2016.7.24 「主はわたしの羊飼い」 詩篇23

2016.7.24
詩篇23
「主は私の救い主」
〇
私は昨日
特別養護老人ホーム
メッセージが終わったあと、
た。
キングスガーデンでこころの時間を担当しました。
ふるさとと
慈しみ深き友なるイエスを
一緒に歌いまし
入所しておられる方々とのお交わりは本当に楽しいです。。
一人一人のうちにおられるイエス様を見るような思い
二つ嬉しかったことを話します。
ふるさと
を歌った時、いつもは無反応の男性の方が、こちらをみて指揮をしてくださ
るのです。ミラーリングというのですが、同じように私が彼の手の動きを全く同じように
指揮をすることによって、心が通じました。笑ってくださり、肯きながら指揮をしてくだ
さり、歌が終わったときに、拍手してくださったのですよ。
もう一人の女性の方がいらっしゃいました。心の時間が終わると一人ひとりのところに
いって、お話を聞きお祈りをしていますが、その方が喜んでくださり、手の甲にキスをし
てくださいました。90歳ぐらいのおばあさま。神様からのすてきなプレゼントをいただ
いたような思いがいたしました。その方のために神様の祝福をお祈りしてきました。
昨日のキングスガーデンでお話をしましたのは、
イエス様はわたしたちの本当の羊飼い
ということを話させていただきました。
イエス様は優しい救い主です。
皆さん、イエス様がどのような方かを紹介している讃美歌があります。。
教会学校の讃美で
主イエス様がどのような方かを知らせ、讃美しているものです
真の神様、生ける神、みなさん早く信じましょう。
とても簡単な賛
美ですね。しかも
新しい教会学校讃
美歌の
1番初め
に載っているので
す。のぞみさんに
ひいていただいて、
一緒にこの賛美を
歌いませんか。
皆さん、この賛
美によって、まこ
との神様、イエス
様がどんな方かを
まとめることがで
きますでしょう。
讃美歌を思い出し
て、お友達に説明
ができます。
-1-
そしてそのイエス様が私の救い主であると、お伝えできたら幸いでしょう。
イエス様
*1
は救い主、まことの牧者、良い牧者は羊のためにいのちを捨てます。と仰い
ました。ありがたいことだと思いませんか。イエス様はわたしたちを愛してくださってい
るのです。
今日は詩篇 23 篇から
「主は私たちの救い主」と
題して話をしていきます。
〇
・詩篇にみられる救い主について少しお話をします。
新約聖書
旧約からの引用263
詩篇2,110
*2
詩篇から93
メシア的詩篇
やがて来られる救い主(メシア)
詩篇22
十字架の救い主
詩篇23
牧者なる救い主
詩篇24
栄光の王なる救い主
詩篇の23篇は「神様への信頼の詩篇」
「羊飼い・主人である主への信頼」
Ⅰ
羊飼いなる主と私
A
が 23 篇には表されています。
1-4
満ち足りた状態
1
乏しいことがありません。・・必要なものを与えてくださる。
羊に必要な食物、安心、
最善をしてくださる。・・・あるときには草の無い所を導かれる、
羊は太りすぎるとくぼみにはまってしまうそうで
す。ですから、体調を整えるために、草の無い荒
れ地を導かれる事もあるのです。それによって、
羊は良い運動をし、健康になる。
→私たち:霊的な訓練、順境のときも逆境のとき
もあります。悲しく思えるような時で
も神様は満ち足りた恵みを与えてくだ
さいます。
*1 イスラエルの二代目の王様にダビデというユダ部族の人がいました。聖書では救い主
はユダ部族、ダビデの流れに生まれると書かれています。
その預言のようにイエス様は
ユダ部族、ダビデの流れにお生まれになりました。
ヨハネ 10:11 わたしは、良い牧者です。良い牧者は羊のためにいのちを捨てます。
*2 高田教会の南場先生の区分を利用させていただいます。
-2-
B
正しい導き
2
緑のまきば、安心しきって横たわる
安心していませんと羊は横たわらないそうです。
羊にとって必要な餌となる草が茂る場所に導いて
