高規格救急自動車 仕 様 書

高規格救急自動車
仕
様
書
平成28年度
精
華
町
消
防
本
部
第1章
1
総則
この仕様書は、当消防本部が製作する、高規格救急自動車(以下「救急車」と
い う 。) の 必 要 な 事 項 を 定 め 、 艤 装 及 び こ れ に 関 係 す る 工 事 一 切 に 適 用 す る 。
2
車両は、本仕様書に定めるほか、次の関係法規等に適合するものであること。
(1)救急車は、消防防災施設整備費補助金交付要綱、道路運送車両法及び道路運
送車両の保安基準に適合し、緊急自動車として承認が得られるものであるほか
救急業務実施基準及び救急車を整備及び運行するにあたり必要な法令を遵守し
なければならない。
3
救急車は、近畿運輸局京都運輸支局が実施する新規検査に合格したものでなけ
ればならない。
4
救急車の製作は、本仕様書に基づくほか、装備品及び付属品は、すべて新製品
とし、検定、認定及び許可を必要とするものは、それに合格したものとする。
5
受注者は、本仕様書を十分検討のうえ契約するものとし、契約後における一切
の疑義はすべて当消防本部の解釈に従うものとする。
6
本仕様書の細部事項及び製作中に生じた疑義については、すべて当消防本部と
協議のうえ、指示または承認を受けるものとする。
7
製作の進捗に伴い、諸種の理由により本仕様書及び承認図面等に変更の必要が
生じたときは、直ちに当消防本部に連絡のうえ変更承認願いを提出し、承認を受
けなければならない。
8
受注者は、製作に先立ち当消防本部と艤装仕様について打合せを行い、次の書
類を製本のうえ、3部提出して承認を受けるものとする。
(1)車両カタログ
(2)製作工程表(中間検査及び完成検査の予定日を記入すること)
(3)制作承認図(5図面)
(4)艤装図
(5)器材積載要領図(取り付け品、装備品一覧)
(6)電気系統図及び配線図
(7)シャシ関係図書(シャシ諸元明細、エンジン諸元明細)
(8)その他当消防本部が指示する図書
1
9
製作及び納入にあたって次の検査を行う。
(1)中間検査
受注者は、車両の製作中、本仕様書に基づいて検査を受けるものとする。
検査は、車両内部艤装の枠組みの完成時期に当消防本部担当者2名の立会い
のもと製作会社において実施するものとする。
検査において不適合と当消防本部が認めた箇所については、直ちに無償にて
交換または修理すること。
(2)完成検査
受注者は、車両完成後、本仕様書に基づいて検査を受けるものとする。
全艤装・全塗装及び全装備が完了した時点とし、当消防本部担当者2名が立会
いのもと検査を受けること。
検査において不適合と当消防本部が認めた箇所については、直ちに無償にて
交換または、修正を行い、再検査を受けるものとすること。
(3)中間検査及び完成検査にあっては、営業担当者及び技術担当者が必ず立ち会
うこととし、検査予定日に変更がある場合は、2週間前までに検査日時、場所
を連絡し、当消防本部の承諾を得ること。
( 4 ) 検 査 時 、製 作 等 の 状 況 写 真( 隠 れ る 部 分 で 検 査 時 に 確 認 で き な い も の を 含 む 。)
を提出すること。
(5)中間検査及び完成検査に係る費用等については受注者が負担すること。
(6)完成車納入時の提出書類は次のとおりとする。
ア
完成図面
イ
電気配線図
ウ
器材積載要領図
エ
積載品一覧表
オ
自動車取扱説明書
カ
自動車整備解説書
キ
オプション品取扱説明書
ク
積載品取扱説明書
ケ
完成写真及び製作工程の写真(前後左右上部、内部)
2
10
コ
各種保証書(保証書一覧)
サ
その他消防本部が指示するもの。
保証
(1)救急車の保証期間は、納入後1年間とする。ただし、各メーカーの公表する
保証期間がそれ以上の場合は、その期間とする。また、保証期間後であっても
設計、工作あるいは材質の不良に起因するものについては、無償で取替え又は
