バーバリアンズが考えるクラブライフ ~ これからの10年 ~ 09-09-13 Club Cap 田尻 稲雄 日本スポーツ振興センター 助成内定 独立行政法人日本スポーツ振興センターは、「スポーツ振興くじ(toto)」の販売により得られる資金を もとに“ 総合型 ”地域スポーツクラブの育成を図ることを目的とした助成を行っています。 この度、私共は平成21年度「総合型地域スポーツクラブ活動助成」における下記3(1~3)事業に対して 申請を行い、4月17日に総額39,488,000円の交付内定を頂きました。 ● 地域スポーツ施設整備助成 1.クラブハウス整備事業(改造) ● 総合型地域スポーツクラブ活動助成 3.総合型地域スポーツクラブ活動事業 2.グラウンド芝生化事業(天然芝生化改設) ● グラウンド2面の高レベル芝生整備 ● 陸上トラック・野球場内野の芝生化 ● クラブハウスの改築( 屋根・水回り等) ● 4競技における組織化展開 1 これからの10年 ・・・ Ⅰ 北海道バーバリアンズは、2009年 9月 13日から ラグビーW杯が日本で開催される 2019年 へ向けて、「 これからの10年 」を掲げて 新たなスタートをきります。 ① ① R・S・C R・S・C ② ② 環境 境整 整備 備 環 ③ ③ 地域活性化 地域活性化 ④ ④ 普及 及育 育成 成 普 2 これからの10年 ・・・ Ⅱ ① 地域スポーツクラブの確立“ 地域スポーツクラブの確立“ R・S・C R・S・C ”へ ”へ ① ◆ パークゴルフ 地元町内会の高齢者との交流( 大正15年生まれの方もいらっしゃいます! ) ◆ クリケット 国際交流、いろいろな国民性を楽しむ( NZ、AUS、インド、パキスタンの人々 ) ◆ クロスカントリースキー やっぱり北海道はウインタースポーツがなければ始まりません! ◆ ラグビーフットボール タッチ・ラグビー : 子供、女性まで一緒に楽しめる環境構築 7 人 制 ラ グ ビー : オリンピック( 2016年正式種目への推薦決定 )対策 タグだけではラグビーの楽しさはわかりません! 地域に根差し、幼稚園児から高齢者までの所謂「 ゆりかごから墓場まで 」の “ 生涯スポーツクラブ ”の位置づけをしっかり確立すること。 3 これからの10年 ・・・ Ⅲ ②定山渓グラウンドを拠点とした、更なる“ 定山渓グラウンドを拠点とした、更なる“ 環境整備 環境整備 ” ” ② ◆ 新クラブハウスの建設 テラス、レストランのあるクラブハウスをグラウンド脇に新築し、家族が食事などをしながらスポーツ を楽しめる環境づくりを目指す。アフター・マッチ・ファンクションを通じて「 カラマデリィー 」を 確認しあえる環境整備を行なう。地元の方々と一緒に楽しめる「 グラウンドから酒場まで 」の本物の クラブハウス建設を行います! ◆ ビニールハウス室内練習場建設 冬季の練習場として、強化ビニールハウスを30M×40M程で建設。 高校・大学などにも貸し出しし、雪国の北海道スポーツの強化を! ◆ キッズエリアの造成 同伴した子供が楽しめて、「 また来たい!」と言ってもらえる様な 遊具を整備する。既存のバーベキューコーナーも充実させる。 ◆ パークゴルフ場整備支援 札幌市と連携し、芝生の整備やコースレイアウト、コース増などを 行い、今後のメンバー及び一般利用者増へつなげる。 ◆ 第2バーバリアンズ定山渓グラウンド造成 2面から3面計画。これ以上は内緒です。 4 これからの10年 ・・・ Ⅳ ③ 地域に密着して“ 地域に密着して“地域活性化 地域活性化”活動を実施 ”活動を実施 ③ ◆「 定山渓スポーツパークタウン構想 」の企画・提案 グラウンドを基軸として、道内外からスポーツ合宿を誘致し、バーバリアンズや地元チームの強化を 図るだけではなく、定山渓温泉街の活性化も進める。 ◆ バーバリアンズグラウンドの活用提案 夏季 : 無料一般開放、植樹祭、消防署への最優先開放 冬季 : 定山渓スノーファンタジー、常時宿泊客が楽しめる“ 雪遊び ”を温泉街と連携し企画。 ◆ 町内会の方々と協働で小中学校の校庭芝生化を実施 町内会からのボランティアの方々との協働で進めれればと考えています。 これらの事業は1年や2年で出来ることではありません。私共は今までも“ 時間軸 ”は 、 5年、10年で考え、活動してきました。今後も3年、5年、10年をマイルストーンにし、 30年先、50年先を見据えた 理念( ビジョン )や概念( コンセプト )を明確にして、計画 ( プラン )を練り、実行( ドウ )し、検証( チェック )を重ねて初めて実現できます。 皆様、北海道バーバリアンズの「 これからの10年 」を見守ってください。 当然、皆様の引き続きのご支援が無いと実現は不可能です。 今後ともご支援頂けますよう何卒宜しくお願い致します! 5 これからの10年 ・・・ Ⅴ 2009年 9月 11日(金) 北海道新聞 夕刊(全道版) 6 10年後のグラウンドイメージ スポーツ環境整備と共に、円山公園に続く 「 桜の名所 」とするべく、連合町内会や 観光協会青年部と連携し、植樹祭は 継続する。国道沿いも桜並木と なるよう計画する。 ビニール ハウス 室内練習場 ↑ キッズエリア ラブ 新ク ス ハウ ↑バーベキュー コーナー ←カフェテラス パークゴルフ場整備 7 新クラブハウスイメージ ・・・ Ⅰ 8 新クラブハウスイメージ ・・・ Ⅱ 9 補足資料 クラブ紹介 目 次 1. 法 人 概 要 2. 定山渓グラウンド取得 3. 財政基盤確立へ向けて 法人概要 since 1975 北海道バーバリアンズクラブ 理念 Be Honest 【 すべてに対して正直たれ 】 クラブ倫理 クラブ運営、グランド上のプレー、すべてにおいて胸を張れるようになろう。自分の行動に自信を持てるか?誰にも嘘をついてない で正直に生きているか?勝てばすべてOKではない、子供たちに自信を持って見せられるプレー・活動を!すべての言動に責任を持 とう! Let`s Enjoy 【 楽しまなきゃ 】 メンバー満足度 すべての活動はクラブメンバーが楽しまなければ意味が無く、クラブの存在意義、今後の存続も無い。みんなが楽しめる心遣い・気 配り・環境づくりに徹しよう。 Keep Trying 【 夢を追い続けろ 】 自立・発展 今のバーバリアンズがあるのは、先人たちの夢を追い続け、それを具現化するエネルギーがあってのこと。メンバーみんながすべて において、「 自ら考え、自ら動く 」逞しさを持とう。 Regional Sticking 【 地域に密着しよう 】 存在価値・地域貢献 地域に根ざした活動、スポーツの普及・振興のために全力を尽くそう。そして北海道という地域に誇りをもって活動しよう。 13 NPO法人北海道バーバリアンズとは ・・・ Ⅰ バーバリアンズクラブカード申込書より抜粋 14 NPO法人北海道バーバリアンズとは ・・・ Ⅱ 概 要 ● ● ● ● ● 法 人 名:特定非営利活動法人 北海道バーバリアンズラグビーフットボールクラブ 代 表 者:クラブ・キャプテン 田尻稲雄 設 立:1975年 5月 5日 認 証:1999年 6月21日 所 在 地 : 札幌市中央区北10条西24丁目3番地AKKビル6F 【 グラウンド 】札幌市南区定山渓569番8 ●種 目:① ラグビー、② クリケット、③ パークゴルフ、④ クロスカントリースキー ● 強化コーチ:1名、C級指導員:3名、スタートコーチ:10名、帯同レフリー:B級 6名、C級 8名 ● チームドクター:3名、メディカルトレーナー: 8名 ● 顧問弁護士:1名 ● 連携団体:北海道ラグビーフットボール協会、日本クリケット協会、(社)定山渓観光協会 