第2回ふるさと光の会総会・交流会 Ⅰ ふるさと光の会総会

第2回ふるさと光の会総会・交流会
●日
時:7月4日(土)11時∼12時(総会)
・12時∼14時25分(交流会)
●会
場:八重洲富士屋ホテル(東京都中央区)
●出席者:71人
Ⅰ ふるさと光の会総会
会長あいさつ【橋本倫啓会長】
(要旨)
団塊の世代の大量退職期を迎え、長年の会社
勤めを終えた者の間で「第2の人生をどう過ご
すか」ということが問題となり、光市を遠く離
れて活躍される皆さんから、同郷の会の設立や
故郷へのUターンの支援を求める声が数多く市
に寄せられるようになりました。
「ふるさと光の会」は、こうした皆さんの期
待を受けて、都会に暮らす光市出身者と故郷をつなぐ場、故郷へのUターン希望者を支
援する場、さらには、同じ故郷を持つ者同士がともに絆を深める場として、今年1月に
誕生したものです。
この会が、同郷の皆さんの心の拠り所となるよう、また、Uターンのお手伝いや故郷
への意見や提言などを通じて、光市のまちづくりを応援できるよう、今後とも役員一同
努力する所存です。特に若い皆さんが挙って参加いただけるよう、世代を超えて会員相
互の絆をしっかりと深め、末永い会にしていきたいと思います。
私たち役員もこの場限りではなく、折々につけて話し合いの場を設けながら、会をよ
り良い方向へと導けるよう努力したいと思っております。
会員の皆さんも、お互いに声を掛け合って積極的にご参加いただきますとともに、若
い会員の掘り起こしなど、会の運営にご協力を賜りますようお願い申し上げます。
2
市長あいさつ【末岡泰義市長】
(要旨)
この「ふるさと光の会」は、本年1月11日に設立に
こぎつけたものです。
会を重ねる度に、ここに集う人たちのネットワークが
次々と誕生し、故郷の情報のみならず、お互いが助け合
っていくことが大切だと思います。皆さんのご意見を伺
いながら、場所や時間の調整も行い、今後とも、多くの
皆さんにご参加いただける会にしていきたいと思います。
本日は、いろいろな情報を交換しながら、次の会に向けて有意義な会にしていただきた
いと思います。ご出席ありがとうございます。
3
議事
(1)議案
会則第6条に基づき、橋本会長を座長に選出した後、議事を審議
①
経過報告
1月11日に「ふるさと光の会」を設立した後の、会の
経過について報告するとともに、5月から6月にかけて光
市で開催された、本会会員である福田勝洋さん脚本の映画
「北辰斜にさすところ」の上映会、同じくあさみちゆきさ
んの「ふるさと公演」の様子を紹介しました。
②
設立総会・交流会の収支報告及び監査報告
設立総会後に行った交流会についての収支報告の後、監事の徳山ひかりさんが監査
報告を行いました。
③
今後の取り組みについて
○年1回の定例総会の開催への会員の参加を促進するため、会員の意向を踏まえて開
催時期を決定、固定化することとしました。
○会員の活動報告や近況についての情報を共有するとともに、ふるさとでの出来事や U
ターン等についての情報を掲載し、会員とふるさととのネットワークを形成するた
め会報を発行することにしました。また、会員の皆さんに、紙面づくりへの参加を
呼びかけました。
(2)その他
①
ふるさと納税について
○ふるさと納税制度の創設を契機として7月1日にスタートした「光ふるさと応援寄
附金」制度の概要について説明するとともに、寄附への協力を会員の皆さんに呼び
かけました。
4
光市定住体験談
講師:光市 U ターン等定住者ネットワーク会長 柚木貴晴さん
(講演要旨)
○私は、この度、ネットワークの会長に選ばれま
した。会長として自分が適当なのか疑問も感じ
ましたが、最終的には、光市と会員のパイプ役
になりたいと会の皆さんにお話し承認していた
だきました。
○私の親の教えの一つに、
「自分のまちのために尽
くす」ということがありました。その言葉を実
践するために私が取り組んだことを一つ挙げる
とすれば、それは「おっぱい都市宣言」です。
まちづくりを進める上でたくさんのキャッチコ
ピーが掲げられますが、できることなら「母と
子と父
そして人にやさしいまち」というスロ
ーガン一本で行ってほしいと思います。
○私が光市に来た当時、神戸にあるものが光には
何もありませんでした。逆に、光市にあって神
戸にないものもたくさんありました。私は、光
に何もないということは、白いキャンバスのよ
うなもので、これから色々と仕上げていけるまちということです。