修理を行うこと。
(2)使用期間中、製作上の欠陥による故障については保証するものとする。
(3)設計作製及び部品材料のほかについての特許、その他権利上の問題が生じた
ときは、受注者がその責任を負う。
11
登録等
(1) 契約締結から納入までの諸経費は、受注者が負担するものとする。
( 2 ) 救 急 車 の 新 規 登 録 手 続 、車 検 回 送 及 び 納 車 完 了 ま で の 費 用 、無 線 局 の 登 録 及
びその他登録費用は受注者が負担し、自動車損害賠償保険及び自動車重量税・
リサイクル手数料は当消防本部が負担する。
(3)救急車の新規登録検査に合格後、受注者が当消防本部既存の救急車(京都8
00
す・・75)の廃棄及び廃車手続を行い、末梢登録証明(廃車証明書)
を当消防本部まで提出すること。
また、これらに伴う費用を受注者が負担する。
(4)救急車の京都府公安委員会への緊急自動車届出は、受注者が代行するものと
する。
(5)登録時の手続き及び改造並びに変更部分の検査に関する費用は受注者が負担
する。
(6)既存の救急車の重量税及び自賠責保険の還付手続きについては、受注者が代
行するものとする。
12
納期等
(1)納入時期は、平成29年3月10日までとする。
(2)納入場所は、当消防本部とする。
(3)納入時、燃料は満量とすること。
3
(4)受注者は、納入時、当消防本部において、車両及び装備品等の取扱説明を連
続3日間行うものとし、その日時については納車前に当消防本部と調整するこ
と。
第2章
1
車両仕様
車体本体
車体構造は、メーカーの標準自動車を一部改造及び艤装するもので、その構造
は振動、衝撃等を十分緩衝できるボディとし、あらゆる走行条件に対し安全でか
つ安定性を持つもので、運転席及び助手席、患者室へ容易に往来できる構造であ
ること。
2
主要諸元
(1)車
名
高規格救急自動車
(2)エンジン型式名称
4輪駆動車
無鉛レギュラーガソリンエンジン
(3)最高馬力
各主要諸元による
(4)総排気量
各主要諸元による
(5)全
長
5,650mm以下
(6)全
幅
1,900mm以下
(7)全
高
2,520mm以下
(8)最小回転半径
6,200mm以下
(9)室
4,400mm以上
内
長
(10)室
内
幅
1,600mm以上
(11)室
内
高
1,800mm以上
(12)乗車定員
7名
(13)トランスミッション:オートマチックミッション
(14)ステアリング:パワーステアリング
(15)ブレーキ:ABS付
(16)エアバック:運転席・助手席SRSエアバック
(17)タ イ ヤ:純正ラジアルタイヤ
(18)空
調:フロントエアコン及びリヤクーラー
(19)後部ヒーター:ビルトインタイプ(後部操作盤)
4
3
車両附属品
(1 ) ス ペ ア タ イ ヤ
1本
(2)スタッドレスタイヤ(純正ホイール付)
4本
(3)整備用標準工具
1式
( 4 ) 非 常 用 信 号 灯 ( LED)
1本
(5)フロアマット
1式
(6)停止表示板
1式
(7)ネット型タイヤチェーン
1式
(8)訓練旗
1式
(9)自動膨張式救命浮環
ライフボールS
(10)汚物入れ(メーカー標準)
4
1式
1式
車両各部
(1)座席
患 者 室 左 側 ス ラ イ ド ド ア 付 近 に 隊 員 席( 1 座 席 )を 設 け 、進 行 方 向 に 向 か っ て 腰
掛けられる構造とし、背当を設けること。また、患者頭部側に後ろ向き1人掛け跳
ね上げ式のシートを設けること。
(2)フロントドア
窓ガラスはパワーウインドとすること。
(3)患者室内ガラス
患者室左面の窓ガラスは、スライドドアの窓ガラスの扉上部1/3を除く他の
部分にくもりフィルムを貼り付けること。また、患者室右面に窓ガラスがある車
両については、全面に白フィルムを貼り付けること。
(4)バックドアガラス
