グランプリ作品と受賞者のご紹介 - 三菱アジア子ども絵日記フェスタ

各国・地域グランプリ受賞作品
(※記載年齢は応募時点)
三菱アジア子ども絵日記フェスタ実行委員会
グランプリ作品①
【1】 バングラデシュ人民共和国
ファーミダ ビンテアブセル アニラ /
【2】 ブータン王国
(女性・12歳)
ナムガイ リンズィン (男性・12歳)
この絵は赤ちゃんに初めてご飯を食べさせる行事です。私たち
の人生には社会的、宗教的な行事がたくさんあります。これは
その中のひとつです。この行事は私たちの社会でよくやります。
赤ちゃんが7ヶ月になったらこの行事を行ないます。
ツェチュ(ブータン暦で毎月10日に祝うチベット圏の祭り)はぼくの国で
最も重要な祭りです。どのゾンカク(県)や村でも、年に1回祝います。
ツェチュを見ると幸運に恵まれ、次の世に生まれ変わる助けとなると言
われています。
【3】 ブルネイ・ダルサラーム国
【4】 カンボジア王国
アワンク ムハメッド イサ ダニエル ムックリ (男性・10歳)
リン ソフィ (女性・11歳)
アンブヤットはブルネイ人が大好きなおいしい食べ物です。サ
ゴヤシのタピオカでんぷんで作ります。アンブヤットを食べると
きには、キャンダス(竹製のフォーク)と呼ぶ竹の棒を使います。
ビンジャイ(マンゴー属の多肉果の実をつける熱帯木)の実の
ソース、シーフード、野菜といっしょに食べます。ぼくの家族は
アンブヤットを食べるのが大好きです。
11月の雨季は農家の人たちにとって、収かくの時期です。私
は、毎週日曜日にお父さんとお母さんといっしょに稲刈りをし
ます。刈入れする時、黄金の田んぼをみるととても楽しい気持
ちになります。
グランプリ作品②
【5】 中華人民共和国
【6】 インド
イン ホンリン (女性・9歳)
タマナ スワイン (女性・11歳)
凧作り
グーベイウォータータウンは、歴史的にも古い村です。少し離れ
たところに万里の長城があり、そばには小さな橋の下に音をた
てて水が流れ、家が何けんかあります。また、染め物工房や布
の靴屋、砂糖漬けの果物屋、ランタン(ちょうちん)屋など中国
の伝統的な工芸品作りを体験できます。私は凧作りに参加し
ました。
この絵は、オリッサ州のプリーにあるジャガンナート寺院です。最高の神
であるジャガンナートは、オリッサ州の人だけでなく、世界中の何百万
人もの人びとの心の中に生きています。ここに並んでいる人たちの一
日はこの全能の神の名前をとなえることから始まります。ジャガンナート
の祝福で平和と繁栄をもたらし、ジャガンナート神の元で世界がひとつ
になります。私もそのひとりなので、「ジェイ・ジャガンナート」ととなえて
一日が始まります。
【7】 インドネシア共和国
【8】 カザフスタン共和国
イ ワヤン サストゥラ ケスマ (男性・10歳)
ベルデン カブドルガリ (男性・11歳)
ペンジョール(長い竹の棒に若いヤシの葉や様ざまな装飾をほ
ぼくのお父さんはコブズ(カザフの弦楽器)職人で、おじいちゃ
んはコブズを弾きます。おじいちゃんはコブズの生みの親、コル
クト・アタ(歴史上の人物)のように上手にコブズを弾きます。コ
ルクト・アタはこの楽器を発明して、偉大な楽曲を作りだしまし
た。その音色のおかげで、コルクト・アタはたびたび死をまぬが
れたとも言いつたえられます。そのような伝説を聞いて、ぼくも
自分用の小さなコブズを作りました。
どこした飾り)はぼくたちの地方の文化遺産です。これはガルン
ガン(バリ・ヒンドゥー教最大の祭り)が近づいていることを意味
していて、この文化を維持するためにぼくや友だちは小さい時
から作り方を教えられてきました。
グランプリ作品③
【9】 大韓民国
【10】 ラオス人民民主共和国
キム コウン (女性・9歳)
サローグサイ シムグクン (男性・10歳)
運動会で私の心はかっかと燃えます。勝ちたいという意欲にあ
ふれ、燃え上がっています。やれやれ久しぶりに友だちと体育
をしているのに、この勝利への意欲は余計です。誰か私の火を
消してください。私の勝負欲をおさえてください。
水曜日の午後にはいつも、先生がぼくたちに学校のそうじを指導しま
す。ぼくたちのうちの何人かは床をはくように、何人かは床のゴミを拾
い集めるようにというぐあいに、仕事が割りふられます。ぼくの仕事は
植物に水をやることでした。ぼくたちはみんないつも、楽しんで学校を
きれいにしています。だから、ぼくたちの学校はいつもきれいに見えま
す。学校のグラウンドでは、緑の草やきれいな花が植えられています。
また、ぼくたちの学校の周りには、大きな木がたくさんあります。だから
ぼくたちの学校は、一年中とても新鮮な空気でいっぱいです。
【11】 マレーシア
【12】 モルディブ共和国
メディナ ザハラ ビンティ オン (女性・8歳)
マリヤン ズィーク アフマドゥ (女性・11歳)
イスラム教徒の私は毎日5回の礼拝をします。時どき私はお祈りにモスク(イスラ
ム教の礼拝堂)へ行きます。ムアッジン(イスラム教で礼拝の呼びかけをする係
り)はアザーン(礼拝への呼びかけ)をとなえ、礼拝への呼びかけをします。男性と
女性は別べつの場所で礼拝します。男女の礼拝場所は木製のパネルで仕切ら
れています。私はモスクにいることが好きです。コーラン(イスラム教の聖典)を読