くださるように、私たちにも正しい場所に幸いな
場所に導いてくださいます。
C
恐れからの解放
4
死の影
どうして神様を信じているのに、こんな
に辛い所を通るのか、自分はもうダメでは無いか
とおもうような場所。そして、一番つらい事は神
様がどこか遠くにいってしまわれたのではないか
と思うような時。そんな時は死の陰の谷でしょう。
それなのにダビデは災いを恐れないと言っていま
す。その理由は神様がおられるから、です。
4 節から人称が変わっていますね。
1 - 3 節は「主」He
4 節から
「あなた」You
3 人称から 2 人称
試練の中で経験するのは、困難な時だからこそ
神様を拠り近く知ることができるということです。
ダビデは神様との関係が縮まっている、遠くでは
無く、一緒に歩いてくださるという関係です。
普段は羊飼いは一番先頭にいますが。
羊が様子がおかしいとその羊の所までさがって
くれて、その羊を守ってくれるのです。
危険なときには、群の中で一番弱いもののそばに
きて一心同体になってまもってくれるでしょう。
むち
猛獣とたたかう、土を打つことによっ
て、羊たちに近くにいることを知らせ
安心させるものです。
つえ
正しい道からそれないように、杖をつ
きながら群を導き、外敵が来たら、その杖で戦い
ます。羊が様子がおかしかったらその棒で羊の毛
を探り、疥癬がでていたら、羊を群から離して毛
を刈り、薬を塗ったりしてケアーするでしょう。
(痒いというのはやまいだれに羊と書きますね)
また羊飼いの杖、先がまるくなっているそうです。
それは
谷のくぼみにはまって動けないようなと
き、そのフックで引き上げてくれます。
Ⅱ
(もてなす)主人と私
A.客を歓迎する主人
-3-
5節
私の敵の前で、、あなたは私に食事を用意してくださる。
主人が客がきてくれたと
油を注ぎ
ルカ 5 章あるパリサイ人
お客として大歓迎
客に対して冷
遇した。
到着したときに足を洗ってくれない
油も注いでくれない。
イエス様はシモンに語りかけ、そこに
*1
いたあるパリサイ人 、その仲間、イエ
ス様の弟子達、その他の人たちに諭すよ
うに仰った。乱入をも思えるような行動
をした一人の女性、彼女は香油の入った
石膏の壺をもって来て、イエス様のすぐ
そばに行き、涙で足をぬらし、髪の毛で
拭い、油を塗ったことを喜ばれ、ほめて
くださったのです。
(2 週間ほど前に学んだ、屋根を剝がし
て、中風の友達をイエス様のところに下
ろした友人たちの信仰を喜ばれたよう
に)
私の敵の前で・・・・問題、苦しみをもちながら、その中でゆとり
*2
乏しいことなし
詩篇34
ダビデはこう歌っています。
34:1 私はあらゆる時に【主】をほめたたえる。私の口には、いつも、主への賛美がある。
これはダビデがダビデを殺そうとしている義父からのが
れてアビメレクという王のところに来て、ここで身の危
険を感じて気がくるっているかのようにふるまって、追
い出されることによって、助かった時の詩です。普通な
らとてもこのような詩を歌うことはできないでしょう。
ダビデは神様がおられることと、そこで神様がゆとりを
与えてくださっていることを知っていたのです。
B.永遠のいのち
良き羊飼い
*1
36 節
と3回
いつくしみ、恵みが確かなもの。
導き
必要な物を与える
あるパリサイ人、36 節
三人称で
そのパリサイ人、37 節
イエスがパリサイ人の家で
パリサイ人を紹介しています。
*2 詩篇4:1 ダビデは「あなたは、私の苦しみのときに、ゆとりを与えてくださいまし
た」と言っています。
-4-
客を招く主人 豊かに満ち足らせてくださる
問題課題と
生涯的な祝福
そばにいて導いてくださる。
とこしえまでも主と信じることができるように。
三浦綾子さん沢山の病を経験されながらも、「依怙贔屓されているように愛
されている」と仰っていました。
坂井田真実子先生
突然の病の中にあっても、感謝、感謝、感謝。
