第 7 期 中 間 報 告 書 平成19年4月1日〜平成19年9月30日 7 株式会社セキュアヴェイル 証券コード:3042 Top Message トップメッセージ お客様が求めるインターネットのあらゆるサービスを総合的に提供する 「セキュリティ ・サース・カンパニー」を目指します。 R にサービスインしたログ監視分析システム「LogStare Tetra(ログステア・テトラ)」を中心に、販売 中間期の業績は営業体制の変更、新製品開発の遅れなどで 1 売上高、利益ともに前年同期を下回る結果となりました。 株主の皆様には、 ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。また、平素は当社の事業に 体制を強化し、新規顧客の開拓に注力いたします。 これまでASPサービスとハードウェア型アプライアンス製品で提供してきた「LogStare 売上高(百万円) 中間期 通期 営業利益(百万円) 中間期 通期 R Tetra」をソフトウェアでも提供することにいたしました。これにより、既存システムに応 格別のご理解とご支援を賜り、 厚く御礼申し上げます。平成20年3月期中間期(平成19年 じ自由にご利用いただけるだけでなく、中小規模の企業のみなさまにも導入しやすい価 4月〜9月)の営業の概況をご報告させていただきます。 格でご提供することが可能となり、販路の拡大に繋がると考えています。また、社長 平成20年3月期中間期の売上高は5億8百万円(前年同期比8.4%減)、経常損失 の私自らが営業の責任者として直接指揮をとり受注活動にまい進してまいります。 73百万円となり、売上高、経常利益ともに前年同期の実績を下回る結果となりま した。当社はパートナー企業とのお取引を中心に事業を展開してまいりましたが、 それに加え今期初めに新規営業部隊を設置し、 エンドユーザーに向けて直接 3 セールスを行い新規顧客の開拓に努めてきました。その結果、下半期の業績に 繋がる新規見込み案件を多数獲得するにいたりましたが、売上の過半を占める 平成18年3月期 平成19年3月期 平成20年3月期 平成18年3月期 平成19年3月期 すでにご高承のとおり、平成19年8月、当社は再生債務者である株式会社 平成20年3月期 セキュリティ製品の受注フォローが手薄となってしまいました。また、 ログ分析 機器の新バージョン「LogStare R アイ・エックス・アイと「事業の一部譲渡に関する事業譲渡契約」を締結し、 Tetra(ログステア・テトラ)」の市場へのサー ビスインが8月にずれ込み、業績への寄与が軽微となったことも一因として挙げ アイ ・エックス・アイ社の事業をもとに新たに構築した 「データステア」 は 新規顧客開拓の牽引役になると期待しています。 当社事業に貢献すると思われるセキュリティ関連事業を5百万円にて譲受け 経常利益(百万円) 中間期 通期 当期純利益(百万円) 中間期 通期 るとともに、 その事業に従事してきた社員4名を受け入れました。この事業をも られます。売上規模が縮小したことにより、10月、11月に相次いでリリースした とに当社のセキュリティ技術を加え、独自に構築いたしましたのが 新サービス、 「ShaSeen(しゃしーん)」 と「DataStare(データステア) 」等の開発の 「 DataStare(データステア)」です。これは、業務上外部に提 ための先行投資額を吸収できず、経常利益を圧迫する要因となりました。こうした 供する機密情報に対して、情報管理者が指定した条件でデータ 経営成績を真摯に受けとめ、下期は営業体制を強化するとともに、上期で獲得した の消去や利用制限をかけることができる情報漏えい防止ソリューシ 新規見込み案件の確保に努めてまいりたいと存じます。 ョンです。これまで当社は社外からの攻撃に対しネットワークを守ると いうセキュリティサービスを展開してまいりましたが、 この「DataStare」 2 下期はLAP(ログ分析)事業を中心に販売体制を強化し、 新規顧客の開拓に注力します。 の投入により外部に出る内部情報をもコントロールできるセキュリティ 平成18年3月期 金融商品取引法の施行にともない、平成20年4月以降に開始する事業年度から、 すべての上場 平成19年3月期 平成20年3月期 平成18年3月期 平成19年3月期 平成20年3月期 技 術を持つこととなり、 「D a t a S t a r e」が新規顧客開拓の牽引 役になると期待しています。 