熱線入りとして、上部1/3を除く他の部分にくもりフィルムを貼り付けるこ
と。
(5)シートベルト
運転席及び助手席のシートベルトは3点支持巻き取り式とするとともに患者室
内の隊員席には3点支持巻き取り式を、跳ね上げシート及びすべての座席には2
点又は3点支持のものを取り付けること。
5
(6)ルームミラー
ル ー ム ミ ラ ー は 、通 常 の 運 転 席 の も の と 助 手 席 か ら 後 方 が 確 認 で き る 2 種 類 を 取
り付けること。
(7)アウトサイドミラー
通常の運転席のものとは別に助手席から後方を確認するためのミラーを取り付
けること。
(8)フロントアンダーミラー
フロントアンダーミラーを装備すること。
(9)電気装置
ア
バッテリー
①
標準装備品とし、容易に点検・交換ができるようにすること。
②
マグネット式コンセントを外部電源につなぐことで充電することができ、
かつ、医療機器などを使用できるようにすること。
③
バッテリー管理機及びエンジンスターターカット(警報器付き)を取り付
けること。
イ
オルタネーター
標準装備すること。
ウ
インバーター及びコンセント
①
DC/ACインバーター(300W)を設置し、救急資機材に安定した電
源を確保すること。
②
運転室及び患者室にAC100Vコンセントを3か所以上設けること。
③
患者室内にDC12Vコンセント(シガライター型)を 1 箇所以上設ける
こと。
エ
灯火装置
①
ヘッドランプ
LEDヘッドランプ(オートレベリング機能付)とすること。
②
サイドフラッシャーランプ
車両左右に各1個、運転に支障のない位置に取り付けること。
③
路肩灯(リアホイール灯)
6
左右後輪の前方にLED照明灯を取り付けること。また、スモールランプ
連動とし、メインスイッチを取り付けること。
④
室内蛍光灯
患者室天井に大型蛍光灯(調光機能付)を設け、患者灯を設置すること。
患 者 灯 に つ い て は 2 か 所 設 け 、独 立 し て「 入 」
「 切 」を で き る よ う に す る こ と 。
⑤
マップランプ
助手席にスイッチ付照明灯を取り付けること。
⑥
書籍用LED灯
助手席上部にLED灯を取り付けること。
⑦
フォグランプ
車両前面に取り付けること。
⑧
ルーフサイドにLED作業灯を4灯取り付けること。なお、Pレンジ連動
で左右2灯独立点灯及び4灯同時点灯が可能なものとする。運転席付近に電
源スイッチを取り付けること。
⑨
バックランプは左右対称に取り付けること。
(10)電流計及び電圧計
運転席から見やすい位置に取り付けること。
(11)保安部品等
ア
非常点滅灯
バックドア開口部右内側にON/OFF切り替えスイッチを設けること。
イ
バックドア停止表示灯
バ ッ ク ド ア を 開 放 し た 際 に 、赤 色 警 光 灯 と 連 動 し て 点 滅 す る 表 示 灯( LED 式 )
を取り付けること。
ウ
音声式後退アラーム
Rレンジ連動の音声合成式の警報器を取り付け、運転席に電源スイッチを取
り付けること。
エ
盗難防止装置
運転席下部の外部から容易に見ることのできない位置に、盗難防止装置を取
り付けること。
7
(12)取り付け品
ア
サンバイザー
運転席(チケットホルダー付)及び助手席に各1個取り付けること。
イ
サイドバイザー
運転席及び助手席に各1個取り付けること。
ウ
アネロイド血圧計
患者室にアネロイド血圧計を取り付けること。
エ
デジタル電波時計
患者室にデジタル式電波時計を取り付けること。
オ
温湿度計
患者室に温湿度計を取り付けること。
カ
小物入れ
患者室に小物入れを取り付けけること。
キ
アシストグリップ
天井にアシストグリップを取り付けること。また、右側面前後にもアシスト
グリップを取り付けること。
バックドア開口部左側に側面から座席にかけて長タイプのアシストグリップ
を取り付けること。
ク
患者室コンセント
