ド レ ミ フ ァ の 様 に 全 音 + 全 音 + 半 音 の 構 造 の テ ト ラ コ ー ド を Major tetra chord ( メ ジ ャ ー テ ト ラ コ ー ド )と い い 、 他 に 数 種 類 の テ ト ラ コ ー ド が 存 在 す る 。 楽譜のカッコは半音の位置であり、 全音、半音の組み合わせは、次の通り。これは参考ですので、メジャーテトラコードの み マ ス タ ー を 、 目 標 に し て く だ さ い 。 他 は そ う 言 う の も 存 在 す る と 言 う 認 識 で OK で あ る 。 楽譜2で、メジャーテトラコード以外は、二つの歌い方を表記した、これはどちらも使わ れることがある。上が、移動ド的な読み方、下が固定ド的な歌い方である。 ● Major tetra ch ord =全音+全音+半音 ● Minor tetra chord =全音+半音+全音 ● Phrigia tetra chord =半音+全音+全音 ● Whole tone tetra chord =全音+全音+全音 ● 他 に Harmonic tetra chord= 半 音 + 短 3 度 + 半 音 楽譜3 ここで、色々なキーに行く前に、和音の展開のソルフェージ練習をしてみよう。 初 心 者 は 、 コ ー ド が C( C メ ジ ャ ー ) だ と い う と 、 ド ミ ソ と い う イ メ ー ジ が 強 い と 思 う が 、 ミソド、ソドミも C であるという事を理解して欲しい。 他 の 二 つ の コ ー ド 、 F,G で も 同 様である。 ピアノと一緒に歌ったり、自分の楽器で歌っては吹き、ものにしてもらいたい。 -5- さて、ソルフェージの最初にやったパターンを思い出して頂きたい。 楽譜4 この練習の主眼は、ミの音を、レやファに置き換えても正しく音程が取れること。 ドから見て、またソから見た、3度、2度、4度の音程感覚をつかむことにあった。その 辺は充分練習を積まれて自信がついてきている頃と思うが、如何だろう。 こ の 練 習 を 少 し だ け 書 き 換 え る と 、 C-F-G-C る 人 向 け に 言 う と 、 Tonic というコード進行、中級の勉強をしてい - Sub dominant - Dominant - Tonic という典型的な進行(クラ シックでは正格カデンツと呼ぶ)になるのである。 楽譜5 さ て 次 の 練 習 は 、「 ド レ ミ フ ァ 」 と 「 ソ ラ シ ド 」 が ま っ た く 同 じ 、 全 音 + 全 音 + 半 音 と い う 構 造( テ ト ラ コ ー ド )な の を 利 用 し て 、1 回 目 は ド ミ ソ ミ ~ の 歌 い 方 で 、楽 器 の 人 は 、 心の中でそう歌いながら演奏する。そして次に、ソシレシ~の歌い方で歌った後、心の中 でそう歌いながら演奏する。出来ればピアノなどで音を出して練習するか、サックス、フ ルートなどで、吹いては歌い吹いては歌うのが良いだろう。 一応♭3個、#3個までを提示しているが、それ以上増やしても同様である。 つまり、 ● C メジャースケール= C メジャーテトラ(ドレミファ)+ G メジャーテトラ(ソラシ ド) ● F メ ジ ャ ー ス ケ ー ル = F メ ジ ャ ー テ ト ラ( ド レ ミ フ ァ )+ C メ ジ ャ ー テ ト ラ ( ソ ラ シ ド ) ● G メジャースケール= G メジャーテトラ(ドレミファ)+ C メジャーテトラ(ソラシ ド )・ ・ ・ と な る わ け だ が 、 同 じ C メ ジ ャ ー テ ト ラ で も 、 上 記 の 赤 い 部 分 の よ う に 歌 い 方 は違うので、予め2種類の(ドレミファ、ソラシド)歌い方を練習する必要があるのであ る。 -6- 楽譜6 楽譜7は、#を1個ずつ増やすキーの練習であるが、♭系の時と違って、ドレミファソを フ ァ ソ ラ シ ド と 読 む に は 、第 4 音 を # し な く て は な ら な い 。調 号 が 変 わ っ て く る の で あ る 。 少し難しいが、挑戦して欲しい。 つまり、ドレミファソ=ソラシドレ、そして第4音を#すれば、ファソラシドとも歌える のである。また、メジャーコードは、ドミソ=ソシレ=ファラドと読み替え可能なのであ る。この考え方、やり方で、少しづつ、#、♭を増やして移動読みしていけば、遠からず 12キー制覇は夢ではない。12キーを移動読みできれば、あらゆる曲、フレーズをどん なキーでも演奏できるので、アドリブには強力な武器になるだろう。 -7- 楽譜7 -8-
© Copyright 2024 Paperzz