6 Webern 諸作品と次世代への影響
7 Berg の無調音楽と12音技法
8 Messiaen「我が音楽語法」
9 Messiaen 諸作品における語法表現の実際
10 Varèse 早すぎた音響的試み
11 Cage ヨーロッパに与えた衝撃
12 Nancarrow の自動ピアノ作品とリズム
13 Feldman 図形楽譜とその放棄、弱奏の美学補遺
14 前期のまとめ
【授業展開と内容-後期-】
《作曲家の個性と新しいアプローチ》
1
Scelsi 一音の持続と構築
2
Ligeti 生涯に渡る好奇心と語法開拓
3
Berio "Sequenza I-XVb", "Sinfonia" と編曲作品
4
Boulez トータルセリエリズム("StructureI","Le marteau sans maître")と管理された偶然性
("3e Sonate pour piano")
5 Stockhausen
さ ま ざ ま な 作 曲 技 法 の 開 拓 ( "Klavierstücke", "Gruppen", "Kontakte", "Mantra"
"Stimmung")
6-7 1930年代生の作曲家(Kagel,Lachenmann,Globokar, Holliger etc.)
8-9 1940年代生の作曲家(Ferneyhough,Dufourt,Grisey,Murail etc.)
10-13 1950-60年代生の作曲家(Hurel,Lindberg, Dalbavie, Gervasoni, Mundry etc.)
14
1970年代以降の作曲家
15
演奏会
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
水曜
15:00 ~16:00
教員室
事前にメールで予約してください。[email protected]
627
音楽理論(分析)20(前期)
専門科目
曜日 時限/単位数
ぬまの
水 Ⅴ時限 / 1単位
ゆうじ
担当 沼野 雄司 教授
【授業の概要】
音楽形式分析の基礎を扱う。まずはリズム、音階、和声、音律といった、分析のための諸ツー
ルについて知識を深めた上で、中世から現代にいたる音楽形式の変遷を概観する。教員による講
義が中心ではあるが、随時、参加者にも意見を求めながら、授業を進めていきたい。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
Aコース:1~4年
Bコース:和声法Ⅱの単位を取得したもの
【授業の形式】
講義と討論
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
○
【テキスト 参考書 教材等】
随時、プリントを配布する。
レポート
発表・作品
- 95 -
出席率
○
授業への取組
【授業展開と内容】
1)イントロダクション
2)音楽における形式とは何か
3)リズムの諸相:テンポ、拍、拍節、リズム
4)音階と和声の諸相:音階、旋法、和声
5~7)音律の諸相:ピュタゴラス音律から平均律まで
8)中世・ルネサンスの音楽形式:付加・分割・統合
9)バロック期の音楽形式:対比と組み合わせ
10)古典派からロマン派にいたる音楽形式1:多様と統一
11)古典派からロマン派にいたる音楽形式2:三部形式の拡がり
12)古典派からロマン派にいたる音楽形式3:ソナタ形式(1)
13)古典派からロマン派にいたる音楽形式4:ソナタ形式(2)
14)音楽分析の方法論:シェンカー理論とPCS理論の基礎
15)まとめ
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
授業時に指示する
628
音楽理論(分析)21(後期)
専門科目
曜日 時限/単位数
おおさき
水 Ⅴ時限 / 1単位
しげ み
担当 大崎 滋生 教授
【授業の概要】
18-19世紀の代表的な音楽形式について、典型例を具体的に分析して、分析技術のノウ
ハウを身につける。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
音楽学2年次必修、Aコース:1~4年
Bコース:和声法Ⅱの単位を取得したもの
【授業の形式】
講義と討論
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
○
【テキスト 参考書 教材等】
随時、プリントを配布する。
レポート
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
【授業展開と内容】
1~5) 分析の実際(Ⅰ)バッハ作品により 変奏曲 フーガ
6~10) 分析の実際(Ⅱ)ベートーヴェン、ピアノ・ソナタ、変奏曲
11~15) 分析の実際(Ⅲ)ベートーヴェン、弦楽四重奏曲 シンフォニー
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
火曜
16:00 ~17:00
音楽学研究室
月2回
- 96 -
629
音楽理論(分析)22(前期)
専門科目
曜日 時限/単位数
おおさき
水 Ⅴ時限 / 1単位
しげみ
担当 大崎 滋生 教授
【授業の概要】
より複雑な構造をとる作品を題材にして、音楽形式分析の技術をさらに高める。前期は、
19世紀のシンフォニー、なかでも記念碑的作品を採り上げる。音楽研究の基本的前提とな
る楽曲分析のノウハウをマスターするとともに、音楽史上の傑作の構造を把握する。3週
間に1回程度、1000円程度の教材(スコア)の購入を求める。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
音楽学3年次必修、音楽理論(分析)を取る資格のあるもの。
【授業の形式】
講義+学生による発表
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
随時、プリントを配布する。
【授業展開と内容】
1~4) 分析の実際(Ⅰ)ベートーヴェンのシンフォニー
5~6) 分析の実際(Ⅱ)ベルリオーズのシンフォニー
7~8) 分析の実際(Ⅲ)リストの交響詩
9~10) 分析の実際(Ⅳ)ブラームスのシンフォニー
11~12) 分析の実際(Ⅴ)ブルックナーのシンフォニー
13~15) 分析の実際(Ⅶ)ドゥヴォルザークのシンフォニー
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
火曜
16:00 ~17:00
音楽学研究室
630
音楽理論(分析)23(後期)
専門科目
曜日 時限/単位数
月2回
ぬま の
水 Ⅴ時限 / 1単位
ゆう じ
担当 沼野 雄司 教授
【授業の概要】
音楽大学で我々が学ぶ和声学や対位法、楽式論といった作曲/分析のためのツールは、主に
18 ~ 19 世紀の音楽を対象にして整備されたものである。ゆえに、それらを 20 世紀以降の音楽
に適用しようとすると、様々な点で齟齬をきたしたり、あるいは全く役にたたないということが
往々にして起こる。では、我々は現代の音楽に対して、どのような分析的態度をとり得るのだろ
うか。この後期授業では、20 ~ 21 世紀の音楽を対象にしながら現代音楽の分析の可能性を探る
とともに、単なる作曲技法の追認識にとどまらない幅広い分析的視点を共有することを目的とし
ている。なお、講義では最初に担当教員がいくつかの可能性を示した後、出席学生と共に分析対
象楽曲を選定した上で、発表を割り当てる(発表に心配のある学生には、個別に相談にのる)。
教員と学生のディスカッションを通じて「音楽大学」という場ならではの授業を展開してみたい。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
音楽学3年次必修、音楽理論(分析)を取る資格のあるもの。
【授業の形式】
講義+学生による発表
- 97 -
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
随時、プリントを配布する。
【授業展開と内容】
1)
作曲技法と分析の関係
2)
様々な分析の可能性
3-14)20世紀音楽を対象にした分析の実施
15)
全体のまとめ
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
授業時に指示する
635
作曲法演習A(基礎)
専門科目
曜日 時限/単位数
かつき
月 Ⅲ時限 / 2単位
担当 香月
おさむ
修
教授
【授業の概要】
[和声実習] 学生によりこれまでの勉強の課程が異なると思われるので、各人の進度に合わせ
て適宜課題を選び、実習を行う。基本的には、H.Challan の380 Basses et Chants Donnès の課
題を実習する。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
作曲専攻生および副専攻生
【授業の形式】
実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表・作品
【テキスト 参考書 教材等】
必要に応じてプリントを配布する。
【授業展開と内容-前期-】
1-15 和声実習 J.S.Bach の Fuga 等の分析も行う。
【授業展開と内容-後期-】
1-15 和声実習 J.S.Bach の Fuga 等の分析も行う。
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
未定
- 98 -
出席率
○
授業への取組
○
636
作曲法演習B(基礎)
専門科目
曜日 時限/単位数
水
Ⅴ時限
のりくら
/ 2単位
まさき
担当 法倉 雅紀 准教授
【授業の概要】
「オーケストレーション」
オーケストラの各楽器の特性や奏法や管弦楽法の分析を通じて、オーケストレーションの技術
を学ぶ。古典から現代までのオーケストラ作品の分析を通じて、ピアノ曲や室内楽曲のオーケス
トレーションに繋げる。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
作曲専攻生および副専攻生
【授業の形式】
講義、実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
授業への取組
◯
◯
◯
◯
演習という性質上、積極的に課題に取り組み、発表することが望まれる。
【テキスト 参考書 教材等】
モーツァルト交響曲第41番 ベートーベン交響曲第4番等 授業内で指示
【授業展開と内容-前期-】
1
導入
2-5
古典派のオーケストレーション分析と発表
6-9
ロマン派のオーケストレーション分析と発表
10-15 オーケストレーション実習と発表
【授業展開と内容-後期-】
1-6
受講生のオーケストレーション実施作品についての発表
4-6
近代~現代のオーケストレーション分析と発表
11-14 各受講生の選択されたオーケストラ作品の(任意)分析と発表
15
まとめ
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
未定
637
作曲法演習C(基礎)
専門科目
曜日 時限/単位数
いしじま
火 Ⅲ時限 / 2単位
まさひろ
担当 石島 正博 教授
【授業の概要】
<アナリーゼ Ⅱ>
前年度に引き続き作品分析の基礎を学ぶ。今年度前期はドビュッシーとバルトーク、後期はメシ
アン、ヴェーベルン、リゲティの作品を主な対象とする。分析は内外のアナリストによる範例お
よび私自身のアナリーゼを受講生によるアナリーゼと対照させつつ行う。作曲と演奏双方に関心
のある積極的な学生の参加を求む。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
原則として作曲専攻生および副専攻生を対象とするが、それ以外の学生でも受講の目的、意欲等が明確で
あれば受講を可とする。昨年度からの再履修および今年度のみの履修可。
【授業の形式】
受講生は研究対象作品について、試演を含めたさまざまなアプローチにより作品を研究し、ディスカッシ
ョンを通して自らの言葉で作品を表現することを学ぶ。担当講師は目的に応じた分析の手順・方法、プレ
ゼンテーションの方法等を適宜アドヴァイスする。
- 99 -
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
○
○
出席率
授業への取組
レポートおよびプレゼンテーション
【テキスト 参考書 教材等】
適宜
【授業展開と内容-前期-】
1. ガイダンスと前年度提出作品(演奏専攻生は演奏した作品)についてのそれぞれのアプローチについ
ての自由なディスカッション
2-8. 創意と構造Ⅰ-ドビュッシーの音楽についての考察Chopin:前奏曲集Ⅰ&Ⅱを中心に
9-15. 創意と構造Ⅱ-バルトークの音楽についての考察Bartok:14 Bagatelles op.6、ミクロコスモス、弦楽四重奏曲他
【授業展開と内容-後期-】
1-5. 耳の論理-ヴェーベルンの音楽についての考察Webern:6 Bagatelles für Streichquartett op.9 、Variation für Klavier op.27 他
6-10. 神秘的な合理性-メシアンの音楽についての考察Messiaen :Vingt Regards sur l’Enfant-Jésus 他
11-15 耳と眼と触覚の論理-リゲティの音楽についての考察Ligeti:Etudes pour piano、弦楽四重奏曲他
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
水曜
16:00~17:00
教員室
639
作曲法演習A(応用)
さ と う
たけあき
曜日 時限/単位数 木 Ⅳ時限 / 2単位
専門科目
担当 佐 藤 岳 晶 講師
【授業の概要】
和声の応用編として、所謂スタイル和声の実施・研究を行います。様々な時代の作曲家の和声
語法に基づいた課題を、抽象的な四声体ではなく、弦楽四重奏や旋律楽器+ピアノ伴奏といった
具体的な演奏媒体を想定して実施するアプローチは、フランスにおける和声法の修業において重
要視されてきました。当講座では、そのパリ国立高等音楽院で長年にわたり教鞭をとられた
Jean-Claude RAYNAUD 師のテクストを中心に、主に弦楽四重奏による課題を実施します。実作
品の和声分析も適宜補いつつ、古典派からフランス近代までの何人かの作曲家のスタイルによる
課題を実施し、講座の最後には、受講者が自ら選択したスタイルにて課題創作を試みます。
スタイル和声の修業は、作曲家の(基本的語法による)「耳」の追体験とも言えます。響きの
聴取の多様なあり方への認識を拡げると同時に、音楽史上名を残した作曲家たちが、いかに精妙
かつ創意に満ちた「耳」を持っていたかということを再発見する好機となることが期待されます。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
作曲専攻生および副専攻生
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
◯
発表・作品
◯
出席率
【授業展開と内容-前期-】
1 ガイダンスほか
2 〜 5 弦楽四重奏でのリアリゼーションの導入として、基本的な課題の実習
6 〜 9 W.A.Mozart のスタイルによる課題の実習と和声分析
10 − 14 R.Schumann のスタイルによる課題の実習と和声分析
15 まとめ―前期に実習した上記の課題を弦楽四重奏にて試演
【授業展開と内容-後期-】
1-4
J.Brahms のスタイルによる課題の実習と和声分析
5-8 C.Franck と同楽派のスタイルによる課題の実習と和声分析
9-12 M.Ravel のスタイルによる課題の実習と和声分析
13-14 授業で取り上げたスタイルによる課題の創作
15 まとめ―後期に実習した課題ならびに創作した課題を弦楽四重奏にて試演
- 100 -
授業への取組
640
作曲法演習B(応用)
ふ く し
の り お
曜日 時限/単位数 水 Ⅴ時限 / 2単位
専門科目
担当 福 士 則 夫 特任教授
【授業の概要】
<管弦楽法>
古典から近現代までのオーケストラ作品における特性、書法、楽器奏法を研究・考察
し、オーケストラのメカニズムを解明する。ソロおよびアンサンブル作品を制作し、可
能 で あ る な ら 試 演 を 通 じ て 楽 器 法の 習 熟 を 図り 、 作 曲・ 編曲 に 対 す る基 礎 能 力を 高 める。
作品制作の機会が多いので創作に積極的な学生の履修が望ましい。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
作曲専攻生、副専攻生および作品制作に興味のある打楽器専攻の学生を歓迎する。ただし、この授業の
単位修得者の再履修は認めない。
【授業の形式】
講義と実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
授業への取組
◯
◯
◯
成績評価は提出された作品によって行うが、平常点を総合的に勘案して評価する。
【テキスト 参考書 教材等】
テキストは授業中に指 示 す る 。
参考書としては伊福部昭著「管弦楽法」U01-432, U01-433 アンリ・ビュッセル著 池内友次郎訳「楽器
編成応用
概論」U03-305, WT00-699 ベルリオーズ、R・コルサコフ等の管弦楽法著書。WS02-147
【授業展開と内容-前期-】
1 序論
9 弦楽器研究Ⅰ
2 総譜の書式
10 弦楽器研究Ⅱ
3 木管楽器研究Ⅰ
11 弦楽器作品制作実習と考察
4 木管楽器研究Ⅱ
12 打楽器研究Ⅰ
5 木管作品制作実習と考察
13 打楽器研究Ⅱ
6 金管楽器研究Ⅰ
14 打楽器作品制作実習と考察Ⅰ
7 金管楽器研究Ⅱ
15 打楽器作品制作実習と考察Ⅱ(まとめ)
8 金管楽器作品制作実習と考察
【授業展開と内容-後期-】
1 フルート作品制作実習と考察Ⅰ
9 打楽器サンサンブル作品制作実習と考察Ⅰ
2 フルート作品制作実習と考察Ⅱ
10 打楽器アンサンブル作品制作実習と考察Ⅱ
3 室内楽研究Ⅰ
11 音響空間の可能性
4 室内楽研究Ⅱ
12 オーケストレーション実習Ⅰ
5 アンサンブル作品制作実習と考察Ⅰ
13 オーケストレーション実習Ⅱ
6 アンサンブル作品制作実習と考察Ⅱ
14 奏法研究Ⅰ
7 打楽器アンサンブル研究Ⅰ
15 奏法研究Ⅱ
8 打楽器アンサンブル研究Ⅱ
641
作曲法演習C(応用)
専門科目
曜日 時限/単位数
かねこ
月 Ⅳ時限 / 2単位
ひとみ
担当 金子 仁美 准教授
【授業の概要】
作曲科学生の芸術音楽に対する価値観/伝統から前衛に向けて貫かれるものとは何か/個のアイデ
ンティティーと普遍との関わり/演奏・聴衆との対峙/技法と倫理などを共に探ってゆく。
作曲専攻生を対象に、20世紀以降の作品を通して、そのコンセプト、語法、作曲技法、楽器法など
を可能な限り丁寧に読み込み、分析する。受講生に楽曲分析プレゼンテーションの機会を可能な限り
設けることで、分析力を高めると同時に、作品に体する洞察力を養う。それは、各自が作曲家として
自分の創作を考えてゆく力になってくれるだろう。
【授業の形式】
講義・演習・研究発表(受講生による)
- 101 -
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表・作品
出席率
○
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
授業中に指示
【授業展開と内容-前期-】
1
オリエンテーション
2~5 新ウィーン楽派の作品分析と発表
6~9 ブーレーズの作品分析と発表
10~13 リゲティの作品分析と発表
14~15 シュトックハウゼンの作品分析と発表
【授業展開と内容-後期-】
1~2 シュトックハウゼンの作品分析と発表
3~6 スペクトル楽派の作品分析と発表
7~10 複雑性と特徴奏法による作品分析と発表
11~15 ミクスト作品分析と発表
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
水曜
15:00 ~16:00
教員室
事前にメールで予約してください。[email protected]
642
作曲法演習DⅠ
専門科目
曜日 時限/単位数
にしおか
水 Ⅱ時限 / 2単位
たつひこ
担当 西岡 龍彦 特任教授
【授業の概要】
〈音楽とテクノロジー〉
20世紀のテクノロジーの進歩により、音楽はコンサートホールだけに限らないさまざまなメデ
ィアの中で大きな表現の幅を持つことになった。音楽はテクノロジーとどのように関わり、何が
変わったのだろうか。コンピュータと音響機器を中心としたさまざまな音楽制作の環境や現場を
紹介し、そこから生まれた新しいスタイルによる作品の分析とコンピュータによる音楽制作を行
う。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
作曲専攻生
【授業の形式】
演習(年間4〜5回の学外の研究施設やスタジオの見学を行う)
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
○
出席率
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
授業中に指示する
【授業展開と内容-前期-】
1. 音楽と音響1.
2. 音楽と音響2.
3. 音楽制作のための録音技術1.
4. 音楽制作のための録音技術2.
5. 音楽制作のための録音技術3.
6. 編集1.
7. 編集2.
8. ミキシング1.
【授業展開と内容-後期-】
1.~4. コンピュータによる作品制作技法解説
5.~8. コンピュータによる作品制作企画
9.~12. コンピュータによる作品制作
9. ミキシング2.
10. 音楽制作のための PA 技術1.
11. 音楽制作のための PA 技術2.
12. ミュージックコンクレート1.
13. ミュージックコンクレート2.
14. 録音・PA による現代音楽作品の分析1.
15. 録音・PA による現代音楽作品の分析2.(まとめ)
13.14. 映像と音楽
15. 発表と講評会
- 102 -
644
作曲法演習DⅡ(後期)
専門科目
曜日 時限/単位数
らい
月 Ⅴ時限 / 1単位
たかゆき
担当 莱 孝之 特任教授
【授業の概要】
<インタラクティブ・コンピュータ音楽の世界>
本授業は、コンピュータ音楽の歴史に関する講義とインタラクティブ・コンピュータ音楽作曲実
習で構成される。
講 義:
20世紀におけるコンピュータ音楽が主流となる以前の「音楽とテクノロジーの発展」を確認し
た後、 すでに音楽史の一部となりつつあるコンピュータ音楽の歴史に関して作品視聴を通して
考察し、新しい時代の音楽、音楽テクノロジー、さらにこれからのデジタル芸術への理解を深め
る。
インタラクティブ・コンピュータ音楽作曲実習:
コンピュータ音楽制作のためのスタンダード・ツールとなっている Max アプリケーションを用
いて、楽器とライブ・コンピュータ・システムのためのインタラクティブ・コンピュータ音楽創
作に挑む。Max プログラミングの基礎を学んだ後、作品制作を通してインタラクティブ・コン
ピュータ音楽創作技術を学習していく。授業の終了時には、作品発表会を予定している。
なお、講義の後半では、グループ(個人)ごとにコンピュータ音楽に関する研究テーマを設定し、
各グループが授業内で発表する。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
作曲専攻生
【授業の形式】
講義と実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表・作品
○
出席率
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
<参考書等>
Electronic and Computer Music, [Manning, Peter, Oxford University Press, 2013]
Foundation of Computer Music, [Roads, Curtis/ Strawn John (ed.s), MIT Press, 1987]
The Music Machine, [Roads, Curtis (ed.), MIT Press, 1992]
Electronic Music and Sound Design, [A.Cipriani/M.Giri, Contemponet s.a.s., 2009/2010]
コンピュータと音楽の世界 [共立出版、 1999]
日本の電子音楽 続 インタビュー編 [川崎弘二・松井茂編、engine books、2013]
CD「インタラクティブ・コンピュータ音楽の世界-萊孝之作品集」[FONTEC, 2013] CD81-613
【授業展開と内容】
1 講義: イントロダクション; インタラクティブ・コンピュータ音楽の世界
実習: イントロダクション; Max プログラミングとその活用法
2 講義: 音楽とテクノロジー/電子音楽(アナログ)の発展
3 講義: コンピュータ音楽とは/コンピュータ支援作曲
実習: <Lesson-1> Max 主要オブジェクト/コントロールデータの演算/コンピュータ音合成(サイン波)
4 講義: コンピュータ音合成技術 Part-1/コンピュータ音合成技術 Part-2
実習: <Lesson-2> コントロールデータから MIDI データ制御へ
初期のコンピュータ音楽紹介(Fix Media 作品)/リアルタイム・コンピュータ音合成技術
5 講義:
実習:
<Lesson-3> シンセサイザー Patch 制作(MIDI 音源)
6 講義:
楽器と Fix Media のための作品紹介
実習: <Lesson-4> シンセサイザー Patch 制作 (サイン波、AM)
7 講義: 1980年代のライブ・コンピュータ音楽/デジタル・シンセサイザーの登場
実習: <Lesson-5> FM 技術/シンセサイザー Patch 制作(FM)
8 講義: 1980年代のパリのコンピュータ音楽
実習: <Lesson-6> デジタル音声信号処理 Patch 制作 <Lesson-7> サンプラー Patch 制作
9 講義: インタラクティブ・コンピュータ音楽 注:グループ(個人)研究課題設定
インタラクティブ・コンピュータ音楽創作の準備
実習: <Lesson-8> コンピュータ音合成技術のいろいろ <Lesson-9> 音声からのパラメータ抽出法
10 講義: コンピュータ音楽へのセンサー技術の導入/サウンド・インスタレーション
実習: <Lesson-10> FFT の応用 <Lesson-11> Main パッチ制作法(qlist)
- 103 -
11
12
13
14
15
講義: コンピュータ音楽からマルチメディア・アートへ
実習: <Lesson-12> Max によるリアルタイム映像処理(DIPS5 for Max)
/インタラクティブ・マルチメディア・アート創作の可能性
講義: グループ(個人)研究発表
インタラクティブ・コンピュータ音楽作曲の手順
実習: <Lesson-13> Advanced Max Patches /インタラクティブ・コンピュータ音楽作品制作実習
講義: 楽器パート作曲とコンピュータ・パート制作について
実習: インタラクティブ・コンピュータ音楽作品制作実習 (グループ/個人指導)
実習: インタラクティブ・コンピュータ音楽作品制作実習 (グループ/個人指導)
実習: インタラクティブ・コンピュータ音楽作品制作実習 (グループ/個人指導)
647,648
専門科目
芸術音楽1(前期)・2(後期)
曜日 時限/単位数
月 Ⅰ時限 / 各2単位
くどう
ま き こ
担当 工藤 真希子 講師
【授業の概要】
ロシアと聞いて何を思い浮かべますか?とにかく寒くて、街を行く人たちは不機嫌なのかと思ったら豪
快に笑ったり、白い息を吐きながら奇妙な記号の言葉を話したり…。日本の隣国でありながらヨーロッパ
まで達する広大な大地と多様な文化を包含する不思議の国ロシア。そんな国で生まれた音楽は骨太で泥臭
く、感情を根底から突き動かすようなパワーがあります。激動の時代や厳しい環境に常に翻弄されながら
も力強く発展し続けたロシアクラシック音楽の代表的な作曲家とその楽曲を、歴史や文化背景を交えなが
ら紹介していきたいと思います。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
全学生対象
【授業の形式】
講義。映像や音源も視聴します。
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
○
出席率
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
必要に応じてプリントを配布します。
【授業展開と内容-前期-】
1. イントロダクション:ロシア・ソ連の歴史と、今後紹介する作曲家の属する時代を簡単に説明
2. グリンカ:近代ロシア音楽の父
ダルゴムィシスキー:もう一人のロシア音楽の父
3.「力強い一団(ロシア5人組)」:国民楽派の理念の説明
バラキレフ:ロシア国民楽派のプロジェクトリーダー
キュイ:理論派の音楽評論家
4. ボロディン:偉大なる日曜作曲家
5-6. ムソルグスキー:国民楽派を最も貫いた異才
7. リムスキー=コルサコフ:煌びやかな音の色彩画家
8-11. チャイコフスキー:ロシア音楽界のヒットメーカー
12. タネーエフ:モスクワ楽派の優等生
13.アレンスキー:ロマンティックな正統派
リャプノフ:5人組とラフマニノフを繋ぐ架け橋
14. リャードフ:最後の国民楽派の継承者
グラズノフ:時代に翻弄されたロシア・ロマン派の最後の巨星
15. まとめ
【授業展開と内容-後期-】
1-2. ラフマニノフ:新時代のロマンチスト
3-4. スクリャービン:神秘的な謎の天才
5. メトネル:遅れて来たロマン派
6-8. ストラヴィンスキー:変幻自在の革新者
9-11. プロコフィエフ:時代に翻弄された皮肉な天才
12-14. ショスタコーヴィチ:ソヴィエト芸術の光と影
15.新しいロシア音楽の作曲家:シュニトケ・シェドリン・グバイドゥーリナ
など
ロシア周辺国(旧ソ連)の作曲家:ハチャトゥリアン・アルチュニアン・ババジャニアン、ペルトなど
- 104 -
649,650
芸術音楽3(前期)・4(後期)
専門科目
曜日 時限/単位数
木 Ⅴ時限 / 各2単位
く き や ま
担当 久木山
なおし
直
講師
【授業の概要】
<コンピュータと音楽>
前期:音響の合成原理、と電子楽器の歴史を主眼に話しをして行きます。それがクラシック音
楽に与えた影響についても見て行きます。
後期:電子楽器が可能にした新しい表現、その考え方、ポップスもふまえた20世紀後半の音
楽の流れと電子音との関連について見て行きます。
さまざまな電子音楽の鑑賞を通じて音響合成の特性、と考え方、あわせて電子音楽のあり方を見
て行きます。
電子音楽の変遷は音楽の構造への考え方、時間の捉え方、20世紀後半のクラシック音楽の展
開からポップスまで、歴史認識に深く関わる問題を多く含んでいます。授業を通じて、幾多の
様式、音楽的時間への考え方がどう影響し合い変化し、今後どういう方向をめざして行くのか
を皆さんと共に考えて行きたいと思っています。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
全学生を対象とする。特にコンピュータについての予備知識を必要としません。
【授業の形式】
講義
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
○
成績評価は出席率と授業内での質問事項にたいする対応で行います。
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
テキストはありません。
『MIDI ブック』 ジェフ・ローナ著(リットーミュージック) WR03-666
『コンピュータ・エイジの音楽理論』 三輪眞弘著(ジャストシステム) WR03-669
『FM 理論と応用』(ヤマハ) WS02-432
【授業展開と内容-前期-】
1 概説
2 電子音前史、楽器の紹介、音色合成の原理
3 加算合成、テルミン
4 調性からの離脱、ミュージックセリエルという流れ。音の物理学と電子音楽黎明期。
5 クラシック音楽の歴史にあらわれた数理的秩序、総音列という考え方と電子音楽への関連性
6 変化する音響の帯、ADSR、倍音の時間的変化の操作、移行する音響
7 音響空間 、音色だけで成立する音楽の可能性。
8 減算方式
9 減算方式、MOOG
10 冨田サウンド
11 シンセによるオーケストレーション
12 シンセサイザーのポータブル化、ポピュラーへの進出
13 FM 合成 、ダイナミックな響きの変化を可能にした音源と現代音楽への寄与
14 デジタル、MIDI、メモリー空間、サンプラー
15 音響合成の体験がクラシック音楽にもたらしたもの(まとめ)
- 105 -
【授業展開と内容-後期-】
1 概説
2 ブライアン・イーノ、ディープリスニング
3 ミュージックコンクレート
4 ピエール・アンリ
5 サンプリング 、サウンドの自由な使用と音楽の断片化、
6 DJ について
7 ノーノ、ラッヘンマン、シャリーノ
8 ライヒ
9 グラス
10 シェルシからグリゼーまで。
11 クセナキスからスペクトラム学派
12 楽器によるミュージック・コンクレート
13 サンプラーによって楽器音と電子音の区別がなくなりつつある今日、新しい音楽への考えかたとサ
イン波へのクールな眼差し。
14 時代様式を越えて
15 まとめ
651,652
専門科目
芸術音楽5(前期)・6(後期)
曜日 時限/単位数
水 Ⅰ時限 / 各2単位
しもやま
しずか
担当 下山 静香 講師
【授業の概要】
前期<スペイン音楽入門>
「ヨーロッパにあってヨーロッパにあらず」 ―― 様々な文化が混ざり合い、多くの個性的な
芸術家を輩出してきたスペイン。その<音楽>は、長いあいだ日本の音楽専門教育の現場か
らは少し遠いところにあったが、ここ10年ほどの評価の向上にはめざましいものがあり、需
要も広がりつつある。前期では、独自の魅力をたたえるスペイン音楽のエッセンスを理解す
る入り口として、その国となりに触れながらスペイン音楽史を概観し、基礎的な知識を身に
つけるものとする。
後期<作曲家研究と他領域とのかかわり>
スペインは、古くからエキゾチズムの対象として他国の多くの芸術家たちを魅了してきたが、
音楽についても例外ではない。後期では、スペイン近代を代表する作曲家をフィーチャーし、
実際の演奏にも役立てることができるよう理解を深めていくとともに、他の国々の作曲家た
ちやジャンルとのかかわりを含む広い視野のなかでスペイン音楽をとらえていきたい。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
全学生を対象とする。
【授業の形式】
講義中心だが、適宜演習をとり入れる。ビデオ・DVD や CD の視聴あり。
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
○
平常点、出席状況、レポートを総合的に判断して行う。
出席率
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
参考書:『スペイン音楽のたのしみ』改訂版(濱田滋郎 音楽之友社)WR06-176
『粋と情熱 スペイン・ピアノ作品への招待』(上原由記音 監修:濱田滋郎 ショパン)
WR04-510
『遙かなる現前 アルベニス、セヴラック、モンポウ』
(ウラディミール・ジャンケレヴィッチ 近藤秀樹/訳 春秋社)WR03-939
『ひそやかな音楽 フェデリコ・モンポウ 生涯と作品』WR02-118
(クララ・ジャネス著 熊本マリ訳 東京音楽社)
『フラメンコの歴史』(濱田 滋郎 晶文社) U03-637
『スペイン文化事典』(川成洋・坂東省次編 丸善)WR05-744
『日本・スペイン交流史』(れんが書房新社)
WR05-760
- 106 -
【授業展開と内容-前期-】
スペイン音楽の大きな流れ/特色
1)
イントロダクション ~スペインとは
2) スペイン音楽の特色
3)
中世の音楽
4)「黄金世紀」
5)
スペインにおけるバロック
6)「古典」不在の中で
7)
サルスエラ、トナディーリャ
8) ギター属の流れ
9,10) 近・現代
11) スペインの民謡
12)
スペインの舞踏
13) フラメンコ
14)
映像鑑賞
15) 前期まとめ・補足
【授業展開と内容-後期-】
主な作曲家たちの世界/他領域との関わり
1,2)作曲家フィーチャー1
3,4)
作曲家フィーチャー2
5)作曲家フィーチャー3
6)
スペイン・ピアニズムの系譜
7)サラサーテ、カザルスが残したもの
8)
エキゾチズムとしてのスペイン
9)スペイン音楽と文学
10)
スペイン音楽と舞台芸術、その周辺
11)スペイン音楽と絵画
12, 13)スペイン-中南米-ヨーロッパ 相互影響
14)演奏解釈1
15)
演奏解釈2・後期補足
653
芸術音楽7(前期)
専門科目
曜日 時限/単位数
まさかど
木 Ⅳ時限 / 2単位
けん や
担当 正門 憲也 講師
【授業の概要】
イギリス近代の作曲家の作品群を「概観」していきます。イギリスの近現代に入る前にはクラ
シックが遠ざけられた期間があります。暗黒の時代とも言われる一方で、そのおかげで近代以降
新たな「イギリスらしさ」を表出することに成功したとも考えられます。
「イギリスらしさ」に実は苦悩したエルガ-、そして V.ウィリアムズ以降、民謡や東洋の影
響をも受ける時期、また現代、複雑化であったり折衷的であったりする作曲家を紹介して行きま
す。オーケストラ曲と室内楽曲の比率が高くなってしまいます。その点を承知で履修して下さい
(ピアノ曲・前半は少ないです)。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
Bコースは音楽理論基礎を終了していること(作曲科除く)。科目履修生の方は履修登録に際し和音、
調性判定等の楽典テストを受けていただき合格の方のみ受講していただきます(桐朋高校音楽科から進学
の方は除く)。単位取得者の再履修不可。上級生から履修は優先します。
【授業の形式】
講義・視聴・各授業に記述シートを配付
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
授業への取組
○
試験の内容は少々変わっていますが開講時にお話しします。 出席して、視聴をしっかりしないとおそらく
試験をクリアできません。出席常であっても試験で基準点を下回ると不認定です。この点は特に注意して
ください。
【テキスト 参考書 教材等】
購入は指示しません。参考まで
民族音楽論 / ヴォーン・ウィリアムス著 ; 塚谷晃弘訳
U03-762
エドワード・エルガー 希望と栄光の国 / 水越健一著 WR03-703||762.33
ほか随時紹介はします
- 107 -
【授業展開と内容】
1・Edward Elgar、1857年-1934
2・Edward Elgar と Frederick Delius, 1862年 -1934年
3・Frederick Delius,
4・Charles Stanford, 1852年- 1924年
Granville Bantock, 1868年- 1946年
Havergal Brian, 1876年- 1972年
Joseph Holbrooke, 1878年- 1958年
5・Vaughan Williams,1872年-1958年
6・Vaughan Williams,と Gustav Holst, 1874年- 1934年
7・Gustav Holst,と Frank Bridge, 1879年- 1941年
8・Arnold Bax, 1883年- 1953年と Arthur Bliss, 1891年 - 1975年
9・Arthur Bliss,
10・William Walton 1902年- 1983年
11・William Walton と Michael Tippett、1905年 - 1998年
12・Michael Tippett、
13・Benjamin Britten 1913年- 1976年
14・Benjamin Britten
15・試験
実情は2010年度および11年度は上記の12番までと他の作曲家の紹介までで終わってしまっています。
Britten をメインに考えている方は注意してください。
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
水曜
16:00~17:30
教員室
655
芸術音楽9(前期)
専門科目
曜日 時限/単位数
あ さひな
金 Ⅱ時限 / 2単位
担当 朝比奈 あすか 講師
【授業の概要】
同時代の、なるべく学生に近い年代の書き手(20~30代)の作品をとりあげて、共に読みながら、
読書の楽しみを探りたいと思います。読書体験は人それぞれの経験や性格や 感受性に基づくもので、読み
手の数だけオリジナルの感想があります。それを通して交流してゆくことで、互いが唯一無 二の存在であ
ることを認め合う機会にもなると同時に、自分を知る一助にもなります。小説には技術やテーマなど大切
な 基盤もありますが、そこを超えた場所にある、作家の訴えや言葉の選び方にも気づいていけたらと思い
ます。
授業では、あらすじの簡単なレクチャーの後、抜粋した部分(プリントにして配布予定)を味わっても
らい、感想のミニ・エッセーを書いていただきます。作品とミニ・エッセーをもとに、 ディスカッション
し、読解を深めていきます。授業の中で興味を持っていただいた書籍は図書館や書店で探していただけれ
ば と思いますのでリストアップしますが、購入義務はありません。
文字という限られた資源を作家たちがどのように使うのか、そこ に創られた独自の世界を読み取り感じて
いきましょう。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
20人程度 学部生を優先します
【授業の形式】
ミニエッセーの執筆とディスカッション
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
○
【テキスト 参考書 教材等】
授業ごとにプリント配布
【授業展開と内容】
第1回 オリエンテーション 作品リストの配布
第2~15回 配布プリントによる文章鑑賞とミニエッセー執 筆、発表
- 108 -
授業への取組
○
656
芸術音楽10(後期)
専門科目
曜日 時限/単位数
やまざき
月 Ⅴ時限 / 2単位
たろう
担当 山崎 太郎 講師
【授業の概要】
〈オペラ制作のドラマトゥルギー〉
近年、ドイツをはじめとする欧米の歌劇場では、上演スタッフの中に演出家とともにドラマトゥ
ルグの名前がクレジットされることが多くなり、ますますこの役職の重要性が認識されるように
なっています。その仕事は多面的で、①学術アドヴァイザーという立場で演出家や美術デザイナ
ーとともに舞台コンセプトを練り上げる、②プログラムの執筆・編集や字幕の制作、③チラシ作
成や解説講座・討論会などの企画により、観客にプロダクションの意図や意義を伝えるなど、劇
場における制作部と広報宣伝部をつなぐような役割を担っています。
当授業では、ドラマトゥルグとして幾つかのプロダクションに携わった講師が自らの経験をも
交え、オペラ制作という仕事の多面性を紹介しながら、作品解釈(台本、音楽、成立事情、文化
的背景)と演出の双方向的な関係について説き明かし、オペラの新たな観方を提示します。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
特にない
【授業の形式】
講義
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
授業への取組
○
○
(講師の話を受け身で聞くだけではなく、積極的に考え、参加してもらうため、課題に応じたミニ・レポ
ートを頻繁に課します)
【テキスト 参考書 教材等】
指定図書および講義中に配布するプリントで適宜紹介する。
【授業展開と内容】
第1回 ガイダンス(演出とは何か、ドラマトゥルグとは何か)
第2~3回 オペラ演出の歴史
第3~4回 オペラ演出分析法
第5回 作品研究と演出の弁証法
第6回 演出家との共同作業(コンセプトができるまで、稽古場で)
第7~8回 オペラ制作実例1(ヤナーチェク《利口な女狐の物語》)
第9~10回 オペラ制作実例2(モーツァルト《魔笛》)
第11回 プログラムの執筆と編集
第12回 字幕制作さまざま
第13回 欧米の演出家とドラマトゥルグ
第14回 歌劇場運営におけるドラマトゥルグ
第15回 まとめ
○
- 109 -
657,658
専門科目
芸術音楽11(前期)・12(後期)
曜日 時限/単位数
いけだ
火 Ⅰ時限 / 各2単位
てつみ
担当 池田 哲美 講師
【授業の概要】
音楽作品には様々な側面があり、各作曲家の個性の他にも、その時代背景、地域の持つ特殊性、
そして人間自身の生理的限界(ゲシュタルト)と人間の精神・感情・イメージの飛躍(メタファー
erc.)が音楽に与える影響を考究し、複雑・多彩な音楽の持つ構造、時間を色々な観点から取り
上げる。
授業では、音楽に関連する書物の購読と討論を中心とする。また映画、絵画、建築との関連と
いった各種の違ったジャンルからの見方と関連、作品と演奏についてを扱う。また毎週の討論の
ために、扱う書物の事前に講読が必要とされることとなる。
取り上げる作曲家
Bach, Beethoven, Schumann, Mahler ~ Boulez、Cage, Morton Feldman、三善晃、
武満徹 近藤譲 etc.
取り上げる演奏家
Furtwängler, Karajan, C.Kleiber, Gould,
Horowitz etc.
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
すでに履修したものは原則として除外する。
【授業の形式】
講義形式及び質疑応答
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
レポート
発表・作品
○
出席率
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
『新・哲学入門』山崎正一・市川浩著(講談社現代新書)
『記憶と生』ベルグソン著・ドゥルーズ編(未知谷)
『シンボルの哲学』S.ランガー著(岩波書店) W05-830
『現代芸術の地平』市川浩著(岩波書店) WR05-155
『知覚の現象学』メルロ=ポンティ著(みすず書房) W06-169
『波のあわいに』三善晃・丘山万理子著(春秋社) WR04-869
『標柱』ピエール・ブーレーズ著(青土社) WR03-967
『ジョン・ケージ』ダニエル・シャルル著(風の薔薇) U04-740
『時間』吉田健一著(講談社) W18-869、武満徹の各書籍など。プリント教材として毎回、教師側で用意。
【授業展開と内容-前期-】
1~3
作品の理解・解釈の方法
4~6
時間意識について~ ドラマトゥルギー、ミニマルアート、縦の時間そして亀裂
三善晃
7~9
音楽におけるゲシュタルトと感覚の限界、そして可能性
メルロ=ポンティ 市川浩
10~12 音と言葉~象徴性・メタファーの機能 武満徹
13~15 音楽的時間の解体と前衛 ジョン・ケージ 近藤譲
【授業展開と内容-後期-】
1~3
モダンとポスト・モダンの思想、そして現在 ドゥルーズ フーコー
4~6
完結した時間と開かれた時間 吉田健一
7~9
キッチュ、周縁、トリック・スター
10~12 19世紀末~20世紀初頭の時代思潮 ヴィスコンティ
13~15 差異と反復 映画と音楽の接点
ゴダール ヒッチコック
- 110 -
661
コンピューター音楽実習Ⅰ
専門科目
曜日 時限/単位数
く き や ま
木 Ⅲ時限 / 2単位
担当 久木山
なおし
直
講師
【授業の概要】
『音声ファイルの統合、エディットによる音楽制作』
リアルタイム・オーディオシンセシスのためのプログラミング言語として開発されている
SuperCollider(http://www.audiosynth.com/)を使用し、シンセサイズを行います。そこで得られ
る様々な音響を素材として音楽作品を制作して行きます。制作の過程で MIDI 情報、Audio 情報、
各種エフェクターの仕組みなどについて学んで行きます。オーディオ素材の構成、DAW(デジ
タル音声楽曲制作統合型ソフト)には LogicPro および Audacity(http://audacity.sourceforge.net/)
を使用して行く予定でいます。Windows で使えるフリーの DAW ソフトとしては Music Studio の
Producer(http://www.frieve.com/musicstd/)Mac で使えるフリーの音楽統合ソフトとしては MU.