む声は私を落ち着かせます。ドームの天井はとてもきれいです。私はまんげきょう
の中にいるように感じます。時どき女性のスカーフからビーズがじゅうたんに落ち
ます。私は落ちているビーズを拾います。これは宝探しみたいです。私はビーズの
光が好きです。
毎朝早く船で通学することは、とても気持ちがいいです。すごく
のどかで、景色もきれいです。時どきイルカが泳いでいるのが
見えたり、飛行機の離着陸が見えたりします。
グランプリ作品④
【13】 モンゴル国
【14】 ミャンマー連邦共和国
ガンバートル ボロルマー (女性・11歳)
チュー タンタ キャウ (女性・8歳)
ラクダの調教
おじさんはラクダを調教していました。おじさんがラクダから落
ちるんじゃないかと思いながらも、私は急いでかけ寄っていっ
て写真をとりました。家族に見せる何枚かのいい写真がとれま
した。私のおじさんはとてもたくましいです。
カソン(ミャンマー歴5月の満月の祭り) 2016年1月8日
私の家族は毎年ぼだい樹に水をかけるカソンに参加します。
朝早くに家族といっしょにパゴダに行き、そこにあるぼだい樹
に水をかけました。おどろいたのは、来ている人に無料で食べ
物を配っている人たちがいたことです。お父さんから、ぼだい
樹に水をかけるのは5月の夏の暑さにそなえて、木を元気づけ
るためだと聞きました。
【15】 ネパール連邦民主共和国
【16】 パキスタン・イスラム共和国
ジェニ ラマ タマン (女性・11歳)
ラシダ アウン アリ (女性・12歳)
私たちはブンタン(ザボン)を採っています。私は木に登れない
私の家族
ので、お姉さんが私を抱きあげてくれました。私はブンタンに手
私の家族は7人です。私は5人兄弟です。3人の兄弟とひとり
を伸ばしています。むずかしい仕事も頭を使ってやりとげます。
の姉妹がいます。みんなでいっしょにご飯を食べます。週末に
は、家族でピクニックに行きます。
グランプリ作品⑤
【17】 フィリピン共和国
【18】 シンガポール共和国
ジョシュア C. ラバスバス (男性・12歳)
ガブリエル ギアンナ タン (女性・11歳)
ぼくは裏庭でマンゴー狩りを楽しんでいます。裏庭で果物や野
シンガポール植物園
菜を栽培するのが好きです。裏庭では栄養のある食べ物がと
植物園で週に一度のジョギングをした後、私たち家族は展望
れます。果物や野菜を育てるのはとてもいいしゅ味です。
台に座って休みました。展望台には私たち家族のよい思い出
がたくさんあります。シンガポール植物園がユネスコの世界遺
産として保存されるのはうれしいことです。
【19】 スリランカ民主社会主義共和国
【20】 チャイニーズ・タイペイ
W. D. ジャヌテゥ プラバシャナ (男性・11歳)
カン シャオ ジェ (女性・11歳)
実った稲を食べにくる鳥を追いはらうために、ぼくたちはおじ
いさんの田んぼでかかしを作りました。ぼくはかかしを格好良く
見せるために、古い帽子をかぶせました。妹はチョークでかか
しの顔をかきました。とても楽しかったです。おじいさんは金色
の稲を見て満足そうでした。飼い犬のブラもぼくたちといっしょ
に来て、鳥を追いはらいました。
2015年8月9日 日曜日 雨、くもり
今日、こわい台風が去りました。庭に出ると、おじいちゃんが、私たち
が小さいころから苦労して植えたたくさんの花と木が台風の風で倒れ
ていました。それを見て心が痛みました。弟と妹は、自転車に乗って、
休けいする時によく食べるロンガン(ムクロジ科の果実)が地面にたく
さん落ちていて、悲しくて泣きました。そのため、私たちは庭を直すこと
を決めて、庭を整理し植物を植えました。庭はすっかり新しくなりました。
グランプリ作品⑥
【21】 タイ王国
【22】 東ティモール民主共和国
チャニダパ トンプラダッブ (女性・8歳)
ダニロ ゲヴァラ グスマン ヴィアーナ (男性・12歳)
私は友だちといっしょに旅行しました。ボートにぶつかって血を
流しているクジラを見て悲しくなりました。ボートをこいでいた
人はびっくりしてどうしてよいのかわからず、これをクラゲが見
ていました。突然ある農民が「ボートをこぐときは水の中の動物
に気を付けろ!」とさけびました。
毎週日曜日、ぼくはモタエル教会へ礼拝に行きます。
【23】 ベトナム社会主義共和国
【24】 日本
ジョオン クイン ホオン (女性・10歳)
岡﨑 由葵 (おかさき ゆき) (女性・10歳)
収かくの季節
収かくの季節には、みんながせっせと稲を刈り、倉庫へ運びま
す。この絵はまじめな農家の人たちが一生けん命働いている
姿を描いています。黄色い田んぼに白いぼうし、シンプルな緑
と茶色のシャツと合わせて、美しい絵になっています。
私は家族みんなで山梨に温せん旅行に行きました。
日本一高い富士山に見とれてしまった私は、「やっぱりきれい。」と声を
上げました。富士山は、どんな物よりも、どうどうとした、りっぱなすが
たで、空高く、太陽の光でキラキラしていました。富士山のちょう上が
きりでかすんでいました。紅葉していた木々は、緑1色だけでなく、いろ
いろな色があり、きれいでした。そして、水面には、富士山が写ってい
て、みんなが動くたびに、それは、ゆらゆらゆれていた。水面に顔を入
れると、なみが光といっしょにほうせきのようにかがやいていました。