AC及びDC用のコンセントを取り付けること。
ケ
点滴ビン固定フック
患者室天井後部に点滴ビン各2本分の固定フックを取り付けること。
コ
フロントドア(立ち面含む)及びサイドドアステップ(立ち面含む)にアル
ミ製縞板取り付け、その上に滑り止めを貼り付けること。
サ
リヤバンパーに傷つき防止板(アルミ縞板製)を取り付けること。また、リ
ヤステップに滑り止めを貼り付けること。
シ
運転者用フレキシブルマイク
スイッチ付を運転席側に取り付けること。
ス
エアコン
8
運転席及び患者室に設置すること。
セ
旗立て
車体左側上部にステンレス製の旗立てを取り付けること。
ソ
ホワイトボード
患者室縦型収納庫にA3タイプとA4タイプのホワイトボードを取り付ける
こと。またマーカー等の必要物品を備えておくこと。
タ
スクープストレッチャーブラケット
患者室にスクープストレッチャー固定ブラケットを取り付けること。車内右
側の防振架台横に専用収納庫を設け、バックドア開放時に車両後方から取り出
せる構造とすること。
チ
バックボードブラケット
患者室にバックボード固定ブラケットを取り付けること。車内右側の防振架
台横に専用収納庫を設け、バックドア開放時に車両後方から取り出せる構造と
すること。
ツ
AVMモニター及び無線機用ブラケット
運転室中央に取り付けること。AVMモニター及び無線機本体を取り付け収
納できるものとし、エンジンルームの点検性やエアコンの操作性を有するもの
とすること。
テ
網棚
患者室天井の前後に3か所以上取り付けること。
ト
バックアイカメラ及びバックアイモニター
後方運転の際、後方の状況を確認するためのバックアイカメラを車両後方に
取り付け、そのカメラで撮った映像をカーナビゲーションシステムのモニター
連動で映し出せるようにすること。
ナ
カーナビゲーションシステム
全国版のHDDまたはSDカーナビゲーションシステムを搭載すること。
二
ETC(DSRC)一式を装備及びセットアップし取り付け、セットアップ
費用については受注者が負担すること。また、カーナビゲーションに接続可能
なものとする。
9
ヌ
ドライブレコーダー
フロントガラス上部に取り付け、エンジン停止時は作動しないものとする。
ネ
ドアエッジモール
運転席側と助手席側に取り付けること。
ノ
ティッシュボックスホルダー(3か所以上)及びペーパータオルホルダーを
取り付けること。
ハ
地図入れ
運 転 席 後 部 に 取 り 付 け る こ と 。( A 3 サ イ ズ )
ヒ
携帯電話台
患者室に携帯電話台を取り付け、既存救急車から携帯電話ホルダーを移設す
ること。
フ
輸液ポンプ用ポール
患者室に前後左右に調節可能な輸液ポンプ用長ポールを取り付けること。
※
取り付け機種、取り付け位置、数量等の細部については、当消防本部と協議
調整すること。
5
塗装及び明示等
(1)塗装
救急車の塗装は、救急車として緊急指定を受けられる塗装色とすること。
(2)文字表示等
車体の文字表示方法は、精華町消防本部において稼動している高規格救急車両
と同程度の大きさ及び文字体系とし、バランスのとれた表示を行うこと。
ア
ボ デ ィ ラ イ ン に つ い て は 、青 色 及 び 黄 色 と し て そ れ ぞ れ 反 射 素 材 と す る こ と 。
イ
「精華町消防本部」を青色カッティングシートで作成し、車体両サイドボデ
ィライン下部に貼付表示すること。なお、青色カッティングシートは反射材と
すること。
ウ
精華町消防本部マークをカラーのカッティングシートで作成し、車両両フロ
ントドアに貼付表示すること。
エ
「SEIKA
AMBULANCE」を青色カッティングシートで作成し、
車両サイド窓の上部車両後方よりに貼付表示すること。なお、青色カッティン
10
グシートは反射素材とすること。
オ
救急車、両側スライドドアに「EMERGENCY
MEDICAL
SE