札幌スキー協会クロスカントリー委員会 15 ラグビートップチームの強化 ・・・ Ⅰ ● マネジメントと強化の分離( 右図参照 ) クラブキャプテン ● 外国人招待選手制度の導入 ● 複数チーム制の導入 ● リクルート活動 - 道内の大学・高校へのコーチ派遣 【強化】 【運営】 ヘッドコーチ & コーチングボード ゼネラルマネージャー & 渉外・広報 ● トレーニング場の確保 主な戦績 ● 全国クラブ大会:準優勝3回 ※ 全国クラブ大会:全国1,400チームが出場 ● 東日本クラブ大会:優勝2回・準優勝7回 ● 北海道選手権大会:Aブロック優勝13回 ●目標 日本ラグビー選手権大会 出場 & 1勝! 16 ラグビートップチームの強化 ・・・ Ⅱ トレーニング環境 ● 練習場( 天然芝 ) - 定山渓バーバリアンズグラウンド ● 専用筋力トレーニング場 ● 帯同スポーツトレーナー - 横山鍼灸治療院院長:横山氏 他 ● コーチングボードに分析班を設置 - 分析ツールの活用( フィットネスアポロ社 ) ● 冬期の練習場の確保 - 道サッカー協会の協力 :室内人工芝練習場の使用 ( 札幌サッカーアミューズメントパーク内 ) - 野幌総合運動公園管理事務所の協力 :体育館の優先使用 横山治療院 グラウンドにて 分析サンプル画面 【強化】 コーチングボード ● ● ● ● ヘッドコーチ トレーニングコーチ FW・BKコーチ 分析班 ( 競技コート50.0×34.0m、天井高12.7m~15.3m ) 17 組織力 ・ 運営力 ● 普及育成に責任を持つ組織であり続ける :「 バーバリアンズ Jr. 」 ※ 活動報告として「 バーバリアンズJr.イヤーブック 」を毎年発行 YC&ACでのゲーム ● リタイアさせない仕組みをつくる :「 Over35 」 - 横浜YC&ACの大会への参加 - 千歳Over35大会の参加 - 想定外の流れ お父さんのプレーする姿を子供たちに見てもらい、子供たちにラグビーを知ってもらおうと考え 発足したOver35チーム。Jr.発足から6年目を迎え、逆バージョンの「 子供たちから影響を受け、 35歳を過ぎてからラグビーを始めるお父さん 」が出てきた ● クラブハウス アイリッシュパブ「 ブライアン ブルー 」 - 大会後の打ち上げ、遠征チームの歓迎レセプションなどを 開催したり、プレーヤー間の交流の場として活用 18 普及育成活動 ~ 協会との連携によるイベント開催 ① ~ 一般市民を巻き込んだイベントの開催 主 催 : 北海道ラグビーフットボール協会 主 管 : 北海道バーバリアンズラグビーフットボールクラブ ( 企画・運営をバーバリアンズが主導で実施 ) 後 援 : 札幌市、オーストラリア領事館、北海道新聞社 他15団体 参加人数 : 3日間の合計 840人(関係者・選手 494人除く) そ の 他 : 3日間参加のラリーチケット作成( 全日程来場者へ記念品 ) 一般市民参加型イベント参加者へ粗品提供 オリジナル記念グッズ( Tシャツ・キャップ )作成による販売 参加Jr.メンバー全員へオリジナルTシャツ配布 チケットナンバリングによる抽選会でラグビーグッズ提供 オリジナルTシャツ ● 寄付・グッズ売上・広告収入の3つから成り立った、自己完結型のイベント 一般市民参加型イベント Jr.ラグビー 国際交流Jr.