企業に内部統制報告書の提出が義務付けられます。コンピュータの利用履歴であるログは、不正行為 の追跡調査はもちろん、不正アクセスの抑止効果を発揮するものとして注目されています。そこで、下期は8月 1 代表取締役社長 よね いま まさお み 米 今 政 臣 2 Top Message トップメッセージ 4 セキュリティ データセンターを核として総合的にサービスを提供する 「セキュリティ・サース・カンパニー」を目指します。 SaaS コンセプト お客様にSaaSとして提供する各サービスを、一つ のモジュールとし、最適な組合せで利用できるサー ビスを提供。 当社は、 ネットワークセキュリティの確保に役立つサービスの提供を事業目的に、 これまで、 マネージド・ 異なるSaaSモジュール同士もSaaSインターチェ ンジという中間層が仲介となりデータ連携。 セキュリティ・サポート・プロバイダー事業を中心として、 これにログ・アナリシス・プロバイダー事業を 共通のSaaS基盤上に SaaS型サービスを接続 すべてのSaaSモジュールを最適な状 態で稼動させるために、セキュアな物 理的環境と高度な監視運用環境を 実装 5 株主の皆さまへ 平成19年3月期に続き、平成20年3月期中間決算においても業績目標数値を達成できなかったことに ついて、株主をはじめステークホルダーのみなさまに対して、深くお詫び申し上げます。製品投入の 加え、2つの柱でサービスを展開してまいりました。いずれもお客様にインターネットを通じてサー 遅れなどがございましたが、市場の成長性、 ニーズは確実に高まってきており手ごたえを感じて ビスを提供し、 月額使用料を得るというASPの事業モデルを今後の成長戦略の最重要 います。このたび、 インターネットのあらゆるサービスを総合的に提供する「セキュリティ・ 項目と考え、 「ストックビジネスを拡大する」という方針を掲げてきました。 本年4月にSDC(セキュア・デリゲーション・センター) を開設いたしましたが、 これは ストックビジネスの核となるものです。セキュリティや内部統制を考えると、管理を サース・カンパニー」構想を打ち出しましたが、 そのための施策を昨年来より積み上げて NetStare Collector & LogStare DateStare Compliance Checker Potal 徹底している専門業者にデータを預けるほうが安全だという認識が企業に生まれ 3 2 Secure Scalix 個人のお客様が求めるインターネットのあらゆるサービスを総合的に提供する SaaS インターチェンジ SOA, MashUp, SOAP, XML・ ・ ・ 各SaaSモジュール間のデータ 交換を行なう SaaS Monitor SaaSモジュールの稼動状況を 監視・オペレーション支援を行なう 構築するため、今後も、開発や設備投資は行っていかなければなりません。先行 投資とご理解いただくためにも、通期の目標を達成すべく一層の緊張感を持って 経営にあたってまいる所存です。株主の皆さまにおかれましては、引き続きの SaaSモニタ セキュリティ・サース・カンパニーを目指します。 ◆SaaS (サース) とは きていませんが、 これは利益を創出する源泉となるものです。安定した経営基盤を SaaSインターチェンジ ています。セキュアヴェイルは、 このSDCを核として従来の運用サービス、 ログ 分析サービスに加え、監査サービス、データ保管サービス、 さらに企業および きました。今、 まさにその仕組みづくりを行っている最中で、 まだ目に見えた形で現れて SaaS型サービスを行なう 1 てきています。SDCは、 日本でも有数のネットワークセキュリティ環境を完備した データセンターで、 セキュリティの専門家が、24時間365日ネットワークを監視し SaaS モジュール ご支援を賜りますようお願い申し上げます。 