RVICE」を青色カッティングシートで作製し、三列で貼付表示すること。
なお、青色カッティングシートは反射素材とすること。
カ
「防衛省補助施設」と黒色カッティングシートで作成し、車両両側面後部に
貼付表示をすること。
キ
ボディ屋根部分に黒色で「京都
救急
精華」を三列にした対空表示を記入
すること。
ク
バックドア上部にスターオブライフのマークを青色カッティングシートで作
成し、貼付表示すること。また、その上部に半円を描くように「EMERGE
NCY
MEDICAL
SERVICE」を青色カッティングシートで作成
し 、貼 付 表 示 す る こ と 。な お 、青 色 カ ッ テ ィ ン グ シ ー ト は 反 射 素 材 と す る こ と 。
既存車両(京都800す75)と同じデザインをする。
ケ
ボンネット左側及びバックドアの窓右下付近に「SEIKA
AMBULA
NCE」を青色カッティングシートで作成し貼付表示すること。なお、バック
ドアは反射素材とすること。
コ
バックドア中心部付近に「CALL119」を青色カッティングシートで貼
付表示すること。なお、反射素材とすること。
サ
バックドア下部付近に「精華町消防本部」を青色カッティングシートで貼付
表示すること。なお、反射素材とすること。
シ
ボンネット左側付近に「EMS」の文字を青色カッティングシートで貼付表
示すること。
ス
ス イ ッ チ 類 に は 名 称 及 び「 入・切 」又 は「 O N・O F F 」の 表 示 を す る こ と 。
セ
計器類には名称を表示すること。
ソ
燃料給油口又はその付近には、使用燃料の種類を表示すること。
タ
各カッティングシートを貼りつける際はドアノブ等取り外し可能なパーツは
取外した状態でカッティングシートを貼りつけること。
※
文字・ロゴ・配色・配置(デザイン)等の細部については当消防本部と協議
調整すること。
11
(3)消防記章
フロント部のメーカーマークを取り外し、その部分に消防マーク(直径150
mm)を取り付けること。
6
床面の防水処理
患者室を水洗い可能な床面とすること。また、床面と積載装備品等とのコーナー
はシーリングを施すこと。
7
積載装備品等
(1)無線装置及びAVM等
ア
無線機一式については、既存車両(京都800す75)から移設することと
し、送受話器は運転室及び患者室に取り付けること。
イ
無線のケーブルにあっては6芯ケーブルを使用すること。
ウ
電源端子については、バッテリー・+-・車速パルス・アクセサリー・バッ
クの6端子以上必要とする。
エ
AVM装置については、既存車両(京都800す75)から移設することと
する。なお、本体については専用の収納庫を設置すること。
オ
無線機及びAVM装置のアンテナをルーフトップに設置し、無線機一式及び
AVM装置に関して必要な配線一式の取り付けを行うこと。また、点検口3か
所設けること。
カ
雑音防止にアースボンディング、ノイズフィルターを設置すること。
キ
運転室内及び患者室内に無線モニター用スピーカーを設置するとともに患者
室のスピーカー脇には遮断スイッチを設けること。
ク
無線機の電源は、DCコンバータを介し、バッテリーより配線すること。
ケ
無線装置とAVM装置の移設及び、登録並びに申請に係る一切の費用
は、受注者の負担とする。
※
取り付け機種、取り付け位置等の細部については、当消防本部と協議調整す
ること。
(2)サイレン用アンプ
運転室に専用のコンソールボックスを作成して配線等が隠れるように取り付け
ること。
12
(3)赤色警光灯等
ア
フ ロ ン ト ル ー フ 赤 色 警 光 灯 内 に 赤 色 灯 ( LED 式 ) を 3 個 増 設 す る こ と 。
イ
フ ロ ン ト バ ン パ ー 上 部 に 赤 色 灯 ( LED 式 ) を 2 基 取 り 付 け る こ と 。
ウ
車 両 両 側 前 後 側 面 部 に 赤 色 灯 ( LED 式 ) を 取 り 付 け る こ と 。
エ
バ ッ ク ド ア 上 部 に 赤 色 灯 ( LED 式 ) を 2 灯 追 加 す る こ と 。
オ
全ての赤色警光灯及び赤色フラッシュライトは1個の点滅スイッチにより点
滅する電源回路を取ることとし、点滅時の確認ランプ(赤色)をスイッチ付近
に設けること。
※
取り付け機種等の細部については当消防本部と協議調整すること。
(4)電子サイレン
ア
大 阪 サ イ レ ン 製 ア ン プ [O P S - 5 1 0 1 V Q ( 5 0 W ) D C 1 2 V ]又 は 同
等品のアンプを運転席付近に専用のコンソールボックスを作成して配線等が隠
れるように取り付けること。
なお、サイレン警鐘音最大出力は50W以上とし、音声合成機能付きマイク
を取り付けること。
イ
運転席付近及び中央部等にウー音吹鳴用の切り替えスイッチを設け、電子サ
イレンアンプのサイレン音が吹鳴中にウー音と連動して吹鳴すること。
ウ
運 転 席 付 近 及 び 中 央 部 等 に 音 声 合 成 [渋 滞 通 過:救 急 車 が 通 り ま す 。進 路 を 譲
っ て く だ さ い 。 ][交 差 点 進 入 : 交 差 点 に 進 入 し ま す 。 ご 注 意 く だ さ い 。 ][救 急
車:救 急 車 が 出 動 し ま す 。ご 注 意 く だ さ い 。]用 の 切 り 替 え ス イ ッ チ を 設 け 、電
子サイレンアンプのサイレン音が吹鳴中に音声合成と連動して吹鳴すること。
※
音声合成メッセージの内容や取り付け位置等の細部については当消防本
部と協議調整すること。
(5)メインストレッチャー
FERNO製
R511-FB55:モ ン デ ィ ア ル ST70-J・RS-J 又 は 同 等 品 の ス ト レ ッ チ
ャーとし、標準附属品(専用マットレス、専用ベルト、専用ガートル架、サイド
アームプレート両側)を取り付け、予備バンドとして2本別途附属すること。
(6)防振ベッド
患者室中央付近に積載架台を設け積載し、上記のメインストレッチャーを確実
13
に固定、かつ、容易に解除できる固定方法であり、左右スライド式の防振ベッド
とすること。
(7)医療用酸素器具
ア
救 急 資 機 材 と し て 酸 素 ボ ン ベ 2 本( 1 0 ℓ)を 運 転 席 後 方 ス ラ イ ド 扉 の 医 療 器
具収納箱に専用固定金具で固定し、同ボンベ上部に救急車用減圧器及び圧力計
並びに三方チーズ・加湿流量計(OX-FDX)を装備して、専用パイプを介
して患者室右側上部の加湿流量計に接続する。この場合、圧力計の指針が患者
室から見通せるように設置すること。また、酸素吸入装置用配管及びマスクを
収納するアクリル扉付き(2枚)の専用収納庫を設置すること。
イ
酸素ボンベ収納箱の窓は開放とし保護枠を設け、ボンベ丸ハンドル台付を取
り付けること。
ウ
酸素ボンベから加湿酸素流量計までの配管は、十分な強度及び耐久を有し、
内張り内に体裁良く裏配管を敷設し納めること。また、三方チーズ及び加湿流
量計を艤装工程で取り付けられるように講じておくこと。
(8)循環管理用資器材
別紙1の資器材(同等品)を積載すること。
(9)呼吸管理用資器材
別紙2の資器材(同等品)を積載すること。
(10)観察用資器材
別紙3の資器材(同等品)を積載すること。
(11)搬送用資器材
別紙4の資器材(同等品)を積載すること。
(12)固定用資器材
別紙5の資器材(同等品)を積載すること。
(13)その他資器材
別紙6の資器材(同等品)を積載すること。
(14)自動車用粉末消火器(標準装備)
薬剤重量1.8kg型自動車用粉末消火器の専用金具を設けて取り付ける。
(15)固定バネ式フック
14
患者室側面にC型バネフックを5か所以上取り付けること。
(16)手洗い装置(標準装備)