Lab(http://www.mutools.com/)があります。また、PureData(http://puredata.info/)というデスク
トップミュージックと マルチメディア作成用のビジュアルプログラミング言語についても紹介
して行く予定でいます。この授業ではとりあつかいませんが、楽譜製作にはフリーの
MUSESCORE(http://musescore.org/ja)が WinMac ともに対応してあります。Finale,Sibelius とは
操作性が違いますが、出力される楽譜のクオリティー、機能についてはある程度同等の事が可能
で す 。 AU, VST プ ラ グ イ ン が 比 較 的 簡 単 に 作 れ る フ リ ー の SonicBirth( http://sonicbirth.
sourceforge.net/)というソフトもあります。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
特になし/履修者多数の場合は作曲の学生、および4年生を優先します。
【授業の形式】
実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
授業への取組
○
○
○
成績評価は最後に発表する作品と、授業内での取り組み状況でもって総合的に判断します。
【テキスト 参考書 教材等】
参考書:トランス Max エクスプレス(ノイマンピアノ著 Rittor Music) WS02-537
The SuperColliderBook(Wilson,Cottle and Collins ,editors :MIT Press S11-046
【授業展開と内容-前期-】
1 SuperCollider 概要
2 変数、引数の使いかた。初級文法
3 変数、引数の使いかた。初級文法つづき
4 ユニットジェネレータを使って音をだしてみよう
5 ユニットジェネレータを使って音をだしてみよう2
6 シンセを定義する
7 シンセを定義する
8 定義されたシンセを利用して様々な時間のなかで展開してみよう
9 定義されたシンセを利用して様々な時間のなかで展開してみよう
10 定義されたシンセを利用して様々な時間のなかで展開してみよう
11 音響の書き出し、Logic,Audacity の使い方
12 書き出された音響を DAW ソフトで構成してゆく
13 書き出された音響を DAW ソフトで構成してゆく
14 書き出された音響を DAW ソフトで構成してゆく
15 書き出された音響を DAW ソフトで構成してゆく(まとめ)
- 111 -
【授業展開と内容-後期-】
1 作品のイメージをつくる
2 音色から製作する場合 や
3 リズムを先行して製作する場合 あるいは
4 ハーモニーに従うという場合 など
5 色々可能性はあります
6 既存の曲の様式にとらわれないで作るには どうすれば良いか
7 テクノロジーの利点、試行錯誤
8 ライブパフォーマンスの可能性も視野にいれながら
9 音楽と時間ついいて考えて見ましょう
10 理論はあとからの知恵
11 さて、おぼろげながら何かが見えてきただろうか
12 でたらめ、偶然、は不誠実?
13 過去に寄りかかるか、あるいは、道なき道を歩くか
14 先へ
15 さらに先へ
662
コンピューター音楽実習Ⅱ
専門科目
曜日 時限/単位数
にしおか
水 Ⅲ時限 / 2単位
たつひこ
担当 西岡 龍彦 特任教授
【授業の概要】
〈演奏家のための録音実習〉
日々の演奏技術の向上やコンクールの応募のための簡単な録音技術、あるいは、放送、CD 制
作などで録音エンジニアとのコミュニケーションのために必要な音響の知識やスタジオワークを
理解し、実習する。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
特になし
【授業の形式】
演習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
○
【テキスト 参考書 教材等】
授業中に指示する
【授業展開と内容-前期-】
1.
音楽と音響1.
2.
音楽と音響2.
3.
テクノロジーと音楽1
4.
テクノロジーと音楽2.
5.~8
スタジオ環境(オーディオ機器の使用方法)
9.~12. 録音実習
13.~15. 編集とミックス
【授業展開と内容-後期-】
1.
CD 制作の企画1.
2.
CD 制作の企画2.
3.~6.
CD 制作のための録音1.~4.
9.~12. CD 制作のための編集1.~4.
13.14.
ミキシングとマスタリング
15.
発表と講評会
- 112 -
出席率
○
授業への取組
○
667
音の物理学
いわさき
まこと
曜日 時限/単位数 月 Ⅱ時限 / 4単位
専門科目
担当 岩崎 真 講師
【授業の概要】
「音」とは何か、という点を基礎的・応用的観点からとらえてみたい。前期が基礎編、後期が応
用編の予定である。
【授業展開と内容】に記したようなテーマをとりあげる予定であるが、履修者によりテーマの内
容や順番が変わる場合もありうる。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
特に制限はないが、授業の性格上、数式なども扱うので極端な数学アレルギーの人は履修を見合わせた
方が懸命かも・・・。
【授業の形式】
講義形式
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
レポート
○
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
以下の順で評価対象とする。
1.出席
3/4以上の出席が必要。遅刻は10分程度までで、それ以降は欠席扱いとする(授業の聴講は認める)
2.平常の受講態度
出席カードに関する不正行為、携帯電話や私語により講義を妨げるものは退席させ、以後の出席は
認めない。
過去に何人か該当者がいる。あなどらないこと。
3.期末に行う試験、またはレポートの成績。
くわしくは1回目の講義時間内で説明する。
【テキスト 参考書 教材等】
『サウンドシンセシス』(講談社サイエンティフィク)WR05-811 を教科書として使用する。また必要
に応じてプリントを配布する。参考書は随時指示する。
【授業展開と内容-前期-】
1.ガイダンス。音響学概観 1
2.音響学概観 2:オーディオの歴史
3.音の諸要素 1:pitch
4.
〃
2:loudness
5.
〃
3: timbre。
6.音の分析:波形とスペクトル
7.音の合成。サウンドスペクトログラム。フォルマント
8.「カストラート」にみる音声合成の例
9.音律 1:ピュタゴラス音律
10. 〃 2:純正調
11. 〃 3:不等分平均律、十二等分平均律
12.コンサートホール 1
13.
〃
2
14.
〃
3
15.音の発生と伝搬:再び「音」とは(まとめ)
【授業展開と内容-後期-】
1.録音技術
2.Solti「Ring」に見る録音技術例
3.Bernstein「West Side Story」にみる録音技術例
4.
〃 2
5.音楽的な聴覚領域の拡大を目指して1:未来派とノイズ
6.
〃 2:打楽器主義と20世紀のピアニズム
7.
〃 3:プリペアド・ピアノ
8.
〃 4:「機械」時代の音楽
9.歴史的電子楽器
10.電子音響音楽1:musique concrete
11.
〃
2:映像にみる musique concrete
12.
〃
3:ドイツにおける電子音楽前史
13.
〃
4:電子音楽
14.
〃
5:米国の動向
15.music synthesizer の登場
- 113 -
668
音の生理学
たけだ
かずあき
曜日 時限/単位数 水 Ⅰ時限 / 4単位
専門科目
担当 竹田 数章 講師
【授業の概要】
音、音声とは何か。音、音声をどのように認知し、どのように表現しているかを述べる。楽器
音、語音の音響学的特性とは何か。音の知覚性伝導経路、聴覚の仕組みについても講義する。表
現系として声に関わる解剖と生理、喉頭調節、共鳴と発声及び器楽演奏の基礎である呼吸につい
ても触れる。
また、医学的見地から声の疾患、声の疾患の予防法などについて述べる。
声楽に必要な解剖、生理をはじめ、音と声、語音に関する科学的アプローチをし、パソコンな
どで実際の音を分析したりする。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
発声、呼吸のメカニズム、声、言葉、音の認知やそれらにかかわる機能形態などに関心があり、
呼吸と演奏との関連などに興味を持つ学生。
【授業の形式】
講義を中心に視聴覚資料、パソコンなども活用する。必要に応じてプリントを配布する。
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
レポート
○
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
学年末最後に筆記試験を行う。レポート。
筆記試験、レポートの評価、出席率、平常点、授業への取組など。
【テキスト 参考書 教材等】
-参考書-
『プリマドンナの声帯』米山文明著(朝日新聞社) WR00-700, WR00-765
『マリアの呼吸法』ビデオ全2巻 米山文明監修(音楽の友社) DV01-117
『声と日本人』米山文明著(平凡社) WR03-057, WR06-246
『声の呼吸法』米山文明著(平凡社) WR04-361
『音の百科』松下電器音響研究所編(東洋経済新報社) WR03-668
『呼吸、発声、歌唱』プロクター著、原田康夫訳(西村書店) U04-670, WS01-365
『声がよくなる本』米山文明著、(主婦と生活社) W18-535, W18-567
『音のなんでも小事典』日本音響学会編(講談社) W18-531
『新ことばの科学入門』廣瀬肇(医学書院)
【授業展開と内容】(順番が前後することがあります)
1~2 音の原理 音とは何か、ピッチ、強さ、音色
16 声の疾患と障害
3 音の知覚性伝導経路、聴覚の解剖
17 声の障害の対策、声の衛生予防
4~5 音の大脳生理、ハイパーソニックエフェクト
18~19 発声訓練と発声治療の現状
6 聴覚のメカニズム
20 共鳴、倍音
7~8 聴覚の異常、疾患と予防、治療
21 声、発声の原理、フォルマント
9 音の表現系について
22 声域、声区、声種について
10 呼吸の解剖生理
23 邦楽での発声、能楽
11~12 歌唱における呼吸、器楽演奏における呼吸
24 世界各地の発声
13 喉頭の解剖 喉頭の調節
25 音と人間の関わり
14 声帯の動き、声帯運動
26 声と呼吸と心理
15 声変わり、変声期と加齢による変化、前期まとめ
27 呼吸法のエクササイズ
28 構音、日本語と外国語
29 演奏中のあがりについて
30 発声のまとめ
- 114 -
669
音楽療法の理論と技法
ながえ
な つ
曜日 時限/単位数 水 Ⅴ時限 / 4単位
専門科目
担当 長江 朱夏 講師
【授業の概要】
音楽療法には、その名の通り「音楽」というアート(芸術)が深く関わります。しかし、芸術
と言っても、普段身近にある音・音楽の存在も含み、“美”や“質の良さ”を極めるという観点
だけではない形で人の感性と創造性に働きかけます。形にこだわらず、ありのままを表現として
受け入れたり、「自分」に耳を傾けて何かに気付いたり、音によって記憶が呼び起こされたり。
セラピーという空間へ、音楽に救いを求めてくる人たちは、身体、精神、発達などの様々な
サポートを必要とし、それぞれのニーズを抱えています。さまざまな理由で「生きにくさ」を抱
えたり、らしさを失ったりしている彼らと、信頼関係を築き、自己表現を実現させる為には、個
々に内在するクリエイティブな部分を開放することが求められます。そのとき音楽がどのように
存在し、音楽療法士が音・音楽を通して人と関わっていくのかを、オーディオや映像の臨床例を
交えながら紹介します。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
2年生以上が望ましい。
音楽療法士の仕事に興味があること。
ワークショップ(音楽体験やロールプレイ)やグループディスカッションに意欲的に参加できること。
【授業の形式】
講義(視聴覚教材を含む)、音楽療法の体験ワークショップなど
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表 作品
出席率
授業への取組
○
○
○
○
【テキスト 参考書 教材等】
<テキスト>
配布資料
<参考図書>
クライブ・ロビンズ著(DVD 付)
音楽する人間
春秋社
WR06-315
ケネス・E・ブルーシア著
音楽療法を定義する
東海大学出版 WR04-850
ケネス・エイゲン著(CD 付)
障害児の音楽療法
ミネルヴァ出版 WR04-388
デボラ・サーモン著、生野里花訳(DVD 付) 歌の翼に 緩和ケアの音楽療法 春秋社 WR04-446
S・パップ、加勢園子著(DVD 付)
FMT 脳機能回復促進音楽療法
春秋社 WR06-316
稲田雅美著
音楽が創る治療空間
ナカニシヤ出版 WR06-317
P・ノードフ作曲、C・ロビンズ詩
子どものためのプレイソング
音楽の友社 C41-399
ノードフ・ロビンズ音楽療法センター編
音楽療法のためのピアノ小品集
ヤマハ C41-400
H. Levin
A Garden of Bell Flowers
Presser C45-205
【授業展開と内容-前期-】
1
オリエンテーション 音楽療法とは?
2
人と音楽<民族・宗教>
音楽療法の歴史
3-4
表現 そして コミュニケーション
5-6
音楽療法セッションから生まれた音楽
8-11
子どもとの音楽療法の取り組み(身体障害、発達障がいなど)
12
楽譜から開放された音楽表現
13-14 グループ音楽療法、音楽療法と音楽教育を考える
15
作曲課題作成
【授業展開と内容-後期-】
16
オリエンテーション(後期の授業について)
17-19 医療、機能促進・回復と音楽療法
20
作曲課題のワークショップ
21―24 成人、高齢者、緩和ケア、コミュニティーと音楽療法
25-26 体験ワークショップ
27-30 グループで創る音楽、まとめ
- 115 -
675
音楽史概説
にしはら
みのる
曜日 時限/単位数 水 Ⅳ時限 / 4単位
専門科目
担当 西原 稔 教授
【授業の概要】
西洋の音楽史を対象に、音楽がどのように社会と文化の脈絡の中で形成されていったのかにつ
いて取り上げる。我々は西洋音楽を学び、西洋音楽を享受しているが、本来、西洋音楽は異国の
文化であることを認識しなければならない。古代ギリシャを出発点として、キリスト教文化を土
台に生まれた西洋音楽は、強い文化伝統の中で形成されていった。講義では、この文化伝統の理
解を一つのポイントとしたい。音楽史総論に続いて、年代順に西洋の音楽史の歩みを辿っていく
が、作曲の人名だけではなく、作曲技法、音楽作品などについても理解を深めてもらいたい。1
年間で現代までを扱う関係上、各時代の説明は概括的にならざるを得ないが、その他の講義で扱
われるべき音楽用語や作曲技法などについては網羅的に解説する。我々はどのように西洋音楽と
向かうべきかという根本的な理解を醸成したい。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
Bコース 大1(音楽史未習者)
【授業の形式】
講義
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
【テキスト 参考書 教材等】
講義ごとにプリントを配布。参考書は適宜指示する
【授業展開と内容-前期-】
1 音楽史を学ぶことの意味
2 音楽史の基礎概念1
3 音楽史の基礎概念2
4 中世の音楽史1 グレゴリオ聖歌からアルス・アンティカ
5 中世の音楽史2 アルス・ノーヴァ
6 ルネサンスの始まり ブルゴーニュ楽派
7 ルネサンスの音楽
フランドル楽派
8 宗教改革と音楽
9 16世紀後半のイタリア音楽
10 イタリア・バロック
11 フランス・バロック
12 ドイツ・バロック
13 前古典派の様々な動き
14 前古典派の様々な動き
15 前期のまとめ
【授業展開と内容-後期-】
1 ハイドンとその周辺
2 モーツァルトと18世紀後半の音楽
3 ベートーヴェンの時代
4 初期ロマン派の音楽とウィーン会議
5 シューマンと新ロマン主義
6 フランス・ロマン主義
7 リストと新ドイツ派
8 19世紀のオペラ
9 後期ロマン派の音楽 ブラームスとヴァーグナー
10 ワグネリアンの世紀末
11 フランス近代音楽
12 国民楽派の音楽
13 20世紀音楽の諸相1 20世紀前期
14 20世紀音楽の諸相2 20世紀後期
15 日本の近代音楽
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
火曜
10:20 ~11:50
音楽学研究室
- 116 -
○
授業への取組
○
676
鍵盤音楽史Ⅰ(前期)
よねだ
曜日 時限/単位数 月 Ⅱ時限 / 2単位
専門科目
担当 米田 かおり 講師
【授業の概要】
17~18世紀の鍵盤音楽の歴史を扱う。この時代はクラヴィコード、チェンバロからピアノ・フ
ォルテへと楽器自体が目覚ましい変遷を遂げており、独奏曲、合奏曲、コンチェルトなど多数の
鍵盤作品が書かれている。とりわけピアノ・フォルテはその誕生以来、様々な改良が加えられ、
表現の可能性がどんどん広がっていった。こうした状況下で当時の音楽家が楽器の性能や特徴を
最大限に考慮しながら、いかなる創作活動、演奏活動を営んでいたかを考察する。またこの時代
のレパートリーが後世の音楽に与えた影響、またそれらが今日どのように受容されているかにつ
いて、楽譜の問題や演奏慣習の問題なども扱いながら考察していきたい。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
履修案内参照
【授業の形式】
講義中心
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表・作品
出席率
○
授業への取組
学期末試験、および授業内小レポート(数回)と出席状況を総合的に勘案して成績評価とする。
【テキスト 参考書 教材等】
授業ごとにプリントを配布
渡邊順生『チェンバロ・ピアノフォルテ』(東京書籍、2000) WR03-539
桐朋学園大学音楽学部付属図書館編の展示スクエア資料を適宜配布し、授業で扱う楽譜やCD、映像資料、
また参考文献を適宜紹介する。
【授業展開と内容-前期-】
1.概説、およびJ.S.バッハ(1685-1750)以前の鍵盤音楽
2. J.S.バッハ《Das wohltemperiete Klavier(平均律クラヴィーア曲集)》をめぐって―楽器、音律の問題
3~4. J.S.バッハの鍵盤作品はどのように受容されてきたのか―エディションの問題/ロマン派以後の音楽家とバッハ
5. 鍵盤組曲について
6. 17~18世紀フランスの鍵盤作品―F.クープラン(1667-1733)、J.Ph.ラモー(1683-1764)を中心に/
後世への影響(ドビュッシー、ラヴェルの音楽に見られること)
7~8. ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757)の鍵盤作品(1)―作品と受容/華麗なる奏法の開拓
9~10. C.Ph.E.バッハ(1714-1788)の鍵盤作品とその影響
11. J.ハイドン(1732-1809)の鍵盤作品(1)―エディションの問題
12. J.ハイドンの鍵盤作品(2)―クラヴィーア・ソナタ、クラヴィーア・トリオを中心に
13. W.A.モーツァルト(1756-1791)の鍵盤作品(1)―クラヴィーア・ソナタ、クラヴィーア・コンチェルト
14.W.A.モーツァルトの鍵盤作品(2)ピアノを含む室内楽/モーツァルト周辺の音楽家について
15.まとめ
677,678
鍵盤音楽史Ⅱ(前期),Ⅲ(後期)
にしはら
みのる
曜日 時限/単位数 月 Ⅲ時限 / 各2単位
専門科目
担当 西原 稔 教授
【授業の概要】
18世紀末から20世紀前期までの鍵盤音楽史を講義の対象とする。この時代は、とくにピアノ専
攻の学生にとってはもっとも演奏する機会の多い時代に当たっている。しかし、18世紀音楽に比
べてはるかに音楽は多様であり、音楽を生み出す、音楽が受容される土壌は複雑である。講義は、
単に作品と作曲家を紹介するだけではなく、音楽をはぐくんだ時代や社会の背景や政治的な要因、
経済的な要因などにも関連付けて進める。
講義の組み立ては、19世紀全体の総論に続いてベートーヴェンを19世紀ピアノ音楽の出発点と
して位置づけて、その創作の意義を考察する。その後は「指標」としてシューベルト以下の作曲
家を置いて、その作曲家を中心にその次代の全体像を見ていきたい。同時に、指標とした作曲家
についての深い理解を得られるべく、作品全体についても紹介する。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
履修案内参照
- 117 -
【授業の形式】
講義
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
教科書はとくになし。参考書は講義中で随時、指示する
【授業展開と内容-前期-】
1 19世紀のピアノ音楽史とは
2 ベートーヴェンのピアノ作品と19世紀音楽文化
3 ピアノの発展史とベートーヴェン
4 練習曲とピアノのメトード
5 シューベルトのピアノ音楽1 ピアノソナタ
6 シューベルトのピアノ音楽2 連弾作品および小品
7 メンデルスゾーンと19世紀1 歴史主義とフーガ
8 メンデルスゾーンと19世紀2 サロン音楽文化と無言歌
9 シューマンと新ロマン主義1 ロマン派時代のソナタ
10 シューマンと新ロマン主義2 性格小品
11 シューマンと新ロマン主義3 シューマンの批評した作曲家群像
12 ショパンの音楽1 ショパンとポーランドの民族音楽
13 ショパンの音楽2 ショパンとパリのサロン音楽
14 ショパンの音楽3 1830―40年代のフランスの音楽事情
15 前期のまとめ
【授業展開と内容-後期-】
1 リストの改革1 超絶技巧練習曲の進化と練習曲の思想
2 リストの改革2 巡礼の年と旅のアルバム 作品改訂のプロセス
3 リストと改革3 新ドイツ派と未来のピアノ音楽
4 ブラームスと19世紀後期1 ピアノソナタと変奏曲
5 ブラームスと19世紀後期2 後期の小品の革新
6 ブラームスと19世紀後期3 ブラームス様式とは
7 チェコ国民楽派のピアノ音楽
8 ロシア国民楽派のピアノ音楽
9 北欧国民楽派のピアノ音楽
10 イタリアのピアノ音楽
11 スペインのピアノ音楽
12 近代フランスのピアノ音楽1 サン=サーンスとフォーレ
13 近代フランスのピアノ音楽2 フランキスト
14 アメリカのピアノ音楽
15 中南米のピアノ音楽
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
火曜
10:20 ~11:50
音楽学研究室
679
鍵盤音楽史Ⅳ(前期)
ぬまの
ゆうじ
曜日 時限/単位数 金 Ⅲ時限 / 2単位
専門科目
担当 沼野 雄司 教授
【授業の概要】
ロマン派の音楽がピアノを演奏する身体と密着に結びついていたのに対して、20 世紀に入る
とピアノを身体性から切り離し、敢えてドライな「音響体」として用いる傾向が強くなる。実際、
一般的な楽器としては最も広い音域を持ち、かつ複数の音を同時に鳴らすことが可能なピアノは、
現代の作曲家たちにとって格好の実験の場となったのだった。本講義では、19 世紀末から現代
にいたる、こうしたピアノ音楽を概観し、多方面から考察を加える。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
履修案内参照
【授業の形式】
講義
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
レポート
発表・作品
- 118 -
出席率
○
授業への取組
【テキスト 参考書 教材等】
毎回、プリントを配布する。
【授業展開と内容-前期-】
1.19世紀までのピアニズムの発展
2.ドビュッシーとスクリャビン
3.ジャズと機械
4.民族主義とピアノ
5.12音技法とセリー主義
6.メシアンとスペクトル楽派
7.20世紀のヴィルトゥオーソ
8.ソ連のピアノ音楽
9.ミニマル音楽と不確定性
10.ピアノ協奏曲の世界
11.新しいヴィルトゥオジテ
12.さまざまな特殊奏法
13.ジャズピアノの歴史
14.日本のピアノ音楽
15.まとめ
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
授業時に指示する
680
20世紀アンサンブル史(後期)
ぬまの
ゆうじ
曜日 時限/単位数 金 Ⅲ時限 / 2単位
専門科目
担当 沼野 雄司 教授
【授業の概要】
2人から 20 人程度の人数によるアンサンブル楽曲は、20 世紀の創作においては中心的な位置
を占めている。本講義では、「弦楽四重奏」や「2管編成」といった伝統的な制度/枠組みに必
ずしも縛られず、自由な楽器編成によって新しい音の世界を探求した作品を概観する。15 回の
講義で取り上げることのできる曲数は限られているが、学生諸君の新しいレパートリー開拓の一
助にもなるよう、いくつかの系譜を整理しながらなるべく効率のよい展望を行ないたい(「授業
展開と内容」の各回に記されている作曲家名はあくまで代表であり、これですべてではない)。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
履修案内参照
【授業の形式】
講義
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
○
授業への取組
【テキスト 参考書 教材等】
毎回、プリントを配布する。
【授業展開と内容-後期-】
1)「ピエロ」からの出発:シェーンベルク・ラヴェル・ストラヴィンスキイ・・・
2)反抒情の系譜:ヴァレーズ・ヒンデミット・プーランク・・・
3)官能の系譜:ベルク・メシアン・武満・・・
4)セリーの系譜:シュトックハウゼン・ノーノ・カーター・・・
5)スペクトル楽派の系譜:シェルシ・ミュライユ・グリゼー・・・
6)実験音楽の系譜:カウエル・ケージ・フェルドマン・テニー・・・
7)演奏の快楽とズレの系譜:ベリオ・リゲティ・・・
8)特殊奏法と「新しい複雑性」の系譜:ラッヘンマン・シャリーノ・ファーニホウ・・・
9)演劇と引用の系譜:カーゲル・グロボカール・アペルギス・・・
10)反復音楽の系譜:ライヒ・ライリー・アンドリーセン・・・
11)表現と物語の系譜:リーム・シュニトケ・リンドベルイ・・・
12)日本のアンサンブル楽曲:近藤、西村、細川・・・
13)さまざまな動向を集めて:クルターク、チン、藤倉・・・
14)新しい動向と補遺
15)まとめ
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
授業時に指示する
- 119 -
681,682
管弦楽史Ⅰ(前期)・Ⅱ(後期)
おおさき
しげみ
曜日 時限/単位数 水 Ⅱ時限 / 各2単位
専門科目
担当 大崎 滋生 教授
【授業の概要】
ヨーロッパ社会におけるオーケストラ音楽の展開。
20世紀音楽のCDが多くリリースされようになって、21世紀の音楽家として、「さらう」だけで
はなく「聴く勉強」の必要性がますます増大しています。
前期(Ⅰ)だけ、後期(Ⅱ)だけ、の履修も可
前期 19世紀まで
後期 20世紀以降
たくさんの音楽をCDでワンショット試聴します。毎回、本学図書館が所蔵するCDを請求番号付
きで紹介するプリントを配布します。全曲のCDをたくさん聴くことは受講生本人の課題です。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
入学前、または入学後に、音楽史をひととおり学んだことのある者(初心者にもわかるような授業ではあ
りません)。Bコースの1年生は遠慮してください。
【授業の形式】
講義
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
前期・後期それぞれに、何かテーマを決めてCDを10枚以上聴いて、レポートを書く。
単位の認定および成績評価は、その他に、出席状況や授業に積極的に取り組む学習態度も考慮して、行う。
【テキスト 参考書 教材等】
参考書 マーリンク大崎滋生共著『オーケストラの社会史』(1990年、音楽之友社)WR00-862
大崎滋生著『音楽演奏の社会史』(1993年、東京書籍) WR01-983
大崎滋生著『音楽史の形成とメディア』(2002年、平凡社) WR04-017
大崎滋生著『文化としてのシンフォニーⅠ』(2005年、平凡社) WR04-560
大崎滋生著『文化としてのシンフォニーⅡ』(2008年、平凡社) WR05-143
大崎滋生著『20世紀のシンフォニー(文化としてのシンフォニーⅢ)』(2013年、平凡社) WR06-296
【授業展開と内容-前期-】
第1回 オーケストラの始まり/コンチェルトとシンフォニア
第2回 18世紀前半から中盤にかけてのドイツ各地
第3回 18世紀前半から中盤にかけてのロンドン、パリ、マンハイム
第4回 18世紀中盤から後半にかけてのヴィーン
第5回 フランス革命と音楽/Beethoven とその時代
第6回 ヴァイオリン・コンチェルトからピアノ・コンチェルトへ
第7回 ポスト・ベートーヴェンのシンフォニー と“前交響詩”の展開Ⅰ
第8回 ポスト・ベートーヴェンのシンフォニー と“前交響詩”の展開Ⅱ
ヴァイオリン・コンチェルトとチェロ・コンチェルトの系譜
第9回 標題シンフォニー、交響詩、劇的物語、「新ドイツ派」
第10回 19世紀後半のドイツ・シンフォニー
第11回 19世紀後半 シンフォニー創作の頂点(Bruckner と Brahms)
第12回 シンフォニーの拡散/ナショナル・シンフォニーの時代Ⅰ[ロシア]
第13回 シンフォニーの拡散/ナショナル・シンフォニーの時代Ⅱ[チェコ][北欧]
第14回 シンフォニーの拡散/ナショナル・シンフォニーの時代Ⅲ
[イギリス][アメリカ][イタリア]
第15回 シンフォニーの拡散/ナショナル・シンフォニーの時代Ⅳ[フランス](まとめ)
【授業展開と内容-後期-】
第1回 世紀末の大管弦楽:Huber/Rott/Mahler/Reznicek/R.Strauss
第2-3回 20世紀前半における大管弦楽の継承と展開 Ⅰ-Ⅱ[ドイツとその周辺]
第4回 20世紀前半における大管弦楽の継承と展開 Ⅲ [東欧][北欧]
第5回 20世紀前半における大管弦楽の継承と展開 Ⅳ [ロシア]
第6回 20世紀前半における大管弦楽の継承と展開 Ⅴ [イタリア] [フランス][イギリス]
第7回 20世紀前半における大管弦楽の継承と展開 Ⅵ [アメリカ]
第8回 世紀末以降のコンチェルトを概観する
第9-12回
20世紀新世代 1920年代生まれまで
第13回 1930-44年生れ世代
第14回 戦後世代
第15回 日本の管弦楽作品
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
火曜
16:00 ~17:00
音楽学研究室
月2回
- 120 -
683,684
室内楽史Ⅰ(前期)・Ⅱ(後期)
にしはら
みのる
曜日 時限/単位数 火 Ⅲ時限 / 各2単位
専門科目
担当 西原 稔 教授
【授業の概要】
18 世紀後半から 20 世紀前半にかけての室内楽を対象とする。時代によって室内楽の意味がど
のように変容し、また社会における役割も変化していったのであろうか。室内楽は誰がその担い
手であったのであろうか。18 世紀後半と 19 世紀前半ではその土壌が大きく変容しているのであ
る。
前期は 18 世紀後半から 1830 年代までを対象とし、後期は 1830 年から 20 世紀までを対象と
する。主要な作曲家についてはほぼ網羅的に作品と作曲様式を扱い、同時にそれぞれの時代のほ
かの作曲家についても広く紹介する。室内楽の歴史は同時に、鍵盤音楽や管弦楽の歴史にも関連
するので、この講義を通して音楽の総合的な理解を得られることを目的としている。講義で対象
とする作品数も多く、配布資料も多数になるので、配布資料をよく整理しておくことが求められ
る。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
2年生以上 履修案内参照
【授業の形式】
講義
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
○
【テキスト 参考書 教材等】
テキストはとくになし。参考書は講義の中で随時指示する
【授業展開と内容-前期-】
1 室内楽とは 18世紀中葉の音楽ジャンルの概念
2 前古典派の室内楽1 バッハの息子たちの室内楽
3 前古典派の室内楽2 その他
4 ハイドンの室内楽作品
5 モーツァルトの室内楽1 弦楽四重奏曲
6 モーツァルトの室内楽2 その他の編成の室内楽作品
7 18世紀後期の室内楽(ボッケリーニ等)
8 ベートーヴェンの室内楽1 二重奏ソナタ
9 ベートーヴェンの室内楽2 弦楽四重奏曲
10 19世紀前期の室内楽(リース、クロンマー等)
11 シューベルトの室内楽1 弦楽四重奏曲
12 シューベルトの室内楽2 その他の編成の室内楽
13 シューマンの室内楽1 シューマンの室内楽作品
14 シューマンの室内楽2 シューマンの批評した室内楽
15 ドイツロマン派の室内楽(まとめ)
【授業展開と内容-後期-】
1 19世紀後半の室内楽作品の概観
2 ブラームスの室内楽1 ピアノを含む室内楽
3 ブラームスの室内楽2 ピアノを含まない室内楽
4 ブラームスとその時代 (ライネッケ、ディートリヒ等)
5 チェコ国民楽派の室内楽
6 ロシア国民楽派の室内楽
7 北欧の室内楽
8 イタリア・スペインの室内楽
9 イギリスの室内楽
10 近代フランスの室内楽1(サン=サーンス、フォーレ等)
11 近代フランスの室内楽2(ドビュッシーからメシアン)
12 20世紀の室内楽1(バルトーク、コダーイ、シマノフスキー)
13 20世紀の室内楽2(ショスタコーヴィチ等)
14 20世紀の室内楽3(アメリカの室内楽)
15 20世紀の室内楽4(日本の室内楽)
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
火曜
10:20 ~11:50
音楽学研究室
- 121 -
授業への取組
○
685,686
オペラ・オラトリオ史Ⅰ(前期)・Ⅱ(後期)
おおさき
しげみ
曜日 時限/単位数 水 Ⅳ時限 / 各2単位
専門科目
担当 大崎 滋生 教授
【授業の概要】
異文化圏では声楽曲は、言葉や物語の理解が大きな障壁となって、軽視・無視されがちです。
しかし大規模声楽オーケストラ作品こそヨーロッパ文化が生んだ最大・最高の音楽です。器楽の
レパートリーからしか音楽史を見ていないということは重要作品をあえて避けて勉強しているに
等しいと言えましょう。
「オペラ」という用語は、そうは名づけられなかったものを含めて、大規模な音楽付舞台作品
の総称として定着しています。ところが、大規模な声楽付コンサート作品に定まった総称はあり
ません。そこでここでは、半分くらいはそう呼んでも構わないのではないか、ということに代表
させて、これらを「オラトリオ」と総称します。ベートーヴェンは荘厳ミサ曲を、そのコンサー
ト上演が教会当局によって妨げられるのを防ぐため、「オラトリオ」として上演できるとしてい
ます。またブラームスのオラトリオ、とは言えないけれど、オーケストラ付カンタータはありま
す。
このところ、本学図書館には年間250~300枚のDVDが入ってきます。そのすべてがオペラで
はないものの、この授業はそれらの紹介という一面を持っています。
前期(Ⅰ)だけ、後期(Ⅱ)だけ、の履修も可
前期 オペラ・オラトリオ史Ⅰ 19世紀半ばまで
後期 オペラ・オラトリオ史Ⅱ 19世紀半ば以降
【授業の形式】
講義
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
入学前、または入学後に、音楽史をひととおり学んだことのある者(初心者にもわかるような授業ではあ
りません)。Bコースの1年生は遠慮してください。
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
前期と後期で、それぞれの時期に扱った範囲でたくさんのDVD(オラトリオの場合はCD)を鑑賞して
レポートを書く。
単位の認定および成績評価は、その他に、出席状況や授業に積極的に取り組む学習態度も考慮して、行う。
【テキスト 参考書 教材等】
大崎滋生監訳『オックスフォード・オペラ史』(平凡社) WS01-625
大崎滋生・西原稔監訳『オックスフォード・オペラ大事典』(平凡社) WS01-373
大崎滋生著『音楽演奏の社会史』(東京書籍) WR01-983
大崎滋生著『音楽史の形成とメディア』(平凡社) WR04-017
【授業展開と内容-前期-】
第1回
音楽祭典を飾る管弦楽・声楽混合大規模作品
ルネサンス・ポリフォニーとモノディー様式の統合とヴァイオリン楽団の合体
オペラ・オラトリオの誕生とその社会的意味
第2回
Monteverdi から Lully まで/歌手たちとカストラート
第3回
カトリックのスターバト・マーテルなど
18世紀のオラトリオとカンタータ
第4回
プロテスタントの教会カンタータと受難曲
第5回
Telemann と J.S.Bach の教会カンタータ、オラトリオ、受難音楽
第6回
18世紀のオペラ I-1 オペラ・セーリア(フランスのトラジェディを含む)
第7回
18世紀のオペラ I-2 オペラ・セーリア(フランスのトラジェディを含む)
第8回
18世紀のオペラ II オペラ・ブッファ(フランスのコミックを含む)
第9回
Händel のオペラとオラトリオ
第10回 Haydn と Mozart のオペラとオラトリオ
第11回 Beethoven のオペラとオラトリオ、ミサ曲、カンタータ
第12回 Schubert のオペラとオラトリオ、ミサ曲
第13回 19世紀前半ドイツにおける合唱運動とオラトリオ創作
バッハ復活
第14回 Mendelssohn と Schumann のオペラとオラトリオ
第15回 Berlioz と Liszt のオラトリオ(まとめ)
- 122 -
【授業展開と内容-後期-】
第1-2回 Rossini、Donizetti、Bellini のオペラ
第3回
19世紀フランス・オペラ概観
Halévy と Berlioz のオペラ
第4回
Wagner 以前のドイツ・オペラ
第5回
Wagner と Verdi のオペラ
第6回
Bruckner と Brahms の大規模合唱オーケストラ曲
第7回
Gounod、Sainte-Saens、Bizet、Massenet のオペラ
第8回
東欧とロシアのオペラ
第9回
ヴェリスモと反ヴェリスモ/ Puccini、Masgcani、Boito、Giordano、Cilea、Zandonai、
第10回 20世紀フランスのオペラとオラトリオ Debussy, Ravel, Honegger
第10回 Mahler のオラトリオ・シンフォニーと R.Strauss のオペラ
第11回 Humperdinck、Busoni、Siegfried Wagner、Pfitzner、Zemlinsky のオペラ
第一次大戦後のオペラ環境の大変化
第12回 Schönberg のオペラとオラトリオ、大声楽作品
Berg、Schreker、Hindemith、Korngold, Weill のオペラ
第13回 Alfano, Wolf-Ferrari, Pizzetti, Bartok, Stravinsky のオペラ
第14回 Prokofiev のオペラと Shostakovich のオペラ・声楽シンフォニー
第15回 20世紀後半のオペラの展望Ⅱ
Tippett と Britten のオペラとオラトリオ
Henze のオペラ
Penderecki と Schnittke の大声楽作品
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
火曜
16:00 ~17:00
音楽学研究室
月2回
687
音楽史Ⅰ
やすだ
かずのぶ
曜日 時限/単位数 金 Ⅲ時限 / 4単位
専門科目
担当 安田 和信 准教授
【授業の概要】
この授業では中世初期から18世紀までの音楽史を対象としますが、とくに17世紀初頭から18世
紀末までの時代に重点を置きます。各時代の「傑作」を概観すること、あるいは作曲技法の変遷
を辿ることだけが音楽史の対象ではありませんので、音楽の社会的・政治的・文化的側面も重視
します。また、歴史認識・叙述が特定の人々の視点から行なわれざるを得ないという反省を意識
して、その視点からこぼれ落ちる「外部」のことも考えていきたいと思います。「過去の音楽」
はいま、ここで聴く、演奏することを通じて接する機会をもつことができるという意味で、「現
在」の問題でもあります。CD や DVD によって様々な傾向の演奏に触れることで、「現在」と
の関わりも積極的に考えていきたいと思います。図書館所蔵などの楽譜やディスク、あるいは演
奏会を通じて、授業時間以外においても音楽に触れることが望ましいです。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
音楽学、古楽器専攻1年次必修
【授業の形式】
講義
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表・作品
出席率
○
授業への取組
前期・後期にレポートを課します。ただし、出席数が3分の2に満たない者は原則として単位を認定しません。
【テキスト 参考書 教材等】
とくにテキストは指定しません。授業ごとに参考文献や参考ディスク(本学図書館所蔵のものも含む)などを紹
介します。
- 123 -
【授業展開と内容-前期-】
1
導入-歴史認識・叙述のあり方。西洋音楽史の時代区分とその根拠・問題点
2
ヨーロッパの成立とローマ・キリスト教の諸聖歌。「グレゴリオ聖歌」とその伝播
3~4 ポリフォニーの「誕生」。「アルス・ノーヴァ」と「トレチェント」。世俗音楽の「痕跡(楽譜)」
5
ルネサンス時代の社会と音楽(概論)。古典文化の「内部化」の過程
6
イベリア半島、英国、ドイツ語圏、植民地世界のルネサンス音楽
7
中世、ルネサンス時代の器楽曲と楽器
8
バロック時代の社会と音楽(概論)
9
オペラの「誕生」とそのイタリアでの伝播
10
17世紀前半の世俗的声楽曲-マドリガーレとエール・ド・クールを中心に
11~12 イタリア語文化圏外の劇音楽-仏語、英語、独語文化圏を中心に
13
カトリック文化圏の教会音楽-イタリア、フランス、オーストリアを中心に
14~15 前期のまとめ
【授業展開と内容-後期-】
1
非カトリック文化圏の教会音楽-英国とドイツを中心に
2
バロック時代における主要な器楽ジャンル
3
鍵盤楽器のための音楽-即興、舞踊、対位法
4
弦楽器のための音楽-ヴァイオリンとヴィオールを中心に
5
管楽器のための音楽-フルートとオーボエを中心に
6
古典派時代の古典派時代の社会と音楽(概論)。時代区分の是非
7
17~18世紀における楽器、演奏法の変遷と現在におけるその表象の可能性
8
声楽曲1 オペラとその諸改革-パリとウィーンを中心に
9
声楽曲2 教会音楽と世俗的声楽曲-ドイツ語圏の北と南
10
器楽曲1 ソナタ、弦楽四重奏曲など―後世の「規範」となったジャンル対「変わった編成」の音楽
11
器楽曲2 鍵盤楽器のための音楽-「識者」or/and「愛好家」のために。変貌するフォルテピアノとヴィ
ルトゥオーゾ
12~13 器楽曲3 シンフォニーとコンチェルト―「特権化」以前の諸相
14
仏革命期の音楽-社会・政治の代理・表象としての音楽。「芸術」としての音楽の胎動
15
後期のまとめ
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
授業時に指示する
688
音楽史Ⅱ
ぬまの
ゆうじ
曜日 時限/単位数 金 Ⅳ時限 / 4単位
専門科目
担当 沼野 雄司 教授
【授業の概要】
19世紀から現代にいたるまでの西洋音楽史を概観する。前期には19世紀から第一次大戦前後ま
での音楽を扱うが、これらの時期に書かれた音楽が現在の「クラシック音楽」の中心的なレパー
トリーを構成していることは言うまでもない。後期は主に1920年以降の音楽を扱う。この時代の
音楽は「現代音楽」といった名称で呼ばれ、時として特殊なジャンルのように扱われることもあ
るが、しかし21世紀も10年以上を過ぎた現在においては、もはや全ての音大生が避けて通ること
のできない楽曲群といえる。また、現代において重要な意味を持つポピュラー音楽やジャズ、映
画音楽についても(十分とはいえないまでも)考察を加える予定である。講義では毎回、当該の
時代を象徴する音楽史的な事件や楽曲を中心に据えつつも、できる限り立体的な視点を提供した
い。また、随時議論を行うので積極的な授業参加を期待する。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
音楽学、古楽器専攻2年次必修
【授業の形式】
講義
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
○
授業への取組
【テキスト 参考書 教材等】
授業中に参考図書については言及する。また、ほぼ毎回プリントを配布する。
- 124 -
【授業展開と内容-前期-】
1)イントロダクション:18 世紀から 19 世紀へ
2)後期ベートーヴェンをめぐる諸問題
3)リートとロマン主義
4)音楽雑誌と聴衆の変化
5)サロンとヴィルトゥオーソ
6)19 世紀フランスの音楽状況
7)音楽における歴史主義の台頭
8)「オペラ」か「総合芸術作品」か
9)版と稿をめぐる諸問題
10)五人組と 19 世紀ロシアの状況
11)マーラーと世紀末ウィーン
12)象徴主義・印象主義・表現主義
13)ロシア・バレエ団と新しい音楽
14)日本の洋楽の歩み(明治から昭和前期まで)
15)前期のまとめ
【授業展開と内容-後期-】
1)新古典主義とアメリカからの「逆流」
2)第三帝国とソ連の音楽政策
3)ダルムシュタットと前衛音楽の台頭
4)ケージと不確定性
5)映画音楽の歴史
6)ミニマル音楽と民族音楽の再発見
7)電子音響音楽の発展
8)1960 年代の諸相
9)ジャズの発展
10)左翼と音楽
11)新ロマン主義と物語への回帰
12)ロックの歴史
13)日本の作曲界(第二次大戦後から現在まで)
14)21 世紀の音楽状況
15)全体のまとめ
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
授業時に指示する
691
音楽史各論Ⅰ(後期)
やす だ
かずのぶ
曜日 時限/単位数 金 Ⅳ時限 / 2単位
専門科目
担当 安田 和信 准教授
【授業の概要】
この授業は、特定のジャンルや時代についての歴史的概観ではなく、一般に「古楽」と呼ばれ
うる事象についての多角的概観を目指すものです。「古楽」という用語は、元来は「バッハ以前
の音楽」を指しますが、近年では時代・時期を問わず、歴史的ないし過去の音楽作品の演奏解釈
を決定する要因として、歴史的な情報を積極的に援用する演奏者の取り組みさえも包含すること
もあり得、むしろ英語圏で好まれる「歴史的情報に基づく解釈 historically informed performance
(HIP)」と同義と捉えることが可能です(ちなみに、楽器の歴史性にのみ注目が集まりがちな
「古楽器」「オリジナル楽器」「ピリオド楽器」なる概念もここに含まれると言えます)。本授
業ではこうした点について、とりわけバロック時代から20世紀初頭に至るまでの音楽作品を例に
考えていく予定です。ただし、歴史的な観点から「真性な authentic」解釈が存在するという本
質論的仮説への懐疑を常に意識し、あくまでも歴史的観点が現代にもたらす創造的な可能性にこ
そ「古楽」的な発想の本領があることは言うまでもありません。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
古楽器専攻1年次生必修。その他全学生履修可。
【授業の形式】
講義
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表・作品
出席率
○
授業への取組
ただし、出席数が3分の2に満たない者は原則として単位を認定しません。
- 125 -
【テキスト 参考書 教材等】
とくにテキストは指定しませんが、授業ごとに参考文献や参考ディスク(本学図書館所蔵のものも含
む)などを紹介します。
【授業展開と内容】
1 「歴史」は常に改訂されうるということ―歴史主義的本質論の陥穽
2 演奏解釈の歴史性① 20世紀の録音史を通して
3 演奏解釈の歴史性② HIP の展開と現在、問題点
4 楽譜テクストの歴史性① 批判版(原典版)の是非
5 楽譜テクストの歴史性② 「解釈版」の示唆するもの
6 楽器の歴史性① ピアノを例に
7 楽器の歴史性②
8 楽典知識の歴史性① スタッカート論争を例に
9 楽典知識の歴史性② 変貌する速度標語の意味
10 演奏法の歴史性① 弦楽器のヴィブラート奏法を例に
11 演奏法の歴史性② テンポ・ルバートとは?