ShaSeenトップページ、http://Shaseen.jp SDC(セキュア・デリゲーション・センター) 日本でも有数のセキュリティ環境 を完 備したデータセンターで、 24H365Dの運用監視を行なう SDC(Secure Delegation Center) Software as a Service ソフトウェアの機能のうち、ユーザーが必要とするものだけをサービスとして 配布し利用できるようにしたソフトウェアの配布形態。サービス型ソフトウェアとも呼ばれる。ユーザーは 当社による適用事例 ShaSeen(フォトストレージプリントSaaS型サービス) 1 介してソフトウェアをオンラインで利用するという点でASPサービスと似ており、一般的なASPサービスを ● それぞれのSaaSモジュールとの連携によるサービス価値・ 2 LogStare連携によるアクセスログ分析(セキュリティ&マーケティング) 3 NetStare連携によるシステム稼動状況の確認(リソース最適) 指す場合もある。 ASP関連市場は年率30%の成長が見込まれます PICK UP DataStare連携による印刷業者とのセキュアな写真データの交換(二次流出の防止) 必要な機能のみを必要なときに利用でき、利用する機能に応じた分だけの料金を支払う。ネットワークを 品質向上 (億円) ASP関連市場規模の予測 「ShaSeen」画像保管・アルバム製本サービス ここにきて、従来のASPを発展させたSaaS(サース・Software as a Service) という考え方が広 平成19年10月22日からスタートした『ShaSeen(しゃし〜ん)』は、 がってきています。総務省も2007年4月にASP・SaaSの課題と今後の普及促進策について調 インターネットを通じ、写真画像をアップロードするだけで、 データの 査研究を行い、報告書にまとめるとともに、 「ASP・SaaS普及促進協議会」を設立しました。そ 保管ができます。さらに子供の成長記録や趣味の写真など好み の報告書によると、 このASP関連市場は年率30%の成長を続け、2010年には1.5兆円強の規 の写真をドラックアンドドロップの簡単な操作で、Webアルバム 模になると推計されています。今後企業は、 ソフトウェアやサーバなどを所有せず、企業のデータ、 セ の作成から知人との画像共有、アルバム製本までができる キュリティも含めたデータ管理、 アプリケーションソフト本体など、ほぼすべてをインターネットを通 サービスです。このサービスを足がかりとして、 データ保管サービス じて、サービスとして利用する方向へシフトしていくことが予想されています。 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 (注)ASP関連市場には、 セキュリティ・ホスティング等のデータセンターを含む。 PICK UP へと拡大していきたいと考えています。 ※出所:ASP・SaaSの普及促進策に関する報告書 3 4 Our Businesses 事業案内 MSSP 事業 L AP 事業 マネージド・セキュリティ・サポート・プロバイダー事業 ■ネットワーク・セキュリティシステムを NetStare(運用・監視サービス)の概念チャート トータルでサポート ログ・アナリシス・プロバイダー事業 ■ 多彩な角度から、 簡単にログの監視や R ○ LogStare のレポート画面比較 分析ができる環境を提供します お客様のネットワーク・セキュリティシステムを、24時間365日、 当社で開発したログ分析システム「LogStare R(ログステア) 」 を使用し、 いつも安全で効果的に機能させるためのサービスをトータルで コンピュータの利用履歴であるログをさまざまな角度から分析をおこ 提供しています。セキュリティシステムの設計・構築とそれに伴う ない、 監視もできるシステムをご提供する事業です。 ログは、 「誰が、 いつ、 コンサルティングから導入後の運用管理、監査サービスまで、 何をしたか?」 を示す、 コンピュータの履歴。情報漏えいなどの抑止や、 原因 お客様の細やかなニーズに合わせて最適な環境を整備し、 ご提 究明、証拠としてログの管理は企業防衛対策のひとつです。 ログをユーザーのみで 管理するのは非常に困難 (月100万件〜3000万件以上) 大量に排出されるログの処理、 ログの解読には専門知識と手間が必要 案します。 ■ 新バージョン 『LogStare ■『NetStare Manager』の販売を開始、 すでに大手の通信事業者に提供しています 当社が開発し使用する運用システム「NetStare(ネッ トステア) 」 を事 業者の管理者向けにカスタマイズしたシステムを開発し、 「NetStare NetStare Manager運用システム R Tetra (ログステア・テトラ) 』をリリース R ○ LogStare Tetraの分析の流れ 回答 質問 Manager(ネットステア マネジャー)」 として販売を始めました。すで に大手通信事業者に提供しています。 「NetStare Manager」は、 当社がネットワーク・セキュリティの運用・監視に使用しているシス テムを、 ユーザー向けにカスタマイズした運用支援ツールで、 複数の ネットワークセキュリティ機器を一元管理することが可能です。今後 はこのシステムを多くのグループ会社を持つ企業や通信事業者、 レンタルサーバ業者などに拡販してまいります。 6月に、 ログ分析システム 「LogStareR」 シリーズの処理スピード及び 機能の自動化を図っており、 セキュリティポリシーに違反した場合 処理データ量を向上し、 運用担当者の業務を軽減するための機能を に警告を発するなどアラート機能も強化されています。また、管理 追加・拡張した新バージョン 「LogStare R Tetra (ログステア・テトラ) 」 者は自由にしきい値を設定・監視・警告でき、関係者へのメール の発売を発表しました (製品の市場へのサービスインは8月)。今回 通知も自動化されるなど、他社との差別化を図った製品となって R 発売された「LogStare Tetra」では、 ログを分析するだけでなく管理 ■ MSSP事業の中間期の業績について MSSP事業の平成20年3月期中間期の売上高は、4億67百 ティシステムの構築・コンサルティングサービスが前年同期に ■ LAP事業の中間期の業績について 万円(前年同期比10.6%減) となりました。これは、 ネットワーク 比較し、 やや減少したものの、運用・監視サービス、ヘルプデスク LAP事業の平成20年3月期中間期の売上高は40百万円(前年 の紹介がパートナーやエンドユーザーに十分できませんでした。 機器の行きわたり感から大きな購買がなく、当社の売上高の過 サービス、監査サービス等の当社の事業目的であるストック型サー 同期比28.4%増) となりました。これは、 ログ分析機器の新バー 下期には、 これまでASPサービスとハードウェア型アプライアンス製 ビスに関しては前年同期比148.8%と推移しており、新規顧客の ジョンである「LogStare R Tetra」の開発が遅れ、 市場へのサービス 品で提供してきた「LogStare 半を占めるセキュリティ製品の販売が低調に推移し、売上高に 貢献できなかったためです。それに引っ張られるように、 セキュリ 5 います。 獲得が進んでいます。 インが8月になったことが要因です。このため「LogStare R Tetra」 R Tetra」を多様なユーザニーズに 応えるためソフトウェアでも提供し、同事業の強化を図ります。 6 Financial Statements 財務諸表 ■中間貸借対照表 当 科 目 ● (単位:千円) 中 間 期 前 中 間 (単位:千円) 期 科 目 (平成19年9月30日現在) (平成18年9月30日現在) 資 産 の 部 当 ● 中 間 期 前 中 間 ■中間損益計算書( 要 旨 ) 期 当 科 目 728,170 859,024 469,089 566,495 281,487 売 棚 そ 掛 卸 金 資 の 181,317 31,793 66,053 他 45,969 17,783 276,586 91,282 固 定 資 産 有 形 固 定 資 産 買 掛 金 148,708 147,721 前 受 金 57,066 29,860 208,692 産 64,409 21,541 物 36,927 7,386 車 両 運 搬 具 1,108 1,627 工具・器具及び備品 26,373 12,526 133,223 38,168 63,276 37,927 賞 そ 与 引 当 の 金 他 ● 無 形 固 定 資 産 ソ フ ト ウ ェ ア ソフトウェア仮 勘 定 そ の 他 69,705 - 241 241 投資その他の資産 78,954 31,572 投 資 有 価 証 券 29,382 - 差 入 保 証 金 そ の 他 45,366 50,611 281,487 17,064 24,424 219,071 723,478 731,235 金 361,950 361,950 資 本 剰 余 金 338,950 338,950 利 益 剰 余 金 22,578 30,335 資 本 2,196 1,004,756 950,306 (注)1、記載金額は千円未満の端数を切捨てて表示しております。 2、消費税等の会計処理は税抜き方式によっております。 7 科 目 中 間 期 前 自 平成19年4月 1日 至 平成19年9月30日 (単位:千円) 中 間 営業活動によるキャッシュ・フロー 400,318 410,724 投資活動によるキャッシュ・フロー △107,482 △7,920 107,937 144,368 財務活動によるキャッシュ・フロー - 411,545 販売費及び一般管理費 182,223 140,656 現金及び現金同等物増減額(△) △15,170 360,513 営業利益又は営業損失(△) △74,285 3,712 現金及び現金同等物の期首残高 484,260 205,981 営 業 外 収 益 678 3 現金及び現金同等物の中間期末残高 469,089 566,495 営 業 外 費 用 - 24,997 △73,607 △21,281 6,406 - △80,013 △21,281 上 原 価 売 上 総 利 益 特 別 損 失 法人税、住民税及び事業税 829 519 法人税等調整額 △3,538 1,656 中間純損失(△) 92,312 期 自 平成18年4月 1日 至 平成18年9月30日 △43,111 (注)記載金額は千円未満の端数を切捨てて表示しております。 △23,457 △77,304 ■中間株主資本等変動計算書 当 中 間 期(自 平成19年4月1日 至 平成19年9月30日) 株主資本 資本剰余金 資本金 評 価・換 算 差 額 等 △208 - その他有価証券評価差額金 △208 - 平成19年3月31日 残高 361,950 338,950 中間純損失 純 資 産 合 計 723,269 731,235 負債純資産合計 1,004,756 950,306 (単位:千円) 評 価・換 算 差 額 等 利益剰余金 株 主 資 本 合 計 その他有価証券評価差額金 評価・換算差額等合計 99,882 800,782 △77,304 △77,304 △106 △106 純資産合計 800,676 当中間会計期間中の変動額 当中間会計期間中の 変動額(純額) 当中間会計期間中の変動額合計 資 産 合 計 当 (注)記載金額は千円未満の端数を切捨てて表示しております。 29,376 4,205 期 555,093 税引前中間純損失(△) 純 資 産 の 部 株 主 資 本 間 508,256 経 常 損 失 (△) 負 債 合 計 建 25,100 中 219,071 売 現 金 及 び 預 金 前 期 自 平成18年4月 1日 至 平成18年9月30日 負 債 の 部 流 動 負 債 間 自 平成19年4月 1日 至 平成19年9月30日 (平成19年9月30日現在) (平成18年9月30日現在) 売 上 高 流 動 資 産 中 ■中間キャッシュ・フロー計算書( 要 旨 ) (単位:千円) 平成19年9月30日 残高 △77,304 △102 △102 △102 - - △77,304 △77,304 △102 △102 △77,406 361,950 338,950 22,578 723,478 △208 △208 723,269 (注)記載金額は千円未満の端数を切捨てて表示しております。 8 Topics Stock Information トピックス 1 株式情報 クライアントパソコンのセキュリティ対策状況を自己診断 できるサービス「コンプライアンス・チェッカー」を開始 2 ■ IRの取り組み コンピュータシステムの運用監視・ログ分析業務で 「ISO/IEC27001」の認証を取得 (回答率3. 