○今の光市は、キャンバスにかなり図面が引かれている状態であり、これからは、色付け
をし、完成させていく時期だと思います。
○光で何が素晴らしいのは、間違いなく「人」です。このまちには、穏やかな人が暮らし
ており、おっぱいまつりには、手弁当で 300 人を超えるボランティアが集まります。ま
た、究極のボランティア「おせっかい」が光市には、たくさん見られます。人と人のふ
れあいが絶えずあります。
○このまちで、私は、仲間や行政マンとともに、いろいろなことに取り組んでいきたいと
思っていますが、まず、最初に考えたのが「医・職・住」ということです。光には、産
婦人科医、小児科医がそれぞれ7人います。開業医もどんどん増えており、医について
はほぼ充足しているように思います。職は、光市だけでなく光市を中心に1時間圏内を
考えると、かなりの職場を確保できると思います。相互に連携を図ることで大きな効果
が得られると思います。住では、海からの爽やかな風に囲まれる幸せを、日々感じてい
ます。たいへん自然環境に恵まれたまちです。
○次に、自分の夢を語りたいと思います。あくまで私の私案ではありますが、「匠 100」と
いうプロジェクトを立ち上げたいと思います。若者にスポットを当て、あらゆる分野で
の匠を自薦、他薦問わず登録していくというものです。
○次に、「光サンタクロース 100」という案です。いつも誰かのために何かをしている人を
100 人くらい探し出したいと思います。
○後は、人にやさしい企業、すなわち、働く者にとって働きやすい環境にある企業を探し
たいと思います。
○名誉市民をたくさんつくりたいと思います。光市が好きな人、光市の語り部を 100 人と
言わず集め、日本中にばら撒きたいと思います。また、寝たきり老人をつくらないまち
という考えも素晴らしいと思います。また、たった一人の弱者も見逃さないまちをつく
りたいと思います。
○これらは全て私の夢なので、皆さんと手を携えながら実現に向けて頑張っていきたいと
思います。人間にとって最良の薬は「人間」。そういうまちにしていきたいと思います。
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「おいでませ山口館」について
説明:山口県東京観光物産センター
おいでませ山口館 石田健一館長
(説明要旨)
○おいでませ山口館は、観光案内、物産販売、U
ターン相談を三つの柱としており、H14 年6月
に移転オープンし、7 年目を迎えます。
○100 業者、500 アイテムを取扱っており、年間
84000 人が来場します。
○光市では網重水産、光酒販、岡商店、砂本養鶏
さんの商品を取り扱っています。
○U ターン相談は年間約 200 件の相談。登録して
いただくと年4回、山口県での求人情報を提供。年間 10 人くらいが実際に U ターンして
おり、かなりの確立で U ターンが成立していると考えています。
6
伊藤博雅さん紹介
(あいさつ要旨)
私は、東京生まれの東京育ちですが、大和町束
荷が光市束荷になったという経緯から、皆様とご
一緒させていただくことになりました。あまり光
市のことが詳しくありませんので、皆さんからい
ろいろとお話を伺い、光市について勉強していき
たいと思っています。
今後ともよろしくお願いいたします。
Ⅱ ふるさと光の会交流会
1
会長あいさつ【橋本倫啓会長】
訳あって東京と光を月1回行き来するようにな
り、13 年目となります。13 年間も行き来をすると
故郷への理解も深まり、自分の故郷が如何に素晴
らしいかが分かるようになりました。皆さんも長
い人生の中、今日まで様々な勉強を重ねられてき
たことと思いますが、積み重ねてこられたこうし
た貴重な資産を故郷のために、ぜひ役立ててほし
いものです。
昨今の世相を見ますと、原油高をはじめいろいろと厳しい時代となっています。こうし
た時代に頼りになるのはやはり故郷です。地元に暮らす人はなかなか気付かないようです
が、光市には、例えば、自然の中で魚釣りが気軽に楽しめるなど都会にはない魅力がたく
さんあります。こうした故郷に、まずショートステイから
始まりロングステイへ、そしてさらには定住へと繋げてい
ただければありがたく思います。
いずれにしても、皆さんご自身がこれからの人生を楽し
むことが大事です。光市、人口定住等ネットワーク、ふる
さと光の会と三位一体となり、これからも皆さんを応援し
てまいります。
2
来賓祝辞【光市議会
市川煕議長】