12 演奏法の歴史性③ 即興的装飾の歴史的射程
13 レパートリーの歴史性 「名曲」の移り変わり
14 歴史的「様式研究」が演奏解釈へ及ぼす影響
15 まとめ
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
授業時に指示する
692
音楽史各論Ⅱ(前期)
いのうえ
たかこ
曜日 時限/単位数 水 Ⅱ時限 / 2単位
専門科目
担当 井上 貴子 講師
【授業の概要】「ロック・ミュージック研究」
ロック・ミュージックは 20 世紀半ばにアメリカで誕生し、世界的に広がったポピュラー音楽である。こ
の授業では、ロック・ミュージックの歴史的変遷と音楽的特徴、日本における受容と土着化について講義す
る。さらに、それを通じて、音楽産業の発展や現代社会の変容や問題点にも切り込んでいく。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
全学生履修可。
【授業の形式】
講義形式であるが、AV 資料の使用や実際の演奏に触れる機会ももうける。
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
参考書は以下の通り。
キャサリン・チャールトン『ロック・ミュージックの歴史-スタイル&アーティスト(上下)』
(音楽之友社) 上)WS01-407, 下)WR02-836
200 ロック語辞典編纂委員会『200 ロック語事典』(学研) WR05-163
難波弘之・井上貴子編『証言!日本のロック70's』Vol.1, Vol.2(アルテスパブリッシング)
1) WR05-802 2) WR05-803
井上貴子編著『日本でロックが熱かったころ』(青弓社) WR05-799 その他、必要に応じてプリントを配
布する。
【授業展開と内容-前期-】
1 ポピュラー音楽のなかのロック
2 ロックンロールの誕生からロカビリー・スターの時代へ
3 60 年代アメリカのロックシーン(モータウン、サーフロック、フォークロックなど)
4 ビートルズとその影響
5 60年代日本のエレキ・ブームからグループサウンズへ
6 アメリカのカウンターカルチャー(サイケデリックロック、ウッドストック)
7 ハードロック
8 プログレッシヴロック
9 70 年代日本のニューロック
10 パンク/ニューウェーヴ
11 メジャーとインディーズの分化
12 ヘヴィメタル
13 化粧するロック
14 日本におけるバンドブームとロックの土着化
15 まとめ
- 126 -
693,694
音楽史各論Ⅲ(前期),Ⅳ(後期)
うめづ
とき ひこ
曜日 時限/単位数 水 Ⅴ時限 / 各2単位
専門科目
担当 梅津 時比古 教授
【授業の概要】
”音楽家になる”ために共通して抱える課題が二つある。ひとつは音楽家として現実の社会
にいかに地歩を固めるか、もうひとつは、芸術を究めてゆく道をいかに見つけるか。現代は、こ
の二つの課題が歴史上最も難しくなっているときかもしれない。両課題は同じ道筋にはない。た
とえばコンクールを勝ち抜くことと、音楽を求めることとは必ずしも一致しないどころか、矛盾
する面が多々生じる。それではどうすればいいか。
現実の社会に即応しながら本質的な音楽を求めること。エリオットが「伝統的であることは前
衛的である」と言ったように、「現実的であることは本質的である」ことを一貫して追求したい。
主に前期の『冬の旅』では、この曲集を疎外の視点から捉え、音楽の解釈・意味を現代から読み
直す。後期では、コンクールなどの現実的な戦術論にも触れながら、来たるべき音楽家像の肉化
を目指す。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
特にありません
【授業の形式】
講義
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表・作品
【テキスト 参考書 教材等】
プリントを配布する
【授業展開と内容-前期-】
・講義の進め方~象徴の森としての『冬の旅』
・『冬の旅』第1曲
・第2、3曲
・第4,5曲
・第6,7曲
・第8,9、10曲
・第11曲、12曲
・第13曲、14曲
・第15曲、16曲
・第17曲、18曲
・第19曲、20曲
・第21曲、22曲
・第23曲
・第24曲
・まとめ
【授業展開と内容-後期-】
・講義の進め方~色の概念
・ヨーロッパにおける夜の概念
・「魔王」に見る文化の文脈
・音楽における通時性と共時性
・様式と「孤独のアポリア」
・コンクールとは何か、概念、方法、活用
・演奏者とは誰か CD制作
・演出の現在「蝶々夫人」
・ドラマトゥルクの現在「ジークフリート」
・音楽における線的意識の構造
・プログラム・ビルディング、プログラム文章論
・批評とは何か=音楽批評論
・音楽ジャーナリズム、業界、マスメディア
・聴衆の誕生と消滅論
・楽器、テクニック、音程の思想
曲目解説
- 127 -
出席率
○
授業への取組
○
695
音楽史各論Ⅴ(前期)
むらた
ちひろ
曜日 時限/単位数 木 Ⅳ時限 / 2単位
専門科目
担当 村田 千尋 講師
【授業の概要】
歌曲史A「ドイツ・リート史」
人類が「歌」に託してきたものは何か。バロックから現代までの様々な事象を考察し、「歌
曲」演奏の意義と目的、考慮すべき諸問題を明らかにする。それによって、「歌曲演奏(伴奏を
含む)」・「歌曲研究」のための基本的態度を獲得することを目標とする。授業では、楽譜を用
いて、できるだけ多くの詩や音楽を分析することによって考えていきたい。
前期はドイツ・リートを中心に取り扱い、ドイツ語と音楽の関係に迫る。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
全学年履修可。声楽と外国語に対する興味・関心を持っていることが必須である。
【授業の形式】
講義を中心とする。また、できるだけ多くの実例を、オーディオ機器を用いて鑑賞することを計画して
いるが、音楽鑑賞が目的ではない。
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
出席状況、受講態度、レポートなどにより、総合的に評価する。
【テキスト 参考書 教材等】
毎回プリントを配布する。欠席等により受け取れなかったプリントは、各自で手配すること。参考書につ
いては、必要に応じて講義中に紹介する。
【授業展開と内容-前期-】
序章: ドイツ・リートへの誘い
第1回
第1章:ルネサンス多声リートから独唱リートへ(シャインとアルベルト)
第2回
第2章:ベルリン・リート楽派と啓蒙主義リート
第2回
第3章:芸術リートへの歩みと独文化
第3~4回
第4章:芸術リートの誕生
第5回
第5章:19世紀前半における芸術リート(シューベルト)
第6~7回
第6章:19世紀中頃のリート(シューマンとブラームス)
第8~10回
第7章:19世紀末のリート(ヴォルフとマーラー)
第11~12回
第8章:20世紀のリート(シェーンベルクと現代リート)
第13~14回
講義のまとめ
第15回
開講時に詳しい講義案内、受講上の注意事項を配布する。
696
音楽史各論Ⅵ(後期)
むらた
ちひろ
曜日 時限/単位数 木 Ⅳ時限 / 2単位
専門科目
担当 村田 千尋 講師
【授業の概要】
歌曲史B「フランス、イタリア、日本等の歌曲を巡って」
人類が「歌」に託してきたものは何か。バロックから現代までの様々な事象を考察し、「歌
曲」演奏の意義と目的、考慮すべき諸問題を明らかにする。それによって、「歌曲演奏(伴奏を
含む)」・「歌曲研究」のための基本的態度を獲得することを目標とする。授業では、楽譜を用
いて、できるだけ多くの詩や音楽を分析することによって考えていきたい。
後期はフランス、イタリア、日本などの歌曲を巡り、それぞれの国の「歌曲」に対する態度の
違いを明らかにしたい。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
全学年履修可。声楽と外国語に対する興味・関心を持っていることが必須である。
【授業の形式】
講義を中心とする。また、できるだけ多くの実例を、オーディオ機器を用いて鑑賞することを計画して
いるが、音楽鑑賞が目的ではない。
- 128 -
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
出席状況、受講態度、筆記試験などにより、総合的に評価する。
【テキスト 参考書 教材等】
毎回プリントを配布する。欠席等により受け取れなかったプリントは、各自で手配すること。参考書につ
いては、必要に応じて講義中に紹介する。
【授業展開と内容-後期-】
序章: フランス・メロディへの誘い
第1回
第1章:ルネサンス以前の世俗声楽曲
第2回
第2章:バロック音楽の始まりとモノディー
第3回
第3章:ロマンスとカンタータ
第4回
第4章:世紀前半のフランス歌曲(ベルリオーズ)
第4回
第5章:フランス音楽復興期のフランス歌曲(グノーとビゼー)
第5回
第6章:メロディーの盛期(フォーレ、ドビュッシーとラヴェル)
第6~9回
第7章:メロディーとエスプリ(サティとフランス六人組、そしてメシアン)第10回
第8章:イタリアの歌曲
第11回
第9章:ロシアの歌曲
第12回
第10章:日本の歌曲
第13~14回
講義のまとめ
第15回
開講時に詳しい講義案内、受講上の注意事項を配布する。
697,698
音楽史各論Ⅶ(前期),Ⅷ(後期)
やす だ
かずのぶ
曜日 時限/単位数 月 Ⅳ時限 / 2単位
専門科目
担当 安田 和信 准教授
【授業の概要】
< W.A.モーツァルトのシンフォニー>
この授業では、18 世紀後半の音楽家として最も有名な W.A.モーツァルトのシンフォニー
を概観することを主たる目的とします。モーツァルトのシンフォニーは、現代のオーケス
トラにおける不可欠なレパートリーを形成していますが、そこに含まれる作品は、いわゆ
る‘後期交響曲’と言われる、ほんの一部に過ぎません。しかし、多く見積もれば約 70 曲
にも及ぶとも言われる彼のシンフォニーには、現代の一般的なシンフォニー観だけでは見
過ごされてしまうような魅力を秘めた作品が少なからずあるのです。授業では、同時代の
他の作曲家による作品にも言及しながら、古典派時代のコンテクストにおくことで明らか
になるモーツァルトのシンフォニーの特質について特に触れてみたいと考えています。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
全学生履修可。
【授業の形式】
講義
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表・作品
出席率
○
授業への取組
前期・後期にレポートを課します。
ただし、出席数が 3 分の 2 に満たない者は原則として単位を認定しません。
【テキスト 参考書 教材等】
とくにテキストは指定しませんが、授業ごとに参考文献や参考ディスク(本学図書館所蔵のものも含
む)などを紹介します。
- 129 -
【授業展開と内容-前期-】
1 現代のシンフォニー・オーケストラにおけるモーツァルトのシンフォニー
2 モーツァルトのシンフォニー、その概観1
3 モーツァルトのシンフォニー、その概観2
4 ロンドンでのシンフォニー
5 イタリア旅行とシンフォニー
6 ザルツブルクでのシンフォニー1
7 ザルツブルクでのシンフォニー2
8 ザルツブルクでのシンフォニー3
9 ザルツブルクでのシンフォニー4
10 パリでのシンフォニー
12 オーケストラ・セレナード、オペラ序曲とシンフォニー
12 ザルツブルクでのシンフォニー5
13 ザルツブルクでのシンフォニー6
14 ザルツブルクでのシンフォニー7
15 前期のまとめ
【授業展開と内容-後期-】
1 K.385 1
2 K.385 2
3 K.425 1
4 K.425 2
5 K.504 1
6 K.504 2
7 K.543 1
8 K.543 2
9 K.550 1
10 K.550 2
11 K.551 1
12 K.551 2
13 モーツァルトのシンフォニー、その受容史について
14 モーツァルトのシンフォニー、その演奏史について
15 後期のまとめ
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
授業時に指示する
701,702
音楽史各論ⅩⅠ(前期),ⅩⅡ(後期)
にしはら
みのる
曜日 時限/単位数 水 Ⅲ時限 / 各2単位
専門科目
担当 西原 稔 教授
【授業の概要】
ベートーヴェンのすべてのピアノ・ソナタ(ボン時代の《選帝侯ソナタ》および連弾のための
ソナタ(作品6)を含む)について、楽曲分析にとどまることなく、創作の過程や出版、楽器と
の関連などを含めて総合的に検討していきたい。特に初期のソナタに見られるように、室内楽や
声楽様式などどの結びつきをもち、彼のピアノ・ソナタはきわめて多面的である。これらの多面
性を十分に考える場としたい。またソナタ形式の構成技法について、18世紀末から19世紀前期に
かけての楽式論との関連も取り上げて検討したい。できるだけスケッチや初版譜、さらに種々の
演奏譜も検討の対象とし、作品がどのように形成されていったのかについての理解を深めるよう
に努めたい。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
2年次以上。履修人数は60人程度までとする。それを超える場合は抽選を行うこともある。
【授業の形式】
講義
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
レポート
発表・作品
【テキスト 参考書 教材等】
授業時に資料を配布する。
- 130 -
出席率
○
授業への取組
○
【授業展開と内容-前期-】
1 ボン時代のソナタ(《選帝侯ソナタ》
2 Op.2の3曲のソナタ
3 連弾のためのソナタ(Op.6)および第4番(Op.7)
4 第5番(Op.10-1)、第6番(Op.10-2)
6 第7番(Op.10-3)、第8番(Op.13)
7 18世紀末~19世紀初期のピアノ・ソナタの諸相(1)
8 18世紀末~19世紀初期のピアノ・ソナタの諸相(2)
9 第19番、第20番(Op.49)
10 第9番、第10番(Op.14)
11 第11番(Op.22)、第12番(Op.26)
12 第13番(Op.27-1)
13 第14番(Op.27-2)
14 第15番(Op.28)
15 前期のまとめと試験
【授業展開と内容-後期-】
1 ベートーヴェンとピアノ
2 ベートーヴェンと19世紀のピアノ音楽
3 ベートーヴェンの演奏論
4 第16番(Op.31-1)
5 第17番(Op.31-2)
6 第18番(Op.31-3)
7 第21番(Op.53)、第22番(Op.54)
8 第23番(Op.57)
9 第24番(Op.78)、第25番(Op.79)
10 第26番(Op.81a)、第27番(Op.90)
11 第28番(Op.101)
12 第29番(Op.106)
13 第30番(Op.109)
14 第31番(Op.110)
15 第32番(Op.111)および後期のまとめ
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
火曜
10:20 ~11:50
音楽学研究室
703
音楽史各論ⅩⅢ(前期)
ぬまの
ゆうじ
曜日 時限/単位数 水 Ⅳ時限 / 2単位
専門科目
担当 沼野 雄司 教授
【授業の概要】
E.ヴァレーズとその時代
エドガー・ヴァレーズ(1883-1965)はフランスに生まれ、イタリアやドイツを経た後に、後
半生はアメリカを中心にして活躍した作曲家である。最初期の彼は後期ロマン派や印象主義の影
響を強く受けた作品を発表していたが、やがて音楽を「組織された音響」として捉える、きわめ
て前衛的な作風に到達することになった。さらに彼は、サティ、ドビュッシー、シュトラウス、
シェーンベルク、ストラヴィンスキーといった19世紀生まれの作曲家から、ケージやブーレーズ
にいたる戦後の前衛とも密接にかかわり、ニューヨークという「辺境」から20世紀音楽を映し出
す鏡としても機能したのだった。本講座ではヴァレーズの歩みを逐一追いながら、そこにあらわ
れる様々な問題を抽出して考察を加えるが、結果としてこれは個人のモノグラフにとどまらず、
20世紀のアメリカ音楽史、さらには一つの地点から見た現代音楽史といった様相を呈するはずで
ある。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
履修案内参照
【授業の形式】
講義(受講人数によるが、若干の発表も予定している)
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表・作品
【テキスト 参考書 教材等】
毎回、プリントを配布する。
- 131 -
出席率
○
授業への取組
【授業展開と内容-前期-】
1)イントロダクション:ブルゴーニュとヴァレーズ
2)フランス時代:パリでの教育と音楽家としての原点
3)トリノ・ベルリン時代:ブゾーニ、シュトラウスとの出会い
4)アメリカへ:ニュー・シンフォニー・オーケストラと《アメリカ》
5)国際作曲家連盟:1920年代における作曲家グループのあり方
6)分析1:アンテグラル、イオニザシオンなど
7)原始への志向:南米文学とパンアメリカン作曲家協会
8)アメリカの社会主義:未完の「空間」の全貌
9)ソ連とメキシコ:運動としての音楽
10)テクノロジーを用いた創作の実現:《砂漠》の初演
11)分析2:比重21・5、エクアトリアルなど
12)組織された音響の完成:ブリュッセル万博の「ポエム・エレクトロニク」
13)晩年と弟子たち:訪日中止と未完の「ノクターナル」
14)補遺
15)全体のまとめ
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
授業時に指示する
704
音楽史各論ⅩⅣ(後期)
ぬまの
ゆうじ
曜日 時限/単位数 水 Ⅳ時限 / 2単位
専門科目
担当 沼野 雄司 教授
【授業の概要】
【日本の洋楽史:明治~平成】:明治期における洋楽の本格的な導入以降、およそ150年が経
過した。この間に、日本人は作曲・演奏の領域において著しいスピードで西洋音楽を消化し、今
や多くの世界的な音楽家を輩出するまでになっている。しかし、我々はこうした自国の音楽史に
ついてどれくらいの知識を持っているだろうか。本講義では、明治期から現在にいたる日本の音
楽史を概観し、最終的には「今の日本」における音楽状況について考えてみたい。学生諸君の今
後の活動に何らかのヒントになるものと確信している。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
履修案内参照
【授業の形式】
講義
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
授業への取組
【テキスト 参考書 教材等】
テキスト・参考書・教材等:基本的には毎回、プリントを配布する。自習のための主な参考文献としては
以下のものがある。
『日本の作曲家』(富樫康、音楽之友社、1956) U02-604
『日本の作曲家たち 上・下』(秋山邦晴、音楽之友社、1978)上)U02-506 下)U02-508
『昭和の作曲家たち』(秋山邦晴、みすず書房、2003) WR04-155
『戦後日本音楽史 Ⅰ・Ⅱ』(日本戦後音楽史研究会編、平凡社、2006)上)WR04-968 下)WR04-977
【授業展開と内容-前期-】
1)明治期から大正期まで:東京音楽学校の軌跡と浅草オペラ
2)大正期から昭和初期まで:山田耕筰の歩みと伊福部昭のデビュー
3)満州事変と「日本的」作曲:プリングスハイムと箕作秋吉の和声論
4)紀元 2600 年と戦時期の音楽活動:音楽文化協会から戦犯論争まで
5)作曲グループの隆盛と日本現代音楽協会の再出発:戦後世代の台頭
6)プロレタリア音楽から「うたごえ運動」へ:左翼思想と音楽
7)実験工房と反アカデミズム:武満徹の飛翔
8)ケージ・ショックと草月ホール:実験的な総合芸術の試み
9)邦楽器ブームの到来:日本のアイデンティティと前衛の融合
10)「3人の会」という事件:日本の社会と現代音楽の接点
11)大阪万博と石油ショック:前衛の切断点
12)主流派としての武満世代:一柳慧、松村禎三、三善晃、湯浅譲二
13)新ロマン主義の台頭:吉松隆のデビューと三枝成彰の「転向」
14)前衛の逆襲:細川俊夫と秋吉台国際現代音楽祭
15)まとめ
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
授業時に指示する
- 132 -
705,706
音楽史各論ⅩⅤ(前期),ⅩⅥ(後期)
おおさき
しげみ
曜日 時限/単位数 水 Ⅲ時限 / 各2単位
専門科目
担当 大崎 滋生 教授
【授業の概要】
J.S.バッハのカンタータ・受難曲・オラトリオ・ミサ曲をその時代のなかにおく
バッハの大規模管弦楽声楽作品の創作をめぐって、年代順に問題を把握していく。3年間で完
結することを目指した講義の最終年。一昨年は、ミュールハウゼン期に始り、ヴァイマール期の
多彩なカンタータ創作を経て、ライプツィヒ期での、毎週のカンタータ創作・演奏という任務が
開始された、当初の3ヵ月までを扱った(1708~23)。昨年はその後、第2年巻に入って、圧巻の
コラール・カンタータの傑作諸作を十二分に探索できた(1723~25)。本年度は1725年の復活祭オ
ラトリオ(BWV 249)から始める。第2年巻最後の一連のツィーグラー・カンタータが終わると、
第3年巻(1725/26)の残存カンタータは極端に少なくなる。第4年巻(1726/27)で創作は復活する
が、その年度の聖金曜日、マタイ受難曲(1727.04.11.)をもって、バッハはライプツッヒの教会
のための創作を放棄したように思われる。そこにはバッハの大きな転換があった。それ以後、時
折、おそらく何らかの特別な事情に迫られたときのみ、余韻のようなカンタータ創作の足跡を遺
すが、中心をなすのは最後の創作となるロ短調ミサ曲への長い取組み(1733~49)である。今年度
は併せて、バッハと同時代に似たような活動をしていた他の作曲家との比較する時間も持ちたい。
テキストの解釈とともに、演奏上・創作上の諸問題を中心課題とする。
毎週欠かさず出席する、勉強熱心な学生のみ歓迎。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
無制限
【授業の形式】
講義と、譜面を見ながら毎回1曲の詳しい検討
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
100ページ以上に及ぶ配付資料
【授業展開と内容-前期-】
*=世俗カンタータ [ ]= 後に改作される ( )= 改作された + = 消失 # = 偽作
第1回 過去2年間の概要Ⅰ 問題の意義/Bach 復興
第2回 過去2年間の概要Ⅱ カンタータとは何か?
同時代同地域の音楽活動全体の概観
第3回
過去2年間の概要Ⅲ ライプツィヒ期までのカンタータ創作の概観
第4回
過去2年間の概要Ⅳ ライプツィヒ期第1年巻[1723-24]
第5回
過去2年間の概要Ⅴ ライプツィヒ期第2年巻[1724-25]
コラール・カンタータをめぐって
第6回
1725.04.01. 復活祭オラトリオ
第7回 ライプツィヒ期第2年巻 Ⅳ BWV [6]/4/42/85
第8回
ライプツィヒ期第2年巻 Ⅴ BWV 103/108/87/128/183/74/68/175/176
ツィーグラー・カンタータ
第9回
Stölzel のブロッケス受難曲[1725.03.30.]
第10回
ライプツィヒ期第3年巻[1726-27] BWV/168/137/164/79/110/57/28/16/32/
その1
13/72/15#/146/43/(194)
第11回
その2
第12回
その3
第13回 ライプツィヒ期第4年巻[1726-27] BWV 39/88/170/187/45/102/35/17/19/27/47/
その1
169/56/129/49/98/55/52/151/[58]/82/84/(6)
第14回
その2
第15回
その3(まとめ)
- 133 -
【授業展開と内容-後期-】
第1回
ライプツィヒ外での教会暦カンタータ上演[1727.02.06.]
BWV 157
第2回
1727年聖金曜日 マタイ受難曲 BWV 244[1727.04.11.]
第3回
〃
第4回
〃
第5回
マタイ受難曲以後
侯妃追悼カンタータ[1727.10.17.] BWV 198
第6回
市参事会交代式[1727-31]
BWV 193/120/29
第7回
ライプツィヒ期6年目以降[1728-31] "ピカンダー年巻"
第8回
その1 BWV 188/197a/171/156/159/145/174/149/117/51/192/112/172/80
第9回
その2
第10回
その3
ライプツィヒ期9年目以降[1731-47] BWV 140/36/177/9/100/58/97/14/158/
第11回
その1
(161)/30/200/1045/80/(8)/34
第12回
その2
第13回
その3
第14回
ロ短調ミサ曲 BWV 232[1749]
第15回
〃
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
火曜
16:00 ~17:00
音楽学研究室
月2回
707,708
音楽史各論ⅩⅦ(前期),ⅩⅧ(後期)
おおさき
しげみ
曜日 時限/単位数 火 Ⅲ時限 / 各2単位
専門科目
担当 大崎 滋生 教授
【授業の概要】
かつて「音楽学概論」として開講されていた授業。音楽学専攻以外の学生が履修しても「音楽
史」の単位となる。
音楽学とは何か。その歴史と現在について、各単元ごとにテーマを決めて講義する。
音楽学という学問は、私たちの音楽観や音楽環境(享受できる音楽の範囲やその享受の仕方)を
大きく規定している。したがって、たとえばクラシック音楽はなぜドイツ音楽中心なのか、は、
この学問がどういう性質をもっていたのか、という問題と深く関わっている。
音楽学専攻以外の学生にも、関心があるならば理解できるよう、かみ砕いて講義を進めるつも
りである。
【履修資格】
音楽学1年次生の必修。音楽学に関心のある者(無制限)/ことに将来、音楽学専攻に専攻変更を考える
可能性のある学生は早めに履修しておく必要がある。
【授業の形式】
講義
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
参考書
大崎滋生著『楽譜の文化史』(1993年、音楽之友社)
WR01-981
大崎滋生著『音楽演奏の社会史』(1993年、東京書籍) WR01-983
大崎滋生著『音楽史の形成とメディア』(2002年、平凡社) WR04-017
大崎滋生著『文化としてのシンフォニーⅠ』(2005年、平凡社) WR04-560
大崎滋生著『文化としてのシンフォニーⅡ』(2008年、平凡社) WR05-143
大崎滋生著『20世紀のシンフォニー(文化としてのシンフォニーⅢ)』(2013年、平凡社)
【授業展開と内容-前期-】
第1回 学問とは何か/学問の制度
第2回 学問の歴史/フィロソフィーとサイエンス
第3回 西欧近代以前の音楽研究
第4-5回
近代市民の世界観
第6回 市民社会における学問
第7回 サイエンスとしての音楽学
第8-10回 音楽文献にみる音楽学の胎動
第11-13回 音楽学の多様化・分散化
第14回 音楽学の分類
第15回 歴史的と体系的/対象の限定と方法論(まとめ)
- 134 -
WR06-296
【授業展開と内容-後期-】
第1回 学問の存立/合理的説得力/事実と真実
第2-3回
音楽史研究の歩んだ道
第4回 音楽社会史の成立とその課題
第5回 近代音楽学の課題としての音楽美学
第6回 音楽民族学
第7回 音楽的パフォーマンス研究の課題
第8回 音楽文化研究/音楽研究の小宇宙と大宇宙
第9回 カルチュラル・スタディーズと音楽学
第10回 音楽学と国民国家
第11回 音楽史研究の新しい視角とその課題(1)
大作曲家研究とマイナーコンポーザー研究の二律背反
第12回 音楽史研究の新しい視角とその課題(2)
マイナーコンポーザーとしての女流作曲家研究とフェミニズム
第13回 音楽史研究の新しい視角とその課題(3)
音楽職としての楽師研究
第14回 統合的音楽学(integrierte Musikwissenschaft/unified musicology)
第15回
私たちはなぜ音楽を研究するのか
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
火曜
16:00 ~17:00
音楽学研究室
月2回
709
民族音楽学概論
ふしき
かおり
曜日 時限/単位数 月 Ⅴ時限 / 4単位
専門科目
担当 伏木 香織 講師
【授業の概要】
前期は民族音楽学とよばれた学問の学説史をたどりながら、「文化」や「音楽」の見方につい
て概説を行う。また「音楽の人類学(民族音楽学)」を学ぶために必要な基本的理論について概
説を行う。
後期は、民族音楽学、文化人類学の古典から、音・音楽・芸能を研究する視点と、美学に対す
るアプローチを学ぶ。音楽や芸能に対峙するとき、音楽学や音楽史学といった観点のほか、文化
人類学あるいは社会学的な観点からも、問題意識をもって眺められるようにしたい。
具体的にとりあげる代表的研究の研究者たちは以下のとおりである。
例)フランツ・ボアズ、アラン・メリアム、スティーブン・フェルド、etc.
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
履修人数が多すぎる場合には、人数制限を行う。(最大50名まで)
※優先順位として、卒業のかかっている学年を最優先としますが、昨年度、出席態度不良などの理由で失
格になったために再履修を希望するような学生は除外します。
【授業の形式】
基本的に講義形式。パワーポイント、AV 資料を利用して、講義の対象となった音楽、芸能とそれを行う地
域文化について知る機会を持つ。
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
○
レポート
○
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
受講態度も評価対象とする。特に授業中に無断で途中退出した場合、退出した回の出席を出席回数に数え
ないので注意すること。また出席に関してこのような行為ならびに他の不正行為が続く場合、失格とする。
【テキスト 参考書 教材等】
テキスト:授業中に指示する
参考書:授業中に指示するが以下のものも参照してほしい
『事典 世界音楽の本』徳丸吉彦他編(岩波書店)
WR05-123
『はじめての世界音楽』柘植元一/塚田健一編(音楽之友社) WR03-626
『ワールド・ミュージック/世界音楽入門』フィリップ・V・ボールマン著(音楽之友社) WR04-966
『諸民族の音楽を学ぶ人のために』櫻井哲男/水野信男編(世界思想社) WR04-796
The Garland Encyclopedia of World Music. 10 vols. Routledge.(オンライン版あり)
The New Grove Dictionary of Music and Musicians. 2nd ed. (オンライン版あり)
Miller, Terry E. and Andrew Shahriari, eds. 2012 World Music: A Global Journey. 3rd ed. Routledge.