ゲーム( 対豪州 ) シニアのゲーム 19 普及育成活動 ~ 協会との連携によるイベント開催 ② ~ 全道中学生交流合同合宿 inバーバリアンズ定山渓グラウンドの開催 主 催 : 北海道ラグビーフットボール協会 主 管 : 北海道ラグビーフットボール協会札幌支部普及育成委員会 協 力 : 北海道バーバリアンズラグビーフットボールクラブ( 企画・運営担当 ) 定山渓グランドホテル 開催日程 : 毎年 6月 開催目的 : (1)ラグビーに対する正しい理解 (2)心身の発達に応じた技術力の向上 (3)互いに切磋琢磨する態度の育成 参加人数 : 50名程度(1~3年生) 、コーチ・保護者15名程度 ● 定山渓ホテル群との初のコラボレーション 20 普及育成活動 ~ 協会と行政との連携 ① ~ 行政所有のグラウンド再生 道ラグビー協会札幌支部と野幌事務所の連携 北海道 ラグビー協会 札幌支部 指定管理者 野幌事務所 コンセプト : 子供たちに芝生のグランドを! 協力 : 北海道バーバリアンズ ラグビーフットボールクラブ 芝生専門 業者 ● 北海道の予算削減により芝生の荒廃 ● 道ラグビー協会札幌支部より再生プラン提案 芝生専門業者を野幌事務所へ紹介 ● 道ラグビー協会札幌支部社会人クラブ委員会 個人登録700名により「 再生 」費用捻出 作業 グランド再生・維持管理 再生前 再生後 ● 野幌事務所予算を「 維持・管理 」費用へ 21 普及育成活動 ~ 協会と行政との連携 ② ~ 北海道ジュニアラグビー選手権大会の開催 大 会 名 : 体文協杯北海道ジュニアラグビー選手権大会 主 催 : (財)北海道体育文化協会、北海道ラグビーフットボール協会札幌支部 主 管 : 北海道ラグビーフットボール協会札幌支部普及育成委員会 協 力 : 北海道バーバリアンズラグビーフットボールクラブ( 企画・運営担当 ) 開催日程 : 08年 8月2日(土)・3日(日)、09年8月4日(土)・5日(日) 開催意義 : 「 タグ 」・「 ミニ 」・「 ジュニア 」の 3つのカテゴリーのイベントを同時開催 ( 北海道初 ) 参加人数 : 14チーム 430名 、コーチ・保護者約 70名の総勢 500名 ( 第1回大会実績 8チーム 239名 ) ● 再生された野幌ラグビー場のお披露目の大会 22 「 チーム 」から「 クラブ 」への転換フロー チーム 気軽に参加出来るスポーツクラブ 現役選手だけの若手集団 地域に根ざしたクラブ 楽しむ為の複数チーム体制 グランド&クラブハウスの確保 年齢層の広がりと競技力の向上 行政や企業との連携・帰属意識の向上 Over35歳チームを結成 年長者の囲い込み ジュニアユースの育成 「自分」の楽しみから「家族」の楽しみへ 子供や家族を連れて参加したい 自宅近くに活動場所が欲しい 「 場 」の創出 人材の誕生 選手以外のクラブスタッフが生まれる 23 定山渓グラウンド 取得 2007 - 02 - 07 グラウンドのある“ 定山渓 ”地区 現在の定山渓温泉風景 大正から昭和にかけての 定山渓温泉風景 グラウンド位置確認 札幌市街からは車で約50分 ■ 札幌市人口 : 189万人 ■ 札幌市南区人口 : 149,007人 ■ 定山渓エリア人口 : 1,537人 (最近10年間で500人減少) 温泉宿 : 33軒 (約1万人宿泊可能) 札幌の“奥座敷”と言われ年間240万人が訪れる。 25 グラウンド概要 約 18,000坪 元NTTが所有していた施設 ●ラグビー場 ●クラブハウス ●サブラグビー場 兼野球場 ●パークゴルフ場 (札幌市無償貸与) 26 “ 定山渓スポーツパークタウン ”構想 バーバリアンズグラウンドを中心に(※)、道内外・国内外からクラブや社会人チーム、 大学、高校などの合宿・遠征などを誘致し、 当クラブの“ 強化 ”と共に、“ 定山渓地区活性化 ”を推し進める構想。 ※ 将来的には、定山渓エリアでもう2~3面のグラウンドを確保・構築していきたいと計画中。 また、普及育成の面では、グラウンドを開放を実施することで、天然芝生の素晴らしさを 体感してもらい、その効果として ① 当クラブの認知度UP、② メンバー加入、 ③ 地域住民と連携したグラウンド維持管理体制の構築 、へとつなげる。 本当の意味で“ 必要とされる ”クラブとして地域に密着していく。 