先日、松尾芭蕉の「奥の細道」に触れる機会がありました。その心は「人生は旅である」
というものであると思います。光を離れて何十年もいろいろな人生を重ねてこられた皆さ
んは、まさに、その心を実感しているのではないでしょうか。人生の途中で、今日のよう
に「光市」という故郷を切り口として人生を皆さ
んと語り合うことも、良いものだと思っています。
また、芭蕉は「不易流行」という言葉を残して
います。これは、いつまでも変化しない本質的な
ものを忘れない中にも、新しく変化を重ねている
ものも取り入れていくことを表す言葉で、「不易」
はいつまでも変わらないこと。
「流行」は時代に応
じて変化することを意味しています。
光市において、変えてはならないものは美しい
自然と心豊かな人情です。一方、変えなければならないものは数多くありますが、まずは
目の前の課題を一つ一つ解決していくことが大切だと思います。
皆様のご厚情により光市がますます発展することを祈念し、ごあいさつといたします。
【衆議院議員
平岡秀夫さん】
私は先日、ブラジルへ行ってまいりました。今
年は、日本からの移住が始まり 100 周年というこ
とで、私も衆議院の代表団の一員として同行した
ものです。ブラジルでは、山口県人会の皆さんが
私たちを大いに歓迎してくれ、故郷山口県の話に
花が咲きました。遠くにいるほど故郷のことを思
い浮かべ、懐かしく思っていただけることを強く
感じたところです。
東京に居を構えると故郷に帰る機会も少ないと思いますが、この交流会を通じて故郷の
ことを思い出していただき、機会を見つけて足を運んでいただきたいと思います。また、
ふるさと納税を利用して故郷に貢献する方法も始まりました。どうか、故郷のことを忘れ
ず、いつまでも頑張っていただきたいと思います。
終わりに、ふるさと光の会と光市のますますの発展、光市民の皆さんのご健勝を心から
祈念し、ごあいさつといたします。
3
4
来賓紹介
●来 賓:衆議院議員 平岡秀夫様
衆議院議員 高村正彦様(代理:上田将祐秘書様)
参議院議員 林芳正様(代理:田中邦治秘書様)
参議院議員 岸信夫様(代理:藤川早人秘書様)
山口県東京事務所所長 児玉啓一様
光市 U ターン等定住者ネットワーク会長 柚木貴晴様
光市議会議長 市川煕様
光市議会議員 磯部登志恵様
陽光会光中央病院院長 丸岩昌文様
乾杯【発声:ふるさと光の会顧問
近藤克彦さん】
故郷の会は楽しくなければならないし、懐かし
くなければならないと思います。
私は、4歳から18歳まで光にいましたが、思
い出すのは子どもの頃のことです。勤務先の銀行
の幹部になり、たまには料亭に行く機会もできま
したが、その際に出されるものといえば、ヤマモ
モ、小魚、サザエなど私たちが子どもの頃、外で
食べていたものばかりでした。一流料亭の前菜の
ようなものを食べて、私たちは育ったようなものです。
限られた時期に住んでいたから、こんなに光市を懐かしく感じるのかと思っていました
が、いろいろとお話を伺うと、光というのは格別なものがあるように感じられます。
5
歓談・アトラクション
(1)DVD ひかりのえにっき(製作:光商工会議所)上映
(2)ふるさと公演報告
【北辰斜にさすところ(福田勝洋さん)
】
エピソードを一つお話します。七高の卒業生の
中に光中学校 OB の方がいないか探したところ、
1名いらっしゃいました。その方に光中学校の校
歌を歌っていただいたのですが、光高校の校歌と
メロディと同じで歌
詞が違うだけでした。
昭和 25 年に旧制高校
を卒業した大先輩だ
ったのですが、同じ校歌を歌うことでお互いの距離が大変縮ま
ったように思えました。
【ふるさと公演(あさみちゆきさん)】
橋本会長さん、「ふるさと光の会」の会員の皆さん、末岡市長、こんにちは。あさみちゆ
きです。このたび「ふるさと光の会」の総会の開催、おめでとうございます。
私も参加して、皆さんと一緒に方言で話したり、思い出話をしたりしたかったのですが、
残念ながら仕事のため出席ができません。本当に残念です、こ
の場をお借りして、皆さんに一言、ごあいさつ申し上げたいと
思います。
私は、歌手になることを夢見て、東京に出て来てもう 12 年
が経ちました。月日が経つのは本当に早いものだなと思います。
井の頭公園でストリートライブを始めて、そこでプロになる
チャンスを掴んだのですが、たくさんの人に出会ってきました。
たくさんの人に支えていただきました。
これから皆さんにご恩返しできることは、歌で成功することだと思っています。