6%) 株主様アンケートの結果をご報告いたします。 株主様の声をうかがい、 今後、 当社のIR活動の参考にする 診断サイトにアクセスし、設問に答えるだけで、 自社のクライアント パソコンにおけるセキュリティ対策の状況を自己診断できる企業 向けサービス「コンプライアンス・チェッカー」を6月5日から開始 しました。コンピュータセキュリティ対策には、技術的要素と人的 要素があり、 その両方が揃っていなければなりません。 「コンプラ イアンス・チェッカー」は、各社員が診断サイトにアクセスし設問に 回答している間に、診断プログラムが、社員のパソコン1台1台の 設定状況やネットワーク接続状況など技術的なセキュリティレベ ルを自動的にチェックし SDC)セキュア・デリゲーション・センター) ます。セキュリティ対策 技術的対策 & 人的対策 の状況を「達成率」とい う数字で評価するため、 ひと目で弱点が把握でき、 インターネット 具体的で有効なセキュリ ティ対策を実施すること が可能です。初年度の サービスライセンス数を 100ライセンス、売上5千 パソコン利用者 システム管理者 お 客様 万円を見込んでいます。 ■コンプライアンス・チェッカー サービスの流れ 第 1 回 支 援 企 業 の 概 要 会 社 名 株式会社アビオン (本社・東京中野区、代表者一氏 和夫、資本金1000万円) 事 業 内 容 内 容 データセンター設備 などの提供予定期 9 アプリケーション開発、インターネット・ウェブページの作成、 Javaアプレット、アプリケーションの開発。 同社が運営するJetCHAT のノウハウを活用しインターネット 上でのチャットを自動的にBlog(ブログ)化する「Web2.0」 型のコミュニケーションサイトの立ち上げ。 平成19年9月1日〜平成20年2月29日。 2007 年6 月11 日付けで情報セキュリティマネジメントシステムの 国際規格である「ISO/IEC27001」の認証を、本社をはじめと する東京ブランチ、松山ブランチの全事業所を対象に取得いた しました。今回の認証は、 セキュアヴェイルが提供する「コンピュー タシステムの運用監視サービス」と「ログの分析サービス」、 それ らの営業活動を対象としています。今後も、 お客様の情報資産 をより適切に管理・運用するために、全社をあげてセキュリティ ポリシーに基づいたさらなる情報セキュリティマネジメントシステム の強化に取り組むとともに、 お客様に対し信頼性の高いサービス を提供して参ります。 3 全国のITベンチャー企業を対象にビジネス環境の提供、 経営指導等の支援を行う「ABCプログラム」を発表、 第1号 支援企業は株式会社アビオンに決定しました。 全国のインターネッ トを活用したベンチャー企業に対し、 高セキュア なビジネス環境の提供、 経営指導等の支援を行う 「ABC (ANGEL BUSINESS COLLABORATION) プログラムを立ち上げ、 6月から 募集を開始しました。このほど、第1号支援先企業が決定いたし ました。走り出したばかりのベンチャー経営者は物心両面で様々 な悩みを持っています。これに対し、 当社は自社の持つネットワーク 環境を利用し、ベンチャー企業がビジネスを行うために必要な データセンター設備、 セキュリティシステム環境の貸与、 インター ネット接続回線、 その光熱費等の維持費用を一定期間無償提供 するほか、技術支援も行います。また、 コラボレーションとして日本 アジア投資株式会社(JASDAQ・コード8518) が、 ベンチャーキャ ピタルとしての投資育成の実績と経験を活かし、 ビジネス化に必要 な経営指導を行います。将来有望な事業に対しては更なるビジ ネス推進のための資金提供も行い、 セキュアヴェイルはこれから の成長過程にある企業とコラボレートすることにより、新たなビジ ネスに繋げて行きたいと考えております。 ため、 第6期事業報告書にアンケートを同封いたしました。 その結果、当社は新規公開株であり、当社の将来性に期 待して株をご購入いただいた株主様が多く、 また説明会や IRサイトの充実など情報開示を望む声をいただきました。 それに答え、 関西圏のみではありますが、 6月〜8月にかけて、 個人投資家向けの説明会を開催いたしました。