昨年は、道外の大学・クラブ・社会人チーなどから合宿・遠征のオファーがきていたが、 グラウンドの芝生の整備の関係上対応出来ていなかった。 バーバリアンズグラウンドを早急に高いレベルで整備する必要! 27 “ 定山渓スポーツパークタウン ”構想 イメージ バーバリアンズが進める “ クラブ ”の理想形 価値向上 価値向上 強化 普 及 育 成 地域活性貢献度・連携度 地域活性 スポーツ パークタウン化 地域活性化 ・植樹祭 ・スノーファンタジー 総合型クラブ 組織化確立 バーバリアンズクラブ 組織成熟度 28 グラウンド活用事例 ~ 地域とのコラボイベント ~ 日 程 主 催 会 場 来場者数 09年1月10・11日 定山渓観光協会 バーバリアンズグラウンドほか 2日間 2,000名(観光協会調べ) 実行委員会幹事として、イベント企画から参画し、“ 冬 の遊び ”( イグルー作り・スノーラフティング・打上げ 花火・宝探し)を担当 29 グラウンド活用事例 ~ 地域とのコラボイベント ~ ● 09年5月30日(土)桜の苗木を80本!【 植樹祭 in定山渓 】を開催 昨年に続き、バーバリアンズ定山渓グラウンドにおいて桜の苗木80本の植樹を行いました。 今年は定山渓地区の公式行事と位置付けて頂き、総勢約200名もの方々に参加頂きました。 当日は、地域の清掃を行い、集めたゴミはトラック1台分程になりました。 植樹祭は、町内の子供たちによる開会宣言で始まりました。作業が始まると団体を超え協力し合う姿が見られ、 皆さん笑顔いっぱいのイベントとなりました。作業後は全員で記念撮影を行い、無事終了しました。 今回は、地域の皆さまからは豚汁とおにぎりと日帰り温泉入浴券、大塚製薬からはポカリスウェットSOYJOY、 札幌市からは飲料水をご提供頂きました。また、中定建設さん、真鍋造園さんに苗木用の穴掘り作業のご協力 を頂きました。 私共は、何年後かにはこの定山渓グラウンドを桜の名所とするべく、継続して植樹を行います。 【 ご協力団体・企業 】 ・ 大塚製薬株式会社 ・ 定山渓まちづくりセンター ・ 定山渓温泉旅館組合 ・ 定山渓連合町内会 日頃お世話になっている地域のゴミ拾い 町内会中西会長 ・ 社団法人定山渓観光協会 ・ 中定建設工業株式会社 植樹風景 参加者全員写真 30 グラウンド活用事例 ~ 年間を通しての消防署への貸出 ~ ← 札幌市南消防署警防課長からの 「 敷地借用依頼書 」 平成20年度の消防署利用状況(1月14日まで) ・・・ 14回 86名利用 ※通 年 : ドクターヘリの離発着場と放水訓練場 冬期間 : 救助用スノーモービル訓練場 31 グラウンド活用事例 ~ スポーツ団体の活用 ~ ● NPO日本クリケット協会所属 「 バーバリアンズクリケットクラブ 」 オーストラリア、ニュージーランド、インド、パキスタン、 日本など多くの国籍の方々が所属するクラブです。 ● 札幌市に無償貸与している「 パークゴルフ場 」 シルバー世代を中心に、年間約1万人が訪れる ● 「 バーバリアンズパークゴルフクラブ 」 連合町内会の方々を中心とした組織 ● ラグビーフットボール協会への貸出 昨年度利用回数:16回 利用総人数:2,091人 高校生→ 練習風景 北海道ラグビー選手権大会 (社会人・大学生)風景 → ← 35歳以上の大会風景 32 一般開放の“ 使用料 ”と “ 告知方法 ” ■ グラウンド使用料 : 条件付で無料 ■ 一般開放告知方法 ● クラブ公式Webサイトへ詳細説明ページ掲載 ● 札幌市営地下鉄南北線「 大通駅 」ホームへの 告知看板の掲載 グラウンド設備紹介ページ ■ 検討中の告知方法 ● 札幌市のシステム登録 ● 南区役所へチラシ設置 ● 南区の小中学校・高校 への利用案内チラシ配布 ● 定山渓観光協会、定山渓 まちづくりセンターの 公式Webサイトへの案内 掲載 33 地域に根ざすための第一歩 “ 外に出よう ” “ ツールを作成しよう ” 地域の人々は、スポーツ を求めている訳ではない 。