一昨年には、阿久悠さんと出会うことができました。先生におっしゃっていただいた言
葉で、私が一番心に残っているのは「あなたが歌の伝道師になって人の優しさや暖かさを
伝えてください。そして、歌をお手紙だと思って、一人ひとりに大切に届けてくださいね」
という言葉です。この言葉を胸に、今後も精一杯努力して、頑張って歌を続けていきたい
と思います。そして、6月28日には、故郷光市で、コンサートを行うことができました。
私の大きな夢の一つでした。それを叶えることがで
き、大勢の人に応援していただけることができまし
た。
次の夢は、あの年末の番組です。年末の番組を目
指して頑張っていきたいと思います。皆さん、これ
からもあさみちゆきを応援してください。よろしく
お願いします。
(3)会員紹介
【宮本照夫さん】
ヤクザを向こうにまわして 42 年。光市出身の誇りを持って、
死ぬまで、いや、死んでも暴廃運動に身を捧げるつもりです。
現在は、警察庁の要請で全国をまわっており、24 時間、神奈
川県警の警護を受けています。全国から暴力団に困っている
人の相談を無料で受け付けています。
【鈴木リエさん】
設立総会は入院のため参加できませんでした。昨年、「ひか
りの歌」という光市にちなんだ歌をつくり、歌っていますので
よろしくお願いします。
【清木たくやさん】
都市銀行系シンクタンクの月刊誌に掲載していた記事をまとめ、都会での生活や収入を
投げ打って田舎暮らしに転じた 16 人の生き方をまとめた「田
舎でスローライフを極める」という本を出版しました。今、日
本の農業や食が危機的状況にありますが、16 人の顔を見てい
ると一筋の光明のような気がしています。16 人の人生を通じ
て、人生を考えるヒントはぎっしり詰め込んだつもりですので、
興味のある人はご一読ください。
【あさみちゆきさん(代理:下田マネージャー)
】
あさみは、今でも、7年前に始めたストリートライブを月に
1回行っています。3月5日に発売した「あさがお」というシ
ングルも販売しているのでよろしくお願いします。10 月7日に
は、横浜の関内ホールでコンサートを行いますので、あさみの
生の歌を聞いてください。
【中原靖生さん】
今日のこの会に、市役所から飴の提供依頼がありました。カンロ飴は、今年で発売以来
53 年目です。ピュレグミは売れて生産能力が足りないので、長野県の朝日村というところ
に 30 億円かけて工場をつくることにしました。
光市に帰るかどうか、まだ決めていません。光高校の光潮同
窓会関東支部のお世話をすることになるので、もうしばらく光
市に帰れそうにありません。「東京からたまに光を見る方がよ
いのではないか」という気もしています。この会にも楽しく出
席しています。今後とも、お役に立てることがあれば仰ってく
ださい。
6
ふるさと合唱・市長あいさつ
役員のリードにより、全員で「ふるさと」を合唱した後、
末岡市長がごあいさつを述
べました。
【末岡市長あいさつ要旨】
今日は、たのしいひと時を過ごさせていただきました。
7月1日に記者会見をして、秋の市長選挙に出馬しない意向を申し上げました。
私は、「改革と刷新」を旗頭に掲げて市長になり 14 年が経過しました。職員には、改革
というのは、人を変え、時を変え、場所を変え、方法を変えていくらでも挑戦しなければ
ならない。改革に終わりはないと言ってきました。究極の改革は市長の私が代わることで
す。そうすることにより、市民も新たな挑戦者も改革
を意識してくれると信じています。
フリーになったら、交流会にはぜひ女房と来たいと
思います。今後とも、どうぞよろしくお願いします。
7
万歳三唱
【西崎好一さん】
私も、平成 4 年に光潮同窓会関東支部を再建しましたが、こ
の秋で会長を交代することにしました。今後とも皆さんととも
に歩んでまいりたいと思います。どうそよろしくお願いします。
8
その他
(1) アンケートの実施
会員の皆さんのより一層の参加を目指し、総会開催会場
と開催時期の固定化に向けて、会員の意向を把握するため
のアンケート調査を行いました。
(2) 物産販売コーナーの設置
交流会会場に物産販売コーナーを設け、会員が出版した
本や CD、光市から持参した地元海産物等を販売しました。
【協力者】
○ 宮本照夫さん(本・DVD) ○
○ 清木たくやさん(本)
あさみちゆきさん(CD)
○ 鈴木リエさん(CD)
○ 徳山ひかりさん(本)
○ 冠山総合公園売店(焼えび・ひじき・焼さより・合格梅など)