手洗い装置及び手洗いに伴う水用水槽を取り付けるとともに、手動式手指消毒
ボ ト ル( 1 ℓ)収 納 庫 を 設 置 す る こ と 。手 洗 い 装 置 上 部 に 脱 着 式 ス テ ン レ ス 製 の ト
レイを設置すること。
(17)感染予防装置
換 気 扇( 標 準 装 備 )、可 搬 型 オ ゾ ン U V ク リ ア 及 び プ ラ ズ マ ク ラ ス タ ー イ オ ン 発
生機を設置し、付近にDC電源コンセントを設けること。
(18)レスキューセット
600mmバール、万能斧、シートベルトカッター、ガラスカッター、ボルト
クリッパーの5点を取り外しが容易な場所に固定積載し、LED夜間照明を設置
すること。
(19)リモコン式キーレスエントリーキー
2本
(20)予備キー
2本
(21)バックドアストラップ
8
収納関係
(1)書類箱
運転席と助手席の間にA3ファイルが収納できる大きさのものを設置し、その
書籍箱の横に約100mm角の小型収納庫を取り付けること。また、患者室に書
籍箱を設置すること。
(2)ヘルメット収容用フック(3ヶ)を運転室内に取り付けること。
(3)予備の吸引カテーテル収納袋を患者室に設置すること。
(4)患者室内等に車両標準品に加えて必要とする資器材庫(メーカーオプションカ
タログに掲載されているものの中から発注者が選択するもの)を設置し、大型収
納庫には仕切り板(3枚)を取り付けること。
なお、資器材庫の扉及び引き出し等は車両の走行中の振動または内容物の移動
等によって開放することのない構造とするほか、必要に応じて固定装置を取り付
けること。
(5)資器材庫の内部は、積載品等を固定するための装置及び緩衝材等を取り付ける
15
こと。
9
取り付け器具等
次に揚げる器具等(同等品)を固定器具で取り付け可能となるような措置を講ず
ること。
( 1 ) ベ ッ ド サ イ ド モ ニ タ ー [Life Scope VS]( B S M - 3 5 6 2 )
(2)半自動除細動器(TEC-2513)
(3)医療用酸素器具
(4)電動吸引器(パワーミニック)
(5)定置型吸引器(吸引瓶、カテーテル保持パイプ含む)
(6)人工呼吸器(ANSWER)
(7)バックボード(ハイテクバックボード
モデル2010)
(8)スクープストレッチャー(スクープエクセルストレッチャー
モデル65EX
L)
(9)自動心肺蘇生器(LUCAS2心臓マッサージシステム)
(10)輸液ポンプ(TE-161SA)
※
取 り 付 け 方 法 、取 り 付 け 位 置 等 の 細 部 に つ い て は 当 消 防 本 部 と 協 議 調 整 す る こ と 。
第3章
補則
1
契約後における協議での消防本部の指示は追補として取り扱うこと。
2
本仕様書に定めのない事項についても、機能上・製作上当然と思われるものは、
メーカーの公表する標準仕様も含めて全て行うこと。
3
本仕様書に於いて重複している箇所等で、不明な点は消防本部に問い合わせの上
確認をとること。
4
救急車並びに救急資機材の製作進行に伴い諸般の理由により、本仕様書並びに承
認図に変更の必要が生じたとき、あるいは疑義を生じたときは、直ちに消防本部と
密接な打合せのうえ、その指示又は承認を受けること。
16
循環管理用資器材
品 名
別紙1
数量
1
ベッドサイドモニター[Life Scope VS](BSM-3562)
1式
2
心電図誘導コード(10電極) BJ-900P[K901]
1本
3
フィンガープローブ1.6m 成人用
2本
4
フィンガープローブ 小児用
1本
5
QロックSFカフ 幼児用(標準)
1個
6
QロックSFカフ 小児用(標準)
1個
7
QロックSFカフ 成人用(標準)
2個
8
CO2センサーキット3m
1本
9
バッテリーパック
1個
10
記録紙 1箱
11
ディスポ電極
5袋
12
エアウェイアダプタ
1箱
13