まずは、地域住民と交 流を図り、知ることで、 地域住民の考え、その地 域の求めていることが見 えてくる。 スポーツという枠にとら われずに外に出よう! まずは、クラブを知って もらう必要がある。その ためには紹介用のツール は必須。最低でも、公式 Webサイト、紹介用資料 。「形」あるものを共有 し 趣旨説明をすることで 、相手に具体的なイメー ジを抱かせ、行動へと向 かわせる。 “ 自ら情報発信しよう ” メディアを巻き込む。 「Jr.」 「地域密着」などメディアが取り上 げ易い項目であり、自分達のクラブ の活動を新聞・TV・ラジオなどに 継続的に情報提供し続ける。まずは 、メンバーが友人・知人・学校・会 社でクラブの活動を話し、資料を配 布することを徹底。周囲の人達に自 分達の活動を認知してもらう。 クラブへの帰属意識の向上 様々な取組みをしていく中で、メンバーに帰属意識の高まり(ブランド力の向上)が起こり、人が育ち 個々が「 自ら考え、自ら動く 」文化が定着していく。バーバリアンズの場合は、そのきっかけがNPO法人 認証であり、グラウンド取得であった。まずは、徹底的に議論して、理念に沿った自分たちの向かう方向を 確立し、そして行動に移すことである。 その活動を重ねることで、地域から必要とされ、クラブに「 価値 」が生まれるのである。 34 財政基盤の確立に向けて 認定NPO認証へ クラブ資金収支推移 36 企業スポンサー&サポーターへのアプローチ 目標金額の設定 アプローチ企業の ターゲッティング ● クラブの活動と理念がマッチングする企業 ● 北海道内企業 ・ 道内におけるバーバリアンズの知名度を利用 ● ラグビー関係者のいる企業(人脈) ● クラブメンバーのバイイングパワーが活用できる先 ・ 飲食店、スポーツグッズショップ、etc. ● スポーツ関係メーカー企業(物品提供含む) ● クラブメンバーの(知人の)いる企業とそのバーター先 企業の立場で考えた時に 金を出し易い理由とは何か? キーワードは 「 Jr.」「 ボランティア 」「 地域密着 」※ ※ 「CSR(企業の社会的責任)」にポイントを絞って訴求 企業側もクリーンイメージの定着というメリットがあり、WIN-WINの関係を構築できるはず 37 クラブ活動を支えるサポーター・スポンサー ● ゴールドスポンサー企業 年間寄付継続企業対象 ● シルバースポンサー企業 年間寄付継続企業対象 ● ブロンズスポンサー企業 年間寄付継続企業対象 ● サポーター 個人:128名、団体・企業:14団体 (スポット寄付対象・07年度実績) ● クラブカード入会者 ◆ 入会謝礼金として¥2,000がクラブへ ◆ 提携手数料の20%がクラブへ 38 当たり前のこと 「 スポーツ環境 = お金がかかる 」 認定NPOを 「 寄付控除 」が何故必要なのか? 目指して 認定NPOとは 組織・事業が公益性が高いと 国税庁長官の認定を受けた NPO法人は、寄付金控除の 特別措置の対象となります。 個人・企業 共にお金を出し易い 仕組みづくり スポーツを支えるのは行政・企業・学校ではなく地域クラブである。 今 私たちには 発想、意識の転換の必要が迫られている。 お酒などにお金を出して、スポーツに出さないのは何故? お金を出して価値あるスポーツ環境を手に入れ続けよう! 39 渉外担当理事 e-mail : 山田修平 [email protected] http://www.hokkaido-barbarians.com/ 40
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