ワンプロ通信2009年12月号 いつも「ワンプロ通信」を読んでくださって ありがとうございます。 今月のテーマも「冬物バーゲン体制」についてです。 いよいよ12月になります。冬物最終の商売の状況を再確認して おき、12月の仕事の優先順位を明確にしておきましょう。 今年の年末商戦はかなり厳しいものと予測されます。冬のボーナ スは昨年ベースで考えると大幅なダウンになります。くわえて大手 のバーゲン攻勢も厳しい状況が予想されます。お客様のサイフのヒ モは、ますますかたくなっています。それに対して対策を明確にし て実行する必要があります。去年と同じことをしていれば確実に業 績はダウンします。 12月の最大のポイントは「売れ筋フォロー」になります。今年 の商品動向の最大の特徴は、 「売れる商品は今まで以上に売れ」そう でない商品は平均して 15%ダウンとうい状況で推移しています。 つまり、店で「売れ筋」をさらに売るために、売れる場所すなわ ち「優位置」で展開し、しっかりと在庫数を持ち、POPの強化な どでアピールし、 「売れ筋の品切れ」をなくせば業績は必ずアップし ます。 そのためには「売れ筋」を品切れさせないだけの数量を確保する 必要があります。残さないだけの数量をうまく仕入れる必要はあり ません。売れ筋が残る数量を仕入れて下さい。そうすれば少なくと も12月に品切れは発生しません。 1月∼3月の冬物の売上高と値下げ高を加えた金額が12月末の 在庫高になります。金額は決まっていますが、その中身は今月の仕 入れで大きく変わってきます。 是非、12月の仕入れ枠を算出(12月売上見通し+12月値下げ 高+12月末在庫予算−11月末在庫実績)した上で、仕入れを「売 れ筋」に集中して下さい。12月末在庫の中身が良くなれば、バー ゲン期に値下げしてもよく売れます。 是非、今迄と行動を変えて、結果を変えて下さい。実行されたこ とだけが結果を出します。
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