授業で世界各地の音楽についてのガイダンスは特に行わないが、興味のある履修者は、参考書の World
Music: A Global Journey. 3rd ed.を参照すること(付属 CD により、世界各地の音楽を概観することができ
ます)。
- 135 -
【授業展開と内容-前期-】
1-6「民族音楽学」とよばれた学問~「民族音楽学」の歴史とその態度
7
楽器の特徴をとらえる~楽器学入門
8-9 音楽の要素~音組織、リズム
10 採譜と音楽分析の手法
11 フィールドワーク~方法、倫理、報告の読み方
12 音楽をする人々とは
13 耳を開こう~音楽の特徴を記憶する
14 音楽社会学入門~音楽の人類学の隣接分野
15 ミニ・テスト
【授業展開と内容-後期-】
1-5 フランツ・ボアズとその思考~芸術の人類学に向けて
6-10 アラン・メリアム~再注目される『音楽人類学』
11-15 スティーブン・フェルド~ライティング・カルチャーショック以降のフィールドとの対話
710
日本音楽概論
ひらま
みちこ
曜日 時限/単位数 月 Ⅴ時限 / 4単位
専門科目
担当 平間 充子 講師
【授業の概要】
いわゆる日本の伝統芸能について種目ごとに学ぶ授業。受講生は、いわゆる西洋音楽の表現
・創造・研究の専門家としての視点と、知識のほとんどない一般聴衆としての視点の両方で授業
に臨んで下さい。
1.DVD などの映像資料を鑑賞し、各自が毎時間配布されるワークシートに作業を行います。
ワークシートに書き出す内容は、①楽器や声楽の特徴、②楽曲の印象とおおまかな構造
など音楽自体についての基本的な事項に加え、③演奏者の服装・しぐさ・表情、④音楽に
伴う(伴われる)演技・舞と音楽の関連性 などです。自分の目と耳で感じたことを、的
確な言葉で表現して下さい。
2.それぞれの種目について、①発生・創造の歴史的背景 ②演奏技術の習得と伝承 ③音楽の
発展を支えた社会情勢 などについて講師が解説を行います。各自ノートをとって下さい。
3.授業で感じたこと、学んだことを基に、他の種目やいわゆる西洋音楽と比較しながら日本音
楽全体の特徴について考え、意見を述べて下さい。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
履修前に中学校や高校の日本史関連の教科書を読んでおくと望ましい。日本の伝統芸能はもちろん、音
楽社会史や民族音楽学に関心のある学生の受講も歓迎します。
【授業の形式】
講義と受講者による作業。提示された視聴覚資料に基づいて、配布するワークシートに各自が作業を
行う。
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
○
レポート
発表・作品
○
出席率
授業への取組
○
小テストは種目ごとに行う予定。ワークシートは授業ごとに回収し、「発表・作品」として評価の大き
な要点となりますので、毎回真剣に授業に取り組んで下さい。
【テキスト 参考書 教材等】
参考書 田中健次著/月溪恒子監修「ひと目でわかる日本音楽入門」(音楽之友社、2003) WS02-238
福井昭史「よくわかる日本音楽基礎講座:雅楽から民謡まで」(音楽之友社、2006) WS02-169
【授業展開と内容-前期-】
1 ガイダンス
2~6 雅楽
7・8 声明と寺社の儀礼音楽
9~13 能楽
14
琵琶楽
15
前期まとめ
【授業展開と内容-後期-】
1~3 三味線と地歌・箏曲
4~8 義太夫節と文楽
9~13歌舞伎と音楽・長唄
14 尺八
15 まとめ
- 136 -
711
民族音楽実習
さ
さ き
み
な
こ
曜日 時限/単位数 金 Ⅳ時限 / 2単位
専門科目
担当 佐々木 美奈子 講師
【授業の概要】
<インドネシア ジャワのガムラン - 青銅の打楽器アンサンブル>
ガムラン gamelan は、青銅の打楽器のアンサンブルです。確立した形式の中に即興演奏を含む演奏形態で、ジ
ャワやバリなどインドネシアの各地で発達しました。また、ジャワのガムランは、1889年パリ万博での公演がド
ビュッシーに影響を与えたことでも知られています。
ここでは古い音楽文化の伝統があり、王宮の宮廷音楽として発達した中部ジャワのガムランに取り組みます。
楽譜を使った合奏法ではなく音のコミュニケーションによるアンサンブルをします。
また、ジャワの王宮でのガムランの演奏や、ドビュッシーの曲等ガムランの影響を受けた作品の鑑賞をします。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
合奏中心の授業のため、基本的に出席が可能であること。
2年次以上、30名以内とし、希望者がそれを越えた場合にはなんらかの調整をする。
【授業の形式】
実習中心
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
平常点、レポート、合奏中心の授業なので出席を重視します
【テキスト 参考書 教材等】
必要に応じてプリント配布
【授業展開と内容-前期-】
1~2
楽器の名称と演奏法について。音階について。
3~4
楽曲の構造について。
5~7
合奏 ランチャラン形式「シンゴヌバ」
8~11 合奏 ランチャラン形式「セラユ」
12~13 合奏 ラドラン形式「パンコル」
14
前期のまとめ
15
観賞
【授業展開と内容-後期-】
1
前期の復習
2~4
合奏 ラドラン形式「パンコル」
5~9
合奏 ラドラン形式「グゴット」
10~13 合奏 「シンゴヌバ」「セラユ」「パンコル」「グゴット」
14~15 一年のまとめ
712
民族音楽
ましの
あ こ
曜日 時限/単位数 集中講義 / 1単位
専門科目
担当 増野 亜子 講師
【授業の概要】
この授業では世界各地の音楽と芸能をとりあげ、その多様なあり方を知ることを目的とする。
また、各地の音楽相互の比較や歴史的な関係性の考察を通して、文化的・社会的な背景のなかで
音楽を理解するための入り口としたい。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
3年次(主に教職課程履修者)
【授業の形式】
講義。視聴覚資料を多用する。
授業は必ずしもテキストの構成に従わずに進めるが、予めテキストを通読しておくこと。
- 137 -
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
レポート
○
発表・作品
出席率
授業への取組
○
(1)出席、(2)レポート、(3)テストの総合評価による。
*レポートについて
指定テキストの1-8章のうち興味や関心のある章を一つ選んで読み、その内容に関連のある視聴覚資料
を一つ視聴して、そこから得た知識と感想を自分のことばで、1200字程度にまとめること。ワープロ原
稿が望ましいが、レポート用紙・原稿用紙も可。ただし読みやすい文字・レイアウトを心がけてほしい。
なお、視聴覚資料に関してはテキストの末尾にディスコグラフィーがあるので、参照のこと。レポート
は授業開始時に集める。なお、図書館に所蔵されている民族音楽資料のカタログも参照のこと。参照し
た資料を文末に明記すること。
【テキスト 参考書 教材等】
テキスト: 柘植元一・塚田健一編 『はじめての世界音楽』(音楽之友社) WR03-626
【授業展開と内容】
1 音楽を文化として理解する(ガイダンス)
2 宗教と音楽
イスラム教、ヒンドゥ教を中心に
3 アジアの音楽のしくみ
インドネシア バリ島の音楽の事例から
713
日本の伝統音楽
さかもと
ま
み
こ
曜日 時限/単位数 集中講義 / 1単位
専門科目
担当 坂本 麻実子 講師
【授業の概要】
日本の伝統音楽について、雅楽、能楽、箏曲、歌舞伎など代表的なジャンルを解説し、自国の
音楽文化を見直す機会とする。日本音楽は、舞踊や演劇と結びついて舞台芸能として発達してき
た一面があるので、受講希望者は、事前に「歌舞伎」を観覧し、教務課にレポートを提出したう
えで出席すること。最近、歌舞伎のチケットは完売日もあるので早めに手配されたい。
[注意事項]
1.平成26年4月~7月の歌舞伎公演を観覧する。一公演、あるいは昼の部か夜の部を最初か
ら最後まで観覧すること。一幕見は不可。シネマ歌舞伎は不可。
2.レポートは A4版用紙1枚にまとめ、観覧当日のチケットの半券を必ず添付する。プログ
ラム、ちらしなどは不要。
3.レポートは、7月9日(水)までに教務課へ提出する。締切日厳守。
4.レポートが未提出だったり、不備な場合(例,半券がないもの)は受講しても単位を与えない。
5.必ずノートを持参して講義の要点をメモすること。
6.授業、レポートに関する問い合わせは、講師直接ではなく教務課を通して行うこと。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
3年次(主に教職課程履修者)
【授業の形式】
講義
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
レポート
○
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
授業内試験・レポート・その他(毎時間出席をとる。必ず4コマ出席すること。遅刻厳禁。)
【授業展開と内容】
1~3 視聴覚機器を活用した日本の伝統音楽の講義
4
まとめ 試験
- 138 -
714
和楽器実習,日本歌唱
せきた
えいじ
曜日 時限/単位数 集中講義 / 2単位
専門科目
担当 関田 英二 教授
【授業の概要】
我が国の伝統音楽を学ぶことは、日本国民がこれまでどのように音楽と関わってきたかを体験
する事で、その根底にある「音・美意識」を自らの内に発見し、そこを基盤として現在自らが習
得している「西洋楽器」の音楽を見つめ直すという大きな意義がある。更に又、ヨーロッパ音楽
の基盤となっている各国の民族音楽を理解する導入ともなる。
この授業では日本の伝統的な歌唱法、演奏法、及びその指導法を学ぶとともに、「歌舞伎」と
ともに発展してきた「長唄」を取り上げ、中世から近世にかけて形成されてきた「長唄」におけ
る日本人の美意識を探る。
「長唄」は「唄」を中心として、その伴奏をつとめる「三味線」、そしてお囃子として「笛」
と「太鼓群(太鼓、小鼓、大鼓)」からなる。この集中講義では「唄」は全員必修とし、「笛」
「太鼓」「小鼓」「三味線」から1つを選択してもらう。最終日には合奏も行う。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
主に教職課程を履修している大学2年生を対象とする。
【授業の形式】
夏期集中講義(9月)3日間、12コマの実習。
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
授業の「出席状況」「履修態度」「合奏」の成果によって総合的に判断する。
【テキスト 参考書 教材等】
テキストは講義初日に、各講師より配布される。
教材となる「楽器」、「三味線」「笛」「締太鼓」「小鼓」は用意する。
【授業展開と内容-前期-】
「唄」「楽器」の二つを必修として、「長唄」の1~2曲を選択して、実技中心の履修となる。
「楽器」に関しては「笛」「三味線」「太鼓」「小鼓」の4コースに分かれるが、十分な数が揃えられ
ないので、講義初日第Ⅰ時限目の「講師陣による模範演奏」を拝聴後、第一、第二希望楽器を提出して
もらい、振り分ける。
715,716
音楽史演習Ⅰ(前期),Ⅱ(後期)
にしはら
みのる
曜日 時限/単位数 水 Ⅴ時限 / 各1単位
専門科目
担当 西原 稔 教授
【授業の概要】
使用されている楽譜は、校訂を経て出版譜として流通します。楽譜にはしばしば「原典
版」と称するものがあり、しかも一つの作品や作品集に複数の「原典版」が刊行されてい
ることもしばしばです。楽譜には、第1に作曲者が複数の稿を残しているために複数の版
が生まれる事例、第2に最終的な楽譜の形が特定できないがためにさまざまな研究者によ
って版が編まれる場合、第3に作曲者の目を経て自筆譜の初版譜が刊行されたものでも、
その後、教育や演奏実践などを踏まえて校訂版が刊行される場合など、さまざまです。こ
の講義では、個々の具体的な作品に即して、自筆譜、初版譜、各エディションの変遷やそ
の課題を考察します。講義で対象とする各作品についてできるだけ具体的な検討を加えた
いと思っており、楽譜の持参を求める場合もあります。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
音楽学専攻生・古楽器専攻生2年以上、その他の専攻生3年以上
【授業の形式】
講義(演習の要素も含みます)
- 139 -
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表・作品
○
出席率
○
授業への取組
○
成績評価はレポートによって行うが、出席率、授業への取り組みが重視される。
【テキスト 参考書 教材等】
授業ごとに資料を配布する
【授業展開と内容-前期-】
1 講義の概要説明 バッハ「インヴェンション」より
2 バッハ「平均律クラヴィーア曲集」より
3 バッハ「平均律クラヴィーア曲集」より
4 バッハ「半音階的幻想曲とフーガ」
5 バッハ「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番」他
6 バッハ「無伴奏チェロ組曲」より
7 バッハの偽作の作品について
8 モーツァルト「クラヴィーア・ソナタ」(K.284)他
9 モーツァルト「クラヴィーア・ソナタ」(K.311)他
10 ベートーヴェン「ピアノソナタ」(作品 13)他
11 ベートーヴェン「ピアノソナタ」(作品 27-1)他
12 ベートーヴェン「ピアノソナタ」(作品 31-1、31-2)
13 ベートーヴェン「ピアノソナタ」(作品 53)
14 ベートーヴェン「ヴァイオリンソナタ」(作品 47)
15 前期のまとめ ベートーヴェンと版
【授業展開と内容-後期-】
1 シューベルト「アルペジョーネ・ソナタ」
2 シューベルト「ピアノソナタ」(D.959,960)
3 ショパン「バラード第 1 番」(作品 23)他
4 ショパン「スケルツォ第 2 番」(作品 31)他
5 ショパン「ピアノ協奏曲第2番」(作品 21)
6 ショパン「チェロソナタ」(作品 65)
7 シューマン「パピヨン」(作品2)他
8 シューマン「幻想曲」(作品 17)他
9 ブラームス「ピアノ三重奏曲第 1 番」
10 ブラームス「ヴァイオリン協奏曲」
11 リスト「巡礼の年第 1 年」
12 リスト「超絶技巧練習曲」
13 ドビュッシー「12 の練習曲」
14 ドビュッシー「12 の練習曲」
15 ドビュッシー「映像第 1 集」より
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
火曜
10:20 ~11:50
音楽学研究室
719
音楽学 古楽総合演習Ⅰ
にしはら
みのる
曜日 時限/単位数 月 Ⅱ時限 / 2単位
専門科目
担当 西原 稔 教授
【授業の概要】
基礎的な英語の音楽書の購読を通して、音楽学および古楽器の専門的な学習のための基
礎力を得ることがこの講義の目的である。そのために、第 1 に英語の音楽書を読むための
英語力、第 2 にそこに用いられるさまざまな音楽用語や音楽史の問題を各自が調べること
が求められる。学生は毎時間、必ず予習をして参加することが前提となる。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
音楽学専攻 1年,古楽器専攻 2年
【授業の形式】
演習
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
成績評価はおもに試験によって行うが、出席率、平常点などの要素も総合的に勘案して成績評価をする。
- 140 -
【テキスト 参考書 教材等】
"The New Grove Dictionary of Music and Musicians" より Handel の項目。
【授業展開と内容-前期-】
1~15 Mozart の項目の講読
【授業展開と内容-後期-】
1~15 Mozart の項目の講読
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
火曜
10:20 ~11:50
音楽学研究室
720
音楽学 古楽総合演習Ⅱ
やす だ
かずのぶ
曜日 時限/単位数 水 Ⅲ時限 / 2単位
専門科目
担当 安田 和信 准教授
【授業の概要】
この授業では英語による文献の講読を通じて、音楽に関する諸問題について議論を深め
ることを主な目的とします。比較的平易な英語によるテキストを扱う予定ですが、受講生
の能力や希望等に応じてテキストの変更が行なわれる可能性もあります。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
音楽学 2 年次生、古楽器専攻 3 年次生は必修。その他の専攻の学生でも音楽学や英語文献の講読に関心
がある学生は歓迎します。
【授業の形式】
文献の講読実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
授業時に指示・配布します。
【授業展開と内容-前期-】
1 導入
2~15 文献講読とディスカッション
【授業展開と内容-前期-】
1 導入
2~15 文献講読とディスカッション
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
授業時に指示する
721
音楽文献学
おおさき
しげみ
曜日 時限/単位数 火 Ⅱ時限 / 2単位
専門科目
担当 大崎 滋生 教授
【授業の概要】
音楽文献・楽譜の探し方案内
20世紀後半の楽譜および音楽文献の出版はさながら洪水のようである。ヨーロッパ音楽の演
奏や研究に国境はなくなり、世界中の人々が同じ楽譜や書物を手に議論をしている。その輪に加
わることは、基本的トゥール(「研究道具」と表現される基本文献のこと)を使いこなせること
が前提である。さらにそれは、ある意味では、国際性と音楽的知性を身につけたいと望むならば、
「必修」とされていない専攻の学生も本来はマスターすべきことがらではある。
後期は調布2号館図書館でインターネットによる最新情報の検索実習も行います。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
音楽学・古楽器専攻3年次生必修
楽譜や作品の探し方のノウハウを学びたい3年次生以上の者も受講を認めることがある
【授業の形式】
一部は講義、おもには資料を手に取って実習
- 141 -
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
参考書
大崎滋生著『楽譜の文化史』(1993 年、音楽之友社) WR01-981
大崎滋生著『音楽演奏の社会史』(1993 年、東京書籍) WR01-983
大崎滋生著『音楽史の形成とメディア』(2002 年、平凡社) WR04-017 =教科書
【授業展開と内容-前期-】
第1回 文献とは何か/音楽研究における文献の意味
第2回 作品目録 Thematic Catalogue[Brook]
第3-6回 実習:Thematic Catalogue
第7回 作曲家研究/Year Book/書簡集/研究書/
第8回 過去の伝記記述 Bach/Mozart/Beethoven
第9回 新しい伝記的ビブリオグラフィー/Bio-bibliography/A Guide to Research
第10回 音楽学文献/Allen/Laaber/Duckles 第5版/Marco
第11-12回 Music Index/RILM/RIdIM/RIPM/
第13-14回 楽譜出版・全集の歴史
第15回 楽譜カタログの歴史/Hofmeister=Whistling/Pazdirek(まとめ)
【授業展開と内容-前期-】
第1回 定期刊行物(雑誌)
第2回 On-Line 論文・雑誌検索
第3-4回 過去の楽譜出版:(NG2)Edition historical
第5-7回 現在の楽譜出版/Garland 他
第8回 Heyer: Historical Sets, Collected Editions, and Monuments of Music(1957, 3/1980)
Hill/Stephens: Collected Editions, Historical Series & Sets and Monuments of Music(1997)
音楽図書館協議会編: 作曲家全集・楽譜叢書所在目録
Hinson の各種ピアノ作品目録/その他レパートリー目録
第9回 実習:RISM(印刷楽譜)
第10回 実習:RISM(書籍 reprint)
第11回 音楽資料事典 Eitner(Artikel: Kuhnau), RISM, Brown, Sartori, etc.の比較
第12回 各国国立図書館の所蔵を調べる/印刷楽譜の所蔵[CPM/BSB]/On-line
第13回 過去の音楽事典 (NG2)Dictionaries and encyclopedias of music
第14回 現代の音楽事典
第15回 その他の研究トゥール (NG2)Periodical/Source/
AmZ/ Neue Berliner Zeitung etc./
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
火曜
16:00 ~17:00
音楽学研究室
月2回
722
音楽学専攻演習
ぬまの
ゆうじ
曜日 時限/単位数 金 Ⅱ時限 / 2単位
専門科目
担当 沼野 雄司 教授
【授業の概要】
音楽学の新しい方法論
現代の音楽学は、関連諸学の影響を強く受けながら、従来に比べると飛躍的に幅広い方法論を
採用するようになっている。これらは英米の「ニュー・ミュージコロジー」と呼ばれる動向にも
っとも顕著だが、ヨーロッパや日本においても様々な新しい試みがなされていることは言うまで
もない。本演習では、毎回ひとつの文献を精読する中で(主に英語・日本語によるもの)、年間
を通して現在の音楽学の方法論を網羅的に把握することを目的とする。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
音楽学3年次以上の必修。他専攻で履修を希望する学生は相談すること。
【授業の形式】
演習形式
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
【テキスト 参考書 教材等】
授業中に随時指示する。
- 142 -
出席率
○
授業への取組
○
【授業展開と内容-前期-】
1
イントロダクション
2~ 14 文献精読(文献は受講者と相談の上、決定する)
15
まとめ
【授業展開と内容-前期-】
1
イントロダクション
2~ 14 文献精読
15
まとめ
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
授業時に指示する
724
楽書講読 独Ⅰ
にしはら
みのる
曜日 時限/単位数 木 Ⅳ時限 / 2単位
専門科目
担当 西原 稔 教授
【授業の概要】
ドイツ語の音楽書講読ための基礎的な学力をつけることを目的とします。平易な教材を土台に
して、そこで用いられる種々の文法的な事柄をていねいに説明して進めていきます。受講者は毎
時間、必ず予習を義務付けます。この授業は、ドイツ語の進級試験に対応できるまでの学力をつ
けるだけではなく、楽書講読独Ⅱに進むための重要な意味をもっています。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
音楽学の専攻生および年度末に進級試験を受ける音楽学2年生。またドイツ語文法を一通り学んだ者
【授業の形式】
演習
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
○
レポート
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
C.Abbado Meine Welt der Musik(2012)
【授業展開と内容-前期-】
1~15 上記のテキストを教科書として、第1回以降、受講生の能力に合わせて進めていく。文法的な説
明や辞書の使い方などを含めて進めるために、特定の進度を最初は定めてない。
【授業展開と内容-後期-】
1~15 前期に引き続いて同じテキストをもとに進める。
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
火曜
10:20 ~11:50
音楽学研究室
725
楽書講読 独Ⅱ
専門科目
曜日 時限/単位数
火 Ⅳ時限(前期)、木 Ⅲ時限(後期) / 2単位
おおさき
しげみ
担当 大崎 滋生 教授
【授業の概要】
ドイツ語専門書を購読するノウハウを教える。個々の学生のレヴェルや関心に合わせて、各自
別々のものを読むか、どんなレヴェルの学生でも付いてこれるような特別な方法を展開するかは、
受講生と相談して決める。したがってあらかじめ1年間の授業計画は事前に立てられない。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
音楽学専攻3・4年次生選択必修
それ以外で受け入れるとしたら、楽書購読独Ⅰ修了者、またはゲーテ・インスティトゥートやハイデル
ベルク・ドイツ語学院等で学んでいる研究生など、ドイツ語の基礎学力のある者に限る。
【授業の形式】
講読
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
【テキスト 参考書 教材等】
授業時に指示する。
- 143 -
出席率
○
授業への取組
○
【授業展開と内容-前期-】
未定
【授業展開と内容-後期-】
未定
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
火曜
16:00 ~17:00
音楽学研究室
726
楽書講読 仏Ⅰ
月2回
ぬまの
ゆうじ
曜日 時限/単位数 水 Ⅲ時限 / 2単位
専門科目
担当 沼野 雄司 教授
【授業の概要】
フランス語で書かれた音楽に関する文章を読み、それについて議論する。受講者の語学力を勘
案しながら、場合によっては初級文法を確認しつつ進むことになるが、いわゆる「語学」の授業
ではなく、あくまでも音楽に関する文献を読むことが主眼となる。テクストとして予定している
のは、辞典項目、CDのライナー、作曲家や演奏家によるエッセイなど。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
原則としては仏語初級を終えていること。ただし初学者であっても意欲があれば柔軟に対応するので相談
されたい。
【授業の形式】
演習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
テキスト:プリントを配布
参考書:授業中に適宜紹介
【授業展開と内容-前期-】
1.イントロダクション:授業方針の説明
2~5.テキストⅠ
6~9.テキストⅡ
10~14.テキストⅢ
15.まとめ
【授業展開と内容-後期-】
1.後期のイントロダクション
2~5.テキストⅣ
6~9.テキストⅤ
10~14.テキストⅥ
15.まとめ
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
授業時に指示する
728
古楽実習Ⅰ
ありた
まさひろ
曜日 時限/単位数 月 Ⅴ時限 / 2単位
専門科目
担当 有田 正広 特任教授
【授業の概要】
17~20世紀までの様々な音楽作品を、実際演奏を通じて演奏解釈を探求するクラス授業。
演奏に至るまでの様々な理論、歴史的な問題点等については月曜Ⅱ時限の「古楽実習Ⅱ」で扱う
が、当クラスでは前述の「古楽実習Ⅱ」を基に公開レッスンのような形で進める。ただし「古楽
実習Ⅱ」を履修せず、当授業だけの受講も可能。当クラスでは音の性質、音楽表現に必要とされ
る音の運動についての問題など、奏法と「様式」から考えられる音楽表現についても考える。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
全学生履修可、基礎的な音楽理論、和声楽と音楽史の知識。
【授業の形式】
現代の楽器は勿論のこと、チェンバロ、クラヴィコード、フォルテピアノ、ロマンティックピアノ等を
使用。アンサンブル曲も含む。
- 144 -
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
○
出席率
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
出来るだけ初版楽譜、原典楽譜を使用するが、学生で用意出来ない作品は、教員からプリントの形で提
供する。
【授業展開と内容-前期-】
1
導入 18世紀中期~後期音楽について
2~3 バロック時代の独奏作品
4~5 通奏低音と独奏
6~7 バロック時代の合奏曲
8~9 古典派音楽(装飾音の扱い)
10~11 古典派のアンサンブル曲
12~13 古典派の協奏曲作品とオーケストラ作品
14
古典派の協奏交響作品、またはオーケストラ作品の編曲室内楽作品
15
前期まとめと質疑応答
【授業展開と内容-後期-】
1
導入
2~3 1800年前期の作品、主にベートーヴェン
4~5 ベートーヴェンのピアノ作品、弦楽器作曲
6~7 F.シューベルト
8~11 ショパン、リスト、シューマンなど中期ロマン派作品
12~13 ブラームス以降の作品
14
後期まとめと質擬応答
15
特に「フランス6人組」など20世紀
729
古楽実習Ⅱ
専門科目
曜日 時限/単位数
うえお
火 Ⅱ時限 /
2単位
担当(前期) 上尾
みずの
(後期) 水野
なおき
直毅 講師
均 講師
ひとし
【授業の概要】
(前期) 16世紀から19世紀初頭にかけて使用されていた有弦鍵盤楽器(チェンバロ、フォルテ
ピアノなど)について。楽器の構造、歴史、音律、レパートリーやアンサンブルの中での役割な
ど、実際の楽器に触れながら演奏を通して学ぶ。
(後期) 前期の有弦鍵盤楽器に続き、気鳴鍵盤楽器であるパイプオルガンについて扱います。
オルガンは、キリスト教会の中で神を賛美する楽器として、その建造技術においては各時代の最
先端技術が踏襲されて発展してきた楽器です。またその音楽作品においても、キリスト教、声楽
や器楽作品の発展と密接に関係しています。
授業では、パイプオルガンの時代や国別による楽器の構造、演奏方法、作品などの変遷につい
て、音楽史的な背景と関連付けながら、楽譜や録音・映像資料等を用いて進めます。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
特になし
【授業の形式】
講義と実習(前期)、講義(後期)
【成績評価の要点-前期】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
授業への取組
レポート
発表・作品
出席率
授業への取組
○
○
【成績評価の要点-後期】
試験
小テスト等
○
【テキスト 参考書 教材等】
(前期)必要に応じてこちらから配布します。
(後期)プリント配布。参考資料は随時講義の際に紹介します。
- 145 -
○
○
【授業展開と内容-前期-】
1. 弦を有する様々な鍵盤楽器について チェンバロ、クラヴィコード、フォルテピアノ、ガイゲンヴェル
ク、タンゲンテンフリューゲルなど
2-5. チェンバロの構造やタイプ、ルネサンスからバロック初期にかけてのレパートリー
盛期バロックのレパートリー
バッハとチェンバロ
バロック後期から古典派にかけてのレパートリー
6-9. クラヴィコードの構造やタイプ
ルネサンスからバロック初期にかけてのレパートリー
盛期バロックから古典派にいたるレパートリー
10-13. フォルテピアノ
フォルテピアノの誕生
バロック期のレパートリー
古典派におけるレパートリー
14-15. 補足および上記以外の鍵盤楽器について、まとめ。
【授業展開と内容-後期-】
1 パイプオルガンの歴史と楽器の基本的構造
2 イタリアのオルガンと作品
3 スペイン・イギリス・オランダのオルガンと作品
4 バロック期の北ドイツのオルガンと作品
5 バロック期の南ドイツのオルガンと作品
6 J. S. バッハのオルガン作品① ヴァイマル期
7 J. S. バッハのオルガン作品② ライプツィヒ期
8 J. S. バッハのオルガン作品③ 数の象徴
9 バッハの息子達~古典派
10 ドイツ・ロマン派におけるオルガンと作品
11 16世紀~18世紀フランスのオルガンと作品
12 19世紀~20世紀フランスのオルガンと作品
13 今世紀のオルガンと作品
14 オルガンを含む編成による交響曲、協奏曲、声楽作品
15 まとめ
730,731
専門科目
通奏低音Ⅰa,Ⅰb
曜日 時限/単位数
木
Ⅲ時限
ありた
/
2単位
ち
よ
こ
担当 有田 千代子
うえお
なおき
上尾
直毅
特任教授
講師
【授業の概要】
「通奏低音」とは1600年頃からおよそ2世紀にわたりヨーロッパ音楽の中の様々な合奏形態の中
で実践された技法であると共に,和声の基礎をなすものであった。通奏低音は鍵盤楽器奏者が奏
することが多いが、ハープやギター、リュートなどの和声楽器も行い、どの楽器が携わるかはそ
の音楽の時代背景や使用楽器の可能性などを加味して選ばれた。
この技法を学ぶことで、バス声部から和声が閃き、その音楽の表現の可能性を素早く認識する
能力を身につけられる。バロックのみならず古典派、ロマン派,更にそれ以降の音楽を手がける
者にとっても全体の音楽像を包括的に捉えることの出来る必須の技術である。
「通奏低音Ⅰ」では三和音、四和音,非和声音をバスに書かれている数字(コードネームのよ
うなもの)を見て和声進行を考えながら演奏したり、楽譜を見てどの和声が適当か考えて数字を
つけたり、時にはリアリゼーション(筆記)して和声規則や声部書法の認識を深めるが、出来る
だけ筆記せずに耳で実際の響を確かめながら学習する事で初見でもある程度演奏出来る事を目指
す。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
初歩の和声学(古典)を履修した学生
1クラス12名までで、Ⅰ a, Ⅰ b 合わせて24名までとする
【授業の形式】
演習中心で通奏低音楽器として主に使われたチェンバロを使う。次週までの課題を出すので1日に10分
~15分練習すること。練習を積み重ねることで早く和声が閃くようになる。時には筆記して声部書法
を確認するので常時五線紙を持参のこと。
- 146 -
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
出席状況、平常点、授業態度、試験を合わせて評価
【テキスト 参考書 教材等】
「Early Keyboard Method CLAVIS」 大塚直哉編 C40-188
ヘルマン・ケラー「通奏低音奏法」 全音楽譜出版社 WS01-027
「通奏低音の練習」テレマン U01-176
その他、授業中に楽譜を適宜配布する。
【授業展開と内容-前期-】
1
(イ)通奏低音の基本知識
(ロ)カデンツ練習
2~3 (イ)三和音の基本形の連結課題
(ロ)経過音について
(ハ)「CLAVIS」No.59 グリーンスリーヴス変奏曲 No.60 ヴィヴァルディ:「春」より
4~6 (イ)三和音の第一転回形を含む課題
7~10 (イ)三和音 第二転回形を含む課題
(ロ)非和声音について
(ハ)4-3の繋留
(ニ)属7
11~14 (イ)H・ケラー No.47-50 ニュルンベルク唱歌本より
(ロ)7-6の繋留
(ハ)「CLAVIS」No.61 A.ヴィヴァルディ「冬」より
15
まとめ
【授業展開と内容-後期-】
1~5 (イ)テストの見直しと問題点
(ロ)9-8、又バスの繋留、二重繋留の課題
(ハ)四和音の基本形
6~10 四和音の転回形
(イ)第一転回形
(ロ)第二転回形
(ハ)第三転回形
11~14 様々な和音を含む易しい楽曲
15
テスト
732
通奏低音Ⅱ
あり た
ち よ こ
曜日 時限/単位数 木 Ⅱ時限 / 2単位
専門科目
担当 有田 千代子 特任教授
【授業の概要】
〈通奏低音Ⅰ〉に引き続き、様々な和音を使った17、8世紀の作品から課題を与え、習熟度
を高める。最初は平易な作品を初見で(テンポは遅めで構わないが、イン・テンポで奏する)演奏
出来るようにし、その上でより高度な曲にも取り組んでいけるよう目指す。又、バス声部のみが
奏するような部分での演奏のしかたやレチタティーヴォ etc.も扱う。
〈通奏低音〉は数字が完璧に付いている楽譜から全く付いていないものまで様々であるから、
必要に応じて適宜和声を考えて数字を付ける力を養う。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
〈通奏低音Ⅰ〉修了者, 及びそれと同等の力を有する者。
【授業の形式】
演奏中心でチェンバロで実習する。学生には次週までの宿題を与えるので、練習してくること。又時に
は筆記して声部書法を確認するので五線紙を常時持参のこと。
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
レポート
発表・作品
出席状況、平常点、授業態度、試験を合わせて評価
【テキスト 参考書 教材等】
ヘルマン・ケラー著「通奏低音奏法」全音楽譜出版 WS01-027
その他、楽譜を適宜配布したり、指示したりする。
- 147 -
出席率
○
授業への取組
○
【授業展開と内容-前期-】
1~4 H.ケラー No.40 P.マテイによる課題 No.41~44 P.マテイによるやや長い課題
5~6 H.ケラー No.70 A.コレルリ:ヴァイオリン・ソナタより
7~11 H.ケラー No.52~61 J.S.バッハ:宗教歌曲
12~13 H.ケラー No.71~72 ブクステフーデ:トリオソナタより
13~14 H.ケラー No.94 A.コレルリ:ヴァイオリン・ソナタより
15
まとめ
【授業展開と内容-後期-】
1~4 (イ)テストの見直しと問題点
(ロ)フランスの作品
5~10 (イ)H.ケラー No.103と102 J.S.バッハ:カンタータより
(ロ)レチタティーヴォ奏法について
「CLAVIS」No.62 J.S.バッハ:クリスマス・オラトリオより No.68「我は満ち足れり」etc.
10~12 イタリア 初期器楽作品「CLAVIS」No.64 カッチーニ:「アマリッリ」etc.
13~14 J.S.バッハ 器楽作品「CLAVIS」No.65 J.S.バッハ:「主よ人の望みの喜びよ」
No.67 J.S.バッハ:「エア」etc.
15
テスト
733
古楽アンサンブル
専門科目
曜日 時限/単位数
月 Ⅳ時限 / 2単位
あり た
まさひろ
たけざわ
しゅうへい
担当 (前期)有田 正広 特任教授、武澤 秀 平 講師
ありた
ち よ こ
きりやま
あつこ
(後期)有田 千代子 特任教授 、桐山 温子 講師
【授業の概要】
初期バロック時代から前古典派に至る室内楽作品の演奏解釈および合奏実習を行う。古楽器実
技教師の内2人が前、後期に分かれて担当する。
大1から研2あるいは3、までの全ての古楽器専攻学生の必修授業であるほか、その他に専攻
生の選択の対象ともなる。
教師の助言に基づき、学生自ら実習曲および演奏者、楽器編成を決めリハーサルを重ねた上、
毎回の授業に臨む。出席者の中、演奏出番に当たらぬ者は演奏を聴き、教師のコメントを聞き、
発言したり、討議に参加する。基本的に実習は古楽器科の学生たちが演奏し授業が進められるが、
実習曲や編成によっては随時検討される。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
古楽器専攻全学年必修。その他の専攻生は選択科目。
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
○
出席率
○
授業への取組
○
☆成績評価は主に出席率(出席重視)だが、実習曲の成立問題等の発表をも評価の対象となる。
【テキスト 参考書 教材等】
学生自らが持ち寄った楽譜、それに関連した楽書、資料のプリント。
【授業展開と内容-前期-】
1~14 導入 参加学生数と楽器の確認を行ない、前期の曲、メンバー決め。
前期には約6組のグループが17世紀~1780年代までの作品
(二重奏以上の編成)を演奏する。
更に、校内演奏会等の演奏会へのアプローチも視野に入れて行う。
15 まとめ (発表演奏、あるいは意見交換など)
【授業展開と内容-後期-】
1~14 前期に引き続き約6組のグループで、19世紀初期作品までを演奏する。
15 まとめと演奏発表、意見交換など
- 148 -
751~766
BC-Ⅰ(A~H)
曜日 時限/単位数
専門科目
時間割参照 / 履修案内参照
担当 時間割参照
【授業の概要】
「音楽の基礎」を楽譜を見て読む事、歌う事、弾く事、聴く事を中心に学ぶ。音楽を理解する
能力、表現する能力を高める事を目的とする。火曜Ⅳ限、金曜Ⅱ限、週2回の受講を必修とする。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
BC Ⅰクラスを指定された者
【授業の形式】
実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表・作品
出席率
○
授業への取組
年度末の BC Ⅰ単位認定試験にて判定。出席率の悪い者には受験資格を与えない。
【テキスト 参考書 教材等】
授業内で指定または配布する。
【授業展開と内容-前期-】
S(初見,視唱)、H(和声聴音)、M(旋律聴音)を中心に、基礎的なトレーニングをする。
【授業展開と内容-後期-】
前期の授業をさらに発展させ、音楽的耳を養う。
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
大橋教授
火曜
11:00 ~12:00
ソルフェージュ研究室
769~773
BC-Ⅱ(A~E)
曜日 時限/単位数
専門科目
時間割参照 / 履修案内参照
担当 時間割参照
【授業の概要】
昨年度に引き続き、「音楽の基礎」を学ぶ。音楽を更に理解する能力、表現する能力を高める
事を目的とする。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
BC Ⅱクラスを指定された者
【授業の形式】
実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表・作品
出席率
○
授業への取組
年度末の BC Ⅱ単位認定試験にて判定。出席率の悪い者には受験資格を与えない。
【テキスト 参考書 教材等】
授業時に指定、または配布する。
【授業展開と内容-前期-】
S(初見,視唱)、H(和声聴音)、M(旋律聴音)を中心に更に発展させた授業を行う。
【授業展開と内容-後期-】
前期の授業を継続し、音楽的耳を養う。
- 149 -
777~779
BC-Ⅲ(A~C)
曜日 時限/単位数
専門科目
時間割参照 / 2単位
担当 時間割参照
【授業の概要】
音楽的耳を高める事を目的とする。S.H.M だけでなく総合的に音楽を学ぶ。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
BC Ⅲクラスを指定された者
【授業の形式】
実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
出席率、平常点、クラス内試験を総合的に勘案して成績評価をする。
【テキスト 参考書 教材等】
授業時に指定、または配布する。
781
ソルフェージュ教育法Ⅰ
【キャリア支援プログラム】
おおはし
曜日 時限/単位数
ひろ こ
専門科目
金 Ⅰ時限 / 2単位
担当 大橋 浩子 教授
【授業の概要】
本講座はソルフェージュ概論、幼児から中学生までのソルフェージュ教育の実際を学ぶ。卒業
後、自宅でソルフェージュを教える時や、音楽教室の講師採用試験を受ける時などに大変有意義
なものとなるであろう。講師陣は、実際に現場で子供たちを教えている講師達、生の教育法を講
義や実習の形で学ぶ。また、既存の教育法や教材研究、課題作成など、ソルフェージュを教える
ために必要なスキルにも少し触れる。このソルフェージュ教育法Ⅰを履修しないと次年度にソル
フェージュ教育法Ⅱを履修することは出来ない。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
大学3年生以上、ソルフェージュグレード SP Ⅲ以上、和声法Ⅱもしくは応用和声の成績が B 以上、の
全てをクリアしていること。原則として全講座出席する学生のみ履修できることとする。校欠など、やむ
を得ず欠席した場合はその都度課題を出す。
【授業の形式】
演習・実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
授業への取組
○
○
○
○
○
【テキスト 参考書 教材等】
授業時に適宜提示する。
【授業展開と内容-前期-】
1 オリエンテーション : 大橋
9 リトミック2
:
2 幼児教育について1 : 塩谷
10 リトミック3
:
3 幼児教育について2 : 塩谷
11 リトミック4
:
4 幼児教育について3 : 高井
12 リトミック5
:
5 幼児教育について4 : 高井
13 幼児教育について7:
6 幼児教育について5 : 立野
14 幼児教育について8:
7 幼児教育について6 : 立野
15 前期のまとめ
:
8 リトミック1
: 杉山
【授業展開と内容-後期-】
1 小学校低学年1
: 安西
9 中学生の教え方3
:
2 小学校低学年2
: 安西
10 教材研究Ⅰ
:
3 小学校中学年1
: 三好
11 教材研究Ⅱ
:
4 小学校中学年2
: 三好
12 課題作成1
:
5 小学校高学年1
: 加藤(千)
13 課題作成2
:
6 小学校高学年2
: 加藤(千)
14 教材研究Ⅲ
:
7 中学生の教え方1
: 鈴木
15 まとめ(試験)
:
8 中学生の教え方2
: 鈴木
詳しい教材研究に内容については第1回目の授業のときに説明する。
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
火曜
14:20 ~15:50
ソルフェージュ研究室
- 150 -
杉山
杉山
杉山
杉山
美濃部
美濃部
大橋
鈴木
大橋
大橋
香月
香月
大橋
大橋
782
ソルフェージュ教育法Ⅱa
専門科目
曜日 時限/単位数
【音楽教室の教育実習】
(原則として)土曜日の各音楽教室時間割による / 2単位
担当 ソルフェージュ部会
【授業の概要】
この講座は学生のキャリア支援科目のひとつとして開設された。昨年度ソルフェージュ教育法
Ⅰで学んだことを踏まえて、現場でどのように授業が行われているかを実際に見学する。前期は
仙川教室の授業見学と研究授業、後期は関東近県の音楽教室の中から指定された教室の授業見学
と研究授業を行う。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
大学4年生で昨年度ソルフェージュ教育法Ⅰの成績が B 以上、ソルフェージュグレード SP Ⅳ以上を取
得した者。受講希望が多い場合は、試験または面接その他で受講者を決定する。原則として全講座出席す
る学生のみ履修できることとする。
【授業の形式】
見学及び実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
授業への取組
○
○
○
○
○
前期・後期の研究授業の成績、教案の内容などを重視する。
【テキスト 参考書 教材等】
実習時に担当者から指示する。
【授業展開と内容-前期-】
1
オリエンテーション
2~14 仙川教室での授業見学
幼児から中3まで
15
研究授業
【授業展開と内容-後期-】
16
後期オリエンテーション
17~29 関東近県教室での授業見学
幼児から受験生まで
30
各教室での研究授業
783
ソルフェージュ教育法Ⅱb
【課題作成】
曜日 時限/単位数
み せ
かず お
専門科目
月 Ⅲ時限 / 2単位
担当 三瀬 和朗 教授
【授業の概要】
ソルフェージュ全般の課題制作。教育実習に備えて、教案の作成。課題の演奏の研究も行う。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
ソルフェージュ教育法Ⅰを履修し、選抜された学生。ソルフェージュ教育法Ⅱaを合わせて受講すること。
【授業の形式】
講義・実習・演習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
随時プリントを配布。テキストを使うときは紹介し購入する。
【授業展開と内容-前期-】
1
既成のソルフェージュ全般の教材の研究
2~5 中学3年生(高校受験)のレヴェルの課題作成。研究。教授法。
6~10 中学2年、1年レヴェルの課題作成。研究。教授法。
11~14 小学6年、5年レヴェルの課題作成。研究。教授法。
15
全てのレヴェルのリズム教材の作成。(まとめ)
- 151 -
【授業展開と内容-後期-】
1
全てのレヴェルのリズム教材の作成。
2~5 小学4年、3年レヴェルの課題作成。研究。教授法。
6~9 小学2年、1年レヴェルの課題作成。研究。教授法。
10~11 年長対象課題作成。教材研究。
12~13 年中対象
14~15 年少対象課題作成。
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
未定
785
スコア・リーディングa
うえだ
ま き
曜日 時限/単位数 月 Ⅳ時限 / 2単位
専門科目
担当 上田 真樹 講師
【授業の概要】
スコアを読み、それをピアノで弾くために必要な基礎的なことから学びます。まずは各
種譜表に慣れるために色々な課題や作品の一部などを弾くことから始め、その後、弦楽四
重奏や合唱四段譜、移調楽器を含む室内楽曲、そしてオーケストラへと進みます。様々な
編成のスコアを使用し、楽曲分析や楽器法などにも触れながら、作品を総合的に読みとる
能力を養うことを目的とします。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
ピアノが弾ける学生。定員 15 名。再履修不可。
【授業の形式】
ピアノを用いたグループレッスン及び一人ずつの実習。
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
○
出席率
授業への取組
○
○
出席状況や習熟進度、学習意欲など平常点を主に評価の対象とする。期末に実技試験を行う場合もある。
【テキスト 参考書 教材等】
Mercher and Warch : Music for Score Readig (Prentice-Hall)
Morris and Ferguson : Preparatory Exercises in Score Reading (Oxford) などの教材
主にバロックからロマン派までの作曲家の室内楽曲、交響曲や管弦楽曲、ミサ曲やオペラなど声楽を含む
作品のオーケストラ・スコアなど。詳細は授業のなかでその都度指示する。
【授業展開と内容-前期-】
1
ガイダンス
2~3 弦楽三重奏、弦楽三部合奏曲などのピアノ演奏
4
アルト譜表を用いた作品のピアノ演奏
5~7 弦楽四重奏曲のピアノ演奏
8
テノール譜表を用いた作品のピアノ演奏
9
移調楽器についての解説、B 管楽器を含む室内楽曲のピアノ演奏
10
ソプラノ譜表を用いた作品のピアノ演奏
11
A管楽器を含む室内楽曲のピアノ演奏
12~14 移調楽器を含む室内楽曲や合唱四段譜のピアノ演奏
15
まとめ
【授業展開と内容-後期-】
1~3 様々な移調楽器、移高楽器を含む小編成の作品のピアノ演奏
4~7 バロック〜古典派の管弦楽作品のピアノ演奏
8~11 初期ロマン派の管弦楽作品のピアノ演奏
12~15 後期ロマン派以降の管弦楽作品のピアノ演奏
上記はあくまで一例であり、個々の学生の習熟度に応じて進めていくため、学習内容はこの限りではな
い。履修者それぞれに合った作品を選択し学習していく。
- 152 -
786
スコア・リーディングb
うえだ
ま き
曜日 時限/単位数 月 Ⅴ時限 / 2単位
専門科目
担当 上田 真樹 講師
【授業の概要】
スコアを読み、それをピアノで弾くことにより、音楽作品を有機的に捉えます。様々な作曲家
の様々な編成のスコアを使用し、楽曲分析や楽器法などにも触れながら、作品を総合的に読みと
る能力を養うことを目的とします。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
定員 15 名。ピアノが弾け、各種音部譜表や移調楽器の読譜に習熟している学生。作曲科、指揮科、スコ
アリーディングの経験者、または相応の能力をもつ学生。2年目以降の再履修も可能。履修希望者の多
い場合には、初回に簡単な能力調査のための小テストを行う。
【授業の形式】
ピアノを用いた一人ずつの実習。学生の習熟度別に時間を指定する場合もある。
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
授業への取組
○