入院するときよりももっと神様の素晴らしさ、神様の愛をしることができ
神様にこんなに愛されていると思う。
恵みといつくしみがともなった生涯。
〇
かつて礼拝でお話をしたことですが、初めての方もおられるので聞いていただけたら
うれしいです。
私が詩篇23篇をしようと思った時があります。
それは学生時代のことです。映画で
エレファントマン
というのがありました。
主人公はジョン・メリック。
彼は生まれた時は正常だったのですが、ある病気のために顔が象のように変形してい
ってしまいます。母親が亡くなり、彼は見世物小屋に入り、生活をしていました。
そこに心優しい外科医が居合わせ、彼を保護し、自分の病院に入院できるようにし、
利用方法を考えるのですが、どうすることもできません。院長は回復の見込みがない、ま
た、彼は言葉を話せない、せめて言葉が話せるならいいのだけれど、このままでは治療が
できないなら病床を埋めておくことはできない。退院させるように。と通告をします。
その優しい外科医は悩むのです。
彼の奥さんもとても易しい人で何くれとなくメリックの世話をします。
しかし、現実は退院・・・メリックはもうどこにも行くことができません。
夜悩んでいるときに、どこからか、大きな声が聞こえてきます。
それはメリックのいる病室からでした。
話せないはずのメリックが、大きな声で言っていたのは
詩篇23篇だったのです。
亡くなったお母さんがメリックに教えてくれたのが詩篇23篇。
私はそれを聞きながら、
主は私の羊飼い、私はとぼしいことがありません。
・・・・と大きな声で暗唱していたのです。
たとえ死の陰を歩むとも、災いを恐れません、あなたがともにおられますから。
ジョン・メリックは実在の人物でした。彼はやがて、幼児洗礼を受けた人が、信仰を
はっきりもったときに受ける堅信礼を英国国教会で受けます。病気のために、若くして首
の骨が折れてなくなるのです。あの映画を見ながら思ったのは、外見は皮膚が象のように
なっていても、誰よりも心が美しく、神様を愛していた方だということでした。
帰りの電車の中で、聖書を開いて暗記し始めたことを昨日の様に思い出します。
-5-
〇
主は
皆さんの救い主です。
そのお方は、主イエス・キリストです。
あなたの罪の為にこの世にこられ、十字架にかかり、罪から解放してくあさったのです。
そして三日目によみがえって下さった主イエスは、いつも私たちとともにいてください
ます。
私たちが、神様を信頼すればするほど、神様は私たちのすぐそばにいて下さり、守り導
いてくださいます。イエス様はあなたの救い主、あなたの羊飼いです。
皆さん、あなたのためにいのちまで捨てて下さった方が、守ってくださらないわけがあ
るでしょうか。
先週、教会の庭の花を見ていました。
野の花を見てご覧、栄華を窮めたソロモンでさえも、こんなに着飾っていなかった。
神様はあなたのことをよくして下さっている。
聖書からそんな語りかけを頂いたので
す。
私たちは、死の陰の谷のように、孤独で寂しく、不安なところを通ることもあります。
聖書はなんと言っていますが、
「わざわいを恐れません。あなたがともにおられますから」
あなたの羊飼いであるイエス様は守ってくださいます。ですから、信頼して、委ね、信仰
の道を進んで行きましょう。
1,主を愛します、主に委ねます、主に信頼します。と祈りましょう
2,神のことばである聖書を読んで行きましょう。日々の聖言はファーストステップ。
恵まれたことをノートに書いたりして、
週報の裏にかかれてありますところをご覧ください。
ファーストステップ
毎日、週報にある
日々のみことばを読みましょう!
教会のHPにもアップ
されています。
そのときに
a.心を静かにする
b.今日のテキストを 3 回読む
c.書き留めて分かち合いましょう。
3,主はわたしの羊飼い、私は乏しいことがありません。との御言を今週口ずさみ、
「アーメン、その通りです」と歩んで行きましょう。
-6-