輸液ポンプ(TE-161SA)
1台
14
半自動除細動器(TEC-2513シリーズ)
1台
15
SDメモリーカード
2枚
16
半自動除細動器バッテリーパック
1個
17
除細動パッド
1組
18
除細動レポート表示ソフトウェア
1個
19
フィンガープローブ
1本
20
マルチプローブ
1本
21
記録紙 2箱
22
CO2センサーキット
1個
備考
呼吸管理用資器材
品 名
別紙2
数量
備考
1
人工呼吸器(ANSWER)
1式
2
ANSWER用ディスポ呼吸回路セット(12セット入り)
1箱
3
ANSWER用ベンチサポートアーム
1個
4
電動吸引器(パワーミニック)
1式
5
定置型吸引器(吸引瓶含む)
1式
6
自動心肺蘇生器(LUCAS2心臓マッサージシステム)
1式
7
自動心肺蘇生器 バッテリー
1個
8
自動心肺蘇生器 AC電源アダプタ
1本
9
自動心肺蘇生器 充電器
1個
10
自動心肺蘇生器 バックプレート
1枚
11
自動心肺蘇生器 ディスポザブル吸着カップ
1箱
11
アンブ蘇生バック マークⅣ成人用
2個
12
アンブ蘇生バック マークⅣベビー用
1個
13
アンブシリコンカフマスク(サイズ0,2,4,5)
14
アンブ酸素リザーバーバッグ
2個
15
アンブ酸素リザーバーバッグ新生児用(蛇管タイプ)
1個
16
アンブ酸素リザーバーバッグ用アダプタ
1個
17
インハレーター2(アンブ用)
2個
18
減圧弁 モデル801J
2個
19
酸素ボンベ 9.4L ヨーク式ニードルバルブ(ハンドル付)9号
4本
打刻必要
20
酸素ボンベ 2L ヨーク式ニードルバルブ(ハンドル付)10号
3本
打刻必要
各3個
観察用資器材
別紙3
品 名
数量
1
喉頭鏡(ペンロンダイヤモンド喉頭鏡)スタンダードハンドル
2本
2
ダイヤモンドファイバーライトMACブレードNo.1
1個
3
ダイヤモンドファイバーライトMACブレードNo.2,3,4
4
喉頭鏡携帯ソフトケース
2個
5
聴診器(リットマン マスタークラシックⅡ)
3個
6
血糖測定器(アクチェックコンパクトプラス 黒)
1台
7
フィンガーパルスオキシメータ(オニックスⅡ 9550)
1台
8
手首式デジタル自動血圧計
1台
各2個
備考
搬送用資器材
品 名
別紙4
数量
1
バックボード(ハイテクバックボード モデル2010)
1個
2
モデル445 ヘッドイモビライザー
1式
3
ハイテクバックボード(モデル2010)用ベルト
4本
4
ペディパック モデル78
1式
5
スクープストレッチャー(スクープエクセルストレッチャー モデ
ル65EXL)
1式
6
スクープストレッチャー(モデル65EXL)用ベルト
3本
7
布担架
2枚
8
レスキューシート モデル44
2枚
備考
固定用資器材
品名
別紙5
数量
1
減圧式固定具(ファーノ バキュームスプリント)
1式
2
アンブ パーフィットエース
3個
3
アンブ ミニパーフィットエース
3個
備考
その他資器材
品 名
別紙6
数量
1
マギール鉗子(21cm、25cm)
各1個
2
経鼻エアウェイ(ポーテッケス7mm、8mm)
各3本
3
開口器 エスマルヒ氏
1個
4
受水盆 700ml目盛付
1個
5
バック(モデル5135 マックストラウマキットⅡ)
1個
6
バック(モデル5122 オキシゲンキャリーバッグ)
1個
7
バッグ(モデル5116 イントラベノス ミニキット)
1個
8
ベスト(モデル5105 レスポンダーⅡベスト)
2着
9
雨覆い
1個
10
サイドアームプレートカバー
1個
11
LED LENSER P7.2(アルファ・クリエイト)
3個
12
P7用インテリジェントクリップ(アルファ・クリエイト)
3個
13
ストレッチャー用ライト(GENTOS SG-355B)
2個
14
感染防止衣(ゴアテックス)当町指定品
3着
15
万能ハサミ
2個
備考