○
○
出席状況や習熟進度、学習意欲など平常点を主に評価の対象とする。期末に実技試験を行う場合もある。
【テキスト 参考書 教材等】
授業のなかでその都度指示する。
【授業展開と内容-前期-】
1
ガイダンス 場合によっては、能力調査。
2-14 オーケストラ等、さまざまな編成の作品のピアノ演奏
15
まとめ
【授業展開と内容-後期-】
1-15 オーケストラ等、さまざまな編成の作品のピアノ演奏
個々の学生のそれぞれに合った作品を選択し学習していく。
787
スコア・リーディングc
そがわ
な ほ
曜日 時限/単位数 火 Ⅲ時限 / 2単位
専門科目
担当 十川 菜穂 講師
【授業の概要】
スコア・リーディング初心者を対象とした授業。オーケストラのスコアをピアノで演奏するの
を目的とする。実際の楽曲の一部を使ってハ音譜表や移調楽器の譜表を学びながら、より複雑な
音楽へと段階を追って進んでいく。作曲家の特徴や和声にも触れ、楽曲の理解に役立てると同時
に、一人でオーケストラ曲を演奏するという無上の贅沢を是非味わってほしい。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
ピアノが弾ける学生。2年目以降の履習も可能。但し、履習希望者が多い場合には、人数制限を設ける
ことがある。その場合、必習者(作曲・指揮専攻)と未習者を優先とする。
【授業の形式】
ピアノを用いたグループレッスン(実習)
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
出席状況や習熟進度、学習意欲など平常点を重視する。各期末に実技試験を行う。
【テキスト 参考書 教材等】
Morris and Ferguson: Preparatory Exercises in Score Reading(Oxford)
Creuzburg: Partiturspiel(Schott)
古典派・ロマン派を中心とした作曲家の室内楽曲・交響曲・管弦楽曲のスコアなど。詳細は授業の中で
適宜指示する。
【授業展開と内容-前期-】
1
ガイダンス―スコア・リーディングとは
2
3段譜以上の楽曲のピアノ演奏
3~4 アルト譜表、古典派弦楽三重奏曲のピアノ演奏
5~6 テノール譜表、古典派弦楽四重奏曲のピアノ演奏
7~9 ロマン派弦楽四重奏曲のピアノ演奏
10~12 B管楽器とそれを含む課題や室内楽曲のピアノ演奏
13~14 ソプラノ譜表、A管楽器とそれを含む課題や室内楽曲のピアノ演奏
15
前期のまとめ
- 153 -
【授業展開と内容-後期-】
1
ハ音記号を用いた四段合唱譜のピアノ演奏
2~3 F管楽器とそれを含む課題や室内楽曲のピアノ演奏
4~6 その他のハ音記号、移調楽器とそれを含む課題や室内楽曲のピアノ演奏
7~8 古典派オーケストラ作品のピアノ演奏
9~10 ロマン派オーケストラ作品のピアノ演奏
11~12 フランス近代オーケストラ作品のピアノ演奏
13~15 任意のオーケストラ作品を仕上げる
788
スコア・リーディングd
く ぼ た
ちひろ
曜日 時限/単位数 火 Ⅳ時限 / 2単位
専門科目
担当 久保田 千裕 講師
【授業の概要】
このクラスではスコア・リーディングを始めるための基礎的知識から取り組みます。
様々なスコアをピアノで演奏するための第一歩として、まずは各種譜表に慣れることから始めま
す。またピアノ以外の各楽器の特色などを織り交ぜて紹介し、それを把握したうえで次に小編成
のスコアの断片を部分的に取り出し様々な記号を同時に読み取る訓練を行います。後半ではスコ
アの規模をさらに大きくして弦楽四重奏、移調楽器の含まれている室内楽曲と進み、最終的には
オーケストラの読譜に挑戦していけたらと思います。進行状況はクラスのレベルによって変わり
ますが、ピアノの楽器の長所を最大限生かした演奏で作品を総合的に読みとる能力を養うことを
目的とします。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
ピアノが弾ける学生(ショパンのエテュードが弾けるレベル)。2年目以降の再履修も可能です。履修希
望者が多い場合には必修の学生の履修を優先するため、人数制限を設ける場合があります。
【授業の形式】
ピアノを用いたグループレッスン及び一人ずつの実習。学生の上達度に応じて組み合わせや編成など
を変更する場合もあります。
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
○
出席率
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
主にバロックからロマン派までの作曲者の室内楽曲や管弦楽曲のオーケストラスコアなどを扱います。
資料の詳細は授業の中でその都度指示します。各種課題等はこちらより配布いたします。
【授業展開と内容-前期-】
1
ガイダンス 各種ハ音記号の紹介
2-4 アルト譜表が使われている作品のピアノ演奏
5-7 テノール譜表が使われている作品のピアノ演奏
8-10 ソプラノ譜表が使われている作品のピアノ演奏
11-12 B管楽器を含む室内楽曲のピアノ演奏
13-14 A管楽器を含む室内楽曲のピアノ演奏
15
前期のまとめ
【授業展開と内容-後期-】
1-2 様々な移調楽器含む小編成の作品のピアノ演奏
3-5 古典派の管弦楽作品のピアノ演奏
6-8 古典派から初期ロマン派の管弦楽作品のピアノ演奏
9-11 ロマン派の管弦楽作品のピアノ演奏
12-14 後期ロマン派以降の管弦楽作品のピアノ演奏
15
後期のまとめ
- 154 -
791
KBS A-Ⅰ-a
曜日 時限/単位数 火 Ⅲ時限 / 2単位
専門科目
担当 テシュネ・ローラン 講師
【授業の概要】
授業の目標は、種々の実習を通してピアノ奏法が一層容易になり、また音楽をより深く理解で
きる助けとなることです。
・鍵盤和声及び通奏低音 全調移調の練習(段階的に習得) 旋律の伴奏付け
・現代暗譜法について 暗記(目で、耳で)
以上をよく知られている実作品と直に関わりながら実践していきます。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
1・2年生ピアノ専攻、作曲専攻で、SP Ⅳ以上のグレードを持つ者
【授業の形式】
実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表 作品
出席率
○
○
授業への取組
○
【授業展開と内容-前期-】
1~14 鍵盤和声、通奏低音、全調移調の練習、旋律の伴奏付けなど
15
前期のまとめ
【授業展開と内容-後期-】
1~14 鍵盤和声、通奏低音、全調移調の練習、旋律の伴奏付けなど
15
後期のまとめ
792
KBS A-Ⅰ-b
はせがわ
ゆ み こ
曜日 時限/単位数 火 Ⅳ時限 / 2単位
専門科目
担当 長谷川 由美子 講師
【授業の概要】
ソルフェージュ・音楽理論で培ったこと(特に和声)を、初見奏、移調奏、数字付き和声、伴奏
付けなど、鍵盤上での実習を通して発展させていきます。一年目はまず様々な作曲家の作品に多
く接する中で、初見・移調の苦手意識を克服していきましょう。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
1・2年生ピアノ専攻、作曲専攻で、SP Ⅳ以上のグレードを持つ者
【授業の形式】
実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表 作品
出席率
○
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
プリント適宜配布
【授業展開と内容-前期-】
1~13 初見奏(4手・8手含む)、伴奏付、移調奏(主に歌曲中心)、暗譜、数字付和声、その他
14
前期試験
15
まとめ
【授業展開と内容-後期-】
1~13 初見奏(前期に続き、弾き歌い含む)、伴奏付(コードネーム含む)、数字付和声(前期から発展
させて)、移調奏(弾き歌い含む)、暗譜、その他
14
後期試験
15
まとめ
- 155 -
793
KBS A-Ⅰ-c
あんざい
ふさ よ
曜日 時限/単位数 金 Ⅲ時限 / 2単位
専門科目
担当 安西 房代 講師
【授業の概要】
基礎的なカデンツによる伴奏付け、移調奏、初見アンサンブル、暗記、インプロビゼーション、
スコアリーディングなど、様々な実習を通して、ピアノ演奏に必要な音楽能力の向上を目指す。
限られた時間の中で楽曲の骨格を理解し、耳、感覚を研ぎ澄ませながら、音を紡いでいくことに
主眼を置く。互いの音楽性を知り、刺激し合いながら、それぞれが向上できる場になることを望
みます。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
1・2年生ピアノ専攻、作曲専攻で、SP Ⅳ以上のグレードを持つ者
【授業の形式】
実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表 作品
出席率
○
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
プリント等の配布、適宜教材を紹介。
【授業展開と内容-前期-】
1
クラス分け試験
2~13 カデンツ、コードネームによる伴奏付け、数字付き低音、初見奏、暗記、インプロビゼーショ
ン、移調奏
14
前期試験
15
前期のまとめ
【授業展開と内容-後期-】
1~14 前期の実習に加え、スコアリーディングを含む実際の楽曲を用いた演習を行います。
15
後期のまとめ 試験
794
KBS A-Ⅰ-d
さわき
りょうこ
曜日 時限/単位数 金 Ⅲ時限 / 2単位
専門科目
担当 沢木 良子 講師
【授業の概要】
この授業では今まで学んできた和声やソルフェージュ力、そして色々な作曲家のスタイルなど、
持っている知識を最大限に活かしながら、ピアノを演奏するのに必要な基礎能力を訓練していき
ます。短時間で読譜をし、曲の特徴をつかみ自分なりに表現する練習を、様々な実習を通して行
います。ピアノ曲、連弾、2台ピアノを始め、室内楽曲も取り入れ、ピアノを用いて古典から近
現代の広いレパートリーを見ていきます。フレーズや音色への即座の対応などにも目を向け、音
楽をより深く理解することに大いに役立つということを実感してもらうことが目標です。譜読み
のコツや、室内楽をするときに必要なアドヴァイスも同時に行っていきたいと思います。初見、
数字付き和声、移調奏、ハ音記号、簡単な弦楽四重奏曲のアレンジ、メロディーの和声・伴奏付
けなどのプログラムを中心に授業を進めます。
授業の進み具合によりますが、1年目と2年目にクラスで2台ピアノの曲に取り組みます。(多少
の練習を要しますが、今までに取り組んだ曲には、ストラヴィンスキーのペトルーシュカやラヴ
ェルのスペイン狂詩曲、プーランクやドビュッシーの作品などがあります。
2年通年の授業なので、それぞれ長い目で見た目標を立ててもらいたいと思います。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
1・2年生ピアノ専攻、作曲専攻で、SP Ⅳ以上のグレードを持つ者
ピアノを使った実習形式の授業になるので、充分にピアノを弾けること
【授業の形式】
実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表 作品
出席率
○
○
○
授業への取組
※前期・後期各一回ずつ行われる試験以外は小テストなどは行いません。
発表・作品は主に伴奏付けの宿題などを指します。
【テキスト 参考書 教材等】
プリント配布、楽譜、授業中に聴音して各自楽譜に書いてもらうこともあります。
- 156 -
○
【授業展開と内容-前期-】
1~5回
よりたくさんの種類の曲に触れてもらうために、初見を中心に進めます。
6~9回
移調、数字付和声の実習、初見
10~13回 初見、伴奏付け(和声付け)
14回
クラス内 前期試験 (2ページから3ページの曲の初見。予見有り)
15回
前期まとめ
【授業展開と内容-後期-】
1~4回
初見
5~6回
移調、初見
7~9回
伴奏付け、初見
10~15回 初見、移調、試験に向けての準備 (試験は学科試験期間中に行う予定です)
795
KBS A-Ⅰ-e
い くら
ゆ き こ
曜日 時限/単位数 金 Ⅲ時限 / 2単位
専門科目
担当 伊倉 由紀子 講師
【授業の概要】
この授業では、ピアノ奏による様々な実践を二年間にわたり行います。一年目では主に鍵盤和
声・数字付低音・伴奏付け・コードネーム奏・初見奏等の基礎的な実習をします。ピアノとたわ
むれるつもりで、新しいことにも積極的に取り組んでいきましょう。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
1・2年生ピアノ専攻、作曲専攻で、SP Ⅳ以上のグレードを持つ者
【授業の形式】
実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表 作品
出席率
○
○
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
主にプリント配布、参考書は授業内で指示
【授業展開と内容-前期-】
1
授業ガイダンスと導入
2~14 初見奏(トレーニング・読解・簡易なアンサンブル)、鍵盤和声、移調奏、伴奏付け
15
前期のまとめ
【授業展開と内容-後期-】
1
前期内容の復習
2~14 数字付低音、簡易なスコアリーディング、コードネーム奏
初見奏(スタイルの理解・イメージする習慣をつける・アンサンブル)
15
後期のまとめ
797
KBS A-Ⅱ-a
すず き
曜日 時限/単位数 月 Ⅱ時限 / 2単位
専門科目
担当 鈴木 しのぶ 講師
【授業の概要】
授業内容は1年目に準ずるが、少しずつレベルを上げていきたい。分析しながら楽譜を読み、
それを的確に表現することを念頭に置いて取り組みたい。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
昨年度 KBS A-Ⅰ-aを履修した者
【授業の形式】
実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表 作品
○
【テキスト 参考書 教材等】
主にプリント配布
【授業展開と内容-前期-】
1~13 初見奏、移調奏、暗譜、数字付き低音、その他
14
前期試験
15
前期まとめ
【授業展開と内容-後期-】
1~14 初見奏、移調奏、暗譜、数字付き低音、その他
15
後期試験
- 157 -
出席率
○
授業への取組
○
798
KBS A-Ⅱ-b
ふなばし
みず の
曜日 時限/単位数 火 Ⅱ時限 / 2単位
専門科目
担当 船橋 泉乃 講師
【授業の概要】
昨年度に引き続き、実際に鍵盤上で音を出しながら、和声に対する感覚を養うことに重点を置
く。数字付和声課題では、和音をただつかむのではなく、どのような配置が流れの中で最も適切
なのか、また音楽的にどのような指向性を持っているのかを、耳(聴覚)、頭(思考力)、手(鍵盤
上で表現する能力)を同時に機能的に使って、感覚で捉えられるようにしたい。また、初見演奏
なども多く実習する予定。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
昨年度の KBS A-Ⅰ-fを履修した者
【授業の形式】
実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表 作品
出席率
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
プリント適宜配布
【授業展開と内容-前期-】
1
鍵盤和声「昨年度の復習」
2~3 鍵盤和声「非和声音、低音の休符を含むもの」
4~5 鍵盤和声「J.S.Bach: コラール、バロックソナタ等」
6~8 スコアリーディング「移調楽器を含む小編成のもの」
9~12 初見演奏、アンサンブル(主に2台 pf)
13
前期授業内容のまとめ
14
前期試験
15
試験の反省と自由な形でのアンサンブル(まとめ)
【授業展開と内容-後期-】
1
前期授業の発展的課題の実習
2~4 スコアリーディング(編成の大きいもの)
5~7 初見演奏、アンサンブル
8~13 伴奏付け、即興演奏(和声感に基づく平易なもの)
14
二年間通年授業内容のまとめ
15
年度末試験
799
KBS A-Ⅱ-c
い くら
ゆ き こ
曜日 時限/単位数 火 Ⅲ時限 / 2単位
専門科目
担当 伊倉 由紀子 講師
【授業の概要】
昨年度の実習をふまえ、よりレヴェルアップを目指します。和音の持つ方向性、色彩感や旋律
とバスラインの捉え方、そしてスタイルの把握等、初見とはいえども細部まで感じ読みとること
をできるだけしたいと思います。その他数字付低音、伴奏付け、スコアリーディング等、一年目
で履修した内容をより進化させてゆきましょう。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
昨年度 KBS A-Ⅰ-cを履修した者
【授業の形式】
実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
○
発表 作品
出席率
○
授業への取組
【テキスト 参考書 教材等】
主にプリント配布
参考書:和声法~大作曲家の和声様式(Y.Desportes, A.Bernaud著)
【授業展開と内容-前期-】
1
授業ガイダンスと一年目の復習
2~14 ・初見奏(スタイルの把握と表現のために)・転調を含む伴奏付け
・制約された音素材による即興演奏
・二台ピアノのアンサンブル
15
前期のまとめ
- 158 -
○
【授業展開と内容-後期-】
1
前期の復習
2~14 ・初見奏(アンサンブル含む)
・様々なスタイルの即興演奏
15
後期のまとめ
800
・数字付低音の演習(フランス式を中心に)及び作品作成
・スコアリーディング ・コードネーム奏による弾き歌い
KBS A-Ⅱ-d
おおはし
ひろこ
曜日 時限/単位数 金 Ⅲ時限 / 2単位
専門科目
担当 大橋 浩子 教授
【授業の概要】
ピアニストにとって必要な、初見力、即興、伴奏付けなどを自由にできるようにさまざまな形
の exercise をとおして学びます。また、ピアノ曲以外の室内楽曲やオペラ、歌曲、シンフォニ
ーなどをピアノ曲(ソロ・四手・八手等)に編曲したものを弾くことによっていろいろな曲に触
れることを目標にしたいと思います。
2年目は暗譜、歌曲の伴奏の移調を中心に勉強します。即興や伴奏付け、数字付き和声も継続し
て行います。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
昨年度 KBS A-Ⅰ-dを履修した者
【授業の形式】
実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
○
発表 作品
○
出席率
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
授業時に適宜配布します
鍵盤による数字つき和声、鍵盤和声入門、Score Reading Exercisesなど
【授業展開と内容-前期-】
1 授業の概要説明
2~14 数字付和声、スコアリーディング、移調、初見、コードネーム、連弾、その他
15
前期のまとめ
【授業展開と内容-後期-】
1~ 14 数字付和声、スコアリーディング、移調、伴奏付け、暗譜、初見、即興、その他
15
試験
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
火曜
14:20 ~15:50
ソルフェージュ研究室
801
KBS A-Ⅱ-e
た ぐち
ま り こ
曜日 時限/単位数 金 Ⅲ時限 / 2単位
専門科目
担当 田口 真理子 講師
【授業の概要】
昨年度に引き続き、スキルアップを目指しましょう! 今年は昨年度よりも、初見、創作、コ
ードネーム、即興を増量予定です。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
昨年度 KBS A-Ⅰ-eを履修した者
【授業の形式】
実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
○
発表 作品
○
出席率
○
授業への取組
○
半期毎の試験があります。
【テキスト 参考書 教材等】
随時配布します
【授業展開と内容-前期-】
1~13 数字付き和声の続き/コードネーム、創作、即興、スコアリーディング/初見、連弾
朗読(詩のような短いもの、少し長いもの)/風景について考える
14
前期試験
15
まとめ
【授業展開と内容-後期-】
1~14 前期に引き続き コードネーム、創作、即興/初見、2台ピアノ/絵などを見る/アレンジ
15
後期試験
- 159 -
805
KBS B-Ⅰ-a
なかむら
り な こ
曜日 時限/単位数 月 Ⅳ時限 / 2単位
専門科目
担当 中村 理奈子 講師
【授業の概要】
様々な課題を実習することで、それぞれのピアノ演奏、読譜力の向上を目的とします。普段と
は違うピアノとの取り組みを通して、気づきのある時間を作っていきます。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
大3のピアノ・作曲専攻生で KBS 未習者
【授業の形式】
実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表 作品
出席率
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
主にプリントを配布します。
【授業展開と内容-前期-】
1
クラス分け試験
2~13 カデンツの移調奏、数字付和声、初見(ソロ・四手連弾のアンサンブル)、その他
14
前期試験
15
前期まとめ
【授業展開と内容-後期-】
1~13 数字付和声、移調奏、暗譜、初見(ソロ・四手・八手等のアンサンブル)、その他
14
後期試験
15
後期まとめ
806
KBS B-Ⅰ-b
もりやま
ともひろ
曜日 時限/単位数 月 Ⅳ時限 / 2単位
専門科目
担当 森山 智宏 講師
【授業の概要】
徹底した反復学習を基本に、更なるピアノの基礎能力の向上を図りたい。
2年間掛けて、一冊のテキストを終わらせることを目標とします。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
大3のピアノ・作曲専攻生で KBS 未習者
【授業の形式】
実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
○
発表 作品
出席率
○
授業への取組
【テキスト 参考書 教材等】
「はじめてのソルフェージュ5 キーボードハーモニー」(全音楽譜出版社)要購入
その他、適宜指示する
【授業展開と内容-前期-】
1 クラス分け試験
2 オリエンテーション
3~13
テキストの実習・初見・移調・アンサンブル他
14 前期試験
15 まとめ
【授業展開と内容-後期-】
1~14 テキストの実習・初見・移調・アンサンブル他
15 後期試験
- 160 -
○
807
KBS B-Ⅰ-c
おおはし
ひろこ
曜日 時限/単位数 月 Ⅳ時限 / 2単位
専門科目
担当 大橋 浩子 教授
【授業の概要】
ピアニストにとって必要な、初見力、即興、伴奏付けなどを自由にできるようにさまざまな形
の exercise をとおして学びます。また、ピアノ曲以外の室内楽曲やオペラ、歌曲、シンフォニ
ーなどをピアノ曲(ソロ・四手・八手等)に編曲したものを弾くことによっていろいろな曲に触
れることを目標にしたいと思います。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
大3のピアノ・作曲専攻生で KBS 未習者
【授業の形式】
実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
○
発表 作品
○
出席率
○
授業への取組
【テキスト 参考書 教材等】
授業時に適宜配布します
鍵盤による数字つき和声、鍵盤和声入門、Score Reading Exercisesなど
【授業展開と内容-前期-】
1 授業の概要説明
2~14 数字付和声、スコアリーディング、初見、連弾、その他
15 前期のまとめ
【授業展開と内容-後期-】
1~14 数字付和声、スコアリーディング、和声付け、暗譜、初見、四手・八手連弾
15 試験
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
火曜
14:20 ~15:50
ソルフェージュ研究室
808
KBS B-Ⅰ-d
すず き
曜日 時限/単位数 月 Ⅳ時限 / 2単位
専門科目
担当 鈴木 しのぶ 講師
【授業の概要】
読譜や演奏表現について、様々な角度から学ぶ。初見奏や移調奏、暗譜、数字付き低音等のメ
ニューを中心に学習を進めるが、具体的な内容はメンバーを見てから決定する。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
大3のピアノ・作曲専攻生で KBS 未習者
【授業の形式】
実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表 作品
○
【テキスト 参考書 教材等】
主にプリント配布
【授業展開と内容-前期-】
1
クラス分け試験
2~13 初見奏、移調奏、暗譜、数字付き低音、その他
14
前期試験
15
前期まとめ
【授業展開と内容-後期-】
1~14 初見奏、移調奏、暗譜、数字付き低音、その他
15
後期試験
- 161 -
出席率
○
授業への取組
○
811
KBS B-Ⅱ-a
か とう
い つ こ
曜日 時限/単位数 金 Ⅳ時限 / 2単位
専門科目
担当 加藤 伊津子 講師
【授業の概要】
今年度2年目のこの授業においては、昨年度の、カデンツ奏、数字付低音、初見、実作品の研
究(バロックと古典)を更に発展させ、多様な作品に柔軟に対応でき、表現できる音楽的能力を養
いたい。伝統的な作品研究を大切にしつつ、ロマン派、近代・現代の作品、また、連弾・2台ピ
アノ作品も経験してゆく。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
昨年度 KBS B-Ⅰ-a を履修した者
【授業の形式】
実習とディスカッション
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表 作品
○
出席率
○
授業への取組
○
具体的な詳細内容は、授業内で掲示してゆく。
【テキスト 参考書 教材等】
・BACH: 平均律曲集 ・Mozart: ソナタと変奏曲 ・Beethoven: ピアノソナタ
・ロマン派 近現代の主要作品は適宜指示する
・数字付低音:ガーテンローブ
【授業展開と内容-前期-】
1
〈 KBS課題 〉
〈 各自の作品研究 〉
2 ・カデンツ奏 ・数字付低音 ・初見
3
〃
〃
〃
・春休み課題の発表(1~4回)
4
〃
〃
〃
〃
5
〃
属七の和音を
〃
〃
6
様々な
含む連結
〃
〃
7
[S]諸和音
〃
・アンコールピースになる小品の
8
〃
〃
(連弾を
研究と演奏(5~11回)
9
〃
〃
含む)
〃
10
〃
〃
〃
11
〃
非和声音の
〃
〃
12
〃
ニュアンスと
〃
〃
13
〃
表記
〃
〃
14
〃
〃
〃
・夏休みの研究課題として
15
〃
〃
〃
作品とテーマを決める(12~15回)
【授業展開と内容-後期-】
1 1~4 一定時間内での
・初見
2
アナリーゼ
〃
・夏休みの課題発表(1~4回)
3
〃
〃
4
〃
〃
5
〈 伴奏付け 〉
※近現代も含み
6
〃 ※移調奏
多様な様式に
・現代の様々な作品の
7
〃
触れる
紹介(5~9回)
8
〃
(二台ピアノにも
〃
9
〃
※様々な
取り組む)
〃
10
〃
作曲家の歌曲の
〃
11
〃
弾き歌い
〃
・各自のピアノにおける最も必要な
12
〃
(モーツァルト
〃
研究課題テーマを決めて取り組む(10~15回)
13
〃
シューマン
〃
14
〃
シューベルト等) 〃
13~15 発表と試験(KBS 課題)
15
〃
〃
- 162 -
812
KBS B-Ⅱ-b
ひやくたけ
ま ゆみ
曜日 時限/単位数 金 Ⅳ時限 / 2単位
専門科目
担当 百 武 眞弓 講師
【授業の概要】
前年度に引き続き、様々な様式、作曲家の作品を用いて、鍵盤上での和声の理解と表現をより
深く学び、身につけることを目指します。数字付和声、移調奏、和声付け、暗譜、初見奏などの
実習を通して、手の運動性を高めていきます。また、連弾、2台ピアノなどの曲にも多く取り組
み、アンサンブル能力を向上させていきます。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
昨年度 KBS B-Ⅰ-b を履修した者
【授業の形式】
実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表 作品
○
出席率
授業への取組
○
○
【テキスト 参考書 教材等】
主にプリント配布
【授業展開と内容-前期-】
1
オリエンテーション
2~13 数字付和声、移調奏、初見奏、暗譜、和声付け、伴奏付け、スコアリーディング、アンサンブ
ル、その他
14
前期試験
15
まとめ
【授業展開と内容-後期-】
1~12 前期の授業内容に加えて、対位法、コードネーム、その他
13~14 まとめ
15
後期試験
813
KBS B-Ⅱ-c
い ざわ
たけ や
曜日 時限/単位数 金 Ⅳ時限 / 2単位
専門科目
担当 井澤 岳野 講師
【授業の概要】
ピアノ演奏に必要な感覚を錬磨するための実習授業。移調奏・数字付低音・ハ音記号を含む四
段譜の試奏などを行う。後半はピアノデュオを中心に進めていく。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
昨年度 KBS B-Ⅰ-c を履習した者
【授業の形式】
実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表 作品
【授業展開と内容-前期-】
1~5 移調奏を重点的に
6~10 数字付低音を重点的に
11~15 ハ音記号の読譜を重点的に
【授業展開と内容-後期-】
1~15 ピアノデュオを重点的に
- 163 -
出席率
○
授業への取組
○
814
KBS B-Ⅱ-d
つか だ
ま り
曜日 時限/単位数 金 Ⅳ時限 / 2単位
専門科目
担当 塚田 真理 講師
【授業の概要】
昨年に引き続き、各自のソルフェージュや音楽理論の能力を土台として、ピアノの様々な可能
性と幅広い表現方法を探っていきます。他の人の発表にしっかり耳を傾け、そこから積極的に学
ぶ姿勢で臨んで下さい。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
昨年度 KBS B-Ⅰ-d を履修した者
【授業の形式】
実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
○
発表 作品
○
【テキスト 参考書 教材等】
プリント使用
【授業展開と内容-前期-】
1~2 昨年度の復習
3~5 簡単な楽曲の移調奏、簡単なスコアリーディング
目で読む暗譜奏、耳で聴く暗譜奏
6~10 数字付和声を中心とした練習
11~13 和音(伴奏)の上に旋律付け、旋律に和声(伴奏)付け
14
試験
15
前期のまとめ
【授業展開と内容-後期-】
1~12 前期の発展 コードネームによる練習
13~14 後期のまとめ
15
試験
817
SPⅢa
出席率
授業への取組
○
1~13
おおはし
○
初見奏、連弾、2台ピアノ
ひろこ
曜日 時限/単位数 月 Ⅲ時限 / 2単位
専門科目
担当 大橋 浩子 教授
【授業の概要】
聴音や視唱を中心に確実に音感をつけていくことを目標にする。
予習の必要はないが、ソルフェージュ能力の向上を目指す人は復習を必ずすること。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
SPⅢの受講資格がある者(昨年度 SP Ⅲ a を受講した学生は別の授業を受けてください)。
【授業の形式】
実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表 作品
出席率
授業への取組
○
○
○
【テキスト 参考書 教材等】
授業時に適宜配布します
【授業展開と内容-前期-】
1 授業の概要説明、小テスト
2~14 音程、和音の響き、リズムに重点を置いた課題の実習。
ソプラノ・アルト・テノール記号などのクレ読み入門。
15
前期のまとめ
【授業展開と内容-後期-】
1~ 14 前期の授業内容を発展させた課題の実習。実作品の聴音や視唱。
クレ読みだけでなく移調楽器のスコアを読む。
15
試験
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
火曜
14:20 ~15:50
ソルフェージュ研究室
- 164 -
○
818
SPⅢb
し みず
あつし
曜日 時限/単位数 火 Ⅱ時限 / 2単位
専門科目
担当 清水 篤 講師
【授業の概要】
これまでに身に付けてきたソルフェージュ的な力をさらにレベルアップし、それぞれの能力を
統合・発展させる。また、次のステップへの準備として、音楽の様々なスタイルに理解を深める
こと、各人の調性感を確立する助けになることを目標とする。授業は項目別に数回ずつ重点を置
いて進めるが、人数や進捗状況によって多少の増減はあり得る。S.M.H の基礎的な訓練も欠か
さず行う予定。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
大1(A コース生)で SP Ⅲ b を指定された者
【授業の形式】
実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
○
発表 作品
出席率
授業への取組
○
○
以下[授業展開と内容]に記載の各単元毎に簡単なチェック(小テスト)を行い、その項目の達成度をはか
る。成績はその累積と出席等によって総合的に判断する。
【テキスト 参考書 教材等】
楽器持参であれば、アンサンブルによる課題なども適宜取り入れて進めたい。
【授業展開と内容-前期-】
1~4 現段階での各人の能力の検証…書き取り、視唱、初見奏などの現状を確認しつつ、各自の問
題点を再確認する。
5~9 リズム…基礎的なリズムの確認、及びその細分化・フレーズ感の確立。
10~14 ハーモニー…様々な時代・スタイルの楽曲に触れ、和声に即した音程感を追求。
15
前期授業についてのレポート作成
【授業展開と内容-後期-】
1~5 ポリフォニー…二声・三声、それ以上による対位法的な課題や楽曲への取り組み
6~10 発展的ソルフェージュ…弾き歌い・リズム付き新曲の他、前項までの成果をもとに様々な応用
を考えていく。
10~15 総合力の検証…まとめとして、それぞれの技能や実曲への反映の有り様を確認する。
819
SPⅢc
ふなばし
みず の
曜日 時限/単位数 木 Ⅱ時限 / 2単位
専門科目
担当 船橋 泉乃 講師
【授業の概要】
「音に対して豊かな感性を持っていること」これは音楽家としてもっとも大切なことである。
感性は、その人がもともと持っている天性のものもあるが、様々な体験や経験、訓練によって磨
かれるものである。あらゆる音楽を聴くこと(実際に鳴っている音だけでなく、譜面から自分の
イメージの中でそれを創り出し、聴くこと)に集中して、自分の感性を見つめ直して欲しい。こ
のクラスでは、ソルフェージュ基礎力向上のための様々な課題を実習し、個々の音楽活動に生か
せる能力を身につけることを目標とする。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
SPⅢの受講資格がある者
【授業の形式】
実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表 作品
出席率
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
プリント適宜配布
【授業展開と内容-前期-】
1
年間予定説明、書き取りテスト、アンケート等
2~5 音程に的を絞った課題の実習(協和音程、不協和音程、次にどのように解決するのか、または
解決せずにどのように進むのか…等)
6~9 和音を縦の響きとして違いを聴き分ける課題の実習(和音の種類や配置の違いを感覚で捉える)
10~13 リズムに的を絞った課題の実習(拍節感、そのリズムの持つアゴーギクを表現する)
14
前期試験
15
試験の反省と自由な形でのアンサンブル
- 165 -
【授業展開と内容-後期-】
1
前期課題の発展的内容
2~5 様々な旋律(単旋律・複旋律)のメロディーラインを素早く、フレーズ感や(できれば和声感)を
持って記憶し、書き取ったり唱ったりする練習
6~9 様々な形での和声聴音(和声分析や移調奏など…)
10~13 クレ読み、リズムアンサンブル、合唱など
14
後期試験
15
試験の反省と自由な形でのアンサンブル
820
SPⅢd
ひやくたけ
ま ゆみ
曜日 時限/単位数 金 Ⅲ時限 / 2単位
専門科目
担当 百 武 眞弓 講師
【授業の概要】
今まで培ってきたソルフェージュ能力をベースとして、さらに発展・向上させていきます。
いろいろな様式の実際の楽曲も用いながら、曲を理解するための実習を通して、自ら積極的に様
々な要素を関連づけて融合させ、日常の音楽活動や演奏に結びつけていけるよう、総合的なソル
フェージュ学習をしていきたいと考えています。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
SP Ⅲの受講資格がある者
【授業の形式】
実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
○
発表 作品
【テキスト 参考書 教材等】
プリント適宜配布
【授業展開と内容-前期-】
1
現時点でのソルフェージュ能力の確認
2~5 和音の種類、配置による響きの違いを聴く練習
ソプラノ、アルト、テノール記号のクレ読み
暗記の練習(ハーモニー、2声のメロディーなど)
6~9 借用和音、転調を含む課題の練習
広い音域の課題の実習 連符の練習
10~12 上記に加えて、専攻楽器を使って初見、アンサンブル
13
前期のまとめ
14
試験
15
課題作成
【授業展開と内容-後期-】
1
前期の授業内容の復習
2~7 メゾソプラノ、バリトン記号のクレ読み
混合拍子の実習 暗記の練習(広い音域など)
8~13 移調楽器の読譜 拍子が変化する課題の実習
調号が多い課題の練習
音部記号2種以上を併用する課題の練習
14
1年間のまとめ
15
試験
- 166 -
出席率
○
授業への取組
○
1~13
聴音、視唱や合唱、移調唱、移調奏、
リズム練習、リズムアンサンブルを
行う
1~14
聴音、視唱や合唱、移調唱、移調奏、
リズム練習、リズムアンサンブル、
専攻実技を用いて、初見、アンサン
ブルを行う
821
SPⅢe
まちだ
いくや
曜日 時限/単位数 金 Ⅳ時限 / 2単位
専門科目
担当 町田 育弥 講師
【授業の概要】
読む・聴く・弾く・歌う・分析する・解体する、等の実習を通して、多様な角度から楽案を把
握する体験をつむ。視唱や書き取り、初見奏などの「課題」はそのための手段としてのみ扱う。
つまり、それらが「上手くできるようになること」は目標ではない。メンバー構成によっては、
専攻楽器を持ち寄っての合奏実習なども行う。常に自分の頭で考え、試みる姿勢を要求する。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
SP Ⅲの受講資格がある者
【授業の形式】
講義と実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
○
○
発表 作品
○
出席率
授業への取組
○
○
【テキスト 参考書 教材等】
各授業時に指示、配布
【授業展開と内容-前期-】
1
講義と小レポート作成「つまり何をやっているのか」について考える
2
レポート講評とそれにもとづく講義
3~4
和声的要約の練習
5~6
旋律的要約の練習
7
小テスト-1
8
テスト講評と補習。個々の課題の自覚
9~10 音型とリズム/潜在する変拍子
11~12 楽曲のストーリーを読む 小レポートの課題提示
13~14 独奏に潜在する合奏感覚
15
前期のまとめ
【授業展開と内容-後期-】
1~2
合唱。構成素材の役割を理解し、演じる練習。小レポート(前期課題)提出
3~4
相互聴音練習。複声楽曲の一声部を歌いながら他者が歌う声部を書き取る。
5~6
合奏実習。アンサンブル全体の計画を一人でたて、他メンバーに伝えつつ試演する。
7
小楽曲作成にむけてのガイダンス
8~9
途中経過の相互観察と試演
10~11 多パートによる楽案の読み取り
オーケストラスコアの観察と聴き取り
12
情報量の多い楽案の要約
13
期末試験にむけてのガイダンス
14~15 期末試験
825
SPⅣa
か とう
い つ
こ
曜日 時限/単位数 月 Ⅲ時限 / 2単位
専門科目
担当 加藤 伊津子 講師
【授業の概要】
「『聴衆の心』に響く音色創り」に直結する授業を展開したい。①楽譜から直接読み取れる事柄
(作品の構造・形式・音楽の様式〈調性和声等〉)を音楽的に体感しながら理解出来ること、また、
②作曲家の人生や時代背景等、言語による情報をどのように演奏解釈や音創りに反映できるか、
以上の2つの視点からソルフェージュの訓練と並行して、実作品の研究と表現の可能性を追求す
る。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
SP Ⅳの受講資格がある者
【授業の形式】
実習とディスカッション
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
○
発表 作品
○
出席率
○
実作品の1部の演奏やディスカッションに積極的な参加を希望します。
【テキスト 参考書 教材等】
BACH: 平均律集/無伴奏ヴァイオリンソナタ・チェロソナタ 他
古典派・ロマン派の主要な作品を適宜指示します。(近現代作品にも取り組む)
- 167 -
授業への取組
○
【授業展開と内容-前期-】
1 ・授業の音楽的目的の認識
2 ・受講生の皆さんの希望する作品を尋ねる→授業計画にも反映させる
3 ・初見、書き取り等実施し、クラスのレベルを判定する
4
〈 ソルフェージュ課題 〉
〈 実作品の研究と表現の可能性 〉
5 [H]・基本カデンツの復習・[M]・[初見]
6
〃
〃
・J.S.BACH の独奏曲を中心に(4~8回)
7
様々な[S]諸和音
〃
8
〃
〃
9
〃
クレ読みを
・L.v.Beethoven の作品の構造を反映させた
10
〃
含み
表現の可能性について(9~11回)
11
・転調の体感と理解
短い課題で
12
・近親調と遠隔調への 訓練する
・Mozart 作品の世界の響きについて(12回)
13
転調の表現の違い
〃
・Schubert, Schumann, Chopin, Brahms
14
・主調との距離をどのよ
〃
作品における独創性の指摘と表現の
15
うな響きで表現するか
〃
可能性について(13~15回)
【授業展開と内容-後期-】
1 1~3
1~3 ロマン派の近代作品への影響を考える
2
前期授業内容のうち、特に重要と
〈各作曲家の独創性の反映について〉
3
思われるものの訓練
4 4~7 フランス近代和声を中心に取り上げる 4~9 近現代への幕明け
5
〃
・Debussy, Scriabin, Rachmaninoff etc
6
〃
7
〃
フランスやロシア他の近代作品、
8 8~10 調性から離れてゆく様式、また
また現代の無調他、様々な様式を
9
無調の課題などを取り上げる
取り上げる
10
10~15 受講生が各々研究作品を選び、作品に
11 11~15 1年間に取り上げた多様な様式の
ついて内容や背景を研究し、演奏解釈
12
書き取りや初見で実力を育成
につなげる
13
〃
※1年間の授業の作品研究の補遺も
14
〃
含む
15
〃
826
SPⅣb
おおはし
ひろこ
曜日 時限/単位数 火 Ⅱ時限 / 2単位
専門科目
担当 大橋 浩子 教授
【授業の概要】
聴音や視唱を中心に今までに学んだ四声体や旋律聴音を発展させた課題に取り組む。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
大1(A コース生)で SP Ⅳ b を指定された者
【授業の形式】
実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
○
発表 作品
出席率
○
【テキスト 参考書 教材等】
授業時に適宜配布します。
【授業展開と内容-前期-】
1 授業の概要説明、小テスト
2~14 単旋律、二声、三声、四声の聴音
リズムスタディ
ソプラノ・アルト・テノール・メゾ・バリトン記号などのクレ読み
15
前期のまとめ
【授業展開と内容-後期-】
1~14 前期の授業内容を発展させた課題の実習。実作品の聴音や視唱。
クレ読みだけでなく移調楽器のスコアを読む
弾き歌い
15
試験
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
火曜
14:20 ~15:50
ソルフェージュ研究室
- 168 -
授業への取組
○
827
SPⅣc
い ざわ
たけ や
曜日 時限/単位数 火 Ⅱ時限 / 2単位
専門科目
担当 井澤 岳野 講師
【授業の概要】
ソルフェージュの基本的な能力を身に付け、今日あらゆる場で行われている音楽現象をなるべく
視野に取り入れた授業をしていきたい。ポピュラー音楽や民族音楽など、ジャンルにとらわれず、看
取できる耳を育成する。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
SP Ⅳの履修資格がある者。昨年私のSPⅣを受講された方はなるべくご遠慮下さい。
【授業の形式】
実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表 作品
出席率
授業への取組
○
○
○
【授業展開と内容-前期-】
1~4 メロディ聴音を重点的に
5~8 ハーモニー聴音を重点的に
9~15 ソルフェージュを重点的に
【授業展開と内容-後期-】
1~15 実際的な聴音(CD コピーなど)
828
SPⅣd
なかむら
り な こ
曜日 時限/単位数 火 Ⅱ時限 / 2単位
専門科目
担当 中村 理奈子 講師
【授業の概要】
今まで学習してきたソルフェージュを基礎として、さらなる能力の向上を目的とします。五線
に書けるだけではなく、書いた中に聴こえてきた中に何が起きているのかを考えていきたい。
今回は特に、拍感、その数字の持つ意味にも着目したいと思っています。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
SP Ⅳの受講資格がある者
【授業の形式】
実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
○
発表 作品
出席率
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
プリントを使用します
【授業展開と内容-前期-】
1~13 ※クラスの様子を見ながら課題を調整していきます。
聴音(様々な拍子を含む課題、実作品からの聴音、様々な譜表での書き取り等)
視唱(ハ音記号を含む)
各種アンサンブル(重唱、リズムアンサンブル)
14
前期試験
15
まとめ
【授業展開と内容-後期-】
1~14 前期に続く
15
後期試験
- 169 -
829
SPⅣe
やまぐち
きよう こ
曜日 時限/単位数 火 Ⅱ時限 / 2単位
専門科目
担当 山口 恭 子 講師
【授業の概要】
伝統的なソルフェージュの課題と共に、様々なスタイルの実作品を取り上げる。それぞれの音
楽のあらゆる音要素がどのように息づいているか、体感しながら総合的な能力の向上を目指して
いく。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
SP Ⅳの受講資格がある者
【授業の形式】
実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表 作品
出席率
授業への取組
○
○
【テキスト 参考書 教材等】
プリント適宜配布
【授業展開と内容-前期-】
1~13 全回を通して、様々なソルフェージュ課題と共に、バロックから現代までの編成の異なる実作
品を取り上げ、その和声を基にした課題やそれぞれの楽器の旋律聴音、移調楽器の読譜、特徴
的なリズム等を体感し、学習する。
14
試験
15
まとめ
【授業展開と内容-後期-】
1~14 前期に同じ
15
試験
830
SPⅣf
しおざき
み ゆき
曜日 時限/単位数 火 Ⅲ時限 / 2単位
専門科目
担当 塩崎 美幸 講師
【授業の概要】
これまで身につけた力をさらに発展させ、高めていくためのトレーニングを行う。様々な実践
を通し、内的聴覚の向上につなげたい。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
SP Ⅳの受講資格がある者
【授業の形式】
実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
○
発表 作品
出席率
○
【テキスト 参考書 教材等】
プリント適宜配布
【授業展開と内容-前期-】
1~5 実力チェック期間(皆さんの状況を把握します)
6~14 聴音(旋律、和声、聴奏、pf 以外の楽器によるものなど)
初見(視唱、リズム唱、弾き歌い、専攻楽器奏、アンサンブルなど)
移調奏、スコアリーディング
伴奏付け、簡単な即興演奏、課題作成
随時小テスト等行う
15
まとめ
【授業展開と内容-後期-】
1~2 前期の復習、小テスト
3~13 前期6~14に準ずる
14~15 試験、まとめ
- 170 -
授業への取組
○
831
SPⅣg
み せ
かず お
曜日 時限/単位数 火 Ⅳ時限 / 2単位
専門科目
担当 三瀬 和朗 教授
【授業の概要】
譜面を読むという作業に、どのようにソルフェージュが役に立つか考えて授業を進めていく。
各自の専攻楽器の演奏も行う。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
大1(B コース生)でSPⅣ g を指定された者
【授業の形式】
実習、演奏
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表 作品
出席率
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
テキストは毎回コピーを配布する
【授業展開と内容-前期-】
1~15 メロディー・ハーモニー・リズムの書き取り。(いろんなスタイルの)
すべての音部記号での歌。
暗記・メロディー・ピアノ譜他。あらゆる暗譜の方法の実施。 専攻楽器の初見。
CD からの書き取り。(あらゆるジャンルからの、スタイルからの。) リズムアンサンブル。
【授業展開と内容-後期-】
1~14 前期と同じ
15
試験
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
未定
832
SPⅣh
たか は
ひろあき
曜日 時限/単位数 木 Ⅲ時限 / 2単位
専門科目
担当 鷹羽 弘晃 講師
【授業の概要】
〈近・現代曲を知る〉
21世紀の現在、音楽は日々多様化しています。この授業では、古典派・ロマン派にないような
音楽スタイル、ノーテーションに出会ってもドギマギせず、冷静に向かい合えるように様々な
作品に触れていきます。聴音だけでなく、実演をする機会を多く設けようと思います。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
SPⅣの受講資格がある者
【授業の形式】
実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表 作品
出席率
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
プリント等適宜配布
【授業展開と内容】
1
ガイダンスと導入
2~15 クラス編成が決まったら、メンバーに合わせて実際に取り上げる曲目を考えます。毎回、2つ
1~14 のテーマで実際の曲や教材を用い、聴音、試奏、グループ学習をします。自身の専攻楽器での
演奏参加が求められます。最終授業時に演奏発表を行います。(必修)
[テーマ1] 一般的に「現代音楽」といわれる様々なスタイルの音楽を取り上げます。
・20世紀初頭 アヴァンギャルド ・トータル・セリエリスムの作品
・実験音楽
・コラージュ、引用のある作品
・微分音のある作品あれこれ
・スペクトル楽派と呼ばれる作品
・新しい複雑性
・21世紀、現在の諸相 etc.