また、 「業績、利益向上のための強力な施策の実施」や「早期 配当」を含む厳しいご意見も多数頂戴しました。皆様の声 を真摯に受けとめ業績回復に努める所存です。 Q 当社の株式を取得された 理由は何ですか 8% 株価 将来性 その他 5% 新規公開銘柄のため 31% 事業内容 36% 業績 財務内容 Q 13% 1% 今後当社の株式について どのような方針をお持ちですか 買い増し 未定 値上がり後売却 ■株式の状況(平成19年9月30日現在) 今後当社の情報開示および IR活動に望まれることは何ですか Q その他 25% 会社説明会の実施 8% 9% 13 % 長期保有 すぐに売却 6% 株主向けセミナー・講演会の開催 14% 29% 30% 10% 40% 22% IRサイトの充実 財務情報などの開示強化 ■株式分布状況(平成19年9月30日現在) ■ 発行可能株式総数 : 78,000株 26,400株 1,462名 ■ 発行済株式の総数 : ■ 株主数 : 証券会社 9名・0.61% 金融機関 3名・0.21% 外国法人等 3名・0.21% その他の法人 11名・0.75% ■大株主の状況(平成19年9月30日現在) 持株数(株) 議決権比率(%) 臣 13,014 49.29 大阪投資育成第2号投資事業有限責任組合 1,625 6.15 二 914 3.46 大阪証券金融株式会社 509 1.92 隆 401 1.51 三 今 木 個人・その他 1,436名・98.22% 当社への出資状況 株主名 米 所有者別 株主数 政 亮 口 高 橋 典 士 400 1.51 池 谷 誠 一 258 0.97 日本 アジア 投 資 株 式 会 社 258 0.97 野 村 證 券 株 式 会 社 227 0.85 ファーストサ ーバ株式会社 220 0.83 その他の法人 509株・1.93% 外国法人等 252株・0.95% 証券会社 647株・2.45% 金融機関 579株・2.19% 所有者別 株式数 個人・その他 24,413株・92.48% 10 ■会社の概要(平成19年9月30日現在) ■役員(平成19年9月30日現在) 設 立 年 月日 平成13年8月20日 代表取締役社長 資 3億6,195万円 取 締 役 取 締 役 取 締 役 取 締 役 本 金 主要な事業内容 本 社 および 事 業 所 コンピュータ・ネットワーク・セキュリティシステムの設計、 構築、運用支援、 ログ分析および関連製品の販売。 本社 大阪府大阪市北区東天満1-1-19アーバンエース東天満ビル TEL:06-6136-0020 FAX:06-6136-0018 URL:http://www.secuavail.com 東京ブランチ 東京都千代田区内幸町1-1-1 帝国ホテルタワー16F TEL:03-5511-8757 FAX:03-5511-8758 常 勤 監 査 役 監 査 役 監 査 役 松山ブランチ 愛媛県松山市三番町6-8-1 太陽生命松山ビル TEL:089-933-0228 FAX:089-933-0253 米 三 大 鈴 上 中 大 上 今 木 谷 木 原 川 江 田 政 亮 嘉 宗 武 有 雄 勝 臣 二 夫 俊 彦 造 治 久 ■株主メモ 事 業 年 度 毎年4月1日から翌年3月31日まで 同 定 時 株 主 総 会 毎年6月開催 基 日 定時株主総会 毎年3月31日 期末配当金 毎年3月31日 中間配当金 毎年9月30日 そのほか必要があるときは、 あらかじめ公告して定めた日 株 主 名 簿 管 理 人 〒100-0005 東京都千代田区丸の内一丁目4番5号 三菱UFJ信託銀行株式会社 同 事 務 取 扱 場 所 〒530-0004 大阪市北区堂島浜一丁目1番5号 三菱UFJ信託銀行株式会社 大阪証券代行部 電話 0120-094-777(通話料無料) 取 次 所 三菱UFJ信託銀行株式会社 野村證券株式会社 全国本支店 全国本支店 なお、株式関係のお手続き用紙のご請求は、次の三菱UFJ 信託銀行の電話及びインターネッ トでも24時間承っております。 準 ●電話 (通話料無料) 0120-244-479(本店証券代行部) 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