[テーマ2] 「えっ?」と思う楽譜が来たとき、どうやって演奏するか議論し、試みます。
・独自の記譜法を用いた作曲家の作品 ・図形楽譜のいろいろ
・特殊奏法のノーテーションあれこれ
15
演奏発表
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
未定
教員室
- 171 -
833
SPⅣi
つか だ
ま り
曜日 時限/単位数 金 Ⅲ時限 / 2単位
専門科目
担当 塚田 真理 講師
【授業の概要】
これまでに培ってきたソルフェージュの基礎力を確認しながら、さらに向上・発展させていき
ます。様々なトレーニングとともに、可能な限りいろいろな時代・様式の楽曲に触れ、どんな音
楽にも対応できる耳、読譜力、感性を養っていけたらと思います。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
SPⅣの受講資格がある者
【授業の形式】
実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
○
発表 作品
○
出席率
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
プリント使用
【授業展開と内容-前期-】
1~4 それぞれの能力と問題点の把握
5~7 アルト記号を中心とした練習(クレ読み、視唱、弾き歌い、スコア・リーディング)
8~10 テノール記号を中心とした練習(クレ読み、視唱、弾き歌い、スコア・リーディング)
11~13 ソプラノ記号を中心とした練習(クレ読み、視唱、弾き歌い、スコア・リーディング)
14
試験
15
前期のまとめ
1~13 聴音・リズム・歌(楽器)によるアンサンブル
【授業展開と内容-後期-】
1~8 3 clés ~5 clés による様々な練習(クレ読み、視唱、弾き歌い、スコア・リーディング)
9~12 メゾソプラノ記号、バリトン記号を中心とした練習
13~14 後期のまとめ・総合練習
15
試験
1~13 聴音・リズム・歌(楽器)によるアンサンブル
837
SPⅤa
ふじい
かずおき
曜日 時限/単位数 月 Ⅲ時限 / 2単位
専門科目
担当 藤井 一興 講師
【授業の概要】
現代音楽ソルフェージュ ドビュッシー以降の音組織とリズムの習得と実践
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
SP Ⅴの受講資格がある者
【授業の形式】
演習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表 作品
出席率
○
授業への取組
【授業展開と内容-前期-】
1~4 旋法と調 教会旋法と人工旋法 オプション-ジェズアルドの作品
ドビュッシーの声楽作品 メシアンの声楽作品
5~8 リズム理論 ①メシアン音価と強度のモード ②ブーレーズ ノタシオン
9~12 不確定性
③武満作品
④ベリオの声楽作品
13~15 音価の増減 ⑤メシアンのピアノ独奏曲 トゥランガリラ・シンフォニー
【授業展開と内容-後期-】
1~4 初期ドデカフォニー~ミュジック・セリエル
シェーンベルク、ウェーベルン~ブーレーズ
5~8 音楽における時間軸の形成について
タブラチュール 言語とリズム 白符黒符
9~12 微分音と音律の歴史
13~15 即興と図形の歴史
- 172 -
838
SPⅤb
い くら
ゆ き こ
曜日 時限/単位数 火 Ⅱ時限 / 2単位
専門科目
担当 伊倉 由紀子 講師
【授業の概要】
今まで培ってきた能力をもとに、より深い洞察力と表現力をつけることを目標とします。様々
なスタイル、編成の実作品及び新曲を「書き取る、分析する、演奏する」等多角的に扱います。
また、歌やリズムによるアンサンブル、楽器による初見奏等表現することも多く行う予定です。
自主性を持って積極的に取り組みたい学生を広く募ります。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
SP Ⅴの受講資格がある者
【授業の形式】
実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
○
発表 作品
出席率
授業への取組
○
○
【テキスト 参考書 教材等】
主にプリント配布。参考書は必要に応じて授業内で指示。
【授業展開と内容-前期-】
1
授業ガイダンス及び導入
2~13 ・実作品を中心とした課題の書きとり、簡易な分析・初見奏
・歌及びリズムアンサンブル
・clés のトレーニング
・専攻楽器を用いた聴きとり、初見奏
14
小テスト
15
前期のまとめ
【授業展開と内容-後期-】
1
前期内容の復習
2~14 ・実作品を中心とした課題の書きとり、簡易な分析・初見奏
・様々な編成によるアンサンブル
・スコアリーディング
・身体で反応するトレーニング(即興演奏へのアプローチ)
15
後期のまとめ
839
SPⅤc
のりくら
まさ き
曜日 時限/単位数 火 Ⅲ時限 / 2単位
専門科目
担当 法倉 雅紀 准教授
【授業の概要】
高度なソルフェージュ能力を育むことを目的とする。受講生の能力も考慮して、内容を考えよ
うと思います。様々な課題に触れ、ただ「聴き取る」だけでなく、分析的に音を捉える力も身に
つけていきたい。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
SP Ⅴの受講資格がある者
【授業の形式】
実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表 作品
○
出席率
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
プリント等適宜配布
【授業展開と内容-前期-】
1~3 受講生の能力をチェックして、授業展開を考える
4~14 様々なテキストによる実習を行い、高度なソルフェージュ、音楽の能力を開発する
15
前期まとめ
【授業展開と内容-後期-】
1~14 前期内容に準ずる
15
総合
- 173 -
840
SPⅤd
か とう
い つ こ
曜日 時限/単位数 金 Ⅲ時限 / 2単位
専門科目
担当 加藤 伊津子 講師
【授業の概要】
この授業では、「永遠の次元につながる1音」を楽曲への深い洞察、時代背景も含めた演奏解
釈を通じ、実現してゆく過程を経験したい。鋭敏で緻密なソルフェージュの聴覚的訓練と共に、
「人間の一生」や「世界や宇宙の普遍」に通じる音楽の創造に向き合う。下記の〈授業の視点〉
を参照の上、積極的な受講生の参加を希望する。弦楽器他のゲストもお招きする予定である。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
SP Ⅴの受講資格がある者
【授業の形式】
実習とディスカッション
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
○
発表 作品
○
出席率
○
授業への取組
○
実作品の1部演奏や研究に積極的な参加を希望します
【テキスト 参考書 教材等】
ソルフェージュ課題、実作品共適宜プリント等で指示する
【授業展開と内容-前期-】
1
〈 ソルフェージュ課題 〉 〈授業の視点・順不同〉→〈関連作曲家〉
2
書き取り・初見(多様式)
(例)
a)~ e)
3
a)「1音による、表現の可能性」
4
(※)5回目までの授業で
①・1音とその空間の響きを体感する
5
受講生の実作品の
・音を含む空間の振動から
・シェーンベルク
6
希望を取り入れた
時代背景や作品の精神性を
・ウェーベルン・ショパン
7
年間プログラムの作成
察知し、それらの表現を試みる ・モーツァルト 他
8
②一見同じような音型のロングフレーズの ・スクリャビン
9
(※)様々な楽器編成の
一音一音の、質感の即興的な変化の可能 ・ラフマニノフ
10
作品を取り上げたい
性を探る
・シューベルト
11
(転調や和声、非和声音の明確な把握)
・ショパン 等
12
(※)特に和声感の
b)「東西の文化理解の上での表現」
13
習得を志す
①想像が難しい壮大な時空間の創造 ・ショスタコヴィッチ
14
②前に出る、積極的な表現
・シュニトケ 他
15
③日本では想像しにくい、言葉の多様なニュアンス
【授業展開と内容-後期-】
1
〈 ソルフェージュ課題 〉
c)「構築的な楽曲の、立体感の表現」
2
書き取り、初見他、クレ読み
・創造の着想をどのように演奏解釈に
3
取り入れるか
4
(※)視覚的にも
・フーガ形式
・バッハ
5
聴覚的にも
・ソナタ形式
・ベートーヴェン
6
瞬時に、様式や
・ロマン派のソナタ
・シューベルト 他
7
楽曲の内容を
d)「近代フランス和声の微妙な
・ドビュッシー
8
把握するように
表現と、背後に潜む混沌の世界」 ・フォーレ
9
心掛ける
・混沌から浮かび上がる透明感
・デュティーユ 他
10
(※)時折には
・芸術家間の影響力
11
二声や和声課題を
e)「主に20世紀前半までの、定着した ・ジョリヴェ
12
作曲する
現代作品のレパートリー作り」
・ブーレーズ
13
・受講生の個性を生かした選曲
・リゲティ
14
(注)c),d),e)のいずれも、私たち日本人がその神髄に ・邦人作品 等
15
近づくために必要と思う事柄を中心に取り上げる
- 174 -
843
SPⅥ
かみもと
ま り
曜日 時限/単位数 火 Ⅲ時限 / 2単位
専門科目
担当 神本 真理 講師
【授業の概要】
真の音楽家として目指すところは、「ただ器用であること」ではなく、「豊かな感受
性と精緻な把握力/実演力 をバランス良く兼ね備えること」ではないだろうか。
この授業では、より高度なソルフェージュ能力を育むことを目的とする。と同時に、あらゆる音
現象への美意識を磨くべく、精確な譜読みを超え、より鋭敏な洞察力で分析/演奏できることを
も重視しながら、実習を進めていく。
さまざまな時代や様式の音楽に多角的に触れることで、より柔軟に自身の音楽観を押し広げられ
る切っ掛けになれば、と考えている。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
SPⅥの受講資格がある者
【授業の形式】
実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表 作品
○
出席率
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
プリント等 適宜配布
【授業展開と内容-前期-】
1〜3 :受講生の能力をチェックしながら、授業展開のフォーカス・ポイントを定めていく。
4〜8 :様々な楽曲の楽器聴音、クレ読み、視唱、弾き歌い、移調など。
9〜11 :スコア・リーディング、及び、様々な音楽様式の把握と分析
12〜13 :フレージングやスタイルを重視したオーケストレーションを、ソルフェージュの観点から解
析していく。
14 :試験
15 :まとめ
【授業展開と内容-後期-】
1
:ウォーミングアップ(前期の学習内容の復習も兼ねて)
2〜4:変拍子や複雑なリズムを用いた課題をテキストとした演習
5〜8:現代の音楽作品におけるスコアの解読と、その分析について
9〜11:移調奏、スコア・リーディングなど。
12〜14:総合演習
15 :試験
- 175 -
845
ピアノ伴奏法Ⅰ
こたか
しんいち
曜日 時限/単位数 木 Ⅲ時限 / 2単位
専門科目
担当 古高 晋一 講師
【授業の概要】
声楽伴奏を習得する授業です。演奏会等で頻繁に演奏される歌曲、オペラアリア等を教材に歌
手との合わせ方、楽曲の把握の仕方を演奏する中から学びます。
歌手との共演は室内楽、ソロ演奏に大変役に立つと思います。
歌の伴奏が初めての人、経験がある人それぞれに合わせた曲を選びます。実践する中からアンサ
ンブルする喜びを見いだしてほしいと思います。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
原則としてピアノ科3,4年生ですが1,2年生も可。声楽専攻生歓迎、その他声楽伴奏に興味があればどな
たでも歓迎します。
【授業の形式】
クラス授業。演奏員の方との共演。声楽専攻生の歌唱参加歓迎
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
成績評価はおもに出席率(出席重視)や平常点(積極的演奏参加)を総合的に判断して行う。
【テキスト 参考書 教材等】
プリントを配布します。
【授業展開と内容-前期-】
1~4
イタリア歌曲
5~8
ドイツ歌曲
9~11
日本歌曲
12~15
カンツォーネ
【授業展開と内容-後期-】
1~4
オペラアリア
5~9
オペラ重唱
10~11
フランス歌曲
12~14
オペレッタ、ミュージカル等
15
受講者による発表会
注:内容は前後する場合があります
希望曲があれば積極的に採用します。
846
ピアノ伴奏法Ⅱ
ひらしま
せいや
曜日 時限/単位数 金 Ⅳ時限 / 2単位
専門科目
担当 平島 誠也 講師
【授業の概要】
ピアノを弾けるとは伴奏(アンサンブル)ができることであるというのが、ピアニストに対す
る一般的評価だと思う。
授業では19世紀の有名ドイツ歌曲を中心に学ぶことで、テキストと音楽の関係性を具体的に理
解する。
伴奏パートに想像力をもたせ、より多彩な響きを得るための技術を学ぶ。
一方、プロの歌手である演奏員と共演することによって、歌とのアンサンブル基本と喜びを体
験する。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
原則として3年、4年生
【授業の形式】
クラス授業。演奏員の歌手との共演が中心だが、それに先立ち作品の解説、CD・ヴィデオ鑑賞、伴奏パ
ートの具体的レッスンを行う。
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率を含む平常点を総合的に判断して行う。
- 176 -
出席率
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
教材楽譜:プリントによる楽譜と対訳、および付随の資料を配布するが、できればペーター版のシュー
ベルトⅠ巻は持っていてほしい。
参考図書:ヘルムート・ドイッチュ著『伴奏の芸術』(ムジカノーヴァ叢書)WR03-246, WR03-712
【授業展開と内容-前期-】
1~15 歌曲伴奏を勉強する意味(作曲家のより深い理解とその時代など)及び効果的な練習方法を学
ぶ。モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトの有名歌曲から選ぶ。
モーツァルト:すみれ、クローエに、デートーヴェン:アデライーデ
シューベルト:春への思い、ガニメート、バラのリボン、どこへ(美しい水車屋の娘より)
【授業展開と内容-後期-】
1~15 ロマン主義の理解とピアノパートへの積極的展開。
シューマン、ブラームス、ヴォルフ、R・シュトラウスの有名歌曲から選ぶ。
シューマン:献呈、旅の歌、ミルテとバラの花をもって、美しい五月に(詩人の恋より)
ブラームス:日曜の朝、ミンネリート、
ヴォルフ:つきることのない愛、語らぬ愛、小さいものでも
R・シュトラウス:万霊節、明日の朝
備考:ドイツ歌曲に限らず、授業は歌の伴奏という大きなジャンルで捉え、日常の疑問に答える場所に
もしたい。
(イタリア歌曲、フランス歌曲、日本歌曲、オペラの伴奏におけるアドヴァイスも必要に応じて)
847
ピアノ伴奏法Ⅲ
ふじい
かずおき
曜日 時限/単位数 月 Ⅳ時限 / 2単位
専門科目
担当 藤井 一興 講師
【授業の概要】
<より美しいバランスを求めて>
① 左手とハーモニーの観察
② 左手とリズムの合奏における能動的なアプローチ
③ 和声とリズムにおけるポリフォニー的な分析とその実際
④ 合奏におけるリズム的 NOMBRE(ノンブル)への科学的アプローチ
以上を古典から現代までのあらゆる様式を研究する。
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
成績評価はおもに試験によって行うが、出席率、平常点などの要素も総合的に勘案して成績評価をする。
【授業展開と内容-前期-】
1~15 左手とハーモニーの観察
左手とリズムの合奏における能動的なアプローチ
【授業展開と内容-後期-】
1~15 和声とリズムにおけるポリフォニー的な分析とその実際
合奏におけるリズム的 NOMBRE(ノンブル)への科学的アプローチ
849
伴奏クラスⅠ
おざわ
ひでよ
曜日 時限/単位数 金 Ⅴ時限 / 2単位
専門科目
担当 小澤 英世 講師
【授業の概要】
伴奏をしてみるクラスです。伴奏の楽しさ、奥深さを見つけたいです。「副科ピアノ」の楽し
さを確立します。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
必修副科ピアノ修了者を優先に、全ての学生に広く開かれる。例年30名前後以内。
【授業の形式】
曲とメンバーがあらかじめ組まれ準備され、その実演を中心に講座や対話を行う。
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
レポート
発表・作品
○
「発表・作品」とは、ここでは授業内での試演をさします。
- 177 -
出席率
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
あらゆる時代とジャンルの、ピアノを含んだ合わせもの楽曲。原則として楽譜のかたちになったもの。
各名のやりたいものと、教師側からのプリントによる例と、両方から相談して豊富に供給してゆく。
【授業展開と内容-前期-】
1
概要の解説
2~3 意見交換と年間予定組み
4
伴奏講座①
5~9 試演実施
10
伴奏講座②
11~15 試演実施
【授業展開と内容-後期-】
1
伴奏講座③
2~13 試演実施
14
授業内試験
15
試験実施(試験予備日)
850
伴奏クラスⅡ
いわした
さ
わ
こ
曜日 時限/単位数 木 Ⅴ時限 / 2単位
専門科目
担当 岩下 佐和子 講師
【授業の概要】
「伴奏者とは?」
ソリストを引き立たせる縁の下の力持ち的な存在の伴奏者。普段は伴奏を必要とする立場にあ
る者が、実際に伴奏を体験することにより、お互いの音色の調和、融合など数多くのことを発見
出来るだろう。いわゆる伴奏のノウハウから、伴奏の喜び、時には苦しみ、そしてソリストとの
心理的な関係まで。それらを演奏を通して、ディスカッションを通して探って行きたい。必ず役
に立つと思うし、将来教育者になりたいと思っている人も、このクラスでの経験が現場で功を奏
するだろう。ピアノを弾ける度合は各々違うと思われるので、十分に配慮した上で曲を決めて行
く。積極的な受講を望む。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
原則として必修副科ピアノⅡを終了した学生。ピアノ・作曲・音楽学専攻の学生も歓迎。
【授業の形式】
受講生が、独奏と伴奏をしあう公開レッスン形式。意見を率直に交換しあう。
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
試験は学年末に授業内で行います。成績評価は、授業への取り組み、授業態度を最も重視します。
【テキスト 参考書 教材等】
プリントを配布します。器楽の小品やソナタ・コンチェルトの一部、リートやアリア。また、連弾や簡
単なスコアリーディングなど。受講生が積極的に希望する曲を提案するのも大歓迎。
【授業展開と内容-前期-】
1
1年間の授業の流れについての説明。
2
簡単な連弾曲などを使用して、伴奏に対しての意識。前期の曲決めも行う。
3
ピアノの蓋は全開?半開?閉める?各々の違いについて。
4
様々な伴奏型を試してみよう。右手と左手のバランスはどうするか…
5~8 事前に決めたメンバーでの演習。
9~10 簡単なスコアリーディングに挑戦。第1回目は弦楽四重奏など。ピアノ2台で行う。
11~14 事前に決めたメンバーでの演習。
15
前期のまとめ。
【授業展開と内容-後期-】
1
ウォーミングアップと曲決め。後期は小品から発展してある程度大きな曲を取り入れる。
2~3 スコアリーディング。2回目は、オーケストラの曲に挑戦。
4~7 事前に決めたメンバーでの演習。
8~9 合唱曲の伴奏。
10~13 事前に決めたメンバーでの演習。
14~15 1年間のまとめと授業内試験
※受講生のピアノの弾ける度合いによって、また授業の流れにより若干変更することもあります。
- 178 -
851
ピアノ演奏法
こもりや
いずみ
曜日 時限/単位数 木 Ⅴ時限 / 2単位
専門科目
担当 小森谷 泉 教授
【授業の概要】
試験やコンクールなど採点が伴う中での演奏とは別に、演奏する喜びや聴く楽しさを少しでも
体験出来るような授業を考えている。
内容は毎週4、5名ずつ15分~20分の自由なプログラムを演奏し、聴いている学生が感想
を提出し、次週そのコメントを元にディスカッションする。
年度末に皆が印象に残った演奏者の再演を予定している。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
ピアノ専攻2年生
【授業の形式】
演習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表 作品
○
出席率
○
授業への取組
○
【授業展開と内容-前期-】
1
授業内容の説明
2
4~5名の学生による曲目解説及び演奏。
3~12 前週のコメント発表。4~5名の学生による曲目解説及び演奏
13~15 前期実技試験の準備。
【授業展開と内容-後期-】
1~10 前週のコメント発表。4~5名の学生による曲目解説及び演奏。
11
後期実技試験の準備。
12~15 皆が印象に残った演奏者による演奏
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
木曜
授業終了後
教員室
856
弦合奏Ⅰ(vl・va)
曜日 時限/単位数 土 Ⅱ時限 / 2単位
専門科目
【授業の概要】
アンサンブルのためのベーシックスタディを行う。
えとう
く み こ
担当 恵藤 久美子 特任教授
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
Bコース 大学1年次 Vl, Vla 専攻生
【授業の形式】
演習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
成績評価はおもに出席率や平常点を総合的に判断して行う。
【テキスト 参考書 教材等】
進度、状況に応じ、選択する。
【授業展開と内容】
オーケストラスタディー、弦楽二重奏、弦楽三重奏、弦楽四重奏の曲で、アンサンブルの楽しみを知っ
ていく。
-前期-
1、2 オーケストラスタディー等で譜の読み方、初見等基礎的なことを学ぶ
3~5 デュオでアンサンブルの音に馴れる
6~8 ビオラを弾けるようにする
9~14 弦楽三重奏 やさしい曲でグループを作りアンサンブル練習
15
演奏発表
-後期-
1~7 弦楽三重奏 やや高度な曲でアンサンブル練習
8
演奏発表
9~14 チェロを加え、弦楽四重奏の曲をグループを作り練習する
15
演奏発表
- 179 -
857
弦合奏Ⅰ(vc)
きくち
ともや
ふじむら
しゅんすけ
曜日 時限/単位数 土 Ⅱ時限 / 2単位 担当 菊地 知也 講師、藤村 俊 介 講師
専門科目
【授業の概要】
全く合奏(重奏も含めて)、弦楽合奏、オーケストラ etc.の経験の無い生徒、学生に、必要
最低限の音程の合わせ方、リズムの合わせ方、Tempo の合わせ方 etc.又一歩進んで合奏に不可
欠な読譜力、記譜法から始まって、Bowing のつけ方、弓の使い方、あるいは記譜に対する読解
力 etc.合奏の予備段階として実際の(楽器を使っての)演習、並びに比較的理解しやすい音楽
を使ってのオーケストラでの Cello セクション(完全分奏)の実演、また、一段階 grade up し
て既存のオーケストラのオーディションで行われる "オーケストラ study" の個人的 Lesson etc.
実際のオーケストラ練習の中では細かく勉強できない必要不可欠な授業です。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
Bコース 第1年次 Vc 専攻生
【授業の形式】
楽器(Cello)、楽譜(オケパート譜)を使っての実際の演奏、練習。
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
授業への取組
○
平常点・授業内試験(出席点50%、授業年度末試験50%)
【テキスト 参考書 教材等】
できるだけ基礎的な楽曲(オーケストラ曲)の中から、Haydn, Mozart, Beethoven の Symphony の
Cello parts を使っています。(例.Beethoven Ⅰ,Ⅱ Symphony、Mozart Nr.39,Nr.40 etc.)
【授業展開と内容-前期-】
1.授業内容の説明
2.教材の指定と楽譜の配付
3~6.実際の演奏(Beethoven Ⅰ,Ⅱ)
7~15.実際の演習(Mozart 39,40)
この間、1度2度は CD、Video によるスコアリーディングも兼ねた視聴覚練習を含みます。
【授業展開と内容-後期-】
1~7.実際の演習(Beethoven Ⅲ sy.)
8~12.実際の演習(Tchaikowsky sym. etc.)
13.試験の予告
14.総復習 etc.
15.試験の実施
858
弦合奏Ⅰ(cb-1)
いちかわ
まさのり
いながわ
えいじ
曜日 時限/単位数 土 Ⅱ時限 / 2単位
専門科目
担当 市川 雅典 講師、稲川 永示 講師
【授業の概要】
初めてオーケストラで演奏する時に必要な基本的な左手のフィンガリング右手の奏法等をマス
ターする
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
B コース第1年次 cb 専攻生
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
○
成績評価はおもに出席率や平常点を総合的に判断して行う。
【テキスト 参考書 教材等】
オーケストラのパート譜。 学校のオーケストラで使用した楽譜を使う。
- 180 -
授業への取組
○
【授業展開と内容-前期-】
1 スピッカートの基本練習
モーツァルト ディベルティメント D dur
2
〃
ディベルティメント F dur
3
〃
左手の動きの少ないところ 右手中心
4
〃
音の長めのスピッカート
5 ff ~ pp までの音量と音色の変化
ベートーヴェンシンフォニー2番
6
〃
1楽章
7
〃
スピッカートとスタッカートの違い
8
〃
ff コマに近すぎず 指づかい
9 スピッカート
左手の動きが多い曲 モーツァルトシンフォニー39番
10
〃
40番
11
デタッシェとスピッカートの中間の
41番
12
長さ
13 移弦の多いスピッカート
モーツァルトシンフォニー36
14~15
リンツ
【授業展開と内容-後期-】
1
ピチカットの指づかい
2
コントラバスのみのコートの弾き方(ソロ)
ドボルザーク 新世界
3
3拍子の1つどりの弾き方
2・3楽章
4
メロディーの弾き方 同じメロディーf・P
ドボルザーク 8番
5
1楽章アレグロの弾き方
4楽章中心
〃
ベートーヴェン 7番1楽章
6
7~9 レスタティーボとその後のメロディー
ベートーヴェン 9番4楽章
10、11 重い音色
ベートーヴェン 3番2楽章
12~14 速く短いスピッカート
ベートーヴェン 3番3楽章
15
出来の悪い所の復習
865~873
管アンサンブル
曜日 時限/単位数 土 Ⅱ(10:00~11:50)時限 / 2単位
専門科目
担当 時間割参照
【授業の概要】
管楽器による重奏授業。編成される楽器の種類によって、次のクラスに細分化される。
* サクソフォンクラス(担当 武藤)
* 木管アンサンブルクラス(主に木管五重奏)
* 金管アンサンブルクラス
演奏発表会(通常1月中)において、演奏もしくは聴講をもって単位認定を行う。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
1年次から学部、研究生、Dip 生を含めて履修可能。
* サクソフォンクラス Sax 専攻生のみ
【授業の形式】
クラス授業による合奏実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
○
出席率
○
授業への取組
出席状況、管アンサンブル発表会により総合的に評価する。
【テキスト 参考書 教材等】
各編成の基本的なレパートリーによる。開講時に各クラス内で決定、または指示。
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
未定
- 181 -
875,876
専門科目
管リード講座(Ob,Fg)(前期)
曜日 時限/単位数
かきざき
木 19:00~20:30 / 1単位
担当
こうぞう
蠣崎 耕三 准教授
おかもと
まさゆき
岡本
正之 特任教授
【授業の概要】
ダブルリード楽器にとってリードは楽器の重要な一部分であり、リードのコンディションによ
って演奏の精度、表現力などが大きく左右される。近年では完成されたものが楽器店などで販売
されているが、リードは本来個々の奏者や楽器に合わせた設定が必要であり、自作でないと良い
結果は期待できない。この授業の中でリードメイキングをマスターしてもらうのはもちろんのこ
と、良い材料や工具、また作業のコツなどの情報交換も行ってもらいたい。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
オーボエ・ファゴット専攻生
【授業の形式】
リード作成の実習。
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
成績評価はおもに出席率や平常点を総合的に判断して行う。
【テキスト 参考書 教材等】
リードの材料(ケーン),工具一式
【授業展開と内容】
1~2 工具の使い方
3~4 リード材の選び方
5~6 ガウジング
7~8 シェーピング
9~10 糸巻き
11~12 削り
13~15 調整
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
未定
877
打アンサンブルa
専門科目
曜日 時限/単位数
水 Ⅵ時限 /
あ べ
2単位
けいこ
担当 安倍 圭子 特任教授
なかむら
ともこ
中村 友子 講師
【授業の概要】
前期は主に
①マリンバ・アンサンブルによる即興演奏をすることにより、各学生の持つ多面的な音楽性を
引き出し育てる。
②マリンバ・アンサンブルを通して、お互いの音楽を聴けて認識できる耳を養えるよう授業す
る。そして各自の総合的な音楽性を高める事に重点を置く。
③マリンバ・アンサンブルのために書かれたオリジナル曲、デュエット、トリオを中心にレッ
スンを行う。(オープンクリニック)
後期は主に
①マリンバ・アンサンブルの編曲法を研究する。
②各自の持つ奏法のうち、ソロでは習得できにくい要素、たとえばベース声部の腕の力のぬき
方等を指導する。(アンサンブルには特殊な重い2本のマレットを使用するので、よりはっ
きりその効果がわかる。)
③マリンバ・アンサンブルのために書かれたオリジナル作品の解釈とレッスン、及びマリンバ
と打楽器のために書かれたオリジナル作品のレッスン
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
マリンバ専攻生全員
- 182 -
【授業の形式】
① 授業内容により個人レッスンを行うこともあるが全日オープン。
② アンサンブル作品により他の楽器との合奏を含む。
③ 基本的にマリンバアンサンブル形態をとる。
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
African Blues - Wolfgang - Roggenkamp
Alborado Del Gracioso -- Maurice Ravel
Walking trough countries -- Flor Verschuerev
Memories of the Sheashore
Viva Mozart -- M. Tsuruta
Hook for percussion quartet -- Graham Fitkin
【授業展開と内容-前期-】
1
講座の内容説明
2
マリンバ・アンサンブルの意義の説明と、その価値に対する討論
3~4 簡単なモチーフによる即興演奏
5
アンサンブルにおける即興演奏法と訓練
6~7 デュエットのテーマ提示による即興練習
8~9 デュエット即興の可能性を探る訓練と討論
10~11 デュエットのオリジナル作品のレッスン
12
トリオの即興練習
13~15 トリオのオリジナル作品のレッスン
【授業展開と内容-後期-】
1~2 マリンバ・アンサンブルの編曲法についての講義
3~4 編曲法についての学生からの質疑応答
5
マリンバ・アンサンブル編曲作品の譜よみ
6
マリンバ・アンサンブル編曲作品のレッスン
7
マリンバ・アンサンブル オリジナル作品の譜よみ
8~9 マリンバ・アンサンブル オリジナル作品のレッスン
10
マリンバと打楽器のための作品の譜よみ
11
マリンバと打楽器のための作品のレッスン
12~13 「パーカッションの夕べ」におけるアンサンブル成果の討論
14
各自、マリンバ・アンサンブルの編曲をしてみる
15
各自編曲したアンサンブル曲の有志による演奏及び一年間の授業成果における討論
878
打アンサンブルb
つかだ
よしゆき
曜日 時限/単位数 月 Ⅳ時限 / 2単位
専門科目
担当 塚田 吉幸 准教授
【授業の概要】
打楽器アンサンブルの基礎と表現の学習。
アンサンブルを通じて、楽器それぞれの役割、音色作りを研究。
打楽器奏者に必要な、楽音か、効果音かを判断する能力を高める。
弦楽による作品も取り上げ(鍵盤打楽器で演習、表現)総合的なアンサンブルの基礎能力を身に
付ける。
毎回、楽譜、楽器を用意し実際に演奏。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
打楽器専攻生必修 マリンバ専攻生選択
【授業の形式】
グループレッスン (アンサンブルグループ複数) 演習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
楽譜・楽器
【授業展開と内容-前期-】
1~5
基礎的な打楽器アンサンブル曲、弦楽作品(鍵盤打楽器による演奏)の音楽づくり。
6~10
引き続き、楽曲の音楽づくり。
楽器選択、マレット、スティック選択を考察。
11~15
楽器選択をより研究。
時には、作曲家の指定楽器以外を使用し、その表現、音色を研究する。
- 183 -
【授業展開と内容-後期-】
1~5
合奏メンバーを入れかえたり、担当パートをかえてくり返し楽曲づくりをする。
6~10
他のグループから指揮者を選び、その要求(テンポ、表現等)に反応する練習をする。
11~15
引き続き楽曲の音楽づくり。
構成を整理し、取り上げた作品を発表できるよう、より研究、演習する。
879
ハープ オーケストラ・スタディ
いのうえ
み
え こ
曜日 時限/単位数 水 Ⅵ時限 / 2単位
専門科目
担当 井上 美江子 講師
【授業の概要】
オーケストラにおけるハープ演奏の技術や知識を学習する。
①チューニングや楽器の管理など、ハープ特有の楽器のメインテナンスに関わる知識、意識の
向上を図る。特にオーケストラにおいてのチューニング、またリハーサル、演奏会に向かっ
ての楽器や、スペアー弦の管理の重要性を学ぶ。
②“マイパート譜作り”
特にハープにおいて不可欠なペダルの書き込み、音の入りをより正確にするための休みの数
え方、ガイドの効果的な書き入れ方などを学び、それぞれ自分のパート譜を作り保管する。
③入手可能であれば必ず課題の曲の録音を聴き、スコアを見ながらハープパートの入りの確認、
前述のガイドの書き入れなどをした上で、譜読みをして授業に臨む。
④指揮の見方や他の楽器の音を聴くことなど合奏の能力を養うこと、音楽の場面場面に応じた
音色、音量の作り方、選び方、タイミングの取り方など、オーケストラの一員として優れた
演奏ができることを目指す。
⑤現代音楽の課題がある場合、それに応じて特殊奏法などを学ぶ。
⑥課題曲は基本的にはその年度の、桐朋学園オーケストラの演奏会で取り上げられるものから
選び、実際にオーケストラに出演する上級生はその演奏を通して、それ以外の下級生も、そ
のパートを学び、場合によってはピアノ伴奏で演奏することによって、自分のレパートリー
としていく。
⑦オーケストラ・リハーサルの見学。
自分が出演しない演奏会のリハーサルもパート譜、スコア持参で見学し、リハーサルを見学
することでリハーサルがどのように進められていくのかを学習する。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
ハープ専攻生必修
【授業の形式】
全員一堂に会した中での個人演奏。マスタークラス形式。ディスカッションの場もあり。
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
課題となる曲のスコア、ハープ・パート譜、録音など。
【授業展開と内容-前期-】
1
ガイダンス、オーケストラの年間スケジュール発表。前期のオーケストラ出演者決定。
2~6 譜面、スコア、録音入手、パート譜作り、譜読み、録音視聴。
上級生(出演者)…パート演奏(ピアノ伴奏)
下級生…聴講及びリハーサル見学
7~11 譜面、スコア、録音入手、パート譜作り、譜読み、録音視聴及びパート演奏。
上級生(出演者)…ピアノ伴奏及びオーケストラでの演奏
下級生…パート演奏、リハーサル見学。
12~13 楽器のメインテナンス、弦在庫の管理。
14~15 後期の曲目の譜面などの準備。オーケストラ出演者決定。
【授業展開と内容-後期-】
1~6 録音視聴、パート譜作り、パート演奏(3~6は録音あるいはピアノ伴奏によるパート演奏)
7~10 録音視聴、パート譜作り、パート演奏。
11
楽器のメインテナンス、弦在庫の管理。
12~15 録音視聴、パート譜作り、パート演奏。
- 184 -
880
ハープ・アンサンブル
しのざき
あやこ
曜日 時限/単位数 火 V時限 / 2単位
専門科目
担当 篠崎 史子 特任教授
【授業の概要】
ハープは単独で弾くことが多いので、他の楽器と一緒に、もしくはハープ同士のアンサンブル
をすることによって、共演する相手と共に音楽・演奏を作り上げて行かれるよう導いて行く。
そして12月にはハープ専攻生1人最低1曲は演奏するコンサートを行う。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
ハープ専攻生必修
【授業の形式】
まずそれぞれのレベルに応じた曲を決め、各自のパートを指導し、その後、他の楽器もしくはハープ同
士合わせてみる。
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
○
出席率
○
授業への取組
○
成績評価は出席率と平常点、そして毎年12月に行うハープ・アンサンブルのコンサート(発表会)に向か
う意識・姿勢を総合的に判断して行う。
【テキスト 参考書 教材等】
各自のレベルに応じてそのつど決定する。。
【授業展開と内容-前期-】
1
講座の内容説明とレベルに応じて勉強する曲目を決める。
2~4 生徒をレベル(学年の時もある)に合わせたグループに分け、3週間で各レベルの曲目のハープ
・パートのみを指導する。前期はなるべく Duo の曲、たとえばフルート・ハープ、ヴァイオリ
ン・ハープ、ハープ Duo 等。
5~7 パートの勉強が出来た生徒から他の楽器と合わせてみる。
8~10 再度パートもしくは合わせが必要な生徒は同じ曲を、できあがった生徒は次の曲のパートのみの
指導をする。
11~13 13回目までにひとり2曲ないし3曲の小品の合わせを行い、レパートリーを持たせる。
14~15 12月のコンサートの曲目(プログラム)を決定し、各自の勉強の仕方を指導する。
【授業展開と内容-後期-】
1~5 後期はコンサートで演奏する曲の各自のパートを確実にする為、前期に増して少人数に分けて細
かく指導していくが、自分が弾かない時でも必ず出席して聴いていること。そうしていることに
よって曲の解釈を覚えて行く。
6~10 他の楽器と、もしくはハープ同士の合わせをする。
弾いていない生徒には人の演奏を聴いてどのように感じるか、意見を述べさせる。
11~12 コンサート全体の曲目(プログラム)を2回に分けて弾き合いをさせる。
13~15 コンサートの反省と今後どのような曲を勉強して行ったら良いか各自と話し合い、もしくは補う
べきところを弾かせてみる。
883
ウィンド・オーケストラ
専門科目
担当
曜日 時限/単位数
かみや
神谷
なおい
土 12:00~14:00 / 2単位
すずき
よしあき
しら お
あきら
敏 教授、鈴木 良昭 教授、白尾 彰 教授
さとし
まさゆき
かきざき
こうぞう
つかだ
よしゆき
うえはら
ひろし
猶井 正幸 教授、蠣崎 耕三 准教授、塚田 吉幸 准教授、上原 宏 講師
【授業の概要】
管アンサンブルにおける小編成アンサンブルと異なる、中、大編成合奏でのアンサンブル能
力の育成。後期(通常12月中)、Symphonic Winds演奏会において演奏発表を行う。。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
管楽器専攻生全員
【授業の形式】
合奏実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
○
出席状況、コンサートの出演により総合的に評価する。
- 185 -
出席率
○
授業への取組
【テキスト 参考書 教材等】
初回授業時に発表
【授業展開と内容-前期-】
1
オリエンテーション
2~15 大・中編成の基礎的な演奏法(リズム・ハーモニーの作り方)を最初は簡単な曲を使って実習して
いく(例:ホルスト「組曲1番、2番」、ヒンデミット:「変ロ長調の交響曲」
カバレフスキー「道化師」、ブリデン「マチネ・ニュージック」、行進曲「スーザ」等)
【授業展開と内容-後期-】
1~15 吹奏楽のオリジナル作品、オーケストラの編曲版、中編成のアンサンブルなど
12月のコンサートに向け細かく実習を積んでいく
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
未定
885
フランス歌曲演習(前期)
こまい
曜日 時限/単位数 水 Ⅳ時限 / 1単位
専門科目
担当 駒井 ゆり子 講師
【授業の概要】
フランス近現代歌曲の歌唱法と解釈を学ぶ。フランス歌曲は、フランスの文学、美術、
時代背景、風俗と密接な係りがあるため、毎回取り上げる作品のバックグラウンドを理解
できるよう、多角的に歌曲を捉えていく。充分に作品を理解した上での歌唱表現の実践を
持って、フランス歌曲を歌うに必要な独特の技術の習得も目標の一つとする。
今年はフランス歌曲に絶大な影響を与えた詩人、ポール・ヴェルレーヌの記念の年でもあ
るので、彼の詩につけられた曲を積極的に取り入れていきたい。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
声楽専攻 大学 3 年生、4 年生、研究生、ディプロマ生(声楽、ピアノ)
歌曲伴奏に興味のあるピアノ専攻学生
【授業の形式】
講義と演習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表 作品
出席率
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
フォレ、デュパルク、ショーソン、ドビュッシー、ラヴェル、アーン、プーランク、メシアン等の歌曲か
ら毎回コピーを配布。
【授業展開と内容-前期-】
1.フランス語の読み方、発音についてのレクチャーと、簡単な詩の朗読を行う。演習課題の割り当てを
するため、出来る限り出席することが望ましい。
2.フランス詩法、フランス詩の流れ、そしてフランス歌曲の歴史を録音資料と共に歩む。
3~13.演習形式で授業を進める。
14. 歌唱発表
15.まとめ
886
ドイツ歌曲演習(後期)
かのう
えつこ
曜日 時限/単位数 水 Ⅳ時限 / 1単位
専門科目
担当 加納 悦子 講師
【授業の概要】
ドイツリート歌唱演習。ドイツ語の発音や歌唱表現を学ぶ。深遠なドイツリートの世界に
ついての理解を深めると同時に、ドイツ語歌唱の技術向上も目標にする。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
声楽専攻大学3年生、4年生、研究生、ディプロマ生(声楽、ピアノ)
【授業の形式】
演習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
- 186 -
出席率
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
前期中に楽譜を配布
【授業展開と内容-後期-】
1~14 各回、数曲を演習する。曲目は前期中に発表される。
15
まとめ
887
声楽アンサンブル
ながお
やすよ
曜日 時限/単位数 金 Ⅴ時限 / 2単位
専門科目
担当 長尾 康世 講師
【授業の概要】
声楽1,2年生のアンサンブルの授業では、合唱作品の練習、演奏を通じ、実際的な表現方法
を身につけていきます。合唱経験のある方はたくさんいらっしゃると思いますが、ここでは声楽
専攻の学生としての音楽表現を目指します。個人個人がレッスンで勉強している発声を生かしな
がら、舞台での具体的な姿勢、声の飛ばし方のイメージ、音への言葉の乗せ方、音楽を損なわな
いブレスの仕方、ハーモニーの作り方等を知り、テキストの文学的解釈、音楽の構造を考えなが
ら曲を完成させていきます。この経験は必ず個人的な技術の向上に役立ちますし、またアンサン
ブルの喜びを知ることが出来るでしょう。
この成果は年に一度「合唱の夕べ」という演奏会で発表します。声楽アンサンブルは、声楽1,
2年生女声、声楽3,4年生女声、声楽1~4年生女声の3つのステージを持つ予定です。
指導は、2人の指導者が連携し分担します。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
声楽専攻大学1・2年生 / ソルフェージュ力、新曲視唱力
【授業の形式】
合唱の演習によって行う
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
楽譜を指定します
【授業展開と内容-前期-】
1
パート分け
2~14
実習(演奏による)
15
まとめ
【授業展開と内容-後期-】
1~13
実習(演奏による)
14
演奏会(合唱の夕べ)
15
録音鑑賞および意見交換
888
声楽アンサンブル
かとう
ひろあき
曜日 時限/単位数 金 Ⅴ時限 / 2単位
専門科目
担当 加藤 洋朗 講師
【授業の概要】
多様・多岐にわたる声楽作品の中より、合唱音楽を通して演奏のありかたを学び、その表現の
可能性を追求する。
本学においてこの科目を「合唱」と表記せず、あえて「声楽アンサンブル」と表記する意義は
何か?言うまでもなく、フランス語に由来する“アンサンブル”とは日本語に置き換えると、一
般的に“合わせる“と訳す。では、「良いアンサンブル」とは何か考えると、演奏の場において、
独立した個々の演奏者がそれぞれの特性や個性の違いを認識し、互いに触発しながら融合してい
くことが根本ではないか。
即ち、「良いアンサンブル」の追求は演奏者としての自らを知覚し、共演者のあり方を受け入
れていくことでもある。この真摯な営みは、自らの音楽的向上の欲求となり、自らの向上がアン
サンブル全体の向上、充実の一助になり得ることを体験する。このように、合唱音楽による濃密
な音楽体験を通し、個々が演奏家としての資質を磨いていくことが、この科目をあえて「声楽ア
ンサンブル」と名付ける由来であり、その目的と考える。
- 187 -
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
声楽専攻大学3・4年生を基本とする。また、他専攻の3・4年生も履修できるが、授業内容に対応で
きる能力を必要とする。担当講師(加藤)と相談の上判断することを勧める。
【授業の形式】
合唱曲の演奏による実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
※
○
授業への取組
○
特に出席は重視します。※「合唱の夕べ」出演を必須とする。
【テキスト 参考書 教材等】
後日発表
【授業展開と内容-前期-】
1
ガイダンスおよびパート分け
2~14 実習(演奏による)
15
前期まとめ
【授業展開と内容-後期-】
1~14 実習(演奏による)
15
演奏会(合唱の夕べ)録音鑑賞および意見交換
889,890 オペラクラス
曜日 時限/単位数
専門科目
水 16:00-19:00 / 金 Ⅱ時限
2単位
たに
しげき
おおしま
いく お
こしごえ
ま み
担当 (音楽等全般指導) 谷 茂樹 教授、大島 幾雄 教授、腰越 満美 准教授
たけむら
やすこ
ふじかわ
竹村 靖子 特任教授、 Stefano Mastrangelo 特任教授、 藤川
いとう
あきこ
いまい
のぶあき
きく ち
ゆ
み
こ
みうら
やすひろ
やすあき
泰彰 講師
(演技指導) 伊藤 明子 、今井 伸昭 、菊池 裕美子、三浦 安浩
歌唱助演 ※演目により必要に応じて助演歌手を配置する。
【授業の概要】
オペラの役を演じるには、充分に訓練された発声と歌唱技術が必要である。声楽を始めて間も
ない学生にとっては、声の点でも歌唱技術の点でも負担が大きすぎるが、基礎知識と基礎訓練を
早い段階で身につけておくのは、やがて発声や歌唱技術が、オペラに必要な力として整った時に
大変役立つので、無理せず、声に気をつけながら演目を選び、学んでいく。
履修初年度は、基礎クラスで、舞台上での立ち方、歩き方、舞台上での所作等を含む身体訓練
と基礎演技を学ぶ。その後、オペラの中から歌唱可能なアンサンブルを選び、オペラ実習を行う。
次年度からは、三つの上級クラスに分かれ、順次難度の高い大きなアンサンブルや、歌唱力に見
合ったオペラの一場面を取り上げ、実習を行う。前期・後期それぞれに試演会を行い、学びの成
果を評価する。上級クラスに入った二年目生以降の学生は、数年の経験を積んだ上級生の歌唱技
術、演技等をしっかり見て学び、積極的にその技術を自分のものとする様に努力する事。
無理は禁物だが、早い成長と早い技術の習得を願っている。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
声楽専攻 大学3年生・4年生、研究生、ディプロマ生(ディプロマ規定による)。発声を済ませておく事
が望ましい。
【授業の形式】
基礎クラスと三つの上級クラスがあり、それぞれ音楽等全般指導講師とピアニスト、演出家が配置さ
れ、指導にあたる。
オペラの一場面を選び、まず音楽の歌唱法・表現法を学ぶ。その後、演出家による演技指導を行う。
学びの流れはおおよそ以下の様なものである。
基礎クラス■身体訓練、基礎演技。その後上級クラスと同様の学び。
三グループに分かれ上級クラス試演会での、舞台への大道具・小道具等の出し入れ(配置)
手伝い。
上級クラス■音楽稽古→暗譜→演技指導→歌唱指導と並行の演技指導→試演会。
- 188 -
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
○
出席率
○
授業への取組
○
平常点(出席点を含む。オペラは多くの人達が協力して作り上げていくものであるから、非協力的であ
ったり、自己中心的な行動を取る者は厳しく指導する。)前期・後期の試演会において成果を評価する。
【テキスト 参考書 教材等】
受講学生の歌唱能力を考慮した作品を取り上げるので、開講時に使用するオペラヴォーカルスコアを指
示する。取り組む作品のCD、DVD等の鑑賞を指示する事もある。
【授業展開と内容-前期-】
1~3
音楽稽古(譜読み)
(基礎クラスは身体訓練及び基礎演技)
4~6
立ち稽古
(基礎クラスは身体訓練及び基礎演技、音楽稽古(譜読み))
7~11
立ち稽古(音楽稽古含)
(基礎クラスは音楽稽古及び立ち稽古)
12~13
立ち稽古
(基礎クラスは、上級クラス手伝い)
14
試演会
(基礎クラスは、上級クラス手伝い)
15
まとめ
【授業展開と内容-後期-】
1~3
音楽稽古(新演目譜読み) (基礎クラスは立ち稽古)
4~12
立ち稽古(音楽稽古含)
(基礎クラスは立ち稽古)
13~14
立ち稽古
(基礎クラスは、上級クラス手伝い)
15
試演会
(基礎クラスは、上級クラス手伝い)
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
未定
891
オペレッタ ミュージカル演習
うのき
え り
曜日 時限/単位数 月 Ⅱ時限 / 2単位
専門科目
担当 鵜木 絵里 講師
【授業の概要】
前期は、愛唱歌としても親しまれているオペレッタを幅広く演習する。日本語訳が主になる。
後期は、近来声楽のテクニックを必要とするミュージカル作品を、クラシック発声の範囲を
超えることなく演習する。日本語訳、英語での演習。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
声楽専攻大学3年生、4年生、研究生、ディプロマ生
【授業の形式】
演習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
前もって発声をしてくる事が望ましい
発表・作品
○
出席率
○
授業への取組
【テキスト 参考書 教材等】
教師から教材を配布。
【授業展開と内容-前期-】
1~4 授業毎に4~5名程度ずつ演習(オペレッタ作品のみ)
5~8 授業毎に4~5名程度ずつ演習(オペレッタ作品のみ)
9~13 授業毎に4~5名程度ずつ演習(オペレッタ作品のみ)
14
全員での発表(オペレッタ作品のみ) ※演習の曲は受講する学生が選択した曲。
15
まとめ
【授業展開と内容-後期-】
1~4 授業毎に4~5名程度ずつ演習(ミュージカル作品のみ)
5~8 授業毎に4~5名程度ずつ演習(ミュージカル作品のみ)
9~13 授業毎に4~5名程度ずつ演習(ミュージカル作品のみ)
14~15 最後の授業は全員での発表(ミュージカル作品のみ) ※演習の曲は受講する学生が選択した曲。
- 189 -
892
スペイン歌曲講座(後期)
しおだ
み な こ
曜日 時限/単位数 月 Ⅴ時限 / 1単位
専門科目
担当 塩田 美奈子 講師
【授業の概要】
スペイン音楽といえば“カルメン”といったイメージが強いが、ビゼーは一度もスペインを訪
れたことはなく、有名なハバネラはスペインの作曲家イラディエルの模倣である。大作曲家達の
音楽的インスピレーションを刺激したスペイン民謡と、その民族音楽と芸術要素の密接な交わり
によりうまれたスペイン音楽を、演奏に欠かすことの出来ない身体表現とカスタネット奏法も含
め演習してゆく。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
声楽専攻 大学3年生、4年生、ディプロマ生(声楽、ピアノ)
【授業の形式】
演習
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
出席数を加味した平常点により総合的に評価する。
【テキスト 参考書 教材等】
教師から教材を配布。スカート・パンプス着用の事
【授業展開と内容】
1
スペイン語ディクションとスペイン音楽概要
2~5 スペイン民謡マヌエル・デ・ファリャ 「7つのスペイン民謡」
フェデリコ・ガルシア・ロルカ 「スペイン古典民謡集」
6~9 サルスエラ「ラバピエスの理髪師」アリア、2重唱、3重唱
「ダイヤモンドの王冠」2重唱 他
10~13 スペイン歌曲エンリケ・グラナドス 「トナディージャス」(昔風のスペイン歌曲集)
ホアキン・トゥリーナ 「歌の形の詩」 他
14
試演会
15
試験
895
女声合唱I
ともきよ たかし
曜日 時限/単位数 金 V時限 / 2単位
専門科目
担当 友清 崇 講師
【授業の概要】
本授業は、ピアノ専攻の必修科目である。合唱におけるアンサンブルを学ぶ上で基本的発声の習得
を目指し、さらに全体の音色を意識するバランス感覚を身につけていく。楽曲においては、歌詞から
読み取れる音楽的表現を学ぶ良い機会となるため、日本語歌詞の作品を取り上げる。また、西洋音楽
を学ぶ上で基礎となるミサ曲を取り上げ、ラテン語の読み方を学習していく。学生個々の歌唱を通じ
て楽曲を演習していくため、授業への取り組む姿勢(出席率、授業態度)については積極的に臨んでも
らいたい。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
ピアノ専攻 大学1年生(1年次生)
【授業の形式】
演習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
○
出席率
○
授業への取組
○
成績評価はおもに出席率と授業態度、前・後期の最終回の発表によって総合的に行う。
【テキスト 参考書 教材等】
テキスト-初回授業時に指示。コンコーネ50番 中声用。 既習例-信長貴富編曲:7つの子ども歌
Bob Chilcott: A Little Jazz Mass 他
- 190 -
【授業展開と内容-前期-】
1~6 易しい曲を使い、発声・発音・アンサンブル等基礎的な演習。
7~13 主要課題曲に取り組む。随時、季節に合わせた曲を追加。合唱を楽しむ。
14
発表
15
まとめ
【授業展開と内容-後期-】
1~9 主要課題曲に取り組む。随時、季節に合わせた曲を追加。合唱を楽しむ。
10~14 主要曲を仕上げる。
15
発表
896
女声合唱I
つかだ
ひろゆき
曜日 時限/単位数 金 V時限 / 2単位
専門科目
担当 塚田 裕之 講師
【授業の概要】
本授業の履修はピアノ専攻の学生にとって、アンサンブルを学ぶ良い機会となるだろう。合唱
音楽を通して、器楽音楽において最も大切な「歌う」表現を身につけて欲しい。基本的発声の習
得を目指し、純粋なハーモニーの美しさを表現する。さらに母音の明瞭さと、子音の発音の明確
さ、そして女性合唱特有の澄んだ響きを作っていく。
2年間の必修期間において教材は幅広く取り上げるが、できる限り多くの時代、また東西の曲
を紹介したい。基本的に大学1年次にはルネサンスからロマン派の作品を主に、また2年次には
現代の作品までをとりあげる。声を合わせることの「楽しさ」を味わうとともに、アンサンブル
の力を養っていただきたい。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
ピアノ専攻 大学1年生(1年次生)
【授業の形式】
実習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
○
授業への取組
出席状況及び合唱への取り組みを評価する。
【テキスト 参考書 教材等】
テキスト:リーダーシャッツ21 女声合唱/世界のうた篇 唱歌の四季
【授業展開と内容-前期-】
1~4 Jesus bleibet meine Freude
J.S.バッハ
Stabat Mater dolorosa
G.B.ペルゴレージ
Ave Verum Corpus
W.A.モーツァルト
5~8 Ave Maria
F.シューベルト
Heidenröslein
F.シューベルト
Ave Maria
J.S.バッハ/C.F.グノー
9~11 Wiegen Lied
J.ブラームス
Funiculì-funiculà
L.デンツァ
Wien, du Stadt meiner Träume
R.ズィーチインスキー
12~14 Amazing Grace
黒人霊歌
Green sleeves
イングランド民謡
Londonderry Air
アイルランド民謡
15
まとめ
【授業展開と内容-後期-】
1~3 朧月夜
高野辰之 詩
岡野貞一
茶摘
作詞作曲不詳
4~6 紅葉
高野辰之 詩
岡野貞一
夕焼小焼
中村雨紅 詩
草川 信
7~9 この道
北原白秋 詩
山田耕筰
赤とんぼ
三木露風 詩
山田耕筰
10~12 待ちぼうけ
北原白秋 詩
山田耕筰
からたちの花
北原白秋 詩
山田耕筰
13~15 ペチカ
北原白秋 詩
山田耕筰
- 191 -
○
曲
曲
曲
曲
曲
曲
曲
曲
897
女声合唱Ⅱ
かとう
ひろあき
曜日 時限/単位数 金 Ⅳ時限 / 2単位
専門科目
担当 加藤 洋朗 講師
【授業の概要】
無限とも思える演奏形態の中で、おそらく人類の歴史の中で最も古くから存在し、最も身近と
いえる「うた」を通して、音楽表現のあり方を追求する科目。主に近・現代の合唱作品に取り組
む。独立した個々の演奏者が、互いに触発し融合していくアンサンブルの基本を、音を出す自身
の体と心をコントロールし育てていくことが、器楽の演奏上でも大変有効であることを学んでい
きたい。そのために、歌うことに必要な基本的な訓練(発声・発音・ハーモニー等)を行い、同時
に歌うことの根源的な楽しさも追求する授業を目指す。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
ピアノ専攻 大学2年生(2年次生)を原則とするが、他専攻他学年も応相談とする。
【授業の形式】
合唱による実習を主とする
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
※
出席率
○
授業への取組
○
「合唱の夕べ」出演を必須とする。特に出席を重視する。全出席を旨とする。
【テキスト 参考書 教材等】
後日発表
【授業展開と内容-前期-】
1
ガイダンスおよびパート別
2~4 基礎訓練および実習
5~14 実習
15
前期まとめ
【授業展開と内容-後期-】
1~14 実習
15
演奏会(合唱の夕べ)録音鑑賞および意見交換
898
女声合唱Ⅱ
せきた
えいじ
曜日 時限/単位数 金 Ⅳ時限 / 2単位
専門科目
担当 関田 英二 教授
【授業の概要】
本授業は大学1年次の授業に引き続いて行われるピアノ専攻生の合唱授業である。基礎的な発
声を身に付け、ハーモニーの美しさを追求し、「歌う」ことをとおして音楽表現を学ぶことはこれ
までと同様であるが、2年次の今年は外部ホールでの発表が経験できる。声楽科の学生アンサン
ブルや男子学生による合唱などと共に「合唱の夕べ」に出演する。発声やブレスを揃え、曲を仕上
げていく過程を身をもって体験して欲しい。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
ピアノ専攻 大学2年生(2年次生)を原則とするが、他専攻他学年も応相談とする。
【授業の形式】
合唱による実習を主とする
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
○
授業への取組
「合唱の夕べ」出演を必須とする。特に出席を重視する。全出席を旨とする。
【テキスト 参考書 教材等】
後日発表
- 192 -
○
【授業展開と内容-前期-】
1
ガイダンスおよびパート別
2~4 基礎訓練および実習
5~14 実習
15
まとめ
【授業展開と内容-後期-】
1~14 実習
15
演奏会(合唱の夕べ)録音鑑賞および意見交換
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
水曜
14:20 ~15:50
教員室
899
女声合唱A
ともきよ
たかし
曜日 時限/単位数 木 Ⅳ時限 / 2単位
専門科目
担当 友 清 崇 講師
【授業の概要】
声楽専攻以外の学生による合唱としても、発声は重要なものとなる。まず易しい曲や親しみの
ある曲により基本的な発声の習得をめざし、そのことがもたらすハーモニーの美しさや純粋さに
目をむけてもらう。さらに母音の明瞭さと、子音の発音の明確さ、そして女声合唱特有の澄んだ
響きも習得してゆく。学生個々の歌唱を通じて楽曲を演習していく為、授業への取り組む姿勢
(出席率、授業態度)については積極的に臨んでもらいたい。教材は広くルネッサンスから近代ま
で、邦人も含む作品から選ぶが、柱として一般的な形式を持ったミサ曲は必ず取り上げる。大学
の中では接する機会が少ないラテン語であるが、西洋音楽の基礎となっている言語であり、社会
に出ると接することも多いので、一通りの読み方は学んでほしい。教職課程では必修科目である。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
声楽・ピアノ専攻以外の女子(教職課程履修者)
履修一年次は友清クラス、二年次は関田クラス
【授業の形式】
演習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
○
出席率
○
授業への取組
○
成績評価はおもに出席率(出席重視)や平常点を総合的に判断して行う。前・後期の最終回の発表では欠
席しないよう注意する。
【テキスト 参考書 教材等】
テキスト 初回授業時に指示。 コンコーネ50番 中声用
既習例
信長貴富編曲:7つの子ども歌
Bob Chilcott: A Little Jazz Mass 他
【授業展開と内容-前期-】
1~6 易しい曲を使い発声、発音、アンサンブル等基礎的な実習。
7~13 主要課題曲に取り組む。適時、他の曲も追加。楽しめる曲等で合唱を楽しむ。
14
発表
15
まとめ
【授業展開と内容-後期-】
1~9 主要課題曲に取り組む。適時、他の曲も追加。
9~14 主要曲を仕上げる。
15
主要曲発表。
- 193 -
900
女声合唱B
せきた
えいじ
曜日 時限/単位数 木 Ⅳ時限 / 2単位
専門科目
担当 関田 英二 教授
【授業の概要】
声によるアンサンブルは音楽表現の基礎である。合唱を通して、器楽音楽においても大切な「歌
う」表現を身につけて欲しい。基本的発声を学び、更に声を揃えて美しいハーモニーをつくり出す過
程を学習する。この授業では大学2年生以上を対象とするが、教材は1年次と同様にルネサンスから
現代のものまで幅広く取り上げる。その中でも特に現代の英米の作曲家の作品を紹介したい。積極的
な取り組みを望むが、是非声を合わせる「楽しさ」を味わって欲しい。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
声楽・ピアノ専攻以外の女子(教職課程履修者)
履修一年次は友清クラス、二年次は関田クラス
【授業の形式】
演習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
成績評価はおもに出席率(出席重視)や平常点を総合的に判断して行う。
【テキスト 参考書 教材等】
テキスト コンコーネ50番(中声用)
【授業展開と内容-前期-】
1~9 基本的発声を学ぶ
コンコーネ50番等の教則本を使用する
三部合唱程度を中心に初歩的なアンサンブルを行う
10~14 澄んだ響きを追求する
ミサ曲等を中心にア・カペラもとり入れながら響きの良い合唱を作る
15
まとめ
【授業展開と内容-後期-】
1~15 現代の主に英米の作曲家の作品を取り上げ実習を行う
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
水曜
14:20 ~15:50
教員室
901
男声合唱
いしかわ
なおひと
曜日 時限/単位数 金 Ⅴ時限 / 2単位
専門科目
担当 石川 直人 講師
【授業の概要】
<声の融合> 合唱作品を通し、いろいろな専攻学生と闊達な音楽的意見交流や、一つの目標に向かって
真摯に取り組む姿勢を養い、加えて音楽家としての、よりいっそうの人間性を高めてもらいたい。又、演
奏会の形で成果を発表するので、お客様の立場に立った考えや演奏が出来る様な態度を培いたい。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
男子学生
【授業の形式】
演習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
○
レポート
発表・作品
○
出席率
○
授業への取組
○
授業に対し、特に熱心な態度を示し取り組む学生を評価したい。前・後期の中で各声部毎の実技内容を
適宜確認し、評価に取り入れたい。
【テキスト 参考書 教材等】
前期最初の授業時に配布、日本語合唱曲をもりこむ
【授業展開と内容-前期-】
1
本年度に取り組む作品の説明、声部の仕分け
2~7 音取り、ディクション、特に音取りは各声部毎に入念に取り組む。他の声部を理解させる。
8~10 2~7に行った授業内容を再度復習し、作品の形を整えて、アンサンブルの態勢を築く。
11~14 1~10のまとめ アンサンブルを中心に(本年度作品の) 11~13の間で各パート毎の確認
15
まとめ
【授業展開と内容-後期-】
1~3 前期の復習
4~15 演奏会に向けて最終的な作品の仕上げ 11~13の間で各パート毎の確認
- 194 -
905
ディクション(伊)
ふじかわ
やすあき
曜日 時限/単位数 水 Ⅱ時限 / 2単位
専門科目
担当 藤川 泰彰 講師
【授業の概要】
前期は基礎的な発音の訓練と矯正の意味で、古典イタリア歌曲(アリア)の中から一般的なも
のを教材として扱う。イタリア語の基本的な発音の確認と練習、アクセントの位置の確認、声の
ポジションの確認、呼吸や様々な筋肉の使い方、日本語との違いなどを学ぶ。
後期は近代までのイタリア歌曲(例:ロッシーニ、ドニゼッティ、レスピーギ等の作品)を教
材とする。一回の授業に一曲の割合で、受講者全員ができるだけ演習(実習)できるように心が
ける。後期になると、一曲が数回の授業にわたることがある。前期・後期同様の授業展開で行う。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
声楽専攻大学2年生、研究生、ディプロマ生、科目等特別履修生。(発声等をして声を調整しておくこ
と。)
【授業の形式】
演習。伴奏者は学校で用意している。
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
1~2週間前に教材(曲)を発表する。例年、特殊な曲を教材とはしないが、以下の曲のうち数曲の入
れ替えがある。
【授業展開と内容-前期-】
1 イタリア語の発音の基本(1):アルファベット、発声、アクセントについて学ぶ
2 イタリア歌曲を一曲仕上げる。Caro mio ben
3 Star vicino
4 Nina
5 Sento nel core
6 Per la gloria d'adorarvi
7 Amarilli
8 Nel cor più non mi sento
9 Se tu della mia morte
10 Già il sole dal Gange
11 Vergin tutto amor
12 Se tu m'ami
13 O del mio dolce ardor
14 暗譜で練習、発表(試験)
15 まとめ
【授業展開と内容-後期-】
1 イタリア語の発音の基本(2):発声のメカニズムとイタリア語、発音の関係を学ぶ
(聞き取り資料をもとに、課題に取り組む)
2 Intorno all'idol mio
3 Piacer d'amor
4 Lascia ch'io pianga
5 Ombra mai fu
6 La Promessa
7 Il fervido desiderio
8 Nebbie
9 Me voglio fa' na casa
10 O del mio amato ben
11 La Serenata
12 Non t'amo più!
13 暗譜で練習
14 暗譜で練習
15 発表(試験)
- 195 -
906
ディクション(独)
まつい
やすし
曜日 時限/単位数 火 Ⅱ時限 / 2単位
専門科目
担当 松井 康司 講師
【授業の概要】
歌唱のためのドイツ語発音を習得することを目的とする。前期は母音・子音の発音練習を中心
に行う。また並行して、比較的平易な曲からリートの実習を始めていく。後期は何曲かのリート
を取り上げ、正しい発音・詩の朗読・歌唱を学ぶ。一人ずつ歌う時間をできるだけとってゆきた
い。年度末の試験では、課題曲の歌詞朗読と歌唱を暗譜で行う。歌唱に入ってからは、授業前に
発声をして声をととのえておくことが望ましい。
【履修資格 履修に必要な予備知識や技能】
声楽専攻 大学3年生、研究生、ディプロマ生
【授業の形式】
講義・演習
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表 作品
出席率
授業への取組
○
○
【テキスト 参考書 教材等】
高折 続 著『歌唱のためのドイツ語発音』(音楽之友社) WR04-901
独和辞典(発音がカタカナ表記のものは不可) ドイツ・リート(授業時に適宜指示する)
【授業展開と内容-前期-】
1
ドイツ語のアルファベット・発音記号について
2~5 母音の練習
6~7 変母音の練習
8~9 二重母音の練習
10~13 子音の練習、リートの実習
14
詩の朗読、リートの実習
15
まとめ
【授業展開と内容-後期-】
1~4 子音の練習、リートの実習
5~11 詩の朗読・リートの実習
12~14 詩の朗読・リートの実習(試験の準備)
15
試験
907
ディクション(仏)
おおた
ともこ
曜日 時限/単位数 木 Ⅴ時限 / 2単位
専門科目
担当 太田 朋子 講師
【授業の概要】
この授業では、フランス歌曲及びオペラを歌うにあたって、現代口語フランス語との若干の
相違を見ながら正しい発音(舞台・歌唱のための)を体得することを目的としている。又、今
後更に様々な言語に接していっても対応できるよう万国表音文字(発音記号)はフランス語に
関するものだけでも完全に理解・実践できるようにしたい。できるだけ早い段階から歌うこと
…声にのせること…によって発音を定着させるが、クラス授業であるため、個々の声質を考慮
しなければならないオペラは授業では扱わない。よりよい理解のため、フランス語文法初級程
度の知識があると嬉しい。又、授業には常に歌える態勢で臨んでください。定員25名程度。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
声楽専攻 大学3・4年生、研究生、ディプロマ生
定員を25名とする。多人数の場合、履修済み学生は実習不可の聴講のみ。
【授業の形式】
講義と演習:できる限り一人ずつ歌う時間を多くとっていく。
【成績評価の要点】
試験
○ 50%
小テスト等
レポート
○ 25%
発表・作品
授業への取組は、出席率・授業への意欲などです。
- 196 -
出席率
授業への取組
○ 25%
【テキスト 参考書 教材等】
仏和辞典(必ず全ての見出し語に発音記号がついているもの、カタカナ書きのものは不可)
辞書や参考書については、初日に説明します。使用楽譜はコピーを配布します。
【授業展開と内容-前期-】
1
参考資料などについて説明。フランス語の母音(音声学的説明と実践)
2
母音の復習、ひとりずつチェック
3
子音・半子音(音声学的説明と実践)
4
現代口語と歌唱時の発音の相違・辞書の見方
5
童謡を例にこれまでの説明を歌唱による実践に移す。
6~8 比較的平易な詩による歌曲:詩を朗読する→リズム読み→歌唱
9~13 3~4人の異なる作曲家の比較的短い歌曲を朗読→リズム読み→歌唱 それぞれの段階を1人ず
つチェック。全員で発音しにくい母音や子音、その連結について考察する。この期間に実習する
作品のうち1曲は早口を必要とするものを入れる。
14
これまでに勉強したものから1人1曲を選んで詩を朗読し、発表会形式で歌う。
15
後期に実習する数曲を配布するので、夏休み中に譜読みをしてくる。
【授業展開と内容-後期-】
1
発音プリントの総復習
2
後期曲集 第1曲:詩の朗読→リズム読み
3
2~3人で曲をリレーなどで歌い全員で問題点を話し合う
4
1人ずつがソロで歌唱しチェック
5
第2曲:2に準ずる
6
第2曲:3に準ずる
7
第2曲:4に準ずる
8
第3曲:2に準ずる
9
第3曲:3に準ずる
10
第3曲:4に準ずる
11
第4曲:2に準ずる
12
第4曲:3に準ずる
13
第4曲:4に準ずる
14
試験の為にひとりひとりが選んだ曲を公開レッスン形式でチェック
15
詩の朗読と歌唱試験およびレポート提出〆切
908
ディクション(日)
まつ い
やすし
曜日 時限/単位数 木 Ⅱ時限 / 2単位
専門科目
担当 松井 康司 講師
【授業の概要】
この授業では、日頃学んでいるベルカント唱法に日本語をどのように乗せていくかということ
を学んでいきます。また、正しく発音するために
発声と表現は切り離すことのできない関係
にありますから、発音することを通して日本歌曲の演奏法にも踏み込んでいくとともに、日本歌
曲史についても触れていきます。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
声楽専攻大学3・4年生、研究生、ディプロマ生
【授業の形式】
授業は演習形式で行い、レッスンを受けたことをもとに復習し、翌週の授業の前半でもう一度発表して
もらうという形で進めていきます。
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
レポート
発表・作品
【テキスト 参考書 教材等】
適宜紹介
【授業展開と内容-前期-】
1 ガイダンス
2 瀧廉太郎作品
3 中山晋平と山田耕筰
4 山田耕筰作品
5~6 歌曲集「風に寄せて歌える春のうた」(山田耕筰作曲)
7~8 山田耕筰と同時代の作曲家の作品
9~10 橋本国彦作品
11~12 團伊玖磨作品
13~14 中田喜直作品
15 まとめ
- 197 -
出席率
○
授業への取組
○
【授業展開と内容-後期-】
1 大中恩作品
2~4 歌曲集「淡彩抄」(別宮貞雄作曲)
5~6 三善晃作品
7~8 香月修作品
9~10 猪本隆作品
11~12 木下牧子作品
13~14 試験に向けての準備
15 試験
911
室内楽講座A(ピアノ)
ふじい
かずおき
曜日 時限/単位数 火 Ⅲ時限 / 2単位
専門科目
担当 藤井 一興 講師
【授業の概要】
ピアノを含む室内楽の基本となる音楽構造の認識とそのメトードの修得法。
①様々な音楽様式に対する音色の基本的設定とそのバランスへの考察。
②無限な可能性を持つ3つのペダルの合理的なテクニック。
③弦楽器のボーイングに照応する様々なフレーズの研究。
④器楽曲における声楽的発想の展開。
⑤音楽史における時代的考察と音質の対比における研究。
【授業の形式】
クラス授業の中で限りなく一人一人個人の問題を様々な角度から解明したい。
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
成績評価はおもに出席率や平常点を総合的に判断して行う。
【授業展開と内容-前期-】
1~15 ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン諸作品の中から
【授業展開と内容-後期-】
1~15 ロマン派以降以降現代までの諸作品
915~917
指揮法A・B・C
やまもと
ななお
曜日 時限/単位数 木 Ⅲ, 金 Ⅱ・Ⅲ時限 / 2単位
専門科目
担当 山本 七雄 准教授
【授業の概要】
指揮の実習
まず、棒を振る(指揮をする)にあたっての基本的な諸条件に触れながら、実際にはいろいろ
な場面を想定して手を動かしていく(指揮をする)事から始める。そして色々なジャンルの身近
な曲を使って棒を振る(指揮をする)側と音を出す(演奏する)側、それぞれに入れ替わって体
験していく事とする。この両者の間に生ずる気持ちや目線を合わせる事で、それぞれがそれぞれ
の指揮法なるものを見出せれば幸いである。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
3年生以上
【授業の形式】
演習
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
レポート
発表・作品
出席・平常点・試験を総合的に勘案して成績評価をする。
【テキスト 参考書 教材等】
斎藤 秀雄 著「新指揮法教程」その他
WR05-583
- 198 -
出席率
○
授業への取組
○
【授業展開と内容-前期-】
1
指揮法の授業を始めるにあたって
2~4 No.1(3拍子)
[改訂新版]指揮法教程を使用
5、6 No.2(4拍子)
(全員が音を出すことと振ることに参加すること)
7、8 No.3(2拍子)
9、10 No.4(2拍子)早い
11~14 No.7(6拍子)
15
簡単な変拍子の曲(まとめ)
【授業展開と内容-後期-】
1~15 4名~6名で一つのグループを作り、選んだ曲を研究し、各自の専攻の楽器で、又はピアノで
音を出すこと、振ること、その他を責任を持ってのぞむ。そのグループ以外の人は、振ること
は全員にまわってくる。曲についてはそれぞれのグループと相談をし、この授業にふさわしい
曲(ポピュラーなクラシック曲)を選んでいく。
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
木曜
14:10以降
教員室
金曜
14:10以降
教員室
オーケストラ
曜日 時限/単位数
ごうだ
かおり
下記を参照
担当 合田 香 講師
【授業の概要】
*オーケストラの授業は「定時オケ」と「特定オケ」の2つになります。
定時オケ は、毎週決まった曜日に行う授業。
「B(中級)オケ(木曜日 Ⅴ・Ⅵ)」、「Cオケ(金曜日Ⅳ・Ⅴ)」の2つを設定します。
特定オケ は、(今までと同じように)演奏会に向けて決めた練習日程(8回以上)を行い、本
番を行います。
呼称
定時 Bオケ
授業曜日
木曜日
時間帯
Ⅴ、Ⅵ時限
定時 Cオケ
金曜日
Ⅳ、Ⅴ時限
弦楽器
管打HP
大1A、 大2B 年度当初に発表
特定 Ⅰ,Ⅱなど オケごとに設定 原則18-21時
半期2単位
通年4単位
高3弦、大1B 年度当初に発表
半期2単位
通年4単位
エントリー
担当教員による指名 1単位
卒業に必要な合奏関係の単位については、大学1年~2年生と大学3年以上の学生とでは違います。
定時オケ
B(中級)オケ(木曜日 Ⅴ、Ⅵ限)
古典からロマン派、近代へとレパートリーの幅を広げ、オーケストラ演奏に不可欠なアンサン
ブル能力や奏法を学び、楽曲に対する理解を深める。
C(基礎)オケ(金曜日 Ⅳ、Ⅴ限)
主に古典を中心とした楽曲を取り上げ、弦・管打分奏による授業を行いながら、オーケストラ
実習に必要な様々な基礎を学習する。
特定オケ
別途、掲示します。
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
成績評価はおもに出席率や平常点を総合的に判断して行う。特に出席を重視する。無断での欠席、遅刻
は認めない。
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
教員室在室時
- 199 -
921,922
教職概論(前期 後期)
せきた
えいじ
曜日 時限/単位数 木 Ⅰ時限 / 2単位
教職課程科目
担当 関田 英二 教授
【授業の概要】
教育の技術や専門知識の習得は教職に就く上で不可欠なものだが、その前提にあるべき「教育者と
しての使命感」や「幼児・児童・生徒に対する愛情」を無くして、教職を語ることはできない。
この科目では、教職の意義、教員の役割・職務内容等に関する知識の教授を行う。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
教職課程履修者 大学1年
【授業の形式】
講義を中心とするが、現職教員や教員採用担当者を招聘する機会を可能な限り設けたい。
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表・作品
出席率
出席の状況、関心態度、レポートなどを総合して評価する。
【テキスト 参考書 教材等】
その都度配布するものとする
【授業展開と内容-前期-】
1 教職ガイダンス(教員免許及び教職各講座の説明を中心に行う)
2 教育に関する法律等(教育基本法・学校教育法等について)
3 教員の仕事(桐朋女子中・高等学校の1年間を例に解説を行う)
4 学習指導要領の解説
5 教育史① ヨーロッパ
6 教育史② 日本(戦前)
7 教育史③ 日本(戦後)
8 様々な生徒(不登校・いじめ・障害等)
9 様々な学校
10 海外の教育(フィンランド・ドイツ・アメリカ等)
11 日本の音楽教育の歴史
12 教育実習について(授業及び学習指導案の紹介等)
13 教員採用試験について
14 就職について
15 まとめ
【授業展開と内容-後期-】
1 教職ガイダンス(教員免許及び教職各講座の説明を中心に行う)
2 教育に関する法律等(教育基本法・学校教育法等について)
3 教員の仕事(桐朋女子中・高等学校の1年間を例に解説を行う)
4 学習指導要領の解説
5 教育史① ヨーロッパ
6 教育史② 日本(戦前)
7 教育史③ 日本(戦後)
8 様々な生徒(不登校・いじめ・障害等)
9 様々な学校
10 海外の教育(フィンランド・ドイツ・アメリカ等)
11 日本の音楽教育の歴史
12 教育実習について(授業及び学習指導案の紹介等)
13 教員採用試験について
14 就職について
15 まとめ
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
水曜
14:20 ~15:50
教員室
- 200 -
○
授業への取組
○
923,924
教育原論(前期 後期)
よしもと
あつこ
曜日 時限/単位数 金 Ⅰ時限 / 2単位
教職課程科目
担当 吉本 篤子 講師
【授業の概要】
本授業は、教育と教育学についての基礎的な知識の修得を目的とします。受講生には、教育学
との出会いによって、これまでの自分の受けてきた「教育」をとらえなおすことを期待します。
「教える」とはどのようなことなのか、また、教えられる者から教える者である教師になるとは
どういうことなのか、考えてもらいたいと思います。授業内では、なるべく視聴覚教材を用いて、
具体的な事例から教育や人間形成に関する諸問題について考えていきます。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
教職課程履修者 大学1年
【授業の形式】
講義形式です。毎回授業内で、その日のテーマに関連した課題を出します。受講生には、毎回小さな考
察をまとめ、提出することが求められます。とくにすぐれた考察や問題提起をしているものについては、
次回の講義で紹介することもあります。
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
期末試験、出席率、授業内の課題への取り組み等を総合して評価します。
【テキスト 参考書 教材等】
特定のテキストを用いず、毎回プリントを配布します。参考書等は授業内で提示します。
【授業展開と内容】
1 本授業の概要 / 教育、教育学とはなにか
2 教育の制度と歴史(1) 学校とはなにか
3 教育の制度と歴史(2) 学校がつくる文化
4 教育の理念と歴史(1) 児童中心主義とはなにか
5 教育の理念と歴史(2) 日本における児童中心主義と新教育運動
6 教育の理念と歴史(3) 児童中心主義の課題
7 学校と社会(1) 子どもと社会との出会い
8 学校と社会(2) いじめをめぐる議論
9 学校と社会(3) 教育におけるジェンダー
10 学校と社会(4) 学校教育と国家
11 現代教育をめぐる課題(1) 「発達」とはなにか
12 現代教育をめぐる課題(2) 「障がい」と学校教育の課題
13 現代教育をめぐる課題(3) 「学力」とはなにか
14 現代教育をめぐる課題(4) 現代教育の課題(まとめ)
15 全体のまとめと筆記試験
なお、内容については、受講生の関心に合わせて変更することもあります。
925,926
発達心理学(前期 後期)
すずき
あつこ
曜日 時限/単位数 木 Ⅰ時限 / 2単位
教職課程科目
担当 鈴木 敦子 講師
【授業の概要】
発達心理学を Life span ととらえ、乳児から老人まで幅広く対象を設定する場合もあるが、こ
の授業では乳幼児期を中心とし、希望があれば青年期も扱う(障害児も含む)。子どもの思考の
仕方、大人との「見え」の違い、学習プロセスなど、従来の理論では子どもをどのようにとらえ、
また現在ではその理論がどのような批判を受けているのか、できるだけ具体的な事例にそって講
義を行う。また、発達に関係したビデオを教材として用いる。さらに、少人数のグループを作り、
テーマを決め、最後に発表を行う。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
教職課程履修者 大学1年
【授業の形式】
講義・OHP 使用・ビデオ使用。こちらが設定する視点でビデオをみた後に感想を書き、提出。発表のた
めのグループ討議、グループ活動。
- 201 -
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表・作品
○
出席率
○
授業への取組
発表(そのための活動を含む)・レポート(発表に関連したもの)
【テキスト 参考書 教材等】
開講時指示
【授業展開と内容】
1
オリエンテーション
2
前年の発表ビデオ
3~13 発達関連ビデオ視聴、小レポート作成、発表準備
14
発表
15
ふりかえりビデオ視聴
927,928
教育と法(前期 後期)
お の
曜日 時限/単位数 金 Ⅰ時限 / 2単位
教職課程科目
担当 小野 まどか 講師
【授業の概要】
本講義では、学校教育に関連する法規について、その基本構造を現代的課題から概観する。身
近な学校教育も各種法令に基づいて行われている。本講義ではその法体系を把握し、学校教育と
法について考える機会を提供する。授業内容は受講生の状況によって柔軟に対応していきたい。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
教職課程履修者 大学2年
【授業の形式】
講義形式を主とする。必要に応じて討議を行う場合もある。
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表・作品
出席率
○
授業への取組
単位認定はレポート50%、出席30%、授業への取組20%で評価する。
【テキスト 参考書 教材等】
テキスト:小松茂久(2013)『教育行政学-教育ガバナンスの未来図』昭和堂。
【授業展開と内容】
1 イントロダクション
2 憲法、教育基本法と教育を受ける権利
3 教育の政治的中立性と宗教教育
4 教育行政と法制度
5 教育の地方分権
6 教育委員会と学校の法制度
7 教員養成・教職員人事と法制度
8 学校経営と法制度
9 教育課程・教科書検定と法制度
10 私立学校と法制度
11 学校事件と法
12 学校の情報管理と法的責任
13 学校教育への参加と法制度
14 社会教育・生涯学習と法
15 まとめ
- 202 -
○
929
道徳教育の研究
よしもと
あつこ
曜日 時限/単位数 集中講義 / 2単位
教職課程科目
担当 吉本 篤子 講師
【授業の概要】
本授業では、学校教育における道徳教育の基礎となる考え方を理解することをめざします。受
講生には、道徳と道徳教育についての基礎的な知識を修得することと、自分が実際に道徳の授業
を行うことを想定して考えることを期待します。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
教職課程履修者 大学1年
【授業の形式】
講義を中心とします。グループでの作業を行うこともあります。
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
レポート
○
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
試験のほか、レポート、授業中の課題への取り組み、出席率を総合して評価します。
【テキスト 参考書 教材等】
特定のテキストを用いません。毎回資料を配布します。参考書等は授業内で提示します。
【授業展開と内容】
1. 「道徳」とはなにか
2. いかに「道徳」を教えるか
3. 道徳性の発達理論
4. 学校教育における道徳 1(歴史)
5. 学校教育における道徳 2(制度)
6. 学校教育における道徳 3(方法①)
7. 学校教育における道徳 4(方法②)
8. 「教科としての道徳教育」
9. 学習指導案の作成 1
10. 学習指導案の作成 2
11. 学習授業案の作成 3
12. 学習授業案の作成 4
930
特別活動の研究(集中講義)
教職課程科目
曜日 時限/単位数
集中講義 /
2単位
いとう
やすひさ
たけした
よしひろ
担当 伊藤 安久 講師,竹下 善博 講師
【授業の概要】
現役中学・高等学校教諭による実践的な内容の講義と演習。
特別活動の実践例の紹介、生徒との接し方、行事実施案の詳細など、学校現場で実際に必
要な知識を身につけることを大きな目標とする。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
教職課程履修者 大学3年
【授業の形式】
講義および演習
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
○
授業への取組
成績評価はおもに試験によって行うが、出席率、平常点などの要素も総合的に勘案して成績評価をする。
【テキスト 参考書 教材等】
自主教材を適宜配布
【授業展開と内容】
1.
公立中学校の一年間の流れの説明。自己PRの作成と発表。
2.
班ノートの研究。教師の立場でコメントを書くなどの実践的演習。
3.
特別活動の実践研究。修学旅行、合唱コンクールの実践例を立案から事後の指導まで、教員の立
場で研究する。
4.
1~3のまとめとテスト。
- 203 -
931,932
教育相談(前期 後期)
すずき
あつこ
曜日 時限/単位数 木 Ⅱ時限 / 2単位
教職課程科目
担当 鈴木 敦子 講師
【授業の概要】
<教育相談>
この授業は将来教職に就く可能性のある者、あるいは就きたいと少しでも考えている者が受講
すると思われる。受講生は現在まで10数年間「教えられる」立場であり、知識内容を理解する必
要があるのは自分一人であった。しかし、教師は逆に教える立場であり、複数の児童、生徒が理
解可能なように授業を展開しなくてはならない。教科を教授するのみならず、様々な特性を持つ
児童、生徒が教育場面で繰り広げる問題にどのように対処すればよいか。この授業では子どもの
問題の発生を 1.子どもの内的な問題としてとらえる視点 2.子どもが生活する学校や学級
というシステムの中で考える視点 の二つから探り、教育相談の理解を深めることを目的とする。
また、教育に欠かせないコミュニケーションスキルのトレーニングとして、課題を複数回行う。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
教職課程履修 大学2年
【授業の形式】
基本的には講義を中心として行うが、7~8回のコミュニケーションスキル課題を授業中に実施する。
OHP、ビデオ等使用。
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
試験を実施する。また、上記の課題を行うことも重視する。出席に関しては、ただ授業に出さえすれば
よいわけではなく、授業中の課題を行うことをもって出席とする。
【テキスト 参考書 教材等】
参考書:「教師と子どもの関係づくり」近藤邦夫(東大出版会)WR05-162
「先生のためのやさしいブリーフセラピー」森 俊夫(ほんの森出版)WR05-169
【授業展開と内容】
1
オリエンテーション
2~5 教育相談関連ビデオ視聴、小レポート作成
6~10 コミュニケーション課題実施
11~12 カウンセリングについて
13~14 模擬カウンセリング
15
テスト
- 204 -
933,934
音楽科教育法Ⅰ(前期 後期)
たに
しげき
曜日 時限/単位数 金 Ⅰ時限 / 2単位
教職課程科目
担当 谷 茂樹 教授
【授業の概要】
音楽教育法Ⅱとの関連で一般教育としての音楽教育の意義と現場における立場についての認識
を深める。
この講義ではとくに教科書の内容に沿った指導に重点をおき、発声法の指導やピアノ伴奏の仕
方等、実習を通して学んでいく。
また、ソルフェージュ教育について、専門教育と一般教育における違い、移動ドと固定ドの問
題について説明する。
その他、鑑賞教材の工夫、実際の場において絶対に必要な歌唱指導における声の問題等につい
て理解を深める。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
教職課程履修者 大学2年
【授業の形式】
講義
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
○
授業への取組
成績評価はおもに出席率や平常点を総合的に判断して行う。
【テキスト 参考書 教材等】
指導要領、
教科書(教育芸術社)
中学生の音楽 1 実践編 WS02-304
中学生の音楽 1 研究編 WS02-305
中学生の音楽 1 伴奏編 WS02-306
中学生の音楽 2・3 上 実践編 WS02-295
中学生の音楽 2・3 上 研究編 WS02-296
中学生の音楽 2・3 上 伴奏編 WS02-297
中学生の音楽 2・3 下 実践編 WS02-298
中学生の音楽 2・3 下 研究編 WS02-299
中学生の音楽 2・3 下 伴奏編 WS02-300
中学生の器楽 実践編 WS02-301
中学生の器楽 研究・伴奏編 WS02-302
高校生の音楽 1 研究資料編・楽譜資料編 WS02-303
【授業展開と内容-前期-】
1
自己紹介(元気な声で明瞭に話す事)全員、発声法、呼吸法
2
「夏の思い出」、「浜辺の歌」を中心に歌唱、発声法、呼吸法
3~5 「夏の思い出」、「浜辺の歌」中学生の音楽1、歌唱、発声法、呼吸法
6
「夏の思い出」、「浜辺の歌」中学生の音楽2・3上、歌唱、発声法、呼吸法
7~9 「夏の思い出」もしくは「浜辺の歌」弾き歌い(全員)、歌唱、発声法、呼吸法
10~11 中学生の音楽2・3下、歌唱、発声法、呼吸法
12~15 ミニ授業、高校生の音楽1、歌唱、発声法、呼吸法
(中学生の音楽1・2・3上下、高校生の音楽1より合唱曲、器楽曲等を指導体験)
中学校学習指導要領説明
【授業展開と内容-後期-】
1
自己紹介(元気な声で明瞭に話す事)全員、発声法、呼吸法
2
「夏の思い出」、「浜辺の歌」を中心に歌唱、発声法、呼吸法
3~5 「夏の思い出」、「浜辺の歌」中学生の音楽1、発声法、呼吸法
6
「夏の思い出」、「浜辺の歌」中学生の音楽2・3上、歌唱、発声法、呼吸法
7~9 「夏の思い出」もしくは「浜辺の歌」弾き歌い(全員)、歌唱、発声法、呼吸法
10~11 中学生の音楽2・3下、歌唱、発声法、呼吸法
12~14 ミニ授業、高校生の音楽1、、歌唱、発声法、呼吸法
(中学生の音楽1・2・3上下、高校生の音楽1より合唱曲、器楽曲等を指導体験)
15
中学校学習指導要領説明
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
未定
- 205 -
935,936
音楽科教育法Ⅱ(前期 後期)
せきた
えいじ
曜日 時限/単位数 火 Ⅰ時限 / 2単位
教職課程科目
担当 関田 英二 教授
【授業の概要】
中学生、高校生に対してどのように音楽教育を行うかを学ぶ授業である。一般の生徒たちと違
い、音大生の多くは幼い頃から音楽に接してきた。学生が専門に学んできた音楽を、一般の生徒
に通用する言葉に置き換える作業が必要である。それがこの授業の目的でもある。
教材の選択や授業の進め方、話し方など、実際に音楽の授業を行う上で必要な知識や技術を講
義と演習を通して学んでいく。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
教職課程履修者 大学3年
【授業の形式】
講義と演習を交互に繰り返し行って行く。また実際の教育実習の様子を映像を通して分析するなど、教
育現場に即した授業を取り入れる。
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
出席の状況、関心態度、レポートなどを総合して評価する
【テキスト 参考書 教材等】
プリントで配布する。
【授業展開と内容】
1 学習指導要領(音楽)の解説
2 学習指導案の作成に関する指導(専攻授業)①
3 学習指導案の作成に関する指導(専攻授業)②
4 学習指導案の作成に関する指導(鑑賞授業)①
5 学習指導案の作成に関する指導(鑑賞授業)②
6 学習指導案の作成に関する指導(合唱授業)①
7 学習指導案の作成に関する指導(合唱授業)②
8 西洋音楽の導入(軍楽隊からの導入)
9 西洋音楽の導入(音楽取調掛と唱歌教育)
10 西洋音楽の導入(布教による賛美歌からの導入)
11 教材研究(民族音楽)
12 教材研究(オペラ・ミュージカル)
13 教材研究(音楽理論・音楽史)
14 教材研究(管弦楽)
15 まとめ
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
水曜
14:20 ~15:50
教員室
937,938
音楽科教育法Ⅲ(前期 後期)
せきた
えいじ
曜日 時限/単位数 木 Ⅱ時限 / 2単位
教職課程科目
担当 関田 英二 教授
【授業の概要】
この授業では合唱の指導法を主に学ぶ。「合唱」の授業は教科科目としても設置されているが、
ここでは主に「合唱指導法」を中心に授業が行われる。学校の授業やクラブ活動などで歌われる
合唱曲を取り上げ、指導する側と歌う側の両面から指導法を考えていく。
受講者をグループに分け、グループごとに模擬授業を行い、合唱指導を体験する。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
教職課程履修者 大学3年
【授業の形式】
演奏を中心に授業を行う。
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
○
発表・作品
出席の状況、関心態度を総合して評価する。
- 206 -
出席率
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
その都度配布する。
【授業展開と内容】
1 発声指導法
9 合唱指導模擬授業⑥
2 合唱指導案解説
10 合唱指導模擬授業⑦
3 合唱授業の鑑賞(視聴覚教材使用)
11 合唱指導模擬授業⑧
4 合唱指導模擬授業①
12 合唱指導模擬授業⑨
5 合唱指導模擬授業②
13 合唱指導模擬授業⑩
6 合唱指導模擬授業③
14 合唱指導模擬授業⑪
7 合唱指導模擬授業④
15 まとめ
8 合唱指導模擬授業⑤
【授業時間以外で、この授業内容等について質問がある場合】
水曜
14:20 ~15:50
教員室
939,940
音楽科教育法Ⅳ(前期 後期)
やまざき
さとし
曜日 時限/単位数 木 Ⅱ時限 / 2単位
教職課程科目
担当 山崎 聡 講師
【授業の概要】
学校音楽教育を行う上で、その指導にあたる教員は、アンサンブルを構成する様々な楽器の知
識を持つことが要求される。特に、吹奏楽は部活動などで教育現場に幅広く浸透している。教職
を志す者はそれらの指導を行う準備として、楽器の特色や演奏法などを学ぶ必要がある。この授
業では主に金管楽器を対象として、楽器の構造、歴史、演奏法などを学んでいく。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
教職課程履修者 大学3年
【授業の形式】
講義及び実技
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
○
授業への取組
【テキスト 参考書 教材等】
若干の教材費(簡易マウスピース購入)がかかる。
【授業展開と内容】
1~2 楽器の分類と比較(管楽器、打楽器、弦楽器、鍵盤楽器、その他)
管楽器の歴史と奏法
3~5 金管楽器の構造と奏法
6~9 トロンボーンのマウスピースを用いて発音及び奏法
10~13 木管楽器の構造と奏法
トランペットのマウスピースを用いて発音及び奏法
打楽器の種類と奏法
14
実技試験
15
まとめ
- 207 -
○
941,942
生徒指導 進路指導(前期 後期)
いい だ
みやこ
曜日 時限/単位数 月 Ⅰ時限 / 2単位
教職課程科目
担当 飯田 都 講師
【授業の概要】
生徒を取り巻く環境は、学校内外において大きく変容し続けている。不登校・いじめ・非行等、
生徒の引き起こす問題も、時代とともに質的に変化してきている。そのような背景のもと、生徒
指導・進路指導のより一層の充実が求められている。本講義においては、教育目標の達成のため
の重要な学校機能のひとつとして生徒指導・進路指導があることを認識し、今日の教育が抱える
問題を主体的に考えていくための基礎知識を養っていく。毎回の講義の最後には、受講生の意見
発表の機会を設ける他、実習を取り入れ体験的に学習する取り組みも行っていく。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
教職課程履修者 大学3年
【授業の形式】
講義を中心とする
【成績評価の要点】
試験
○
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
○
授業への取組
○
出席状況、授業中に課す課題の成果、試験の結果を総合して評価する。ただし、出席率が一定の基準に
達しない場合には評価対象とならないので注意すること。
【テキスト 参考書 教材等】
テキストは使用せず、適宜資料を配布する。
【授業展開と内容】
1 生徒指導の意義・課題・原理
2 生徒指導と生徒理解
3 適応の問題(1)
問題行動の理解と適応の理論
4 適応の問題(2)
発達・環境的視点
5 適応の問題(3)
「不登校」の理解と対応
6 適応の問題(4)
「いじめ」の理解と対応
7 適応の問題(5)
「非行」の理解と対応
8 学校教育相談(1)
現状・意義・課題
9 学校教育相談(2)
カウンセリングマインドの活用
10 生徒指導と学級経営(1) 教師と生徒の関係づくり・学級づくり
11 生徒指導と学級経営(2) 学級理解と集団指導
12 進路指導の意義
13 進路指導と生徒指導
14 進路指導の現状と課題
15 進路指導とキャリア教育(まとめ)
945
教育実習
教職課程科目
曜日 時限/単位数
教育実習+ 事前・事後指導
/ 3単位(2週間実習) 5単位(3週間実習)
せきた
担当
えいじ
たに
関田 英二 教授,谷
しげき
茂樹 教授
【授業の概要】
教職課程の仕上げである。実りある実習を期待する。4月下旬に事前指導講座を受講した後、
各々教育実習を行う。その後、11月に事後指導講座を受講する。
教育実習では実際に「教育現場」に入り、直接生徒と向かい合うことになる。より真剣な取り
組みが望まれる。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
教職課程履修者 大学4年以上で教育実習校が決定している(決定見込み)の者
【授業の形式】
(事前・事後指導)講義及びディスカッションを行う。
- 208 -
【成績評価の要点】実習校の評価点と事前・事後指導への出席
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
授業への取組
○
実習校からの評価及び事前・事後指導の取り組みを合わせて総合評価する。
【テキスト 参考書 教材等】
事前・事後指導講座では自主作成プリントを使用する。
【授業展開と内容】
事前指導① 教育実習の準備について
事前指導② 実習現場からの要望について
教育実習
事後指導① 体験についてのディスカッション
事後指導② 体験レポート及びアンケート提出
946
介護実習
教職課程科目
曜日 時限/単位数
介護体験(7日間)+ 事前 事後学習
/ 2単位
せきた
えいじ
担当 関田
英二 教授
【授業の概要】
1998年度入学生から中学校教諭免許状取得にあたって「介護等体験」を行うことが義務づけら
れた。この体験では、特別支援学校で2日間、社会福祉施設で5日間、合計7日間の「介護等体
験」を行う。
本学の事前指導を受講後、指定された社会福祉施設と養護学校で実習を行う。ほとんどの学生
にとって初めての体験だと思うが、積極的に参加し、多くのものを得てきて欲しい。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
教職課程履修者 大学2年以上で昨年10月のオリエンテーションに参加し事前登録をすませている学生
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
出席率
授業への取組
○
事前オリエンテーション(2回)出席、実習、「介護等体験の記録」、「介護等体験証明書」、「府中朝日養護
学校体験学習レポート」、「各都道府県所定のレポート(指定がある場合のみ)」により総合的に評価する。
【テキスト 参考書 教材等】
テキスト:「フィリア-盲・聾・養護学校における介護等体験ガイドブック」
全国特殊学校長会 編(ジアース教育新社)
947~950
教職課程科目
教職実践演習(中 高) a~d(後期)
曜日 時限/単位数
金
Ⅲ時限もしくはⅤ時限を選択
せきた
えいじ
/ 2単位
たに
しげき
担当 関田 英二 教授,谷 茂樹 教授
【授業の概要】
この科目は教職課程の全学年を通じた「学びの軌跡の集大成」として位置づけられるものであ
り、学生はその履修を通じて、将来、教員になる上で、自己にとって何が課題であるか自覚し、
必要に応じて不足している知識や技能等を補い、その定着を図ることを目指して欲しい。具体的
には社会人としての基本(挨拶や言葉遣い)から、音楽的な知識や技術の習得まで幅広く授業を展
開する。
【履修資格/履修に必要な予備知識や技能】
今年度教育実習を行う、或いは行った学生
【授業の形式】
講義、研究発表、模擬授業
【成績評価の要点】
試験
小テスト等
レポート
発表・作品
- 209 -
出席率
○
授業への取組
○
【テキスト 参考書 教材等】
適宜資料を配布する
【授業展開と内容】
1 オリエンテーション
2 教職に関する講義(教育者の資質) 招聘講師
3 教職に関する講義(社会性・コミュニケーション)
4 教職に関する講義(教育者の条件)
5 教育実習報告①
6 教育実習報告②
7 教育実習報告③
8 学生による研究発表①
9 学生による研究発表②
10 学生による研究発表③
11 学生による研究発表④
12 学生による研究発表⑤
13 学生による研究発表⑥
14 学生による研究発表⑦
15 まとめ
- 210 -
招聘講師
◆専攻実技授業内容
(副専攻受講生は、専攻実技の欄を参照すること。)
科目名 専攻実技(ピアノ)
【授業の概要】
担当教員
実技担当教員
単位数
6単位
ピアノ実技レッスンを通して様々な時代のピアノ音楽を知ると共に、演奏テクニックを身につける。
また、楽譜の読み方、様式感等、音楽家として必要な基礎知識と理解力を養う。
【授業計画及び内容】
4年間の個人レッスンが基本となるが、様々な作品を在学中万遍なく学習するよう試験の課題曲が
出されている。3年次にはコンチェルトが試験の課題になる。また、年間6、7名の招聘講師が来校
し、特別レッスンや公開講座が頻繁に行われている。学生はその全てを聴講でき、公開講座は単位修
得に結びつく。テクニックのグレード試験を年3回実施している。決められた課題で順を追って受験
する。3年次までに少なくともグレード3まで修めなくてはならない。その他、春期ピアノマスター
コース(3月)、桐朋ピアノ・コンペティション(7、8月)、成績優秀者によるスチューデンツコンサ
ート、クラスコンサート等開催し、活発な演奏経験を促している。
【試験方法及び成績評価の要点】
実技試験の成績により評価する。卒業成績は公開演奏と学内での試験の成績で評価する。
【テキスト 参考書 教材等】
レッスン時に各担当教員より指示する。
科目名 専攻実技(ヴァイオリン)
(ヴィオラ)
【授業の概要】
担当教員
実技担当教員
単位数
6単位
楽器の基礎技術の向上、楽曲の様式感、和声感の理解力の向上、また演奏家としてのあり方、室内楽
やオーケストラとのアンサンブル技術の向上を目指す。
【授業計画及び内容】
週1時間の個人指導。クラス単位の演奏実習。ソリストとしてオーケストラとの協演の機会を持ち、
コンサートでの体験を行う。
【試験方法及び成績評価の要点】
実技試験の成績により評価する。卒業時は公開演奏形式での試験とする。
【テキスト 参考書 教材等】
レッスン時に各担当教員より指示する。
科目名 専攻実技(チェロ)
【授業の概要】
担当教員
実技担当教員
単位数
6単位
深い創造性、高い技術、広い人間性を持った音楽家の育成を目指す。
【授業計画及び内容】
それぞれの個性を重視し、卒業後も音楽家として伸びていけるよう配慮している。個々の学生に適切な教
則本曲などを指導する。
【試験方法及び成績評価の要点】
実技試験の成績により評価する。演奏曲への理解度と共に完成度などを総合的に判断する。卒業時は
公開演奏形式での試験とする。
【テキスト 参考書 教材等】
レッスン時に各担当教員より指示する。
- 211 -
科目名 専攻実技(コントラバス)
【授業の概要】
担当教員
実技担当教員
単位数
6単位
演奏法・指導法を、様式感・和声感などから多角的に検討しながら、プロフェッショナルな演奏家、
教師を育成する。
【授業計画及び内容】
週1時間の個人指導。ソロとオーケストラの曲を研究する。
【試験方法及び成績評価の要点】
実技試験の成績により評価する。テクニック、音楽性など総合的に判断する。卒業時は公開演奏形式
での試験とする。
【テキスト 参考書 教材等】
レッスン時に各担当教員より指示する。
科目名 専攻実技(管楽器)
【授業の概要】
担当教員
実技担当教員
単位数
6単位
管楽器奏法の基礎ならびに応用。
【授業計画及び内容】
楽器の構造を理解し、適切な演奏法を研究する。作品について、時代背景・様式なども含めて見識を
深める。
【試験方法及び成績評価の要点】
実技試験の成績により評価する。
【テキスト 参考書 教材等】
レッスン時に各担当教員より指示する。
科目名 専攻実技(打楽器)
【授業の概要】
担当教員
実技担当教員
単位数
6単位
打楽器の基本実技とその応用を習得する。プロフェッショナルな演奏家の基礎を作る。
【授業計画及び内容】
打楽器全般の基本奏法を学び、Solo、室内楽、オーケストラの演奏に対応できる奏者を目指す。個人
指導が基本だが、少人数の分奏形式で行う場合もある。
【試験方法及び成績評価の要点】
実技試験の成績により評価する。
【テキスト 参考書 教材等】
レッスン時に各担当教員より指示する。
科目名 専攻実技(マリンバ)
【授業の概要】
担当教員
実技担当教員
単位数
6単位
マリンバの豊かな音色・音楽を創るための技術・音楽性の向上を目指す。
【授業計画及び内容】
楽器独自の深いサウンドを出せるように演奏法を研究し、世界のオリジナル作品を理解し、見識を深
める。日本発信のオリジナル作品を大切にする。
【試験方法及び成績評価の要点】
実技試験の成績により評価する。
【テキスト 参考書 教材等】
レッスン時に各担当教員より指示する。
- 212 -
科目名 専攻実技(ハープ)
【授業の概要】
担当教員
実技担当教員
単位数
6単位
ハープ奏法の基礎ならびに応用
【授業計画及び内容】
楽器の構造を理解し、適切な演奏法を研究する。作品について、時代背景なども含めて見識を深める。
【試験方法及び成績評価の要点】
実技試験の成績により評価する。
【テキスト 参考書 教材等】
レッスン時に各担当教員より指示する。
科目名 専攻実技(古楽器)
【授業の概要】
担当教員
実技担当教員
単位数
6単位
古楽器演奏の基礎と応用を学ぶ。
【授業計画及び内容】
各自のレベルに応じた実技レッスンを通して、様々な古楽のレパートリーに接するとともに、基本か
ら応用にいたる技術を身につける。また記譜法、装飾法、演奏様式など古楽演奏に必要な諸知識と理
解力を養う。
【試験方法及び成績評価の要点】
実技試験の成績により評価する。
【テキスト 参考書 教材等】
レッスン時に各担当教員より指示する。
科目名 専攻実技(声楽)
【授業の概要】
担当教員
実技担当教員
単位数
6単位
4年間の一貫した個人レッスンを通して、声楽家としての演奏能力を養う。
正しい発声法を習得すると共に、歌詞や音楽を深く理解し、響きのある声で表情豊かに歌うことがで
きるようにする。また、幅広いレパートリーに対応可能な知識を身につけられるようにする。
【授業計画及び内容】
1年次においては、ヴォカリーズによる練習曲(Concone、Panofka、Vaccaj、Marchesi、Lütgen
等 ) を 適 宜 使 用 し 、 正 し い 発 声 技 術 を 習 得 す る 。 原 則 的 に イ タ リ ア 古 典 声 楽 曲 集 、 Bellini、
Rossini、Tosti、Donaudy 等イタリア語の歌曲集を中心に学ぶものとするが、個々の学生の進度によ
ってはこれにこだわらない。
2年次以降では、学生の技量に合わせ、各担当教員の指示によりイタリア語だけに留まらずドイツ語
・フランス語・日本語の歌曲及びオペラ・アリア、宗教曲にもレパートリーを拡げる。英語・スペイ
ン語・ロシア語作品を取り上げる場合もある。また、古典・ロマン派・近現代のそれぞれ異なる様式
感を身につけられるよう指導する。4年間を通じ、演奏者としての豊かな感性と表現力を養うことを
大切にする。
【試験方法及び成績評価の要点】
1年次:後期実技試験、2・3年次:前期・後期実技試験においては任意の1曲を演奏する。
4年次:卒業試験(後期)では、オペラ・アリア1曲及び2か国語以上・二人以上の作曲家による5
曲の歌曲(うち1曲はオペラ・アリアに代えても良い)を提出し、任意のオペラ・アリア1曲と試験
当日抽選の2曲、計3曲を演奏する。(1年次・4年次の前期試験は行わない)
成績評価は実技試験の採点結果をもとに行う。
【テキスト 参考書 教材等】
レッスン時に各担当教員より指示する。
- 213 -
科目名 専攻実技(作曲)
【授業の概要】
担当教員
実技担当教員
単位数
6単位
古典の範例を音楽的技法としてまず的確に学ぶこと、その上で他者(演奏家を含むあらゆる領域の表
現者)あるいは異文化領域(科学、哲学、言語等)に積極的に触れること。それによって、等身大の
自己をその時々によって見極め、興味の対象を明確にし、発想を着実に且つ徹底的に掘り下げ、最終
的に作品への定着によって、自らを相対化し、表現を新しくする。
【授業計画及び内容】
1)西洋音楽史上の基本的な作曲技法の習熟をはかる。
2)作曲専攻生に特化された授業(作曲法演習、特任教授特別講義、作曲支援プログラム等)により
専門性を深化させる。
3)学内外で実施される作品の応募等に果敢にチャレンジし、自らの作品を「音」にする機会を積極
的に作る。
【試験方法及び成績評価の要点】
年一回の作品提出(規定による卒業作品、オーケストラ作品、および演奏審査を含む)。
【テキスト 参考書 教材等】
適宜
科目名 専攻実技(指揮)
【授業の概要】
担当教員
実技担当教員
単位数
6単位
オーケストラ・弦楽・管楽合奏などで、曲のキャラクターや音・リズムの演奏法を指揮でどのように
表現していくかを実習していく。
【授業計画及び内容】
前期 1:指揮法とは 2~14:各拍子やテンポによる手の動かし方 15:変拍子の曲
後期 1~15:ポピュラーな管弦楽曲 交響曲へと進む。
【試験方法及び成績評価の要点】
2台のピアノによる実習。ポピュラー曲から次第に管弦楽曲・オペラなどに進んでいく。
成績評価:出席率・授業への取り組み。
【テキスト 参考書 教材等】
オーケストラ・スコア、斎藤秀雄著「新指揮教程」など。
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◆副科実技授業内容
科目名 副科実技(ピアノ)
【授業の概要】
担当教員
副科担当教員
単位数
2単位
日頃、伴奏・アンサンブル等共演しているピアノ音楽に直接触れることで、幅広い音楽への理解をよ
り深める。
【授業計画及び内容】
各々の進度によって、音階から始まり、比較的容易な独奏曲・対位法的作品から演奏領域を拡げ、可
能であれば協奏曲まで体験できる試験の構成を持つ。
【試験方法及び成績評価の要点】
実技試験の成績により評価する。担当教員との活発かつ良好な共同による適切な学習、各々の進度に
合った積極的な試験での演奏が求められる。
【テキスト 参考書 教材等】
副科ピアノ履修案内を参考に。
科目名 副科実技(弦楽器)
【授業の概要】
担当教員
副科担当教員
単位数
2単位
旋律楽器の Vl,Va,Vc,Cb で専攻以外の楽器を体験し、演奏家としての幅を広げる。
【授業計画及び内容】
音楽全般への理解を深める。
【試験方法及び成績評価の要点】
実技試験の成績により評価する。
【テキスト 参考書 教材等】
レッスン時に各担当教員より指示する。
科目名 副科実技(管楽器)
(打楽器)
(ハープ)
【授業の概要】
担当教員
副科担当教員
単位数
2単位
単位数
2単位
専攻外の楽器を体験する中で、演奏家としての幅を広げる。
【授業計画及び内容】
専攻以外の楽器を体験し、音楽全般への理解を深める。
【試験方法及び成績評価の要点】
実技試験の成績により評価する。
【テキスト 参考書 教材等】
レッスン時に各担当教員より指示する。
科目名 副科実技(古楽器)
【授業の概要】
担当教員
副科担当教員
専攻外の楽器を体験する中で、演奏家としての幅を広げる。
【授業計画及び内容】
各自のレベルに応じた実技レッスンを通して、古楽演奏に必要な技術、知識、理解力を養う。また、
古楽器と現代の楽器の関係について考察する。
【試験方法及び成績評価の要点】
実技試験の成績により評価する。
【テキスト 参考書 教材等】
レッスン時に各担当教員より指示する。
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科目名 副科実技(声楽)
【授業の概要】
担当教員
副科担当教員
単位数
2単位
声楽の基礎を学び、響きのある声で表情豊かに歌えるようにする。
【授業計画及び内容】
個人レッスンの中で、声楽に関する知識と技術を学ぶ。
1年目の履修者については、発音・アクセント・ブレスの位置等基礎技術の習得を中心とする。ま
た、Concone 等のヴォカリーズによる練習曲を用いて腹式呼吸・頭声発声を体得しながら、イタリア
古典声楽曲集を学ぶ。学生の実力や履修年限によっては、教師の判断により、さらに幅広いレパート
リーに取り組む。
【試験方法及び成績評価の要点】
試験は前期、後期の2回行う。(履修1年目の学生、及び大学1年次の前期試験は行わない。高校
時、副科声楽を履修した者も同様である。)試験においては任意の1曲を演奏する。
成績評価は実技試験の採点結果をもとに行う。
【テキスト 参考書 教材等】
レッスン時に各担当教員より指示する。
科目名 副科実技(作曲)
【授業の概要】
担当教員
副科担当教員
単位数
2単位
古典の範例に学びつつ、具体的な作曲技法を身につけさせる。その上で、各々の創作にたいする興味
の対象を明確にし、作品を作る。作曲家の想像力を演奏家としてどのように受け止めるべきか、また
創作の本質的な豊かさとは何かを考える。
【授業計画及び内容】
1)基本的な作曲技法の学習および作品の作曲。
2)自らの作品を「音」にする機会を積極的に作り発表する。
3)作曲することにより、各々の専門の楽器について、異なる角度からの理解と視点により、更に楽
器(または声楽、電子音響による)音楽の将来的可能性を考える。
【試験方法及び成績評価の要点】
年一回の作品提出
【テキスト 参考書 教材等】
適宜
科目名 副科実技(指揮)
【授業の概要】
担当教員
副科担当教員
単位数
2単位
桐朋指揮専攻の伝統を踏まえ、専攻・副科とも同じレベルで実施する。
【授業計画及び内容】
ポピュラーなピアノ曲・声楽曲などから、次第にオーケストラの曲へと進む。
【試験方法及び成績評価の要点】
2台のピアノを使って有名なピアノ曲などから始め、グレードに合ったオーケストラの曲へと進む。
試験・出席率・授業への取り組み。
【テキスト 参考書 教材等】
斎藤秀雄著「新指揮法教程」
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参考書 図書館所蔵リスト
*
資料名の最後に記されている番号(Ex. WR00-700)が、図書館の請求記号です。
図書館・閲覧室「指定図書」コーナーにあります。
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509,510 日本の言語と文学α,β
(担当
長江 信之 教授)
【参考書】
『日本現代詩体系全13巻』河出書房新社
1.創成期 W17-071 2.浪漫期 上 W17-072 3.浪漫期 下 W17-073
4.近代詩1 W17-074 5.近代詩2 W17-075 6.近代詩3 W17-033
7.近代詩4 W17-076
『日本詩人全集全34巻』新潮社
2.正岡子規、高浜虚子 W05-605
3.土井晩翠、薄田泣菫、蒲原有明、三木露風 W05-606
5.伊藤左千夫、長塚節、島木赤彦、古泉千樫 W05-608
6.若山牧水、窪田空穂、土岐善麿、前田夕暮 W05-609
9.高村光太郎 W05-612
10.斎藤茂吉 W05-613
11.中村憲吉、土屋文明、木下利玄 W05-614
12.野口米次郎、川路柳虹、千家元麿、佐藤葱之助 W05-615
13.木下杢太郎、山村暮鳥、日夏耿之介 W05-616
15.室生犀星 W05-618
16.釋迢空、会津八一 W05-619
17.佐藤春夫 W05-620
19.堀口大学、西條八十、大手拓次 W05-621
20.宮沢賢治 W05-622
21.三好達治 W05-623
22.中原中也 W05-624
23.西脇順三郎、尾崎喜八 W05-625
24.金子光晴、草野心平 W05-626
25.中野重治、小熊秀雄、壷井繁治 W05-627
26.吉田一穂、高橋新吉、小野十三郎 W05-628
27.村野四郎、安西冬衛、北川冬彦 W05-629
28.伊藤静雄、立原道造、丸山薫 W05-630
29.吉野秀雄、前川佐美雄、柴生田稔、木俣修也 W05-631
30.河東碧梧桐、村上鬼城他 W05-632
31.水原秋桜子、山口誓子他 W05-633
32.明治大正詩集 W05-634
33.昭和詩集1 W05-635
34.昭和詩集2 W05-636
『現代詩鑑賞講座全12巻』角川書店
1.詩とは何か W05-658
2.近代詩篇1 新しき詩歌の時代 W06-659
3.近代詩篇2 美を夢見る詩人たち W06-660
6.近代詩篇6 人道主義の周辺 W06-662
7.現代詩篇1 虚無の詩、思想のうた W06-663
8.現代詩篇2 歴程派の人びと W06-664
9.現代詩篇3 モダニズムの旗手たち W06-665
10.現代詩篇4 現代の抒情 W06-666
11.現代詩篇5 戦後の詩人たち W06-667
12.明治・大正・昭和詩 W06-668
『現代詩文庫Ⅰ期・Ⅱ期』思潮社
1.田村隆一詩集 W07-372
2.谷川雁詩集 W07-373
3.岩田宏詩集 W07-374
4.山本太郎詩集 W07-375
5.清岡卓行詩集 W07-376
6.黒田三郎詩集 W07-377
7.黒田喜夫詩集 W07-378
8.吉本隆明詩集 W07-379
9.鮎川信夫詩集 W07-380
10.飯島耕一詩集 W07-381
11.天沢退二郎詩集 W07-382
12.吉野弘詩集 W07-383
13.長田弘詩集 W07-384
14.吉岡実詩集 W16-519
15.富岡多恵子詩集 W07-386
16.那珂太郎詩集 W07-387
17.安西均詩集 W07-388
18.長谷川隆生詩集 W07-389
19.高橋睦郎詩集 W07-390
20.茨木のり子詩集 W07-391
21.安水稔和詩集 W07-392
22.鈴木志郎康詩集 W16-518
23.生野幸吉詩集 W07-394
24.大岡信詩集 W07-395
25.関根弘詩集 W07-396
26.石原吉郎詩集 W07-397
28.白石かずこ詩集 W07-399
29.堀川正美詩集 W07-400
30.岡田隆彦詩集 W07-401
31.入沢康夫詩集 W07-786
32.片桐ユズル詩集 W07-787
33.川崎洋詩集 W07-788
34.金井直詩集 W07-789
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35.渡辺武信詩集 W07-790
36.安藤次男詩集 W07-791
37.三好豊一郎詩集 W07-792
38.中桐雅夫詩集 W07-793
39.中江俊夫詩集 W07-794
40.高野喜久雄詩集 W07-795
41.吉増剛造詩集 W07-796
42.渋沢孝輔詩集 W07-797
43.高原留美子詩集 W07-798
45.加藤郁平詩集 W07-800
46.石垣りん詩集 W07-801
47.木原孝一詩集 W07-802
48.北川透詩集 W07-803
49.菅原克巳詩集 W07-804
50.多田智満子詩集 W07-805
51.鷲巣繁男詩集 W07-806
53.木島始詩集 W07-808
54.清水昶詩集 W08-809
55.金井美恵子詩集 W07-810
56.吉原幸子詩集 W07-811
57.藤富保男詩集 W07-812
58.岩成達也詩集 W07-813
59.井上光晴詩集 W07-814
60.会田綱雄詩集 W16-276
61.北村太郎詩集 W07-816
62.窪田般弥詩集 W07-817
63.辻井喬詩集 W07-818
64.新川和江詩集 W07-819
65.吉行理恵詩集 W07-820
66.仲居英夫詩集 W09-367
67.粕谷栄市詩集 W09-368
68.清水鉄男詩集 W09-369
69.山本道子詩集 W09-370
70.宗左近詩集 W09-371
71.中村稔詩集 W09-372
1001.北村透谷詩集 W09-459
1002.釈迢空詩集 W09-373
1003.中原中也詩集 W09-374
1004.石川啄木詩集 W09-400
1005.尾形亀之助詩集 W09-375
1006.富永太郎詩集 W11-806
1007.北原白秋詩集 W09-376
1008.金子光晴詩集 W09-377
1009.萩原朔太郎詩集 W16-521
1010.大手拓次詩集 W09-379
1011.日夏耿之介詩集 W16-520
1012.斎藤茂吉詩集 W09-381
1013.蒲原有明詩集 W09-382
1014.高見順詩集 W16-522
1017.伊藤静雄詩集 W17-802
1018.高村光太郎詩集 W17-803
1019.堀口大學詩集 W17-804
1020.堀口大學訳詩集 W17-805
1021.小野十三郎詩集 W17-806
1022.小熊秀雄詩集 W17-807
1023.北園克衛詩集 W17-808
1024.草野心平詩集 W17-809
1025.立原道造詩集 W17-810
1026.林芙美子詩集 W17-811
1027.高橋新吉詩集 W17-801
1028.村野四郎詩集 WR03-178
1029.山之口獏詩集 WR03-086
1031.八木重吉詩集 WR03-087
1032.中野重治詩集 WR03-088
1033.高祖保詩集 WR03-089
1034.吉田一穂詩集 WR03-090
1035.室生犀星詩集 WR03-091
1036.丸山薫詩集 WR03-092
1038.三好達治詩集 WR03-094
1039.永瀬清子詩集 WR03-095
1040.伊藤信吉詩集 WR03-096
1041.大木実詩集 WR03-097
1042.山村暮鳥詩集 WR03-098
1043.小山正孝詩集 WR03-099
1044.竹中郁詩集 WR03-100
1045.上林猷夫詩集 WR03-101
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